(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-09
(54)【発明の名称】遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20230101AFI20231101BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20231101BHJP
【FI】
H04W72/04
H04W28/04 110
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023524724
(86)(22)【出願日】2021-11-04
(85)【翻訳文提出日】2023-04-21
(86)【国際出願番号】 CN2021128635
(87)【国際公開番号】W WO2022095923
(87)【国際公開日】2022-05-12
(32)【優先日】2020-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ホッセイニ、サイードキアヌーシュ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ファン、イー
(72)【発明者】
【氏名】ディモウ、コンスタンティノス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD24
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ13
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが説明される。ユーザ機器(UE)が、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し得る。UEは、半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し得る。UEは、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。UEは、重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信することと、
前記半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視することと、
前記ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中で前記UEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記第2のアップリンク制御リソース中で前記アップリンクフィードバックメッセージを送信すること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
動的スロットフォーマットインジケータを監視することをさらに備え、
前記第1のアップリンク制御リソースが、前記ダウンリンクリソース、前記フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、前記UEが前記動的スロットフォーマットインジケータを監視することに少なくとも部分的に基づく、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アップリンクフィードバックメッセージを送信するために、時間領域において前記第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別することをさらに備え、
前記第2のアップリンク制御リソースは、前記次のアップリンク制御リソースを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のアップリンク制御リソースを識別すること、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2の半永続的スケジューリング構成を示す第2の構成メッセージを受信することと、
前記第2の半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、第2のダウンリンクデータ送信を監視することと、
前記第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する前記第2のアップリンク制御リソース中で前記UEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージ、前記第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を送信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、前記第3のアップリンク制御リソース中で、前記ダウンリンクデータ送信に対応する前記アップリンクフィードバックメッセージを送信すること、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、前記第3のアップリンク制御リソース中で、前記第2のダウンリンクデータ送信に対応する前記第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信すること、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンリンクデータ送信に対応する前記アップリンクフィードバックメッセージと、前記第2のダウンリンクデータ送信に対応する前記第2のアップリンクフィードバックメッセージとを送信することを控えること、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記アップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタと、前記第2のアップリンクフィードバックメッセージについての前記送信遅延に対応する第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタとを始動することと、
前記第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップすることと、
前記第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップすることと、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)に、前記UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信することと、
前記半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、前記UEにダウンリンクデータ送信を送信することと、
前記ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中で前記UEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、
を備える、方法。
【請求項12】
前記第2のアップリンク制御リソース中で前記アップリンクフィードバックメッセージを受信すること、
をさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
動的スロットフォーマットインジケータを送信することをさらに備え、
前記第1のアップリンク制御リソースが、前記ダウンリンクリソース、前記フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、前記UEが前記動的スロットフォーマットインジケータを監視することに少なくとも部分的に基づく、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記アップリンクフィードバックメッセージを受信するために、時間領域において前記第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別することをさらに備え、
前記第2のアップリンク制御リソースは、前記次のアップリンク制御リソースを備える、
請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のアップリンク制御リソースを識別すること、
をさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記UEについての第2の半永続的スケジューリング構成を示す第2の構成メッセージを送信することと、
前記第2の半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、前記UEに第2のダウンリンクデータ送信を送信することと、
前記第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する前記第2のアップリンク制御リソース中で前記UEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージ、前記第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を受信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別することと、
をさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、前記第3のアップリンク制御リソース中で、前記ダウンリンクデータ送信に対応する前記アップリンクフィードバックメッセージを受信すること、
をさらに備える、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、前記第3のアップリンク制御リソース中で、前記第2のダウンリンクデータ送信に対応する前記第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信すること、
をさらに備える、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンクデータ送信に対応する前記アップリンクフィードバックメッセージと、前記第2のダウンリンクデータ送信に対応する前記第2のアップリンクフィードバックメッセージとを受信することを控えること、
をさらに備える、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、を備え、前記命令は、前記装置に、
半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信することと、
前記半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視することと、
前記ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中で前記UEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項21】
前記命令は、前記装置に、
前記第2のアップリンク制御リソース中で前記アップリンクフィードバックメッセージを送信すること、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
前記命令は、前記装置に、
動的スロットフォーマットインジケータを監視することを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能であり、
前記第1のアップリンク制御リソースが、前記ダウンリンクリソース、前記フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、前記UEが前記動的スロットフォーマットインジケータを監視することに少なくとも部分的に基づく、
請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記命令は、前記装置に、
前記アップリンクフィードバックメッセージを送信するために、時間領域において前記第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別することを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能であり、
前記第2のアップリンク制御リソースが前記次のアップリンク制御リソースを備える、
請求項20に記載の装置。
【請求項24】
前記命令は、前記装置に、
前記構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のアップリンク制御リソースを識別すること、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項25】
前記命令は、前記装置に、
第2の半永続的スケジューリング構成を示す第2の構成メッセージを受信することと、
前記第2の半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、第2のダウンリンクデータ送信を監視することと、
前記第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する前記第2のアップリンク制御リソース中で前記UEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージ、前記第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を送信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別することと、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項26】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、を備え、前記命令は、前記装置に、
ユーザ機器(UE)に、前記UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信することと、
前記半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、前記UEにダウンリンクデータ送信を送信することと、
前記ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中で前記UEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、
前記重複に少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項27】
前記命令は、前記装置に、
前記第2のアップリンク制御リソース中で前記アップリンクフィードバックメッセージを受信すること、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記命令は、前記装置に、
動的スロットフォーマットインジケータを送信することを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能であり、
前記第1のアップリンク制御リソースが、前記ダウンリンクリソース、前記フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、前記UEが前記動的スロットフォーマットインジケータを監視することに少なくとも部分的に基づく、
請求項26に記載の装置。
【請求項29】
前記命令は、前記装置に、
前記アップリンクフィードバックメッセージを受信するために、時間領域において前記第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別することを行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能であり、
前記第2のアップリンク制御リソースは、前記次のアップリンク制御リソースを備える、
請求項26に記載の装置。
【請求項30】
前記命令は、前記装置に、
前記構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のアップリンク制御リソースを識別すること、
を行わせるために前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項26に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2020年11月4日に出願された「UPLINK CONTROL RESOURCE DETERMINATION FOR SEMI-PERSISTENT WITH DELAYED FEEDBACK REPORTING」と題する、HOSSEINIらによるギリシャ特許出願第20200100664号の利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
[0002]以下はワイヤレス通信に関し、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定を含む。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つまたは複数の基地局または1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【発明の概要】
【0004】
[0004]説明される技法は、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、説明される技法は、ユーザ機器(UE)に、UEについてのスケジュールされた通信を示す制御情報(たとえば、半永続的スケジューリング(SPS:semi-persistent scheduling)および/または構成されたグラント(CG:configured grant)リソースの半永続的構成)を送信し得る、基地局を提供する。基地局は、UEへのダウンリンクデータ送信(たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信)をスケジュールおよび実施し得るが、UEが場合によってはアップリンクフィードバックメッセージ送信(たとえば、ハイブリッド自動再送/要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックメッセージ)のために使用するであろうアップリンク制御リソースは、少なくともある程度、ダウンリンクリソースと重複し(たとえば、アップリンク制御リソースは、シンボルおよび/またはスロットレベルでダウンリンクリソースとして再構成され得る)および/またはフレキシブルリソースと重複し得る。したがって、UEおよび/または基地局は、基地局へのアップリンクフィードバックメッセージの送信のために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。第2のアップリンク制御リソースは、次の構成されたアップリンクリソース(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース)に対応し得るか、または、半永続的構成ごとに無線リソース制御(RRC)構成され得る。
【0005】
[0005]UEにおけるワイヤレス通信のための方法が説明される。本方法は、SPS構成を示す構成メッセージを受信することと、SPS構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を含み得る。
【0006】
[0006]UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、本装置に、SPS構成を示す構成メッセージを受信することと、SPS構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0007】
[0007]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、SPS構成を示す構成メッセージを受信するための手段と、SPS構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視するための手段と、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定するための手段と、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別するための手段と、を含み得る。
【0008】
[0008]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、SPS構成を示す構成メッセージを受信することと、SPS構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0009】
[0009]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0010】
[0010]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動的スロットフォーマットインジケータを監視するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第1のアップリンク制御リソースが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、UEが動的スロットフォーマットインジケータを監視することに基づき得る。
【0011】
[0011]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために、時間領域(time domain)において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第2のアップリンク制御リソースは次のアップリンク制御リソースを含む。
【0012】
[0012]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、構成メッセージに基づいて、第2のアップリンク制御リソースを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0013】
[0013]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のSPS構成を示す第2の構成メッセージを受信することと、第2のSPS構成に基づいて、第2のダウンリンクデータ送信を監視することと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第2のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージ、第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を送信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別することと、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0014】
[0014]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0015】
[0015]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0016】
[0016]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージとを送信することを控えるための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0017】
[0017]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタと、第2のアップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタとを始動することと、第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタに基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップすることと、第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタに基づいて、第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップすることと、を行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0018】
[0018]基地局におけるワイヤレス通信のための方法が説明される。本方法は、UEに、UEについてのSPS構成を示す構成メッセージを送信することと、SPS構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を含み得る。
【0019】
[0019]基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、本装置に、UEに、UEについてのSPS構成を示す構成メッセージを送信することと、SPS構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0020】
[0020]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。本装置は、UEに、UEについてのSPS構成を示す構成メッセージを送信するための手段と、SPS構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信するための手段と、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定するための手段と、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別するための手段と、を含み得る。
【0021】
[0021]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、UEに、UEについてのSPS構成を示す構成メッセージを送信することと、SPS構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0022】
[0022]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0023】
[0023]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動的スロットフォーマットインジケータを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第1のアップリンク制御リソースが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、UEが動的スロットフォーマットインジケータを監視することに基づき得る。
【0024】
[0024]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために、時間領域において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、第2のアップリンク制御リソースは次のアップリンク制御リソースを含む。
【0025】
[0025]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、構成メッセージに基づいて、第2のアップリンク制御リソースを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0026】
[0026]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEについての第2のSPS構成を示す第2の構成メッセージを送信することと、第2のSPS構成に基づいて、UEに第2のダウンリンクデータ送信を送信することと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第2のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージ、第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を受信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別することとを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0027】
[0027]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、重複に基づいて、第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0028】
[0028]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0029】
[0029]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、重複に基づいて、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージとを受信することを控えるための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】[0030]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図。
【
図2】[0031]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
【
図3】[0032]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするフィードバック構成の一例を示す図。
【
図4】[0033]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするプロセスの一例を示す図。
【
図5】[0034]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイスのブロック図。
【
図6】本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイスのブロック図。
【
図7】[0035]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする通信マネージャのブロック図。
【
図8】[0036]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイスを含むシステムの図。
【
図9】[0037]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイスのブロック図。
【
図10】本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイスのブロック図。
【
図11】[0038]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする通信マネージャのブロック図。
【
図12】[0039]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイスを含むシステムの図。
【
図13】[0040]本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図14】本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図15】本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図16】本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法を示すフローチャート。
【
図17】本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0031】
[0041]ワイヤレス通信システムは、ユーザ機器(UE)のための半永続的リソースを構成し得る。たとえば、ダウンリンクデータ送信(たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信)をアクティブ化するダウンリンク制御情報(DCI)は、対応するハイブリッド自動再送/要求確認応答(HARQ-ACK)フィードバックメッセージについてのタイムライン(たとえば、リソース)をもシグナリングし得、これは、構成された物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを利用し得る。別の例では、(たとえば、半永続的スケジューリング(SPS)タイプ1)半永続的リソースは、無線リソース制御(RRC)シグナリング(たとえば、PDSCHリソースインジケータ(PRI)、K1値など)を使用して、構成/アクティブ化され得る。しかしながら、いくつかの状況(たとえば、スロットフォーマットインジケータ(SFI)ベースの変更)では、半永続的PUCCHリソースは、HARQ-ACKフィードバックメッセージ送信のために利用不可能であり得る。たとえば、構成された半永続的PUCCHリソースのうちの一部または全部が、今や、ダウンリンクリソース(DまたはDL)および/またはフレキシブルリソース(F)と重複し得る(たとえば、(1つまたは複数の)シンボルおよび/またはスロットは、アップリンク(UまたはUL)からフレキシブルリソースまたはダウンリンクリソースに再構成され得る)。したがって、UEは、基地局にHARQ-ACKフィードバックメッセージを送信することができないことがある。これは、UEが元のPDSCH送信を正常に受信および復号することができたかどうかにかかわらず、PDSCH再送信を生じ得る。
【0032】
[0042]本開示の態様は、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストで説明される。概して、説明される技法は、UEに、UEについての半永続的構成を示す制御情報(たとえば、半永続的スケジューリング(SPS)および/または構成されたグラント(CG)リソースの半永続的構成)を送信し得る、基地局を提供する。基地局は、UEへのダウンリンクデータ送信(たとえば、PDSCH送信)をスケジュールおよび実施し得るが、UEが場合によってはアップリンクフィードバックメッセージ送信(たとえば、HARQ-ACKフィードバックメッセージ)のために使用するであろうアップリンク制御リソースは、少なくともある程度、ダウンリンクリソースと重複し(たとえば、アップリンク制御リソースは、シンボルおよび/またはスロットレベルでダウンリンクリソースとして再構成され得る)および/またはフレキシブルリソースと重複し得る。したがって、UEおよび/または基地局は、基地局へのアップリンクフィードバックメッセージの送信のために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。第2のアップリンク制御リソースは、次の構成されたアップリンクリソース(たとえば、PUCCHリソース)に対応し得るか、または、半永続的構成ごとに無線リソース制御(RRC)構成され得る。
【0033】
[0043]本開示の態様は、さらに、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定に関係する装置図と、システム図と、フローチャートとによって示され、それらに関して説明される。
【0034】
[0044]
図1は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカルな)通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0035】
[0045]基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115および基地局105が1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が、1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。
【0036】
[0046]UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、固定、または移動、あるいは異なる時間にその両方であり得る。UE115は、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が
図1に示されている。本明細書で説明されるUE115は、
図1に示されるように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB:integrated access and backhaul)ノード、または他のネットワーク機器)など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0037】
[0047]基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、または互いと通信するか、あるいはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、あるいはその両方でバックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いと通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。
【0038】
[0048]本明細書で説明される基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBまたはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0039】
[0049]UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または加入者デバイス、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、他の例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスをも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、他の例の中でも、器具、または車両、メーターなどの様々な物体中で実装され得る、他の例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むか、またはそのように呼ばれることがある。
【0040】
[0050]本明細書で説明されるUE115は、
図1に示されるように、時々リレーとして働き得る他のUE115、ならびに、他の例の中でも、マクロeNBまたはgNB、スモールセルeNBまたはgNB、あるいはリレー基地局を含む基地局105およびネットワーク機器など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0041】
[0051]UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いとワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指し得る。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域(たとえば、帯域幅部分(BWP))の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、取得シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアのための動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用してUE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0042】
[0052]いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、初期の取得および接続がキャリアを介してUE115によって行われ得るスタンドアロンモードで動作され得るか、または、キャリアは、(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用して接続が定着される非スタンドアロンモードで動作され得る。
【0043】
[0053]ワイヤレス通信システム100中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信またはアップリンク通信を搬送し得るか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。
【0044】
[0054]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))のうちの1つであり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含み得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するために構成され得る。
【0045】
[0055]キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに増加させ得る。
【0046】
[0056]キャリアについて1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされ得、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)とサイクリックプレフィックスとを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は、複数のBWPで構成され得る。いくつかの例では、キャリアについての単一のBWPは、所与の時間にアクティブであり得、UE115のための通信は、1つまたは複数のアクティブBWPに制限され得る。
【0047】
[0057]基地局105またはUE115についての時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、ここで、Δfmaxは、サポートされる最大サブキャリア間隔を表し得、Nfは、サポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までにわたる)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0048】
[0058]各フレームは、複数の連続的に番号を付けられたサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割され得、各サブフレームは、いくつかのスロットにさらに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、サブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含んでいることがある。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存し得る。
【0049】
[0059]サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中で)動的に選択され得る。
【0050】
[0060]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルについての制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード的に構成された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおいて1つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補についてのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連付けられたいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照し得る。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0051】
[0061]各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または他のタイプのセル、あるいはそれらの任意の組合せを介して通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、ネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、または他のもの)に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する、地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々なファクタに応じて、より小さいエリア(たとえば、構造、構造のサブセット)からより大きいエリアまでにわたり得る。たとえば、セルは、他の例の中でも、建築物、建築物のサブセット、あるいは地理的カバレージエリア110間のまたはそれらと重複する外部空間であるか、またはそれらを含み得る。
【0052】
[0062]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域中で動作し得る。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供し得るか、または、スモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅またはオフィス中のユーザに関連付けられたUE115)に制限付きアクセスを提供し得る。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートし得、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をもサポートし得る。
【0053】
[0063]いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成され得る。
【0054】
[0064]いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複し得るが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。
【0055】
[0065]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的に近似的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0056】
[0066]MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用する中央サーバまたはアプリケーションプログラムにそのような情報を中継するか、あるいはアプリケーションプログラムと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、あるいはマシンまたは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
【0057】
[0067]いくつかのUE115は、半二重通信などの電力消費量を低減する動作モード(たとえば、送信および受信を同時にではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実施され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに電力節約ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限定された帯域幅上で動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内、キャリアの保護帯域内、またはキャリアの外部の定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る。
【0058】
[0068]ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信または低レイテンシ通信、あるいはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)など、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先度付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用適用例のために使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0059】
[0069]いくつかの例では、UE115は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0060】
[0070]いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、車両(たとえば、UE115)間の、サイドリンク通信チャネルなど、通信チャネルの一例であり得る。いくつかの例では、車両は、車両対あらゆるモノ(V2X)通信、車両間(V2V)通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信し得る。車両は、交通条件、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態、またはV2Xシステムに関連する任意の他の情報に関係する情報をシグナリングし得る。いくつかの例では、V2Xシステム中の車両は、路側ユニットなどの路側インフラストラクチャ、または車両対ネットワーク(V2N)通信を使用する1つまたは複数のネットワークノード(たとえば、基地局105)を介したネットワーク、またはその両方と通信し得る。
【0061】
[0071]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る、ユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、(1つまたは複数の)イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0062】
[0072]基地局105など、ネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティ140などの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合され得る。
【0063】
[0073]ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲内の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境的特徴によってブロックまたはリダイレクトされ得るが、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0064】
[0074]ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域、またはミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小さく、より間隔が密であり得る。いくつかの例では、これは、デバイス内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信よりも一層大きい大気減衰を受け、より短い範囲になり得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。
【0065】
[0075]ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、他の例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0066】
[0076]基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0067】
[0077]基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を活用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して、受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0068】
[0078]空間フィルタ処理、方向性送信、または方向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、あるいは何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0069】
[0079]基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との方向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって異なる方向において複数回送信され得る。たとえば、基地局105は、異なる送信方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0070】
[0080]特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向において送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、異なる方向において基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、最高信号品質またはさもなければ許容できる信号品質でUE115が受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0071】
[0081]いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実施され得、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成ビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向についてのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告し得、フィードバックは、システム帯域幅または1つまたは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するための、または(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0072】
[0082]受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、様々な信号を基地局105から受信するときに複数の受信構成(たとえば、方向性リスニング)を試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる方向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、または受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比(SNR)、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整合され得る。
【0073】
[0083]ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおける再送信をサポートするために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と維持とを提供し得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
【0074】
[0084]UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正確に受信される可能性を増加させるための1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線条件(たとえば、低信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、同スロットHARQフィードバックをサポートし得、ここで、デバイスは、特定のスロット中の前のシンボル中で受信されたデータについて、そのスロット中でHARQフィードバックを提供し得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロット中で、または何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを提供し得る。
【0075】
[0085]UE115が、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し得る。UE115は、半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し得る。UE115は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソースおよび/またはフレキシブルリソースと少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUE115によって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。UE115は、重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0076】
[0086]基地局105が、UE115に、UE115についての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信し得る。基地局105は、半永続的スケジューリング構成に少なくとも部分的に基づいて、UE115にダウンリンクデータ送信を送信し得る。UE115は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソースおよび/またはフレキシブルリソースと少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUE115によって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。基地局105は、重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0077】
[0087]
図2は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム200は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得る、基地局205および/またはUE210を含み得る。
【0078】
[0088]基地局205は、1つまたは複数の半永続的構成(たとえば、SPSおよび/またはCG構成)などのスケジュールされた通信を用いてUE210を構成し得る。各半永続的構成について、(たとえば、K1情報要素(IE)フィールド中で示される)HARQ-ACKフィードバックタイムラインは、半永続的構成をアクティブ化するDCIフォーマットで示され得る。K1フィールドがDCI中に含まれないかまたは場合によってはDCI中で示されない場合、K1は、RRCパラメータ(たとえば、RRC構成されたdl-DataToUL-ACK)によって提供され得る。所与のSPS構成の半永続的PDSCHオケージョンのために使用されるべきPUCCHリソース(たとえば、DCIによってアクティブ化されるSPSリソース)は、(1)アクティブ化するDCI後の第1のPDSCHについて、PUCCHリソースが、PRIによって決定され得ること、または(2)すべての他のPDSCHオケージョンについて、PUCCHリソースが、SPS-PUCCH-A/Nと呼ばれるRRCパラメータによって与えられ得ることによって決定され得る。SPSタイプ1シナリオでは、そのようなパラメータが、RRCシグナリングを介して提供され得る。
【0079】
[0089]いくつかのワイヤレス通信システムは、TDD様式で動作し得、ここで、(1つまたは複数の)スロットおよび/または(1つまたは複数の)シンボルが、アップリンク(U)、ダウンリンク(D)、または、たとえばアップリンクまたはダウンリンクのいずれかで使用するための、フレキシブル(F)のために利用可能として構成され得る。たとえば、UE210のために(1つまたは複数の)シンボルおよび/または(1つまたは複数の)スロットを構成/再構成するために、スロットフォーマットインジケータ(SFI)が使用され得る。そのようなTDDシステムでは、いくつかのSPSオケージョンについて、K1および/または動的/半静的PRIが、PUCCH送信のために有効でないPUCCHリソースをポイントし(point to)得ることが発生し得る。
【0080】
[0090]たとえば、SPS PDSCHオケージョンについて、K1が、半静的ダウンリンクスロットをポイントし得る。すなわち、基地局205が、半永続的構成の指示を用いてUE210を構成し得る。半永続的構成は、たとえば、RRCシグナリング、IPベースシグナリング、MAC制御要素(CE)などを使用する、UE210のために構成されたSPSおよび/またはCGリソースを含み得る。基地局205はその後、PDCCH215中でUE210に、UE210へのダウンリンク送信のためにPDSCH220オケージョンをアクティブ化するDCIグラントを送信し得る。K1および/または動的/半静的PRIは、UE210が、UE210がPDSCH220を正常に受信および復号することができたかどうかを示すフィードバックメッセージ(たとえば、HARQ-ACK)を送信するために使用するために利用可能でないPUCCHリソース(たとえば、PUCCH225)をポイントし得る。
【0081】
[0091]説明されたように、いくつかの状況では、UE210は、PUCCH225リソース(たとえば、第1のアップリンク制御リソース)が、フィードバックメッセージのアップリンク送信を実施するために利用可能でないと決定し得る。たとえば、UE210は、K1が半静的に構成されたダウンリンクスロット/シンボルをポイントすると決定し得る。すなわち、SPSリソースおよび/またはSPSリソースをアクティブ化するDCIについての半静的構成は、フィードバックメッセージを搬送する対応するPUCCH225送信のためにUE210が使用するべきである対応するアップリンク制御リソースが、DCIグラントを搬送するPDCCH215またはSPS PDSCHオケージョンに対応するPDSCH220の、N個のシンボル/スロット後に発生することを示す、PRIを含み得る。ただし、N個に対応するシンボル/スロットは、たとえば、SFI機構を介して、ダウンリンクシンボル/スロットとして構成され得る。したがって、N個に対応するシンボル/スロットは、ダウンリンクリソースおよび/またはフレキシブルリソースとの重複により、PUCCH225送信のために利用可能でない。いくつかの態様では、これはまた、K1およびPRIが、PUCCH225送信のために部分的に有効でないPUCCHリソース(たとえば、PUCCHリソースの(1つまたは複数の)シンボル/スロットのうちのいくつかが、(1つまたは複数の)半静的ダウンリンクシンボル/スロットと重複する)をポイントする状況に対応し得る。したがって、UE210は、ダウンリンクデータ送信(たとえば、PDSCH220)に対応する(たとえば、PUCCH225中で搬送される)アップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース(たとえば、ダウンリンク送信のために構成された(1つまたは複数の)シンボル/スロット)および/またはフレキシブルリソースと少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH225)中で送信されるようにスケジュールされることを識別するかまたは場合によってはそれを決定し得る。
【0082】
[0092]いくつかのワイヤレス通信システムでは、そのような重複が発生するとき、PUCCH225送信は単にドロップされる。すなわち、SPSのためのPUCCHリソースが、無効な(1つまたは複数の)シンボル/スロットと衝突するとき、フィードバックメッセージのPUCCH送信は、UE210によってドロップされることになる。しかしながら、これは、HARQ-ACKがそれについてドロップされたSPS PDSCHのすべてが、今度は再送信されなければならないことになるようなTDD帯域では、コストがかかる。すなわち、構成されたPUCCHリソースが、ダウンリンクおよび/またはフレキシブルリソースと現在重複することにより、HARQ-ACKフィードバックメッセージをドロップすることは、基地局205がHARQ-ACKフィードバックを受信しないことを生じることになる。その状況では、基地局205は、ドロップされたHARQ-ACKフィードバック中で示されるPDSCHオケージョンの再送信を実施しなければならないことになる。これは、UE210が、そのような再送信を受信し、再送信のためのHARQ-ACKフィードバックを決定し、送信することを必要とすることになる。これは、オーバージエアリソース、基地局205および/またはUE210における処理、増加されたレイテンシ、低減されたQoS満足などに関してコストがかかり得る。
【0083】
[0093]したがって、説明される技法の態様は、基地局205および/またはUE210が、PUCCH225送信を、将来の有効なPUCCHオケージョン(たとえば、PUCCH230)まで遅延させ得る様々な機構を提供する。より詳細には、説明される技法の態様は、基地局205および/またはUE210が、遅延されたPUCCH225の送信のために次の利用可能なPUCCHオケージョンを決定し得る様々な機構を提供する。いくつかの態様では、これは、基地局205および/またはUE210が、基地局205にフィードバックメッセージ(たとえば、HARQ-ACKフィードバック)を送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH230)を識別するかまたは場合によっては決定することを含み得る。したがって、いくつかの例では、UE210は、第2のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH230)中で、アップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、元々PUCCH225中で送信されるべきHARQ-ACKフィードバックメッセージ)を送信し得る。PUCCH230は、(1つまたは複数の)異なるPDSCHオケージョンについてのフィードバックメッセージを搬送するようにすでに構成され得るので、UE210は、(元々PUCCH225についてスケジュールされた)PDSCH220に対応するフィードバックメッセージを(1つまたは複数の)異なるPDSCHオケージョンについてのフィードバックメッセージと組み合せ得るか、または、PUCCH230中で別個のフィードバックメッセージを送信し得る。いくつかの例では、(1つまたは複数の)フィードバックメッセージが、PUCCHおよび/またはPUSCH送信において送信され得る。
【0084】
[0094]説明される技法の態様は、UE210が動的SFI指示(たとえば、DCIフォーマット2_0中で提供されるSFI指示)を監視するように構成されるか否かに関して、2つの使用ケースを区別し得る。1つの使用ケースでは、UE210は、動的SFI指示を監視するように構成されないことがある。いくつかの場合には、PUCCHが、(たとえば、Fとして構成された)(1つまたは複数の)半静的フレキシブルシンボル/スロット上で送られ得る。しかしながら、動的SFI指示が、(1つまたは複数の)シンボル/スロットの方向をUまたはFからDに変更し得、これは、対応する(1つまたは複数の)シンボル/スロットをPUCCH送信のために無効にすることになる。
【0085】
[0095]別の使用ケースでは、UE210が、動的SFI指示を監視するように構成され得る。UE210が動的SFI指示を監視するように構成されるいくつかの例では、基地局205は、いくつかの監視オケージョンにおいて動的SFI指示を送信すべきか否かを決定し得る。UE210は、この状況では、その差(たとえば、基地局205が動的SFI指示を送信しなかったかどうか、またはUE210が動的SFI指示を正常に受信および復号することができなかったかどうか)を知ることができず、したがって、基地局205とUE210の間に不整合があり得る。UE210が動的SFI指示を監視するように構成されるいくつかの態様では、基地局205は、PUCCHがフレキシブルシンボル(たとえば、フレキシブルリソース)と完全にまたは部分的に重複する場合、PUCCHを送信するようにUE210を構成することも構成しないこともある。たとえば、基地局205は、PUCCHがフレキシブルシンボルと完全にまたは部分的に重複する場合、あるいはそうでない場合、PUCCHを送信するようにUE210を構成し得る。したがって、送信が可能にされるか否かは、この追加の構成に基づき得る。いくつかの態様では、フレキシブルシンボル上での送信が可能にされるか否かは、1つまたは複数の他の構成に基づき得、たとえば、必ずしも、UE210が動的SFI指示を監視するために構成されるかどうかに結び付けられるとは限らない。
【0086】
[0096]この問題を回避するために、説明される技法の態様は、基地局205および/またはUE210が、遅延されたPUCCH(たとえば、HARQ-ACKフィードバックメッセージを搬送する遅延されたPUCCH225)の信頼できる送信を保証するためにそこから選択し得る、異なるオプションを提供する。1つのオプションでは、SPS PUCCHが遅延され、UE210が動的SFI指示を監視するように構成されない場合、遅延されたPUCCHリソースは、半静的フレキシブル(F)リソースと完全にまたは部分的に重複し得る。このオプションでは、UE210が動的SFI指示を監視するように構成された場合、遅延されたPUCCHリソースは、(1つまたは複数の)半静的フレキシブルシンボル/スロットと部分的にさえ重複し得ない。言い換えれば、PUCCHリソースは、(1つまたは複数の)シンボル/スロットの半静的アップリンク部分内に完全に含まれているべきである。この手法を用いて、UE210と基地局205との間の潜在的不整合が回避され得る。したがって、UE210は動的SFIを監視し得、UE210は、第1のアップリンク制御リソースの一部または全部をダウンリンクリソースに変更する動的SFI指示に基づいて、第1のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH225)がダウンリンクリソースおよび/またはフレキシブルリソースと少なくとも部分的に重複すると決定するために、動的SFIを使用し得る。他の場合には、SPS PUCCHが遅延され、UE210が動的SFI指示を監視するように構成された場合、遅延されたPUCCHリソースは、半静的フレキシブルシンボルと完全にまたは部分的に重複し得、これは、SFI DCIが検出されるか否かに依存する。この場合、UE210が動的SFIを監視するように構成されない場合、遅延されたPUCCHリソースは、半静的フレキシブルシンボルと部分的にさえ重複し得ない。言い換えれば、PUCCHリソースは、スロットの半静的UL部分中に完全に含まれているべきである。同じくこの手法を用いて、UE210と基地局205との間の潜在的あいまいさが回避される。
【0087】
[0097]第2のオプションでは、遅延されたHARQ-ACKは、完全な半静的アップリンクスロット中でのみ送られ得る。すなわち、PUCCH225中で送信されるようにスケジュールされたフィードバックメッセージは、完全にPUCCH230(たとえば、第2のアップリンク制御リソース)内で送信され得る。
【0088】
[0098]いくつかの態様では、基地局205および/またはUE210は、たとえば、ダウンリンクおよび/またはフレキシブルリソースとの第1のアップリンク制御リソースの間の重複に基づいて、PDSCH220のためのアップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、HARQ-ACKフィードバック)を送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH230)を識別し得る。1つのオプションでは、これは、第2のアップリンク制御リソースが、有効なPUCCHリソースをもつ次の利用可能な(1つまたは複数の)シンボル/スロットに対応することを含み得る。すなわち、基地局205および/またはUE210は、時間領域において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別し得る。この例では、これは、PUCCH230が、PUCCH225の後に発生する次の利用可能なアップリンク制御リソースであることを含み得る。
【0089】
[0099]別のオプションでは、これは、オフセット(たとえば、PDCCH215/PDSCH220と対応するPUCCHリソースとの間の遅延)が各SPS構成についてのRRCシグナリングによって与えられることを含み得る。オフセットは、(Dとして構成されたものを含む)(1つまたは複数の)シンボル/スロットのすべて、(1つまたは複数の)混合スロット(たとえば、D、F、およびU)および(1つまたは複数の)Uスロットのみ、または(1つまたは複数の)Uシンボル/スロットのみをカウントすることができる。したがって、半永続的スケジューリング構成を識別するために構成シグナリングとして使用されるRRCシグナリングは、第2のアップリンク制御リソースを識別するために(たとえば、PUCCH230を識別するために)基地局205および/またはUE210によって使用され得る。
【0090】
[0100]いくつかのシナリオでは、遅延されたHARQ-ACKは、PUCCH送信のために同じく無効である別のPUCCHオケージョンの別のSPS HARQ-ACKと多重化され得る。すなわち、基地局205は、第2のSPS構成を示す後続の構成メッセージをUE210に送信するかまたは場合によっては伝達し得る(たとえば、追加のSPSおよび/またはCGリソースを用いてUE210を構成し得る)。UE210は、第2のSPS構成に従って、第2のダウンリンクデータ送信を監視し得る。しかしながら、基地局205および/またはUE210は、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、元々第1のアップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、第1のPUCCH)を送信する際に使用するために識別された、第2のアップリンク制御リソース(たとえば、この例ではPUCCH230であるバックアップPUCCHリソース)中でUEによって送信されるようにスケジュールされることを識別するかまたは場合によってはそれを決定し得る。しかしながら、基地局205および/またはUE210はまた、第2のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH230)も無効である(たとえば、第2のダウンリンクおよび/または第2のフレキシブルリソースと少なくとも部分的に重複する)と決定し得る。したがって、基地局205および/またはUE210は、第1のアップリンクフィードバックメッセージおよび/または(たとえば、第2のダウンリンクデータ送信に対応する)第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソース(たとえば、第3のPUCCH)を識別するかまたは場合によっては選択し得る。
【0091】
[0101]説明される技法の態様は、第3のアップリンク制御リソースを識別する、遅延されたHARQ-ACKを第2のHARQ-ACKと多重化するなどのとき、基地局205および/またはUE210によって採用され得る、様々な機構を提供する。
【0092】
[0102]1つのオプションでは、UE210は、このシナリオが、基地局205によって採用されたスケジューリング決定により発生することを予想しないことがある。たとえば、基地局205は、この状況が発生し得ることを知り、また、いくつのHARQ-ACKビットがUE210によって累積されるべきであるかを知り得、したがって、それに応じてPUCCHリソースを構成することができる。したがって、これは、UE210が、第1のHARQ-ACK(たとえば、元々PUCCH225のためにスケジュールされたアップリンクフィードバックメッセージ)、第2のHARQ-ACK(たとえば、PUCCH230のためにスケジュールされた第2のアップリンクフィードバックメッセージ)、またはその両方を遅延させることの間で選定しなければならないことになる状況を防ぎ得る。
【0093】
[0103]別のオプションでは、元々遅延されたHARQ-ACK(たとえば、元々PUCCH225についてスケジュールされたアップリンクフィードバックメッセージ)、第2の遅延されたHARQ-ACK(たとえば、PUCCH230についてスケジュールされた第2のアップリンクフィードバックメッセージ)、またはその両方のいずれかが、遅延される。いくつかの例では、これは、遅延されたHARQ-ACKビットのためのPUCCHリソースが有効である場合、UE210が、第2の遅延されたHARQ-ACKを遅延させることと、元々遅延されたHARQ-ACKのみを送信することとを含み得る。たとえば、UE210は、第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージを送信し得る。
【0094】
[0104]いくつかの例では、これは、新しいHARQ-ACKビットのためのPUCCHリソースが有効である場合、UE210が、元々遅延されたHARQ-ACKを遅延させることと、新しいHARQ-ACK(たとえば、第2の遅延されたHARQ-ACK)のみを送信することとを含み得る。たとえば、UE210は、アップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信し得る。
【0095】
[0105]いくつかの例では、これは、UE210が、元々遅延されたHARQ-ACKと第2の遅延されたHARQ-ACKの両方を遅延させること(たとえば、アップリンクフィードバックメッセージと第2のアップリンクフィードバックメッセージとを送信することを控えること)を含み得る。HARQ-ACKビットの各セットが、ドロップされる前のある時間量のみ遅延され得る場合、説明される技法は、UE210および/または基地局205が別々にHARQ-ACKビットの各セットをカウントすることを含み得る。すなわち、上記で説明された例では、ここで、元々遅延されたHARQ-ACKビットについての遅延カウンタは1であり、第2の遅延されたHARQ-ACKビットについての遅延カウンタは0である。HARQ-ACKビットの両方のセットが(上記で説明されたように)同じく遅延される場合、遅延カウンタは、それぞれ、2および1に増分する。これは、PDSCH送信に対応するPUCCHオケージョンが、ダウンリンクおよび/またはフレキシブルリソースと重複するか、あるいはアップリンク送信のための使用のために通常ならば利用不可能である各インスタンスについて、継続し得る(たとえば、各遅延カウンタは、各遅延インスタンスを1だけ増分することになる)。したがって、説明される技法の態様は、UE210が、HARQプロセス番号AをもつSPSオケージョンのためのHARQ-ACKを、(1)同じHARQプロセス番号のSPS PDSCHが発生すること、または(2)同じHARQプロセス番号をもつ次のSPS PDSCHに対応するHARQ-ACK報告機会が発生すること、の開始の前まで遅延させることを含み得る。したがって、UE210および/または基地局205は、アップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタ(たとえば、第1の遅延カウンタ)と、第2のアップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタ(たとえば、第2の遅延カウンタ)とを始動し得る。UE210は、各対応する遅延カウンタに少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージおよび/または第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップし得る。
【0096】
[0106]
図3は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするフィードバック構成300の一例を示す。いくつかの例では、フィードバック構成300は、ワイヤレス通信システム100および/または200の態様を実装し得る。フィードバック構成300の態様は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得る、UEおよび/または基地局において実装されるかまたはそれらによって実装され得る。
【0097】
[0107]上記で説明されたように、説明される技法の態様は、構成されたアップリンク制御リソース(たとえば、第1のPUCCH)がダウンリンクおよび/またはフレキシブルリソースと重複するとき、HARQ-ACKフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソース(たとえば、第2のPUCCH)を識別するための、基地局および/またはUEのための様々な機構を提供する。たとえば、基地局は、たとえば、RRCシグナリングを介して、SPS構成を用いてUEを構成し得る。SPS構成は、UEのために半静的に構成されたSPSおよび/またはCGリソースを識別し得る。いくつかの態様では、SPS構成は、UEがフィードバックメッセージを送信するために使用するべきであるアップリンク制御リソース(たとえば、第1のPUCCH)についてのオフセットを識別し得る。基地局は、構成されたSPSおよび/またはCGリソースをアクティブ化するDCIグラントをPDCCH上で送信することによって、ダウンリンクデータ送信(たとえば、PDSCH)をスケジュールし得る。したがって、基地局は、SPS構成において構成されたSPSおよび/またはCGリソースに従ってダウンリンクデータ送信を監視し得る。
【0098】
[0108]いくつかの態様では、UEおよび/または基地局は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、PUCCHおよび/またはPUSCH中で搬送されるHARQ-ACKフィードバック)が、ダウンリンクおよび/またはフレキシブルリソースと少なくともある程度まで重複する第1のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCHおよび/またはPUSCH)中でUEによって送信されるようにスケジュールされることを識別するかまたは場合によってはそれを決定し得る。たとえば、UEおよび/または基地局は、第1のアップリンク制御リソースの(1つまたは複数の)シンボル/スロットをUまたはF構成からD構成に変更する(たとえば、DCIフォーマット2_0で搬送されるかまたは場合によっては伝達される)動的SFI指示を使用し得る。したがって、基地局および/またはUEは、アップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、HARQ-ACKフィードバック)を送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソース(たとえば、後続のPUCCH)を識別し得る。したがって、遅延されたフィードバックメッセージは、他のワイヤレス通信システムにおいて行われるようにドロップされるのではなく、第2のアップリンク制御リソースを使用して送信され得る。
【0099】
[0109]たとえば、UEは、ダウンリンクスロット305中にダウンリンクデータ送信(たとえば、PDSCH335)を受信し得る。ダウンリンクデータ送信は、SPSリソースを使用して実施され得る。ダウンリンクデータ送信は、アップリンクスロット320中に構成されたアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH350)を有し得る。したがって、UEは、PUCCH350を使用して、アップリンクスロット320中にアップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、HARQ-ACKビットのセットを搬送するHARQ-ACKフィードバック)を送信し得る。
【0100】
[0110]UEは、ダウンリンクスロット310中に別のダウンリンクデータ送信(たとえば、PDSCH340)を受信し得る。PDSCH340のダウンリンクデータ送信は、SPSリソースを使用して実施され得る。ダウンリンクデータ送信は、ダウンリンクスロット325中に構成されたアップリンク制御リソース(たとえば、この例では第1のアップリンク制御リソースと見なされ得る、PUCCH355)を有し得る。すなわち、ダウンリンクスロット325は、元々アップリンクスロットとして構成されていることがあるが、基地局によって(たとえば、動的SFI指示を使用して)ダウンリンクスロットに変更されていることがある。したがって、基地局および/またはUEは、アップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH355)が、(たとえば、ダウンリンクスロット中に現在構成される)ダウンリンクリソースおよび/または(たとえば、フレキシブルスロット/シンボル中に現在構成される)フレキシブルリソースと少なくとも部分的に重複すると決定し得る。したがって、UEおよび/または基地局は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCH360)を識別し得る。
【0101】
[0111]UEは、ダウンリンクスロット315中に別のダウンリンクデータ送信(たとえば、この例では第2のダウンリンクデータ送信と呼ばれることがある、PDSCH345)を受信し得る。PDSCH345のダウンリンクデータ送信は、SPSリソースを使用して実施され得る。PDSCH345のダウンリンクデータ送信は、アップリンク制御リソース(たとえば、この例では第2のアップリンク制御リソースと見なされ得る、PUCCH360)を有し得る。PUCCH360(たとえば、第2のアップリンク制御リソース)がアップリンクスロット330中にスケジュールされるとき、基地局および/またはUEは、アップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、元々遅延されたHARQ-ACKフィードバック)および/または第2のアップリンクフィードバックメッセージ(たとえば、PDSCH345に対応するHARQ-ACKフィードバック)を送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを選択し得る。
【0102】
[0112]
図4は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするプロセス400の一例を示す。いくつかの例では、プロセス400は、ワイヤレス通信システム100および/または200ならびに/あるいはフィードバック構成300の態様を実装し得る。プロセス400の態様は、本明細書で説明される対応するデバイスの例であり得る、UE405および/または基地局410において実装されるかまたはそれらによって実装され得る。
【0103】
[0113]415において、基地局410は、UE405についてのSPS構成を示す構成メッセージを送信し得る(およびUE405はそれを受信し得る)。SPS構成は、UE405のために構成されたSPSおよび/またはCGリソースに対応し得る。SPS構成メッセージは、RRCシグナリング中で搬送されるかまたは場合によっては伝達され得る。
【0104】
[0114]420において、基地局410は、SPS構成に基づいてダウンリンクデータ送信を送信し得る(およびUE405はそれを受信するために監視し得る)。たとえば、基地局410は、SPS構成によって構成されたSPSおよび/またはCGリソースのうちの1つまたは複数をアクティブ化する、PDCCH中で搬送されるDCIグラントを送信し得る(UE405はそれを受信し得る)。したがって、UE405は、ダウンリンクデータ送信のために使用されるべきSPSリソースを識別し、それらのリソースを監視し得る。UE405は、ダウンリンクデータ送信についてのフィードバック情報(たとえば、HARQ-ACKフィードバック)を識別し得る。たとえば、UE405は、HARQ-ACKビットのセットを備えるビットマップを生成し得、各ビットは、UE405が、対応するダウンリンクデータ送信を正常に受信および復号することができたかどうか示すための値に設定される。
【0105】
[0115]425において、UE405および/または基地局410は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクおよび/またはフレキシブルリソースと少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUE405によって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。たとえば、UE405および/または基地局410は、第1のアップリンク制御リソース(たとえば、PUCCHリソース)が、(1つまたは複数の)ダウンリンクシンボル/スロットとして現在構成される(1つまたは複数の)シンボル/スロット中にスケジュールされると決定し得る。たとえば、UE405は、動的SFI監視のために構成され得る。したがって、基地局410は、第1のアップリンク制御リソースに対応する(1つまたは複数の)シンボル/スロットを(1つまたは複数の)ダウンリンクシンボル/スロットとして再構成する、動的SFI指示を送信し得る(およびUE405はそれを受信し得る)。
【0106】
[0116]したがって、430において、UE405および/または基地局10は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。たとえば、UE405および/または基地局410は、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第1のアップリンク制御リソースの後に(たとえば、時間領域において)発生する次のアップリンク制御リソースを識別し得る。この状況では、次のアップリンク制御リソースは、第2のアップリンク制御リソースとして選択されるかまたは場合によっては識別され得る。いくつかの態様では、これは、UE405および/または基地局410が、構成メッセージ(たとえば、元の構成および/または後続の構成メッセージ)に基づいて、第2のアップリンク制御リソースを識別することを含み得る。
【0107】
[0117]435において、UE405は、第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを送信し得る(および基地局410はそれを受信し得る)。いくつかの態様では、アップリンクフィードバックメッセージは、(1つまたは複数の)ダウンリンクデータ送信に対応するHARQ-ACKビットのセットを備えるビットマップに対応し得る。したがって、ダウンリンクおよび/またはフレキシブルリソースとの重複に応答してアップリンクフィードバックメッセージをドロップするのではなく、説明される技法は、UE405および/または基地局410が、アップリンクフィードバックメッセージを伝達するために使用すべきバックアップPUCCHリソースを識別することができる機構を提供する。
【0108】
[0118]
図5は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイス505のブロック
図500を示す。デバイス505は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。デバイス505は、受信機510と、通信マネージャ515と、送信機520とを含み得る。デバイス505はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0109】
[0119]受信機510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定に関係する情報)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス505の他の構成要素にパスされ得る。受信機510は、
図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。受信機510は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0110】
[0120]通信マネージャ515は、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し、半永続的スケジューリング構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。通信マネージャ515は、本明細書で説明される通信マネージャ810の態様の一例であり得る。
【0111】
[0121]通信マネージャ515、またはそれの副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェア)、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ515、またはそれの副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0112】
[0122]通信マネージャ515、またはそれの副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ515、またはそれの副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ515、またはそれの副構成要素は、限定はしないが、本開示の様々な態様による、入出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
【0113】
[0123]送信機520は、デバイス505の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュール中で受信機510とコロケートされ得る。たとえば、送信機520は、
図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。送信機520は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0114】
[0124]
図6は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイス605のブロック
図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明されるデバイス505またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610と、通信マネージャ615と、送信機640とを含み得る。デバイス605はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0115】
[0125]受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定に関係する情報)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素にパスされ得る。受信機610は、
図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0116】
[0126]通信マネージャ615は、本明細書で説明される通信マネージャ515の態様の一例であり得る。通信マネージャ615は、構成マネージャ620と、DL送信マネージャ625と、UL/DL重複マネージャ630と、ULリソースマネージャ635とを含み得る。通信マネージャ615は、本明細書で説明される通信マネージャ810の態様の一例であり得る。
【0117】
[0127]構成マネージャ620は、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し得る。
【0118】
[0128]DL送信マネージャ625は、半永続的スケジューリング構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し得る。
【0119】
[0129]UL/DL重複マネージャ630は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。
【0120】
[0130]ULリソースマネージャ635は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0121】
[0131]送信機640は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機640は、トランシーバモジュール中で受信機610とコロケートされ得る。たとえば、送信機640は、
図8を参照しながら説明されるトランシーバ820の態様の一例であり得る。送信機640は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0122】
[0132]
図7は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする通信マネージャ705のブロック
図700を示す。通信マネージャ705は、本明細書で説明される通信マネージャ515、通信マネージャ615、または通信マネージャ810の態様の一例であり得る。通信マネージャ705は、構成マネージャ710と、DL送信マネージャ715と、UL/DL重複マネージャ720と、ULリソースマネージャ725と、フィードバックメッセージマネージャ730と、SFIマネージャ735と、次のPUCCHマネージャ740と、構成されたPUCCHマネージャ745と、第2の送信マネージャ750とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信し得る。
【0123】
[0133]構成マネージャ710は、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し得る。
【0124】
[0134]DL送信マネージャ715は、半永続的スケジューリング構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し得る。
【0125】
[0135]UL/DL重複マネージャ720は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。
【0126】
[0136]ULリソースマネージャ725は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0127】
[0137]フィードバックメッセージマネージャ730は、第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを送信し得る。
【0128】
[0138]SFIマネージャ735は、動的スロットフォーマットインジケータを監視し得、ここで、第1のアップリンク制御リソースが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、UEが動的スロットフォーマットインジケータを監視することに基づく。
【0129】
[0139]次のPUCCHマネージャ740は、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために、時間領域において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別し得、ここで、第2のアップリンク制御リソースが次のアップリンク制御リソースを含む。
【0130】
[0140]構成されたPUCCHマネージャ745は、構成メッセージに基づいて、第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0131】
[0141]第2の送信マネージャ750は、第2の半永続的スケジューリング構成を示す第2の構成メッセージを受信し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、第2の半永続的スケジューリング構成に基づいて、第2のダウンリンクデータ送信を監視し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第2のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージ、第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を送信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0132】
[0142]いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージを送信し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、アップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージとを送信することを控え得る。
【0133】
[0143]いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、アップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタと、第2のアップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタとを始動し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタに基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップし得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ750は、第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタに基づいて、第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップし得る。
【0134】
[0144]
図8は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書で説明されるデバイス505、デバイス605、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはこれらを含み得る。デバイス805は、通信マネージャ810と、入出力コントローラ815と、トランシーバ820と、アンテナ825と、メモリ830と、プロセッサ840とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス845)を介して電子通信していることがある。
【0135】
[0145]通信マネージャ810は、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し、半永続的スケジューリング構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0136】
[0146]I/Oコントローラ815は、デバイス805のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ815は、デバイス805に組み込まれていない周辺機器をも管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ815は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ815は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ815は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ815は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ815を介して、またはI/Oコントローラ815によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス805と対話し得る。
【0137】
[0147]トランシーバ820は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ820は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ820はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0138】
[0148]いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ825を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ825を有し得る。
【0139】
[0149]メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ830は、実行されたとき、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード835を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ830は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含んでいることがある。
【0140】
[0150]プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU(中央処理ユニット)、GPU(グラフィックス処理ユニット)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ840に組み込まれ得る。プロセッサ840は、デバイス805に様々な機能(たとえば、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする機能またはタスク)を実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0141】
[0151]コード835は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード835は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード835は、プロセッサ840によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。
【0142】
[0152]
図9は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイス905のブロック
図900を示す。デバイス905は、本明細書で説明される基地局105の態様の一例であり得る。デバイス905は、受信機910と、通信マネージャ915と、送信機920とを含み得る。デバイス905はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0143】
[0153]受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定に関係する情報)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス905の他の構成要素にパスされ得る。受信機910は、
図12を参照しながら説明されるトランシーバ1220の態様の一例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0144】
[0154]通信マネージャ915は、UEに、UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信し、半永続的スケジューリング構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信し、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。通信マネージャ915は、本明細書で説明される通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。
【0145】
[0155]通信マネージャ915、またはそれの副構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェア)、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ915、またはそれの副構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0146】
[0156]通信マネージャ915、またはそれの副構成要素は、1つまたは複数の物理構成要素によって機能の部分が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ915、またはそれの副構成要素は、本開示の様々な態様による別個で個別の構成要素であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ915、またはそれの副構成要素は、限定はしないが、本開示の様々な態様による、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
【0147】
[0157]送信機920は、デバイス905の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュール中で受信機910とコロケートされ得る。たとえば、送信機920は、
図12を参照しながら説明されるトランシーバ1220の態様の一例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0148】
[0158]
図10は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイス1005のブロック
図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明されるデバイス905または基地局105の態様の一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010と、通信マネージャ1015と、送信機1040とを含み得る。デバイス1005はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0149】
[0159]受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連付けられた制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、および遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定に関係する情報)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素にパスされ得る。受信機1010は、
図12を参照しながら説明されるトランシーバ1220の態様の一例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0150】
[0160]通信マネージャ1015は、本明細書で説明される通信マネージャ915の態様の一例であり得る。通信マネージャ1015は、構成マネージャ1020と、DL送信マネージャ1025と、UL/DL重複マネージャ1030と、ULリソースマネージャ1035とを含み得る。通信マネージャ1015は、本明細書で説明される通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。
【0151】
[0161]構成マネージャ1020は、UEに、UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信し得る。
【0152】
[0162]DL送信マネージャ1025は、半永続的スケジューリング構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信し得る。
【0153】
[0163]UL/DL重複マネージャ1030は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。
【0154】
[0164]ULリソースマネージャ1035は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0155】
[0165]送信機1040は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1040は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1040は、
図12を参照しながら説明されるトランシーバ1220の態様の一例であり得る。送信機1040は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0156】
[0166]
図11は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする通信マネージャ1105のブロック
図1100を示す。通信マネージャ1105は、本明細書で説明される通信マネージャ915、通信マネージャ1015、または通信マネージャ1210の態様の一例であり得る。通信マネージャ1105は、構成マネージャ1110と、DL送信マネージャ1115と、UL/DL重複マネージャ1120と、ULリソースマネージャ1125と、フィードバックメッセージマネージャ1130と、SFIマネージャ1135と、次のPUCCHマネージャ1140と、構成されたPUCCHマネージャ1145と、第2の送信マネージャ1150とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信し得る。
【0157】
[0167]構成マネージャ1110は、UEに、UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信し得る。
【0158】
[0168]DL送信マネージャ1115は、半永続的スケジューリング構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信し得る。
【0159】
[0169]UL/DL重複マネージャ1120は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。
【0160】
[0170]ULリソースマネージャ1125は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0161】
[0171]フィードバックメッセージマネージャ1130は、第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを受信し得る。
【0162】
[0172]SFIマネージャ1135は、動的スロットフォーマットインジケータを送信し得、ここで、第1のアップリンク制御リソースが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、UEが動的スロットフォーマットインジケータを監視することに基づく。
【0163】
[0173]次のPUCCHマネージャ1140は、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために、時間領域において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別し得、ここで、第2のアップリンク制御リソースが次のアップリンク制御リソースを含む。
【0164】
[0174]構成されたPUCCHマネージャ1145は、構成メッセージに基づいて、第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0165】
[0175]第2の送信マネージャ1150は、UEについての第2の半永続的スケジューリング構成を示す第2の構成メッセージを送信し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ1150は、半永続的スケジューリング構成に基づいて、UEに第2のダウンリンクデータ送信を送信し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ1150は、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第2のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。
【0166】
[0176]いくつかの例では、第2の送信マネージャ1150は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージ、第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を受信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ1150は、重複に基づいて、第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージを受信し得る。いくつかの例では、第2の送信マネージャ1150は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信し得る。
【0167】
[0177]いくつかの例では、第2の送信マネージャ1150は、重複に基づいて、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージとを受信することを控え得る。
【0168】
[0178]
図12は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書で説明されるデバイス905、デバイス1005、または基地局105の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス1205は、通信マネージャ1210と、ネットワーク通信マネージャ1215と、トランシーバ1220と、アンテナ1225と、メモリ1230と、プロセッサ1240と、局間通信マネージャ1245とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して電子通信していることがある。
【0169】
[0179]通信マネージャ1210は、UEに、UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信し、半永続的スケジューリング構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信し、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。
【0170】
[0180]ネットワーク通信マネージャ1215は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1215は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0171】
[0181]トランシーバ1220は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1220は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1220はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0172】
[0182]いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1225を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1225を有し得る。
【0173】
[0183]メモリ1230は、RAM、ROM、またはそれらの組合せを含み得る。メモリ1230は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1240)によって実行されたとき、デバイスに本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読コード1235を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ1230は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでいることがある。
【0174】
[0184]プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1240に組み込まれ得る。プロセッサ1240は、デバイス1205に様々な機能(たとえば、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする機能またはタスク)を実施させるための、メモリ(たとえば、メモリ1230)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0175】
[0185]局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105間の通信を提供するために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0176】
[0186]コード1235は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実装するための命令を含み得る。コード1235は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード1235は、プロセッサ1240によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。
【0177】
[0187]
図13は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、
図5~
図8を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0178】
[0188]1305において、UEは、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し得る。1305の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明された構成マネージャによって実施され得る。
【0179】
[0189]1310において、UEは、半永続的スケジューリング構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し得る。1310の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたDL送信マネージャによって実施され得る。
【0180】
[0190]1315において、UEは、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。1315の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたUL/DL重複マネージャによって実施され得る。
【0181】
[0191]1320において、UEは、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。1320の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1320の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたULリソースマネージャによって実施され得る。
【0182】
[0192]
図14は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、
図5~
図8を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0183】
[0193]1405において、UEは、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し得る。1405の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明された構成マネージャによって実施され得る。
【0184】
[0194]1410において、UEは、半永続的スケジューリング構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し得る。1410の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたDL送信マネージャによって実施され得る。
【0185】
[0195]1415において、UEは、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。1415の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたUL/DL重複マネージャによって実施され得る。
【0186】
[0196]1420において、UEは、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。1420の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたULリソースマネージャによって実施され得る。
【0187】
[0197]1425において、UEは、第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを送信し得る。1425の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1425の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたフィードバックメッセージマネージャによって実施され得る。
【0188】
[0198]
図15は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されるUE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、
図5~
図8を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0189】
[0199]1505において、UEは、半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを受信し得る。1505の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明された構成マネージャによって実施され得る。
【0190】
[0200]1510において、UEは、半永続的スケジューリング構成に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視し得る。1510の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたDL送信マネージャによって実施され得る。
【0191】
[0201]1515において、UEは、動的スロットフォーマットインジケータを監視し得、ここで、第1のアップリンク制御リソースが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、UEが動的スロットフォーマットインジケータを監視することに基づく。1515の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたSFIマネージャによって実施され得る。
【0192】
[0202]1520において、UEは、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。1520の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたUL/DL重複マネージャによって実施され得る。
【0193】
[0203]1525において、UEは、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。1525の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1525の動作の態様は、
図5~
図8を参照しながら説明されたULリソースマネージャによって実施され得る。
【0194】
[0204]
図16は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明される基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、
図9~
図12を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0195】
[0205]1605において、基地局は、UEに、UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信し得る。1605の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明された構成マネージャによって実施され得る。
【0196】
[0206]1610において、基地局は、半永続的スケジューリング構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信し得る。1610の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明されたDL送信マネージャによって実施され得る。
【0197】
[0207]1615において、基地局は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。1615の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明されたUL/DL重複マネージャによって実施され得る。
【0198】
[0208]1620において、基地局は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。1620の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明されたULリソースマネージャによって実施され得る。
【0199】
[0209]
図17は、本開示の態様による、遅延されたフィードバック報告を用いたスケジュールされた通信についてのアップリンク制御リソース決定をサポートする方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明される基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、
図9~
図12を参照しながら説明された通信マネージャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実施し得る。
【0200】
[0210]1705において、基地局は、UEに、UEについての半永続的スケジューリング構成を示す構成メッセージを送信し得る。1705の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明された構成マネージャによって実施され得る。
【0201】
[0211]1710において、基地局は、半永続的スケジューリング構成に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信し得る。1710の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明されたDL送信マネージャによって実施され得る。
【0202】
[0212]1715において、基地局は、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定し得る。1715の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明されたUL/DL重複マネージャによって実施され得る。
【0203】
[0213]1720において、基地局は、重複に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別し得る。1720の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1720の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明されたULリソースマネージャによって実施され得る。
【0204】
[0214]1725において、基地局は、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために、時間領域において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別し得、ここで、第2のアップリンク制御リソースが次のアップリンク制御リソースを含む。1725の動作は、本明細書で説明される方法に従って実施され得る。いくつかの例では、1725の動作の態様は、
図9~
図12を参照しながら説明された次のPUCCHマネージャによって実施され得る。
【0205】
[0215]本明細書で説明された方法は、可能な実装形態を表すこと、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
【0206】
[0216]以下は、本開示の態様の概観を提供する。
【0207】
[0217]態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、SPS構成を示す構成メッセージを受信することと、SPS構成に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクデータ送信を監視することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を備える、方法。
【0208】
[0218]態様2:第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを送信することをさらに備える、態様1に記載の方法。
【0209】
[0219]態様3:動的スロットフォーマットインジケータを監視することをさらに備え、ここにおいて、第1のアップリンク制御リソースが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、UEが動的スロットフォーマットインジケータを監視することに少なくとも部分的に基づく、態様1から2のいずれかに記載の方法。
【0210】
[0220]態様4:アップリンクフィードバックメッセージを送信するために、時間領域において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別することをさらに備え、ここにおいて、第2のアップリンク制御リソースが次のアップリンク制御リソースを備える、態様1から3のいずれかに記載の方法。
【0211】
[0221]態様5:構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンク制御リソースを識別することをさらに備える、態様1から4のいずれかに記載の方法。
【0212】
[0222]態様6:第2のSPS構成を示す第2の構成メッセージを受信することと、第2のSPS構成に少なくとも部分的に基づいて、第2のダウンリンクデータ送信を監視することと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第2のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージ、第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を送信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別することと、をさらに備える、態様1から5のいずれかに記載の方法。
【0213】
[0223]態様7:第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージを送信することをさらに備える、態様6に記載の方法。
【0214】
[0224]態様8:アップリンクフィードバックメッセージを送信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信することをさらに備える、態様6から7のいずれかに記載の方法。
【0215】
[0225]態様9:ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージとを送信することを控えることをさらに備える、態様6から8のいずれかに記載の方法。
【0216】
[0226]態様10:アップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタと、第2のアップリンクフィードバックメッセージについての送信遅延に対応する第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタとを始動することと、第1のフィードバックメッセージ遅延カウンタに少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップすることと、第2のフィードバックメッセージ遅延カウンタに少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクフィードバックメッセージを送信またはドロップすることと、をさらに備える、態様6から9のいずれかに記載の方法。
【0217】
[0227]態様11:基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、UEに、UEについてのSPS構成を示す構成メッセージを送信することと、SPS構成に少なくとも部分的に基づいて、UEにダウンリンクデータ送信を送信することと、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第1のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信するために使用すべき第2のアップリンク制御リソースを識別することと、を備える、方法。
【0218】
[0228]態様12:第2のアップリンク制御リソース中でアップリンクフィードバックメッセージを受信することをさらに備える、態様11に記載の方法。
【0219】
[0229]態様13:動的スロットフォーマットインジケータを送信することをさらに備え、ここにおいて、第1のアップリンク制御リソースが、ダウンリンクリソース、フレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複すると決定することは、UEが動的スロットフォーマットインジケータを監視することに少なくとも部分的に基づく、態様11から12のいずれかに記載の方法。
【0220】
[0230]態様14:アップリンクフィードバックメッセージを受信するために、時間領域において第1のアップリンク制御リソースの後に発生する次のアップリンク制御リソースを識別することをさらに備え、ここにおいて、第2のアップリンク制御リソースが次のアップリンク制御リソースを備える、態様11から13のいずれかに記載の方法。
【0221】
[0231]態様15:構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンク制御リソースを識別することをさらに備える、態様11から14のいずれかに記載の方法。
【0222】
[0232]態様16:UEについての第2のSPS構成を示す第2の構成メッセージを送信することと、第2のSPS構成に少なくとも部分的に基づいて、UEに第2のダウンリンクデータ送信を送信することと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージが、第2のダウンリンクリソース、第2のフレキシブルリソース、またはその両方と少なくとも部分的に重複する第2のアップリンク制御リソース中でUEによって送信されるようにスケジュールされると決定することと、重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージ、第2のアップリンクフィードバックメッセージ、またはその両方を受信するために使用すべき第3のアップリンク制御リソースを識別することと、をさらに備える、態様11から15のいずれかに記載の方法。
【0223】
[0233]態様17:重複に少なくとも部分的に基づいて、第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージを受信することをさらに備える、態様16に記載の方法。
【0224】
[0234]態様18:重複に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクフィードバックメッセージを受信することを控えながら、第3のアップリンク制御リソース中で、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージを受信することをさらに備える、態様16から17のいずれかに記載の方法。
【0225】
[0235]態様19:重複に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクデータ送信に対応するアップリンクフィードバックメッセージと、第2のダウンリンクデータ送信に対応する第2のアップリンクフィードバックメッセージとを受信することを控えることをさらに備える、態様16から18のいずれかに記載の方法。
【0226】
[0236]態様20:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様1から10のいずれかに記載の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0227】
[0237]態様21:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1から10のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0228】
[0238]態様22:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から10のいずれかに記載の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0229】
[0239]態様23:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様11から19のいずれかに記載の方法を実施させるためにプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。
【0230】
[0240]態様24:基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様11から19のいずれかに記載の方法を実施するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0231】
[0241]態様25:基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様11から19のいずれかに記載の方法を実施するためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0232】
[0242]LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様は例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0233】
[0243]本明細書で説明された情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁気粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0234】
[0244]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、GPU、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
【0235】
[0245]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。
【0236】
[0246]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0237】
[0247]特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、あるいは同じ項目の複数の事例(たとえば、AAまたはBBBCまたはAAABCCCCなど)を意味するような包括的列挙を示す。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または、同じ項目の複数の事例を含む、列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が構成要素A、B、および/またはCを含んでいるものとして説明される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様にして解釈されるものとする。
【0238】
[0248]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0239】
[0249]添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0240】
[0250]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示の様々な修正は当業者には明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【国際調査報告】