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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-10
(54)【発明の名称】無煙グリル兼エアフライヤー
(51)【国際特許分類】
   A47J 37/06 20060101AFI20231102BHJP
【FI】
A47J37/06 361
A47J37/06 321
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023524754
(86)(22)【出願日】2021-10-22
(85)【翻訳文提出日】2023-06-21
(86)【国際出願番号】 US2021056223
(87)【国際公開番号】W WO2022087391
(87)【国際公開日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】29/806,447
(32)【優先日】2021-09-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/104,854
(32)【優先日】2020-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522310225
【氏名又は名称】ザ スチールストーン グループ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】THE STEELSTONE GROUP LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110003649
【氏名又は名称】弁理士法人真田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ビニュメン イツコヴィッツ
(72)【発明者】
【氏名】メイレック フリードマン
(72)【発明者】
【氏名】ヨーゼフ ドイチュ
(72)【発明者】
【氏名】カールマーン ヘルツバルハー
(72)【発明者】
【氏名】ロビン デ ルーカ
(72)【発明者】
【氏名】ウェンホイ ファン
(72)【発明者】
【氏名】ナフタリ エイチ ビーゲレイセン
【テーマコード(参考)】
4B040
【Fターム(参考)】
4B040AA08
4B040AC03
4B040CA09
4B040CB20
4B040GA02
4B040GB02
4B040GD01
4B040GD30
4B040LA02
4B040LA08
4B040NA12
(57)【要約】
調理器は、筐体と、調理器がグリル構成の場合に、筐体内に設置されるように構成される1つまたは複数の開口部を備えるグリルプレートと、調理器がエアフライ構成の場合に、筐体内に設置されるように構成されるエアフライバスケットと、筐体内に空気流を発生するように構成された空気流発生器とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理器であって、
筐体と、
前記調理器がグリル構成の場合に、前記筐体内に設置されるように構成され、1つまたは複数の開口部を備えるグリルプレートと、
前記調理器がエアフライ構成の場合に、前記筐体内に設置されるように構成されるエアフライバスケットと、
前記筐体内に空気流を発生するように構成された空気流発生器とを備える
ことを特徴とする、調理器。
【請求項2】
前記調理器が前記グリル構成の場合に、
前記筐体は、前記グリルプレートの上方にグリルチャンバと、前記グリルプレートの下方に吸引チャンバとを備え、
前記空気流発生器は、前記グリルチャンバから前記吸引チャンバへ空気を流し、且つ、前記吸引チャンバから前記グリルチャンバ内へ空気を流し戻すように構成され、
前記調理器が前記エアフライ構成の場合に、
前記筐体は、前記エアフライバスケット内にエアフライチャンバと、前記エアフライバスケットの外側に空気加熱チャンバとを備え、
前記空気流発生器は、前記空気加熱チャンバから前記エアフライチャンバへ空気を流し、且つ、前記エアフライチャンバから前記空気加熱チャンバ内へ空気を流し戻すように構成される
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項3】
前記グリルプレートと接触するとともに、前記エアフライバスケットの下方に、前記エアフライバスケットと離れて設置されるように構成された、熱発生器をさらに備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項4】
前記グリルプレートが、前記熱発生器を覆う1つまたは複数の熱伝達部材を備える
ことを特徴とする、請求項3に記載の調理器。
【請求項5】
前記熱発生器が、それぞれが前記熱伝達部材のいずれか1つに封入された長尺熱発生素子を1つまたは複数備える
ことを特徴とする、請求項4に記載の調理器。
【請求項6】
前記エアフライバスケットが、開口部を持たないエアフライ底部プレートを備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項7】
前記エアフライバスケットが、1つまたは複数の開口部をもつエアフライ底部プレートを備え、
前記エアフライバスケットの前記1つまたは複数の開口部の合計面積が、前記グリルプレートの前記1つまたは複数の開口部の合計面積よりも小さい
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項8】
前記エアフライバスケットが、複数の隆起部をもつエアフライ底部プレートを備え、前記複数の隆起部はそれぞれ上方に突出している
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項9】
前記調理器が前記グリル構成の場合に、第1速度で前記空気流発生器を作動させ、
前記調理器が前記エアフライ構成の場合に、前記第1速度よりも高い第2速度で前記空気流発生器を作動させるように構成された回路をさらに備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項10】
検知された煙の量に基づいて、前記熱発生器により発生される熱量、または、前記空気流発生器により発生される空気流の速度を制御するように構成された煙センサ及び回路をさらに備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項11】
前記グリルプレートの下方に設置されたドリップトレイと、
前記ドリップトレイを覆うドリップトレイカバーとをさらに備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項12】
前記空気流発生器は、さらに前記筐体内に外気を取り入れるように構成されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項13】
前記筐体は、耐熱性をもつ
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項14】
1つまたは複数の通気孔をさらに備え、
前記調理器が前記エアフライ構成の場合に、前記空気流発生器は、空気流を前記エアフライバスケットに対して水平に横切る方向に発生させる
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項15】
前記筐体は、上部シェルと下部シェルとを備え、
前記グリルプレートは、前記上部シェルと前記下部シェルとの間に設置され、1つまたは複数の接触表面をもつ加熱プレートであり、
前記エアフライバスケットは、前記加熱プレートの上方に間隔をもって設置され、且つ、1つまたは複数の空気流誘導通気孔をもつ挿入部品を備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の調理器。
【請求項16】
前記上部シェル及び前記下部シェルは、ヒンジ接続されている
ことを特徴とする、請求項15に記載の調理器。
【請求項17】
前記筐体内の空気加熱チャンバ内の空気の温度に基づいて、前記加熱プレートにより発生される熱量、または、前記空気流発生器により発生される空気流の速度を制御するように構成された温度センサ及び回路をさらに備える
ことを特徴とする、請求項15に記載の調理器。
【請求項18】
前記下部シェル及び前記空気流発生器を囲むように構成された支持外側シェルをさらに備える
ことを特徴とする、請求項15に記載の調理器。
【請求項19】
前記挿入部品の中で、エアフライに供される食品を保持するバスケットをさらに備える
ことを特徴とする、請求項15に記載の調理器。
【請求項20】
前記上部シェルは、ドーム形状をしている
ことを特徴とする、請求項15に記載の調理器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2020年10月23日に出願された米国仮出願第63/104,854号の利益及び優先権を主張すると共に、2021年9月2日に出願された米国意匠特許出願第29/806,447号の一部継続及び優先権を主張する出願であり、その内容は参照されて本明細書中に援用される。
【0002】
本発明は、一般的には、食品調理器具に関し、より具体的には、グリルとエアフライヤーの組み合わせに関するものである。
【背景技術】
【0003】
多くの人が、グリルで料理を作るのを楽しんでいる。しかし、屋外グリル用の裏庭やデッキを持たない人も多い。さらに、雨、雪、風などの厳しい天候により、屋外でのグリル料理が適さないこともよくある。
したがって、屋内グリルは多くの消費者の間で人気のある調理台に設置できる調理器具である。しかし残念ながら、調理中に多くの煙を排出することがよくある。屋内の煙が多過ぎると、呼吸器系の問題、壁や家具の変色、臭気、さらには煙警報器の作動など、多くの問題が生じる。
【0004】
健康志向の消費者の間で特に人気のあるもうひとつの調理台に設置できる調理器具は、エアフライヤーである。エアフライヤーは、食品を油に浸さずに揚げ物に似せた調理をするように設計された小型の卓上対流式オーブンである。ファンで熱風を高速循環させ、メイラード反応などの褐変反応によりカリカリとした層を作る。
【0005】
グリル料理やエアフライ料理など、さまざまな調理技術や方法を楽しむ人にとっては、屋内グリルとエアフライヤーの双方に対応できる十分な調理台のスペースが必要である。グリル機能とエアフライ機能の両方を実行できる機器であれば、調理台のスペースを大幅に節約できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、グリルモードとエアフライヤーモードとの間で調理動作を容易に切り替えることができるハイブリッド調理器が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態は、調理器を提供する。調理器は、筐体と、前記調理器がグリル構成の場合に、前記筐体内に設置されるように構成され、1つまたは複数以上の開口部を備えるグリルプレートと、前記調理器がエアフライ構成の場合に、前記筐体内に設置されるように構成されるエアフライバスケットと、前記筐体内に空気流を発生するように構成された空気流発生器とを備える。
【0008】
一例として、前記調理器が前記グリル構成の場合に、前記筐体は、前記グリルプレートの上方に位置するグリルチャンバと、前記グリルプレートの下方に位置する吸引チャンバとを備え、前記空気流発生器は、前記グリルチャンバから前記吸引チャンバへ空気を流し、且つ、前記吸引チャンバから前記グリルチャンバ内へ空気を流し戻すように構成される。さらに、一例として、前記調理器が前記エアフライ構成の場合に、前記筐体は、前記エアフライバスケット内に位置するエアフライチャンバと、前記エアフライバスケットの外側に位置する空気加熱チャンバとを備え、前記空気流発生器は、前記空気加熱チャンバから前記エアフライチャンバへ空気を流し、且つ、前記エアフライチャンバから前記空気加熱チャンバ内へ空気を流し戻すように構成される。
【0009】
一例として、前記調理器は、前記グリルプレートと接触するとともに、前記エアフライバスケットの下方に、前記エアフライバスケットと離れて設置されるように構成された、熱発生器をさらに備える。
【0010】
一例として、前記グリルプレートは、前記熱発生器を覆う1つまたは複数の熱伝達部材を備える。
【0011】
一例として、前記熱発生器は、長尺熱発生素子を1つまたは複数備える。前記長尺熱発生素子のそれぞれは、前記熱伝達部材のいずれか1つに封入されている。
【0012】
一例として、前記エアフライバスケットは、開口部を持たないエアフライ底部プレートを備える。
【0013】
一例として、前記エアフライバスケットは、1つまたは複数の開口部をもつエアフライ底部プレートを備える。前記エアフライバスケットの前記1つまたは複数の開口部の合計面積は、前記グリルプレートの前記1つまたは複数の開口部の合計面積よりも小さい。
【0014】
一例として、前記エアフライバスケットは、複数の隆起部をもつエアフライ底部プレートを備える。前記複数の隆起部はそれぞれ上方に突出している。
【0015】
一例として、前記調理器が前記グリル構成の場合に、第1速度で前記空気流発生器を作動させ、前記調理器が前記エアフライ構成の場合に、前記第1速度よりも高い第2速度で前記空気流発生器を作動させるように構成された回路をさらに備える。
【0016】
一例として、前記調理器は、検知された煙の量に基づいて、前記熱発生器により発生される熱量、または、前記空気流発生器により発生される空気流の速度を制御するように構成された煙センサ及び回路を備える。
【0017】
一例として、前記調理器は、前記グリルプレートの下方に設置されたドリップトレイと、前記ドリップトレイを覆うドリップトレイカバーとをさらに備える。
【0018】
一例として、前記空気流発生器は、さらに前記筐体内に外気を取り入れるように構成されている。
【0019】
一例として、前記筐体は、耐熱性をもつ。
【0020】
一例として、前記調理器は、1つまたは複数の通気口孔をさらに備える。前記調理器が前記エアフライ構成の場合に、前記空気流発生器は、空気流を前記エアフライバスケットに対して水平に横切る方向に発生させる。
【0021】
一例として、前記筐体は、上部シェルと下部シェルとを備える。前記グリルプレートは、前記上部シェルと前記下部シェルとの間に設置されている。前記グリルプレートは、1つまたは複数の接触表面をもつ加熱プレートである。前記エアフライバスケットは、前記加熱プレートの上方に間隔をもって設置され、且つ、1つまたは複数の空気流誘導通気孔をもつ挿入部品を備える。
【0022】
一例して、前記上部シェル及び前記下部シェルは、ヒンジ接続されている。
【0023】
一例として、前記調理器は、前記筐体内の空気加熱チャンバ内の空気の温度に基づいて、前記加熱プレートにより発生される熱量、または、前記空気流発生器により発生される空気流の速度を制御するように構成された温度センサ及び回路をさらに備える。
【0024】
一例として、前記調理器は、前記下部シェル及び前記空気流発生器を囲むように構成された支持外側シェルをさらに備える。
【0025】
一例として、前記調理器は、前記挿入部品の中に、エアフライに供される食品を保持するバスケットをさらに備える。
【0026】
一例として、前記上部シェルは、ドーム形状をしている。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1図1は、実施形態に係るグリル兼エアフライヤーの断面図である。
図2図2は、蓋が閉じられた状態の実施形態に係るグリル兼エアフライヤーの斜視図である。
図3図3は、蓋が開いた状態の実施形態に係るグリル兼エアフライヤーの斜視図であり、エアフライヤー挿入部品及びバスケットを示している。
図4図4は、蓋が開いた状態の実施形態に係るグリル兼エアフライヤーの斜視図であり、加熱プレートを示している。
図5図5は、エアフライモードの実施形態に係るグリル兼エアフライヤーの断面図である。
図6図6は、グリルモードの実施形態に係るグリル兼エアフライヤーの断面図である。
図7図7は、グリルモードで作動中の実施形態に係るグリル兼エアフライヤー内部の空気の流れを示す。
図8図8は、エアフライモード作動中の実施形態に係るグリル兼エアフライヤー内部の空気の流れを示す。
図9図9は、実施形態に係る調理器の斜視図である。
図10図10は、実施形態に係る調理器がグリルモードで動作するときの、図9のX-X線に沿った断面図である。
図11図11は、実施形態に係る調理器がエアフライモードで動作するときの、図9のX-X線に沿った断面図である。
図12図12は、ドリップトレイが取り外された状態の実施形態に係る調理器の断面図である。
図13図13は、実施形態に係るグリルプレートの斜視図である。
図14図14は、実施形態に係るグリルプレートの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本開示の原理による例示的な実施形態の説明は、添付の図面と共に読まれることが意図され、添付の図面は記述された説明全体の一部であるとみなされる。本明細書に開示される実施形態の説明において、方向または配向へのいかなる言及も、単に説明の便宜のために意図され、本開示の範囲をいかなる形でも限定することを意図しない。「下」、「上」、「水平」、「垂直」、「上方」、「下方」、「上へ」、「下へ」、「上端」、及び「底」などの相対的な用語、並びにそれらの派生語(例えば、「水平に」、「下向きに」、「上向きに」など)は、そのとき記載されるように、または議論中の図面に示されるように、配向について言及していると解釈されるべきである。これらの相対的な用語は説明の便宜上のものに過ぎず、そのように明示的に示されていない限り、装置が特定の向きで構成または動作されることを必要としない。同様に、「取り付けられた」、「固着された」、「接続された」、「結合された」、「相互接続された」及び同様の用語は、特に明記しない限り、構造が、直接的または、他の構造と、介在する構造、または、可動または固定された取り付け部材や介在する構造を介して間接的に互いに固定または取り付けられる関係、及びその両方を指す。さらに、本開示の特徴及び利点は、例示された実施形態を参照することによって例示される。したがって、本開示は単独でまたは他の特徴の組み合わせで存在し得る特徴のいくつかの実現可能かつ非限定的な組み合わせを例示する実施形態に明確に限定されるべきではなく、本開示の範囲は本明細書に添付される特許請求の範囲によって定義される。
【0029】
本開示は、現在企図されている本開示を実施する最良の形態を説明する。この説明は、限定的な意味で理解されることを意図するものではなく、本開示の利点及び構成を当業者にアドバイスするために添付の図面を参照することによって、単に例示目的のために提示された本開示の例を提供する。図面の様々な図において、同様の符号は、同様または類似の部分を示す。
【0030】
開示された実施形態は、本明細書の革新的な教示の多くの有利な使用法のうちの数例に過ぎないことに留意することが重要である。概して、本出願の明細書においてなされる記述は、必ずしも、様々な特許請求された開示のいずれも限定しない。さらに、いくつかの記述はいくつかの発明的特徴に適用されてもよいが、他の特徴には適用されなくてもよい。一般に、特に断らない限り、一般性を失うことなく単数の要素は複数であってもよく、その逆であってもよい。
【0031】
図1は、一実施形態に係る調理器105の断面図である。図示されるように、調理器105の外側には、下部シェルの一部を形成する外側シェル100と、本明細書では上部シェルとも呼ばれる蓋200とを備える。調理器105の内部の蓋200の下には、エアフライバスケット800、誘導通気孔700を備えたエアフライ挿入部品500、加熱要素/プレート/火格子400、耐熱性を備えた内側シェル300、及びクロスフローファンやポンプ等の空気流発生器600を備える。食品は調理チャンバ900内で調理され、内側シェル300は調理チャンバ内の高温に耐えられるように耐熱性であってもよい。
【0032】
したがって、蓋200は上部シェルを形成し、外側シェル100及び内側シェル300は下部シェル350を形成する。上部シェル200及び下部シェル350は筐体を形成し、図示のように、上部シェルはドーム形状でもよい。次に、加熱プレート400は、上部シェル200と下部シェル350との間に配置され、その状態で熱プレートは、1つまたは複数の接触面及び1つまたは複数の開口部を有する。例えば、熱板は加熱格子400を形成してもよい。
【0033】
エアフライ挿入部品500は、筐体内に挿入されると、加熱プレート400の上方に距離を置いて配置される。エアフライ挿入部品500は、図示のように複数の誘導通気孔700を有する。
【0034】
空気流発生器600は、筐体内に空気流を生成するように構成されている。このような空気流は、図7及び図8に示されており、2つの異なる動作構成に関して説明されている。空気流路650は、空気流発生器600によって動かされる空気が空気流路650に流入し、それに沿って導かれるように、空気流発生器600に隣接して設けられる。
【0035】
以下でより詳細に説明するように、調理器105は2つの異なる動作構成を有する。図6に示される第1の構成では、エアフライ挿入部品500は調理器105から取り外され、食品は熱プレート400上で直接調理されてもよい。図1に示される第2の構成では、エアフライ挿入部品500は、調理器105内に配置され、エアフライバスケット800はエアフライ挿入部品500内に配置されており、食品はバスケット内で調理されてもよい。
【0036】
さらに、調理器105は、第3の動作構成を有してもよい。図7及び図8に示すように、図7及び図8に示されるように、第1及び第2の構成は、筐体内の調理器105内での調理を調理チャンバ900内で行ってもよい。第3の動作構成にある間、蓋200を取り外してもよい。その他の点では、第3の動作構成は、調理される食品が熱プレート400上に直接配置され、空気流が熱板を通って引き込まれるように、第1の動作構成と同様であってもよい。
【0037】
図2は、蓋200が閉じられたときの調理器105の外観を示す。図3では、蓋200が開いており、調理器が第2の構成で動作しているときに使用中のエアフライ挿入部品500及びエアフライバスケット800が示されている。図示されるように、蓋200は、ヒンジ2000によって下部シェル200、300に、ヒンジ接続されてもよい。図4では、蓋200が開いており、調理器105が第1または第3の構成と呼ばれる無煙グリルモードでグリルするために、エアフライ挿入部品500及びエアフライバスケット800は取り外され、加熱プレート400が露出している。上記の第1構成と第3の構成は、調理器105が閉じているか(第1の構成)、開いているか(第3の構成)に応じて異なる。
【0038】
図6は、グリルモードの場合の調理器105の第1の構成を示し、図7は、第1の構成にあるときに筐体内で空気流発生器600によって生成される空気流7000を示す。グリルモードでは、エアフライ挿入部品500及びエアフライバスケット800が取り外されている。調理器105が第1の構成または第3の構成にあるときに調理される食品は、蓋の下かつ加熱プレート400の真上の空間にある食品グリル領域7010で調理される。図示の空気流7000は加熱プレート400と内側シェル300との間の吸引チャンバ7020内に吸引力を生成する。使用時、加熱プレート400で発生した煙は、吸引チャンバ7020内で発生する吸引力によって加熱プレートを通して吸引される。
【0039】
加熱プレート400は、食品をグリルするための加熱面を有する。加熱プレート400は、空気がプレートを通過できるようにする穴または開口部を有する。典型的には加熱プレート400は、食品がプレート上で直接グリルされるように、図示されているように格子の形態をとる。
【0040】
調理中に調理器105内で発生した煙は、クロスフローファンまたは他の空気流発生器600によって、加熱プレート400の開口部を通って吸引チャンバ7020内に吸い込まれる。次に、空気流7000は、空気流発生器600によって、空気流発生器に隣接する空気流路650に導かれる。これにより、空気流路650の一端は吸引チャンバ7020に接続され、空気流路650の他端は食品グリル領域7010における内側シェル300の別の開口に接続される。空気流路650と吸引チャンバ7020との間に間隙7030が示されているが、ほとんどの構成ではそのような隙間は存在せず、空気流路650の第1の端部は吸引チャンバ7020に直接接続されることに留意されたい。
【0041】
いくつかの実施形態、特に、グリル構成において蓋200が調理器105から取り外される、上述の第3の構成に関連して、空気流発生器600は、上述の空気流7000を生成している間に、煙と外気を同時に吸引チャンバ7020内に引き込む。これは、概して、周囲の空気を、存在する煙とともに加熱プレート400の周囲から吸引チャンバ7020内に引き込むことになるであろう。
【0042】
その後、ファン600は、空気と煙の混合物を空気流路650またはダクトを介して食品グリル領域に戻し、空気流路を出ると、空気流7000が蓋200によって導かれる。いくつかの実施形態、特に第3の構成の場合は、煙に新鮮な空気を取り込むことにより、煙中の揮発性化合物の濃度を低下させ、目に見える煙も減少する。したがって、調理器105が開いているときでも、第3の構成では、無煙または煙が低減されたグリル調理が達成される。
【0043】
図5は、エアフライモード用の調理器105の第2の構成を示し、図8は、そのような構成における空気流れ8000を示す。蓋200と内側シェル300は、筐体を形成し、エアフライ挿入部品500は、加熱プレート400の上方に距離を置いて位置するように内側シェル300内に配置される。次に、エアフライバスケット800がエアフライ挿入部品500内に挿入され、食品調理領域8010がエアフライバスケット800内で蓋200の下方に配置される。次に、空気加熱領域8020が、第1構成では吸引チャンバ7020が位置する、エアフライ挿入部品500と内側シェル300との間の空間に設けられる。
【0044】
空気流発生器600が作動しているとき、エアフライに供された空気が再加熱のためにその領域に引き込まれるように、空気加熱領域8020にはある程度の負圧が与えられることに留意されたい。エアフライモードでは、空気は、エアフライチャンバ、左側の通気孔700、エアフライ挿入部品500と、加熱プレート400の間の領域、加熱プレート400、吸引チャンバ7020、そして空気流発生器600の順に流れる。
【0045】
加熱プレート400は、空気流8000を所望の温度まで加熱するための加熱面を有する。プレート400は、空気がプレートを通過できるようにする穴または開口部を有する。第2の構成では、空気流発生器600は、加熱空気を空気加熱領域8020から引き込み、空気流路650またはダクトを介して空気流8000を食品調理領域8010に導く。第1の構成に関して上述したように、空気導管650の一端は、空気加熱領域8020内において、内側シェル300の開口部で空気流発生器600に隣接して配置され、空気流路650の他端は、誘導空気取り込み口として機能するエアフライ挿入部品500の通気孔700に隣接した内側シェル300内の開口部に位置する。エアフライ挿入部品500の通気孔700は、空気流8000の少なくとも一部を食品調理領域8010内に水平に導き、そうすることでエアフライチャンバとして機能する。したがって、通気孔700は、エアフライバスケット800内に配置された食品全体に加熱空気を導く。
【0046】
エアフライバスケット800内に位置する食品を通過した後、空気流8000は、空気取込み通気孔700の反対側にあるエアフライ挿入部品500内の空気出口として機能する通気孔700に流れる。
【0047】
調理器105は、温度センサ及び/または煙センサを含んでもよく、1つまたは複数の回路/プロセッサを使用して、感知された温度及び/または煙に基づいて、加熱プレート及びファンの作動、発生する熱量及びファンの速度を制御することができる。さらに、そのようなプロセッサまたは回路は、空気流またはオーブン温度がエアフライ挿入部品500の有無に応じて変化するように、上述の異なる3つの構成において調理器105の動作を制御するために使用されてもよい。温度センサ及び回路は、空気加熱チャンバ内の空気の温度及び/または筐体200内の調理チャンバ内の空気の温度に基づいて、加熱プレート400によって生成される熱量、または空気流発生器600によって生成される空気流の速度を制御するように構成されてもよい。グリルモードでは、加熱プレート400の温度に基づいて発熱量を調整することができる。
【0048】
図9は、実施形態に係る調理器の斜視図である。図10及び図11は、実施形態に係る調理器がそれぞれグリルモード及びエアフライモードでの、図9のX-X線に沿った断面図である。
【0049】
図10に示す調理器9100は、筐体9200、グリルプレート9400、熱発生器9490、エアフライバスケット9500(図11参照)、及び空気流発生器9600を備える。図示の例では、筐体9200は耐熱性であってもよい。筐体9200は、外側シェル9210及び蓋9230を含む。外側シェル9210は、グリルプレート9400、エアフライバスケット9500、及び空気流発生器9600を囲んでもよい。蓋9230は、外側シェル9210の上部に配置されてもよい。図10の例では、蓋9230は平坦であるが、図1に示すドーム形状などの他の形状であってもよい。
【0050】
調理器9100は、図10に示すように、グリル構成で利用することができ、または、図11に示すエアフライ構成でも利用することができる。図10に示されるように、調理器9100がグリル構成にあるとき、グリルプレート9400は筐体9200内に配置されるように構成される。調理器9100がグリル構成にあるとき、筐体9200は、グリルプレート9400の上方にグリルチャンバ9261及びグリルプレート9400の下方には吸引チャンバ9263を備える。図13及び図14は、それぞれグリルプレート9400の斜視図を示す。 グリルプレート9400には、1つまたは複数の開口部9410が設けられてもよい。
【0051】
図示の例では、グリルプレート9400は、熱発生器9490とは別構成であり、熱発生器9490から取り外し可能である。グリルプレート9400と熱発生器9490とを別構成とすることにより、熱発生器490及びグリルプレート9400の製造がより簡単かつ安価にできる。さらに、グリルプレート9400が熱発生器9490とは別構成である場合、熱発生器9490を調理器9100のユニットに永久的に接続することができるので着脱可能な電気端子に伴う問題が少なくなる。また、グリルプレート9400と熱発生器9490とを別構成とすれば、グリルプレート9400のデザインを容易に変更することができる。例えば、グリルプレート9400の設計は、容易に製造され、熱発生器9490の上部に容易に設置される平らな「グリドル」プレートであってもよい。
【0052】
図10に示すように、グリルプレート9400は、熱発生器9490と接触するように構成されている。一実施形態では、図13及び図14に示すように、グリルプレート9400は、熱発生器9490を取り囲む1つまたは複数の熱伝達部材9450を備えてもよい。一実施形態では、グリルプレート9400は、温度センサを囲む1つまたは複数の熱伝達部材を含んでもよく、その結果、熱がより効率的に温度センサに伝達され、より正確でかつより速い温度更新が回路9810に対して与えられる。一例では、熱発生器9490は、互いに平行であってもよい1つまたは複数の長尺熱発生部材9491を備えてよく、長尺熱発生部材9491のそれぞれは、熱伝達部材9450のいずれかに包まれる。したがって、熱伝達部材9450は、熱発生部材9491との接触部分を最大化するように構成されてもよい。
【0053】
一例では、図10に示すように、調理器9100は、側壁9530及び側壁9540を含んでもよい。側壁9530と側壁9540とは、水平方向に離間して対向している。図示の例では、側壁9530及び側壁9540が筐体9200に固定されている。側壁9530は、1つまたは複数の通気孔9531を含んでもよく、側壁9540は、1つまたは複数の通気孔9541を含んでもよい。図示の実施形態では、通気孔9531を備えた側壁9530、及び、通気孔9541を備えた側壁9540などの通気部品を筐体9200に固定してもよい。上記の構成で、以下で説明するようにグリルプレート9400またはエアフライバスケット9500を取り外すとき、通気部品は取り付けられたままでよく、したがって、掃除中に曲がったり損傷を受けたりしにくい。
【0054】
図11に示されるように、エアフライバスケット9500は、調理器9100がエアフライ構成にあるときに、筐体9200内に配置されるように構成される。調理器9100がエアフライ構成にあるとき、筐体9200は、エアフライバスケット9500内側にエアフライチャンバ9281と、エアフライバスケット9500の外側に空気加熱チャンバ9283を備える。調理器9100がエアフライ構成にあるとき、熱発生器9490は、エアフライバスケット9500の下方に、エアフライバスケット9500から離れて配置されてもよい。
【0055】
図11に示す例において、エアフライバスケット9500は、エアフライ底部プレート9501備えてもよい。一例では、エアフライ底部プレート9501は開口部をもたない。別の例では、図12に示されるように、エアフライ底部プレート9501は、ほとんど閉じられているが、1つまたは複数の開口部9510が設けられている。一実施形態では、平面視において、エアフライ底部プレート9501の1つまたは複数の開口部9510の総面積は、グリルプレート9400の1つまたは複数の開口9410の総面積よりも小さくてもよい。一部の空気は、開口部9510を通って下方向に流れてもよい。開口部9510により、ドリップを迅速に食品から排出してもよい。
【0056】
エアフライバスケット9500は、複数の隆起部9520を含むエアフライ底部プレート9501をさらに含んでもよい。複数の隆起部9520のそれぞれは、上方に突出してもよい。隆起部9520は、食品の大部分がエアフライ底部プレート9501の底面に接触するのを防ぐことができる。次いで、隆起部9520は、1つまたは複数の開口部9510と協働して、食品から湿気を奪い、バスケット9500の外に排出してもよい。
【0057】
図10を再び参照すると、空気流発生器9600は、図1を参照して説明した空気流発生器600と同様の構成を有することができる。空気流発生器9600は、筐体9200内に空気流を生成するように構成されてもよい。図10に示すように、調理器9100がグリル構成であるとき、空気流発生器9600は、空気が通気孔9531からグリルチャンバ9261に流れるように構成されてもよい。空気流発生器9600は、空気は、グリルチャンバ9261からグリルプレート9400の1つまたは複数の開口9410を通って吸引チャンバ9263に流れ、吸引チャンバ9263からグリルチャンバ9261に戻るように構成されてもよい。空気流発生器9600は、筐体9200内に外気を引き込むように構成することができ、引き込まれた外気は煙と混合してもよい。外気と煙が混合して煙が拡散させてもよい。グリルチャンバ9261内の空気の一部は、通気孔9541を介して吸引チャンバ9263に引き込まれてもよい。
【0058】
図11に示すように、調理器9100がエアフライ構成である場合、空気は空気加熱チャンバ9283内で加熱されてもよい。空気流発生器9600は、空気を空気加熱チャンバ9283からエアフライチャンバ9281に流し、エアフライチャンバ9281から空気加熱チャンバ9283に戻すように構成されてもよい。エアフライチャンバ9281内のほとんどまたはすべての空気は、通気孔9541を介して空気加熱チャンバ9283に吹き込まれてもよい。
【0059】
図10を参照すると、一実施形態では、調理器9100は、ドリップトレイ9710及びドリップトレイカバー9730をさらに備えてもよい。ドリップトレイ9710は、熱発生器9490の下方にあってもよく、同様に、グリルモードではグリルプレート9400の下方に、エアフライモードではエアフライバスケット9500の下方にあってもよい。ドリップトレイカバー9730はドリップトレイ9710を覆ってもよく、また、ドリップトレイ9710とグリルプレート9400との間に位置してもよい。ドリップトレイカバー9730は、滴下が熱発生素子近傍から迅速に排出され、それによって空気の流れを妨げることなく煙が発生しないように、特定のパターンの穴と隆起を備えるように慎重に設計されてもよい。いくつかの実施形態では、ドリップトレイカバー9730の上面は、ドリップを熱発生器9490から遠ざけるように、及び/または、穴に向かって誘導するように傾斜しているか、または隆起が設けられ、この構成により煙の発生を減少するとともに、ドリップが熱発生器9490から迅速に遠ざけることができる。図12に示されるように、ドリップトレイ9710及びドリップトレイカバー9730は、洗浄のために筐体9200から取り外せるようにスライド可能であってもよい。
【0060】
図10及び図11に示すように、調理器9100は、例えばユーザコントロールパネル9830内に回路9810をさらに備えてもよい。回路9810は、調理器9100がグリル構成である場合に空気流発生器9600を第1の速度で動作させ、調理器9100がエアフライ構成にある場合、第1の速度よりも大きい第2の速度で空気流発生器9600を動作させるように構成され得る。これにより、調理器9100がグリル構成である場合に、食品に過度の「エアフライ」効果を引き起こさずに、よりよい排煙を実現してもよい。別の実施形態では、調理器9100は、例えば、調理器9100がベークモードである場合、第2の速度よりも小さい別の速度で空気流発生器9600を動作させてもよい。調理器9100がベークモードにあるとき、空気流は、第2の速度よりも低く(例えば、可能な限り低く)維持されてもよい。ベークモードは、空気流の速度が異なることを除いて、エアフライモードと実質的に同一であり得る。一実施形態では、調理器9100がグリル構成にあるとき、ユーザコントロールパネル600を作動させるかどうかを選択することができる(例えば、ユーザは、ユーザコントロールパネル9830上で排煙を選択することができる)。一実施形態では、回路9810は、調理器9100がグリル構成であるときに空気流発生器9600をオフに保つように構成されてもよい。
【0061】
本実施形態によれば、ユーザは、グリルプレート9400を、エアフライ底部プレート9501を含むエアフライバスケット9500に交換することにより、調理器9100をグリル構成(図10参照)からエアフライ構成(図11参照)に変更することができる。同様に、ユーザは、エアフライ底部プレート9501を含むエアフライバスケット9500をグリルプレート9400と交換することによって、調理器9100をエアフライ構成(図11参照)からグリル構成(図10参照)に変更することができる。いくつかの実施形態では、調理器9100は、グリルプレート9400と、エアフライ底部バスケット9500,エアフライ底部プレート9501とのうちのいずれが調理器内に存在するかを自動的に決定し、適切なモードで自動的に動作するか、ユーザコントロールパネル9830上に適切なオプションをユーザに提示してもよい。
【0062】
第1の実施形態の要素及び構造は、第2の実施形態の調理器に組み込むことができ、またその逆も可能である。本開示はいくつかの説明された実施形態に関して、ある長さで、ある特定事項を伴って説明されてきたが、本開示はそれらの特定事項、実施形態、及び特定の実施形態に限定する意図はなく、先行技術に鑑みて、そのような特許請求の範囲の可能な限り広い解釈を提供し、したがって、本開示の意図された範囲を効果的に包含するように、添付の特許請求の範囲を参照して解釈されるべきである。
【0063】
本明細書で列挙されるすべての例及び条件付き記載は、読者が本開示の原理、及び当技術分野を促進するために本発明者によって寄与される概念を理解するのを助けるための教授目的のためのものであり、そのような具体的に列挙された例及び条件に限定されないものとして解釈されるべきである。さらに、本開示の原理、態様、及び実施形態、並びにその特定の例を列挙する本明細書のすべての記載は、その構造的及び機能的同等物の両方を包含することが意図される。さらに、そのような等価物は現在知られている等価物及び将来開発される等価物、すなわち、構造にかかわらず同じ機能を実行する開発された任意の要素の両方を含むことが意図される。
図1
図2
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図8
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図10
図11
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【国際調査報告】