(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-14
(54)【発明の名称】ヒアルロン酸を含む油分散固形化粧料組成物
(51)【国際特許分類】
A61K 8/73 20060101AFI20231107BHJP
A61K 8/37 20060101ALI20231107BHJP
A61K 8/04 20060101ALI20231107BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20231107BHJP
【FI】
A61K8/73
A61K8/37
A61K8/04
A61Q19/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022551677
(86)(22)【出願日】2021-11-16
(85)【翻訳文提出日】2022-08-30
(86)【国際出願番号】 KR2021016696
(87)【国際公開番号】W WO2023054802
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0128933
(32)【優先日】2021-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517039760
【氏名又は名称】コスマックス、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、セオ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】リム、ヒョン ジョー
(72)【発明者】
【氏名】ジ、ジン ゴー
(72)【発明者】
【氏名】パク、ミョン サム
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA081
4C083AA121
4C083AA122
4C083AC011
4C083AC012
4C083AC021
4C083AC071
4C083AC072
4C083AC351
4C083AC421
4C083AC422
4C083AC431
4C083AC432
4C083AD021
4C083AD151
4C083AD331
4C083AD332
4C083BB12
4C083BB13
4C083BB47
4C083BB48
4C083CC02
4C083DD11
4C083DD21
4C083EE01
4C083EE06
4C083EE07
(57)【要約】
【課題】 ヒアルロン酸を含む油分散固形化粧料組成物を提供する。
【解決手段】水溶性成分であるヒアルロン酸を油相に均一に分散させて安定した剤形を具現でき、ヒアルロン酸を含むことによって皮膚保湿に改善された効果を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒアルロン酸、オイル、ワックス及びバター類を含む油分散固形化粧料組成物。
【請求項2】
前記ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸ナトリウム(Sodium Hyaluronate)、加水分解ヒアルロン酸(Hydrolyzed Hyaluronic Acid)、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム(Hydroxypropyltrimonium Hyaluronate)、ヒアルロン酸(Hyaluronic Acid)及びアセチル化ヒアルロン酸ナトリウム(Sodium Acetylated Hyaluronate)からなる群から選ばれる1種以上である、請求項1に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項3】
前記ヒアルロン酸は、全化粧料組成物に対して0.01~1.0重量%含まれている、請求項1またば2に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項4】
前記オイルは、ポリグリセリル-2トリイソステアレート(Polyglyceryl-2 Triisostearate)、ひまわり種子オイル(sunflower seed oil)、ココナッツヤシオイル(Cocos Nucifera(Coconut) Oil)、スイートアーモンドオイル(Sweet almond oil)、リンゴ種子オイル(Pyrus Malus(Apple) Seed Oil)、水添ヒマシ油(Hydrogenated Castor Oil)、メドウフォーム種子オイル(Meadowfoam seed Oil)、トリエチルヘキサノイン(Triethylhexanoin)、リンゴ酸ジイソステアリル(Diisostearyl Malate)、オリーブオイル(Oilive Oil)、ヒマシオイル(Castor Oil)、アボカドオイル(Avocado Oil)、アーモンドオイル(Almond Oil)、ローズヒップオイル(Rosehip Oil)、マカダミアナットオイル(Macadamia Nut Oil)、ミンクオイル(Mink Oil)、流動パラフィン(liquid paraffin/paraffin oil)、ワセリン(Vaseline)、ミリスチン酸イソプロピル(Myristic Acid Isopropyl)、シリコンオイル(Silcon Oil)、ホホバオイル(Jojoba oil)、緑茶オイル(Green Tea Oil)、ブドウ種子オイル(Grape Seed Oil)、アルガンオイル(Argan Oil)、及び水添ポリデセン(Hydrogenated Polydecene)からなる群から選ばれる1種以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項5】
前記オイルは、全化粧料組成物に対して50.0~90.0重量%含まれている、請求項1から4のいずれか一項に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項6】
前記ワックスは、カンデリラワックス(Candelilla Wax)、マイクロクリスタリンワックス(Microcrystalline Wax)、オクチルドデカノール(Octyldodecanol)、ビーズワックス(Bees wax)、カルナバワックス(Copernicia Cerifera(Carnauba) Wax)、セレシン(Cerecin)、合成ワックス(Synthetic Wax)、合成ビーズワックス(Synthetic Beeswax)及びオゾケライト(Ozokerite)からなる群から選ばれる1種以上である、請求項1から5のいずれか一項に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項7】
前記ワックスは、全化粧料組成物に対して5.0~40.0重量%含まれている、請求項1から6のいずれか一項に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項8】
前記バター類は、シアバター(Shea Butter)、マンゴー種子バター(Mangifera Indica(Mango) Seed Butter)、カカオ種子バター(Theobroma Cacao(Cocoa) Seed Butter)、クプアス種子バター(Cupuacu Seed Butter)、ヤシ種子バター(Cocos Nucifera(Coconut) Seed Butter)、サラソウジュ種子バター(Shorea Robusta Seed Butter)及びコクム種子バター(Garcinia Indica Seed Butter)からなる群から選ばれる1種以上である、請求項1から7のいずれか一項に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項9】
前記バター類は、全化粧料組成物に対して2.0~10.0重量%含まれている、請求項1から8のいずれか一項に記載の油分散固形化粧料組成物。
【請求項10】
前記油分散固形化粧料組成物は、抗酸化剤及び防腐剤がさらに含まれたものである、請求項1から9のいずれか一項に記載の油分散固形化粧料組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、2021年9月29日に大韓民国特許庁に提出された大韓民国特許出願第10-2021-0128933号に対して優先権を主張し、当該特許出願の開示事項は本明細書に参照によって組み込まれる。
【0002】
本発明は、ヒアルロン酸を含むことによって改善された保湿効果を有する油分散固形化粧料組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
皮膚の油水分バランスが崩れると、皮膚がさらに乾燥したり皮脂分泌量が増加したりして皮膚状態が悪化するため、皮膚において油水分バランスの調節は非常に重要である。特に、皮膚に水分が不足して乾燥すると、角質ができやすく、外部刺激によって皮膚が傷みやすい他、皮膚トラブルも発生しやすくなる。
【0004】
ヒアルロン酸は、皮膚中にそもそも存在する成分であり、老化によってその量が減りながら皮膚が乾燥し、小ジワも誘発する。ヒアルロン酸は、個人の身体サイズの200倍に達する水分を引き寄せて貯蔵する能力を有しており、皮下組織に存在して水分を補充することに卓越しており、若い肌の維持に役立つものとして知られた成分である。そこで、最近では、塗るヒアルロン酸化粧品、又はビタミンのように食べるヒアルロン酸栄養剤が開発されている。
【0005】
一方、従来の油分散固形化粧料組成物は、高含量のオイルを配合して皮膚に塗布すると、オイル膜を形成し、皮膚保湿に役立つという長所がある。しかし、高含量のオイルを含む油分散固形化粧料組成物は、水溶性原料の配合がし難く、水溶性原料を配合する場合には剤形安定度に否定的な影響を大きく及ぼす。
【0006】
したがって、水溶性成分であるヒアルロン酸を油分散固形化粧料組成物に適用し、水溶性成分が均一に分散されている油分散固形化粧料組成物を開発することが至急な実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、水溶性原料を配合した安定した油分散固形化粧料組成物を開発するために鋭意研究努力してきた。その結果、ヒアルロン酸を含む油分散固形化粧料組成物が、安定した剤形を具現し、皮膚保湿に改善された効果を有することを確認した。
【0008】
したがって、本発明の目的は、ヒアルロン酸、オイル、ワックス及びバター類を含む油分散固形化粧料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、本発明をより詳細に説明する。
【0010】
本発明の一態様は、ヒアルロン酸、オイル、ワックス及びバター類を含む油分散固形化粧料組成物に関する。
【0011】
本発明において、ヒアルロン酸は、ヒアルロン酸ナトリウム(Sodium Hyaluronate)、加水分解ヒアルロン酸(Hydrolyzed Hyaluronic Acid)、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム(Hydroxypropyltrimonium Hyaluronate)、ヒアルロン酸(Hyaluronic Acid)及びアセチル化ヒアルロン酸ナトリウム(Sodium Acetylated Hyaluronate)からなる群から選ばれる1種以上であってよいが、これに限定されるものではない。
【0012】
本発明において、ヒアルロン酸は、全化粧料組成物に対して0.01~1.0重量%、0.01~0.8重量%、0.01~0.6重量%、0.1~1.0重量%、0.1~0.8重量%、0.1~0.6重量%、0.3~1.0重量%、0.3~0.8重量%、0.3~0.6重量%、例えば、0.6重量%含まれてよいが、これに限定されるものではない。
【0013】
本発明において、オイルは、ポリグリセリル-2トリイソステアレート(Polyglyceryl-2 Triisostearate)、ひまわり種子オイル(sunflower seed oil)、ココナッツヤシオイル(Cocos Nucifera(Coconut) Oil)、スイートアーモンドオイル(Sweet almond oil)、リンゴ種子オイル(Pyrus Malus(Apple) Seed Oil)、水添ヒマシ油(Hydrogenated Castor Oil)、メドウフォーム種子オイル(Meadowfoam seed Oil)、トリエチルヘキサノイン(Triethylhexanoin)、リンゴ酸ジイソステアリル(Diisostearyl Malate)、オリーブオイル(Oilive Oil)、ヒマシオイル(Castor Oil)、アボカドオイル(Avocado Oil)、アーモンドオイル(Almond Oil)、ローズヒップオイル(Rosehip Oil)、マカダミアナットオイル(Macadamia Nut Oil)、ミンクオイル(Mink Oil)、流動パラフィン(liquid paraffin/paraffin oil)、ワセリン(Vaseline)、ミリスチン酸イソプロピル(Myristic Acid Isopropyl)、シリコンオイル(Silcon Oil)、ホホバオイル(Jojoba oil)、緑茶オイル(Green Tea Oil)、ブドウ種子オイル(Grape Seed Oil)、アルガンオイル(Argan Oil)、及び水添ポリデセン(Hydrogenated Polydecene)からなる群から選ばれる1種以上であってよいが、これに限定されるものではない。
【0014】
本発明において、オイルは、全化粧料組成物に対して50.0~90.0重量%、50.0~85.0重量%、50.0~80.0重量%、55.0~90.0重量%、55.0~85.0重量%、55.0~80.0重量%、60.0~90.0重量%、60.0~85.0重量%、60.0~80.0重量%、65.0~90.0重量%、65.0~85.0重量%、65.0~80.0重量%、70.0~90.0重量%、70.0~85.0重量%、例えば、70.0~80.0重量%含まれてよいが、これに限定されるものではない。
【0015】
本発明において、ワックスは、カンデリラワックス(Candelilla Wax)、マイクロクリスタリンワックス(Microcrystalline Wax)、オクチルドデカノール(Octyldodecanol)、ビーズワックス(Bees wax)カルナバワックス(Copernicia Cerifera(Carnauba) Wax)、セレシン(Cerecin)、合成ワックス(Synthetic Wax)、合成ビーズワックス(Synthetic Beeswax)及びオゾケライト(Ozokerite)からなる群から選ばれる1種以上であってよいが、これに限定されるものではない。
【0016】
本発明において、ワックスは、全化粧料組成物に対して5.0~40.0重量%、5.0~35.0重量%、5.0~30.0重量%、5.0~25.0重量%、5.0~20.0重量%、10.0~40.0重量%、10.0~35.0重量%、10.0~30.0重量%、10.0~25.0重量%、10.0~20.0重量%、15.0~40.0重量%、15.0~35.0重量%、15.0~30.0重量%、15.0~25.0重量%、15.0~20.0重量%、例えば、20.0重量%含まれてよいが、これに限定されるものではない。
【0017】
本発明において、バター類は、シアバター(Shea Butter)、マンゴー種子バター(Mangifera Indica(Mango) Seed Butter)、カカオ種子バター(Theobroma Cacao(Cocoa) Seed Butter)、クプアス種子バター(Cupuacu Seed Butter)、ヤシ種子バター(Cocos Nucifera(Coconut) Seed Butter)、サラソウジュ種子バター(Shorea Robusta Seed Butter)及びコクム種子バター(Garcinia Indica Seed Butter)からなる群から選ばれる1種以上であってよいが、これに限定されるものではない。
【0018】
本発明において、バター類は、全化粧料組成物に対して2.0~10.0重量%、2.0~8.0重量%、2.0~6.0重量%、4.0~10.0重量%、4.0~8.0重量%、4.0~6.0重量%、例えば、5.0重量%含まれてよいが、これに限定されるものではない。
【0019】
本発明において、油分散固形化粧料組成物は、抗酸化剤及び防腐剤がさらに含まれたものでよいが、これに限定されるものではない。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、ヒアルロン酸を含む油分散固形化粧料組成物に関し、水溶性成分であるヒアルロン酸を油相に均一に分散させて安定した剤形を具現でき、ヒアルロン酸を含むことによって皮膚保湿に改善された効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一実験例に係る実施例1、2及び比較例2の剤形を示す写真である。
【
図2】本発明の一実験例に係る実施例1、2及び比較例2の皮膚保湿効果を評価した結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
ヒアルロン酸、オイル、ワックス及びバター類を含む油分散固形化粧料組成物に関する。
【実施例】
【0023】
以下、本発明を、下記の実施例を用いてより詳細に説明する。ただし、これらの実施例は、本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明の範囲がこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0024】
製造例.実施例及び比較例の製造
【0025】
下表1に記載の各成分及び含有量にしたがって実施例1及び比較例1の油分散固形化粧料組成物を製造した。
【0026】
【0027】
具体的に、表1に記載の各成分及び含有量にしたがって全原料をビーカーに計量した後、75~85℃で加温しながらアジミキサー(Agi-mixer)を用いて25rpmで5分間均一に混合した。その後、気泡を除去し、スティック容器に注いで冷却させ、スティック型化粧料組成物を製造した。
【0028】
実験例1.剤形安定度評価
【0029】
実施例1、2及び比較例1、2の剤形安定度を確認した。具体的に、それぞれの化粧料組成物を4℃、常温、37℃、45℃及び光条件下で1日、5日、1週、2週及び4週目に剤形の安定性を評価し、その結果を下表2及び
図1に示した。評価基準は次の通りである。
【0030】
[評価基準]
安定;◎
やや不安定;△
不安定;×
【0031】
【0032】
上記の表2及び
図1から確認できるように、実施例1、2及び比較例2は、製造して4週後にも剤形が安定している。一方、比較例1は、スティック剤形の形成が不可であり、安定度観察から除外した。また、比較例2は、剤形は安定していたが、ワックス含有量が40重量%を超えているため、剤形の硬度が高く、塗り心地が大きく低下した。
【0033】
実験例2.皮膚保湿評価
【0034】
実施例1、2及び比較例2の皮膚保湿効果を評価するために、被験者である25~25歳の20人を対象に皮膚保湿評価を行った。皮膚の表皮中の水分量を測定するために、水分のイオン程度を測定し数値化して皮膚保湿力を確認できる機械であるコルネオメーター(corneometer;CK electronic社、ドイツ)センサーを用いた。皮膚水分度は、皮膚水分度(%)で示し、恒温22±2℃及び恒湿(相対湿度)40~60%の条件で実施し、その結果を下表3及び
図2に示した。
【0035】
【0036】
上記の表3及び
図2から確認できるように、実施例1の0.5時間皮膚水分度は148.3%、2時間皮膚水分度は111.8%、4時間皮膚水分度は112.3%、及び8時間皮膚水分度は110.1%であって、実施例2及び比較例2に比べて全ての時間において高い水分度を示した。
【0037】
このことから、実施例1が皮膚保湿効果に優れていることが確認できた。
【0038】
実験例3.官能評価
【0039】
20~40歳の男/女パネル20人を対象に、実施例1、2及び比較例2を皮膚に塗布後に、下記の評価基準によって、塗る時に感じる塗り心地、光沢感、吸収力、保湿感及び全般的な満足度などの使用感を評価し、その結果を下表4に示した。
【0040】
上記基準のうち、塗り心地は、皮膚に伸び広がる感じであり、塗布の際、制動感無しで柔軟に塗られる程度を意味する。光沢感は、塗布直後及び塗布して10分経過時点での皮膚のツヤ程度を意味する。吸収力は、塗布10分経過時点で組成物が皮膚に吸収された程度を意味する。保湿性は、皮膚塗布10分経過時点で組成物が皮膚にべたつき、粘り、テカリ無しでしっとりとする感じを意味する。このような4つの基準は、化粧料としての使用価値を上げ、特に、吸収力及び保湿感は、油分散固形化粧料組成物の重要な特徴になり得る。
【0041】
[評価基準]
15人以上の使用者が優秀と判定;◎
10~14人の使用者が優秀と判定;○
9人以下の使用者が優秀と判定;△
【0042】
【0043】
上記の表4から確認できるように、実施例1に比して実施例2は、保湿感において低い評価を受けた。また、実施例1に比して比較例2は相対的に硬いため、塗り心地が優秀でなく、そのため、光沢感及び保湿力も劣ることが示された。これに対し、実施例1は、塗り心地、光沢感、保湿感においていずれも高い評価を示し、全般的な満足度において最高の評価を受けた。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、ヒアルロン酸を含むことによって改善された保湿効果を有する油分散固形化粧料組成物に関する。
【国際調査報告】