(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-14
(54)【発明の名称】モノのインターネット伝送および受信システム
(51)【国際特許分類】
H04W 4/06 20090101AFI20231107BHJP
H04W 12/03 20210101ALI20231107BHJP
H04W 12/08 20210101ALI20231107BHJP
H04H 60/09 20080101ALI20231107BHJP
H04W 4/70 20180101ALI20231107BHJP
【FI】
H04W4/06
H04W12/03
H04W12/08
H04H60/09
H04W4/70
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023521686
(86)(22)【出願日】2021-10-07
(85)【翻訳文提出日】2023-05-23
(86)【国際出願番号】 US2021054027
(87)【国際公開番号】W WO2022076725
(87)【国際公開日】2022-04-14
(32)【優先日】2020-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517284201
【氏名又は名称】アイビクィティ デジタル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】パフジャ, アシュウィニ
(72)【発明者】
【氏名】ゴーイ, キャサリン ピー.
(72)【発明者】
【氏名】オロクウォシュチ, ガブリエル
(72)【発明者】
【氏名】ミルバー, マレク
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA30
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067HH36
(57)【要約】
サーバが、モノのインターネット(IoT)クラウドに接続される、通信ポートと、通信ポートに接続される、少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、命令を含む、メモリとを含む。命令は、少なくとも1つのハードウェアプロセッサによって実施されると、少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに無線放送信号におけるメッセージを伝送するために利用可能な1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局を識別することと、メッセージをクライアントアプリケーションから受信することと、1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局の無線放送自動化機器とともに含まれる1つまたはそれを上回る他のサーバに、IoTクラウドを介して、暗号化メッセージを送信することとを含む、動作を実施させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバであって、
モノのインターネット(IoT)クラウドに接続される通信ポートと、
前記通信ポートに接続される少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、
メモリであって、前記メモリは、命令を含み、前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサによって実施されると、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
別個のコンピューティングデバイスのクライアントアプリケーションに対して、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに無線放送信号におけるメッセージを伝送するために利用可能な1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局を識別することと、
メッセージを伝送するための前記利用可能な無線放送局のうちの1つまたはそれを上回るものを示す前記メッセージを前記クライアントアプリケーションから受信することと、
前記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局の無線放送自動化機器とともに含まれる1つまたはそれを上回る他のサーバに、前記IoTクラウドを介して、前記暗号化メッセージを送信することと
を含む動作を実施させる、メモリと
を備える、サーバ。
【請求項2】
前記メモリは、前記無線放送局の無線放送信号のデジタル変調サブキャリアにおける暗号化メッセージとして前記メッセージを伝送するために利用可能な無線放送局の無線局データベースを記憶する、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
前記クライアントアプリケーションとのセキュアな接続を確立することと、
前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバとのセキュアな接続を確立することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項4】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
複数のクライアントアプリケーションから暗号化メッセージを受信することと、
前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの前記暗号化メッセージの送信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングに従って、前記暗号化メッセージの送信を開始することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項5】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
クライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび前記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による前記複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信することと、
前記受信された時間要件に従って、前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの前記メッセージの送信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングに従って、前記メッセージの送信を開始することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項6】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
複数のクライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび前記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による前記複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信することと、
前記受信された時間要件に従って、前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの前記メッセージの送信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングにおける競合を識別することと、
前記識別された競合に応答して、メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を選択することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項7】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
クライアントアプリケーションからメッセージを受信し、前記メッセージに関する少なくとも1つの地理的標的を受信することと、
前記少なくとも1つの地理的標的を網羅する1つまたはそれを上回る無線放送局を識別することと、
前記識別された1つまたはそれを上回る無線放送局への前記メッセージの送信を開始することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項8】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
1つまたはそれを上回る無線放送局の登録を受信することと、
前記1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局として前記1つまたはそれを上回る登録された無線放送局を前記クライアントアプリケーションに対して識別することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項9】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに関するソフトウェア更新を前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに送信させる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項10】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスの制御のための制御データを含むメッセージを送信させる、請求項1-9のいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項11】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、クライアントアプリケーションの命令を含み、前記命令は、機械の1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、
ネットワークサーバにメッセージを送信することであって、前記メッセージは、モノのインターネット(IoT)内に含まれるエンドデバイスを識別する、ことと、
無線放送信号を使用して、前記メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すことと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
前記ネットワークサーバに暗号化メッセージを送信することであって、前記暗号化メッセージは、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを識別する、ことと、
前記暗号化メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すことと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
前記ネットワークサーバにメッセージを送信することであって、前記メッセージは、前記メッセージに関する地理的標的を識別すること
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記ネットワークサーバのサーバとのセキュアなチャネルを確立することと、
前記セキュアなチャネルを使用して、前記ネットワークサーバに前記メッセージを送信することと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
前記ネットワークサーバに複数のメッセージを送信することであって、前記複数のメッセージは、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを示す、ことと、
前記1つまたはそれを上回る無線放送局によって前記複数のメッセージを送信するための時間要件を示すことと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
前記機械のディスプレイを使用して、1つまたはそれを上回る登録された無線放送局をユーザに提示することと、
前記機械のユーザインターフェースを介して、前記メッセージを伝送するための1つまたはそれを上回る無線放送局の選択を受信することと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
前記ネットワークサーバから前記メッセージの送信のステータスを受信することと、
前記機械のディスプレイを使用して、前記メッセージステータスをユーザに提示することと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
前記エンドデバイスを制御するための制御データを含むように前記メッセージをエンコードすること
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
前記機械のディスプレイを使用して、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提示することであって、前記GUIは、前記IoTメッセージに関して標的化される1つまたはそれを上回る無線放送局を示すために、放送標的フィールドを含む、こと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11-18のいずれか1項に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
前記IoTのエンドデバイスへの前記メッセージのペイロードを構成するために、前記GUIのペイロード管理フィールドを提示すること
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項19に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本願は、2020年10月10日に出願され、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、米国仮出願第63/090,189号の優先権を主張する。
【0002】
本発明は、一方向無線放送を使用して、デバイスを構成および制御するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
デジタル無線放送技術は、デジタルオーディオおよびデータサービスをモバイル、ポータブル、および固定受信機に配信する。インバンドオンチャネル(IBOC)無線放送と称される、1つのタイプのデジタル無線放送は、既存の中間周波数(MF)および超高周波数(VHF)無線帯域において地上送信機を使用する。iBiquity Digital Corporationによって開発された、HD RadioTM技術は、デジタル無線放送および受信に関するIBOC実装の一実施例である。IBOC無線信号は、複数のデジタル変調キャリアと組み合わせたアナログ変調キャリアを含む、ハイブリッドフォーマットにおいて伝送されることができる。デジタルオーディオ放送(DAB)またはデジタル無線モンディエール(DRM)は、アナログ変調キャリアが使用されない、デジタル専用フォーマットである。
【0004】
デジタル伝送システムの1つの特徴は、デジタル化オーディオおよびデータの両方を同時に伝送する能力である。したがって、本技術はまた、無線局からの無線データサービスを可能にする。放送信号は、アーティスト、曲名、または局呼出符号等のメタデータを含むことができる。加えて、イベント、交通、および気象についての特別なメッセージもまた、ハイブリッド無線信号またはデジタル専用無線信号を使用して伝送されることができる。特殊化された受信機を用いることで、ハイブリッドまたはデジタル専用無線信号は、例えば、モノのインターネット(IoT)内に含まれるデバイス等のサービスエンドデバイスへのメッセージを含む、他のタイプのメッセージを送信する機会を提供する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本書に提示される技術は、1つまたは複数のクライアントアプリケーションまたはクライアントが、1つまたは複数の無線放送局を使用して、1つまたは多くのエンドデバイスを制御することを可能にする、一方向無線通信伝送サービスに関する。本明細書に説明される実施形態は、無線放送局にメッセージを提供し、これが、順に、エンドデバイスの処理、通信、または制御をサポートするためのエンドデバイスとの一方向通信のための無線放送信号を伝送する、バックエンド無線システムを提供する。
【0006】
サーバの実施例は、IoTクラウドに接続される、通信ポートと、通信ポートに接続される、少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、ハードウェアプロセッサによって実施される命令を含む、メモリとを含む。少なくとも1つのハードウェアプロセッサによって実施されると、命令は、ハードウェアプロセッサに、別個のコンピューティングデバイスのクライアントアプリケーションに対して、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに無線放送信号におけるメッセージを伝送するために利用可能な1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局を識別することと、暗号化メッセージを伝送するための利用可能な無線放送局のうちの1つまたはそれを上回るものを示す、暗号化メッセージをクライアントアプリケーションから受信することと、1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局の無線放送自動化機器とともに含まれる1つまたはそれを上回るサーバに、IoTクラウドを介して、暗号化メッセージを送信することとを含む、動作を実施させる。
【0007】
クライアントアプリケーションの実施例は、機械の1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、IoTクラウド内に含まれるサーバに暗号化メッセージを送信することであって、暗号化メッセージは、IoTのエンドデバイスを識別する、ことと、無線放送信号を使用して、暗号化メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すこととを含む、動作を実施するように機械を構成する、命令を含む。
【0008】
本節は、本特許出願の主題の簡潔な概要を提供することを意図している。本発明の排他的または網羅的解説を提供することを意図していない。詳細な説明は、本節で行われた記述に加えて、従属請求項の議論および従属請求項および独立請求項の相互関係等の本特許出願についてのさらなる情報を提供するために含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、ハイブリッド無線波形の概略表現である。
【0010】
【
図2】
図2は、拡張ハイブリッド無線波形の概略表現である。
【0011】
【
図3】
図3は、全デジタル無線波形の概略表現である。
【0012】
【
図4】
図4は、モノのインターネット(IoT)デバイスの実施例の一部の機能ブロック図である。
【0013】
【
図5】
図5は、IoTデバイスに一方向伝送サービスを提供する、バックエンドシステムの実施例の一部のブロック図である。
【0014】
【
図6】
図6は、IoTデバイスの動作を制御する方法のフロー図である。
【0015】
【
図7】
図7は、IoTデバイスに一方向伝送サービスを提供する、別のシステムの実施例の図示である。
【0016】
【
図8】
図8は、IoTデバイスに一方向伝送サービスを提供する、別のシステムの実施例の図示である。
【0017】
【
図9】
図9は、IoTサーバの実施例の一部のブロック図である。
【0018】
【
図10】
図10は、一方向伝送サービスのクライアントアプリケーションのためのグラフィカルユーザインターフェースの実施例である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
説明
以下の説明は、1つまたは複数のクライアントアプリケーション(またはクライアント)が1つまたは多くの無線放送局を標的化することを可能にする、一方向伝送サービスを提供する、方法および装置の種々の実施形態を説明する。一方向伝送サービスは、クライアントによって、エンドデバイスを制御し、エンドデバイスまたは多くのエンドデバイスを選択するために使用されることができる。エンドデバイスの実施例は、IoTデバイスである。クライアントは、伝送サービスを使用し、単一の無線放送領域内に含まれるネットワークまたは多くの無線放送領域内に含まれるネットワーク内のIoTデバイスを制御することができる。
【0020】
一方向伝送サービスは、クライアントが、標的化されたIoTデバイスを制御し、給湯器の温度を制御する、または街灯をオンにする等のタスクを実施することを可能にする。無線放送局は、ネットワーククラウドを使用して、クライアントによって標的化される。本明細書に使用されるような用語「クラウド」は、ハードウェア抽象化を指す。1つの専用サーバがクライアントアプリケーションによって送信されたIoTメッセージを処理する代わりに、IoTメッセージは、本明細書に説明される処理を実施する、データセンターまたは処理センサーに送信されることができる。IoTメッセージを処理するために使用される実際のサーバは、データセンターまたは処理センサーにおいて交換可能である。IoTメッセージは、無線放送局の無線自動化機器によって受信され、無線放送信号における制御メッセージを含む。IoTデバイスは、IoTメッセージを受信し、抽出し、処理し得る、無線受信機を含む。
【0021】
デジタル無線放送信号は、複数のデジタル変調キャリアと組み合わせたアナログ変調キャリア(例えば、周波数変調またはFM)を含む、ハイブリッドフォーマットまたは拡張ハイブリッドフォーマットにおいて、またはアナログ変調キャリアが使用されない、全デジタルフォーマットにおいて伝送されることができる。本明細書に説明される伝送サービスの制御メッセージは、ハイブリッド無線信号またはメッセージを放送するためのデジタル専用無線信号において含まれることができる。
【0022】
図1は、ハイブリッド周波数変調(FM)インバンドオンチャネル(IBOC)70の概略表現である。波形70は、放送チャネル74の中心に位置する、アナログ変調信号72と、上側波帯78内の第1の複数の均一に離間された直交周波数分割多重化サブキャリア76と、下側波帯82内の第2の複数の均一に離間された直交周波数分割多重化サブキャリア80とを含む。デジタル変調サブキャリアは、パーティションに分割され、種々のサブキャリアが、基準サブキャリアとして指定される。周波数パーティションは、18のデータサブキャリアと、1つの基準サブキャリアとを含有する、19の直交周波数分割多重化(OFDM)サブキャリアの群である。
【0023】
ハイブリッド波形70は、アナログFM信号に加えて、デジタル変調一次主サブキャリアを含む。サブキャリアは、均一に離間された周波数場所に位置する。サブキャリア場所は、-546~+546と付番される。
図1の波形では、サブキャリアは、場所+356~+546および-356~-546にある。各一次主側波帯は、10の周波数パーティションから成る。同様に一次主側波帯内に含まれる、サブキャリア546および-546は、付加的基準サブキャリアである。各サブキャリアの振幅は、振幅スケール係数によってスケーリングされることができる。
【0024】
図2は、拡張ハイブリッドFM IBOC波形90の概略表現である。拡張ハイブリッド波形90は、一次拡張側波帯92、94をハイブリッド波形において存在する一次主側波帯に追加することによって作成される。1つ、2つ、または4つの周波数パーティションが、各一次主側波帯の内エッジに追加されることができる。拡張ハイブリッド波形は、アナログFM信号に加えて、デジタル変調一次主サブキャリア(サブキャリア+356~+546および-356~-546)およびいくつかまたは全ての一次拡張サブキャリア(サブキャリア+280~+355および-280~-355)を含む。
【0025】
上一次拡張側波帯は、サブキャリア337~355(1つの周波数パーティション)、318~355(2つの周波数パーティション)、または280~355(4つの周波数パーティション)を含む。下一次拡張側波帯は、サブキャリア-337~-355(1つの周波数パーティション)、-318~-355(2つの周波数パーティション)、または-280~-355(4つの周波数パーティション)を含む。各サブキャリアの振幅は、振幅スケール係数によってスケーリングされることができる。
【0026】
図3は、デジタル専用FM DAB波形100の概略表現である。デジタル専用波形100は、アナログ信号を無効化し、一次デジタル側波帯102、104の帯域幅を完全に拡大し、アナログ信号によって空けられたスペクトル内により低出力の二次側波帯106、108を追加することによって構築される。図示される実施形態における全デジタル波形は、アナログFM信号を伴わない、サブキャリア場所-546~+546におけるデジタル変調サブキャリアを含む。
【0027】
10の主周波数パーティションに加えて、全4つの拡張周波数パーティションが、全デジタル波形の各一次側波帯内に存在する。各二次側波帯はまた、10の二次主(SM)および4つの二次拡張(SX)周波数パーティションを有する。しかしながら、一次側波帯と異なり、二次主周波数パーティションは、拡張周波数パーティションが中心からより離れた状態で、チャネル中心のより近くにマッピングされる。
【0028】
各二次側波帯はまた、12のOFDMサブキャリアと、基準サブキャリア279および-279とを含む、小さい二次保護(SP)領域110、112をサポートする。側波帯は、それらが、アナログまたはデジタル干渉によって影響を受ける可能性が最も低いスペクトルのエリア内に位置するため、「保護」と称される。付加的基準サブキャリアが、チャネルの中心(0)に設置される。SP領域の周波数パーティション順序は、SP領域が、周波数パーティションを含有しないため、適用されない。
【0029】
各二次主側波帯は、サブキャリア1~190または-1~-190に及ぶ。上二次拡張側波帯は、サブキャリア191~266を含み、上二次保護側波帯は、サブキャリア267~278に加えて、付加的基準サブキャリア279を含む。下二次拡張側波帯は、サブキャリア-191~-266を含み、下二次保護側波帯は、サブキャリア-267~-278に加えて、付加的基準サブキャリア-279を含む。全デジタルスペクトル全体の合計周波数スパンは、396,803Hzである。各サブキャリアの振幅は、振幅スケール係数によってスケーリングされることができる。二次側波帯振幅スケール係数は、ユーザ選択可能であり得る。4つのうちのいずれか1つが、二次側波帯への適用のために選択されてもよい。
【0030】
波形のそれぞれでは、デジタル信号は、直交周波数分割多重化(OFDM)を使用して変調される。OFDMは、データストリームが、同時に伝送される、多数の直交サブキャリアを変調する、並列変調スキームである。OFDMは、本質的に柔軟であり、サブキャリアの異なる群への論理チャネルのマッピングを容易に可能にする。
【0031】
ハイブリッド波形では、デジタル信号は、ハイブリッド波形におけるアナログFM信号の両側上の一次主(PM)側波帯において伝送される。各側波帯の出力レベルは、アナログFM信号における合計出力をかなり下回る。アナログ信号は、モノラルまたはステレオであってもよく、下位通信許可権(SCA)チャネルを含んでもよい。拡張ハイブリッド波形では、ハイブリッド側波帯の帯域幅は、アナログFM信号に向かって拡張され、デジタル容量を増加させることができる。各一次主側波帯の内エッジに配分される、本付加的スペクトルは、一次拡張(PX)側波帯と呼ばれる。全デジタル波形では、アナログ信号は、除去され、一次デジタル側波帯の帯域幅は、拡張ハイブリッド波形におけるように、完全に拡張される。加えて、本波形は、より低出力のデジタル二次側波帯が、アナログFM信号によって空けられたスペクトル内で伝送されることを可能にする。波形の側波帯は、適切な受信機を装備するIoTデバイスによって受信され得る、IoTメッセージを含む機会を提供する。
【0032】
図4は、IoTエンドデバイス450の実施例の一部のブロック図である。IoTデバイスは、ユーザが一方向伝送サービスを介してデータを送信することによって制御することを所望する、エンドデバイス(例えば、給湯器、街灯等)である。IoTデバイス412は、受信機414と、ホストコントローラ418とを含む。受信機414は、無線放送送信機408によって伝送されたデジタル無線放送信号(例えば、
図1-3に関して説明される波形のうちのいずれかを伴う無線信号)を受信することが可能である。受信機414は、アンテナおよび無線チューナ回路網に接続される。受信機414は、本明細書に説明されるような受信された無線信号を処理するために、ベースバンドプロセッサを含んでもよい。受信機回路網は、1つまたはそれを上回る集積回路内に含まれてもよい。受信された無線信号は、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)およびデジタルダウンコンバータに提供され、一連の複素信号サンプルを備える、ベースバンド信号を生成する。信号サンプルは、各サンプルが、「実数」成分と、実数成分に直交にサンプリングされる、「虚数」成分とを備える点において、複素である。ハイブリッドまたはハイブリッド拡張信号に関して、アナログ復調器が、ベースバンド信号のアナログ変調部分を復調し、アナログ信号を生成する。いくつかの実施例では、アナログ信号は、アナログオーディオ信号である。
【0033】
サンプリングされたベースバンド信号のデジタル変調部分は、側波帯分離フィルタによってフィルタリングされ、複素信号を取得する。側波帯分離フィルタは、受信されたOFDM信号内に存在する、サブキャリアf1-fnのセットを備える、通過帯域周波数応答を有する。複素信号は、次いで、ベースバンド信号のデジタル変調部分を復調するために復調され、無線信号内のデジタル情報が、復元される。本デジタル情報は、クライアントアプリケーションから送信されたIoTメッセージを含むことができる。受信されたデジタル情報は、ホストコントローラ418に送信され、IoTデバイス412を制御するために使用されることができる。IoTメッセージは、IoTデバイス412の動作を変更する、制御データを含むことができる。例えば、IoTデバイス412は、制御データを用いて制御レジスタを更新し、IoTデバイス412の動作を調節してもよい。
【0034】
図5は、エンドデバイスに一方向伝送サービスを提供する、バックエンドシステムの部分のブロック図である。エンドデバイスは、IoTまたはIoTの任意の実施形態に接続される、IoTデバイスであってもよい。本明細書に説明される方法およびデバイスを使用して提供される伝送サービスは、クライアントアプリケーションプログラムインターフェース(API)およびインターネットへのアクセスを含む、コンピューティングデバイスを伴うユーザが、デジタル無線信号を放送する無線放送局の領域内に位置するIoTデバイスに一方向データを送信することを可能にする。バックエンドシステムは、ネットワーククラウド(例えば、IoTクラウド)内に含まれる、ネットワークサーバ504と、第2のサーバ506と、無線放送送信機508とを含む、無線放送自動化機器とを含む。無線放送自動化機器のサーバ506は、IoTクラウドサーバ504から着信メッセージを受信する。メッセージが、受信されると、サーバ506は、無線放送信号において伝送するためのメッセージをスケジューリングする。無線放送送信機508は、デジタル無線信号を発生させるデジタルエキサイタを含み、アナログ無線信号を発生させるためのアナログエキサイタを含んでもよい。
図5の実施例は、IoTデバイス512にメッセージ510を送信するためにバックエンドシステムを使用する、クライアントアプリケーション502を図示する。
【0035】
図6は、IoT内に含まれるデバイスの動作を制御する方法600のフロー図である。方法600は、
図5のバックエンドシステムを使用して実施されてもよい。605において、メッセージ510が、クライアントアプリケーション502によって受信され、クライアントアプリケーション502は、ネットワーククラウド内に含まれるネットワークサーバ504にメッセージ510を送信する。メッセージ510は、暗号化されてもよい。メッセージ510は、エンドIoTデバイス512を制御するために、または複数のIoTデバイスを制御するために使用されてもよい。クライアントアプリケーション502とネットワークサーバ504との間のインターフェースは、認証および暗号化を使用してセキュアにされ得る、セキュアなチャネルであってもよい。セキュアなチャネルは、ユーザによって実施されるメッセージ510の任意の暗号化に加えたものであり、バックエンドシステムは、メッセージ510のコンテンツに依存しない場合がある。
【0036】
610において、メッセージ510は、IoTクラウドから、無線放送局の無線放送自動化機器内に含まれるサーバ506に送信される。スケジューリング情報、地理的標的情報等の他の情報も、メッセージ510自体に加えて、送信されてもよい。IoTクラウドサーバ504と無線放送局サーバ506との間のインターフェースは、セキュアなチャネルであってもよい。ネットワークサーバ504は、セキュアなチャネルを経由した無線機器サーバ506へのメッセージの送信をスケジューリングしてもよい。615において、メッセージ510は、無線放送送信機508を使用して、無線放送信号において伝送される。メッセージ510を送信するために使用される無線放送信号は、ハイブリッド無線信号、拡張ハイブリッド無線信号、または全デジタル無線信号であってもよく、メッセージは、無線放送信号のデジタル変調サブキャリアを使用して伝送される。
【0037】
620において、メッセージ510は、無線放送局の無線放送領域内に位置する、標的IoTデバイス512によって受信される。IoTデバイス512は、ハイブリッド無線信号、拡張ハイブリッド無線信号、または全デジタル無線信号等のデジタル無線放送信号を受信し得る、無線受信機514を含み、IoTデバイスは、無線放送信号のデジタル変調サブキャリアからメッセージ510を復元する。メッセージ510が、セキュアなチャネルを使用して送信された場合、IoTデバイスは、IoTデバイスを制御するために使用されるユーザの元のメッセージを復元するために、メッセージを復号する。セキュアなチャネルによる任意の暗号化は、ユーザによるメッセージ510の任意の暗号化に加えたものである。元のメッセージが、ユーザによって暗号化されたメッセージであった場合、IoTデバイス512は、625においてメッセージ510を復号する。
【0038】
図7は、IoTデバイスに一方向伝送サービスを提供する、別のシステム700の実施例の図示である。
図7の実施例は、本システムのバックエンドの一部としてIoTクラウド704に接続される、複数の無線放送ステーション(721、722、723)を示す。IoTクラウド704は、無線放送局の異なる無線放送領域内にあるIoTデバイスに到達するために、複数の無線局を使用する。例えば、無線放送局721は、IoTデバイス724、726、728にデータを伝送するために使用されることができ、無線放送局722は、IoTデバイス724、730、732にデータを伝送するために使用されることができ、無線放送局723は、IoTデバイス734にデータを伝送するために使用されることができる。
【0039】
IoTクラウド704は、無線放送局(721、722、723)によって放送される信号の無線放送信号内にIoTメッセージを含めることによって、IoTデバイスの全てにIoTメッセージ(例えば、IoTデバイスの挙動を制御するための制御データを含むメッセージ)を伝送することができる。IoTクラウド704はまた、IoTデバイスを網羅する放送領域を伴う無線放送局内にのみIoTメッセージを含めることによって、IoTデバイスのうちのいくつかのみにIoTメッセージを伝送することができる。例えば、IoTクラウド704は、無線放送局721のみを使用して、IoTメッセージを放送することによって、IoTデバイス724、726、728にのみIoTメッセージを送信することができる。IoTデバイス730、732、734は、IoTメッセージを受信しない。IoTクラウド704はまた、IoTメッセージが、無線局の放送領域内の全てのIoTデバイスを下回るものによって受信されるように、1つまたはそれを上回る放送領域内の具体的デバイスを標的化することができる。クライアントアプリケーション502は、メッセージに関する地理的標的を示してもよい。地理的標的は、州、郵便番号、都市または町等、または複数の州、郵便番号、都市、町等であり得る。クライアントアプリケーション502によって規定される地理的標的は、異なるサイズであり得る。IoTクラウド704は、地理的標的を網羅する放送領域を伴う無線放送局にのみIoTメッセージを送信することによって、地理的標的内に位置するIoTデバイスにIoTメッセージを伝送することができる。
【0040】
図7の実施例では、IoTクラウド704は、無線放送局721および722にIoTメッセージを送信するが、無線局723に送信せず、IoTデバイス734は、標的領域内にない。IoTクラウド407は、IoTデバイス724、726、732を標的化し、デバイス728、730は、標的化されない。ある放送領域内のあるデバイスを標的化し、その他を標的化しないために、IoTクラウド704は、IoTメッセージ内にデバイス識別子(ID)を含んでもよく、合致するIDを伴うIoTデバイス(または複数のデバイス)のみが、その領域に関する無線放送信号におけるIoTメッセージを処理する。これは、ユーザが、放送領域内の特定のデバイスまたは特定のタイプのデバイスのみを標的化するために有用であり得る。IoTデバイスIDは、非標的化メッセージを処理する際にIoTデバイスの無線受信機によって使用される時間を低減させるために、メッセージ内に(例えば、メッセージヘッダ内に)早期に含まれてもよい。
図7の実施例では、IoTクラウド704は、無線放送局721に、IoTデバイス724に関するIoTデバイスIDを含む、IoTメッセージを送信する。IoTデバイスIDはまた、IoTデバイス726に対応してもよい、またはIoTクラウドは、IoTデバイス726に関するIoTデバイスIDを伴う別個のメッセージを送信してもよい。IoTクラウドは、IoTデバイス732を標的化するために、無線放送局722にIoTメッセージを送信する。IoTクラウド704がまた、無線放送局722を使用して、IoTデバイス724を標的化し得ることに留意されたい。無線受信機736は、IoTメッセージを処理することが可能ではない。
【0041】
IoTクラウド704に利用可能な無線放送局を認識させるために、無線局は、IoTクラウド704に登録される。
図5に再び目を向けると、管理者デバイス516は、無線放送局をIoTクラウドのサーバ504に登録し、IoTメッセージを放送するためにIoTクラウドに利用可能な無線放送局を含有する無線放送局データベースを発生させることができる。登録された無線局は、クライアントアプリケーション502によってユーザに提示される。放送領域は、提示された無線局情報とともに含まれてもよい。クライアントアプリケーション502は、ユーザから1つまたはそれを上回るエンドIoTデバイスに1つまたはそれを上回るIoTメッセージを伝送するための無線放送局の選択を受信する。管理者はまた、一方向メッセージングサービスへのアクセスを制御するために、クライアントアプリケーションまたはクライアントアプリケーションの所有者の権利を登録してもよい。
【0042】
図8は、IoTデバイスに一方向伝送サービスを提供する、別のシステムの実施例の図示である。本システムは、複数のクライアントアプリケーション502A、502B、502Cと、IoTクラウド704とを含む。本システムはまた、無線放送局送信機721および722を含む。クライアントアプリケーションは、無線放送局721および722の放送領域内のIoTデバイスにIoTメッセージ840、842、844を送信することを所望する。IoTメッセージを送信するために、各クライアントアプリケーションは、サービス提供するためにIoTクラウド704にそのIoTメッセージを送信する。IoTクラウド704のサーバ(例えば、
図5のサーバ504)は、IoTメッセージに関するスケジュール846を決定する。IoTクラウド704は、IoTメッセージ内に示される対応する領域に放送する無線放送局に、クライアントアプリケーションからのIoTメッセージをルーティングしてもよい。IoTクラウド704は、スケジューリングされた時間に放送するためのスケジュールに従って、それらを無線放送局に送信する前にIoTメッセージをバッファリングするために、メッセージバッファ850を含んでもよい。
【0043】
IoTクラウド704は、スケジューリングにおける競合を解決する。例えば、
図8では、メッセージ1およびメッセージ3の両方が、午後1:00に領域A内で放送することを指定する。IoTクラウド704は、アルゴリズムに従って(例えば、優先順位によって)競合を解決し、それに応じて、バッファ内にメッセージを記憶する。いくつかの実施例では、IoTクラウド704は、無線放送局データベース852を検索し、別の無線放送局が領域A内で放送するために利用可能であるかどうか決定し、利用可能である場合、競合するメッセージのうちの1つを他の無線放送局にルーティングする。IoTクラウド704は、メッセージトランザクションを記録するために、メッセージログ854を記憶してもよい。いくつかの実施例では、メッセージログ854は、IoTメッセージの送信を確認するために、クライアントアプリケーションによって読み取られることができる。
【0044】
IoTメッセージ840、842、844は、標準フォーマット(例えば、伝送制御プロトコル(TCP)フォーマット、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)フォーマット、および同等物)を有してもよい。IoTメッセージ840、842、844は、ユーザからの暗号化メッセージであってもよい。クライアントアプリケーション502A、502B、502CとIoTクラウド704との間のIoTインターフェースは、暗号化の別の層をメッセージに追加してもよい。IoTメッセージ840、842、844は、IoTデバイスに配信されるペイロードを有してもよい。いくつかの実施例では、IoTメッセージは、1つまたはそれを上回るIoTデバイスに関するソフトウェアアップグレードの少なくとも一部を含むことができる。本明細書に説明される一方向伝送サービスを使用することは、ユーザが一度に多くのIoTデバイス内のソフトウェアをアップグレードすることを可能にする。
【0045】
図9は、IoTクラウド内に含まれ得る、IoTサーバ504の実施例の一部のブロック図である。サーバ504は、少なくとも1つのハードウェアプロセッサ960と、IoTクラウド(例えば、
図7のIoTクラウド704)内の他のサーバへの接続のための通信ポート962とを含む。サーバ504はまた、メモリ964を含む。メモリ964は、プロセッサ960によって実行されると、サーバ504に、本明細書に説明されるサーバ機能を実施させる、命令966を記憶する。
【0046】
メモリ964はまた、IoTメッセージを伝送するために好適なデジタル無線信号を放送する、登録された無線放送局を列挙する、無線放送局データベース852を記憶してもよい。登録された無線局を伴うデータベース852は、システム管理者から受信されてもよい。メモリ846は、メッセージスケジュール846を記憶してもよく、プロセッサは、無線放送局の無線放送自動化機器にメッセージを転送する。メモリ964は、クライアントアプリケーションから受信されたIoTメッセージをバッファリングするために、1つまたはそれを上回るバッファ850を含んでもよい。メモリ964は、メッセージログ854を記憶してもよい。無線放送局データベース852、メッセージスケジュール846、バッファ850、およびメッセージログ854が、1つのサーバ内に示されるが、それらは、IoTクラウドの1つを上回るサーバを経由して分散されてもよい。
【0047】
図10は、一方向伝送サービスのクライアントアプリケーション(例えば、
図5のクライアントアプリケーション502)のためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)の実施例である。クライアントアプリケーションは、1つまたはそれを上回るIoTエンドデバイスへの伝送サービスのためにIoTクラウドにIoTメッセージを送信する。GUI1070は、IoTメッセージを管理するためのメッセージ作成タブ1072を含むことができる。GUI1070は、IoTメッセージに関して標的化される無線放送局を示す、放送標的フィールド1074を含むことができる。無線放送局は、IoTクラウドによって提供される利用可能な無線放送局のリストから選択されてもよい。代替として、IoTメッセージに関する標的は、地理的領域として列挙されてもよく、IoTクラウドは、IoTメッセージを伝送するための適切な無線放送局を決定する。別の実施例では、IoTエンドデバイスが、標的として示され、IoTクラウドは、IoTメッセージを伝送するための適切な無線放送局を決定する。
【0048】
GUI1070は、無線放送局からの伝送を構成するための局構成フィールド1076を含むことができる。GUI1070は、IoTメッセージの放送タイミング要件を規定するための日付/時間フィールド1078を含むことができる。GUI1070は、IoTメッセージのペイロードを構成するためのペイロード管理フィールド1080を含むことができる。ペイロードは、ユーザが本デバイスの動作を制御するためにエンドIoTデバイスまたはデバイスに配信することを所望する情報である。ペイロードは、ユーザによって暗号化されてもよい。GUIは、ユーザによって送信された過去のメッセージおよびそれらのメッセージのステータスを表示するために使用され得る、メッセージ履歴タブ1082を含むことができる。
【0049】
本明細書に説明される方法、システム、およびデバイスは、インターネット接続を伴うユーザが、適切なデジタル放送無線が利用可能であり、サポートされる、任意の場所のIoTデバイスに一方向データサービスを送信する能力を提供する。一方向データ伝送は、一度に広い範囲のIoTデバイスを標的化することができる、または1つの具体的IoTデバイスを標的化することができる。標的化されるデバイスの数または標的化されるデバイスのタイプは、一方向伝送サービスを、従来のWi-FiアプローチよりもIoTデバイスにサービス提供するためのより良好なオプションにし得る。
【0050】
付加的開示および実施例
実施例1は、モノのインターネット(IoT)クラウドに接続される、通信ポートと、通信ポートに接続される、少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、少なくとも1つのハードウェアプロセッサによって実施されると、少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、別個のコンピューティングデバイスのクライアントアプリケーションに対して、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに無線放送信号におけるメッセージを伝送するために利用可能な1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局を識別することと、メッセージを伝送するための利用可能な無線放送局のうちの1つまたはそれを上回るものを示す、メッセージをクライアントアプリケーションから受信することと、1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局の無線放送自動化機器とともに含まれる1つまたはそれを上回る他のサーバに、IoTクラウドを介して、暗号化メッセージを送信することとを含む、動作を実施させる、命令を含む、メモリとを備える、主題(サーバ等)を含む。
【0051】
実施例2では、実施例1の主題は、随意に、無線放送局の無線放送信号のデジタル変調サブキャリアにおける暗号化メッセージとしてメッセージを伝送するために利用可能な無線放送局の無線局データベースを記憶する、メモリを含む。
【0052】
実施例3では、実施例1および2の一方または両方の主題は、随意に、少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、クライアントアプリケーションとのセキュアな接続を確立させ、無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバとのセキュアな接続を確立させる、命令を含む。
【0053】
実施例4では、実施例1-3の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、複数のクライアントアプリケーションから暗号化メッセージを受信させ、無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの暗号化メッセージの送信をスケジューリングさせ、スケジューリングに従って、暗号化メッセージの送信を開始させる、命令を含む。
【0054】
実施例5では、実施例1-4の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、クライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信させ、受信された時間要件に従って、無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへのメッセージの送信をスケジューリングさせ、スケジューリングに従って、メッセージの送信を開始させる、命令を含む。
【0055】
実施例6では、実施例1-5の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、複数のクライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信させ、受信された時間要件に従って、無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへのメッセージの送信をスケジューリングさせ、スケジューリングにおける競合を識別させ、識別された競合に応答して、メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を選択させる、命令を含む。
【0056】
実施例7では、実施例1-6の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、クライアントアプリケーションからメッセージを受信させ、メッセージに関する少なくとも1つの地理的標的を受信させ、少なくとも1つの地理的標的を網羅する、1つまたはそれを上回る無線放送局を識別させ、識別された1つまたはそれを上回る無線放送局へのメッセージの送信を開始させる、命令を含む。
【0057】
実施例8では、実施例1-7の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、1つまたはそれを上回る無線放送局の登録を受信させ、1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局として1つまたはそれを上回る登録された無線放送局をクライアントアプリケーションに対して識別させる、命令を含む。
【0058】
実施例9では、実施例1-8の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに関するソフトウェア更新を無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに送信させる、命令を含む。
【0059】
実施例10では、実施例1-9の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスの制御のための制御データを含む、メッセージを送信させる、命令を含む。
【0060】
実施例11は、機械の1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、モノのインターネット(IoT)クラウド内に含まれるサーバにメッセージを送信することであって、メッセージは、IoTのエンドデバイスを識別する、ことと、無線放送信号を使用して、メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すこととを含む、動作を実施するように機械を構成する、クライアントアプリケーションの命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体等の主題を含むことができる(または随意に、そのような主題を含むように実施例1-10の1項または任意の組み合わせと組み合わせられることができる)。
【0061】
実施例12では、実施例11の主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、サーバに暗号化メッセージを送信することであって、暗号化メッセージは、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを識別する、ことと、暗号化メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すこととを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0062】
実施例13では、実施例11および12の一方または両方の主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、サーバにメッセージを送信することであって、メッセージは、メッセージに関する地理的標的を識別する、ことを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0063】
実施例14では、実施例11-13の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、IoTクラウドのサーバとのセキュアなチャネルを確立することと、セキュアなチャネルを使用して、IoTクラウドのサーバにメッセージを送信することとを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0064】
実施例15では、実施例11-13の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、IoTクラウドのサーバに複数のメッセージを送信することであって、複数のメッセージは、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを示す、ことと、1つまたはそれを上回る無線放送局によって複数のメッセージを送信するための時間要件を示すこととを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0065】
実施例16では、実施例11-15の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、機械のディスプレイを使用して、1つまたはそれを上回る登録された無線放送局をユーザに提示することと、機械のユーザインターフェースを介して、メッセージを伝送するための1つまたはそれを上回る無線放送局の選択を受信することとを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0066】
実施例17では、実施例11-16の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、IoTクラウドのサーバからメッセージの送信のステータスを受信することと、機械のディスプレイを使用して、メッセージステータスをユーザに提示することとを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0067】
実施例18では、実施例11-17の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、エンドデバイスを制御するための制御データを含むようにメッセージをエンコードすることを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0068】
実施例19では、実施例11-18の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、機械のディスプレイを使用して、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提示することであって、GUIは、IoTメッセージに関して標的化される1つまたはそれを上回る無線放送局を示すために、放送標的フィールドを含む、ことを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0069】
実施例20では、実施例11-18の1項または任意の組み合わせの主題は、随意に、1つまたはそれを上回るプロセッサに、IoTのエンドデバイスへのメッセージのペイロードを構成するために、GUIのペイロード管理フィールドを提示することを含む、動作を実施させる、命令を含む。
【0070】
非限定的実施例は、任意の並べ替えまたは組み合わせにおいて組み合わせられることができる。上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する、付随の図面の参照を含む。図面は、例証として、本発明が実践され得る、具体的実施形態を示す。これらの実施形態はまた、本明細書では「実施例」と称される。本書に言及される全ての刊行物、特許、および特許文書は、個々に参照することによって組み込まれる場合と同程度に、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる。本書と参照することによってそのように組み込まれるそれらの文書との間の矛盾する使用の場合では、組み込まれる参考文献における使用は、本書のものに対する補足と見なされるべきであり、解決できない矛盾に関して、本書における使用が、優先される。
【0071】
本書では、用語「a」または「an」は、特許文書で一般的であるように、「少なくとも1つ」または「1つまたはそれを上回る」の任意の他の事例または使用とは無関係に、1つまたは1つを上回るものを含むように使用される。本書では、用語「または」は、別様に示されない限り、非排他的なものを指すために、または「AまたはB」が、「AであるがBではない」、「BであるがAではない」、および「AおよびB」を含むように使用される。本書では、用語「~を含む(including)」および「その中で(in which)」は、個別の用語「~を備える(comprising)」および「その中で(wherein)」の平易な英語の同義語として使用される。また、以下の請求項では、用語「~を含む(including)」および「~を備える(comprising)」は、非制限的であり、すなわち、請求項においてそのような用語の後に列挙されるものに加えて要素を含む、システム、デバイス、物品、組成物、配合物、またはプロセスが、依然として、その請求項の範囲内に該当すると見なされる。また、以下の請求項では、用語「第1」、「第2」、および「第3」等は、単に、標識として使用され、それらの物体に対して数値的要件を課すことを意図していない。
【0072】
上記の説明は、制限的ではなく、例証的であることを意図している。例えば、上記に説明される実施例(またはその1つまたはそれを上回る側面)は、相互と組み合わせて使用されてもよい。他の実施形態が、上記の説明を精査することに応じて、当業者によって等、使用されることができる。要約は、読者が、技術的開示の性質を迅速に確認することを可能にするために提供される。これは、これが請求項の範囲または意味を解釈または限定するために使用されないであろうことを理解した上で提出される。上記の詳細な説明では、種々の特徴が、本開示を合理化するためにともに群化され得る。これは、請求されない開示される特徴が、任意の請求項に必須であることを意図するものとして解釈されるべきではない。むしろ、本主題は、特定の開示される実施形態の全ての特徴よりも少ないものにあり得る。したがって、以下の請求項は、本明細書に詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、別個の実施形態として独立し、そのような実施形態が、種々の組み合わせまたは並べ替えにおいて、相互と組み合わせられ得ることが想定される。範囲は、そのような請求項が享受する均等物の全範囲とともに、添付される請求項を参照して決定されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-05-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバであって、
モノのインターネット(IoT)クラウドに接続される通信ポートと、
前記通信ポートに接続される少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、
メモリであって、前記メモリは、命令を含み、前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサによって実施されると、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
別個のコンピューティングデバイスのクライアントアプリケーションに対して、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに無線放送信号におけるメッセージを伝送するために利用可能な1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局を識別することと、
暗号化メッセージを前記クライアントアプリケーションから受信
し、前記暗号化メッセージを伝送するための前記利用可能な無線放送局のうちの1つまたはそれを上回るもののインジケーションを前記クライアントアプリケーションから受信することと、
前記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局の無線放送自動化機器とともに含まれる1つまたはそれを上回る他のサーバに、前記IoTクラウドを介して、前記暗号化メッセージを送信することと
を含む動作を実施させる、メモリと
を備える、サーバ。
【請求項2】
前記メモリは、前記無線放送局の無線放送信号のデジタル変調サブキャリアにおける暗号化メッセージとして前記メッセージを伝送するために利用可能な無線放送局の無線局データベースを記憶する、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
前記クライアントアプリケーションとのセキュアな接続を確立することと、
前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバとのセキュアな接続を確立することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項4】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
複数のクライアントアプリケーションから暗号化メッセージを受信することと、
前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの前記暗号化メッセージの送信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングに従って、前記暗号化メッセージの送信を開始することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項5】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
クライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび前記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による前記複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信することと、
前記受信された時間要件に従って、前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの前記メッセージの送信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングに従って、前記メッセージの送信を開始することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項6】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
複数のクライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび前記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による前記複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信することと、
前記受信された時間要件に従って、前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの前記メッセージの送信をスケジューリングすることと、
前記スケジューリングにおける競合を識別することと、
前記識別された競合に応答して、メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を選択することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項7】
前記命令は、前記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
クライアントアプリケーションからメッセージを受信し、前記メッセージに関する少なくとも1つの地理的標的を受信することと、
前記少なくとも1つの地理的標的を網羅する1つまたはそれを上回る無線放送局を識別することと、
前記識別された1つまたはそれを上回る無線放送局への前記メッセージの送信を開始することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項8】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
1つまたはそれを上回る無線放送局の登録を受信することと、
前記1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局として前記1つまたはそれを上回る登録された無線放送局を前記クライアントアプリケーションに対して識別することと
を行わせる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項9】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに関するソフトウェア更新を前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに送信させる、請求項1に記載のサーバ。
【請求項10】
前記命令は、前記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、前記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスの制御のための制御データを含むメッセージを送信させる、請求項1-9のいずれか1項に記載のサーバ。
【請求項11】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、クライアントアプリケーションの命令を含み、前記命令は、機械の1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、
前記機械のディスプレイを使用して、1つまたはそれを上回る登録された無線放送局をユーザに提示することであって、前記提示することは、前記機械のディスプレイを使用して、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提示することを含み、前記GUIは、メッセージに関して標的化される1つまたはそれを上回る無線放送局を示すために、放送標的フィールドを含む、ことと、
前記機械のユーザインターフェースを介して、前記メッセージを伝送するための1つまたはそれを上回る無線放送局の選択を受信することと、
ネットワークサーバに
前記メッセージを送信することであって、前記メッセージは、モノのインターネット(IoT)内に含まれるエンドデバイスを識別する、ことと、
無線放送信号を使用して、前記メッセージを送信するための
前記選択された1つまたはそれを上回る無線放送局を示すことと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
前記ネットワークサーバに暗号化メッセージを送信することであって、前記暗号化メッセージは、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを識別する、ことと、
前記暗号化メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すことと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
前記ネットワークサーバにメッセージを送信することであって、前記メッセージは、前記メッセージに関する地理的標的を識別すること
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記ネットワークサーバのサーバとのセキュアなチャネルを確立することと、
前記セキュアなチャネルを使用して、前記ネットワークサーバに前記メッセージを送信することと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
前記ネットワークサーバに複数のメッセージを送信することであって、前記複数のメッセージは、前記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを示す、ことと、
前記1つまたはそれを上回る無線放送局によって前記複数のメッセージを送信するための時間要件を示すことと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
前記ネットワークサーバから前記メッセージの送信のステータスを受信することと、
前記機械のディスプレイを使用して、前記メッセージステータスをユーザに提示することと
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
前記エンドデバイスを制御するための制御データを含むように前記メッセージをエンコードすること
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
前記IoTのエンドデバイスへの前記メッセージのペイロードを構成するために、前記GUIのペイロード管理フィールドを提示すること
を含む動作を実施するように前記機械を構成する命令をさらに含む、請求項
11~17に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本節は、本特許出願の主題の簡潔な概要を提供することを意図している。本発明の排他的または網羅的解説を提供することを意図していない。詳細な説明は、本節で行われた記述に加えて、従属請求項の議論および従属請求項および独立請求項の相互関係等の本特許出願についてのさらなる情報を提供するために含まれる。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
サーバであって、
モノのインターネット(IoT)クラウドに接続される通信ポートと、
上記通信ポートに接続される少なくとも1つのハードウェアプロセッサと、
メモリであって、上記メモリは、命令を含み、上記命令は、上記少なくとも1つのハードウェアプロセッサによって実施されると、上記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
別個のコンピューティングデバイスのクライアントアプリケーションに対して、IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに無線放送信号におけるメッセージを伝送するために利用可能な1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局を識別することと、
メッセージを伝送するための上記利用可能な無線放送局のうちの1つまたはそれを上回るものを示す上記メッセージを上記クライアントアプリケーションから受信することと、
上記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局の無線放送自動化機器とともに含まれる1つまたはそれを上回る他のサーバに、上記IoTクラウドを介して、上記暗号化メッセージを送信することと
を含む動作を実施させる、メモリと
を備える、サーバ。
(項目2)
上記メモリは、上記無線放送局の無線放送信号のデジタル変調サブキャリアにおける暗号化メッセージとして上記メッセージを伝送するために利用可能な無線放送局の無線局データベースを記憶する、項目1に記載のサーバ。
(項目3)
上記命令は、上記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
上記クライアントアプリケーションとのセキュアな接続を確立することと、
上記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバとのセキュアな接続を確立することと
を行わせる、項目1に記載のサーバ。
(項目4)
上記命令は、上記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
複数のクライアントアプリケーションから暗号化メッセージを受信することと、
上記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの上記暗号化メッセージの送信をスケジューリングすることと、
上記スケジューリングに従って、上記暗号化メッセージの送信を開始することと
を行わせる、項目1に記載のサーバ。
(項目5)
上記命令は、上記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
クライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび上記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による上記複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信することと、
上記受信された時間要件に従って、上記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの上記メッセージの送信をスケジューリングすることと、
上記スケジューリングに従って、上記メッセージの送信を開始することと
を行わせる、項目1に記載のサーバ。
(項目6)
上記命令は、上記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
複数のクライアントアプリケーションからの複数のメッセージおよび上記1つまたはそれを上回る示される利用可能な無線放送局による上記複数のメッセージの送信に関する時間要件を受信することと、
上記受信された時間要件に従って、上記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回る他のサーバへの上記メッセージの送信をスケジューリングすることと、
上記スケジューリングにおける競合を識別することと、
上記識別された競合に応答して、メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を選択することと
を行わせる、項目1に記載のサーバ。
(項目7)
上記命令は、上記サーバの少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
クライアントアプリケーションからメッセージを受信し、上記メッセージに関する少なくとも1つの地理的標的を受信することと、
上記少なくとも1つの地理的標的を網羅する1つまたはそれを上回る無線放送局を識別することと、
上記識別された1つまたはそれを上回る無線放送局への上記メッセージの送信を開始することと
を行わせる、項目1に記載のサーバ。
(項目8)
上記命令は、上記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、
1つまたはそれを上回る無線放送局の登録を受信することと、
上記1つまたはそれを上回る利用可能な無線放送局として上記1つまたはそれを上回る登録された無線放送局を上記クライアントアプリケーションに対して識別することと
を行わせる、項目1に記載のサーバ。
(項目9)
上記命令は、上記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、上記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスに関するソフトウェア更新を上記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに送信させる、項目1に記載のサーバ。
(項目10)
上記命令は、上記少なくとも1つのハードウェアプロセッサに、上記無線放送自動化機器の1つまたはそれを上回るサーバに、上記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスの制御のための制御データを含むメッセージを送信させる、項目1-9のいずれか1項に記載のサーバ。
(項目11)
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ可読記憶媒体は、クライアントアプリケーションの命令を含み、上記命令は、機械の1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、
ネットワークサーバにメッセージを送信することであって、上記メッセージは、モノのインターネット(IoT)内に含まれるエンドデバイスを識別する、ことと、
無線放送信号を使用して、上記メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すことと
を含む動作を実施するように上記機械を構成する、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目12)
上記ネットワークサーバに暗号化メッセージを送信することであって、上記暗号化メッセージは、上記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを識別する、ことと、
上記暗号化メッセージを送信するための1つまたはそれを上回る無線放送局を示すことと
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目13)
上記ネットワークサーバにメッセージを送信することであって、上記メッセージは、上記メッセージに関する地理的標的を識別すること
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目14)
上記ネットワークサーバのサーバとのセキュアなチャネルを確立することと、
上記セキュアなチャネルを使用して、上記ネットワークサーバに上記メッセージを送信することと
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目15)
上記ネットワークサーバに複数のメッセージを送信することであって、上記複数のメッセージは、上記IoTの1つまたはそれを上回るエンドデバイスを示す、ことと、
上記1つまたはそれを上回る無線放送局によって上記複数のメッセージを送信するための時間要件を示すことと
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目16)
上記機械のディスプレイを使用して、1つまたはそれを上回る登録された無線放送局をユーザに提示することと、
上記機械のユーザインターフェースを介して、上記メッセージを伝送するための1つまたはそれを上回る無線放送局の選択を受信することと
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目17)
上記ネットワークサーバから上記メッセージの送信のステータスを受信することと、
上記機械のディスプレイを使用して、上記メッセージステータスをユーザに提示することと
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目18)
上記エンドデバイスを制御するための制御データを含むように上記メッセージをエンコードすること
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目19)
上記機械のディスプレイを使用して、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提示することであって、上記GUIは、上記IoTメッセージに関して標的化される1つまたはそれを上回る無線放送局を示すために、放送標的フィールドを含む、こと
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目11-18のいずれか1項に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
(項目20)
上記IoTのエンドデバイスへの上記メッセージのペイロードを構成するために、上記GUIのペイロード管理フィールドを提示すること
を含む動作を実施するように上記機械を構成する命令をさらに含む、項目19に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】