(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-14
(54)【発明の名称】バックアップネットワーク機能を提供するためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法
(51)【国際特許分類】
H04W 24/04 20090101AFI20231107BHJP
【FI】
H04W24/04
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023524870
(86)(22)【出願日】2021-09-22
(85)【翻訳文提出日】2023-06-23
(86)【国際出願番号】 CN2021119676
(87)【国際公開番号】W WO2022083385
(87)【国際公開日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/123350
(32)【優先日】2020-10-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】ル, ユンジエ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ヨン
(72)【発明者】
【氏名】レン, ガン
(72)【発明者】
【氏名】リー, シャオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、ネットワーク機能(NF)を実装するネットワークノードにおける方法(100)を提供する。本方法(100)は、他のNFに、NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子(ID)を指示する情報を送信すること(110)を含む。情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク機能(NF)を実装するネットワークノードにおける方法(100)であって、
他のNFに、前記NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子(ID)を指示する情報を送信すること(110)
を含み、
前記情報が、バインディング指示、または前記バインディング指示とは別個の指示中に含まれ、
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである、
方法(100)。
【請求項2】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、前記バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応する、請求項1に記載の方法(100)。
【請求項3】
前記バインディングレベルがNFサービスインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスである、
前記バインディングレベルがNFサービスセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFサービスセットである、
前記バインディングレベルがNFインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFインスタンスである、または、
前記バインディングレベルがNFセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFセットである、
請求項2に記載の方法(100)。
【請求項4】
前記情報が、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項5】
前記サービス要求、前記サービス応答、前記サブスクリプション要求、前記サブスクリプション応答、前記通知要求、または前記通知応答が、直接的に、またはサービス通信プロキシ(SCP)を介して、前記他のNFに送信される、請求項4に記載の方法(100)。
【請求項6】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティの各々が、前記1つまたは複数のコンテキストを提供される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法(100)。
【請求項7】
ネットワーク機能(NF)を実装するネットワークノードにおける方法(200)であって、
他のNFから、前記他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子(ID)を指示する情報を受信すること
を含み、
前記情報が、バインディング指示、または前記バインディング指示とは別個の指示中に含まれ、
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである、
方法(200)。
【請求項8】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記方法は、前記他のNFが利用可能でないとき、
前記NFサービスセットIDが前記バインディング指示中に含まれており、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
をさらに含む、請求項7に記載の方法(200)。
【請求項9】
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの前記等価なNFサービスセット中の前記NFサービスインスタンスを前記選択すること、または前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、
前記NFインスタンスIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも低い優先度で実施される、請求項8に記載の方法(200)。
【請求項10】
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの前記等価なNFサービスセット中の前記NFサービスインスタンスを前記選択すること、または前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、請求項8または9に記載の方法(200)。
【請求項11】
前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択すること
をさらに含む、請求項7に記載の方法(200)。
【請求項12】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFインスタンスIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、請求項11に記載の方法(200)。
【請求項13】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、前記バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応する、請求項7に記載の方法(200)。
【請求項14】
前記バインディングレベルがNFサービスインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスである、
前記バインディングレベルがNFサービスセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFサービスセットである、
前記バインディングレベルがNFインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFインスタンスである、または、
前記バインディングレベルがNFセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFセットである、
請求項13に記載の方法(200)。
【請求項15】
前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択すること
をさらに含む、請求項14に記載の方法(200)。
【請求項16】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中の前記NFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、
前記NFインスタンスIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも低い優先度で実施される、請求項15に記載の方法(200)。
【請求項17】
前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中の前記NFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、請求項16に記載の方法(200)。
【請求項18】
前記情報が、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送される、請求項7から17のいずれか一項に記載の方法(200)。
【請求項19】
サービス通信プロキシ(SCP)に前記情報を送信すること
をさらに含む、請求項7から18のいずれか一項に記載の方法(200)。
【請求項20】
前記情報が、ルーティングバインディング指示、または前記ルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれる、請求項19に記載の方法(200)。
【請求項21】
前記情報が、前記他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、請求項19または20に記載の方法(200)。
【請求項22】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティの各々が、前記1つまたは複数のコンテキストを提供される、請求項7から21のいずれか一項に記載の方法(200)。
【請求項23】
サービス通信プロキシ(SCP)を実装するネットワークノードにおける方法(300)であって、
ネットワーク機能(NF)から、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子(ID)を指示する情報を受信すること(310)
を含み、
前記情報が、ルーティングバインディング指示、または前記ルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれ、
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである、
方法(300)。
【請求項24】
前記ルーティングバインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記方法は、前記他のNFが利用可能でないとき、
前記NFサービスセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれており、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
をさらに含む、請求項23に記載の方法(300)。
【請求項25】
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの前記等価なNFサービスセット中の前記NFサービスインスタンスを前記選択すること、または前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、
前記NFインスタンスIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも低い優先度で実施される、請求項24に記載の方法(300)。
【請求項26】
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの前記等価なNFサービスセット中の前記NFサービスインスタンスを前記選択すること、または前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、請求項24または25に記載の方法(300)。
【請求項27】
前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択すること
をさらに含む、請求項23に記載の方法(300)。
【請求項28】
前記ルーティングバインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFインスタンスIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、請求項27に記載の方法(300)。
【請求項29】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、前記ルーティングバインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応する、請求項23に記載の方法(300)。
【請求項30】
前記バインディングレベルがNFサービスインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスである、
前記バインディングレベルがNFサービスセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFサービスセットである、
前記バインディングレベルがNFインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFインスタンスである、または、
前記バインディングレベルがNFセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFセットである、
請求項29に記載の方法(300)。
【請求項31】
前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択すること
をさらに含む、請求項30に記載の方法(300)。
【請求項32】
前記ルーティングバインディング指示が、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中の前記NFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、
前記NFインスタンスIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも低い優先度で実施される、請求項31に記載の方法(300)。
【請求項33】
前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中の前記NFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、請求項32に記載の方法(300)。
【請求項34】
前記情報が、前記他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、請求項23から33のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項35】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティの各々が、前記1つまたは複数のコンテキストを提供される、請求項23から34のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項36】
通信インターフェース(910)と、プロセッサ(920)と、メモリ(930)とを備える、ネットワークノード(900)であって、前記メモリ(930)が、前記プロセッサ(920)によって実行可能な命令を備え、それにより、前記ネットワークノード(900)が、ネットワーク機能(NF)を実装するとき、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、請求項23から35のいずれか一項に記載の方法を実施することを行うように動作可能である、ネットワークノード(900)。
【請求項37】
コンピュータ可読命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、前記ネットワークノードを、ネットワーク機能(NF)を実装するとき、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、請求項23から35のいずれか一項に記載の方法を実施することを行うように設定する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術に関し、より詳細には、バックアップネットワーク機能(NF)を提供するためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法に関する。
【背景技術】
【0002】
リリース16(Rel-16)では、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、ネットワーク機能(NF)セット概念の使用を、第5世代(5G)コアにおけるすべてのタイプのNFについて適用可能であるように、さらに拡大させた。
【0003】
その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP技術仕様(TS)23.501、V16.4.0は、NFサービス、NFサービスセット、NF、およびNFセットに関する規定のリスト、すなわち、
NFインスタンス:NFの識別可能なインスタンス、
NFサービス:サービスベースインターフェースを通してNFによって公開され、他の許可されたNFによって消費される機能、
NFサービスインスタンス:NFサービスの識別可能なインスタンス、
NFサービスオペレーション:NFサービスを構成する基本ユニット、
NFサービスセット:NFインスタンス内の同じサービスタイプの交換可能なNFサービスインスタンスのグループ(同じNFサービスセット中のNFサービスインスタンスは同じコンテキストデータへのアクセスを有する)、ならびに
NFセット:同じサービスおよび(1つまたは複数の)同じネットワークスライスをサポートする、同じタイプの交換可能なNFインスタンスのグループ(同じNFセット中のNFインスタンスは、地理的に分散されるが、同じコンテキストデータへのアクセスを有し得る)
を与える。
【0004】
TS23.501の節5.21.3.1において指定されているように、いくつかのNFインスタンスが、NFインスタンスのセットとして、分散、冗長、およびスケーラビリティを一緒に提供するために、NFセット内で展開され得る。この場合、NFは、障害、負荷分散、または負荷再分散(load re-balancing)の場合、同じNFセット内の代替NFと入れ替えられ得る。これは、サービスオペレーションと通知配信の両方について適用される。
【0005】
NF(サービス)インスタンスの障害の場合、または負荷再分散を実施するために、いわゆる「バインディング指示(binding indication)」が、代替NF(サービス)インスタンスを選択するために使用される。
【0006】
TS23.501の節6.3.1.0において指定されているように、バインディングは、特定のNFプロデューサーリソース(コンテキスト)およびNFサービスに関連する後続の要求のNFサービスインスタンス選択、再選択、およびルーティングのための(1つまたは複数の)好適なターゲットNFプロデューサーインスタンスを指示するために使用され得る。これは、NFサービスプロデューサー(またはNFプロデューサーと呼ばれる)が、NFサービスコンシューマー(またはNFコンシューマーと呼ばれる)が、特定のコンテキストについて、ローカルポリシおよび他の基準(たとえば、どの時点においてそれがある手順の最中にあるか、性能側面を考慮して、など)に応じて、NFサービスインスタンス、NFインスタンス、NFサービスセット、またはNFセットにバインドされるべきであることを指示することを可能にする。バインディングはまた、特定の通知サブスクリプションに関連する後続の通知要求の通知ターゲットインスタンス再選択およびルーティングのための、ならびに、NFコンシューマーが同じデータコンテキストのために作り出し、NFサービスプロデューサーがその後呼び出す可能性がある(1つまたは複数の)サービスについてのバインディング指示を提供するための、(1つまたは複数の)好適なNFコンシューマーインスタンスを指示するためにNFコンシューマーによって使用され得る。
【0007】
バインディング指示は、ターゲットNF/NFサービスの選択/再選択が実施され得る範囲を伝達するために、要求応答または通知においてNFサービスプロデューサーによってNFサービスコンシューマーに含められる情報であるか、あるいは通知ターゲットの選択/再選択、またはNFコンシューマーが同じデータコンテキストについて作り出す(1つまたは複数の)他のサービスの選択が実施され得る範囲を伝達するために、要求またはサブスクリプションにおいてNFサービスコンシューマーによって含められる情報である。
【0008】
以下で表1として複製された、TS23.501における表6.3.1.0-1は、NFサービスプロデューサーによって提供されるバインディング指示に依存する、NFサービスコンシューマーおよびサービス通信プロキシ(SCP)の選択および再選択挙動を規定する。
【0009】
バインディング指示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、3GPP TS29.500、V16.3.0を参照すると、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)ヘッダ、3gpp-Sbi-Binding中に含まれていることがある。このヘッダは、HTTPクライアントによる記憶および後続の使用のために、HTTPサーバからのバインディング指示のコンマ区切りのリストを含んでいる。ヘッダの符号化は、インターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)コメント要求(RFC)7230、2014年6月において規定されている拡張バッカス-ナウア記法(ABNF:Augmented Backus-Naur Form)に従う。
【0010】
以下のパラメータが規定される。
- bl(バインディングレベル):NFインスタンス、NFセット、NFサービスインスタンス、またはNFサービスセットのいずれかへのバインディングを指示する。
- nfinst(NFインスタンス):NFインスタンスIDを指示する。
- nfset(NFセット):NFセットIDを指示する。
- nfservinst(NFサービスインスタンス):NFサービスインスタンスIDを指示する。
- nfserviceset(NFサービスセット):NFサービスセットIDを指示する。
- scope:サービス要求におけるバインディング指示の適用可能性を指示する。これは、以下の値のうちの1つをとり得る。
- “other-service”:バインディング情報は、NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得る(1つまたは複数の)他のサービスに適用される、
- “subscription-events”:バインディング情報は、サブスクリプション変更イベント通知に適用される、
- “callback”:バインディング情報は、通知またはコールバック要求に適用される。
【0011】
サービス要求におけるバインディング指示中のこのパラメータの不在は、“callback”として解釈されるものとする。
【0012】
バインディング情報が、通知/コールバック要求に、および他のサービスに適用される場合、2つのscopeパラメータがバインディング指示中に存在し得る。
- servname(サービス名):サービスまたはカスタムサービスの名前、すなわち、
- サブスクリプションまたはコールバックについてのバインディング指示中に存在する、すなわち、scopeパラメータが不在であるかまたは“callback”にセットされた、とき、通知またはコールバック要求をハンドリングするサービスの名前、あるいは
- NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供することができる他のサービスについてのサービス要求におけるバインディング指示中に存在する、すなわち、scopeパラメータが“other-service”にセットされた、とき、バインディングが適用される(1つまたは複数の)他のサービスの名前
を指示する。2つ以上のservnameパラメータが、複数のそのようなサービスを表すために存在し得る。scopeパラメータが“other-service”にセットされた、バインディング指示中のこのパラメータの不在は、NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得るすべてのサービスに適用されるバインディング情報として解釈されるものとする。
- blvalueおよび他のパラメータの規定および符号化は、3gpp-Sbi-Routing-Bindingについて規定されたものであるものとする。
【0013】
Rel-16では、ネットワーク機能サービスフレームワークの一部として、「間接的通信」が、TS23.501における節7.1.1において規定される。NFサービスは、NFサービスコンシューマーとNFサービスプロデューサーとの間で直接的に、またはサービス通信プロキシ(SCP)を介して間接的に通信し得る。NFサービスコンシューマーが、直接的通信を使用するのか、SCPを使用することによって間接的通信を使用するのかは、NFサービスコンシューマーの設定に基づく。直接的通信では、NFサービスコンシューマーは、ローカル設定によって、またはNFリポジトリ機能(NRF)を介して、ターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリを実施する。NFサービスコンシューマーは、ターゲットNFサービスプロデューサーと直接的に通信する。間接的通信では、NFサービスコンシューマーは、SCPを介してターゲットNFサービスプロデューサーと通信する。NFサービスコンシューマーは、ターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリを直接的に実施すること、または間接的通信のために使用されるSCPにターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリを委任することを行うように設定され得る。後者の場合、SCPは、ターゲットNFサービスプロデューサーのディスカバリおよび/または選択を実施するために、NFサービスコンシューマーによって提供されるパラメータを使用する。SCPアドレスは、NFサービスコンシューマーにおいてローカルに設定され得る。
【0014】
TS23.501の節6.3.1.0によれば、バインディング指示は、表1中の情報を含んでいる。ルーティングバインディング指示は、要求、サブスクライブ、または通知メッセージ中に含まれ得る。ルーティングバインディング指示は、SCPによる間接的通信の場合、メッセージをルーティングするために使用され得る。ルーティングバインディング指示は、バインディング指示中の情報のコピーであり、表1中の情報をも含んでいる。
【発明の概要】
【0015】
本開示の目的は、バックアップNFを提供するためのネットワークノードおよびネットワークノードにおける方法を提供することである。
【0016】
本開示の第1の態様によれば、NFを実装するネットワークノードにおける方法が提供される。本方法は、他のNFに、NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する情報を送信することを含む。情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0017】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0018】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0019】
一実施形態では、情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0020】
一実施形態では、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答は、直接的に、またはSCPを介して、他のNFに送信され得る。
【0021】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0022】
本開示の第2の態様によれば、NFを実装するネットワークノードにおける方法が提供される。本方法は、他のNFから、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する情報を受信することを含む。情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0023】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。本方法は、他のNFが利用可能でないとき、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することをさらに含み得る。
【0024】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0025】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0026】
一実施形態では、本方法は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含み得る。
【0027】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0028】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0029】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0030】
一実施形態では、本方法は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含み得る。
【0031】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0032】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0033】
一実施形態では、情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0034】
一実施形態では、本方法は、SCPに情報を送信することをさらに含み得る。
【0035】
一実施形態では、情報は、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれ得る。
【0036】
一実施形態では、情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0037】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0038】
本開示の第3の態様によれば、SCPを実装するネットワークノードにおける方法。本方法は、NFから、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子を指示する情報を受信することを含む。情報は、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0039】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。本方法は、他のNFが利用可能でないとき、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することをさらに含む。
【0040】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0041】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0042】
一実施形態では、本方法は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含み得る。
【0043】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0044】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、ルーティングバインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0045】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0046】
一実施形態では、本方法は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含み得る。
【0047】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0048】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0049】
一実施形態では、情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0050】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0051】
本開示の第4の態様によれば、ネットワークノードが提供される。本ネットワークノードは、通信インターフェースと、プロセッサと、メモリとを含む。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含んでおり、それにより、本ネットワークノードは、NFを実装するとき、上記の第1または第2の態様による方法を実施すること、あるいはSCP機能を実装するとき、上記の第3の態様による方法を実施することを行うように動作可能である。
【0052】
本開示の第5の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。本コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令を記憶しており、コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、ネットワークノードを、NFを実装するとき、上記の第1または第2の態様による方法を実施すること、あるいはSCP機能を実装するとき、上記の第3の態様による方法を実施することを行うように設定する。
【0053】
本開示の実施形態では、NFは、他のNF(たとえば、ピアNF)に、NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する情報を送信することができる。このようにして、ピアNFは、NFが利用可能でないとき、NFによって指定されたバックアップエンティティを選択することを可能にされる。
【0054】
上記および他の目的、特徴および利点は、図を参照する実施形態の以下の説明からより明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【
図1】本開示の一実施形態による、NFプロデューサーにおける方法を示すフローチャートである。
【
図2】本開示の一実施形態による、NFプロデューサーにおける方法を示すフローチャートである。
【
図3】本開示の一実施形態による、SCPにおける方法を示すフローチャートである。
【
図4】本開示の一実施形態による、バックアップエンティティIDを提供するための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
【
図5】本開示の別の実施形態による、バックアップエンティティIDを提供するための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
【
図6】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
【
図7】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
【
図8】本開示の一実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
【
図9】本開示の別の実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0056】
本開示では、ネットワーク機能、またはNFは、専用ハードウェア上のネットワークエレメントとして、専用ハードウェア上で稼働するソフトウェアインスタンスとして、または適切なプラットフォーム上で、たとえば、クラウドインフラストラクチャ上でインスタンス化される仮想化された機能としてのいずれかで実装され得る。
【0057】
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを指示するが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らない。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは当業者の知識内にあることが具申される。
【0058】
様々なエレメントについて説明するために、「第1の」および「第2の」などの用語が本明細書で使用され得るが、これらのエレメントは、これらの用語によって限定されるべきでないことを理解されよう。これらの用語は、あるエレメントを別のエレメントと区別するために使用されるにすぎない。たとえば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のエレメントは第2のエレメントと呼ばれることがあり、同様に、第2のエレメントは第1のエレメントと呼ばれることがある。本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された用語のうちの1つまたは複数のいずれかのおよびすべての組合せを含む。
【0059】
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためのものにすぎず、例示的な実施形態を限定するものではない。本明細書で使用される単数形「a」、「an」および「the」は、文脈が別段に明確に指示するのでなければ、複数形をも含むものとする。本明細書で使用される「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」および/または「含む(including)」という用語は、述べられた特徴、エレメント、および/または構成要素などの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、エレメント、構成要素および/またはそれらの組合せの存在または追加を排除しないことをさらに理解されよう。
【0060】
以下の説明および特許請求の範囲において、別段に規定されていない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。
【0061】
リリース15以来、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)は、特定の(1つまたは複数の)グローバル一意AMF ID(GUMAI)ごとに、バックアップAMFを指定し得る。5Gシステムは、AMFと5Gアクセス(AN)ノードとの間の関連付けの確立をサポートする。新しいAMFがAMFセットに追加され得、AMFとGUAMIとの間の関連付けが、以下のように作成および/または更新され得る。AMFは、(1つまたは複数の)GUAMIとAMF情報との間のマッピングを提供するために、新しいまたは更新された(1つまたは複数の)GUAMIでNRFを動的に更新することが可能であるものとする。(1つまたは複数の)GUAMIとAMFとの間の関連付けは、NRFに発行される。さらに、計画された保守および障害に対処するために、AMFは、バックアップAMF情報を随意に提供し得、すなわち、AMFは、指示されたGUAMIに関連付けられたAMFが利用不可能である場合、バックアップAMFとして働く。バックアップAMFおよび元のAMFは、それらが同じユーザ機器(UE)コンテキストへのアクセスを有するので、同じAMFセット中にあると仮定される。その情報に基づいて、1つのGUAMIは、AMFに関連付けられ、随意に、計画された削除のために使用されるバックアップAMFおよび/または障害のために使用される別の(同じまたは異なる)バックアップAMFに関連付けられる。
【0062】
リリース16では、バインディング指示は、UEコンテキストの冗長範囲を指示するためにAMFによって使用され得る。たとえば、AMFは、あるNF(たとえば、プロトコルデータユニット(PDU)セッション確立中のセッション管理機能(SMF))に、UEコンテキストのバインディング指示を提供することができるが、バックアップAMF情報は適切に指示され得ない。その結果、AMFが失敗し、NFが、あるサービスオペレーション(たとえば、N1/N2メッセージ転送)を実施するために代替AMFを再選択する必要があるとき、NFは、指定されたバックアップAMFとは異なるAMFセット内の別のAMFを選択し得る。この挙動は、望まれない。
【0063】
上記のバックアップAMFに加えて、他のバックアップNFが展開され得る。たとえば、アクティブノードとしてn個のノード、およびバックアップノードとしてm個のノードを伴う地理的冗長をサポートするために、アクティブノードが失敗したとき、バックアップノードが引き継ぎ、アクティブになることができ、ここで、nおよびmは正の整数であり、たとえば、1:1の地理的冗長シナリオにおいてn=mである。別の例として、メモリデータベースまたは動的ハッシュテーブルを伴う冗長モデルは、同じサイト内に1つまたは複数のローカルバックアップNFを作成する一方、データを同じセット内の他のNFと同期させ、ただし他のサイトでは、(通常、適切なレイテンシを伴う)永続的データベースソリューションを使用し得る。この場合、NFが失敗したとき、別のサイトにおけるNF上ではなく、ローカルバックアップNF上でサービスオペレーションを復元することが望まれる。
【0064】
図1は、本開示の一実施形態による、方法100を示すフローチャートである。方法100は、NFまたはNFを実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0065】
ブロック110において、NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する、以下で「バックアップ情報」と呼ばれる情報が、他のNFに送信される。たとえば、NFにおける1つまたは複数のコンテキストのセットは、1つまたは複数のバックアップエンティティに対応し得る。一例では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得、すなわち、コンテキストは、各バックアップエンティティ上で利用可能にされ得る。
【0066】
ここで、バックアップ情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。たとえば、バックアップ情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。ここで、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答は、直接的に、またはSCPを介して、他のNFに送信され得る。
【0067】
ここで、1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。たとえば、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスIDを搬送するための新しいパラメータ、たとえば、「backupnfinst」が、バインディング指示中で(3gpp-sbi-bindingヘッダ中で)規定され得、および/または1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスIDを搬送するための新しいパラメータ、たとえば、「backupnfservice」が、バインディング指示中で(3gpp-sbi-bindingヘッダ中で)規定され得る。たとえば、3gpp-sbi-bindingヘッダ中で、
【0068】
非限定的な例として、バックアップNFサービスインスタンスは、(1つまたは複数の)コンテキストについての現在のNFサービスインスタンスと同じNFインスタンス中にあり得る。バックアップNFインスタンスは、NFセットとは無関係に機能し得、すなわち、バックアップNFインスタンスは、(1つまたは複数の)コンテキストについての現在のNFインスタンスと同じNFセット中にあるか、または別のセット中にあるか、あるいはNFセットがまったくないことがある。
【0069】
別の例では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。たとえば、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。(1つまたは複数の)バックアップエンティティは、バインディングレベルにおけるバインディングエンティティに冗長を提供することができる。たとえば、バインディングレベルにおけるバインディングエンティティが利用可能でないか到達可能でないとき、バックアップエンティティが選択され得る。
【0070】
特に、上記の表1は、「バインディングエンティティ」と、下記の表2に示されている、バインディングエンティティID(たとえば、(1つまたは複数の)バックアップNFサービスインスタンスID、(1つまたは複数の)バックアップNFサービスセットID、(1つまたは複数の)バックアップNFインスタンスID、または(1つまたは複数の)バックアップNFセットID)とを含むように拡張され得る。
【0071】
図2は、本開示の一実施形態による、方法200を示すフローチャートである。方法200は、NFまたはNFを実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0072】
ブロック210において、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する、以下で「バックアップ情報」と呼ばれる情報が、他のNFから受信される。たとえば、NFにおける1つまたは複数のコンテキストのセットは、1つまたは複数のバックアップエンティティに対応し得る。一例では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得、すなわち、コンテキストは、各バックアップエンティティ上で利用可能にされ得る。
【0073】
ここで、バックアップ情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。たとえば、バックアップ情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0074】
ここで、1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。たとえば、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスIDを搬送するための新しいパラメータ、たとえば、「backupnfinst」が、バインディング指示中で(3gpp-sbi-bindingヘッダ中で)規定され得、および/または1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスIDを搬送するための新しいパラメータ、たとえば、「backupnfservice」が、バインディング指示中で(3gpp-sbi-bindingヘッダ中で)規定され得る。たとえば、3gpp-sbi-bindingヘッダ中で、
【0075】
バインディング指示は、表1に示されているように、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。他のNFが利用可能でないとき、NFは、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択するか、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択し得る。
【0076】
たとえば、他のNFが利用可能でないとき、NFは、以下の、優先度の降順でNFサービスインスタンスを(再)選択し得る。
- NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- 1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する。
【0077】
代替的に、他のNFが利用可能でないとき、NFは、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択し得る。たとえば、他のNFが利用可能でないとき、NFは、以下の、優先度の降順でNFサービスインスタンスを(再)選択し得る。
- 1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する、
- NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する。
【0078】
別の例では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。たとえば、上記の表2に示されているように、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0079】
他のNFが利用可能でないとき、NFは、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択し得る。
【0080】
バインディング指示は、表2に示されているように、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。再選択プロセスでは、他のNFが利用可能でないとき、表2中の第3の列、すなわち、「バックアップエンティティ」が、第2の列よりも低い優先度で、ただし第4の列よりも高い優先度で選択され得る。たとえば、他のNFが利用可能でないとき、NFは、以下の、優先度の降順でNFサービスインスタンスを(再)選択し得る。
- NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- 1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する、
- NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する。
【0081】
一例では、バックアップ情報は、たとえば、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中で、SCPに送信され得る。たとえば、バックアップ情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。ここで、3gpp-sbi-routing-bindingヘッダは、3gpp-sbi-bindingヘッダのコピーであり得、バックアップ情報をも含んでいることがある。
【0082】
図3は、本開示の一実施形態による、方法300を示すフローチャートである。方法300は、SCPまたはSCPを実装するネットワークノードにおいて実施され得る。
【0083】
ブロック310において、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する、以下で「バックアップ情報」と呼ばれる情報が、NFから受信される。たとえば、NFにおける1つまたは複数のコンテキストのセットは、1つまたは複数のバックアップエンティティに対応し得る。一例では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得、すなわち、コンテキストは、各バックアップエンティティ上で利用可能にされ得る。
【0084】
ここで、バックアップ情報は、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。たとえば、バックアップ情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0085】
ここで、1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。たとえば、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスIDを搬送するための新しいパラメータ、たとえば、「backupnfinst」が、ルーティングバインディング指示中で(3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で)規定され得、および/または1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスIDを搬送するための新しいパラメータ、たとえば、「backupnfservice」が、ルーティングバインディング指示中で(3gpp-sbi-bindingヘッダ中で)規定され得る。たとえば、3gpp-Sbi-Routing-Bindingヘッダ中で、
【0086】
ルーティングバインディング指示は、表1に示されているように、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。他のNFが利用可能でないとき、SCPは、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択するか、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択し得る。
【0087】
たとえば、他のNFが利用可能でないとき、SCPは、以下の、優先度の降順でNFサービスインスタンスを(再)選択し得る。
- NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- 1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する。
【0088】
代替的に、他のNFが利用可能でないとき、SCPは、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択し得る。たとえば、他のNFが利用可能でないとき、SCPは、以下の、優先度の降順でNFサービスインスタンスを(再)選択し得る。
- 1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDがバックアップ情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する、
- NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する。
【0089】
別の例では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、ルーティングバインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。たとえば、上記の表2に示されているように、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0090】
他のNFが利用可能でないとき、SCPは、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択し得る。
【0091】
ルーティングバインディング指示は、表2に示されているように、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。再選択プロセスでは、他のNFが利用可能でないとき、表2中の第3の列、すなわち、「バックアップエンティティ」が、第2の列よりも低い優先度で、ただし第4の列よりも高い優先度で選択され得る。たとえば、他のNFが利用可能でないとき、SCPは、以下の、優先度の降順でNFサービスインスタンスを(再)選択し得る。
- NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- 1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する、
- NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する。
【0092】
以下では、上記の方法100~300は、
図4~
図5に示されている例示的な例を参照しながらさらに説明される。
【0093】
図4は、本開示の一実施形態による、バックアップエンティティIDを提供するための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
【0094】
4.1において、NF Bは、NF Aに、リソースの作成または修正のためのサービス要求を送信する。4.2において、NF Aは、NF Bに、バインディング指示、すなわち、bl=nf-set、nfset=NF-Set1-ID、backupnfinst=NF1-Instance-IDをもつ3gpp-Sbi-Bindingヘッダを含んでいるサービス応答を送信し、ここで、NF-Set1-IDは、NFセットのNFセットID(この場合、NFセット1)であり、NF1-Instance-IDは、バックアップNFインスタンスのNFインスタンスID(この場合、NF 1)であり、NF AおよびNF 1は、NFセット1に属する。4.3において、NF Bは、後続のサービス要求をNF Aに送信するが、NF Aが利用可能でないとわかる。この場合、4.4において、NF Bは、バックアップNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンス(NF 1)を再選択する。4.5において、NF Bは、サービス要求をNF 1に送信し、4.6において、リソースはNF 1において回復される。4.7において、NF 1は、NF Bに、バインディング指示、すなわち、bl=nf-set、nfset=NF-Set1-ID、backupnfinst=NF2-Instance-IDをもつ3gpp-Sbi-Bindingヘッダを含んでいるサービス応答を送信し、ここで、NF2-Instance-IDは、バックアップNFインスタンスのNFインスタンスID(この場合、NF 2)であり、NF 2は、NFセット1に属する。
【0095】
図5は、本開示の一実施形態による、バックアップエンティティIDを提供するための例示的なプロセスを示すシーケンス図である。
【0096】
5.1において、NF Bは、SCPを介して、NF Aに、リソースの作成または修正のためのサービス要求を送信する。5.2において、NF Aは、SCPを介して、NF Bに、バインディング指示、すなわち、bl=nf-set、nfset=NF-Set1-ID、backupnfinst=NF1-Instance-IDをもつ3gpp-Sbi-Bindingヘッダを含んでいるサービス応答を送信し、ここで、NF-Set1-IDは、NFセットのNFセットID(この場合、NFセット1)であり、NF1-Instance-IDは、バックアップNFインスタンスのNFインスタンスID(この場合、NF 1)であり、NF AおよびNF 1は、NFセット1に属する。5.3において、NF Bは、NF Aへのフォワーディングのために後続のサービス要求をSCPに送信し、サービス要求は、ルーティングバインディング指示、すなわち、bl=nf-set、nfset=NF-Set1-ID、backupnfinst=NF1-Instance-IDをもつ3gpp-Sbi-Routing-Bindingヘッダを含んでいるが、SCPは、NF Aが利用可能でないとわかる。この場合、5.4において、SCPは、バックアップNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンス(NF 1)を再選択する。5.5において、SCPは、サービス要求をNF 1に送信し、5.6において、リソースはNF 1において回復される。5.7において、NF 1は、SCPを介して、NF Bに、バインディング指示、すなわち、bl=nf-set、nfset=NF-Set1-ID、backupnfinst=NF2-Instance-IDをもつ3gpp-Sbi-Bindingヘッダを含んでいるサービス応答を送信し、ここで、NF2-Instance-IDは、バックアップNFインスタンスのNFインスタンスID(この場合、NF 2)であり、NF 2は、NFセット1に属する。
【0097】
上記で説明された方法100に対応して、ネットワークノードが提供される。
図6は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード600のブロック図である。ネットワークノード600は、NFを実装するように設定され得る。
【0098】
図6に示されているように、ネットワークノード600は、他のNFに、NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する情報を送信するように設定された送信ユニット610を含む。情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0099】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0100】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0101】
一実施形態では、情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0102】
一実施形態では、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答は、直接的に、またはSCPを介して、他のNFに送信され得る。
【0103】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0104】
ユニット610は、純粋なハードウェアソリューションとして、またはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサまたはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、あるいは上記で説明され、たとえば、
図1において示されている、アクションを実施するように設定された(1つまたは複数の)他の電子構成要素または処理回路のうちの1つまたは複数によって、実装され得る。
【0105】
上記で説明された方法200に対応して、ネットワークノードが提供される。
図7は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード700のブロック図である。ネットワークノード700は、NFを実装するように設定され得る。
【0106】
図7に示されているように、ネットワークノード700は、他のNFから、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する情報を受信するように設定された受信ユニット710を含む。情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0107】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。ネットワークノード700は、他のNFが利用可能でないとき、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを行うように設定された選択ユニットをさらに含み得る。
【0108】
一実施形態では、選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で行うように設定され得る。
【0109】
一実施形態では、選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で行うように設定され得る。
【0110】
一実施形態では、ネットワークノード700は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択するように設定された選択ユニットをさらに含み得る。
【0111】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で行うように設定され得る。
【0112】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0113】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0114】
一実施形態では、ネットワークノード700は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択するように設定された選択ユニットをさらに含み得る。
【0115】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでいることがある。選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で行うように設定され得る。
【0116】
一実施形態では、選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で行うように設定され得る。
【0117】
一実施形態では、情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0118】
一実施形態では、ネットワークノード700は、SCPに情報を送信するように設定された送信ユニットをさらに含み得る。
【0119】
一実施形態では、情報は、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれ得る。
【0120】
一実施形態では、情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0121】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0122】
ユニット710は、純粋なハードウェアソリューションとして、またはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサまたはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、あるいは上記で説明され、たとえば、
図2において示されている、アクションを実施するように設定された(1つまたは複数の)他の電子構成要素または処理回路のうちの1つまたは複数によって、実装され得る。
【0123】
上記で説明された方法300に対応して、ネットワークノードが提供される。
図8は、本開示の一実施形態による、ネットワークノード800のブロック図である。ネットワークノード800は、SCPを実装するように設定され得る。
【0124】
図8に示されているように、ネットワークノード800は、NFから、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子を指示する情報を受信するように設定された受信ユニット810を含む。情報は、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0125】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。ネットワークノード800は、他のNFが利用可能でないとき、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを行うように設定された選択ユニットをさらに含み得る。
【0126】
一実施形態では、選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で行うように設定され得る。
【0127】
一実施形態では、選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で行うように設定され得る。
【0128】
一実施形態では、ネットワークノード800は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択するように設定された選択ユニットをさらに含み得る。
【0129】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で行うように設定され得る。
【0130】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、ルーティングバインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0131】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0132】
一実施形態では、ネットワークノード800は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択するように設定された選択ユニットをさらに含み得る。
【0133】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでいることがある。選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で行うように設定され得る。
【0134】
一実施形態では、選択ユニットは、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で行うように設定され得る。
【0135】
一実施形態では、情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0136】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0137】
ユニット810は、純粋なハードウェアソリューションとして、またはソフトウェアとハードウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサまたはマイクロプロセッサおよび十分なソフトウェア、およびソフトウェアの記憶のためのメモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD)、あるいは上記で説明され、たとえば、
図3において示されている、アクションを実施するように設定された(1つまたは複数の)他の電子構成要素または処理回路のうちの1つまたは複数によって、実装され得る。
【0138】
図9は、本開示の別の実施形態による、ネットワークノード900のブロック図である。
【0139】
ネットワークノード900は、通信インターフェース910と、プロセッサ920と、メモリ930とを含む。
【0140】
メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、NFを実装するとき、たとえば、
図1とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、NFを実装するとき、他のNFに、NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する情報を送信するように動作可能である。情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0141】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0142】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0143】
一実施形態では、情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0144】
一実施形態では、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答は、直接的に、またはSCPを介して、他のNFに送信され得る。
【0145】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0146】
代替的に、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、NFを実装するとき、たとえば、
図2とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、NFを実装するとき、他のNFから、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々のIDを指示する情報を受信するように動作可能である。情報は、バインディング指示、またはバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0147】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、他のNFが利用可能でないとき、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを行うように動作可能である。
【0148】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0149】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0150】
一実施形態では、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを行うように動作可能である。
【0151】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0152】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0153】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0154】
一実施形態では、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを行うように動作可能である。
【0155】
一実施形態では、バインディング指示は、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0156】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0157】
一実施形態では、情報は、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0158】
一実施形態では、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、SCPに情報を送信するように動作可能である。
【0159】
一実施形態では、情報は、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれ得る。
【0160】
一実施形態では、情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0161】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0162】
代替的に、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、SCPを実装するとき、たとえば、
図3とともに前に説明された手順のアクションを実施するように動作可能である。詳細には、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令を含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、SCPを実装するとき、NFから、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子を指示する情報を受信するように動作可能である。情報は、ルーティングバインディング指示、またはルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれる。1つまたは複数のバックアップエンティティは、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである。
【0163】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、他のNFが利用可能でないとき、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれており、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々のIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択することを行うように動作可能である。
【0164】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0165】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する動作、または1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0166】
一実施形態では、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々のIDが情報中に含まれているとき、1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを行うように動作可能である。
【0167】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0168】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティは、ルーティングバインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応し得る。
【0169】
一実施形態では、バインディングレベルはNFサービスインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスであり得る、バインディングレベルはNFサービスセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFサービスセットであり得る、バインディングレベルはNFインスタンスにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFインスタンスであり得る、または、バインディングレベルはNFセットにセットされ得、1つまたは複数のバックアップエンティティは1つまたは複数のバックアップNFセットであり得る。
【0170】
一実施形態では、メモリ930は、プロセッサ920によって実行可能な命令をさらに含んでいることがあり、それにより、ネットワークノード900は、他のNFが利用可能でないとき、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することを行うように動作可能である。
【0171】
一実施形態では、ルーティングバインディング指示は、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでいることがある。1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、NFインスタンスIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも低い優先度で実施され得る。
【0172】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択する動作は、NFサービスセットIDおよびNFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、NFセットIDがルーティングバインディング指示中に含まれているとき、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択することよりも高い優先度で実施され得る。
【0173】
一実施形態では、情報は、他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送され得る。
【0174】
一実施形態では、1つまたは複数のバックアップエンティティの各々は、1つまたは複数のコンテキストを提供され得る。
【0175】
本開示はまた、不揮発性または揮発性メモリ、たとえば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリおよびハードドライブの形態の少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムは、プロセッサ920によって実行されたとき、ネットワークノード900に、たとえば、
図1、
図2、または
図3とともに前に説明された手順のアクションを実施させる、コード/コンピュータ可読命令を含む。
【0176】
コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムモジュールにおいて構造化されたコンピュータプログラムコードとして設定され得る。コンピュータプログラムモジュールは、本質的に、
図1、
図2または
図3に示されているフローのアクションを実施することができる。
【0177】
プロセッサは、単一のCPU(中央処理ユニット)であり得るが、2つまたはそれ以上の処理ユニットをも備えることができる。たとえば、プロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、命令セットプロセッサ、および/または関係するチップセット、および/または特定用途向け集積回路(ASIC)などの専用マイクロプロセッサを含み得る。プロセッサは、キャッシュする目的で、ボードメモリをも備え得る。コンピュータプログラムは、プロセッサに接続されたコンピュータプログラム製品中で搬送され得る。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムが記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体を備え得る。たとえば、コンピュータプログラム製品は、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、またはEEPROMであり得、上記で説明されたコンピュータプログラムモジュールは、代替実施形態では、メモリの形態で異なるコンピュータプログラム製品上に分散され得る。
【0178】
本開示は、本開示の実施形態を参照しながら上記で説明された。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正、交替および追加が当業者によって行われ得ることを理解されたい。したがって、本開示の範囲は、上記の特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲によってのみ規定される。
【0179】
本開示は、3GPP TS29.500に基づく以下の実施形態をさらに含む。
【0180】
5.2.3.2.5 3gpp-Sbi-Routing-Binding
このヘッダは、ターゲットにされたNFサービスリソースコンテキストを有するサービス要求をHTTPサーバに向けるために使用されるルーティングバインディング指示を含んでいる(節6.12参照)。
ヘッダの符号化は、IETF RFC7230[12]において規定されているABNFに従う。
以下のパラメータが規定される。
- bl(バインディングレベル):このパラメータの値(blvalue)は、バインディングエンティティへの、すなわち、NFインスタンス、NFセット、NFサービスインスタンス、またはNFサービスセットのいずれかへの好ましいバインディングを指示する。バインディングレベルがNFサービスインスタンス(nfservice-instance)にセットされた場合、NFサービスセットIDまたはNFインスタンスIDのいずれかはまた、NFサービスインスタンスを明確に識別するために存在するものとする。
- nfinst(NFインスタンス):3GPP TS29.510[8]における節5.2.2.2.2において規定されているNFインスタンスIDを指示する。このパラメータは、バインディングレベルが「nf-instance」にセットされた場合、またはバインディングレベルが「nfservice-instance」にセットされた場合、存在するものとし、nfservicesetパラメータは含まれない。
- nfset(NFセット):3GPP TS23.003[15]における節28.12において規定されているNFセットIDを指示する。このパラメータは、バインディングレベルが「nf-set」にセットされた場合、存在するものとする。このパラメータは、他の場合、存在し得る(節6.12.1参照)。
- nfservinst(NFサービスインスタンス):NFサービスインスタンスIDを指示する。このパラメータは、バインディングレベルが「nfservice-instance」にセットされた場合、存在するものとする。
- nfserviceset(NFサービスセット):3GPP TS23.003[15]における節28.13において規定されているNFサービスセットIDを指示する。このパラメータは、バインディングレベルが「nfservice-set」にセットされた場合、存在するものとする。このパラメータは、バインディングレベルが「nfservice-instance」にセットされた場合、存在し得る(節6.12.1参照)。
- servname(サービス名):3GPP TS29.510[8]において規定されているサービスの名前、あるいは通知またはコールバック要求をハンドリングするカスタムサービスを指示する。それは、通知またはコールバック要求におけるルーティングバインディング指示中に存在し得る。
- backupnfinst(バックアップNFインスタンス):バックアップNF(たとえば、3GPP TS23.501[3]において指定されているバックアップAMF)の(3GPP TS29.510[8]における節5.2.2.2.2において規定されている)NFインスタンスIDを指示する。
「token」タイプ規定について、IETF RFC7230[12]の節3.2.6を参照されたい。トークンの値は、バインディングエンティティIDまたはサービス名を含んでいるストリングである。
例1: MCC345およびMNC012のSMFセット1へのバインディング。
例2: 例1のSMFセット内のSMFインスタンスへのバインディング。
例3: 例1のSMFセット内のSMFインスタンス内のSMFサービスセット「xyz」へのバインディング。
例4: AMF領域48(16進法)内のAMFセット1へのバインディング。
例5: AMF領域48(16進法)内のAMFセット1へのサブスクリプション(すなわち通知要求)およびNamf_Communicationサービスのためのバインディング。
例6: バックアップAMFをもつAMF領域48(16進法)内のAMFセット1へのバインディング。
【0181】
5.2.3.2.6 3gpp-Sbi-Binding
このヘッダは、HTTPクライアントによる記憶および後続の使用のために、HTTPサーバからのバインディング指示のコンマ区切りのリストを含んでいる(節6.12参照)。
ヘッダの符号化は、IETF RFC7230[12]において規定されているABNFに従う。
以下のパラメータが規定される。
- scope:サービス要求におけるバインディング指示の適用可能性を指示する。これは、以下の値のうちの1つをとり得る。
- “other-service”:バインディング情報は、NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得る(1つまたは複数の)他のサービスに適用される(節6.12.3参照)、
- “subscription-events”:バインディング情報は、サブスクリプション変更イベント通知に適用される(節6.12.4参照)、
- “callback”:バインディング情報は、通知またはコールバック要求に適用される(節6.12.4および節6.12.5参照)。
サービス要求におけるバインディング指示中のこのパラメータの不在は、“callback”として解釈されるものとする。
バインディング情報が、通知/コールバック要求に、および他のサービスに適用される場合、2つのscopeパラメータがバインディング指示中に存在し得る。
- servname(サービス名):3GPP TS29.510[8]において規定されているサービスの名前、またはカスタムサービス、すなわち、
- サブスクリプションまたはコールバックについてのバインディング指示中に存在する、すなわち、scopeパラメータが不在であるかまたは“callback”にセットされた、とき、通知またはコールバック要求をハンドリングするサービスの名前、あるいは
- NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供することができる他のサービスについてのサービス要求におけるバインディング指示中に存在する、すなわち、scopeパラメータが“other-service”にセットされた、とき、バインディングが適用される(1つまたは複数の)他のサービスの名前を指示する。2つ以上のservnameパラメータが、複数のそのようなサービスを表すために存在し得る。scopeパラメータが“other-service”にセットされた、バインディング指示中のこのパラメータの不在は、NFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得るすべてのサービスに適用されるバインディング情報として解釈されるものとする。
- recoverytime:リソースについてサポートされる最も高いレジリエンシーレベルに対応するエンティティ、すなわち、バインディング指示中で指示されたより高いレベルのバインディングエンティティの復元タイムスタンプを指示する。3GPP TS23.501[3]の表6.3.1.0-1および3GPP TS23.527[38]の節6.1を参照されたい。date-timeタイプは、IETF RFC5322[37]、およびIETF RFC7231[11]の節7.1.1.1において指定される。
- blvalue、nfinst、backupnfinst、nfset、nfservinst、およびnfservicesetの規定および符号化について、節5.2.3.2.5を参照されたい。
例1から例5: 節5.2.3.2.5において規定されている例1から例5と同じ、「3gpp-Sbi-Routing-Binding」の代わりにヘッダ名「3gpp-Sbi-Binding」をもつ。
例6: 2つのバインディング指示をもつ、あるNFからの、別のNFのためのサブスクリプション要求。
例7: コールバック要求についての、およびNFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得る他のサービスについての、2つのバインディング指示をもつサービス要求。
例8: 通知/コールバック要求に、およびNFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供し得る任意の他のサービスに適用される、1つのバインディング指示をもつサービス要求。
例9: バインディング指示中で指示されるNFセットに関連する復元タイムスタンプとともに通知/コールバック要求に適用される、およびバインディングレベルが「nfset」にセットされた、1つのバインディング指示をもつサービス要求。
例10: バインディング指示中の「nfset」中で指示されるNFセットに関連する復元タイムスタンプを伴う、セッションコンテキストに適用される、およびバインディングレベルが「nfinstance」にセットされた、1つのバインディング指示をもつサービス応答。
例11: バインディング指示中に含まれるNFインスタンスに関連する復元タイムスタンプを伴う、セッションコンテキストに適用される、およびバインディングレベルがnfserviceinstanceにセットされた、1つのバインディング指示をもつサービス応答。
注: 例6および例7は、2つの別個のヘッダとしてフォーマットされるが(これは読みやすさを改善する)、例6および例7は、コンマによって分離された2つのバインディング指示値をもつ単一のヘッダとしてもフォーマットされ得る。
6.12 NFサービスコンシューマーとNFサービスリソースとの間のバインディング
6.12.1 概略
NFサービスリソースについてのバインディング指示が、後続の関係するサービス要求において使用されるように、直接的または間接的通信プロシージャの一部としてリソースのNFサービスコンシューマーに提供され得る。これは、NFサービスリソース所有者が、NFサービスコンシューマーが、特定のリソースについて、NFサービスインスタンス、NFインスタンス、NFサービスセット、またはNFセットにバインドされるべきであることを指示することを可能にする。3GPP TS23.501[3]の節6.3.1.0および3GPP TS23.502[4]の節4.17.12を参照されたい。
バインディングは、以下の一部として確立または更新され得る。
1) リソースを規定する任意のAPIについて、リソースをターゲットにする後続の要求のために使用されるべき、このリソースを作成または修正するサービス応答(3GPP TS23.502[4]の節4.17.12.2参照)、
2) NFサービスコンシューマーが、接触されるNFサービスプロデューサーからの後の通信のためにNFサービスプロデューサーとしても働くことができる場合、接触されるNFサービスプロデューサーによって始動される後続のサービス要求のために使用されるべき、サービス要求(3GPP TS23.502[4]の節4.17.12.3参照)、
3) NFサービスプロデューサーによって始動される後続の通知要求のために使用されるべき、明示的または暗黙的サブスクリプションを作成または修正する、あるいは通知応答の一部としてのサービス要求(3GPP TS23.502[4]の節4.17.12.3参照)、
4) サブスクリプションに対する後続の動作のために使用されるべき、暗黙的または明示的サブスクリプションを作成する、あるいはサブスクリプションを更新する、あるいは通知要求の一部としてのサービス応答(3GPP TS23.502[4]の節4.17.12.4参照)、
5) NFサービスプロデューサーによって始動される後続のコールバック要求(たとえば、H-SMFまたはSMF始動PDUセッション修正)のために使用されるべき、(通知以外の)コールバックリソース(たとえば、H-SMFまたはSMFに送出されるV-SMFまたはI-SMFコールバックURI)を作成する、あるいはコールバック応答の一部としてのサービス要求。
NFサービスコンシューマーとNFサービスリソースとの間のバインディングを管理するために、2つのタイプのバインディング情報が規定される。
1) バインディング指示がリソースについてのバインディング情報を伝達し、そのバインディング情報は、そのリソースのコンシューマー(クライアント)によって記憶され、将来の要求をそのリソースに向けるためにクライアントによって使用されなければならない。サービス要求中に含まれているとき、バインディング情報は、現在のトランザクションのためにNFサービスコンシューマーによって所有されるリソースに関連する。サービス応答中に含まれているとき、バインディング情報は、現在のトランザクションのためにNFサービスプロデューサーによって所有されるリソースに関連する。
2) ルーティングバインディング指示が、コンテキストを有する要求をクライアントからサーバに向けるためのバインディング情報を伝達する。ルーティングバインディング指示は、HTTP要求中にのみ含まれているものとする。
同じサービス要求が、たとえば、
- 通知またはコールバック(すなわち、箇条書き3または5)についての、およびNFサービスコンシューマーがNFサービスプロデューサーとして後で提供することができる他のサービス(すなわち、箇条書き2)についてのバインディングを提供すること、または、
- 別のNFのためにサブスクリプションを作成するとき、異なるイベント通知についてのバインディング情報を提供すること
を行うために2つ以上のバインディング指示を伝達し得る(節6.12.4参照)。
サービス要求中のバインディング指示中のscopeパラメータは、バインディング情報の適用可能性(すなわち、バインディング情報に関連するシナリオ)を識別する。
サービス要求は、3gpp-Sbi-Bindingヘッダを使用して、上記で説明された1つまたは複数のバインディング指示を伝達し、および/あるいは、たとえば、3gpp-Sbi-Routing-Bindingヘッダを使用して、NFサービスプロデューサーの適切なセットへの、またはNFサービスプロデューサーの適切なサービスセットへの要求のルーティングに影響を及ぼすためのバインディングルーティング指示を含み得る。サービス応答は、3gpp-sbi-Bindingヘッダを使用して、リソースについてのバインディング指示を伝達し得る。
注1: HTTP要求は、たとえば、他のサービスについての、およびコールバックについての2つのバインディング指示を含んでいている1つの3gpp-Sbi-Bindingヘッダ、ならびにルーティングバインディング指示を伝達する1つの3gpp-Sbi-Routing-Bindingヘッダを含んでいることがある。
SCPがサービスまたは通知要求内のルーティングバインディング指示を受信し、ネクストホップSCPにその要求をフォワーディングすることを決定した場合、SCPは、フォワーディングされる要求中にルーティングバインディング指示を含めるものとする。SCPは、SCPがターゲットNFにその要求をフォワーディングする場合、ルーティングバインディング指示を除去するものとする。
バインディング指示およびルーティングバインディング指示は、バインディングレベルと、リソースをターゲットにするサービス要求をサーブすることが可能である、すなわち、同じリソースコンテキストを共有する、すべてのNFサービスインスタンスを表す1つまたは複数のバインディングエンティティIDとを含むものとする。
バインディングレベルは、NFインスタンス、NFセット、NFサービスインスタンス、またはNFサービスセットのいずれかへの好ましいバインディングを指示する。リソースをターゲットにする要求を送出するとき、バインディングレベルに対応するバインディングエンティティは、可能なときはいつでも選択されるものとする。これが、たとえば、好ましいバインディングエンティティが到達可能でないので、可能でない場合、要求は、バインディング指示またはルーティングバインディング指示中でシグナリングされた他のバインディングエンティティに、以下の、優先度の降順で送出されるべきである、
- NFサービスセットIDが、バインディング指示またはルーティングバインディング指示中でシグナリングされた場合、同じNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFインスタンスIDが、バインディング指示またはルーティングバインディング指示中でシグナリングされた場合、同じNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDおよびバックアップNFインスタンスIDが、バインディング指示またはルーティングバインディング指示中でシグナリングされた場合、バックアップNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- バックアップNFインスタンスIDが、バインディング指示またはルーティングバインディング指示中でシグナリングされた場合、バックアップNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する、
- NFサービスセットIDおよびNFセットIDが、バインディング指示またはルーティングバインディング指示中でシグナリングされた場合、NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択する、
- NFセットIDが、バインディング指示またはルーティングバインディング指示中でシグナリングされた場合、NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択する。
注2: 異なるNFインスタンスからのNFサービスインスタンスは、異なるNFインスタンスからのNFサービスインスタンスが、同じMCC、MNC、(SNPNの場合)NID、ServiceName、APIバージョン、および適用可能な場合、NFサービスセットIDを共有する場合、等価なNFサービスインスタンスである(3GPP TS23.003[15]の節28.13参照)。
バインディング指示は、特定のリソースが、NFインスタンスの特定のNFサービスインスタンスによってのみサーブされ得る場合、すなわち、同じNFサービスのNFサービスインスタンスが、NFインスタンス内のリソースを共有することが可能でない場合、使用されないものとする。バインディング指示またはルーティングバインディング指示がシグナリングされないリソースは、NFサービスリソース所有者インスタンスが、NFセット(またはAMFセット)またはNFサービスセットの一部でない限り、あるいは、NRF中のそのNFプロファイルが、それがNFインスタンス内のNFサービス持続性をサポートすることを指示しない限り、1つのNFサービスインスタンスに排他的にバインドされると見なされるものとする(3GPP TS23.527[38]の節6.5参照)。
【手続補正書】
【提出日】2023-07-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク機能(NF)を実装するネットワークノードにおける方法(100)であって、
他のNFに、前記NFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子(ID)を指示する情報を送信すること(110)
を含み、
前記情報が、バインディング指示、または前記バインディング指示とは別個の指示中に含まれ、
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである、
方法(100)。
【請求項2】
ネットワーク機能(NF)を実装するネットワークノードにおける方法(200)であって、
他のNFから、前記他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子(ID)を指示する情報を受信すること
を含み、
前記情報が、バインディング指示、または前記バインディング指示とは別個の指示中に含まれ、
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである、
方法(200)。
【請求項3】
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記方法は、前記他のNFが利用可能でないとき、
前記NFサービスセットIDが前記バインディング指示中に含まれており、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
をさらに含む、
請求項
2に記載の方法(200)。
【請求項4】
前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含
み、随意に、
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFインスタンスIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、
請求項
2に記載の方法(200)。
【請求項5】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、前記バインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応
し、また随意に、
前記バインディングレベルがNFサービスインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスである、
前記バインディングレベルがNFサービスセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFサービスセットである、
前記バインディングレベルがNFインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFインスタンスである、または、
前記バインディングレベルがNFセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFセットである、また随意に、
前記方法は、前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含み、また随意に、
前記バインディング指示が、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中の前記NFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、
前記NFインスタンスIDが前記バインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも低い優先度で実施される、
請求項
2に記載の方法(200)。
【請求項6】
前記情報が、サービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-bindingヘッダ中で搬送される、請求項
2から
5のいずれか一項に記載の方法(200)。
【請求項7】
サービス通信プロキシ(SCP)に前記情報を送信すること
をさらに含
み、
前記情報が、ルーティングバインディング指示、または前記ルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれる、
または、
前記情報が、前記他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、
請求項
2から
6のいずれか一項に記載の方法(200)。
【請求項8】
サービス通信プロキシ(SCP)を実装するネットワークノードにおける方法(300)であって、
ネットワーク機能(NF)から、他のNFにおける1つまたは複数のコンテキストについての1つまたは複数のバックアップエンティティの各々の識別子(ID)を指示する情報を受信すること(310)
を含み、
前記情報が、ルーティングバインディング指示、または前記ルーティングバインディング指示とは別個の指示中に含まれ、
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、1つまたは複数のバックアップNFインスタンスまたは1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスである、
方法(300)。
【請求項9】
前記ルーティングバインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記方法は、前記他のNFが利用可能でないとき、
前記NFサービスセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれており、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、または、
前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスの各々の前記IDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
をさらに含む、請求項
8に記載の方法(300)。
【請求項10】
前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスの各々の前記IDが前記情報中に含まれているとき、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含
み、また随意に、
前記ルーティングバインディング指示が、NFサービスインスタンス、NFサービスセット、NFインスタンス、またはNFセットにセットされたバインディングレベルと、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数とを含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFインスタンスIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること、
前記NFサービスセットIDおよび前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンスの等価なNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、ならびに/または、
前記NFセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFセットの別のNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも高い優先度で実施される、
請求項
8に記載の方法(300)。
【請求項11】
前記1つまたは複数のバックアップエンティティが、前記ルーティングバインディング指示中で指示されたバインディングレベルに対応
し、また随意に、
前記バインディングレベルがNFサービスインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップサービスインスタンスである、
前記バインディングレベルがNFサービスセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFサービスセットである、
前記バインディングレベルがNFインスタンスにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFインスタンスである、または、
前記バインディングレベルがNFセットにセットされ、前記1つまたは複数のバックアップエンティティが1つまたは複数のバックアップNFセットである、また随意に、
前記方法は、前記他のNFが利用可能でないとき、
前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中のNFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを選択することをさらに含み、また随意に、
前記ルーティングバインディング指示が、NFサービスインスタンスID、NFサービスセットID、NFインスタンスID、またはNFセットIDのうちの1つまたは複数を含んでおり、前記1つまたは複数のバックアップサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFサービスセットのうちの1つ中の前記NFサービスインスタンス、前記1つまたは複数のバックアップNFインスタンスのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンス、または前記1つまたは複数のバックアップNFセットのうちの1つ中の前記等価なNFサービスインスタンスのうちの1つを前記選択することは、
前記NFサービスセットIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFサービスセットIDによって指示されたNFサービスセット中のNFサービスインスタンスを選択すること、および/または、
前記NFインスタンスIDが前記ルーティングバインディング指示中に含まれているとき、前記NFインスタンスIDによって指示されたNFインスタンス中の等価なNFサービスインスタンスを選択すること
よりも低い優先度で実施される、
請求項
8に記載の方法(300)。
【請求項12】
前記情報が、前記他のNFに宛てられたサービス要求、サービス応答、サブスクリプション要求、サブスクリプション応答、通知要求、または通知応答中の3gpp-sbi-routing-bindingヘッダ中で搬送される、請求項
8から
11のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項13】
通信インターフェース(910)と、プロセッサ(920)と、メモリ(930)とを備える、ネットワークノード(900)であって、前記メモリ(930)が、前記プロセッサ(920)によって実行可能な命令を備え、それにより、前記ネットワークノード(900)が、ネットワーク機能(NF)を実装するとき、請求項1から
7のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、請求項
8から
12のいずれか一項に記載の方法を実施することを行うように動作可能である、ネットワークノード(900)。
【請求項14】
コンピュータ可読命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令は、ネットワークノードのプロセッサによって実行されたとき、前記ネットワークノードを、ネットワーク機能(NF)を実装するとき、請求項1から
7のいずれか一項に記載の方法を実施すること、またはサービス通信プロキシ(SCP)機能を実装するとき、請求項
8から
12のいずれか一項に記載の方法を実施することを行うように設定する、コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】