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特表2023-547932情報送信方法、装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-14
(54)【発明の名称】情報送信方法、装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 80/00 20090101AFI20231107BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20231107BHJP
【FI】
H04W80/00
H04W28/06 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023526459
(86)(22)【出願日】2020-11-06
(85)【翻訳文提出日】2023-04-28
(86)【国際出願番号】 CN2020127233
(87)【国際公開番号】W WO2022094957
(87)【国際公開日】2022-05-12
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】ドン シェンドン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示は、情報送信方法、装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、前記情報送信方法は、第2のデバイスに情報を送信するステップであって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含むステップを含み、前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む。本開示によれば、コンステレーションインデックスに対応する変調方式を少なくとも4096-QAMを含むように拡張することにより、160MHz帯域幅以上、例えば320MHz帯域幅の場合の大きなデータ量のデータ伝送をサポートすることができ、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信品質を確保するのに有利である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のデバイスに適用される情報送信方法であって、前記方法は、
第2のデバイスに情報を送信するステップであって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含むステップを含み、
前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む、
ことを特徴とする情報送信方法。
【請求項2】
前記情報ユニットは少なくともRU割り当てインデックスを含み、
前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、少なくとも単一RUの場合の4*996-toneを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項3】
前記RU割り当てインデックスが占有するビットは、4ビット以上である、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報送信方法。
【請求項4】
前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、マルチRUの場合の、
2*996-tone、4*996-tone、484+242-tone、996+484-tone、996+484+242-tone、2*996+484-tone、3*996-tone、及び3*996+484-toneの少なくとも1つをさらに含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報送信方法。
【請求項5】
前記情報には識別フィールドがさらに含まれ、前記識別フィールドは、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズが単一RUであること、またはマルチRUであることを識別する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報送信方法。
【請求項6】
前記情報ユニットは少なくとも時間と空間ストリームの数(NSTS)を含み、
前記NSTSが占有するビットが4ビット以上であり、前記NSTSは少なくとも16個の時間と空間ストリームを識別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項7】
前記情報ユニットは少なくともPPE時間値を含み、
前記PPE時間値は、少なくとも8ミリ秒と16ミリ秒を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項8】
前記PPE時間値は20ミリ秒をさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報送信方法。
【請求項9】
前記第2のデバイスに第1の能力情報を送信するステップであって、前記第1の能力情報は前記第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含むステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の情報送信方法。
【請求項10】
前記第2のデバイスから送信された第2の能力情報を受信するステップであって、前記第2の能力情報は前記第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含むステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の情報送信方法。
【請求項11】
第1のデバイスに適用される情報送信装置であって、前記装置は、
第2のデバイスに情報を送信するように構成される情報送信モジュールであって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含む情報送信モジュールを含み、
前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む、
ことを特徴とする情報送信装置。
【請求項12】
電子機器であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~10のいずれかに記載の方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項13】
コンピュータプログラムが含まれるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
このプログラムはプロセッサによって実行される場合、請求項1~10のいずれかに記載の方法のステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信技術の分野に関し、具体的には、情報送信方法、情報送信装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
既存のWi-Fi技術によってサポートされる最大帯域幅は160MHzであり、Wi-Fiの発展に伴い、IEEE802.11beなどの新しいWi-Fi技術では、サポートされる最大帯域幅を320MHzまで拡大し、4k QAMの変調方式をサポートする必要がある。
【0003】
サポートされる最大帯域幅の拡大に伴い、ステーションとアクセスポイントとの間の通信データ量も拡大するため、既存のWi-Fi技術における関連設定は、新しいWi-Fi技術の要求を満たすことが困難になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この点に鑑みて、関連技術における技術的課題を解決するために、本開示の実施例は情報送信方法、情報送信装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、第1のデバイスに適用される情報送信方法を提案し、前記方法は、
第2のデバイスに情報を送信するステップであって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含むステップを含み、
ここで、前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む。
【0006】
本開示の実施例の第2の態様によれば、第1のデバイスに適用される情報送信装置を提案し、前記装置は、
第2のデバイスに情報を送信するように構成される情報送信モジュールであって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含む情報送信モジュールを含み、
ここで、前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む。
【0007】
本開示の実施例の第3の態様によれば、電子機器を提案し、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは上記の方法を実行するように構成される。
【0008】
本開示の実施例の第4の様態によれば、コンピュータプログラムが含まれるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提案し、このプログラムはプロセッサによって実行される場合、上記方法のステップが実現される。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例によれば、コンステレーションインデックスに対応する変調方式を少なくとも4096-QAMを含むように拡張することにより、160MHz帯域幅以上、例えば320MHz帯域幅の場合の大きなデータ量のデータ伝送をサポートすることができ、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信品質を確保するのに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施例の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明の使用すべきな図面を簡単に説明し、明らかに、以下の説明の図面は本開示の一部の実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】本開示の実施例によって示される情報送信方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の実施例によって示されるPPE閾値フィールドの概略構成図である。
図3】本開示の実施例によって示されるPPE閾値情報フィールドの概略図である。
図4】本開示の実施例によって示されるコンステレーションインデックスと変調方式との関係の概略図である。
図5】本開示の実施例によって示されるRU割り当てインデックスとRU割り当てサイズとの関係の概略図である。
図6A】本開示の実施例によって示される別の情報送信方法の概略フローチャートである。
図6B】本開示の実施例によって示される別の情報送信方法の概略フローチャートである。
図7】本開示の実施例によって示される情報送信装置の概略ブロック図である。
図8A】本開示の実施例によって示される別の情報送信装置の概略ブロック図である。
図8B】本開示の実施例によって示される別の情報送信装置の概略ブロック図である。
図9】本開示の実施例によって示される情報送信のための装置の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施例の図面と併せて、本開示の実施例における技術案を明確に完全に説明するが、説明された実施例は、全ての実施例ではなく、本開示の一部の実施例にすぎないことは明らかである。本開示の実施例に基づいて、当業者は、創造的な労働がなされていない前提で取得される他のすべての実施例は、本開示の保護の範囲に属する。
【0012】
図1は本開示の実施例によって示される情報送信方法の概略フローチャートである。本実施例に示す情報送信方法は第1のデバイスに適用されることができ、前記第1のデバイスは第2のデバイスと通信することができ、ここで、前記第1のデバイスはアクセスポイント(Access Point、AP)であってもよいし、ステーション(Station、STA)であってもよく、第1のデバイスがアクセスポイントである場合、第2のデバイスはステーションであってもよく、第1のデバイスがステーションである場合、第2のデバイスはアクセスポイントであってもよい。
【0013】
後続の実施例は主に第1のデバイスを行動実行主体として説明し、実際の使用中に、デバイスと第2のデバイスとを交換することができ、すなわち後続の実施例の実行主体は第2のデバイスであってもよい。
【0014】
図1に示すように、前記情報送信方法は以下のステップを含むことができる。
【0015】
ステップS101において、第2のデバイスに情報を送信し、前記情報にはパディングとパケット拡張PPE(Padding and Packet Extension)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーション(Constellation)インデックスを含み、
ここで、前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む(4k-QAMと近似的に理解することもできる)。
【0016】
一実施例では、デバイス間の通信中に、デバイスは受信された情報を処理する必要があり、情報を処理するのに時間がかかり、デバイスが情報を処理するのに時間を予約するために、送信された情報にパディングとパケット拡張PPE閾値フィールド(PPE Thresholds field)が含まれることができる。
【0017】
図2は、本開示の実施例によって示されるPPE閾値フィールドの概略構成図である。
【0018】
図2に示すように、PPE閾値フィールドの構造は、時間と空間ストリームの数NSTS(NSTSとも書くことができ、STSとは、space-time stream、すなわち時間と空間ストリームを指す)、リソースユニット(Resource Unit)、インデックスビットマスクRU Index Bitmask、PPE閾値情報、及びPPEパッド(pad)を含むことができる。
【0019】
図3は、本開示の実施例によって示されるPPE閾値情報フィールドの概略図である。
【0020】
図3に示すように、PPE閾値情報フィールドの構造は、複数の情報ユニットを含むことができ、各情報ユニットは少なくとも、図3に示すようなPPET16、PPET8、PPET20などのPPE時間値と、図3に示すようなNSTS1~NSTSnなどの時間と空間ストリームの数(NSTS)と、図3に示すようなRUx~RumなどのRU割り当てインデックスと、サブフィールド(図3に図示せず)とを含み、サブフィールドにはコンステレーションインデックスが含まれる。n、x及びmは正の整数である。
【0021】
なお、図3に示す実施例では、情報ユニットは、PPE時間値、NSTS、及びRU割り当てインデックスを含み、実際の通信中には、必要に応じて情報ユニットに含まれるコンテンツを設定することができ、例えばPPE時間値のみを含むことができる。含まれるPPE時間値はただ一例であり、実際の通信中に、必要に応じてPPE時間値を設定することができ、例えばPPE時間値はPPET16、PPET8のみを含むことができる。
【0022】
図4は、本開示の実施例によって示されるコンステレーションインデックスと変調方式との関係の概略図である。
【0023】
図4に示すように、サブフィールドには8つのコンステレーションインデックスが含まれることができ、コンステレーションインデックスに対応する伝送コンステレーション(Corresponding Transmission Constellation)は具体的に変調方式であり、例えば、コンステレーションインデックス0に対応する変調方式はBPSK(Binary Phase Shift Keying、バイナリ位相シフトキーイング)であり、コンステレーションインデックス1に対応する変調方式は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying、直交位相シフトキーイング)であり、コンステレーションインデックス2に対応する変調方式は、16-QAM(Quadrature Amplitude Modulation、直交振幅変調)であり、コンステレーションインデックス3に対応する変調方式は64-QAMであり、コンステレーションインデックス4に対応する変調方式は256-QAMであり、コンステレーションインデックス5に対応する変調方式は1024-QAMである。関連技術では、コンステレーションインデックス6は予約ビットであり、図4に示す実施例では、コンステレーションインデックス6に対応する変調方式を4096-QAMに設定することができる。
【0024】
なお、実際の通信中に、必要に応じてコンステレーションインデックスと変調方式との関係を設定することができ、図4に示す実施例に限定されない。
【0025】
新しいWi-Fiによってサポートされる最大帯域幅は320MHzまで拡大する必要があり、4k-AQM変調方式をサポートする必要があるため、ステーションとアクセスポイントとの間の通信データ量も拡大し、関連技術ではコンステレーションインデックスに対応する変調方式は、例えば大きなデータ量のデータ伝送をサポート可能な変調方式が1024-QAMにすぎず、大きなデータ量のデータ伝送を満たすことはもはや困難である。
【0026】
本開示の実施例によれば、コンステレーションインデックスに対応する変調方式を少なくとも4096-QAMを含むように拡張することにより、160MHz帯域幅以上、例えば320MHz帯域幅の場合の大きなデータ量のデータ伝送をサポートすることができ、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信品質を確保するのに有利である。
【0027】
選択的に、前記情報ユニットは少なくともRU割り当てインデックスを含み、
ここで、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、少なくとも単一RUの場合の4*996-toneを含む。
【0028】
図5は、本開示の実施例によって示されるRU割り当てインデックス(allocation index)とRU割り当てサイズ(allocation size)との関係の概略図である。
【0029】
一実施例では、図5に示すように、異なるRU割り当てインデックスは異なるRU割り当てサイズに対応し、RU割り当てサイズはサブキャリアの数で表される。例えば、RU割り当てインデックス0に対応するRU割り当てサイズは242-toneであり、RU割り当てインデックス1に対応するRU割り当てサイズは484-toneであり、RU割り当てインデックス2に対応するRU割り当てサイズは996-toneであり、RU割り当てインデックス3に対応するRU割り当てサイズは2*996-toneであり、RU割り当てインデックス4に対応するRU割り当てサイズは4*996-toneであり、ここで、toneがサブキャリアを表すことができる。
【0030】
また、RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、上記の複数のサブキャリアだけでなく、単一RUまたはマルチRUに対応することもでき、単一RUとマルチRUに対して、それに対応する複数のサブキャリアは同じであってもよく、または異なってもよい。
【0031】
選択的に、前記RU割り当てインデックスが占有するビットは、4ビット以上である。
【0032】
関連技術では、RU割り当てサイズは一般的に242-tone、484-tone、996-tone、及び2*996-toneという4種類のみであり、これらのRU割り当てサイズは、より大きな帯域幅での大量のデータの伝送に適用することが困難である。
【0033】
本実施例では、RU割り当てサイズが少なくとも単一RUの場合の4*996-toneを含むようにRU割り当てサイズを拡張する。RU割り当てサイズを拡張すると、指示のためのRU割り当てインデックスをより多く必要とされ、したがって、RU割り当てインデックスが占有するビットの数をさらに拡張し、例えば、RU割り当てインデックスが占有するビットを4ビット以上に設定することができ、これによってより多様なのRU割り当てサイズを指示するのに適し、大帯域幅のシナリオで大量のデータを伝送するのに適する。
【0034】
選択的に、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、マルチRUの場合の、
2*996-tone、4*996-tone、484+242-tone、996+484-tone、996+484+242-tone、2*996+484-tone、3*996-tone、及び3*996+484-tone、の少なくとも1つをさらに含む。
【0035】
一実施例では、RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズがマルチRUを対象とする場合、マルチRUに対応するサブキャリアは、2*996-tone、4*996-tone、484+242-tone、996+484-tone、996+484+242-tone、2*996+484-tone、3*996-tone、及び3*996+484-toneという8つのうちの1つまたは複数であってもよい。
【0036】
この8つの場合と、単一RUの場合の242-tone、484-tone、996-tone、2*996-tone及び4*996-toneという4つの場合とを組み合わせて、合計12個の場合は、4ビット(16個の場合を指示可能である)のRU割り当てインデックスによって指示することができる。
【0037】
選択的に、前記情報には識別フィールドがさらに含まれ、前記識別フィールドは、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズが単一RUであること、またはマルチRUであることを識別する。
【0038】
一実施例では、単一RUとマルチRUの両方の場合、それに対応する複数のサブキャリアは同じであってもよく、または異なってもよい。単一RUとマルチRUの場合を区別するために、前記情報に識別フィールド、例えば、1ビットを占有するように設定することもでき、この識別フィールドによってRU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズが単一RUの場合に対すること、またはマルチRUの場合に対することを指示する。
【0039】
例えば、RU割り当てサイズに対応するサブキャリアが単一RUの場合の4*996-toneであり、マルチRUの場合にも4*996-toneのRU割り当てサイズが存在し得るため、識別フィールドによってRU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズが単一RUの場合に対することを指示することにより、RU割り当てサイズが具体的に単一RUの場合の4*996-toneであることを指示することができる。
【0040】
選択的に、前記情報ユニットは少なくとも時間と空間ストリームの数(NSTS)を含み、
ここで、前記NSTSが占有するビットが4ビット以上であり、前記NSTSは少なくとも16個の時間と空間ストリームを識別する。
【0041】
一実施例では、PPE閾値情報フィールド内の情報ユニットは、時間と空間ストリームの数(NSTS)をさらに含むことができ、NSTSが占有するビットは4ビット以上であり、これによって少なくとも16個の時間と空間ストリーム(stream)を識別することができる。
【0042】
ここで、各時間と空間ストリームは通信アンテナに対応することができ、関連技術ではNSTSが占有するビットが4ビットより小さく、本実施例では、NSTSのビットを拡張し、少なくとも4ビットを占有するNSTSによって少なくとも16個の時間と空間ストリームを識別することができ、16個の時間と空間ストリームが16個の通信アンテナに対応できるため、16個の通信アンテナを識別することに相当し、数がより多くのアンテナを有する第1のデバイスに適しており、これによって320MHz帯域幅でより多くのデータの伝送を行うように第1のデバイスはより多くのアンテナを介して通信することができる。
【0043】
選択的に、前記情報ユニットは少なくともPPE時間値を含み、
前記PPE時間値は、少なくとも8ミリ秒と16ミリ秒を含む。
【0044】
選択的に、前記PPE時間値は20ミリ秒をさらに含む。
【0045】
一実施例では、PPE閾値情報フィールド内の情報ユニットは、PPE時間値をさらに含むことができ、PPE時間値は、第1のデバイスから送信された前記情報を処理するために予約された時間を識別することができる。例えば、PPE時間値が8ミリ秒であり、すなわちPPET8である場合、この情報を処理するために最大8ミリ秒を予約することができ、例えばPPE時間値が16ミリ秒であり、すなわちPPET16である場合、この情報を処理するために最大16ミリ秒を予約することができる。
【0046】
PPET8とPPET16に基づいて、本開示の実施例ではPPE時間値が拡張され、帯域幅が320MHzまでに拡張されるため、前記情報のデータ量も増加し得て、前記情報を処理するにはより多くの時間を必要とされるため、PPE時間値を延長することができ、例えば、より多くのデータを伝送するシナリオに適するように、PPE時間値を最大20ミリ秒に延長してもよく、すなわちPPET20であってもよい。
【0047】
一実施例では、第1のデバイスと第2のデバイスとの通信中に、第1のデバイスと第2のデバイスとの距離をさらに決定することができる。第1のデバイスと第2のデバイスとの距離が小さい場合、例えば、予め設定された距離より小さい場合、PPE時間値はPPET8またはPPET16であってもよく、第1のデバイスと第2のデバイスとの距離が大きい場合、例えば、予め設定された距離より大きい場合、PPE時間値はPPET20であってもよい。
【0048】
一実施例では、PPE時間値は、RU割り当てインデックス、NSTS、コンステレーションインデックスと対応関係があってもよい。例えば、図2に示す実施例では、RU割り当てインデックスがRUxであり、NSTSがNSTS1である場合、PPE時間値はPPET8とPPET16であってもよく、NSTSがNSTS1である場合、RU割り当てインデックスは徐々にRumまでに増加し、RU割り当てインデックスがRumであり、NSTSがNSTS1である場合、PPE時間値はPPET8とPPET16であってもよく、さらにNSTSを増加し、NSTSを増加するたびに、RU割り当てインデックスを、NSTSがNSTSnに増加するまでRUxからRumに増大し、RU割り当てインデックスがRumであり、NSTSがNSTSn2である場合、PPE時間値はPPET8またはPPET16であってもよい。
【0049】
なお、PPE時間値とRU割り当てインデックス、NSTS、およびコンステレーションインデックスとの対応関係は、図2に示す場合に限定されず、例えば、RU割り当てインデックスがRUxであり、NSTSがNSTS1である場合、PPE時間値はPPET8とPET16であってもよく、RU割り当てインデックスがRumであり、NSTSがNSTSn2である場合、PPE時間値はPPET20であってもよい。
【0050】
図6Aは、本開示の実施例によって示される別の情報送信方法の概略フローチャートである。図6Aに示すように、前記方法は、ステップS601をさらに含む。
【0051】
ステップS601において、前記第2のデバイスに第1の能力情報を送信し、ここで、前記第1の能力情報は前記第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含む。
【0052】
一実施例では、第1のデバイスは第2のデバイスに第1の能力情報を送信することができ、第1の能力情報には前記第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値が含まれ、第2のデバイスは、第1の能力情報に基づいて、第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値を決定することができる。これによって、第1のデバイスと通信するとき、例えば第1のデバイスに情報を送信するとき、第1のデバイスに送信された情報に第1の能力情報に対応するPPE時間値を含めることができ、例えば第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値がPPET8、PPET16及びPPET20を含む場合、第2のデバイスが第1のデバイスに送信した情報に含まれるPPE時間値は、PPET8、PPET16及びPPET20のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0053】
一実施例では、前記第1の能力情報は、EHT(Extremely High Throughput、極めて高いスループット)能力フィールドに含まれることができ、前記EHT能力フィールドは、物理能力情報フィールド(PHY Capabilities Information field format)に含まれることができ、例えば、物理能力情報フィールドの現在のPPE閾値フィールドに含まれる。
【0054】
また、第2のデバイスは第1のデバイスに物理能力情報を送信することができ、第2のデバイスは第1の能力情報に基づいて、第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値を決定し、さらにこのPPE時間値に基づいて、物理能力情報内の公称パケットパディング(Nominal Packet Padding)フィールドを設定することができる。
【0055】
図6Bは、本開示の実施例によって示される別の情報送信方法の概略フローチャートである。図6Bに示すように、前記方法は、以下のステップをさらに含む。
【0056】
ステップS602において、前記第2のデバイスから送信された第2の能力情報を受信し、ここで、前記第2の能力情報が前記第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含む。
【0057】
一実施例では、第2のデバイスは第1のデバイスに第2の能力情報を送信することができ、第2の能力情報には前記第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値が含まれ、第1のデバイスは、第2の能力情報に基づいて、第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値を決定することができる。これによって、第2のデバイスと通信するとき、例えば第2のデバイスに情報を送信するとき、第2のデバイスに送信された情報に第2の能力情報に対応するPPE時間値を含めることができ、例えば第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値がPPET8、PPET16を含む場合、第1のデバイスが第2のデバイスに送信した情報に含まれるPPE時間値はPPET8とPPET16のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0058】
一実施例では、前記第2の能力情報は、EHT能力フィールドに含まれることができ、前記EHT能力フィールドは物理能力情報フィールドに含まれることができ、例えば、物理能力情報フィールドの現在のPPE閾値フィールドに含まれる。
【0059】
また、第1のデバイスは第2のデバイスに物理能力情報を送信することができ、第1のデバイスは第2の能力情報に基づいて、第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値を決定することができ、さらにこのPPE時間値に基づいて物理能力情報内の公称パケットパディングフィールドを設定することができる。
【0060】
上記の情報送信方法の実施例に対応して、本開示は、情報送信装置の実施例をさらに提供する。
【0061】
図7は、本開示の実施例によって示される情報送信装置の概略ブロック図である。本実施例に示す情報送信装置は第1のデバイスに適用されることができ、前記第1のデバイスは第2のデバイスと通信することができ、ここで、前記第1のデバイスはアクセスポイント(Access Point、AP)であってもよいし、ステーション(Station、STA)であってもよく、第1のデバイスがアクセスポイントである場合、第2のデバイスはステーションであってもよく、第1のデバイスがステーションである場合、第2のデバイスはアクセスポイントであってもよい。
【0062】
後続の実施例は主に第1のデバイスを行動実行主体として説明し、実際の使用中に、デバイスと第2のデバイスとを交換することができ、すなわち後続の実施例の実行主体は第2のデバイスであってもよい。
【0063】
図7に示すように、前記情報送信装置は、
第2のデバイスに情報を送信するように構成される情報送信モジュール701であって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含む情報送信モジュール701を含むことができ、
ここで、前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む。
【0064】
選択的に、前記情報ユニットは少なくともRU割り当てインデックスを含み、
ここで、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、少なくとも単一RUの場合の4*996-toneを含む。
【0065】
選択的に、前記RU割り当てインデックスが占有するビットは、4ビット以上である。
【0066】
選択的に、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、マルチRUの場合の、
2*996-tone、4*996-tone、484+242-tone、996+484-tone、996+484+242-tone、2*996+484-tone、3*996-tone、及び3*996+484-toneの少なくとも1つをさらに含む。
【0067】
選択的に、前記情報には識別フィールドがさらに含まれ、前記識別フィールドは、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズが単一RUであること、またはマルチRUであることを識別する。
【0068】
選択的に、前記情報ユニットは少なくとも時間と空間ストリームの数(NSTS)を含み、
ここで、前記NSTSが占有するビットが4ビット以上であり、前記NSTSは少なくとも16個の時間と空間ストリームを識別する。
【0069】
選択的に、前記情報ユニットは少なくともPPE時間値を含み、
前記PPE時間値は、少なくとも8ミリ秒と16ミリ秒を含む。
【0070】
選択的に、前記PPE時間値は20ミリ秒をさらに含む。
【0071】
図8Aは、本開示の実施例によって示される別の情報送信装置の概略ブロック図である。図8Aに示すように、前記装置は、
前記第2のデバイスに第1の能力情報を送信するように構成される能力送信モジュール801であって、ここで、前記第1の能力情報は前記第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含む能力送信モジュール801をさらに含む。
【0072】
図8Bは、本開示の実施例によって示される別の情報送信装置の概略ブロック図である。図8Aに示すように、前記装置は、
前記第2のデバイスから送信された第2の能力情報を受信するように構成される能力受信モジュール802であって、ここで、前記第2の能力情報は前記第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含む能力受信モジュール802をさらに含む。
【0073】
上記実施例の装置について、その各モジュールが操作を実行する具体的な方式は、関連する方法の実施例においてすでに詳細に説明されたが、ここでは詳細に説明しない。
【0074】
装置の実施例にとっては、基本的に方法の実施例に対応するため、関連する点は、方法の実施例の一部を参照して説明すればよい。上記説明された装置の実施例は単なる概略的であり、分離部品として説明されるモジュールは、物理的に分離されてもよく、物理的に分離されなくてもよく、モジュールとして表示された部品は物理モジュールであってもよく、物理モジュールでなくてもよく、すなわち1つの場所に位置してもよく、または複数のネットワークモジュールに分布してもよい。実際の需要に応じて、そのうちの一部または全部のモジュールを選択して本実施例の方案の目的を実現することができる。当業者は、創造的な労働を支払わない場合、理解し実施することができる。
【0075】
本開示の実施例は、電子機器をさらに提案し、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、上記いずれかの実施例に記載の方法を実行するように構成される。
【0076】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが含まれるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提案し、当該プログラムはプロセッサによって実行される場合、上記いずれかの実施例に記載の方法のステップが実現される。
【0077】
図9は、本開示の実施例によって示される情報送信のための装置900の概略ブロック図である例えば、装置900は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0078】
図9を参照すると、装置900は、処理コンポーネント902、メモリ904、電源コンポーネント906、マルチメディアコンポーネント908、オーディオコンポーネント910、入力/出力(I/O)のインターフェース912、センサコンポーネント914、および通信コンポーネント916のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0079】
処理コンポーネント902は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置900の全体の操作を制御する。処理コンポーネント902は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ920を含むことができる。また、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、処理コンポーネント902は、1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント902は、マルチメディアコンポーネント908と処理コンポーネント902とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0080】
メモリ904は、装置900での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置900で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ904は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0081】
電源コンポーネント906は、装置900の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント906は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、装置900の電力の生成、管理、及び配分に関連する他のコンポーネントとを含むことができる。
【0082】
マルチメディアコンポーネント908は、前記装置900とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント908は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置900が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0083】
オーディオコンポーネント910は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント910は、装置900が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ904に記憶されてもよく、または通信コンポーネント916を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント910は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0084】
I/Oインターフェース912は、処理コンポーネント902と周囲インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周囲インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0085】
センサコンポーネント914は、装置900に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント914は、装置900のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置900のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント914は、装置900または装置900のコンポーネントの位置変更、ユーザが装置900との接触が存在または存在しないか、装置900の方位または加速/減速および装置900の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント914は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント914は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント914は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0086】
通信コンポーネント916は、装置900と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置900は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2 Gまたは3 G、4G LTE、5G NRまたはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント916は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント916は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0087】
例示的な実施例では、装置900は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0088】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ904をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するために、装置900のプロセッサ920によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0089】
当業者は、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示のいかなる変形、用途または適宜な変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適宜な変化は、本開示の一般原理に従るとともに、本開示で開示されていない当分野の公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0090】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【0091】
なお、本明細書では、第1および第2のような関係用語は、1つのエンティティまたは操作を他のエンティティまたは操作と区別するためにのみ使用され、これらのエンティティまたは操作の間にこのような実際的な関係または順序が存在することを必ずしも要求しない、または暗示しない。「含む」、「含まれる」という用語、または他の任意の変形は、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または装置がそれらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素、またはこのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の要素をさらに含むように、非排他的な「含む」をカバーすることを意図している。これ以上の制限がない場合、文「1つを含む」によって限定される要素は、その要素を含むプロセス、方法、物品、またはデバイスに別の同じ要素が存在することを除外するものではない。
【0092】
以上、本開示の実施例によって提供される方法および装置に対して詳細に説明したが、本明細書では具体的な例を応用して本開示の原理および実施形態を説明し、以上の実施例の説明は、本開示の方法および核心思想を理解するためだけである。同時に、当業者に対しては、本開示の思想により、具体的な実施形態及び適用範囲において変更点があり、以上のように、本明細書の内容は本開示の制限と理解されたくない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図9
【手続補正書】
【提出日】2023-04-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
後続の実施例は主に第1のデバイスを行動実行主体として説明し、実際の使用中に、第1のデバイスと第2のデバイスとを交換することができ、すなわち後続の実施例の実行主体は第2のデバイスであってもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
この8つの場合と、単一RUの場合の242-tone、484-tone、996-tone、2*996-tone及び4*996-toneというつの場合とを組み合わせて、合計13個の場合は、4ビット(16個の場合を指示可能である)のRU割り当てインデックスによって指示することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
後続の実施例は主に第1のデバイスを行動実行主体として説明し、実際の使用中に、第1のデバイスと第2のデバイスとを交換することができ、すなわち後続の実施例の実行主体は第2のデバイスであってもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
図8Bは、本開示の実施例によって示される別の情報送信装置の概略ブロック図である。図8に示すように、前記装置は、
前記第2のデバイスから送信された第2の能力情報を受信するように構成される能力受信モジュール802であって、ここで、前記第2の能力情報は前記第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含む能力受信モジュール802をさらに含む。
【手続補正5】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のデバイスに適用される情報送信方法であって、前記方法は、
第2のデバイスに情報を送信するステップであって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含むステップを含み、
前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む、
ことを特徴とする情報送信方法。
【請求項2】
前記情報は少なくともRU割り当てインデックスを含み、
前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、少なくとも単一RUの場合の4*996-toneを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項3】
前記RU割り当てインデックスが占有するビットは、4ビット以上である、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報送信方法。
【請求項4】
前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズは、マルチRUの場合の、
2*996-tone、4*996-tone、484+242-tone、996+484-tone、996+484+242-tone、2*996+484-tone、3*996-tone、及び3*996+484-toneの少なくとも1つをさらに含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報送信方法。
【請求項5】
前記情報には識別フィールドがさらに含まれ、前記識別フィールドは、前記RU割り当てインデックスに対応するRU割り当てサイズが単一RUであること、またはマルチRUであることを識別する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報送信方法。
【請求項6】
前記情報ユニットは少なくとも時間と空間ストリームの数(NSTS)を含み、
前記NSTSが占有するビットが4ビット以上であり、前記NSTSは少なくとも16個の時間と空間ストリームを識別する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項7】
前記情報ユニットは少なくともPPE時間値を含み、
前記PPE時間値は、少なくとも8ミリ秒と16ミリ秒を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項8】
前記PPE時間値は20ミリ秒をさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報送信方法。
【請求項9】
前記第2のデバイスに第1の能力情報を送信するステップであって、前記第1の能力情報は前記第1のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含むステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項10】
前記第2のデバイスから送信された第2の能力情報を受信するステップであって、前記第2の能力情報は前記第2のデバイスによってサポートされるPPE時間値を含むステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報送信方法。
【請求項11】
第1のデバイスに適用される情報送信装置であって、前記装置は、
第2のデバイスに情報を送信するように構成される情報送信モジュールであって、前記情報にはパディングとパケット拡張(PPE)閾値情報フィールドが設定され、前記PPE閾値情報フィールドには複数の情報ユニットが設定され、情報ユニットサブフィールドがコンステレーションインデックスを含む情報送信モジュールを含み、
前記コンステレーションインデックスに対応する変調方式は少なくとも4096-QAMを含む、
ことを特徴とする情報送信装置。
【請求項12】
電子機器であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~10のいずれかに記載の方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項13】
コンピュータプログラムが含まれるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
このプログラムはプロセッサによって実行される場合、請求項1~10のいずれかに記載の方法のステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】