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特表2023-548104画像収集方法、装置及び移動端末、記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-15
(54)【発明の名称】画像収集方法、装置及び移動端末、記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/68 20230101AFI20231108BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20231108BHJP
   G03B 5/00 20210101ALI20231108BHJP
【FI】
H04N23/68
H04N23/60 500
G03B5/00 J
G03B5/00 K
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023525612
(86)(22)【出願日】2021-10-21
(85)【翻訳文提出日】2023-04-26
(86)【国際出願番号】 CN2021125179
(87)【国際公開番号】W WO2022089285
(87)【国際公開日】2022-05-05
(31)【優先権主張番号】202011164722.2
(32)【優先日】2020-10-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100180806
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 剛
(74)【代理人】
【識別番号】100196601
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 祐市
(72)【発明者】
【氏名】張 州辰
【テーマコード(参考)】
2K005
5C122
【Fターム(参考)】
2K005BA43
2K005BA48
2K005CA14
2K005CA22
2K005CA29
5C122EA41
5C122FH07
5C122FH11
5C122FH13
5C122GA01
5C122GA23
5C122HA13
5C122HA35
5C122HA78
5C122HA82
5C122HB01
5C122HB02
(57)【要約】
本出願は、画像収集方法、装置及び移動端末、記憶媒体を開示し、具体的に、電子機器分野に関する。画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、画像収集モジュールが第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータを制御し、画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信し、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、第一の位置、予め設定される第二の位置、角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出し、第一の位置が予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュールの第一の位置に基づいて、光学防振操作を実行するように駆動モータを制御する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像収集方法であって、
画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、前記画像収集モジュールが第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータを制御することと、
画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信することと、
前記画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、前記次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、前記第一の位置、前記予め設定される第二の位置、前記角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すことと、
第一の位置が前記予め設定される第二の位置に戻った場合、前記角速度信号、前記画像収集モジュールの第一の位置に基づき、光学防振操作を実行するように前記駆動モータを制御することとを含む、画像収集方法。
【請求項2】
前記の、前記第一の位置、前記予め設定される第二の位置、前記角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すことは、
前記第一の位置の前記予め設定される第二の位置に対するずれ距離を決定することと、
前記角速度信号を振動変位に変換することと、
前記ずれ距離、前記振動変位及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すこととを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の、前記角速度信号、前記画像収集モジュールの第一の位置に基づき、光学防振操作を実行するように前記駆動モータを制御することは、
角速度センサにより収集された角速度信号及び位置センサにより収集された画像収集モジュールの第一の位置を受信し、前記角速度信号を振動変位に変換することと、
前記振動変位に基づいて、前記画像収集モジュールが第一の位置からターゲット位置に移動するように駆動するように前記駆動モータを制御して、前記振動変位を補償することと、
前記画像収集モジュールの第一の位置に基づき、前記画像収集モジュールがターゲット位置に到着したか否かを決定することと、
前記画像収集モジュールがターゲット位置に到着した場合、運行を停止するように前記駆動モータを制御することと、
前記画像収集モジュールがターゲット位置に到着していない場合、前記画像収集モジュールが第一の位置からターゲット位置に移動するように駆動するように前記駆動モータを制御し続けることとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信することは、
画像収集モジュールがモバイル業界プロセッサインターフェースを介して伝送した角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を同期して受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記画像収集の方式は、撮影方式又は録画方式である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
画像収集装置であって、
画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、前記画像収集モジュールが第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータを制御するように構成される第一の制御ユニットと、
画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信するように構成される情報受信ユニットと、
前記画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、前記次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、前記第一の位置、前記予め設定される第二の位置、前記角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すように構成される画像切り出しユニットと、
第一の位置が前記予め設定される第二の位置に戻った場合、前記角速度信号、前記画像収集モジュールの第一の位置に基づいて、光学防振操作を実行するように駆動モータを制御するように構成される第二の制御ユニットとを含む、画像収集装置。
【請求項7】
前記画像切り出しユニットは、
第一の位置の予め設定される第二の位置に対するずれ距離を決定するように構成される距離決定モジュールと、
前記角速度信号を振動変位に変換するように構成されるフォーマット変換モジュールと、
前記ずれ距離、振動変位及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すように構成される画像切り出しモジュールとを含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
第二の制御ユニットは、
角速度センサにより収集された角速度信号及び位置センサにより収集された画像収集モジュールの第一の位置を受信し、前記角速度信号を振動変位に変換するように構成される情報受信モジュールと、
振動変位に基づいて、前記画像収集モジュールが第一の位置からターゲット位置に移動するように駆動するように前記駆動モータを制御して、前記振動変位を補償するように構成される変位補償モジュールと、
前記画像収集モジュールの第一の位置に基づき、前記画像収集モジュールがターゲット位置に到着したか否かを決定するように構成される位置決定モジュールと、
画像収集モジュールがターゲット位置に到着した場合、運行を停止するように前記駆動モータを制御し、画像収集モジュールがターゲット位置に到着していない場合、前記画像収集モジュールが第一の位置からターゲット位置に移動するように駆動するように前記駆動モータを制御し続けるように構成されるモータ制御モジュールとを含む、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、移動端末。
【請求項10】
プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項11】
プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本発明は、2020年10月27日に中国特許局に提案され、出願番号が202011164722.2であり、発明名称が「画像収集方法、装置及び移動端末、記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張しており、この出願のすべての内容は、援用により本発明に取り込まれる。
【0002】
本出願は、画像収集分野に属し、具体的に、画像収集方法、装置及び移動端末、記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
科技の発展につれて、移動端末(例えば、携帯電話、タブレット)の使用は、すでに数千の家庭に入っており、人々の生活に大きな便利を与えている。一般的には、移動端末には、画像収集機能(例えば撮影及び録画)が集積されており、ユーザが移動端末を利用して撮影する時に、一般的には手ぶれの場合があり、それによって画像収集モジュールの位置中心が初期の光学中心に対してずれることによって、撮影された画像がぼやけてしまうことになる。
【0004】
従来の技術では、一般的には、単一の光学防振方式を採用して画像収集モジュールの位置を制御することで、画像収集モジュールの位置中心が初期の光学中心に対してずれていないが、このように画像収集モジュールの位置中心がずれ続け、徐々に光学中心から離れていき、次のフレームの画像に対して光学防振を行う必要がある場合、画像収集モジュールの移動空間が限られ、補償不足を招き、又は単一の電子防振方式に基づいて収集された画像を切り出し、光学中心を一定に保っているが、犠牲した画像フレームの解像度が比較的に大きい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例の目的は、画像収集モジュールの位置補償が不足し、及び犠牲した画像フレームの解像度が比較的に大きいという問題を両立して解決することができる画像収集方法、装置及び移動端末、記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術問題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0007】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、画像収集方法を提供し、前記方法は、
画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、前記画像収集モジュールが第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータを制御することと、
画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信することと、
前記画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、前記次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、前記第一の位置、前記予め設定される第二の位置、前記角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すことと、
第一の位置が前記予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュールの第一の位置に基づき、光学防振操作を実行するように前記駆動モータを制御することとを含む。
【0008】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、画像収集装置をさらに提供し、前記装置は、
画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、前記画像収集モジュールが第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するようにモータを制御するように構成される第一の制御ユニットと、
画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信するように構成される情報受信ユニットと、
前記画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、前記次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、前記第一の位置、前記予め設定される第二の位置、前記角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すように構成される画像切り出しユニットと、
第一の位置が前記予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュールの第一の位置に基づき、光学防振操作を実行するように前記駆動モータを制御するように構成される第二の制御ユニットとを含む。
【0009】
第三の態様によれば、本出願の実施例は、移動端末をさらに提供し、前記移動端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時、本出願の実施例の第一の態様に記載の画像収集方法のステップを実現する。
【0010】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、本出願の実施例の第二の態様に記載の画像収集方法のステップを実現する。
【0011】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、本出願の実施例の第一の態様に記載の画像収集方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0012】
本出願の実施例では、まず、画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、画像収集モジュールが第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータを制御し、そして、画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信し、次に、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、第一の位置、予め設定される第二の位置、角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出し、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置から離れた位置から予め設定される第二の位置に近づく位置に引き戻されるため、収集された次のフレームの画像を切り出す幅が非常に小さく、犠牲した画像フレームの解像度が非常に小さく、最後に、第一の位置が予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュールの第一の位置に基づいて、光学防振操作を実行するように駆動モータを制御し、第一の位置が予め設定される第二の位置にすでに戻ったため、次のフレームの画像に対して光学防振操作を行う場合、画像収集モジュールの移動可能な空間が一番大きく、位置補償が不足することはない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本出願の一つの実施例による画像収集方法のフローチャートである。
図2】本出願の一つの実施例による移動端末の回路接続ブロック図である。
図3】本出願の一つの実施例による画像収集方法のタイムチャートである。
図4】本出願の一つの実施例による画像収集方法のフローチャートである。
図5】本出願の一つの実施例による画像収集方法のフローチャートである。
図6】本出願の一つの実施例による画像収集装置の機能モジュールブロック図である。
図7】本出願の一つの実施例による画像収集装置の機能モジュールブロック図である。
図8】本出願の一つの実施例による画像収集装置の機能モジュールブロック図である。
図9】本出願の一つの実施例による移動端末の回路接続ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0015】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能である。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0016】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例による画像収集方法、装置及び移動端末、記憶媒体を詳細に説明する。
【0017】
図1を参照すると、本出願の実施例は、制御ユニット101に応用される画像収集方法を提供し、制御ユニット101は、移動端末800に取り付けられ、移動端末800は、位置センサ102と、画像収集モジュール103と、駆動モータ105と、角速度センサ104とをさらに含む。図2に示すように、制御ユニット101は、それぞれ位置センサ102(例えば、ホールセンサであってもよい)、画像収集モジュール103、駆動モータ105及び角速度センサ104と電気的に接続される。ここで、制御ユニット101は、それぞれ独立して設置されるマスタチップ及び防振制御モジュール、又は、マスタチップ及び防振制御モジュールが集積されるシステムレベルチップ(System on Chip、SOC)を含んでもよい。制御ユニット101がそれぞれ独立して設置されるマスタチップ及び防振制御モジュールを含む場合、マスタチップは、それぞれ画像収集モジュール103、防振制御モジュール、角速度センサ104と電気的に接続され、防振制御モジュールは、それぞれ角速度センサ104、位置センサ102、画像収集モジュール103と電気的に接続される。前記方法は、以下のステップを含む。
【0018】
S11:画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、画像収集モジュール103が第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータ105を制御する。ここで、第一の位置は、画像収集モジュールの現在の位置であり、予め設定される第二の位置は、画像収集モジュール103がアイドル状態にある時の位置である。
【0019】
図3に示すように、画像収集モジュール103が画像を収集し始める場合、一つの第一のトリガー信号(例えばハイレベル信号)を制御ユニット101に送信して、画像収集時間帯に入ることを制御ユニット101に通知し、制御ユニット101が角速度センサ104により伝送された角速度信号を受信した場合(移動端末800にジッタが発生したことが説明される)、角速度信号を振動変位に変換し、振動変位に基づいて画像収集モジュール103がターゲット距離移動するように駆動するように駆動モータ105を制御して、振動変位(即ち光学防振操作)を補償する。例えば、振動変位が上へ2距離単位移動する場合、移動するターゲット距離は、下へ2距離単位移動して、収集された画像フレームがぼやけることを回避する。第一のフレームの画像収集が終了した後に、画像収集モジュール103は、一つの第二のトリガー信号(例えばローレベル信号)を制御ユニット101に送信して、フレームギャップに入ることを制御ユニット101に通知する。そして、制御ユニット101は、位置センサ102により伝送された画像収集モジュール103の第一の位置を受信し、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置にあるか否かを識別し、ない場合、画像収集モジュール103が第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータ105を制御する(即ち画像収集モジュール103を第一の位置から予め設定される第二の位置に引き戻す必要がある)。具体的には、S11は、防振制御モジュールによって実行されてもよい。
【0020】
S12:画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュール103の第一の位置を受信する。
【0021】
具体的には、そのうちの一つの実施の形態として、画像収集モジュール103がモバイル業界プロセッサインターフェースを介して伝送した角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュール103の第一の位置を同期して受信することができる。具体的には、まず、防振制御モジュールによって角速度センサ104により伝送された角速度信号及び位置センサ102により伝送された画像収集モジュール103の第一の位置を受信し、そして防振制御モジュールは、角速度信号、第一の位置を画像収集モジュール103に伝送し、画像収集モジュール103は、角速度信号、第一の位置、収集された次のフレームの画像をマスタ制御チップに同期伝送してもよい。
【0022】
具体的には、別の実施の形態として、マスタ制御チップは、画像収集モジュール103により伝送された次のフレームの画像、角速度センサ104により伝送された角速度信号及び位置センサ102により伝送された第一の位置をそれぞれ受信することができる。
【0023】
また、説明すべきこととして、画像収集の方式は、撮影方式又は録画方式であってもよいが、それらに限らない。
【0024】
S13:画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、第一の位置、予め設定される第二の位置、角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出す。
【0025】
図3に示すように、次のフレームの画像の収集開始の時刻に、画像収集モジュール103の位置中心が初期の位置中心からの距離が短くなっているため、収集された次のフレームの画像を切り出す幅が非常に小さく、犠牲した画像フレームの解像度が非常に小さくても、次のフレームの画像の光学中心が変わらないようにすることができる。
【0026】
S14:第一の位置が予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュール103の第一の位置に基づいて光学防振操作を実行するように駆動モータ105を制御する。
【0027】
第一の位置が予め設定される第二の位置にすでに戻ったため、次のフレームの画像に対して光学防振操作を行う場合、画像収集モジュール103の移動可能な空間が一番大きく、位置補償が不足することはない。ここで、光学防振操作の原理として、角速度センサに基づいて手の振動量を検出し、手の振動量を電気信号に変換し、制御ユニット101によって処理された後に、画像収集モジュール103が平行に移動するように制御し、手の振動量による結像光線オフセットを相殺する。
【0028】
理解できるように、S12-S14は、マスタ制御チップによって実行されてもよい。
【0029】
この画像収集方法は、まず、画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、画像収集モジュール103が第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータ105を制御し、そして、画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュール103の第一の位置を受信し、次に、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、第一の位置、予め設定される第二の位置、角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出し、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置から離れた位置から予め設定される第二の位置に近づく位置に引き戻されるため、収集された次のフレームの画像を切り出す幅が非常に小さく、犠牲した画像フレームの解像度が非常に小さく、最後に、第一の位置が予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュール103の第一の位置に基づいて光学防振操作を実行するように駆動モータ105を制御し、第一の位置が予め設定される第二の位置にすでに戻ったため、次のフレームの画像に対して光学防振操作を行う場合、画像収集モジュール103の移動可能な空間が一番大きく、位置補償が不足することはない。
【0030】
そのうちの一つの実現方式として、図4に示すように、S13は、以下のステップを含む。
【0031】
S41:第一の位置の予め設定される第二の位置に対するずれ距離を決定する。
【0032】
S42:角速度信号を振動変位に変換する。
【0033】
S43:ずれ距離、振動変位及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出す。
【0034】
ここで、電子防振アルゴリズムは、主に移動端末800で画像収集モジュールの感光パラメータを強制的に向上させることを採用すると同時にシャッターを速め、画像収集モジュールで得られた画像を分析してから、画像切り抜き補償方式でぼやける防振を回避することであり、電子防振は、実際には、画質を下げることでジッタを補償する技術である。
【0035】
そのうちの一つの実現方式として、図5に示すように、S15は、以下のステップを含む。
【0036】
S51:角速度センサ104により収集された角速度信号及び位置センサ102により収集された画像収集モジュール103の第一の位置を受信し、角速度信号を振動変位に変換する。
【0037】
S52:振動変位に基づいて画像収集モジュール103が第一の位置からターゲット位置に移動するように駆動するように駆動モータ105を制御して、振動変位を補償する。
【0038】
S53:画像収集モジュール103の第一の位置に基づき、画像収集モジュール103がターゲット位置に到着したか否かを決定し、画像収集モジュール103がターゲット位置に到着した場合、S54を実行し、画像収集モジュール103がターゲット位置に到着していない場合、戻ってS52を実行する。
【0039】
S54:運行を停止するように駆動モータ105を制御する。
【0040】
図6を参照すると、本出願の実施例は、画像収集装置600をさらに提供し、説明すべきこととして、本出願の実施例により提供される画像収集装置600は、その基本的な原理及び発生した技術的効果は、上記実施例と同じであり、記述の簡潔のため、本出願の実施例の部分で言及されていない点について、上記の実施例の対応する内容を参照すればよい。前記装置600は、第一の制御ユニット601と、情報受信ユニット602と、画像切り出しユニット603と、第二の制御ユニット604とを含む。ここで、
第一の制御ユニット601は、画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、画像収集モジュール103が第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するようにモータを制御するように構成される。
【0041】
情報受信ユニット602は、画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュール103の第一の位置を受信するように構成される。
【0042】
画像切り出しユニット603は、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、第一の位置、予め設定される第二の位置、角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すように構成される。
【0043】
第二の制御ユニット604は、第一の位置が予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュール103の第一の位置に基づいて光学防振操作を実行するように駆動モータ105を制御するように構成される。
【0044】
この画像収集装置600は、実行時に、以下のような機能を実現することができ、まず、画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、画像収集モジュール103が第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータ105を制御し、そして、画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュール103の第一の位置を受信し、次に、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、第一の位置、予め設定される第二の位置、角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出し、画像収集モジュール103の第一の位置が予め設定される第二の位置から離れた位置から予め設定される第二の位置に近づく位置に引き戻されるため、収集された次のフレームの画像を切り出す幅が非常に小さく、犠牲した画像フレームの解像度が非常に小さく、最後に、第一の位置が予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュール103の第一の位置に基づいて光学防振操作を実行するように駆動モータ105を制御し、第一の位置が予め設定される第二の位置にすでに戻ったため、次のフレームの画像に対して光学防振操作を行う場合、画像収集モジュール103の移動可能な空間が一番大きく、位置補償が不足することはない。
【0045】
図7に示すように、画像切り出しユニット603は、
第一の位置の予め設定される第二の位置に対するずれ距離を決定するように構成される距離決定モジュール701と、
角速度信号を振動変位に変換するように構成されるフォーマット変換モジュール702と、
ずれ距離、振動変位及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出すように構成される画像切り出しモジュール703とを含む。
【0046】
図8に示すように、第二の制御ユニット604は、
角速度センサ104により収集された角速度信号及び位置センサ102により収集された画像収集モジュール103の第一の位置を受信し、角速度信号を振動変位に変換するように構成される情報受信モジュール801と、
振動変位に基づいて画像収集モジュール103が第一の位置からターゲット位置に移動するように駆動するように駆動モータ105を制御して、振動変位を補償するように構成される変位補償モジュール802と、
画像収集モジュール103の第一の位置に基づき、画像収集モジュール103がターゲット位置に到着したか否かを決定するように構成される位置決定モジュール803と、
画像収集モジュール103がターゲット位置に到着した場合、運行を停止するように駆動モータ105を制御し、画像収集モジュール103がターゲット位置に到着していない場合、前記画像収集モジュールが第一の位置からターゲット位置に移動するように駆動するように前記駆動モータ105を制御し続けるように構成されるモータ制御モジュール804とを含む。
【0047】
本出願の実施例における画像収集装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動電子機器、例えば移動端末であってもよく、非移動電子機器であってもよい。例示的には、移動電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、可移動端末、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非移動電子機器は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0048】
本出願の実施例における画像収集装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0049】
本出願の実施例による画像収集装置は、図1から図5の方法の実施例において画像収集装置により実現される各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0050】
図9は、本出願の実施例を実現する移動端末のハードウェア構造概略図である。
【0051】
この移動端末800は、無線周波数ユニット801、ネットワークモジュール802、オーディオ出力ユニット803、入力ユニット804、位置センサ102、表示ユニット806、ユーザ入力ユニット807、インターフェースユニット808、メモリ809及び制御ユニット101、駆動モータ105、角速度センサ104及び画像収集モジュール103を含むが、それらに限らない。
【0052】
当業者であれば理解できるように、移動端末800は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムを介して制御ユニット101にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図8に示す移動端末構造は、移動端末に対する限定を構成せず、移動端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0053】
ここで、制御ユニット101は、画像収集のフレームギャップにおいて、画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置にないことを識別した場合、前記画像収集モジュールが第一の位置から予め設定される第二の位置に移動するように駆動するように駆動モータを制御し、
画像収集の次のフレームの画像の収集時間帯に、角速度信号、収集された次のフレームの画像及び画像収集モジュールの第一の位置を受信し、
前記画像収集モジュールの第一の位置が予め設定される第二の位置に戻っていない場合、前記次のフレームの画像の光学中心が変わらないように、前記第一の位置、前記予め設定される第二の位置、前記角速度信号及び予め設定される電子防振アルゴリズムに基づき、収集された次のフレームの画像を切り出し、
第一の位置が前記予め設定される第二の位置に戻った場合、角速度信号、画像収集モジュールの第一の位置に基づき、光学防振操作を実行するように前記駆動モータを制御するために用いられる。
【0054】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記画像収集方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0055】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の移動体機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0056】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記画像収集方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0057】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップと呼ばれてもよい。
【0058】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0059】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0060】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】