(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-15
(54)【発明の名称】胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣
(51)【国際特許分類】
A41C 3/14 20060101AFI20231108BHJP
【FI】
A41C3/14 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023526057
(86)(22)【出願日】2020-10-29
(85)【翻訳文提出日】2023-04-27
(86)【国際出願番号】 KR2020014935
(87)【国際公開番号】W WO2022092356
(87)【国際公開日】2022-05-05
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522040218
【氏名又は名称】トゥドゥリムクリエイティブ カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】DODREAMCREATIVE CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100108143
【氏名又は名称】嶋崎 英一郎
(72)【発明者】
【氏名】オム,テホ
(72)【発明者】
【氏名】イ,スンア
【テーマコード(参考)】
3B131
【Fターム(参考)】
3B131AA02
3B131AB06
3B131BB36
(57)【要約】
【要約】胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣が提供される。本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣は、本体;前記本体に配置される第1バンド;前記本体に配置され、前記第1バンドと結合される第2バンド;及び前記本体に配置される脊椎腰椎支持台を含み、前記脊椎腰椎支持台は、前記第1バンドと重なる第1領域と、前記第2バンドと重なる第2領域と、前記第1及び第2領域から下に延びる第3領域を含むことができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の上半身を包む本体100;
前記本体100の一側に配置される第1バンド200;
前記本体100の他方に配置され、前記本体100の前面で少なくとも一部が前記第1バンド200と結合される第2バンド300;及び
前記本体100の後面に配置される脊椎腰椎支持台400;を含み、
前記脊椎腰椎支持台400は、前記第1バンド200と重なる第1領域410と、前記第2バンド300と重なる第2領域420と、前記第1及び第2領域410、420から下に延びる第3領域430を含むことを特徴とする胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項2】
前記第1バンド200は、前記本体100の前面に配置されて、使用者のある一胸の下に配置される第1ラウンド部210を含み、
前記第2バンド300は、前記本体100の前面に配置されて、使用者の他の一胸の下に配置される第2ラウンド部310を含み、
前記第1ラウンド部210の一端と前記第2ラウンド部310の一端は、互いに連結されることを特徴とする請求項1に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項3】
前記第1バンド200は、前記第1ラウンド部210の他端から上に延びる第1部分220を含み、
前記第2バンド300は、前記第2ラウンド部310の他端から上に延びる第4部分320を含むことを特徴とする請求項2に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項4】
前記第1バンド200は、前記第1部分220から前記本体100の後面に延びる第2部分230を含み、
前記第2バンド300は、前記第4部分320から前記本体100の後面に延びる第5部分330を含み、
前記第2部分230と前記第5部分330は、前記本体100の後面で交差することを特徴とする請求項3に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項5】
前記第1バンド200は、前記第2部分230からさらに前記本体100の前面に延びる第3部分240を含み、
前記第2バンド300は、前記第5部分330からさらに前記本体100の前面に延びる第6部分340を含み、
前記第3部分240及び前記第6部分340は、前記第1ラウンド部210と前記第2ラウンド部310の下に配置され、
前記第3部分240と前記第6部分340は、互いに結合されて、前記本体100の前面で固定されることを特徴とする請求項4に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項6】
前記第3部分240は、第1方向に引っ張られ、
前記第6部分340は、前記第1方向と交差する第2方向に引っ張られることを特徴とする請求項5に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項7】
前記第3部分240が前記第1方向に引っ張られ、前記第6部分340が前記第2方向に引っ張られる場合、前記第1ラウンド部210と前記第2ラウンド部310は、第3方向に引っ張られることを特徴とする請求項6に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項8】
前記第1方向と前記第2方向がなす角度、前記第2方向と前記第3方向がなす角度、前記第1方向と前記第3方向がなす角度は、各々120度であることを特徴とする請求項7に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項9】
前記第3方向は、前記第1及び第2ラウンド部210、310の上を向く方向であることを特徴とする請求項7に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項10】
前記脊椎腰椎支持台400の前記第1領域410は、前記第1バンド200の前記第2部分230の少なくとも一部と重なり、
前記脊椎腰椎支持台400の前記第2領域420は、前記第2バンド300の前記第5部分330の少なくとも一部と重なることを特徴とする請求項4に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項11】
前記脊椎腰椎支持台400は、前記第1及び前記第2バンド200、300によって、前記本体100の後面から前記本体100の前面を向く方向に加圧されることを特徴とする請求項1に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項12】
前記脊椎腰椎支持台400は、シリコン素材で形成され、
前記脊椎腰椎支持台400は、前記第1及び第2バンド200、300の変形によって変形されることを特徴とする請求項11に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項13】
前記脊椎腰椎支持台400の前記第1及び第2領域410、420が変形される程度は、前記脊椎腰椎支持台400の前記第3領域430が変形される程度よりも大きいことを特徴とする請求項12に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣
【請求項14】
前記脊椎腰椎支持台400の前記第1領域410と前記第2領域420との間の水平方向への最大距離は、前記脊椎腰椎支持台400の前記第3領域430の幅よりも大きいことを特徴とする請求項13に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【請求項15】
前記脊椎腰椎支持台400の前記第1領域410と前記第2領域420との間の前記水平方向への最短距離は、前記脊椎腰椎支持台400の前記第3領域430の対応する方向への幅よりも大きいことを特徴とする請求項14に記載の胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に女性ブラジャー下着は、衣服の内側に着用する衣類であって、単に衣服の用途や美容の用途以外には他の機能性が期待できなかった。特に、背骨または脊椎を正しく校正する効果は期待できなかった。
【0003】
現代人は、様々な職に従事しており、多くの業務が机の前で肩を曲げた状態で長時間書類を整理したり処理するものであるため、このような業務を長時間行うと、上半身が前に曲がって脊椎が曲がるなどの問題点が発生する可能性がある。
【0004】
このように上半身が前に曲がって脊椎が曲がるのを防止するためには、作業時に常に正しい姿勢を維持し、根気よく運動を並行しなければならないが、忙しい現代人には困難なことである。
【0005】
従って、上半身が前に曲がるのを防止するために、様々な形態の圧迫衣類、補整下着、校正器具が開発されているが、満足するほどの効果が得られない問題がある
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本実施例が解決しようとする課題は、男性と差別化された女性の身体特性である胸を重力の反対方向に牽引及び美しい三角形ラインでボリュームを生かすと共に胸椎をサポートして、背中を伸ばしてくれる上半身校正目的の女性向け上衣を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣は、使用者の上半身を包む本体;前記本体の一側に配置される第1バンド;前記本体の他方に配置されて、前記本体の前面で少なくとも一部が前記第1バンドと結合される第2バンド;及び前記本体の後面に配置される脊椎腰椎支持台を含み、前記脊椎腰椎支持台は、前記第1バンドと重なる第1領域と、前記第2バンドと重なる第2領域と、前記第1及び第2領域から下に延びる第3領域を含む。
【0008】
また、前記第1及び第2バンドの各々は、前記本体の前面に配置される第1及び第2ラウンド部を含み、前記第1ラウンド部の一端部は、前記第2ラウンド部の一端部と結合されてもよい。
【0009】
また、前記第1バンドは、前記第1ラウンド部の他端部から上に延びる第1部分を含み、前記第2バンドは、前記第2ラウンド部の他端部から上に延びる第1部分を含むことができる。
【0010】
また、前記第1バンドは、前記第1バンドの前記第1部分から前記本体の後面に延びる第2部分を含み、前記第2バンドは、前記第2バンドの前記第1部分から前記本体の前記後面に延びる第2部分を含み、前記第1バンドの前記第2部分と前記第2バンドの前記第2部分は、前記本体の前記後面で交差することができる。
【0011】
また、前記第1バンドは、前記第1バンドの前記第2部分から前記本体の前記前面に延びる第3部分を含み、前記第2バンドは、前記第2バンドの前記第2部分から前記本体の前記前面に延びる第3部分を含み、前記第1バンドの前記第3部分及び前記第2バンドの前記第3部分は、前記第1ラウンド部と前記第2ラウンド部の下に配置され、前記第1バンドの前記第3部分と前記第2バンドの前記第3部分は、互いに結合されて前記本体に固定されてもよい。
【0012】
また、前記第1バンドの前記第3部分は、第1方向に引っ張られ、前記第2バンドの前記第3部分は、前記第1方向と交差する第2方向に引っ張られる。
【0013】
また、前記第1バンドの前記第3部分が、前記第1方向に引っ張られ、前記第2バンドの前記第3部分が、前記第2方向に引っ張られる場合、前記第1ラウンド部と前記第2ラウンド部は、第3方向に引っ張られる。
【0014】
また、前記脊椎腰椎支持台の前記第3領域が変形される程度より大きいことがある。
【0015】
また、前記脊椎腰椎支持台の前記第1領域と前記第2領域との間の水平方向への最大幅は、前記脊椎腰椎支持台の前記第3領域の対応する方向への幅より大きくてよい。
【0016】
また、前記脊椎腰椎支持台の前記第1領域と前記第2領域との間の前記水平方向への最短幅は、前記脊椎腰椎支持台の前記第3領域の対応する方向への幅より大きくてよい。
【発明の効果】
【0017】
本実施例により、男性と差別化された女性身体の特性である胸を重力の反対方向に牽引及び美しい三角形ラインでボリュームを生かすと同時に胸椎をサポートして背中を伸ばす上半身校正目的の女性向け上衣を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣の正面図である。
【
図2】本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣の背面図である。
【
図3】本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣の後面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述する実施例を参照すれば、明らかになるであろう。しかし、本発明は、以下で掲示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実施することができ、ただ、本実施例は、本発明の掲示が完全であるようにし、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体に亘って、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。
【0020】
他の定義がなければ、本明細書で使用されるすべての(用語技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に共通に理解できる意味で使用することができるであろう。また、一般的に使用される予め定義されている用語は、明らかに特別に定義されていない限り、理想的にまたは過度に解釈されない。
【0021】
また、本明細書で使用される用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限するものではない。本明細書において、単数形は、文言で特に言及しない限り、複数形も含む。明細書で使用される含む(comprises)及び/または含む(comprising)は、言及された構成要素、工程及び/または動作以外に一つ以上の他の構成要素、工程及び/または動作の存在または追加を排除しない意味で使用する。また、「及び/または」は、言及されたアイテムの各々及び一つ以上のすべての組み合わせを含む。
【0022】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使用することができる。これたの用語は、その構成要素を別の構成要素と区別するためのものであって、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などが限定されない。ある構成要素が別の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素はその別の構成要素に直接的に連結、結合または接続されてもよいが、その構成要素とその別の構成要素の間にさらに別の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」されてもよいと理解されるべきである。
【0023】
以下で使用される「光軸方向」は、レンズ駆動装置に結合されたレンズの光軸方向と定義する。一方、「光軸方向」は、「上下方向」、「z軸方向」などと対応することができる。
【0024】
以下、本実施例について添付された図面に基づいてより詳細に説明する。
【0025】
図1は、本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣の正面図である。
図2は、本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣の背面図である。
図3は、本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣の後面図である。
図1~
図4を参照すると、本実施例に係る胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10は本体100、第1バンド200、第2バンド300、脊椎腰椎支持台400を含むことができるが、これらのうち一部の構成を除いて実施することもでき、それ以外の追加の構成を排除もしない。
【0026】
胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10は、本体100を含むことができる。本体100は、使用者の上半身を包むことができる。本体100は使用者の肩、胸、背中を包むことができる。本体100の少なくとも一部は、コルセット面として形成されてもよい。本体100は、ワイヤーを含むことができる。本体100は、弾性材質で形成されてもよい。本体100は、前面110と後面120で構成されてもよい。前面110は、使用者が胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10を着用した時、前方に向かう方向であり得る。後面120は、使用者が胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10を着用した時、後方を向く方向であり得る。後面120は、前面110の反対側に配置されてもよい。前面120と後面120は一体で形成されてもよい。
【0027】
胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10は、第1バンド200を含むことができる。第1バンド200は、本体100に配置されてもよい。第1バンド200は、本体100の前面110に配置されてもよい。第1バンド200は、本体100の後面120に配置されてもよい。
【0028】
第1バンド200は弾性素材だけで形成されてもよい。第1バンド200は、非弾性素材だけで形成されてもよい。第1バンド200は、弾性素材と非弾性素材で形成されてもよい。具体的に、第1バンド200の一部は弾性素材で形成され、残りは非弾性素材で形成されてもよい。
【0029】
第1バンド200は、第1ラウンド部210を含むことができる。
【0030】
第1ラウンド部210は、本体100の前面110に配置されてもよい。第1ラウンド部210の一端部は、後述する第2ラウンド部310の一端部と結合されてもよい。第1ラウンド部210は、使用者が胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10を着用した時、使用者の胸の下に配置されてもよい。第1ラウンド部210の使用者の胸を下から上へ上げることができる。
【0031】
第1バンド200は、第1部分220を含むことができる。第1バンド200の第1部分220は、第1ラウンド部210の他端部から上に延びることができる。
【0032】
第1バンド200は、第2部分230を含むことができる。第1バンド200の第2部分230は、第1バンド200の第1部分220から本体100の後面120に延びることができる。第1バンド200の第2部分230は、後述する第2バンド300の第5部分330と本体100の後面120で交差することができる。この時、第1バンド200の第2部分230は、第2バンド300の第5部分330と‘X’字状に交差することができる。第1バンド200の第2部分230の少なくとも一部は、第2バンド300の第5部分330と重なることができる。
【0033】
第1バンド200は、第3部分240を含むことができる。第1バンド200の第3部分240は、第1バンド200の第2部分230から本体100の前面110に延びることができる。第1バンド200の第3部分240は、第1ラウンド部210の下に配置されてもよい。第1バンド200の第3部分240の少なくとも一部は、後述する第2ラウンド部310の下に配置されてもよい。第1バンド200の第3部分240は、後述する第2バンド300の第6部分340と結合されてもよい。この時、第1及び第2バンド200、300は、本体100に固定されてもよい。
【0034】
胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10は、第2バンド300を含むことができる。第2バンド300は、本体100に配置されてもよい。第2バンド300は、本体100の前面110に配置されてもよい。第2バンド300は、本体100の後面120に配置されてもよい。第2バンド300は、第1バンド200と結合されてもよい。
【0035】
第2バンド300は、弾性素材だけで形成されてもよい。第2バンド300は、非弾性素材だけで形成されてもよい。第2バンド300は、弾性素材と非弾性素材で形成されてもよい。具体的に、第2バンド300の一部は弾性素材で形成され、残りは非弾性素材で形成されてもよい。
【0036】
第2バンド300は、第2ラウンド部310を含むことができる。
【0037】
第2ラウンド部310は、本体100の前面110に配置されてもよい。第2ラウンド部310の一端部は、第1ラウンド部210の一端部と結合されてもよい。第2ラウンド部310は、使用者が胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10を着用した時、使用者の胸の下に配置されてもよい。第3ラウンド部310の使用者の胸を下から上に上げることができる。
【0038】
第2バンド300は、第4部分320を含むことができる。第2バンド300の第4部分320は、第2ラウンド部310の他端部から上に延びることができる。
【0039】
第2バンド300は、第5部分330を含むことができる。第2バンド300の第5部分330は、第2バンド300の第4部分320から本体100の後面120に延びることができる。第2バンド300の第5部分330は、第1バンド200の第2部分230と本体100の後面120で交差することができる。この時、第2バンド300の第5部分330は、第1バンド200の第2部分230と‘X’字状に交差することができる。第2バンド300の第5部分330の少なくとも一部は、第1バンド200の第2部分230と重なることができる。
【0040】
第2バンド300は、第6部分340を含むことができる。第2バンド300の第6部分340は、第2バンド300の第5部分330から本体100の前面110に延びることができる。第2バンド300の第6部分340は、第2ラウンド部310の下に配置されてもよい。第2バンド300の第6部分340の少なくとも一部は、第1ラウンド部210の下に配置されてもよい。第2バンド300の第6部分340は、第1バンド200の第3部分240と結合されてもよい。この時、第1及び第2バンド200、300は、本体100に固定されてもよい。
【0041】
第1バンド200の第3部分240は、第1方向に引っ張られてもよい。第2バンド300の第6部分340は、第2方向に引っ張られてもよい。第1方向は、第2方向と交差する方向であり得る。この時、第1方向と第2方向の交差角は、鈍角であり得る。第1方向と第2方向の交差角は120度であってもよい。
【0042】
第1バンド200の第3部分240が、第1方向に引っ張られ、第2バンド300の第6部分340が第2方向に引っ張られる場合、第1ラウンド部210は、第3方向に引っ張られることができる。第3方向は、第1方向及び第2方向と交差する方向であり得る。第3方向と第1方向がなす交差角は鈍角であり得る。第3方向と第2方向がなす交差角は、鈍角であり得る。第1~第3方向の各々がなす交差角は、120度であってもよい。これにより、第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340を引っ張る力が均等に分布することができる。この場合、第1及び第2バンド200、300全体に引張力が均等に分布することができる。第3方向は、第1及び第2ラウンド部210、310の上を向く方向であり得る。これにより、胸が垂れないように上に牽引されることができる。
【0043】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、本体100の前面110で互いに結合されてもよい。結合方法としては、リボンタイプ、ストラップタイプ、フックタイプ、ベルトタイプ、ベルクロタイプ、ボタンタイプなどがある。
【0044】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、リボンタイプに結合されてもよい。第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、本体100の前面110でリボン、タイなど様々な形状で結ぶことによって結合されてもよい。この時、使用者は、結ぶ強度を調節して、校正効果を使用者の身体に合わせて調節することができる。これにより、第1及び第2ラウンド部210、310が胸の下から胸の重量をテコの原理で持ち上げることができる。同時に後述する脊椎腰椎支持台400が加圧されて正しい姿勢を維持することができる。
【0045】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、ストラップタイプに結合されてもよい。第1バンド200の第3部分240は、長さ調節部材を含むことができる。長さ調節部材は、ホールを含むことができる。長さ調節部材は、互いに離隔する第1及び第2ホールを含むことができる。長さ調節部材の第2ホールは、長さ調節部材の第1ホールの下に配置されてもよい。長さ調節部材の第1ホールには、第1バンド200の第1部分240が貫通して固定されてもよい。第2バンド300の第6部分340は、第1バンド200の第3部分240の長さ調節部材の第1ホールを貫くことができる。長さ調節部材の第1ホールを貫いた第2バンド300の第6部分340は、長さ調節部材の第2ホールを貫くことができる。この場合、第2バンド300の第6部分340は、長さ調節部材の第1及び第2ホールを貫くことによって、サイズの調節が可能になり得る。これにより、使用者の身体特性に合わせて第1及び第2バンド200、300の長さを調節することができる。また、校正が必要な部位または強度に応じて第1及び第2バンド200、300の長さを調節することができる。これにより、第1及び第2ラウンド部210、310が、胸の下から胸の重量をテコの原理で持ち上げることができる。同時に、後述する脊椎腰椎支持台400が加圧されて正しい姿勢を維持することができる。
【0046】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、フックタイプに結合されてもよい。具体的に、第1バンド200の第3部分240は、ホールが形成された輪を含むことができる。第2バンド300の第6部分340は、鉤を含むことができる。第2バンド300の第6部分340の鉤は、第1バンド200の第3部分240の輪に結合されてもよい。但し、これに制限されず、第1バンド200の第3部分240が鉤を含み、第2バンド300の第6部分340がホールを含むことができる。第1バンド200の第3部分240のホールは、複数個であってもよい。第2バンド300の第6部分340の鉤は、複数個であってもよい。これにより、使用者の身体サイズ、使用者の身体特性、校正対象となる身体部位、校正強度などを調節することができる。これにより、第1及び第2ラウンド部210、310が、胸の下から胸の重量をテコの原理で持ち上げることができる。同時に、後述する脊椎腰椎支持台400が加圧されて正しい姿勢を維持することができる。
【0047】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、ベルトタイプで結合されてもよい。具体的に、第1バンド200の第3部分240は、バックルを含むことができる。バックルは、ピンを含むことができる。第2バンド300の第6部分340は、複数のホールが形成されてもよい。第2バンド300の第6部分340は、第1バンド200の第3部分240のバックルを貫くことができる。この時、バックルのピンが、第2バンド300の第6部分340の複数のホールのいずれか一つに挿入されて固定されてもよい。この場合、使用者の身体特性、身体サイズ、校正を希望する部位、校正強度などを考慮して、第2バンド300の第6部分340の長さを調節して、バックルのピンがホールに挿入されてもよい。但し、これに制限されず、第1バンド200の第3部分240に複数のホールが形成され、第2バンド300の第6部分340が、バックルを含むことができる。
【0048】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、ベルクロタイプに結合されてもよい。具体的に、第1バンド200の第3部分240は、第1接着部材を含むことができる。第1バンド200の第3部分240の外面は、第1接着部材を含むことができる。第2バンド300の第6部分340は、第2接着部材を含むことができる。第2バンド300の第6部分340の内面は、第2接着部材を含むことができる。これにより、第1接着部材と第2接着部材は、互いに結合されることができる。第1接着部材は、第1バンド200の第3部分240の全体に配置されてもよい。第2接着部材は、第2バンド300の第6部分340の全体に配置されてもよい。これにより、使用者の身体特性、身体サイズ、校正対象となる部位、校正強度などを考慮して、第1及び第2バンド200、300の長さとサイズを調節することができる。これにより、第1及び第2ラウンド部210、310が、胸の下から胸の重量をテコの原理で持ち上げることができる。同時に、後述する脊椎腰椎支持台400が加圧されて正しい姿勢を維持することができる。
【0049】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、ボタンタイプで結合されてもよい。この時、ボタンはスナップボタン、カチカチボタンを意味することができる。具体的に、第1バンド200の第3部分240には、スナップボタン用メスボタンが配置され、第2バンド300の第6部分340には、スナップボタン用オスボタンが配置されてもよい。また、第1バンド200の第3部分240には、スナップボタン用オスボタンが配置され、第2バンド300の第6部分340には、スナップボタン用メスボタンが配置されてもよい。スナップボタン用メスボタンとスナップボタン用オスボタンは複数個設けられてもよい。これにより、使用者の身体特性、サイズ、校正対象になる身体部位に応じて第1及び第2バンド200、300の長さ調節が可能になり得る。スナップボタン用メスボタンとスナップボタン用オスボタンは、互いに結合することによって、第1バンド200と第2バンド300が固定されてもよい。
【0050】
第1バンド200の第3部分240と第2バンド300の第6部分340は、本体100の後面120から前面100に延びながら腹部を包むことができる。この場合、第3部分240、340の垂直方向への長さが増加することができる。この場合、第2部分240、340の上端は、第1及び第2ラウンド部210、310の下端と重なることができる。
【0051】
胸補整及び胸椎矯正用女性向け上衣10は、脊椎腰椎支持台400を含むことができる。脊椎腰椎支持台400は、本体100に配置されてもよい。脊椎腰椎支持台400は、本体100の後面120に配置されてもよい。脊椎腰椎支持台400は、第1及び第2バンド200、300と本体100との問に配置されてもよい。または、脊椎腰椎支持台400は、本体100の後面120の外面と内面との間に配置されてもよい。
図3は、脊椎腰椎支持台400と第1及び第2バンド200、300の配置関係を確認するために、脊椎腰椎支持台400を第1及び第2バンド200、300の外部に図示した図面である。
【0052】
脊椎腰椎支持台400は、第1領域410を含むことができる。第1領域410は、第1バンド200と重なることができる。第1領域410は、第1バンド200の第2部分230の少なくとも一部と重なることができる。脊椎腰椎支持台400は、第2領域420を含むことができる。第2領域420は、第2バンド300と重なることができる。第2領域420は、第2バンド200の第5部分330の少なくとも一部と重なることができる。脊椎腰椎支持台400は、第3領域430を含むことができる。第3領域430は、第1及び第2領域410、420から下に延びることができる。
【0053】
脊椎腰椎支持台400は、シリコン素材で形成されてもよい。但し、これに制限されず、弾性がある素材で形成されてもよい。脊椎腰椎支持台400は、第1及び前記第2バンド200、300によって、本体100の後面120から本体100の前面110を向く方向に加圧されてもよい。脊椎腰椎支持台400は、第1及び第2バンド200、300によって変形されてもよい。脊椎腰椎支持台400の第1及び第2領域410、420が変形される程度は、脊椎腰椎支持台400の第3領域430が変形される程度よりも大きくてもよい。これにより、使用者の脊椎、背中、肩が伸びることができる。
【0054】
脊椎腰椎支持台400は、‘Y’字状に形成されてもよい。脊椎腰椎支持台400は、本体100の中央部に配置されてもよい。脊椎腰椎支持台400は、本体100の中央部を中心に対称的に形成されてもよい。脊椎腰椎支持台400は、上から下に行くほど水平方向への幅が狭く形成されてもよい。具体的に、脊椎腰椎支持台400の第1領域410と第2領域420との間の水平方向への最大幅W1は、脊椎腰椎支持台400の3領域430の対応する方向への幅W2よりも大きく形成されてもよい。脊椎腰椎支持台400の第1領域410と第2領域420との間の水平方向への最短幅W3は、脊椎腰椎支持台400の第3領域430の対応する方向への幅W2よりも大きく形成されてもよい。これにより、使用者の胸椎と頸髄を集中的に加圧して正しい姿勢を誘導することができる。
【0055】
以上添付された図面を参照して、本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須的な特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できることを理解できるであろう。従って、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0056】
100:本体
200:第1バンド
300:第2バンド
400:脊椎腰椎支持台
【国際調査報告】