(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-15
(54)【発明の名称】倉庫保管管理システム、方法及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
B65G 1/137 20060101AFI20231108BHJP
B65G 1/00 20060101ALI20231108BHJP
B65G 1/10 20060101ALI20231108BHJP
【FI】
B65G1/137 A
B65G1/00 501C
B65G1/10 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023527118
(86)(22)【出願日】2021-09-09
(85)【翻訳文提出日】2023-05-02
(86)【国際出願番号】 CN2021117390
(87)【国際公開番号】W WO2022095593
(87)【国際公開日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】202011222722.3
(32)【優先日】2020-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521439198
【氏名又は名称】北京極智嘉科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING GEEKPLUS TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 701,7th Floor,No.101,Floor 1-10,Building 4,No.30 Beiyuan Road Chaoyang District,Beijing 100102 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000523
【氏名又は名称】アクシス国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】兪暁剛
(72)【発明者】
【氏名】李洪波
【テーマコード(参考)】
3F022
3F522
【Fターム(参考)】
3F022AA15
3F022FF21
3F022JJ11
3F522AA02
3F522BB01
3F522BB25
3F522BB27
3F522BB35
3F522CC01
3F522CC03
(57)【要約】
本出願は倉庫保管管理システム及び方法を提供し、ここで倉庫保管管理システムは、以下のステップを含む。制御サーバは、第1のサブ注文を第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、第2のサブ注文を第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器を第2の搬送命令に送信し、任意のサブ注文に対応するピックアップタスクが完了した後、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するように構成され、第1の在庫容器搬送機器は、第1の搬送命令に応答し、第1の在庫容器を第1のワークステーションに搬送するように構成され、第2の在庫容器搬送機器は第2の搬送命令に応答して、第2の在庫容器を第2のワークステーションに搬送するように構成され、注文容器搬送機器は、第3の搬送命令に応答して、第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を第2のワークステーションに搬送し、または、第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を第1のワークステーションに搬送するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
倉庫保管管理システムであって、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、前記注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、
前記注文容器搬送機器は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第2のワークステーションに搬送し、または、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第1のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項2】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項1記載の倉庫保管管理システム。
【請求項3】
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットはさらに、前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項1記載の倉庫保管管理システム。
【請求項4】
前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の倉庫保管管理システム。
【請求項5】
前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットまたはトート搬送ロボットである、
ことを特徴とする請求項4に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項6】
前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、または、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを前記第1のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項5に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項7】
倉庫保管管理システムであって、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、前記注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、
前記注文容器搬送機器は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器と前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項8】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項7に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項9】
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットはさらに、前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項7に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項10】
前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる、
ことを特徴とする請求項7~9のいずれかに記載の倉庫保管管理システム。
【請求項11】
前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットとトート搬送ロボットである、
ことを特徴とする請求項10に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項12】
前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるように構成され、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを指定された合流場所に搬送して注文合流を完了させるように構成される、
ことを特徴とする請求項11に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項13】
前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器及び第2の在庫容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域には第1の在庫容器が分布され、前記第2の保管領域には第2の在庫容器が分布され、前記第1の保管領域と前記第2の保管領域とはワークステーションを共有し、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、在庫タスクに基づいて、前記在庫タスクにおける荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記在庫タスクを1つのワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域を前記ワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項14】
前記在庫タスクはラック載せタスクと注文タスクのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項15】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項13に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項16】
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは、さらに前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項13に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項17】
前記制御サーバは、さらに前記在庫タスクがラック載せタスクである場合、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を前記第1の保管領域にラックに載せる第1のタイプのラック載せ対象の荷物と前記第2の保管領域にラックに載せる第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第1のサブタスクと第2のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクと前記第2のサブタスクを前記ワークステーションに配分するように構成される、
ことを特徴とする請求項14に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項18】
前記制御サーバは、さらに荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のタイプのラック載せ対象の荷物と第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切るように構成される、
ことを特徴とする請求項17に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項19】
倉庫保管管理システムであって、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器、前記第2の在庫容器搬送機器がそれぞれ前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を前記第1の保管領域にラックに載せる第1のタイプのラック載せ対象の荷物と前記第2の保管領域にラックに載せる第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクを前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブタスクが前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブタスクが前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項20】
前記制御サーバは、さらに前記第1のサブタスクが完了した後、前記第1の在庫容器搬送機器に第3の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクが完了した後、前記第2の在庫容器搬送機器に第4の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、さらに前記第3の搬送命令に応答して、前記指定された第1の在庫容器を前記第1のワークステーションから前記第1の保管領域の指定位置に搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、さらに前記第4の搬送命令に応答して、前記指定された第2の在庫容器を前記第2のワークステーションから前記第2の保管領域の指定位置に搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項19に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項21】
前記制御サーバは、さらに荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のタイプのラック載せ対象の荷物と第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切るように構成される、
ことを特徴とする請求項19に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項22】
倉庫保管管理方法であって、
制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、
前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第2のワークステーションに搬送し、または、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第1のワークステーションに搬送するステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項23】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する、
ことを特徴とする請求項22に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項24】
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する、
ことを特徴とする請求項22に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項25】
前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれ、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットまたはトート搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを前記第2のワークステーションに搬送し、または、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを前記第1のワークステーションに搬送する、
ことを特徴とする請求項22~24のいずれかに記載の倉庫保管管理方法。
【請求項26】
倉庫保管管理方法であって、前記方法は、
制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、
前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器と前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項27】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する、
ことを特徴とする請求項26に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項28】
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する、
ことを特徴とする請求項26に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項29】
前記注文容器は移動可能な注文ラックと注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる、
ことを特徴とする請求項26~28のいずれかに記載の倉庫保管管理方法。
【請求項30】
前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットとトート搬送ロボットである、
ことを特徴とする請求項29に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項31】
前記ラック搬送ロボットは前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させ、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを指定された合流場所に搬送して注文合流を完了させる、
ことを特徴とする請求項30に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項32】
倉庫保管管理方法であって、
制御サーバは、在庫タスクに基づいて、前記在庫タスクにおける荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器中と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記在庫タスクを1つのワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、第2の在庫容器搬送機器を第2の搬送命令に送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器が、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域を前記ワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器が、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項33】
前記在庫タスクはラック載せタスクと注文タスクのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項34】
倉庫保管管理方法であって、
制御サーバは、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクを第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブタスクが前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブタスクが前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項35】
前記制御サーバは、前記第1のサブタスクが完了した後、前記第1の在庫容器搬送機器に第3の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクが完了した後、前記第2の在庫容器搬送機器に第4の搬送命令を送信し、
前記第1の在庫容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記指定された第1の在庫容器を前記第1のワークステーションから前記第1の保管領域の指定位置に搬送し、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第4の搬送命令に応答して、前記指定された第2の在庫容器を前記第2のワークステーションから前記第2の保管領域の指定位置に搬送する、
ことを特徴とする請求項34に記載の倉庫保管管理方法。
【請求項36】
前記制御サーバは、荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切る、
ことを特徴とする請求項34に記載の倉庫保管管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は倉庫保管技術の分野に関し、特に倉庫保管管理システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子商取引の急速な発展に伴い、電子商取引は消費者の生活においてますます重要な役目を果たしており、年ごとにユーザの注文数は何倍も増加し、倉庫保管管理の処理能力も厳しい試練を受けている。
【0003】
既存の倉庫管理システムでは、注文タスクに基づいて、ラック搬送ロボットまたはトート搬送ロボットを選択し、保管領域内において対応するラックまたはトートをシャトル搬送するが、この場合に、時々衝突があり、例えば、トート(tote)搬送ロボットが的中(hit)するトートに対応するラックは、ちょうど他の注文に対応するラック搬送ロボットが的中するなど、これにより、待ち行列の現象が発生し、倉庫保管管理の効率が低下する。
【0004】
したがって、如何に、倉庫保管管理の効率を向上させるかは、技術者が早急に解決すべき問題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この点に鑑みて、本出願の実施例は、既存の技術に存在する技術的欠陥を解決するために、倉庫保管管理システム及び方法を提供する。
【0006】
本出願の実施例の第1の態様によれば、倉庫保管管理システムを提供し、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、前記注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、
前記注文容器搬送機器は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第2のワークステーションに搬送し、または、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第1のワークステーションに搬送するように構成される。
【0007】
選択的に、前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成される。
【0008】
選択的に、前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットはさらに、前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される。
【0009】
選択的に、前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる。
【0010】
選択的に、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットまたはトート搬送ロボットである。
【0011】
選択的に、前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、または、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを前記第1のワークステーションに搬送するように構成される。
【0012】
本出願の実施例の第2の態様によれば、倉庫保管管理システムを提供し、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、前記注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、
前記注文容器搬送機器は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器と前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるように構成される。
【0013】
選択的に、前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成される。
【0014】
選択的に、前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットはさらに、前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される。
【0015】
選択的に、前記注文容器は移動可能な注文ラックと注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる。
【0016】
選択的に、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットとトート搬送ロボットである。
【0017】
選択的に、前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるように構成され、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを指定された合流場所に搬送して注文合流を完了させるように構成される。
【0018】
本出願の実施例の第3の態様によれば、倉庫保管管理システムを提供し、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器及び第2の在庫容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域には第1の在庫容器が分布され、前記第2の保管領域には第2の在庫容器が分布され、前記第1の保管領域と前記第2の保管領域とはワークステーションを共有し、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、在庫タスクに基づいて、前記在庫タスクにおける荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記在庫タスクを1つのワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域を前記ワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される。
【0019】
選択的に、前記在庫タスクはラック載せタスクと注文タスクのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
選択的に、前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される。
【0021】
選択的に、前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは、さらに前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される。
【0022】
選択的に、前記制御サーバは、さらに前記在庫タスクがラック載せタスクである場合、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を前記第1の保管領域にラックに載せる第1のタイプのラック載せ対象の荷物と前記第2の保管領域にラックに載せる第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第1のサブタスクと第2のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクと前記第2のサブタスクを前記ワークステーションに配分するように構成される。
【0023】
選択的に、前記制御サーバは、さらに荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のタイプのラック載せ対象の荷物と第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切るように構成される。
【0024】
本出願の実施例の第4の態様によれば、倉庫保管管理システムを提供し、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器、前記第2の在庫容器搬送機器がそれぞれ前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクを前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブタスクが前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブタスクが前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される。
【0025】
選択的に、前記制御サーバは、さらに前記第1のサブタスクが完了した後、前記第1の在庫容器搬送機器に第3の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクが完了した後、前記第2の在庫容器搬送機器に第4の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、さらに前記第3の搬送命令に応答して、前記指定された第1の在庫容器を前記第1のワークステーションから前記第1の保管領域の指定位置に搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、さらに前記第4の搬送命令に応答して、前記指定された第2の在庫容器を前記第2のワークステーションから前記第2の保管領域の指定位置に搬送するように構成される。
【0026】
選択的に、前記制御サーバは、さらに荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切るように構成される。
【0027】
本出願の実施例の第5態様によれば、倉庫保管管理方法を提供し、前記方法は、
制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、
前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第2のワークステーションに搬送し、または、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第1のワークステーションに搬送するステップと、を含む。
【0028】
選択的に、前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する。
【0029】
選択的に、前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する。
【0030】
選択的に、前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットまたはトート搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを前記第2のワークステーションに搬送し、または、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを前記第1のワークステーションに搬送する。
【0031】
本出願の実施例の第6の態様によれば、倉庫保管管理方法を提供し、前記方法は、
制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、
前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器と前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるステップと、を含む。
【0032】
選択的に、前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する。
【0033】
選択的に、前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する。
【0034】
選択的に、前記注文容器は移動可能な注文ラックと注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる。
【0035】
選択的に、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットとトート搬送ロボットである。
【0036】
選択的に、前記ラック搬送ロボットは前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させ、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを指定された合流場所に搬送して注文合流を完了させる。
【0037】
本出願の実施例の第7の態様によれば、倉庫保管管理方法を提供し、前記方法は、
制御サーバは、在庫タスクに基づいて、前記在庫タスクにおける荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器中と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記在庫タスクを1つのワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、第2の在庫容器搬送機器を第2の搬送命令に送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器が、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域を前記ワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器が、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するステップと、を含む。
【0038】
選択的に、前記在庫タスクはラック載せタスクと注文タスクのうちの少なくとも1つを含む。
【0039】
本出願の実施例の第8の態様によれば、倉庫保管管理方法を提供し、前記方法は、
制御サーバは、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクを第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブタスクが前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブタスクが前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、を含む。
【0040】
選択的に、前記制御サーバは、前記第1のサブタスクが完了した後、前記第1の在庫容器搬送機器に第3の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクが完了した後、前記第2の在庫容器搬送機器に第4の搬送命令を送信し、
前記第1の在庫容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記指定された第1の在庫容器を前記第1のワークステーションから前記第1の保管領域の指定位置に搬送し、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第4の搬送命令に応答して、前記指定された第2の在庫容器を前記第2のワークステーションから前記第2の保管領域の指定位置に搬送する。
【0041】
選択的に、前記制御サーバは、荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切る。
【0042】
本実施例によって提供される倉庫保管管理システムにおいて、保管領域を第1の保管領域と第2の保管領域に分け、注文タスクにおける荷物が第1の保管領域と第2の保管領域に位置する場合、第1の保管領域と第2の保管領域内の在庫容器をワークステーションに運んで荷物のピックアップを行うことにより、人力と機械との混在による危険性を回避し、倉庫保管管理システムの効率を効果的に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【
図1】本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理システムの概略構成図である。
【
図2】本出願の別の実施例によって提供される倉庫保管管理システムの概略構成図である。
【
図3】本出願のもう1つの実施例によって提供される倉庫保管管理システムの概略構成図である。
【
図4】本出願の第7実施例によって提供される倉庫保管管理方法の概略フローチャートである。
【
図5】本出願の第8実施例によって倉庫保管管理方法の概略フローチャートである。
【
図6】本出願の第9実施例によって提供される倉庫保管管理方法の概略フローチャートである。
【
図7】本出願の第10実施例によって提供される倉庫保管管理方法の概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0044】
本出願の完全な理解を容易にするために、以下の説明で多くの具体的な詳細を説明する。しかしながら、本出願は、本明細書に記載されたものとは異なる多くの他の方式で実行することができ、当業者は、本出願の趣旨に反しなく同様の普及を行うことができ、したがって、本出願は、以下に開示される具体的な実施例に限定されない。
【0045】
本出願における1つまたは複数の実施例に使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本出願における1つまたは複数の実施例を制限することを意図していない。本出願における1つまたは複数の実施例と添付請求項に使用される単数形の「一つのタイプ」、「前記」及び「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本出願における1つまたは複数の実施例で使用される用語の「及び/又は」とは、1つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせまたは全ての可能な組み合わせを指す。
【0046】
本出願における1つまたは複数の実施例では、「第1」、「第2」などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本出願における1つまたは複数の実施例から逸脱しない限り、「第1」は「第2」と言えても良いが、同様に、「第2」は「第1」と言えても良い。文脈によっては、ここで使用される単語「もし」は、「……と」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。
【0047】
本出願では、倉庫保管管理システム及び方法を提供し、以下の実施例では、1つずつ詳細に説明する。
【0048】
図1は本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理システムの概略構成図であり、このシステムは、制御サーバ110、第1の保管領域120、第2の保管領域130、第1の在庫容器搬送機器140、第2の在庫容器搬送機器150、ワークステーション160を含み、前記第1の保管領域120に第1の在庫容器が分布され、前記第2の保管領域130に第2の在庫容器が分布される。
【0049】
制御サーバ110は、第1の在庫容器搬送機器140及び/又は第1の在庫容器搬送機器150に無線通信可能に接続され、作業者はオペレータコンソール114を介して制御サーバ110を操作して作業させ、制御サーバ110はサーバ上で動作するデータ記憶、情報処理能力を有するソフトウェアシステムであり、第1の在庫容器搬送機器140、第2の在庫容器搬送機器150及びワークステーション160のソフトウェアシステムなどと無線で接続可能であり、制御サーバ110は、1つまたは複数のサーバ、集中型制御アーキテクチャまたは分散型コンピューティングアーキテクチャであってもよく、制御サーバ110がプロセッサ111とメモリ112を有し、メモリ112に注文プール113があってもよく、注文プール113に注文情報が記憶されている。
【0050】
ワークステーション160は手動ピックアップ領域であり、荷物がワークステーション160に搬送された後、ワークステーションの作業者またはマニピュレータによって在庫タスクに従って、ラック載せ対象の荷物を対応する在庫容器に入れ、または在庫容器内の荷物を注文容器に入れる。
【0051】
前記第1の保管領域120と前記第2の保管領域130は密集な保管領域であってもよく、非密集な保管領域であってもよく、第1の保管領域120に複数の第1の在庫容器があり、第2の保管領域130に複数の第2の在庫容器があり、第1の保管領域120では、第1の保管領域120内の第1の在庫容器を搬送するための第1の在庫容器搬送機器140が動作し、第2の保管領域130では、第2の保管領域130内の第2の在庫容器を搬送するための第2の在庫容器搬送機器150が動作し、なお、実際の応用では、前記第1の保管領域120は移動可能な在庫ラック保管領域または在庫トート保管領域であってもよく、前記第2の保管領域130は移動可能な在庫ラック保管領域または在庫トート保管領域であってもよく、第1の保管領域120と第2の保管領域130との保管タイプが異なり、第1の保管領域120が移動可能な在庫ラック保管領域である場合、第2の保管領域130は在庫トート保管領域であり、対応する第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、第2の在庫容器は在庫トートであり、第1の保管領域120が在庫トート保管領域である場合、第2の保管領域130は移動可能な在庫ラック保管領域であり、対応する第1の在庫容器は在庫トートであり、第2の在庫容器は移動可能な在庫ラックである。
【0052】
第1の在庫容器搬送機器140は制御サーバ110の制御により、第1の在庫容器の取り出し、搬送、格納タスクを実行し、第1の保管領域が移動可能な在庫ラック保管領域である場合、第1の在庫容器搬送機器140はラック搬送機器であり、ラック搬送機器がラック搬送ロボットであってもよく、第1の保管領域が在庫トート保管領域である場合、第1の在庫容器搬送機器140はトート搬送機器であり、トート搬送機器がトート搬送ロボットであってもよい。
【0053】
第2の在庫容器搬送機器150は、制御サーバ110の制御により、第2の在庫容器の取り出し、搬送、格納タスクを実行し、第2の保管領域が移動可能な在庫ラック保管領域である場合、第2の在庫容器搬送機器150はラック搬送機器であり、ラック搬送機器がラック搬送ロボットであってもよく、第2の保管領域が在庫トート保管領域である場合、第2の在庫容器搬送機器150はトート搬送機器であり、トート搬送機器がトート搬送ロボットであってもよい。
【0054】
実施例1
本出願によって提供される具体的な実施例1では、第1の保管領域120が移動可能な在庫ラック保管領域であり、第2の保管領域130が在庫トート保管領域であることを例として、対応する第1の在庫容器搬送機器140はラック搬送ロボットであり、第2の在庫容器搬送機器150はトート搬送ロボットである。
【0055】
制御サーバ110は、注文タスクに基づいて、在庫ラック保管領域120内の目標在庫ラック121、在庫トート保管領域130内の目標在庫トート131、前記目標在庫ラック121を搬送するためのラック搬送ロボット140、前記目標箱131を搬送するためのトート搬送ロボット150を決定し、制御サーバ110は、ラック搬送ロボット140に第1の搬送命令を送信し、前記トート搬送ロボット150に第2の搬送命令を送信し、ワークステーション160に前記注文タスクを送信する。
【0056】
前記ラック搬送ロボット140は、第1の搬送命令に応答して、目標在庫ラック121を在庫ラック保管領域120からワークステーション160に搬送するように構成される。
【0057】
前記トート搬送ロボット150は、第2の搬送命令に応答して、目標在庫トート131を在庫トート保管領域130からワークステーション160に搬送するように構成される。
【0058】
前記ワークステーション160は、注文タスクに応答して目標在庫ラック121と目標箱131中の荷物を注文容器にピックアップするように構成され、具体的なピックアップ方式は手動ピックアップであってもよく、マニピュレータピックアップであってもよい。
【0059】
本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理システムでは、保管領域を第1の保管領域と第2の保管領域に分け、注文タスクにおける荷物が第1の保管領域と第2の保管領域に位置する場合、第1の保管領域と第2の保管領域内の在庫容器をワークステーションに運んで荷物のピックアップを行い、人力と機械との混在による危険性を回避し、倉庫保管管理の効率を効果的に向上させる。
【0060】
選択的に、前記制御サーバは、さらに前記在庫タスクがラック載せタスクである場合、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を、前記第1の保管領域にラックに載せる第1のタイプのラック載せ対象の荷物と前記第2の保管領域にラックに載せる第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第1のサブタスクと第2のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクと前記第2のサブタスクを前記ワークステーションに配分するように構成される。
【0061】
選択的に、前記制御サーバは、さらに荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のタイプのラック載せ対象の荷物と第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切るように構成される。
【0062】
予め設定された荷物分類ルールは複数があり、第1のラック載せ対象の荷物がラックに置く必要な荷物であり、第2のラック載せ対象の荷物がトートに置く必要な荷物であることを例として説明し、形状が不規則的な貨物または箱の大きさを超える荷物に対して第1のラック載せ対象の荷物とすることができ、箱の大きさに合致し、かつ形状が規則的な荷物に対して第2のラック載せ対象の荷物として、荷物の情報の人気度に基づいて人気度が予め設定された閾値より大きい荷物を第1のラック載せ対象の荷物として、情報の人気度が予め設定された閾値以下である荷物を第2のラック載せ対象の荷物として、荷物の関連度に基づいて関連度が予め設定された閾値より大きい荷物を第1のラック載せ対象の荷物として、関連度が予め設定された閾値より小さい荷物を第2のラック載せ対象の荷物とする。
【0063】
ワークステーションで、第1のラック載せ対象の荷物を第1の在庫容器にラック載せ、第2のラック載せ対象の荷物を第2の在庫容器にラック載せ、第1のラック載せ対象の荷物を前記第1の在庫容器にバインドし、第2のラック載せ対象の荷物を前記第2の在庫容器にバインドする。
【0064】
実施例2
本出願によって提供される具体的な実施例2では、第1の保管領域120が移動可能な在庫ラック保管領域であり、第2の保管領域130が在庫トート保管領域であることを例として、対応する第1の在庫容器搬送機器140はラック搬送ロボットであり、第2の在庫容器搬送機器150はトート搬送ロボットである。
【0065】
制御サーバ110は、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクと前記第2のサブタスクを前記ワークステーション160に配分する、在庫ラック保管領域120内の目標在庫ラック121、在庫トート保管領域130内の目標在庫トート131、前記目標在庫ラック121を搬送するためのラック搬送ロボット140、前記目標箱131を搬送するためのトート搬送ロボット150を決定し、制御サーバ110は、ラック搬送ロボット140に第1の搬送命令を送信し、前記トート搬送ロボット150に第2の搬送命令を送信する。
【0066】
前記ラック搬送ロボット140は、第1の搬送命令に応答して、目標在庫ラック121を在庫ラック保管領域120からワークステーション160に搬送するように構成される。
【0067】
前記トート搬送ロボット150は、第2の搬送命令に応答して、目標在庫トート131を在庫トート保管領域130からワークステーション160に搬送するように構成される。
【0068】
前記ワークステーション160は、前記第1のサブタスクに応答して、前記第1のラック載せ対象の荷物を前記ラック搬送ロボット140に置き、前記第2のラック載せ対象の荷物を前記トート搬送ロボット150に置くように構成され、具体的なピックアップ方式は手動ピックアップであってもよく、マニピュレータピックアップであってもよい。
【0069】
図2を参照すると、
図2は本出願の別の実施例によって提供される倉庫保管管理システムの概略構成図であり、前記システムは、制御サーバ210、第1の保管領域220、第2の保管領域230、第1の保管領域に対応する第1のワークステーション221、第2の保管領域に対応する第2のワークステーション231を含み、第1の保管領域220で第1の在庫容器搬送機器240が動作し、第2の保管領域230で第2の在庫容器搬送機器250と、第1のワークステーションと第2のワークステーションとの間で搬送注文容器を搬送するための注文容器搬送機器260とが動作する。
【0070】
前記第1の保管領域220と前記第2の保管領域230とは密集な保管領域であってもよく、非密集な保管領域であってもよく、第1の保管領域220に複数の第1の在庫容器があり、第2の保管領域230に複数の第2の在庫容器があり、第1の保管領域220で第1の保管領域220内の第1の在庫容器を搬送するための第1の在庫容器搬送機器240が動作し、第2の保管領域230で第2の保管領域230内の第2の在庫容器を搬送するための第2の在庫容器搬送機器250が動作し、なお、実際の応用では、前記第1の保管領域220は移動可能な在庫ラック保管領域または在庫トート保管領域であってもよく、前記第2の保管領域230は在庫トート保管領域または移動可能な在庫ラック保管領域であってもよく、第1の保管領域220と第2の保管領域230との保管タイプが異なり、第1の保管領域220が移動可能な在庫ラック保管領域である場合、第2の保管領域230は在庫トート保管領域であり、対応する第1の在庫容器は在庫ラックであり、第2の在庫容器は在庫トートであり、第1の保管領域220が在庫トート保管領域である場合、第2の保管領域230は移動可能な在庫ラック保管領域であり、対応する第1の在庫容器は在庫トートであり、第2の在庫容器は在庫ラックである。
【0071】
前記制御サーバ210は、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーション221に配分し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーション231に配分しながら、第1の在庫容器搬送機器240に第1の搬送命令を送信し、前記第2の在庫容器搬送機器250に送信第2の搬送命令を送信し、前記注文容器搬送機器260に第3の搬送命令を送信するように構成される。
【0072】
前記第1の在庫容器搬送機器240は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーション221に配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、前記第1の在庫容器を前記第1の保管領域220から前記第1のワークステーション221に搬送し、前記第1の在庫容器が在庫ラックである場合、第1の在庫容器搬送機器240はラック搬送機器であり、具体的にはラック搬送ロボットであり、前記第1の在庫容器が在庫トートである場合、第1の在庫容器搬送機器240はトート搬送機器であり、具体的にはトート搬送ロボットである。
【0073】
前記第2の在庫容器搬送機器250は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーション231に配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域230から前記第2のワークステーション231に搬送し、前記第2の在庫容器が在庫ラックである場合、第2の在庫容器搬送機器250はラック搬送機器であり、具体的にはラック搬送ロボットであり、前記第2の在庫容器が在庫トートである場合、第2の在庫容器搬送機器250はトート搬送機器であり、具体的にはトート搬送ロボットである。
【0074】
本出願によって提供される具体的な実施形態では、第1のワークステーション221で第1のサブ注文を実行し、第1の在庫容器内の荷物を注文容器にピックアップし、第1のサブ注文の実行が完了した後、注文容器搬送機器260は第3の搬送命令に応答して、第1のワークステーション221に位置する注文容器を第2のワークステーション231に搬送し、第2のワークステーション231で第2のサブ注文を実行し、第2の在庫容器内の荷物を前記注文容器にピックアップする。
【0075】
本出願によって提供される別の具体的な実施形態では、第2のワークステーション231で第2のサブ注文を実行し、第2の在庫容器内の荷物を注文容器にピックアップし、第2のサブ注文の実行が完了した後、注文容器搬送機器260は第3の搬送命令に応答して、第2のワークステーション231に位置する注文容器を第1のワークステーション221に搬送し、第1のワークステーション221で第1のサブ注文を実行し、第1の在庫容器内の荷物を前記注文容器にピックアップする。
【0076】
なお、注文容器は移動可能な注文ラックであってもよく、または注文ラック上に位置する注文トートであってもよく、注文容器が注文ラックである場合、注文容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、注文容器が注文トートである場合、注文容器搬送機器はトート搬送ロボットである。
【0077】
なお、第1の保管領域220と第2の保管領域230の保管される容器のタイプは異なり、第1の保管領域220が移動可能な在庫ラック保管領域である場合、第2の保管領域230は在庫トート保管領域であり、対応する第1の在庫容器は在庫ラックであり、第1の在庫容器搬送機器はラック搬送機器であり、第2の在庫容器は在庫トートであり、第2の在庫容器搬送機器はトート搬送機器であり、第1の保管領域220が在庫トート保管領域である場合、第2の保管領域230は移動可能な在庫ラック保管領域であり、対応する第1の在庫容器は在庫トートであり、第1の在庫容器搬送機器はトート搬送機器であり、第2の目標容器は在庫ラックであり、第2の在庫容器搬送機器はラック搬送機器である。上記のラック搬送機器はラック搬送ロボットであってもよく、トート搬送機器はトート搬送ロボットであってもよい。
【0078】
実際の応用では、ラック搬送ロボット、トート搬送ロボット及び注文箱搬送ロボットは、制御サーバから送信される命令に従ってラック、箱及び注文箱を入れ出し、搬送する操作を実行することができ、任意の一つのナビゲーション方式または複数のナビゲーション方式の組み合わせ、例えば二次元コード、同時位置決めとマッピング(Simultaneous Localization And Mapping、SLAM)などのナビゲーション方式またはその組み合わせを使用することができる。ロボットは少なくとも1つの下向きのカメラを含み、二次元コード識別子によってナビゲーションする際、下向きのカメラで撮影された二次元コード情報(他の床面識別子であってもよい)に基づいて前進することができる。
【0079】
実施例3
本出願によって提供される第3の具体的な実施例では、第1の保管領域220が移動可能な在庫ラック保管領域であり、第2の保管領域230が在庫トート保管領域であることを例として、対応する第1の在庫容器搬送機器240はラック搬送ロボットであり、第2の在庫容器搬送機器250はトート搬送ロボットであり、注文容器は注文トートであり、注文容器搬送機器はトート搬送ロボットである。
【0080】
制御サーバ210は、注文タスクに基づいて、注文タスクにおける注文荷物が同時に在庫ラック保管領域の在庫ラックと在庫トート保管領域の在庫トートを的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を在庫ラック保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第2のサブ注文を在庫トート保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、ラック搬送ロボット240を第1の搬送命令に送信し、トート搬送ロボット250に第2の搬送命令を送信し、トート搬送ロボット260に第3の搬送命令を送信するように構成される。
【0081】
トート搬送ロボット250は第2の搬送命令を受信し、前記第2の搬送命令に応答して指定された在庫トートを第2のワークステーションに搬送し、第2のワークステーションで、第2のサブ注文のピックアップタスクを実行し、第2のサブ注文のピックアップが完了するまで、在庫トート内の荷物を注文トートにピックアップする。
【0082】
トート搬送ロボット260は第3の搬送命令を受信し、第2のサブ注文のピックアップが完了した後、前記第3の搬送命令に応答して前記注文トートを前記第2のワークステーションから第1のワークステーションに搬送する。
【0083】
ラック搬送ロボット240は第1の搬送命令を受信し、前記第1の搬送命令に応答して、指定された在庫ラックを第1のワークステーションに搬送し、前記トート搬送ロボット260が前記注文トートを第1のワークステーションに搬送した後、第1のサブ注文のピックアップタスクを実行し、第1のサブ注文のピックアップが完了するまで、在庫ラック中の荷物を前記注文トートにピックアップする。
【0084】
これで、注文タスクはすべて完了し、トート搬送ロボット260は注文トートを指定位置に搬送して梱包処理を行う。
【0085】
実施例4
本出願によって提供される第4の具体的な実施例では、第1の保管領域220が移動可能な在庫ラック保管領域であり、第2の保管領域230が在庫トート保管領域であることを例として、対応する第1の在庫容器搬送機器240はラック搬送ロボットであり、第2の在庫容器搬送機器250はトート搬送ロボットであり、注文容器は注文ラックであり、注文容器搬送機器はラック搬送ロボットである。
【0086】
制御サーバ210は、注文タスクに基づいて、注文タスクにおける注文荷物が同時に在庫ラック保管領域の在庫ラックと在庫トート保管領域の在庫トートを的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を在庫ラック保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第2のサブ注文を在庫トート保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、ラック搬送ロボット240を第1の搬送命令に送信し、トート搬送ロボット250に第2の搬送命令を送信し、ラック搬送ロボット260に第3の搬送命令を送信するように構成される。
【0087】
ラック搬送ロボット240は第1の搬送命令を受信し、前記第1の搬送命令に応答して、指定された在庫ラックを第1のワークステーションに搬送し、第1のサブ注文のピックアップタスクを実行し、第1のサブ注文のピックアップが完了するまで、在庫ラック中の荷物を注文ラックにピックアップする。
【0088】
ラック搬送ロボット260は第3の搬送命令を受信し、第1のサブ注文のピックアップが完了した後、前記第3の搬送命令に応答して前記注文ラックを前記第1のワークステーションから第2のワークステーションに搬送する。
【0089】
トート搬送ロボット250は第2の搬送命令を受信し、前記第2の搬送命令に応答して指定された在庫トートを第2のワークステーションに搬送し、前記ラック搬送ロボット260が前記注文ラックを第2のワークステーションに搬送した後、第2のサブ注文の荷物ピックアップを実行し、第2のサブ注文のピックアップが完了するまで、在庫トート内の荷物を前記注文ラックにピックアップする。
【0090】
これで、注文タスクはすべて完了し、ラック搬送ロボット260は注文ラックを指定位置に搬送して梱包処理を行う。
【0091】
実施例3と実施例4によって提供される倉庫保管管理システムでは、オーダ要求の荷物が第1の保管領域と第2の保管領域に位置する場合、制御サーバによって注文要求を2つの注文サブタスクに分割し、第1の保管領域に対応する第1のワークステーションで第1の注文サブタスクを実行し、その後に注文容器搬送機器によって注文容器を第2のワークステーションに移動させて第2の注文サブタスクを実行し、または、第2の保管領域に対応する第2のワークステーションで第2のサブ注文タスクを実行し、注文容器搬送機器によって注文容器を第1のワークステーションに移動させて第2の注文サブタスクを実行し、注文リレーという方式により、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器間の連携を利用することにより、注文要求の的中率を向上させ、人力と機械との混在による危険性を回避し、倉庫保管管理の効率を効果的に向上させる。
【0092】
実施例5
本出願によって提供される具体的な実施例5では、第1の保管領域220が移動可能な在庫ラック保管領域であり、第2の保管領域230が在庫トート保管領域であることを例として、対応する第1の在庫容器搬送機器240はラック搬送ロボットであり、第2の在庫容器搬送機器250はトート搬送ロボットである。
【0093】
制御サーバ210は、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを第1の保管領域220に位置する第1のワークステーション221に配分し、前記第2のサブタスクを第2の保管領域230に位置する第2のワークステーション231に配分し、ラック搬送ロボット240を第1の搬送命令に送信し、トート搬送ロボット250に第2の搬送命令を送信する。
【0094】
ラック搬送ロボット240は第1の搬送命令に応答して、指定された在庫ラックを第1のワークステーションに搬送し221、第1のワークステーション221で荷物ラック載せタスクを実行し、第1のラック載せ対象の荷物を前記在庫ラックに置く。
【0095】
トート搬送ロボット250は、第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを第2のワークステーション231に搬送し、第2のワークステーション231で荷物ラック載せタスクを実行し、第2のラック載せ対象の荷物を前記在庫トートに置く。
【0096】
なお、第1のワークステーション221で第1のラック載せ対象の荷物を前記在庫ラックに置き、第2のワークステーション231で第2のラック載せ対象の荷物を前記在庫トートに置いている間に、具体的なピックアップ方式は手動ピックアップであってもよく、マニピュレータピックアップであってもよい。
【0097】
本出願によって提供される第5実施例によって提供される倉庫保管管理システムは、ラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に分け、第1の保管領域に第1のワークステーションが対応して設けられ、第2の保管領域に第2のワークステーションが対応して設けられ、第1のラック載せ対象の荷物を第1のワークステーションに搬送し、第2のラック載せ対象の荷物を第2のワークステーションに搬送し、制御サーバにより、第1の在庫容器機器を制御して空きの第1の在庫容器を第1のワークステーションに搬送させ、第2の在庫容器搬送機器を制御して空きの第2の在庫容器を第2のワークステーションに搬送させ、第1のワークステーションで第1のラック載せ対象の荷物のラック載せタスクを完成させ、第2のワークステーションで第2のラック載せ対象の荷物のラック載せタスクを完成させ、荷物を分類し、予め設定された荷物分類ルールに従って荷物の分類を実現して、さらに分類後の荷物をラックに載せることにより、荷物ラック載せの効率を向上させる。
【0098】
図3を参照すると、
図3は本出願のもう1つの実施例によって提供される倉庫保管管理システムの概略構成図であり、前記システムは、制御サーバ310、第1の保管領域320、第2の保管領域330、第1の保管領域に位置する第1のワークステーション321、第2の保管領域に位置する第2のワークステーション331を含み、第1の保管領域320で第1の在庫容器搬送機器340が動作し、第2の保管領域330で第2の在庫容器搬送機器350と、第1のワークステーション321の第1の注文容器を搬送するための第1の注文容器搬送機器360と、第2のワークステーション331の第2の注文容器を搬送するための第2の注文容器搬送機器370と、第1の注文容器と第2の注文容器とを発注統合処理を行うための発注統合ワークステーション380とが動作し、第1の注文容器と第2の注文容器とは注文容器として総称されることができる。
【0099】
前記制御サーバ310は、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の領域320の第1の在庫容器と前記第2の保管領域330の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を第1の保管領域320に位置する第1のワークステーション321に配分し、前記第2のサブ注文を第2の保管領域330に位置する第2のワークステーション331に配分し、第1の在庫容器搬送機器340に第1の搬送命令を送信し、第2の在庫容器350に第2の搬送命令を送信し、第1の注文容器搬送機器360と第2の注文容器搬送機器370に第3の搬送命令を送信するように構成される。
【0100】
前記第1の在庫容器搬送機器340は、前記第1の搬送命令に応答して、前記第1の在庫容器を前記第1の保管領域320から前記第1のワークステーション321に搬送し、第1のワークステーション321で前記第1のサブ注文を実行し、第1の在庫容器内の荷物を第1の注文容器にピックアップするように構成される。
【0101】
前記第2の在庫容器搬送機器350は、前記第2の搬送命令に応答して、前記第2の在庫容器を前記第2の保管領域330から前記第1のワークステーション331に搬送し、第2のワークステーション331で前記第2のサブ注文を実行し、第2の在庫容器内の荷物を第2の注文容器にピックアップするように構成される。
【0102】
前記第1の注文容器搬送機器360は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーション321でピックアップされた第1の注文容器を発注統合ワークステーション380に搬送し、前記第2の注文容器搬送機器370は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第2のワークステーション331でピックアップされた第2の注文容器を発注統合ワークステーション380に搬送する。
【0103】
発注統合ワークステーション380で、第1の注文容器と第2の注文容器の両方が発注統合ワークステーション380に到着した後、第1の注文容器と第2の注文容器内の荷物を梱包して合流する。
【0104】
実施例6
本出願によって提供される第6実施例では、第1の保管領域320が在庫トート保管領域であり、第2の保管領域330が移動可能な在庫ラック保管領域であることを例として、対応する第1の在庫容器搬送機器340はトート搬送ロボットであり、第1の在庫容器は在庫トートであり、第2の在庫容器搬送機器350はラック搬送ロボットであり、第2の在庫容器は在庫ラックである。第1の注文容器は注文トートであり、第2の注文容器は注文ラックであり、それに対応して、第1の注文容器搬送機器360はトート搬送ロボットであり、第2の注文容器搬送機器370はラック搬送ロボットである。
【0105】
制御サーバ320は、注文タスクに基づいて、注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、第1のサブ注文を第1のワークステーション321に配分し、第2のサブ注文を第2のワークステーション331に配分しながら、トート搬送ロボット340に第1の搬送命令を送信し、ラック搬送ロボット350に第2の搬送命令を送信し、トート搬送ロボット360とラック搬送ロボット370に第3の搬送命令を送信するように構成される。
【0106】
前記トート搬送ロボット340は、前記第1の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記在庫トート保管領域320から第1のワークステーション321に搬送し、前記第1のワークステーション321で第1のサブ注文を実行し、第1のサブ注文のピックアップタスクが完了するまで、在庫トート内の荷物を注文トートにピックアップするように構成される。
【0107】
前記ラック搬送ロボット350は、前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫ラックを前記在庫ラック保管領域330から第2のワークステーション331に搬送し、前記第2のワークステーション331で第2のサブ注文を実行し、第2のサブ注文のピックアップタスクが完了するまで、在庫ラック中の荷物を注文ラックにピックアップするように構成される。
【0108】
前記トート搬送ロボット360は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーション321でピックアップされた注文トートを発注統合ワークステーション380に搬送し、前記ラック搬送ロボット370は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第2のワークステーション331でピックアップされた注文ラックを発注統合ワークステーション380に搬送する。
【0109】
発注統合ワークステーション380に、注文トートと注文ラックの両方が発注統合ワークステーション380に到着した後、注文トートと注文ラック中の荷物を梱包して合流する。
【0110】
本実施例によって提供される倉庫保管管理システムでは、注文タスクにおける荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中する場合、制御サーバによって注文タスクを2つのサブ注文に分割し、第1の保管領域に対応する第1の目標ワークステーションで第1のサブ注文を実行し、第2の保管領域に対応する第2の目標ワークステーションで第2のサブ注文を実行し、第1の目標ワークステーションに対応する第1の注文容器と第2の目標ワークステーションに対応する第2の注文容器を発注統合ワークステーションに搬送し、2つの注文容器内の荷物に対して発注統合処理を行い、最終的なピックアップ作業を完了させる、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器、第1の注文容器搬送機器、第2の注文容器搬送機器間の連携により、注文要求の的中率を向上させ、人力と機械との混在による危険性を回避し、倉庫保管管理の効率を効果的に向上させる。
【0111】
実施例7
図4は、本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理方法の概略フローチャートであり、この方法が応用するシーンには、少なくともワークステーション、第1の保管領域及び第2の保管領域が含まれ、第1の保管領域、第2の保管領域は異なるタイプの在庫容器を保管し、在庫容器は、ラック、トレイ(tray)またはトートなどであってもよく、トレイまたはトートがラックに置かれてもよく、前記倉庫保管管理方法は以下のステップを含む。
【0112】
ステップ402、制御サーバは、在庫タスクに基づいて、前記在庫タスクにおける荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器中と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記在庫タスクを1つのワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、第2の在庫容器搬送機器を第2の搬送命令に送信する。
【0113】
ステップ404、前記第1の在庫容器搬送機器が、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域を前記ワークステーションに搬送する。
【0114】
ステップ406、前記第2の在庫容器搬送機器が、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送する。
【0115】
選択的に、前記在庫タスクはラック載せタスクと注文タスクのうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理方法は、保管領域を第1の保管領域と第2の保管領域に分け、注文タスクにおける荷物が第1の保管領域と第2の保管領域に位置する場合、第1の保管領域と第2の保管領域内の在庫容器を共有ワークステーションに運んで荷物のピックアップを行うことにより、人力と機械との混在による危険性を回避し、倉庫保管管理の効率を効果的に向上させる。
【0117】
実施例8
図5は本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理方法の概略フローチャートであり、この方法が応用するシーンには、少なくとも第1のワークステーション、第2のワークステーション、第1の保管領域及び第2の保管領域が含まれ、第1の保管領域、第2の保管領域は異なるタイプの在庫容器を保管し、在庫容器は、ラック、トレイまたはトートなどであってもよく、トレイまたはトートがラックに置かれてもよく、前記倉庫保管管理方法は以下のステップを含む。
【0118】
ステップ502、制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信する。
【0119】
ステップ504、前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する。
【0120】
ステップ506、前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する。
【0121】
ステップ508、前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第2のワークステーションに搬送し、または、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第1のワークステーションに搬送する。
【0122】
選択的に、前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する。
【0123】
選択的に、前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する。
【0124】
選択的に、前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットまたはトート搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを前記第2のワークステーションに搬送し、または
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを前記第1のワークステーションに搬送する。
【0125】
本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理方法は、オーダ要求の荷物が第1の保管領域と第2の保管領域に位置する場合、制御サーバによって注文要求を2つの注文サブタスクに分割し、第1の保管領域に対応する第1のワークステーションで第1の注文サブタスクを実行し、その後に注文容器搬送機器によって注文容器を第2のワークステーションに移動させて第2の注文サブタスクを実行し、または、第2の保管領域に対応する第2のワークステーションで第2のサブ注文タスクを実行し、注文容器搬送機器によって注文容器を第1のワークステーションに移動させて第2の注文サブタスクを実行し、注文リレーという方式により、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器間の連携を利用することにより、注文要求の的中率を向上させ、人力と機械との混在による危険性を回避し、倉庫保管管理の効率を効果的に向上させる。
【0126】
実施例9
図6は、本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理方法の概略フローチャートであり、この方法が応用するシーンには、少なくとも第1のワークステーション、第2のワークステーション、第1の保管領域及び第2の保管領域が含まれ、第1の保管領域、第2の保管領域が異なるタイプの在庫容器を保管し、在庫容器がラック、トレイまたはトートなどであってもよく、トレイまたはトートが、またラックに置かれてもよい、前記倉庫保管管理方法は、以下のステップを含む。
【0127】
ステップ602、制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信する。
【0128】
ステップ604、前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する。
【0129】
ステップ606、前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する。
【0130】
ステップ608、前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器と前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させる。
【0131】
選択的に、前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する。
【0132】
選択的に、前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する。
【0133】
選択的に、前記注文容器は移動可能な注文ラックと注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれる。
【0134】
選択的に、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットとトート搬送ロボットである。
【0135】
選択的に、前記ラック搬送ロボットは前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させ、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを指定された合流場所に搬送して注文合流を完了させる。
【0136】
本実施例によって提供される倉庫保管管理方法は、注文タスクにおける荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中する場合、制御サーバによって注文タスクを2つのサブ注文に分割し、第1の保管領域に対応する第1の目標ワークステーションで第1のサブ注文を実行し、第2の保管領域に対応する第2の目標ワークステーションで第2のサブ注文を実行し、第1の目標ワークステーションに対応する第1の注文容器と第2の目標ワークステーションに対応する第2の注文容器を発注統合ワークステーションに搬送し、2つの注文容器内の荷物に対して発注統合処理を行い、最終的なピックアップ作業を完了させ、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器、第1の注文容器搬送機器、第2の注文容器搬送機器間の連携により、注文要求の的中率を向上させ、人力と機械との混在による危険性を回避し、倉庫保管管理の効率を効果的に向上させる。
【0137】
実施例10
図7は、本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理方法の概略フローチャートであり、この方法が応用するシーンには、少なくとも第1のワークステーション、第2のワークステーション、第1の保管領域及び第2の保管領域が含まれ、ここで第1の保管領域、第2の保管領域が異なるタイプの在庫容器を保管し、在庫容器がラック、トレイまたはトートなどであってもよく、トレイまたはトートが、またラックに置かれてもよい、前記倉庫保管管理方法は以下のステップを含む。
【0138】
ステップ702、制御サーバは、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクを第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信する。
【0139】
ステップ704、前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブタスクが前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送する。
【0140】
ステップ706、前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブタスクが前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送する。
【0141】
選択的に、前記制御サーバは、前記第1のサブタスクが完了した後、前記第1の在庫容器搬送機器に第3の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクが完了した後、前記第2の在庫容器搬送機器に第4の搬送命令を送信し、
前記第1の在庫容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記指定された第1の在庫容器を前記第1のワークステーションから前記第1の保管領域の指定位置に搬送し、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第4の搬送命令に応答して、前記指定された第2の在庫容器を前記第2のワークステーションから前記第2の保管領域の指定位置に搬送する。
【0142】
選択的に、前記制御サーバは、荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切る。
【0143】
本出願の実施例によって提供される倉庫保管管理方法は、ラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に分け、第1の保管領域に第1のワークステーションが対応して設けられ、第2の保管領域に第2のワークステーションが対応して設けられ、第1のラック載せ対象の荷物を第1のワークステーションに搬送し、第2のラック載せ対象の荷物を第2のワークステーションに搬送し、制御サーバにより、第1の在庫容器機器を制御して空きの第1の在庫容器を第1のワークステーションに搬送させ、第2の在庫容器搬送機器を制御して空きの第2の在庫容器を第2のワークステーションに搬送させ、第1のワークステーションで第1のラック載せ対象の荷物のラック載せタスクを完成させ、第2のワークステーションで第2のラック載せ対象の荷物のラック載せタスクを完成させ、荷物を分類し、予め設定された荷物分類ルールに従って荷物の分類を実現して、さらに分類後の荷物をラックに載せることにより、荷物ラック載せの効率を向上させる。
【0144】
以上、本出願の特定の実施例を説明した。他の実施例は、添付の特許請求の範囲の範囲内にある。場合によっては、特許請求の範囲に記載された動作またはステップは、実施例とは異なる順序で実行することができ、依然として所望の結果を実現することができる。また、図面に示されるプロセスは、所望の結果を実現するために、必ずしも図示された特定の順序または連続した順序を必要とされない。いくつかの実施形態では、マルチタスク処理および並列処理も可能であるか、あるいは有利である可能性がある。
【0145】
なお、上記の各方法の実施例に対して、説明を容易にするために、一連の動作の組み合わせとして記載したが、本出願によれば、いくつかのステップが他の順序で、または同時に実行されることができるため、本出願は説明された動作の順序に制限されていないことを当業者は認識される。次に、本明細書に記載された実施例はすべて好ましい実施例に属し、関連する動作とモジュールが必ずしも本出願に必須ではないことは当業者も認識される。
【0146】
上記の実施例では、各実施例の説明にそれぞれ重点が置かれており、ある実施例には詳細な部分はなく、他の実施例の説明を参照することができる。
【0147】
以上に開示された本出願の好ましい実施例は、本出願の説明を容易にするためだけのものである。選択的な実施例は、すべての詳細を詳細に説明するものではなく、また、本発明が単に記載された特定の実施形態であることを限定するものではない。明らかに、本出願の内容に基づいて、様々な修正と変更が可能である。本出願では、これらの実施例を選択して具体的に説明するのは、本出願の原理と実際の応用をよりよく説明し、当業者が本出願をよく理解し、利用できるようにするものである。本出願は、特許請求の範囲及びそのすべての範囲及び等価物のみによって制限される。
【手続補正書】
【提出日】2023-05-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
倉庫保管管理システムであって、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、前記注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、
前記注文容器搬送機器は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第2のワークステーションに搬送し、または、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第1のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項2】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され
、又は、
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットはさらに、前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項1記載の倉庫保管管理システム。
【請求項3】
前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれ
、
前記注文容器搬送機器は、ラック搬送ロボットまたはトート搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、または、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを前記第1のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項1
又は2に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項4】
倉庫保管管理システムであって、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器及び注文容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、前記注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成され、
前記注文容器搬送機器は、前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器と前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項5】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され
、または、
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットはさらに、前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項
4に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項6】
前記注文容器は移動可能な注文ラックまたは注文トートであり、前記注文ラックに注文トートが置かれ
、前記注文容器搬送機器はラック搬送ロボットとトート搬送ロボットである、
ことを特徴とする請求項
4又は5に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項7】
前記ラック搬送ロボットは、前記第1のワークステーションでピックアップされた移動可能な注文ラックを指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるように構成され、
前記トート搬送ロボットは、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文トートを指定された合流場所に搬送して注文合流を完了させるように構成される、
ことを特徴とする請求項
6に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項8】
前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器及び第2の在庫容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域には第1の在庫容器が分布され、前記第2の保管領域には第2の在庫容器が分布され、前記第1の保管領域と前記第2の保管領域とはワークステーションを共有し、前記第1の在庫容器搬送機器と前記第2の在庫容器搬送機器とが前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、在庫タスクに基づいて、前記在庫タスクにおける荷物が同時に前記第1の保管領域の第1の在庫容器と前記第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記在庫タスクを1つのワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域を前記ワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項9】
前記在庫タスクはラック載せタスクと注文タスクのうちの少なくとも1つを含
み、
前記制御サーバは、さらに前記在庫タスクがラック載せタスクである場合、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を前記第1の保管領域にラックに載せる第1のタイプのラック載せ対象の荷物と前記第2の保管領域にラックに載せる第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第1のサブタスクと第2のタイプのラック載せ対象の荷物をラックに載せるための第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクと前記第2のサブタスクを前記ワークステーションに配分するように構成される、
ことを特徴とする請求項
8に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項10】
前記第1の在庫容器は移動可能な在庫ラックであり、前記第1の在庫容器搬送機器はラック搬送ロボットであり、
前記ラック搬送ロボットは、さらに前記第1の搬送命令に応答して、指定された移動可能な在庫ラックを前記第1の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成され
、または、
前記第2の在庫容器は在庫トートであり、前記第2の在庫容器搬送機器はトート搬送ロボットであり、
前記トート搬送ロボットは、さらに前記第2の搬送命令に応答して、指定された在庫トートを前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項
8に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項11】
前記制御サーバは、さらに荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のタイプのラック載せ対象の荷物と第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切るように構成される、
ことを特徴とする請求項
10に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項12】
倉庫保管管理システムであって、前記システムは、制御サーバ、第1の保管領域、第2の保管領域、第1の在庫容器搬送機器、第2の在庫容器搬送機器を含み、前記第1の保管領域に第1の在庫容器と第1のワークステーションとが分布され、前記第2の保管領域に第2の在庫容器と第2のワークステーションとが分布され、前記第1の在庫容器搬送機器、前記第2の在庫容器搬送機器がそれぞれ前記制御サーバに通信可能に接続され、
前記制御サーバは、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を前記第1の保管領域にラックに載せる第1のタイプのラック載せ対象の荷物と前記第2の保管領域にラックに載せる第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、前記第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクを前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、前記第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブタスクが前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブタスクが前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するように構成される、
ことを特徴とする倉庫保管管理システム。
【請求項13】
前記制御サーバは、さらに前記第1のサブタスクが完了した後、前記第1の在庫容器搬送機器に第3の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクが完了した後、前記第2の在庫容器搬送機器に第4の搬送命令を送信するように構成され、
前記第1の在庫容器搬送機器は、さらに前記第3の搬送命令に応答して、前記指定された第1の在庫容器を前記第1のワークステーションから前記第1の保管領域の指定位置に搬送するように構成され、
前記第2の在庫容器搬送機器は、さらに前記第4の搬送命令に応答して、前記指定された第2の在庫容器を前記第2のワークステーションから前記第2の保管領域の指定位置に搬送するように構成される、
ことを特徴とする請求項
12に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項14】
前記制御サーバは、さらに荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のタイプのラック載せ対象の荷物と第2のタイプのラック載せ対象の荷物に区切るように構成される、
ことを特徴とする請求項
12に記載の倉庫保管管理システム。
【請求項15】
倉庫保管管理方法であって、
制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、
前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第2のワークステーションに搬送し、または、前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を前記第1のワークステーションに搬送するステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項16】
倉庫保管管理方法であって、前記方法は、
制御サーバは、注文タスクに基づいて、前記注文タスクにおける注文荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記注文を第1のサブ注文と第2のサブ注文に分割し、前記第1のサブ注文を前記第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブ注文を前記第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信し、2つのサブ注文のうちのいずれかのサブ注文に対応するピックアップタスクが完了したと決定される場合、注文容器搬送機器に第3の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブ注文が前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブ注文が前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、
前記注文容器搬送機器は前記第3の搬送命令に応答して、前記第1のワークステーションでピックアップされた注文容器と前記第2のワークステーションでピックアップされた注文容器を指定された合流場所に搬送して注文の合流を完了させるステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項17】
倉庫保管管理方法であって、
制御サーバは、在庫タスクに基づいて、前記在庫タスクにおける荷物が同時に第1の保管領域の第1の在庫容器中と第2の保管領域の第2の在庫容器を的中したと決定される場合、前記在庫タスクを1つのワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、第2の在庫容器搬送機器を第2の搬送命令に送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器が、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域を前記ワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器が、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記ワークステーションに搬送するステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項18】
倉庫保管管理方法であって、
制御サーバは、ラック載せタスクに基づいて、予め設定された荷物分類ルールに従ってラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切り、前記ラック載せタスクを第1のサブタスクと第2のサブタスクに分割し、前記第1のサブタスクを第1の保管領域に位置する第1のワークステーションに配分し、第1の在庫容器搬送機器に第1の搬送命令を送信し、前記第2のサブタスクを第2の保管領域に位置する第2のワークステーションに配分し、第2の在庫容器搬送機器に第2の搬送命令を送信するステップと、
前記第1の在庫容器搬送機器は、前記第1のサブタスクが前記第1の保管領域の第1のワークステーションに配分されると、前記第1の搬送命令に応答して、指定された第1の在庫容器を前記第1の保管領域から前記第1のワークステーションに搬送するステップと、
前記第2の在庫容器搬送機器は、前記第2のサブタスクが前記第2の保管領域の第2のワークステーションに配分されると、前記第2の搬送命令に応答して、指定された第2の在庫容器を前記第2の保管領域から前記第2のワークステーションに搬送するステップと、を含む、
ことを特徴とする倉庫保管管理方法。
【請求項19】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り記録媒体であって、前記コンピュータプログラムがコンピュータによって実行される場合、前記コンピュータに請求項15~18のいずれか一項に記載の倉庫保管管理方法を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り記録媒体。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本出願は、倉庫保管技術の分野に関し、特に倉庫保管管理システム、方法及び記録媒体に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
選択的に、前記制御サーバは、荷物の形状情報、人気度情報、関連度情報のうちの少なくとも1つに基づいてラック載せ対象の荷物を第1のラック載せ対象の荷物と第2のラック載せ対象の荷物に区切る。
本出願の実施例の第9の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り記録媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがコンピュータによって実行される場合、前記コンピュータに本出願の実施例の第5~8の態様のいずれかに記載の倉庫保管管理方法を実行させる。
【国際調査報告】