(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-16
(54)【発明の名称】流体接続アセンブリ
(51)【国際特許分類】
F16L 37/127 20060101AFI20231109BHJP
F16L 21/08 20060101ALI20231109BHJP
【FI】
F16L37/127
F16L21/08 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023525580
(86)(22)【出願日】2021-10-21
(85)【翻訳文提出日】2023-06-22
(86)【国際出願番号】 US2021071953
(87)【国際公開番号】W WO2022094524
(87)【国際公開日】2022-05-05
(31)【優先権主張番号】PCT/US2020/057312
(32)【優先日】2020-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】PCT/US2021/035393
(32)【優先日】2021-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519147290
【氏名又は名称】オエティカ エヌワイ インク
【氏名又は名称原語表記】Oetiker NY, Inc.
【住所又は居所原語表記】4437 Walden Avenue, Lancaster, New York, U.S.A
(74)【代理人】
【識別番号】110002675
【氏名又は名称】弁理士法人ドライト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ノウィッキ, エリック
(72)【発明者】
【氏名】ハーゲン, クリスチャン ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】アリス, ヘイデン
【テーマコード(参考)】
3H015
3J106
【Fターム(参考)】
3H015FA04
3J106AB01
3J106BA01
3J106BB01
3J106BC04
3J106BD01
3J106BE25
3J106EB02
3J106EB05
3J106ED14
3J106ED39
3J106EE15
3J106EF04
(57)【要約】
第1の端部と、第2の端部と、第1のセクションと、第1のセクションに対して変位可能である第2のセクションと、半径方向内向面と、半径方向外向面と、第1のセクションにスライド可能に接続される指示器と、を含む流体接続アセンブリ用のリテーナ。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端部と、
第2の端部と、
第1のセクションと、
前記第1のセクションに対して変位可能である第2のセクションと、
半径方向内向面と、
半径方向外向面と、
前記第1のセクションにスライド可能に接続される指示器と、を備える
流体接続アセンブリ用のリテーナ。
【請求項2】
前記半径方向外向面から半径方向内側に延びる穴をさらに備える、
請求項1に記載のリテーナ。
【請求項3】
前記指示器は、前記穴内に配置されている、
請求項2に記載のリテーナ。
【請求項4】
前記穴は、その中に配置された少なくとも1つの軸方向フランジを備える、
請求項3に記載のリテーナ。
【請求項5】
前記少なくとも1つの軸方向フランジは、前記半径方向外向面と前記半径方向内向面との間に半径方向に配置されかつ前記半径方向外向面と前記半径方向内向面から間隔を置いて配置される、
請求項4に記載のリテーナ。
【請求項6】
前記指示器は、
前記半径方向内向面内に半径方向に配置される基部と、
前記基部に接続されたシャフトと、
前記シャフトに接続された頭部と、を備える
請求項4に記載のリテーナ。
【請求項7】
前記指示器は、前記基部に枢動可能に接続された少なくとも1つのアームをさらに備え、
前記少なくとも1つのアームは、前記半径方向内向面に対して前記指示器を半径方向内側に付勢可能に構成される、
請求項6に記載のリテーナ。
【請求項8】
前記少なくとも1つのアームは、前記少なくとも1つのフランジと係合可能に構成される、
請求項7に記載のリテーナ。
【請求項9】
完全組立ロック状態では、前記頭部は、前記半径方向外向面から半径方向外側に突出し、
半組立ロック状態では、前記頭部は、前記半径方向外向面から半径方向外側に突出しない、
請求項6に記載のリテーナ。
【請求項10】
前記第1の端部で前記半径方向内向面から半径方向内側に延びる第1のフランジと、
前記第2の端部で前記半径方向内向面から半径方向内側に延びる第2のフランジと、をさらに備える
請求項1に記載のリテーナ。
【請求項11】
前記指示器は、前記第2のフランジに配置されている、
請求項10に記載のリテーナ。
【請求項12】
前記第1のフランジは、第1の幅を備え、
前記第2のフランジは、第2の幅を備え、
前記第2の幅は、前記第1の幅よりも大きい、
請求項10に記載のリテーナ。
【請求項13】
コネクタ本体であって、
第1の端部と、
第2の端部と、
貫通孔と、
溝を備える第1の半径方向外向面と、
を含むコネクタ本体と、
前記コネクタ本体に取外しできるように接続可能に構成されたリテーナであって、
第3の端部と、
第4の端部と、
第1のセクションと、
前記第1のセクションに対して変位可能である第2のセクションと、
半径方向内向面と、
第2の半径方向外向面と、
前記第2の半径方向外向面から前記半径方向内向面まで延びる穴と、
前記穴内にスライド可能に配置される指示器と、
を含むリテーナと、を備える
流体接続アセンブリ。
【請求項14】
前記穴は、その中に配置された少なくとも1つのフランジを備える、
請求項13に記載の流体接続アセンブリ。
【請求項15】
前記指示器は、
前記半径方向内向面内に半径方向に配置された基部と、
前記基部に接続されたシャフトと、
前記シャフトに接続された頭部と、を備える、
請求項14に記載の流体接続アセンブリ。
【請求項16】
前記指示器は、前記基部に枢動可能に接続された少なくとも1つのアームをさらに備え、
前記少なくとも1つのアームは、前記半径方向内向面に対して前記指示器を半径方向内側に付勢可能に構成される、
請求項15に記載の流体接続アセンブリ。
【請求項17】
前記少なくとも1つのアームは、前記少なくとも1つのフランジと係合可能に構成される、
請求項16に記載の流体接続アセンブリ。
【請求項18】
完全組立ロック状態では、前記頭部は、前記半径方向外向面から半径方向外側に突出し、
半組立ロック状態では、前記頭部は、前記半径方向外向面から半径方向外側に突出しない、
請求項15に記載の流体接続アセンブリ。
【請求項19】
前記リテーナは、
前記第1の端部で前記半径方向内向面から半径方向内側に延びる第1のフランジと、
前記第2の端部で前記半径方向内向面から半径方向内側に延びる第2のフランジと、をさらに備え、前記指示器は、前記第2のフランジに配置されている、
請求項13に記載の流体接続アセンブリ。
【請求項20】
前記第1のフランジは、第1の幅を備え、
前記第2のフランジは、第2の幅を備え、
前記第2の幅は、前記第1の幅よりも大きい、
請求項19に記載の流体接続アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年6月2日に出願された国際特許出願PCT/US2021/035393号、および2020年10月26日に出願された国際特許出願PCT/US2020/057312号について、工業所有権の保護に関するパリ条約のストックホルム改正条約の第4条および第8条に基づく利益を主張し、その出願は参照によりその全体が本出願に組み入れられる。
【0002】
本開示は、流体コネクタに関し、より具体的には、組立てに必要な挿入力を減少させるとともに工具を必要とせずに迅速な組立てを可能にするリテーナを含む流体接続アセンブリ、さらに具体的には、流体接続アセンブリの状態を示す装置を含むリテーナに関する。
【背景技術】
【0003】
流体コネクタ、流体接続部および流体接続アセンブリは、多くの用途、特に自動車用途にとって不可欠な構成要素である。自動車システムは、ラジエーター、トランスミッション、エンジンなどのさまざまな構成要素で構成されているため、流体は、各構成要素内だけでなく、構成要素間を移動できる必要がある。構成要素間を移動する流体の例は、トランスミッション流体の温度を下げるためにトランスミッションからトランスミッションオイルクーラーに移動するトランスミッション流体である。流体は主に、流体コネクタによって各構成部品に接続された柔軟なまたは硬いホースを介して構成部品間を移動する。このような流体コネクタは、通常、チューブがコネクタ本体に完全に挿入されたときにチューブの隆起した肩の後ろにスナップするように適合された、コネクタ本体に搭載された保持クリップ、保持リングクリップ、またはスナップリングを含む。ただし、流体コネクタが適切に機能するためには、コネクタ本体にスロットまたは開口を機械加工して、保持クリップがそこを通じて突き出てチューブに係合できるようにする必要があり、これには、追加の後処理製造加工が必要になる。組立工程中に、コネクタ本体への保持クリップの取付を行うことは困難であり、保持クリップを適切に取付けないと、保持クリップの構造的完全性が危険にさらされる可能性がある。加えて、チューブをコネクタ本体に係合し、保持クリップの半径方向の力に勝つのに必要な力は、現在の設計では非常に大きくなる。また、保持クリップは非常に薄く小さいため、落としたり置き忘れたりすると紛失しやすくなる。さらに、一部の接続アセンブリ解決案は固定に時間がかかり、組立て工程に工具が必要である。さらに、現在の接続アセンブリ解決案は、アセンブリの接続状態を示さない。
【0004】
したがって、分解を可能にし、後処理機械加工を不要にし、流体コネクタを組立てるのに必要な挿入力を低減するリテーナを含む流体接続アセンブリに対する長年の切実なニーズがある。また、コネクタ本体およびリテーナ内のチューブの接続状態を示す流体接続アセンブリに対する長年の切実なニーズがある。
【発明の概要】
【0005】
本明細書に示される態様によれば、第1の端部と、第2の端部と、第1のセクションと、第1のセクションに対して変位可能である第2のセクションと、半径方向内向面と、半径方向外向面と、第1のセクションにスライド可能に接続される指示器と、を備える流体接続アセンブリ用のリテーナが提供される。
【0006】
いくつかの実施形態では、リテーナは、半径方向外向面から半径方向内側に延びる穴をさらに備える。いくつかの実施形態では、指示器は、穴内に配置されている。いくつかの実施形態では、穴は、その中に配置された少なくとも1つの軸方向フランジを備える。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの軸方向フランジは、半径方向外向面と半径方向内向面との間に半径方向に配置されかつ半径方向外向面と半径方向内向面から間隔を置いて配置される。いくつかの実施形態では、指示器は、半径方向内向面内に半径方向に配置される基部と、基部に接続されたシャフトと、シャフトに接続された頭部と、を備える。いくつかの実施形態では、指示器は、基部に枢動可能に接続された少なくとも1つのアームをさらに備え、少なくとも1つのアームは、半径方向内向面に対して指示器を半径方向内側に付勢可能に構成される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのアームは、少なくとも1つのフランジと係合可能に構成される。いくつかの実施形態では、完全組立ロック状態では、頭部は、半径方向外向面から半径方向外側に突出し、半組立ロック状態では、頭部は、半径方向外向面から半径方向外側に突出しない。いくつかの実施形態では、リテーナは、第1の端部で半径方向内向面から半径方向内側に延びる第1のフランジと、第2の端部で半径方向内向面から半径方向内側に延びる第2のフランジと、をさらに備える。いくつかの実施形態では、指示器は、第2のフランジに配置されている。いくつかの実施形態では、第1のフランジは、第1の幅を備え、第2のフランジは、第2の幅を備え、第2の幅は、第1の幅よりも大きい。
【0007】
本明細書に示される態様によれば、コネクタ本体であって、第1の端部と、第2の端部と、貫通孔と、溝を備える第1の半径方向外向面と、を含むコネクタ本体と、コネクタ本体に取外しできるように接続可能に構成されたリテーナであって、第3の端部と、第4の端部と、第1のセクションと、第1のセクションに対して変位可能である第2のセクションと、半径方向内向面と、第2の半径方向外向面と、第2の半径方向外向面から半径方向内向面まで延びる穴と、穴内にスライド可能に配置される指示器と、を含むリテーナと、を備える流体接続アセンブリが提供される。
【0008】
いくつかの実施形態では、穴は、その中に配置された少なくとも1つのフランジを備える。いくつかの実施形態では、指示器は、半径方向内向面内に半径方向に配置された基部と、基部に接続されたシャフトと、シャフトに接続された頭部と、を備える。いくつかの実施形態では、指示器は、基部に枢動可能に接続された少なくとも1つのアームをさらに備え、少なくとも1つのアームは、半径方向内向面に対して指示器を半径方向内側に付勢可能に構成される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのアームは、少なくとも1つのフランジと係合可能に構成される。いくつかの実施形態では、完全組立ロック状態では、頭部は、半径方向外向面から半径方向外側に突出し、半組立ロック状態では、頭部は、半径方向外向面から半径方向外側に突出しない。いくつかの実施形態では、リテーナは、第1の端部で半径方向内向面から半径方向内側に延びる第1のフランジと、第2の端部で半径方向内向面から半径方向内側に延びる第2のフランジと、をさらに備え、指示器は、第2のフランジに配置されている。いくつかの実施形態では、第1のフランジは、第1の幅を備え、第2のフランジは、第2の幅を備え、第2の幅は、第1の幅よりも大きい。
【0009】
本開示のこれらおよび他の目的、特徴、および利点は、図面および添付の特許請求の範囲を考慮して、本開示の以下の詳細な説明を検討することで容易に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
対応の参照符号が対応の部品を指す添付の概略図を参照して、様々な実施形態が例としてのみ開示される。
【
図1】完全組立ロック状態にある流体接続アセンブリの斜視図である。
【
図2】半組立ロック状態にある、
図1に示される流体接続アセンブリの斜視図である。
【
図3】
図1に示される流体接続アセンブリの分解斜視図である。
【
図4】ロック解除状態にある、
図1に示されるリテーナの斜視図である。
【
図5】
図1の線5-5に概ね沿う流体接続アセンブリの断面図である。
【
図6】
図2の線6-6に概ね沿う流体接続アセンブリの断面図である。
【
図7】
図1の線7-7に概ね沿う流体接続アセンブリの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
初めに、異なる図面での同様の図面番号は、同一または機能的に類似の構造要素を特定することを認識されたい。特許請求の範囲は、開示された態様に限定されないことを理解されたい。
【0012】
さらに、本開示は、記載された特定の方法、材料、および変形に限定されず、そのため当然ながら変化しうることを理解されたい。ここで使用される用語は、特定の態様を記述することのみを目的とし、特許請求の範囲を限定する意図がないことも理解されたい。
【0013】
他に定義されなければ、ここに使用される技術的および科学的な語すべては、この開示が関連する技術分野の当業者に一般的に理解されるものと同じ意味を有する。ここに記載されるものと類似または同等の方法、装置、または材料が実施形態例の実施または試験に使用されることを理解されたい。本開示のアセンブリは、油圧、電子機器、空気圧、および/またはバネによって駆動されうる。
【0014】
「実質的に」の語は、「近く」、「非常に近く」、「約」、「およそ」、「だいたい」、「近似する」、「近い」、「本質的に」、「近隣に」、「近傍に」等のような語と同義語であって、このような語は、明細書および特許請求の範囲に出現する際に互換的に使用されうることを認識されたい。「近接の」の語は、「近くに」、「近い」、「隣接の」、「近隣の」、「直近の」、「隣の」等のような語と同義語であって、このような語は、明細書および特許請求の範囲に出現する際に互換的に使用されうることを理解されたい。「およそ」の語は、指定値の10パーセント以内の値を意味することが意図されている。
【0015】
本出願における「または」の使用は、特に明記しない限り、「非排他的」な取り合わせに関するものであることを理解されたい。例えば、「アイテムxはAまたはBである」という場合、これは次の(1)、(2)のいずれかを意味することが理解される。(1)アイテムxはAおよびBの一方または他方のみである。(2)アイテムxはAとBの両方である。言い換えれば、「または」という言葉は、「排他的なまたは」の取り合わせを定義するためには使用されない。例えば、「アイテムxはAまたはBである」という記載についての「排他的なまたは」の取り合わせは、xがAおよびBのいずれか1つのみであることが必要とされる。さらに、ここで使用される「および/または」は、列挙された要素または条件の1つまたは複数が含まれるか、または発生する可能性があることを示すために使用される文法上の接続詞を意味することを意図している。例えば、第1の要素、第2の要素および/または第3の要素を備える装置は、以下の構造的取り合わせのいずれか1つとして解釈されることを意図する。すなわち、第1の要素を備える装置、第2の要素を備える装置、第3の要素を備える装置、第1の要素および第2の要素を備える装置、第1の要素および第3の要素を備える装置、第1の要素、第2の要素、および第3の要素を備える装置、または、第2の要素および第3の要素を備える装置。
【0016】
さらに、本明細書で使用される場合、システムまたは要素と組合わせた「の少なくとも1つを備える」および「の少なくとも1つを備えている」という表現は、システムまたは要素が、その表現の後に挙げられた要素の1つまたは複数を含むことを意味することを意図している。例えば、第1の要素、第2の要素および第3の要素の少なくとも1つの要素を備える装置、は、以下の構造的取り合わせのいずれか1つとして解釈されることを意図している。すなわち、第1の要素を備える装置、第2の要素を備える装置、第3の要素を備える装置、第1の要素および第2の要素を備える装置、第1の要素および第3の要素を備える装置、第1の要素、第2の要素および第3の要素を備える装置、または、第2の要素および第3の要素を備える装置。同様の解釈は、「の少なくとも1つで使用される」という表現が本明細書で使用されている場合にも意図されている。さらに、本明細書で使用される場合、「および/または」は、列挙された要素または条件の1つまたは複数が含まれるかまたは発生する可能性があることを示すために使用される文法的な接続詞を意味することを意図している。例えば、第1の要素、第2の要素および/または第3の要素を備える装置、は、以下の構造的取り合わせのいずれか1つとして解釈されることを意図する。すなわち、第1の要素を備える装置、第2の要素を備える装置、第3の要素を備える装置、第1の要素および第2の要素を備える装置、第1の要素および第3の要素を備える装置、第1の要素、第2の要素および第3の要素を備える装置、または、第2の要素および第3の要素を備える装置。
【0017】
ここで使用する「チューブ」という語は、ホース、パイプ、チャネル、導管、チューブ端部形成部、または水力学および流体力学で使用される他の任意の適切なパイプ流と同義であることを認識されたい。さらに、「チューブ」という語は、気体または液体の流れを含みかつ許容するのに適した任意の材料の硬いまたは柔軟な導管を意味しうることを認識されたい。
【0018】
本明細書で使用される「完全組立ロック状態」とは、流体接続アセンブリを指し、チューブがコネクタ本体に完全に接続され、リテーナがコネクタ本体に完全に接続されてチューブをその中に保持することを示す。本明細書で使用される「半組立ロック状態」とは、流体接続アセンブリを指し、リテーナがコネクタ本体に完全に接続されているが、コネクタ本体やリテーナ内にチューブが配置されていない状態を指す。リテーナは、コネクタ本体およびチューブから独立したリテーナの状態を示す「ロック状態」または「ロック解除状態」を有するとして説明されてもよい。
【0019】
ここで図面を参照すると、
図1は、完全組立ロック状態にある流体接続アセンブリ10の斜視図である。
図2は、半組立ロック状態(すなわち、チューブ80が取外された状態)にある流体接続アセンブリ10の斜視図である。
図3は、流体接続アセンブリ10の分解斜視図である。流体接続アセンブリ10は、概して、リテーナ20、チューブ80、コネクタ本体40、および指示器100を備える。以下の説明は、
図1~
図3と照らし合わせて解釈されたい。
【0020】
チューブ80は、端部82、セクション83、ビードまたは肩部87、セクション89、端部82、および貫通孔94を備える。貫通孔94は、端部82から端部92までチューブ80を通って延びる。セクション183は、端部82と肩部87との間に配置されており、半径方向外向面84を備える。半径方向外向面84は、実質的に一定の直径を含む。いくつかの実施形態では、半径方向外向面84は、端部82に近接した円錐台状のテーパまたは曲線表面を備える(
図5を参照)。肩部87は、セクション83とセクション89との間に配置されており、面86および面88を備える。いくつかの実施形態では、面86は、軸方向AD1に少なくとも部分的に向くアキシャル面であり、面88は、軸方向AD2に少なくとも部分的に向くアキシャル面である。いくつかの実施形態では、面86は、肩部87の半径方向外向面から軸方向AD1に半径方向内側に延びる円錐台状の面である。例えば、面86は、直線円錐形状であってもよく、軸方向AD2に直径が増加してもよい。いくつかの実施形態では、面86は、直線部分と、円錐形または円錐台状部分とを備えていてもよい。セクション89は、肩部87と端部92との間に配置されており、半径方向外向面90を備える。半径方向外向面90は、実質的に一定の直径を含む。チューブ80は、具体的には端部82を先にしてコネクタ本体40内に挿入されるように構成されている。チューブ80は、セクション83、または半径方向外向面84がシール62と係合するまで、コネクタ本体40内に挿入される(
図5を参照)。肩部87は、以下でより詳細に説明されるように、端部44と係合し、より具体的には、面86が端部44に当接し、および/または係合し、この時点でリテーナ20が組立てられてチューブ80をコネクタ本体40に留める。チューブ80は、チューブをコネクタ本体内に留めるために、チューブの外側面上で半径方向外側および軸方向に延びるビード、半径方向外側に延びる突出部若しくはフランジ、または傾斜外形を備える任意の従来のチューブまたはチューブ端形成部であってもよいことを認識されたい。いくつかの実施形態では、チューブ80は、金属、ポリマー、および/またはセラミックを備える。
【0021】
図4は、ロック解除状態にあるリテーナ20の斜視図である。
図5は、
図1の線5-5に概ね沿う流体接続アセンブリ10の断面図である。
図6は、
図2の線6-6に概ね沿う流体接続アセンブリ10の断面図である。
図7は、
図1の線7-7に概ね沿う流体接続アセンブリ10の断面図である。以下の説明は、
図1~
図7と照らし合わせて解釈されたい。
【0022】
リテーナ120は、概して、セクション20A、セクション20B、端部22、端部24、端部22から端部24まで延びる穴21、半径方向外向面26、および半径方向内向面28を備える。いくつかの実施形態では、セクション20Aは、例えばヒンジ34を介してセクション20Bにヒンジ接続される。いくつかの実施形態では、ヒンジ34は、リビングヒンジである。いくつかの実施形態では、セクション20Aは、セクション20Bに取外し可能に接続される。セクション20Aおよび20Bが接続されるか、リテーナ20がロック状態にあるとき(
図1~
図3)、それらの間に穴21が形成される。しかしながら、ロック解除状態(
図4)であっても、セクション20Aおよび20Bのそれぞれがそれぞれの穴21を含むと言えることを認識されたい。
【0023】
半径方向内向面28は、端部22から延びており、半径方向外向面52と係合可能に構成される。半径方向内向面28は、そこから半径方向内側に延びるフランジ30を備える。フランジ30は、端部22のすぐ隣に配置される。フランジ30は、溝54と係合可能に構成されており、半径方向内向面28は、半径方向外向面52と係合してリテーナ20をコネクタ本体40に接続可能に構成される。半径方向内向面28は、そこから半径方向内側に延びるフランジ32をさらに備える。フランジ32は、端部24のすぐ隣に配置される。フランジ32は、肩部87と係合してチューブ80をコネクタ本体40に接続可能に構成される。フランジ30は、幅W2を備え、フランジ32は、幅W3を備える。いくつかの実施形態では、幅W3は、幅W2よりも大きい。
【0024】
図5に最も良く示されているように、フランジ32は、フランジ30から第1の距離だけ間隔を置いて配置されている。溝54は、端部44から第2の距離だけ間隔を置いて配置されている。肩部87は、第3の距離に等しい幅を備える。第1の距離は、第2の距離と第3の距離との合計に実質的に等しい。この設計により、リテーナ20がコネクタ本体40およびチューブ80に接続されると、フランジ32が面88に当接するとともに、面86が端部44に当接する(すなわち、リテーナ20が肩部87を端部44にクランプする)ことになる。いくつかの実施形態では、第1の距離は、第2の距離と第3の距離との合計よりも小さい。これにより、肩部87とコネクタ本体40が互いに締め付けられるか、クランプされることになる。いくつかの実施形態では、第1の距離は、肩部87がコネクタ本体40に係合するか近接するように、第2の距離と第3の距離の合計よりも大きい。さらに、フランジ30は、幅W2を備え、溝54は幅W1を備え、幅W2は、幅W1より小さい。したがって、リテーナ20がチューブ80なしでコネクタ本体40に接続されると、リテーナ20は、コネクタ本体40に対して軸方向AD1および軸方向AD2にスライドまたは変位することができる。チューブ80がリテーナ20によってコネクタ本体40に適切に留められると、リテーナ20は、コネクタ本体40に対して軸方向AD1および軸方向AD2に変位することができない。この特徴は、流体接続アセンブリ10の接続状態に関する指示器を提供し、以下でより詳細に説明される。いくつかの実施形態では、幅W2は幅W1と実質的に等しい。
【0025】
フランジ32は、第1の直径を備え、肩部87は、第2の直径を備える。第1の直径は、第2の直径よりも小さく、したがって、肩部87がコネクタ本体40から取外されること、またはチューブ80が軸方向AD2に変位またはコネクタ本体40に対して回転すること(すなわち、曲げモーメント)が防止される。いくつかの実施形態では、半径方向内向面28は、第2の直径に等しい第3の直径を備え、これにより、肩部87がコネクタ本体40に対して半径方向RD1または半径方向RD2に変位することが防止される。
【0026】
セクション20Aは、雄コネクタ36を備えており、セクション20Bは、雌コネクタ38を備える。示されるように、セクション20Aの雄コネクタ36は、セクション20Aおよび20Bが固定的に留められるように、セクション20Bの雌コネクタ38と係合するように構成される。いくつかの実施形態では、雄コネクタ36は(半径方向外側の方向に)フック形状であり、溝36Aおよび突起36Bを含む。溝36Aは、半径方向外向面26に配置される。突起36Bは、溝36Aから半径方向RD1にほぼ半径方向外側に延びる。いくつかの実施形態では、突起36Bは、突起36Bと雌コネクタ38、具体的には開口38Aとの係合をより容易に行うことを許容可能に構成された半径方向最外端付近のテーパ部分を備える。
【0027】
雌コネクタ38は、半径方向外向面26から半径方向内側に延びる開口38Aを備える。開口38Aは、突起36Bと係合してセクション20Bをセクション20Aにロック可能に構成される。雌コネクタ38は、凹部38Bをさらに備える。いくつかの実施形態では、凹部38Bは、半径方向内向面28に配置される(すなわち、半径方向内向面28から半径方向外側に延びる)。セクション20Bがセクション20Aに向かって変位すると、雌コネクタ38は、突起36Bと係合し、半径方向RD1に半径方向外側に変位する。開口38Aが突起36Bと位置合わせされると、雌コネクタ38は、半径方向RD2に半径方向内側にスナップバックし、それによってセクション20Bをセクション20Aに留める。
【0028】
リテーナ20は、半径方向外向面26から半径方向内側に延びる穴70をさらに備える。穴70は、フランジ32上に軸方向に配置される。いくつかの実施形態では、穴70は、フランジ32の端部(すなわち、端部24および半径方向内向面28)の間で軸方向に配置され、フランジ32の端部から間隔を置いて配置される。穴70は、アキシャル面72Aおよびアキシャル面72Bを備える。フランジ74Aは、半径方向外向面26とフランジ32の半径方向内向面との間に半径方向に配置される。フランジ74Aは、アキシャル面72Aから軸方向AD2に延びる。フランジ74Bは、半径方向外向面26とフランジ32の半径方向内向面との間に半径方向に配置される。フランジ74Bは、アキシャル面72Bから軸方向AD1に延びる。
図5~
図6に最もよく示されるように、フランジ74Aとフランジ74Bとの間には軸方向の空間が存在する。図面はセクション20A上に配置された穴70を示しているが、いくつかの実施形態では、穴70は、セクション20B上に配置されてもよいことを認識されたい。いくつかの実施形態では、セクション20Aおよび20Bの両方は、穴70を含む。いくつかの実施形態では、リテーナ20は、金属、ポリマー、および/またはセラミックを備える。
【0029】
指示器または指示器タブ100は、リテーナ20にスライド可能に接続され、具体的には、指示器100は、穴70内にスライド可能に配置される。指示器100は、基部102、シャフト104、および頭部106を備える。シャフト104は、基部102に固定的に留められた第1の端部と、頭部106に固定的に留められた第2の端部と、を備える。シャフト104は、軸方向AD1および軸方向AD2において、基部102の幅よりも小さく、頭部106の幅よりも小さい幅を備える(
図5~
図6を参照)。したがって、出っ張り108A~Bは、シャフト104の軸方向のいずれかの側に形成される。出っ張り108A~Bは、それぞれフランジ74A~Bと係合して指示器100がリテーナ20から半径方向RD2に取外されるのを防止可能に構成される。シャフト104は、フランジ74Aと74Bとの間に摺動可能に配置される。指示器100は、基部102および/またはアーム110A~Bによって、リテーナ20から半径方向RD1に取外されることが防止される。アーム110Aは、基部102の第1の端部に枢動可能に接続されており、アキシャル面72Aと係合する。アーム110Bは、基部102の第2の端部に枢動可能に接続されており、アキシャル面72Bと係合する。アーム110A~Bは、概して、指示器100をリテーナ20に対して半径方向RD2に付勢するバネとして機能する。いくつかの実施形態では、指示器100およびその構成要素のすべては、一体的に形成される。
【0030】
流体接続アセンブリ10が、
図2および
図6に示されるように半組立ロック状態にあると、アーム110Aは、アキシャル面72Aと係合し、アーム110Bは、アキシャル面72Bと係合し、そのため、リテーナ100は、半径方向RD2に変位し、出っ張り108A~Bは、フランジ74A~Bと係合および/または当接する。頭部106は、リテーナ20の半径方向外向面26から突出していない。さらに、シャフト104は、半径方向外向面26の半径方向外側には見えない。
【0031】
流体接続アセンブリ10が、
図1および
図5に示されるように完全組立ロック状態にあるとき、指示器100は、チューブ80によって半径方向RD1に変位し、それによって、アーム110A~Bがシャフト104に向かって強制的に曲げられる。アーム110Bは、アキシャル面72Aおよびフランジ74Aと係合し、アーム110Bは、アキシャル面72Bおよびフランジ74Bと係合する。いくつかの実施形態では、アーム110A~Bもシャフト104と係合する。アーム110A~Bとフランジ74A~Bとの係合により、指示器100がリテーナ20から半径方向RD1に取外されることが防止される。頭部106は、リテーナ20の半径方向外向面26から半径方向外側に突出する。さらに、シャフト104は、半径方向外向面26の半径方向外側に見える。いくつかの実施形態では、シャフト104は、リテーナ20の色とは異なる色(例えば、緑、黄、白など)を備えており、そのため、シャフト104がそこから半径方向外側に突出すると、それが容易に見えるようになっている。これにより、使用者は、流体接続アセンブリ10が完全組立ロック状態にあるかどうかを視覚的に容易に検出できるようになる。
【0032】
コネクタ本体40は、端部42から端部44まで延びる貫通孔41と、半径方向内向面48と、溝50と、半径方向外向面52と、溝54と、頭部58と、半径方向外向面60とを備える。コネクタ本体40は、流体が充填されるか流体が流れる構成要素に接続されるように構成される。例えば、コネクタ本体40は、雄ねじを備えていてもよい半径方向外向面60を介して冷凍圧縮機または変速機に接続されてもよい。コネクタ本体40は、頭部58を介して(例えば、レンチを使用して)圧縮機のねじ穴にねじ込まれ、その後、冷媒流体で満たされてもよい。いくつかの実施形態では、頭部58は、六角形である。しかしながら、頭部58は、コネクタ本体40にトルクを加えるのに適した任意の幾何学的形状を備えていればよいことを認識されたい。流体コネクタ10、具体的にはコネクタ本体40が取付けられてもよい別の構成要素は、凝縮器、蒸発器、またはポンプである。流体コネクタ10は、流体接続が望まれる他の様々な構成要素、アセンブリ、およびサブアセンブリに使用されてもよいことを認識されたい。半径方向外向面60は、溝56をさらに備えていてもよい。シールまたはOリング64が溝56内に配置され、コネクタ本体40とそれが接続される構成要素との間に液密シールを形成する。シール62は、コネクタ本体40内に配置される。具体的には、シール62は、溝50内に配置されチューブ80(すなわち、半径方向外向面84)と係合する。溝50は、半径方向内向面48に配置される。いくつかの実施形態では、シール62は、Oリングである。いくつかの実施形態では、半径方向内向面48は、実質的に円筒形の面である。端部44は、肩部87と係合し、具体的にはチューブ80の軸方向AD1への軸方向の変位を防止可能に構成されている。
【0033】
溝54は、半径方向外向面52に配置される。溝54は、端部44と頭部58との間で軸方向に配置される。溝54は、半径方向外向面45、面46、および面47を備える。半径方向外向面45は、半径方向外向面52の直径よりも小さい直径を備える。面46は、半径方向外向面45から半径方向外側に延び、軸方向AD1に向いている。面47は、半径方向外向面45から半径方向外側に延び、軸方向AD2に向いている。いくつかの実施形態では、面46および/または面47は、半径方向外向面45に対して垂直に配置される。いくつかの実施形態では、溝54は、端部44と頭部58との間に軸方向に配置され、端部44と頭部58とから間隔を置いて配置される。いくつかの実施形態では、頭部58のすぐ隣に配置される。溝54は、フランジ30と係合してリテーナ20をコネクタ本体40に接続可能に構成されている。
【0034】
溝54は、フランジ30の幅W2よりも大きい幅W1を有する。半組立ロック状態では、チューブ80が適切に接続されていないか全く存在しない状態でリテーナ20がコネクタ本体40に接続されると、フランジ30、したがってリテーナ20は、溝54、したがってコネクタ本体40に対して軸方向AD1および軸方向AD2に変位可能である(すなわち、フランジ30は、面46と面47との間で前後にスライドできる)。これは、流体接続アセンブリ10が適切に組立てられていない指示を提供する。チューブ80が適切に接続された状態でリテーナ20がコネクタ本体40に接続されると、フランジ30、したがってリテーナ20は、溝54、したがってコネクタ本体40に対して軸方向AD1および軸方向AD2に変位することができない(すなわち、
図5に示すようにフランジ30が面46に当接する)。いくつかの実施形態では、コネクタ本体40は、金属、ポリマー、および/またはセラミックを備える。
【0035】
流体接続アセンブリ10を組立てるには、チューブ80は、端部82を先にしてコネクタ本体40内に軸方向AD1に挿入される。半径方向外向面84は、シール62と係合し、セクション83は、コネクタ本体40の半径方向内向面48に近い内側に配置される。肩部87は、コネクタ本体40の端部44に係合し、具体的には、面86が端部44に当接する。いくつかの実施形態では、示されるように、肩部87は、コネクタ本体40の完全に外側に位置する。その後、リテーナ20は、コネクタ本体40とチューブ80の両方の上を覆って留められる。具体的には、セクション20Aおよび20Bは、フランジ30が溝54と少なくとも部分的に位置合わせされフランジ32が面88と少なくとも部分的に位置合わせされるように、コネクタ本体40の上を覆って配置される。セクション20Aおよび20Bは、雌コネクタ38が雄コネクタ36に完全に係合しリテーナ20がロック状態になるまで、互いに向かって(すなわち、半径方向RD2に)半径方向内側に変位する。さらに、基部102は、チューブ80、具体的には半径方向外向面90と係合し、それによって指示器100をリテーナ20に対して半径方向RD1に変位させる。
【0036】
完全組立ロック状態では、フランジ30は、溝54と係合し、半径方向内向面28は、半径方向外向面52と係合し、フランジ32は、チューブ80の肩部87と係合し、基部102は、半径方向外向面90と係合し、頭部106およびシャフト104は、リテーナ20の半径方向外向面26から半径方向外側に突出する。いくつかの実施形態では、完全組立ロック状態では、フランジ30は、面46に当接し、フランジ32は、面88に当接し、面86は、端部44に当接する。いくつかの実施形態では、完全組立ロック状態では、フランジ30は、半径方向外向面45に当接し、したがって、コネクタ本体40に対するリテーナ20の半径方向または円周方向の変位を防止する。いくつかの実施形態では、フランジ32は、半径方向外向面90と係合する。コネクタ本体40とチューブ80との係合は、チューブ80の軸方向AD1の軸方向の変位を防止し、リテーナ20とコネクタ本体40およびチューブ80との係合は、コネクタ本体40に対して、軸方向AD2ならびに半径方向RD1およびRD2におけるチューブ80の軸方向の変位を防止する。
【0037】
分解するには、雌コネクタ38は、開口38Aが突起36Bとの係合を解除するまで、雄コネクタ36に対して半径方向RD1に半径方向外側に変位する。次に、セクション20Aおよび20Bが分離されて、フランジ32と肩部87との係合が解除され、その時点でチューブ80をコネクタ本体40から取外すことができる。さらに、アーム110A~Bは、頭部106とシャフト104がもはや半径方向外向面26から半径方向外側に突き出ていないように、リテーナ20に対して指示器100を半径方向RD2に押し付ける。
【0038】
上記の開示の様々な態様、ならびに他の特徴および機能、あるいはそれらの代替物は、望ましくは、他の多くの異なるシステムまたは用途に組合わせることができることが認識されよう。その中の様々な現在予期しないまたは予期しない代替、変形、変更、または改善は、当業者によって今後行われることがあり、これらも以下の特許請求の範囲に含まれることも意図される。
【符号の説明】
【0039】
10 流体接続アセンブリ
20 リテーナ
20A セクション
20B セクション
21 穴
22 端部
24 端部
26 半径方向外向面
28 半径方向内向面
30 フランジ
32 フランジ
34 ヒンジ
36 雄コネクタ
36A 溝
36B 突起
38 雌コネクタ
38A 開口
38B 凹部
40 コネクタ本体
41 貫通穴
42 端部
44 端部
45 半径方向外向面
46 アキシャル面
47 アキシャル面
48 半径方向内向面
50 溝
52 半径方向外向面
54 溝
56 溝
58 頭部
60 半径方向外向面
62 シール
64 シール
70 穴
72A アキシャル面
72B アキシャル面
74A フランジ
74B フランジ
80 チューブ
82 端部
83 セクション
84 半径方向外向面
86 面
87 肩部またはビード
88 面
89 セクション
90 半径方向外向面
92 端部
94 貫通孔
100 指示器
102 基部
104 シャフト
106 頭部
108A 出っ張り
108B 出っ張り
110A アーム
110B アーム
AD1 軸方向
AD2 軸方向
RD1 半径方向
RD2 半径方向
W1 幅
W2 幅
W3 幅
【国際調査報告】