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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-20
(54)【発明の名称】モバイルデバイスケースシステム
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20231113BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20231113BHJP
   H05K 5/00 20060101ALI20231113BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20231113BHJP
   G06F 15/02 20060101ALI20231113BHJP
【FI】
G06F1/16 313C
G06F1/16 313Z
G06F1/16 312G
H04M1/02 C
H05K5/00 A
H05K5/02 D
G06F15/02 301L
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023522397
(86)(22)【出願日】2021-10-15
(85)【翻訳文提出日】2023-06-09
(86)【国際出願番号】 US2021055306
(87)【国際公開番号】W WO2022082062
(87)【国際公開日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】17/071,961
(32)【優先日】2020-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】317012905
【氏名又は名称】ピーク デザイン
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】弁理士法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】カニンガム,ジョセフ
(72)【発明者】
【氏名】マラディ,キラン
(72)【発明者】
【氏名】デリング,ピーター
(72)【発明者】
【氏名】ジェームス,マシュー,トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ヴィガー,アーサー
(72)【発明者】
【氏名】エリクソン,ジェイミー
【テーマコード(参考)】
4E360
5B019
5K023
【Fターム(参考)】
4E360AA02
4E360AB14
4E360AB22
4E360AB42
4E360AD01
4E360AD07
4E360AD17
4E360BB04
4E360CA02
4E360EA11
4E360EC13
4E360ED07
4E360GA51
4E360GB26
5B019BA10
5K023AA07
5K023DD06
5K023MM03
5K023MM25
5K023PP02
5K023PP05
5K023PP12
5K023RR08
(57)【要約】
デバイスケースの一態様は、デバイスケース本体を含み、このデバイスケース本体が、モバイルデバイスを受け入れて保持するように構成され、ストラップレセプタクルを規定し、かつストラップレセプタクルのベース面にわたって配置された磁気特徴部の第1のセットを含む。デバイスケースはさらに、ストラップを含み、このストラップが、デバイスケース本体に結合され、格納位置でストラップレセプタクル内に位置するように構成され、展開位置でユーザの指を受け入れるように構成され、かつ磁気特徴部の第2のセットを含み、この磁気特徴部の第2のセットが、展開位置から格納位置へストラップを駆動し、格納位置でストラップレセプタクル内にストラップを保持するために、磁気特徴部の第1のセットと一時的に結合するように構成されている。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイスケースにおいて、
・本体であって、
oモバイルデバイスを受け入れて本体の内面に対して保持するように構成されたキャビティを規定し、
oストラップレセプタクルを規定し、かつ、
o前記ストラップレセプタクルに隣接して配置された第1の磁石を含む、本体と、
・ストラップであって、
o前記本体に柔軟に結合され、
o格納位置で前記ストラップレセプタクル内に収まるように構成され、かつ、
o展開位置でユーザの指を受け入れるために、前記内面とは反対側の前記本体の外面から外側に延びるように構成された、ストラップとを備え、
o前記ストラップが、
・前記格納位置において前記ストラップレセプタクル内で前記ストラップを平面的な姿勢に付勢するように構成された構造要素と、
・前記構造要素に埋め込まれた第2の磁石であって、前記本体の第1の磁石に一時的に結合して、前記格納位置で前記ストラップを前記ストラップレセプタクル内に保持するように構成された第2の磁石と、
・前記構造要素を取り囲むストラップライナとを含むことを特徴とするデバイスケース。
【請求項2】
請求項1に記載のデバイスケースにおいて、
・マウントの多角形ボスを受け入れて前記マウント上で前記本体を拘束するように構成された矩形ボアを含むインサートと、
・前記矩形ボアの周りに第1のパターンで配置された磁気要素の第1のセットであって、前記本体を前記マウントに一時的に結合するために、前記マウントの多角形ボスの周りに第2のパターンで配置された磁気要素の第2のセットと一時的に結合するように構成された磁気要素の第1のセットとをさらに備えることを特徴とするデバイスケース。
【請求項3】
請求項2に記載のデバイスケースにおいて、
・前記インサートが、前記本体の第1の領域内に配置され、
・前記ストラップレセプタクルが、上向きの状態において前記本体の第1の領域の下方の前記本体の第2の領域内に配置されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項4】
請求項1に記載のデバイスケースにおいて、
・前記本体の外面にわたって延びる布製ライナのセットをさらに含み、
・前記ストラップが、前記格納位置で前記布製ライナのセットと同じ高さに位置するように構成された外面を規定することを特徴とするデバイスケース。
【請求項5】
請求項1に記載のデバイスケースにおいて、
・前記ストラップが、セクションのセットを含み、このセクションのセットが、
o前記展開位置で前記ストラップレセプタクルの上部領域から外側に延びる第1のセクションと、
o前記第1のセクションから延びる第2のセクションと、
o前記第2のセクションから延び、前記展開位置において前記ストラップレセプタクルの下部領域に向けて内側に湾曲する第3のセクションとを含み、
・前記構造要素が、前記ストラップの第1のセクションと第2のセクションとの間に延在し、
・前記第2の磁石が、前記ストラップの第2のセクション内に配置されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項6】
請求項5に記載のデバイスケースにおいて、
・前記ストラップの第1のセクションが、前記格納位置において前記ストラップレセプタクルの上部領域内に位置するように構成され、
・前記第1の磁石が、前記ストラップレセプタクルの下部領域に隣接して配置され、
・前記ストラップの第2のセクションが、前記格納位置において、前記ストラップレセプタクルの下部領域内で前記ストラップの第3のセクションの上に位置するように構成されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項7】
請求項5に記載のデバイスケースにおいて、
・前記本体が、
o前記内面に配置された凹部と、
o前記ストラップレセプタクルと前記凹部との間に延びる開口のセットとを規定し、
・前記ストラップライナが、前記ストラップを前記本体に結合するように構成された結合特徴部のセットを含み、前記ストラップライナが、
o前記ストラップの第1のセクションに結合され、前記開口のセットのうち、前記ストラップレセプタクルの上部領域にある第1の開口を通って前記凹部内に位置するように構成された第1のウィングと、
o前記ストラップの第3のセクションに結合され、前記ストラップレセプタクルの下部領域にある第2の開口を通って前記凹部内に位置するように構成された第2のウィングとを備えることを特徴とするデバイスケース。
【請求項8】
請求項1に記載のデバイスケースにおいて、
・前記ストラップレセプタクルが、
o前記外面から第1の深さを示すベース層と、
o隆起層であって、
・前記外面から前記第1の深さよりも小さい第2の深さを示し、
・前記ストラップの第1の幅よりも小さい第2の幅を示す、隆起層とを含み、
・前記ストラップが、前記格納位置で、前記ストラップレセプタクル内の隆起層と面一に位置するように構成され、
・前記ストラップの第1のエッジが、前記隆起層の第1の側で前記ベース層の上に位置するように構成され、
・前記ストラップの第2のエッジが、前記第1の側とは反対側の前記隆起層の第2の側において前記ベース層の上に位置するように構成されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項9】
デバイスケースにおいて、
・本体であって、
oモバイルデバイスを受け入れて保持するように構成されたキャビティを規定し、かつ、
oストラップレセプタクルを規定し、
o前記ストラップレセプタクルに隣接して配置された第1の磁気特徴部を含む、本体と、
・ストラップであって、
o前記本体に柔軟に結合され、
o格納位置で前記ストラップレセプタクル内に収まるように構成され、
o展開位置でユーザの指を受け入れるために、前記キャビティとは反対側の前記本体の外面から外側に延びるように構成され、かつ、
o構造要素に埋め込まれた第2の磁気特徴部であって、前記本体の第1の磁気特徴部に一時的に結合して、前記格納位置で前記ストラップを前記ストラップレセプタクル内に保持するように構成された第2の磁気特徴部を有する、ストラップと
を備えることを特徴とするデバイスケース。
【請求項10】
請求項9に記載のデバイスケースにおいて、
・前記第1の磁気特徴部が、第1の磁石を含み、
・前記本体の第1の磁気特徴部に一時的に結合するように構成された第2の磁気特徴部が、前記第1の磁石に一時的に結合して、前記格納位置で前記ストラップを前記ストラップレセプタクル内に保持するとともに、前記展開位置から前記格納位置に前記ストラップを駆動するように構成された第2の磁石を含むことを特徴とするデバイスケース。
【請求項11】
請求項9に記載のデバイスケースにおいて、
・前記第1の磁気特徴部が、磁気プレートを含み、
・前記本体の第1の磁気特徴部に一時的に結合するように構成された第2の磁気特徴部が、前記磁気プレートに一時的に結合するように構成された磁石を含むことを特徴とするデバイスケース。
【請求項12】
請求項9に記載のデバイスケースにおいて、
前記本体の外面上において前記ストラップレセプタクルに隣接して配置された窪みをさらに備え、前記窪みが、前記ストラップを前記ストラップレセプタクルから外側に押し出して前記格納位置から前記展開位置に展開する間に、ユーザの指を受け入れるように構成されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項13】
請求項9に記載のデバイスケースにおいて、
・前記本体が、二次開口のセットをさらに規定し、前記二次開口のセットが、
o前記格納位置で前記ストラップに隣接して配置され、
o前記本体の外面によって覆われ、かつ、
o前記本体の外面から、前記格納位置での前記ストラップの高さよりも大きい深さを規定し、
・前記本体の外面が、前記ストラップを前記格納位置から前記展開位置に展開する間に、ユーザの指によって、前記二次開口のセットのうちの一つの二次開口内へと前記ストラップの下方に押し込まれるように構成されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項14】
請求項13に記載のデバイスケースにおいて、
・前記二次開口のセットが、
o前記格納位置において前記ストラップの第1のエッジに隣接して配置された第1の二次開口と、
o前記格納位置において、前記第1のエッジとは反対側の前記ストラップの第2のエッジに隣接して配置された第2の二次開口とを含み、
・前記ストラップの第1のエッジが、前記格納位置で、前記第1の二次開口の第1の部分の上に位置するように構成され、
・前記ストラップの第2のエッジが、前記格納位置で、前記第2の二次開口の第2の部分の上に位置するように構成されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項15】
請求項9に記載のデバイスケースにおいて、
・前記ストラップがさらに
o前記ストラップを平面的な姿勢に付勢するように構成された構造要素のセットと、
oストラップライナとを含み、前記ストラップライナが、
・前記構造要素のセットを取り囲み、
・前記ストラップの展開中にユーザの指に接触するように構成され、かつ
・前記ストラップを前記本体に結合するように構成された結合特徴部のセットを含み、
・前記第2の磁気特徴部が、前記構造要素のセットのうちの一つの構造要素に埋め込まれていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項16】
デバイスケースにおいて、
・本体であって、
oモバイルデバイスを受け入れて本体の内面に対して保持するように構成され、
oストラップレセプタクルを規定し、
o前記ストラップレセプタクルに隣接して配置された磁気特徴部の第1のセットを含む、本体と、
・ストラップであって、
o前記本体に柔軟に結合され、
o格納位置において、前記ストラップレセプタクル内に、前記内面と反対側の前記本体の外面と面一となる状態で格納されるように構成され、かつ、
o展開位置でユーザの指を受け入れるために、前記内面から離れるように、前記本体の外面から後方に開くように構成された、ストラップとを備え、
o前記ストラップが、
・前記ストラップを前記格納位置で平面的な姿勢に付勢し、前記展開位置でユーザの指の周りに輪郭を描くように構成された構造要素のセットと、
・前記格納位置で前記ストラップを前記ストラップレセプタクル内に保持するために、前記本体の磁気特徴部の第1のセットに一時的に結合するように構成された磁気特徴部の第2のセットと、
・ストラップライナのセットであって、
-前記構造要素のセットおよび前記磁気特徴部の第2のセットを取り囲み、
-前記ストラップの展開中にユーザの指に接触するように構成され、かつ、
-前記ストラップを前記本体に結合するように構成された結合特徴部のセットとを含む、ストラップライナのセットとを備えることを特徴とするデバイスケース。
【請求項17】
請求項16に記載のデバイスケースにおいて、
・前記結合特徴部のセットが、前記ストラップから延び、前記本体の内面に結合するように構成されたウィングのセットを含み、
・前記本体が、
o前記ウィングのセットを受け入れて保持するように構成された凹部と、
o前記凹部内に配置された開口の第1のセットとを規定し、
・前記ウィングのセットが、前記本体の外面から前記本体の内面に向けて前記開口のセットを通って前記凹部内に位置するように構成されていることを特徴とするデバイスケース。
【請求項18】
請求項17に記載のデバイスケースにおいて、
・前記ウィングのセットが、
o前記ストラップの第1の端部から延び、前記開口のセットのうちの第1の開口を通って前記凹部内に位置するように構成された第1のウィングと、
o前記ストラップの第1の端部と反対側の第2の端部から延び、前記開口のセットのうちの第2の開口を通って前記凹部内に位置するように構成された第2のウィングとを含み、
・前記デバイスケースが、前記本体の内面にわたって延び、前記内面に対して前記ウィングのセットを圧縮するように構成されたテキスタイルライナをさらに含むことを特徴とするデバイスケース。
【請求項19】
請求項18に記載のデバイスケースにおいて、
前記結合特徴部のセットが、
・前記本体の内面に接触するように構成された第1のウィングの第1の内面に塗布された、接着剤層のセットのうちの第1の接着剤層と、
・前記本体の内面に接触するように構成された第2のウィングの第2の内面に塗布された、前記接着剤層のセットのうちの第2の接着剤層とをさらに含むことを特徴とするデバイスケース。
【請求項20】
請求項16に記載のデバイスケースにおいて、
・前記磁気特徴部の第1のセットが、第1の磁石を含み、
・前記構造要素のセットが、プラスチック補強材を含み、
・前記磁気特徴部の第2のセットが、前記プラスチック補強材に埋め込まれた第2の磁石を含み、この第2の磁石が、前記第1の磁石に一時的に結合して、前記ストラップを前記格納位置で前記ストラップレセプタクル内に保持するように構成され、
・前記ストラップライナのセットが、前記プラスチック補強材および前記第2の磁石を取り囲む布製ライナを含むことを特徴とするデバイスケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してモバイルデバイスアクセサリの分野に関し、より具体的には、モバイルデバイスアクセサリの分野における新規かつ有用なデバイスケースに関する。
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月15日に出願された米国特許出願第17/071,961号の利益を主張するものであり、当該出願は、この引用によりその全体が援用されるものとする。
【0003】
本出願は、2020年10月9日に出願された米国特許出願第17/067,612号に関連し、この出願は、2020年7月31日に出願された米国特許出願第16/945,687号の一部継続出願であり、この出願は、2019年7月31日に出願された米国仮出願第62/881,217号の利益を主張するものであり、それら出願の各々は、この引用によりそれらの全体が援用されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1図1Aおよび図1Bは、デバイスケースの概略図である。
図2図2は、デバイスケースの概略図である。
図3図3は、デバイスケースの概略図である。
図4図4Aおよび図4Bは、デバイスケースの概略図である。
図5図5Aおよび図5Bは、デバイスケースの概略図である。
図6図6Aおよび図6Bは、デバイスケースおよびマウントシステムの概略図である。
図7図7A図7Iは、デバイスケースの概略図である。
図8図8A図8Iは、デバイスケースの概略図である。
図9図9A図9Iは、アダプタの概略図である。
図10図10A図10Jは、アダプタの概略図である。
図11図11A図11Kは、デバイスケースの概略図である。
図12図12A図12Kは、デバイスケースの概略図である。
図13図13Aおよび図13Bは、ストラップの概略図である。
図14図14Aおよび図14Bは、デバイスケースの概略図である。
図15図15は、デバイスケースの概略図である。
図16図16Aおよび図16Bは、デバイスケースの概略図である。
図17図17Aおよび図17Bは、デバイスケースの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の本発明の実施形態の説明は、本発明をそれらの実施形態に限定することを意図したものではなく、当業者が本発明を製造および使用できるようにすることを意図したものである。本明細書に記載の態様、構成、実施態様、実施形態および実施例は任意選択的なものであり、それらが説明する態様、構成、実施態様、実施形態および実施例のみに限定されるものではない。本明細書に記載の発明は、それらの態様、構成、実施態様、実施形態および実施例のうちの何れかおよびすべての置換を含むことができる。
【0006】
1.デバイスケース
図1A図17に示すように、デバイスケース100は、デバイスケース本体110(または「本体」)を含み、このデバイスケース本体が、デバイスケース本体110の内面から延びるキャビティを規定し、モバイルデバイスを受け入れて内面に対して保持するように構成され、ストラップレセプタクル112を規定し、かつストラップレセプタクル112に隣接して配置された第1の磁石を含む。デバイスケース100は、ストラップをさらに含み、このストラップが、デバイスケース本体110に柔軟に結合され、格納位置でストラップレセプタクル112内に収まるように構成され、かつ展開位置でユーザの指を受け入れるために内面の反対側のデバイスケース本体110の外面から外側に延びるように構成されている。ストラップ120は、格納位置においてストラップレセプタクル112内でストラップ120を平面的な姿勢(planar orientation)に付勢するように構成された構造要素と、構造要素に埋め込まれ、格納位置においてストラップレセプタクル112内にストラップ120を保持するためにデバイスケース本体110の第1の磁石に一時的に結合するように構成された第2の磁石と、構造要素を取り囲み、ストラップ120の展開中にユーザの指に接触するように構成されたストラップライナ128とを含む。
【0007】
デバイスケース100の一態様では、デバイスケース本体110を含み、このデバイスケース本体が、デバイスケース本体110の内面から延び、モバイルデバイスを受け入れて保持するように構成されたキャビティを規定し、ストラップレセプタクル112を規定し、かつストラップレセプタクル112に隣接して配置された磁気プレートを含む。この態様では、デバイスケース100が、ストラップを含み、このストラップが、デバイスケース本体110に柔軟に結合され、格納位置でストラップレセプタクル112内に位置するように構成され、かつ展開位置でユーザの指を受け入れるためにキャビティと反対側のデバイスケース本体110の外面から外側に延びるように構成されている。この態様では、ストラップ120が、格納位置においてストラップレセプタクル112内でストラップ120を平面的な態様に付勢するように構成された構造要素と、構造要素に埋め込まれ、格納位置においてストラップレセプタクル112内にストラップ120を保持するためにデバイスケース本体110の磁気プレートに一時的に結合するように構成された磁石と、構造要素を取り囲み、ストラップ120の展開中にユーザの指に接触するように構成されたストラップライナ128とを含む。
【0008】
デバイスケース100の一態様は、デバイスケース本体110を含み、このデバイスケース本体が、モバイルデバイスを受け入れて保持するように構成されたキャビティを規定し、ストラップレセプタクル112を規定し、かつストラップレセプタクル112に隣接して配置された第1の磁気特徴部を含む。この態様では、デバイスケースが、ストラップをさらに含み、このストラップが、デバイスケース本体110に柔軟に結合され、格納位置でストラップレセプタクル112内に位置するように構成され、かつ展開位置でユーザの指を受け入れるためにキャビティの反対側のデバイスケース本体110の外面から外側に延びるように構成されている。この態様では、ストラップ120が、構造要素に埋め込まれた第2の磁気特徴部を含み、この第2の磁気特徴部が、デバイスケース本体110の第1の磁気特徴部に一時的に結合して、格納位置でストラップレセプタクル112内にストラップ120を保持するように構成されている。
【0009】
デバイスケース100の一態様は、デバイスケース本体110を含み、このデバイスケース本体が、モバイルデバイスを受け入れてデバイスケース本体110の内面に対して保持するように構成され、ストラップレセプタクル112を規定し、かつストラップレセプタクル112に隣接して配置された磁気特徴部116の第1のセットを含む。この態様では、デバイスケースが、ストラップをさらに含み、このストラップが、デバイスケース本体110に柔軟に結合され、格納位置でストラップレセプタクル112内で、内面とは反対側のデバイスケース本体110の外面と面一に格納されるように構成され、かつ展開位置でユーザの指を受け入れるために内面から離れるようにデバイスケース本体110の外面から後方に開くように構成されている。この態様では、ストラップ120が、格納位置でストラップ120を平面的な姿勢に付勢し、展開位置でユーザの指の周りに輪郭を描くように構成された構造要素124のセットと、格納位置でストラップレセプタクル112内にストラップ120を保持するためにデバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットに一時的に結合するように構成された磁気特徴部126の第2のセットとを含む。ストラップ120は、ストラップライナ128のセットをさらに含み、それらストラップライナが、構造要素124のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットを覆い、ストラップ120の展開中にユーザの指に接触するように構成され、かつストラップ120をデバイスケース本体110に結合するように構成された結合特徴部122のセットをさらに含む。
【0010】
デバイスケース100の一態様は、デバイスケース本体110を含み、このデバイスケース本体が、モバイルデバイスを受け入れて保持するように構成され、ストラップレセプタクル112を規定し、かつストラップレセプタクル112のベース面にわたって配置された磁気特徴部116の第1のセットを含む。デバイスケース100は、ストラップ120も含み、このストラップが、デバイスケース本体110に結合され、格納位置でストラップレセプタクル112内に位置するように構成され、展開位置でユーザの指を受け入れるように構成され、かつ展開位置から格納位置へストラップ120を駆動するとともに格納位置でストラップレセプタクル112内にストラップ120を保持するために磁気特徴部116の第1のセットに一時的に結合するように構成された磁気特徴部126の第2のセットを含む。
【0011】
図1A図6B図14A図16B図17Aに示す一態様では、デバイスケース100が、マウントの多角形ボスを受け入れてマウント上にデバイスケース100を拘束するように構成された矩形ボア132を含むインサート130と、矩形ボア132の周りに第1のパターンで配置され、マウントの多角形ボスの周りに第2のパターンで配置された磁気要素の第2のセットと一時的に結合し、それによりデバイスケース100をマウントに一時的に結合するよう構成された磁気要素134の第1のセットとをさらに含む。
【0012】
2.用途
概して、デバイスケース100は、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット)を収容するように構成されたデバイスケース本体110(または「本体」)と、デバイスケース本体110に結合された「柔らかい」テキスタイルストラップ120とを含み、このテキスタイルストラップが、格納位置においてデバイスケース本体110の外面と面一に格納されるように構成され、かつユーザがモバイルデバイスを保持するときにデバイスケース100をユーザの指に固定して安全性を高めるために、デバイスケース本体110から後方に開いて、展開位置でユーザの指を受け入れるループを形成するように構成されている。
【0013】
特に、ストラップ120は、格納位置(例えば、ストラップ120の第1の外側セクションがデバイスケース本体110の外面と面一となるように置かれた状態でデバイスケース本体110内に格納される位置)と、展開位置であって、ストラップ120がデバイスケース本体110から後方に延びる連続ループを形成してユーザの指を受け入れるように構成された展開位置との間で移行するように構成することができる。デバイスケース100は、図1Aおよび図14Bに示すように、ストラップ120を展開位置から格納位置に向けて駆動するとともに、ストラップ120の第1の外側セクションがデバイスケース本体110の外面と面一に置かれた状態でストラップ120を閉位置に保持するように構成された磁気特徴部も含むことができる。より具体的には、デバイスケース本体110は、ストラップ120を格納位置に収容するように構成されたストラップレセプタクル112を規定し、ストラップレセプタクル112のベース面にわたって配置された磁気特徴部116の第1のセットを含む。ストラップ120は、凹部に隣接するデバイスケース本体110 120に対して固着されるか、または他の方法で保持されるテキスタイルループと、ストラップ120を展開位置から格納位置に駆動するとともに、格納位置でストラップレセプタクル112内にストラップ120を保持(または「ロック」)するために、デバイスケース本体110の第1の磁気特徴部116に一時的に結合するよう構成された磁気特徴部126の第2のセットを含む。ストラップ120は、テキスタイルループ内(例えば、ストラップ120の第1および第2のセクション内)に埋め込まれた補強材124(または「構造要素」)のセットも含むことができ、それら補強材は、ストラップ120が格納位置でデバイスケース本体110の外面と同一平面上に配置された状態になるように、テキスタイルループ(例えば、具体的にはストラップ120の第1および第2のセクション)を平面的な姿勢に付勢するように構成されている。
【0014】
ストラップ120は、格納位置でデバイスケース本体110の外面とほぼ面一に位置する外面を規定する。例えば、デバイスケース本体110は、(モバイルデバイスが当接するように構成された)内面と、モバイルデバイスの背面を取り囲んで遮蔽するように構成されたデバイスケース本体110の外面との間の厚さを規定することができる。特に、ストラップレセプタクル112は、デバイスケース本体110の厚さとほぼ同じか、またはそれよりも僅かに小さい深さを規定することができる。例えば、ストラップレセプタクル112は、2ミリメートルの深さを規定することができる。ストラップ120は、ストラップ120の第1および第2のセクション(すなわち、ストラップ120の外面)がデバイスケース本体110の外面とほぼ面一(例えば、2ミリメートル以内)になる状態で、格納位置において、ストラップレセプタクル112内に位置するように構成されることができ、その結果、ストラップ120が、デバイスケースの100の外面(例えば、背面)から視覚的または触覚的に突出または低くなることなく、かつ、ストラップ120が収納位置を占めるときに、デバイスケース100の外面がその全幅および全高にわたって連続的で、切れ目がなく、まとまりがあり、かつ滑らかに見えるようになっている。
【0015】
さらに、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットおよびストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットを含むことによって、デバイスケース100は、使用しないときにストラップ120をデバイスケース本体110の外面との面一の配置で保持するが、ユーザは、(格納位置でストラップ120の第2および第3のセクションによって形成される)エッジをデバイスケース本体110から外側に「フリック」するなどして一本の指でそれら磁気特徴部間の磁気的結合に打ち勝つことによって、ストラップ120を迅速に展開して解放することができる。その後、ユーザは、指(例えば、中指)をストラップ120により形成されたループに挿入して、デバイスケースおよびモバイルデバイスを自分の手に機械的に拘束することができる。その後、ユーザが指をループから外すと、磁気特徴部の第1および第2のセットが磁気的に結合してストラップ120をストラップレセプタクル112内に引き込み、ストラップ120をストラップレセプタクル112内に自動的に保持(または「ロック」)することができる。
【0016】
2.1 ユーザの例
例えば、ユーザは、朝起きてすぐに自分のモバイルフォンを手に取り、ベッドでリクライニングしている間に電子メールを読むことができる。リクライニング中にモバイルフォンを頭上に保持することによる手の疲労を軽減するために、モバイルデバイスの安全性を高めるために(すなわち、ユーザをモバイルフォンの落下から保護するために)、かつユーザが親指で(すなわち、親指と他の指との間にモバイルフォンを掴むのではなく)モバイルフォンのタッチスクリーンを容易に操作(例えば、スクロールオーバー)することができるように、ユーザは、1回のすばやい動作で、人差し指をデバイスケース本体110の外面を横断する(例えば、デバイスケース本体110の外面を横方向に横断する)ようにスライドさせ、ストラップ120のエッジを爪で掴み、ストラップ120のエッジをデバイスケース本体110の外面から外側に「フリック」して、ストラップ120を展開位置に移行させ、その後、人差し指をスライドさせて、ストラップ120により形成されたループに通し、ストラップ120を介して人差し指でモバイルフォンを持つ状態に素早く簡単に移行することができる。その後、ユーザは、同じ手の親指で電子メールを閲覧しながら、(手および/または他の指でデバイスケース本体110を把持することなく)ストラップ120により形成されたループに挿入した人差し指のみで、モバイルフォンを保持し続けることができる。ユーザは、電子メールを読み終えたら、指をストラップ120の外に単にスライドさせて、(デバイスケース内に収納された)モバイルフォンを後で使用するためにベッドサイドテーブルやバックパックに放り込むことができる。こうしてユーザがストラップ120から指を離すと、ストラップ120とデバイスケース本体110の両方の磁気特徴部が協働して、ストラップ120をストラップレセプタクル112内の格納位置に自動的に素早く戻す。
【0017】
3.デバイスケース本体
デバイスケース100は、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ)を受け入れて保持するように構成されたデバイスケース本体110を含む。概して、デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110に結合されたストラップ120を一時的に収容するように構成されたストラップレセプタクル112を規定し、かつストラップ120をストラップレセプタクル112内に位置決めして保持するためにストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットに一時的に結合するように構成された磁気特徴部116の第1のセットを含む。
【0018】
特に、デバイスケース本体110は、モバイルデバイスを受け入れてデバイスケース本体110の内面に対して保持するように構成されたキャビティと、(デバイスケース本体110に柔軟に結合された)ストラップ120を、内面の反対側のデバイスケース本体110の外面とほぼ面一となるように一時的に収容するように構成されたストラップレセプタクル112とを規定することができ、それにより、ユーザが、(残りの手でモバイルデバイスを把持することなく)ストラップ120を介して(例えば、デバイスケース本体110の外面に沿って)1本の指でモバイルデバイスを支持するためにストラップレセプタクル112からストラップ120を外して、モバイルデバイスの画面(例えば、デバイスケース本体110の内面を向くユーザのビュー)を見続けることができる。デバイスケース本体110は、ストラップ120がストラップレセプタクル112内に位置する(デバイスケース本体110の本体厚さよりも小さい外面からの深さを規定する)ことができ、デバイスケース本体110の外面とほぼ面一となるように、内面と外面との間(例えば、内面の表面と外面の表面との間)に特定の厚さ(または「本体厚さ」)を示すように構成することができる。
【0019】
デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の内面から延びるキャビティ内にモバイルデバイスを受け入れて保持するように構成されたハウジングと、ハウジングに統合されて、デバイスケース本体110の外面にストラップ120を受け入れるように構成されたストラップレセプタクル112とを含むことができる。一態様では、デバイスケース本体110が、モバイルデバイスを受け入れて保持するように構成されたポリマーハウジングを含む。例えば、デバイスケース本体110は、ポリカーボネート材料で形成されたポリマーハウジング(または「ポリカーボネートハウジング」)を含むことができる。この例では、ストラップレセプタクル112がポリカーボネートハウジングに統合され、デバイスケース本体110の外面(例えば、ポリマーハウジングによって規定される外面)と面一にストラップ120を受け入れて保持するように構成されるように、デバイスケース本体110を機械加工することができる。
【0020】
一態様では、デバイスケース本体110は、ハウジングの表面上に延びる布製ライナ(例えば、テキスタイルライナ)のセットをさらに含むことができる。例えば、デバイスケース本体110は、内面の表面にわたって延びる内側布製ライナと、(例えば、ストラップレセプタクル112の面を含む)外面の表面にわたって延びる外側布製ライナとを含むことができる。この例では、デバイスケース本体110が、(デバイスケース本体110の内面を規定する)内側布製ライナの内面(例えば、ハウジング内に収容されたときにモバイルデバイスに接触するように構成された内面)と、(デバイスケース本体110の外面を規定する)外側布製ライナの外面との間に延在する本体厚さを規定することができる。このため、この例では、デバイスケース本体110が、内側布製ライナの第1の厚さ、ハウジングの第2の厚さおよび外側布製ライナの第3の厚さを含む特定の本体厚さを示し、かつストラップ120が、格納位置でストラップレセプタクル112内の外側布製ライナの外面(すなわち、デバイスケース本体110の外面)と面一に位置するように、ハウジングおよび布製ライナのセットを構成することができる。
【0021】
3.1 ストラップレセプタクル
デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110に結合されたストラップ120を一時的に収容するように構成されたストラップレセプタクル112を含むことができる。ストラップレセプタクル112は、デバイスケース本体110の外面に一体化することができ、それにより、ストラップがデバイスケース本体110と面一に位置し、デバイスケース本体110から外側に(例えば、内面から離れるように)開いて展開位置に移行するようになっている。
【0022】
ストラップレセプタクル112は、格納位置にあるストラップ120の外面がデバイスケース本体110の外面(例えば、外側テキスタイルライナの外面)と同一平面上に位置するように、格納位置にあるストラップ120の高さとほぼ同等(例えば、10ミクロン以内)の深さを規定することができる。
【0023】
一態様では、格納位置にあるストラップ120の外面がデバイスケース本体110の外面と同一平面上に位置するように、ストラップレセプタクル112が不均一な深さを規定することができる。特に、この態様では、ストラップ120の様々なセクションが、格納位置で不均一な高さを示すように構成することができる。このため、ストラップ120が閉じられてストラップレセプタクル112内の格納位置にあるときに、ストラップ120の高さの違いを相殺するために、ストラップレセプタクル112は、ストラップレセプタクル112全体にわたって(例えば、デバイスケース本体110の外面から)不均一な深さを示すように構成することができる。
【0024】
例えば、ストラップレセプタクル112は、デバイスケース本体110の外面から第1の深さを示すストラップレセプタクル112の第1の領域(例えば、上部領域)と、デバイスケース本体110の外面から第1の深さよりも大きい第2の深さを示すストラップレセプタクル112の第2の領域(例えば、下部領域)とを規定することができる。この例では、第1のストラップセクションを、格納位置でストラップレセプタクル112の第1の領域内に位置するように構成することができる。さらに、第2のセクションおよび第3のストラップセクションは、格納位置でストラップレセプタクル112の第2の領域内に位置するように(第2のセクションが第3のストラップセクションの上に重ねられるように)構成することができる。ストラップの第1のセクションは、第1の領域の第1の深さと近似する(例えば、10ミクロン以内の)第1の高さを示すことができる。第2のセクションは、第2の領域の第2の深さと近似する(例えば、10ミクロン以内の)第2の高さを示すことができる。
【0025】
ストラップレセプタクル112は、ストラップ120がストラップレセプタクル112内に位置することができるように、デバイスケース本体110の幅よりも小さく、閾値幅を超える幅を規定することができる。一態様では、ストラップレセプタクル112は、ストラップ120の幅に近似する(例えば、10ミクロン以内の)幅を規定し、ストラップ120が格納位置を占めるときに、デバイスケース本体110の外面およびストラップ120の外面がその全幅および高さにわたって連続的で、切れ目がなく、まとまりがあり、かつ滑らかに見えるようになっている。別の態様では、ストラップ120の展開位置への展開中にユーザがストラップレセプタクル112内に(例えば、ストラップ120を超えて延びるストラップレセプタクル112のエッジに沿って)指を挿入してストラップレセプタクル112からストラップ120を持ち上げることができるように、ストラップレセプタクル112がストラップ120の幅より大きい幅を規定する。
【0026】
3.2 デバイスケース本体の磁気特徴部
デバイスケース本体110は、ストラップレセプタクル112に隣接して配置され、ストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットと一時的に結合するように構成された磁気特徴部116の第1のセット(例えば、1または複数の磁石、1または複数の磁気プレート、鉄材)を含む。
【0027】
一態様では、デバイスケース本体110が、ストラップレセプタクル112に隣接して(例えば、ストラップレセプタクル112の表面に沿って)配置され、ストラップ120の磁気特徴部(例えば、磁石)と一時的に結合するように構成された磁石を含む。例えば、デバイスケース本体110は、ストラップ120の第2の磁石と一時的に結合するように構成された第1の磁石を含むことができる。この例では、第1の磁石を、格納位置にあるストラップ120を受け入れるように構成されたストラップレセプタクル112のベース面に隣接するデバイスケース本体110内に埋め込むことができる。別の態様では、デバイスケース本体110が、ストラップレセプタクル112に隣接して配置され、ストラップ120の磁気特徴部(例えば、磁石)と一時的に結合するように構成された磁気プレートを含むことができる。別の態様では、デバイスケース本体110が、ストラップレセプタクル112に隣接して配置され、ストラップ120の磁気特徴部(例えば、磁石)と一時的に結合するように構成された鉄要素を含むことができる。
【0028】
一態様では、デバイスケース本体110が、磁気特徴部116の第1のセットを含み、この第1のセットが、デバイスケース本体110の第1の領域内に配置された磁気特徴部の第1のサブセットと、デバイスケース本体110の第2の領域内に配置された磁気特徴部の第2のサブセットとを含む。磁気特徴部の第1のサブセットは、ストラップ120の磁気特徴部の第3のサブセットに一時的に結合するように構成することができ、磁気特徴部の第2のサブセットは、ストラップ120の磁気特徴部の第4のサブセットに一時的に結合するように構成することができる。
【0029】
例えば、デバイスケース本体110は、上部領域と、(例えば、デバイスケース本体110が直立位置にある状態で)上部領域に隣接しかつその下に配置された下部領域とを規定するストラップレセプタクル112を含むことができる。デバイスケース本体110は、ストラップレセプタクル112のベース面に沿ってストラップレセプタクル112の上部領域に隣接して配置された第1の磁石と、ストラップレセプタクル112のベース面に沿ってストラップレセプタクル112の下部領域に隣接して配置された第1の磁気プレート(例えば、鋼プレート)とを含むことができる。
【0030】
4.ストラップ
デバイスケース100は、デバイスケース本体110に結合され、ユーザの指を一時的に受け入れるように構成されたループを形成するストラップ120を含む。ストラップ120は、デバイスケース本体110にしっかりと結合することができ、それにより、ユーザが指をループに挿入し、デバイスケース100を残りの指および/または手で把持することなく、デバイスケース100とデバイスケース100内に収容されたモバイルデバイスの両方を持ち運ぶことができる。通常、ストラップ120は、展開位置でユーザの指の周りに輪郭を描き(例えば、ユーザの指の周りにループを形成し)、格納位置でストラップレセプタクル112内に収まる(ストラップ120の外面がデバイスケース本体110の外面とほぼ同一平面上に位置する)ように構成することができる。ストラップ120は、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットと一時的に結合して、ストラップ120を展開位置からストラップレセプタクル112内の格納位置に駆動し、格納位置でストラップレセプタクル112内にストラップ120を保持するように構成された磁気特徴部126の第2のセットを含むことができる。
【0031】
一態様では、ストラップ120が、格納位置でストラップ120を平面的な姿勢に付勢して、展開位置でユーザの指の周りに輪郭を描くように構成された構造要素124のセットと、格納位置でストラップ120をストラップレセプタクル112内に保持するためにデバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットに一時的に結合するように構成された磁気特徴部126の第2のセットとを含むことができる。また、ストラップ120は、ストラップライナ128のセットを含み、このストラップライナのセットが、構造要素124のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットを覆い、ストラップ120の展開中にユーザの指に接触するように構成され、かつストラップ120をデバイスケース本体110に結合するように構成された結合特徴部122のセット(例えば、ウィングのセット)を含むことができる。
【0032】
ストラップ120は、格納位置でデバイスケース100のストラップレセプタクル112内に一時的に位置し、この格納位置から、ユーザがストラップ120に指を挿入してデバイスケース100およびデバイスケース100内に収容されたモバイルデバイスを支持できる展開位置へと移行し、ユーザがストラップ120にアクセスすることを望まなくなったときに展開位置から格納位置へ移行するように構成することができる。例えば、ユーザが(デバイスケース100内に収容されている)モバイルフォンをポケットに入れている間、デバイスケース100はストラップ120をストラップレセプタクル112内の格納位置で保持することができる。その後、ユーザが散歩中にポケットからモバイルフォンを取り出すとき、ユーザは、デバイスケース100の後面を指で押して、格納位置にあるストラップ120をストラップレセプタクル112から取り外し、展開位置にあるストラップ120によって形成されるループに指をスライドさせて通すことができる。ユーザは、モバイルデバイスが指にしっかりと結合されていることを確信しながら、ループに挿入された指を介してモバイルフォンを快適に携帯することができる。
【0033】
4.1 ストラップセクション
図1B図4B図5B図6B図8A図8Iに示すように、ストラップ120は、ループを形成するように構成することができ、それにより、ユーザは、ループに指を挿入して、デバイスケース100内に収容されたモバイルデバイスを支持および/または保持することができる。例えば、ストラップ120は、ループを形成するセクションのセットを含むことができ、最初のストラップセクションが最後のストラップセクションに結合することによりループを形成することができる。
【0034】
一態様では、ストラップ120は、ストラップ120が展開位置にあるときにデバイスケース本体110から外側に湾曲する第1のセクションと、ストラップ120が展開位置にあるときにデバイスケース本体110とほぼ平行な(例えば、湾曲した端部を有する)第2のセクションと、ストラップ120が展開位置にあるときにデバイスケース本体110に向けて内側に湾曲する第3のセクションとを含むことができる。この態様では、ストラップ120が、ストラップ120に結合され(例えば、ストラップ120の第1および第3のセクションから延び)、ストラップ120をデバイスケース本体110に結合するように構成された結合特徴部122のセットを含むことができる。
【0035】
別の態様では、ストラップ120が、ストラップ120が展開位置にあるときにデバイスケース本体110から外側に湾曲する第1のセクションと、ストラップ120が展開位置にあるときにデバイスケース本体110とほぼ平行な(例えば、湾曲した端部を有する)第2のセクションと、ストラップ120が展開位置にあるときにデバイスケース本体110に向けて内側に湾曲する第3のセクションとを含むことができる。この態様では、ストラップ120が、第4のセクション(または「ベースセクション」)も含み、この第4のセクションが、ストラップレセプタクル112のベース面に平行でありかつ/またはベース面に結合され、かつ第1のストラップセクションに結合される。
【0036】
一態様では、ストラップ120が、ループのセクションの間にヒンジのセットを含むことができる。例えば、ストラップ120は、ループの第1のセクションとループの第2のセクションとの間の第1のヒンジと、ループの第2のセクションとループの第3のセクションとの間の第2のヒンジと、ループの第3のセクションとループの第4のセクションとの間の第3のヒンジとを含むことができる。別の例では、ストラップ120が、ループの第2のセクションと第3のセクションとの間の第1のヒンジと、ループの第3のセクションと第4セクションとの間の第2ヒンジとを含むことができる。この例では、ストラップ120が、ループがユーザの指によりぴったりとフィットするように、ループの第1のセクションと第2のセクションとの間にヒンジを含まず、一方で、第2のセクションと第3のセクションとの間のヒンジおよび第3のセクションと第4セクションとの間のヒンジが、ループが開いた位置と格納位置との間で移行するのを容易にする。
【0037】
一態様では、ストラップ120を、展開位置でユーザの指の周りに輪郭を描くように構成することができ、ストラップ120とユーザの指との間に隙間が存在しない(または隙間が最小限となる)ように、ストラップ120がユーザの指の周りにループを形成することができる。このため、この態様では、ストラップ120が、ストラップ120のセクション間に延びる補強材124(例えば、可撓性プラスチック、布地)のセットを含むことができ、それにより、セクション間のそれらの接続部がユーザの指に対して曲がり、かつ/または輪郭を描くようになっている。例えば、ストラップ120は、ループのセクションに跨って延びる単一の補強材を含むことができる。この例では、単一の補強材が、ストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットを収容するように構成されたカットアウトのセット(例えば、第1のセクションの第1のカットアウト、第2のセクションの第2のカットアウト、および第3のセクションの第3のカットアウト)を含むことができる。
【0038】
4.2 ストラップの磁気特徴部
ストラップ120は、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットに結合するように構成された磁気特徴部126の第2のセットを含む。ストラップ120のセクションは、磁気特徴部126の第2のセットにおいて、磁気特徴部のサブセットを含むように構成することができ、ストラップ120が格納位置にあるときにデバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットとストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットとの間の結合を可能にする特定の配置で、磁気特徴部126の第2のセットがストラップ120内で分散配置される。
【0039】
一態様では、ストラップ120が、ストラップ120内に配置され、デバイスケース本体110の第1の磁気特徴部(例えば、磁石、磁気プレート、鉄要素)に結合するように構成された第2の磁気特徴部(例えば、磁石、磁気プレート、鉄要素)を含むことができる。例えば、ストラップ120は、格納位置においてデバイスケース本体110の第1の磁気特徴部の上に位置するように構成されたストラップ120のセクション(例えば、第2のストラップセクション)内に配置された磁石を含むことができ、それにより、第2の磁気特徴部が第1の磁気特徴部と結合してストラップ120をストラップレセプタクル112内に保持することができる。
【0040】
別の態様では、ストラップ120が、第1のストラップセクションに配置された磁気特徴部の第1のサブセットと、第2のストラップセクションに配置された磁気特徴部の第2のサブセットと、第3のストラップセクションに配置された磁気特徴部の第3のサブセットとを含む。磁気特徴部126の第2のセットにおける、磁気特徴部のそれらサブセットの各々は、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットにおける、磁気特徴部に結合するように構成することができる。例えば、ストラップ120は、第1のストラップセクション内に配置された第1の磁石と、第2のストラップセクション内に配置された鋼プレートと、第3のストラップセクション内に配置された第2の磁石とを含むことができる。別の例では、ストラップ120が、第1のストラップセクション内に配置された第1の磁石であって、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットにおける第1の磁気特徴部と一時的に結合するように構成された第1の磁石と、第2のストラップセクション内に配置された第2の磁石であって、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットにおける第2の磁気特徴部と一時的に結合するように構成された第2の磁石とを含むことができる。さらに、この例では、ストラップ120が、第3のストラップセクション内に配置された磁気特徴部(例えば、磁石、磁気プレート、鉄要素)であって、格納位置において第2のストラップセクション内に配置された第2の磁石およびデバイスケース本体110の第2の磁気特徴部の両方に一時的に結合するように構成された磁気特徴部を含むことができる。
【0041】
4.3 ストラップスタック
図4A図4B図13A図13Bに示すように、各ストラップセクションは、ストラップレセプタクル内の格納位置でストラップスタックを形成する複数の層を含むことができる。特に、格納位置では、スタックが、デバイスケース本体110のストラップレセプタクル112の深さとほぼ同等の(例えば、5ミクロン以内の)高さを規定することができ、その結果、ストラップ120の外面が(例えば、デバイスケース本体110の外側布製ライナの外面によって規定される)デバイスケース本体110の外面とほぼ面一に(例えば、10ミクロン以内)に位置するようになっている。例えば、ストラップ120が格納位置にあるとき、第1のストラップセクションの層(例えば、ストラップライナ128および補強材124を含む)は、第1のストラップセクションによって占められるストラップレセプタクル112の深さに近似する高さを達成するように積み重なり、第2のストラップセクションの層(例えば、ストラップライナ128、補強材124、および補強材124に埋め込まれた磁気特徴部116を含む)および第3のストラップセクションの層(例えば、ストラップライナ128を含む)も同様に、第2および第3のストラップセクションによって占有されるストラップレセプタクル112の深さに近似する高さを達成するように積み重なる。
【0042】
一態様では、デバイスケース本体110が、布製ライナのセットを含むことができ、それによってデバイスケース本体110の厚さを拡大することができる。この態様では、ストラップ120が、ストラップレセプタクル112のベース面から外側テキスタイルライナの外面までほぼ延びる(格納位置における)高さを規定することができる。例えば、デバイスケース本体110は、全体の厚さ(例えば、2.0ミリメートル~3.2ミリメートル)を規定することができ、内側ライナの厚さを規定する内側テキスタイルライナ(例えば、0.2ミリメートル~0.3ミリメートル)と、ハウジングの厚さ(例えば、1.5ミリメートル~2.5ミリメートル)を規定するポリマーハウジングと、外側テキスタイルの厚さ(例えば、0.2ミリメートル~0.3ミリメートル)を規定する外側テキスタイルライナとを含むことができる。このため、この例では、ストラップ120が、ストラップレセプタクル112のベース面と外側テキスタイルライナの外面との間の距離(例えば、ストラップレセプタクル112の深さに外側テキスタイルライナの厚さを加えたもの)に近似する(格納位置における)高さを規定することができる。
【0043】
4.3.1 構造要素
ストラップ120のセグメントは、プラスチック(例えば、ナイロンシート)、バネ鋼(例えば、シムストック)または硬い生地(例えば、ナイロンラミネートツイル)などの薄くて硬い材料で形成された構造要素124(または「補強材」)のセットも含むことができる。特に、これらの補強材は、ストラップ120によって形成されるループの剛性を高め、それによりユーザがループ内に指をスライドさせるときにループがねじれるのを防ぎ、かつストラップ120のそれらの対応するセグメントを(例えば、格納位置において)平坦な平面的な配置に付勢することができる。一態様では、ストラップ120が、展開位置(例えば、ループ形状)および格納位置(例えば、デバイスケース本体110のストラップレセプタクル112内に平らに置かれる)の両方において容易に操作可能であり、展開位置においてユーザの指に沿って輪郭を描くことができるように、補強材124のセットを柔軟な材料(例えば、柔軟なプラスチック、布地)で形成することができる。磁気特徴部126の第2のセットは、補強材124のセット内に配置する(例えば、同一平面上に配置する、内部に埋め込む)ことができる。代替的には、磁気特徴部126の第2のセットは、ストラップ120内の補強材124のセットの上方または下方に位置することができる。
【0044】
一態様では、ストラップ120のセクション(例えば、第1のセクション、第2のセクションおよび第3のセクション)がそれぞれ、補強材124のセットにおいて個別の補強材を含むことができ、個別の補強材は、ストラップ120のセクション間に延在しないものとなっている。例えば、ストラップ120は、第1のストラップセクションを規定することができ、この第1のストラップセクションが、中心部に第1のカットアウト(例えば、円形、矩形)を規定する第1の矩形プラスチック補強材であって、第1のカットアウトおよび第1の矩形プラスチック補強材が第1の領域を規定する、第1の矩形プラスチック補強材と、第1の矩形プラスチック補強材の第1のカットアウト内に収まるように構成された第1の磁石とを含む。ストラップは、第2のストラップセクションも規定することができ、この第2のストラップセクションが、中心部に第2のカットアウトを規定する第2の矩形プラスチック補強材であって、第2のカットアウトおよび第2の矩形プラスチック補強材が第1の領域に近似する第2の領域を規定する、第2の矩形プラスチック補強材と、第2の矩形プラスチック補強材の第2のカットアウト内に収まるように構成された第1の鋼プレートとを含む。ストラップ120は、第3のストラップセクションをさらに規定することができ、この第3のストラップセクションが、中心部に第3のカットアウトを規定する第3の矩形プラスチック補強材であって、第3のカットアウトおよび第3の矩形プラスチック補強材が第1および第2の領域に近似する第3の領域を規定する、第3の矩形プラスチック補強材と、第3の矩形プラスチック補強材の第3のカットアウト内に収まるように構成された第2の円形磁石とを含む。
【0045】
別の態様では、ストラップセクションが、隣接するストラップセクションの間に延びる単一の連続する補強材を含むことができる。単一の連続する補強材は、ループがユーザの指に沿って輪郭を描くように、柔軟な材料で形成することができる。例えば、ストラップ120は、第1のストラップセクションおよび第2のストラップセクションの間に延び、第1のストラップセクション内に位置するように構成された第1のカットアウトを規定し、かつ第2のストラップセクション内に位置するように構成された第2のカットアウトを規定する、第1の補強材を含むことができる。この例では、第1のストラップセクションが、第1の補強材の第1のカットアウト内に位置する第1の磁気要素を含むことができる。第2のストラップセクションは、第1の補強材の第2のカットアウト内に位置する磁気プレートを含むことができる。この例では、ストラップ120が第2および第3のストラップセクションの間のヒンジを規定するように、ストラップ120が、第3のストラップセクション内に、(第1の補強材から切り離された)第2の補強材を含むこともできる。すなわち、第1のストラップセクションおよび第2のストラップセクションは、それらストラップセクションの間にヒンジ無しで、第1の補強材を介して接続された連続的なストラップセクションを形成する。このため、ユーザが展開位置にあるストラップ120から指を離し、第1のストラップセクション内の第1の磁気要素がデバイスケース本体110内の対応する磁気要素に磁気的に結合すると、単一の連続する補強材が、第2のストラップセクション120(および第2のストラップセクション内の磁気プレート)をデバイスケース本体110およびデバイスケース本体110の対応する磁気要素に向けてさらに駆動する。
【0046】
別の例では、図3図4A図4B図13A図13Bに示すように、ストラップ120が、第1のストラップセクションと第2のストラップセクションとの間に延びる補強材を含むことができる。この例では、ストラップ120が、補強材内および第2のストラップセクション内に埋め込まれた第2の磁気特徴部126(例えば、磁石、磁気プレート、鉄要素)を含むことができる。この例では、第2のストラップセクションが、格納位置において、ストラップレセプタクル112内で、第3のストラップセクションの上に位置して(例えば、第3のストラップセクションが第2のストラップセクションの下で内側に折り畳まれて)、デバイスケース本体110の第1の磁気特徴部116に結合するように構成されることができる。このため、第1および第2のストラップセクションの間に延びる単一の補強材を含むことによって、第1および第2のストラップセクションは、格納位置においてストラップレセプタクル112内で平面的な姿勢で位置するように構成されることができ、ストラップ120の第2の磁気特徴部126がデバイスケース本体110の第1の磁気特徴部116に結合し、第3のストラップセクション(補強材または磁気特徴部を除く)が第1の磁気特徴部116と第2の磁気特徴部126との間に配置されるようになっている。
【0047】
代替的には、一態様では、ストラップ120から補強材が除かれる。この態様では、ストラップ120が、補強材124のセットを含むことなく、ストラップ120の柔軟性および剛性を可能にするように構成された材料で形成することができる。例えば、ストラップ120は、互いに固着された一対の重みをかけた布地から形成することができる。この例では、ストラップ120から補強材を除くことによって、ストラップ120は、補強材を取り除くことによる厚さの減少により、ストラップ120内により大きな1または複数の磁気特徴部(例えば、より厚い磁石)を組み込むことができる。さらに、ストラップ120は、より柔軟性を示すことができ、よって、ストラップ120を指の周りに装着するユーザにとってより快適である可能性がある。
【0048】
4.3.2 ストラップライナのセット
ストラップ120は、「リビング」テキスタイルヒンジによって分離された剛性セグメントを有するループを形成するために、補強材124のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットを覆うストラップライナ128のセットも含むことができる。
【0049】
一態様では、ストラップライナ128のセットが、補強材124のセットの第1の表面にわたって配置された第1のストラップライナ128と、補強材124のセットの第1の表面とは反対側の第2の表面にわたって配置され、第1のストラップライナ128に結合された第2のストラップライナ128とを含むことができる。例えば、ストラップ120は、ストラップ120内にそれぞれ配置されてループのそれらセクションの剛性を高める可撓性プラスチック補強材のセット(例えば、ストラップ120のセクション間に延びる1つの可撓性プラスチック補強材、ストラップ120の第1、第2および第3のセグメントに配置された3つの可撓性プラスチック補強材)と、これらの補強材の内面にわたって配置され、ストラップ120が展開位置を占めるときにユーザの指に一時的に接触するように構成された第1の布地層と、第1の布地層とは反対側の補強材の上に配置され、第2の布地層と協働して補強材を取り囲む第2の布地層とを含むことができる。
【0050】
別の態様では、図13Aおよび図13Bに示すように、ストラップライナのセット128が、補強材124のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットを取り囲むように構成された単一のストラップライナ128を含むことができる。例えば、ストラップライナ128のセットは、第1のエッジと、(例えば、平らに置かれたときに)第1のエッジとは反対側の第2のエッジとを規定するストラップライナ128(例えば、テキスタイルまたは布製ライナ)を含むことができる。この態様では、補強材124(例えば、単一の補強材)のセットを、ストラップライナ128の第1のエッジと第2のエッジとの間に配置および位置合わせすることができる。その後、ストラップライナ128の第1のエッジおよび第2のエッジを、補強材124のセットの周りで内側に巻き付けることができる。次いで、ストラップライナ128の第1のエッジを、ストラップライナ128の第2のエッジに結合させることができる。
【0051】
4.4 ストラップの組み立て
上述したように、ストラップ120は、磁気特徴部126の第2のセット、補強材124のセット、およびストラップライナ128(例えば、布製ライナ)のセットを含むように構成されることができる。一態様では、(補強材124のセット内の対応するレセプタクル内に一体化または挿入された磁気特徴部126の第2のセットを含む)補強材124のセットを整列させることによってストラップ120を形成することができる。一態様では、第1のストラップライナ128(例えば、布製ライナ)を、整列した補強材124のセットの片側(例えば、補強材124のセットの下)に取り付けることができ、第2のストラップライナ128を反対側(例えば、補強材124のセットの上)に取り付けることができる。これら2つのストラップライナ128は、熱プレスを介して互いに固着することができ、よって補強材124のセット(および磁気特徴部126の第2のセット)を封入してストラップ120を形成することができる。追加的または代替的には、第1および第2のストラップライナ128を、それらのエッジに沿って、補強材の周囲で縫い合わせかつ/または接着剤で接着させることができる。あるいは、別の態様では、単一のストラップライナ128を、整列した補強材124のセットの第1の側(例えば、補強材124のセットの下)に取り付けることができる。単一のストラップライナ128の両エッジを、熱プレスによって(例えば、第1の側とは反対の補強材124のセットの第2の側で)互いに接着することができ、それにより、補強材124のセット(および磁気特徴部126の第2のセット)を封入してストラップ120を形成することができる。追加的または代替的には、この形態では、ストラップライナ128の両エッジを、補強材124のセットの周りで縫い合わせ、かつ/または接着剤で接着することができる。
【0052】
4.5 デバイスケースの取り付け
ストラップ120は、ストラップ120をデバイスケース本体110に結合するように構成された結合特徴部122のセットを含むことができる。
【0053】
一態様では、図13A図13B図14Aに示すように、ストラップ120が、ストラップ120をデバイスケース本体110に結合するように構成されたウィングのセットを含む。この態様では、デバイスケース本体110が、ウィングのセットを受け入れるように構成されたストラップレセプタクル112の両エッジに近接する開口113のセットを規定することができる。ウィングのセットは、開口113のセットを通って挿入され、デバイスケース本体110の内面に結合して、ストラップ120をデバイスケース110に取り付けるように構成することができる。
【0054】
例えば、デバイスケース本体110は、ストラップレセプタクル112の第1の領域(例えば、上部領域)に配置され、デバイスケース本体110の内面と外面との間に延在する第1の開口と、ストラップレセプタクル112の第2の領域(例えば、下部領域)に配置され、デバイスケース本体110の内面と外面との間に延在する第2の開口と、デバイスケース本体110の内面に配置された凹部とを含む開口113のセットを規定することができる。ストラップ120は、ストラップ120のエッジから延びるウィングのセットを含むことができ、ウィングのセットが、開口113のセットを通って凹部内に位置し、ストラップ120をデバイスケース本体110に結合するように構成されている。具体的には、ストラップ120は、第1のストラップセクションから延び(例えば、連続し、結合し、切れ目なく)、第1の開口を通って凹部の第1の領域(例えば、上部領域)内に位置するように構成された第1のウィングと、第3のストラップセクションから延び、第2の開口を通って凹部の第2の領域(例えば、下部領域)内に位置するように構成された第2のウィングとを含むことができる。そして、第1および第2のウィングは、デバイスケース本体110の内面の凹部の表面および/または互いに固着され、それによりストラップ120をデバイスケース本体110に結合することができる。
【0055】
別の例では、ストラップ120が、2つのウィングのセットを含むことができ、各ウィングが、第4のストラップセクションの両エッジ(例えば、垂直エッジ)から延びる。デバイスケース本体110は、2つの開口のセットを含むことができ、各開口が、ストラップレセプタクル112の両エッジに隣接して位置し、ストラップ120のウィングを受けるように構成されている。デバイスケース本体110の内面は、ウィングのセットを受け入れて保持するように構成された凹部のセットも含むことができ、それにより各ウィングがデバイスケース本体110の内面と面一に位置するようになっている。2つのウィングの各々は、デバイスケース本体110の内面に結合するように構成されたウィングの内面に塗布された接着剤層を含むことができる。この例では、(ストラップ120の第4のセクションから横方向に延びる)2つのウィングのセットが、デバイスケース本体110 120の外面からデバイスケース本体110のキャビティに向けて2つの開口のセットを通して挿入され、デバイスケース本体110の内面の凹部のセット内に配置され、その後、2つのウィングの各々の内面に塗布された接着剤層によって(例えば、凹部のセット内の)デバイスケース本体110の内面に接着されることができる。このため、(デバイスケース本体110の外面とは対照的に)デバイスケース本体110の内面にウィングを接着することによって、ストラップ120は、引張強度が増加し、ストラップ120 120をデバイスケース本体110により確実に保持することができる。
【0056】
さらに、デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の内面にわたって延びるテキスタイルライナを含むことができる。このテキスタイルライナは、ウィングのセットをデバイスケース本体110の内面に対して圧縮し、ウィングのセットの接着剤層をデバイスケース本体110の内面と剪断状態に維持することによって、ストラップ120の引張強度をさらに高めることができる。
【0057】
あるいは、別の態様では、ストラップ120を、デバイスケース本体110に取り付けるために、デバイスケース本体110の開口113のセット内に挿入するように構成することができる。この態様では、ストラップ120を、ストラップ120自体への接着のために、デバイスケース本体110の開口113のセットを介して挿入するように構成することができる。例えば、ストラップ120の第1の端部は、デバイスケース本体110の外面からデバイスケース本体110のキャビティに向けてデバイスケース本体110の第1の開口を介して挿入することができる。ストラップ120の第2の端部は、ストラップ120の第2の端部を介して、デバイスケース本体110の外面からデバイスケース本体110のキャビティに向けてデバイスケース本体110の第2の開口を介して挿入することができる。デバイスケース本体110内では、ストラップ120の第1端部および第2端部を互いに結合させることができる。ストラップ120をデバイスケース本体110内でそれ自体に結合することにより、ストラップ120およびデバイスケース本体110は協働して、より大きな結合面を介してストラップ120をデバイスケース本体110に結合することができ、それによりストラップ120とデバイスケース本体110との間の破損点を最小化することができる。したがって、ストラップ120を、より確実にデバイスケース本体110に取り付けることができる。
【0058】
5.磁気ロック
デバイスケース100は、磁気特徴部116の第1のセットを含むデバイスケース本体110と、磁気特徴部126の第2のセットを含むストラップ120とを含むことができる。磁気特徴部126の第2のセットは、磁気特徴部116の第1のセットに一時的に結合して、ストラップ120をデバイスケース本体110のストラップレセプタクル112内の格納位置に保持するように構成することができる。このため、デバイスケース本体110とストラップ120の両方のそれら磁気特徴部は、ユーザがストラップ120を積極的に展開していないときに、ストラップ120をストラップレセプタクル112内に保持するように協働することができる。磁気特徴部116の第1のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットは、磁気プレート(例えば、鋼プレート)、ネオジム磁石、セラミック磁石、フェライト磁石、電磁石、鉄要素、相関磁石などの磁気特徴部を含むことができる。磁気特徴部116の第1のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットは、様々なタイプの磁気特徴部の任意の組合せを含むことができる。
【0059】
一態様では、ストラップ120が、格納位置に対応するデフォルト位置を規定することができる。この態様では、ユーザがストラップ120を展開位置に物理的に維持していないときにストラップ120が自動的に格納位置のストラップレセプタクル112内に収まるように、デバイスケース本体110およびストラップ120が、磁気特徴部116の第1のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットを含むように構成することができる。あるいは、別の態様では、デバイスケース本体110が、展開位置に対応するデフォルト位置を規定することができる。この態様では、ユーザがストラップ120を展開位置に物理的に維持していないときでもストラップ120が展開位置に留まるように、デバイスケース本体110およびストラップ120が、磁気特徴部116の第1のセットおよび磁気特徴部126の第2のセットを含むように構成することができる。
【0060】
一態様では、デバイスケース本体110が、ストラップレセプタクル112のベース面の下部領域にわたって延びる磁気特徴部116を含む。この態様では、ストラップ120が、ストラップレセプタクル112のベース面の下部領域と一時的に整列するように構成されたストラップ120のセクションに配置された磁気特徴部126を含み、それにより、ストラップ120の磁気特徴部126がデバイスケース本体110の磁気特徴部116に一時的に結合するように構成されている。ストラップ120のこの単一の磁気特徴部126は、デバイスケース本体110の単一の磁気特徴部116に一時的に結合して、ストラップ120を格納位置でストラップレセプタクル112内に保持するように構成することができる。しかしながら、ユーザは、デバイスケース本体110の磁気特徴部116とストラップ120の磁気特徴部126との間の磁力に打ち勝つことによって、格納位置から展開位置に展開するためにストラップ120に迅速かつ容易にアクセスすることができる。代替的には、別の態様では、デバイスケース本体110が、複数の磁気特徴部116(例えば、2つの磁石、磁石と鋼プレート、2つの磁石と鋼プレート)を含むことができ、デバイスケース本体110 116の各磁気特徴部116が、ストラップ120の磁気特徴部126に結合するように構成される。
【0061】
5.1 磁気ロック:ストラップの展開
ユーザは、磁気特徴部126の第2のセットと磁気特徴部116の第1のセットとの間の磁気吸引力を超える力をストラップ120および/またはデバイスケース本体110に加えて、ストラップ120とデバイスケース本体110のそれら磁気特徴部を分離することによって、ストラップ120をストラップレセプタクル112から取り外すことができる。例えば、ユーザは、デバイスケース本体110のストラップレセプタクル112内に指を挿入し、ストラップ120をストラップレセプタクル112から上方に持ち上げることができる。別の例では、ユーザは、ストラップ120の底部(例えば、第3のストラップセクション)に力を加え、デバイスケース本体110に沿って指を上方に押し上げることにより、ストラップ120を展開位置に展開させることができる。
【0062】
一態様では、デバイスケース本体110が、ユーザがストラップ120にアクセスして格納位置から展開位置まで開くことができるように構成された、ストラップレセプタクル112のエッジに沿った窪み119を含むことができる。例えば、デバイスケース本体110は、ストラップレセプタクル112のエッジに隣接する窪み119を含むことができ、窪み119に隣接するストラップ120のエッジが窪み119の内面の上に位置するようになっている。この例では、ユーザが、指を窪み119に滑り込ませて、ストラップ120の下に入れることができる。次に、ユーザは、指をデバイスケース本体110から外側に持ち上げて、ストラップ120を格納位置から展開位置に展開させることができる。
【0063】
別の態様では、デバイスケース本体110が、ストラップレセプタクル112内に延びる隆起部を含むことができ、ストラップ120が、隆起部と同一平面上でストラップレセプタクル112内に位置し(例えば、ストラップ120の内面が隆起部と同一平面上に位置し)、ストラップレセプタクル112内で落ち込まないようになっている。例えば、デバイスケース本体110は、隆起部を含むことができ、この隆起部が、ストラップレセプタクル112内に延び、ストラップレセプタクル112の幅よりも狭い幅を規定し、かつストラップレセプタクル112の高さよりも低い高さを規定することができる。隆起部の外面(格納位置でストラップ120の内面に一時的に接触する隆起部の外面)は、デバイスケース本体110の外面と同一平面上に位置するように構成することができ、それにより、ストラップ120が格納位置で隆起部の外面およびデバイスケース本体110の外面の両方と同一平面上に位置するようになっている。
【0064】
別の態様では、図3図14A図15に示すように、デバイスケース本体110が、格納位置にストラップ120を収容するように構成されたストラップレセプタクル112を含むことができ、このストラップレセプタクルが、デバイスケース本体110の外面からの第1の深さを規定するベース層と、ベース層から隆起してデバイスケース本体110の外面からの第2の深さを規定する隆起層とを含み、第2の深さがベース層の第1の深さよりも小さくなっている。隆起層は、その第2の深さが、格納位置にあるストラップ120の高さとほぼ同等(例えば、2ミリメートル以内)であり、ストラップ120が格納位置にあるときに隆起層およびデバイスケース本体110の外面と同一平面上に位置するように構成されている。隆起層は、格納位置にあるストラップ120に隣接する二次開口118のセットを含むことができる。さらに、デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の外面にわたって延びるテキスタイルライナ(例えば、弾性テキスタイルライナ)を含むことができ、それにより、ストラップ120が格納位置を占め、二次開口118のセットが覆われているときに、外面が、その全幅および全高にわたって連続的に見えるようになっている。この態様では、ストラップ120を、ベース層の上方で、隆起層と同一平面上に位置するように構成することができ、それにより、ユーザが、二次開口118と整列したテキスタイルライナの領域を指で押して、ストラップ120のエッジの下に指を滑り込ませ、格納位置から展開位置に展開するために下からストラップ120にアクセスできるようになっている。このため、ユーザは、二次開口118のセットを活用して、一本の指でストラップ120のいずれかの側からストラップ120を展開させることができる。
【0065】
例えば、デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の幅よりも小さい幅(例えば、1.8インチ~2.5インチ)およびデバイスケース本体110の高さよりも小さい高さ(例えば、1.5~2.5インチ)を規定するストラップレセプタクル112を含むことができる。ストラップレセプタクル112は、デバイスケース本体110の外面からの第1の深さを規定するベース層と、第1の深さよりも小さい第2の深さを規定する隆起層とを含むことができ、隆起層がベース層とデバイスケース110の外面との間に配置されるようになっている。この例では、隆起層は、隆起層の第1の側に配置された第1の二次開口118と、ストラップ120とは反対側の隆起層の第2の側に配置された第2の二次開口118と、第1および第2の二次開口118の間に延び、ストラップ120を受け入れるように構成されたブリッジ(または「ストラップ受け入れセクション」)とを含むことができる。このため、隆起層(ブリッジを含む)は、格納位置において、ストラップ120をベース層およびデバイスケース本体110の外面と面一に置くように構成されている。
【0066】
さらに、この例では、(ストラップ120が格納位置にあるときに)ストラップ120の第1のエッジが隆起層の第1の二次開口118の上に延び、ストラップ120の第2のエッジが隆起層の第2の二次開口118の上に延びるように、ブリッジが、ストラップ120の幅よりも小さい幅を規定することができる。このため、ユーザは、指の位置を第1の二次開口118に合わせて、下方に押すことにより第1の二次開口118を介してストラップレセプタクル112のベース層に向けて、(デバイスケース本体110の外面にわたって延びる)テキスタイルライナを圧縮することができる。その後、ユーザは、(第1の二次開口118の上に延びる)ストラップ120の第1のエッジの下に指を滑り込ませ、指を持ち上げてストラップ120を格納位置から展開位置へ持ち上げることができる。同様に、ユーザは、第2の二次開口118を下方に圧縮し、ストラップ120の第2のエッジの下に指を滑り込ませることによって、ストラップ120の反対側からストラップ120を展開することができる。このため、隆起層とベース層の深さの違いにより、ユーザは、1本の指でストラップ120のいずれかの側の下方からストラップ120にアクセスすることができる。
【0067】
この例では、デバイスケース本体110の外面にわたって延びるテキスタイルライナを弾性材料で形成することができ、これをユーザが圧縮することができる。さらに、テキスタイルライナにかかる力(例えば、下向きの力)が取り除かれると(例えば、ユーザがテキスタイルライナを下向きに押すのを止めると)、テキスタイルライナは、デバイスケース本体110の外面と面一の元の形状に戻ることができる。
【0068】
前の例では、隆起層の第1および第2の二次開口118によって形成されるブリッジは、ブリッジを第1のセクションと第2のセクションとに分割するギャップを含むことができる。ブリッジを2つの別個のセクションに分割することによって、このギャップを介してストラップ120を挿入することができ、それによりストラップ120をデバイスケース本体110に固定することができる。特に、ストラップレセプタクル112の隆起層は、ブリッジの真上にあるストラップレセプタクル112の上部分の近位に、ストラップ120の第1の端部を受け入れるように構成された開口を含むことができる。ブリッジは、ストラップ120の第2の端部を受け入れるように構成され、ブリッジの上方で開口部から設定された距離に位置するギャップ(すなわち、開口)を含むことができる。ストラップ120の第1の端部は、開口を介して挿入することができ、ストラップ120の第2の端部は、ブリッジのギャップを介して挿入して、ブリッジの下に通し、ストラップ120の第1の端部に結合することができる。その後、ストラップ120の第1および第2の端部を結合することにより、ストラップ120をデバイスケース本体110に固定することができる。
【0069】
さらに、この態様では、ユーザは、(例えば、磁気特徴部116の第1のセットと磁気特徴部126の第2のセットとの間の磁力を克服するために)ストラップ120の底部に力を加えて、デバイスケース本体110に沿って指を上に押し上げることによって、ストラップ120の底部からストラップ120にさらにアクセスすることができる。代替的には、デバイスケース本体110は、格納位置にあるストラップ120の底部に近接する隆起層に窪み119を含むことができ、ユーザは、指の先端を窪み119に挿入してデバイスケース本体110に沿って上方に押すことによりストラップ120を展開位置に開くことができる。このように、ユーザは、(例えば、片手または両手で)ストラップ120の底部と、(例えば、1本の指で)ストラップ120の側部の両方から、ストラップ120にアクセスすることができる。
【0070】
5.2 磁気ロック:ストラップの復帰
磁気特徴部126の第2のセットは、展開位置にあるストラップ120によって形成されたループからユーザが指を外したときに、ストラップ120を展開位置から格納位置に(自動的に)駆動するために、磁気特徴部116の第1のセットに一時的に結合するように構成され得る。例えば、ユーザがストラップ120のループから指を離すと、ストラップ120は自動的に格納位置(ストラップ120の外面がデバイスケース本体110の外面とほぼ面一の状態)に戻り、その結果、ユーザは、ストラップ120がポケットに引っ掛かることなく、かつ/またデバイスケース本体110から突き出ることなく、ポケットに自分のモバイルフォンを入れることができる。
【0071】
上述したようにストラップレセプタクル112が二次開口118のセットを含む一態様では、デバイスケース本体110が、隆起層のブリッジの真下に配置された磁気特徴部116を含むことができる。この態様では、デバイスケース本体110が、ブリッジを収容するために単一の磁気特徴部116を含むことができる。この単一の磁気特徴部116は、ストラップ120が格納位置を占めるときに磁気特徴部116と整列するように構成されたストラップ120のセクションに配置された磁気特徴部126と一時的に結合するように構成することができる。
【0072】
別の態様では、デバイスケース本体110が、ストラップレセプタクル112のベース面の上部領域にわたって延びる第1の磁気特徴部116と、ストラップレセプタクル112のベース面の下部領域にわたって延びる第2の磁気特徴部116とを含むことができる。この態様では、ストラップ120は、第1のストラップセクションに配置され、デバイスケース本体110の第1の磁気特徴部116と一時的に結合するように構成された第1の磁気特徴部126と、第2のストラップセクションに配置された第2の磁気特徴部126と、第3のストラップセクションに配置され、ストラップ120の第2の磁気特徴部126とデバイスケース本体110の第2の磁気特徴部126の双方に一時的に結合するように構成された第3の磁気特徴部126とを含むことができる。
【0073】
例えば、デバイスケース本体110は、ストラップレセプタクル112のベース面の上部領域にわたって延びる第1の磁石と、ストラップレセプタクル112のベース面の下部領域にわたって延びる第1の鋼プレートとを含むことができる。ストラップ120は、第1のストラップセクションに配置され、デバイスケース本体110の第1の磁石に一時的に結合するように構成された第2の磁石と、第2のストラップセクションに配置された第2の鋼プレートと、第3のストラップセクションに配置され、ストラップ120の第2の鋼プレートおよびデバイスケース本体110の第1の鋼プレートの両方に一時的に結合するように構成された第3の磁石とを含むことができる。この例では、ユーザがストラップ120のループから指を離すと、デバイスケース本体110の第1および第2の磁石とストラップ120との間の磁力がそれぞれ、第1のストラップセクションをデバイスケース本体110のストラップレセプタクル112に向けて駆動する。第1のストラップセクションがストラップレセプタクル112に向けて内側に引っ張られると、第2および第3のストラップセクションもストラップレセプタクル112に向けて近付くように駆動され、それによりデバイスケース本体110の第1の鋼プレートとストラップ120の第3の磁石との間の磁力が増加する。その磁力が増加すると、ストラップ120の第3の磁石がデバイスケース本体110の第1の鋼プレートと結合するように、第3のストラップセクションが折り畳まれる。第2のストラップセクションは、ストラップ120の第2の鋼プレートと第3のストラップセクションの第3の磁石との間の引力によって、第3のセクションに向けて引き寄せられる。
【0074】
6.変形例:機械式ロック
一変形例では、図5A図5B図11A図12Kに示すように、デバイスケース100が、ストラップ120を格納位置に保持するように構成された機械式ロック特徴部のセットを含む。この変形例では、デバイスケース100が、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットおよびストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットの代わりに、機械式ロック特徴部のセットを含むことができる。概して、デバイスケース100は、ストラップレセプタクル112内に配置されたスナップ特徴部114の第1のセットを含むデバイスケース本体110と、デバイスケース本体110のスナップ特徴部114の第1のセットと協働してデバイスケース本体110のストラップレセプタクル112内にストラップ120を一時的に保持するように構成されたスナップ特徴部124の第2のセットを含むストラップ120とを含むことができる。この変形例では、ストラップ120によって形成されたループからユーザが指を外すと、デバイスケース本体110のスナップ特徴部114の第1のセットが、ストラップ120がブロッキングによって格納位置に自動的に戻るのを防止することができる。そのため、ストラップ120を格納位置に戻すために、ユーザは、ストラップ120をストラップレセプタクル112内に手動で押し込み(または「クリック」し)、スナップ特徴部124の第2のセットをスナップ特徴部114の第1のセットと係合させて、ストラップレセプタクル112内にストラップ120をロックすることができる。
【0075】
例えば、デバイスケース本体110は、ストラップレセプタクル112の(例えば、デバイスケース100によって規定される平面に対応する)第1の垂直エッジに隣接して配置された第1のスナップ特徴部114と、ストラップレセプタクル112の第1のエッジとは反対側の第2のエッジに隣接して配置された第2のスナップ特徴部114とを含むことができる。ストラップ120は、同様に、ストラップ120の第1のエッジに隣接して配置され、デバイスケース本体110の第1のスナップ特徴部114と一時的に整列するように構成された第3のスナップ特徴部124と、ストラップ120の第2のエッジに隣接して配置され、デバイスケース本体110の第2のスナップ特徴部114と一時的に整列するように構成された第4のスナップ特徴部124とを含むことができる。ユーザは、(例えば、それらスナップ特徴部に対応する領域で)ストラップ120をストラップレセプタクル112内に押し下げることができ、その結果、ストラップ120の第3および第4のスナップ特徴部124がデバイスケース本体110の第1および第2のスナップ特徴部114に係合し、それによりストラップ120を格納位置でストラップレセプタクル112内にロックすることができる。
【0076】
一変形例では、デバイスケース100が、デバイスケース本体110の磁気特徴部116の第1のセットおよびストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットと組み合わせて、機械式ロック特徴部のセットを含むことができる。
【0077】
7.変形例:デバイスケース+マウント
一変形例では、図6Aおよび図6Bに示すように、デバイスケース100が、2020年7月31日に出願された米国特許出願第16/945,687号(この引用によりその全体が援用されるものとする)に記載のマウントシステムに統合され、それにより、マウント(例えば、デスクマウント、カーマウント、バイクマウント、三脚マウントおよび/または財布マウント)のセットに結合するように構成することができる。
【0078】
この変形例では、デバイスケース本体110が、デバイスケース本体110に一体化され、矩形ボア132を規定するインサート130と、矩形ボア132の周りに配置され、マウントの磁気要素の第2のセットに一時的に結合するように構成された磁気要素134の第1のセットとを含むことができる。デバイスケース100は、デバイスケース100の外面上の矩形ボア132内にマウントのボスを保持するように構成することができ、ユーザは、自分のモバイルデバイスを特定の表面に取り付け、モバイルデバイスのディスプレイの表示および/または対話を継続するために、デバイスケース本体110内のモバイルデバイスをマウントに結合することができる。この変形例では、デバイスケース本体110の内面が滑らかで連続した表面を示すように、デバイスケース本体110が、矩形ボア132の上でデバイスケース本体110の内面に配置されたカバー層(例えば、マイラー層)も含むことができる。
【0079】
デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の第1の領域に配置されたインサート130と、デバイスケース本体110の第2の領域に配置されたストラップレセプタクル112とを含むことができ、それにより、ユーザは、展開位置でストラップ120のループに指を挿入することにより(デバイスケース100内に収容された)モバイルデバイスを支持および/または携帯し、ループから指を外してストラップ120を展開位置からストラップレセプタクル112内の格納位置に移行させ、ストラップ120によって妨げられることなく、モバイルデバイスをマウントに結合することができる。
【0080】
一態様では、デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の外面の中心部に近接してデバイスケース本体110の第1の領域に配置されたインサート130と、(例えば、デバイスケース100によって規定される平面内で)第1の領域の下の第2の領域に配置された(ストラップ120に結合された)ストラップレセプタクル112とを含むことができる。デバイスケース本体110の中心部に近接して(よってデバイスケース100の重心に近接して)インサート130を含むことにより、デバイスケース100は、この(ほぼ)重心でマウントに結合することができ、よってマウント上のトルクが限られたものとなり、それによりデバイスケース100およびデバイスケース100内に収容されたモバイルデバイスがマウント上でバランスをとることができる。
【0081】
別の態様では、デバイスケース本体110が、デバイスケース本体110内に収容されたモバイルデバイスの充電受信要素に近接してデバイスケース本体110の第1の領域に配置されたインサート130と、(例えば、デバイスケース100によって規定される平面内で)第1の領域の下の第2の領域に配置された(ストラップ120に結合された)ストラップレセプタクル112とを含むことができる。モバイルデバイスの充電受信要素に近接してインサート130を含むことにより、デバイスケース100は、デバイスケース100がマウントに結合されたときに充電受信要素を充電要素の閾値距離内に配置することによって、デバイスケース100に結合されたマウントの充電要素とモバイルデバイスの充電受信要素との間のより良好な無線電力伝送が可能になる。
【0082】
7.1 実施例:ストラップ+マウント
例えば、ユーザは、車で店に行くときに自分のモバイルフォンを車のマウントに置き、到着したらモバイルフォンを車のマウントから取り外し、ストラップ120を展開してモバイルフォンを安全かつ容易に保持しながら、モバイルフォンに保存した食料品リストのアイテムを購入および確認し、車で家に戻るときに、ストラップ120から指を離して(自動的にストラップ120をデバイスケース本体110のストラップレセプタクル112内の収納位置に戻して)モバイルフォンを車のマウントに戻すことができる。その後、寝る前に、ユーザは、ストラップ120を展開位置に展開してモバイルフォンから読み、ストラップ120から指を離して(ストラップ120を格納位置に戻して)、モバイルフォンを充電するように構成されたナイトスタンドのマウントにモバイルフォンを結合することができる。このため、ユーザは、ユーザにとって都合の良いときにストラップ120を展開して安全性と快適性を高めるとともに、(デバイスケース内に収容された)モバイルフォンを(例えば、ストラップ120が格納位置にある状態で)一連のマウント間で移行することができ、それらをすべて片手だけで操作することができる。
【0083】
8.デバイスケース:構成例
一例では、図1A図4B図13A図15に示すように、デバイスケース100が、デバイスケース本体110を含み、このデバイスケース本体が、モバイルデバイスを受け入れてデバイスケース本体110の内面に保持するように構成されたキャビティを規定し、デバイスケース本体110の外面上に配置されたストラップレセプタクル112を規定し、かつストラップレセプタクル112内に配置された第1の磁気特徴部(例えば、磁石、磁気プレート、鉄要素)を含む。デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の内面および外面にわたって延びる布製ライナ(例えば、内側および外側の布製ライナ)のセットを含むこともできる。
【0084】
この例では、デバイスケースが、ストラップ120を含み、このストラップが、デバイスケース本体110に結合され、格納位置でストラップレセプタクル112内に位置するように構成され、展開位置でユーザの指を受け入れるために内面とは反対側のデバイスケース本体110の外面から外側に延びるように構成され、かつ、格納位置においてストラップレセプタクル112内でストラップ120を平面的な態様に付勢するように構成された(ストラップ120の第1および第2のセクションの間に延びる)構造要素(例えば、可撓性プラスチック補強材)と、構造要素(例えば、第2のストラップセクション内)に埋め込まれた第2の磁気特徴部(例えば、磁石、磁気プレート、鉄要素)であって、デバイスケース本体110の第1の磁気特徴部に一時的に結合して、格納位置においてストラップレセプタクル112内でストラップ120を保持するように構成された第2の磁気特徴部と、構造要素および第2の磁気特徴部を取り囲むストラップライナ128(例えば、布製ライナ)とを含む。
【0085】
ストラップ120は、第1のストラップセクションから延び、第1のストラップセクションに垂直な第1のウィングと、第3のストラップセクションから延び、第3のストラップセクションに垂直な第2のウィングとを含む結合特徴部122のセットも含むことができる。このため、デバイスケース本体110は、結合特徴部122のセットを受け入れるように構成された開口113のセットを含むことができ、開口113のセットが、ストラップレセプタクル112の上部領域に配置された第1の開口と、ストラップレセプタクル112の下部領域に配置された第2の開口とを含む。デバイスケース本体110は、デバイスケース本体110の内面に(ストラップレセプタクル112の反対側に)配置され、ストラップ120をデバイスケース本体110に結合するために結合特徴部122のセットを受け入れるように構成された凹部も含むことができる。
【0086】
ストラップ120は、格納位置でストラップレセプタクル112内に位置するように構成され、第1のストラップセクションがストラップレセプタクル112の上部領域に位置し、第2および第3のストラップセクションがデバイスケース本体110の第1の磁気特徴部に隣接するストラップ120の下部領域に位置するようになっている。第2のストラップセクション(第2の磁気特徴部を含む)は、ストラップレセプタクル112の下部領域で第3のストラップセクションの上方に位置するように構成することができる。
【0087】
さらに、ストラップレセプタクル112は、格納位置でストラップ120を受け入れるように構成された(例えば、ストラップレセプタクル112の上部および下部領域に配置された)隆起層のセットを含むことができ、ストラップ120が、隆起層のセットの下のベース層の上に位置しながら、隆起層のセットと同じ高さに位置するようになっている。特に、ストラップレセプタクル112は、第1のストラップセクションを受け入れるように構成された第1の隆起層(例えば、ブリッジ)と、第2および第3のストラップセクションを受け入れるように構成され、デバイスケース本体110の第1の磁気特徴部を含む第2の隆起層とを含むことができる。
【0088】
ストラップレセプタクル112は、格納位置においてストラップ120のいずれかの側に隣接する二次開口118のセットをさらに規定することができる。特に、ストラップレセプタクル112は、格納位置においてストラップ120の第1の側に隣接して(かつその下方に延びるように)配置された第1の二次開口118と、格納位置において第1の側とは反対のストラップ120の第2の側に隣接して(かつその下方に延びるように)配置された第2の二次開口118とを含むことができる。このため、ユーザは、第1または第2の二次開口118の上に延びるデバイスケース本体110の外面(例えば、柔軟な布製ライナおよび/または薄いポリカーボネート材料を含む)を圧縮して、外面のこの部分を対応する二次開口118内に(ベース面に向けて)押し下げ、ベース面の上の隆起層のセット上に位置するストラップ120の下に指を滑り込ませることができる。
【0089】
この例では、デバイスケース本体110が、マウントの多角形ボスを受け入れるように構成された矩形ボア132を規定するインサートと、矩形ボア132の周りに第1のパターンで配置された磁気要素の第1のセット(例えば、4つの磁石)(例えば、矩形ボア132のコーナーに各々が隣接して配置された磁気要素)であって、デバイスケース本体110をマウントに一時的に結合するためにマウントの多角形ボスの周りに第2のパターンで配置された磁気要素の第2のセットに一時的に結合するように構成された磁気要素の第1のセットとをさらに含むことができる。この例では、インサートを、デバイスケース本体110の第1の領域に配置することができ、ストラップレセプタクル112を、デバイスケース本体110がモバイルデバイスによって規定される直立位置にあるときにデバイスケース本体110の第1の領域よりも下のデバイスケース本体110の第2の領域に配置することができる。
【0090】
9.変形例:アダプタ
一変形例では、図9A図10Jに示すように、ストラップ120が、任意のモバイルデバイス(例えば、スマートフォン、タブレット)、任意の汎用デバイスケース、および/または任意の汎用ハンドヘルド電子デバイスと一時的に結合および分離するように構成されたストラップアダプタを形成することができる。この変形例では、ストラップ120アダプタが、ストラップ120を一時的に収容するように構成されたストラップレセプタクル112を含むアダプタ本体と、アダプタ本体に結合されたストラップ120とを含むことができる。ストラップ120アダプタは、ストラップ120アダプタをモバイルデバイスおよび/またはモバイルデバイスケース100の表面に結合するように構成されたアダプタ本体の内面に塗布された接着コーティングを含むことができる。
【0091】
一態様では、ストラップ120アダプタが、アダプタ本体に一体化され、マウントに一時的に結合するように構成されたインサート130と、ストラップ120を一時的に収容するように構成されたストラップレセプタクル112と、アダプタ本体に結合され、展開位置と格納位置の間を移行するように構成されたストラップ120とを含む。例えば、ストラップ120アダプタは、矩形本体を規定することができ、この矩形本体が、矩形本体の外面の第1の領域に配置され、マウントの多角形ボスに結合するように構成されたインサート130と、ストラップレセプタクル112の外面の第2の領域に配置され、格納位置でストラップ120を一時的に収容するように構成されたストラップレセプタクル112とを含む。また、ストラップ120アダプタは、インサート130の周りに配置された磁気要素134の第1のセットであって、マウントの磁気要素の第2のセットと一時的に結合してマウントをストラップ120アダプタに向けて駆動する(例えば、マウントの多角形ボスをアダプタ本体のインサート130内に駆動する)とともに、多角形ボスをインサート130内に保持するように構成された磁気要素の第1のセットと、ストラップレセプタクル112のベース面にわたって配置された磁気特徴部116の第1のセットであって、ストラップ120の磁気特徴部126の第2のセットと一時的に結合してストラップ120をストラップレセプタクル112内に展開位置から格納位置に向けて駆動するとともに、ストラップ120をストラップレセプタクル112内に保持するように構成された磁気特徴部の第1のセットとをさらに含むことができる。ストラップ120アダプタは、アダプタ本体の外面と反対側の内面に接着剤コーティングを含むことができ、ユーザがこの内面から保護フィルムを剥がしてアダプタ本体の内面を自分のモバイルデバイス(例えば、スマートフォン)またはモバイルデバイスを収容するように構成されたケースに貼り付けることができるようになっている。
【0092】
10.変形例:キックスタンド
一変形例では、ストラップ120が、デバイスケース100のキックスタンドとして機能して、ユーザがモバイルデバイスを載せる面(例えば、テーブル、床)に対するデバイスケース100の姿勢(例えば、横向きまたは縦向き)を維持するように構成することができる。例えば、ユーザは、ストラップ120を展開位置に開いて、第3のストラップセクションを机の表面に当接させて、(デバイスケース100内に収容された)モバイルフォンを縦向きに維持することができる。別の例では、ユーザが、ストラップ120を展開位置に開いて、ストラップ120の側面(例えば、デバイスケース100の平面と直交する平面を規定する側面)を机の表面に当接させて、モバイルフォンを横向きに維持することができる。
【0093】
本明細書に記載のシステムおよび方法は、コンピュータ可読命令を格納するコンピュータ可読媒体を受け入れるように構成されたマシンとして少なくとも部分的に具現化および/または実施することができる。それら命令は、アプリケーション、アプレット、ホスト、サーバ、ネットワーク、ウェブサイト、通信サービス、通信インターフェース、ユーザコンピュータまたはモバイルデバイス、リストバンド、スマートフォンのハードウェア/ファームウェア/ソフトウェア要素、またはそれらの任意の適切な組合せと統合されたコンピュータ実行可能コンポーネントによって実行されることができる。実施形態の他のシステムおよび方法は、コンピュータ可読命令を格納するコンピュータ可読媒体を受け入れるように構成されたマシンとして少なくとも部分的に具現化および/または実施することができる。それら命令は、上述したタイプの装置およびネットワークと統合されたコンピュータ実行可能なコンポーネントによって実行されることができる。コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EEPROM、光学デバイス(CDまたはDVD)、ハードドライブ、フロッピードライブ、または任意の適切なデバイスなどの任意の適切なコンピュータ可読媒体に格納されることができる。コンピュータ実行可能なコンポーネントはプロセッサであり得るが、任意の適切な専用ハードウェアデバイスが(代替的または追加的に)それら命令を実行することができる。
【0094】
当業者であれば、上述した詳細な説明および図面および特許請求の範囲から認識されるように、以下の特許請求の範囲で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の実施形態に修正および変更を加えることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A-11K】
図12A-12K】
図13
図14
図15
図16
図17
【国際調査報告】