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特表2023-548868リモートでのリアルタイムゲーム入力集約
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-21
(54)【発明の名称】リモートでのリアルタイムゲーム入力集約
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/86 20140101AFI20231114BHJP
   A63F 13/30 20140101ALI20231114BHJP
   A63F 13/87 20140101ALI20231114BHJP
   A63F 13/5375 20140101ALI20231114BHJP
   H04N 21/234 20110101ALI20231114BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20231114BHJP
   H04L 67/131 20220101ALI20231114BHJP
【FI】
A63F13/86
A63F13/30
A63F13/87
A63F13/5375
H04N21/234
H04N21/258
H04L67/131
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023527044
(86)(22)【出願日】2020-11-05
(85)【翻訳文提出日】2023-06-27
(86)【国際出願番号】 US2020059019
(87)【国際公開番号】W WO2022098355
(87)【国際公開日】2022-05-12
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アーウィン,コリン
(72)【発明者】
【氏名】ハウスマン,レイチェル
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164FA22
5C164SB01P
5C164SC11P
5C164YA11
(57)【要約】
第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づくゲーミングコンテンツのリアルタイム表示に関連する、複数のリモートクライアントデバイスの各々を介して提供された提案されたゲーム入力に基づいて、集約されたゲーミングアクションを生成して表示するための技術およびシステムが提供される。示された請求に応答して、リアルタイム表示中に、複数のリモートクライアントデバイスに関連付けられた複数のそれぞれのリモートオーディエンスユーザから1つまたは複数の提案されたゲーム入力の表示が受信される。複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションが生成され、集約されたゲームアクションの表示は、リモートゲーミングデバイスに提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
第1のサーバが、複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するステップを備え、前記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、前記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、前記方法はさらに、
前記第1のサーバが、前記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するステップを備え、前記複数の提案されたゲーム入力は、前記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、前記方法はさらに、
前記第1のサーバが、前記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、リモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションを生成するステップと、
前記第1のサーバが、前記集約されたゲームアクションの表示を前記リモートゲーミングデバイスに提供するステップとを備える、方法。
【請求項2】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供するステップは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供するステップは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リモート入力集約アプリケーションは、インターフェイスオーバーレイの提示が前記ゲームコンテンツ上に現れるようにするように構成されており、前記インターフェイスオーバーレイを介して、提案されたゲーム入力が検索可能である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記リモート入力集約アプリケーションは、前記提案されたゲーム入力の1つまたは複数のクラスタを決定して、前記決定されたクラスタの各々の焦点を決定することによって、前記集約されたゲームアクションを生成するように構成されている、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記リモート入力集約アプリケーションは、前記提案されたゲーム入力をクラスタリングすること、前記提案されたゲーム入力に対してクラスタ選択を適用すること、および前記提案されたゲーム入力に対してクラスタ重心計算を適用することのうちの少なくとも1つによって、前記1つまたは複数のクラスタを決定するように構成されている、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートゲーミングデバイスから受信され、前記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記ゲーミングコンテンツは、第2のリモートサーバから受信されて、前記第2のリモートサーバ上で実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のクライアントデバイスでのリアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供するステップは、前記集約されたゲームアクションの表示を含むように前記ゲーミングコンテンツを修正するステップを含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記リモートゲーミングデバイスが、前記集約されたゲームアクションの前記表示に応答して、前記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するステップをさらに備える、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
方法であって、
ゲーミングデバイスが、リアルタイム表示のためにゲームアプリケーションによって生成されたゲーミングコンテンツを複数のリモートクライアントデバイスに配信することの一部として、第1のユーザと前記ゲーミングデバイスとの1つまたは複数の対話の表示を提供するステップと、
前記ゲーミングデバイスが、前記ゲーミングデバイスで実行されるリモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションの表示を受信するステップとを備え、前記集約されたゲームアクションは、前記複数のリモートクライアントデバイスに関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザによって提案される複数のゲーム入力に少なくとも部分的に基づいており、前記方法はさらに、
前記ゲーミングデバイスが、前記集約されたゲームアクションの前記表示に応答して、前記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するステップを備える、方法。
【請求項12】
前記第1のユーザへの前記ゲーミングコンテンツのリアルタイム表示のために、前記ゲームアプリケーションを実行するリモートサーバから前記ゲーミングコンテンツを受信するステップをさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記1つまたは複数のアクションを実行するステップは、まるで前記集約されたゲームアクションが前記第1のユーザによって実行されたかのように前記ゲームアプリケーションに関して前記集約されたゲームアクションを実行するステップを含む、請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
前記ゲーミングデバイス上で前記ゲームアプリケーションをローカルに実行することによって前記ゲーミングコンテンツを生成するステップをさらに含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のユーザからの要求に応答して前記リモート入力集約アプリケーションの実行を開始するステップをさらに備える、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記1つまたは複数のアクションを実行するステップは、前記集約されたゲームアクションを示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示するステップを含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示するステップをさらに備える、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
方法であって、
クライアントシステムが、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいて、リモートサーバから受信されたリアルタイムゲーミングコンテンツを表示するステップと、
前記クライアントシステムが、前記リアルタイムゲーミングコンテンツに関連する1つまたは複数の提案されたゲーム入力を、前記クライアントシステムに関連付けられたオーディエンスユーザから受信するステップとを備え、前記オーディエンスユーザは、前記第1のユーザとは異なっており、前記方法はさらに、
前記クライアントシステムが、前記1つまたは複数の提案されたゲーム入力の表示を前記リモートサーバに提供するステップを備える、方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数の提案されたゲーム入力を受信するステップは、前記クライアントシステムに通信可能に結合されたポインティングデバイスから少なくとも1つの入力を受信するステップを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数の提案されたゲーム入力は、前記ゲーミングコンテンツに関連する1つまたは複数のゲーミングアクションに関する前記関連付けられたオーディエンスユーザの請求に応答して受信され、前記請求は、前記ゲーミングコンテンツの前記表示中に前記リモートサーバによって提供される、請求項18または20に記載の方法。
【請求項21】
前記クライアントシステム上で実行されるリモート入力集約システムを介して前記請求の表示を受信するステップをさらに備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
システムであって、
複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するためのコンテンツストリーミングマネージャを備え、前記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、前記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、前記システムはさらに、
前記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するためのユーザ入力マネージャを備え、前記複数の提案されたゲーム入力は、前記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、前記システムはさらに、
前記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成し、前記集約されたゲームアクションの表示を前記リモートゲーミングデバイスに提供するための入力集約マネージャを備える、システム。
【請求項23】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記コンテンツストリーミングマネージャはさらに、前記ゲーミングコンテンツを前記リモートゲーミングデバイスから受信し、前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項22または23に記載のシステム。
【請求項25】
前記コンテンツストリーミングマネージャはさらに、前記ゲーミングコンテンツをリモートサーバから受信し、前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートサーバによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項22~24のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項26】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記集約されたゲームアクションの表示を含むように前記ゲーミングコンテンツを修正することを含む、請求項22~25のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項27】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の前記表示を提供することは、前記提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供することを含む、請求項22~26のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項28】
ストリーミングサーバであって、
ネットワークインターフェイスと、
1つまたは複数のプロセッサと、
一組の実行可能な命令を格納するメモリとを備え、前記一組の実行可能な命令は、
複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、前記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、前記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、前記一組の実行可能な命令はさらに、
前記ゲーミングコンテンツの前記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、前記複数の提案されたゲーム入力は、前記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、前記一組の実行可能な命令はさらに、
前記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、
前記集約されたゲームアクションの表示を前記リモートゲーミングデバイスに提供するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作する、ストリーミングサーバ。
【請求項29】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することを含む、請求項28に記載のストリーミングサーバ。
【請求項30】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することは、前記提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供することを含む、請求項29に記載のストリーミングサーバ。
【請求項31】
前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートゲーミングデバイスから受信され、前記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項28または30に記載のストリーミングサーバ。
【請求項32】
前記ゲーミングコンテンツは、リモートサーバから受信され、前記リモートサーバ上で実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項28~31のいずれか1項に記載のストリーミングサーバ。
【請求項33】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記集約されたゲームアクションの表示を含むように前記ゲーミングコンテンツを修正することを含む、請求項28~32のいずれか1項に記載のストリーミングサーバ。
【請求項34】
ゲーミングデバイスであって、
ネットワークインターフェイスと、
1つまたは複数のプロセッサと、
一組の実行可能な命令を格納するメモリとを備え、前記一組の実行可能な命令は、
リアルタイム表示のためにゲームアプリケーションによって生成されたゲーミングコンテンツを複数のリモートクライアントデバイスに配信することの一部として、第1のユーザと前記ゲーミングデバイスとの1つまたは複数の対話の表示を提供するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、
前記ゲーミングデバイスで実行されるリモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションの表示を受信するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、前記集約されたゲームアクションは、前記複数のリモートクライアントデバイスに関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザによって提案される複数のゲーム入力に少なくとも部分的に基づいており、前記一組の実行可能な命令はさらに、
前記集約されたゲームアクションの前記表示に応答して、前記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作する、ゲーミングデバイス。
【請求項35】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記ゲーミングデバイス上で前記ゲームアプリケーションをローカルに実行することによって前記ゲーミングコンテンツを生成する、請求項34に記載のゲーミングデバイス。
【請求項36】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記第1のユーザへの前記ゲーミングコンテンツのリアルタイム表示のために、前記ゲームアプリケーションを実行するリモートサーバから前記ゲーミングコンテンツを受信する、請求項34または35に記載のゲーミングデバイス。
【請求項37】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記第1のユーザからの要求に応答して前記リモート入力集約アプリケーションの実行を開始する、請求項34~36のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【請求項38】
前記1つまたは複数のアクションを実行することは、前記集約されたゲームアクションを示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示することを含む、請求項34~37のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【請求項39】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示する、請求項34~38のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【請求項40】
前記1つまたは複数のアクションを実行することは、まるで前記集約されたゲームアクションが前記第1のユーザによって実行されたかのように前記ゲームアプリケーションに関して前記集約されたゲームアクションを実行することを含む、請求項34~39のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
背景
ビデオゲームなどの対話型コンテンツの「ライブストリーミング」またはリアルタイム送信および表示は、ますます一般的になっている。一般的に言って、ゲーミングシステムまたはデバイスの1人のプレーヤユーザは、リアルタイムゲーミングコンテンツをブロードキャストするためのビデオストリーミングサービスを使用して複数のリモートオーディエンスユーザに当該ゲーミングコンテンツを提供することによってそれらのリモートオーディエンスユーザがゲーミングセッションを見ることを可能にすることができる。
【0002】
さまざまなシナリオにおいて、そのようなリモートオーディエンスユーザは、1つまたは複数のテキストインターフェイス要素を使用してプレーヤユーザまたはリモートオーディエンスの他のメンバに注釈または他の言説を提供することさえできる。しかし、そのようなリモートオーディエンスユーザは、ゲームの実際のプレイには関与しておらず、リモートオーディエンスユーザとの対話は、もっぱら、送信元の(originating)ゲーミングシステムまたはデバイスにローカルなプレーヤユーザによって制御される。
【発明の概要】
【0003】
概要
リモートオーディエンスユーザとビデオゲームのインスタンスを実際にプレイするプレーヤユーザとの間の対話の増加を容易にするために、本明細書には、プレーヤユーザとゲーミングデバイスとの対話に基づいてリアルタイムゲーミングコンテンツを見る複数のリモートオーディエンスユーザが、関連するゲームをプレーヤユーザとともに「プレイする」目的で、提案された対話入力を当該ゲーミングデバイスに提供することを可能にするための技術が記載されている。さらに、記載されている技術は、プレーヤとリモートオーディエンスユーザとの間の対話の機能を向上させるために、ゲームコンテンツをリアルタイム表示のためにさまざまなリモートデバイスに提供することに関与するさまざまなエンティティ間の構造化された通信を提供する。また、そのような技術は、多数のそれらのリモートオーディエンスメンバによって提供された複数のゲーム入力を表す単一の集約されたゲームアクションを生成するためにそれらの提案されたゲーム入力を分析し、特定の実施形態では、リモートオーディエンスメンバにそのような提案されたゲーム入力を提供するよう促すためにオーディエンス請求(solicitation)イベントの通知を調整および配信するのにリモートサーバを利用することを含み得る。本明細書に記載されている技術の一部または全部は、以下でさらに詳細に説明する対応するリモート入力集約(RIA:Remote Input Aggregation)システムのRIAアプリケーションの一実施形態の自動動作によって実行することができる。
【0004】
特定の実施形態では、提案されている方法は、第1のサーバが、複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するステップを備え得て、上記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、上記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、上記方法はさらに、上記第1のサーバが、上記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するステップを備え得て、上記複数の提案されたゲーム入力は、上記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、上記方法はさらに、上記第1のサーバが、上記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、RIAアプリケーションを介して、集約されたゲームアクションを生成するステップと、上記第1のサーバが、上記集約されたゲームアクションの表示を上記リモートゲーミングデバイスに提供するステップとを備え得る。
【0005】
リアルタイム表示のために上記ゲーミングコンテンツを提供するステップは、上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供するステップを含み得る。
【0006】
上記ゲーミングコンテンツは、上記リモートゲーミングデバイスから受信され得て、上記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成され得る。
【0007】
上記ゲーミングコンテンツは、第2のリモートサーバから受信され得て、上記第2のリモートサーバによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成され得る。
【0008】
上記複数のクライアントデバイスでのリアルタイム表示のために上記ゲーミングコンテンツを提供するステップは、上記集約されたゲームアクションの表示を含むように上記ゲーミングコンテンツを修正するステップを含み得る。
【0009】
上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供するステップは、上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供するステップを含み得る。
【0010】
上記RIAアプリケーションは、インターフェイスオーバーレイの提示が上記ゲームコンテンツ上に現れるようにするように構成され得て、上記インターフェイスオーバーレイを介して、提案されたゲーム入力が検索可能である。したがって、上記第1のサーバにおける上記RIAアプリケーションは、上記オーディエンスユーザが提案されたゲーム入力を提供することを可能にするための、上記リモートゲームデバイスでの上記インターフェイスオーバーレイの提示をトリガして制御することができる。
【0011】
例示的な実施形態では、上記リモート入力集約アプリケーションは、上記提案されたゲーム入力の1つまたは複数のクラスタを決定して、上記決定されたクラスタの各々の焦点を決定することによって、上記集約されたゲームアクションを生成するように構成され得る。たとえば、上記リモート入力集約アプリケーションは、上記提案されたゲーム入力をクラスタリングすること、上記提案されたゲーム入力に対してクラスタ選択を適用すること、および上記提案されたゲーム入力に対してクラスタ重心計算を適用することのうちの少なくとも1つによって、上記1つまたは複数のクラスタを決定するように構成され得る。
【0012】
特定の実施形態では、方法は、ゲーミングデバイスが、リアルタイム表示のためにゲームアプリケーションによって生成されたゲーミングコンテンツを複数のリモートクライアントデバイスに配信することの一部として、第1のユーザと上記ゲーミングデバイスとの1つまたは複数の対話の表示を提供するステップと、上記ゲーミングデバイスが、上記ゲーミングデバイスで実行されるリモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションの表示を受信するステップとを備え得て、上記集約されたゲームアクションは、上記複数のリモートクライアントデバイスに関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザによって提案される複数のゲーム入力に少なくとも部分的に基づいており、上記方法はさらに、上記ゲーミングデバイスが、上記集約されたゲームアクションの上記表示に応答して、上記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するステップを備え得る。
【0013】
上記方法は、上記ゲーミングデバイス上で上記ゲームアプリケーションをローカルに実行することによって上記ゲーミングコンテンツを生成するステップをさらに含み得る。
【0014】
上記方法は、上記第1のユーザへの上記ゲーミングコンテンツのリアルタイム表示のために、上記ゲームアプリケーションを実行するリモートサーバから上記ゲーミングコンテンツを受信するステップをさらに含み得る。
【0015】
上記方法は、上記第1のユーザからの要求に応答して上記リモート入力集約アプリケーションの実行を開始するステップをさらに含み得る。
【0016】
上記1つまたは複数のアクションを実行するステップは、上記集約されたゲームアクションを示す1つまたは複数のインターフェイス要素を上記第1のユーザに表示するステップを含み得る。
【0017】
上記方法は、上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す1つまたは複数のインターフェイス要素を上記第1のユーザに表示するステップをさらに含み得る。
【0018】
上記1つまたは複数のアクションを実行するステップは、まるで上記集約されたゲームアクションが上記第1のユーザによって実行されたかのように上記ゲームアプリケーションに関して上記集約されたゲームアクションを実行するステップを含み得る。
【0019】
特定の実施形態では、方法は、クライアントシステムが、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいて、リモートサーバから受信されたリアルタイムゲーミングコンテンツを表示するステップと、上記クライアントシステムが、上記リアルタイムゲーミングコンテンツに関連する1つまたは複数の提案されたゲーム入力を、上記クライアントシステムに関連付けられたオーディエンスユーザから受信するステップとを備え得て、上記オーディエンスユーザは、上記第1のユーザとは異なっており、上記方法はさらに、上記クライアントシステムが、上記1つまたは複数の提案されたゲーム入力の表示を上記リモートサーバに提供するステップを備え得る。
【0020】
上記1つまたは複数の提案されたゲーム入力を受信するステップは、上記クライアントシステムに通信可能に結合されたポインティングデバイスから少なくとも1つの入力を受信するステップを含み得る。
【0021】
上記1つまたは複数の提案されたゲーム入力は、上記ゲーミングコンテンツに関連する1つまたは複数のゲーミングアクションに関する上記関連付けられたオーディエンスユーザの請求に応答して受信され得て、上記請求は、上記ゲーミングコンテンツの上記表示中に上記リモートサーバによって提供される。3×2×1。上記方法はさらに、上記クライアントシステム上で実行されるリモート入力集約システムを介して上記請求の表示を受信するステップをさらに含み得る。
【0022】
特定の実施形態では、システムは、複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するためのコンテンツストリーミングマネージャを備え得て、上記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、上記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、上記システムはさらに、上記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するためのユーザ入力マネージャを備え得て、上記複数の提案されたゲーム入力は、上記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、上記システムはさらに、上記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成し、上記集約されたゲームアクションの表示を上記リモートゲーミングデバイスに提供するための入力集約マネージャを備え得る。
【0023】
リアルタイム表示のために上記ゲーミングコンテンツを提供することは、上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することを含み得る。
【0024】
上記コンテンツストリーミングマネージャはさらに、上記ゲーミングコンテンツを上記リモートゲーミングデバイスから受信し得て、上記ゲーミングコンテンツは、上記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成され得る。
【0025】
上記コンテンツストリーミングマネージャはさらに、上記ゲーミングコンテンツをリモートサーバから受信し得て、上記ゲーミングコンテンツは、上記リモートサーバによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成され得る。
【0026】
リアルタイム表示のために上記ゲーミングコンテンツを提供することは、上記集約されたゲームアクションの表示を含むように上記ゲーミングコンテンツを修正することを含み得る。
【0027】
上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の上記表示を提供することは、上記提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供することを含み得る。
【0028】
特定の実施形態では、ストリーミングサーバは、ネットワークインターフェイスと、1つまたは複数のプロセッサと、一組の実行可能な命令を格納するメモリとを備え得て、上記一組の実行可能な命令は、複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するように上記1つまたは複数のプロセッサを操作し、上記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、上記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、上記一組の実行可能な命令はさらに、上記ゲーミングコンテンツの上記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するように上記1つまたは複数のプロセッサを操作し、上記複数の提案されたゲーム入力は、上記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、上記一組の実行可能な命令はさらに、上記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成するように上記1つまたは複数のプロセッサを操作し、上記集約されたゲームアクションの表示を上記リモートゲーミングデバイスに提供するように上記1つまたは複数のプロセッサを操作する。
【0029】
リアルタイム表示のために上記ゲーミングコンテンツを提供することは、上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することを含み得る。
【0030】
上記ゲーミングコンテンツは、上記リモートゲーミングデバイスから受信され、上記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成され得る。
【0031】
上記ゲーミングコンテンツは、リモートサーバから受信され、上記リモートサーバ上で実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成され得る。
【0032】
リアルタイム表示のために上記ゲーミングコンテンツを提供することは、上記集約されたゲームアクションの表示を含むように上記ゲーミングコンテンツを修正することを含み得る。
【0033】
上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することは、上記提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供することを含み得る。
【0034】
特定の実施形態では、ゲーミングデバイスは、ネットワークインターフェイスと、1つまたは複数のプロセッサと、一組の実行可能な命令を格納するメモリとを備え得て、上記一組の実行可能な命令は、リアルタイム表示のためにゲームアプリケーションによって生成されたゲーミングコンテンツを複数のリモートクライアントデバイスに配信することの一部として、第1のユーザと上記ゲーミングデバイスとの1つまたは複数の対話の表示を提供するように上記1つまたは複数のプロセッサを操作し、上記ゲーミングデバイスで実行されるリモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションの表示を受信するように上記1つまたは複数のプロセッサを操作し、上記集約されたゲームアクションは、上記複数のリモートクライアントデバイスに関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザによって提案される複数のゲーム入力に少なくとも部分的に基づいており、上記一組の実行可能な命令はさらに、上記集約されたゲームアクションの上記表示に応答して、上記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するように上記1つまたは複数のプロセッサを操作する。
【0035】
上記一組の実行可能な命令はさらに、上記ゲーミングデバイス上で上記ゲームアプリケーションをローカルに実行することによって上記ゲーミングコンテンツを生成し得る。
【0036】
上記一組の実行可能な命令はさらに、上記第1のユーザへの上記ゲーミングコンテンツのリアルタイム表示のために、上記ゲームアプリケーションを実行するリモートサーバから上記ゲーミングコンテンツを受信し得る。
【0037】
上記一組の実行可能な命令はさらに、上記第1のユーザからの要求に応答して上記リモート入力集約アプリケーションの実行を開始し得る。
【0038】
上記1つまたは複数のアクションを実行することは、上記集約されたゲームアクションを示す1つまたは複数のインターフェイス要素を上記第1のユーザに表示することを含み得る。
【0039】
上記一組の実行可能な命令はさらに、上記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す1つまたは複数のインターフェイス要素を上記第1のユーザに表示し得る。
【0040】
上記1つまたは複数のアクションを実行することは、まるで上記集約されたゲームアクションが上記第1のユーザによって実行されたかのように上記ゲームアプリケーションに関して上記集約されたゲームアクションを実行することを含み得る。
【0041】
添付の図面を参照することによって、本開示はよりよく理解され、その多数の特徴および利点は当業者に明らかにされる。異なる図における同一の参照符号の使用は、同様または同一の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】1つまたは複数の実施形態に係る、リモート入力集約(RIA)システムおよびRIAシステムの1人または複数人のユーザに関連付けられたさまざまなコンピューティングシステムを実現するネットワーク環境の概略図である。
図2A】1つまたは複数の実施形態に係る、例示的なグラフィカルユーザゲーミングインターフェイスを示す図である。
図2B】1つまたは複数の実施形態に係る、例示的なグラフィカルユーザゲーミングインターフェイスを示す図である。
図2C】1つまたは複数の実施形態に係る、例示的なグラフィカルユーザゲーミングインターフェイスを示す図である。
図3】1つまたは複数の実施形態に係る、RIAシステムを実行するように構成された例示的なコンピューティングシステムを示すブロック図である。
図4】1つまたは複数の実施形態に係る、RIAシステムの動作の概要を示すブロック図である。
図5】1つまたは複数の実施形態に係る、RIAシステムに通信可能に結合された1つまたは複数の例示的なゲーミングデバイスコンピューティングシステムの動作の概要を示すブロック図である。
図6】1つまたは複数の実施形態に係る、RIAシステムに通信可能に結合された1つまたは複数の例示的なクライアントコンピューティングシステムの動作の概要を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
詳細な説明
本開示全体を通して、1つまたは複数の「ゲーム」によって生成されている、および/または、1つまたは複数の「ゲーム」に関連付けられているとされるコンテンツを参照する。「ゲーム」または「ゲーミング」コンテンツは、本明細書で用いられる場合、1人または複数人のユーザによって提供された入力に応答して動的に生成または修正される、またはそのように意図される、任意のオーディオビジュアルコンテンツを含み得る。
【0044】
図1は、リモート入力集約(「RIA」)システム110およびRIAシステムの1人または複数人のユーザに関連付けられたさまざまなコンピューティングシステムの例示的な実現例を含むネットワーク化環境100を示す図である。特に、ネットワーク化環境100は、ゲーミングデバイス140と、複数のユーザクライアントデバイス180a,180b,...,180N(本明細書ではクライアントデバイス180と総称される)と、ゲームストリーミングサービス120とを含み、それらは全て1つまたは複数のネットワーク101を介してRIAシステム110に通信可能に結合されている。1つまたは複数のネットワーク101は、インターネットなどの、さまざまな個別の関係者によって操作されるかもしれないリンクされたネットワークのうちの公的にアクセス可能なネットワークなどの、さまざまな有線もしくは無線ネットワークのうちのいずれか、またはそれらの組み合わせを含み得る。さまざまな実現例では、ネットワーク101は、他の形態を有していてもよい。たとえば、ネットワーク101は、その代わりに、非特権ユーザが全体的または部分的にアクセス不可能である企業または大学のネットワークなどの、プライベートネットワークであってもよい。さらに他の実現例では、ネットワーク101は、プライベートネットワークもパブリックネットワークも含んでいてもよく、プライベートネットワークのうちの1つ以上は、パブリックネットワークのうちの1つ以上に、および/または、パブリックネットワークのうちの1つ以上からアクセスできる。また、図1のこの示されている例では、ユーザは、クライアントコンピューティングシステムおよび/または他のクライアントデバイスを利用して、RIAシステム110と対話して、さまざまな記載されている機能をネットワーク101を介して取得することができ、その際にさまざまなタイプの情報をRIAシステム110に提供することができる。さらに、特定の実現例では、ネットワーク化環境100のさまざまなユーザおよびプロバイダは、プライベート接続または専用の接続を使用してRIAシステムならびに/または1つもしくは複数の他のユーザおよびプロバイダと対話することができる。
【0045】
示されている実施形態では、RIAシステム110は、クライアントデバイス180の各々によるリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するためのコンテンツストリーミングマネージャ112と、クライアントデバイス180の各々に関連付けられたそれぞれのリモートオーディエンスユーザ(たとえば、リモートオーディエンスユーザ182a,182b,...,182N、本明細書ではリモートオーディエンスユーザ182と総称される)から1つまたは複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するためのユーザ入力マネージャ114と、そのような提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成し、それらの集約されたゲームアクションの表示を、通信可能に結合されたゲーミングデバイス140および/またはゲーミングデバイスに関連付けられたゲーミングユーザ141(本明細書では「プレーヤ141」または「ローカルプレーヤ141」とも称される)に提供するための入力集約マネージャ116とを含む。
【0046】
示されている実施形態では、クライアントデバイス180の各々は、(たとえば関連付けられたリモートオーディエンスユーザ182から提案されたゲーム入力および他の対話を受信するための)それぞれの入力デバイスと、たとえばRIAシステム110を介してゲーミングデバイス140からそれらのクライアントデバイスに提供されたリアルタイムゲーミングコンテンツを表示するためのそれぞれのディスプレイとを含む。同様に、ゲーミングデバイス140は、(たとえば関連付けられたプレーヤ141からゲーミングおよび他の対話を受信するための)それぞれの入力デバイス142と、たとえばゲーミングデバイス上で実行されるゲームアプリケーション144またはゲームストリーミングサービス120上で実行されるゲームアプリケーション122によって生成されたゲーミングコンテンツを表示するためのディスプレイ146とを含む。さまざまな実施形態およびシナリオでは、クライアントデバイス180および/またはリモートゲーミングデバイス140の入力デバイス142に関連付けられた入力デバイスの各々は、1つまたは複数の入力機構を含み得て、それらはいずれも、1つもしくは複数のタッチデバイス(たとえば、タッチスクリーン、タッチディスプレイ、タッチ制御アクチュエータ、タブレットなど)、ポインティングデバイス(たとえば、マウス、トラックボール、スタイラスなど)、ボタンおよび/もしくは他の物理的アクチュエータ(たとえば、キーボード)、または他の適切な入力機構を含み得る。
【0047】
ゲーミングデバイス140上で実行されるのは、RIAアプリケーション148の少なくとも1つのインスタンスであり、これは、たとえばゲーミングデバイスがさまざまな態様でRIAシステム110と接続および対話することを可能にする。たとえば、特定の実施形態では、RIAアプリケーション148は、クライアントデバイス180のうちの1つ以上に配信するためにリアルタイムゲーミングコンテンツをゲーミングデバイスからRIAシステムに提供し(または、代替的に、ゲーミングコンテンツがゲームストリーミングサービス120上で実行されるゲームアプリケーション122によって生成される場合には、プレーヤ141とゲーミングデバイスとの1つまたは複数の対話の表示を提供し)、提案されたゲーム入力の1つまたは複数の請求の表示をそれらのクライアントデバイスを介してリモートオーディエンスユーザ182からRIAシステムに提供し、クライアントデバイス180によってRIAシステムに送信された情報に基づいて、集約されたゲームアクションおよび/または提案されたゲーム入力の表示をRIAシステムから受信して表示する、などの1つまたは複数の動作を実行する。さまざまな実施形態では、プレーヤ141は、RIAアプリケーション148の初期化および/または実行を要求する。少なくとも1つの実施形態では、プレーヤは、RIAアプリケーションの実行および/または初期化をローカルに開始してもよい。また、特定の実施形態では、RIAシステム110は、たとえばリアルタイムゲーミングコンテンツをRIAシステムを介してクライアントデバイス180のうちの1つ以上にブロードキャストすることを開始する要求をゲーミングデバイスもしくはゲームストリーミングサービス120から検出すると、または、ゲーミングデバイスおよび/もしくはプレーヤユーザに関連付けられたユーザプリファレンスに従って、ゲーミングデバイス140上でのRIAアプリケーション148の実行を自動的に開始してもよい。
【0048】
また、図1の示されている実施形態では、ゲームストリーミングサービス120(たとえば、Google Stadia(登録商標))は、たとえば複数のゲームアプリケーション122のうちの1つを介してゲームストリーミングサービスによって生成され得るリアルタイムゲーミングコンテンツを、コンテンツストリーミングマネージャ124およびネットワーク101を介してゲーミングデバイス140および/またはRIAシステム110に提供することができる。たとえば、さまざまなシナリオでは、プレーヤ141は、プレーヤが所有していないゲームアプリケーション122のうちの1つ以上をプレイすることなど、ゲームストリーミングサービスに繰り返し加入することを選択し得る。そのようなシナリオでは、プレーヤ141は、リアルタイムゲーミングコンテンツがゲームストリーミングサービスから受信されてディスプレイ146を介して提示されたことに応答して、まるでゲーミングデバイスがゲームアプリケーション144をローカルに実行しているかのように入力デバイス142を介してゲーミングデバイス140と対話する。そのような対話の表示は、任意のローカルに実行されたゲームアプリケーションではなく、ゲームストリーミングサービスに提供され、ゲームストリーミングサービスによって処理される。
【0049】
示されている実施形態では、リアルタイムゲーミングコンテンツは、そのようなリアルタイムゲーミングコンテンツが、ゲームアプリケーション144の実行によってゲーミングデバイスによってローカルに生成されるか、複数のゲームアプリケーション122のうちの1つを実行することの一部としてゲームストリーミングサービス120から受信されるかにかかわらず、クライアントデバイス180を介したリモートオーディエンスユーザ182のうちの1人以上への配信のためにRIAシステム110に提供される。
【0050】
さまざまな実施形態では、ゲームストリーミングサービス120は、RIAシステム110とは異なっていてもよく、またはRIAシステム110と一体であってもよい。同様に、ゲームストリーミングサービス120がRIAシステム110とは異なっていてもよい1つまたは複数のシナリオでは、ゲームストリーミングサービスおよびRIAシステムは、それでもなお共通のエンティティによって操作されてもよい。
【0051】
動作中、RIAシステム110は、ゲーミングデバイス140および/またはクライアントデバイス180のうちの1つ以上とのさまざまな対話をネットワーク101を介して実行することができる。一例として、RIAシステム110は、プレーヤ141とゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいてリモートゲーミングデバイス140またはゲームストリーミングサービス120からリアルタイムゲーミングコンテンツ情報を受信し、複数のクライアントデバイス180の各々によるリアルタイム表示のために当該ゲーミングコンテンツを提供し、オーディエンス入力請求の表示をゲーミングデバイスから受信し、提案されたゲーム入力をリモートオーディエンスユーザ182から請求するためにそのようなオーディエンス入力請求のそれらのまたは他の表示を複数のクライアントデバイスに提供し、たとえば表示されたオーディエンス入力請求に応答して、複数のクライアントデバイスにそれぞれ関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザの各々から1つまたは複数の提案されたゲーム入力の表示を受信し、それらの提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成するために、クライアントデバイスから受信された複数の提案されたゲーム入力を分析し、たとえばゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤへの集約されたゲームアクションの1つまたは複数の表示を表示させるように、および/または、まるで集約されたゲームアクションがプレーヤによって実行されるかのようにリモートゲーミングデバイスに集約されたゲームアクションに応答させるように、集約されたゲームアクションの表示をゲーミングデバイスに提供し、たとえばゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤへのそれらの提案されたゲーム入力の1つまたは複数の表示を表示させるように、受信された提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す情報をゲーミングデバイスに提供することができる。
【0052】
動作中、リモートゲーミングデバイス140は、RIAシステム110および/またはクライアントデバイス180のうちの1つ以上とのさまざまな対話をネットワーク101を介して実行することができ、これらの対話は、ゲームアプリケーション144を介してローカルに生成されるかまたはゲームアプリケーション122を介してゲームストリーミングサービス120によってリモートで生成されるリアルタイムゲーミングコンテンツの、RIAシステムへの提供を開始することを含む。また、さまざまな対話は、リモートゲーミングデバイス上で実行されるRIAアプリケーション148を介してリモートゲーミングデバイス140によって実行され得る。そのような対話の一例として、リモートゲーミングデバイス上で実行されるRIAアプリケーションは、1つまたは複数のオーディエンス入力請求を生成して、提案されたゲーム入力をリモートオーディエンスユーザ182からクライアントデバイス180を介して請求するためにそれらのオーディエンス入力請求の表示をRIAシステム110に提供することができ、複数のそのような提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づく集約されたゲームアクションの表示をRIAシステムから受信することができ、そのような集約されたゲームアクションの受信された表示に応答して1つまたは複数のアクションを行うことができる。特定の実施形態では、RIAアプリケーションは、インターフェイスオーバーレイの提示が、ローカルゲームアプリケーション144またはリモートゲームアプリケーション122によって生成されたゲーミングコンテンツ上に、視覚的にまたは透過的に、独立してまたはRIAシステム110とともに、現れるようにすることができる。そのような実施形態では、インターフェイスオーバーレイは、プレーヤ141がオーディエンス入力請求を開始することを可能にするためおよび/またはRIAアプリケーション148を介してオーディエンス入力請求の1つまたは複数の結果を表示するために1つまたは複数のユーザインターフェイス要素を提供するなど、クライアントデバイス180からの提案されたゲーム入力の収集および表示を可能にすることができる。特定の実施形態では、インターフェイスオーバーレイはさらに、たとえばまるで集約されたゲームアクションがプレーヤ141によって実行されたかのようにRIAシステム110によって生成された集約されたゲームアクションをゲーミングデバイスに提示するように、RIAアプリケーションがゲーミングデバイス140と直接対話することを可能にすることができる。
【0053】
さまざまな実施形態では、表示された集約されたゲームアクションに応答してRIAアプリケーション148がリモートゲーミングデバイス140によって実行させることができるアクションは、集約されたゲームアクションの1つまたは複数の表示をディスプレイ146を介してプレーヤ141に表示すること、たとえばRIAシステム110に提供されたリアルタイムゲーミングコンテンツ内でプレーヤ141に表示された表示を複製することによって、集約されたゲームアクションの1つまたは複数の表示をクライアントデバイス180に表示すること、たとえばまるで集約されたゲームアクションがプレーヤ141によって実行されたかのように、集約されたゲームアクションをゲームアプリケーション144内で(または、ゲームストリーミングサービス120を介してリモートゲームアプリケーション122内で)実行することなどを含み得る。また、RIAアプリケーション148は、たとえばRIAシステム110に提供されたリアルタイムゲーミングコンテンツ内でプレーヤ141に表示された表示を複製することによって、たとえばヒートマップまたはそのような提案されたゲーム入力の他の視覚的表示をプレーヤ141および/またはクライアントデバイス180に表示するように、RIAシステム110から受信された複数の提案されたゲーム入力の表示に応答してリモートゲーミングデバイス140に1つまたは複数のアクションを行わせることができる。
【0054】
動作中、クライアントデバイス180の各々は、RIAシステム110および/またはリモートゲーミングデバイス140とのさまざまな対話をネットワーク101を介して実行することができる。さまざまな実施形態では、そのような対話は、リアルタイムゲーミングコンテンツを示す情報をRIAシステムから受信すること、オーディエンス入力請求を示す情報をRIAシステムから受信すること、たとえば表示されたオーディエンス入力請求に応答して、クライアントデバイスに関連付けられたリモートオーディエンスユーザから入力デバイスを介して受信された1つもしくは複数の提案されたゲーム入力の表示をRIAシステムに提供すること、または他の対話を含み得る。
【0055】
RIAシステム110とリモートゲーミングデバイス140、ゲームストリーミングサービス120および/またはオーディエンスユーザクライアントデバイス180との対話は、RIAシステムウェブサイトの少なくともいくつかのウェブページを介してRIAシステムによってリモートゲーミングデバイス、ゲームストリーミングサービスおよび/またはクライアントデバイスのユーザに提供されるグラフィカルユーザインターフェイス(図示せず)を介した対話的な態様などのさまざまな方法で行うことができる。また、特定の実施形態では、ウェブサイトにまたはウェブサイトによって提供される情報は、RIAシステムによって提供されるアプリケーションプログラムインターフェイス(「API:Application Program Interface」(図示せず))を介して1つまたは複数のクライアントソフトウェアアプリケーションによってプログラムによる態様で提供されてもよく、APIは、コンピューティングシステムおよび/またはアプリケーションプログラム(たとえば、RIAアプリケーション148)が、たとえばウェブサービスまたは他のネットワーク通信プロトコルを使用してそのような機能をプログラムによって呼び出すことを可能にする。示されている実現例では、RIAシステムとリモートゲーミングデバイス140、ゲームストリーミングサービス120およびオーディエンスクライアントデバイス180との間のさまざまな対話は、各々がそれぞれ関連付けられたゲーミングデバイスまたはクライアントデバイス上で実行中であり得るウェブブラウザ(図示せず)またはRIAアプリケーション148を使用して実行することができる。リモートゲーミングデバイス140およびクライアントデバイス180の一方または両方は、本明細書で用いられる場合、固定式のものであってもよく、または移動式のものであってもよく、さまざまなコンピューティングデバイスのインスタンスを含んでもよく、それらのコンピューティングデバイスは、デスクトップまたは他のコンピュータ(たとえば、タブレット、スレートなど)、データベースサーバ、ネットワークストレージデバイスおよび他のネットワークデバイス、スマートフォンおよび他の携帯電話、スマートウォッチまたは他のウェアラブルデバイス、民生電子機器、デジタル音楽プレーヤデバイス、スタンドアロンまたはポータブルゲーミングデバイス、PDA、ページャ、電子手帳、インターネット家電、ならびに適切な通信機能を含むさまざまな他の消費者製品などであるが、それらに限定されない。
【0056】
図2A図2Cは、1つまたは複数の実施形態に係る、例示的なゲーミンググラフィカルユーザインターフェイス(GUI:Graphical User Interface)を示す図である。
【0057】
図2Aは、例示的なゲーミングGUI200aを示しており、ゲーミングGUI200aは、たとえばゲームアプリケーション144を実行することの一部として図1のゲーミングデバイス140によって生成されてもよく、または代替的に、ゲームアプリケーション122を実行することの一部としてゲームストリーミングサービス120によってゲーミングデバイス140に提供されてもよい。どちらの場合でも、ゲーミングGUI200aは、1つまたは複数の通信ネットワークを介した複数のリモートオーディエンスユーザへのリアルタイム配信およびリモートオーディエンスユーザのそれぞれに関連付けられたクライアントデバイスへのリアルタイム配信のためにRIAシステムに提供されるリアルタイムゲーミングコンテンツの一部を含む。示されている実施形態では、ゲーミングGUI200aは、たとえばゲームプレイ中のさまざまな時刻および/または状況で関連付けられたゲームアプリケーションのプレーヤが利用できる利用可能なゲームアクション205a~205eの選択を提示する。一般的なゲームプレイ中、ゲーミングデバイスに関連付けられた(および、一般的にローカルの)プレーヤは、利用可能なゲームアクションのうちの1つを選択し、その目的は、たとえばなされた特定の選択に基づいてさらなるゲーミングコンテンツをレスポンシブに生成することによって、ゲームアプリケーションにそれ相応に当該選択に応答させるためである。
【0058】
ここで、ゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤユーザは、その代わりに、利用可能なゲームアクション205のうちのどれを選択するかを決定するために、ゲーミングデバイスにオーディエンス入力の請求を(たとえば、ゲーミングデバイス上で実行されるRIAアプリケーションを介して)生成させてもよい。そのような請求は、さまざまな態様で生成されてRIAシステムに提供され得る。さまざまな実施形態では、RIAアプリケーションは、特定の条件に応答して、または別の方法で、1つまたは複数のユーザインターフェイス要素をプレーヤに提示することができ、プレーヤと提示されたユーザインターフェイス要素との対話に基づいてオーディエンス入力請求を生成し、たとえばプレーヤが利用可能なゲームアクション205を提示されているが規定の時間内にそれらの利用可能なゲームアクションのうちの1つを選択しない場合、たとえば1つまたは複数の予め規定されたプレーヤ対話に応答して、および/または、そのような対話の中断に応答して、関連するゲームアプリケーションとの1つまたは複数のプレーヤ対話に基づいてオーディエンス入力請求を自動的に生成し、たとえばオーディエンス入力請求を自動的に生成することに関して上記した条件と同様の条件に応答して、または他の態様で、請求が送信されるべきであるかどうかに関してプレーヤに促すために1つまたは複数のユーザインターフェイス要素をプレーヤに提示することにすることができる。
【0059】
また、ストリーミングオーディエンスのシナリオでは、ゲーミングGUI200aは、RIAシステムによって複数のリモートオーディエンスユーザのそれぞれのクライアントデバイスに提供されるリアルタイムゲーミングコンテンツの一部としてそれらのリモートオーディエンスユーザに「ストリーミング」または提示される。当該提示の一部として、およびオーディエンス入力請求がゲーミングデバイスからRIAシステムに提供されたことに応答して、RIAシステムはさらに、リアルタイムゲーミングコンテンツを見るリモートクライアントデバイスにオーディエンス入力請求の表示を提供する。さまざまな実施形態では、リモートオーディエンスユーザがオーディエンス入力請求を通知される態様は異なっていてもよい。さまざまな実施形態では、RIAシステムは、たとえば1つもしくは複数のユーザインターフェイス要素をリモートオーディエンスユーザに提供することによって、リアルタイムゲーミングコンテンツに対して1つもしくは複数の修正を行うことによって、または他の態様で、オーディエンス入力請求の1つまたは複数のオーディオビジュアル表示を提供することができる。特定の実施形態では、オーディエンス入力請求の表示は、リモートオーディエンスメンバが提案されたゲーム入力を(たとえば、ユーザのクライアントデバイスに関連付けられた入力デバイスを介して)提供しなければならない最終期限を示す、表示されたタイマまたは他の「タイムアウト」機構を含み得る。特定の実施形態では、特定のリモートオーディエンスユーザがオーディエンス入力請求を通知される態様は、送信元のゲーミングデバイスに関連付けられたおよび/または当該リモートオーディエンスユーザに関連付けられたプレーヤによって選択された1つまたは複数のプレファレンスに少なくとも部分的に基づき得る。
【0060】
図2Bは、例示的なゲーミングGUI200bを示しており、ゲーミングGUI200bは、たとえば図2AのゲーミングGUI200aの後に提供されるリアルタイムゲーミングコンテンツの一部を含み得る。示されている実施形態では、ゲーミングGUI200bは、利用可能なゲームアクション205を提示するが、それぞれに関連付けられたクライアントデバイスを介して複数のリモートオーディエンスユーザによって提出される複数の提案されたゲーム入力210の視覚的表示も提示する。特定の実施形態では、示されている提案されたゲーム入力210の各々は、単一のクライアントデバイスから受信された単一の提案されたゲーム入力に対応してもよく、他の実施形態では、示されている提案されたゲーム入力の各々は、たとえばRIAシステムが大量の複数のそのような提案されたゲーム入力の中間的標識(intermediate indicia)を提供することにする場合、受信されたそれらの提案されたゲーム入力に対応してもよい。そのような実施形態では、RIAシステムは、プレーヤユーザに提示されるオーディオビジュアル表示の総数を減らすために、関連するクライアントデバイスから受信された提案されたゲーム入力のサブセットを集約することができる。
【0061】
少なくともいくつかの実施形態では、示されている提案されたゲーム入力210は、リモートゲーミングデバイス上で実行されるローカルRIAアプリケーションによって生成されたオーバーレイを介して、リモートゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤユーザに表示され得る。また、示されている提案されたゲーム入力210は、たとえばRIAシステムが、関連付けられたクライアントデバイスに提供するリアルタイムゲーミングコンテンツにそれらの提案されたゲーム入力の表示を含める場合、それらのクライアントデバイスを介してリモートオーディエンスユーザの1人以上に表示され得る。分かりやすくするために、示されている実施形態は、提案されたゲーム入力210を単色の形式で提示しているが、オーディエンスメンバのクライアントデバイスから受信された提案されたゲーム入力に対応する、示されているゲーミングGUI内の場所の密度または人気を伝えるために異なる色、サイズ、形状または他のグラフィック効果を利用することができる「ヒートマップ」のさまざまな形態を含むさまざまなオーディオビジュアル表示を使用して、提案されたゲーム入力の1つ以上を表示してもよい、ということが理解されるであろう。さまざまな実施形態では、提案されたゲーム入力210が表示される範囲および態様は、リモートゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤユーザの1つもしくは複数のプレファレンス、それぞれのオーディエンスユーザの1つもしくは複数のプレファレンス、および/または、RIAシステム自体の構成パラメータに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。
【0062】
図2Cは、ゲーミングGUI200cを示しており、ゲーミングGUI200cは、再び図2AのゲーミングGUI200aの後に提供されるリアルタイムゲーミングコンテンツの一部を含み得る。示されている実施形態では、ゲーミングGUI200cは、利用可能なゲームアクション205を提示するが、RIAシステムによって生成された集約されたゲームアクションの視覚的表示215も提示する。特に、示されている実施形態では、集約されたゲームアクションは、複数のクライアントデバイスから受信された提案されたゲーム入力に基づいてRIAシステムによって決定された最も人気のある利用可能なゲームアクションが、利用可能なゲームアクション205cであることを示す。さまざまな実施形態では、RIAシステムは、複数のクライアントデバイスから受信された提案されたゲーム入力に基づいて、集約されたゲームアクションを決定するために、さまざまな技術を利用することができる。さまざまな実施形態では、RIAシステムは、提案されたゲーム入力の1つまたは複数のクラスタを決定するとともに、それらの決定されたクラスタの各々の中心点(重心)または他の焦点を決定するために、クラスタリング、クラスタ選択およびクラスタ重心計算のうちの1つ以上を利用することができる。さらに、さまざまな実施形態では、RIAシステムは、クライアントデバイスから受信された提案されたゲーム入力の1つまたは複数のグループの各々に関連付けられた利用可能なゲームアクションを決定するために、履歴入力に基づいて1つまたは複数の機械学習技術を利用することができる。図2Bの提案されたゲーム入力210の視覚的標識と同様に、集約されたゲームアクションをリモートゲーミングデバイスのプレーヤユーザおよび/または提案されたゲーム入力が請求された関連するクライアントデバイスに関連付けられたオーディエンスユーザに表示するためにさまざまなオーディオビジュアルデバイスを使用できる、ということが理解されるであろう。
【0063】
図2A図2Cに関して提示されるGUIおよび他の情報は例示の目的で含まれており、他の実施形態では、そのような情報および/または関連付けられた機能は他の態様で提示または提供されてもよい、ということが理解されるであろう。また、たとえばクライアントデバイス上で実行されるRIAシステムインターフェイスのモバイルアプリケーションの制御下で、またはRIAシステムおよび/もしくはリモートゲーミングデバイスからクライアントデバイスに送信される情報に基づいて、より小さなディスプレイ画面を有するクライアントデバイスを介してより少ない情報および/もしくは機能を提示する、ならびに/または、ユーザに情報を提示したりユーザから入力を取得したりする能力が劣っているなど、ユーザに提示されるGUIおよび他の情報は、ユーザによって使用されるクライアントデバイスのタイプによって異なっていてもよい、ということが理解されるであろう。
【0064】
図3は、組み合わせられて動作する際に、本明細書に記載されている技術の少なくとも一部を実行することに適しているとともに、本明細書に記載されている技術の少なくとも一部を実行するように構成された複数の電子回路によって提供される構成要素レベルの機能を示すブロック図である。示されている特定の実現例では、複数の電子回路は、少なくとも一部が、リモート入力集約(RIA)システム340の一実現例を実行するサーバコンピューティングシステム300内に収容されている。RIAサーバコンピューティングシステム300は、1つまたは複数の中央処理装置(「CPU:Central Processing Unit」)または他のプロセッサ305と、さまざまな入力/出力(「I/O:Input/Output」)構成要素310と、ストレージ320と、メモリ350とを含み、示されているI/O構成要素は、ディスプレイ312と、ネットワークインターフェイス314と、コンピュータ読取可能メディアドライブ316と、他のI/Oデバイス318(たとえば、キーボード、マウスまたは他のポインティングデバイス、マイク、スピーカ、GPS受信機など)とを含む。サーバコンピューティングシステム300およびRIAシステム340は、ゲーミングデバイスコンピューティングシステム360、オーディエンスクライアントコンピューティングシステム380および他のコンピューティングシステム390などの他のコンピューティングシステムと、1つまたは複数のネットワーク399(たとえば、インターネット、1つまたは複数の携帯電話ネットワークなど)を介して通信することができる。同様に、ゲーミングデバイスコンピューティングシステム360は、オーディエンスクライアントコンピューティングシステム380および他のコンピューティングシステム390の一部または全部とともに、RIAサーバコンピューティングシステム300について示されているタイプの構成要素の一部または全部を含み得る(たとえば、RIAシステム340がメモリ350内で実行されるのと同様の態様でRIAシステムクライアントアプリケーション369/389がそれぞれゲーミングデバイスコンピューティングシステム360のメモリ367またはオーディエンスクライアントコンピューティングシステム380のメモリ387内で実行されるようにするため)、ということが理解されるであろう。特に、特定の実施形態では、CPU361および381によって提供される動作および機能は、CPU305のものと同様であってもよい。同様に、I/O構成要素362および382によって提供される動作および機能は、I/O構成要素310のものと同様であってもよく、ストレージ構成要素364および384によって提供される動作および機能は、ストレージ320によって提供されるものと同様であってもよい。示されている実施形態では、各オーディエンスクライアントコンピューティングシステム380は、RIAサーバコンピューティングシステム300と対話することができ、これは、それぞれのクライアントコンピューティングシステムのメモリ387内で実行されるブラウザアプリケーション388を介して、リアルタイムゲーミングコンテンツを表示して、提案されたゲーム入力の表示を提供することを含む。
【0065】
示されている実施形態では、RIAシステム340の一実施形態は、たとえば記載されている技術を実現する自動動作を実行するようにプロセッサ305およびRIAサーバコンピューティングシステム300を構成する態様でプロセッサ305を使用してシステム340のソフトウェア命令を実行することによって、それらの記載されている技術の少なくとも一部を実行するためにメモリ350内で実行される。そのような自動動作の一部として、メモリ330内で実行されるRIAシステム340および/または他のプログラムもしくはモジュール349は、ストレージ320のデータ構造を含むさまざまなタイプのデータを格納および/または検索することができる。この例では、使用されるデータは、データベース(「DB:DataBase」)322内のさまざまなタイプのユーザ情報、DB324内のさまざまなタイプのゲーム情報(たとえば、その後の集約されたゲームアクションの生成のためのマシンインテリジェンス動作の訓練に使用されるものなどの、オーディエンス入力請求の履歴記録および1つもしくは複数のゲームアプリケーションに関連付けられた結果として得られる提案されたゲーム入力)、ならびに/または、RIAシステムに関連付けられた1つもしくは複数のデバイスもしくはサービスに関連するさまざまな分析情報もしくは他の情報などのさまざまなタイプの追加情報を含み得る。
【0066】
RIAサーバコンピューティングシステム300ならびに図3内に含まれる他のシステムおよびデバイスは、例示的なものであるにすぎず、本開示の範囲を限定するよう意図されるものではない、ということが理解されるであろう。これらのシステムおよび/またはデバイスの各々は、その代わりに、複数の相互作用するコンピューティングシステムまたはデバイスを含んでいてもよく、たとえばブルートゥース(登録商標)通信もしくは他の直接通信を介して、インターネットなどの1つもしくは複数のネットワークを介して、ウェブを介して、または1つもしくは複数のプライベートネットワーク(たとえば、モバイル通信ネットワークなど)を介して、具体的に示されていない他のデバイスに接続されてもよい。より一般的には、デバイスまたは他のコンピューティングシステムは、特定のソフトウェア命令および/またはデータ構造でプログラムまたは構成されると相互作用して記載されているタイプの機能を実行することができるハードウェアの任意の組み合わせを含み得て、それらのハードウェアは、デスクトップまたは他のコンピュータ(たとえば、タブレット、スレートなど)、データベースサーバ、ネットワークストレージデバイスおよび他のネットワークデバイス、スマートフォンおよび他の携帯電話、民生電子機器、ウェアラブルデバイス、バイオメトリックモニタリングデバイス、デジタル音楽プレーヤデバイス、スタンドアロンまたはポータブルゲーミングデバイス、PDA、ワイヤレスフォン、インターネット家電、ならびに適切な通信機能を含むさまざまな他の消費者製品を含むが、それらに限定されるものではない。また、いくつかの実施形態では、示されているRIAシステム340によって提供される機能は、さまざまなモジュールに分散されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RIAシステム340の機能の一部は提供されなくてもよく、および/または、他のさらなる機能が利用可能であってもよい。また、特定の実現例では、RIAシステムのさまざまな機能は、RIAシステムのオペレータのサードパーティパートナによって提供されてもよい。たとえば、RIAシステムによって収集されたデータは、分析および/またはメトリック生成のためにサードパーティに提供されてもよい。
【0067】
また、さまざまなアイテムは使用中にメモリ内またはストレージ上に格納されるものとして示されているが、これらのアイテムまたはアイテムの一部はメモリ管理およびデータインテグリティの目的でメモリと他のストレージデバイスとの間で転送されてもよい、ということが理解されるであろう。代替的に、他の実施形態では、ソフトウェアモジュールおよび/またはシステムの一部または全部は、別のデバイスのメモリ内で実行されて、コンピュータ間通信を介して示されているコンピューティングシステムと通信してもよい。したがって、いくつかの実施形態では、記載されている技術の一部または全部は、たとえば1つもしくは複数のソフトウェアプログラムのソフトウェア命令の実行ならびに/またはそのようなソフトウェア命令および/もしくはデータ構造の格納によって、1つもしくは複数のソフトウェアプログラム(たとえば、ゲーミングデバイスコンピューティングシステム360および/もしくはオーディエンスクライアントコンピューティングシステム380上で実行されるRIAシステム340および/もしくはRIAアプリケーションソフトウェア)ならびに/またはデータ構造によって構成された場合に、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはメモリおよび/またはストレージを含むハードウェア手段によって実行されてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、システムおよび/またはモジュールの一部または全部は、(たとえば、特定のCPUまたは他のプロセッサを構成するソフトウェア命令によって全部または一部が実現される手段としてではなく、)1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application-Specific Integrated Circuit)、標準型集積回路、コントローラ(たとえば、適切な命令を実行することによるものであり、マイクロコントローラおよび/または埋め込みコントローラを含むもの)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)などを含むがそれらに限定されるものではないファームウェアおよび/またはハードウェアで少なくとも部分的に実現される1つまたは複数の手段で構成されるなど、他の態様で実現または提供されてもよい。また、モジュール、システムおよびデータ構造の一部または全部は、適切なドライブによってまたは適切な接続を介して読み取られる、ハードディスクもしくはフラッシュドライブもしくは他の不揮発性ストレージデバイス、揮発性もしくは不揮発性メモリ(たとえば、RAMもしくはフラッシュRAM)、ネットワークストレージデバイス、または携帯型メディア商品(たとえば、DVDディスク、CDディスク、光ディスク、フラッシュメモリデバイスなど)などの非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体上に(たとえば、ソフトウェア命令または構造化されたデータとして)格納されてもよい。また、いくつかの実施形態では、システム、モジュールおよびデータ構造は、無線ベースおよび有線/ケーブルベースの媒体を含むさまざまなコンピュータ読取可能送信媒体に搭載されて、生成されたデータ信号を介して(たとえば、搬送波または他のアナログもしくはデジタル伝搬信号の一部として)送信されてもよく、さまざまな形態(たとえば、単一のもしくは多重化されたアナログ信号の一部としての形態、または複数の個別のデジタルパケットもしくはフレームとしての形態)をとってもよい。また、他の実施形態では、そのようなコンピュータプログラム製品は、他の形態をとってもよい。したがって、本開示の実施形態は、他のコンピュータシステム構成で実施されてもよい。
【0068】
図4は、本明細書に記載されている1つまたは複数の技術に係る、RIAシステムの動作ルーチン400の概要を示すブロック図である。このルーチンは、たとえば図1のRIAシステム110、図3のRIAサーバコンピューティングシステム300、または他の実施形態によって実行することができる。
【0069】
ルーチンはブロック405から開始し、ブロック405において、RIAシステムは、1つまたは複数の通信ネットワークを介してリモートゲーミングデバイス(たとえば、図1のゲーミングデバイス140もしくは図3のゲーミングデバイスコンピューティングシステム360)またはゲームストリーミングサービス(たとえば、図1のゲームストリーミングサービス120)からリアルタイムゲーミングコンテンツを受信する。ルーチンはブロック410に進み、ブロック410において、RIAシステムは、リアルタイムゲーミングコンテンツを、図1のクライアントデバイス180、図3のオーディエンスクライアントコンピューティングシステム380、または他のクライアントデバイスなどの複数のクライアントデバイスに提供する。次いで、ルーチンはブロック415に進む。
【0070】
ブロック415において、RIAシステムは、オーディエンス入力請求を示す情報をリモートゲーミングデバイスから受信する。ルーチンはブロック420に進み、ブロック420において、RIAデバイスは、オーディエンス入力請求に応答して、オーディエンス入力を複数のクライアントデバイスから請求する。これは、たとえば、入力要求を複数のクライアントデバイスに送信することを含み得る。また、提案されたゲーム入力がクライアントデバイスから受信されて処理され得る時間を規定するRIAシステムのタイマが開始され得る。タイマが期限切れになると、クライアントデバイスにおけるゲーム入力は、RIAシステムによって検索および処理されなくなる。次いで、ルーチンはブロック425に進む。
【0071】
ブロック425において、RIAシステムは、提案されたゲーム入力を複数のクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスから受信する。示されている実施形態では、次いで、ルーチンはブロック430に進み、ブロック430において、RIAシステムは、たとえば提案されたゲーム入力の少なくとも一部の1つまたは複数のオーディオビジュアル表示(たとえば、ヒートマップまたは他のオーディオビジュアル表示)をリモートゲーミングデバイスに表示させるように、それらの提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す情報をリモートゲーミングデバイスに提供する。ルーチンはブロック435に進む。
【0072】
ブロック435において、RIAシステムは、提案されたゲーム入力の規定の閾値が満たされたかどうかを判断する。たとえば、特定の実施形態では、RIAシステムは、規定の時間の間、規定量の提案されたゲーム入力が受信されるまで、または他の規定の閾値が満たされるまで、提案されたゲーム入力が、関連するクライアントデバイスによって投入されることを可能にすることができる。特定の実施形態では、そのような閾値は、リモートゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤユーザの1つもしくは複数のプレファレンスによって規定されてもよく、および/または、RIAシステム構成の一部として規定されてもよい。提案されたゲーム入力の規定の閾値が満たされない場合、ルーチンはブロック425に戻る。
【0073】
提案されたゲーム入力の規定の閾値が満たされると、ルーチンはブロック440に進み、ブロック440において、RIAシステムは、提案されたゲーム入力に基づいて、集約されたゲームアクションを生成するために、クライアントデバイスから受信された提案されたゲーム入力を分析する。本明細書においてさらに詳細に説明するように、特定の実施形態では、集約されたゲームアクションは、さまざまな態様で生成され得る。さまざまな実施形態では、RIAシステムは、履歴入力に基づく機械学習、クラスタリング、クラスタ選択および/またはクラスタ重心計算を含む1つまたは複数の動作によって、集約されたゲームアクションを生成してもよい。
【0074】
RIAシステムが集約されたゲームアクションを生成すると、ルーチンはブロック445に進み、ブロック445において、RIAシステムは、たとえば集約されたゲームアクションに応答してリモートゲーミングデバイスに1つまたは複数のアクションを行わせるように、集約されたゲームアクションを示す情報をリモートゲーミングデバイスに提供する。たとえば、特定の実施形態では、そのようなアクションは、まるで集約されたゲームアクションがリモートゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤユーザによって実行されるかのように、集約されたゲームアクションを実行して応答すること、または、集約されたゲームアクションの1つもしくは複数のオーディオビジュアル表示をプレーヤユーザに表示することを含み得る。
【0075】
次いで、ルーチンはブロック415に進み、ブロック415において、RIAシステムは、表示のためにリアルタイムゲーミングコンテンツを複数のクライアントデバイスに提供しながら、リモートゲーミングデバイスからのさらなるオーディエンス入力請求を待つ。
【0076】
図5は、1つまたは複数の実施形態に係る、例示的なゲーミングデバイスの動作ルーチン500を示すブロック図である。このルーチンは、たとえば図1のリモートゲーミングデバイス140、図3のゲーミングデバイスコンピューティングシステム360、または他のゲーミングデバイスによって実行することができる。
【0077】
ルーチン500はブロック505から開始し、ブロック505において、ゲーミングデバイスは、ゲームセッション中にリアルタイムゲーミングコンテンツを生成または受信する。本明細書に詳述されるように、特定の実施形態およびシナリオでは、ゲーミングデバイスは、ローカルに実行されるゲームアプリケーション(図1のゲームアプリケーション144もしくは図3のゲームアプリケーション368など)を介してリアルタイムゲーミングコンテンツを生成してもよく、または代替的に、ゲームストリーミングサービス(図1のゲームストリーミングサービス120など)からリアルタイムゲーミングコンテンツを受信してもよい。次いで、ルーチンはブロック510に進む。
【0078】
ブロック510において、ゲーミングデバイスは、複数のクライアントデバイスに関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザにゲームセッションを「ストリーミングする」目的で、それらのクライアントデバイスに配信するためにリアルタイムゲーミングコンテンツをリモートRIAシステムに提供する。ルーチンはブロック515に進む。
【0079】
ブロック515において、ゲーミングデバイスは、RIAアプリケーションのローカルインスタンスを実行する。特定の実施形態では、RIAアプリケーションの実行は、ゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤユーザの1つもしくは複数の対話に応答して行われてもよく、プレーヤユーザの1つもしくは複数のプレファレンスに基づいて行われてもよく、または他の条件に基づいて行われてもよい。
【0080】
RIAアプリケーションがゲーミングデバイスによって実行されると、ルーチンはブロック520に進み、ブロック520において、ゲーミングデバイスは、オーディエンス入力請求を示す情報を(ローカルRIAアプリケーションを介して)リモートRIAシステムに提供する。さまざまな実施形態およびシナリオでは、オーディエンス入力請求の提供は、本明細書においてさらに詳細に説明するさまざまな条件に基づいてトリガされ得る。ルーチンはブロック525に進む。
【0081】
ブロック525において、ゲーミングデバイスは、オーディエンス入力請求に応答して複数のクライアントデバイスによって提供された提案されたゲーム入力に基づいて、リモートRIAシステムによって生成された集約されたゲームアクションを示す情報をリモートRIAシステムから受信する。次いで、ルーチンはブロック530に進み、ブロック530において、ゲーミングデバイスは、表示された集約されたゲームアクションに応答して1つまたは複数のアクションを行う。たとえば、特定の実施形態では、そのようなアクションは、まるで集約されたゲームアクションがゲーミングデバイスに関連付けられたプレーヤユーザによって実行されるかのように、集約されたゲームアクションを実行して応答すること、または、集約されたゲームアクションの1つもしくは複数のオーディオビジュアル表示をプレーヤユーザに表示することを含み得る。
【0082】
ブロック530の後に、後続のオーディエンス入力請求をリモートRIAシステムに提供するためのトリガ条件を待つために、ルーチンはブロック520に戻る。
【0083】
図6は、本明細書に記載されている1つまたは複数の技術に係る、RIAシステムの一実施形態に通信可能に結合された例示的なクライアントデバイスの動作ルーチン600を示すブロック図である。このルーチンは、たとえば図1におけるクライアントデバイス180のうちの1つ、図3のオーディエンスクライアントコンピューティングシステム380のうちの1つ、または他のクライアントデバイスによって実行することができる。
【0084】
ルーチン600はブロック605から開始し、ブロック605において、クライアントデバイスは、リモートRIAシステムから受信されたリアルタイムゲーミングコンテンツを表示する。本明細書に詳述されるように、リアルタイムゲーミングコンテンツは、プレーヤのゲームセッションをストリーミングしているリモートゲーミングデバイスのプレーヤユーザに関連付けられたリモートゲーミングデバイスから生じ得る。
【0085】
次いで、ルーチンはブロック610に進み、ブロック610において、クライアントデバイスは、表示されたリアルタイムゲーミングコンテンツに関連する提案されたゲーム入力のオーディエンス入力請求を示す情報を受信する。
【0086】
ブロック615において、クライアントデバイスは、クライアントデバイスに通信可能に結合された1つまたは複数の入力デバイスを介するなどして、クライアントデバイスに関連付けられたユーザから、提案されたゲーム入力を受信する。次いで、ルーチンはブロック620に進み、ブロック620において、クライアントデバイスは、たとえばリモートRIAシステムが集約されたゲームアクションを生成するための根拠として使用される、提案されたゲーム入力を示す情報をリモートRIAシステムに提供する。
【0087】
ブロック620の後に、ルーチンはブロック610に戻って、さらなる提案されたゲーム入力の後続の請求を待つ。
【0088】
「ユーザ」という語は、本明細書で用いられる場合、本開示に記載されているデバイスまたはシステムの任意の人間オペレータを指し得る。「選択する」という語は、グラフィカルユーザインターフェイスまたは他の電子ディスプレイの1つまたは複数の要素との関連で本明細書で用いられる場合、マウスまたは他のポインティングデバイスを使用した1つまたは複数のクリック、クライアントデバイスのタッチスクリーンを使用した1つまたは複数のタッピング対話などの、ディスプレイと対話するために使用されるクライアントコンピューティングデバイスに応じてさまざまな入力制御装置に対して行われるさまざまなユーザアクションを含み得る。また、そのような選択は、そのような対話の結果として電気信号または電子信号を生成することができるさまざまな物理的アクチュエータとの対話をさらに含み得る。そのようなアクチュエータの例の非排他的なリストは、キー、ボタン、プレッシャープレート、パドル、ペダル、車輪、トリガ、スライド、タッチパッド、または他のタッチセンサ式もしくはモーションセンサ式要素の電子的、機械的または電気機械的な実現例を含んでおり、事実上デジタルまたはアナログであってもよい。また、オーディエンス入力請求の表示または他の通知などの任意の通知は、本明細書で用いられる場合、特に否定されない限り、ユーザに伝えられる視覚情報、聴覚情報、触覚情報または他の情報を組み込んでもよい。
【0089】
いくつかの実施形態では、上記の技術の特定の局面は、ソフトウェアを実行する処理システムの1つまたは複数のプロセッサによって実現することができる。ソフトウェアは、非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体上に格納または有形に具体化された一組または複数組の実行可能な命令を含む。ソフトウェアは、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、上記の技術の1つまたは複数の局面を実行するように1つまたは複数のプロセッサを操作する命令および特定のデータを含み得る。非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体は、たとえば、磁気または光ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリなどのソリッドステートストレージデバイス、キャッシュ、1つまたは複数のランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)または他の不揮発性メモリデバイスなどを含み得る。非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体上に格納された実行可能な命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、または1つもしくは複数のプロセッサによって解釈されるかまたは実行可能である他の命令フォーマットの状態であってもよい。
【0090】
コンピュータ読取可能記憶媒体は、命令および/またはデータをコンピュータシステムに提供するために使用中にコンピュータシステムによってアクセス可能な任意の記憶媒体または記憶媒体の組み合わせを含み得る。そのような記憶媒体は、光学式媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD:Compact Disc)、デジタル多用途ディスク(DVD:Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク)、磁気媒体(たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープもしくは磁気ハードドライブ)、揮発性メモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくはキャッシュ)、不揮発性メモリ(たとえば、リードオンリメモリ(ROM:Read-Only Memory)もしくはフラッシュメモリ)、またはマイクロ電気機械システム(MEMS:MicroElectroMechanical System)ベースの記憶媒体を含み得るが、それらに限定されるものではない。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピューティングシステムに組み入れられたもの(たとえば、システムRAMもしくはROM)であってもよく、コンピューティングシステムに固定的に取り付けられたもの(たとえば、磁気ハードドライブ)であってもよく、コンピューティングシステムに取り外し可能に取り付けられたもの(たとえば、光ディスクもしくはユニバーサルシリアルバス(USB:Universal Serial Bus)ベースのフラッシュメモリ)であってもよく、または有線もしくは無線ネットワークを介してコンピュータシステムに結合されたもの(たとえば、ネットワークアクセス可能ストレージ(NAS:Network Accessible Storage))であってもよい。
【0091】
なお、全般的な説明において上記した動作または要素は全てが必要とされるわけではなく、特定の動作またはデバイスの一部は必要とされなくてもよく、上記のものに加えて、1つまたは複数のさらなる動作が実行されてもよく、または要素が含まれてもよい。さらに、動作を列挙する順序は、必ずしもそれらの動作を実行する順序ではない。また、特定の実施形態を参照して概念を説明してきた。しかし、以下の特許請求の範囲に記載されている本開示の範囲から逸脱することなくさまざまな修正および変更を行うことができる、ということを当業者は理解する。したがって、明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で見なされるべきであり、全てのそのような修正は、本開示の範囲内に含まれるよう意図されている。
【0092】
特定の実施形態に関して、利益、他の利点および問題に対する解決策を上記で説明してきた。しかし、これらの利益、利点、問題に対する解決策、および任意の利益、利点または解決策を生じさせ得るまたはより顕著にさせ得る任意の特徴は、いずれかの請求項または全ての請求項の重要な特徴、必要な特徴または本質的な特徴として解釈されるべきではない。さらに、上記に開示された特定の実施形態は、例示にすぎない。なぜなら、開示された主題は、本明細書における教示の利益を有する当業者に明らかな、異なっているが同等の態様で修正および実施され得るからである。以下の特許請求の範囲に記載されているもの以外に、本明細書に示されている構造または設計の詳細への限定は、意図されていない。したがって、上記に開示された特定の実施形態は、変更または修正されてもよく、全てのそのような変形例は、開示された主題の範囲内であると考えられる、ということは明らかである。したがって、本明細書で求められる保護は、以下の特許請求の範囲に記載される。
図1
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-07-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
第1のサーバが、複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するステップを備え、前記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、前記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、前記方法はさらに、
前記第1のサーバが、前記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するステップを備え、前記複数の提案されたゲーム入力は、前記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、前記方法はさらに、
前記第1のサーバが、前記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、リモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションを生成するステップと、
前記第1のサーバが、前記集約されたゲームアクションの表示を前記リモートゲーミングデバイスに提供するステップとを備える、方法。
【請求項2】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供するステップは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供するステップは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リモート入力集約アプリケーションは、インターフェイスオーバーレイの提示が前記ゲーミングコンテンツ上に現れるようにするように構成されており、前記インターフェイスオーバーレイを介して、提案されたゲーム入力が検索可能である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記リモート入力集約アプリケーションは、前記提案されたゲーム入力の1つまたは複数のクラスタを決定して、前記決定されたクラスタの各々の焦点を決定することによって、前記集約されたゲームアクションを生成するように構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記リモート入力集約アプリケーションは、前記提案されたゲーム入力をクラスタリングすること、前記提案されたゲーム入力に対してクラスタ選択を適用すること、および前記提案されたゲーム入力に対してクラスタ重心計算を適用することのうちの少なくとも1つによって、前記1つまたは複数のクラスタを決定するように構成されている、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートゲーミングデバイスから受信され、前記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記ゲーミングコンテンツは、第2のリモートサーバから受信されて、前記第2のリモートサーバ上で実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のクライアントデバイスでのリアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供するステップは、前記集約されたゲームアクションの表示を含むように前記ゲーミングコンテンツを修正するステップを含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記リモートゲーミングデバイスが、前記集約されたゲームアクションの前記表示に応答して、前記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するステップをさらに備える、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
方法であって、
ゲーミングデバイスが、リアルタイム表示のためにゲームアプリケーションによって生成されたゲーミングコンテンツを複数のリモートクライアントデバイスに配信することの一部として、第1のユーザと前記ゲーミングデバイスとの1つまたは複数の対話の表示を提供するステップと、
前記ゲーミングデバイスが、前記ゲーミングデバイスで実行されるリモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションの表示を受信するステップとを備え、前記集約されたゲームアクションは、前記複数のリモートクライアントデバイスに関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザによって提案される複数のゲーム入力に少なくとも部分的に基づいており、前記方法はさらに、
前記ゲーミングデバイスが、前記集約されたゲームアクションの前記表示に応答して、前記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するステップを備える、方法。
【請求項12】
前記第1のユーザへの前記ゲーミングコンテンツのリアルタイム表示のために、前記ゲームアプリケーションを実行するリモートサーバから前記ゲーミングコンテンツを受信するステップをさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記1つまたは複数のアクションを実行するステップは、まるで前記集約されたゲームアクションが前記第1のユーザによって実行されたかのように前記ゲームアプリケーションに関して前記集約されたゲームアクションを実行するステップを含む、請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
前記ゲーミングデバイス上で前記ゲームアプリケーションをローカルに実行することによって前記ゲーミングコンテンツを生成するステップをさらに含む、請求項11~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のユーザからの要求に応答して前記リモート入力集約アプリケーションの実行を開始するステップをさらに備える、請求項11~14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記1つまたは複数のアクションを実行するステップは、前記集約されたゲームアクションを示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示するステップを含む、請求項11~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示するステップをさらに備える、請求項11~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
方法であって、
クライアントシステムが、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいて、リモートサーバから受信されたリアルタイムゲーミングコンテンツを表示するステップと、
前記クライアントシステムが、前記リアルタイムゲーミングコンテンツに関連する1つまたは複数の提案されたゲーム入力を、前記クライアントシステムに関連付けられたオーディエンスユーザから受信するステップとを備え、前記オーディエンスユーザは、前記第1のユーザとは異なっており、前記方法はさらに、
前記クライアントシステムが、前記1つまたは複数の提案されたゲーム入力の表示を前記リモートサーバに提供するステップを備える、方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数の提案されたゲーム入力を受信するステップは、前記クライアントシステムに通信可能に結合されたポインティングデバイスから少なくとも1つの入力を受信するステップを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数の提案されたゲーム入力は、前記ゲーミングコンテンツに関連する1つまたは複数のゲーミングアクションに関する前記関連付けられたオーディエンスユーザの請求に応答して受信され、前記請求は、前記ゲーミングコンテンツの前記表示中に前記リモートサーバによって提供される、請求項18または19に記載の方法。
【請求項21】
前記クライアントシステム上で実行されるリモート入力集約システムを介して前記請求の表示を受信するステップをさらに備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
システムであって、
複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するためのコンテンツストリーミングマネージャを備え、前記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、前記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、前記システムはさらに、
前記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するためのユーザ入力マネージャを備え、前記複数の提案されたゲーム入力は、前記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、前記システムはさらに、
前記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成し、前記集約されたゲームアクションの表示を前記リモートゲーミングデバイスに提供するための入力集約マネージャを備える、システム。
【請求項23】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することを含む、請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記コンテンツストリーミングマネージャはさらに、前記ゲーミングコンテンツを前記リモートゲーミングデバイスから受信し、前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項22または23に記載のシステム。
【請求項25】
前記コンテンツストリーミングマネージャはさらに、前記ゲーミングコンテンツをリモートサーバから受信し、前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートサーバによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項22~24のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項26】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記集約されたゲームアクションの表示を含むように前記ゲーミングコンテンツを修正することを含む、請求項22~25のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項27】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の前記表示を提供することは、前記提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供することを含む、請求項22~26のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項28】
ストリーミングサーバであって、
ネットワークインターフェイスと、
1つまたは複数のプロセッサと、
一組の実行可能な命令を格納するメモリとを備え、前記一組の実行可能な命令は、
複数のリモートクライアントデバイスの各々でのリアルタイム表示のためにゲーミングコンテンツを提供するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、前記複数のリモートクライアントデバイスの各々は、それぞれのリモートオーディエンスユーザに関連付けられており、前記ゲーミングコンテンツは、第1のユーザとリモートゲーミングデバイスとの対話に少なくとも部分的に基づいており、前記一組の実行可能な命令はさらに、
前記ゲーミングコンテンツの前記リアルタイム表示中に、複数の提案されたゲーム入力の表示を受信するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、前記複数の提案されたゲーム入力は、前記複数のリモートクライアントデバイスのうちの複数のクライアントデバイスの各々からの1つまたは複数の提案されたゲーム入力を含み、前記一組の実行可能な命令はさらに、
前記複数の提案されたゲーム入力に少なくとも部分的に基づいて、集約されたゲームアクションを生成するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、
前記集約されたゲームアクションの表示を前記リモートゲーミングデバイスに提供するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作する、ストリーミングサーバ。
【請求項29】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することを含む、請求項28に記載のストリーミングサーバ。
【請求項30】
前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部の表示を提供することは、前記提案されたゲーム入力の少なくとも一部に少なくとも部分的に基づいて、ヒートマップを示す情報を提供することを含む、請求項29に記載のストリーミングサーバ。
【請求項31】
前記ゲーミングコンテンツは、前記リモートゲーミングデバイスから受信され、前記リモートゲーミングデバイスによって実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項28または30に記載のストリーミングサーバ。
【請求項32】
前記ゲーミングコンテンツは、リモートサーバから受信され、前記リモートサーバ上で実行されているゲームアプリケーションのインスタンスによって生成される、請求項28~31のいずれか1項に記載のストリーミングサーバ。
【請求項33】
リアルタイム表示のために前記ゲーミングコンテンツを提供することは、前記集約されたゲームアクションの表示を含むように前記ゲーミングコンテンツを修正することを含む、請求項28~32のいずれか1項に記載のストリーミングサーバ。
【請求項34】
ゲーミングデバイスであって、
ネットワークインターフェイスと、
1つまたは複数のプロセッサと、
一組の実行可能な命令を格納するメモリとを備え、前記一組の実行可能な命令は、
リアルタイム表示のためにゲームアプリケーションによって生成されたゲーミングコンテンツを複数のリモートクライアントデバイスに配信することの一部として、第1のユーザと前記ゲーミングデバイスとの1つまたは複数の対話の表示を提供するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、
前記ゲーミングデバイスで実行されるリモート入力集約アプリケーションを介して、集約されたゲームアクションの表示を受信するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作し、前記集約されたゲームアクションは、前記複数のリモートクライアントデバイスに関連付けられた複数のリモートオーディエンスユーザによって提案される複数のゲーム入力に少なくとも部分的に基づいており、前記一組の実行可能な命令はさらに、
前記集約されたゲームアクションの前記表示に応答して、前記ゲームアプリケーションの実行のために1つまたは複数のアクションを実行するように前記1つまたは複数のプロセッサを操作する、ゲーミングデバイス。
【請求項35】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記ゲーミングデバイス上で前記ゲームアプリケーションをローカルに実行することによって前記ゲーミングコンテンツを生成する、請求項34に記載のゲーミングデバイス。
【請求項36】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記第1のユーザへの前記ゲーミングコンテンツのリアルタイム表示のために、前記ゲームアプリケーションを実行するリモートサーバから前記ゲーミングコンテンツを受信する、請求項34または35に記載のゲーミングデバイス。
【請求項37】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記第1のユーザからの要求に応答して前記リモート入力集約アプリケーションの実行を開始する、請求項34~36のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【請求項38】
前記1つまたは複数のアクションを実行することは、前記集約されたゲームアクションを示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示することを含む、請求項34~37のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【請求項39】
前記一組の実行可能な命令はさらに、前記複数の提案されたゲーム入力の少なくとも一部を示す1つまたは複数のインターフェイス要素を前記第1のユーザに表示する、請求項34~38のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【請求項40】
前記1つまたは複数のアクションを実行することは、まるで前記集約されたゲームアクションが前記第1のユーザによって実行されたかのように前記ゲームアプリケーションに関して前記集約されたゲームアクションを実行することを含む、請求項34~39のいずれか1項に記載のゲーミングデバイス。
【国際調査報告】