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特表2023-548870プリコーディング行列指示方法、ユーザ機器、およびアクセスデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-21
(54)【発明の名称】プリコーディング行列指示方法、ユーザ機器、およびアクセスデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/0417 20170101AFI20231114BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20231114BHJP
   H04B 7/0456 20170101ALI20231114BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20231114BHJP
【FI】
H04B7/0417
H04W16/28 130
H04B7/0456 100
H04B7/06 956
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023527104
(86)(22)【出願日】2020-11-04
(85)【翻訳文提出日】2023-06-09
(86)【国際出願番号】 CN2020126611
(87)【国際公開番号】W WO2022094821
(87)【国際公開日】2022-05-12
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲瀟▼涵
(72)【発明者】
【氏名】黄 ▲勝▼武
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
本発明の実施形態は、プリコーディング行列指示方法、ユーザ機器、およびアクセスデバイスを提供する。プリコーディング行列指示方法は、指示情報を生成するステップであって、指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、プリコーディング行列が、少なくともKNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、指示情報が第1の方式で生成され、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、指示情報が第2の方式で生成される、ステップと、指示情報を送るステップとを含む。本発明の実施形態は、ユーザ機器、およびアクセスデバイスをさらに提供する。報告の解決策が、複数の構成シナリオに適用可能であるように、現在のプロトコルが完全ではないという課題を解決するために、プリコーディング行列に関係するパラメータが、異なる条件に基づいて異なる方式で送られ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
指示情報を生成するステップであって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、前記プリコーディング行列が、少なくとも前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第1の方式で生成され、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第2の方式で生成される、ステップと、
前記指示情報を送るステップと
を含む、プリコーディング行列指示方法。
【請求項2】
前記第1の予め設定された条件が、第1のパラメータの値に関係する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の予め設定された条件が、前記第1のパラメータの前記値に関係する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のパラメータが、
【数1】
である、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の予め設定された条件が、少なくとも以下の条件、すなわち
【数2】
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の予め設定された条件が、少なくとも以下の条件、すなわち
【数3】
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の予め設定された条件が、少なくとも以下の条件、すなわち
【数4】
を含む、請求項1または5に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の予め設定された条件が、少なくとも以下の条件、すなわち
【数5】
を含む、請求項1または6に記載の方法。
【請求項9】
指示情報を受信するステップであって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、前記プリコーディング行列が、少なくとも前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第1の方式で生成され、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第2の方式で生成される、ステップと、
前記指示情報に基づいて前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を決定するステップと
を含む、プリコーディング行列指示方法。
【請求項10】
プロセッサであって、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された、プロセッサ。
【請求項11】
コンピュータプログラムを記憶するように構成されたメモリと、
請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行するために、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行するように構成されたプロセッサと
を備える、通信デバイス。
【請求項12】
命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令がコンピュータにおいて実行されるとき、前記コンピュータが、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
命令を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、前記コンピュータが、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータプログラム製品。
【請求項14】
指示情報を生成するように構成された処理モジュールであって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、前記プリコーディング行列が、少なくとも前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第1の方式で生成され、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第2の方式で生成される、処理モジュールと、
前記指示情報を送るように構成された通信モジュールと
を備える、ユーザ機器。
【請求項15】
指示情報を受信するように構成された通信モジュールであって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、前記プリコーディング行列が、少なくとも前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第1の方式で生成され、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、前記指示情報が第2の方式で生成される、通信モジュールと、
前記指示情報に基づいて前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を決定するように構成された処理モジュールと
を備える、アクセスデバイス。
【請求項16】
前記通信モジュールがトランシーバであり、前記処理モジュールがプロセッサである、請求項14または15に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、通信技術、特に、プリコーディング行列指示方法、ユーザ機器、およびアクセスデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
多入力多出力(Multiple-Input Multiple-Output、MIMO)技術の出現が、ワイヤレス通信に革命的な変化をもたらしている。MIMO技術では、ワイヤレス通信システムの性能が著しく改善されることができるように、複数のアンテナが、送信端デバイスおよび受信端デバイスにおいて配備される。たとえば、ダイバーシティシナリオでは、MIMO技術は、送信の信頼性を効果的に向上させることができ、多重化シナリオでは、MIMO技術は、送信スループットを何倍も増やすことができる。
【0003】
プリコーディング技術は、MIMO技術の重要な分岐である。この技術では、送信されるべき信号が、チャネル属性に適合するプリコーディング行列を使用することによって処理され、それによって、プリコーディングされた送信されるべき信号がチャネルに適合する。したがって、送信プロセスが最適化され、受信信号品質(たとえば、SINR)が改善される。現在、プリコーディング技術は、複数のワイヤレス通信規格、たとえば、限定されないがLTEおよび5G NRで使用されている。
【0004】
現在、拡張タイプII(Enhanced Type II)と呼ばれるチャネル情報報告の解決策が、議論されている5G NR R16プロトコルに導入されている。報告の解決策は、プリコーディング行列を構築するために、複数のパラメータを報告するために使用される。具体的には、現在のR16プロトコル38.214 V16.3.0におけるセクション、たとえば、限定されないがセクション5.2.2.2.5によれば、上記のプリコーディング行列は、少なくとも複数の重み付け係数、複数の空間領域構成要素(たとえば、空間領域ベクトル)、および複数の周波数領域構成要素(たとえば、周波数領域ベクトル)に基づいて構築される。しかしながら、重み付け係数、空間領域構成要素、および周波数領域構成要素の少なくとも一部、たとえば、重み付け係数の少なくとも一部、および/または空間領域構成要素の少なくとも一部、および/または周波数領域構成要素の少なくとも一部は、端末によって基地局に報告される必要がある。したがって、最新のプロトコルバージョン38.214 V16.3.0のセクション、たとえば、限定されないがセクション5.2.3において、上記のパラメータの報告が、上記のパラメータの中にある、報告される必要がある特定のパラメータ、およびパラメータの特定の報告方式を具体的に記載するために、詳細に指定されている。しかしながら、大量のパラメータが報告される必要があるので、38.214 V16.3.0は完全ではない。したがって、さらなる最適化が要求される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
これを考慮して、既存の指示の解決策を最適化するために、プリコーディング行列指示方法を提供することが必要である。
【0006】
本発明の実施形態の一態様によれば、プリコーディング行列指示方法が提供される。この方法は、
指示情報を生成するステップであって、指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、プリコーディング行列が、少なくともKNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、指示情報が第1の方式で生成され、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、指示情報が第2の方式で生成される、ステップと、
指示情報を送るステップと
を含む。
【0007】
実現可能な解決策では、第1の予め設定された条件は、第1のパラメータの値に関係する。
【0008】
実現可能な解決策では、第2の予め設定された条件は、第1のパラメータの値に関係する。
【0009】
実現可能な解決策では、第1のパラメータは、
【数1】
である。
【0010】
実現可能な解決策では、第1の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数2】
を含む。
【0011】
実現可能な解決策では、第1の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数3】
を含む。
【0012】
実現可能な解決策では、第2の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数4】
を含む。
【0013】
実現可能な解決策では、第2の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件を含む。
【数5】
【0014】
実現可能な解決策では、第1の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数6】
を含み、第2の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数7】
を含む。
【0015】
実現可能な解決策では、第1の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数8】
を含み、第2の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数9】
を含む。
【0016】
この出願の別の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶する。命令がコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータは上記の態様の各々による方法を実行することを可能にされる。
【0017】
本発明の実施形態によれば、報告の解決策が、複数の構成シナリオに適用可能であるように、現在のプロトコルが完全ではないという課題を解決するために、プリコーディング行列に関係するパラメータが、異なる条件に基づいて異なる方式で送られ得る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の一実施形態によるワイヤレス通信ネットワーク100の例示の概略図である。
図2】本発明の一実施形態によるプリコーディング行列指示方法200の例示のフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態によるプリコーディング行列指示方法300の例示のフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態によるユーザ機器400の構造の例示の概略図である。
図5】本発明の一実施形態によるユーザ機器500の構造の例示の概略図である。
図6】本発明の一実施形態による通信デバイス600のハードウェア構造の例示の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本発明の一実施形態によるワイヤレス通信ネットワーク100の例示の概略図である。図1に表されるように、ワイヤレス通信ネットワーク100は、基地局102から106と、端末デバイス108から122とを含む。基地局102から106は、(基地局102から106の間の直線によって表されるように)バックホール(backhaul)リンクを通じて互いに通信し得る。バックホールリンクは、有線バックホールリンク(たとえば、光ファイバもしくは銅ケーブル)、またはワイヤレスバックホールリンク(たとえば、マイクロ波)であってもよい。端末デバイス108から122は、(たとえば、基地局102から106と端末デバイス108から122との間の折れ線によって表されるように)無線リンクを通じて対応する基地局102から106と通信し得る。
【0020】
通常、基地局102から106は、通常、ユーザ機器として働く端末デバイス108から122のために、アクセスデバイスとして無線アクセスサービスを提供する。具体的には、各基地局は、(図1では各楕円エリアで表されるように、セルラーとも呼ばれ得る)1つのサービスカバレージエリアに対応し、エリアに入る端末デバイスは、基地局によって提供されるワイヤレスアクセスサービスを受信するために、無線信号を使用することによって基地局と通信することができる。基地局のサービスカバレージエリアは、重なり合ってもよい。重なり合ったエリア内の端末デバイスが、複数の基地局から無線信号を受信し得る。したがって、これらの基地局は、端末デバイスのためにサービスを提供するために、互いに協調してもよい。たとえば、複数の基地局は、多地点協調送信/受信(Coordinated multipoint transmission/reception、CoMP)技術を使用することによって、重なり合ったエリア内の端末デバイスのためにサービスを提供してもよい。たとえば、図1に表されるように、基地局102のサービスカバレージエリアと、基地局104のサービスカバレージエリアとの間に重なり合ったエリアがあり、端末デバイス112は、重なり合ったエリア内に位置している。したがって、端末デバイス112は、基地局102および基地局104から無線信号を受信し得る。基地局102および基地局104は、端末デバイス112のためにサービスを提供するために、互いに協調してもよい。別の例では、図1に表されるように、共通の重なり合ったエリアが、基地局102、104、および106のサービスカバレージエリア内に存在し、端末デバイス120は、重なり合ったエリア内に位置している。したがって、端末デバイス120は、基地局102、104、および106から無線信号を受信し得る。基地局102、104、および106は、端末デバイス120のためにサービスを提供するために、互いに協調してもよい。
【0021】
使用中のワイヤレス通信技術に依存して、基地局が、ノードB(NodeB)、発展型ノードB(evolved NodeB、eNodeB)、アクセスポイント(Access Point、AP)、および同様のものとも呼ばれ得る。加えて、提供されるサービスカバレージエリアのサイズに基づいて、基地局が、マクロセル(Macro cell)を提供するように構成されたマクロ基地局、マイクロセル(Micro cell)を提供するように構成されたマイクロ基地局、ピコセル(Pico cell)を提供するように構成されたピコ基地局、フェムトセル(Femto cell)を提供するように構成されたフェムト基地局、および同様のものに、さらに分類されてもよい。ワイヤレス通信技術の発展に伴って、将来の基地局が、別の名前も使用し得る。
【0022】
基地局は、通常、複数の部分、たとえば、限定されないが、ベースバンド部分、無線周波数部分、およびアンテナアレイ部分を含む。
【0023】
ベースバンド部分は、複数のベースバンド処理動作、たとえば、限定されないが、符号化および復号、変調および復調、プリコーディング、および時間周波数変換を実行するように構成される。特定の実装プロセスでは、ベースバンド部分は、通常、たとえば、限定されないが、ベースバンドユニット(BaseBand Unit、BBU)によって実装される。
【0024】
無線周波数部分は、複数の無線周波数処理動作、たとえば、限定されないが、中間周波数処理およびフィルタリングを実行するように構成される。特定の実装プロセスでは、無線周波数部分は、通常、たとえば、限定されないが、無線周波数ユニット(Radio Frequency Unit、RFU)によって実装される。
【0025】
アンテナアレイは、アクティブアンテナアレイおよびパッシブアンテナアレイに分類されてもよく、信号を送信および受信する役割を果たす。
【0026】
基地局の製品形式は、非常に豊富である。たとえば、製品実装プロセスでは、BBUおよびRFUは、同じデバイスに統合されてもよく、デバイスは、ケーブル(たとえば、限定されないが、フィーダ)を使用することによってアンテナアレイに接続される。代替的に、BBUおよびRFUは、別個に設置されてもよく、BBUおよびRFUは、光ファイバを使用することによって接続され、たとえば、限定されないが、共通公衆無線インターフェース(Common Public Radio Interface、CPRI)プロトコルを使用することによって互いに通信する。この場合、RFUは、通常、RRU(Remote Radio Unit、リモート無線ユニット)と呼ばれ、ケーブルを使用することによってアンテナアレイに接続される。加えて、RRUは、さらに、アンテナアレイと統合されてもよい。たとえば、市場のアクティブアンテナユニット(Active Antenna Unit、AAU)製品が、現在この構造を使用している。
【0027】
加えて、BBUは、さらに複数の部分に分解されてもよい。たとえば、BBUは、処理されるサービスのリアルタイム性能に基づいて、中央ユニット(Central Unit、CU)と、分散ユニット(Distributed Unit、DU)とにさらに細分されてもよい。CUは、非リアルタイムのプロトコルおよびサービスを処理し、DUは、物理層プロトコルおよびリアルタイムサービスを処理する。さらに、物理層機能の一部が、BBUまたはDUからさらに分離され、AAUに統合されてもよい。
【0028】
基地局は複数の部分を含んでもよく、複数の異なる製品形式があることを、上記の説明から知ることができる。この場合、本発明の実施形態において記載される技術的解決策は、基地局の1つまたは複数の部分のみを含んでもよく、または基地局全体を含んでもよい。したがって、本発明の実施形態における基地局は、本発明の実施形態における技術的解決策を実装するためにいくつかの部分のみを含む基地局製品であってもよく、または基地局全体であってもよい。いくつかの部分は、たとえば、限定されないが、上記のベースバンド部分、無線周波数部分、アンテナアレイ、BBU、RRU、RFU、AAU、CU、およびDUのうちの1つまたは複数を含んでもよい。さらに、本発明の実施形態において提供される技術的解決策は、いくつかの部分の各々において対応するチップによってのみ実装されてもよい。各部分において、本発明の実施形態において提供される技術的解決策は、1つのチップを含んでもよく、または複数のチップを含んでもよい。本発明の実施形態において提供される技術的解決策は、基地局全体によって実装されてもよく、基地局のいくつかの部分によって実装されてもよく、またはこれらの部分における1つまたは複数のチップによって実装され、すなわち、基地局における1つまたは複数のチップによって実装されてもよいことが知られ得る。たとえば、技術的解決策は、基地局の、ベースバンド処理に関係する部分によってのみ実装されてもよい。さらに、技術的解決策は、BBUによって実装され、CUによって実装され、DUによって実装され、CUおよびDUによって一緒に実装され、AAUによって実装され、またはこれらのデバイスにおける1つまたは複数のチップによって実装されてもよい。
【0029】
基地局の機能および製品形式は、既存の技術において明確に記載されている。詳細は、この明細書において記載されない。
【0030】
端末デバイス108から122は、ワイヤレス通信機能を有する様々なワイヤレス通信デバイス、たとえば、限定されないが、モバイルセルラーフォン、コードレスフォン、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレスデータカード、ワイヤレスモデム(Modulator demodulator、Modem)、またはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであってもよい。モノのインターネット(Internet of Things、IOT)技術および車両対あらゆるモノ(Vehicle-to-everything、V2X)技術の出現に伴って、以前は通信機能を有さなかったますます多くのデバイス、たとえば、限定されないが、家庭用機器、輸送車両、ツールデバイス、サービスデバイス、およびサービス設備が、ワイヤレス通信ネットワークにアクセスし、遠隔制御を受け入れるために、ワイヤレス通信ユニットを構成することによってワイヤレス通信機能を取得し始めている。そのようなデバイスは、デバイスがワイヤレス通信ユニットを用いて構成されているので、ワイヤレス通信機能を有し、したがって、ワイヤレス通信デバイスの範囲にも属する。加えて、端末デバイス108から122は、モバイルステーション、モバイルデバイス、モバイル端末、ワイヤレス端末、ハンドヘルドデバイス、クライアント、または同様のものとも呼ばれ得る。
【0031】
基地局102から106および端末デバイス108から122は、各々、MIMO(多入力多出力、Multiple-Input Multiple-Output)技術をサポートするために複数のアンテナが設けられてもよい。さらに、基地局102から106および端末デバイス108から122は、シングルユーザMIMO(Single-User MIMO、SU-MIMO)技術のみならず、マルチユーザMIMO(Multi-User MIMO、MU-MIMO)技術もサポートし得る。MU-MIMO技術は、空間分割多元接続(Space Division Multiple Access、SDMA)技術に基づいて実装されてもよい。複数のアンテナが構成されるので、基地局102から106および端末デバイス108から122は、様々なダイバーシティ(たとえば、限定されないが、送信ダイバーシティおよび受信ダイバーシティ)を改善するために、単入力単出力(Single-Input Single-Output、SISO)技術、単入力多出力(Single-Input Multiple-Output、SIMO)技術、および多入力単出力(Multiple-Input Single-Output、MISO)技術、ならびに多重化技術をさらに柔軟にサポートし得る。ダイバーシティ技術は、たとえば、限定されないが、送信ダイバーシティ(Transmit Diversity、TD)技術、および受信ダイバーシティ(Receive Diversity、RD)技術を含み得る。多重化技術は、空間多重化(Spatial Multiplexing)技術であってもよい。加えて、上記の技術は、複数の実装の解決策をさらに含み得る。たとえば、送信ダイバーシティ技術は、送信ダイバーシティを含み得る。
【0032】
MIMO技術の重要な使用は、送信ダイバーシティ(Transmit Diversity、TD)である。送信ダイバーシティでは、送信の信頼性を改善するために、時間、周波数、空間(たとえば、アンテナ)、または3つの次元の任意の組み合わせにおいて、元の信号(たとえば、シンボル)において冗長送信が実行される。特定の実装プロセスでは、冗長送信の回数が、チャネルモデルまたはチャネル品質に基づいて設定されてもよく、冗長送信の対象が、元の信号であってもよく、または処理された元の信号であってもよい。そのような処理は、たとえば、限定されないが、遅延、否定、結合、回転、上記の処理において導出、発展、および組み合わせが実行された後に得られる処理、および同様のものを含んでもよい。
【0033】
現在、一般に使用される送信ダイバーシティ方式は、たとえば、限定されないが、空間時間送信ダイバーシティ(Space-Time Transmit Diversity、STTD)、空間周波数送信ダイバーシティ(Space-Frequency Transmit Diversity、SFTD)、時間切り替え送信ダイバーシティ(Time Switched Transmit Diversity、TSTD)、周波数切り替え送信ダイバーシティ(Frequency Switch Transmit Diversity、FSTD)、直交送信ダイバーシティ(Orthogonal Transmit Diversity、OTD)、巡回遅延ダイバーシティ(Cyclic Delay Diversity、CDD)、および上記のダイバーシティ方式が導出され、発展され、組み合わせられた後に得られたダイバーシティ方式を含む。たとえば、現在、空間時間ブロックコーディング(Space Time Block Coding、STBC)、空間周波数ブロックコーディング(Space Frequency Block Coding、SFBC)、およびCDDなどの送信ダイバーシティ方式が、LTE(ロングタームエボリューション、Long Term Evolution)規格において使用されている。
【0034】
上記は、例を使用することによって送信ダイバーシティを簡潔に記載している。上記の例に加えて、送信ダイバーシティは、複数の他の実装をさらに含むことを、当業者は理解すべきである。したがって、上記の記載は、本発明の技術的解決策への限定として理解されるべきではなく、本発明の技術的解決策は、様々な可能な送信ダイバーシティの解決策に適用可能であると理解されるべきである。
【0035】
加えて、基地局102から106および端末デバイス108から122は、様々なワイヤレス通信技術を使用することによって通信を実行してもよい。
【0036】
通信の理論および実践の発展に伴って、より多くのワイヤレス通信技術が出現し、徐々に成熟している。ワイヤレス通信技術は、限定されないが、時分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)技術、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)技術、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)技術、時分割同期符号分割多元接続(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access、TD-SCDMA)技術、直交周波数分割多元接続(Orthogonal FDMA、OFDMA)技術、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier FDMA、SC-FDMA)技術、空間分割多元接続(Space Division Multiple Access、SDMA)技術、これらの技術から発展および導出された技術、および同様のものを含む。無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)として、上記のワイヤレス通信技術は、限定されないが、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、CDMA2000、広帯域CDMA(Wideband CDMA、WCDMA(登録商標))、802.11シリーズ規格において定義されるWi-Fi、マイクロ波アクセスのための世界規模相互運用(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、LTEアドバンスト(LTE-Advanced、LTE-A)、5G、これらのワイヤレス通信システムの発展型システム、および同様のものを含む、様々なよく知られているワイヤレス通信システム(またはネットワーク)を構築するために、複数のワイヤレス通信規格において採用されている。別段に指定されなければ、本発明の実施形態において提供される技術的解決策は、上記の様々なワイヤレス通信技術およびワイヤレス通信システムに適用され得る。用語「システム」および「ネットワーク」は、互いに交換されることが可能である。
【0037】
図1に表されるワイヤレス通信ネットワーク100は、単に例として使用され、本発明の技術的解決策を限定するように意図されないことが留意されるべきである。特定の実装プロセスでは、ワイヤレス通信ネットワーク100は別のデバイスをさらに含んでもよく、基地局の数量および端末デバイスの数量は、特定の要件に基づいて代替的に構成されてもよいことを当業者は理解すべきである。
【0038】
現在起草されているプロトコルR16 38.214 V16.3.0によれば、プリコーディング行列を構築するために使用される重み付け係数を報告するとき、端末は、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を報告する必要があり、非ゼロの重み付け係数は、振幅および位相などの複数の構成要素パラメータにさらに分類され、たとえば、限定されないが、複数のパラメータグループ(Group)を使用することによって非ゼロの重み付け係数を報告する必要がある。38.214 V16.3.0におけるセクション、たとえば、限定されないがセクション5.2.3によれば、複数のパラメータグループ内のパラメータの少なくとも一部に含まれる特定のパラメータは、
【数10】
の値に関係してもよく、KNZは非ゼロの係数の数量であり、vはトランスポート層の数量である。たとえば、38.214 V16.3.0におけるセクション5.2.3 CSI reporting using PUSCH(PUSCHを使用したCSI報告)によれば、プリコーディング行列に関係する報告パラメータは、報告のための3つのパラメータグループ、すなわちgroup 0、group 1、およびgroup 2に含まれてもよい。加えて、特定の報告モードが、このセクションにおいて詳細に指定されている。
【数11】
は、group 1に含まれる特定のタイプのパラメータの数量を表現する。したがって、通常、
【数12】
は、有効な値、すなわち
【数13】
または
【数14】
である必要がある。しかしながら、特定の構成シナリオでは、
【数15】
の値は、無効な値、たとえば
【数16】
または
【数17】
であり得る。関係する通信デバイス、たとえば、限定されないが、アクセスデバイスおよび/またはユーザ機器が、現在のプロトコルに従って使用されるならば、特定のシナリオにおいて課題が発生し得ることが知られ得る。したがって、上記の課題を解決するために、解決策が提供される必要がある。
【0039】
図2は、本発明の一実施形態によるプリコーディング行列指示方法200の例示のフローチャートである。特定の実装プロセスでは、方法200は、たとえば、限定されないが、ユーザ機器(たとえば、限定されないが、端末)によって実行されてもよい。
【0040】
ステップ202:指示情報を生成する。指示情報は、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数は、KNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vはトランスポート層の数量であり、KNZ個の非ゼロの重み付け係数は、プリコーディング行列を構築するために使用され、プリコーディング行列は、少なくともKNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築される。指示情報は、第1の予め設定された条件が満たされるとき、第1の方式で生成され、または指示情報は、第2の予め設定された条件が満たされるとき、第2の方式で生成される。
【0041】
ステップ204:指示情報を送る。
【0042】
具体的には、指示情報は、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示す関係するパラメータを含む情報として理解され得る。これに基づいて、指示情報は、他の情報、たとえば、限定されないが、空間領域ベクトルおよび/または周波数領域ベクトルを示す情報を、さらに含んでもよい。加えて、m個の空間領域ベクトルおよびn個の周波数領域ベクトルの指示方式は、本発明の実施形態において限定されない。たとえば、既存の指示方式、たとえば、限定されないが、38.214 V16.3.0が、m個の空間領域ベクトルおよびn個の周波数領域ベクトルを示すために使用されてもよい。
【0043】
加えて、プリコーディング行列は、少なくともKNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、およびn個の周波数領域ベクトルに基づいて構築される。言い換えれば、プリコーディング行列を構築するプロセスにおいて、別のパラメータ、たとえば、限定されないが、別の非ゼロの重み付け係数、別の重み付け係数、または別の空間領域ベクトルおよび/または別の周波数領域ベクトルが、さらに使用されてもよい。
【0044】
本発明のこの実施形態において提供される技術的解決策が、さらに要約され得ることが知られ得る。KNZは、プリコーディング行列を構築するプロセスにおいて使用される非ゼロの重み付け係数の一部または全部の数量であり、vは、トランスポート層の数量または別の数量パラメータである。プリコーディング行列を構築するプロセスにおいて、これらのパラメータが使用される。
【0045】
特定の実装プロセスでは、パラメータ、たとえば、限定されないが、KNZおよびvについては、38.214 V16.3.0における定義を参照されたい。もちろん、パラメータは、代替的に、38.214 V16.3.0における定義とは異なる定義を有してもよく、たとえば、限定されないが、38.214 V16.3.0における定義に基づいて別の限定が追加または削除される。
【0046】
特定の実装プロセスでは、第1の予め設定された条件は、第1のパラメータの値に関係する。
【0047】
特定の実装プロセスでは、第2の予め設定された条件は、第1のパラメータの値に関係する。
【0048】
特定の実装プロセスでは、第1のパラメータは、
【数18】
である。
【0049】
特定の実装プロセスでは、第1の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数19】
を含む。
【0050】
特定の実装プロセスでは、第1の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数20】
を含む。
【0051】
特定の実装プロセスでは、第2の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数21】
を含む。
【0052】
特定の実装プロセスでは、第2の予め設定された条件は、少なくとも以下の条件、すなわち
【数22】
を含む。
【0053】
【数23】
の場合が、特定の要件に基づいて第1の予め設定された条件または第2の予め設定された条件に含まれ得ることが上記から知られ得る。
【0054】
第1の方式および第2の方式は、本発明のこの実施形態では限定されない。たとえば、第1の予め設定された条件が、
【数24】
を含むとき、第1の方式は、現在の規格で指定された方式であってもよい。たとえば、特定のタイプ(たとえば、振幅および/または位相)の
【数25】
個のパラメータがgroup 1に配置されて送られ、別のパラメータは、たとえば、別のgroupを使用することによって、現在の規格の別の仕様に従って送られる。第2の予め設定された条件が
【数26】
を含むとき、特定のタイプのすべてのパラメータが、group 1に配置されて送られてもよく、またはgroup 2に配置されて送られてもよい。代替的に、第2の予め設定された条件が、
【数27】
を含むとき、特定のタイプのパラメータおよびgroup 2におけるすべてのパラメータが、group 1を使用することによって送られてもよい。この場合、group 2はもはや要求されない。上記の方式に加えて、第1の方式および第2の方式が他の方式であってもよいことを理解することは難しくない。
【0055】
特定の実装プロセスでは、トランスポート層の数量は、たとえば、限定されないが、RI(Rank Indication、ランク指示)を使用することによって示されてもよい。
【0056】
加えて、第1の予め設定された条件または第2の予め設定された条件が満たされることは、広い方式で理解されるべきである。具体的には、対応する条件に対応する状況が発生し、関係する決定動作が実行される必要があることに限定されるべきではない。
【0057】
加えて、指示情報は、第1の方式または第2の方式で生成される。これは、指示情報が対応する方式に対応するフォーマットを使用することとして理解され得る。
【0058】
本発明のこの実施形態において提供される技術的解決策に従って、報告の解決策が、複数の構成シナリオに適用可能であるように、現在のプロトコルが完全ではないという課題を解決するために、プリコーディング行列に関係するパラメータが、異なる条件に基づいて異なる方式で送られ得ることを知ることは難しくない。
【0059】
図3は、本発明の一実施形態によるプリコーディング行列指示方法300の例示のフローチャートである。方法300は、方法200に対応している。特定の実装プロセスでは、方法300は、たとえば、限定されないが、アクセスデバイス(たとえば、限定されないが、基地局)によって実行されてもよい。
【0060】
ステップ302:指示情報を受信する。指示情報は、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数は、KNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vはトランスポート層の数量であり、KNZ個の非ゼロの重み付け係数は、プリコーディング行列を構築するために使用され、プリコーディング行列は、少なくともKNZ個の非ゼロの重み付け係数、m個の空間領域ベクトル、n個の周波数領域ベクトルに基づいて構築される。指示情報は、第1の予め設定された条件が満たされるとき、第1の方式で生成され、または指示情報は、第2の予め設定された条件が満たされるとき、第2の方式で生成される。
【0061】
ステップ304:指示情報に基づいてKNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を決定する。
【0062】
方法300に含まれる関係する技術的特徴は、方法200に関して上記で詳細に記載されている。したがって、詳細はここで再び記載されない。
【0063】
図4は、本発明の一実施形態によるユーザ機器400の構造の例示の概略図である。図4に表されるように、ユーザ機器400は、処理モジュール402と、通信モジュール404とを含む。処理モジュール402は、方法200におけるステップ202を実行するように構成され、通信モジュール404は、方法200におけるステップ204を実行するように構成される。
【0064】
図5は、本発明の一実施形態によるユーザ機器500の構造の例示の概略図である。図5に表されるように、ユーザ機器500は、処理モジュール502と、通信モジュール504とを含む。処理モジュール502は、方法300におけるステップ304を実行するように構成され、通信モジュール504は、方法300におけるステップ302を実行するように構成される。
【0065】
特定の実装プロセスでは、処理モジュールは、プロセッサを使用することによって実装されてもよく、通信モジュール404は、トランシーバを使用することによって実装されてもよいことが留意されるべきである。
【0066】
図6は、本発明の一実施形態による通信デバイス600のハードウェア構造の例示の概略図である。特定の実装プロセスでは、通信デバイスは、上記のユーザ機器を実装するように構成されてもよく、または上記のアクセスデバイスを実装するように構成されてもよい。
【0067】
図6に表されるように、ユーザ機器600は、プロセッサ602と、トランシーバ604と、複数のアンテナ606と、メモリ608と、I/O(入力/出力、Input/Output)インターフェース610と、バス612とを含む。メモリ608は、命令6082およびデータ6084を記憶するようにさらに構成される。加えて、プロセッサ602、トランシーバ604、メモリ608、およびI/Oインターフェース610は、バス612を通じて互いに通信可能に接続され、複数のアンテナ606は、トランシーバ604に接続される。特定の実装プロセスでは、プロセッサ602、トランシーバ604、メモリ608、およびI/Oインターフェース610は、代替的に、バス612以外の別の接続方式で互いに通信可能に接続されてもよい。
【0068】
プロセッサ602は、汎用プロセッサ、たとえば、限定されないが、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってもよく、または専用プロセッサ、たとえば、限定されないが、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)であってもよい。加えて、プロセッサ602は、代替的に、複数のプロセッサの組み合わせであってもよい。特に、本発明の実施形態において提供される技術的解決策では、プロセッサ602は、たとえば、図4に表されるユーザ機器400における処理モジュール402によって実行される動作、または図5に表されるアクセスデバイス500における処理モジュール502によって実行される動作を実行するように構成されてもよい。プロセッサ602は、上記の動作を実行するように特別に設計されたプロセッサであってもよく、またはメモリ608に記憶された命令6082を読み取り、実行することによって上記の動作を実行するプロセッサであってもよい。プロセッサ602は、上記の動作を実行するプロセスにおいてデータ6084を使用する必要があり得る。
【0069】
トランシーバ604は、複数のアンテナ606の少なくとも1つを使用することによって信号を送り、複数のアンテナ606の少なくとも1つを使用することによって信号を受信するように構成される。特に、本発明の実施形態において提供される技術的解決策では、トランシーバ604は、具体的には、複数のアンテナ606の少なくとも1つを使用することによって、たとえば、図4に表されるユーザ機器400における通信モジュール404によって実行される動作、または図5に表されるアクセスデバイス500における通信モジュール504によって実行される動作を実行するように構成されてもよい。
【0070】
メモリ608は、様々なタイプの記憶媒体、たとえば、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、不揮発性RAM(Non-Volatile RAM、NVRAM)、プログラマブルROM(Programmable ROM、PROM)、消去可能PROM(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能PROM(Electrically Erasable PROM、EEPROM)、フラッシュメモリ、光メモリ、またはレジスタであってもよい。メモリ608は、具体的には、命令6082およびデータ6084を記憶するように構成される。プロセッサ602は、メモリ608に記憶された命令6082を読み取り、実行することによって上記の動作を実行してもよく、上記の動作を実行するプロセスにおいてデータ6084を使用する必要があり得る。
【0071】
I/Oインターフェース610は、周辺機器から命令および/またはデータを受信し、命令および/またはデータを周辺機器に出力するように構成される。
【0072】
特定の実装プロセスでは、ユーザ機器600は、他のハードウェア構成要素をさらに含んでもよいことが留意されるべきである。この明細書では構成要素は一つずつ列挙されない。
【0073】
加えて、本発明の一実施形態は、上記の方法を実行するように構成されたプロセッサをさらに提供する。方法を実行するプロセスでは、上記の方法における上記の情報を送り、上記の情報を受信するプロセスは、プロセッサによって上記の情報を出力するプロセス、およびプロセッサによって上記の入力情報を受信するプロセスとして理解されてもよい。具体的には、上記の情報を出力するとき、プロセッサは、トランシーバが送信を実行するように、情報をトランシーバに出力する。すなわち、プロセッサは、トランシーバを使用することによって情報を送信する。さらに、情報がプロセッサによって出力された後、情報がトランシーバに到達する前に、他の処理がさらに情報に対して実行される必要があり得る。同様に、プロセッサが入力情報を受信するとき、トランシーバが情報を受信し、情報をプロセッサに入力する。すなわち、プロセッサは、トランシーバを使用することによって情報を受信する。さらに、トランシーバが情報を受信した後、情報がプロセッサに入力される前に、他の処理が情報に対して実行される必要があり得る。
【0074】
上記の原理に基づいて、たとえば、上記の方法において言及された指示情報を受信することは、プロセッサによって入力指示情報を受信することとして理解されてもよい。別の例では、指示情報を送ることは、プロセッサによって指示情報を出力することとして理解されてもよい。
【0075】
この場合、プロセッサに関係する送信、送ること、および受信することなどの動作について、特定の論述がないならば、または動作が、関係する記載において動作の実際の機能または内部論理に矛盾しないならば、動作は、無線周波数回路およびアンテナによって直接実行される送信、送ること、および受信することなどの動作の代わりに、プロセッサの入力受信および出力などの動作として、より一般的に理解されてもよい。
【0076】
特定の実装プロセスでは、プロセッサは、これらの方法を実行するように特別に構成されたプロセッサであってもよく、またはこれらの方法を実行するためにメモリ内のコンピュータ命令を実行するプロセッサ、たとえば汎用プロセッサであってもよい。この場合、プロセッサおよびメモリは、通信デバイスに属し、たとえば、通信デバイスに含まれる。メモリは、非一時的(non-transitory)メモリ、たとえば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)であってもよい。メモリおよびプロセッサは、同じチップに統合されてもよく、または異なるチップに別個に設置されてもよい。メモリのタイプ、ならびにメモリおよびプロセッサが設置される方式は、本発明の実施形態では限定されない。
【0077】
本発明の実施形態の第24の態様によれば、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体が提供される。命令がコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータは上記の方法のいずれか1つを実行することを可能にされる。
【0078】
特定の実装プロセスでは、コンピュータ可読記憶媒体は非一時的である。
【0079】
加えて、本発明の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータは、上記の方法のいずれか1つを実行することを可能にされる。
【0080】
上記の実施形態の全部またはいくつかが、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用することによって実装されてもよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態の全部またはいくつかが、コンピュータプログラム製品の形式で実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにおいてロードされ、実行されるとき、本発明の実施形態による手順および機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。たとえば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに、有線(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)方式で送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の使用可能な媒体、または1つまたは複数の使用可能な媒体を統合する、サーバまたはデータセンターなどのデータ記憶デバイスであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ Solid State Disk (SSD))、または同様のものであってもよい。
【0081】
結論として、上記の記載は、単に本発明の実施形態であるが、本発明の保護範囲を限定することを意図されない。本発明の趣旨および原理を逸脱することなく行われるいかなる修正、等価な置換、または改善も、本発明の保護範囲内にあるものである。
【符号の説明】
【0082】
100 ワイヤレス通信ネットワーク
102 基地局
104 基地局
106 基地局
108 端末デバイス
110 端末デバイス
112 端末デバイス
114 端末デバイス
116 端末デバイス
118 端末デバイス
120 端末デバイス
122 端末デバイス
400 ユーザ機器
402 処理モジュール
404 通信モジュール
500 ユーザ機器、アクセスデバイス
502 処理モジュール
504 通信モジュール
600 ユーザ機器
602 プロセッサ
604 トランシーバ
606 アンテナ
608 メモリ
610 I/Oインターフェース
612 バス
6082 命令
6084 データ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-06-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
図1】本発明の一実施形態によるワイヤレス通信ネットワーク100の例示の概略図である。
図2】本発明の一実施形態によるプリコーディング行列指示方法200の例示のフローチャートである。
図3】本発明の一実施形態によるプリコーディング行列指示方法300の例示のフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態によるユーザ機器400の構造の例示の概略図である。
図5】本発明の一実施形態によるアクセスデバイス500の構造の例示の概略図である。
図6】本発明の一実施形態による通信デバイス600のハードウェア構造の例示の概略図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】
図5は、本発明の一実施形態によるアクセスデバイス500の構造の例示の概略図である。図5に表されるように、アクセスデバイス500は、処理モジュール502と、通信モジュール504とを含む。処理モジュール502は、方法300におけるステップ304を実行するように構成され、通信モジュール504は、方法300におけるステップ302を実行するように構成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0065】
特定の実装プロセスでは、処理モジュールは、プロセッサを使用することによって実装されてもよく、通信モジュール504は、トランシーバを使用することによって実装されてもよいことが留意されるべきである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0067】
図6に表されるように、通信デバイス600は、プロセッサ602と、トランシーバ604と、複数のアンテナ606と、メモリ608と、I/O(入力/出力、Input/Output)インターフェース610と、バス612とを含む。メモリ608は、命令6082およびデータ6084を記憶するようにさらに構成される。加えて、プロセッサ602、トランシーバ604、メモリ608、およびI/Oインターフェース610は、バス612を通じて互いに通信可能に接続され、複数のアンテナ606は、トランシーバ604に接続される。特定の実装プロセスでは、プロセッサ602、トランシーバ604、メモリ608、およびI/Oインターフェース610は、代替的に、バス612以外の別の接続方式で互いに通信可能に接続されてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
特定の実装プロセスでは、通信デバイス600は、他のハードウェア構成要素をさらに含んでもよいことが留意されるべきである。この明細書では構成要素は一つずつ列挙されない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
本発明の実施形態、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供る。命令がコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータは上記の方法のいずれか1つを実行することを可能にされる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
指示情報を生成する(202)ステップであって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、グループ1が
【数1】
個の第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示し、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、グループ2がすべての第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示す、ステップと、
前記指示情報を送る(204)ステップと
を含む、プリコーディング行列指示方法。
【請求項2】
前記第1の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数2】
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数3】
を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記すべての第1のタイプのパラメータが、K NZ -v個の第1のタイプのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法が、
前記第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記グループ2が、前記K NZ -v個の第1のタイプのパラメータの中の前記
【数4】
個の第1のタイプのパラメータ以外の残りの第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報がさらに示すことを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
指示情報を受信する(302)ステップであって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、グループ1が
【数5】
個の第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示し、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、グループ2がすべての第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示す、ステップと、
前記指示情報に基づいて前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を決定する(304)ステップと
を含む、プリコーディング行列指示方法。
【請求項7】
前記第1の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数6】
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数7】
を含む、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
前記すべての第1のタイプのパラメータが、K NZ -v個の第1のタイプのパラメータを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記方法が、
前記第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記グループ2が、前記K NZ -v個の第1のタイプのパラメータの中の前記
【数8】
個の第1のタイプのパラメータ以外の残りの第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報がさらに示すことを含む、請求項6または7に記載の方法。
【請求項11】
指示情報を生成するように構成された処理モジュール(402)であって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、グループ1が
【数9】
個の第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示し、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、グループ2がすべての第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示す、処理モジュールと、
前記指示情報を送るように構成された通信モジュール(404)
を備える、端末デバイス
【請求項12】
前記第1の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数10】
を含む、請求項11に記載の端末デバイス。
【請求項13】
前記第2の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数11】
を含む、請求項11または12に記載の端末デバイス。
【請求項14】
前記すべての第1のタイプのパラメータが、K NZ -v個の第1のタイプのパラメータを含む、請求項11に記載の端末デバイス。
【請求項15】
前記第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記グループ2が、前記K NZ -v個の第1のタイプのパラメータの中の前記
【数12】
個の第1のタイプのパラメータ以外の残りの第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報がさらに示す、請求項11または12に記載の端末デバイス。
【請求項16】
指示情報を受信するように構成された通信モジュール(502)であって、前記指示情報が、KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を示し、前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数がKNZ個の非ゼロの重み付け係数に属し、vがトランスポート層の数量であり、前記KNZ個の非ゼロの重み付け係数が、プリコーディング行列を構築するために使用され、第1の予め設定された条件が満たされるとき、グループ1が
【数13】
個の第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示し、または第2の予め設定された条件が満たされるとき、グループ2がすべての第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報が示す、通信モジュールと、
前記指示情報に基づいて前記KNZ-v個の非ゼロの重み付け係数を決定するように構成された処理モジュール(504)
を備える、アクセスデバイス。
【請求項17】
前記第1の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数14】
を含む、請求項16に記載のアクセスデバイス。
【請求項18】
前記第2の予め設定された条件が、以下の条件、すなわち
【数15】
を含む、請求項16または17に記載のアクセスデバイス。
【請求項19】
前記すべての第1のタイプのパラメータが、K NZ -v個の第1のタイプのパラメータを含む、請求項16に記載のアクセスデバイス。
【請求項20】
前記第1の予め設定された条件が満たされるとき、前記グループ2が、前記K NZ -v個の第1のタイプのパラメータの中の前記
【数16】
個の第1のタイプのパラメータ以外の残りの第1のタイプのパラメータを含むことを前記指示情報がさらに示す、請求項16または17に記載のアクセスデバイス。
【請求項21】
プロセッサであって、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成された、プロセッサ。
【請求項22】
コンピュータプログラムを記憶するように構成されたメモリと、
請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するために、前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行するように構成されたプロセッサと
を備える、通信デバイス。
【請求項23】
命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令がコンピュータにおいて実行されるとき、前記コンピュータが、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項24】
命令を含むコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータにおいて動作するとき、前記コンピュータが、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータプログラム。
【請求項25】
請求項11から15のいずれか一項に記載の、少なくとも1つの端末デバイスと、請求項16から20のいずれか一項に記載の、少なくとも1つのアクセスデバイスとを備える通信システム
【国際調査報告】