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特表2023-549106ビーム関係クラウドソーシングを使用した測位向上のためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-22
(54)【発明の名称】ビーム関係クラウドソーシングを使用した測位向上のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20231115BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20231115BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20231115BHJP
   H04W 4/02 20180101ALI20231115BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20231115BHJP
【FI】
H04W64/00 171
H04W24/10
H04W16/28
H04W4/02
H04W88/14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023526560
(86)(22)【出願日】2021-10-06
(85)【翻訳文提出日】2023-05-01
(86)【国際出願番号】 US2021053797
(87)【国際公開番号】W WO2022103525
(87)【国際公開日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】17/098,189
(32)【優先日】2020-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】クマール、アカシュ
(72)【発明者】
【氏名】ジャイン、アミット
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE24
5K067FF03
5K067JJ52
(57)【要約】
ビームが基地局によって送信されるワイヤレスネットワーク中で、ビーム関係データベースは、UEの既知の位置とこれらの位置においてUEによって受信されたビームに関係する情報とをクラウドソーシングすることによって生成され得る。ビーム情報は、たとえば、ビーム識別子およびセル識別子を含んでよく、基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)など、測定された信号パラメータをさらに含んでよい。ビーム関係データベースは、UEによって検出されたビームに基づいてUEの位置を決定するためにネットワークまたはUEによって使用され得る。位置フィックスは、UEに関する支援データを生成するために使用され得る初期位置フィックスであり得る。さらに、ビーム関係データベースは、UEによって検出されたビームに基づいて支援データ内の関連測定対象物を識別するために使用され得る。
【選択図】図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実行されるロケーションサービスをサポートするための方法であって、
複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信することと、
前記複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)およびビームIDを決定することと、
前記UEの位置を決定することと、
前記UEの前記位置と、前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定することと、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記1つまたは複数の信号ベースのパラメータを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数の無線ビームの各々に対する前記1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定することと、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記ビーム幅関連パラメータを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定することと、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記角度測定パラメータを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定することと、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較することと、
をさらに備え、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDを提供することは、前記所定のしきい値を超える前記信号ベースのパラメータを備えた前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDを提供することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の無線ビームの各々に対する前記信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記UEの前記位置を決定することは、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFi(登録商標)ネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することは、報告をリモートサーバに送ることを備え、
前記リモートサーバは前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースを維持する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)であって、
ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレス通信するように構成された少なくとも1つのワイヤレストランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのワイヤレストランシーバと前記少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信し、
前記複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)およびビームIDを決定し、
前記UEの位置を決定し、
前記UEの前記位置と、前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供する
よう構成された、ユーザ機器(UE)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定し、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記1つまたは複数の信号ベースのパラメータを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供する
ようにさらに構成される、請求項10に記載のUE。
【請求項12】
前記複数の無線ビームの各々に対する前記1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、請求項11に記載のUE。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定し、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記ビーム幅関連パラメータを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供する
ようにさらに構成される、請求項10に記載のUE。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定し、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記角度測定パラメータを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供する
ようにさらに構成される、請求項10に記載のUE。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定し、
前記複数の無線ビームの各々に対する前記信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較する
ようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記所定のしきい値を超える前記信号ベースのパラメータを備えた前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDを提供するように構成されることによって、前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDを提供するように構成される、
請求項10に記載のUE。
【請求項16】
前記複数の無線ビームの各々に対する前記信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)のうちの少なくとも1つを備える、請求項15に記載のUE。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEの前記位置が、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定に基づくと決定するように構成される、請求項10に記載のUE。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、報告をリモートサーバに送るように構成されることによって、前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDを前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するように構成され、
前記リモートサーバは前記クラウドソーシングされたビーム関係データベースを維持する、
請求項10に記載のUE。
【請求項19】
ワイヤレスネットワーク中でサーバによって実行されるユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための方法であって、
UEの位置と、前記UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとを前記UEから受信することと、
前記位置と、前記UEによって受信された前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶することと、
を備える、方法。
【請求項20】
前記UEから、前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信することをさらに備え、
前記1つまたは複数の信号パラメータは、前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記複数の無線ビームの各々に対して測定された前記1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記UEから、前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを受信することをさらに備え、
前記ビーム幅関連パラメータは、前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記UEから、前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信することをさらに備え、
前記角度測定パラメータは、前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDとともに前記クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDは、所定のしきい値を超える測定された信号ベースのパラメータを備えた無線ビームからであり、
前記複数の無線ビームの各々に対して前記測定された信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記UEの前記位置は、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定値に基づいて決定される、請求項19に記載の方法。
【請求項26】
ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたサーバであって、
前記ワイヤレスネットワーク中の複数のUEと通信するように構成された外部インターフェースと、
少なくとも1つのメモリと、
前記外部インターフェースと前記少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
UEの位置と、前記UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとを前記UEから受信し、
前記位置と、前記UEによって受信された前記複数の無線ビームの各々に対する前記UEの前記位置に関連付けられた前記セルIDおよび前記ビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶する
ように構成された、サーバ。
【請求項27】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEから、前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信するようにさらに構成され、
前記1つまたは複数の信号パラメータは、前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、請求項26に記載のサーバ。
【請求項28】
前記複数の無線ビームの各々に対して測定された前記1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、請求項27に記載のサーバ。
【請求項29】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEから、前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを受信するようにさらに構成され、
前記ビーム幅関連パラメータは、前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、請求項26に記載のサーバ。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEから、前記セルIDおよび前記ビームIDとともに、前記複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信するようにさらに構成され、
前記角度測定パラメータは、前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDとともに前記クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、請求項26に記載のサーバ。
【請求項31】
前記複数の無線ビームの各々に対する前記セルIDおよび前記ビームIDが、所定のしきい値を超える測定された信号ベースのパラメータを備えた無線ビームからであり、
前記複数の無線ビームの各々に対して前記測定された信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、請求項26に記載のサーバ。
【請求項32】
前記UEの前記位置は、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定値に基づいて決定される、請求項26に記載のサーバ。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001]本出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照によりその全体が本出願に組み込まれる、2020年11月13日に出願され、「SYSTEMS AND METHODS FOR POSITIONING ENHANCEMENTS USING BEAM RELATION CROWDSOURCING」と題する米国非仮出願第17/098,189号の利益およびそれに対する優先権を米国特許法第119条に基づき主張するものである。
【技術分野】
【0002】
[0002]本開示は、一般に測位に関し、より詳細には、ビームフォーミングを採用するワイヤレスネットワークによってサービスされるユーザ機器(UE)のための測位サービスをサポートするための技法に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]携帯電話などのユーザ機器(UE)の位置を知ることが望ましいことがしばしばある。たとえば、ロケーションサービス(LCS)クライアントは、緊急サービス呼の場合に、または航法支援もしくは方向探知などの何らかのサービスを端末のユーザに提供するために、端末のロケーションを知ることを望む場合がある。「ロケーション」および「位置」という用語は同義であり、本明細書では互換的に使用される。
【0004】
[0004]モバイルデバイスのロケーションは、様々なシステムから集められた情報に基づいて推定され得る。たとえば、UEは、全地球測位システム(GPS)など、衛星のコンスタレーションを使用してその位置を決定し得る。(第4世代とも呼ばれる)4Gロングタームエボリューション(LTE(登録商標))無線アクセスまたは(第5世代とも呼ばれる)5G「新無線」(NR)に従って実装されるセルラーネットワークでは、たとえば、基地局がモバイルデバイスによって受信され測定され得る測位基準信号(PRS)など、基準信号を送信し得る。たとえば、UEは、ダウンリンク(DL)到着時間差(TDOA)、DL離脱角(AoD)など、ダウンリンク測位方法において使用され得る、基準信号時間差(RSTD)、基準信号受信電力(RSRP)、および受信送信(Rx-Tx)時間差測定値などのDL基準信号からの測位測定値を生成し得る。同様に、モバイルデバイスは、基地局によって受信され測定される基準信号、たとえば、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。基地局は、UL-TDOA、UL-AoAなど、アップリンク測位方法において使用され得るRSTDおよびRx-Txなどのアップリンク(UL)SRSから測位測定値を生成し得る。さらに、1つまたは複数の近接基地局(マルチRTT)を用い得る、含まれた、組み合わされたDLおよびULベースの測位、たとえば、ラウンドトリップ時間(RTT)のために、Rx-Txなど、PRSおよびSRSを使用して、組み合わされた測定値が使用され得る。UE、ならびにロケーションサーバなどのネットワークエンティティに利益を与える測位に対する改善および拡張が可能である。
【発明の概要】
【0005】
[0005]ビームが基地局によって送信されるワイヤレスネットワーク中で、ビーム関係データベースは、UEの既知の位置とこれらの位置においてUEによって受信されたビームに関係する情報とをクラウドソーシングすることによって生成され得る。ビーム情報は、たとえば、ビーム識別子とセル識別子とを含んでよく、基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)など、測定された信号パラメータをさらに含んでよい。ビーム関係データベースは、UEによって検出されたビームに基づいてUEの位置を決定するためにネットワークまたはUEによって使用され得る。位置フィックスは、UEに関する支援データを生成するために使用され得る初期位置フィックスであり得る。さらに、ビーム関係データベースは、UEによって検出されたビームに基づいて支援データ内の関連測定対象物を識別するために使用され得る。
【0006】
[0006]一実装形態では、ユーザ機器(UE)によって実行されるロケーションサービスをサポートするための方法は、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信することと、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定することと、UEの位置を決定することと、UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することとを含む。
【0007】
[0007]一実装形態では、ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)は、ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレスに通信するように構成された少なくとも1つのワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、当該少なくとも1つのプロセッサは、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信し、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定し、UEの位置を決定し、UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するように構成される。
【0008】
[0008]一実装形態では、ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)は、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するための手段と、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するための手段と、UEの位置を決定するための手段と、UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段とを含む。
【0009】
[0009]一実装形態では、記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ロケーションサービスをサポートするようにユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するためのプログラムコードと、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するためのプログラムコードと、UEの位置を決定するためのプログラムコードと、UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するためのプログラムコードを含む、非一時的記憶媒体。
【0010】
[0010]一実装形態では、ワイヤレスネットワーク中のサーバによって実行されるユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための方法は、UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとをUEから受信することと、位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶することとを含む。
【0011】
[0011]一実装形態では、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたサーバは、ワイヤレスネットワーク中の複数のUEと通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、当該少なくとも1つのプロセッサは、UEの位置と、各UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとをUEから受信し、位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶するように構成される。
【0012】
[0012]一実装形態では、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたサーバは、UEの位置と、各UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとをUEから受信するための手段と、位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶するための手段とを含む。
【0013】
[0013]一実装形態では、プログラムコードが記憶された非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするようにサーバ中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとをUEから受信するためのプログラムコードと、位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶するためのプログラムコードとを含む、非一時的記憶媒体。
【0014】
[0014]一実装形態では、ユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための方法は、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信することと、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定することと、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定することとを含む。
【0015】
[0015]一実装形態では、ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)は、ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレスに通信するように構成された少なくとも1つのワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、当該少なくとも1つのプロセッサは、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信し、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)およびビームIDを決定し、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定するように構成される。
【0016】
[0016]一実装形態では、ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)は、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するための手段と、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)およびビームIDを決定するための手段と、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定するための手段とを含む。
【0017】
[0017]一実装形態では、プログラムコードが記憶された非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、ロケーションサービスをサポートするようにユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するためのプログラムコードと、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)およびビームIDを決定するためのプログラムコードと、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定するためのプログラムコードと、を含む非一時的記憶媒体。
【0018】
[0018]一実装形態では、ロケーションサーバによって実行されるワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための方法は、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信することと、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定することと、を含む。
【0019】
[0019]一実装形態では、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたロケーションサーバは、ワイヤレスネットワーク中のUEと通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、当該少なくとも1つのプロセッサは、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)およびビームIDを備える位置情報メッセージをUEから受信し、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定するように構成される。
【0020】
[0020]一実装形態では、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたロケーションサーバは、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信するための手段と、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定するための手段と、を含む。
【0021】
[0021]一実装形態では、ログラムコードが記憶された非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするようにロケーションサーバ中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信するためのプログラムコードと、無線ビームに対するセルIDおよびビームIDに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDおよびビームIDに基づいてUEの位置を決定するためのプログラムコードと、を含む非一時的記憶媒体。
【0022】
[0022]様々な実施形態の性質および利点の理解は、以下の図を参照することによって実現され得る。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】[0023]ロケーションサービスをユーザ機器に提供することが可能なシステムのアーキテクチャを示す図。
図2】[0024]UEロケーションサービスのための非ローミング参照アーキテクチャを示すブロック図。
図3】[0025]基地局およびUEの設計のブロック図。
図4】[0026]測位基準信号(PRS)測位オケージョンを有する例示的なサブフレームシーケンスの構造を示す図。
図5】[0027]UEによって受信される、基地局によって生成される複数のビームの一例を示す図。
図6】[0028]UEによって受信される指向性ビームを生成する2つの基地局を含む簡素化された環境を示す図。
図7】[0029]基地局によって生成されるビームのオーバーレイフィンガープリントを用いて地理的エリアを示す図。
図8】[0030]クラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成のためのサーバと基地局とUEとの間のメッセージングを示すメッセージフロー。
図9】[0031]測位を支援するためにクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用するためのサーバと基地局とUEとの間のメッセージングを示すメッセージフロー。
図10】[0032]クラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成および使用をサポートするように構成されたUEのいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図。
図11】[0033]クラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成および使用をサポートするように構成されたサーバのいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図。
図12】[0034]クラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成を含む、UEによって実行されるロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
図13】[0035]クラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成を含む、サーバによって実行されるロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
図14】[0036]測位のためのクラウドソーシングされたビーム関係データベースの使用を含む、UEによって実行されるロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
図15】[0037]測位のためのクラウドソーシングされたビーム関係データベースの使用を含む、ロケーションサーバによって実行されるロケーションサービスをサポートするための例示的な方法のためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0024】
[0038]いくつかの例示的な実装形態に従って、様々な図における同様の参照番号および記号は同様の要素を示す。さらに、要素の複数のインスタンスは、要素のための第1の番号の後に文字を続けるか、またはハイフンおよび第2の番号を続けることによって示されることがある。たとえば、要素110の複数のインスタンスは、110-1、110-2、および110-3などのいずれかとして示され得る。第1の数のみを使用するそのような要素を参照するとき、要素の任意のインスタンスが理解されるはずである(たとえば、前の例における要素110は、要素110-1、110-2、および110-3を参照し得る)。
【0025】
[0039]本開示の態様が、説明のために与えられる様々な例を対象とする以下の説明および関連する図面において与えられる。本開示の範囲から逸脱することなく、代替態様が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、本開示のよく知られている要素は詳細に説明されないか、または省略される。
【0026】
[0040]「例示的」および/または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきであるとは限らない。同様に、「本開示の態様」という用語は、本開示のすべての態様が、論じられる特徴、利点または動作モードを含むことを必要としない。
【0027】
[0041]以下で説明される情報および信号が様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表現され得ることを当業者は諒解されよう。たとえば、以下の説明全体を通して参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、特定の適用例、所望の設計、対応する技術などに部分的に応じて、電圧、電流、電磁波、磁場または磁気粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
【0028】
[0042]さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべきアクションのシーケンスに関して説明される。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実行され得ることを認識されよう。さらに、本明細書で説明されるアクションの(1つまたは複数の)シーケンスは、実行時に、本明細書で説明される機能をデバイスの関連するプロセッサに実行させるかまたは実行するように命令することになるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した任意の形態の非一時的コンピュータ可読記憶媒体内で全体として実施されるべきものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、請求される主題の範囲内に入ることがすべて企図されているいくつかの異なる形態で実施され得る。さらに、本明細書で説明される態様の各々について、任意のそのような態様の対応する形態は、本明細書では、たとえば、説明されるアクションを実行する「ように構成された論理」として説明され得る。
【0029】
[0043]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有であるかまたは場合によってはそれに限定されることを意図されていない。概して、UEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、消費者アセット追跡デバイス、ウェアラブル(たとえば、スマートウォッチ、グラス、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)ヘッドセットなど)、車両(たとえば、自動車、オートバイ、自転車など)、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、「モバイルデバイス」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、ワイヤードアクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどを介したものなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEに対して可能である。
【0030】
[0044]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、(gNBとも呼ばれる)新無線(NR)ノードBなどと呼ばれることがある。さらに、いくつかのシステムでは、基地局は、エッジノードシグナリング機能を単に提供し得るが、他のシステムでは、基地局は追加の制御および/またはネットワーク管理機能を提供し得る。UEがそれを通して基地局に信号を送ることができる通信リンクは、アップリンク(UL)チャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。基地局がそれを通してUEに信号を送ることができる通信リンクは、ダウンリンク(DL)または順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、UL/逆方向トラフィックチャネルまたはDL/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
【0031】
[0045]「基地局」という用語は、単一の物理的送信受信ポイント(TRP)、またはコロケートされることもされないこともある複数の物理的TRPを指し得る。たとえば、「基地局」という用語が、単一の物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局のセルに対応する基地局のアンテナであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされた物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、基地局の(たとえば、多入力多出力(MIMO)システムにおけるような、または基地局がビームフォーミングを採用する場合における)アンテナのアレイであり得る。「基地局」という用語が、複数のコロケートされない物理的TRPを指す場合、物理的TRPは、分散アンテナシステム(DAS)(トランスポート媒体を介して共通ソースに接続された、空間的に分離されたアンテナのネットワーク)またはリモートラジオヘッド(RRH)(サービング基地局に接続されたリモート基地局)であり得る。代替的に、コロケートされない物理的TRPは、UEから測定報告を受信するサービング基地局と、UEがその基準無線周波数(RF)信号を測定しているネイバー基地局とであり得る。
【0032】
[0046]UEの測位をサポートするために、ロケーションソリューションの2つの広いクラス、すなわち、制御プレーンおよびユーザプレーンが定義された。制御プレーン(CP)ロケーションでは、測位と測位のサポートとに関係するシグナリングは、既存のネットワーク(およびUE)インターフェースを介して、およびシグナリングの転送に専用の既存のプロトコルを使用して、搬送され得る。ユーザプレーン(UP)ロケーションでは、測位と測位のサポートとに関係するシグナリングは、インターネットプロトコル(IP)、伝送制御プロトコル(TCP)およびユーザデータグラムプロトコル(UDP)のようなプロトコルを使用して、他のデータの一部として搬送され得る。
【0033】
[0047]第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))(2G)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)(3G)、LTE(4G)、および第5世代(5G)のための新無線(NR)に従って無線アクセスを使用するUEのための制御プレーンロケーションソリューションを定義した。これらのソリューションは、3GPP技術仕様(TS)23.271および23.273(共通部分)、43.059(GSMアクセス)、25.305(UMTSアクセス)、36.305(LTEアクセス)ならびに38.305(NRアクセス)において定義される。オープンモバイルアライアンス(OMA:Open Mobile Alliance)は、同様に、GSMを用いる汎用パケット無線サービス(GPRS)、UMTSを用いるGPRS、あるいはLTEまたはNRを用いるIPアクセスなど、IPパケットアクセスをサポートするいくつかの無線インターフェースのいずれかにアクセスするUEの位置を特定するために使用され得るセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL:Secure User Plane Location)として知られるUPロケーションソリューションを定義した。
【0034】
[0048]CPロケーションソリューションとUPロケーションソリューションの両方が、測位をサポートするためにロケーションサーバを採用し得る。ロケーションサーバは、UEのためのサービングネットワークまたはホームネットワークの一部であるか、またはそこからアクセス可能であり得るか、あるいは、単に、インターネットを介してまたはローカルイントラネットを介してアクセス可能であり得る。UEの測位が必要とされる場合、ロケーションサーバは、UEとのセッション(たとえば、ロケーションセッションまたはSUPLセッション)を誘発し、UEによるロケーション測定と、UEの推定されたロケーションの決定とを協調させ得る。ロケーションセッション中に、ロケーションサーバは、UEの測位能力を要求し得(または、UEは要求なしにそれらを提供し得)、(たとえば、UEによって要求された場合、または要求がない場合)UEに支援データを提供し得、様々な測位技法のために、たとえば、全地球航法衛星システム(GNSS)、到着時間差(TDOA)、離脱角(AoD)、ラウンドトリップ時間(RTT)またはマルチセルRTT(マルチRTT)、ならびに/または拡張セルID(ECID:Enhanced Cell ID)位置方法のために、UEにロケーション推定値またはロケーション測定を要求し得る。支援データは、(たとえば、周波数、予想される到着時間、信号コーディング、信号ドップラーなど、これらの信号の予想される特性を提供することによって)GNSSおよび/または基準信号を収集し、測定するために、UEによって使用され得る。追加または代替として、UEにはSRS構成情報が提供されてよく、測位のためのSRSを送信するように命令されてよい。1つまたは複数の基地局は、送信されたSRSを受信し、構成情報に基づいて処理し、たとえば、UL-TDOAもしくはRTTまたはマルチRTTを使用して、位置推定のために、ロケーションサーバまたはUEなど、ネットワークエンティティに提供され得るSRSの様々な測位測定を実行し得る。
【0035】
[0049]UEベース動作モードでは、支援データが、同じくまたは代わりに、(たとえば、支援データが、GNSS測位の場合の衛星エフェメリスデータ、または、たとえば、TDOA、AoD、マルチRTTなどを使用する地上測位の場合の、基地局ロケーション、およびPRSタイミングなどの他の基地局特性を提供する場合)得られたロケーション測定からロケーション推定値を決定するのを助けるためにUEによって使用され得る。
【0036】
[0050]UE支援動作モードでは、UEは、これらの測定値に基づいて、および場合によっては他の知られているまたは構成されたデータ(たとえば、GNSSロケーションのための衛星エフェメリスデータ、または、たとえば、TDOA、AoD、マルチRTTなどを使用する地上測位の場合の、基地局ロケーションと、場合によってはPRSタイミングとを含む基地局特性)にも基づいて、UEの推定されたロケーションを決定し得るロケーションサーバに、ロケーション測定を返し得る。
【0037】
[0051]別のスタンドアロン動作モードでは、UEは、ロケーションサーバからの測位支援データなしにロケーション関係測定を行い得、さらに、ロケーションサーバからの測位支援データなしにロケーションまたはロケーションの変更を算出し得る。スタンドアロンモードで使用され得る位置方法は、(たとえば、UEが、GPS衛星およびGNSS衛星自体によってブロードキャストされたデータから衛星軌道データを取得する場合)GPSおよびGNSS、ならびにセンサーを含む。
【0038】
[0052]3GPP CPロケーションの場合、ロケーションサーバは、LTEアクセスの場合には拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)、UMTSアクセスの場合にはスタンドアロンSMLC(SAS)、GSMアクセスの場合にはサービングモバイルロケーションセンター(SMLC)、または5G NRアクセスの場合にはロケーション管理機能(LMF)であり得る。OMA SUPLロケーションの場合、ロケーションサーバは、(i)UEのホームネットワーク中にあるかもしくはそれに関連付けられる場合、またはロケーションサービスのための永続的サブスクリプションをUEに提供する場合、ホームSLP(H-SLP)、(ii)何らかの他の(非ホーム)ネットワーク中にあるかもしくはそれに関連付けられる場合、またはネットワークに関連しない場合、発見SLP(D-SLP)、(iii)UEによって誘発された緊急呼についてのロケーションをサポートする場合、緊急SLP(E-SLP)、あるいは(iv)サービングネットワークまたはUEのための現在のローカルエリア中にあるかまたはそれに関連付けられる場合、訪問SLP(V-SLP)のいずれかとして働き得るSUPLロケーションプラットフォーム(SLP:SUPL Location Platform)であり得る。
【0039】
[0053]ロケーションセッション中に、ロケーションサーバとUEとは、推定されたロケーションの決定を協調させるために、何らかの測位プロトコルに従って定義されたメッセージを交換し得る。考えられる測位プロトコルは、たとえば、3GPP TS36.355において3GPPによって定義されたLTE測位プロトコル(LPP)、ならびに、OMA TS OMA-TS-LPPe-V1_0、OMA-TS-LPPe-V1_1およびOMA-TS-LPPe-V2_0においてOMAによって定義されたLPP拡張(LPPe)プロトコルを含み得る。LPPおよびLPPeプロトコルは、LPPメッセージが1つの埋込みLPPeメッセージを含んでいる場合、組み合わせて使用され得る。組み合わせられたLPPおよびLPPeプロトコルは、LPP/LPPeと呼ばれることがある。LPPおよびLPP/LPPeは、LTEまたはNRアクセスのための3GPP制御プレーンソリューションをサポートするのを助けるために使用され得、その場合、LPPまたはLPP/LPPeメッセージは、UEとE-SMLCとの間でまたはUEとLMFとの間で交換される。LPPまたはLPPeメッセージは、UEのためのサービングモビリティ管理エンティティ(MME)およびサービングeノードBを介して、UEとE-SMLCとの間で交換され得る。LPPまたはLPPeメッセージはまた、UEのためのサービングアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)ならびにサービングNRノードB(gNB)を介して、UEとLMFとの間で交換され得る。LPPおよびLPP/LPPeはまた、(LTE、NRおよびWiFi(登録商標)などの)IPメッセージングをサポートする多くのタイプのワイヤレスアクセスのためのOMA SUPLソリューションをサポートするのを助けるために使用され得、ここで、LPPまたはLPP/LPPeメッセージは、SUPLを用いるUEのために使用される用語であるSUPL対応端末(SET:SUPL Enabled Terminal)とSLPとの間で交換され、SUPL POSまたはSUPL POS INITメッセージなど、SUPLメッセージ内でトランスポートされ得る。
【0040】
[0054]ロケーションサーバと基地局(たとえば、LTEアクセスのためのeノードB)とは、ロケーションサーバが、(i)基地局から特定のUEのための位置測定を取得すること、あるいは(ii)基地局のためのアンテナのロケーション座標、基地局によってサポートされるセル(たとえば、セル識別情報)、基地局のためのセルタイミング、および/またはPRS信号など、基地局によって送信された信号のためのパラメータなど、特定のUEに関係しない基地局からロケーション情報を取得することを可能にするために、メッセージを交換し得る。LTEアクセスの場合、LPP A(LPPa)プロトコルは、eノードBである基地局とE-SMLCであるロケーションサーバとの間でそのようなメッセージを転送するために使用され得る。NRアクセスの場合、NRPPAプロトコルは、gノードBである基地局とLMFであるロケーションサーバとの間でそのようなメッセージを転送するために使用され得る。「パラメータ」および「情報要素」(IE)という用語は同義であり、本明細書では互換的に使用されることに留意されたい。
【0041】
[0055]UEの測位、たとえば、UE支援測位またはUEベースの測位の間、いくつかの異なる測位方法が使用され得る。たとえば、ダウンリンク(DL)基準信号(RS)ベースの測位が使用され得る。DL RSベースの測位では、UEは、PRSなど、DL RSを1つまたは複数の基地局から受信し得、DL到着時間差(TDOA)、DL離脱角(AoD)など、DL測位方法において使用され得る、基準信号時間差(RSTD)、基準信号受信電力(RSRP)、および受信送信(Rx-Tx)時間差測定値などの測位測定値を生成し得る。
【0042】
[0056]使用され得る測位方法の別の例は、アップリンク(UL)RSベースの測位である。UL RSベースの測位では、UEは、基地局によって受信され測定される、SRSなどのRSを送信し得る。例として、基地局は、UL-TDOA、UL到来角(AoA)など、UL測位方法において使用され得る、RSTDおよびRx-Txなど、UL RSから測位測定値を生成し得る。
【0043】
[0057]使用され得る測位方法の別の例は、組み合わされたDLおよびUL RSベースの測位である。組み合わされたDLおよびUL RSベース測位では、UEは、1つまたは複数の基地局から、PRSなどのDL RSを受信し測定し得、基地局によって受信され測定される、SRSなどのUL RSを送信し得る。たとえば、UEおよび基地局は、1つの基地局に対する単一のラウンドトリップ時間(RTT)測定値または複数の基地局に対するRTT測定値(マルチセルRTT)を生成するために使用され得る、受信されたDLおよびUL RSからRxーTx測定値をそれぞれ生成し得る。
【0044】
[0058]異なる測位方法、たとえば、DL、UL、またはDL+UL基準信号ベースの測位方法は、異なる方法でUEに影響を及ぼし得る。その下で別の測位方法に優先してある測位方法を使用することが好ましいことがある多くのUE特定の考慮事項が存在する。しかし現在のシステムでは、ロケーションサーバおよびネットワークが複数の異なるタイプの測位方法をサポートする場合、別の測位方法に優先してある測位方法のために使用すべき決定は、UEベースの選好を考慮しない。たとえば、現在測位プロトコルは、UEがUEの特定の考慮事項に基づいて他の方法に優先してある測位方法に対する選好を示し得る方法を提供しない。
【0045】
[0059]それがLTEからの旧来のレガシー測位方法を拡張する5G NRにおける測位。LTEとともに使用する測位方法など、現在の測位方法と比較して測位をさらに向上させ得る5G NRの詳細が存在する。たとえば、5G NRにおいて使用される1つの個別の機構は、場合によってはビームフォーミングとして知られる、使用空間フィルタ処理である。たとえば、サブ6GHz周波数帯域を含む5G周波数範囲1(FR1)の場合、2.4GHz未満の周波数帯域において最高で4個のビームをサポートし、6GHz未満の周波数帯域において最高で8個のビームをサポートし、24.25GHzから52.6GHzの周波数帯域を含む周波数範囲2(FR2)は、24GHzを超える周波数帯域に対して最高で64個のビームをサポートする。
【0046】
[0060]正確なビーム展開は情報要素(IE)内でUEに通信される。ビーム展開に関する情報が、低複雑度の方法でUE位置フィックスに対して使用され得るビーム関係データベースを構築するためにセルにわたって通常のビーム探索プロセスに加えて使用され得る。たとえば、ビーム関係データベースを用いて、UE位置フィックスは、UEによって受信される様々なセルからの特定のビームに基づいて単に生成され得る。たとえば、ビームの基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)など、測定されたパラメータを使用して、測位のためのさらなる改良が可能である。
【0047】
[0061]一実装形態では、ビーム関係データベースは、これらの位置においてUEによって受信されたビームに関する情報とともにUEの既知の位置をクラウドソーシングすることによって生成され得る。ビームデータおよび関連する位置は、UEによって、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを構築して継続的に維持し得るサーバによって提供され得る。クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、位置フィックスを取得するための低複雑性UEベースの測位のためにUEによってダウンロードされ使用され得る。
【0048】
[0062]別の実装形態では、クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、たとえば、UEによって受信されたビームに対してUEからロケーションサーバに提供されるビームデータに基づいてUEに対する位置フィックスを決定するために、ネットワーク、たとえば、ネットワーク中のロケーションサーバによって使用され得る。位置フィックスは、ロケーションサーバが他の測位方法とともに、またはUEに対する良好なジオメトリを用いてUEに関する支援データを生成するために、使用することができる初期の粗位置であり得る。さらに、UEは、支援データからの測定対象をフィルタ処理するためにクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用し得る。
【0049】
[0063]図1は、UE105によって受信されたビームのビーム情報をUE105の位置に関連付けるクラウドソーシングされたビーム関係データを使用して、UE105のためのロケーションサービスをサポートすることが可能なシステム100のアーキテクチャを示す。ロケーションサービスは、たとえば、UE105と、場合によっては、ビーム関係データをクラウドソースするためのサーバまたはロケーションサーバの形をとってよいサーバ152との間でロングタームエボリューション(LTE)測位プロトコル(LPP)またはLPP拡張(LPPe)メッセージなどのメッセージを使用する、複数の測位方法のための構成パラメータを含むロケーション支援データの転送を含み得る。サーバ152は、クラウドソーシングされたビーム関係データの生成とクラウドソーシングされたビーム関係データを使用した測位のための両方のために使用されるものとして本明細書で説明されることがあるが、場合によっては、ビーム関係データをクラウドソーシングするために、または測位するために、別個のサーバが使用され得ることを理解されたい。LPPは、よく知られており、3GPPからの様々な公に利用可能な技術仕様書において説明される。LPPeは、オープンモバイルアライアンス(OMA)によって定義されており、各組み合わされたLPP/LPPeメッセージが、埋め込まれたLPPeメッセージを備えるLPPメッセージになるように、LPPと組み合わせて使用され得る。
【0050】
[0064]簡単のために、図1には、1つのUE105およびロケーションサーバ152のみが示されている。概して、システム100は、145-k(0≦k≦Ncells、ただし、Ncellsはセルの数である)によって示される複数のセルを備え、1つまたは複数のネットワーク115と、外部クライアント130と、UE105と、アンテナを備えた基地局110と、スペースビークル(SV)190とがあり得る。システム100は、本明細書で開示される実施形態に従う様式で、セル145ー2などのフェムトセルとともに、セル145-1、145-3、および145-4などのマクロセルを含むセルの混合をさらに備え得る。
【0051】
[0065]UE105は、測位およびロケーションサービスをサポートするネットワーク115を通して(または、複数のネットワーク115を通して)ロケーションサーバ152とワイヤレスに通信することが可能であり得る。たとえば、ロケーションサービス(LCS)は、ロケーションサーバ152および/またはネットワーク115にアクセスし、UE105のロケーションについての要求を発行する、外部クライアント130と呼ばれることがあるLCSクライアント130に代わって実行され得る。次いで、ロケーションサーバ152またはネットワーク115は、UE105についてのロケーション推定値でLCSクライアント130に応答することができる。LCSクライアント130は、たとえば、ロケーションサーバ152とUE105とによって使用されるロケーションソリューションがOMAによって定義されたセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ソリューションであるとき、SUPLエージェントとして知られる場合もある。いくつかの実施形態では、UE105は、UE105内の何らかの測位対応機能に対してロケーション要求を発行し、後でUE105についてのロケーション推定値を受信し得る、LCSクライアントまたはSUPLエージェントも含み得る。UE105内のLCSクライアントまたはSUPLエージェントは、UE105のユーザのためにロケーションサービスを実行する、たとえば、ナビゲーション指示を提供するか、またはUE105の近傍内の関心点を識別することができる。
【0052】
[0066]図1に示されているように、UE105は、ネットワーク115とネットワーク115に関連付けられ得る基地局110とを通してロケーションサーバ152と通信することができる。UE105は、位置決定に使用され得る信号を基地局110用のアンテナから受信し、測定することができる。たとえば、UE105は、それぞれ、セル145-1、145-2、145-3、および145-4に関連付けられ得る基地局110-1、110-2、110-3、および/または110-4のうちの1つまたは複数用のアンテナから信号を受信し、測定することができる。いくつかの実施形態では、基地局110は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などであってよいワイヤレス通信ネットワークの部分を形成し得る。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)、WiMax(登録商標)などであり得る。
【0053】
[0067]UE105は、衛星測位システム(SPS)の一部であり得る、スペースビークル(SV)190と総称される1つまたは複数の地球周回SV190-1または190-2から信号を受信することもできる。SV190は、たとえば、米国の全地球測位システム(GPS)、欧州のGalileoシステム、ロシアのGlonassシステムまたは中国のBeiDouシステムなどの全地球航法衛星システム(GNSS)のコンスタレーション中にあり得る。いくつかの態様によれば、本明細書で提示される技法は、SPSのためのグローバルシステム(たとえば、GNSS)に制限されない。たとえば、本明細書で提供される技法は、たとえば、日本上空の準天頂衛星システム(QZSS)、インド上空のインド地域航法衛星システム(IRNSS)、ならびに/または、1つもしくは複数の全地球および/もしくは地域航法衛星システムに関連付けられるか、または場合によってはそれとともに使用するために使用可能にされ得る様々なオーグメンテーションシステム(たとえば、衛星ベースオーグメンテーションシステム(SBAS))などの様々な地域システムでの使用に適用されるかまたは場合によってはそれらのシステムにおいて使用することが可能にされ得る。限定ではなく例として、SBASは、たとえば、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、多機能衛星オーグメンテーションシステム(MSAS)、GPS支援ジオオーグメンテッドナビゲーションまたはGPSおよびジオオーグメンテッドナビゲーションシステム(GAGAN)など、完全性情報、微分補正などを提供するオーグメンテーションシステムを含み得る。したがって、本明細書で使用されるSPSは、1つまたは複数の全地球および/または地域航法衛星システムならびに/あるいはオーグメンテーションシステムの任意の組合せを含み得、SPS信号は、SPS、SPS様の信号、および/またはそのような1つまたは複数のSPSに関連付けられた他の信号を含み得る。
【0054】
[0068]図2は、本明細書で論じられるような、クラウドソーシングされたビーム関係データに基づくUE105ロケーションサービスの非ローミングサポートのための通信システム200を示す簡素化されたブロック図である。通信システム200は、指定された要素が同じであるような、図1のシステム100の一例であり得る。非ローミング通信システム200は、UE105と、新無線(NR)ノードBまたはgNB110-1、110-2および110-3と呼ばれることがある(本明細書ではまとめておよび総称的にgNB110と呼ばれる)基地局(BS)を含む、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)112を備える第5世代(5G)ネットワークの構成要素と、外部クライアント130と通信している5Gコアネットワーク(5GC)150とを備える。5Gネットワークは、新無線(NR)ネットワークと呼ばれることもあり、NG-RAN112は、NR RANまたは5G RANと呼ばれることがあり、5GC150は、次世代(NG)コアネットワーク(NGC)と呼ばれることがある。一例として、NG-RAN112は、UE105へのLTEワイヤレスアクセスを提供する、1つまたは複数の次世代eNB(ng-eNB)114を含み得る。NG-RANおよび5GCの規格化は、3GPPによって実行されている。通信システム200は、さらに、GPS、GLONASS、GalileoまたはBeidouのような全地球航法衛星システム(GNSS)、あるいは、IRNSS、EGNOSまたはWAASなど、何らかの他のローカルまたは地域衛星測位システム(SPS)のための、衛星ビークル(SV)190からの情報を利用し得る。通信システム200の追加の構成要素が以下で説明される。通信システム200は、追加または代替の構成要素を含み得る。
【0055】
[0069]図2は、様々な構成要素の一般化された図のみを提供しており、それらのいずれかまたはすべては適宜に利用されてよく、それらの各々は必要に応じて複製または省略されてよいことに留意されたい。詳細には、1つのUE105のみが示されているが、多くのUE(たとえば、数百、数千、数百万など)が通信システム200を利用し得ることを理解されよう。同様に、通信システム200は、より多数またはより少数のSV190、gNB110、ng-eNB114、外部クライアント130、および/または他の構成要素を含み得る。通信システム200中の様々な構成要素を接続する、示された接続は、追加の(中間)構成要素、直接的もしくは間接的な物理的および/またはワイヤレス接続、ならびに/あるいは追加のネットワークを含み得る、データおよびシグナリング接続を含む。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、並べ替えられ、組み合わせられ、分離され、置換され、および/または省略され得る。
【0056】
[0070]図2は5Gベースネットワークを示すが、ビームが送信される場合、同様のネットワーク実装形態および構成が、3G、ロングタームエボリューション(LTE)、IEEE802.11 WiFiなど、他の通信技術のために使用され得る。
【0057】
[0071]UE105は、本明細書で使用されるとき、任意の電子デバイスであり得、デバイス、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、モバイル端末、端末、移動局(MS)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)と呼ばれるか、または、何らかの他の名前で呼ばれることがある。その上、UE105は、スマートウォッチ、デジタルグラス、フィットネスモニタ、スマートカー、スマートアプライアンス、セルフォン、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、PDA、トラッキングデバイス、制御デバイス、または何らかの他のポータブルもしくは移動可能デバイスに対応し得る。UE105は、単一のエンティティを含み得、あるいは、ユーザがオーディオ、ビデオおよび/もしくはデータI/Oデバイスならびに/またはボディセンサーならびに別個のワイヤラインもしくはワイヤレスモデムを採用し得るパーソナルエリアネットワーク中などで複数のエンティティを含み得る。一般に、必ずしもそうとは限らないが、UE105は、GSM、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、LTE、高速パケットデータ(HRPD)、(Wi-Fi(登録商標)とも呼ばれる)IEEE802.11 WiFi、Bluetooth(登録商標)(BT)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX(登録商標))、(たとえば、NG-RAN112および5GC150を使用する)5G新無線(NR)など、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。UE105はまた、たとえば、デジタル加入者回線(DSL)またはパケットケーブルを使用して、他のネットワーク(たとえば、インターネット)に接続し得るワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。これらのRATのうちの1つまたは複数の使用は、UE105が(たとえば図2に示されていない5GC150の要素を介して、または場合によってはゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)155を介して)外部クライアント130と通信することを可能にし、および/または外部クライアント130が(たとえば、GMLC155を介して)UE105に関するロケーション情報を受信することを可能にし得る。
【0058】
[0072]UE105は、NG-RAN112を含み得るワイヤレス通信ネットワークとの接続状態に入り得る。一例では、UE105は、gNB110-1またはng-eNB114など、NG-RAN112中のセルラートランシーバにワイヤレス信号を送信するか、またはセルラートランシーバからワイヤレス信号を受信することによって、セルラー通信ネットワークと通信し得る。トランシーバは、UE105のほうへユーザプレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し、基地局、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、無線ネットワークコントローラ、トランシーバ機能、基地局サブシステム(BSS)、拡張サービスセット(ESS)と呼ばれるか、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることがある。
【0059】
[0073]特定の実装形態では、UE105は、ロケーション関係の測定値を取得することが可能な回路および処理リソースを有し得る。UE105によって取得されたロケーション関係の測定値は、GPS、GLONASS、GalileoまたはBeidouなど、SPSまたは全地球航法衛星システム(GNSS)に属する衛星190から受信された信号の測定値を含むことがあり、ならびに/あるいは、(たとえば、gNB110またはng-eNB114など)既知のロケーションに固定された地上波送信機から受信された信号の測定値を含むことがある。UE105、またはUE105が測定値をそれに送り得る別個のロケーションサーバ(たとえばLMF152)は、次いで、たとえば、GNSS、支援GNSS(A-GNSS)、アドバンストフォワードリンクトリラテラレーション(AFLT)、観測到着時間差(OTDOA:Observed Time Difference Of Arrival)、WLAN(WiFiとも呼ばれる)測位、または拡張セルID(ECID)あるいはそれらの組合せなど、いくつかの位置方法のうちのいずれか1つを使用して、これらのロケーション関係の測定値に基づいて、UE105についてのロケーション推定値を取得し得る。これらの技法(たとえば、A-GNSS、AFLTおよびOTDOA)のうちのいくつかでは、擬似距離またはタイミング差が、UE105によって既知のロケーションに固定された3つ以上の地上波送信機(たとえばgNB110)に対して、もしくは正確に知られている軌道データを有する4つ以上の衛星190、またはそれらの組合せに対して、パイロット、測位基準信号(PRS)、または送信機もしくは衛星によって送信され、UE105において受信された他の基準信号に少なくとも部分的に基づいて、測定され得る。ここで、LMF152などのロケーションサーバは、DL RSベースの測位方法、UL RSベースの測位方法、およびDLおよびUL Rベースの測位方法の組合せなどの測位技法を促進するために、たとえば、測定されるべき信号(たとえば、予想される信号タイミング、信号コーディング、信号周波数、信号ドップラー、ミューティング構成)、地上波送信機(たとえばgNB110)のロケーションおよび識別情報、ならびに/またはGNSS衛星190の信号、タイミングおよび軌道情報に関する情報を含む、測位支援データをUE105に提供することが可能であり得る。この促進は、UE105による信号収集および測定精度を改善することと、いくつかの場合、UE105がロケーション測定値に基づいてそれの推定されたロケーションを計算することを可能にすることとを含み得る。たとえば、ロケーションサーバは、特定のベニューなどの特定の1つまたは複数の領域中のセルラートランシーバおよび/またはローカルトランシーバのロケーションおよび識別情報を示すアルマナックを備え得、送信電力および信号タイミングなど、セルラー基地局またはアクセスポイント(AP)(たとえば、gNB110)によって送信された信号を記述する情報を提供し得る。
【0060】
[0074]UE105は、RSTD、RSRP、Rx-Tx、またはDL-TDOAおよびDL-AoDなど、DL RSベースの測位方法のための他の測位測定値を測定し得る。UE105は、UL RSを送信し得、1つまたは複数のgNB110は、たとえば、UL-TDOA、UL-AoAなど、UL RSベースの測位方法のためのRSTDおよびRx-Txを測定し得る。さらに、UE105とgNB110の両方が、RTTおよびマルチセルRTTなど、組み合わされたDLおよびUL RSベースの測位方法のために、それぞれ受信されたDL RSおよびUL RSに対する、たとえば、RxーTxを測定し得る。UE105およびgNB110は、UE105のロケーションを決定するために、これらの測定値をLMF152などのロケーションサーバに転送し得るか、またはいくつかの実装形態では、UE105は、UE105のロケーションを決定するために、ロケーションサーバ(たとえばLMF152)から受信されたまたはNG-RAN112中の基地局(たとえばgNB110またはng-eNB114)によってブロードキャストされた支援データ(たとえば、GNSSアルマナックおよび/またはGNSSエフェメリス情報などの地上アルマナックデータまたはGNSS衛星データ)とともにこれらの測定値を使用し得る。
【0061】
[0075]UE105のロケーションの推定値は、ロケーション、ロケーション推定値、ロケーションフィックス、フィックス、位置、位置推定値または位置フィックスと呼ばれることがあり、地理的なものであり、したがって、高度成分(たとえば、海抜高、地表高または地表深度、フロアレベルまたは地階レベル)を含むことも含まないこともあるUE105についてのロケーション座標(たとえば、緯度および経度)を提供し得る。代替的に、UE105のロケーションは、都市ロケーションとして(たとえば、郵便住所として、あるいは、特定の部屋またはフロアなど、建築物中の何らかのポイントまたは小さいエリアの指定として)表され得る。UE105のロケーションはまた、ある確率または信頼性レベル(たとえば、67%、95%など)でUE105がそれの内部に位置することが予想される(地理的にまたは都市形態でのいずれかで定義される)エリアまたはボリュームとして表され得る。UE105のロケーションは、さらに、たとえば、地理的に、都市に関して、あるいは、マップ、フロアプランまたは建築物プラン上に示されたポイント、エリア、またはボリュームを参照することによって定義され得る既知のロケーションにおける何らかの原点に対して定義された、距離および方向または相対X、Y(およびZ)座標を備える、相対ロケーションであり得る。本明細書に含まれている説明では、ロケーションという用語の使用は、別段に規定されていない限り、これらの変形態のいずれかを備え得る。UEのロケーションを算出するとき、局所的なx、y、および場合によってはz座標の値を求め、次いで、必要な場合、局所的な座標を(たとえば、緯度、経度、および平均海面の上または下の高度に対する)絶対的な座標に変換することが一般的である。
【0062】
[0076]ワイヤレス通信システム200は、一般に300メガヘルツ(MHz)~300ギガヘルツ(GHz)の範囲内の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境特徴によって阻止またはリダイレクトされ得る。しかしながら、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE105にサービスを提供するために、十分に構造を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い範囲(たとえば、100km未満)に関連し得る。
【0063】
[0077]ワイヤレス通信システム200はまた、センチメートル帯域としても知られる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用して超高周波(SHF)領域において動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することが可能であり得るデバイスによって日和見的に使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
【0064】
[0078]ワイヤレス通信システム200はまた、ミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、UE105と基地局110との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも一層小さく、より間隔が密であり得る。いくつかの例では、これは、UE105内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりも一層大きい大気減衰および短い範囲を受け得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。
【0065】
[0079]いくつかの例では、基地局110またはUE105は、複数のアンテナを装備し得、複数のアンテナは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局110)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間の送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備し、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備する。MIMO通信は、空間多重化と呼ばれることがある、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、マルチパス信号伝搬を採用し得る。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連し得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0066】
[0080]空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもある、ビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を整形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局110またはUE105)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬する信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号に振幅および位相オフセットを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、あるいは何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0067】
[0081]一例では、基地局110は、UE105との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向に複数回基地局110によって送信され得、これは、信号が、送信の異なる方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って送信されることを含み得る。異なるビーム方向における送信は、基地局110による後続の送信または受信のためにビーム方向を(たとえば、基地局110、またはUE105などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0068】
[0082]特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE105などの受信デバイスに関連付けられた方向)に基地局110によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、異なるビーム方向に送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE105は、異なる方向に基地局110によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE105は、最高信号品質、または場合によっては許容できる信号品質をもつそれが受信した信号の指示を基地局110に報告し得る。これらの技法は、基地局110によって1つまたは複数の方向に送信される信号に関して説明されたが、UE105は、(たとえば、UE105による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向に複数回信号を送信するか、または(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向に信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0069】
[0083]受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの一例であり得るUE105)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、基地局110からの様々な信号を受信するときに複数の受信ビームを試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、または、受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比、または場合によっては許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整合され得る。
【0070】
[0084]いくつかの例では、基地局110またはUE105のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局110に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局110は、基地局110がUE105との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE105は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
【0071】
[0085]図2に示されているように、基地局110、たとえば、NG-RAN112中のgNB110のペアは、たとえば、図2に示されているように直接的に、または他のgNB110を介して間接的に、互いに接続され得る。5Gネットワークへのアクセスは、UE105と、5G(たとえば、NR)を使用するUE105のために5GC150へのワイヤレス通信アクセスを提供し得るgNB110のうちの1つまたは複数との間のワイヤレス通信を介してUE105に提供される。図2では、UE105のためのサービングgNBは、gNB110-1であると仮定されるが、他のgNB(たとえば、gNB110-2および/またはgNB110-3)は、UE105が別のロケーションに移動する場合にサービングgNBとして働き得るか、またはUE105に追加の全体にわたるおよび帯域幅を提供するための2次gNBとして働き得る。図2中のいくつかのgNB110(たとえば、gNB110-2またはgNB110-3)は、UE105の測位を支援するための信号(たとえば指向性PRS)を送信し得るが、UE105からのまたは他のUEからの信号を受信しないことがある、測位専用ビーコンとして機能するように構成され得る。
【0072】
[0086]述べられたように、図2は、5G通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードを示すが、たとえばLTEプロトコルなど、他の通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードが使用され得る。異なるプロトコルを使用して通信するように構成されたそのようなノードは、少なくとも部分的に、5GC150によって制御され得る。したがって、NG-RAN112は、gNB、eNB、あるいは他のタイプの基地局またはアクセスポイントの任意の組合せを含み得る。一例として、NG-RAN112は、1つまたは複数の次世代eNB(ng-eNB)114を含み得、それらの次世代eNB114は、UE105へのLTEワイヤレスアクセスを提供し、AMF154などの5GC150中のエンティティに接続し得る。
【0073】
[0087]gNB110および/またはng-eNB114は、測位機能のためにロケーション管理機能(LMF)152と通信する、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)154と通信することができる。AMF154は、セル変更とハンドオーバとを含む、UE105のモビリティをサポートし得、UE105へのシグナリング接続をサポートすることと、場合によってはUE105のためのプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立および解放するのを助けることとに参加し得る。AMF154の他の機能は、NG-RAN112からの制御プレーン(CP)インターフェースの終端と、UE105などのUEからの非アクセス層(NAS)シグナリング接続の終端と、NAS暗号化および完全性保護と、登録管理と、接続管理と、到達可能性管理と、モビリティ管理と、アクセス認証および許可とを含み得る。
【0074】
[0088]LMF152は、UE105がNG-RAN112にアクセスするときにUE105の測位をサポートし得、支援GNSS(A-GNSS)、DL-TDOA、DL-AoD、UL-TDOA、UL-AoA、RTT、マルチセルRTT、観測到着時間差(OTDOA)、リアルタイムキネマティクス(RTK:Real Time Kinematics)、精密単独測位(PPP:Precise Point Positioning)、差動GNSS(DGNSS:Differential GNSS)、拡張セルID(ECID)、WLAN測位、および/または他の位置方法など、位置プロシージャ/方法をサポートし得る。LMF152はまた、たとえば、AMF154から受信された、UE105のためのロケーションサービス要求を処理し得る。いくつかの実施形態では、LMF152を実装するノード/システムは、追加または代替として、拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)など、他のタイプのロケーションサポートモジュールを実装し得る。いくつかの実施形態では、(UE105のロケーションの導出を含む)測位機能の少なくとも一部は、(たとえば、ワイヤレスノードによって送信された信号の測定値と、UE105に提供された支援データとを使用して)UE105において実行され得ることに留意されよう。LMF152は、ロケーションマネージャ(LM)、ロケーション機能(LF)、コマーシャルLMF(CLMF)、または付加価値LMF(VLMF)などの他の名前で呼ばれることがある。
【0075】
[0089]GMLC155は、外部クライアント130から受信されたUE105についてロケーション要求をサポートし得、LMF152にフォワーディングされ得るそのようなロケーション要求をAMF154にフォワーディングし得る。(たとえば、UE105のロケーション推定値を含んでいる)LMF152からのロケーション応答は、AMF154を介してGMLC155に同様に返され得、GMLC155は、次いで、(たとえば、ロケーション推定値を含んでいる)ロケーション応答を外部クライアント130に返し得る。GMLC155は、外部クライアント130のためのサブスクリプション情報を含んでいることがあり、外部クライアント130からのUE105についてのロケーション要求を認証および許可し得る。GMLC155は、さらに、UE105についてのロケーション要求をAMF154に送ることによってUE105のためのロケーションセッションを始動し得、ロケーション要求中に、UE105についての識別情報と、(たとえば、現在のロケーション、あるいは周期的またはトリガされたロケーションのシーケンスなどの)要求されているロケーションのタイプとを含め得る。
【0076】
[0090]図2にさらに示されているように、LMF152とgNB110とは、(NPPaまたはNRPPaと呼ばれることがある)新無線測位プロトコルAを使用して通信し得る。NRPPaは3GPP技術仕様書(TS)38.455において定義され得、NRPPaメッセージがAMF154を介してgNB110とLMF152との間で転送される。図2にさらに示されているように、LMF152とUE105とは、3GPP TS 36.355において定義されているLTE測位プロトコル(LPP)を使用して通信し得、ここで、LPPメッセージは、UE105のためのAMF154とサービングgNB110-1とを介してUE105とLMF152との間で転送される。たとえば、LPPメッセージは、サービスベースの動作を使用してLMF152とAMF154との間で転送され得、5G非アクセス層(NAS)プロトコルを使用してAMF154とUE105との間で転送され得る。LPPプロトコルは、A-GNSS、RTK、WLAN、OTDOA、DL-TDOA、DL-AoD、UL-TDOA、UL-AoA、RTT、マルチセルRTT、および/またはECIDなどのUE支援および/またはUEベースの位置方法を使用してUE105の測位をサポートするために使用され得る。NRPPaプロトコルは、(gNB110によって取得された測定値とともに使用されるときは)ECIDなどのネットワークベース位置方法を使用してUE105の測位をサポートするために使用され得、および/または測位のサポートのためにgNB110から、PRSなど、DL RS送信を定義するパラメータなど、gNB110からのロケーション関連情報を取得し、UL-TDOA、UL-AoA、RTT、マルチセルRTTなど、測位方法のために使用されるgNBからのUL測定値を受信するためにLMF152によって使用され得る。
【0077】
[0091]UE支援位置方法を用いて、UE105は、ロケーション測定値(たとえば、gNB110、ng-eNB114もしくはWLAN APのRSSI、RSTD、Rx-Tx、AOA、RSRPおよび/もしくはRSRQの測定値、またはSV190のGNSS擬似距離、コード位相および/もしくはキャリア位相の測定値)を取得し、UE105のロケーション推定値の計算のために測定値をロケーションサーバ(たとえばLMF152)に送り得る。UEベースの位置方法を用いて、UE105は、(たとえば、UE支援位置方法のロケーション測定値と同じまたは同様であり得、またgNB110によって実行されるUL測定値を含み得る)ロケーション測定値を取得し得、(たとえば、LMF152などのロケーションサーバから受信された、またはgNB110、ng-eNB114または他の基地局もしくはAPによってブロードキャストされた支援データの助けをかりて)UE105のロケーションを計算し得る。ネットワークベースの位置方法を用いて、1つまたは複数の基地局(たとえば、gNB110および/もしくはng-eNB114)またはAPは、ロケーション測定値(たとえば、UE105によって送信された信号のRSSI、Rx-Tx、RSRP、RSRQもしくはTOAの測定値)を取得し得、および/またはUE105によって取得された測定値を受信し得、UE105のロケーション推定値の計算のために測定値をロケーションサーバ(たとえばLMF152)に送り得る。
【0078】
[0092]NRPPaを使用してgNB110によってLMF152に提供される情報は、PRS送信のためのタイミングおよび構成情報と、gNB110のロケーション座標とを含み得る。LMF152は、次いで、この情報の一部または全部を、NG-RAN112および5GC150を介してLPPメッセージ中の支援データとしてUE105に提供することができる。
【0079】
[0093]LMF152からUE105に送られるLPPメッセージは、所望の機能に応じて、様々なことのいずれかを行うようにUE105に命令し得る。たとえば、LPPメッセージは、GNSS(またはA-GNSS)、WLAN、DL RSベースの測位方法、UL RSベースの測位方法、組み合わされたDLおよびUL RSベースの測位方法(または何らかの他の位置方法)についての測定値を取得するようにUE105に対する命令を含んでいることがある。LPPメッセージは、測位方法に必要な1つまたは複数の測定値を取得するための構成パラメータをUE105に提供し得る。UE105は、サービングgNB110-1およびAMF154を介して、(たとえば5G NASメッセージ内の)LPPメッセージ中でLMF152に測位情報、たとえば、測定値またはロケーション推定値を送り返し得る。
【0080】
[0094]いくつかの実施形態では、LPPは、NR無線アクセスのためのOTDOAおよびECIDなどの位置方法をサポートするNRまたはNG測位プロトコル(NPPまたはNRPP)によってオーグメントされるか、またはそれによって置き換えられ得る。たとえば、LPPメッセージは、埋込みNPPメッセージを含んでいることがあるか、またはNPPメッセージによって置き換えられ得る。
【0081】
[0095]NG-RAN112が1つまたは複数のng-eNB114を含むとき、ng-eNB114は、(たとえば、ネットワークベースの位置方法を使用する)UE105の測位をサポートするためにNRPPaを使用してLMF152と通信し得、ならびに/あるいはng-eNB114とAMF154とを介してUE105とLMF152との間のLPPおよび/またはNPPメッセージの転送を可能にし得る。NG-RAN112中のng-eNB114および/またはgNB110はまた、UE105などのUEに測位支援データをブロードキャストし得る。
【0082】
[0096]示されるように、ユニファイドデータ管理(UDM)156が、GMLC155に接続され得る。UDM156は、LTEアクセスのためのホーム加入者サーバ(HSS)に類似しており、所望される場合、UDM156は、HSSと組み合わされ得る。UDM156は、UE105に関するユーザ関連および加入関連の情報を含む中央データベースであり、以下の機能、すなわち、UE認証、UE識別、アクセス認証、登録およびモビリティ管理、加入管理、およびショートメッセージサービス管理を実行し得る。さらに、GMLC155は、ロケーション取出し機能(LRF)157に接続され、LRF157は、UE105のロケーション情報の取出しを扱い、たとえばUE105から公共安全応答ポイントへの緊急呼に続いて、UE105のロケーション情報を、PSAPである外部クライアント130に提供するために使用され得る。
【0083】
[0097]外部クライアント130からのモノのインターネット(IoT)UEのためのロケーションサービスを含むサービスをサポートするために、ネットワークエクスポージャ機能(NEF)159が含まれ得る。たとえば、NEF159は、UE105の現在または最後の既知のロケーションを取得するように機能し得、UE105のロケーションの変化の指示、またはUE105が利用可能(もしくは到達可能)になるときの指示を取得し得る。外部クライアント130(たとえば、アプリケーション機能である外部クライアント130)は、UE105に関するロケーション情報を取得するためにNEF159にアクセスし得る。NEF159は、UE105の最後の既知のロケーション、現在のロケーションならびに/または遅延型(deferred)周期的およびトリガされたロケーションをサポートするために、GMLC155に接続され得る。所望される場合、NEF159は、GMLC155を含んでよいか、またはそれと組み合わされてよく、その場合、AMF154を介してLMF152からUE105に関するロケーション情報を取得し得る。
【0084】
[0098]述べられたように、通信システム100および200は5G技術に関して説明されているが、通信システムは、GSM、WCDMA、LTE、WiFi IEEE802.11など、他の通信技術をサポートするように実装され得、それらの通信技術は、(たとえば、ボイス、データ、測位、および他の機能を実装するために)UE105などのモバイルデバイスをサポートし、それらと対話するために使用される。たとえば、いくつかの実施形態では、5GC150は、5GC150中の非3GPPインターワーキング機能(N3IWF、図示せず)を使用してWLANに接続され得る。たとえば、WLANは、UE105のためにIEEE802.11WiFiアクセスをサポートし得る。ここで、N3IWFは、WLANに、およびAMF154などの5GC150中の他の要素に接続し得る。
【0085】
[0099]他の実施形態では、5GCコア150は、gNB110およびng-eNB114の代わりに1つまたは複数の発展型ノードB(eNB)を備える発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)など、異なるエアインターフェースを制御するように構成され得る。いくつかの他の実施形態では、NG-RAN112と5GC150の両方は、他のRANと他のコアネットワークとによって置き換えられ得る。たとえば、LTEアクセスをサポートするための3GPPによって定義される発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)では、UE105は、NG-RAN112および5GC150ではなくEPSにアクセスし得、NG-RAN112は、gNB110およびng-eNB114の代わりにeNBを含んでいるE-UTRANによって置き換えられ得、5GC150は、AMF154の代わりにモビリティ管理エンティティ(MME)を備える発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)と、LMF152の代わりの拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)と、VGMLC155と同様または同一であり得るGMLCとによって置き換えられ得る。そのようなEPSでは、E-SMLCは、E-UTRAN中のeNBにロケーション情報を送り、それらのeNBからロケーション情報を受信するために、NRPPaの代わりにLTE測位プロトコルA(LPPa)を使用し得、UE105の測位をサポートするためにLPPを使用し得る。加えて、いくつかの実装形態では、(たとえば、gNB110もしくはng-eNB114と同様の、またはそれらに基づく)基地局は、測位専用ビーコンとして機能し、UE105の測位を支援するための信号(たとえばPRS)を送信し得るが、信号を受信しないことがある。
【0086】
[0100]図3は、図1の基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、基地局110およびUE105の設計300のブロック図を示す。基地局110はT個のアンテナ334a~334tを装備し得、UE105はR個のアンテナ352a~352rを装備し得、ここで、概してT≧1およびR≧1である。
【0087】
[0101]基地局110において、送信プロセッサ320は、1つまたは複数のUEについてデータソース312からデータを受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいて各UEのための1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、そのUEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいて各UEのためのデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、すべてのUEについてデータシンボルを提供し得る。送信プロセッサ320はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供し得る。送信プロセッサ320はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ330は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)332a~332tに提供し得る。各変調器332は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器332はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログにコンバート、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器332a~332tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ334a~334tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明される様々な態様によれば、同期信号は、追加の情報を伝達するためにロケーション符号化を用いて生成され得る。
【0088】
[0102]UE105において、アンテナ352a~352rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)354a~354rに提供し得る。各復調器354は、入力サンプルを取得するために、受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器354は、さらに、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器356は、すべてのR個の復調器354a~354rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ358は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE105のための復号されたデータをデータシンク360に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ380に提供し得る。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを決定し得る。いくつかの態様では、UE105の1つまたは複数の構成要素は、ハウジング中に含まれ得る。
【0089】
[0103]アップリンク上では、UE105において、送信プロセッサ364が、データソース362からのデータと、コントローラ/プロセッサ380からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告のための)制御情報とを受信し処理し得る。送信プロセッサ364はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ364からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ366によってプリコーディングされ、(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDMなどのために)変調器354a~354rによってさらに処理され、基地局110に送信され得る。基地局110において、UE105および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ334によって受信され、復調器332によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器336によって検出され、UE105によって送られた、復号されたデータおよび制御情報を取得するために、受信プロセッサ338によってさらに処理され得る。受信プロセッサ338は、復号されたデータをデータシンク339に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ340に提供し得る。基地局110は、通信ユニット344を含み、通信ユニット344を介してサーバ152に通信し得る。サーバ152は、通信ユニット394と、コントローラ/プロセッサ390と、メモリ392とを含み得る。
【0090】
[0104]測位のためにクラウドソーシングされたビーム関係データを生成するおよび/またはクラウドソーシングされたビーム関係データを使用するためのサーバであり得る、基地局110のコントローラ/プロセッサ340、UE105のコントローラ/プロセッサ380、サーバ152のコントローラ390、および/または図3の任意の他の構成要素が、本明細書で詳細に説明されるような、1つまたは複数の技法を実行し得る。たとえば、UE105のコントローラ/プロセッサ380、基地局110のコントローラ/プロセッサ340、サーバ152のコントローラ390、および/または図3の任意の他の構成要素は、たとえば、図12図13図14、および図15のプロセス1200、1300,1400、および1500、ならびに/または本明細書で説明される他のプロセスの動作を実行または指示し得る。メモリ342、382、および392は、それぞれ、基地局110、UE105、およびサーバ152のためのデータとプログラムコードとを記憶し得る。いくつかの態様では、メモリ342および/またはメモリ382および/またはメモリ392は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備え得る。たとえば、1つまたは複数の命令は、UE105、基地局110、および/またはサーバ152の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、たとえば、図12図13図14、および図15のプロセス1200、1300、1400、1500、ならびに/または本明細書で説明される他のプロセスの動作を実行または指示し得る。スケジューラ346は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上のデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0091】
[0105]上記のように、図3は一例として提供される。他の例は、図3に関して説明されるものとは異なり得る。
【0092】
[0106]図4は、セルラーベースの測位のためにUEによって使用され得る、測位基準信号(PRS)測位オケージョンを有する例示的なサブフレームシーケンス400の構造を例として示す。サブフレームシーケンス400は、基地局(たとえば、本明細書で説明される基地局のいずれか)または他のネットワークノードからのPRS信号のブロードキャストに適用可能であり得る。サブフレームシーケンス400は、LTEシステムにおいて使用され得、同じまたは同様のサブフレームシーケンスは、5GおよびNRなどの他の通信技術/プロトコルにおいて使用され得る。図4では、時間は水平方向に(たとえば、X軸上で)表され、時間は左から右に増加し、周波数は垂直方向に(たとえば、Y軸上で)表され、周波数は下から上に増加する(または減少する)。図4に示されているように、ダウンリンクおよびアップリンク無線フレーム410は、各々10ミリ秒(ms)の持続時間のものであり得る。ダウンリンク周波数分割複信(FDD)モードの場合、無線フレーム410は、示される例では、各々1msの持続時間の10個のサブフレーム412に編成される。各サブフレーム412は、各々たとえば0.5msの持続時間の、2つのスロット414を備える。
【0093】
[0107]周波数領域において、利用可能な帯域幅は、(「トーン」または「ビン」とも呼ばれる)均等に離間した直交サブキャリア416に分割され得る。たとえば、たとえば15kHz間隔を使用した、通常の長さのサイクリックプレフィックス(CP)では、サブキャリア416は、12個のサブキャリアのグループにグループ化され得る。(サブフレーム412のブロックとして表される)時間領域中の1つOFDMシンボル長と周波数領域中の1つのサブキャリアとのリソースは、リソース要素(RE)と呼ばれる。12個のサブキャリア416と14個のOFDMシンボルとの各グループ化は、リソースブロック(RB)と呼ばれ、上記の例では、リソースブロック中のサブキャリアの数は、
【0094】
【数1】
【0095】
と書かれてよい。所与のチャネル帯域幅の場合、送信帯域幅構成422とも呼ばれる、各チャネル422上の利用可能なリソースブロックの数は、
【0096】
【数2】
【0097】
と示される。たとえば、上記の例における3MHzチャネル帯域幅の場合、各チャネル422上の利用可能なリソースブロックの数は、
【0098】
【数3】
【0099】
によって与えられる。リソースブロック(たとえば、12個のサブキャリア)の周波数成分は、物理リソースブロック(PRB)と呼ばれることに留意されたい。
【0100】
[0108]基地局は、UE(たとえば、本明細書で説明されるUEのいずれか)の位置推定のために測定および使用され得る、図4に示されるものと同様のフレーム構成または同じフレーム構成のいずれかに従って、PRS信号(すなわち、ダウンリンク(DL)PRS)をサポートする無線フレーム(たとえば、無線フレーム410)、または他の物理レイヤシグナリングシーケンスを送信し得る。ワイヤレス通信ネットワーク中の他のタイプのワイヤレスノード(たとえば、分散アンテナシステム(DAS)、リモートラジオヘッド(RRH)、UE、APなど)も、図4に示されている様式と同様の(またはそれと同じ)様式で構成されたPRS信号を送信するように構成され得る。
【0101】
[0109]PRS信号の送信のために使用されるリソース要素の集合は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合は、周波数領域において複数のPRBをスパンし、時間領域においてスロット414内のN個の(たとえば、1つまたは複数の)連続するシンボルをスパンすることができる。たとえば、スロット414中の陰影がついたリソース要素は、2つのPRSリソースの例であり得る。「PRSリソースセット」は、PRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、ここで、各PRSリソースはPRSリソース識別子(ID)を有する。さらに、PRSリソースセット中のPRSリソースは、同じ送信受信ポイント(TRP)に関連付けられる。PRSリソースセットの中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビームに関連付けられる(ここで、TRPは1つまたは複数のビームを送信し得る)。これは、TRPと、信号が送信されるビームとが、UEに知られているかどうかに関するいかなる暗示をも有しないことに留意されたい。
【0102】
[0110]PRSは、測位オケージョンにグループ化される特殊な測位サブフレーム中で送信され得る。PRSオケージョンは、PRSが送信されることが予想される周期的に繰り返される時間ウィンドウ(たとえば、連続するスロット)の1つのインスタンスである。各周期的に繰り返される時間ウィンドウは、1つまたは複数の連続するPRSオケージョンのグループを含むことができる。各PRSオケージョンは、連続する測位サブフレームの数NPRSを備えることができる。基地局によってサポートされるセルのためのPRS測位オケージョンは、ミリ秒またはサブフレームの数TPRSによって示される間隔において周期的に発生し得る。一例として、図4は、測位オケージョンの周期性を示しており、ここで、NPRSは4に等しく418、TPRSは20以上である420。いくつかの態様では、TPRSは、連続する測位オケージョンの開始の間のサブフレームの数に関して測定され得る。複数のPRSオケージョンは、同じPRSリソース構成に関連付けられ得、その場合、各そのようなオケージョンは、「PRSリソースのオケージョン」などと呼ばれる。
【0103】
[0111]PRSは、一定の電力で送信され得る。PRSはまた、0電力で送信され得る(すなわち、ミュートされ得る)。定期的にスケジュールされたPRS送信をオフにする、ミューティングは、異なるセルの間のPRS信号が、同じまたはほぼ同じ時間において発生することによって重複するときに有用であり得る。この場合、いくつかのセルからのPRS信号はミュートされ得、(たとえば、一定の電力において)他のセルからのPRS信号は送信される。ミューティングは、(ミュートされているPRS信号からの干渉を回避することによって)ミュートされないPRS信号の、UEによる、信号獲得と、到着時間(TOA)および基準信号時間差(RSTD)測定とを助け得る。ミューティングは、特定のセルのための所与の測位オケージョンの間のPRSの非送信と見なされ得る。(ミューティングシーケンスとも呼ばれる)ミューティングパターンは、ビットストリングを使用してUEに(たとえば、LTE測位プロトコル(LPP)を使用して)シグナリングされ得る。たとえば、ミューティングパターンを示すためにシグナリングされるビットストリング中で、位置jにおけるビットが「0」に設定された場合、UEは、PRSが第jの測位オケージョンの間にミュートされると推論し得る。
【0104】
[0112]PRSの可聴性をさらに改善するために、測位サブフレームは、ユーザデータチャネルを用いずに送信される低干渉サブフレームであり得る。その結果、理想的に同期したネットワークでは、PRSは、データ送信からではなく、同じPRSパターンインデックスをもつ(すなわち、同じ周波数シフトをもつ)他のセルのPRSによって干渉され得る。周波数シフトは、PRS IDが割り当てられない場合、セルまたは他の送信ポイント(TP)についてのPRS ID(
【0105】
【数4】
【0106】
として示される)に応じて、または物理セル識別子(PCI)(
【0107】
【数5】
【0108】
として示される)の関数として定義され得、これは、6(6)という有効周波数再使用係数を生じる。
【0109】
[0113]また、(たとえば、6つのリソースブロックのみが1.4MHz帯域幅に対応するなど、PRS帯域幅が限定されるとき)PRSの可聴性を改善するために、連続するPRS測位オケージョン(または連続するPRSサブフレーム)のための周波数帯域は、周波数ホッピングにより、知られているおよび予測可能な様式で変更され得る。さらに、基地局によってサポートされるセルは、2つ以上のPRS構成をサポートし得、ここで、各PRS構成は、測位オケージョン当たりの特定の数のサブフレーム(NPRS)および特定の周期性(TPRS)をもつPRS測位オケージョンの別個の周波数オフセット(vshift)、別個のキャリア周波数、別個の帯域幅、別個のコードシーケンス、および/または別個のシーケンスを備え得る。ある実装形態では、セル中でサポートされるPRS構成のうちの1つまたは複数は、指向性PRSのためのものであり得、したがって、送信の別個の方向、水平角の別個の範囲、および/または対頂角の別個の範囲など、追加の別個の特性を有し得る。
【0110】
[0114]上記で説明されたように、PRS送信/ミューティングスケジュールを含むPRS構成は、UEがPRS測位測定を実行することを可能にするためにUEにシグナリングされる。UEは、PRS構成の検出をブラインドで実行することが予想されない。
【0111】
[0115]「測位基準信号」および「PRS」という用語は、時々、LTE/NRシステムにおいて測位のために使用される固有の基準信号を指し得ることに留意されたい。しかしながら、別段に規定されていない限り、本明細書で使用される「測位基準信号」および「PRS」という用語は、限定はしないが、LTE/NRにおけるPRS信号、ナビゲーション基準信号(NRS)、送信機基準信号(TRS)、セル固有基準信号(CRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)など、測位のために使用され得る任意のタイプの基準信号を指す。
【0112】
[0116]上記で論じられた、基地局によって送信されるDL PRSと同様に、UEは、測位のためにUL PRSを送信し得る。UL PRSは、たとえば、測位のためのサウンディング基準信号(SRS)であり得る。基地局から受信されたDL PRSを使用して、UEは、DL-TDOA、およびDL AoDなどDL測位方法においてまたRTTおよびマルチセルRTTなどの組み合わされたDLおよびUL測位方法において使用され得る、RSTD、RSRP、およびRx-Tx測定などの様々な測位測定を実行し得る。UEから受信されたUL PRS(たとえば、SRS)を使用して、基地局は、UL-TDOA、UL-AOAなどUL測位方法においてまたRTTおよびマルチセルRTTなどの組み合わされたDLおよびUL測位方法において使用され得る、RSTD、およびRx-Txなどの様々な測位測定を実行し得る。
【0113】
[0117]UE105に提供される支援データは、様々な基地局/TRPならびに関連付けられた帯域および周波数レイヤ、測定されるべき、ビームを含む、リソースセットおよびリソースに関する構成パラメータなど、測位のために使用されることになるDLおよびUL基準信号(たとえば、DL PRSおよびUL PRS)に対する時間および周波数リソース、または測位方法のために送信されることになるUL基準信号(SRSなど)に対するリソースの時間および周波数など、測位方法のための構成パラメータを含む。
【0114】
[0118]図5は、UE105によって受信される、基地局110によって生成される複数のビームの一例を示す。基地局110は、たとえば、ビームを生成するために、別個のアンテナからの電波が加算されて、望ましくない方向の放射を抑制するように除去しながら、望ましい方向の放射を増大するように、正確な位相関係を有する送信機からのRF電流が提供されるいくつかの別個のアンテナを含み得る。ビームは、基地局110のアンテナパネルを移動せずに、たとえば、方位角および仰角を変更させて、異なる方向の点にステアリングされ得る。基地局110のアンテナパネルは、ビーム502a、504a、506a、および508aとして示される、様々な角度にビームを生成するように制御され得る。概して、基地局110のアンテナパネルは、120°の方位角スパンおよび60°の仰角スパンを生成し得る。アンテナパネル内に存在し使用される個々のアンテナの数を増大することによって、生成されるビームの幅が低減され得る。
【0115】
[0119]図5に示されるように、基地局110から送信される指向性ビームは、同期信号(SS)バーストに基づき得る。SSバーストは、第1のSSブロック502、第2のSSブロック504、第3のSSブロック506、および第4のSSブロック508など、複数のSSブロックを含む。SSバーストは、追加のSSブロックを含んでよい。各SSブロック502、504、506、508は、基地局110の角度方向および特定のビームID、ならびにセルIDにマッピングされ得る。たとえば、第1のSSブロック502は、1のビーム識別値(たとえば、インデックス)を有する第1のビーム502aにマッピングされ、第2のSSブロック504は、5のビーム識別値を有する第2のビーム504aにマッピングされ、第3のSSブロック506は、9のビーム識別値を有する第3のビーム506aにマッピングされ、第4のSSブロック508は、13のビーム識別値を有する第4のビーム508aにマッピングされる。基地局110は、経時的にビームを水平(方位角)におよび垂直(仰角)に掃引する。たとえば、ビームは、120°の方位角スパンおよび60°の仰角スパンにわたって掃引され得る。したがって、個々の狭ビームは、方位角および仰角だけ基地局110に対する空間範囲にわたって掃引される。
【0116】
[0120]初期の信号収集プロシージャ中、UE105は、セルIDとともに、ワイヤレスネットワーク中の基地局(たとえば、gNB)から1つまたは複数のビーム識別値を受信し得る。
【0117】
[0121]図6は、UE105によって受信される指向性ビームを生成する、2つの基地局110-1と110-2とを含む簡略化された環境600を例として示す。基地局110-1は、たとえば、ビーム605-a、605-b、605-c、605-d、および605-e(ビーム605と総称される)を生成し、基地局110-2は、ビーム609-a、609-b、609-c、および609-d(ビーム609と総称される)を生成する。各ビームは、ビームIDとセルIDとに関連付けられる。
【0118】
[0122]UE105は、基地局110-1および110-2の各々からビームのうちの1つまたは複数を受信し得る。たとえば、各ビームに関連付けられたグラフ610によって示されるように、UE105は、各ビームに対する基準信号受信電力(RSRP)を測定し得、ここで、グラフ610内のバーの高さは、各それぞれのビームに対してUE105によって測定されたRSRPを示す。示されるように、ビーム605-bは、基地局110-1によって生成されたビームに対する最高RSRPを有し、ビーム609-cは、基地局110-2によって生成されたビームに対する最高RSRPを有し、したがって、UE105用の受信ビームと見なされ得る。しかしながら、グラフ610によって示されるように、UE105は、基地局110-1からの他のビームとビーム609-cとを受信する。UE105は、それらのビームが位置決定のために使用され得る十分な品質を備えた受信ビームを識別するために、たとえば、グラフ610内の点線によって示されるように、所定のしきい値を使用し得る。いくつかの実装形態では、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、基準信号受信品質(RSRQ)など、他のパラメータが測定され、RSRPの代わりに、またはそれに加えて使用されてよい。
【0119】
[0123]このようにして、UE105は、基地局110-1および110-2から受信される各ビームを識別し得る。UE105は、ビームの1つまたは複数のパラメータ、たとえば、RSRP、SINR、またはRSRQを測定し、測定されたパラメータを所定のしきい値と比較することによって、ビームが「受信された」かどうかを決定することができ、ここで、しきい値を超える測定パラメータを有するビームが受信されると決定され得る。
【0120】
[0124]一実装形態では、UE105によって受信されたビームに関するビーム情報が測位のために活用され得る。たとえば、UE105の任意の所与の部分において、UE105は、1つまたは複数のセル、たとえば、基地局110によって送信された総ビームのサブセットを検出することになる。基地局110からの各ビームは特定の方向、たとえば、固定された方位角および仰角にステアリングされるため、基地局からの1つまたは複数のビームの検出は、UEの位置の粗い指示を提供し得る。その上、UE105は、単一の基地局110、たとえば、サービング基地局からビームのサブセットのみを検出し得るが、UE105はまた、他の近隣基地局からビームのサブセット検出することもできる。UE105が検出することが可能な複数の基地局からの複数のビームの交差が、UE105の位置の不確実性をさらに低減し、UE105に対する位置推定をさらに改良するために使用され得る。
【0121】
[0125]したがって、一実装形態では、UE105は、1つまたは複数の基地局から複数のビームを受信し得、各受信ビームに対する識別子、たとえば、セルIDとビームIDのペアを決定し得る。UE105は、たとえば、図1に示されたGNSSなどの衛星測位システムを使用して、および/またはセルラー測位技法を使用して、その現在の位置をさらに決定し得る。UE105は、ビームがUE105によって受信されたUE位置に関連付けられた各受信ビームのビーム識別子、たとえば、セルIDとビームIDのペア、たとえば、緯度と経度とをクラウドソーシングサーバ、たとえば、図1に示されたサーバ152に報告し得る。様々なロケーションにおいて受信されたビームに関する、UE105ならびに他のUEによって提供された情報を用いて、サーバはクラウドソーシングされたビーム関係データベースを生成し得る。異なるロケーションにおいて受信され得るビームのサブセットは、それにより受信されたビーム識別子情報を使用してUEの位置が決定され得るフィンガープリントとしてサービスする。
【0122】
[0126]さらに、RSRPおよび/またはRSRQなどの測定パラメータがUEによって測定され、ビーム情報とUEの位置とに関連付けられ得、ビーム情報とUEの位置とがサーバに報告され、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に含まれ得る。測定パラメータの包含は、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内により精細なフィンガープリントを提供し得る。
【0123】
[0127]さらに、さらなる向上として、UE105は、各受信ビームに関連付けられたビーム幅パラメータを決定し得、この情報を、ビーム識別子と位置とともに、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内に含めるためにサーバに提供し得る。たとえば、狭ビームはより正確な位置情報を提供することになるため、狭ビームにはより広いビームよりも高い測位重みが与えられてよい。
【0124】
[0128]UE105は、たとえば、各基地局110からのSSB-InBurstPosition IEから決定されるような基地局によって送信されるビームの数に基づいて、受信ビームのビーム幅を決定し得る。たとえば、任意の位置において、UE105は複数のセルを確かめることができる。各セルには送信され得る最大数のダウンリンクビームが許可され、これは動作の頻度に基づく。たとえば、2.4GHz未満の周波数範囲内で動作している基地局110は、最高で4個のビームを送信し得、6GHz未満の周波数範囲内で動作している基地局110は、最高で8個のビームを送信し得、たとえば、24GHzを超えるFR2周波数範囲内で動作している基地局110は、最高で64個のビームを送信し得る。
【0125】
[0129]基地局110は、しかしながら、それらの最大数でビームを送信することが要求されない。基地局110によって送信されたシステム情報ブロック(SIB)からのSSB-PositionsInBurst IEは、特定の基地局110によって使用される実数のビームを決定するために使用され得る。たとえば、SSB-PositionsInBurst IEは、基地局によって送信されたビームを、たとえば、ローバンド基地局に対して「1110」およびミッドバンド基地局に対して「11110000」などビットマップとして示し、それにより、それぞれ3個のビームおよび4個のビームの送信を示すことができる。この情報を使用して、UE105は、各ビームの近似ビーム幅を決定し得る。基地局110によって採用されるより高いビーム数は、たとえば、基地局110によって送信された各ビームがより低いビーム数で基地局によって送信されたビームよりも狭いことを示す。ビーム幅は、たとえば、水平面内で形成されたビームの数によって除算された、推定された方位角スパンに基づいて推定されてよく、ビームは360°のカバレージを有さない可能性が高いため、アンテナ開口にも依存し得る。ビーム高さは、垂直方向に形成されたビームの数によって除算された、推定された仰角スパンに基づいて同様に推定され得る。いくつかの実装形態では、UE105は、ビームのビーム幅を、たとえば、基地局110によって送信されたSSB-PositionsInBurst IE内に示されるように、基地局によって送信されたビームの実数として単に表し得る。
【0126】
[0130]さらに、UE105は、たとえば、DLビーム到来方向を提供し得る、DLビームを受信するためにUE105によって使用される受信Rxビームの到来角(AoA)または基地局からのTxビームの離脱角(AoD)など、ビームの角度測定値を生成し得る。たとえば、UE105は、たとえば、(たとえば、磁力計、ジャイロスコープ、加速度計など、慣性センサーから決定された)UE105の測定方向に基づくAoAを使用して、またはAoDを使用して、基地局からのDLビームがUE105によって受信される角度を測定し得る。DLビームに対する角度測定値は、(たとえば、ビームIDとセルIDとに関連付けられた)ビーム識別情報と位置との報告の中に含まれてよい。サーバ152は、角度測定値をクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に含めることができる。角度測定値のビーム関係データベース内への包含は、たとえば、支援データからの限定された数の測定対象物のみがタイムアウト期間前に測定され得るときに測定される必要がある(任意の測位方法のための)測定対象物の選択のために使用され得る。さらに、角度測定値情報をビーム関係データベース内でUE105に提供することによって、UE105は、良好な幾何学的精度低下率(GDOP:geometric dilution of precision)を提供することになる測定のために、測定対象物、たとえば、セルおよびビームを選択し得る。
【0127】
[0131]図7は、いくつかの建物702と通り704と、いくつかの基地局110とを含む地理的エリア700を例として示す。地理的エリア700上にあるのは、各基地局110からの影付きビームとして示されている、地理的エリア700の各ロケーションにおいて受信され得るビームのフィンガープリント706である。UE710および712は、たとえば、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを構築するために、受信ビームおよびUEの測定位置に対して、ビームIDとセルIDとを使用して異なる基地局110からの異なるビームをクラウドソーシングし得る。UE710および712は、同様に、RSRPまたはRSRQ値およびビーム幅のメトリックなどの測定パラメータを各ビームとさらに関連付け得る。クラウドソーシングされたビーム関係データベースが形成されると、UE710および712(または示されていない他のUE)は、特定のロケーションにおいて受信されたビームの識別情報、ならびに任意の追加の測定パラメータ、たとえば、RSRP、RSRQ、ビーム幅などに基づいて、地理的エリア700内のそれらの位置を決定し得る。図7は対称的な等しい数のビームのサンプルケースを示すが、実際には、基地局110の展開、ビームの数、各ビームのビーム幅は対称的にならない。
【0128】
[0132]クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、UEベースの測位のために使用され得る。たとえば、UE105は、クラウドソーシングされたビーム関係データベース、またはその一部分を、測位セッションの部分として、たとえば、支援データとして、サーバ152からダウンロードし得る。UE105は、複数のビームを1つまたは複数の基地局から受信し、受信ビームのサブセットに対する識別子、たとえば、セルIDとビームIDとを決定し得、これらの識別子は、UE位置である、受信ビームの一致するサブセットに関連付けられた位置を決定するために、クラウドソーシングされたビーム関係データベースと比較され得る。これにより、UE105の位置は、RSTD、RTT、Rx-Txなど、より複雑な測定値を必要とせずに、ビームの識別子を使用して決定され得る。
【0129】
[0133]別の実装形態では、クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、UE支援測位のために使用され得る。たとえば、UE105は、複数のビームを1つまたは複数の基地局から受信し、受信ビームのサブセットに対する識別子、たとえば、セルIDとビームIDとを決定し得、UEは、測位セッション中、これらの識別子をロケーションサーバ152に報告し得る。ロケーションサーバは、UE位置である、受信ビームの一致するサブセットに関連付けられた位置を決定するために、受信ビームのサブセットに対する識別子をクラウドソーシングされたビーム関係データベースと比較し得る。
【0130】
[0134]一実装形態では、クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、たとえば、セルの識別子とUE105が受信することが可能なビームのサブセットとに基づいて、UE105に対する位置フィックスを生成するために使用され得る。たとえば、UE105によって受信されたビームに対するセルIDとビームIDのセットは、ビームに対するセルIDとビームIDのペアの一致するセットを見出すために、クラウドソーシングされたビーム関係データベースと比較され得、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内の一致するセットに関連付けられた位置は、UE105の位置として決定され得る。いくつかの実装形態では、RSRPまたはRSRQなどの追加のパラメータが測定され、UE105の位置を決定するために、受信ビームの識別情報とともに使用され得る。
【0131】
[0135]一実装形態では、クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、UE105の位置の初期推定(initial estimation)を取得するためにロケーションサーバ152によって使用され得、これは、サービングセルIDを単に使用するよりもかなり良い可能性がある。ロケーションサーバ152は、初期推定を使用し得る。さらに、クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、測位セッション中にUE105に関する支援データを生成するために使用され得る。位置の比較的正確な初期推定の使用により、このように生成された支援データは、従来のように生成された支援データよりも良好な幾何学的精度低下率(GDOP)を有することになる。その上、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して生成された支援データは、UE105の現在の位置において発見可能であることが知られている測位対象物、たとえば、セルおよびビームのみを含み得る。
【0132】
[0136]別の実装形態では、クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、UE105によって受信された支援データに対してUE105自体によって使用され得る。たとえば、UE105は、UE105によって受信された支援データ内で指定され得るいくつかの測定対象物から関連測定対象物をフィルタ処理するために、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用し得る。たとえば、UEは、現在のサービングセルと、UE105によって受信されたビームIDと、他のセルとビームIDとについての、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で識別された関係に基づいて、支援データ内の関連測定対象物を識別し得る。言い換えれば、クラウドソーシングされたビーム関係データベースは、UE105の現在のサービングセルとビームIDとともに検出可能であり得るセルとビームIDとを識別することになり、次いで、UE105は、受信された支援データ内の関連測定対象物を識別するために、これらのセルとビームIDとを使用し得る。
【0133】
[0137]図8は、クラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成のためのサーバ152と基地局110とUE105-1およびUE105-2(UE105と総称されることがある)との間のメッセージングを示すメッセージフロー800である。基地局は、サービング基地局110-1と近隣基地局110-2および110-3とを含んでよく、これらは基地局110と総称される。基地局110は、たとえば、ビームフォーミング、ならびに、ビームの識別子、たとえば、ビームIDとセルIDとを使用して、ビームを送信する。基地局110は、たとえば、gNBであり得る。所望される場合、ビームを送信する他のタイプのビームステーションが使用されてよい。2個のUE105-1と105-2とが図8に示されているが、多くの追加のUEがクラウドソーシングのために使用され得ることを理解されたい。
【0134】
[0138]図8の段階1において、UE105-1は、基地局110-1と110-2と110-3とによって送信されたビームを受信する。上記で論じられたように、ビームは、ビームフォーミングを使用して基地局110によって送信される。基地局110は、たとえば、各ビーム自体の中で、またはスケジューリング情報の中でのいずれかで、セルIDとビームIDとを含む、各ビームの識別情報をさらに送信する。
【0135】
[0139]段階2において、UE105-1は、各受信ビームに対するセルIDとビームIDとを決定する。セルIDとビームIDとは、たとえば、ビーム送信またはスケジューリング情報の中に含まれてよい。セルIDは、たとえば、一意のグローバルセルIDであってよく、ビームIDは、セルSIB内で提供されるSSBインデックスである。図6を参照しながら上記で論じられたように、UE105-1は、各基地局110によって送信されたいくつかのビームを検出し得る。UE105-1は、各ビームの1つまたは複数のパラメータ、たとえば、RSRP、RSRQ、SINR、またはこれらの組合せを測定し、各ビームがクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に含まれるべきかどうかを決定するために、測定パラメータを所定のしきい値と比較し得る。UE105-1は、たとえば、基地局110によって送信されたSIBからのSSB-PositionsInBurst IE内に示されるような、基地局によって送信されるビームの数に基づいて、ビーム幅の推定値をさらに決定し得る。UE105-1は、受信ビームのAoAをさらに決定し得る。
【0136】
[0140]段階3において、UE105-1は、段階1において送信されたビームの受信時にUE105-1の位置を決定し得る。UEの位置は、GPS/GNSS、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)(たとえば、Bluetooth)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せなど、衛星測位システム(SPS)から受信された信号の測定値に基づいて決定され得る。追加または代替として、UE105-1の位置は、セルラーロケーション技術を使用して決定され得る。たとえば、UE105-1は、たとえば、段階1において基地局110によって送信された、または別個に送信された(図示せず)基準信号を使用して測位測定を実行し得る。たとえば、UE105-1は、UEベースまたはUE支援型であってよい、TDOA、マルチRTT、DL AoD測位方法のために使用され得る、RSTD、Rx-Tx、TOA、DL AoDまたは他の類似の測位を実行し得る。
【0137】
[0141]段階4において、UE105-1は、段階3において決定されたUE105-1の位置、およびUE位置に関連して段階2において決定された、受信ビームの識別情報、たとえば、セルIDとビームIDとをサーバ152に提供する。UE105-1は、各ビームのRSRP、RSRQなどの測定パラメータをさらに提供し得、各ビームの推定されたビーム幅および/またはAoAをさらに提供し得る。
【0138】
[0142]段階5において、サーバ152は、段階4においてUE105-1によって提供された情報を使用してビーム基準データベースを更新する。UE105-1は、ビーム識別情報と関連する位置の複数のセットをサーバ152に提供し得る。その上、UE105-2など、他のUEは、たとえば、段階6~10によって示されるように、受信ビーム(および任意の測定パラメータ)の識別情報関連部分をサーバ152に同様に提供し得る。
【0139】
[0143]たとえば、段階6において、UE105-2は、基地局110-1および110ー2によって送信されたビームを受信する。UE105-2は、UE105-1とは異なるロケーションにあり得、したがって、段階1においてUE105-1によって受信されたのとは異なる基地局のセットからビームを受信し得る。その上、UE105-1とUE105-2の両方は、段階1および6において基地局110-1と110-2とからビームを受信するが、UE105-1とUE105-2とは、基地局の各々からビームの異なるサブセットを受信し得る。上記で論じられたように、ビームは、ビームフォーミングを使用して基地局110によって送信される。基地局110は、たとえば、各ビーム自体の中で、またはスケジューリング情報の中でのいずれかで、セルIDとビームIDとを含む、各ビームの識別情報をさらに送信する。
【0140】
[0144]段階7において、UE105-2は、各受信ビームに対するセルIDとビームIDとを決定する。セルIDとビームIDとは、たとえば、ビーム送信またはスケジューリング情報の中に含まれてよい。図6を参照しながら上記で論じられたように、UE105-2は、各基地局110によって送信されたいくつかのビームを検出し得る。UE105-2は、各ビームの1つまたは複数のパラメータ、たとえば、RSRP、RSRQ、SINR、またはこれらの組合せを測定し、各ビームがクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に含まれるべきかどうかを決定するために、測定パラメータを所定のしきい値と比較し得る。UE105-2は、たとえば、基地局110によって送信されたSIBからのSSB-PositionsInBurst IE内に示されるような、基地局によって送信されるビームの数に基づいて、ビーム幅の推定値をさらに決定し得る。UE105-2は、受信ビームのAoAをさらに決定し得る。
【0141】
[0145]段階8において、UE105ー2は、段階6において送信されたビームの受信時にUE105-2の位置を決定し得る。UEの位置は、GPS/GNSS、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)(たとえば、Bluetooth)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せなど、衛星測位システム(SPS)から受信された信号の測定値に基づいて決定され得る。追加または代替として、UE105-2の位置は、上記で論じられたように、セルラーロケーション技術を使用して決定され得る。UE105-2は、同じ様式105-1でその位置を決定しなくてよい。
【0142】
[0146]段階9において、UE105-2は、段階8において決定されたUE105-2の位置と、UE位置に関連して段階7において決定されたような、受信ビームの識別情報、たとえば、セルIDとビームIDとをサーバ152に提供する。UE105-2は、各ビームのRSRP、RSRQなどの測定パラメータをさらに提供し得、各ビームの推定されたビーム幅および/またはAoAをさらに提供し得る。
【0143】
[0147]段階10において、サーバ152は、段階9においてUE105-2によって提供された情報を使用してビーム基準データベースを更新する。UE105-1およびUE105-2と追加のUEとは、ビーム関係データベースを構築するために、ビーム識別情報および関連する部分のセットをサーバ152に提供し得る。
【0144】
[0148]図9は、測位を支援するためにクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用するためのサーバ152と基地局110とUE105との間のメッセージングを示すメッセージフロー900である。基地局は、サービング基地局110-1と近隣基地局110-2および110-3とを含んでよく、これらは基地局110と総称される。基地局110は、たとえば、ビームフォーミング、ならびに、ビームの識別子、たとえば、ビームIDとセルIDとを使用して、ビームを送信する。基地局110は、たとえば、gNBであり得る。所望される場合、ビームを送信する他のタイプのビームステーションが使用されてよい。図9に示される段階の数は、随意であり得、様々な組合せの中に含まれ/使用されてよい。メッセージフロー900内に示される追加の、異なる、またはより少ないメッセージが測位のために使用され得る。たとえば、追加のメッセージは、たとえば、モバイル着信ロケーション要求(MT-LR:Mobile Terminating Location Request)もしくはモバイル発信ロケーション要求(MO-LR:Mobile Originated Location Request)、または周期的またはトリガされた測位プロシージャ内で測位セッションを開始し終了するために使用され得る。
【0145】
[0149]図9の段階1において、UE105は基地局110-1、110-2、および110-3によって送信されたビームを受信する。上記で論じられたように、ビームは、ビームフォーミングを使用して基地局110によって送信される。基地局110は、たとえば、各ビーム自体の中で、またはスケジューリング情報の中でのいずれかで、セルIDとビームIDとを含む、各ビームの識別情報をさらに送信する。
【0146】
[0150]段階2において、UE105は、各受信ビームに対するセルIDとビームIDとを決定する。セルIDとビームIDとは、たとえば、ビーム送信またはスケジューリング情報の中に含まれてよい。セルIDは、たとえば、一意のグローバルセルIDであってよく、ビームIDは、セルSIB内で提供されるSSBインデックスである。図6を参照しながら上記で論じられたように、UE105は、各基地局110によって送信されたいくつかのビームを検出し得る。UE105-1は、各ビームの1つまたは複数のパラメータ、たとえば、RSRP、RSRQ、SINR、またはこれらの組合せを測定し、各ビームがクラウドソーシングされたビーム関係データベースとともに使用されるべきかどうかを決定するために、測定パラメータを所定のしきい値と比較し得る。UE105は、たとえば、基地局110によって送信されたSIBからのSSB-PositionsInBurst IE内に示されるような、基地局によって送信されるビームの数に基づいて、ビーム幅の推定値をさらに決定し得る。UE105は、受信ビームのAoAをさらに決定し得る。
【0147】
[0151]随意の段階3において、UE105は、段階2において決定されたような、受信ビームの識別情報、たとえば、セルIDとビームIDとをロケーションサーバ152に提供する。例として、UE105は、受信ビームの識別値を支援データメッセージについての要求の中でロケーションサーバに提供し得るが、所望される場合、たとえば、能力提供メッセージを含めて、他のタイプのメッセージが使用されてよい。UE105は、各ビームのRSRP、RSRQなどの測定パラメータをさらに提供し得、各ビームの推定されたビーム幅および/またはAoAをさらに提供し得る。
【0148】
[0152]随意の段階4において、ロケーションサーバ152は、UE105のための測位支援データ(AD)を生成し得る。支援データは、サービング基地局110-1と、近隣基地局110-2、110-3と、UE105の推定された位置において検出され得る任意の他の基地局とに関する支援データを含んでよい。支援データは、基準信号に関する構成情報、たとえば、1つまたは複数の測位方法のために基地局110によって送信されるPRSを含んでよい。いくつかの実装形態では、ロケーションサーバ152は、クラウドソーシングされたビーム関係データベースと段階3においてUE105によって提供されるビーム情報とを使用し得る。たとえば、ロケーションサーバ152は、クラウドソーシングされたビーム関係データベースに基づいて、UE105の近似位置を見出すためにUE105によって提供されたビーム情報を使用し得る。ロケーションサーバ152は、推定された位置に基づいて支援データを生成し得る。位置の比較的正確な初期推定の使用により、このように生成された支援データは、従来のように生成された支援データよりも良好な幾何学的精度低下率(GDOP)を有することになる。いくつかの実装形態では、ロケーションサーバ152は、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、UE105の現在位置において発見可能であるとして知られる測定対象物、たとえば、セルとビームとをさらに決定し得る。
【0149】
[0153]随意の段階5において、ロケーションサーバ152は、支援データをUE105に提供する。いくつかの実装形態では、支援データは、たとえば、クラウドソーシングされたビーム関係データベースとUE105によって受信されたビームに関するビーム情報とを使用して決定され得るか、またはサービングセルIDに単に基づいてなど、他の方法で決定され得る、UE105の位置の初期推定値(initial estimate)に基づく、UE105に関連し得る、クラウドソーシングされたビーム関係データベースまたはクラウドソーシングされたビーム関係データベースの少なくとも一部分を含み得る。いくつかの実装形態では、支援データ自体が、段階4において論じられたように、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してロケーションサーバ152によって生成され得る。いくつかの実装形態では、支援データは、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して生成されてよく、クラウドソーシングされたビーム関係データベースの少なくとも一部分をさらに含んでよい。
【0150】
[0154]随意の段階6において、UE105は、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、段階5において受信された支援データをフィルタ処理し得る。いくつかの実装形態では、クラウドソーシングされたビーム関係データベース(または、その少なくとも一部分)は、支援データ内で受信されてよいか、またはUE105内に前に受信され記憶されていてもよい。UE105は、たとえば、段階2において決定されたビーム情報を使用して、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で識別された関係に基づいて、支援データ内の関連測定対象物を識別し得る。ロケーションサーバ152が段階4においてクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して支援データをフィルタ処理した場合、UE105が段階6において支援データをフィルタ処理することは不要であり得る。しかしながら、いくつかの実装形態では、ロケーションサーバ152は、段階4において、支援データを粗くフィルタ処理し得、UE105は、段階6において支援データを微細にフィルタ処理し得る。
【0151】
[0155]段階7において、ロケーションサーバ152は、測位情報を要求するためのロケーション情報メッセージについての要求をUE105に送り得る。UE105が段階2において決定されたビーム情報をロケーションサーバ152にすでに提供している実装形態では、ロケーション情報についての要求は、段階4または5からの受信された支援データまたはそこからUE105によって決定された位置推定値(図9に示されていない)を使用して取得された、TDOA、マルチRTT、AoDなどに対するRSTD、RSRP、Rx-Txなどの基準信号(たとえば、PRS)測定についての要求であり得る。他の実装形態では、ロケーション情報についての要求は、UE105によって受信されたビームに関するビーム情報とクラウドソーシングされたビーム関係データベースとを使用したUEベースのまたはUE支援測位についてのロケーション情報についての要求であり得る。
【0152】
[0156]随意の段階8において、UE105は、段階2において決定されたビーム情報と段階5において支援データとともに受信されたかまたは前に受信されてUE105内に記憶された、クラウドソーシングされたビーム関係データベースとを使用して、UEロケーションを決定し得る。たとえば、UE105は、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内のビームの一致するセットを見出すために、受信ビームに関するビーム情報、たとえば、セルIDとビームIDとを使用し得、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内のビームの一致するセットに関連付けられた位置は、UE105の推定された位置として決定され得る。いくつかの実装形態では、RSRPまたはRSRQなどの追加のパラメータが測定され、UE105の位置を決定するために、受信ビームの識別情報とともに使用され得る。さらに、ビームのビーム幅、または同等にビームの数が、段階2において決定されている場合、使用され得る。たとえば、UE105は、より低いビームカウント(すなわち、より広いビーム)を有する基地局からのビームからの測定値よりもより高いビームカウント(すなわち、より狭いビーム)を有する基地局110からのビームからの測定値に重み付けし得る。
【0153】
[0157]段階9において、UE105は、受信ビームの識別情報、たとえば、セルIDとビームIDのペアおよび、段階2において決定されたような、各ビームのRSRP、RSRQ、ビーム幅および/またはAoAなど、いずれかの追加の測定パラメータ、もしくは段階8においてクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して決定された位置推定値、またはそれらの組合せを含み得るロケーション提供情報メッセージをLMF152に送る。
【0154】
[0158]段階10において、ロケーションサーバ152は、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して段階9から受信されたロケーション情報を使用して、UEロケーションを決定(または検証)し得る。たとえば、ロケーションサーバ152は、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内のビームの一致するセットを見出すために、受信ビームに関するビーム情報、たとえば、セルIDとビームIDとを使用し得、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内のビームの一致するセットに関連付けられた位置は、UE105の推定される位置として決定され得る。いくつかの実装形態では、RSRP、RSRQ、ビーム幅/ビームカウント、AoA、またはそれらの組合せなどの追加のパラメータが、受信された場合、UE105の位置を決定するために、受信ビームの識別情報とともに使用され得る。
【0155】
[0159]図10は、本明細書で説明されるように、たとえば、UE105であってよい、また測位のためにクラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成および使用をサポートするように構成されたUE1000のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図を示す。UE1000は、図12図14とに示されているプロセスフローを実行するように構成され得る。UE1000は、たとえば、少なくとも1つのプロセッサ1002と、メモリ1004と、SPSトランシーバ1005と、センサー1007と、トランシーバ1010などの外部インターフェース(たとえば、ワイヤレスネットワークインターフェース)とを含み得、これらは、非一時的コンピュータ可読媒体1020とメモリ1004とへの1つまたは複数の接続1006(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る。センサー1007は、たとえば、グローバル座標系に関して、UE1000の配向の決定を含めて、(デッドレコニングを使用してなど)測位の際に支援するために使用され得る、速度計、ジャイロスコープ、磁力計、気圧計など、1つまたは複数のセンサーであってよい。UE1000は、たとえば、ユーザがそれを通してUEとインターフェースし得る、ディスプレイ、ディスプレイ上の仮想キーパッドなどのキーパッドまたは他の入力デバイスを含み得るユーザインターフェースなど、示されていない追加のアイテムをさらに含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、UE1000の全部または一部は、チップセットなどの形態をとり得る。トランシーバ1010は、たとえば、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して1つまたは複数の信号を送信することを可能にされる送信機1012と、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して送信された1つまたは複数の信号を受信するための受信機1014とを含み得る。
【0156】
[0160]いくつかの実施形態では、UE1000は、内部または外部であり得るアンテナ1011を含み得る。UEアンテナ1011は、トランシーバ1010によって処理される信号を送信および/または受信するために使用され得る。いくつかの実施形態では、UEアンテナ1011は、トランシーバ1010に結合され得る。いくつかの実施形態では、UE1000によって受信された(送信された)信号の測定は、UEアンテナ1011とトランシーバ1010との接続のポイントにおいて実行され得る。たとえば、受信された(送信された)RF信号測定のための基準の測定ポイントは、受信機1014(送信機1012)の入力(出力)端子とUEアンテナ1011の出力(入力)端子とであり得る。複数のUEアンテナ1011またはアンテナアレイをもつUE1000では、アンテナコネクタは、複数のUEアンテナの集約出力(入力)を表す仮想ポイントと見なされ得る。いくつかの実施形態では、UE1000は、信号強度とTOA測定値とを含む受信信号を測定し得、生の測定値は、少なくとも1つのプロセッサ1002によって処理され得る。
【0157】
[0161]少なくとも1つのプロセッサ1002は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。たとえば、少なくとも1つのプロセッサ1002は、媒体1020および/またはメモリ1004など、非一時的コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはプログラムコード1008を実装することによって、本明細書で説明される機能を実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ1002は、UE1000の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0158】
[0162]媒体1020および/またはメモリ1004は、命令またはプログラムコード1008を記憶し得、命令またはプログラムコード1008は、少なくとも1つのプロセッサ1002によって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサ1002に、本明細書で開示される技法を実行するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいる。UE1000に示されているように、媒体1020および/またはメモリ1004は、本明細書で説明される方法を実行するために少なくとも1つのプロセッサ1002によって実装され得る1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、少なくとも1つのプロセッサ1002によって実行可能である媒体1020中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ1004に記憶され得るか、あるいは少なくとも1つのプロセッサ1002中またはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであり得ることを理解されたい。いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体1020および/またはメモリ1004中に常駐し、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために、少なくとも1つのプロセッサ1002によって利用され得る。UE1000に示されている媒体1020および/またはメモリ1004の内容の編成は例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、UE1000の実装形態に応じて異なる方法で組み合わせられ、分離され、および/または構造化され得ることを諒解されたい。
【0159】
[0163]媒体1020および/またはメモリ1004は、少なくとも1つのプロセッサ1002によって実装されたとき、トランシーバ1010を介して、基地局によって送信された1つまたは複数の無線ビームを受信することを含めて、通信を送信および受信するように少なくとも1つのプロセッサ1002を構成する通信モジュール1022を含み得る。
【0160】
[0164]媒体1020および/またはメモリ1004は、少なくとも1つのプロセッサ1002によって実装されたとき、基地局から受信された無線ビームの各々に関するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するように少なくとも1つのプロセッサ1002を構成するビーム識別モジュール1024を含み得る。ビーム識別情報は、たとえば、ビーム内または基地局によってUEに提供されるスケジューリング情報内にあり得る。
【0161】
[0165]媒体1020および/またはメモリ1004は、少なくとも1つのプロセッサ1002によって実装されたとき、RSRP、RSRQ、SINRなど、各無線ビームに関する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定するように少なくとも1つのプロセッサ1002を構成する測定モジュール1026を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ1002は、たとえば、所定のビームを超える測定パラメータを備えたビームがUE1000によって受信されると見なされる場合、測定パラメータを所定のしきい値と比較するように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサ1002は、本明細書で論じられるように、たとえば、基地局によって送信されたビームの数に基づいて、各受信ビームのビーム幅を決定するようにさらに構成され得る。少なくとも1つのプロセッサ1002は、たとえば、AoA、AoD測定値を使用して、ビームの送信角度など、各ビームの角度測定値を決定するようにさらに構成され得る。たとえば、アンテナアレイ1011内の複数のアンテナにおける受信ビームの位相差、およびセンサー1007を使用して決定され得るビームの受信時におけるUE1000の配向を使用して決定され得る、ビームがUE1000に到着する角度。
【0162】
[0166]媒体1020および/またはメモリ1004は、少なくとも1つのプロセッサ1002によって実装されたとき、たとえば、SPS受信機1005を使用する衛星測位システム(SPS)に基づいておよび/またはワイヤレストランシーバ1010を使用するセルラーロケーション技術に基づいて、UE105の位置を決定するように少なくとも1つのプロセッサ1002を構成する測位モジュール1028を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ1002は、ワイヤレストランシーバ1010を介してリモートサーバと通信し、各受信された無線ビームに対するセルIDとビームID、ならびにUEの決定された位置に関連付けられた、各ビームに対する任意の測定パラメータを提供するようにさらに構成され得る。少なくとも1つのプロセッサ1002は、無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するようにさらに構成され得る。たとえば、少なくとも1つのプロセッサ1002は、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとを、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してUEの位置を推定するサーバに報告するか、またはクラウドソーシングされたビーム関係データベースをサーバから受信し、サーバから受信されたクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してUEの位置を推定することによって、UEの位置を決定するように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサ1002は、ワイヤレストランシーバ1010を介して、クラウドソーシングされたビーム関係データベースをサーバから受信し、いくつかの測定対象物を含む測位支援データを1つまたは複数のサーバから受信するように構成され得る。少なくとも1つのプロセッサ1002は、複数の無線ビームの各々に対して決定されたセルIDとビームIDと、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で提供された無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置との間の関係を使用して、測位支援データ内の関連測定対象物を決定するように構成され得る。
【0163】
[0167]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、少なくとも1つのプロセッサ1002は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0164】
[0168]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、方法は、本明細書で説明される機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、少なくとも1つのプロセッサ1002に接続され、1つまたは複数のプロセッサ1002によって実行される非一時的コンピュータ可読媒体1020またはメモリ1004に記憶され得る。メモリは、少なくとも1つのプロセッサ内に、または少なくとも1つのプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの任意の特定のタイプもしくはメモリの数、またはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0165】
[0169]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、媒体1020および/またはメモリ1004などの非一時的コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはプログラムコード1008として記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラム1008で符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。たとえば、その上に記憶されたプログラムコード1008を含む非一時的コンピュータ可読媒体は、開示される実施形態に従う様式で、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを用いて測位をサポートするためのプログラムコード1008を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体1020は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD-ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード1008を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0166】
[0170]コンピュータ可読媒体1020上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するトランシーバ1010を含み得る。命令およびデータは、少なくとも1つのプロセッサに、特許請求の範囲において概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。
【0167】
[0171]メモリ1004は、任意のデータ記憶機構を表し得る。メモリ1004は、たとえば、1次メモリおよび/または2次メモリを含み得る。1次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では少なくとも1つのプロセッサ1002とは別個であるものとして示されているが、1次メモリの全部または一部は、少なくとも1つのプロセッサ1002内に設けられるか、または場合によっては少なくとも1つのプロセッサ1002とコロケート/結合され得ることを理解されたい。2次メモリは、たとえば、1次メモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、および/または、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。
【0168】
[0172]いくつかの実装形態では、2次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体1020を動作可能に受容可能であるか、または場合によってはそれに結合するように構成可能であり得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示される方法および/または装置は、全体的にまたは部分的にコンピュータ可読媒体1020の形態をとり得、コンピュータ可読媒体1020は、その上に記憶されたコンピュータ実装可能コード1008を含み得、コンピュータ実装可能コード1008は、少なくとも1つのプロセッサ1002によって実行された場合、本明細書で説明される例示的な動作の全部または一部分を実行することを、実効的に可能にされ得る。コンピュータ可読媒体1020は、メモリ1004の一部であり得る。
【0169】
[0173]図11は、本明細書で説明されるように、たとえば、サーバ152であってよい、測位のためにクラウドソーシングされたビーム関係データベースの生成および使用をサポートするように構成されたサーバ1100のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図を示す。サーバ1100は、クラウドソーシングされたデータベースサーバまたはLMFなどのロケーションサーバなどであってよいか、またはE-SMLCまたはSLPなど、別のネットワークエンティティであってもよい。サーバ1100は、たとえば、図13図15とに示されているプロセスフローを実行し得る。サーバ1100は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体1120とメモリ1104とへの1つまたは複数の接続1106(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る、少なくとも1つのプロセッサ1102と、メモリ1104と、通信インターフェース1110(たとえば、コアネットワークエンティティおよび基地局など、他のネットワークエンティティへのワイヤラインまたはワイヤレスネットワークインターフェース)とを含み得る。サーバ1100は、たとえば、ユーザがそれを通してサーバとインターフェースし得る、ディスプレイ、ディスプレイ上の仮想キーパッドなどのキーパッドまたは他の入力デバイスを含み得るユーザインターフェースなど、示されていない追加のアイテムをさらに含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、サーバ1100の全部または一部は、チップセットなどの形態をとり得る。通信インターフェース1110は、AMFまたはMMEなど、RANまたはネットワークエンティティ中の基地局に接続することが可能なワイヤードまたはワイヤレスインターフェースであり得る。
【0170】
[0174]少なくとも1つのプロセッサ1102は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。たとえば、少なくとも1つのプロセッサ1102は、媒体1120および/またはメモリ1104など、非一時的コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはプログラムコード1108を実装することによって、本明細書で説明される機能を実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ1102は、サーバ1100の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0171】
[0175]媒体1120および/またはメモリ1104は、命令またはプログラムコード1108を記憶し得、命令またはプログラムコード1108は、少なくとも1つのプロセッサ1102によって実行されたとき、少なくとも1つのプロセッサ1102に、本明細書で開示される技法を実行するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいる。サーバ1100に示されているように、媒体1120および/またはメモリ1104は、本明細書で説明される方法を実行するために少なくとも1つのプロセッサ1102によって実装され得る1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、少なくとも1つのプロセッサ1102によって実行可能である媒体1120中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ1104に記憶され得るか、または少なくとも1つのプロセッサ1102中またはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであり得ることを理解されたい。いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体1120および/またはメモリ1104中に常駐し、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために、少なくとも1つのプロセッサ1102によって利用され得る。サーバ1100に示されている媒体1120および/またはメモリ1104の内容の編成は例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、サーバ1100の実装形態に応じて、異なる方法で組み合わせられ、分離され、および/または構造化され得ることを諒解されたい。
【0172】
[0176]媒体1120および/またはメモリ1104は、少なくとも1つのプロセッサ1102によって実装されたとき、外部インターフェースを介して、その位置において各UEによって受信された複数の無線ビームの各々に関するセル識別子(ID)とビームIDとに関連付けられた、各UEの位置を複数のUEから受信するように少なくとも1つのプロセッサ1102を構成するクラウドソースモジュール1122を含み得る。各ビームに対するセルIDとビームIDとともに、少なくとも1つのプロセッサ1102は、RSRP、RSRQ、またはそれらの組合せなど、無線ビームに対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信するように構成され得る。さらに、各ビームに対するセルIDとビームIDとともに、少なくとも1つのプロセッサ1102は、無線ビームに対するビーム幅関連パラメータおよび/またはAoAを受信するように構成され得る。
【0173】
[0177]媒体1120および/またはメモリ1104は、少なくとも1つのプロセッサ1102によって実装されたとき、媒体1120または別個の記憶媒体中に維持され得る、各ビームに対するセルIDおよびビームID対などの受信されたビーム情報とクラウドソーシングされたビーム関係データベース内の位置に関連付けられた、RSRP、RSRQ、ビーム幅パラメータ、およびAoAなどの任意の測定されたパラメータとを記憶するように少なくとも1つのプロセッサ1102を構成するデータベースモジュール1124を含み得る。
【0174】
[0178]媒体1120および/またはメモリ1104は、少なくとも1つのプロセッサ1102によって実装されたとき、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとを含む位置情報メッセージをUEから受信するように少なくとも1つのプロセッサ1102を構成する測位情報モジュール1126を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ1102は、外部インターフェース1110を介して、各ビームに対するセルIDとビームIDとともに、RSRP、RSRQ、またはそれらの組合せなど、無線ビームに対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータをさらに受信し得る。少なくとも1つのプロセッサ1102は、外部インターフェース1110を介して、各ビームに対するセルIDとビームIDとともに、各ビームに対するビーム幅関連パラメータおよび/または無線ビームに対するAoAをさらに受信し得る。
【0175】
[0179]媒体1120および/またはメモリ1104は、少なくとも1つのプロセッサ1102によって実装されたとき、無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するように少なくとも1つのプロセッサ1102を構成する測位モジュール1128を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ1102は、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して決定されたUEの位置の初期推定値に基づいて、UEに関する測位支援データを生成し、外部インターフェース1110を介して、支援データをUEに送るように構成され得る。
【0176】
[0180]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、少なくとも1つのプロセッサ1102は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0177】
[0181]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、方法は、本明細書で説明される機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に実施するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、少なくとも1つのプロセッサ1102に接続され、1つまたは複数のプロセッサ1102によって実行される非一時的コンピュータ可読媒体1120またはメモリ1104に記憶され得る。メモリは、少なくとも1つのプロセッサ内に、または少なくとも1つのプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの任意の特定のタイプもしくはメモリの数、またはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0178】
[0182]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、媒体1120および/またはメモリ1104などの非一時的コンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはプログラムコード1108として記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラム1108で符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。たとえば、その上に記憶されたプログラムコード1108を含む非一時的コンピュータ可読媒体は、開示される実施形態に従う様式で、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを用いて測位をサポートするためのプログラムコード1108を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体1120は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード1108を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-rayディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0179】
[0183]コンピュータ可読媒体1120上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有する通信インターフェース1110を含み得る。命令およびデータは、少なくとも1つのプロセッサに、特許請求の範囲において概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。
【0180】
[0184]メモリ1104は、任意のデータ記憶機構を表し得る。メモリ1104は、たとえば、一次メモリおよび/または二次メモリを含み得る。1次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では少なくとも1つのプロセッサ1102とは別個であるものとして示されているが、1次メモリの全部または一部は、少なくとも1つのプロセッサ1102内に設けられるか、または場合によっては少なくとも1つのプロセッサ1102とコロケート/結合され得ることを理解されたい。2次メモリは、たとえば、1次メモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、および/または、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。
【0181】
[0185]いくつかの実装形態では、2次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体1120を動作可能に受容可能であるか、または場合によってはそれに結合するように構成可能であり得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示される方法および/または装置は、全体的にまたは部分的にコンピュータ可読媒体1120の形態をとり得、コンピュータ可読媒体1120は、その上に記憶されたコンピュータ実装可能コード1108を含み得、コンピュータ実装可能コード1108は、少なくとも1つのプロセッサ1102によって実行された場合、本明細書で説明される例示的な動作の全部または一部分を実行することを、実効的に可能にされ得る。コンピュータ可読媒体1120はメモリ1104の一部であり得る。
【0182】
[0186]図12は、開示される実装形態に従う様式で、ユーザ機器(UE)105など、UEによって実行されるロケーションサービスをサポートするための例示的な方法1200のためのフローチャートを示す。
【0183】
[0187]ブロック1202において、UEは、たとえば、図8において段階1において論じられたように、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信し得る。複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の通信モジュール1022など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0184】
[0188]ブロック1204において、UEは、たとえば、図8において段階2において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定し得る。複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中のビーム識別モジュール1024など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0185】
[0189]ブロック1206において、UEは、たとえば、図8の段階3において論じられたように、UEの位置を決定し得る。たとえば、UEの位置は、GPSまたはGNSS、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せなど、衛星測位システム(SPS)から受信された信号の測定値に基づいて決定され得る。UEの位置を決定するための手段は、トランシーバ1010および/またはSPS受信機1005と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測位モジュール1028など、メモリ1004、および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0186】
[0190]ブロック1208において、UEは、たとえば、図8において段階4において議論されたように、UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDおよびビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供し得る。たとえば、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとは、報告をリモートサーバに送ることによって、クラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供され得る。UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測位モジュール1028など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0187】
[0191]一実装形態において、UEは、たとえば、図8において段階2において議論されたように、複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定し得、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに1つまたは複数の信号ベースのパラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供し得る。たとえば、複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備え得る。複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定するための手段、および複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに1つまたは複数の信号ベースのパラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測定モジュール1026など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0188】
[0192]一実装形態において、UEは、たとえば、図8において段階2および4において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定し、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともにビーム幅関連パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供し得る。複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定するための手段、および複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)とビームIDとともにビーム幅関連パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測定モジュール1026および測位モジュール1028など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0189】
[0193]一実装形態において、UEは、たとえば、図8において段階2および4において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定し、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに角度測定パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供し得る。たとえば、角度測定パラメータは、AoAまたはAoDを使用して決定され得る。複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定するための手段、および複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに角度測定パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段は、トランシーバ1010と、センサー1007と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測定モジュール1026および測位モジュール1028など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0190】
[0194]一実装形態において、UEは、たとえば、図8において段階2において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定し得る。たとえば、複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備え得る。UEは、たとえば、図8において段階2において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較し得る。UEによって提供される無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとは、たとえば、図8において段階4において論じられたように、所定のしきい値を超える信号ベースのパラメータを備えた複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとを備え得る。複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定するための手段、および複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測定モジュール1026など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0191】
[0195]図13は、開示される実装形態に従う様式で、サーバ152など、ワイヤレスネットワーク中のサーバによって実行されるロケーションサービスをサポートするための例示的な方法1300のためのフローチャートを示す。
【0192】
[0196]ブロック1302において、サーバは、たとえば、図8において段階4および9において論じられたように、UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)およびビームIDとをUEから受信し得る。たとえば、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとは、所定のしきい値を超える測定された信号ベースのパラメータを備えた無線ビームからであり、ここにおいて、複数の無線ビームの各々に対する測定された信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せを備える。たとえば、UEの位置は、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せなどからの信号の測定値に基づいて決定される。UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)とビームIDとをUEから受信するための手段は、外部インターフェース1110と、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中のデータベースクラウドソースモジュール1122など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102とを含み得る。
【0193】
[0197]ブロック1304において、サーバは、たとえば、図8において段階5および10において論じられたように、位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶し得る。位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)とビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶するための手段は、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中のデータベースモジュール1124など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102を含み得る。
【0194】
[0198]一実装形態において、サーバは、UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータをさらに受信し得、ここにおいて、1つまたは複数の信号パラメータは、図8において段階4および9において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される。たとえば、複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備え得る。UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信するための手段は、ここにおいて、1つまたは複数の信号パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、外部インターフェース1110と、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中のデータベースクラウドソースモジュール1122など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102とを含み得る。
【0195】
[0199]一実装形態において、サーバは、UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータをさらに受信し得、ここにおいて、ビーム幅関連パラメータは、たとえば、図8において段階4および9において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される。UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを受信するための手段は、ここにおいて、ビーム幅関連パラメータが複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、外部インターフェース1110と、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中のデータベースクラウドソースモジュール1122など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102とを含み得る。
【0196】
[0200]一実装形態において、サーバは、UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信し得、ここにおいて、角度測定パラメータは、たとえば、図8において段階4および9において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される。UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信するための手段は、ここにおいて、角度測定パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、外部インターフェース1110と、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中のデータベースクラウドソースモジュール1122など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102とを含み得る。
【0197】
[0201]図14は、開示される実装形態に従う様式で、ユーザ機器(UE)105など、UEによって実行されるロケーションサービスをサポートするための例示的な方法1400のためのフローチャートを示す。
【0198】
[0202]ブロック1402において、UEは、たとえば、図9において段階1において論じられたように、複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信し得る。複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するための手段は、トランシーバ1010と、たとえば、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の通信モジュール1022など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0199】
[0203]ブロック1404において、UEは、たとえば、図9において段階2において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定し得る。複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中のビーム識別モジュール1024など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0200】
[0204]ブロック1406において、UEは、たとえば、図9において段階3、8および9において論じられたように、無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定し得る。たとえば、UEは、たとえば、図9において段階3および9において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してUEの位置を推定するサーバに報告することによって、UEの位置を決定し得る。別の例では、UEは、たとえば、図9において段階5および8において論じられたように、クラウドソーシングされたビーム関係データベースをサーバから受信し、サーバから受信されたクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、UEの位置を推定することによって、UEの位置を決定し得る。無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測位モジュール1028など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0201】
[0205]一実装形態において、UEは、複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを測定し得、ここにおいて、UEの位置を決定することは、たとえば、図9において段階2において論じられたように、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づく。たとえば、複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備え得る。複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを測定するための手段は、ここにおいて、UEの位置を決定することが、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づく、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、また、図10に示されているUE1000中の測定モジュール1026など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0202】
[0206]一実装形態において、UEは、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定し得、ここにおいて、UEの位置を決定することは、たとえば、図9において段階2において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づく。たとえば、UEは、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けすることによって、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいて位置を決定し得る。複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定するための手段は、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づく、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測定モジュール1026など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0203】
[0207]一実装形態において、UEは、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定し得、ここにおいて、UEの位置を決定することは、たとえば、図9において段階2において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づく。たとえば、角度測定パラメータは、到来角(AoA)または離脱角(AoD)を使用して決定され得る。複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定するための手段は、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づく、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または、図10に示されているUE1000中の測定モジュール1026および測位モジュール1028など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0204】
[0208]一実装形態では、UEは、たとえば、図9において段階5において論じられたように、クラウドソーシングされたビーム関係データベースをさらに受信し得る。UEは、たとえば、図9において段階5および6において論じられたように、いくつかの測定対象物を含む測位支援データを受信し得る。UEは、図9において段階6において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対して決定されたセルIDとビームIDと、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で提供された無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置との間の関係を使用して、測位支援データ内の関連測定対象物を決定し得る。クラウドソーシングされたビーム関係データベースを受信するための手段、いくつかの測定対象物を含む測位支援データを受信するための手段、および複数の無線ビームの各々に対して決定されたセルIDとビームIDと、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で提供された無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置との間の関係を使用して、測位支援データ内の関連測定対象物を決定するための手段は、トランシーバ1010と、専用ハードウェアをもつ、または図10において示されているUE1000中の測位モジュール1028など、メモリ1004および/または媒体1020中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1002とを含み得る。
【0205】
[0209]図15は、開示される実装形態に従う様式で、ロケーションサーバ152など、ロケーションサーバによって実行される、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための例示的な方法1500のためのフローチャートを示す。
【0206】
[0210]ブロック1502において、ロケーションサーバは、たとえば、図9において段階3および9において論じられたように、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信し得る。UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信するための手段は、外部インターフェース1110と、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中の測位情報モジュール1126など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102とを含み得る。
【0207】
[0211]ブロック1504において、ロケーションサーバは、たとえば、図9において段階4および10において論じられたように、無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定し得る。無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するための手段は、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中の測位モジュール1128など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102を含み得る。
【0208】
[0212]一実装形態において、ロケーションサーバは、複数の無線ビームの各々に対してUEによって測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを位置情報メッセージ内で受信し得、ここにおいて、UEの位置は、たとえば、図9において段階3、4、9、および10において論じられたように、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づく。
【0209】
[0213]一実装形態において、ロケーションサーバは、複数の無線ビームの各々に対してUEによって測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを位置情報メッセージ内で受信し得、ここにおいて、UEの位置は、たとえば、図9において段階3、4、9、および10において論じられたように、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づく。たとえば、複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備え得る。
【0210】
[0214]一実装形態において、ロケーションサーバは、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを位置情報メッセージ内で受信し得、ここにおいて、UEの位置は、たとえば、図9において段階3、4、9、および10において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づく。たとえば、UEの位置は、低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けすることによって、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータに基づいて決定され得る。
【0211】
[0215]一実装形態において、ロケーションサーバは、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを位置情報メッセージ内で受信し得、ここにおいて、UEの位置を決定することは、たとえば、図9において段階3、4、9、および10において論じられたように、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づく。
【0212】
[0216]一実装形態では、UEの位置はUEの位置の初期推定値であり、ロケーションサーバは、たとえば、図9において段階4において論じられたように、UEの位置において発見可能であることが知られている測定対象物を含めるために、初期推定値とクラウドソーシングされたビーム関係データベースとに基づいてUEに関する測位支援データを生成し得る。ロケーションサーバは、たとえば、図9において段階5において論じられたように、測位支援データをUEに送り得る。UEの位置において発見可能であることが知られている測定対象物を含めるために、初期推定値とクラウドソーシングされたビーム関係データベースとに基づいて、UEに関する測位支援データを生成するための手段、および測位支援データをUEに送るための手段は、専用ハードウェアをもつ、または、図11に示されているサーバ1100中の測位モジュール1128など、メモリ1104および/または媒体1120中の実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、少なくとも1つのプロセッサ1102を含み得る。
【0213】
[0217]本明細書全体にわたる「一例(one example)」、「一例(an example)」、「いくつかの例(certain examples)」または「例示的な実装形態(exemplary implementation)」への言及は、特徴および/または例に関して説明される特定の特徴、構造、または特性が、請求される主題の少なくとも1つの特徴および/または例の中に含まれ得ることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な箇所における「一例では(in one example)」、「一例(an example)」、「いくつかの例では(in certain examples)」または「いくつかの実装形態では(in certain implementations)」という句、あるいは他の同様の句の出現は、必ずしもすべてが同じ特徴、例、および/または限定を指すとは限らない。さらに、それらの特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の例および/または特徴において組み合わせられ得る。
【0214】
[0218]本明細書に含まれる詳細な説明のいくつかの部分は、特定の装置あるいは専用コンピューティングデバイスまたはプラットフォームのメモリ内に記憶された2値デジタル信号に対する演算のアルゴリズムまたは記号表現に関して提示された。この特定の明細書のコンテキストでは、特定の装置などの用語は、プログラムソフトウェアからの命令に従って特定の動作を実行するようにプログラムされた後の汎用コンピュータを含む。アルゴリズム記述または記号表現は、信号処理または関連技術の当業者によって、自身の仕事の本質を他の当業者に伝達するために使用される技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、また一般に、所望の結果につながる自己矛盾のない一連の演算または同様の信号処理であると考えられる。この文脈では、演算または処理は物理量の物理的操作を伴う。一般に、必ずしも必要とは限らないが、そのような量は、記憶、転送、結合、比較、または他の方法で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとり得る。主に一般的な用法という理由で、そのような信号をビット、データ、値、要素、記号、文字、項、数、数字などと呼ぶことが時々便利であることがわかっている。しかしながら、これらまたは同様の用語のすべては、適切な物理量に関連すべきであり、便宜的なラベルにすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、本明細書の説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理すること」、「算出すること」、「計算すること」、「決定すること」などの用語を利用する説明は、専用コンピュータ、専用算出装置または同様の専用電子コンピューティングデバイスなど、特定の装置のアクションまたはプロセスを指すことを諒解されたい。したがって、本明細書のコンテキストでは、専用コンピュータまたは同様の専用電子算出デバイスは、専用コンピュータまたは同様の専用電子算出デバイスのメモリ、レジスタ、または他の情報記憶デバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の、電子的または磁気的な物理量として一般に表される信号を操作または変換することが可能である。
【0215】
[0219]上記の詳細な説明では、請求される主題の完全な理解を提供するために多数の具体的な詳細が記載された。しかしながら、請求される主題は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には理解されよう。他の事例では、請求される主題を不明瞭にしないように、当業者に知られているであろう方法および装置は、詳細に説明されていない。
【0216】
[0220]本明細書で使用される「および」、「または」、および「および/または」という用語は、そのような用語が使用されるコンテキストに少なくとも部分的に依存することも予想される様々な意味を含み得る。一般に、「または」がA、BまたはCなどのリストを関連付けるために使用される場合、ここで包含的な意味で使用されるA、B、およびCを意味し、ならびにここで排他的な意味で使用されるA、BまたはCを意味するものとする。さらに、本明細書で使用する「1つまたは複数の」という用語は、単数形の任意の特徴、構造、または特性について説明するために使用され得るか、あるいは複数の特徴、構造または特性、あるいは特徴、構造または特性の何らかの他の組合せについて説明するために使用され得る。とはいえ、これは例示的な例にすぎないこと、および請求される主題がこの例に限定されないことに留意されたい。
【0217】
[0221]現在例示的な特徴と考えられることが例示され説明されたが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の変更が行われ得、均等物が代用され得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明された中心概念から逸脱することなく、請求される主題の教示に特定の状況を適合させるための多くの変更が行われ得る。
【0218】
[0222]実装例が以下の番号付けされた条項において説明される。
【0219】
[0223]1. ユーザ機器(UE)によって実行されるロケーションサービスをサポートするための方法であって、
[0224]複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信することと、
[0225]複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定することと、
[0226]UEの位置を決定することと、
[0227]UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することと
を含む、方法。
【0220】
[0228]2. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定することと、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに1つまたは複数の信号ベースのパラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することをさらに備える、条項1に記載の方法。
【0221】
[0229]3. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項2に記載の方法。
【0222】
[0230]4. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定することと、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともにビーム幅関連パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することをさらに備える、条項1から3のいずれかに記載の方法。
【0223】
[0231]5. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定することと、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに角度測定パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することをさらに備える、条項1から4のいずれかに記載の方法。
【0224】
[0232]6.
[0233]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定することと、
[0234]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較することと
をさらに備え、
[0235]複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとを提供することが、所定のしきい値を超える信号ベースのパラメータを備えた複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとを提供することを備える
条項1から5のいずれかに記載の方法。
【0225】
[0236]7. 複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項6に記載の方法。
【0226】
[0237]8. UEの位置を決定することが、全地球航法衛星システムからの測定値に基づく、条項1から7のいずれかに記載の方法。
【0227】
[0238]9. UEの位置を決定することが、セルラーロケーション技術からの測定に基づく、条項1から8のいずれかに記載の方法。
【0228】
[0239]10. 複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することが、報告をリモートサーバに送ることを備え、ここにおいて、リモートサーバがクラウドソーシングされたビーム関係データベースを維持する、条項1から9のいずれかに記載の方法。
【0229】
[0240]11. ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)であって、
[0241]ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレス通信するように構成された少なくとも1つのワイヤレストランシーバと、
[0242]少なくとも1つのメモリと、
[0243]少なくとも1つのワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合され、
[0244] 複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信し、
[0245] 複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定し、
[0246] UEの位置を決定し、
[0247] UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供する
ように構成された、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、ユーザ機器(UE)。
【0230】
[0248]12. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定し、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに1つまたは複数の信号ベースのパラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するようにさらに構成される、条項11に記載のUE。
【0231】
[0249]13. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項12に記載のUE。
【0232】
[0250]14. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定し、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともにビーム幅関連パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するようにさらに構成される、条項11から13のいずれかに記載のUE。
【0233】
[0251]15. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定し、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに角度測定パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するようにさらに構成される、条項11から14のいずれかに記載のUE。
【0234】
[0252]16. 少なくとも1つのプロセスが、
[0253]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定し、
[0254]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較する
ようにさらに構成され、
[0255]少なくとも1つのプロセスが、所定のしきい値を超える信号ベースのパラメータを備えた複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとを提供するように構成されていることによって、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとを提供するように構成される、条項11から15のいずれかに記載のUE。
【0235】
[0256]17. 複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項16に記載のUE。
【0236】
[0257]18. 少なくとも1つのプロセスが、UEの位置が全地球航法衛星システムからの測定値に基づくと決定するように構成される、条項11から17のいずれかに記載のUE。
【0237】
[0258]19. 少なくとも1つのプロセスが、UEの位置がセルラーロケーション技術からの測定に基づくと決定するように構成される、条項11から18のいずれかに記載のUE。
【0238】
[0259]20. 少なくとも1つのプロセスが、報告をリモートサーバに送るように構成されていることによって、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するように構成され、ここにおいて、リモートサーバがクラウドソーシングされたビーム関係データベースを維持する、条項11から19のいずれかに記載のUE。
【0239】
[0260]21. ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)であって、
[0261]複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するための手段と、
[0262]複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するための手段と、
[0263]UEの位置を決定するための手段と、
[0264]UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段と
を備える、ユーザ機器(UE)。
【0240】
[0265]22. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定するための手段と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに1つまたは複数の信号ベースのパラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段とをさらに備える、条項21に記載のUE。
【0241】
[0266]23. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項22に記載のUE。
【0242】
[0267]24. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定するための手段と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともにビーム幅関連パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することとをさらに備える、条項21から23のいずれかに記載のUE。
【0243】
[0268]25. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定するための手段と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに角度測定パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供することとをさらに備える、条項21から24のいずれかに記載のUE。
【0244】
[0269]26.
[0270]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定するための手段と、
[0271]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較するための手段と
をさらに備え、
[0272]複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとを提供するための手段が、所定のしきい値を超える信号ベースのパラメータを備えた複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとを提供するための手段を備える
条項21から25のいずれかに記載のUE。
【0245】
[0273]27. 複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項26に記載のUE。
【0246】
[0274]28. UEの位置が、全地球航法衛星システムからの測定値に基づいて決定される、条項21から27のいずれかに記載のUE。
【0247】
[0275]29. UEの位置が、セルラーロケーション技術からの測定値に基づいて決定される、条項21から28のいずれかに記載のUE。
【0248】
[0276]30. 複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するための手段が、報告をリモートサーバに送るための手段を備え、ここにおいて、リモートサーバがクラウドソーシングされたビーム関係データベースを維持する、条項21から29のいずれかに記載のUE。
【0249】
[0277]31. その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードがロケーションサービスをサポートするようにユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0278]複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するためのプログラムコードと、
[0279]複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するためのプログラムコードと、
[0280]UEの位置を決定するためのプログラムコードと、
[0281]UEの位置と、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0250】
[0282]32. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを決定するためのプログラムコードと、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに1つまたは複数の信号ベースのパラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するためのプログラムコードとをさらに備える、条項31に記載の非一時的記憶媒体。
【0251】
[0283]33. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項32に記載の非一時的記憶媒体。
【0252】
[0284]34. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定するためのプログラムコードと、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともにビーム幅関連パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するためのプログラムコードとをさらに備える、条項31から33のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0253】
[0285]35. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定するためのプログラムコードと、複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとともに角度測定パラメータをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するためのプログラムコードとを備える、条項31から34のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0254】
[0286]36.
[0287]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを測定するためのプログラムコードと、
[0288]複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータを所定のしきい値と比較するためのプログラムコードと
をさらに備え、
[0289]複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとを提供するためのプログラムコードが、所定のしきい値を超える信号ベースのパラメータを備えた複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとを提供するためのプログラムコードを備える
条項31から35のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0255】
[0290]37. 複数の無線ビームの各々に対する信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項36に記載非一時的記憶媒体。
【0256】
[0291]38. UEの位置が、全地球航法衛星システムからの測定値に基づいて決定される、条項31から37のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0257】
[0292]39. UEの位置が、セルラーロケーション技術からの測定値に基づいて決定される、条項31から38のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0258】
[0293]40. 複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースに提供するためのプログラムコードが、報告をリモートサーバに送るためのプログラムコードを備え、ここにおいて、リモートサーバがクラウドソーシングされたビーム関係データベースを維持する、条項31から39のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0259】
[0294]41. ワイヤレスネットワーク中でサーバによって実行されるユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための方法であって、
[0295]UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)とビームIDとをUEから受信することと、
[0296]位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶することと
を備える、方法。
【0260】
[0297]42. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信することをさらに備え、ここにおいて、1つまたは複数の信号パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項41に記載の方法。
【0261】
[0298]43. 複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項42に記載の方法。
【0262】
[0299]44. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを受信することをさらに備え、ここにおいて、ビーム幅関連パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項41から43のいずれかに記載の方法。
【0263】
[0300]45. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信することをさらに備え、ここにおいて、角度測定パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項41から44のいずれかに記載の方法。
【0264】
[0301]46. 複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとが、所定のしきい値を超える測定された信号ベースのパラメータを備えた無線ビームからであり、ここにおいて、複数の無線ビームの各々に対して測定された信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項41から45のいずれかに記載の方法。
【0265】
[0302]47. UEの位置が、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定値に基づいて決定される、条項41から46のいずれかに記載の方法。
【0266】
[0303]48. ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたサーバであって、
[0304]ワイヤレスネットワーク中の複数のUEと通信するように構成された外部インターフェースと、
[0305]少なくとも1つのメモリと、
[0306]外部インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合され、
[0307]UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)とビームIDとをUEから受信し、
[0308]位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶する
ように構成された、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、サーバ。
【0267】
[0309]49. 少なくとも1つのプロセスが、UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信するようにさらに構成され、ここにおいて、1つまたは複数の信号パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項48に記載のサーバ。
【0268】
[0310]50. 複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項49に記載のサーバ。
【0269】
[0311]51. 少なくとも1つのプロセスが、UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを受信するようにさらに構成され、ここにおいて、ビーム幅関連パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項48から50のいずれかに記載のサーバ。
【0270】
[0312]52. 少なくとも1つのプロセスが、UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信するようにさらに構成され、ここにおいて、角度測定パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項48から51のいずれかに記載のサーバ。
【0271】
[0313]53. 複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとが、所定のしきい値を超える測定された信号ベースのパラメータを備えた無線ビームからであり、ここにおいて、複数の無線ビームの各々に対して測定された信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項48から52のいずれかに記載のサーバ。
【0272】
[0314]54. UEの位置が、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定値に基づいて決定される、条項48から53のいずれかに記載のサーバ。
【0273】
[0315]55. ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたサーバであって、
[0316]UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)とビームIDとをUEから受信するための手段と、
[0317]位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶するための手段と
を備える、サーバ。
【0274】
[0318]56. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、1つまたは複数の信号パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項55に記載のサーバ。
【0275】
[0319]57. 複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項56に記載のサーバ。
【0276】
[0320]58. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、ビーム幅関連パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項55から57のいずれかに記載のサーバ。
【0277】
[0321]59. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、角度測定パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項55から58のいずれかに記載のサーバ。
【0278】
[0322]60. 複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとが、所定のしきい値を超える測定された信号ベースのパラメータを備えた無線ビームからであり、ここにおいて、複数の無線ビームの各々に対して測定された信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項55から59のいずれかに記載のサーバ。
【0279】
[0323]61. UEの位置が、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定値に基づいて決定される、条項55から60のいずれかに記載のサーバ。
【0280】
[0324]62. その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするようにサーバ内の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0325]UEの位置と、UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセル識別子(ID)とビームIDとをUEから受信するためのプログラムコードと、
[0326]位置とUEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するUEの位置に関連付けられたセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0281】
[0327]63. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを受信するためのプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、1つまたは複数の信号パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項62に記載の非一時的記憶媒体。
【0282】
[0328]64. 複数の無線ビームの各々に対して測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項63に記載の非一時的記憶媒体。
【0283】
[0329]65. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを受信するためのプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、ビーム幅関連パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項62から64のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0284】
[0330]66. UEからセルIDとビームIDとともに、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを受信するためプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、角度測定パラメータが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとともにクラウドソーシングされたビーム関係データベース内に記憶される、条項62から65のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0285】
[0331]67. 複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとが、所定のしきい値を超える測定された信号ベースのパラメータを備えた無線ビームからであり、ここにおいて、複数の無線ビームの各々に対して測定された信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項62から66のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0286】
[0332]68. UEの位置が、全地球航法衛星システム、セルラーネットワーク、WiFiネットワーク、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)ネットワーク、センサー測定、またはそれらの任意の組合せから受信された信号の測定値に基づいて決定される、条項62から67のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0287】
[0333]69. ユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための方法であって、
[0334]複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信することと、
[0335]複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定することと、
[0336]無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定することと
を備える、方法。
【0288】
[0337]70. UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してUEの位置を推定するサーバに報告することを備える、条項69に記載の方法。
【0289】
[0338]71. UEの位置を決定することが、クラウドソーシングされたビーム関係データベースをサーバから受信することと、サーバから受信されたクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、UEの位置を推定することとを備える、条項69から70のいずれかに記載の方法。
【0290】
[0339]72. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを測定することをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づく、条項69から71のいずれかに記載の方法。
【0291】
[0340]73. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項72に記載の方法。
【0292】
[0341]74. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定することをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づく、条項69から73のいずれかに記載の方法。
【0293】
[0342]75. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定することが、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けすることを備える、条項74に記載の方法。
【0294】
[0343]76. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定することをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づく、条項69から75のいずれかに記載の方法。
【0295】
[0344]77.
[0345]クラウドソーシングされたビーム関係データベースを受信することと、
[0346]いくつかの測定対象物を含む測位支援データを受信することと、
[0347]複数の無線ビームの各々に対して決定されたセルIDとビームIDと、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で提供された無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置との間の関係を使用して、測位支援データ内の関連測定対象物を決定することと
をさらに備える、条項69から76のいずれかに記載の方法。
【0296】
[0348]78. ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)であって、
[0349]ワイヤレスネットワーク中のエンティティとワイヤレス通信するように構成された少なくとも1つのワイヤレストランシーバと、
[0350]少なくとも1つのメモリと、
[0351]少なくとも1つのワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合され、
[0352]複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信し、
[0353]複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定し、
[0354]無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定する
ように構成された、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、ユーザ機器(UE)。
【0297】
[0355]79. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してUEの位置を推定するサーバに報告するように構成されることにより、UEの位置を決定するように構成される、条項78に記載のUE。
【0298】
[0356]80. 少なくとも1つのプロセスが、クラウドソーシングされたビーム関係データベースをサーバから受信し、サーバから受信されたクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、UEの位置を推定するように構成されていることによって、UEの位置を決定するように構成される、条項78から79のいずれかに記載のUE。
【0299】
[0357]81. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを測定するようにさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのプロセスが、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項78から80のいずれかに記載のUE。
【0300】
[0358]82. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項81に記載のUE。
【0301】
[0359]83. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定するようさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項78から82のいずれかに記載のUE。
【0302】
[0360]84. 少なくとも1つのプロセスが、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けするように構成されていることによって、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項83に記載のUE。
【0303】
[0361]85. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定するようにさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項78から84のいずれかに記載のUE。
【0304】
[0362]86. 少なくとも1つのプロセスが、
[0363]クラウドソーシングされたビーム関係データベースを受信し、
[0364]いくつかの測定対象物を含む測位支援データを受信し、
[0365]複数の無線ビームの各々に対して決定されたセルIDとビームIDと、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で提供された無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置との間の関係を使用して、測位支援データ内の関連測定対象物を決定する
ようにさらに構成される、条項78から85のいずれかに記載のUE。
【0305】
[0366]87. ロケーションサービスをサポートするように構成されたユーザ機器(UE)であって、
[0367]複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するための手段と、
[0368]複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するための手段と、
[0369]無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するための手段と
を備える、ユーザ機器(UE)。
【0306】
[0370]88. UEの位置を決定するための手段が、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してUEの位置を推定するサーバに報告するための手段を備える、条項87に記載のUE。
【0307】
[0371]89. UEの位置を決定するための手段が、クラウドソーシングされたビーム関係データベースをサーバから受信するための手段と、サーバから受信されたクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、UEの位置を推定するための手段とを備える、条項87から88のいずれかに記載のUE。
【0308】
[0372]90. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを測定するための手段をさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、1つまたは複数の信号ベースのパラメータに基づいてさらに決定される、条項87から89のいずれかに記載のUE。
【0309】
[0373]91. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項90に記載のUE。
【0310】
[0374]92. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定するための手段をさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータに基づいてさらに決定される、条項87から91のいずれかに記載のUE。
【0311】
[0375]93. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するための手段が、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けするための手段を備える、条項92に記載のUE。
【0312】
[0376]94. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定するための手段をさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づく、条項87から93のいずれかに記載のUE。
【0313】
[0377]95.
[0378]クラウドソーシングされたビーム関係データベースを受信するための手段と、
[0379]いくつかの測定対象物を含む測位支援データを受信するための手段と、
[0380]複数の無線ビームの各々に対して決定されたセルIDとビームIDと、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で提供された無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置との間の関係を使用して、測位支援データ内の関連測定対象物を決定するための手段と
をさらに備える、条項87から94のいずれかに記載のUE。
【0314】
[0381]96. その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードがロケーションサービスをサポートするようにユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0382]複数の基地局によって送信された複数の無線ビームを受信するためのプログラムコードと、
[0383]複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを決定するためのプログラムコードと、
[0384]無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0315】
[0385]97. UEの位置を決定するためのプログラムコードが、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとをクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用してUEの位置を推定するサーバに報告するためのプログラムコードを備える、条項96に記載の非一時的記憶媒体。
【0316】
[0386]98. UEの位置を決定するためのプログラムコードが、クラウドソーシングされたビーム関係データベースをサーバから受信するためのプログラムコードと、サーバから受信されたクラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、UEの位置を推定することとを備える、条項96から97のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0317】
[0387]99. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータを測定するためプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、1つまたは複数の信号ベースのパラメータに基づいてさらに決定される、条項96から98のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0318】
[0388]100. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項99に記載の非一時的記憶媒体。
【0319】
[0389]101. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを決定するためのプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定するためのプログラムコードが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づく、条項96から100のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0320】
[0390]102. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するためのプログラムコードが、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けするためのプログラムコードを備える、条項101に記載の非一時的記憶媒体。
【0321】
[0391]103. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを決定するためのプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づく、条項96から102のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0322】
[0392]104.
[0393]クラウドソーシングされたビーム関係データベースを受信するためのプログラムコードと、
[0394]いくつかの測定対象物を含む測位支援データを受信するためのプログラムコードと、
[0395]複数の無線ビームの各々に対して決定されたセルIDとビームIDと、クラウドソーシングされたビーム関係データベース内で提供された無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置との間の関係を使用して、測位支援データ内の関連測定対象物を決定するためのプログラムコードと
をさらに備える、条項69から103のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0323】
[0396]105. ロケーションサーバによって実行されるワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするための方法であって、
[0397]UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信することと、
[0398]無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定することと
を備える、方法。
【0324】
[0399]106. 複数の無線ビームの各々に対してUEによって測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを位置情報メッセージ内で受信することをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づく、条項105に記載の方法。
【0325】
[0400]107. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項106に記載の方法。
【0326】
[0401]108. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを位置情報メッセージ内で受信することをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づく、条項105から107のいずれかに記載の方法。
【0327】
[0402]109. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定することが、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けすることを備える、条項108に記載の方法。
【0328】
[0403]110. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを位置情報メッセージ内で受信することをさらに備え、ここにおいて、UEの位置を決定することが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づく、条項105から109のいずれかに記載の方法。
【0329】
[0404]111. UEの位置がUEの位置の初期推定値であり、方法が、
[0405]UEの位置において発見可能であることが知られている測定対象物を含めるために、初期推定値とクラウドソーシングされたビーム関係データベースとに基づいて、UEに関する測位支援データを生成することと、
[0406]測位支援データをUEに送ることと
をさらに含む、条項105から110のいずれかに記載の方法。
【0330】
[0407]112. ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
[0408]ワイヤレスネットワーク中のUEと通信するように構成された外部インターフェースと、
[0409]少なくとも1つのメモリと、
[0410]外部インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合され、
[0411] UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信し、
[0412] 無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定する
ように構成された、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、ロケーションサーバ。
【0331】
[0413]113. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対してUEによって測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを位置情報メッセージ内で受信するようにさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのプロセスが、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項112に記載のロケーションサーバ。
【0332】
[0414]114. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項113に記載のロケーションサーバ。
【0333】
[0415]115. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを位置情報メッセージ内で受信するようさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項112から114のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0334】
[0416]116. 少なくとも1つのプロセスが、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けするように構成されていることによって、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項115に記載のロケーションサーバ。
【0335】
[0417]117. 少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを位置情報メッセージ内で受信するようさらに構成され、ここにおいて、少なくとも1つのプロセスが、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するように構成される、条項112から116のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0336】
[0418]118. UEの位置がUEの位置の初期推定値であり、少なくとも1つのプロセスが、
[0419]UEの位置において発見可能であることが知られている測定対象物を含めるために、初期推定値とクラウドソーシングされたビーム関係データベースとに基づいて、UEに関する測位支援データを生成し、
[0420]測位支援データをUEに送る
ようにさらに構成される、条項112から117のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0337】
[0421]119. ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
[0422]UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信するための手段と、
[0423]無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するための手段と
を備える、ロケーションサーバ。
【0338】
[0424]120. 複数の無線ビームの各々に対してUEによって測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを位置情報メッセージ内で受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づいて決定される、条項119に記載のロケーションサーバ。
【0339】
[0425]121. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項120に記載のロケーションサーバ。
【0340】
[0426]122. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを位置情報メッセージ内で受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいて決定される、条項119から121のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0341】
[0427]123. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するための手段が、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けするための手段を備える、条項122に記載のロケーションサーバ。
【0342】
[0428]124. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを位置情報メッセージ内で受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づいて決定される、条項119から123のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0343】
[0429]125. UEの位置がUEの位置の初期推定値であり、ロケーションサーバが、
[0430]UEの位置において発見可能であることが知られている測定対象物を含めるために、初期推定値とクラウドソーシングされたビーム関係データベースとに基づいて、UEに関する測位支援データを生成するための手段と、
[0431]測位支援データをUEに送るための手段と
をさらに備える、条項119から124のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0344】
[0432]126. その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ワイヤレスネットワーク中のユーザ機器(UE)のためのロケーションサービスをサポートするようにロケーションサーバ内の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0433]UEによって受信された複数の無線ビームの各々に対するセル識別子(ID)とビームIDとを備える位置情報メッセージをUEから受信するためのプログラムコードと、
[0434]無線ビームに対するセルIDとビームIDとに関連付けられた複数の位置を備える、クラウドソーシングされたビーム関係データベースを使用して、複数の無線ビームの各々に対するセルIDとビームIDとに基づいてUEの位置を決定するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0345】
[0435]127. 複数の無線ビームの各々に対してUEによって測定された1つまたは複数の信号ベースのパラメータを位置情報メッセージ内で受信するためのプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、1つまたは複数の信号ベースのパラメータにさらに基づいて決定される、条項126に記載の非一時的記憶媒体。
【0346】
[0436]128. 複数の無線ビームの各々に対する1つまたは複数の信号ベースのパラメータが、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、条項127に記載の非一時的記憶媒体。
【0347】
[0437]129. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータを位置情報メッセージ内で受信するためのプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいて決定される、条項126から128のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0348】
[0438]130. 複数の無線ビームの各々に対するビーム幅関連パラメータにさらに基づいてUEの位置を決定するためのプログラムコードが、より低いビームカウントを有する無線ビームからの測定値よりもより高いビームカウントを有する無線ビームからの測定値に重み付けするためのプログラムコードを備える、条項129に記載の非一時的記憶媒体。
【0349】
[0439]131. 複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータを位置情報メッセージ内で受信するためのプログラムコードをさらに備え、ここにおいて、UEの位置が、複数の無線ビームの各々に対する角度測定パラメータにさらに基づいて決定される、条項126から130のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0350】
[0440]132. UEの位置がUEの位置の初期推定値であり、非一時的記憶媒体が、
[0441]UEの位置において発見可能であることが知られている測定対象物を含めるために、初期推定値とクラウドソーシングされたビーム関係データベースとに基づいて、UEに関する測位支援データを生成するためのプログラムコードと、
[0442]測位支援データをUEに送るためのプログラムコードと
をさらに備える、条項126から131のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0351】
[0443]したがって、請求される主題は、開示される特定の例に限定されず、そのような請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様とそれらの均等物とを含み得るものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
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【国際調査報告】