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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-27
(54)【発明の名称】計器を把持するための装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   B66C 1/62 20060101AFI20231117BHJP
   G21C 19/20 20060101ALI20231117BHJP
【FI】
B66C1/62
G21C19/20 010
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023529946
(86)(22)【出願日】2021-11-16
(85)【翻訳文提出日】2023-06-27
(86)【国際出願番号】 US2021059501
(87)【国際公開番号】W WO2022104253
(87)【国際公開日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】63/114,175
(32)【優先日】2020-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523180702
【氏名又は名称】ビアンコ ウィリアム エフ
(71)【出願人】
【識別番号】523180713
【氏名又は名称】オグデン コリー アレン
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100123630
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 誠
(72)【発明者】
【氏名】ビアンコ ウィリアム エフ
(72)【発明者】
【氏名】オグデン コリー アレン
【テーマコード(参考)】
3F004
【Fターム(参考)】
3F004AB01
3F004AE01
3F004AF06
3F004EA04
(57)【要約】
把持デバイスなどの装置は、頂端部と、底端部と、を含む、装着プレートを含み得る。把持デバイスは、装着プレートの頂端部の近くに結合された第1のフォークと、底端部の近くに結合された第2のフォークと、を含み得る。第1のフォークは、第1の細長い部材と、第2の細長い部材と、を含み得、第2のフォークは、第3の細長い部材と、第4の細長い部材と、を含み得る。第1の細長い部材は、第2の細長い部材よりも長くなり得る。把持デバイスはまた、装着プレートに結合されたリフティング部材と、リフティング部材に沿って移動するように構成されたリフティングリングと、を含み得る。把持デバイスはまた、アパーチャを含むロッキングプレートを含み得る。把持デバイスはまた、シリンダと、シリンダに結合され、かつアパーチャに係合するように構成された、ロッキングピンと、を含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
装着プレートと、
前記装着プレートに結合されたフォークであって、第1の細長い部材と、第2の細長い部材と、を備える、フォークと、
前記装着プレートに結合されたリフティング部材と、
前記リフティング部材に移動可能に係合されたリフティングリングと、を備える、装置。
【請求項2】
前記装着プレートに結合された第2のフォークであって、第3の細長い部材と、第4の細長い部材と、を備える、第2のフォークを更に備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記装着プレートが、頂端部と、対向する底端部と、を備え、前記フォークが、前記装着プレートの前記頂端部に隣接して前記装着プレートに結合されており、前記第2のフォークが、前記装着プレートの前記底端部に隣接して前記装着プレートに結合されている、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の細長い部材に結合された第1の端部と、前記第3の細長い部材に結合された第2の端部と、を有する、第5の細長い部材と、
前記第2の細長い部材に結合された第1の端部と、前記第4の細長い部材に結合された第2の端部と、を有する、第6の細長い部材と、を更に備える、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記第1の細長い部材が、前記第2の細長い部材よりも長い、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記第1の細長い部材が、固定端と、遠位自由端と、を備え、前記自由端が、内向きに湾曲した端部部材を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
プレート部材であって、前記装着プレートに結合され、かつ前記プレート部材の少なくとも一部分を通るアパーチャを備える、プレート部材と、
第1の位置から第2の位置まで移動するように構成されたシリンダロッドを備える、シリンダと、
前記シリンダロッドの自由端に結合されたロッキングピンであって、前記シリンダロッドが前記第2の位置にあるときに前記プレート部材の前記アパーチャに係合するように構成されており、前記シリンダロッドが前記第1の位置にあるときに前記アパーチャから係合解除するように構成されている、ロッキングピンと、を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記リフティング部材が、リフティングロッドであって、前記装着プレートの頂端部に隣接して配設された第1の端部と、前記装着プレートの底端部に隣接して配設された遠位の第2の端部と、を備える、リフティングロッドを備え、前記リフティングロッドが、前記第1の端部から前記第2の端部まで曲線的に延在し、前記リフティングリングが、前記リフティングロッドの少なくとも一部分の周りに配設される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記リフティング部材が、プレート部材と、前記プレート部材を通して配設された曲線スロットと、を備え、前記リフティングリングが、前記スロット内に延在し、かつ前記スロットに沿って移動可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
装置であって、
頂端部と、対向する底端部と、を備える、装着プレートと、
前記装着プレートの前記頂端部に隣接して結合された第1のフォークと、
前記装着プレートに結合された第2のフォークと、を備える、装置。
【請求項11】
前記装着プレートに結合されたリフティング部材と、
前記リフティング部材に移動可能に係合されたリフティングリングと、を更に備える、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記装着プレートに結合され、かつ前記第1のフォークと前記第2のフォークとの間に配設された、プレート部材であって、前記プレート部材の少なくとも一部分を通って延在するアパーチャを備える、プレート部材と、
第1の位置から第2の位置まで移動するように構成されたシリンダロッドを備える、シリンダと、
前記シリンダロッドの自由端に結合されたロッキングピンであって、前記シリンダロッドが前記第2の位置にあるときに前記プレート部材の前記アパーチャに係合するように構成されており、前記シリンダロッドが前記第1の位置にあるときに前記アパーチャから係合解除するように構成されている、ロッキングピンと、を備える、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記第1のフォークが、第1の細長い部材と、第2の細長い部材と、を備え、前記第2のフォークが、第3の細長い部材と、第4の細長い部材と、を備え、前記第1の細長い部材が、前記第2の細長い部材よりも長い、請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記第1の細長い部材が、固定端と、遠位自由端と、を備え、前記自由端が、フック形状の端部部材を備える、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第2のフォークが、前記装着プレートの底端部に隣接して前記装着プレートに結合されている、請求項10に記載の装置。
【請求項16】
前記第1のフォークが、第1の細長い部材と、第2の細長い部材と、を備え、前記第2のフォークが、第3の細長い部材と、第4の細長い部材と、を備え、前記装置が、
前記第1の細長い部材の自由端に結合された第1の端部と、前記第3の細長い部材の自由端に結合された第2の端部と、を有する、第5の細長い部材と、
前記第2の細長い部材の自由端に結合された第1の端部と、前記第4の細長い部材の自由端に結合された第2の端部と、を有する、第6の細長い部材と、を更に備える、請求項10に記載の装置。
【請求項17】
装置であって、
装着プレートと、
前記装着プレートに結合されたフォークであって、第1の細長い部材と、第2の細長い部材と、を備える、フォークと、
プレート部材であって、前記装着プレートに結合され、かつ前記プレート部材の少なくとも一部分を通るアパーチャを備える、プレート部材と、
第1の位置から第2の位置まで移動するように構成されたシリンダロッドを備える、シリンダと、
前記シリンダロッドの自由端に結合されたロッキングピンであって、前記シリンダロッドが前記第2の位置にあるときに前記プレート部材の前記アパーチャに係合するように構成されており、前記シリンダロッドが前記第1の位置にあるときに前記アパーチャから係合解除するように構成されている、ロッキングピンと、を備える、装置。
【請求項18】
前記装着プレートに結合されたリフティング部材と、
前記リフティング部材に移動可能に係合されたリフティングリングと、を更に備える、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記装着プレートに結合され、かつ第3の細長い部材と、第4の細長い部材と、を備える、第2のフォークを更に備え、
前記第1のフォークが、前記装着プレートの頂端部に隣接して前記装着プレートに結合されており、前記第2のフォークが、前記装着プレートの底端部に隣接して前記装着プレートに結合されている、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記第1の細長い部材の自由端に結合された第1の端部と、前記第3の細長い部材の自由端に結合された第2の端部と、を有する、第5の細長い部材と、
前記第2の細長い部材の自由端に結合された第1の端部と、前記第4の細長い部材の自由端に結合された第2の端部と、を有する、第6の細長い部材と、を更に備える、請求項19に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年11月16日に出願された米国仮特許出願第63/114,175号に対する利益及び優先権を主張するものであり、その内容全体は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
核計器などの計器は、原子力発電において使用され得る。例えば、計器は、沸騰水型原子炉(BWR)又は別のタイプの原子炉における発電に使用され得る。経時的に、使用済み(spent)又は使用済み(used)核計器は、原子炉プールから取り出すことが必要である。計器を原子炉プールから移動させる前に、計器は、被照射部分と、被照射部分から切断又は分離された、一方の端部だけが照射された部分と、に切り分けられ又は分離され得る。計器の頂部分(例えば、被照射部分)は、第1のデバイスによって保持され得、計器の底部分(例えば、一方の端部だけが照射された部分)は、第2のデバイスによって保持され得る。切り離した後に、一方の端部だけが照射された部分は、原子炉プールから使用済み燃料プールに移動させることが必要である。使用済み燃料プールへの計器の一部分の移行は、計器の一部分を逆さにして、プール内の水によって提供される、被照射端部の十分な放射線の遮蔽を確実にすることを含み得る。デバイスが計器の一部分を確実に把持し、逆さにして、原子炉プールから使用済み燃料プールまで移動させることは困難であり得る。
【発明の概要】
【0003】
以下の概略的な説明及び以下の詳細な説明はどちらも、単に例示的かつ説明的なものであり、限定的なものではないことを理解されたい。把持デバイス機器及び把持デバイスを使用する方法が説明される。
【0004】
一実施例では、装置は、装着プレートを含み得る。装置は、装着プレートに結合されたフォークを更に含み得る。フォークは、第1の細長い部材と、第2の細長い部材と、を含み得る。装置は、装着プレートに結合されたリフティング部材を更に含み得る。装置は、リフティングリングを更に含み得る。リフティングリングは、リフティング部材と移動可能に係合され得る。
【0005】
別の実施例では、装置は、装着プレートを含み得る。装着プレートは、頂端部と、底端部と、を含み得る。装置は、第1のフォークを更に含み得る。第1のフォークは、装着プレートの頂端部に隣接して装着プレートに結合され得る。装置は、装着プレートに結合された第2のフォークを更に含み得る。
【0006】
別の実施例では、装置は、装着プレートを含み得る。装置は、装着プレートに結合されたフォークを更に含み得る。フォークは、第1の細長い部材と、第2の細長い部材と、を含み得る。装置は、装着プレートに結合されたプレート部材を更に含み得る。プレート部材は、プレート部材の少なくとも一部分を通って延在するアパーチャを含み得る。装置は、シリンダを更に含み得る。シリンダは、シリンダロッドを含み得る。シリンダロッドは、第1の位置から第2の位置まで移動するように構成され得る。装置は、ロッキングピンを更に含み得る。ロッキングピンは、シリンダロッドの自由端に結合され得る。ロッキングピンは、シリンダロッドが第2の位置にあるときにプレート部材のアパーチャに係合し、シリンダロッドが第1の位置にあるときにアパーチャから係合解除するように構成され得る。
【0007】
この概要は、本開示の重要な又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、単に特定の特徴及びその変形例を要約するものである。他の詳細及び特徴は、以下の節で説明される。
【0008】
ここで、本開示及びその特定の特徴をより完全に理解するために、下で簡潔に説明される添付図面と併せて、以下の説明を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A】本開示の例示的な一実施形態による、把持デバイスの正面斜視図である。
図1B】本開示の例示的な実施形態による、図1Aの把持デバイスの側面図である。
図1C】本開示の例示的な実施形態による、図1Aの把持デバイスの別の正面斜視図である。
図2A】本開示の別の例示的な実施形態による、別の把持デバイスの正面斜視図である。
図2B】本開示の他の例示的な実施形態による、図2Aの把持デバイスの正面図である。
図3】本開示の別の例示的な実施形態による、別の例示的なリフティングベイルを示す把持デバイスの側面図である。
図4A】本開示の別の例示的な実施形態による、別の把持デバイスの正面斜視図である。
図4B】本開示の他の例示的な実施形態による、図4Aの把持デバイスの背面斜視図である。
図4C】本開示の他の例示的な実施形態による、図4Aの把持デバイスの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、別途文脈が明確に指示しない限り、複数の指示対象形も含まれる。範囲は、本明細書では、「約(about)」若しくは「実質的に(substantially)」ある特定の値から、及び/又は「約」若しくは「実質的に」別の特定の値まで、として表され得る。かかる範囲が表されている場合、別の構成は、ある特定の値から、及び/又は他の特定の値まで、を含む。「約」又は「実質的に」という先行詞の使用によって値が近似値として表されている場合、特定の値が別の構成を形成することが理解されるであろう。範囲の各々の端点は、他方の端点に関して、及び他方の端点から独立して、の両方で有意であることが更に理解されるであろう。
【0011】
「任意選択的な」又は「任意選択的に」は、続いて記載される要素、特徴、事象、又は状況が含まれる若しくは生じる場合があるか、又は含まれない若しくは生じない場合があること、並びにその記載が、当該要素、特徴、事象、又は状況が含まれる若しくは生じる場合、及び当該要素、特徴、事象、又は状況が含まれない若しくは生じない場合を含むことを意味する。
【0012】
本明細書の説明及び特許請求の範囲の全体を通して、「備える(comprise)」という単語、並びに「備える(comprises)」及び「備える(comprising)」などの変形形態は、「含むが、これらに限定されない」ことを意味するものであり、他の構成要素、整数、又は、ステップを除外することを意図するものではない。「など(such as)」は、限定的な意味で使用されるものではなく、説明的な目的で使用されるものである。
【0013】
本明細書に記載されるデバイスの寸法間、及びデバイスの特徴間の特定の関係は、「実質的に」という用語を使用して本明細書に記載される。本明細書で使用される場合、「実質的に」及び「実質的に等しい(substantially equal)」という用語は、等しい関係が厳密な関係ではなく、機能的に類似した変形形態をそこから除外しないことを示す。別途文脈又は説明が示さない限り、記載された2つ以上の寸法又は位置との関係における「実質的に」又は「実質的に等しい」という用語の使用は、寸法間又は位置間の等しい関係が、当技術分野において許容されている数学的及び工業的原理(例えば、丸め、測定誤差、又は他のシステム上の誤差、製造許容差、など)を使用して、寸法の最下位桁を変化させない変形形態を含むことを示す。本明細書で使用される場合、「実質的に平行な(substantially parallel)」という用語は、並列な関係が厳密な関係ではなく、機能的に類似した変形形態をそこから除外しないことを示す。本明細書で使用される場合、「実質的に直交する(substantially orthogonal)」という用語は、直交する関係又は垂直な関係が厳密な関係ではなく、機能的に類似した変形形態をそこから除外しないことを示す。
【0014】
構成要素の組み合わせ、サブセット、相互作用、群、などが記載されている場合、それぞれの様々な個別の及び集合的な組み合わせ並びに順序が明確に記載されない場合があるが、それぞれが、本明細書において具体的に想到され、記載されていることが理解される。これは、記載された装置の要素及び特徴、並びに記載された方法のステップが挙げられるが、それらに限定されない、本出願の全ての部分にあてはまる。したがって、行われ得る様々な追加的なステップ又は要素、及び含まれ得る又は置換され得る特徴が存在する場合、これらの追加的なステップの各々が行われ得ること、又は要素及び特徴が、記載された方法、システム、及び装置の任意の特定の構成又は構成の組み合わせを含み得ること、若しくはそれらと置換され得ることが理解される。
【0015】
把持デバイスは、物体を掴む又は握るためのツール又はデバイスである。いくつかの実施例では、把持デバイスは、細長い部材(例えば、核計器)を掴むために使用され得、また、ある位置から別の位置への細長い部材の移動を支持するために使用され得る。例えば、把持デバイスは、任意のタイプの原子炉から、任意のタイプの核計器を掴んで移動させるために使用され得る。例えば、把持デバイスは、沸騰水型原子炉(BWR)から、核計器を掴んで移動させるために使用され得る。核計器は、使用済み核計器であり得る。例えば、核計器は、局部出力領域モニタ(LPRM)、広領域中性子モニタ(WRNM)ドライチューブ、中性子源領域モニタ(SRM)ドライチューブ、中間領域モニタ(IRM)ドライチューブ、又は汎用ドライチューブであり得る。
【0016】
把持デバイスは、使用済み核計器の下端を水面下に係合させ得、それにより、計器を2つの部品に切り離すことに続いて、計器の一部分を逆さにして、手動で上昇させ得、それにより、計器の一部分の第1の部分を水面より上にし、計器の一部分の第2の部分(例えば、被照射端部分)を水面下に残して、貯蔵用の使用済み燃料プール(又は、他の選択された場所)への計器の一部分の移動を支持する。例えば、把持された計器の一部分は、計器の一方の端部だけが照射される部分であり得る。
【0017】
図1A図1Cは、本開示の1つの例示的な実施形態による、把持デバイス100の様々な斜視図及び側面図である。図1A図1Cを参照すると、把持デバイス100は、複数の構成要素を含み得る。把持デバイス100の構成要素のうちのいくつかは、単一の溶接物(溶接によって結合された部品の組立体)に含まれ得る。他の実施例では、これらの構成要素は、別個のものとして、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)互いに結合することができる。
【0018】
把持デバイス100は、装着プレート102を含み得る。装着プレート102は、他の構成要素を特定の相対的位置で保持するように(例えば、そこに結合されているように)構成された任意の構造部材であり得る。装着プレート102は、単一のプレート110又はともに結合された複数のプレート110であり得る。例えば、装着プレート102は、U字形状又は実質的にU字形状の装着プレート102を形成するために、単一のプレート110又はともに結合された複数のプレート110を含み得る。他の実施例では、装着プレート102は、一片の正方形管、一片の長方形管、一片の円形管、又は他の構成要素に結合するための「バックボーン」を形成し得る任意の他の構造部材であり得る。例えば、装着プレート102は、第1の表面、対向する第2の表面、頂縁部、対向する底縁部、第1の側縁部、及び対向する第2の側縁部を有する、第1のプレートを含み得る。第2のプレートは、第1のプレートの第1の側縁部に結合されて、第1のプレートの平坦面から直交方向又は実質的に直交方向に延在し得る。第3のプレートは、第1のプレートの第2の側縁部に結合されて、第1のプレートの平坦面から直交方向又は実質的に直交方向に延在し得る。例えば、第2のプレート及び第3のプレートは、平行又は実質的に平行な平面に沿って延在し得る。装着プレート102の1つ以上のプレート110の各々は、1つ以上の平坦面を含み得る。例えば、装着プレート102の1つ以上のプレート110の各々は、対向する平面又は実質的に平坦面を含み得る。装着プレート102の全て又は一部分は、鋼などの金属で作製され得る。
【0019】
把持デバイス100はまた、頂部フォーク104と、底部フォーク106と、を含み得る。頂部フォーク104及び底部フォーク106の各々は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート102に結合され得るか、又はそれと一体的に形成され得る。例えば、頂部フォーク104は、装着プレートの頂縁部の近くに又は頂縁部に隣接して装着プレート102に結合され得、底部フォーク106は、装着プレートの対向する底縁部の近くに又は底縁部に隣接して装着プレート102に結合され得る。例えば、頂部フォーク104及び底部フォーク106の各々は、装着プレート102の第1のプレート、第2のプレート、又は第3のプレートのうちの1つ以上に結合され得る。頂部フォーク104及び底部フォーク106のサイズは、同じであり得るか、又は異なり得る。頂部フォーク104及び底部フォーク106の各々の全て又は一部分は、鋼などの金属から作製され得る。
【0020】
頂部フォーク104は、2つの細長い部材又はタインを含み得る。細長い部材又はタインは、計器(例えば、図2Aの計器250)を、細長い部材の固定端を有するフォーク104の領域(例えば、細長い部材又はタインが収束する場所)内に誘導するか又は送り込むように構成されている。例えば、頂部フォーク104は、第1の細長い部材104a又はタインと、第2の細長い部材104b又はタインと、を含み得る。第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bは、第1の細長い部材104aと第2の細長い部材104bとの間にフォーク開口部又は開口空間を画定する。開口部又は開口空間は、第1の細長い部材104aと第2の細長い部材104bとの間で計器(例えば、図2Aの計器250)の全て又は少なくとも一部分を受容するように構成され得る。例えば、第1の細長い部材104aと第2の細長い部材104bとの間の開口空間は、第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの自由端近くでより大きくなり得、第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの固定端に隣接して小さくなり得る。例えば、第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの固定端間の、及び固定端に隣接する開口空間の距離は、頂部フォーク104と底部フォーク106との間を計器が動くのを制限又は阻止するために、計器250の一部分(例えば、計器ボス252)の直径よりも小さく、かつ計器250の別の部分(例えば、計器ボス252に隣接する計器250の一部分)の直径よりも大きくなり得る。
【0021】
一実施例では、第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの各々は、平行又は実質的に平行な軸に沿って装着プレート102から延在し得る。別の実施例では、第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの各々は、分岐した角度付き経路(例えば、V字形状の経路)で装着プレート102から延在し得る。例えば、第1の細長い部材104aは、30~89度の範囲内、好ましくは50~80度の範囲内のいずれかの角度で延在し得、第2の細長い部材104bは、91~150度の範囲内、好ましくは100~130度の範囲内のいずれかの角度で延在し得る。第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの各々は、(例えば、装着プレート102に隣接した)固定端と、遠位自由端と、を含み得る。
【0022】
第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの長さは、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第2の細長い部材104bの長さは、第1の細長い部材104aの長さよりも長くなり得る。例えば、第2の細長い部材104bの長さは、第1の細長い部材104aの長さの少なくとも2倍であり得る。例えば、第2の細長い部材104bの長さは、第1の細長い部材104aの長さの1~2倍であり得る。第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの形状は、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの各々は、対応する第1の細長い部材104a又は第2の細長い部材104bの固定端に隣接してより広くなり得、対応する第1の細長い部材104a又は第2の細長い部材104bの自由端においてより狭くなり得る。
【0023】
第2の細長い部材104bは、第1の細長い部材104aに含まれない、又はそれを備えていない、追加的な特徴を含み得る。例えば、第2の細長い部材104bはまた、第2の細長い部材104bの遠位自由端に沿って、内向きに湾曲した端部部材又はフック形状の部材108を含み得る。例えば、フック形状の部材108は、第1の細長い部材104aに向かって内向きに湾曲し、次いで、装着プレート102に向かって逆に湾曲し得る。例えば、フック形状の部材108は、90~180度の曲率を有し得る。例えば、フック形状の部材108は、U字形状又は実質的にU字形状であり得、第2の細長い部材104bの長さを増加させ得る。フック形状の部材108は、把持デバイス100が捕捉して持ち上げることを意図する計器(例えば、図2Aの計器250)の直径よりも大きい直径を有し得る。例えば、フック形状の部材108は、最初に計器250を捕捉し、続いて計器250の一部分を頂部フォーク104の第1の細長い部材104aと第2の細長い部材104bとの間に位置決めするのを補助するようにサイズ決定及び成形され得る。特定の実施例では、第1の細長い部材104a及び第2の細長い部材104bの位置は、頂部フォーク104上で切り替えられ得る。
【0024】
底部フォーク106は、2つの細長い部材又はタインを含み得る。細長い部材又はタインは、計器(例えば、図2Aの計器250)を、細長い部材の固定端を有するフォーク106の領域(例えば、細長い部材又はタインが収束する場所)内に誘導するか又は送り込むように構成されている。例えば、底部フォーク106は、第1の細長い部材106a又はタインと、第2の細長い部材106b又はタインと、を含み得る。第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bは、第1の細長い部材106aと第2の細長い部材106bとの間にフォーク開口部又は開口空間を画定する。開口部又は開口空間は、第1の細長い部材106aと第2の細長い部材106bとの間で計器(例えば、図2Aの計器250)の全て又は少なくとも一部分を受容するように構成され得る。例えば、第1の細長い部材106aと第2の細長い部材106bとの間の開口空間は、第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの自由端近くでより大きくなり得、第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの固定端に隣接して小さくなり得る。例えば、第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの固定端間の、及び固定端に隣接する開口空間の距離D1は、頂部フォーク104と底部フォーク106との間を計器が動くのを制限又は阻止するために、計器250の一部分(例えば、計器ボス252)の直径よりも小さく、かつ計器250の別の部分(例えば、計器ボス252に隣接する計器250の一部分)の直径よりも大きくなり得る。
【0025】
一実施例では、第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの各々は、平行又は実質的に平行な軸に沿って装着プレート102から延在し得る。別の実施例では、第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの各々は、分岐した角度付き経路(例えば、V字形状の経路)で装着プレート102から延在し得る。例えば、第1の細長い部材106aは、30~89度の範囲内、好ましくは50~80度の範囲内のいずれかの角度で延在し得、第2の細長い部材106bは、91~150度の範囲内、好ましくは100~130度の範囲内のいずれかの角度で延在し得る。第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの各々は、(例えば、装着プレート102に隣接した)固定端と、遠位自由端と、を含み得る。
【0026】
第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの長さは、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第2の細長い部材106bの長さは、第1の細長い部材106aの長さよりも長くなり得る。例えば、第2の細長い部材106bの長さは、第1の細長い部材106aの長さの1~2倍であり得る。第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの形状は、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの各々は、対応する第1の細長い部材106a又は第2の細長い部材106bの固定端に隣接してより広くなり得、対応する第1の細長い部材106a又は第2の細長い部材106bの自由端においてより狭くなり得る。特定の実施例では、第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材106bの位置は、底部フォーク106上で切り替えられ得る。
【0027】
把持デバイス100はまた、(例えば、図4Aの細長い部材408と同じ又は実質的に類似する)細長い部材を含み得る。細長い部材は、頂部フォーク104の第1の細長い部材104aから底部フォーク106の第1の細長い部材106aまで延在し得る。例えば、細長い部材は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)第1の細長い部材104a及び第1の細長い部材106aに結合され得る。例えば、細長い部材は、第1の細長い部材104aの自由端に結合され得るか、又は(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得、また、第1の細長い部材106aの自由端に結合され得るか、(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得る。細長い部材は、計器(例えば、図2Aの計器250)が、頂部フォーク104及び底部フォーク106のうちの一方の細長い部材間に計器の一部分を有し、頂部フォーク104及び底部フォーク106のうちの他方の細長い部材の外側に計器の別の部分を有するのを阻止するように構成され得る。別の様式では、細長い部材は、頂部フォーク104及び底部フォーク106の各々の細長い部材の間で計器を誘導するのを補助するように構成されている。細長い部材は、中実又は管状であり得、円筒形、正方形管、長方形管、又は任意の他のタイプの細長い部材であり得る。細長い部材は、第1の細長い部材104a及び第1の細長い部材106aの各々の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。特定の実施例では、細長い部材は、鋼などの金属で作製され得る。
【0028】
把持デバイス100はまた、(例えば、図4Aの細長い部材409と同じ又は実質的に類似する)細長い部材を含み得る。細長い部材は、頂部フォーク104の第2の細長い部材104bから底部フォーク106の第2の細長い部材106bまで延在し得る。例えば、細長い部材は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)第2の細長い部材104b及び第2の細長い部材106bに結合され得る。例えば、細長い部材は、第2の細長い部材104bの自由端に結合され得るか、又は(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得、また、第2の細長い部材106bの自由端に結合され得るか、(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得る。細長い部材は、計器(例えば、図2Aの計器250)が、頂部フォーク104及び底部フォーク106のうちの一方の細長い部材間に計器の一部分を有し、頂部フォーク104及び底部フォーク106のうちの他方の細長い部材の外側に計器の別の部分を有するのを阻止するように構成され得る。別の様式では、細長い部材は、頂部フォーク104及び底部フォーク106の各々の細長い部材間で計器を誘導するのを補助するように構成されている。細長い部材は、中実又は管状であり得、円筒形、正方形管、長方形管、又は任意の他のタイプの細長い部材であり得る。細長い部材は、第2の細長い部材104b及び第2の細長い部材106bの各々の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。特定の実施例では、細長い部材は、鋼などの金属で作製され得る。
【0029】
把持デバイス100はまた、ロッキングピン整列プレート112を含み得る。ロッキングピン整列プレート112は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート102に結合され得るか、又はそれと一体的に形成され得る。例えば、ロッキングピン整列プレート112は、頂部フォーク104と底部フォーク106との間で装着プレート102に結合され得る。例えば、ロッキングピン整列プレート112は、頂部フォーク104の第2の細長い部材104b又はタインと、底部フォーク106の第2の細長い部材106b又はタインとの間に位置決めされ得る。ロッキングピン整列プレート112は、頂部フォーク104の第2の細長い部材104b及び底部フォーク106の第2の細長い部材106bの長手方向軸に平行な又は実質的に平行な長手方向軸に沿って、装着プレート102から延在し得る。ロッキングピン整列プレート112は、平面又は実質的に平面の内向面及び対向する外向面を有し得る。ロッキングピン整列プレート112は、ロッキングピン整列プレート112の全て又は少なくとも一部分を通って内向面から外向面まで延在する、アパーチャ114を含み得る。アパーチャ114は、底部フォーク106の細長い部材の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。アパーチャ114は、その中で対応するロッキングピン116の全て又は一部分を受容するようにサイズ決定及び成形され得る。シリンダ118(下で論じる)に対する圧力(例えば、空気圧又は液圧)の喪失が生じた場合に、圧力の喪失が、ロッキングピン整列プレート112のアパーチャ114内の係合位置からロッキングピン116を移動させないように、ロッキングピン116は、ロッキングピン整列プレート112及びロッド整列プレート115(下で論じる)のアパーチャとともに動作して、ロッキングピン116のための二重の剪断接続を作成するように構成され得る。
【0030】
把持デバイス100はまた、装着プレート102に直接的又は間接的に結合されたシリンダ組立体を含み得る。例えば、シリンダ組立体は、装着プレート122を含み得る。装着プレート122は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート102に結合され得る。装着プレート122は、1つ以上の整列アパーチャを含み得、該整列アパーチャを通してシリンダ118のピストンロッド120の一部分を受容し得る。例えば、装着プレート122は、1つ以上のロッド整列プレート115を含み得る。ロッド整列プレート115は、ロッド整列プレート115を通って延在するアパーチャを含み得、また、該アパーチャを通してシリンダロッド120及び/又はロッキングピン116の一部分を受容するように構成されている。
【0031】
シリンダ組立体はまた、装着プレート122に結合された(例えば、取り外し可能に結合された)シリンダ118を含み得る。シリンダ118は、空気圧シリンダ又は液圧シリンダであり得る。例えば、シリンダ118は、単動シリンダ又は複動シリンダであり得る。
【0032】
シリンダ118は、シリンダ118の一方の端部から延在する、ピストンロッド120を含み得る。ピストンロッド120の自由端は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)ロッキングピン116に結合され得る。別の実施例では、ピストンロッド120の自由端は、ロッキングピン116であり得る。ロッキングピン116は、ピストンロッド120の自由端から延在し得、かつピストンロッド120の長手方向軸に平行又は実質的に平行な長手方向軸を有し得る。シリンダ118のピストンロッド120は、ロッキングピン116が引っ込められる、又は別様にロッキングピン整列プレート112のアパーチャ114から取り出される第1の位置から、ロッキングピン116の全て又は少なくとも一部分がロッキングピン整列プレート112のアパーチャ114内に挿入される第2の位置まで移動するように構成され得る。例えば、把持デバイス100の頂部フォーク104及び底部フォーク106が、切断又は切り離された計器部分の底部付近にあり、照射される端部に対向して、シリンダ118のピストンロッド120がストロークされる計器ボス252(図2A及び図2Bを参照されたい)の周りに配置されたとき(例えば、1つのフォークが計器ボスの上部ボス縁部252aの上方に配置され、1つのフォークが下部ボス縁部252bの下方に配置されたとき)、ピン116は、(例えば、ピン116が、ロッキングピン整列プレート112のアパーチャ114に挿入されない)第1の位置から、(例えば、ピン116がロッキングピン整列プレート112のアパーチャ114内に延在する)第2の位置まで移動して、計器(例えば、図2Aの計器250)の一部分を、ロッキングピン116とフォーク104、106との間で把持デバイス100内に捕捉し得る。把持デバイス100が計器250を持ち上げたとき、ピン116への力は、シリンダ118のピストンロッド120を逆に駆動する傾向がない剪断力を含む。このように、シリンダ118に対する圧力(例えば、空気圧又は液圧)の喪失が生じた場合に、圧力の喪失は、ピン116をロッキングピン整列プレート112のアパーチャ114の内の係合位置から外へ移動させない。
【0033】
シリンダ組立体はまた、シリンダ118に結合された1つ以上の供給ホース124を含み得る。各供給ホース124は、シリンダに流体的に結合され得、また、ピストンロッド120を移動させるために、シリンダ118への加圧空気又は液圧流体の供給を提供し得る。シリンダ組立体はまた、供給ラインブラケット126を含み得る。供給ラインブラケット126は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート122又は装着プレート102に結合され得る。供給ラインブラケット126は、装着プレート122又は102に結合された固定端と、遠位自由端と、を有する、細長い本体を含み得る。供給ラインブラケット126の自由端は、湾曲状又はフック形状であり得、また、把持デバイス100の特定の側面で(例えば、頂部フォーク104及び底部フォーク106に対向する装着プレート102の背面に沿って)供給ライン124を保つように構成され得る。供給ラインブラケット126はまた、シリンダ118へのホース接続部の応力緩和を提供し得る。特定の例示的な実施形態では、1つ以上の供給ホース124が供給ラインブラケット126に結合されて(例えば、一時的に接続されて)、1つ以上の供給ホース124の張力を低減又は排除し、1つ以上の供給ホースの張力が、シリンダ118に結合されたホース接続部又は継手に伝達されるのを阻止し得る。
【0034】
把持デバイス100はまた、リフティング組立体を含み得る。リフティング組立体は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート102に直接的又は間接的に結合され得る。リフティング組立体は、リフティングベイル128を含み得る。例えば、リフティングベイルは、ロッド部材128を含み得る。ロッド部材128は、中実又は中空(例えば、管状)であり得る。ロッド部材128は、第1の端部130と、遠位第2の端部132と、を含み得る。
【0035】
ロッド部材128の第1の端部130は、装着プレート102の頂端部に隣接して配設され得る。例えば、ロッド部材128の第1の端部130は、装着プレート102の頂端部に隣接して装着プレート102に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、リフティング組立体はまた、装着ブラケット146を含み得る。例えば、装着ブラケット146は、L字形状の装着ブラケットであり得る。L字形状の装着ブラケット146は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート102の頂端部において、又は頂端部に隣接して装着プレート102に結合され得る。L字形状の装着ブラケット146は、L字形状の装着ブラケット146を通って延在する(例えば、装着ブラケット146の平面部材のうちの1つを通って延在する)、細長い装着スロット148を含み得る。ロッド部材128の第1の端部130は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)L字形状の装着ブラケット146に結合され得、また、L字形状の装着ブラケット146の細長い装着スロット148を介して、装着プレート102の頂端部に対して横方向に調節可能であり得る。
【0036】
ロッド部材128の第2の端部132は、装着プレート102の底端部に隣接して配設され得る。例えば、ロッド部材128の第2の端部132は、装着プレート102の底端部に隣接して装着プレート102に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、リフティング組立体はまた、装着ブラケット144を含み得る。例えば、装着ブラケット144は、L字形状のブラケットであり得る。L字形状の装着ブラケット144は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート102の底端部において、又は底端部に隣接して装着プレート102に結合され得る。L字形状の装着ブラケット144は、L字形状の装着ブラケット144を通って延在する(例えば、装着ブラケット144の平面部材のうちの1つを通って延在する)、細長い装着スロット150を含み得る。ロッド部材128の第2の端部132は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)L字形状の装着ブラケット144に結合され得、また、L字形状の装着ブラケット144の細長い装着スロット150を介して、装着プレート102の底端部に対して横方向に調節可能であり得る。
【0037】
ロッド部材128は、核計器を直立させて、逆さまにして支持するように成形され得る。例えば、ロッド部材128は、連続的に湾曲した形状などの湾曲形状を有することができる。例えば、ロッド部材128は、その第1の端部130からその第2の端部132まで湾曲し得るか、又は曲線的に延在し得、また、装着プレート102の頂部から装着プレート102の底部まで湾曲し得るか、又は曲線的に延在し得る。例えば、ロッド部材128の曲率は、135~225度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、ロッド部材128の曲率は、約150~180度の範囲内であり得る。
【0038】
ロッド部材128は、ロッド部材128を通って延在する1つ以上のアパーチャ140a~e又はチャネルを含み得る。1つ以上のアパーチャ140a~eは、ロッド部材128の外周に沿った異なる点に位置決めされ得る。例えば、1つ以上のアパーチャ140a~eは、互いに1度以上(例えば、数度)オフセットされ得る。例えば、1つ以上のアパーチャ140a~eの各々の角度オフセットは、5~10度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、1つ以上のアパーチャ140a~eは、ロッド部材128の第1の端部130の近くに位置決めされ得、及び/又はロッド部材128の第2の端部132よりもロッド部材128の第1の端部130の近くに位置決めされ得る。
【0039】
1つ以上のアパーチャ140a~eはそれぞれ、該アパーチャを通してピン136(例えば、リングストップピン)を受容するようにサイズ決定、成形、及び構成され得る。ピン136は、1つ以上のアパーチャ140a~eのうちの1つを通って延在する円筒部材、コッタピン、ボルト及びナット、又は別の部材であり得る。ピン136は、1つ以上のアパーチャ140a~eのうちの1つを通して位置決めされたとき、1つ以上のアパーチャ140a~eのそれぞれ1つに隣接して、ロッド部材128の対向する側面のそれぞれから延在し得る。例えば、ピン136は、数インチにわたって、ロッド部材128の対向する側面のそれぞれから延在し得る。例えば、ピン136は、1~20インチの範囲内のいずれかだけ、ロッド部材128のそれぞれの対向する側面から延在し得る。例えば、ピンは、把持デバイス100が把持する計器と係合する前に、該把持デバイスが懸下する角度を調節するように、1つ以上のアパーチャ140a~eのうちのいずれか1つに取り外し可能に位置決めされ得る。例えば、把持デバイス100の前傾斜は、すなわち、頂部フォーク104が底部フォーク106よりも計器に近いとき、把持デバイス100を、計器ボス(例えば、図2A及び図2Bの計器ボス252)などの計器の一部分の上に設置するのを支援し得る。把持デバイス100の前傾斜を確立することにより、最初に、頂部フォーク104だけが計器(例えば、計器ボス252)の一部分の上に配置される。頂部フォーク104が計器の一部分の上にあり、支持ロープが下げられた(例えば、支持ロープの張力が低減された)時点で、重力が、頂部フォーク104と計器との接点の周りに把持デバイス100を回転させ、底部フォーク106が、計器との係合位置へ完全に移動する(例えば、計器が、底部フォーク106の細長い部材106a~bの間の位置へ移動する)ことを可能にする。
【0040】
把持デバイス100はまた、(例えば、図4Aの部材438と同じ又は類似する)平面又は実質的に平面部材を含み得る。部材は、第1の平面又は実質的に平坦面と、対向する第2の平面又は実質的に平坦面と、を有し得る。部材は、装着プレート102に結合され得、ロッド部材128と装着プレート102との間の大部分の空間を占有し得る。更に、部材及びロッド部材128は、リング部材134が沿って移動し得るスロットを画定し得る。特定の実施例では、部材の縁部の曲率は、ロッド部材128の内縁部の曲率に一致し得るか、又は相補的であり得る。部材は、リング部材134に結合されたロープ、ワイヤ、又はケーブルによって画定される垂直軸の周りに把持デバイス100が回転する速度を低減するように構成され得る。例えば、垂直面のその比較的大きな表面積によって、部材は、計器(例えば、図2Aの計器250)が水中に位置付けられることにより運動に対する抗力又は抵抗を提供することによって把持100の回転を妨げる。特定の実施例では、部材は、鋼などの金属で作製され得、シートメタルとして構成され得る。
【0041】
別の実施例では、リフティング組立体は、ロッド部材128の代わりに、プレート部材302内に配設された細長いスロット304を有するプレート部材302(図3を参照されたい)を含み得る。プレート部材302は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート102に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、プレート部材302は、プレート部材302を装着プレート102に結合するための装着プレート102に当接又は隣接して位置決めされる前縁部又は表面310を含み得る。プレート部材302は、第1の側面平坦面と、対向する第2の側面平坦面と、を含み得る。第1の側面平坦面及び第2の側面平坦面の各々は、(装着プレート102の中央プレートから直交方向に離れるなどの)装着プレート102の少なくとも一部分から離れて(例えば、直交方向に離れて)延在し得る。
【0042】
細長いスロット304は、第1の端部306と、遠位の第2の端部308と、を有し得る。細長いスロット304は、核計器を直立させて、逆さまにして支持するように成形され得る。例えば、細長いスロット304は、連続的に湾曲した形状などの湾曲形状を有し得る。例えば、細長いスロット304は、その第1の端部306からその第2の端部308まで湾曲状であり得る。例えば、細長いスロット304の曲率は、135~225度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、細長いスロット304の曲率は、約150~180度の範囲内であり得る。
【0043】
リフティング組立体はまた、リング部材134と、又はロッド部材128若しくはプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)と相互作用する他の取り付けデバイスを含み得る。リング部材134は、リング部材134を通る開口部を画定する円形、長円形、丸みのある長方形、又は他の形状を有し得る。リング部材134は、リフティングライン(例えば、ロープ、ワイヤ、ケーブル、ラインなど)に取り外し可能に結合されるように、かつロッド部材128又はプレート部材302(図3を参照されたい)に結合されるように構成され得る。例えば、開口部は、ロッド部材128の周りにリング部材134が延在することを可能にするようにサイズ決定及び成形され得る。例えば、リング部材134は、ロッド部材128の内周面に沿って摺動するように構成され得る。リング部材134の開口部はまた、ピン136の長さよりも短くなるようにサイズ決定及び成形され得る。例えば、ピン136がピンアパーチャ140a~eのうちの1つに挿入されたとき、リング部材134の本体がピン136に衝突して、リング部材134がロッド部材128に沿って一方向へ更に移動するのを阻止し得る。別の実施例では、リング部材134の開口部は、リング部材134がプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)を通って延在することを可能にするようにサイズ決定及び成形され得る。この実施例では、リング部材134は、プレート部材302のスロット304に沿って第1の端部306から遠位第2の端部308まで摺動するように構成され得る。例えば、リング部材134又は他の取り付けデバイスは、ロッド部材128の周りに配設し、又はプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)を通って延在し、(例えば、ロッド部材128又はスロット304の)曲率に沿って移動して、計器(例えば、図2Aの計器250)の一部分を逆さにするのを支援することができる。リング部材134は、鋼などの金属又は別の材料で構築され得、また、1つの部品又はともに結合された複数の部品で作製され得る。
【0044】
例えば、ロープ、ワイヤ、ライン、ケーブルなど(図示せず)が、把持デバイス100及び計器(例えば、図2Aの計器250)を持ち上げるために、リング部材134又は他の取り付けデバイスに取り外し可能に結合され得る。例えば、ロープ及び把持デバイス100が持ち上げられるとき、リング部材は、計器250の一部分が原子炉プールから完全に上昇するまで、ロッド部材128の湾曲面に沿って、又はプレート部材302(図3を参照されたい)のスロット304の湾曲面に沿って摺動し得る。
【0045】
図2A図2Bは、本開示の別の例示的な実施形態による、把持デバイス200の正面斜視図及び立面図である。図2A図2Bを参照すると、把持デバイス200は、複数の構成要素を含み得る。把持デバイス200の構成要素のうちのいくつかは、単一の溶接物(溶接によって結合された部品の組立体)に含まれ得る。他の実施例では、これらの構成要素は、別個のものとして、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)互いに結合することができる。
【0046】
把持デバイス200は、装着プレート202を含み得る。装着プレート202は、他の構成要素を特定の相対的位置で保持するように(例えば、そこに結合されているように)構成された任意の構造部材であり得る。装着プレート202は、単一のプレート210又はともに結合された複数のプレート210であり得る。例えば、装着プレート202は、U字形状又は実質的にU字形状の装着プレート202を形成するために、単一のプレート210又はともに結合された複数のプレート210を含み得る。他の実施例では、装着プレート202は、一片の正方形管、一片の長方形管、一片の円形管、又は他の構成要素に結合するための「バックボーン」を形成し得る任意の他の構造部材であり得る。例えば、装着プレート202は、第1の表面、対向する第2の表面、頂縁部、対向する底縁部、第1の側縁部、及び対向する第2の側縁部を有する、第1のプレートを含み得る。第2のプレートは、第1のプレートの第1の側縁部に結合されて、第1のプレートの平坦面から直交方向又は実質的に直交方向に延在し得る。第3のプレートは、第1のプレートの第2の側縁部に結合されて、第1のプレートの平坦面から直交方向又は実質的に直交方向に延在し得る。例えば、第2のプレート及び第3のプレートは、平行又は実質的に平行な平面に沿って延在し得る。装着プレート202の1つ以上のプレート210の各々は、1つ以上の平坦面を含み得る。例えば、装着プレート202の1つ以上のプレート210の各々は、対向する平面又は実質的に平坦面を含み得る。装着プレート202の全て又は一部分は、鋼などの金属で作製され得る。
【0047】
把持デバイス200はまた、頂部フォーク204と、底部フォーク206と、を含み得る。頂部フォーク204及び底部フォーク206の各々は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート202に結合され得るか、又はそれと一体的に形成され得る。例えば、頂部フォーク204は、装着プレート202の頂縁部の近くに又は頂縁部に隣接して装着プレート202に結合され得、底部フォーク206は、装着プレート202の対向する底縁部の近くに又は底縁部に隣接して装着プレート202に結合され得る。例えば、頂部フォーク204及び底部フォーク206の各々は、装着プレート202の第1のプレート、第2のプレート、又は第3のプレートのうちの1つ以上に結合され得る。頂部フォーク204及び底部フォーク206のサイズは、同じであり得るか、又は異なり得る。頂部フォーク204及び底部フォーク206の各々の全て又は一部分は、鋼などの金属から作製され得る。
【0048】
頂部フォーク204は、2つの細長い部材又はタインを含み得る。細長い部材又はタインは、計器(例えば、計器250)を、細長い部材の固定端を有するフォーク204の領域(例えば、細長い部材又はタインが収束する場所)内に誘導するか又は送り込むように構成されている。例えば、頂部フォーク204は、第1の細長い部材204a又はタインと、第2の細長い部材204b又はタインと、を含み得る。第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bは、第1の細長い部材204aと第2の細長い部材204bとの間にフォーク開口部又は開口空間を画定する。開口部又は開口空間は、第1の細長い部材204aと第2の細長い部材204bとの間で計器(例えば、計器250)の全て又は少なくとも一部分を受容するように構成され得る。例えば、第1の細長い部材204aと第2の細長い部材204bとの間の開口空間は、第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの自由端近くでより大きくなり得、第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの固定端に隣接して小さくなり得る。例えば、第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの固定端間の、及び固定端に隣接する開口空間の距離は、頂部フォーク204と底部フォーク206との間を計器が動くのを制限又は阻止するために、計器250の一部分(例えば、計器ボス252)の直径よりも小さく、かつ計器250の別の部分(例えば、計器ボス252に隣接する計器250の一部分)の直径よりも大きくなり得る。
【0049】
一実施例では、第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの各々は、平行又は実質的に平行な軸に沿って装着プレート202から延在し得る。別の実施例では、第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの各々は、分岐した角度付き経路(例えば、V字形状の経路)で装着プレート202から延在し得る。例えば、第1の細長い部材204aは、30~89度の範囲内、好ましくは50~80度の範囲内のいずれかの角度で延在し得、第2の細長い部材204bは、91~150度の範囲内、好ましくは100~130度の範囲内のいずれかの角度で延在し得る。第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの各々は、(例えば、装着プレート202に隣接した)固定端と、遠位自由端と、を含み得る。
【0050】
第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの長さは、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第2の細長い部材204bの長さは、第1の細長い部材204aの長さよりも長くなり得る。例えば、第2の細長い部材204bの長さは、第1の細長い部材204aの長さの少なくとも2倍であり得る。例えば、第2の細長い部材204bの長さは、第1の細長い部材204aの長さの1~2倍であり得る。例えば、第2の細長い部材204bの追加的な長さは、最初に計器250に接触して捕捉し、続いて計器250の一部分を頂部フォーク204の第1の細長い部材204aと第2の細長い部材204bとの間に位置決めするのを補助する。
【0051】
第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの形状は、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの各々は、対応する第1の細長い部材204a又は第2の細長い部材204bの固定端に隣接してより広くなり得、対応する第1の細長い部材204a又は第2の細長い部材204bの自由端においてより狭くなり得る。特定の実施例では、第1の細長い部材204a及び第2の細長い部材204bの位置は、頂部フォーク204上で切り替えられ得る。
【0052】
底部フォーク206は、2つの細長い部材又はタインを含み得る。細長い部材又はタインは、計器(例えば、計器250)を、細長い部材の固定端を有するフォーク206の領域(例えば、細長い部材又はタインが収束する場所)内に誘導するか又は送り込むように構成されている。例えば、底部フォーク206は、第1の細長い部材206a又はタインと、第2の細長い部材206b又はタインと、を含み得る。第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bは、第1の細長い部材206aと第2の細長い部材206bとの間にフォーク開口部又は開口空間を画定する。開口部又は開口空間は、第1の細長い部材206aと第2の細長い部材206bとの間で計器(例えば、計器250)の全て又は少なくとも一部分を受容するように構成され得る。例えば、第1の細長い部材206aと第2の細長い部材206bとの間の開口空間は、第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの自由端近くでより大きくなり得、第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの固定端に隣接して小さくなり得る。例えば、第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの固定端間の、及び固定端に隣接する開口空間の距離は、頂部フォーク204と底部フォーク206との間を計器が動くのを制限又は阻止するために、計器250の一部分(例えば、計器ボス252)の直径よりも小さく、かつ計器250の別の部分(例えば、計器ボス252に隣接する計器250の一部分)の直径よりも大きくなり得る。
【0053】
一実施例では、第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの各々は、平行又は実質的に平行な軸に沿って装着プレート202から延在し得る。別の実施例では、第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの各々は、分岐した角度付き経路(例えば、V字形状の経路)で装着プレート202から延在し得る。例えば、第1の細長い部材206aは、30~89度の範囲内、好ましくは50~80度の範囲内のいずれかの角度で延在し得、第2の細長い部材206bは、91~150度の範囲内、好ましくは100~130度の範囲内のいずれかの角度で延在し得る。第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの各々は、(例えば、装着プレート202に隣接した)固定端と、遠位自由端と、を含み得る。
【0054】
第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの長さは、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第2の細長い部材206bの長さは、第1の細長い部材206aの長さよりも長くなり得る。例えば、第2の細長い部材206bの長さは、第1の細長い部材206aの長さの1~2倍であり得る。第1の細長い部材106a及び第2の細長い部材206bの形状は、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの各々は、対応する第1の細長い部材206a又は第2の細長い部材206bの固定端に隣接してより広くなり得、対応する第1の細長い部材206a又は第2の細長い部材206bの自由端においてより狭くなり得る。特定の実施例では、第1の細長い部材206a及び第2の細長い部材206bの位置は、底部フォーク206上で切り替えられ得る。
【0055】
把持デバイス200はまた、(例えば、図4Aの細長い部材408と同じ、又は実質的に類似する)細長い部材を含み得る。細長い部材は、頂部フォーク204の第1の細長い部材204aから底部フォーク206の第1の細長い部材206aまで延在し得る。例えば、細長い部材は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)第1の細長い部材204a及び第1の細長い部材206aに結合され得る。例えば、細長い部材は、第1の細長い部材204aの自由端に結合され得るか、又は(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得、また、第1の細長い部材206aの自由端に結合され得るか、(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得る。細長い部材は、計器250が、頂部フォーク204及び底部フォーク206のうちの一方の細長い部材間に計器250の一部分を有し、頂部フォーク204及び底部フォーク206のうちの他方の細長い部材の外側に計器250の別の部分を有するのを阻止するように構成され得る。別の様式では、細長い部材は、頂部フォーク204及び底部フォーク206の各々の細長い部材間で計器250を誘導するのを補助するように構成されている。細長い部材は、中実又は管状であり得、円筒形、正方形管、長方形管、又は任意の他のタイプの細長い部材であり得る。細長い部材は、第1の細長い部材204a及び第1の細長い部材206aの各々の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。特定の実施例では、細長い部材は、鋼などの金属で作製され得る。
【0056】
把持デバイス100はまた、(例えば、図4Aの細長い部材409と同じ又は実質的に類似する)細長い部材を含み得る。細長い部材は、頂部フォーク104の第2の細長い部材104bから底部フォーク106の第2の細長い部材106bまで延在し得る。例えば、細長い部材は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)第2の細長い部材104b及び第2の細長い部材106bに結合され得る。例えば、細長い部材は、第2の細長い部材104bの自由端に結合され得るか、又は(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得、また、第2の細長い部材106bの自由端に結合され得るか、(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得る。細長い部材は、計器(例えば、図2Aの計器250)が、頂部フォーク104及び底部フォーク106のうちの一方の細長い部材間に計器の一部分を有し、頂部フォーク104及び底部フォーク106のうちの他方の細長い部材の外側に計器の別の部分を有するのを阻止するように構成され得る。別の様式では、細長い部材は、頂部フォーク104及び底部フォーク106の各々の細長い部材間で計器を誘導するのを補助するように構成されている。細長い部材は、中実又は管状であり得、円筒形、正方形管、長方形管、又は任意の他のタイプの細長い部材であり得る。細長い部材は、第2の細長い部材104b及び第2の細長い部材106bの各々の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。特定の実施例では、細長い部材は、鋼などの金属で作製され得る。
【0057】
把持デバイス200はまた、ロッキングピン整列プレート212を含み得る。ロッキングピン整列プレート212は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート202に結合され得るか、又はそれと一体的に形成され得る。例えば、ロッキングピン整列プレート212は、頂部フォーク204と底部フォーク206との間で装着プレート202に結合され得る。例えば、ロッキングピン整列プレート212は、頂部フォーク204の第2の細長い部材204b又はタインと、底部フォーク206の第2の細長い部材206b又はタインとの間に位置決めされ得る。ロッキングピン整列プレート212は、頂部フォーク204の第2の細長い部材204b及び底部フォーク206の第2の細長い部材206bの長手方向軸に平行な又は実質的に平行な長手方向軸に沿って、装着プレート202から延在し得る。ロッキングピン整列プレート212は、平面又は実質的に平面の内向面及び対向する外向面を有し得る。ロッキングピン整列プレート212は、ロッキングピン整列プレート212の全て又は少なくとも一部分を通って内向面から外向面まで延在する、アパーチャ214を含み得る。アパーチャ214は、底部フォーク206の細長い部材の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。アパーチャ214は、その中で対応するロッキングピン216の全て又は一部分を受容するようにサイズ決定及び成形され得る。シリンダ218(下で論じる)に対する圧力(例えば、空気圧又は液圧)の喪失が生じた場合に、圧力の喪失が、ロッキングピン整列プレート212のアパーチャ214内の係合位置からロッキングピン216を移動させないように、ロッキングピン216は、ロッキングピン整列プレート212及びロッド整列プレート(下で論じる)のアパーチャとともに動作して、ロッキングピン216のための二重の剪断接続を作成するように構成され得る。
【0058】
把持デバイス200はまた、装着プレート202に直接的又は間接的に結合されたシリンダ組立体を含み得る。例えば、シリンダ組立体は、装着プレート222を含み得る。装着プレート222は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート202に結合され得る。装着プレート222は、1つ以上の整列アパーチャを含み得、該整列アパーチャを通してシリンダ218のピストンロッド220の一部分を受容し得る。例えば、装着プレート222は、(例えば、図1Aのロッド整列プレート115と同じ又は類似の)1つ以上のロッド整列プレートを含み得る。ロッド整列プレートは、ロッド整列プレート115を通って延在するアパーチャを含み得、また、該アパーチャを通してシリンダロッド220及び/又はロッキングピン216の一部分を受容するように構成されている。
【0059】
シリンダ組立体はまた、装着プレート222に結合された(例えば、取り外し可能に結合された)シリンダ218を含み得る。シリンダ218は、空気圧シリンダ又は液圧シリンダであり得る。例えば、シリンダ218は、単動シリンダ又は複動シリンダであり得る。
【0060】
シリンダ218は、シリンダ218の一方の端部から延在する、ピストンロッド220を含み得る。ピストンロッド220の自由端は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)ロッキングピン216に結合され得る。別の実施例では、ピストンロッド220の自由端は、ロッキングピン216であり得る。ロッキングピン216は、ピストンロッド220の自由端から延在し得、かつピストンロッド220の長手方向軸に平行又は実質的に平行な長手方向軸を有し得る。シリンダ218のピストンロッド220は、ロッキングピン216が引っ込められる、又は別様にロッキングピン整列プレート212のアパーチャ214から取り出される第1の位置から、ロッキングピン216の全て又は少なくとも一部分がロッキングピン整列プレート212のアパーチャ214内に挿入される第2の位置まで移動するように構成され得る。例えば、把持デバイス200の頂部フォーク204及び底部フォーク206が、切断又は切り離された計器部分の底部付近にあり、照射される端部に対向して、シリンダ218のピストンロッド220がストロークされる計器250(例えば、核計器)の頂端部250aと対向する底端部250bとの間で計器ボス252の周りに配置されたとき(例えば、1つのフォークが計器ボスの上部ボス縁部252aの上方に配置され、1つのフォークが下部ボス縁部252bの下方に配置されたとき)、ピン216は、(例えば、ピン216が、ロッキングピン整列プレート212のアパーチャ214に挿入されない)第1の位置から、(例えば、ピン216がロッキングピン整列プレート212のアパーチャ214内に延在する)第2の位置まで移動して、計器250の一部分を、ロッキングピン216とフォーク204、206との間で把持デバイス200内に捕捉し得る。把持デバイス200が計器250を持ち上げたとき、ピン216への力は、シリンダ218のピストンロッド220を逆に駆動する傾向がない剪断力を含む。このように、シリンダ218に対する圧力(例えば、空気圧又は液圧)の喪失が生じた場合に、圧力の喪失は、ピン216をロッキングピン整列プレート212のアパーチャ214の内の係合位置から外へ移動させない。
【0061】
シリンダ組立体はまた、シリンダ218に結合された1つ以上の供給ホース224を含み得る。各供給ホース224は、シリンダに流体的に結合され得、また、ピストンロッド220を移動させるために、シリンダ218への加圧空気又は液圧流体の供給を提供し得る。シリンダ組立体はまた、(例えば、図1Aの供給ラインブラケット126と同じ又は実質的に類似の)供給ラインブラケット(図示せず)を含み得る。供給ラインブラケットは、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート222又は装着プレート202に結合され得る。供給ラインブラケットは、装着プレート222又は202に結合された固定端と、遠位自由端と、を有する、細長い本体を含み得る。供給ラインブラケットの自由端は、湾曲状又はフック形状であり得、また、把持デバイス200の特定の側面で(例えば、頂部フォーク204及び底部フォーク206に対向する装着プレート202の背面に沿って)供給ライン224を保つように構成され得る。供給ラインブラケットはまた、シリンダ218へのホース接続部の応力緩和を提供し得る。特定の例示的な実施形態では、1つ以上の供給ホース224が供給ラインブラケットに結合されて(例えば、一時的に接続されて)、1つ以上の供給ホース224の張力を低減又は排除し、1つ以上の供給ホースの張力が、シリンダ218に結合されたホース接続部又は継手に伝達されるのを阻止し得る。
【0062】
把持デバイス200はまた、リフティング組立体を含み得る。リフティング組立体は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート202に直接的又は間接的に結合され得る。リフティング組立体は、リフティングベイル228を含み得る。例えば、リフティングベイルは、ロッド部材228を含み得る。ロッド部材228は、中実又は中空(例えば、管状)であり得る。ロッド部材228は、第1の端部と、遠位第2の端部と、を含み得る。
【0063】
ロッド部材228の第1の端部は、装着プレート202の頂端部に隣接して配設され得る。例えば、ロッド部材228の第1の端部は、装着プレート202の頂端部に隣接して装着プレート202に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、リフティング組立体はまた、装着ブラケットを含み得る。例えば、装着ブラケットは、L字形状の装着ブラケットであり得る。L字形状の装着ブラケットは、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート202の頂端部において、又は頂端部に隣接して装着プレート202に結合され得る。L字形状の装着ブラケットは、L字形状の装着ブラケットを通って延在する(例えば、装着ブラケットの平面部材のうちの1つを通って延在する)、細長い装着スロットを含み得る。ロッド部材228の第1の端部は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)L字形状の装着ブラケットに結合され得、また、L字形状の装着ブラケットの細長い装着スロットを介して、装着プレート202の頂端部に対して横方向に調節可能であり得る。
【0064】
ロッド部材228の第2の端部は、装着プレート202の底端部に隣接して配設され得る。例えば、ロッド部材228の第2の端部は、装着プレート202の底端部に隣接して装着プレート202に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、リフティング組立体はまた、装着ブラケットを含み得る。例えば、装着ブラケットは、L字形状のブラケットであり得る。L字形状の装着ブラケットは、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート202の頂端部において、又は頂端部に隣接して装着プレート202に結合され得る。L字形状の装着ブラケットは、L字形状の装着ブラケットを通って延在する(例えば、装着ブラケットの平面部材のうちの1つを通って延在する)、細長い装着スロットを含み得る。ロッド部材228の第2の端部は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)L字形状の装着ブラケットに結合され得、また、L字形状の装着ブラケットの細長い装着スロットを介して、装着プレート202の底端部に対して横方向に調節可能であり得る。
【0065】
ロッド部材228は、核計器250を直立させて、逆さまにして支持するように成形され得る。例えば、ロッド部材228は、連続的に湾曲した形状などの湾曲形状を有することができる。例えば、ロッド部材228は、その第1の端部からその第2の端部まで湾曲し得るか、又は曲線的に延在し得、また、装着プレート202の頂部から装着プレート202の底部まで湾曲し得るか、又は曲線的に延在し得る。例えば、ロッド部材228の曲率は、135~225度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、ロッド部材228の曲率は、150~180度の範囲内であり得る。
【0066】
ロッド部材228は、ロッド部材228を通って延在する(例えば、図1Bのアパーチャ140a~eなどの)1つ以上のアパーチャ又はチャネルを含み得る。1つ以上のアパーチャは、ロッド部材228の外周に沿った異なる点に位置決めされ得る。例えば、1つ以上のアパーチャは、互いに1度以上(例えば、数度)オフセットされ得る。例えば、1つ以上のアパーチャの各々の角度オフセットは、5~10度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、1つ以上のアパーチャは、ロッド部材228の第1の端部の近くに位置決めされ得、及び/又はロッド部材228の第2の端部よりもロッド部材228の第1の端部2の近くに位置決めされ得る。
【0067】
1つ以上のアパーチャはそれぞれ、該アパーチャを通してピン(例えば、図1Aのピン136などのリングストップピン)を受容するようにサイズ決定、成形、及び構成され得る。ピンは、1つ以上のアパーチャのうちの1つを通って延在する円筒部材、コッタピン、ボルト及びナット、又は別の部材であり得る。ピンは、1つ以上のアパーチャのうちの1つを通して位置決めされたとき、1つ以上のアパーチャのそれぞれ1つに隣接して、ロッド部材228の対向する側面のそれぞれから延在し得る。例えば、ピンは、1~20インチの範囲内のいずれかだけ、ロッド部材228のそれぞれの対向する側面から延在し得る。例えば、ピンは、把持デバイス200が把持する計器と係合する前に、該把持デバイスが懸下する角度を調節するように、1つ以上のアパーチャのうちのいずれか1つに取り外し可能に位置決めされ得る。例えば、把持デバイス200の前傾斜は、すなわち、頂部フォーク204が底部フォーク206よりも計器に近いとき、把持デバイス200を、計器ボス252などの計器の一部分の上に設置するのを支援し得る。把持デバイス200の前傾斜を確立することにより、最初に、頂部フォーク204だけが計器(例えば、計器ボス252)の一部分の上に配置される。頂部フォーク204が計器の一部分の上にあり、支持ロープが下げられた(例えば、支持ロープの張力が低減された)時点で、重力が、頂部フォーク204と計器との接点の周りに把持デバイス200を回転させ、底部フォーク206が、計器との係合位置へ完全に移動する(例えば、計器が、底部フォーク206の細長い部材206a~bの間の位置へ移動する)ことを可能にする。
【0068】
把持デバイス200はまた、(例えば、図4Aの部材438と同じ又は類似する)平面又は実質的に平面部材を含み得る。部材は、第1の平面又は実質的に平坦面と、対向する第2の平面又は実質的に平坦面と、を有し得る。部材は、装着プレート202に結合され得、ロッド部材228と装着プレート202との間の大部分の空間を占有し得る。更に、部材及びロッド部材228は、リング部材234が沿って移動し得るスロットを画定し得る。特定の実施例では、部材の縁部の曲率は、ロッド部材228の内縁部の曲率に一致し得るか、又は相補的であり得る。部材は、リング部材234に結合されたロープ、ワイヤ、又はケーブルによって画定される垂直軸の周りに把持デバイス200が回転する速度を低減するように構成され得る。例えば、垂直面のその比較的大きな表面積によって、部材は、計器(例えば、計器250)が水中に位置付けられることにより運動に対する抗力又は抵抗を提供することによって把持200の回転を妨げる。特定の実施例では、部材は、鋼などの金属で作製され得、シートメタルとして構成され得る。
【0069】
別の実施例では、リフティング組立体は、ロッド部材228の代わりに、プレート部材302内に配設された細長いスロット304を有するプレート部材302(図3を参照されたい)を含み得る。プレート部材302は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート202に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、プレート部材302は、プレート部材302を装着プレート202に結合するための装着プレート202に当接又は隣接して位置決めされる前縁部又は表面310を含み得る。プレート部材302は、第1の側面平坦面と、対向する第2の側面平坦面と、を含み得る。第1の側面平坦面及び第2の側面平坦面の各々は、(装着プレート202の中央プレートから直交方向に離れるなどの)装着プレート202の少なくとも一部分から離れて(例えば、直交方向に離れて)延在し得る。
【0070】
細長いスロット304は、第1の端部306と、遠位の第2の端部308と、を有し得る。細長いスロット304は、核計器250を直立させて、逆さまにして支持するように成形され得る。例えば、細長いスロット304は、連続的に湾曲した形状などの湾曲形状を有し得る。例えば、細長いスロット304は、その第1の端部306からその第2の端部308まで湾曲状であり得る。例えば、細長いスロット304の曲率は、135~225度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、細長いスロット304の曲率は、約150~180度の範囲内であり得る。
【0071】
リフティング組立体はまた、リング部材234と、又はロッド部材228若しくはプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)と相互作用する他の取り付けデバイスを含み得る。リング部材234は、リング部材234を通る開口部を画定する円形、長円形、丸みのある長方形、又は他の形状を有し得る。リング部材234は、リフティングライン(例えば、ロープ、ワイヤ、ケーブル、ラインなど)に取り外し可能に結合されるように、かつロッド部材228又はプレート部材302(図3を参照されたい)に結合されるように構成され得る。例えば、開口部は、ロッド部材228の周りにリング部材234が延在することを可能にするようにサイズ決定及び成形され得る。例えば、リング部材234は、ロッド部材228の内周面に沿って摺動するように構成され得る。リング部材234の開口部はまた、ピンの長さよりも短くなるようにサイズ決定及び成形され得る。例えば、ピンが(図1Aに示される)ピンアパーチャのうちの1つに挿入されたとき、リング部材234の本体がピンに衝突して、リング部材234がロッド部材228に沿って一方向へ更に移動するのを阻止し得る。別の実施例では、リング部材234の開口部は、リング部材234がプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)を通って延在することを可能にするようにサイズ決定及び成形され得る。この実施例では、リング部材234は、プレート部材302のスロット304に沿って第1の端部306から遠位第2の端部308まで摺動するように構成され得る。例えば、リング部材234又は他の取り付けデバイスは、ロッド部材228の周りに配設し、又はプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)を通って延在し、(例えば、ロッド部材228又はスロット304の)曲率に沿って移動して、計器250の一部分を逆さにするのを支援することができる。リング部材234は、鋼などの金属又は別の材料で構築され得、また、1つの部品又はともに結合された複数の部品で作製され得る。
【0072】
例えば、ロープ、ワイヤ、ライン、ケーブルなど(図示せず)が、把持デバイス200及び計器250を持ち上げるために、リング部材234又は他の取り付けデバイスに取り外し可能に結合され得る。例えば、ロープ及び把持デバイス200が持ち上げられるとき、リング部材234は、計器250の一部分が原子炉プールから完全に上昇するまで、ロッド部材228の湾曲面に沿って、又はプレート部材302(図3を参照されたい)のスロット304の湾曲面に沿って摺動し得る。
【0073】
図4A図4Cは、本開示の別の例示的な実施形態による、把持デバイス400の正面斜視図及び立面図である。図4A図4Cを参照すると、把持デバイス400は、複数の構成要素を含み得る。把持デバイス400の構成要素のうちのいくつかは、単一の溶接物(溶接によって結合された部品の組立体)に含まれ得る。他の実施例では、これらの構成要素は、別個のものとして、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)互いに結合することができる。
【0074】
把持デバイス400は、装着プレート402を含み得る。装着プレート402は、他の構成要素を特定の相対的位置で保持するように(例えば、そこに結合されているように)構成された任意の構造部材であり得る。装着プレート402は、単一のプレート410又はともに結合された複数のプレート410であり得る。例えば、装着プレート402は、U字形状又は実質的にU字形状の装着プレート402を形成するために、単一のプレート410又はともに結合された複数のプレート410を含み得る。他の実施例では、装着プレート402は、一片の正方形管、一片の長方形管、一片の円形管、又は他の構成要素に結合するための「バックボーン」を形成し得る任意の他の構造部材であり得る。例えば、装着プレート402は、第1の表面、対向する第2の表面、頂縁部、対向する底縁部、第1の側縁部、及び対向する第2の側縁部を有する、第1のプレートを含み得る。第2のプレートは、第1のプレートの第1の側縁部に結合されて、第1のプレートの平坦面から直交方向又は実質的に直交方向に延在し得る。第3のプレートは、第1のプレートの第2の側縁部に結合されて、第1のプレートの平坦面から直交方向又は実質的に直交方向に延在し得る。例えば、第2のプレート及び第3のプレートは、平行又は実質的に平行な平面に沿って延在し得る。装着プレート402の1つ以上のプレート410の各々は、1つ以上の平坦面を含み得る。例えば、装着プレート402の1つ以上のプレート410の各々は、対向する平面又は実質的に平坦面を含み得る。装着プレート402の全て又は一部分は、鋼などの金属で作製され得る。
【0075】
把持デバイス400はまた、頂部フォーク404と、底部フォーク406と、を含み得る。頂部フォーク404及び底部フォーク406の各々は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート402に結合され得るか、又は一体的に形成され得る。例えば、頂部フォーク404は、装着プレートの頂縁部の近くに又は頂縁部に隣接して装着プレート402に結合され得、底部フォーク406は、装着プレート402の対向する底縁部の近くに又は底縁部に隣接して装着プレート402に結合され得る。例えば、頂部フォーク404及び底部フォーク406の各々は、装着プレート402の第1のプレート、第2のプレート、又は第3のプレートのうちの1つ以上に結合され得る。頂部フォーク404及び底部フォーク406のサイズは、同じであり得るか、又は異なり得る。頂部フォーク404及び底部フォーク406の各々の全て又は一部分は、鋼などの金属から作製され得る。
【0076】
頂部フォーク404は、2つの細長い部材又はタインを含み得る。細長い部材又はタインは、計器(例えば、図2Aの計器250)を、細長い部材の固定端を有するフォーク404の領域(例えば、細長い部材又はタインが収束する場所)内に誘導するか又は送り込むように構成されている。例えば、頂部フォーク404は、第1の細長い部材404a又はタインと、第2の細長い部材404b又はタインと、を含み得る。第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの各々は、(例えば、装着プレート402に隣接した)固定端と、遠位自由端と、を含み得る。第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bは、第1の細長い部材404aと第2の細長い部材404bとの間にフォーク開口部又は開口空間を画定する。開口部又は開口空間は、第1の細長い部材404aと第2の細長い部材404bとの間で計器(例えば、図2Aの計器250)の全て又は少なくとも一部分を受容するように構成され得る。例えば、第1の細長い部材404aと第2の細長い部材404bとの間の開口空間は、第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの自由端近くでより大きくなり得、第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの固定端に隣接して小さくなり得る。例えば、第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの固定端間の、及び固定端に隣接する開口空間の距離D1は、頂部フォーク404と底部フォーク406との間を計器が動くのを制限又は阻止するために、計器250の一部分(例えば、計器ボス252)の直径よりも小さく、かつ計器250の別の部分(例えば、計器ボス252に隣接する計器250の一部分)の直径よりも大きくなり得る。
【0077】
一実施例では、第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの各々は、分岐した角度付き経路(例えば、V字形状の経路)で装着プレート102から延在し得る。例えば、第1の細長い部材404aは、30~89度の範囲内、好ましくは50~80度の範囲内のいずれかの角度θで延在し得、第2の細長い部材404bは、91~150度の範囲内、好ましくは100~130度の範囲内のいずれかの角度Δで延在し得る。別の実施例では、第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの各々は、平行又は実質的に平行な軸に沿って装着プレート402から延在し得る。
【0078】
第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの長さは、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第2の細長い部材404bの長さは、第1の細長い部材404aの長さよりも長くなり得、又はその逆であり得る。第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの形状は、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの各々は、対応する第1の細長い部材404a又は第2の細長い部材404bの固定端に隣接してより広くなり得、対応する第1の細長い部材404a又は第2の細長い部材404bの自由端においてより狭くなり得る。
【0079】
特定の実施形態では、第2の細長い部材404bは、第1の細長い部材404aに含まれない、又はそれを備えていない、追加的な特徴を含み得る。例えば、第2の細長い部材404bはまた、第2の細長い部材404bの遠位自由端に沿って、内向きに湾曲した端部部材又は(例えば、図1Aのフック形状の部材108と類似した)フック形状の部材を含み得る。例えば、フック形状の部材は、第1の細長い部材404aに向かって内向きに湾曲し、次いで、装着プレート402に向かって逆に湾曲し得る。例えば、フック形状の部材は、90~180度の曲率を有し得る。例えば、フック形状の部材は、U字形状又は実質的にU字形状であり得、第2の細長い部材404bの長さを増加させ得る。例えば、フック形状の部材は、最初に(図2Aの)計器250を捕捉し、続いて計器250の一部分を頂部フォーク404の第1の細長い部材404aと第2の細長い部材404bとの間に位置決めするのを補助するようにサイズ決定及び成形され得る。特定の実施例では、第1の細長い部材404a及び第2の細長い部材404bの位置は、頂部フォーク404上で切り替えられ得る。
【0080】
底部フォーク406は、2つの細長い部材又はタインを含み得る。細長い部材又はタインは、計器(例えば、図2Aの計器250)を、細長い部材の固定端を有するフォーク406の領域(例えば、細長い部材又はタインが収束する場所)内に誘導するか又は送り込むように構成されている。例えば、底部フォーク406は、第1の細長い部材406a又はタインと、第2の細長い部材406b又はタインと、を含み得る。第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの各々は、(例えば、装着プレート102に隣接した)固定端と、遠位自由端と、を含み得る。第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bは、第1の細長い部材406aと第2の細長い部材406bとの間にフォーク開口部又は開口空間を画定する。開口部又は開口空間は、第1の細長い部材406aと第2の細長い部材406bとの間で計器(例えば、図2Aの計器250)の全て又は少なくとも一部分を受容するように構成され得る。例えば、第1の細長い部材406aと第2の細長い部材406bとの間の開口空間は、第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの自由端近くでより大きくなり得、第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材4046bの固定端に隣接して小さくなり得る。例えば、第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの固定端間の、及び固定端に隣接する開口空間の距離D1は、頂部フォーク404と底部フォーク406との間を計器が動くのを制限又は阻止するために、計器250の一部分(例えば、計器ボス252)の直径よりも小さく、かつ計器250の別の部分(例えば、計器ボス252に隣接する計器250の一部分)の直径よりも大きくなり得る。
【0081】
一実施例では、第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの各々は、分岐した角度付き経路(例えば、V字形状の経路)で装着プレート402から延在し得る。例えば、第1の細長い部材406aは、30~89度の範囲内、好ましくは50~80度の範囲内のいずれかの角度θで延在し得、第2の細長い部材406bは、91~150度の範囲内、好ましくは100~130度の範囲内のいずれかの角度Δで延在し得る。別の実施例では、第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの各々は、平行又は実質的に平行な軸に沿って装着プレート102から延在し得る。
【0082】
第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの長さは、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第2の細長い部材406bの長さは、第1の細長い部材406aの長さよりも長くなり得、又はその逆であり得る。第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの形状は、同じであり得るか、又は異なり得る。例えば、第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの各々は、対応する第1の細長い部材406a又は第2の細長い部材406bの固定端に隣接してより広くなり得、対応する第1の細長い部材406a又は第2の細長い部材406bの自由端においてより狭くなり得る。特定の実施例では、第1の細長い部材406a及び第2の細長い部材406bの位置は、底部フォーク406上で切り替えられ得る。
【0083】
把持デバイス400はまた、細長い部材408を含み得る。細長い部材は、頂部フォーク404の第1の細長い部材404aから底部フォーク406の第1の細長い部材406aまで延在し得る。例えば、細長い部材408は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)第1の細長い部材404a及び第1の細長い部材406aに結合され得る。例えば、細長い部材408は、第1の細長い部材404aの自由端に結合され得るか、又は(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得、また、第1の細長い部材406aの自由端に結合され得るか、(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得る。細長い部材408は、計器(例えば、図2Aの計器250)が、頂部フォーク404及び底部フォーク406のうちの一方の細長い部材間に計器の一部分を有し、頂部フォーク404及び底部フォーク406のうちの他方の細長い部材の外側に計器の別の部分を有するのを阻止するように構成され得る。別の様式では、細長い部材408は、頂部フォーク404及び底部フォーク406の各々の細長い部材間で計器を誘導するのを補助するように構成されている。細長い部材408は、中実又は管状であり得、円筒形、正方形管、長方形管、又は任意の他のタイプの細長い部材であり得る。細長い部材408は、第1の細長い部材404a及び第1の細長い部材406aの各々の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。特定の実施例では、細長い部材408は、鋼などの金属で作製され得る。
【0084】
把持デバイス400はまた、細長い部材409を含み得る。細長い部材は、頂部フォーク404の第2の細長い部材404bから底部フォーク406の第2の細長い部材406bまで延在し得る。例えば、細長い部材409は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)第2の細長い部材404b及び第2の細長い部材406bに結合され得る。例えば、細長い部材409は、第2の細長い部材404bの自由端に結合され得るか、又は(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得、また、第2の細長い部材406bの自由端に結合され得るか、(例えば、自由端の先頭の0~12インチ以内に)隣接し得る。細長い部材409は、計器(例えば、図2Aの計器250)が、頂部フォーク404及び底部フォーク406のうちの一方の細長い部材間に計器の一部分を有し、頂部フォーク404及び底部フォーク406のうちの他方の細長い部材の外側に計器の別の部分を有するのを阻止するように構成され得る。別の様式では、細長い部材409は、頂部フォーク404及び底部フォーク406の各々の細長い部材間で計器を誘導するのを補助するように構成されている。細長い部材409は、中実又は管状であり得、円筒形、正方形管、長方形管、又は任意の他のタイプの細長い部材であり得る。細長い部材409は、第2の細長い部材404b及び第2の細長い部材406bの各々の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。特定の実施例では、細長い部材409は、鋼などの金属で作製され得る。
【0085】
把持デバイス400はまた、ロッキングピン整列プレート412を含み得る。ロッキングピン整列プレート412は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート402に結合され得るか、又はそれと一体的に形成され得る。例えば、ロッキングピン整列プレート412は、頂部フォーク404と底部フォーク406との間で装着プレート402に結合され得る。例えば、ロッキングピン整列プレート412は、頂部フォーク404の第2の細長い部材404b又はタインと、底部フォーク406の第2の細長い部材406b又はタインとの間に位置決めされ得る。ロッキングピン整列プレート412は、頂部フォーク404の第2の細長い部材404b及び底部フォーク406の第2の細長い部材406bの長手方向軸に平行な又は実質的に平行な長手方向軸に沿って、装着プレート402から延在し得る。ロッキングピン整列プレート412は、平面又は実質的に平面の内向面及び対向する外向面を有し得る。
【0086】
ロッキングピン整列プレート412は、ロッキングピン整列プレート412の全て又は少なくとも一部分を通って内向面から外向面まで延在する、アパーチャ414を含み得る。アパーチャ414は、底部フォーク406の細長い部材の長手方向軸の直交方向又は実質的に直交方向に延在する、長手方向軸を有し得る。アパーチャ414は、その中で対応する(例えば、図1Aのロッキングピン116と同じ又は実質的に類似する)ロッキングピンの全て又は一部分を受容するようにサイズ決定及び成形され得る。シリンダ(下で論じる)に対する圧力(例えば、空気圧又は液圧)の喪失が生じた場合に、圧力の喪失が、ロッキングピン整列プレート412のアパーチャ414内の係合位置からロッキングピンを移動させないように、ロッキングピンは、ロッキングピン整列プレート412及びロッド整列プレート415(下で論じる)のアパーチャとともに動作して、ロッキングピンのための二重の剪断接続を作成するように構成され得る。
【0087】
把持デバイス400はまた、装着プレート402に直接的又は間接的に結合されたシリンダ組立体を含み得る。例えば、シリンダ組立体は、装着プレート422を含み得る。装着プレート422は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート402に結合され得る。装着プレート422は、1つ以上の整列アパーチャを含み得、該整列アパーチャを通してシリンダ(例えば、図1のシリンダ118と同じ又は実質的に類似の)のピストンロッド(例えば、図1のピストンロッド120)の一部分を受容し得る。例えば、装着プレート422は、1つ以上のロッド整列プレート415を含み得る。ロッド整列プレート415は、ロッド整列プレート415を通って延在するアパーチャを含み得、また、該アパーチャを通してピストンロッド及び/又はロッキングピンの一部分を受容するように構成されている。
【0088】
シリンダ組立体はまた、装着プレート422に結合された(例えば、取り外し可能に結合された)シリンダ(例えば、図1のシリンダ118と同じ又は実質的に類似の)シリンダを含み得る。シリンダは、空気圧シリンダ又は液圧シリンダであり得る。例えば、シリンダは、単動シリンダ又は複動シリンダであり得る。
【0089】
シリンダは、シリンダの一方の端部から延在する、ピストンロッドを含み得る。ピストンロッドの自由端は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)ロッキングピンに結合され得る。別の実施例では、ピストンロッドの自由端は、ロッキングピンであり得る。ロッキングピンは、ピストンロッドの自由端から延在し得、かつピストンロッドの長手方向軸に平行又は実質的に平行な長手方向軸を有し得る。シリンダのピストンロッドは、ロッキングピンが引っ込められる、又は別様にロッキングピン整列プレート412のアパーチャ414から取り出される第1の位置から、ロッキングピンの全て又は少なくとも一部分がロッキングピン整列プレート412のアパーチャ414内に挿入される第2の位置まで移動するように構成され得る。例えば、把持デバイス400の頂部フォーク404及び底部フォーク406が、切断又は切り離された計器部分の底部付近にあり、照射される端部に対向して、シリンダのピストンロッドがストロークされる計器ボス252(図2A及び図2Bを参照されたい)の周りに配置されたとき(例えば、1つのフォークが計器ボスの上部ボス縁部252aの上方に配置され、1つのフォークが下部ボス縁部252bの下方に配置されたとき)、ピンは、(例えば、ピンが、ロッキングピン整列プレート412のアパーチャ414に挿入されない)第1の位置から、(例えば、ピンがロッキングピン整列プレート412のアパーチャ414内に延在する)第2の位置まで移動して、計器(例えば、図2Aの計器250)の一部分を、ロッキングピンとフォーク404、406との間で把持デバイス400内に捕捉し得る。把持デバイス400が計器250を持ち上げたとき、ピンへの力は、シリンダのピストンロッドを逆に駆動する傾向がない剪断力を含む。このように、シリンダに対する圧力(例えば、空気圧又は液圧)の喪失が生じた場合に、圧力の喪失は、ピンをロッキングピン整列プレート412のアパーチャ414の内の係合位置から外へ移動させない。
【0090】
シリンダ組立体はまた、シリンダに結合された(例えば、図1の供給ホース124と同じ又は実質的に類似の)1つ以上の供給ホースを含み得る。各供給ホースは、シリンダに流体的に結合され得、また、ピストンロッドを移動させるために、シリンダへの加圧空気又は液圧流体の供給を提供し得る。シリンダ組立体はまた、供給ラインブラケット426を含み得る。供給ラインブラケット426は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート422又は装着プレート402に結合され得る。供給ラインブラケット426は、装着プレート422又は402に結合された固定端と、遠位自由端と、を有する、細長い本体を含み得る。供給ラインブラケット426の自由端は、湾曲状又はフック形状であり得、また、把持デバイス400の特定の側面で(例えば、頂部フォーク404及び底部フォーク406に対向する装着プレート402の背面に沿って)供給ラインを保つように構成され得る。供給ラインブラケット426はまた、シリンダへのホース接続部の応力緩和を提供し得る。特定の例示的な実施形態では、1つ以上の供給ホースが供給ラインブラケット426に結合されて(例えば、一時的に接続されて)、1つ以上の供給ホースの張力を低減又は排除し、1つ以上の供給ホースの張力が、シリンダに結合されたホース接続部又は継手に伝達されるのを阻止し得る。
【0091】
把持デバイス400はまた、リフティング組立体を含み得る。リフティング組立体は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート402に直接的又は間接的に結合され得る。リフティング組立体は、リフティングベイル428を含み得る。例えば、リフティングベイルは、ロッド部材428を含み得る。ロッド部材428は、中実又は中空(例えば、管状)であり得る。ロッド部材428は、第1の端部430と、遠位第2の端部432と、を含み得る。
【0092】
ロッド部材428の第1の端部430は、装着プレート402の頂端部に隣接して配設され得る。例えば、ロッド部材428の第1の端部430は、装着プレート402の頂端部に隣接して装着プレート402に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、リフティング組立体はまた、装着ブラケット446を含み得る。例えば、装着ブラケット446は、L字形状の装着ブラケットであり得る。L字形状の装着ブラケット446は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート402の頂端部において、又は頂端部に隣接して装着プレート402に結合され得る。L字形状の装着ブラケット446は、L字形状の装着ブラケット446を通って延在する(例えば、装着ブラケット446の平面部材のうちの1つを通って延在する)、細長い装着スロット448を含み得る。ロッド部材428の第1の端部430は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)L字形状の装着ブラケット446に結合され得、また、L字形状の装着ブラケット446の細長い装着スロット448を介して、装着プレート402の頂端部に対して横方向に調節可能であり得る。
【0093】
ロッド部材428の第2の端部432は、装着プレート402の底端部に隣接して配設され得る。例えば、ロッド部材428の第2の端部432は、装着プレート402の底端部に隣接して装着プレート402に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、リフティング組立体はまた、装着ブラケット444を含み得る。例えば、装着ブラケット444は、L字形状のブラケットであり得る。L字形状の装着ブラケット444は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート402の底端部において、又は底端部に隣接して装着プレート402に結合され得る。L字形状の装着ブラケット444は、L字形状の装着ブラケット444を通って延在する(例えば、装着ブラケット444の平面部材のうちの1つを通って延在する)、細長い装着スロット450を含み得る。ロッド部材428の第2の端部432は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)L字形状の装着ブラケット444に結合され得、また、L字形状の装着ブラケット444の細長い装着スロット450を介して、装着プレート402の底端部に対して横方向に調節可能であり得る。
【0094】
ロッド部材428は、計器(例えば、図2Aの計器250などの核計器)を直立させて、逆さまにして支持するように成形され得る。例えば、ロッド部材428は、その第1の端部430からその第2の端部432まで連続的に湾曲した形状などの、湾曲形状を有することができる。例えば、ロッド部材428は、その第1の端部430からその第2の端部432まで湾曲し得るか、又は曲線的に延在し得、また、装着プレート402の頂部から装着プレート402の底部まで湾曲し得るか、又は曲線的に延在し得る。例えば、ロッド部材428の曲率は、135~225度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、ロッド部材428の曲率は、約150~180度の範囲内であり得る。
【0095】
ロッド部材428は、ロッド部材428を通って延在する1つ以上のアパーチャ440a~e又はチャネルを含み得る。1つ以上のアパーチャ440a~eは、ロッド部材428の外周に沿った異なる点に位置決めされ得る。例えば、1つ以上のアパーチャ440a~eは、互いに1度以上(例えば、数度)オフセットされ得る。例えば、1つ以上のアパーチャ440a~eの各々の角度オフセットは、5~10度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、1つ以上のアパーチャ440a~eは、ロッド部材428の第1の端部430の近くに位置決めされ得、及び/又はロッド部材428の第2の端部432よりもロッド部材428の第1の端部430の近くに位置決めされ得る。
【0096】
1つ以上のアパーチャ440a~eはそれぞれ、該アパーチャを通してリングストップピンなどの(例えば、図1のピン136と同じ又は実質的に類似の)ピンを受容するようにサイズ決定、成形、及び構成され得る。ピンは、1つ以上のアパーチャ440a~eのうちの1つを通って延在する円筒部材、コッタピン、ボルト及びナット、又は別の部材であり得る。ピンは、1つ以上のアパーチャ440a~eのうちの1つを通して位置決めされたとき、1つ以上のアパーチャ440a~eのそれぞれ1つに隣接して、ロッド部材428の対向する側面のそれぞれから延在し得る。例えば、ピンは、数インチにわたって、ロッド部材428の対向する側面のそれぞれから延在し得る。例えば、ピンは、1~20インチの範囲内のいずれかだけ、ロッド部材428のそれぞれの対向する側面から延在し得る。例えば、ピンは、把持デバイス400が把持する計器と係合する前に、該把持デバイスが懸下する角度を調節するように、1つ以上のアパーチャ440a~eのうちのいずれか1つに取り外し可能に位置決めされ得る。例えば、把持デバイス400の前傾斜は、すなわち、頂部フォーク404が底部フォーク406よりも計器に近いとき、把持デバイス400を、計器ボス(例えば、図2A及び図2Bの計器ボス252)などの計器の一部分の上に設置するのを支援し得る。把持デバイス400の前傾斜を確立することにより、最初に、頂部フォーク404だけが計器(例えば、計器ボス252)の一部分の上に配置される。頂部フォーク404が計器の一部分の上にあり、支持ロープが下げられた(例えば、支持ロープの張力が低減された)時点で、重力が、頂部フォーク404と計器との接点の周りに把持デバイス400を回転させ、底部フォーク406が、計器との係合位置へ完全に移動する(例えば、計器が、底部フォーク406の細長い部材406a~bの間の位置へ移動する)ことを可能にする。
【0097】
把持デバイス400はまた、平面又は実質的に平面部材438を含み得る。部材438は、第1の平面又は実質的に平坦面と、対向する第2の平面又は実質的に平坦面と、を有し得る。部材438は、装着プレート402に結合され得、ロッド部材428と装着プレート402との間の大部分の空間を占有し得る。更に、部材438及びロッド部材428は、リング部材434が沿って移動し得るスロットを画定し得る。特定の実施例では、部材438の縁部の曲率は、ロッド部材428の内縁部の曲率に一致し得るか、又は相補的であり得る。部材438は、リング部材434に結合されたロープ、ワイヤ、又はケーブルによって画定される垂直軸の周りに把持デバイス400が回転する速度を低減するように構成され得る。例えば、垂直面のその比較的大きな表面積によって、部材438は、計器(例えば、図2Aの計器250)が水中に位置付けられることにより運動に対する抗力又は抵抗を提供することによって把持400の回転を妨げる。特定の実施例では、部材438は、鋼などの金属で作製され得、シートメタルとして構成され得る。
【0098】
別の実施例では、リフティング組立体は、ロッド部材428の代わりに、プレート部材302内に配設された細長いスロット304を有するプレート部材302(図3を参照されたい)を含み得る。プレート部材302は、(例えば、ボルト、ねじ、リベット、溶接、又はある構成要素を別の構成要素に結合するための任意の他の既知の方法を介して)装着プレート402に直接的又は間接的に結合され得る。例えば、プレート部材302は、プレート部材302を装着プレート402に結合するための装着プレート402に当接又は隣接して位置決めされる前縁部又は表面310を含み得る。プレート部材302は、第1の側面平坦面と、対向する第2の側面平坦面と、を含み得る。第1の側面平坦面及び第2の側面平坦面の各々は、(装着プレート402の中央プレートから直交方向に離れるなどの)装着プレート402の少なくとも一部分から離れて(例えば、直交方向に離れて)延在し得る。
【0099】
細長いスロット304は、第1の端部306と、遠位の第2の端部308と、を有し得る。細長いスロット304は、核計器を直立させて、逆さまにして支持するように成形され得る。例えば、細長いスロット304は、連続的に湾曲した形状などの湾曲形状を有し得る。例えば、細長いスロット304は、その第1の端部306からその第2の端部308まで湾曲状であり得る。例えば、細長いスロット304の曲率は、135~225度の範囲内のいずれかであり得る。例えば、細長いスロット304の曲率は、約150~180度の範囲内であり得る。
【0100】
リフティング組立体はまた、リング部材434と、又はロッド部材428若しくはプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)と相互作用する他の取り付けデバイスを含み得る。リング部材434は、リング部材434を通る開口部を画定する円形、長円形、丸みのある長方形、又は他の形状を有し得る。リング部材434は、リフティングライン(例えば、ロープ、ワイヤ、ケーブル、ラインなど)に取り外し可能に結合されるように、かつロッド部材428又はプレート部材302(図3を参照されたい)に結合されるように構成され得る。例えば、開口部は、ロッド部材428の周りにリング部材434が延在することを可能にするようにサイズ決定及び成形され得る。例えば、リング部材434は、ロッド部材428の内周面に沿って摺動するように構成され得る。リング部材434の開口部はまた、ピンの長さよりも短くなるようにサイズ決定及び成形され得る。例えば、ピンがピンアパーチャ440a~eのうちの1つに挿入されたとき、リング部材434の本体がピンに衝突して、リング部材434がロッド部材428に沿って一方向へ更に移動するのを阻止し得る。別の実施例では、リング部材434の開口部は、リング部材434がプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)を通って延在することを可能にするようにサイズ決定及び成形され得る。この実施例では、リング部材434は、プレート部材302のスロット304に沿って第1の端部306から遠位第2の端部308まで摺動するように構成され得る。例えば、リング部材434又は他の取り付けデバイスは、ロッド部材428の周りに配設し、又はプレート部材302のスロット304(図3を参照されたい)を通って延在し、(例えば、ロッド部材428又はスロット304の)曲率に沿って移動して、計器(例えば、図2Aの計器250)の一部分を逆さにするのを支援することができる。リング部材434は、鋼などの金属又は別の材料で構築され得、また、1つの部品又はともに結合された複数の部品で作製され得る。
【0101】
例えば、ロープ、ワイヤ、ライン、ケーブルなど(図示せず)が、把持デバイス400及び計器(例えば、図2Aの計器250)を持ち上げるために、リング部材434又は他の取り付けデバイスに取り外し可能に結合され得る。例えば、ロープ及び把持デバイス400が持ち上げられるとき、リング部材は、計器250の一部分が原子炉プールから完全に上昇するまで、ロッド部材428の湾曲面に沿って、又はプレート部材302(図3を参照されたい)のスロット304の湾曲面に沿って摺動し得る(被放射端部を有する部分などの、計器250の別の部分は、原子炉プール内に残る)。
【0102】
把持デバイス100、200を使用するための例示的な方法を下で説明する。図1A図3を参照すると、使用の準備として、長いロープ(図示せず)を、リフティングベイル上のリング部材134、234に確実に結合することができる。ロープが取り付けられるリング部材134、234を、リングストップピン136によって、ロッド部材228又はスロット304に沿った所望の初期位置にピン留めして、把持デバイス100、200が、所望の初期前傾斜を有する(例えば、頂部フォーク104、204が、底部フォーク106、206よりも外向きに延在する)ことを確実にし得る。調節された空気又は流体の供給源を、把持デバイス100、200のシリンダ118、218に流体的に結合された空気又は流体継手に取り付ける。シリンダ118、218は、シリンダロッド120、220及び取り付けられたピン116、216のシリンダストロークが適切であること、並びに明らかな空気又は流体の漏出がないことを確実にするために試験され得る。ロープを繰り出すことによって、把持デバイス100、200を、計器250の上端に結合された異なる把持物から以前に懸下されていた、使用済み核計器(例えば、計器250)の下端の深さまで水中に下げる。ロープ及び空気ラインを使用して、把持デバイス100、200の回転配向がユーザによって制御され得る。ユーザは、頂部フォーク104、204(例えば、第1の細長い部材104a、204a及び第2の細長い部材104b、204b)を計器250の一部分の周りに位置決めし、頂部フォーク104、204が計器のボス252の真上で(例えば、ボス252の頂縁部252aの上で)計器250に接触するまで、把持デバイス100、200を下げ得る。頂部フォーク104、204が計器250と接触したとき、重力が、底部フォーク106、206を、計器250上のボス252の下の(例えば、ボス252の底縁部252bの下方の)定位置に揺動させ得る。計器250を、頂部フォーク104、204の第1の細長い部材104a、204aと第2の細長い部材104b、204bとの間に、及び底部フォーク106、206の第1の細長い部材106a、206aと第2の細長い部材106b、206bとの間に位置決めすることにより、シリンダ118、218をストロークさせて、シリンダ118、218のシリンダロッド120、220の端部上のロッキングピン116、216を、第1の位置から第2の位置まで、並びにロッキングピン整列プレート112、212のアパーチャ114、214内に及び/又はそれを通して移動させることができる。ユーザは、ロッキングピン116、216がロッキングピン整列プレート112、212のアパーチャ114、214を通って延在していることを視覚的に検証し得る。次いで、ロープを持ち上げて、把持デバイス100、200及び計器250を所望の高さまで上昇させ得る。
【0103】
把持デバイス100、200は、計器250の確実な捕捉を提供し得る(例えば、把持デバイス100、200を計器250と係合させ、ロッキングピン116、216がロッキングピン整列プレート112、212のアパーチャ114、214を通って延在した時点で、把持デバイス100、200は、計器250を保持するために、シリンダ118、218に対する空気圧又は流体圧に依存しない)。把持デバイス100、200は、簡単に設置するように特別に設計されている。把持デバイス100、200のフォーク104、106及び204、206は、把持デバイス100、200を計器250の上へ誘導して、それを捕捉するのを容易にし得る。追加的に、把持デバイス100、200の設計された前傾斜は、除荷した場合、把持デバイス100、200が計器250を下方に摺動して、頂部フォーク104、204が計器ボス252と接触したとき、底部フォーク106、206が、重力により、ボス252の下方の計器の下部分の周りの位置に移動するようにし得る。
【0104】
特定の構成を説明してきたが、本明細書の構成は、限定的なものではなく、あらゆる点で可能な構成であることを意図しているので、その範囲を、記載された特定の構成に限定することを意図するものではない。
【0105】
特に明記されない限り、本明細書に示される任意の方法が、そのステップが特定の順序で実施されることを要求するものとして解釈されることは決して意図されない。したがって、方法請求項がそのステップが従う順序を実際に列挙しないか、又は特許請求の範囲若しくは説明において、ステップが特定の順序に限定されるべきであると具体的に記述されない場合、いかなる点においても、順序が推論されることは決して意図されない。これは、ステップ又は動作フローの配置に関する論理の問題、文法的な構成又は句読点に由来する明白な意味、本明細書に記載されている構成の数又はタイプを含む、解釈のための任意の可能な非明示的根拠にあてはまる。
【0106】
範囲又は趣旨を逸脱することなく、様々な修正及び変更が行われ得ることが、当業者に明らかになるであろう。本明細書に記載される明細書及び慣例の検討から、他の構成が当業者に明らかになるであろう。明細書及び記載される構成が、単に例示的なものとしてみなされ、真の範囲及び趣旨は、以下の特許請求の範囲によって示されていることが意図されている。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図4C
【国際調査報告】