(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-30
(54)【発明の名称】測定調整方法と端末
(51)【国際特許分類】
H04W 24/08 20090101AFI20231122BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20231122BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20231122BHJP
【FI】
H04W24/08
H04W16/28
H04W52/02 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023526176
(86)(22)【出願日】2021-10-26
(85)【翻訳文提出日】2023-06-26
(86)【国際出願番号】 CN2021126322
(87)【国際公開番号】W WO2022089402
(87)【国際公開日】2022-05-05
(31)【優先権主張番号】202011193863.7
(32)【優先日】2020-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】陳 力
(72)【発明者】
【氏名】潘 学明
(72)【発明者】
【氏名】姜 大潔
(72)【発明者】
【氏名】沈 暁冬
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067DD25
5K067DD43
5K067DD44
5K067DD45
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
(57)【要約】
本出願の実施例は、測定調整方法と端末を開示し、端末による無線リンク監視RLM測定調整とビーム障害検出BFD測定調整(例えば測定緩和、測定補強など)の実行をサポートせず、端末省電力の目的の達成に不利であり、無線リンクとビームの信頼性のさらなる向上にも不利であるという関連技術における問題を解決することができる。この方法は、端末が予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することを含み、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定調整方法であって、
端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することを含み、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む、測定調整方法。
【請求項2】
前記端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が無線リンク監視RLMの同期IS及び/又は同期外れOOSに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が無線リンク監視RLMに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がビーム障害検出BFDのビーム障害インスタンスBFIに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がビーム障害検出BFDに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が無線リソース管理RRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がS-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が予め設定される条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が無線リンク監視RLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がビーム障害検出BFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整を行うかどうかを判断することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項3】
前記端末が無線リンク監視RLMの同期IS及び/又は同期外れOOSに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が一つ又はM1個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN1個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN2個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM2個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN3個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM3個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
M1、M2、M3、N1、N2とN3は、1よりも大きい整数である、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項4】
前記端末が無線リンク監視RLMに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項5】
前記端末がビーム障害検出BFDのビーム障害インスタンスBFIに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が一つ又はN4個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM4個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM5個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN5個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM6個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
M4、M5、M6、N4、N5とN6は、1よりも大きい整数である、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項6】
前記測定調整方法は、以下の少なくとも一つを満たし、
M1、M2又はM3個の同期ISを検出したことは、連続的なM1、M2又はM3個の同期ISを検出したことと、予め設定される時間内にM1、M2又はM3個の同期ISを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なM1、M2又はM3個の同期ISを検出したこととのうちの一つを含み、
N1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したことは、連続的なN1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したことと、予め設定される時間内にN1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したこととのうちの一つを含み、
N4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したことは、連続的なN4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したことと、予め設定される時間内にN4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したこととのうちの一つを含み、
検出されたビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることは、検出された連続的なビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出されたビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出された連続的なビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることとのうちの一つを含む、請求項3又は5に記載の測定調整方法。
【請求項7】
前記端末がビーム障害検出BFDに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項8】
前記端末がRRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項9】
前記端末がS-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項10】
前記端末がネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項11】
前記第一の指示情報は、
無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和を行うよう前記端末に指示するための無線リソース制御RRCメッセージ、メディアアクセス制御制御ユニットMAC CE又は下りリンク制御情報DCIと、
時間領域同期TDS状態をアクティブ化するためのRRCメッセージ、MAC CE又はDCIアクティブ化コマンドと、
伝送配置指示TCI状態の追加又はリリースコマンドとのうちの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の測定調整方法。
【請求項12】
前記予め設定される条件は、第一の条件及び/又は第二の条件を含み、前記端末が予め設定される条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも低いことと、セル中央にあることと、省電力需要があることと、省電力モードにあることと、残存電力量が閾値よりも低いことと、DRX周期が閾値よりも大きいこととのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも高いことと、セルエッジにあることと、省電力需要がないことと、省電力モードにないことと、残存電力量が閾値よりも高いことと、DRX周期が閾値よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項13】
前記端末の移動速度は、前記端末の絶対移動レート関連指標と、予め設定される時間内に前記端末が在圈又は移動したセル/ビーム数と、ターゲット測定量の変化量大きさとのうちの少なくとも一つによって決定される、請求項12に記載の測定調整方法。
【請求項14】
前記端末が無線リンク監視RLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項15】
前記端末がビーム障害検出BFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整を行うかどうかを判断することは、
ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定緩和に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM正常測定にバックオフすることと、
ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定補強に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM正常測定にバックオフすることと、
ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定緩和に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項16】
前記端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断する前に、前記測定調整方法は、
前記端末がネットワーク側機器からの配置情報を受信することをさらに含み、前記配置情報は、測定調整関連パラメータを配置するために用いられる、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項17】
前記測定調整関連パラメータは、前記ネットワーク側機器が無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整をサポートすることを指示する、請求項16に記載の測定調整方法。
【請求項18】
前記測定調整関連パラメータは、
測定調整後の関連タイマーの値及び/又はカウンタの最大値と、
測定調整に入り又は退出することを判断するタイマーの閾値及び/又はカウンタの閾値又は予め設定される時間長又は予め設定される周期数と、
測定調整後の測定配置と、
前記端末による無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項16に記載の測定調整方法。
【請求項19】
前記端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断する前に、前記測定調整方法は、
前記端末が第二の指示情報を受信することをさらに含み、前記第二の指示情報は、測定調整関連パラメータを指示し、且つ無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うよう前記端末に指示するために用いられる、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項20】
前記第二の指示情報は、システム情報ブロックSIBメッセージ及び/又は事前指示メッセージに含まれ、
前記事前指示メッセージは、休止状態に入るGTS信号と、ウェイクアップ信号WUSと、下りリンク制御情報DCIとのうちの少なくとも一つを含む、請求項19に記載の測定調整方法。
【請求項21】
前記第二の指示情報は、SIBメッセージに含まれ、前記第二の指示情報は、
自セルが無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整をサポートするかどうかと、
自セル無線リンク監視RLMの測定調整関連パラメータと、
自セルビーム障害検出BFDの測定調整関連パラメータと、
自セルのタイプと、
自セルが前記端末による測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項20に記載の測定調整方法。
【請求項22】
前記測定調整方法は、
前記端末がネットワーク側機器に要求情報を送信することをさらに含み、前記要求情報は、前記端末が希望する無線リンク監視RLMの測定調整オプション及び/又はビーム障害検出BFDの測定調整オプションと、前記端末が希望する無線リンク監視RLMの測定調整関連パラメータ及び/又はビーム障害検出BFDの測定調整関連パラメータとのうちの少なくとも一つを含み、
前記測定調整オプションは、測定緩和と、測定補強と、正常測定とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項23】
前記予め設定されるルールに関連する配置は、
各端末と、各セル/セルグループと、各周波数領域/キャリア/帯域幅/帯域幅部分と、各端末の各周波数領域/キャリア/帯域幅/帯域幅部分と、各ビームとのうちの一つに対して配置される、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項24】
端末であって、
予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断するための測定調整モジュールを含み、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む、端末。
【請求項25】
前記測定調整モジュールは、
無線リンク監視RLMの同期IS及び/又は同期外れOOSに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
無線リンク監視RLMに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
ビーム障害検出BFDのビーム障害インスタンスBFIに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
ビーム障害検出BFDに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
無線リソース管理RRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
S-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
ネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
予め設定される条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
無線リンク監視RLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
ビーム障害検出BFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整を行うかどうかを判断することとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項24に記載の端末。
【請求項26】
前記測定調整モジュールは、
前記端末が一つ又はM1個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN1個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN2個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM2個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN3個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM3個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられ、
M1、M2、M3、N1、N2、とN3は、1よりも大きい整数である、請求項25に記載の端末。
【請求項27】
前記測定調整モジュールは、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項25に記載の端末。
【請求項28】
前記測定調整モジュールは、
前記端末が一つ又はN4個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM4個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM5個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN5個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM6個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられ、
M4、M5、M6、N4、N5とN6は、1よりも大きい整数である、請求項25に記載の端末。
【請求項29】
前記測定調整モジュールは、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項25に記載の端末。
【請求項30】
前記測定調整モジュールは、
RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項25に記載の端末。
【請求項31】
前記測定調整モジュールは、
S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項25に記載の端末。
【請求項32】
前記測定調整モジュールは、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項25に記載の端末。
【請求項33】
前記予め設定される条件は、第一の条件及び/又は第二の条件を含み、前記測定調整モジュールは、
第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられ、
前記第一の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも低いことと、セル中央にあることと、省電力需要があることと、省電力モードにあることと、残存電力量が閾値よりも低いことと、DRX周期が閾値よりも大きいこととのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも高いことと、セルエッジにあることと、省電力需要がないことと、省電力モードにないことと、残存電力量が閾値よりも高いことと、DRX周期が閾値よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む、請求項25に記載の端末。
【請求項34】
前記測定調整モジュールは、
無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項25に記載の端末。
【請求項35】
前記測定調整モジュールは、
ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定緩和に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM正常測定にバックオフすることと、
ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定補強に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM正常測定にバックオフすることと、
ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定緩和に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つに用いられる、請求項25に記載の端末。
【請求項36】
ネットワーク側機器からの配置情報を受信するための受信モジュールをさらに含み、前記配置情報は、測定調整関連パラメータを配置するために用いられる、請求項24に記載の端末。
【請求項37】
前記測定調整関連パラメータは、
測定調整後の関連タイマーの値及び/又はカウンタの最大値と、
測定調整に入り又は退出することを判断するタイマーの閾値及び/又はカウンタの閾値又は予め設定される時間長又は予め設定される周期数と、
測定調整後の測定配置と、
前記端末による無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項36に記載の端末。
【請求項38】
第二の指示情報を受信するための受信モジュールをさらに含み、前記第二の指示情報は、測定調整関連パラメータを指示し、且つ無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うよう前記端末に指示するために用いられる、請求項24に記載の端末。
【請求項39】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から23のいずれか1項に記載の測定調整方法を実現する、端末。
【請求項40】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から23のいずれか1項に記載の測定調整方法を実現する、可読記憶媒体。
【請求項41】
チップであって、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から23のいずれか1項に記載の測定調整方法を実現するために用いられる、チップ。
【請求項42】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的メモリに記憶されており、前記コンピュータプログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、請求項1から23のいずれか1項に記載の測定調整方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年10月30日に中国で提出された出願番号が202011193863.7であり、発明名称が「測定調整方法と端末」の中国特許出願の優先権を主張しており、同出願のすべての内容は、援用により本出願に取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的には測定調整方法と端末に関する。
【背景技術】
【0003】
端末省電力の時に、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)の指示又は事前指示信号(例えば、休止状態に入る信号など)の導入によって、後続の一つ又は複数の非連続受信(Discontinuous Reception、DRX)周期の物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)のモニタリングをスキップする。即ち端末は、DRXオンデュレーション(DRX on Duration)期間中に覚めてPDCCHをモニタリングし続ける必要がない。
【0004】
無線リンク及び/又はビームの信頼性を確保するために、端末は、一定の需要に応じて無線リンク監視(Radio Link Monitor、RLM)及び/又はビーム障害検出(Beam Failure Detection、BFD)を定期的に行う必要がある。例えば、各DRX周期又はいくつかのDRX周期に覚めてRLM及び/又はBFDを実行する。このように、PDCCHをモニタリングする必要がないと端末に指示するDCI又は事前指示信号があっても、端末は、覚めてRLM及び/又はBFDを実行する必要があり、省電力の目的を達成することができない。
【0005】
しかしながら、関連技術では、端末によるRLM測定調整とBFD測定調整(例えば測定緩和、測定補強)の実行をサポートせず、端末省電力の目的の達成に不利であり、無線リンクとビームの信頼性のさらなる向上にも不利である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例は、端末によるRLM測定調整とBFD測定調整(例えば測定緩和、測定補強)の実行をサポートせず、端末省電力の目的の達成に不利であり、無線リンクとビームの信頼性のさらなる向上にも不利であるという関連技術における問題を解決することができる測定調整方法と端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一の態様によれば、測定調整方法を提供し、前記方法は、端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することを含み、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む。
【0008】
第二の態様によれば、端末を提供し、この端末は、予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断するための測定調整モジュールを含み、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む。
【0009】
第三の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時に、第一の態様に記載の方法を実現する。
【0010】
第四の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時に、第一の態様に記載の方法を実現する。
【0011】
第五の態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、このコンピュータプログラム製品は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時に、第一の態様に記載の方法を実現する。
【0012】
第六の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、端末は、予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断し、さらに判断結果に基づいて測定調整を行うことができる。(RLM及び/又はBFD、以下同様)測定緩和、又は測定補強から正常測定にバックオフすることによって、端末省電力の実現に有利であり、測定補強、又は測定緩和から正常測定にバックオフすることによって、無線リンクとビームの信頼性のさらなる向上に有利である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本出願の一実施例による無線通信システムのブロック図である。
【
図2】本出願の一実施例による測定調整方法の概略フローチャートである。
【
図3】本出願の一実施例による端末の構造概略図である。
【
図4】本出願の一実施例による通信機器の構造概略図である。
【
図5】本出願の一実施例による端末の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述する。明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の数を限定しない。例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0017】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、上記で言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0018】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例は、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよい。ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、次世代ノードB(gNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0019】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例による測定調整方法と端末を詳細に説明する。
【0020】
図2に示すように、本出願の一つの実施例は、測定調整方法200を提供し、この方法は、端末により実行されてもよい。言い換えれば、この方法は、端末にインストールされたソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよく、この方法は、以下のステップを含む。
【0021】
S202:端末は、予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視(Radio Link Monitor、RLM)測定調整及び/又はビーム障害検出(Beam Failure Detection、BFD)測定調整を行うかどうかを判断し、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む。
【0022】
本明細書の各実施例で言及された測定調整は、特に明記しない限り、RLM測定調整と、BFD測定調整と、RLM測定調整及びBFD測定調整とを含んでもよい。
【0023】
この実施例における予め設定されるルールは、例えば、RLMの同期(In-Sync、IS)及び/又は同期外れ(Out-Of-Sync、OOS)、RLMに関連するタイマー、BFDのビーム障害インスタンス(Beam Failure Instance、BFI)、BFDに関連するタイマー、無線リソース管理(Radio Resource Management、RRM)測定緩和及び/又は補強の条件、S-測定(S-measure)基準、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうか、ネットワーク側機器の指示、予め設定される条件、RLM測定緩和及び/又は補強の条件、BFD測定緩和及び/又は補強の条件などのうちの少なくとも一つを含む。
【0024】
上記リストアップされている複数の予め設定されるルールは、組み合わせて使用してもよく、例えば、RLMに関連するタイマーが起動し且つN個のOOSが検出されてから測定補強を行うなどである。
【0025】
この実施例では、例えば、端末は、予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整を行うかどうかを判断し、RLM測定調整を行う必要があると判断した場合にRLM測定調整を行う。例えば、予め設定されるルールを満たす場合、RLM正常測定からRLM測定緩和に切り替え、又はRLM正常測定からRLM測定補強に切り替え、又はRLM測定緩和からRLM測定補強に直接に切り替え、又はRLM測定緩和からRLM正常測定にバックオフし、又はRLM測定補強からRLM正常測定にバックオフし、又はRLM測定補強からRLM測定緩和に直接に切り替える。
【0026】
この実施例では、また例えば、端末は、予め設定されるルールに基づいてBFD測定調整を行うかどうかを判断し、BFD測定調整を行う必要があると判断した場合にBFD測定調整を行う。例えば、予め設定されるルールを満たす場合、BFD正常測定からBFD測定緩和に切り替え、又はBFD正常測定からBFD測定補強に切り替え、又はBFD測定緩和からBFD測定補強に直接に切り替え、又はBFD測定緩和からBFD正常測定にバックオフし、又はBFD測定補強からBFD正常測定にバックオフし、又はBFD測定補強からBFD測定緩和に直接に切り替える。
【0027】
この実施例では、さらに例えば、端末は、予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整を行うかどうか及びBFD測定調整を行うかどうかを判断する。具体例は、上記二つの例の紹介を参照してもよい。
【0028】
本出願の実施例による測定調整方法では、端末は、予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断し、さらに判断結果に基づいて測定調整を行うことができる。(RLM及び/又はBFD、以下同様)測定緩和、又は測定補強から正常測定にバックオフすることによって、端末省電力の実現に有利であり、測定補強、又は測定緩和から正常測定にバックオフすることによって、無線リンクとビームの信頼性のさらなる向上に有利である。
【0029】
説明すべきこととして、本明細書の各実施例で言及された測定緩和、測定補強と正常測定は、相対的な概念であり、正常測定は、測定補強又は測定緩和していない測定状態であってもよい。正常測定は、具体的には、従来の技術に基づき又は従来の需要に応じて行われる測定、即ち測定緩和と測定補強を行わない通常測定(normal measurement)であってもよい。
【0030】
具体的には、本明細書の各実施例で言及された(RLM及び/又はBFD)測定緩和は、以下の少なくとも一つを含む。
【0031】
1、時間領域RLM及び/又はBFD測定緩和であって、
a)RLM及び/又はBFD測定のL1測定周期が伸長し又は測定サンプリングのサンプル(sample)数が減少することと、
b)正常測定が測定周期P1を使用し、測定緩和が測定周期P2を使用し、測定補強が測定周期P3を使用する。ここで、P3<P2<P1であることと、
c)RLM及び/又はBFD測定のL2/L3指示(又はL2/L3測定という)間隔が伸長することと、
d)RLM及び/又はBFDに対応する測定需要を緩和することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0032】
2、一定期間内に、RLM及び/又はBFD測定を行わず、又はRLM及び/又はBFD測定を減少させる。
【0033】
3、一定期間内に、RLM及び/又はBFD上位層指示を行わず、又はRLM及び/又はBFD上位層指示を減少させる。
【0034】
4、空間領域RLM及び/又はBFD測定緩和である。即ちRLM及び/又はBFD測定ビームが減少し、又はビーム上の対応する時間領域周波数領域測定が緩和する。
【0035】
5、RLM及び/又はBFD測定のリファレンス信号の数を減少させる。
【0036】
具体的には、本明細書の各実施例に言及された(RLM及び/又はBFD)測定補強は、以下の少なくとも一つを含む。
【0037】
1、時間領域RLM及び/又はBFD測定補強であって、
a)RLM及び/又はBFD測定のL1測定周期が低減し又は測定サンプリングのサンプル(sample)数が増加することと、
b)正常測定が測定周期P1を使用し、測定緩和が測定周期P2を使用し、測定補強が測定周期P3を使用する。ここで、P3<P2<P1であることと、
c)RLM及び/又はBFD測定のL2/L3指示(又はL2/L3測定という)間隔が低減することと、
d)RLM及び/又はBFDに対応する測定需要を補強することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0038】
2、一定期間内に、RLM及び/又はBFD測定を増加させる。
【0039】
3、一定期間内に、RLM及び/又はBFD上位層指示を増加させる。
【0040】
4、空間領域RLM及び/又はBFD測定補強である。即ちRLM及び/又はBFD測定ビームが増加し、又はビーム上の対応する時間領域周波数領域測定が補強される。
【0041】
5、RLM及び/又はBFD測定のリファレンス信号の数を増加させる。
【0042】
実施例100に言及された、端末が予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、以下の1~10のうちの少なくとも一つを含む。
【0043】
1、前記端末は、RLMの同期IS及び/又は同期外れOOSに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0044】
選択的に、前記端末がRLMのIS及び/又はOOSに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)前記端末が一つ又はM1個のISを検出した(又は上位層が下位層からの一つ又はM1個のIS指示を受信した、以下同様)場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN1個のOOSを検出した(又は上位層が下位層からの一つ又はN1個のOOS指示を受信した、以下同様)場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)前記端末が一つ又はN2個のOOSを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM2個のISを検出した場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)前記端末が一つ又はN3個のOOSを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM3個のISを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0045】
ここで、M1、M2、M3、N1、N2とN3は、1よりも大きい整数であり、上記これらの数値は、等しくてもよい。例えば、M1、M2、M3は、等しく、N1、N2とN3は、等しく、無論、上記これらの数値は、等しくなくてもよい。
【0046】
2、前記端末は、RLMに関連するタイマーに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0047】
選択的に、端末がRLMに関連するタイマーに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0048】
この実施例における第一の計時器は、RLMプロセスにおけるT310タイマーであってもよく、この実施例における第二の計時器は、RLMプロセスにおいて新たに定義されたタイマーであってもよい。例えば、端末は、一定条件を満たす場合に第二の計時器を起動させ、且つRLM及び/又はBFD測定調整を実行し、第二のタイマーがタイムアウトする場合に、再度RLM及び/又はBFD測定調整を実行する。
【0049】
3、前記端末は、BFDのBFIに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0050】
選択的に、前記端末がBFDのBFIに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)前記端末が一つ又はN4個のBFIを検出した(又は上位層が下位層からの一つ又はN4個のBFI指示を受信した、以下同様)場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内(例えば、L1個の周期内)にBFIが検出されず又は検出されたBFIがM4個以下である場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)前記端末により予め設定される時間内にBFIが検出されず又は検出されたBFIがM5個以下である場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN5個のBFIを検出した場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)前記端末が一つ又はN6個のBFIを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にBFIが検出されず又は検出されたBFIがM6個以下である場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0051】
ここで、前記の予め設定される時間は、さらに予め設定される数の測定周期内にあることを指してもよく、そのうちの予め設定される時間と予め設定される周期の数は、ネットワーク側により配置されてもよく、又はプロトコルにより約定されてもよい。
【0052】
ここで、M4、M5、M6、N4、N5とN6は、1よりも大きい整数であり、上記これらの数値は、等しくてもよい。例えば、M4、M5、M6は、等しく、N4、N5とN6は、等しく、無論、上記これらの数値は、等しくなくてもよい。
【0053】
さらに、上記M1~M6、N1~N6、予め設定される時間などのパラメータは、プロトコルにより約定されてもよく又はネットワーク側機器の配置によって実現されてもよい。
【0054】
選択的に、前文の実施例に言及された、M1、M2又はM3個のISを検出したことは、連続的なM1、M2又はM3個のISを検出したことと、予め設定される時間内にM1、M2又はM3個のISを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なM1、M2又はM3個のISを検出したこととのうちの一つを含む。
【0055】
選択的に、前文の実施例に言及された、N1、N2又はN3個のOOSを検出したことは、連続的なN1、N2又はN3個のOOSを検出したことと、予め設定される時間内にN1、N2又はN3個のOOSを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN1、N2又はN3個のOOSを検出したこととのうちの一つを含む。
【0056】
選択的に、前文の実施例に言及された、N4、N5又はN6個のBFIを検出したことは、連続的なN4、N5又はN6個のBFIを検出したことと、予め設定される時間内にN4、N5又はN6個のBFIを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN4、N5又はN6個のBFIを検出したこととのうちの一つを含む。
【0057】
選択的に、前文の実施例に言及された、検出されたBFIがM4、M5又はM6個以下であることは、検出された連続的なBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出されたBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出された連続的なBFIがM4、M5又はM6個以下であることとのうちの一つを含む。
【0058】
ここで、前記の予め設定される時間は、さらに予め設定される数の測定周期内にあることを指してもよく、そのうちの予め設定される時間と予め設定される周期の数は、ネットワーク側により配置されてもよく、又はプロトコルにより約定されてもよい。
【0059】
4、前記端末は、BFDに関連するタイマーに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0060】
選択的に、端末がBFDに関連するタイマーに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0061】
この実施例における第一の計時器は、BFDプロセスにおけるビーム障害検出タイマー(beamFailureDetectionTimer)であってもよく、この実施例における第二の計時器は、BFDプロセスにおいて新たに定義されたタイマーであってもよい。例えば、端末は、一定条件を満たす場合に第二の計時器を起動させ、且つRLM及び/又はBFD測定調整を実行し、第二のタイマーがタイムアウトする場合に、再度RLM及び/又はBFD測定調整を実行する。
【0062】
5、前記端末は、RRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0063】
選択的に、前記端末がRRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてRLM及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定緩和の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0064】
6、前記端末は、S-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0065】
この実施例に言及された、S-測定基準を満たすことは、自セル測定値>異周波数隣接セル測定をオンにする閾値SnonIntrasSearch、又は自セル測定値>同一周波数隣接セル測定をオンにする閾値SintraSearchを含む。
【0066】
選択的に、前記端末がS-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0067】
7、前記端末は、ネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0068】
選択的に、前記端末がネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0069】
前記第一の指示情報は、
1)RLM及び/又はBFD測定緩和を行うよう前記端末に指示するためのRRCメッセージ、メディアアクセス制御制御ユニット(Media Access Control-Control Element、MAC CE)又は下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)と、
2)時間領域同期(Time Domain Synchronous、TDS)状態をアクティブ化するためのRRCメッセージ、MAC CE又はDCIアクティブ化コマンドと、
3)伝送配置指示(Transmission Configuration Indicator、TCI)状態の追加(addition)又はリリース(release)コマンドとのうちの少なくとも一つを含む。
【0070】
8、前記端末は、予め設定される条件に基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0071】
選択的に、前記予め設定される条件は、第一の条件及び/又は第二の条件を含み、前記端末が予め設定される条件に基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)第一の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
2)第二の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、第一の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフすることと、
3)第一の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0072】
ここで、前記第一の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも低いことと、セル中央にあることと、省電力需要があることと、省電力モードにあることと、残存電力量が閾値よりも低いことと、DRX周期が閾値よりも大きいことと、端末のトラフィックに対する遅延要求が厳しくないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0073】
前記第二の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも高いことと、セルエッジにあることと、省電力需要がないことと、省電力モードにないことと、残存電力量が閾値よりも高いことと、DRX周期が閾値よりも小さいことと、端末のトラフィックに対する遅延要求が厳しいこととのうちの少なくとも一つを含む。この実施例では、前記端末の移動速度は、前記端末の絶対移動レート関連指標と、予め設定される時間内に前記端末が在圈又は移動したセル/ビーム数と、ターゲット測定量の変化量大きさとのうちの少なくとも一つによって決定される。
【0074】
この実施例は、端末の位置(例えば経度と緯度、又はあるセルに対する方位角、どのセルのどのbeamに在圈するかなど)を考慮し、ネットワークプランニングネットワーク最適化ビッグデータの角度から、ネットワークにはいくつかの特殊領域が存在し、特殊領域のネットワーク品質の変化が比較的速く、又は複数のセル/beamが覆われる。この時、端末が特殊領域に入ると、より頻繁なRLM/BFD(即ち測定補強)をトリガーして、通信性能を確保し、さらに端末位置と他の組み合わせまで広がる。
【0075】
9、前記端末は、RLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0076】
選択的に、前記端末がRLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてBFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)RLM測定緩和の条件を満たし又はRLM測定補強の条件を満たさない場合、BFD測定緩和に切り替え、又は、RLM測定緩和の条件を満たさない場合、BFD正常測定にバックオフすることと、
2)RLM測定補強の条件を満たし又はRLM測定緩和の条件を満たさない場合、BFD測定補強に切り替え、又は、RLM測定補強の条件を満たさない場合、BFD正常測定にバックオフすることと、
3)RLM測定緩和の条件を満たし又はRLM測定補強の条件を満たさない場合、BFD測定緩和に切り替え、又は、RLM測定補強の条件を満たし又はRLM測定緩和の条件を満たさない場合、BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0077】
10、前記端末は、BFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてRLM測定調整を行うかどうかを判断する。
【0078】
ここで説明すべきこととして、上記のRLM測定調整の条件は、本発明で定義されたRLM測定調整条件であってもよく、本発明外で定義されたRLM測定調整の他の条件であってもよい。
【0079】
選択的に、前記端末がBFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてRLM測定調整を行うかどうかを判断することは、
1)BFD測定緩和の条件を満たし又はBFD測定補強の条件を満たさない場合、RLM測定緩和に切り替え、又は、BFD測定緩和の条件を満たさない場合、RLM正常測定にバックオフすることと、
2)BFD測定補強の条件を満たし又はBFD測定緩和の条件を満たさない場合、RLM測定補強に切り替え、又は、BFD測定補強の条件を満たさない場合、RLM正常測定にバックオフすることと、
3)BFD測定緩和の条件を満たし又はBFD測定補強の条件を満たさない場合、RLM測定緩和に切り替え、又は、BFD測定補強の条件を満たし又はBFD測定緩和の条件を満たさない場合、RLM測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0080】
ここで説明すべきこととして、上記のBFD測定調整の条件は、本発明で定義されたBFD測定調整条件であってもよく、本発明外で定義されたBFD測定調整の他の条件であってもよい。
【0081】
選択的に、前文の各実施例では、前記端末が予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する前に、前記方法は、前記端末がネットワーク側機器からの配置情報を受信することをさらに含み、前記配置情報は、測定調整関連パラメータを配置するために用いられる。
【0082】
この配置情報は、ブロードキャストメッセージ、システムメッセージ、RRC専用メッセージによって端末に配置されてもよい。
【0083】
上記測定調整関連パラメータは、前記ネットワーク側機器がRLM測定調整及び/又はBFD測定調整をサポートすることを指示する。具体的には、ネットワーク側機器に測定調整関連パラメータが配置されれば、前記測定調整をサポートすることを黙示的に指示する。
【0084】
上記測定調整関連パラメータは、
1)測定調整後の関連タイマーの値及び/又はカウンタの最大値、例えばT310、T311、N310、N311又はBFIのカウンタと、
2)測定調整に入り又は退出することを判断するタイマーの閾値及び/又はカウンタの閾値(即ち前文の実施例で言及されたN1~N6、M1~M6など)又は予め設定される時間長又は予め設定される周期数と、
3)測定調整後の測定周期と、測定間隔と、測定需要と、どのくらいの時間で測定する必要がないかと、どのくらいの時間で測定する必要があるかと、RLM/BFD関連需要とを含む測定調整後の測定配置と、
4)前記端末によるRLM及び/又はBFD測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0085】
選択的に、前文の各実施例では、前記端末が予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する前に、前記方法は、前記端末が第二の指示情報を受信することをさらに含み、前記第二の指示情報は、測定調整関連パラメータを指示し、且つRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うよう前記端末に指示するために用いられる。
【0086】
一例では、前記第二の指示情報は、システム情報ブロックSIBメッセージ及び/又は事前指示メッセージに含まれる。ここで、前記事前指示メッセージは、休止状態に入る(Go-To-Sleep、GTS)信号と、ウェイクアップ信号(Wake-Up-Signaling、WUS)とのうちの少なくとも一つを含み、そのうちのDCIは、スケジューリングDCI又は他の新たに設計されたDCIを含む。
【0087】
一つの具体的な例では、前記第二の指示情報は、SIBメッセージに含まれ、前記第二の指示情報は、1)自セルがRLM測定調整及び/又はBFD測定調整をサポートするかどうかと、2)自セルRLMの測定調整関連パラメータと、3)自セルBFDの測定調整関連パラメータと、4)自セルのタイプ、例えば室内、室外マクロセル、室外マイクロセルなどと、5)自セルが前記端末による測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0088】
前文の各実施例は、前記端末がネットワーク側機器に要求情報を送信するというステップをさらに含んでもよく、前記要求情報は、前記端末が希望する(reqiured、又は要求するrequest又は好ましいpreferredという)RLMの測定調整オプション及び/又はBFDの測定調整オプションと、前記端末が希望するRLMの測定調整関連パラメータ及び/又はBFDの測定調整関連パラメータとのうちの少なくとも一つを含み、前記測定調整オプションは、測定緩和と、測定補強と、正常測定とのうちの少なくとも一つを含む。上記測定調整関連パラメータは、上記各実施例のいくつかのタイマー閾値と、上記のいくつかの測定調整持続時間などとのうちの少なくとも一つを含む。
【0089】
具体的には、上記要求情報は、ユーザ補助情報(UE assistance information、UAI)、又は上りリンク情報(UE uplink information)において伝送されてもよい。
【0090】
選択的に、前文の各実施例に言及された、前記予め設定されるルールに関連する配置(無論、この配置は、上記予め設定されるルールを配置するために用いられるだけでない)は、以下の1)から5)のうちの一つに対して配置される。
【0091】
1)各端末、即ちPer-UE配置であって、ネットワークにより各端末のために単独の測定調整判断関連パラメータ(前文の実施例における予め設定されるルールに対応する)を配置する。
【0092】
2)各セル/セルグループであって、例えば、ネットワークにより一つのセル範囲内で配置された測定調整判断関連パラメータが一致し、端末は、セル範囲内で関連パラメータを応用する。
【0093】
3)各周波数領域/キャリア/帯域幅/帯域幅部分、即ちPer-frequency/carrier/band/BWP配置であって、例えば、ネットワークにより一つのfrequency/carrier/band/BWP範囲内で配置された測定調整判断関連パラメータが一致する。
【0094】
4)各端末の各周波数領域/キャリア/帯域幅/帯域幅部分、即ちPer-UE per-frequency/carrier/band/BWP配置であって、例えば、ネットワークにより各端末に対して一つのfrequency/carrier/band/BWP範囲内で配置された測定調整判断関連パラメータが一致する。
【0095】
5)各ビーム、即ちPer-Beam配置である。
【0096】
説明すべきこととして、本出願の実施例による測定調整方法について、実行本体は、端末であってもよく、又は、この端末における測定調整方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、端末が測定調整方法を実行することを例にし、本出願の実施例による端末を説明する。
【0097】
図3は、本出願の実施例による端末の構造概略図であり、
図3に示すように、端末300は、以下のようなモジュールを含む。
【0098】
測定調整モジュール302であって、予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断するために用いられてもよく、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む。
【0099】
本出願の実施例では、端末は、予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断し、さらに判断結果に基づいて測定調整を行うことができる。(RLM及び/又はBFD、以下同様)測定緩和、又は測定補強から正常測定にバックオフすることによって、端末省電力の実現に有利であり、測定補強、又は測定緩和から正常測定にバックオフすることによって、無線リンクとビームの信頼性のさらなる向上に有利である。
【0100】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から10)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0101】
1)前記端末は、RLMの同期IS及び/又は同期外れOOSに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0102】
2)前記端末は、RLMに関連するタイマーに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0103】
3)前記端末は、BFDのビーム障害インスタンスBFIに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0104】
4)前記端末は、BFDに関連するタイマーに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0105】
5)前記端末は、無線リソース管理RRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0106】
6)前記端末は、S-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0107】
7)前記端末は、ネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0108】
8)前記端末は、予め設定される条件に基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0109】
9)前記端末は、RLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてBFD測定調整を行うかどうかを判断する。
【0110】
10)前記端末は、BFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてRLM測定調整を行うかどうかを判断する。
【0111】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0112】
1)前記端末が一つ又はM1個のISを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN1個のOOSを検出した場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0113】
2)前記端末が一つ又はN2個のOOSを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM2個のISを検出した場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0114】
3)前記端末が一つ又はN3個のOOSを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM3個のISを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替える。
【0115】
ここで、M1、M2、M3、N1、N2とN3は、1よりも大きい整数である。
【0116】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0117】
1)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0118】
2)前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0119】
3)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替える。
【0120】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0121】
1)前記端末が一つ又はN4個のBFIを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にBFIが検出されず又は検出されたBFIがM4個以下である場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0122】
2)前記端末により予め設定される時間内にBFIが検出されず又は検出されたBFIがM5個以下である場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN5個のBFIを検出した場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0123】
3)前記端末が一つ又はN6個のBFIを検出した場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にBFIが検出されず又は検出されたBFIがM6個以下である場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替える。
【0124】
ここで、M4、M5、M6、N4、N5とN6は、1よりも大きい整数である。
【0125】
選択的に、一つの実施例として、以下の1)から4)のうちの少なくとも一つを満たす。
【0126】
1)前記の、M1、M2又はM3個のISを検出したことは、連続的なM1、M2又はM3個のISを検出したことと、予め設定される時間内にM1、M2又はM3個のISを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なM1、M2又はM3個のISを検出したこととのうちの一つを含む。
【0127】
2)前記の、N1、N2又はN3個のOOSを検出したことは、連続的なN1、N2又はN3個のOOSを検出したことと、予め設定される時間内にN1、N2又はN3個のOOSを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN1、N2又はN3個のOOSを検出したこととのうちの一つを含む。
【0128】
3)前記の、N4、N5又はN6個のBFIを検出したことは、連続的なN4、N5又はN6個のBFIを検出したことと、予め設定される時間内にN4、N5又はN6個のBFIを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN4、N5又はN6個のBFIを検出したこととのうちの一つを含む。
【0129】
4)検出されたBFIがM4、M5又はM6個以下であることは、検出された連続的なBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出されたBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出された連続的なBFIがM4、M5又はM6個以下であることとのうちの一つを含む。
【0130】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0131】
1)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0132】
2)前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0133】
3)前記端末が第一の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替える。
【0134】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0135】
1)RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定緩和の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0136】
2)RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0137】
3)RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替える。
【0138】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0139】
1)S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0140】
2)S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0141】
3)S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替える。
【0142】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0143】
1)前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0144】
2)前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0145】
3)前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替える。
【0146】
選択的に、一つの実施例として、前記第一の指示情報は、
1)RLM及び/又はBFD測定緩和を行うよう前記端末に指示するためのRRCメッセージ、MAC CE又はDCIと、
2)時間領域同期TDS状態をアクティブ化するためのRRCメッセージ、MAC CE又はDCIアクティブ化コマンドと、
3)伝送配置指示TCI状態の追加又はリリースコマンドとのうちの少なくとも一つを含む。
【0147】
選択的に、一つの実施例として、前記予め設定される条件は、第一の条件及び/又は第二の条件を含み、前記測定調整モジュール302は、以下の少なくとも一つに用いられてもよい。
【0148】
1)第一の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0149】
2)第二の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替え、又は、第一の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD正常測定にバックオフする。
【0150】
3)第一の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、RLM及び/又はBFD測定補強に切り替える。
【0151】
ここで、前記第一の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも低いことと、セル中央にあることと、省電力需要があることと、省電力モードにあることと、残存電力量が閾値よりも低いことと、DRX周期が閾値よりも大きいことと、端末のトラフィックに対する遅延要求が厳しくないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0152】
前記第二の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも高いことと、セルエッジにあることと、省電力需要がないことと、省電力モードにないことと、残存電力量が閾値よりも高いことと、DRX周期が閾値よりも小さいことと、端末のトラフィックに対する遅延要求が厳しいこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0153】
選択的に、一つの実施例として、前記端末の移動速度は、前記端末の絶対移動レート関連指標と、予め設定される時間内に前記端末が在圈又は移動したセル/ビーム数と、ターゲット測定量の変化量大きさとのうちの少なくとも一つによって決定される。
【0154】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0155】
1)RLM測定緩和の条件を満たし又はRLM測定補強の条件を満たさない場合、BFD測定緩和に切り替え、又は、RLM測定緩和の条件を満たさない場合、BFD正常測定にバックオフする。
【0156】
2)RLM測定補強の条件を満たし又はRLM測定緩和の条件を満たさない場合、BFD測定補強に切り替え、又は、RLM測定補強の条件を満たさない場合、BFD正常測定にバックオフする。
【0157】
3)RLM測定緩和の条件を満たし又はRLM測定補強の条件を満たさない場合、BFD測定緩和に切り替え、又は、RLM測定補強の条件を満たし又はRLM測定緩和の条件を満たさない場合、BFD測定補強に切り替える。
【0158】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整モジュール302は、以下の1)から3)のうちの少なくとも一つに用いられてもよい。
【0159】
1)BFD測定緩和の条件を満たし又はBFD測定補強の条件を満たさない場合、RLM測定緩和に切り替え、又は、BFD測定緩和の条件を満たさない場合、RLM正常測定にバックオフする。
【0160】
2)BFD測定補強の条件を満たし又はBFD測定緩和の条件を満たさない場合、RLM測定補強に切り替え、又は、BFD測定補強の条件を満たさない場合、RLM正常測定にバックオフする。
【0161】
3)BFD測定緩和の条件を満たし又はBFD測定補強の条件を満たさない場合、RLM測定緩和に切り替え、又は、BFD測定補強の条件を満たし又はBFD測定緩和の条件を満たさない場合、RLM測定補強に切り替える。
【0162】
選択的に、一つの実施例として、前記端末300は、ネットワーク側機器からの配置情報を受信するために用いられてもよい受信モジュールをさらに含み、前記配置情報は、測定調整関連パラメータを配置するために用いられる。
【0163】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整関連パラメータは、前記ネットワーク側機器がRLM測定調整及び/又はBFD測定調整をサポートすることを指示する。
【0164】
選択的に、一つの実施例として、前記測定調整関連パラメータは、1)測定調整後の関連タイマーの値及び/又はカウンタの最大値と、2)測定調整に入り又は退出することを判断するタイマーの閾値及び/又はカウンタの閾値又は予め設定される時間長又は予め設定される周期数と、3)測定調整後の測定配置と、4)前記端末によるRLM及び/又はBFD測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0165】
選択的に、一つの実施例として、前記端末300は、第二の指示情報を受信するために用いられてもよい受信モジュールをさらに含み、前記第二の指示情報は、測定調整関連パラメータを指示し、且つRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うよう前記端末に指示するために用いられる。
【0166】
選択的に、一つの実施例として、前記第二の指示情報は、システム情報ブロックSIBメッセージ及び/又は事前指示メッセージに含まれる。ここで、前記事前指示メッセージは、休止状態に入るGTS信号と、ウェイクアップ信号WUSと、下りリンク制御情報DCIとのうちの少なくとも一つを含む。
【0167】
選択的に、一つの実施例として、前記第二の指示情報は、SIBメッセージに含まれ、前記第二の指示情報は、自セルがRLM測定調整及び/又はBFD測定調整をサポートするかどうかと、自セルRLMの測定調整関連パラメータと、自セルBFDの測定調整関連パラメータと、自セルのタイプと、自セルが前記端末による測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
【0168】
選択的に、一つの実施例として、前記端末300は、ネットワーク側機器に要求情報を送信するために用いられてもよい送信モジュールをさらに含み、前記要求情報は、前記端末が希望するRLMの測定調整オプション及び/又はBFDの測定調整オプションと、前記端末が希望するRLMの測定調整関連パラメータ及び/又はBFDの測定調整関連パラメータとのうちの少なくとも一つを含み、前記測定調整オプションは、測定緩和と、測定補強と、正常測定とのうちの少なくとも一つを含む。
【0169】
選択的に、一つの実施例として、前記予め設定されるルールに関連する配置は、各端末と、各セル/セルグループと、各周波数領域/キャリア/帯域幅/帯域幅部分と、各端末の各周波数領域/キャリア/帯域幅/帯域幅部分と、各ビームとのうちの一つに対して配置される。
【0170】
本出願の実施例による端末300は、本出願の実施例に対応する方法200のフローを参照できるとともに、この端末300における各ユニット/モジュールと上記他の操作及び/又は機能は、それぞれ方法200における該当するフローを実現するために用いられ、且つ同じ又は同等の技術的効果を達成することができ、簡潔のため、ここではこれ以上説明しない。
【0171】
本出願の実施例における端末は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0172】
本出願の実施例における端末は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0173】
本出願の実施例による端末は、
図2の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0174】
選択的に、
図4に示すように、本出願の実施例は、通信機器400をさらに提供し、プロセッサ401と、メモリ402と、メモリ402に記憶されており、且つ前記プロセッサ401上で運行できるプログラム又は命令とを含む。例えばこの通信機器400が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ401により実行される時、上記測定調整方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0175】
図5は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図である。
【0176】
この端末500は、無線周波数ユニット501、ネットワークモジュール502、オーディオ出力ユニット503、入力ユニット504、センサ505、表示ユニット506、ユーザ入力ユニット507、インターフェースユニット508、メモリ509、及びプロセッサ510などの部材を含むが、それらに限らない。
【0177】
当業者であれば理解できるように、端末500は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ510にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
図5に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここではこれ以上説明しない。
【0178】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット504は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)5041とマイクロホン5042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ5041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット506は、表示パネル5061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル5061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット507は、タッチパネル5071及び他の入力機器5072を含む。タッチパネル5071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル5071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器5072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここではこれ以上説明しない。
【0179】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット501は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ510に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット501は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0180】
メモリ509は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ509は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよい。ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ509は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよい。ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0181】
プロセッサ510は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ510は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ510に統合されなくてもよい。
【0182】
ここで、プロセッサ510は、予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断するために用いられ、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む。
【0183】
本出願の実施例では、端末は、予め設定されるルールに基づいてRLM測定調整及び/又はBFD測定調整を行うかどうかを判断し、さらに判断結果に基づいて測定調整を行うことができる。(RLM及び/又はBFD、以下同様)測定緩和、又は測定補強から正常測定にバックオフすることによって、端末省電力の実現に有利であり、測定補強、又は測定緩和から正常測定にバックオフすることによって、無線リンクとビームの信頼性のさらなる向上に有利である。
【0184】
本出願の実施例による端末500は、さらに上記測定調整方法の実施例の各プロセスを実現することができ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0185】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、揮発性であってもよく、非揮発性であってもよく、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記測定調整方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0186】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサであってもよい。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0187】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記測定調整方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0188】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0189】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的メモリに記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、上記測定調整方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0190】
本出願の実施例は、通信機器をさらに提供し、上記測定調整方法の実施例の各プロセスを実行するように構成され、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0191】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は記載された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよい。例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0192】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0193】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【手続補正書】
【提出日】2023-06-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
測定調整方法であって、
端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することを含み、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む、測定調整方法。
【請求項2】
前記端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が無線リンク監視RLMの同期IS及び/又は同期外れOOSに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が無線リンク監視RLMに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がビーム障害検出BFDのビーム障害インスタンスBFIに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がビーム障害検出BFDに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が無線リソース管理RRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がS-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が予め設定される条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末が無線リンク監視RLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することと、
前記端末がビーム障害検出BFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整を行うかどうかを判断することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項3】
前記端末が無線リンク監視RLMの同期IS及び/又は同期外れOOSに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が一つ又はM1個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN1個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN2個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM2個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN3個の同期外れOOSを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が一つ又はM3個の同期ISを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
M1、M2、M3、N1、N2とN3は、1よりも大きい整数であ
り、
又は、
前記端末が無線リンク監視RLMに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記端末がビーム障害検出BFDのビーム障害インスタンスBFIに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が一つ又はN4個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM4個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM5個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が一つ又はN5個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が一つ又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末により予め設定される時間内にビーム障害インスタンスBFIが検出されず又は検出されたビーム障害インスタンスBFIがM6個以下である場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
M4、M5、M6、N4、N5とN6は、1よりも大きい整数である、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項4】
前記測定調整方法は、以下の少なくとも一つを満たし、
M1、M2又はM3個の同期ISを検出したことは、連続的なM1、M2又はM3個の同期ISを検出したことと、予め設定される時間内にM1、M2又はM3個の同期ISを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なM1、M2又はM3個の同期ISを検出したこととのうちの一つを含み、
N1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したことは、連続的なN1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したことと、予め設定される時間内にN1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN1、N2又はN3個の同期外れOOSを検出したこととのうちの一つを含み、
N4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したことは、連続的なN4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したことと、予め設定される時間内にN4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したことと、予め設定される時間内に連続的なN4、N5又はN6個のビーム障害インスタンスBFIを検出したこととのうちの一つを含み、
検出されたビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることは、検出された連続的なビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出されたビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることと、予め設定される時間内に検出された連続的なビーム障害インスタンスBFIがM4、M5又はM6個以下であることとのうちの一つを含む、請求項3に記載の測定調整方法。
【請求項5】
前記端末がビーム障害検出BFDに関連するタイマーに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末が第一の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、前記端末が第一の計時器を起動させず又は停止させ又は第二の計時器を起動させた場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記端末がRRM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
RRM測定緩和の条件を満たし又はRRM測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、RRM測定補強の条件を満たし又はRRM測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記端末がS-測定基準を満たすかどうか、又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにするかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
S-測定基準を満たし又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにしない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、S-測定基準を満たさず又は同一周波数隣接セル/隣接周波数セル測定をオンにする場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記端末がネットワーク側機器の指示を受信したかどうかに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
前記端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信した場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、端末がネットワーク側機器により送信された第一の指示情報を受信していない場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項6】
前記第一の指示情報は、
無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和を行うよう前記端末に指示するための無線リソース制御RRCメッセージ、メディアアクセス制御制御ユニットMAC CE又は下りリンク制御情報DCIと、
時間領域同期TDS状態をアクティブ化するためのRRCメッセージ、MAC CE又はDCIアクティブ化コマンドと、
伝送配置指示TCI状態の追加又はリリースコマンドとのうちの少なくとも一つを含む、請求項5に記載の測定調整方法。
【請求項7】
前記予め設定される条件は、第一の条件及び/又は第二の条件を含み、前記端末が予め設定される条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
第一の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、第二の条件を満たす場合、無線リンク監視RLM及び/又はビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも低いことと、セル中央にあることと、省電力需要があることと、省電力モードにあることと、残存電力量が閾値よりも低いことと、DRX周期が閾値よりも大きいこととのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二の条件は、前記端末の移動速度が閾値よりも高いことと、セルエッジにあることと、省電力需要がないことと、省電力モードにないことと、残存電力量が閾値よりも高いことと、DRX周期が閾値よりも小さいこととのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項8】
前記端末の移動速度は、前記端末の絶対移動レート関連指標と、予め設定される時間内に前記端末が在圈又は移動したセル/ビーム数と、ターゲット測定量の変化量大きさとのうちの少なくとも一つによって決定される、請求項7に記載の測定調整方法。
【請求項9】
前記端末が無線リンク監視RLM測定緩和及び/又は補強の条件に基づいてビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断することは、
無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定補強に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD正常測定にバックオフすることと、
無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定緩和に切り替え、又は、無線リンク監視RLM測定補強の条件を満たし又は無線リンク監視RLM測定緩和の条件を満たさない場合、ビーム障害検出BFD測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、
又は、
前記端末がビーム障害検出BFD測定緩和及び/又は補強の条件に基づいて無線リンク監視RLM測定調整を行うかどうかを判断することは、
ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定緩和に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM正常測定にバックオフすることと、
ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定補強に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM正常測定にバックオフすることと、
ビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定緩和に切り替え、又は、ビーム障害検出BFD測定補強の条件を満たし又はビーム障害検出BFD測定緩和の条件を満たさない場合、無線リンク監視RLM測定補強に切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む、請求項2に記載の測定調整方法。
【請求項10】
前記端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断する前に、前記測定調整方法は、
前記端末がネットワーク側機器からの配置情報を受信することをさらに含み、前記配置情報は、測定調整関連パラメータを配置するために用いられる、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項11】
前記端末が予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断する前に、前記測定調整方法は、
前記端末が第二の指示情報を受信することをさらに含み、前記第二の指示情報は、測定調整関連パラメータを指示し、且つ無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うよう前記端末に指示するために用いられる、請求項1に記載の測定調整方法。
【請求項12】
前記第二の指示情報は、システム情報ブロックSIBメッセージ及び/又は事前指示メッセージに含まれ、
前記事前指示メッセージは、休止状態に入るGTS信号と、ウェイクアップ信号WUSと、下りリンク制御情報DCIとのうちの少なくとも一つを含む、請求項11に記載の測定調整方法。
【請求項13】
前記第二の指示情報は、SIBメッセージに含まれ、前記第二の指示情報は、
自セルが無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整をサポートするかどうかと、
自セル無線リンク監視RLMの測定調整関連パラメータと、
自セルビーム障害検出BFDの測定調整関連パラメータと、
自セルのタイプと、
自セルが前記端末による測定調整を許容することとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる、請求項12に記載の測定調整方法。
【請求項14】
端末であって、
予め設定されるルールに基づいて無線リンク監視RLM測定調整及び/又はビーム障害検出BFD測定調整を行うかどうかを判断するための測定調整モジュールを含み、前記測定調整は、測定緩和、測定補強又は正常測定のうちの少なくとも一つを含む、端末。
【請求項15】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行される時に、請求項1から13のいずれか1項に記載の測定調整方法を実現する、可読記憶媒体。
【国際調査報告】