IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ムン チャン ヒュンの特許一覧 ▶ ムン ジュン ヒュンの特許一覧

<>
  • 特表-害虫退治機能を備えた空気浄化装置 図1
  • 特表-害虫退治機能を備えた空気浄化装置 図2
  • 特表-害虫退治機能を備えた空気浄化装置 図3
  • 特表-害虫退治機能を備えた空気浄化装置 図4
  • 特表-害虫退治機能を備えた空気浄化装置 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-01
(54)【発明の名称】害虫退治機能を備えた空気浄化装置
(51)【国際特許分類】
   A01M 1/22 20060101AFI20231124BHJP
   A01M 1/02 20060101ALI20231124BHJP
   A01G 33/00 20060101ALI20231124BHJP
   F24F 8/60 20210101ALI20231124BHJP
   F24F 8/175 20210101ALI20231124BHJP
   F24F 8/80 20210101ALI20231124BHJP
【FI】
A01M1/22 B
A01M1/02 C
A01G33/00
F24F8/60
F24F8/175
F24F8/80 310
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023528607
(86)(22)【出願日】2022-02-09
(85)【翻訳文提出日】2023-05-11
(86)【国際出願番号】 KR2022001965
(87)【国際公開番号】W WO2022186494
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】10-2021-0028524
(32)【優先日】2021-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523175513
【氏名又は名称】ムン チャン ヒュン
【氏名又は名称原語表記】MOON, Chang Hyun
【住所又は居所原語表記】101-1002,84,Hyoryeong-ro,Seocho-gu Seoul 06696 Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】523175524
【氏名又は名称】ムン ジュン ヒュン
【氏名又は名称原語表記】MOON, Jung Hyun
【住所又は居所原語表記】101-1002,84,Hyoryeong-ro,Seocho-gu Seoul 06696 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100127328
【弁理士】
【氏名又は名称】八木澤 史彦
(72)【発明者】
【氏名】ムン チャン ヒュン
(72)【発明者】
【氏名】ムン ジュン ヒュン
【テーマコード(参考)】
2B026
2B121
【Fターム(参考)】
2B026AB09
2B121AA12
2B121AA13
2B121BA38
2B121DA02
2B121EA01
2B121FA15
(57)【要約】
害虫退治機能を備えた空気浄化装置が提供される。空気浄化装置は、微細藻類が生長する培養液が収容される下部ハウジングと、下面が開放され、前記下部ハウジングの上部に安着上部ハウジングと、前記培養液に光を提供するように備えられる光源部と、吸気流または排気流を生成するように、前記上部ハウジングの上面に装着される上面ファンと、吸気流または排気流を生成するように、前記上部ハウジング及び前記下部ハウジングのうちの1つ以上の側面に装着される側面ファンと、前記空気浄化装置が空気浄化モードまたは害虫退治モードで動作するように、前記光源部、前記上面ファン及び前記側面ファンの動作を制御する制御部を含む。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気浄化装置において、
上面が開放され、微細藻類が生長する培養液が収容される下部ハウジングと、
下面が開放され、前記下部ハウジングの上部に安着して、前記空気浄化装置の胴体が形成されるようにする上部ハウジングと、
前記培養液に光を提供するために、前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングのうちの1つ以上に備えられる光源部と、
前記胴体の内部空間に外部空気を流入させる吸気流または前記胴体の内部空気を外部に排出する排気流を生成するように、前記上部ハウジングの上面に装着される上面ファンと、
吸気流または排気流を生成するように、前記上部ハウジング及び前記下部ハウジングのうちの1つ以上の側面に装着される側面ファンと、
前記空気浄化装置が空気浄化モードまたは害虫退治モードで動作するように、前記光源部、前記上面ファン及び前記側面ファンの動作を制御する制御部と、を含み、
前記微細藻類が光合成作用で酸素を発生させる前記空気浄化モードにおいて、前記制御部は、前記光源部がターンオンになるように制御し、発生した酸素が外部に排出されるように前記上面ファンと前記側面ファンとの動作を制御し、
前記微細藻類が細胞呼吸して二酸化炭素を発生させる前記害虫退治モードにおいて、前記制御部は、前記光源部がターンオフになるように制御し、発生した二酸化炭素を外部に排出させる排気流を生成するように、前記上面ファンの動作を制御することを特徴とする空気浄化装置。
【請求項2】
前記胴体の内部空間において前記上面ファンの下部に位置するように固定される感電部を含み、
前記害虫退治モードにおいて、二酸化炭素によって誘引されて前記胴体の内部空間に流入され、前記上面ファンと前記感電部との間に位置する害虫を前記感電部に移動させて感電させるために、前記制御部は、前記上面ファンが下降気流を生成するように制御することを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
【請求項3】
前記胴体の内周面には、前記胴体の内部空間に向かって突出し、周方向に沿って延びる延長部が形成され、
前記感電部は、前記延長部の内周面を用いて固定され、
前記延長部の上面は前記胴体の内周面から前記感電部に向かって進むにつれて低くなる下向き傾斜を有するように形成されることを特徴とする請求項2に記載の空気浄化装置。
【請求項4】
前記感電部の下に離隔して固定される捕集網をさらに含み、
前記捕集網は、前記感電部の電気網と比べて相対的に緻密な格子状の構成を有するように形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の空気浄化装置。
【請求項5】
前記胴体には、害虫が胴体の内部空間に進入する開口部が形成され、
前記開口部は、前記制御部によって制御されるドア開閉部によって駆動されるドアにより開放または閉鎖されることを特徴とする請求項2に記載の空気浄化装置。
【請求項6】
前記胴体の内部空間に関するセンシング情報を生成する感知部をさらに含み、
前記制御部は、センシング情報によって害虫の流入が感知されると、前記上面ファンが形成する気流の方向が排気流から下降気流に切り替わるように、前記上面ファンの動作を制御することを特徴とする請求項2に記載の空気浄化装置。
【請求項7】
前記空気浄化装置の外部照度をセンシングするために、前記胴体の一側に装着される照度センサをさらに含み、
前記制御部は、前記照度センサでセンシングされた照度値と予め指定された閾値とを比較して、前記空気浄化装置の動作モードを前記空気浄化モード及び前記害虫退治モードのいずれか一つに選択することを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
【請求項8】
前記胴体の内周面には、前記胴体の内部空間に向かって突出し、周方向に沿って延びる延長部が形成され、
前記延長部には、害虫が前記胴体の内部空間に流入する進入経路として、前記胴体の外部空間と前記胴体の内部空間とを連結する空洞が形成され、
ケージ状の電気網が前記延長部の内側端部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
【請求項9】
前記空洞の外側端部は、前記制御部によって制御されるドア開閉部によって駆動されるドアにより開放または閉鎖されることを特徴とする請求項8に記載の空気浄化装置。
【請求項10】
前記ドアの外側表面には、前記空気浄化装置の駆動電源を生成するためのソーラーパネルが装着されていることを特徴とする請求項5または9に記載の空気浄化装置。
【請求項11】
前記下部ハウジングには、前記培養液を攪拌する攪拌部がさらに備えられることを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
【請求項12】
前記下部ハウジング及び前記ハウジングの周面は、光が透過しない不透明な材質で形成されることを特徴とする請求項1に記載の空気浄化装置。
【請求項13】
前記害虫退治モードにおいて、前記感電部で感電された害虫の数量に関する通知情報を提供する視覚的通知手段及び聴覚的通知手段のうちの1つ以上がさらに含まれることを特徴とする請求項2に記載の空気浄化装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、害虫退治機能を備えた空気浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、都心地域の極端な大気汚染や都心内部の温度が上昇するヒートアイランド現象などの環境問題により、空気質に関する関心がさらに高まっている。
【0003】
屋内の空気質を改善するために、多様な技術が適用された空気浄化装置が既に広く普及している。しかし、従来の空気浄化装置は、フィルターと化学物質との反応などを利用して空気質を改善する装置であって、フィルターや化学物質などの廃棄物が発生するという問題があった。
【0004】
近年では、環境に優しいバイオ技術を用いた空気浄化技法に対する関心が高まっており、環境に優しいバイオ技術を用いた空気浄化技法の一例として、微細藻類の光合成を用いて空気を浄化する技法も提案されている。
【0005】
すなわち、微細藻類を用いた空気浄化技法は、微細藻類の光合成反応時に発生する酸素を捕集して汚染された室内空気質を改善するとともに、室内に存在する過剰な二酸化炭素を除去することができる。また、成長が完了した微細藻類は、乾燥後に動物飼料や花壇用の肥料として再使用することができ、環境に優しいという利点がある。
【0006】
しかしながら、従来の微細藻類を用いた空気浄化技法は、微細藻類が光合成を介して酸素を発生させることができるように連続的に光を照らすように構成されている。しかしながら、LEDなどの光源を連続的に点灯した状態におくことは、電気消耗量を増加させるという問題点がある。
【0007】
また、省エネのために光源が消えた状態に維持されて微細藻類に光が供給されないと、微細藻類は光合成を中止し、細胞呼吸を通じて二酸化炭素を発生させることになり、むしろ室内空気質が 悪くなり得るという問題点もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、微細藻類が成長する際に光と二酸化炭素とによる光合成作用で酸素を発生させ、過剰な二酸化炭素を消耗する特性を利用して効率的かつ安全に室内空気質を向上させることができる害虫退治機能を備えた空気浄化装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、微細藻類が細胞呼吸過程で発生する二酸化炭素を用いて蚊などの多様な害虫を誘引することができ、誘引された害虫を容易かつ確実に退治できる害虫退治機能を備えた空気浄化装置を提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、使用目的に応じて微細藻類が光合成作用をするあるいは細胞呼吸するように調節することができ、受験生や新生児などの多様な使用対象に快適な環境を提供できる害虫退治機能を備えた空気浄化装置を提供することにある。
【0011】
本発明のその他の目的は、以下の説明に基づいて容易に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記の目的を達成するために、本発明の一態様によれば、空気浄化装置において、上面が開放され、微細藻類が生長する培養液が収容される下部ハウジングと、下面が開放され、前記下部ハウジングの上部に安着して、前記空気浄化装置の胴体が形成されるようにする上部ハウジングと、前記培養液に光を提供するために、前記下部ハウジング及び前記上部ハウジングのうちの1つ以上に備えられる光源部と、前記胴体の内部空間に外部空気を流入させる吸気流または前記胴体の内部空気を外部に排出する排気流を生成するように、前記上部ハウジングの上面に装着される上面ファンと、吸気流または排気流を生成するように、前記上部ハウジング及び前記下部ハウジングのうちの1つ以上の側面に装着される側面ファンと、前記空気浄化装置が空気浄化モードまたは害虫退治モードで動作するように、前記光源部、前記上面ファン及び前記側面ファンの動作を制御する制御部と、を含む空気浄化装置が提供される。ここで、前記微細藻類が光合成作用で酸素を発生させる前記空気浄化モードにおいて、前記制御部は、前記光源部がターンオンになるように制御し、発生した酸素が外部に排出されるように前記上面ファンと前記側面ファンとの動作を制御し、前記微細藻類が細胞呼吸して二酸化炭素を発生させる前記害虫退治モードにおいて、前記制御部は、前記光源部がターンオフになるように制御し、発生した二酸化炭素を外部に排出させる排気流を生成するように、前記上面ファンの動作を制御することができる。
【0013】
前記空気浄化装置は、前記胴体の内部空間において前記上面ファンの下部に位置するように固定される感電部を含むことができる。前記害虫退治モードにおいて、二酸化炭素によって誘引されて前記胴体の内部空間に流入され、前記上面ファンと前記感電部との間に位置する害虫を前記感電部に移動させて感電させるために、前記制御部は、前記上面ファンが下降気流を生成するように制御することができる。
【0014】
前記胴体の内周面には、前記胴体の内部空間に向かって突出し、周方向に沿って延びる延長部が形成され、前記感電部は、前記延長部の内周面を用いて固定され、前記延長部の上面は前記胴体の内周面から前記感電部に向かって進むにつれて低くなる下向き傾斜を有するように形成されることができる。
【0015】
前記空気浄化装置は、前記感電部の下に離隔して固定される捕集網をさらに含むことができる。前記捕集網は、前記感電部の電気網と比べて相対的に緻密な格子状の構成を有するように形成することができる。
【0016】
前記胴体には、害虫が胴体の内部空間に進入する開口部が形成され、前記開口部は、前記制御部によって制御されるドア開閉部によって駆動されるドアにより開放または閉鎖されることができる。
【0017】
前記空気浄化装置は、前記胴体の内部空間に関するセンシング情報を生成する感知部をさらに含むことができる。前記制御部は、センシング情報によって害虫の流入が感知されると、前記上面ファンが形成する気流の方向が排気流から下降気流に切り替わるように、前記上面ファンの動作を制御することができる。
【0018】
前記空気浄化装置は、前記空気浄化装置の外部照度をセンシングするために、前記胴体の一側に装着される照度センサをさらに含むことができる。前記制御部は、前記照度センサでセンシングされた照度値と予め指定された閾値とを比較して、前記空気浄化装置の動作モードを前記空気浄化モード及び前記害虫退治モードのいずれか一つに選択するように設定されてもよい。
【0019】
前記胴体の内周面には、前記胴体の内部空間に向かって突出し、周方向に沿って延びる延長部が形成され、前記延長部には、害虫が前記胴体の内部空間に流入する進入経路として、前記胴体の外部空間と前記胴体の内部空間とを連結する空洞が形成され、ケージ状の電気網が前記延長部の内側端部に固定されてもよい。
【0020】
前記空洞の外側端部は、前記制御部によって制御されるドア開閉部によって駆動されるドアにより開放または閉鎖されることができる。
【0021】
前記ドアの外側表面には、前記空気浄化装置の駆動電源を生成するためのソーラーパネルが装着されることができる。
【0022】
前記空気浄化装置は、前記下部ハウジングに前記培養液を攪拌する攪拌部がさらに備えられてもよい。
【0023】
前記下部ハウジング及び前記ハウジングの周面は、光が透過しない不透明な材質で形成されることができる。
【0024】
前記害虫退治モードにおいて、前記感電部で感電された害虫の数量に関する通知情報を提供する視覚的通知手段及び聴覚的通知手段のうちの1つ以上がさらに含まれてもよい。
【0025】
前述した以外の他の態様、特徴、利点は、以下の図面、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明から明らかになるであろう。
【発明の効果】
【0026】
本発明の実施例によれば、微細藻類が成長する際に光と二酸化炭素による光合成作用で酸素を発生させ、過剰な二酸化炭素を消耗する特性を利用して効率的かつ安全に室内空気質を向上させるという効果がある。
【0027】
また、微細藻類が細胞呼吸過程で発生する二酸化炭素を用いて蚊などのような多様な害虫を誘引することができ、誘引された害虫を容易かつ確実に退治するという効果もある。
【0028】
また、使用目的によって、微細藻類が光合成作用をするかあるいは細胞呼吸するように調節することができ、受験生や新生児など多様な使用対象に快適な環境を提供するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の第1の実施形態に係る空気浄化装置の概略ブロック構成図である。
図2】本発明の第1の実施形態に係る空気浄化装置の外形図である。
図3】本発明の第1の実施形態に係る空気浄化モードにおける空気浄化装置の動作過程を示す図である。
図4】本発明の第1の実施形態に係る害虫退治モードにおける空気浄化装置の動作過程を示す図である。
図5】本発明の第2の実施形態に係る空気浄化装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明は、多様な変換を加えることができ、複数の実施例を有することができるので、特定の実施例を図面に例示し、詳細な説明において詳しく説明する。しかしながら、これは、本発明を特定の実施例について限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変換、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
【0031】
本明細書で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なる意味でない限り、複数の表現を含む。本出願において、“含む”又は“有する”などの用語は、明細書上に記載されている特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするだけであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除するわけではないと理解されるべきである。
【0032】
また、添付の図面を参照して説明するにあたり、図面符号に関係なく、同一の構成要素は、同一又は対応する参照番号を付し、これに対する重複する説明は省略する。本発明を説明するにあたり、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0033】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空気浄化装置の概略ブロック構成図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る空気浄化装置の外形図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係る空気浄化モードにおける空気浄化装置の動作過程を示す図であり、図4は、本発明の第1の実施形態に係る害虫退治モードにおける空気浄化装置の動作過程を示す図である。
【0034】
図1及び図2を参照すると、空気浄化装置100は、光源部111と、上面ファン113と、側面ファン115と、ドア開閉部117と、感知部119と、感電部121と、攪拌部123と、電源部125と、制御部127と、を含むことができる。
【0035】
空気浄化装置100の胴体は、下部ハウジング210及び上部ハウジング220などの複数の分割部分で形成することができ、各々の分割部分は、互いに結合するかあるいは分離可能に具現することができる。光源部111などが装着又は収容される下部ハウジング210及び上部ハウジング220は、内部空間を備え、空気浄化装置100の胴体の内部空間に気流が形成されるようにする内部空間が形成されるようにすることができる。
【0036】
上面が開放されるように形成された下部ハウジング210の内部空間には、微細藻類が生長する培養液212が収容される。下部ハウジング210は、光源部111から光が放出されるかどうかによって微細藻類が光合成作用または細胞呼吸するようにするために、外部から光が透過されない不透明な材質で形成することができる。
【0037】
下部ハウジング210の内側空間には、収容された培養液212をかき混ぜるための攪拌部123が装着されることができる。攪拌部123の回転動作により、収容された培養液中の微細藻類の死滅を防止することができる。
【0038】
下部ハウジング210の側面には、空気浄化装置100の胴体内部に空気を流入するか外部に排出する気流を形成するための側面ファン115が装着されることができる。側面ファン115は、下部ハウジング210の1つ以上の側面にそれぞれ装着されることができる。
【0039】
下部ハウジング210の上部には、下面が開放された上部ハウジング220が安着する 。下部ハウジング210の上部に上部ハウジング220が安着して固定されて互いに結合されると、上部ハウジング220及び下部ハウジング210にそれぞれ形成された導電端子が互いに接触した状態に維持されることができ、電源部125から供給される電源が光源部111、上面ファン113、側面ファン115などに供給されるようにするために、上部ハウジング220及び下部ハウジング210にそれぞれ形成された導電線が互いに電気的に連結されることができる。
【0040】
上部ハウジング220の上面領域には、空気浄化装置100の胴体の内部に空気を流入するか外部に排出する気流を形成するための上面ファン113が装着されることができる。図2には示されていないが、上部ハウジング220の側面に1つ以上の側面ファン115がさらに装着されてもよいことは当然である。
【0041】
上部ハウジング220には、空気浄化装置100の胴体の内側空間に向かって光を放出するように光源部111が装着される。
【0042】
上部ハウジング220は、光源部111から光が放出されるかどうかによって微細藻類が光合成作用または細胞呼吸するようにするために、外部から光が透過されない不透明な材質で形成することができる。このとき、自然光が流入されて微細藻類が光合成を行えるように、上部ハウジング220の上面は、透明な材質で形成されてもよい。
【0043】
また、上部ハウジング220には、蚊などの害虫が流入する通路として開口部222が1つ以上形成されることができ、開口部222は、ドア開閉部117によって駆動されるドア224によって開閉されることができる。図2には、互いに対向する両側面に開口部222とドア224とが備えられる場合が例示されているが、開口部222とドア224は、いずれか1つまたは複数の側面に備えられてもよいだけでなく、同じ側面にも互いに離隔して複数備えられてもよいことは当然である。
【0044】
後述するように、開口部222を介して上部ハウジング220の内部空間に進入した蚊などの害虫が、上面ファン113が形成した下降気流によって感電部121に向かって移動する場合、延長部226の上面に形成された傾斜面を用いても感電部121に向かって押されて移動するように、開口部222は、延長部226の上方に形成されることができる。
【0045】
図2には、開口部222を開閉するドア224の一例として、回転軸を中心に回転する回転式ドアが例示されている。その他にも、直線方向に駆動して開口部222を開閉するスライド式ドアや、ロール状に巻回されるか、巻き出されて開口部222を開閉するカーテン式ドアなどでドアが具現されてもよい。ドア開閉部117は、上部ハウジング220に備えられているドア224の形態に相応して動作するように設けられてもよい。
【0046】
ドア224が、図2に示すように、回転式ドアで形成される場合、回転式ドアの外側表面にソーラーパネル140が取り付けられることができ、ソーラーパネル140を用いて発電した電力は、電源部125に備えられているバッテリーに充電されることができる。
【0047】
空気浄化装置100の胴体内部において、上面ファン113の下方には、感電部121が配置される。感電部121は、電源部125に正(+)極性及び負(‐)極性で連結される電気網を含む。ここで、電気網は、格子状構造、線状構造などで形成することができる。感電部121は、電気網に電流を流して電気網に接触した害虫が感電して退治されるように駆動される。
【0048】
上部ハウジング220の内周面には、空気浄化装置100の胴体の内部空間に向かって突出し、周方向に沿って延びる延長部226が形成される。
【0049】
延長部226の上面は、上部ハウジング220の内側表面から空気浄化装置100の胴体の内部空間の内側に進むにつれて徐々に下がる下向き傾斜を有する傾斜面として形成されることができる。延長部226の傾斜面は、上面ファン113によって形成された下降気流の進行方向を切り替えるだけでなく、延長部226の上方に形成された開口部222から流入した害虫が下降気流によって下方に移動するときに害虫の移動方向を限定することもできる。
【0050】
感電部121の電気網の周面は、延長部226の内周面を用いて固定されることにより、上面ファン113の下部に位置する。
【0051】
蚊等の害虫が空気浄化装置100の胴体の内部空間に流入して、制御部127が上面ファン113が下向き気流を形成するように制御すると、害虫は、下降気流と延長部226の傾斜面によって感電部121の電気網に接触するように移動され、電気網に流れる電流により感電される。
【0052】
感電部121の下には、格子状の捕集網228が離隔して配置され、捕集網228は、延長部226の内周面を用いて固定される。捕集網228は、感電部121に感電し、下向き気流によって感電部121を通過して下方に移動した害虫のさらなる進行を遮断できるように、相対的により細かく形成することができる。
【0053】
ユーザが感電部121に付着しているかあるいは捕集網228に捕集された害虫を容易に除去できるように、上部ハウジング220は、複数の分割部分に分離され、互いに結合可能に形成されてもよい。
【0054】
前述したように、延長部226は、下向き気流による害虫の下向き移動が円滑になるように上面が傾斜面に形成され、また、感電部121と捕集網228の周面を固定するように空気浄化装置100の胴体の内部空間に向かって突出形成されることで、空気浄化装置100の胴体の内部空間の水平的なサイズを縮小させるように形成される。
【0055】
このとき、延長部226の上方に光源部111が配置される場合でも、光源部111から放出された光が下部ハウジング210に収容された培養液212に到達するように、延長部226は、光が透過する透明な材質で形成することができる(図2を参照)。
【0056】
もちろん、延長部226とは無関係に放出された光が培養液212に到達するようにするために、光源部111が延長部226の下面を用いて装着されるか、あるいは下部ハウジング210に装着されてもよいことは当然である。
【0057】
他の場合として、感電部121と捕集網228の周面が上部ハウジング220の内周面を用いて直接固定される場合であれば、延長部226は省略されてもよい。
【0058】
また、上部ハウジング220の内部空間が水平的に感電部121と捕集網228のそれぞれによって閉鎖されても、感電部121と捕集網228は、格子状構造または直線状構造で形成され、空気浄化装置100の内部空間における気体の移動を制限することはない。
【0059】
上部ハウジング220には、内部空間に蚊などの害虫が流入したか否かを制御部127が認識するようにするセンシング信号を生成する感知部119が装着されることができる。感知部119は、例えば、赤外線センサ、超音波センサ、モーションセンサ、イメージセンサ、音響感知センサなどのうちの1つ以上を含むことができる。
【0060】
空気浄化装置100には、光源部111と、上面ファン113と、側面ファン115と、ドア開閉部117と、感知部119と、感電部121と、攪拌部123の駆動のための駆動電源を供給する電源部125と、が備えられる。
【0061】
電源部125は、外部電源を供給されて光源部111等に供給するか、バッテリーを備えて充電された電源を光源部111等に供給するように構成することができる。
【0062】
制御部127は、ユーザの選択または予め指定された設定条件に応じた動作モード(すなわち、空気浄化モード、害虫退治モード)に相応するように空気浄化装置100の各構成要素が動作するように制御する。
【0063】
ここで、空気浄化モードは、培養液212内の微細藻類が光合成作用をして酸素を発生させるようにし、発生した酸素を空気浄化装置100の外部に排出する動作モードであってもよい。また、害虫退治モードは、培養液212内の微細藻類が細胞呼吸して二酸化炭素を発生させるようにし、発生した二酸化炭素を空気浄化装置100の外部に排出して害虫を空気浄化装置100の内部空間に誘引して感電部121によって感電させて退治する動作モードであってもよい。
【0064】
空気浄化装置100の一側には、ユーザが操作命令を入力するための入力部(図示せず)が備えられることができる。ユーザは、入力部を用いて、空気浄化装置100のオン/オフ操作、空気浄化装置100の動作モードの選択などを行うことができる。
【0065】
動作モードの選択は、入力部を用いたユーザ操作だけでなく、ユーザが予め登録した動作時間設定によって自動的に調整されてもよい。例えば、ユーザは、午前7時乃至午後10時までは空気浄化モードで動作し、午後10時乃至午前7時までは害虫退治モードで動作するように動作時間設定を登録することができる。
【0066】
また、動作モードの選択が、空気浄化装置100の周囲照度に応じて適応的に調整されるように設定されてもよい。このために、空気浄化装置100の一側には、照度センサが装着されてもよく、制御部127は、照度センサによりセンシングされた照度値が予め指定された閾値以上であれば、空気浄化モードで動作され、閾値未満でれば、害虫退治モードで動作されるように制御するように予め設定されてもよい。
【0067】
以下、図3及び図4をそれぞれ参照して、空気浄化装置100が制御部127の制御により空気浄化モードと害虫退治モードで動作する過程について説明する。
【0068】
まず、図3を参照して、空気浄化装置100が空気浄化モードで動作する過程について説明する。
【0069】
図3の(a)に示すように、空気浄化モードでの動作のために、制御部127は、培養液212内の微細藻類が光と二酸化炭素を用いた光合成作用を実施することができるように光源部111をターンオンにし、外部と空気循環するように上面ファン113と側面ファン115とを駆動させる。
【0070】
一例として、制御部127は、外部空気が下部ハウジング210の内部空間に流入するように、下部ハウジング210に装着された側面ファン115が駆動されるように制御し、空気浄化装置100の内部空気が上部ハウジング220の内部空間を通って移動して上部ハウジング220の上方に排出されるように、上面ファン113が駆動されるように制御することができる。もちろん、外部空気を空気浄化装置100の内部に流入させ、さらに空気浄化装置100の内部空気を外部に排出させるための上面ファン113と側面ファン115との駆動方式の組み合わせがこれに制限されないことは当然である。
【0071】
上述したように、感電部121と捕集網228とを固定するために上部ハウジング220の内部空間の内側に突出した延長部226の上方に光源部111が配置された場合、光源部111から放出された光が延長部226によって遮断されることなく下部ハウジング210に収容された培養液212に到達するようにするために、延長部226は、光が透過する透明な材質で形成されることができる。
【0072】
その後、光と二酸化炭素を用いた微細藻類の光合成作用により、下部ハウジング210の内部空間には酸素が発生し(図3の(b)を参照)、発生した酸素は、上面ファン113と側面ファン115の駆動により形成された空気浄化装置100内の気流によって空気浄化装置100の外部に排出される(図3の(c)を参照)。
【0073】
次に、図4を参照して、空気浄化装置100が害虫退治モードで動作する過程について説明する。
【0074】
図4の(a)に示すように、害虫退治モードでの動作のために、制御部127は、光源部111がターンオフになるように制御し、害虫が上部ハウジング220の内部空間に進入するようにするために開口部222が開放されるようにドア開閉部117を制御し、空気浄化装置100の空気を外部に排出する気流が生成されるように上面ファン113を駆動制御する。このとき、害虫が下部ハウジング210に流入して培養液212を汚染することを防止し、さらに側面ファン115の露出空間を通る光の流入を防止するために、下部ハウジング210に装着された側面ファン115は閉鎖されることができる。
【0075】
上部ハウジング220と下部ハウジング210とは、外部から光が透過しない不透明な材質で形成され、光源部111は、ターンオフになることで、下部ハウジング210に収容された培養液212に光が到達しないため、微細藻類は細胞呼吸によって二酸化炭素を生成することになる。
【0076】
これにより、空気浄化装置100の内部空間には、微細藻類の細胞呼吸による二酸化炭素が生成され、生成された二酸化炭素は、空気浄化装置100の内部に内部空気を外部に排出させるように形成された気流(すなわち、排気流)によって上部ハウジング220の内部空間に移動して外部に排出される(図4の(a)及び(b)を参照)。
【0077】
その後、空気浄化装置100の周辺に排出される二酸化炭素によって誘引され、蚊等の害虫が上部ハウジング220の開口部222を介して内部空間に進入すると、制御部127は、感知部119から提供されるセンシング情報を参照して害虫の流入を認識することができる(図4の(c)を参照)。図面の簡略化のために、図4の(c)の以下には示されていないが、依然として微細藻類が二酸化炭素を生成している状態であることは当然である。
【0078】
図4の(c)には、感知部119が延長部226の上面に備えられている場合が例示されているが、上部ハウジング220の内部空間への害虫の流入を感知できるようにする位置であれば、制限なしで多様な場所に設置され得ることは当然である。
【0079】
また、上部ハウジング220の内部空間に流入した害虫が排気流によって上面ファン113を介して外部に排出されないようにするために、上面ファン113は、二酸化炭素を空気浄化装置100の周囲に排出し、流入した害虫は外部に排出しない風速の排気流を生成するように制御されることができる。もちろん、流入した害虫の外部排出を防ぐために、上面ファン113の下部が捕集網228で閉鎖されてもよいことは当然である。
【0080】
制御部127が感知部119から提供するセンシング情報を参照して害虫の流入を認識すると、開口部222を閉鎖するようにドア開閉部117の動作を制御する(図4の(d)を参照)。
【0081】
続いて、制御部127は、上面ファン113が逆方向に回転して空気浄化装置100の内部空間に下降気流を形成して、流入した害虫が下方に移動され、上面ファン113の下に配置された感電部121に接触して感電されるようにする(図4の(e)を参照)。下降気流の風速は、下降気流によって害虫が下方に移動するようにするために、二酸化炭素を外部に排出する排気流の風速と比べて相対的に大きく設定することができる。
【0082】
もちろん、害虫の進入が感知された場合、十分な風速の下降気流によって害虫が感電部121に向かって移動可能であれば、ドア開閉部117による開口部222の閉鎖動作を省略してもよい。
【0083】
感電部121によって感電して退治された害虫が下降気流によって感電部121の電気網を通過しても、感電部121の下側に固定された捕集網228により害虫が下部ハウジング210の内部空間に移動することが防止されることができる。
【0084】
感知部119のセンシング信号によって害虫の存在が感知されないか、あるいは感電部121で害虫が感電される音響(例えば、チリチリ、パタパタなど)が感知されると、制御部127は、再び開口部が開放され、再び排気流が形成されるようにドア開閉部117及び上面ファン113の動作を制御する(図4の(f)を参照)。
【0085】
以上、図4を参照して、空気浄化装置100が害虫退治モードで動作するとき、感知部119のセンシング信号を用いて害虫の流入を認識し、これに相応するように気流の方向を変更して感電部121に害虫が接触して感電されるようにする方法を説明した。
【0086】
しかしながら、感知部119が省略された場合でも、制御部127は、上面ファン113が排気流及び下降気流を予め指定された周期毎に交番して生成するように制御することにより、空気浄化装置100は、排気流が生成される中に、空気浄化装置100の内部空間に流入した害虫が下降気流によって感電部121に向かって移動して感電されるように動作されてもよい。
【0087】
また、空気浄化装置100は、流入した害虫の退治が完了したという旨または退治された害虫の清掃要請などをユーザに案内するための通知部(図示せず)がさらに含まれてもよい。通知部は、例えば、スピーカなどの聴覚的通知手段及び液晶ディスプレイなどの視覚的通知手段のうちの1つ以上を含むことができる。
【0088】
例えば、音響感知センサ等の感知部119を介して予め指定された周波数や波長の音響が感知されると、制御部127は、害虫が退治されたという旨の通知情報が聴覚的通知手段及び視覚的通知手段のうちの1つ以上を通って提供されるように制御することができる。
【0089】
また、制御部127は、当該音響が感知された回数をカウントすることもできる。その後、制御部127は、音響が感知された回数が予め指定された基準値を満たせば、ユーザに感電部121や捕集網228の清掃または交換を案内するための通知情報が聴覚的通知手段及び視覚的通知手段のうちの1つ以上を介して提供されるように制御することができる。もちろん、制御部127は、当該音響が感知された回数、すなわち退治した害虫の数が視覚的通知手段を介して表示されるように制御することもできる。
【0090】
これと異なる場合として、制御部127は、イメージセンサである感知部119で感電部121や捕集網228を撮影したイメージを予め指定された映像解析技法で解析し、感電部121や捕集網228に存在する害虫の数を数えることもできる。これにより、認識された害虫の数が予め指定された基準値を満たせば、制御部127は、ユーザに感電部121や捕集網228の清掃または交換を案内するための通知情報が聴覚的通知手段及び視覚的通知手段のうちの1つ以上を介して提供されるように制御することができる。
【0091】
図5は、本発明の第2の実施形態に係る空気浄化装置の断面図である。
【0092】
先に図1を参照して説明したように、第2の実施形態に係る空気浄化装置100も、光源部111と、上面ファン113と、側面ファン115と、ドア開閉部117と、感知部119と、感電部121と、攪拌部123と、電源部125と、制御部127と、を含むことができる。
【0093】
上述した第1の実施形態では、ドア開閉部117によって駆動されるドア224によって開閉される開口部222が延長部226の上方に位置している場合について説明した(図2乃至図4を参照)。
【0094】
これに対して、第2の実施形態に係る空気浄化装置100は、図5の(a)に示しているように、延長部226の内部空間には延長部226の外端部である上部ハウジング220の外部表面から延長部226の内側端部が位置する空気浄化装置100の内部空間まで貫通させる空洞510が形成されてもよい。
【0095】
また、感電部121の電気網は、延長部226の内側端部によって固定され、上面ファン113の下部に位置することができ、このとき、電気網は、図5の(a)及び(b)に示しているようにケージ状に形成することができる。
【0096】
開放された開口部222を介して延長部226に形成された空洞510を通って空気浄化装置100の内部に進入した蚊などの害虫は、ケージ状となっている電気網に降りて座り、電気網に流れる電流によって感電される。
【0097】
ここで、制御部127は、感知部119によるセンシング情報を用いて害虫の流入が感知された時点、継続的に又は予め指定された周期毎に電気網に電流が流れるように制御するように予め設定されることができる。
【0098】
延長部226の内側端部は、ケージ状以外にも、流入した害虫が再び外に出ないように捕集網228や感電部121の内部空間は広いが、入口は狭いやな(梁)などの形状に形成されてもよいことは当然である。
【0099】
このように、本実施形態に係る空気浄化装置100は、使用目的に応じて微細藻類が光合成作用をして空気浄化モードで動作するか、細胞呼吸して害虫を誘引及び退治する害虫退治モードで動作するように調節することができ、受験生や新生児など多様な使用対象に快適な環境を提供できるというメリットがある。
【0100】
以上では、本発明の実施例を参照して説明したが、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解できるだろう。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】