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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-01
(54)【発明の名称】ビデオ録画方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/63 20230101AFI20231124BHJP
   H04N 5/77 20060101ALI20231124BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20231124BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20231124BHJP
【FI】
H04N23/63
H04N5/77 200
H04N23/60 500
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023530017
(86)(22)【出願日】2021-11-11
(85)【翻訳文提出日】2023-07-13
(86)【国際出願番号】 CN2021130157
(87)【国際公開番号】W WO2022105673
(87)【国際公開日】2022-05-27
(31)【優先権主張番号】202011296357.0
(32)【優先日】2020-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.アンドロイド
2.ANDROID
3.iOS
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】陸 俊麗
【テーマコード(参考)】
5C122
5E555
【Fターム(参考)】
5C122DA03
5C122EA59
5C122EA61
5C122FH10
5C122FH20
5C122FK24
5C122FK42
5C122FL03
5C122FL08
5C122GA31
5C122HB01
5C122HB05
5E555AA04
5E555AA44
5E555BA06
5E555BA18
5E555BA87
5E555BB06
5E555BB18
5E555BC13
5E555BC18
5E555CA12
5E555CB16
5E555CB34
5E555DB18
5E555FA00
(57)【要約】
本出願は、ビデオ録画方法及び電子機器を開示し、ビデオ処理の技術分野に属する。該ビデオ録画方法は、第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するステップと、前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するステップと、前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うステップと、を含む。
【選択図】 図1a、1b、1c
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1録画属性に基づいて第1ビデオの録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するステップと、
前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するステップと、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うステップと、を含む、ビデオ録画方法。
【請求項2】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、
前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るステップをさらに含む、請求項1に記載のビデオ録画方法。
【請求項3】
前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得る前記ステップは、
前記第2ビデオに対応する録画開始時点を取得するステップと、
前記録画開始時点に基づき、前記第1ビデオをクリップし、目標ビデオセグメントを得るステップであって、前記目標ビデオセグメントが前記第2ビデオとビデオ録画時間において重複しない前記第1ビデオのビデオセグメントであるステップと、
録画属性の使用順序に従って、前記目標ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップと、を含む、請求項2に記載のビデオ録画方法。
【請求項4】
前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得る前記ステップは、
前記第1ビデオへの第2入力を受信し、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップ、又は
前記第2ビデオへの第3入力を受信し、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップ、又は
前記第1ビデオへの第2入力及び前記第2ビデオへの第3入力を受信し、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、そして、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップを含む、請求項2に記載のビデオ録画方法。
【請求項5】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、
前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウへの第4入力を受信するステップと、
前記第4入力に応答して、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウと、関連する少なくとも1つのビデオに対応する表示ウィンドウとの間の相対的な位置関係を調整するステップであって、前記表示ウィンドウが対応するビデオの撮影プレビュー画面を表示するために用いられるステップと、
調整結果に基づき、前記録画属性の使用順序を更新するステップと、をさらに含む、請求項3又は4に記載のビデオ録画方法。
【請求項6】
第2録画属性を取得する前記ステップは、
少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するステップであって、前記プリセット録画属性が第2録画属性を含むステップと、
前記第2録画属性への第5入力を受信するステップと、
前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得するステップと、を含む、請求項1に記載のビデオ録画方法。
【請求項7】
前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信する前に、
第6入力を受信するステップと、
前記第6入力に応答して、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するステップであって、前記プリセット録画属性が第1録画属性を含むステップと、
前記第1録画属性への第7入力を受信するステップと、
前記第7入力に応答して、前記第1録画属性を取得するステップと、
前記第1録画属性に基づいて第1ビデオの録画を行い、第1表示ウィンドウに前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のビデオ録画方法。
【請求項8】
少なくとも1つのプリセット録画属性を表示した後に、前記ビデオ録画方法は、
各前記プリセット録画属性に関連する位置に対応するプリセット入力提示情報を表示するステップであって、前記プリセット入力提示情報がプリセット入力の入力特徴を指示するためのものであり、前記プリセット入力が前記プリセット録画属性に対応する表示ウィンドウの表示を制御するための入力であるステップをさらに含み、
前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得する前記ステップは、
前記第5入力に対応する入力特徴を取得するステップと、
前記入力特徴が、前記第2録画属性に対応する第2表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセット入力の入力特徴にマッチングすると判定した場合、前記第2録画属性を取得するステップと、を含み、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、前記方法は、
前記第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するステップをさらに含む、請求項6に記載のビデオ録画方法。
【請求項9】
前記プリセット入力がプリセットスライド操作である場合、前記プリセット入力の入力特徴は、目標表示ウィンドウに対するスライド方向である、請求項8に記載のビデオ録画方法。
【請求項10】
第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示した後に、
第1表示ウィンドウの前記第2表示ウィンドウに対する方位を取得するステップと、
前記方位に基づいて第1方向を決定するステップと、
前記第1方向が目標スライド方向と一致すると判定した場合、前記目標スライド方向を前記第1方向と異なる方向に更新するステップであって、前記目標スライド方向が第3録画属性に対応する第3表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセットスライド操作のスライド方向であるステップと、をさらに含む、請求項9に記載のビデオ録画方法。
【請求項11】
第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するための第1取得モジュールと、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うための録画応答モジュールと、を含む、ビデオ録画装置。
【請求項12】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後、前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るためのクリッピング・スティッチングモジュールをさらに含む、請求項11に記載のビデオ録画装置。
【請求項13】
前記クリッピング・スティッチングモジュールは、
前記第2ビデオに対応する録画開始時点を取得するための時間取得サブモジュールと、
前記録画開始時点に基づき、前記第1ビデオをクリップし、目標ビデオセグメントを得るためのビデオクリッピングサブモジュールであって、前記目標ビデオセグメントが前記第2ビデオとビデオ録画時間において重複しない前記第1ビデオのビデオセグメントであるビデオクリッピングサブモジュールと、
録画属性の使用順序に従って、前記目標ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るためのビデオスティッチングサブモジュールと、を含む、請求項12に記載のビデオ録画装置。
【請求項14】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウへの第4入力を受信するための第2受信モジュールと、
前記第4入力に応答して、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウと、関連する少なくとも1つのビデオに対応する表示ウィンドウとの間の相対的な位置関係を調整するための位置入れ替えモジュールであって、前記表示ウィンドウが対応するビデオの撮影プレビュー画面を表示するために用いられる位置入れ替えモジュールと、
調整結果に基づき、前記録画属性の使用順序を更新するための順序更新モジュールと、をさらに含む、請求項13に記載のビデオ録画装置。
【請求項15】
前記第1取得モジュールは、
少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するための第1表示サブモジュールであって、前記プリセット録画属性が第2録画属性を含む第1表示サブモジュールと、
前記第2録画属性への第5入力を受信するための第3受信サブモジュールと、
前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得するための応答・取得サブモジュールと、を含む、請求項11に記載のビデオ録画装置。
【請求項16】
前記第1取得モジュールは、
少なくとも1つのプリセット録画属性を表示した後に、各前記プリセット録画属性に関連する位置に対応するプリセット入力提示情報を表示するための情報提示サブモジュールであって、前記プリセット入力提示情報がプリセット入力の入力特徴を指示するためのものであり、前記プリセット入力が前記プリセット録画属性に対応する表示ウィンドウの表示を制御するための入力である情報提示サブモジュールをさらに含み、
前記応答・取得サブモジュールは、
前記第5入力に対応する入力特徴を取得するための特徴マッチングユニットと、
前記入力特徴が、前記第2録画属性に対応する第2表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセット入力の入力特徴にマッチングすると判定した場合、前記第2録画属性を取得するためのマッチング・取得ユニットと、を含み、
前記ビデオ録画装置は、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、前記第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するための画面表示モジュールをさらに含む、請求項15に記載のビデオ録画装置。
【請求項17】
前記プリセット入力がプリセットスライド操作である場合、前記プリセット入力の入力特徴は、目標表示ウィンドウに対するスライド方向である、請求項16に記載のビデオ録画装置。
【請求項18】
第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示した後に、第1表示ウィンドウの前記第2表示ウィンドウに対する方位を取得するための方位決定モジュールと、
前記方位に基づいて第1方向を決定するための方向決定モジュールと、
前記第1方向が目標スライド方向と一致すると判定した場合、前記目標スライド方向を前記第1方向と異なる方向に更新するための方向更新モジュールであって、前記目標スライド方向が第3録画属性に対応する第3表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセットスライド操作のスライド方向である方向更新モジュールと、をさらに含む、請求項17に記載のビデオ録画装置。
【請求項19】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラムもしくはコマンドとを含み、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか1項に記載のビデオ録画方法のステップが実現される、電子機器。
【請求項20】
請求項1~10のいずれか1項に記載のビデオ録画方法のステップを実行するように配置される、電子機器。
【請求項21】
プロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれか1項に記載のビデオ録画方法のステップが実現されるプログラムもしくはコマンドが記憶されている、可読記憶媒体。
【請求項22】
請求項1~10のいずれか1項に記載のビデオ録画方法のステップを実現するようにプロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品。
【請求項23】
プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行して、請求項1~10のいずれか1項に記載のビデオ録画方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年11月18日に提出された、名称「ビデオ録画方法及び電子機器」の、中国特許出願202011296357.0の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、ビデオ処理の技術分野に属し、具体的に、ビデオ録画方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオ処理技術の継続的な発展に伴い、ビデオ録画時に、ユーザが選択できる録画属性もますます多くなっている。異なるビデオ録画属性はユーザに異なるビデオ撮影体験をもたらすことができるため、どのようにビデオ撮影効果の多様性を高めるかは、ユーザの撮影体験を向上させるための重要な課題の1つとなっている。
【0004】
従来技術では、ビデオ録画属性は比較的単一であり、ユーザが選択できるビデオ録画属性が複数存在しても、異なる属性間では相互に排他的であるため、一度に1つのビデオ録画属性下でのみビデオ撮影を行うことができ、ユーザが他のビデオ録画属性に切り替えたい場合は、現在の録画プロセスを終了し、他のビデオ録画属性に切り替えてから、録画プロセスを再び開始して、ビデオ録画を行う必要がある。
【0005】
本出願を実現する過程で、発明者は、従来技術において少なくとも次のような問題が存在することを発見した。まず、一度に1つのビデオ録画属性下でのみビデオ撮影を行うことができるため、ビデオ撮影効果が単一である。次に、従来のビデオ録画属性の切り替え過程が煩雑であるため、切り替え中に重要な瞬間を逃しやすくなり、ユーザのビデオ撮影体験を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の実施例は、ビデオ撮影効果が単一で、切り替え操作が煩雑で、ユーザの撮影体験がよくないという問題を解決できる、ビデオ録画方法及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術的問題を解決するために、本出願は、次のように実現される。
【0008】
第1側面では、本出願の実施例は、
第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するステップと、
前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するステップと、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うステップと、を含む、ビデオ録画方法を提供する。
【0009】
第2側面では、本出願の実施例は、
第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するための第1取得モジュールと、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うための録画応答モジュールと、を含む、ビデオ録画装置を提供する。
【0010】
第3側面では、本出願の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラムもしくはコマンドとを含み、前記プログラムもしくはコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第1側面に記載のビデオ録画方法のステップが実現される、電子機器を提供する。
【0011】
第4側面では、本出願の実施例は、プロセッサによって実行されると、第1側面に記載のビデオ録画方法のステップが実現されるプログラムもしくはコマンドが記憶されている、可読記憶媒体を提供する。
【0012】
第5側面では、本出願の実施例は、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行して、第1側面に記載のビデオ録画方法を実現するために用いられる、チップを提供する。
【0013】
第6側面では、本出願の実施例は、第1側面に記載のビデオ録画方法のステップを実行するように配置される、電子機器を提供する。
【0014】
第7側面では、本出願の実施例は、第1側面に記載のビデオ録画方法のステップを実現するようにプロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0015】
本出願の実施例では、第1録画属性を用いて第1ビデオを録画すると同時に、第2録画属性を用いて第2ビデオを録画することにより、ユーザの必要に応じて、異なる撮影効果のビデオを同時に取得することができ、ビデオ録画効果の多様性が高まり、ユーザの選択性が増える。また、ユーザによる第1ビデオへの第1入力を受信することにより、ビデオ録画プロセスを終了することなく、録画属性の自動的な切り替えを実現することができる。これにより、全ての瞬間を録画することができ、切り替え操作を簡略化するとともに、ユーザの撮影体験が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1a】例示的な一実施例により示されるビデオ録画方法のフローチャートである。
図1b】例示的な一実施例により示されるビデオ録画インタフェースの模式図である。
図1c】例示的な一実施例により示される別のビデオ録画インタフェースの模式図である。
図2a】例示的な一実施例により示される別のビデオ録画方法のフローチャートである。
図2b】例示的な一実施例により示されるビデオ編集インタフェースの模式図である。
図3a】例示的な一実施例により示されるさらに別のビデオ録画方法のフローチャートである。
図3b】例示的な一実施例により示されるさらに別のビデオ録画インタフェースの模式図である。
図4a】例示的な一実施例により示される更なるビデオ録画方法のフローチャートである。
図4b】例示的な一実施例により示される更なるビデオ録画インタフェースの模式図である。
図4c】例示的な一実施例により示される更なるビデオ録画インタフェースの模式図である。
図4d】例示的な一実施例により示される更なるビデオ録画インタフェースの模式図である。
図4e】例示的な一実施例により示される更なるビデオ録画インタフェースの模式図である。
図5】例示的な一実施例により示されるビデオ録画装置の構造ブロック図である。
図6】例示的な一実施例により示される電子機器の構造ブロック図である。
図7】本出願の実施例を実現する電子機器のハードウェア構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下において、本出願の実施例における図面を参照し、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明する。当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0018】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は前後順を説明するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである。また、「第1」、「第2」で区別される対象は、通常、1つのカテゴリーに属し、対象の数は限定されず、例えば、第1対象は1つであってもよく、複数であってもよいことを理解すべきである。また、明細書及び特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般に前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0019】
以下において、図面を参照しながら、本発明の実施例で提供されるビデオ録画方法及び電子機器を、具体的な実施例及びその応用シーンにより詳しく説明する。
【0020】
本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法は、例えば携帯電話上のおもしろ撮影機能を用いてビデオ撮影を行うなど、様々なビデオ録画属性をサポートする電子機器によるビデオ撮影のシーンに適用することができる。ここでは、本出願の実施例に係る録画属性のタイプとしては、ビデオ録画モード、ビデオ録画パラメータ、レンズスケーリング倍率、レンズタイプなどを含むが、これらに限定されない。従来技術では、同一の電子機器上の異なるビデオ録画属性間では相互に排他的である。即ち、電子機器を用いてビデオ録画を行う際に、一度に1つのビデオ録画属性下でのみビデオ録画を行うことができ、ユーザが他のビデオ録画属性に切り替えたい場合は、現在の録画プロセスを終了し、他のビデオ録画属性に切り替えてから、録画プロセスを再び開始して、ビデオ録画を行う必要がある。
【0021】
これを踏まえて、本出願の実施例は次のビデオ録画方法を提供する。即ち、第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、ユーザの第1入力に基づき、第1ビデオの録画を継続したまま、同じ撮影シーンに対して、第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行う。こうして、ユーザは撮影シーンの実際のニーズに応じて、必要な録画属性に基づくビデオ録画をタイムリーに開始することができ、録画終了時に異なる録画属性下で録画されたビデオを同時に取得することができ、さらに、ビデオ録画効果の多様性を高めて、その後のビデオ編集時のユーザの選択性をより多くすることができる。また、ユーザはビデオ録画プロセスを停止することなく録画属性の切り替えを実現することができ、これにより、撮影瞬間は一瞬も逃すことがなく、切り替え操作を簡略化するとともに、ユーザの撮影体験が向上する。
【0022】
当然ながら、第1録画属性に基づいて第1ビデオを録画し、及び第2録画属性に基づいて第2ビデオを録画する以外に、本出願の実施例は、より多くの、他の録画属性に基づく他のビデオの録画に拡張することもできる。即ち、第1ビデオ及び第2ビデオの録画中に、引き続きユーザの特定の入力に基づき、第1ビデオ及び第2ビデオの録画を継続したまま、他の録画属性に基づいて他のビデオの録画を行うことなどもでき、本実施例と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0023】
以下において、上記応用シーンに基づき、図1a~図4eを参照しながら、本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法を詳しく説明する。
【0024】
図1aは、例示的な一実施例により示されるビデオ録画方法のフローチャートである。
【0025】
図1aに示すように、該ビデオ録画方法は、具体的に、次のステップ110、ステップ120、及びステップ130を含んでもよい。
【0026】
ステップ110で、第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信する。
【0027】
ステップ120で、第1入力に応答して、第2録画属性を取得する。
【0028】
ステップ130で、第1録画属性に基づく第1ビデオの録画を維持しながら、第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行う。
【0029】
これにより、第1録画属性を用いて第1ビデオを録画すると同時に、第2録画属性を用いて第2ビデオを録画することにより、ユーザの必要に応じて、異なる撮影効果のビデオを同時に取得することができ、ビデオ録画効果の多様性が高まり、ユーザの選択性が増える。また、ユーザによる第1ビデオへの第1入力を受信することにより、ビデオ録画プロセスを終了することなく、録画属性の自動的な切り替えを実現することができ、これにより、全ての瞬間を録画することができ、切り替え操作を簡略化するとともに、ユーザの撮影体験が向上する。
【0030】
以下において、上記ステップを詳しく説明し、具体的に、以下のとおりである。
【0031】
ステップ110について、第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う場合において、ユーザが該第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面に対して第1入力を行うと、該第1入力を受信する。
【0032】
いくつかの実施例において、第1録画属性は、例えば通常モード、スローレンズモード、AR撮影モード、遅延撮影モード、ユーザ定義の録画モードなど、ビデオ録画モードのうちの1つのモードであってもよい。第1録画属性は、例えば輝度a、色度b、コントラストc、ユーザ定義録画パラメータ値など、ビデオ録画パラメータのうちの1つのパラメータであってもよい。第1録画属性は、例えば2倍拡大、10倍拡大、2倍縮小など、レンズスケーリング倍率のうちの1つの倍率であってもよい。また、第1録画属性は、例えばメインカメラ、広角カメラなど、レンズタイプのうちの1つのタイプであってもよい。
【0033】
そのうちのいくつかの実施例では、第1ビデオは、電子機器が撮像モードをオンにした後に初めて録画を開始したビデオであってもよく、他の録画属性に基づいてビデオ録画を行う場合に録画を開始したビデオであってもよい。それに応じて、第1録画属性は、システムがデフォルトで使用している録画属性であってもよく、ユーザが選択した録画属性であってもよく、ここでは限定されない。
【0034】
また、図1bに示すように、第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面は、主プレビューインタフェース10に表示されてもよく、及び/又は、第1表示ウィンドウ11に表示されてもよい。ここで、第1表示ウィンドウ11は、主プレビューインタフェース10の上に半透明に懸濁表示することができる。
【0035】
それに応じて、第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面に対するユーザの第1入力は、ユーザが撮影プレビュー画面をタップすることにより属性メニューのポップアップをトリガし、該属性メニューにおいて第2録画属性を選択する操作、又は、ユーザが第2録画属性に対応する入力特徴に従って行ったスライド操作であってもよく、ここでは限定されない。
【0036】
ステップ120及びステップ130について、同様に、第2録画属性は、ビデオ録画モードのうちの1つのモードであってもよく、ビデオ録画パラメータのうちの1つのパラメータであってもよく、レンズスケーリング倍率のうちの1つの倍率であってもよく、レンズタイプのうちの1つのタイプであってもよい。第2録画属性は第1録画属性とは異なり、この違いは、第2録画属性に基づいて録画された第2ビデオと、第1録画属性に基づいて録画された第1ビデオとは、異なるビデオ録画効果を呈することができることに反映され得る。
【0037】
これをもとに、第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面に対するユーザの第1入力を受信した後、第1録画属性に基づく第1ビデオの録画を停止しない。即ち、第2録画属性を選択し、第1録画属性に基づく第1ビデオの録画を維持しながら、第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行う。これにより、録画属性のシームレスな切り替えを実現するとともに、同じ撮影シーンに対して、ユーザが後で編集して選択するように、異なる録画属性で録画された異なる効果のビデオを得ることもでき、ユーザ体験が向上する。
【0038】
また、第1録画属性に基づく第1ビデオの録画を維持しながら、第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行う時に、図1cに示すように、第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面は第1表示ウィンドウ11に表示されてもよく、第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面は、主プレビューインタフェース10、及び/又は、第2表示ウィンドウ12に表示されてもよい。
【0039】
録画された第1ビデオ及び第2ビデオをさらに処理するために、上記ステップ110~130以外に、いくつかの可能な実施例では、図2aに示すように、ステップ130の後に、本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法は、次のステップ140をさらに含んでもよい。
【0040】
ステップ140で、第1ビデオ及び第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得る。
【0041】
ここでは、目標ビデオは、録画を完了した第1ビデオ及び第2ビデオのうちの少なくとも1つに対してクリップ及びスティッチングを行った後に生成された新しいビデオであってもよい。ここで、クリップ及びスティッチング過程は、デフォルトでデバイスによって自動的に完了されてもよく、ユーザ定義の方式で完了されてもよく、ここでは限定されない。
【0042】
このように、ビデオ録画が完了した後、第三者のソフトウェアに依存することなく、異なる効果の録画ビデオをクリップして一体にスティッチングすることができ、生成された目標ビデオに異なる録画効果のあるビデオセグメントを含めることができ、これにより、ユーザのその後のビデオ処理時間を節約するとともに、ビデオ録画の面白さを高め、ユーザ体験を向上させる。
【0043】
そのうちのいくつかの実施形態では、デフォルトでデバイスによってビデオのクリップ及びスティッチング過程を自動的に完了してもよい。それに応じて、第1ビデオ及び第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るステップは、具体的に、
第2ビデオに対応する録画開始時点を取得するステップと、
録画開始時点に基づき、第1ビデオをクリップし、目標ビデオセグメントを得るステップであって、目標ビデオセグメントが第2ビデオとビデオ録画時間において重複しない第1ビデオのビデオセグメントであるステップと、
録画属性の使用順序に従って、目標ビデオセグメントと第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップと、を含んでもよい。
【0044】
ここでは、第2ビデオに対応する録画開始時点は、第2録画属性に基づく第2ビデオの録画を開始する時刻であってもよい。それに応じて、録画属性の使用順序は、各ビデオの録画開始時点に従って並べられた順序であってもよい。
【0045】
例示的に、デフォルトでは、第1ビデオと第2ビデオをデフォルトで第1ビデオから第2ビデオの順にスティッチングして1つの完全なビデオ、即ち目標ビデオを形成することができる。ここで、スティッチングが行われる時刻は、2つの録画属性の切り替えが行われる時刻、即ち、第2ビデオの録画開始時点である。例えば、第1録画属性から第2録画属性に切り替えた場合、第1ビデオが依然として録画されているが、第1ビデオと第2ビデオとをスティッチングする時は、第2ビデオの録画開始時点をスティッチング点とし、同時に、第2ビデオと重複する第1ビデオの部分を直接切り取り、第2ビデオと録画時間において重複しない第1ビデオのビデオセグメント、即ち目標ビデオセグメントを残し、目標ビデオセグメントと第2ビデオとをスティッチングし、新しいビデオを形成する。同様に、3つ以上の録画属性に基づいてビデオ録画を行う場合にも、複数のビデオの切り取り及び各ビデオセグメント間のスティッチングを自動的に行うことができる。当然ながら、目標ビデオを生成するとともに、他のビデオ処理に備えるように、各ビデオに対応する完全な録画結果を単独で保存してもよい。
【0046】
このように、ユーザは第三者のソフトウェアを利用する必要がなく、デバイスは異なる効果の録画ビデオに対するクリップ及びスティッチング処理を自動的に完了することができ、これにより、ユーザのビデオ後処理時間を大幅に低減することができる。また、異なる撮影シーンによって異なる録画属性を十分に利用して満足できるビデオを録画し、ユーザ体験を向上させることもできる。
【0047】
いくつかの実施形態では、ユーザ定義の方式でビデオのクリップ及びスティッチング過程を完了してもよい。それに応じて、第1ビデオ及び第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るステップは、具体的に、
第1ビデオへの第2入力を受信し、第2入力に応答して、第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、第1ビデオセグメントと第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップ、又は
第2ビデオへの第3入力を受信し、第3入力に応答して、第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、第1ビデオと第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップ、又は
第1ビデオへの第2入力及び第2ビデオへの第3入力を受信し、第2入力に応答して、第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、そして、第3入力に応答して、第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、第1ビデオセグメントと第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップ、を含んでもよい。
【0048】
ここでは、ユーザは、各ビデオをクリップする時刻を自由に選択することができる。即ち、ビデオをクリップ処理することを選択してもよく、クリップ処理しないことを選択してもよい。3つ以上のビデオ録画結果に対して、録画結果におけるどのビデオに対してクリップ及びスティッチングを行うかを自由に選択することもできる。
【0049】
指摘すべきことは、ユーザ定義の方式で、クリップ処理及びスティッチング処理が行われるビデオは、録画結果における全てのビデオであってもよく、録画結果における一部のビデオであってもよく、これはユーザによって決定することができる点である。
【0050】
例示的に、ユーザは、ビデオをシングルタップして選択することによって、自分の好みやシーンのニーズに応じて選択的にスティッチングし、及び各ビデオのスティッチング時間長等を編集することができ、続いて、録画属性の使用順序に従って、各ビデオをスティッチングし、新しいビデオ、即ち目標ビデオを生成する。ユーザは、ビデオのスティッチング順序を変更してもよく、ここでは限定しない。当然ながら、目標ビデオを生成するとともに、他のビデオ処理に備えるように、各ビデオに対応する完全な録画結果を単独で保存してもよい。
【0051】
一具体例を挙げると、図2bに示すように、4つのビデオ録画結果、即ち第1ビデオ21、第2ビデオ22、第3ビデオ23及び第4ビデオ24のうち、ユーザは、第1ビデオ21、第2ビデオ22及び第4ビデオ24のみを選択してスティッチングすることができ、且つ時刻提示情報25に従って各ビデオのスティッチング時間長等を編集することができる。
【0052】
このように、ユーザの自主性を高め、ユーザの録画ニーズをよりよく満たし、ユーザにより多くの録画選択性を提供し、さらに、ユーザ体験をさらに向上させることができる。
【0053】
上記2つの方式をもとに、ユーザはさらにビデオスティッチング処理の前に録画属性の使用順序を変更して、ビデオ間のスティッチング順序を調整してもよい。それに応じて、ステップ130の後に、本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法は、第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウへの第4入力を受信するステップと、第4入力に応答して、第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウと、関連する少なくとも1つのビデオに対応する表示ウィンドウとの間の相対的な位置関係を調整するステップであって、表示ウィンドウが対応するビデオの撮影プレビュー画面を表示するために用いられるステップと、調整結果に基づき、録画属性の使用順序を更新するステップと、をさらに含んでもよい。
【0054】
ここでは、複数のビデオ録画過程で、ユーザは、各ビデオに対応する表示ウィンドウの位置を調整することにより、録画属性の使用順序を更新することができ、これにより、ビデオスティッチング時に、ビデオ間のスティッチング順序を調整する。ビデオスティッチングを行う時に、各ビデオに対応する表示ウィンドウの位置により、スティッチング順序を決定してもよく、例えば、第3ビデオに対応する第3表示ウィンドウ、及び第2ビデオに対応する第2表示ウィンドウの位置を入れ替えると、ビデオスティッチング順序は、第1ビデオ-第2ビデオ-第3ビデオから、第1ビデオ-第3ビデオ-第2ビデオに調整される。
【0055】
指摘すべきことは、ユーザ定義の方式で、ユーザは、ビデオ録画が終了した後、且つビデオスティッチング処理の前に、表示ウィンドウの位置を調整してもよい点である。
【0056】
これにより、ユーザは、いつでも実際の撮影効果に基づき、ビデオのスティッチング順序を入れ替えることができる。これにより、ユーザの自主選択性をさらに高め、ユーザ体験を向上させる。
【0057】
また、上記ステップ110~130に加えて、可能な一実施例では、図3aに示すように、ステップ120は、具体的に、ステップ1201~ステップ1203を含んでもよく、具体的に、以下のとおりである。
【0058】
ステップ1201で、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示し、該プリセット録画属性は第2録画属性を含む。
【0059】
ここでは、プリセット録画属性は、ユーザが選択できる複数の録画属性を含んでもよく、例えば、ビデオ録画モードのうちの複数のプリセットモードであってもよく、ビデオ録画パラメータのうちの複数のプリセットパラメータであってもよく、レンズスケーリング倍率のうちの複数のプリセット倍率であってもよく、レンズタイプのうちの複数のプリセットタイプであってもよく、ここでは詳細な説明を省略する。当然ながら、プリセット録画属性は、ユーザ定義の複数の録画属性を含んでもよい。
【0060】
また、いくつかの実施形態では、ユーザが選択するための少なくとも1つのプリセット録画属性をメニュー方式で表示することができる。例を挙げて説明すると、図3bに示すように、第1入力は、第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウ11に対するユーザの長押し操作であってもよい。長押しすると、第1表示ウィンドウ11の片側に第1メニューリスト31が表示され、重複した選択を避けるために、該リストにおいて、第1録画属性以外の他の少なくとも1つのプリセット録画属性が表示されてもよく、例えば、第1録画属性が通常撮影モードである場合、第1メニューリスト31に表示される録画属性は、スローレンズ、AR撮影、遅延撮影などを含んでもよく、ユーザはさらにメニューリストの末尾にある「+」をタップすることにより、より多くの録画モードをカスタマイズして添加することもできる。
【0061】
ステップ1202で、第2録画属性への第5入力を受信する。
【0062】
ここでは、第5入力は、ユーザが表示される第2録画属性をシングルタップして選択することであってもよく、ユーザが第2録画属性に対応する入力特徴に従って行ったスライド操作であってもよく、ここでは限定されない。
【0063】
ステップ1203で、第5入力に応答して、第2録画属性を取得する。
【0064】
ここでは、ユーザは第2録画属性に対応するアイコンを選択し、又は第2録画属性に対応する入力特徴に従ってスライド操作を行うと、該第2録画属性を取得できる。
【0065】
これにより、ユーザは、表示されるプリセット録画属性によって、録画属性をより容易に選択することができる。これにより、実際の撮影シーンにおいて、必要な録画属性を迅速に呼び出して、ビデオ録画を行い、ユーザの撮影体験をさらに向上させる。
【0066】
また、第1ビデオが今回録画された最初のビデオである場合、即ち、第1ビデオの前に他の録画中のビデオがない場合、システムはデフォルトの録画属性を使用する。当然ながら、ユーザはビデオ録画を開始する前に、システムがデフォルトで使用している録画属性を切り替えることもできる。具体的に、いくつかの可能な実施例では、図4aに示すように、ステップ110の前に、本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法は、ステップ1001~ステップ1005をさらに含んでもよく、具体的に、以下のとおりである。
【0067】
ステップ1001で、第6入力を受信する。
【0068】
ここでは、ビデオ録画が開始される前に、ユーザは第6入力によって少なくとも1つのプリセット録画属性の表示をトリガすることができる。
【0069】
ステップ1002で、第6入力に応答して、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示し、該プリセット録画属性は第1録画属性を含む。
【0070】
例を挙げて説明すると、上記方法と同様に、第6入力は、ユーザによる第1表示ウィンドウへの長押し操作であってもよい。長押しすると、第1表示ウィンドウの片側に第1メニューリストが表示され、該リストにおいて、例えば、通常撮影、スローレンズ、AR撮影、遅延撮影など、少なくとも1つのプリセット録画属性が含まれ、ユーザはさらにメニューリストの末尾にある「+」をタップすることにより、より多くの録画モードをカスタマイズして添加することもできる。
【0071】
ステップ1003で、第1録画属性への第7入力を受信する。
【0072】
ここでは、第7入力は、ユーザが表示される第1録画属性をシングルタップして選択することであってもよく、ユーザが第1録画属性に対応する入力特徴に従って行ったスライド操作であってもよく、ここでは限定されない。
【0073】
ステップ1004で、第7入力に応答して、第1録画属性を取得する。
【0074】
ここでは、ユーザは第1録画属性に対応するアイコンを選択し、又は第1録画属性に対応する入力特徴に従ってスライド操作を行うと、該第1録画属性を取得できる。
【0075】
ステップ1005で、第1録画属性に基づいて第1ビデオの録画を行い、第1表示ウィンドウに第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示する。
【0076】
これにより、ユーザはビデオ録画を開始する前に、プリセット録画属性の表示をトリガし、最初に使用する必要がある第1録画属性を選択することにより、システムがデフォルトで使用している録画属性を切り替え、第1ビデオの録画を行うことができる。これにより、ユーザによる録画属性選択の自由度を高め、ユーザの好みや実際の撮影シーンのニーズに応じてビデオ録画を行い、さらに、ユーザの撮影体験をさらに向上させることができる。
【0077】
上記各実施例をもとに、ステップ1201及び/又はステップ1002の後に、本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法は、
各プリセット録画属性に関連する位置に対応するプリセット入力提示情報を表示するステップをさらに含んでもよい。ここで、プリセット入力提示情報がプリセット入力の入力特徴を指示するためのものであり、プリセット入力がプリセット録画属性に対応する表示ウィンドウの表示を制御するための入力である。
【0078】
それに応じて、ステップ1203は、具体的に、
第5入力に対応する入力特徴を取得するステップと、入力特徴が、第2録画属性に対応する第2表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセット入力の入力特徴にマッチングすると判定した場合、第2録画属性を取得するステップと、を含んでもよい。
【0079】
いくつかの例では、ステップ1004は、具体的に、
第7入力に対応する入力特徴を取得するステップと、入力特徴が、現在の録画属性を第1録画属性に切り替えるように制御するためのプリセット入力の入力特徴にマッチングすると判定した場合、第1録画属性を取得するステップと、を含んでもよい。この時、プリセット入力は、現在の録画属性を第1録画属性に切り替えるように制御して第1ビデオ録画を行うための入力であってもよい。
【0080】
ここでは、異なるプリセット録画属性は異なるプリセット入力提示情報を対応付けて表示することができ、それにより、如何にしてショートカット操作で対応する録画属性を呼び出してビデオ録画を行うかをユーザに提示し、該ビデオ撮影プレビュー画面を表示するための表示ウィンドウの表示を制御する。
【0081】
例を挙げて説明すると、図4bに示すように、ユーザが第1表示ウィンドウ11を長押しすると、第1表示ウィンドウ11の片側に第1メニューリスト31が表示され、該リストにおいて、少なくとも1つのプリセット録画属性が含まれ、且つ各プリセット録画属性の片側には対応する指示矢印、即ちプリセット入力提示情報が表示されており、ユーザは、該プリセット入力提示情報に基づき、対応する入力操作を行うことができる。例えば、指示矢印の方向にスライド操作を行うと、対応する録画属性を迅速に呼び出してビデオ録画を行い、該ビデオ撮影プレビュー画面を表示するための表示ウィンドウの表示を制御することができる。
【0082】
また、ステップ130の後に、上述したビデオ録画方法は、具体的に、
第5入力に応答して、第2表示ウィンドウに第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するステップをさらに含んでもよい。
【0083】
このように、ユーザはショートカット方式によって、対応する録画属性を迅速に呼び出してビデオ録画を行うことができ、ビデオ録画効果を高め、ユーザの撮影体験を向上させる。
【0084】
そのうちのいくつかの実施形態では、プリセット入力はプリセットスライド操作であってもよく、それに応じて、プリセット入力の入力特徴は目標表示ウィンドウに対するスライド方向であってもよい。
【0085】
ここでは、目標表示ウィンドウからのプリセットスライド操作は、例えば、目標表示ウィンドウを起点とする上向きのスライド、下向きのスライド、左向きのスライド、右向きのスライドなどであってもよい。
【0086】
例を挙げて説明すると、図4cに示すように、通常撮影モードで第1ビデオの録画を行う際に、撮影シーンに動き物体が現れ、ユーザがその動き物体を捉えるためにスローレンズに切り替えたいと、第1表示ウィンドウ11を直接長押し、ポップアップした第1メニューリスト31中の矢印指示に基づき、スローレンズに対応する下向き指示矢印に従って、第1表示ウィンドウ11から下向きにスライドする操作を行うことができる。こうして、第1ビデオ録画の録画を継続して維持したまま、第2表示ウィンドウ12を自動的に生成して、同時にスローレンズの撮影を行い、第2ビデオを録画することができ、且つ第2表示ウィンドウ12において対応する撮影プレビュー画面が表示される。
【0087】
同様に、図4dに示すように、ユーザが上記シーンにおいて、AR撮影モードにも切り替えたいと、引き続き第2表示ウィンドウ12を直接長押し、第2メニューリスト32中の矢印指示に基づき、第2表示ウィンドウ12から左向きにスライドすることができる。こうして、第3表示ウィンドウ13を自動的に生成してAR撮影を行うことができ、第1表示ウィンドウ11及び第2表示ウィンドウ12は引き続き対応するモードでビデオ録画を行い、このように続いていく。
【0088】
このように、ユーザは簡単なスライド操作によって、対応する録画属性を迅速に呼び出して使用してビデオ録画を行うことができる。これにより、ユーザの撮影体験をさらに向上させることができる。
【0089】
また、第2表示ウィンドウに第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示した後、本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法は、
第1表示ウィンドウの第2表示ウィンドウに対する方位を取得するステップと、
該方位に基づいて第1方向を決定するステップと、
第1方向が目標スライド方向と一致すると判定した場合、目標スライド方向を第1方向と異なる方向に更新するステップであって、目標スライド方向が第3録画属性に対応する第3表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセットスライド操作のスライド方向であるステップと、をさらに含んでもよい。
【0090】
例を挙げて説明すると、例えば、図4eに示すように、第2表示ウィンドウ12を呼び出した後、ユーザが第2表示ウィンドウ12を長押しすることにより表示がトリガされる第2メニューリスト32中の各矢印方向が、第1表示ウィンドウ11を長押しすることにより表示がトリガされる第1メニューリスト31中の各矢印方向と完全に同じである場合において、ユーザが第2表示ウィンドウ12に基づいて遅延撮影モードを呼び出して第3ビデオ録画を行い、且つ第3表示ウィンドウをトリガしようとすると、ユーザは上向きにスライドする操作を行う必要があるが、第2表示ウィンドウ12の上方に第1表示ウィンドウ11が存在していたため、第3表示ウィンドウ13と第1表示ウィンドウ11の表示位置が衝突する。従って、衝突する場合、第2メニューリスト32において、遅延撮影モードに対応する矢印指示方向を調整することができ、例えば、矢印指示方向を左向きに調整する。
【0091】
これにより、最新に表示された表示ウィンドウ周りのウィンドウ位置をリアルタイムで検出することができ、さらに、使用されない録画属性に対応する目標スライド方向と一致する場合、該目標スライド方向をタイムリーに調整し、衝突を回避し、ビデオ録画過程の安定性及び信頼性を高める。
【0092】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるビデオ録画方法の実行主体が、ビデオ録画装置、又は該ビデオ録画装置内の、ビデオ録画方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例では、ビデオ録画装置がビデオ録画方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるビデオ録画装置を説明する。
【0093】
図5は例示的な一実施例により示されるビデオ録画装置の構造模式図である。
【0094】
図5に示すように、ビデオ録画装置500は、具体的に、次の第1受信モジュール501、第1取得モジュール502、及び録画応答モジュール503を含んでもよい。
【0095】
第1受信モジュール501は、第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するために用いられる。
【0096】
第1取得モジュール502は、前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するために用いられる。
【0097】
録画応答モジュール503は、前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うために用いられる。
【0098】
以下において、上記ビデオ録画装置500を詳しく説明する。具体的に以下のとおりである。
【0099】
そのうちのいくつかの実施例では、上述したビデオ録画装置500は、次のクリッピング・スティッチングモジュール504をさらに含んでもよい。
【0100】
クリッピング・スティッチングモジュール504は、前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後、前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るために用いられる。
【0101】
そのうちのいくつかの実施例では、クリッピング・スティッチングモジュール504は、具体的に、時間取得サブモジュール、ビデオクリッピングサブモジュール及びビデオスティッチングサブモジュールを含んでもよい。
【0102】
時間取得サブモジュールは、前記第2ビデオに対応する録画開始時点を取得するために用いられる。
【0103】
ビデオクリッピングサブモジュールは、前記録画開始時点に基づき、前記第1ビデオをクリップし、目標ビデオセグメントを得るために用いられる。ここで、前記目標ビデオセグメントは、前記第2ビデオとビデオ録画時間において重複しない前記第1ビデオのビデオセグメントである。
【0104】
ビデオスティッチングサブモジュールは、録画属性の使用順序に従って、前記目標ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。
【0105】
別のいくつかの実施形態では、クリッピング・スティッチングモジュール504は、具体的に、第1処理サブモジュール、第2処理サブモジュール又は第3処理サブモジュールを含んでもよい。
【0106】
第1処理サブモジュールは、前記第1ビデオへの第2入力を受信し、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。又は、
第2処理サブモジュールは、前記第2ビデオへの第3入力を受信し、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。又は、
第3処理サブモジュールは、前記第1ビデオへの第2入力及び前記第2ビデオへの第3入力を受信し、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、そして、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。
【0107】
そのうちのいくつかの実施例では、上述したビデオ録画装置500は、次の第2受信モジュール505、位置入れ替えモジュール506、及び順序更新モジュール507をさらに含んでもよい。
【0108】
第2受信モジュール505は、前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウへの第4入力を受信するために用いられる。
【0109】
位置入れ替えモジュール506は、前記第4入力に応答して、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウと、関連する少なくとも1つのビデオに対応する表示ウィンドウとの間の相対的な位置関係を調整するために用いられる。ここで、前記表示ウィンドウは、対応するビデオの撮影プレビュー画面を表示するために用いられる。
【0110】
順序更新モジュール507は、調整結果に基づき、前記録画属性の使用順序を更新するために用いられる。
【0111】
そのうちのいくつかの実施例では、上述した第1取得モジュール502は、具体的に、第1表示サブモジュール、第3受信サブモジュール及び応答・取得サブモジュールを含んでもよい。
【0112】
第1表示サブモジュールは、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面に対するユーザの第1入力を受信した後に、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行う前に、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するために用いられ、前記プリセット録画属性は第2録画属性を含む。
【0113】
第3受信サブモジュールは、前記ユーザの前記第2録画属性への第5入力を受信するために用いられる。
【0114】
応答・取得サブモジュールは、前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得するために用いられる。
【0115】
そのうちのいくつかの実施例では、上述したビデオ録画装置500は、次の第4受信モジュール508、第2表示モジュール509、第5受信モジュール510、第2取得モジュール511、及び録画表示モジュール512をさらに含んでもよい。
【0116】
第4受信モジュール508は、前記第1ビデオへの第1入力を受信する前に、第6入力を受信するために用いられる。
【0117】
第2表示モジュール509は、前記第6入力に応答して、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するために用いられ、前記プリセット録画属性は第1録画属性を含む。
【0118】
第5受信モジュール510は、前記第1録画属性への第7入力を受信するために用いられる。
【0119】
第2取得モジュール511は、前記第7入力に応答して、前記第1録画属性を取得するために用いられる。
【0120】
録画表示モジュール512は、前記第1録画属性に基づいて第1ビデオの録画を行い、前記第1表示ウィンドウに前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するために用いられる。
【0121】
そのうちのいくつかの実施例では、上述した第1取得モジュール502は、具体的に、次の情報提示サブモジュールをさらに含んでもよい。
【0122】
情報提示サブモジュールは、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示した後に、各前記プリセット録画属性に関連する位置に対応するプリセット入力提示情報を表示するために用いられる。ここで、前記プリセット入力提示情報は、プリセット入力の入力特徴を指示するためのものであり、前記プリセット入力は前記プリセット録画属性に対応する表示ウィンドウの表示を制御するための入力である。
【0123】
上述した応答・取得サブモジュールは、具体的に、次の特徴マッチングユニット、マッチング・取得ユニットを含んでもよい。
【0124】
特徴マッチングユニットは、前記第5入力に対応する入力特徴を取得するために用いられる。
【0125】
マッチング・取得ユニットは、前記入力特徴が、前記第2録画属性に対応する第2表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセット入力の入力特徴にマッチングすると判定した場合、前記第2録画属性を取得するために用いられる。
【0126】
上述したビデオ録画装置500は、具体的に、次の画面表示モジュール513をさらに含んでもよい。
【0127】
画面表示モジュール513は、前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、前記第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するために用いられる。
【0128】
そのうちのいくつかの実施例では、プリセット入力がプリセットスライド操作である場合、プリセット入力の入力特徴は、目標表示ウィンドウに対するスライド方向であってもよい。
【0129】
そのうちのいくつかの実施例では、上述したビデオ録画装置500は、次の方位決定モジュール514、方向決定モジュール515、及び方向更新モジュール516をさらに含んでもよい。
【0130】
方位決定モジュール514は、第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示した後に、前記第1表示ウィンドウの前記第2表示ウィンドウに対する方位を取得するために用いられる。
【0131】
方向決定モジュール515は、前記方位に基づいて第1方向を決定するために用いられる。
【0132】
方向更新モジュール516は、前記第1方向が目標スライド方向と一致すると判定した場合、前記目標スライド方向を前記第1方向と異なる方向に更新するために用いられる。ここで、前記目標スライド方向は、第3録画属性に対応する第3表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセットスライド操作のスライド方向である。
【0133】
これにより、第1録画属性を用いて第1ビデオを録画すると同時に、第2録画属性を用いて第2ビデオを録画することにより、ユーザの必要に応じて、異なる撮影効果のビデオを同時に取得することができ、ビデオ録画効果の多様性が高まり、ユーザの選択性が増える。また、ユーザによる第1ビデオへの第1入力を受信することにより、ビデオ録画プロセスを終了することなく、録画属性の自動的な切り替えを実現することができる。これにより、全ての瞬間を録画することができ、切り替え操作を簡略化するとともに、ユーザの撮影体験が向上する。
【0134】
本出願の実施例におけるビデオ録画装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路又はチップであってもよい。該装置は、携帯型の電子機器であってもよく、非携帯型の電子機器であってもよい。例として、携帯型の電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、非携帯型の電子機器は、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビジョン(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0135】
本出願の実施例におけるビデオ録画装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0136】
本出願の実施例で提供されるビデオ録画装置は、図1aから図4eの方法の実施例で実現される各プロセスを実現することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0137】
また、図6に示すように、本出願の実施例は電子機器600をさらに提供する。該電子機器は、プロセッサ601と、メモリ602と、メモリ602に記憶され且つ前記プロセッサ601上で実行可能なプログラムもしくはコマンドとを含み、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサ601によって実行されると、上記ビデオ録画方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0138】
説明すべきことは、本出願の実施例における電子機器が上述した携帯型の電子機器及び非携帯型の電子機器を含む点である。
【0139】
図7は本出願の実施例を実現する電子機器のハードウェア構造模式図である。
【0140】
該電子機器700は、ユーザ入力ユニット701、プロセッサ702、表示ユニット703及びメモリ704等の部材を含むが、それらに限定されない。
【0141】
当業者であれば、電子機器700は、各部材に電気を供給する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ702に論理的に接続されて、電源管理システムによって充放電管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができることが理解可能である。図7に示す電子機器の構造は、電子機器を限定するものではなく、電子機器は、図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0142】
いくつかの例では、ユーザ入力ユニット701は、第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するために用いられる。
プロセッサ702は、前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得し、前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うために用いられる。
【0143】
これにより、第1録画属性を用いて第1ビデオを録画すると同時に、第2録画属性を用いて第2ビデオを録画することにより、ユーザの必要に応じて、異なる撮影効果のビデオを同時に取得することができ、ビデオ録画効果の多様性が高まり、ユーザの選択性が増える。また、ユーザによる第1ビデオへの第1入力を受信することにより、ビデオ録画プロセスを終了することなく、録画属性の自動的な切り替えを実現することができる。これにより、全ての瞬間を録画することができ、切り替え操作を簡略化するとともに、ユーザの撮影体験が向上する。
【0144】
いくつかの例では、プロセッサ702はさらに、前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るために用いられる。
【0145】
いくつかの例では、プロセッサ702はさらに、前記第2ビデオに対応する録画開始時点を取得し、前記録画開始時点に基づき、前記第1ビデオをクリップし、目標ビデオセグメントを得て、ここで前記目標ビデオセグメントが前記第2ビデオとビデオ録画時間において重複しない前記第1ビデオのビデオセグメントであり、そして録画属性の使用順序に従って、前記目標ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。
【0146】
いくつかの例では、ユーザ入力ユニット701はさらに、前記第1ビデオへの第2入力を受信するために用いられ、
プロセッサ702はさらに、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。
【0147】
又は、ユーザ入力ユニット701はさらに、前記第2ビデオへの第3入力を受信するために用いられ、
プロセッサ702はさらに、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。
【0148】
又は、ユーザ入力ユニット701はさらに、前記第1ビデオへの第2入力及び前記第2ビデオへの第3入力を受信するために用いられ、
プロセッサ702はさらに、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、そして、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るために用いられる。
【0149】
いくつかの例では、ユーザ入力ユニット701はさらに、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウへの第4入力を受信するために用いられる。
プロセッサ702はさらに、前記第4入力に応答して、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウと、関連する少なくとも1つのビデオに対応する表示ウィンドウとの間の相対的な位置関係を調整し、前記表示ウィンドウが対応するビデオの撮影プレビュー画面を表示するためのものであり、調整結果に基づき、前記録画属性の使用順序を更新するために用いられる。
【0150】
いくつかの例では、表示ユニット703は、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するために用いられ、前記プリセット録画属性は第2録画属性を含む。
ユーザ入力ユニット701はさらに、前記第2録画属性への第5入力を受信するために用いられる。
プロセッサ702はさらに、前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得するために用いられる。
【0151】
いくつかの例では、ユーザ入力ユニット701はさらに、第6入力を受信するために用いられる。
表示ユニット703はさらに、前記第6入力に応答して、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するために用いられ、前記プリセット録画属性は第1録画属性を含む。
ユーザ入力ユニット701はさらに、前記第1録画属性への第7入力を受信するために用いられる。
プロセッサ702はさらに、前記第7入力に応答して、前記第1録画属性を取得し、そして前記第1録画属性に基づいて第1ビデオの録画を行うために用いられる。
表示ユニット703はさらに、前記第1表示ウィンドウに前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するために用いられる。
【0152】
いくつかの例では、表示ユニット703はさらに、各前記プリセット録画属性に関連する位置に対応するプリセット入力提示情報を表示するために用いられる。ここで、前記プリセット入力提示情報は、プリセット入力の入力特徴を指示するためのものであり、前記プリセット入力は前記プリセット録画属性に対応する表示ウィンドウの表示を制御するための入力である。
プロセッサ702はさらに、前記第5入力に対応する入力特徴を取得し、前記入力特徴が、前記第2録画属性に対応する第2表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセット入力の入力特徴にマッチングすると判定した場合、前記第2録画属性を取得するために用いられる。
表示ユニット703はさらに、第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するために用いられる。
【0153】
いくつかの例では、プロセッサ702はさらに、前記第1表示ウィンドウの前記第2表示ウィンドウに対する方位を取得し、前記方位に基づいて第1方向を決定し、そして前記第1方向が目標スライド方向と一致すると判定した場合、前記目標スライド方向を前記第1方向と異なる方向に更新するために用いられる。ここで、前記目標スライド方向は、第3録画属性に対応する第3表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセットスライド操作のスライド方向である。
【0154】
これにより、新しい録画属性を絶えず呼び出し、異なる録画属性でビデオ録画を行うことで、異なる効果の撮影結果を同時に取得し、さらに異なる録画効果の複数のビデオに対してクリッピング・スティッチング操作を行うことができる。このようにして、より多くの録画属性を発見し、使用するようにユーザを簡単且つ迅速に案内し、ビデオ録画効果を豊富にすることができるとともに、ユーザの後処理に必要な時間を節約することもでき、録画の多様性及び面白さが向上する。また、同じ撮影シーンに対する異なる効果のビデオ録画は、ユーザにより多くの選択性をも提供し、ユーザの撮影体験が向上する。
【0155】
本出願の実施例において、表示ユニット703は表示パネル7031を含んでもよく、表示パネル7031は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよいことを理解すべきである。ユーザ入力ユニット701は、タッチパネル7011及び他の入力機器7012を含む。タッチパネル7011はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル7011は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。他の入力機器7012は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは詳細な説明を省略する。メモリ704は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができ、アプリケーション及びオペレーティングシステムを含むが、それらに限定されない。プロセッサ702に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ702に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0156】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供する。前記可読記憶媒体には、プログラムもしくはコマンドが記憶されており、該プログラムもしくはコマンドがプロセッサによって実行されると、上記ビデオ録画方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0157】
いくつかの例では、前記プロセッサは上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0158】
本出願の実施例は、電子機器を提供する。該電子機器は、上記ビデオ録画方法の実施例を実現する各プロセスを実行するように配置され、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0159】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品を提供する。前記コンピュータプログラム製品は、プロセッサによって実行されると、上記ビデオ録画方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0160】
本出願の実施例、チップをさらに提供する。前記チップは、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行し、上記ビデオ録画方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0161】
本出願の実施例で言及したチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0162】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの・・・を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点である。例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに様々なステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0163】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能である。当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0164】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c
図4d
図4e
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-07-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1録画属性に基づいて第1ビデオの録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するステップと、
前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するステップと、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うステップと、を含む、ビデオ録画方法。
【請求項2】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、
前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るステップをさらに含む、請求項1に記載のビデオ録画方法。
【請求項3】
前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得る前記ステップは、
前記第2ビデオに対応する録画開始時点を取得するステップと、
前記録画開始時点に基づき、前記第1ビデオをクリップし、目標ビデオセグメントを得るステップであって、前記目標ビデオセグメントが前記第2ビデオとビデオ録画時間において重複しない前記第1ビデオのビデオセグメントであるステップと、
録画属性の使用順序に従って、前記目標ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップと、を含む、請求項2に記載のビデオ録画方法。
【請求項4】
前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得る前記ステップは、
前記第1ビデオへの第2入力を受信し、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップ、又は
前記第2ビデオへの第3入力を受信し、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップ、又は
前記第1ビデオへの第2入力及び前記第2ビデオへの第3入力を受信し、前記第2入力に応答して、前記第1ビデオをクリップし、第1ビデオセグメントを得て、そして、前記第3入力に応答して、前記第2ビデオをクリップし、第2ビデオセグメントを得て、録画属性の使用順序に従って、前記第1ビデオセグメントと前記第2ビデオセグメントとをスティッチングし、目標ビデオを得るステップを含む、請求項2に記載のビデオ録画方法。
【請求項5】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、
前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウへの第4入力を受信するステップと、
前記第4入力に応答して、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウと、関連する少なくとも1つのビデオに対応する表示ウィンドウとの間の相対的な位置関係を調整するステップであって、前記表示ウィンドウが対応するビデオの撮影プレビュー画面を表示するために用いられるステップと、
調整結果に基づき、前記録画属性の使用順序を更新するステップと、をさらに含む、請求項3又は4に記載のビデオ録画方法。
【請求項6】
第2録画属性を取得する前記ステップは、
少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するステップであって、前記プリセット録画属性が第2録画属性を含むステップと、
前記第2録画属性への第5入力を受信するステップと、
前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得するステップと、を含む、請求項1に記載のビデオ録画方法。
【請求項7】
前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信する前に、
第6入力を受信するステップと、
前記第6入力に応答して、少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するステップであって、前記プリセット録画属性が第1録画属性を含むステップと、
前記第1録画属性への第7入力を受信するステップと、
前記第7入力に応答して、前記第1録画属性を取得するステップと、
前記第1録画属性に基づいて第1ビデオの録画を行い、第1表示ウィンドウに前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のビデオ録画方法。
【請求項8】
少なくとも1つのプリセット録画属性を表示した後に、前記ビデオ録画方法は、
各前記プリセット録画属性に関連する位置に対応するプリセット入力提示情報を表示するステップであって、前記プリセット入力提示情報がプリセット入力の入力特徴を指示するためのものであり、前記プリセット入力が前記プリセット録画属性に対応する表示ウィンドウの表示を制御するための入力であるステップをさらに含み、
前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得する前記ステップは、
前記第5入力に対応する入力特徴を取得するステップと、
前記入力特徴が、前記第2録画属性に対応する第2表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセット入力の入力特徴にマッチングすると判定した場合、前記第2録画属性を取得するステップと、を含み、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、前記方法は、
前記第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示するステップをさらに含む、請求項6に記載のビデオ録画方法。
【請求項9】
前記プリセット入力がプリセットスライド操作である場合、前記プリセット入力の入力特徴は、目標表示ウィンドウに対するスライド方向であり、
第2表示ウィンドウに前記第2ビデオに対応する撮影プレビュー画面を表示した後に、
第1表示ウィンドウの前記第2表示ウィンドウに対する方位を取得するステップと、
前記方位に基づいて第1方向を決定するステップと、
前記第1方向が目標スライド方向と一致すると判定した場合、前記目標スライド方向を前記第1方向と異なる方向に更新するステップであって、前記目標スライド方向が第3録画属性に対応する第3表示ウィンドウの表示を制御するためのプリセットスライド操作のスライド方向であるステップと、をさらに含む、請求項8に記載のビデオ録画方法。
【請求項10】
第1録画属性に基づいて第1ビデオ録画を行う過程で、前記第1ビデオに対応する撮影プレビュー画面への第1入力を受信するための第1受信モジュールと、
前記第1入力に応答して、第2録画属性を取得するための第1取得モジュールと、
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行うための録画応答モジュールと、を含む、ビデオ録画装置。
【請求項11】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後、前記第1ビデオ及び前記第2ビデオのうちの少なくとも1つをクリップし、クリップ結果に基づいてビデオスティッチングを行い、目標ビデオを得るためのクリッピング・スティッチングモジュールをさらに含む、請求項10に記載のビデオ録画装置。
【請求項12】
前記クリッピング・スティッチングモジュールは、
前記第2ビデオに対応する録画開始時点を取得するための時間取得サブモジュールと、
前記録画開始時点に基づき、前記第1ビデオをクリップし、目標ビデオセグメントを得るためのビデオクリッピングサブモジュールであって、前記目標ビデオセグメントが前記第2ビデオとビデオ録画時間において重複しない前記第1ビデオのビデオセグメントであるビデオクリッピングサブモジュールと、
録画属性の使用順序に従って、前記目標ビデオセグメントと前記第2ビデオとをスティッチングし、目標ビデオを得るためのビデオスティッチングサブモジュールと、を含む、請求項11に記載のビデオ録画装置。
【請求項13】
前記第1録画属性に基づく前記第1ビデオの録画を維持しながら、前記第2録画属性に基づいて第2ビデオの録画を行った後に、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウへの第4入力を受信するための第2受信モジュールと、
前記第4入力に応答して、前記第1ビデオに対応する第1表示ウィンドウと、関連する少なくとも1つのビデオに対応する表示ウィンドウとの間の相対的な位置関係を調整するための位置入れ替えモジュールであって、前記表示ウィンドウが対応するビデオの撮影プレビュー画面を表示するために用いられる位置入れ替えモジュールと、
調整結果に基づき、前記録画属性の使用順序を更新するための順序更新モジュールと、をさらに含む、請求項12に記載のビデオ録画装置。
【請求項14】
前記第1取得モジュールは、
少なくとも1つのプリセット録画属性を表示するための第1表示サブモジュールであって、前記プリセット録画属性が第2録画属性を含む第1表示サブモジュールと、
前記第2録画属性への第5入力を受信するための第3受信サブモジュールと、
前記第5入力に応答して、前記第2録画属性を取得するための応答・取得サブモジュールと、を含む、請求項10に記載のビデオ録画装置。
【請求項15】
プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラムもしくはコマンドを実行して、請求項1~9のいずれか1項に記載のビデオ録画方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【国際調査報告】