(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-01
(54)【発明の名称】メッセージ転送方法、装置、通信機器及び可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 45/50 20220101AFI20231124BHJP
【FI】
H04L45/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023531074
(86)(22)【出願日】2021-11-05
(85)【翻訳文提出日】2023-07-21
(86)【国際出願番号】 CN2021129000
(87)【国際公開番号】W WO2022105625
(87)【国際公開日】2022-05-27
(31)【優先権主張番号】202011321949.3
(32)【優先日】2020-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】程 ▲偉▼▲強▼
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030GA12
5K030HA08
5K030HD03
5K030JA11
5K030KA05
5K030LB05
(57)【要約】
本開示の実施例は、メッセージ転送方法、装置、通信機器及び可読記憶媒体を提供し、当該方法は、第一SIDの第一情報及び第二情報であって、前記第一情報が、データパケットのSIDリスト内における前記第一SIDの所在するコンテナの位置を示し、前記第二情報が、前記コンテナ内における前記第一SIDの位置を示す第一情報及び第二情報を取得することと、前記第一情報及び第二情報に従って、SIDリスト内における前記第一SIDの位置を得ることと、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内の現在のSID及び次のSIDへ複製し、前記データパケットを送信することとを含み、前記第二SIDは、前記SIDリスト内の第一SIDの次のSIDであり、前記第二情報は、1以上であるか、又は0に等しい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ノードによって実行されるメッセージ処理方法であって、前記方法は、
第一セグメント識別子(SID)の第一情報及び第二情報であって、前記第一情報が、データパケットのSIDリスト内における前記第一SIDの所在するコンテナの位置を示し、前記第二情報が、前記コンテナ内における前記第一SIDの位置を示す第一情報及び第二情報を取得することと、
前記第一情報及び第二情報に従って、SIDリスト内における前記第一SIDの位置を得ることと、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内の現在のSID及び次のSIDへ複製し、前記データパケットを送信することとを含み、
前記第二SIDは、前記SIDリスト内の第一SIDの次のSIDであり、前記第二情報は、1以上であるか、又は0に等しい、メッセージ処理方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記第二情報が1に等しければ、前記SIDリスト内の前記第一SIDをデータパケットの宛先アドレス内の前記現在のSIDへ複製し、前記次のSIDに所定フィールドを埋め込むことを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上述した前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記データパケットを送信することは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることを含み、前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることは、
前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであるか、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであるかを判断することと、
前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであれば、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることとを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
グローバルSID及びローカルSIDの範囲を他のノードと統一して設定するか、
又は、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を設定し、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を、IGP/BGPプロトコルを介して他のノードに通知することを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記宛先アドレスには、現在のSID及び次のSIDが含まれ、
上述した前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記データパケットを送信することは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えないことを含み、
前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
メッセージ処理装置であって、
第一セグメント識別子(SID)の第一情報及び第二情報であって、前記第一情報が、データパケットのSIDリスト内における前記第一SIDの所在するコンテナの位置を示し、前記第二情報が、前記コンテナ内における前記第一SIDの位置を示す第一情報及び第二情報を取得するための取得モジュールと、
前記第一情報及び第二情報に従って、SIDリスト内における前記第一SIDの位置を得るための第一処理モジュールと、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内の現在のSID及び次のSIDへ複製し、前記データパケットを送信するための送信モジュールとを含み、
前記第二SIDは、前記SIDリスト内の第一SIDの次のSIDであり、前記第二情報は、1以上であるか、又は0に等しい、メッセージ処理装置。
【請求項8】
前記装置は、
前記第二情報が1に等しければ、前記SIDリスト内の前記第一SIDをデータパケットの宛先アドレス内の前記現在のSIDへ複製し、前記次のSIDに所定フィールドを埋め込むための第二処理モジュールを更に含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記送信モジュールは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えるために更に使用され、前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDである、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記送信モジュールは、前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであるか、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであるかを判断し、前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであれば、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えるために更に使用される、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記装置が第一ノードに設けられ、前記装置は、
グローバルSID及びローカルSIDの範囲を他のノードと統一して設定するか、
又は、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を設定し、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を、IGP/BGPプロトコルを介して他のノードに通知するための設定モジュールを更に含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記宛先アドレスには、現在のSID及び次のSIDが含まれ、
前記送信モジュール1403は、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えないために更に使用され、
前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDである、請求項7に記載の装置。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む通信機器であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~6の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、通信機器。
【請求項14】
プログラムを記憶した可読記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~6の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2020年11月23日に中国で出願された中国特許出願第202011321949.3号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信の技術分野に関し、特に、メッセージ転送方法、装置、通信機器及び可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
セグメントルーティング(Segment Routing、SR)は、ソースルーティング技術であり、ソフトウェア定義ネットワーク(Software Defined Network、SDN)の概念に基づいて、パス接続指向のネットワークアーキテクチャを構築し、将来のネットワークのマルチレベルのプログラマブル要件をサポートして、第五世代通信技術(5th generation、5G)の大規模接続及びスライスの応用シーンにおける接続要件を満たすことができる。SR-マルチプロトコルラベルスイッチング(Multi-Protocol Label Switching、MPLS)は、現在の主流のMPLS転送プレーンに基づいて形成されたSR解決態様である。SRv6は、インターネットプロトコルバージョン6(Internet Protocol Version 6、IPv6)に基づいて拡張されたSR解決態様である。IPv6技術は、新世代ネットワークの主要技術となっており、IPv6ベースのSRv6は、長期的に考えれば、将来のネットワークの進化トレンドであり、SRv6技術のメカニズムの研究は、業界で注目されている。
【0004】
ノーマル(標準)SRv6の128ビット(bit)のセグメント識別子(Segment ID、SID)は、IPv6アドレスフォーマットのSIDを用いており、MPLSラベル(Label)フォーマットのSIDに比べてルーティング可能な属性を備え、ドメイン間パスの作成が簡素化され、IPv6ネットワークでのエンドツーエンドパスの確立を簡素化する能力が実現される。同時に、SRv6 SIDは、プログラマブル能力をサポートしており、柔軟なネットワーク及びサービス機能の処理に対応でき、集中型及び分散型コントロールプレーンの連携サポートと組み合わせることで、様々なサービス及びネットワーク機能のニーズに柔軟を満たすことができ、ネットワーク及びサービス開発の需要に適応している。
【0005】
SRは、ヘッドノードを介して一連の命令をカプセル化することにより、メッセージを案内してネットワークを通過させ、SRv6アーキテクチャでは、1つの命令は、1つの128bitのIPv6アドレスとなり、
図1には、ノーマルSRv6拡張ヘッダのカプセル化フォーマットが示されている。
【0006】
SRv6拡張ヘッダのカプセル化フォーマットから分かるように、SRv6拡張ヘッダのカプセル化長さは、40バイト(Byte)(IPv6ヘッダ)+8バイト(セグメントルーティングヘッダ(Segment Routing Header、SRH))+16×Nバイト(セグメントリスト(Segment List))となる。そのため、SRv6で指定されるSidの数が増加するほど、SRv6拡張ヘッダのカプセル化による追加のオーバーヘッドが大きくなる。この問題を解決するには、SRv6拡張ヘッダを短縮させる機能の実現が必要となる。
【0007】
ノーマルSRv6は、上記のような多くの利点を有するが、その欠点も明らかである。ネットワークへのSRv6技術の実際の展開は、現在、主に2つの課題に直面している。1つ目は、SRv6メッセージのオーバーヘッドが大きく、ネットワークリンクの帯域幅利用率が低く、256byteのパケット長さ且つ8階層のSIDの場合、帯域幅利用率が60%程度に過ぎないことであり、2つ目は、チップに対するSRv6メッセージ処理の要件が高く、既存のネットワーク機器による深いSRHヘッダの複製及び操作へのサポートが困難であり、且つ128bitのSRHヘッダ処理により、既存のチップの処理効率が低下してしまうことである。
【0008】
事業者ネットワークでは、セグメントルーティング(Segment Routing、SR)のラベルの階層数について、高い要件が求められる。第五世代移動通信技術(5th generation、5G)のベアラネットワークを例にすると、5Gコアネットワークの集中的な展開に伴って、基地局のトラフィックは、メトロポリタンエリアネットワーク及びIPバックボーンネットワークを通過する必要がある。典型的なシーンにおいて、メトロポリタンエリアネットワークでは、アクセスリングに8~10個のノードがあり、コンバージェンスリングに4~8個のノードがあり、コアリングにも4~8個のノードがあり、IPバックボーンネットワークでは、トラフィックは、更に複数のルータノードを通過する必要がある。同時に、ネットワークスライス、高信頼性のサービスレベルアグリーメント(Service-Level Agreement、SLA)、管理性及び制御性の要件により、事業者ネットワークでは、明示的なパスを指定できる必要があり、エンドツーエンドのSRトンネルは、10ホップになったり、10ホップを超えたりすることもある。したがって、現在、国内外では、マルチプロトコルラベルスイッチング(Multi-Protocol Label Switching、MPLS)-SRを展開している殆どの事業者については、8階層以上のセグメント識別子(Segment ID、SID)ラベルのサポートを必要としている。
【0009】
現在、SRv6は、IPv6に基づいて拡張されたSR解決態様であり、SRv6解決態様は、SRHに基づくものであり、そのSIDが長さ128bitのSegment IDである。8階層のSIDに従えば、メッセージに128Byteのオーバーヘッドがもたらされ、平均長さ256Byteのアプリケーションペイロードの場合、SRv6によるオーバーヘッドは、1/3超となる一方で、帯域幅利用率は、67%以下に低下する。これに対して、同じシーンでは、SR-MPLSのオーバーヘッドが僅か32Byteであり、帯域幅利用率が依然として89%である。
図2には、SIDの数が1~10の場合のSRv6とSR-MPLSとのベアラ効率の比較分析(SRH及びSR-MPLS SIDのオーバーヘッドの簡単な比較)が示されている。
【0010】
オーバーヘッドの増大により、ネットワーク利用率が低下する一方で、ディープメッセージのディープロードバランシング、インバンドテレメトリ(In-Band Telemetry)、ネットワークサービスヘッダ(Network Service Header、NSH)のサポートには、より大きなチャレンジがもたらされている。
【0011】
また、SRv6の展開は、必然的にSR-MPLSネットワークとの共存に関わることになり、ネットワーク利用率の違いにより、ネットワーク境界でのインターフェースのバランスが崩れるという問題に繋がることに起因して、無駄な投資となる可能性がある。
図3を参照して、SR-MPLSネットワークとSRv6ネットワークドメインとの相互接続の際、100Gリンク、256byteメッセージ、8階層のSIDの場合を考えると、リンク利用率の差が大きいため、SRv6ドメインでは、SR-MPLSドメインにおける1つの100ギガビットイーサーネット(Gigabit Ethernet、GE)のリンクにマッチング可能となるように、2つの100GEのリンクを必要とする可能性がある。
【0012】
事業者の応用では、SRv6は、ネットワークチップで128Byte超の長さのフィールドがメッセージに挿入されることを必要とし、これは、32階層のMPLS-SRラベルの深さに相当し、展開済みのネットワークチップの能力を超えており、もしチップ内部でループバックの解決態様が用いられる場合、ネットワーク性能が大幅に低下するとともに、より高い遅延及びジッタがもたらされることになる。再設計されるネットワークチップでは、SRv6をサポートするには、内部処理バスの帯域幅を更に拡大する必要があり、これは、チップのコスト及び消費電力に係る肝心な要素である。
【0013】
SRv6では、ネットワークチップが中間ノードで完全なSRHを読み取り、その後、ポインタが示す位置に従って、処理すべきSegmentを抽出して転送することを要求している。最外階層のラベルの読取のみを必要とするMPLS-SRに比べてもたらされた複雑さにより、ネットワークチップの処理遅延が更に増加される。
【0014】
低消費電力及び低遅延は、事業者の5G解決態様の肝心な要素であり、SRv6の複雑さによってネットワークチップにもたらされる消費電力、コスト、遅延の増加は、その実装及び適用にチャレンジをもたらしている。
【0015】
以上の分析によれば、既存のSRv6は、メッセージのオーバーヘッド、ネットワークチップの複雑さ、スムーズなアップグレードの難しさによってもたらされる3つの大きなチャレンジにより、事業者ネットワークに迅速に展開されることが困難であり、SRv6技術に基づく更なる進化が必要となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本開示の実施例の目的の1つは、SRv6メッセージのオーバーヘッドが大きいという問題を解決するためのメッセージ転送方法、装置、通信機器及び可読記憶媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
第一局面は、第一ノードによって実行されるメッセージ処理方法であって、
第一SIDの第一情報及び第二情報であって、前記第一情報が、データパケットのSIDリスト内における前記第一SIDの所在するコンテナの位置を示し、前記第二情報が、前記コンテナ内における前記第一SIDの位置を示す第一情報及び第二情報を取得することと、
前記第一情報及び第二情報に従って、SIDリスト内における前記第一SIDの位置を得ることと、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内の現在のSID及び次のSIDへ複製し、前記データパケットを送信することとを含み、
前記第二SIDは、前記SIDリスト内の第一SIDの次のSIDであり、前記第二情報は、1以上であるか、又は0に等しい、メッセージ処理方法を提供する。
【0018】
選択的に、前記方法は、
前記第二情報が1に等しければ、前記SIDリスト内の前記第一SIDをデータパケットの宛先アドレス内の前記現在のSIDへ複製し、前記次のSIDに所定フィールドを埋め込むことを更に含む。
【0019】
選択的に、上述した前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記データパケットを送信することは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることを含み、前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDである。
【0020】
選択的に、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることは、
前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであるか、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであるかを判断することと、
前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであれば、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることとを含む。
【0021】
選択的に、前記方法は、
グローバルSID及びローカルSIDの範囲を他のノードと統一して設定するか、
又は、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を設定し、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を、IGP/BGPプロトコルを介して他のノードに通知することを更に含む。
【0022】
選択的に、前記宛先アドレスには、現在のSID及び次のSIDが含まれ、
上述した前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記データパケットを送信することは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えないことを含み、
前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDである。
【0023】
第二局面は、メッセージ処理装置であって、
第一セグメント識別子(SID)の第一情報及び第二情報であって、前記第一情報が、データパケットのSIDリスト内における前記第一SIDの所在するコンテナの位置を示し、前記第二情報が、前記コンテナ内における前記第一SIDの位置を示す第一情報及び第二情報を取得するための取得モジュールと、
前記第一情報及び第二情報に従って、SIDリスト内における前記第一SIDの位置を得るための第一処理モジュールと、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内の現在のSID及び次のSIDへ複製し、前記データパケットを送信するための送信モジュールとを含み、
前記第二SIDは、前記SIDリスト内の第一SIDの次のSIDであり、前記第二情報は、1以上であるか、又は0に等しい、メッセージ処理装置を提供する。
【0024】
選択的に、前記装置は、
前記第二情報が1に等しければ、前記SIDリスト内の前記第一SIDをデータパケットの宛先アドレス内の前記現在のSIDへ複製し、前記次のSIDに所定フィールドを埋め込むための第二処理モジュールを更に含む。
【0025】
選択的に、前記送信モジュールは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えるために更に使用され、前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDである。
【0026】
選択的に、前記送信モジュールは、前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであるか、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであるかを判断し、前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであれば、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えるために更に使用される。
【0027】
選択的に、前記装置は、
グローバルSID及びローカルSIDの範囲を他のノードと統一して設定するか、
又は、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を設定し、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を、IGP/BGPプロトコルを介して他のノードに通知するための設定モジュールを更に含む。
【0028】
選択的に、前記宛先アドレスには、現在のSID及び次のSIDが含まれ、
前記送信モジュール1403は、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えないために更に使用され、
前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDである。
【0029】
第三局面は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む通信機器であって、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、第一局面に記載の方法のステップが実現される、通信機器を提供する。
【0030】
第四局面は、プログラムを記憶した可読記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行されると、第一局面に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0031】
本開示の実施例では、SRv6メッセージのオーバーヘッドを効果的に低減し、ネットワークチップの複雑さを低減することができる。
【0032】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明を読むことにより、他の様々な利点及びメリットは、当業者にとって、明らかになるであろう。図面は、好ましい実施形態を説明することのみを目的としており、本開示を制限するものと見なされてはならない。更に、図面全体において、同じ参照番号は、同じ構成要素を表す。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】ノーマルのSRv6拡張ヘッダのカプセル化フォーマットの模式図である。
【
図2】ペイロード長さ256Bの場合の異なるSID数によるSRベアラ効率の比較分析図である。
【
図3】ペイロード長さ256Bの場合のSR-MPLSネットワークドメインとSRv6ネットワークドメインとの相互接続の模式図である。
【
図4】短いSRv6 SIDフォーマットをサポートする模式図である。
【
図5】32-bits G-SID Containerフォーマットの模式図である。
【
図6】SRv6 SID及びG-SIDの混合符号化の模式図である。
【
図7】本開示の実施例におけるメッセージ転送方法のフローチャートである。
【
図8】本開示の実施例におけるノーマルのSRv6拡張ヘッダのカプセル化フォーマットの模式図その一である。
【
図9】本開示の実施例におけるノーマルのSRv6拡張ヘッダのカプセル化フォーマットの模式図その二である。
【
図10】本開示の実施例における宛先アドレスの模式図その一である。
【
図11】本開示の実施例における宛先アドレスの模式図その二である。
【
図12】本開示の実施例における宛先アドレスの模式図その三である。
【
図13】本開示の実施例における宛先アドレスの模式図その四である。
【
図14】本開示の実施例におけるメッセージ転送装置の模式図である。
【
図15】本開示の実施例における通信機器の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
一、短いSRv6 SIDフォーマットの定義
ノーマルSRv6 SIDのフォーマットから分かるように、SRv6ネットワークプログラマビリティをサポートする典型的な応用では、そのSIDフォーマットが規則的であり、SIDフォーマットの規則を十分に活用すれば、ノーマルSRv6 SIDフォーマットの最適化を実現できる。
【0035】
本明細書では、典型的な32bit SRv6 短いG-SIDフォーマットを定義し、当該G-SIDは、ノーマル128bit SID内のノードアドレス(Node ID)と、関数アドレス(Function ID)と、オプションのパラメータ(Argument、Args)部分とで構成される。ノーマル128bit SIDフォーマットは、完全なSIDと呼ばれ、その定義がノーマルSRv6 SIDを襲用し、32bit SIDは、短縮されたG-SIDであり、完全なSIDの変化部分になっている。フォーマットについては、
図4に示されている。
【0036】
同様に、16bitsのG-SIDを定義してもよい。本明細書では、32bitsを例として取り上げるが、態様については、両者の間に特別な違いがない。
【0037】
完全なSIDと短いSIDとの変換関係は、SRv6位置識別子(Locator)の規則に従って、以下の方式を用いてもよい。
【0038】
完全なSID=B(ブロック(Block)、即ち共通プレフィックス(Prefix))+N(ノードID)+F(Function)+A(Args)(オプション)+パディング(Padding)(オプション)
G-SID=N+F(Function)+A(Args)(オプション)
【0039】
これで分かるように、G-SIDと共通プレフィックス/アドレスブロック(Block)とによって、1つの完全なSRv6 SIDを構成可能である。
【0040】
G-SIDをサポートするためには、短いSRv6 SIDフォーマットを計画する必要がある。例えば共通プレフィックス(Common Prefix)を96bitsとし、G-SIDを32bitsとし、例えばCommon Prefixを64bitsとし、続くG-SIDを32bitsとし、残りの下位32ビットを0とする。
【0041】
二、G-SID コンテナ(Container)フォーマットの定義
短いSID及びノーマルSIDがSRH SID List内にプログラミングされた場合、G-SIDを正確に位置決めするためには、G-SIDが128bitアライメントとなるようにプログラミングされることを満たす必要があり、即ち、1行の128bitには、4個の32bitsの短縮G-SID、又は複数の他の長さの短縮G-SIDを配置する必要がある。完全に埋められていない場合、Paddingで補完し、128bitにアライメントさせる必要がある。
【0042】
理解を容易にするために、本態様では、128bitの値であるG-SID Containerの概念を定義する。1つのG-SID Containerには、
(1)1つのSRv6ノーマルSIDと、
(2)複数の短縮されたSRv6 SID(G-SID)、例えば4個の32bitsのG-SID又は8個の16bits G-SIDとが含まれてもよい。
【0043】
複数のSIDが混合して符号化される場合、128bitアライメントを保証する必要がある。G-SIDによって128bitを完全に埋めることができない場合、Paddingで補完する必要がある。32bits G-SIDを例にすると、G-SID Containerの可能なフォーマットは、
図5に示されるようになる。
【0044】
SRv6 SRHでは、複数タイプのG-SID Containerを符号化可能であるため、このSRHをX-SRHと呼ぶ。これは、新型SRv6の実装となり、X-SRv6と呼ばれる。以下の内容では、データプレーンX-SRv6の態様の詳細が紹介される。
【0045】
三、短いラベルとノーマルラベルとのデータプレーンの混合符号化の態様
複数のSID、特にG-SID及びノーマルSRv6 SIDが1つのSRH内に混合して符号化されることをサポートするために、既存のSRHについては、ある程度の拡張を行う必要がある。SRv6のコントロールプレーンについても、或る程度の拡張を行う必要がある。ここで、まずX-SRv6のデータプレーンを紹介し、次にそのコントロールプレーンの拡張態様を紹介する。
【0046】
データプレーンの基本的な考え方としては、従来の128bitsのSRv6 SIDとG-SIDとが1つのSRH内に混合して符号化可能なことである。
図6に示すように、
1つのX-SRv6パスは、SRv6サブパスとSRv6短縮サブパスとによって構成され得る。SRv6サブパスは、SRv6 SIDによって符号化される。SRv6の短いラベルのサブパスは、短いラベルをサポートする1つの128bit SRv6 SIDでその始まりを指し示され、それに続く複数の短いラベルの後のSID(G-SID)で構成される。G-SID Listが終わる際、128bitを境界として終わる必要があり、次は、ノーマルの128bit SRv6 SIDであるか、又は異なるプレフィックスの次のSRv6の短いラベルのサブパスであってもよい。
【0047】
SID list内におけるSRv6の短いラベルのパスの始まり及び終わり、つまり128bits SIDと32bitsのSIDとの間の境界を識別するために、表1を参照して、いくつかのタイプの仕様(Flavor)を更に追加し、対応するFlavorのSIDを発行する必要がある。
【0048】
【0049】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術態様を明白且つ完全に説明するが、明らかなことに、説明される実施例は、本開示の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者によって創造的な労働を払わずに得られた他の実施例は、全て本開示の保護範囲に含まれるものとする。
【0050】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「含む」という用語及びそのあらゆる他の変形は、非排他的な包含をカバーするものであり、例えば、一連のステップやユニットを含む手順、方法、システム、製品や機器は、明示的に列挙されているこれらのステップやユニットのみを含むことに限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、又は、これらの手順、方法、製品や機器に固有の他のステップやユニットを含んでもよい。なお、明細書及び特許請求の範囲に使用される「及び/又は」とは、接続対象のうち、少なくとも1つを表すものであり、例えば、「A及び/又はB」とは、Aのみが存在する、Bのみが存在する、A及びBの両方が存在するといった3つの場合を含む。
【0051】
本開示の実施例において、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例として例証又は説明するためのものである。本開示の実施例において、「例示的」又は「例えば」などの用語で記載されるあらゆる実施例又は設計態様は、他の実施例や設計態様に比較してより好適であったり、より利点を有すると解釈されてはならない。適切に言えば、具体的な形態で関連概念を示すために、「例示的」又は「例えば」などの用語が使用されている。
【0052】
本明細書で説明される技術は、第五世代移動通信(5th generation、5G)システム及びその後の進化型通信システム、並びに長期進化(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限定されず、様々な無線通信システム、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時間分割多元接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)及び他のシステムにも使用可能である。
【0053】
用語「システム」と「ネットワーク」とは、互換的に使用されることが多い。CDMAシステムは、例えばCDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)等の無線技術を実現できる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))及び他のCDMA変形態を含む。TDMAシステムは、例えばグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(Global System for Mobile Communication、GSM)などの無線技術を実現できる。OFDMAシステムは、例えばウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband、UMB)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、直交周波数分割多重技術(Flash-OFDM)等の無線技術を実現できる。UTRA及びE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の一部である。LTE及びより高度なLTE(例えば、LTE-A)は、E-UTRAを用いた新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))という名前の組織からの文献に記載されている。CDMA2000及びUMBは、「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前の組織からの文献に記載されている。本明細書で説明される技術は、上記で言及されたシステム及び無線技術に使用可能であるし、他のシステム及び無線技術にも使用可能である。
【0054】
図7を参照して、本開示の実施例は、第一ノードによって実行されるメッセージ処理方法を提供し、その具体的なステップとしては、ステップ701、ステップ702及びステップ703を含む。
【0055】
ステップ701は、第一SIDの第一情報及び第二情報であって、前記第一情報が、データパケットのSIDリスト内における前記第一SIDの所在するコンテナの位置を示し、前記第二情報が、前記コンテナ内における前記第一SIDの位置を示す第一情報及び第二情報を取得することであり、
ステップ702は、前記第一情報及び第二情報に従って、SIDリスト内における前記第一SIDの位置を得ることであり、
ステップ703は、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内の現在のSID及び次のSIDへ複製し、前記データパケットを送信することであり、
前記第二SIDは、前記SIDリスト内の第一SIDの次のSIDであり、前記第二情報は、1以上であるか、又は0に等しい。
【0056】
本開示の実施例において、前記方法は、前記第二情報が1に等しければ、前記SIDリスト内の前記第一SIDをデータパケットの宛先アドレス内の前記現在のSIDへ複製し、前記次のSIDに所定フィールドを埋め込むことを更に含む。
【0057】
本開示の実施例において、上述した前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記データパケットを送信することは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることを含み、前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDである。
【0058】
本開示の実施例において、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることは、
前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであるか、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであるかを判断することと、
前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであれば、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えることとを含む。
【0059】
本開示の実施例において、前記方法は、
グローバルSID及びローカルSIDの範囲を他のノードと統一して設定するか、
又は、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を設定し、
前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を、IGP/BGPプロトコルを介して他のノードに通知することを更に含む。
【0060】
本開示の実施例において、前記宛先アドレスには、現在のSID及び次のSIDが含まれ、
上述した前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記データパケットを送信することは、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えないことを含み、
前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDである。
【0061】
本開示の実施例において、SRv6メッセージのオーバーヘッドを効果的に低減し、ネットワークチップの複雑さを低減することができる。
【0062】
図8に示すように、IPv6の宛先アドレス内に1つのフィールドが加えられ、当該フィールドは、G-SIDの後の任意の位置にあり、例えばG-SIDに続いてもよいし、宛先アドレスの最後の数桁であってもよい。当該フィールドは、G-SID Index(以下、SIと略す)であり、現在のSLが示すcontainer内におけるG-SIDの位置インデックスを識別するものである。
【0063】
当該フィールドは、指定された長さであってもよい。当該フィールドの最小長さは、1つのcontainer内に収容可能なG-SIDの数に関連するものであり、例えばG-SIDの長さが32であれば、1つのcontainer内には、4つのG-SIDを配置可能であり、SIは、最小でも2bitを必要とする。
【0064】
SIは、各128bit G-SID container内におけるG-SIDの位置を示すためのものであり、G-SIDが32bitの圧縮SIDを使用すれば、SIの値が0~3とされ、G-SIDが16bitの圧縮SIDを使用すれば、SIの値が0~7とされる。
【0065】
本開示の実施例において、圧縮効率を更に向上させるために、圧縮SIDが2種類に分けられ、第1種類は、グローバルSIDの識別用であり、例えばEND SIDを識別し、その値がグローバルSIDセット(GIB)から取られ、第2種類は、ローカルSIDであり、例えば指定されたリンクのEND.X SID又はVPNコンテキストのEND.DT SIDであり、その値がローカルSIDセット(LIB)から取られる。このように、一部の場合において、あるノードでは、1つのグローバルSID又は1つのローカルSIDのみを置き換えればよく、一部の場合において、あるノードでは、グローバルSIDとローカルSIDとの両方を置き換える必要がある。
【0066】
本開示の実施例において、グローバルSIDとローカルSIDとの両方を置き換える必要がある場合、2回コピーする必要があり、効率が比較的に低い。本願は、処理すべきSIDのタイプ及びその長さに関係なく、毎回2×Lの長さのデータを宛先アドレスへコピーするという方法を提案することを目的としており、ここで、Lは、最小長さのSIDの長さである。このように、あるノードは、1つのグローバルSID又は1つのローカルSIDのみを使用する必要がある場合、第1個の長さLのSIDを使用するとともに、SI-1とし、あるノードは、グローバルSIDとローカルSIDとの両方を使用する必要がある場合、2×Lの長さの2つのSIDを使用するとともに、SI-2とする。
【0067】
本開示の実施例において、その具体的な操作フローは、
図9に示すように、次の通りである。
【0068】
SI>1であれば、SIが指す現在のG-SID及び次(NEXT)のG-SIDを宛先アドレス(Destination Address、DA)へ複製し、
SI=1であれば、SIが指す現在のG-SIDを複製するとともに、次のG-SIDを全て0で補完し、
SI=0であれば、SLが1をデクリメントし(SL--とする)、SI=7となれば、SIが指す現在のG-SID及び次のG-SIDをDAへ複製し、
SIが1をデクリメントする(SI--とする)たびに、依然として1つのG-SIDの長さだけ移動するが、DA内への置き換えには、SRHのSIDリスト内の2個の連なったG-SIDが使用される。
【0069】
シーン1
図10を参照して、DAを置き換える2個の連なったG-SIDのうち、1個目のG-SIDは、GIBに属し、第2個のG-SIDは、LIBに属し、1回のテーブルルックアップでは、同じノードの2個のG-SID操作を完了できる。
【0070】
シーン2
図11を参照して、DAを置き換える2個の連なったG-SIDは、ともにGIBに属し、NEXT G-SIDは、無効な置き換えに属する。
【0071】
シーン3
図12を参照して、DAを置き換える2個の連なったG-SIDは、ともにLIBに属し、NEXT G-SIDは、無効な置き換えに属する。
【0072】
シーン4
図13を参照して、DAを置き換える2個の連なったG-SIDのうち、1個目のG-SIDは、LIBに属し、2個目のG-SIDは、GIBに属し、これら2つのG-SIDは、必然的に同じノードではおらず、NEXT G-SIDは、無効な置き換えに属する。
【0073】
以上のシーンで現れた無効なG-SID置き換えについては、次の2つの方法を使用可能である。
態様1:G-SIDを複製する前に事前判断せず、SIが要件を満たせば、連なった2個のG-SIDを複製(copy)し、テーブルルックアップの際、1個目のG-SIDのみが有効で、NEXT G-SIDが無効となり、次回のDAの置き換えの際、NEXT G-SIDが現在のG-SIDとなって引き続き使用される。
態様2:G-SIDを複製する前に事前判断して、現在のG-SIDがGIBに属し、NEXT G-SIDがLIBに属するという条件でのみ、DAを、連なった2個のG-SIDに置き換える。
【0074】
以下の2つのケースに分けられる。
ケース1:各ネットワークノードは、GIB範囲及びLIB範囲を統一して定義し、例えば16bitの圧縮SIDであれば、0x0000~0xDFFFがGIBに属し、0xE000~0xFFFFがLIBに属し、各ノードの転送プレーンは、直接判断することができる。
ケース2:各ネットワークノードは、GIB範囲及びLIB範囲を自ら定義し、コントロールプレーンのIGP/BGPプロトコルを介してアドバタイズする。各ノードのコントロールプレーンは、G-SIDがGIB範囲に属するか、それともLIB範囲に属するかを判断可能であるが、転送プレーンには、当該情報がなくて事前判断を実現できない。
【0075】
図14を参照して、本開示の実施例は、メッセージ処理装置を提供し、当該装置1400は、
第一セグメント識別子(SID)の第一情報及び第二情報であって、前記第一情報が、データパケットのSIDリスト内における前記第一SIDの所在するコンテナの位置を示し、前記第二情報が、前記コンテナ内における前記第一SIDの位置を示す第一情報及び第二情報を取得するための取得モジュール1401と、
前記第一情報及び第二情報に従って、SIDリスト内における前記第一SIDの位置を得るための第一処理モジュール1402と、
前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内の現在のSID及び次のSIDへ複製し、前記データパケットを送信するための送信モジュール1403とを含み、
前記第二SIDは、前記SIDリスト内の第一SIDの次のSIDであり、前記第二情報は、1以上であるか、又は0に等しい。
【0076】
本開示の実施例において、装置1400は、
前記第二情報が1に等しければ、前記SIDリスト内の前記第一SIDをデータパケットの宛先アドレス内の前記現在のSIDへ複製し、前記次のSIDに所定フィールドを埋め込むための第二処理モジュールを更に含む。
【0077】
本開示の実施例において、送信モジュール1403は、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えるために更に使用され、前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDである。
【0078】
本開示の実施例において、送信モジュール1403は、前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであるか、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであるかを判断し、
前記現在のSIDのタイプがグローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプがローカルSIDであれば、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えるために更に使用される。
【0079】
本開示の実施例において、装置1400は、グローバルSID及びローカルSIDの範囲を他のノードと統一して設定するか、又は、前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を設定し、前記第一ノードのグローバルSID及びローカルSIDの範囲を、IGP/BGPプロトコルを介して他のノードに通知するための設定モジュールを更に含む。
【0080】
本開示の実施例において、前記宛先アドレスには、現在のSID及び次のSIDが含まれ、送信モジュール1403は、前記SIDリスト内の前記第一SID及び第二SIDをデータパケットの宛先アドレス内へ複製し、前記第一SIDに前記現在のSIDを置き換え、前記第二SIDに前記次のSIDを置き換えないために更に使用され、前記現在のSIDのタイプは、グローバルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、ローカルSIDであるか、又は、前記現在のSIDのタイプは、ローカルSIDであり、前記次のSIDのタイプは、グローバルSIDである。
【0081】
本開示の実施例による装置は、上記
図7に示す方法の実施例を実行可能であり、その実現原理及び技術的効果が類似しており、本実施例は、ここで繰り返して述べない。
【0082】
本開示の実施例は、通信機器を更に提供している。
図15に示すように、当該通信機器1500は、アンテナ1501と、無線周波数装置1502と、ベースバンド装置1503とを含む。アンテナ1501は、無線周波数装置1502に接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置1502は、アンテナ1501を介して情報を受信し、受信された情報を、処理のためにベースバンド装置1503に送信する。下りリンク方向において、ベースバンド装置1503は、送信すべき情報を処理して、無線周波数装置1502に送信し、無線周波数装置1502は、受信された情報を処理した後、アンテナ1501を介して送信する。
【0083】
上記無線周波数装置1502は、ベースバンド装置1503内に位置してもよく、以上の実施例における通信機器で実行される方法は、ベースバンド装置1503において実現可能であり、当該ベースバンド装置1503は、プロセッサ1504及びメモリ1505を含む。
【0084】
ベースバンド装置1503は、例えば、複数のチップが設けられた少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、
図15に示すように、そのうちの1つのチップは、例えば、プロセッサ1504であり、メモリ1505内のプログラムを呼び出して、以上の方法の実施例に示される通信機器の操作を実行するために、メモリ1505に接続される。
【0085】
当該ベースバンド装置1503は、情報を無線周波数装置1502と交換するためのネットワークインターフェース1506を更に含んでもよく、当該インターフェースは、例えば、共通公衆無線インターフェース(Common Public Radio Interface、CPRI)である。
【0086】
具体的に、本開示の実施例に係る通信機器は、メモリ1505に記憶されてプロセッサ1504上で動作可能な命令又はプログラムを更に含み、プロセッサ1504は、メモリ1505内の命令又はプログラムを呼び出して、
図14に示す各モジュールによって実行される方法を実行し、同じ技術的効果を奏するが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。
【0087】
本開示の実施例は、プログラムを記憶した可読記憶媒体又は命令を更に提供しており、当該プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、上記の
図7に示す方法の実施例の各手順が実現され、且つ同じ技術的効果も達成できるが、重複を避けるため、ここで繰り返して述べない。
【0088】
前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末内のプロセッサである。前記可読記憶媒体は、例えばコンピュータ読取専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0089】
本開示の開示内容と併せて説明された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアの形で実現されてもよく、プロセッサによってソフトウェア命令を実行する形で実現されてもよい。ソフトウェア命令は、該当するソフトウェアモジュールで構成されてもよく、ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、ポータブルハードディスク、読取専用光ディスクや本分野で周知されているあらゆるフォーマットの記憶媒体に格納されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサに結合されることによって、プロセッサは、当該記憶媒体から情報を読み取り、かつ当該記憶媒体に情報を書き込むことができる。勿論、記憶媒体は、プロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)に組み込まれてもよい。また、当該ASICは、コアネットワークインタフェース機器に組み込まれてもよい。勿論、プロセッサと記憶媒体は、分離コンポーネントとしてコアネットワークインタフェース機器に位置してもよい。
【0090】
当業者であれば、上記の1つ又は複数の例において、本開示に記載の機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって実現可能であることを意識できる。ソフトウェアで実現される場合、これらの機能がコンピュータ読取可能な媒体に記憶されるか、或いは、コンピュータ読取可能な媒体の1つ又は複数の命令又はコードとして伝送される。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含む。通信媒体は、1つの場所から別の場所へコンピュータプログラムを伝送し易いあらゆる媒体を含む。記憶媒体は、汎用又は特殊用途向けのコンピュータによってアクセスできるあらゆる利用可能な媒体である。
【0091】
以上に記載した具体的な実施形態によって、本開示の目的、技術態様及び有益効果のさらなる詳細な説明をしたが、以上の記載は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。本開示の技術態様を基になされたあらゆる修正、均等置換及び改良などは、すべて本開示の保護範囲に含まれるべきである。
【0092】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解できる。従って、本開示の実施例は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形態を取り得る。しかも、本開示の実施例は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0093】
本開示の実施例は、本開示の実施例による方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して記載されている。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラムコマンドにより実現され得ると理解されるべきである。これらのコンピュータプログラムコマンドを汎用コンピュータ、専用コンピュータ、嵌め込み式プロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して1つの機器を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行されるコマンドにより、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成する。
【0094】
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させるように導けるコンピュータ読み出し可能なメモリに格納されてもよく、当該コンピュータ読み出し可能なメモリに格納されるコマンドにより、コマンド装置を含む製品を形成する。当該コマンド装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0095】
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで一連の操作ステップを実行することにより、コンピュータで実現される処理を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで実行されるコマンドにより、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0096】
明らかなことに、当業者であれば、本開示の精神及び範囲を逸脱せずに、本開示の実施例に対して様々な修正や変形をすることができる。本開示の実施例のこれらの修正や変形も、本開示の特許請求の範囲及びその同等技術の範囲に属するのであれば、本開示には、これらの修正や変形も含むこととする。
【符号の説明】
【0097】
1400 装置
1401 取得モジュール
1402 第一処理モジュール
1403 送信モジュール
1500 通信機器
1501 アンテナ
1502 無線周波数装置
1503 ベースバンド装置
1504 プロセッサ
1505 メモリ
1506 ネットワークインターフェース
【国際調査報告】