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特表2023-550833保護構造および保護構造の支持ケーブル装置内の支持ケーブルに加えられる引張荷重を散逸させるための方法
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  • 特表-保護構造および保護構造の支持ケーブル装置内の支持ケーブルに加えられる引張荷重を散逸させるための方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-05
(54)【発明の名称】保護構造および保護構造の支持ケーブル装置内の支持ケーブルに加えられる引張荷重を散逸させるための方法
(51)【国際特許分類】
   E01F 7/04 20060101AFI20231128BHJP
【FI】
E01F7/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532309
(86)(22)【出願日】2021-11-29
(85)【翻訳文提出日】2023-07-10
(86)【国際出願番号】 EP2021083383
(87)【国際公開番号】W WO2022112562
(87)【国際公開日】2022-06-02
(31)【優先権主張番号】102020131687.9
(32)【優先日】2020-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514157548
【氏名又は名称】トゥルマー・シュツボーテン・ゲーエーエスエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110002365
【氏名又は名称】弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アーレン・ビヒラー
(72)【発明者】
【氏名】ゲルノート・ステルツァー
(72)【発明者】
【氏名】マティアス・ヤコブ
(72)【発明者】
【氏名】アレックス・ストラウス
【テーマコード(参考)】
2D001
【Fターム(参考)】
2D001PA06
2D001PC00
2D001PC03
2D001PD10
2D001PD11
2D001PD12
(57)【要約】
本発明は、互いに離間して配置された複数の支持体(2、3、4)を有し、少なくとも1つの支持ケーブル装置(6、7)を介して支持体(2、3、4)上で案内されるトラップ機器(5)を有し、少なくとも1つの支持ケーブル装置(6、7)の自由端(10、11)のための地盤アンカレッジ(8、9)を有し、地盤アンカレッジ(8、9)はデッドマンアンカレッジとして設計されている、保護構造(1)に関する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに離間して隣接するように配置された複数の支持体(2、3、4)を有し、
少なくとも1つの支持ケーブル装置(6、7)を介して前記支持体(2、3、4)上で案内されるトラップ機器(5)を有し、
前記少なくとも1つの支持ケーブル装置(6、7)の自由端(10、11)のための地盤アンカレッジ(8、9)を有し、
前記地盤アンカレッジ(8、9)がデッドマンアンカレッジとして設計されている
ことを特徴とする、保護構造(1)。
【請求項2】
前記デッドマンアンカレッジ(8、9)がデッドマンアンカー(12、13)を有することを特徴とする、請求項1に記載の保護構造。
【請求項3】
前記デッドマンアンカレッジ(8、9)が、互いに接続された複数のデッドマンアンカー(12、13)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の保護構造。
【請求項4】
前記デッドマンアンカー(12、13)が、それぞれ、立方体形状、円錐形状、またはプラウ形状に形成されることを特徴とする、請求項2または3に記載の保護構造。
【請求項5】
前記デッドマンアンカー(12、13)が、前記支持ケーブル装置(6、7)によって周囲の土壌材料から引き抜かれ得ることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の保護構造。
【請求項6】
前記デッドマンアンカー(12、13)が、埋め込み可能かつ充填可能なチューブ(20)内に配置可能であることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の保護構造。
【請求項7】
前記支持ケーブル装置(2、3、4)が、各々が侵食保護機器(17、18、19)によって取り囲まれた埋め込み可能なベース装置(14、15、16)を備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の保護構造。
【請求項8】
前記侵食保護機器(17、18、19)が、ネットまたはネット装置として設計されていることを特徴とする、請求項7に記載の保護構造。
【請求項9】
前記侵食保護機器(17、18、19)が、ガビオン構造(21)として設計されていることを特徴とする、請求項7に記載の保護構造。
【請求項10】
保護構造(1)の支持ケーブル装置(6、7)の支持ケーブル(22)に加えられる引張荷重を散逸させるための方法であって、
前記支持ケーブル(22)の前記自由端(10、11)をデッドマンアンカー(12、13)に接続するステップと、
前記デッドマンアンカー(12、13)および前記自由端(10、11)に隣接するロープ部分(23)を前記保護構造(1)の取り付け領域(24)の底部材料に配置するステップと、
前記支持ケーブル(22)に前記引張荷重を加え、前記デッドマンアンカー(12、13)を前記土壌材料から引き抜くステップと、
を含む、方法。
【請求項11】
前記デッドマンアンカー(12、13)が、引き込まれるときに前記土壌材料から引き抜かれないことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記デッドマンアンカーの性能が、前記デッドマンアンカー(12、13)の形状を選択することによって調整可能であることを特徴とする、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
前記デッドマンアンカレッジの性能が、前記デッドマンアンカーを取り囲む材料を選択することによって調整可能であることを特徴とする、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、請求項1の前文に記載の保護構造、ならびに請求項10に記載の保護構造の支持ケーブル装置において支持ケーブルに加えられる引張荷重を散逸させるための方法に関する。
【0002】
一般的な保護構造は、例えば欧州特許出願公開第484,563号明細書から知られており、落石、伐採、雪崩、泥すべりなどに対する保護を提供する。
【0003】
一般的な保護構造の欠点は、保護構造の支持ケーブル装置の支持ケーブルが、地面/岩石アンカーまたはポストを介して固定される必要があり、この目的のために下層土への掘削を必要とすることにある。特に、緩い土壌材料が含まれる場合、そのようなボアホールの挿入は非常に費用がかかり、特定の工具を必要とし、これは、保護構造をアクセスが困難な地形に設置しなければならない場合に特に費用がかかる。
【発明の概要】
【0004】
対照的に、本発明の目的は、地面/岩石アンカーまたはポストのために穴を開けることを可能にする、請求項1の前文による保護構造を提供することである。
【0005】
この課題は、請求項1の特徴によって達成される。
【0006】
本発明によれば、互いに距離を置いて配置された複数の支持体を備え、少なくとも2つの支持体が設けられた保護構造が作成される。
【0007】
保護構造はまた、少なくとも1つの支持ケーブル装置を介して支持体上に案内されるトラップ機器を備える。トラップ機器は、通常、トラップネットの形態である。
【0008】
支持ケーブル装置は、シャックルなどの案内要素を介して支持体上に案内される支持ケーブルを備える。少なくとも1つのそのような支持ケーブル装置が設けられるが、上側支持ケーブル装置および下側支持ケーブル装置などの複数のそのような支持ケーブル装置、ならびに1つまたは複数の中心ケーブル装置が、上側支持ケーブル装置および下側支持ケーブル装置の間に設けられることも可能である。
【0009】
1つまたは複数の支持ケーブルは各々、地盤アンカレッジを介して固定された自由端を有する。本発明によれば、この地盤アンカレッジはデッドマンアンカレッジとして設計され、その結果、地面/岩石アンカーまたはポストなどの締結要素を固定するために地面材料に穴を設ける必要がないという利点がもたらされる。
【0010】
「デッドマンアンカレッジ」という用語は、例えば、玉石が保護構造のトラップ機器に衝突したときに、保護構造のケーブルなど、張力下にあり、大きな引張荷重に耐えることを必要とするケーブルのための締結技術を指す。
【0011】
デッドマンアンカレッジを作成するために、例えば長さ2~3メートルの狭いピットが最初に土壌材料に掘削され、その深さは吸収される引張荷重に適合させることができ、デッドマンピットと呼ばれる。このピットの中心では、狭いケーブルシャフトが直角に掘削され、このシャフトの底部は、以前に掘削されたデッドマンピットの底部から地面まで、ケーブルが引っ張られる角度で徐々に上昇している。このピットの掘削後、デッドマンアンカー、特に梁形状のデッドマンアンカーがデッドマンピットに挿入され、その上に取り付けられたケーブルがケーブルシャフトに挿入され、ケーブルシャフトから土壌表面に案内され、そこからケーブルが保護構造の支持体上に案内され、デッドマンピットおよびケーブルシャフトは事前に材料で再充填される。
【0012】
従属請求項2から9は、本発明による保護構造の有利なさらなる実施形態である。
【0013】
例えば、非常に大きな引張荷重に耐えることができるデッドマンアンカレッジを作成するために、複数の相互接続されたデッドマンアンカーを設けることが可能である。
【0014】
この目的のために、デッドマンアンカーは、スペード形状、立方体形状、横断延長部を有する梁形状、円錐形状またはプラウ形状することができる。立方体形状の構成では、立方体壁は、格子または全面、または部分的に格子および部分的に全面のいずれかとすることができる。さらに、そのような立方体形状のデッドマンアンカーを追加の適切な材料で充填することが可能である。
【0015】
さらに、別の特に好ましい実施形態では、デッドマンアンカーは、材料で充填することができる埋め込み可能なチューブに配置される。充填材料は、特定の用途に適合させることができる。チューブとその中に配置されたデッドマンアンカーとからなる装置はその後埋め込まれ、デッドマンアンカレッジの動作モードのための規定された条件が所定の期間にわたって保証されるという利点をもたらす。
【0016】
別の好ましい実施形態では、支持体のベース装置を組立現場の土壌材料内に、ベース装置に隣接する下側支持部の特定の高さまで埋め込むことが可能であり、それによって、好ましくは、支持体のこれらの領域に、ベース装置および隣接する埋め込み支持領域を取り囲む侵食保護機器を設けることができる。
【0017】
このような侵食保護機器は、ベース装置および下側支持領域を取り囲む特定の耐侵食性材料であってもよい。あるいは、ネットまたはガビオン構造の装置が提供されてもよい。ガビオンは、材料、特に石で充填されたワイヤバスケットであると理解され、石バスケット、バルクバスケット、石積み石バスケットまたはワイヤ砂利ボックスとも呼ばれる。
【0018】
本発明はさらに、保護構造の支持ケーブル装置の支持ケーブルに加えられる引張荷重を散逸させるための方法に関する。本発明による方法は、以下のプロセスステップを含む。
【0019】
支持ケーブルの自由端をデッドマンアンカーに接続し、続いて、デッドマンアンカーおよび自由端に隣接するケーブル部を保護構造の取り付け領域の土壌材料に埋め込むステップ。
【0020】
例えば、玉石がトラップネットに衝突するときに支持ケーブルに引張荷重が加えられる場合、この方法の利点は、支持ケーブルがプラウと同様に周囲の土壌材料を介してデッドマンアンカーを引っ張り(デッドマンアンカーが土壌材料から引き抜かれることなく)、それによって加えられた引張荷重を吸収することができ、その結果、デッドマンアンカレッジが引張荷重散逸機器として同時に機能することになる。
【0021】
本発明のさらなる詳細、利点および特徴は、図面を参照しながら実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
【0022】
図1は、本発明による保護機器の第1の実施形態の非常に概略的に簡略化された斜視上面図である。
【0023】
図2は、図1に対応する保護機器の側面図である。
【0024】
図3は、図1および図2による保護機器の右側領域の拡大図である。
【0025】
図4図7は、本発明によるデッドマンアンカレッジのデッドマンアンカーの実施形態の概略的な非常に簡略化された側面図である。
【0026】
図1図3の要点は、本発明による保護構造1の一実施形態の構造を示すことである。この例では、この保護構造1は、互いに離間して配置された複数の支持体2、3、および4を有し、選択された数の3つの支持体は純粋に例示的なものである。保護構造1は、2つの支持ケーブル装置6と7との間のハッチ部5によって表されるトラップ機器をさらに備える。このトラップ機器5は、例えば、図1の二重矢印Bによって示される領域に完全に及ぶことができるトラップネットとすることができ、これは、例えば、端部領域EおよびFに合流する2つの傾斜領域CおよびDによって横方向に隣接する川床とすることができる。再び、これは、本発明による保護構造1の使用位置の任意の例に過ぎず、例えば、山の傾斜部で落石などに対する保護として使用してもよい。
【0027】
図示の例では、トラップ機器5は、支持体2、3および4上の2つの支持ケーブル装置6および7によって案内される。最も単純な場合として、1つの支持ケーブル装置のみが設けられることが可能であるが、例えば、図1図3に示す支持ケーブル装置6および7の間に1つまたは複数の中心ケーブル装置が設けられることも可能である。
【0028】
さらに、図1および図2に示されている保護構造1は、それぞれ領域FおよびEに2つの地盤アンカレッジ8および9を有する。本発明によれば、これらの地盤アンカレッジ8および9は、各々がデッドマンアンカー12および13をそれぞれ有するデッドマンアンカレッジとして設計される。
【0029】
図示の実施形態では、ケーブル装置6は、その自由端10および11を介して、デッドマンアンカレッジ8および9のデッドマンアンカー12および13にそれぞれ接続される。第2の支持ケーブル装置7の自由端をデッドマンアンカーに直接接続することも考えられるが、図示の実施形態では、支持ケーブル装置7の自由端は、支持ケーブル装置6の対応する隣接領域に接続される。
【0030】
図にさらに示すように、図1図3に示すように、支持体2、3、および4の各々は、埋め込み可能なベース装置14、15、および16をそれぞれ有する。例示的な場合として、これらのベース装置14、15および16の各々には、侵食保護機器17、18および19がそれぞれ設けられている。
【0031】
全てのベース装置の代表例として、図3は、支持体2のベース装置14を拡大形態で示す。ここから明らかなように、ベース装置14は三角形のベース2Aを有し、この三角形のベース2Aには、頂点を起点として、支持領域2Bが延在しており、ベース2Aと共に、支持体2が立設される取り付け位置24の土壌材料に埋め込まれる。したがって、支持体2の支持領域2Cのみが、取り付け位置24の材料を超えて延在する領域である。
【0032】
図3からさらに明らかなように、支持ケーブル装置6は、自由端10で終端し、取り付け位置24の地面材料にも埋め込まれた端部部分23を有する支持ケーブル22を備える。さらに、支持ケーブル装置6は、支持部2Cの上側領域として非常に簡略化された方法で図3に示されている支持ケーブルガイド25を備える。支持ケーブルガイド25は、例えば、シャックルであってもよい。支持体3および4には、適切な支持ケーブルガイドが設けられている。
【0033】
自由端10は、図3では二重円として非常に簡略化されて参照される締結要素26を介してデッドマンアンカレッジ8のデッドマンアンカー12に取り付けられる。
【0034】
最後に、図3は、ベース装置14に、ベース装置および支持部2Bの一部を取り囲む侵食保護機器17が設けられていることを示している。最初に説明したように、侵食保護機器17は、ベース装置の周りに積み重ねられた任意の適切な材料であってもよく、またはネット装置もしくはガビオン装置であってもよい。これはまた、ベース装置14の周りに配置された複数の直方体によって図3において非常に簡略化された方法で表されている。
【0035】
デッドマンアンカー12または13の異なる実施形態が図4図5から生じる。図4では、図1図3と同様に、デッドマンアンカー12または13は立方体形状を有し、これはコンパクトな構成要素とすることができ、またはデッドマンアンカー12または13が下層土に埋め込まれる前に適切な材料で充填することができるコンテナのように設計される。
【0036】
図5による実施形態では、デッドマンアンカー12または13は円錐形の構成要素である。
【0037】
図6は、デッドマンアンカー12または13がプラウ形状の設計であり、例示的な実施形態では、互いにある角度で配置され、それぞれ鋭い縁部12Cまたは13Cに収束する2つのプラウディスク12Aまたは13Aおよび12Bまたは13Bをそれぞれ備える実施形態を示し、本発明による方法で定義されたデッドマンアンカー12または13が、ケーブル装置6に引張荷重が加えられたときに周囲の材料から引き抜かれる場合に、引張方向Zをそれぞれ指す。
【0038】
本発明によれば、このような引抜きは、図4または図5による他の実施形態においても可能である。
【0039】
図7は、チューブ20内の本明細書の円錐形状のデッドマンアンカー12または13の配置を示しており、デッドマンアンカー12または13の挿入後、それぞれの用途に適合した適切な材料で充填することができ、次いでデッドマンアンカレッジに典型的であるように、取り付け位置24に埋め込まれる。最初に説明したように、これは、デッドマンアンカー12または13をパイプ20に挿入し、それを適切な材料で充填することによって、デッドマンアンカレッジを作動させるための規定条件を所定の期間設定することができるという特定の利点をもたらす。円錐形デッドマンアンカーに加えて、デッドマンアンカーの任意の他の設計も、パイプ20に適用するのに適している。
【0040】
さらに、デッドマンアンカーを岩石の穴に挿入し、デッドマンアンカーが岩石の穴に配置された後、それを適切な材料で充填することが可能であり、その結果、前述のようにパイプ20の代わりに既に存在する岩石の空洞を使用することができるという利点がもたらされる。
【0041】
さらなる利点の中でも、本発明による保護構造1は、その設置のために設置現場に輸送される追加の設備および工具を必要としないことに特に留意されたい。むしろ、全ての設置ステップは、保護構造1の設置現場に既に存在する設備、機械、および車両を用いて実行することができ、これにより、設置コストが大幅に簡素化および低減される。
【0042】
本発明の前述の書面による説明に加えて、本発明の追加の開示のために、図1図7の本発明の図面表現がここで明示的に参照する。
【符号の説明】
【0043】
1 保護構造
2、3、4 支持体
2A ベース
2B、2C 支持領域
5 トラップ機器
6、7 支持ケーブル装置
8、9 地盤アンカレッジ
10、11 自由端
12、13 デッドマンアンカー
14、15、16 ベース装置
17、18、19 侵食保護機器
20 パイプ
21 ガビオン構造
22 支持ケーブル
23 ケーブル領域
24 設置領域
25 ケーブルガイド
26 締結要素
Z 引張方向

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】