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特表2023-550971動画共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-06
(54)【発明の名称】動画共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/10 20220101AFI20231129BHJP
   G06F 3/04845 20220101ALI20231129BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20231129BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20231129BHJP
   H04L 67/025 20220101ALI20231129BHJP
   H04L 67/50 20220101ALI20231129BHJP
【FI】
H04L51/10
G06F3/04845
G06F3/16 650
G06F3/16 610
H04N21/431
H04L67/025
H04L67/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532123
(86)(22)【出願日】2021-11-18
(85)【翻訳文提出日】2023-05-25
(86)【国際出願番号】 CN2021131454
(87)【国際公開番号】W WO2022111375
(87)【国際公開日】2022-06-02
(31)【優先権主張番号】202011360404.3
(32)【優先日】2020-11-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】王星懿
(72)【発明者】
【氏名】於宙
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164FA08
5C164GA05
5C164MA02S
5C164UA04S
5C164UA42S
5C164UB92P
5C164UD41S
5C164UD63S
5E555AA13
5E555AA61
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA77
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC04
5E555BC10
5E555BD07
5E555CA42
5E555CB14
5E555CB16
5E555CB47
5E555DB57
5E555EA23
5E555FA00
(57)【要約】
本願は、動画共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体を開示する。方法は、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることと、動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示することと、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することと、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
指定ユーザを決定し、前記指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることと、
動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示することと、
長押し操作又は音声情報を含む起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、前記音声情報を字幕の形式で前記撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することと、
前記撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することと、を含む、
動画共有方法。
【請求項2】
前記した、指定ユーザを決定し、前記指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることは、
ユーザのチャットリストインターフェイスでの前記指定ユーザの撮影マークに対するタップ操作が検出されたことに応答し、前記動画撮影命令をトリガし、そのうち、前記チャットリストインターフェイスには少なくとも1つのユーザが含まれ、各ユーザがそれぞれ1つの撮影マークに対応する、
又は、ユーザによる前記会話インターフェイスでの撮影マークに対するタップ操作が検出されたことに応答し、前記動画撮影命令をトリガする、
又は、ユーザによる前記会話インターフェイスでの上スワイプ操作が検出されたことに応答し、前記動画撮影命令をトリガし、そのうち、前記上スワイプ操作のスワイプ距離が距離閾値を超えている、ことを含む、
請求項1に記載の動画共有方法。
【請求項3】
前記撮影インターフェイスは、フレーミング領域を備え、前記フレーミング領域は、被撮影場面を指定適合比率に従って呈示する、
請求項1に記載の動画共有方法。
【請求項4】
前記撮影インターフェイスは、発話撮りスタート制御ボタン及び字幕制御ボタンをさらに備え、
前記した、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、前記音声情報を字幕の形式で前記撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することは、
前記発話撮りスタート制御ボタンがオンになっており前記音声情報が受信されたことが確認されると撮影を開始し、前記撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させ、そのうち、前記撮影プログレスバーが、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられることと、
前記音声情報に対して文字認識を行い、前記字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、前記音声情報に対応する文字を字幕の形式で前記撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示することと、
プリセット時間範囲内で前記音声情報が受信されないか、又は撮影時間長が前記プリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し前記撮影動画を取得することと、を含む、
請求項3に記載の動画共有方法。
【請求項5】
前記撮影インターフェイスは、撮影制御ボタン及び字幕制御ボタンをさらに備え、
前記した、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、前記音声情報を字幕の形式で前記撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することは、
ユーザによる前記撮影制御ボタンの長押し操作が受信されたことが確認されると撮影を開始し、前記撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させ、そのうち、前記撮影プログレスバーが、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられることと、
前記長押し操作過程において、前記音声情報が受信されたことが確認されると、前記音声情報に対して文字認識を行い、前記字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、前記音声情報に対応する文字を字幕の形式で前記撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示することと、
ユーザによる前記撮影制御ボタンの長押し操作が終了したか、又は撮影時間長が前記プリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し前記撮影動画を取得することと、を含む、
請求項3に記載の動画共有方法。
【請求項6】
前記した、前記発話撮りスタート制御ボタンがオンになっており前記音声情報が受信されたことが確認されると撮影を開始し、前記撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させることの後には、
前記撮影インターフェイスに撮影削除ボタン及び編集ボタンを表示させることと、
ユーザによる前記撮影削除ボタンのタップ操作が検出されたことに応答し、現在の撮影動画を削除し、前記撮影インターフェイスに戻ることと、
ユーザによる前記編集ボタンのタップ操作が検出されたことに応答し、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示することと、
ユーザの2本の指の前記フレーミング領域での距離縮小拡大操作が検出されたことに応答し、現在撮影している動画に対してズーム処理を行うことと、をさらに含む、
請求項4に記載の動画共有方法。
【請求項7】
前記した、ユーザによる前記撮影制御ボタンの長押し操作が受信されたことが確認されると撮影を開始し、前記撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させることの後には、
前記撮影インターフェイスに撮影削除ボタン及び編集ボタンを表示させることと、
ユーザによる前記撮影制御ボタンから前記撮影削除ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ前記撮影削除ボタンの位置で押圧操作が停止されることに応答し、現在の撮影動画を削除し、前記撮影インターフェイスに戻ることと、
ユーザによる前記撮影制御ボタンから前記編集ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ前記編集ボタンの位置で押圧操作が停止されることに応答し、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示することと、
ユーザによる前記撮影制御ボタンから前記フレーミング領域への押圧スワイプ操作が検出されたことに応答し、現在撮影している動画に対してズーム処理を行うことと、をさらに含む、
請求項5に記載の動画共有方法。
【請求項8】
前記編集インターフェイスは、動画呈示領域を備え、前記動画呈示領域は、撮影動画を指定適合比率に従って呈示する、
請求項6又は7に記載の動画共有方法。
【請求項9】
前記編集インターフェイスは、字幕制御ボタン、文字制御ボタン、絵筆制御ボタン及び1回だけ相手に見せる制御ボタンをさらに備え、
前記した、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示することの後には、
ユーザによる前記字幕制御ボタンのオフ操作に応答し、前記撮影動画に追加された字幕を削除することと、
ユーザによる前記文字制御ボタンのオン操作に応答し、ユーザが文字追加インターフェイスで前記撮影動画に対して文字を追加するように、文字追加インターフェイスを呈示することと、
ユーザによる前記絵筆制御ボタンのオン操作に応答し、ユーザが絵筆追加インターフェイスで前記撮影動画に対して絵を描くように、絵筆追加インターフェイスを呈示することと、
ユーザによる前記1回だけ相手に見せる制御ボタンの状態修正操作に応答し、修正された状態に応じて前記指定ユーザによる前記撮影動画の視聴回数を決定することと、をさらに含む、
請求項8に記載の動画共有方法。
【請求項10】
前記した、前記撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することは、
前記撮影動画の時間長が前記プリセット時間長を超えていないが、送信命令が受信されたことが確認されると、前記撮影動画を会話メッセージにより前記指定ユーザに送信して共有することと、
前記撮影動画の時間長が前記プリセット時間長を超えていることが確認されると、自動的に前記撮影動画を会話メッセージにより前記指定ユーザに送信して共有することと、を含む、
請求項4に記載の動画共有方法。
【請求項11】
前記送信命令は、ユーザが送信ボタンをタップすることにより生成される、
又は、前記送信命令は、ユーザが撮影制御ボタンを離すことにより生成される、
請求項10に記載の動画共有方法。
【請求項12】
指定ユーザを決定し、前記指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガするように構成される指定ユーザ動画撮影命令トリガモジュールと、
動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示するように構成される撮影インターフェイス呈示モジュールと、
長押し操作又は音声情報を含む起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、前記音声情報を字幕の形式で前記撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得するように構成される撮影動画取得モジュールと、
前記撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有するように構成される撮影動画送信モジュールと、を備える、
動画共有装置。
【請求項13】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を備え、
前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~11のいずれか一項に記載の動画共有方法を実現する、
電子機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると請求項1~11のいずれか一項に記載の動画共有方法が実現される、
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本願は、2020年11月27日に中国国家知識産権局に出願された、出願番号が202011360404.3である中国特許出願の優先権を主張し、該出願の全ての内容は、引用により本願に援用される。
【0002】
[技術分野]
本開示の実施例は、データ処理の技術分野に関し、例えば動画共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ネットワーク即時通信サービス(Instant Messenger、IM)は、インタネット(Internet)に基づくメッセージングサービスであり、一般的にネットワークにおける即時メッセージング機能を実現することを中心としている。現在、即時通信サービスにおいて、ユーザは、文字や画像を送信する形式により即時コミュニケーションを行うこともでき、カメラを呼び出して1つの短編動画を撮影し、短編動画を共有する方式により即時コミュニケーションを行うこともできる。
【0004】
しかし、短編動画を撮影して即時コミュニケーションを行う過程において、短編動画の撮影及び共有過程の全体を完成させるには、通常、非常に複雑な操作過程が必要とされるため、操作ステップが煩雑であり、ユーザの体験効果が低減される。
【発明の概要】
【0005】
本開示の実施例は、即時通信過程における短編動画の簡単な撮影及び共有を実現するために、動画共有方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0006】
第1の側面において、本開示の実施例は、
指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることと、
動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示することと、
長押し操作又は音声情報を含む起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することと、
撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することと、を含む動画共有方法を提供する。
【0007】
第2の側面において、本開示の実施例は、さらに、
指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガするように構成される指定ユーザ動画撮影命令トリガモジュールと、
動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示するように構成される撮影インターフェイス呈示モジュールと、
長押し操作又は音声情報を含む起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得するように構成される撮影動画取得モジュールと、
撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有するように構成される撮影動画送信モジュールと、を備える動画共有装置を提供する。
【0008】
第3の側面において、本開示の実施例は、さらに、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を備え、
少なくとも1つのプログラムが少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサが本開示の任意の実施例の方法を実現する、電子機器を提供する。
【0009】
第4の側面において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると本開示の任意の実施例の方法が実現される、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1a】本開示の実施例1に係る動画共有方法のフロー図である。
図1b】本開示の実施例1に係るチャットリストインターフェイスの模式図である。
図1c】本開示の実施例1に係る指定ユーザの会話インターフェイスの模式図である。
図1d】本開示の実施例1に係る会話インターフェイスを上スワイプして動画撮影命令がトリガされる指示図である。
図1e】本開示の実施例1に係る発話撮りスタート制御ボタンがオンになっている撮影インターフェイスの模式図である。
図1f】本開示の実施例1に係る発話撮りスタート制御ボタンがオフになっている撮影インターフェイスの模式図である。
図1g】本開示の実施例1に係る再生動画を共有した後のチャットインターフェイスの模式図である。
図1h】本開示の実施例1に係る動画再生詳細インターフェイスの模式図である。
図2a】本開示の実施例2に係る動画共有方法のフロー図である。
図2b】本開示の実施例2に係る発話撮りの撮影過程におけるインターフェイス図である。
図3a】本発明の実施例3に係る動画共有方法のフロー図である。
図3b】本発明の実施例3に係る押し撮りの撮影過程におけるインターフェイス図である。
図4a】本開示の実施例4に係る動画共有方法のフロー図である。
図4b】本開示の実施例4に係る字幕制御ボタンがオフになっているときの編集インターフェイスの模式図である。
図4c】本開示の実施例4に係る撮影動画に対して文字編集を行う編集インターフェイスの模式図である。
図4d】本開示の実施例4に係る撮影動画に対して絵を描く編集インターフェイスの模式図である。
図5】本開示の実施例5に係る動画共有装置の構造模式図である。
図6】本開示の実施例6に係る電子機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳しく説明する。図面には本開示のいくつかの実施例が示されているが、本開示は、様々な形式により実現可能であり、且つここで記述される実施例に限られるものとして解釈されるべきではなく、逆に、これらの実施例は、本開示をより徹底的且つ完全に理解するために提供されていることを理解すべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的役割のためのものに過ぎず、本開示の保護範囲を制限するためのものではないことを理解すべきである。
【0012】
本開示の方法実施形態に記載の各ステップは、異なる順番に従って実行されてもよいし、及び/又は並行して実行されてもよいことを理解すべきである。また、方法実施形態は、追加のステップを含み、及び/又は示されたステップの実行が省略されてもよい。本開示の範囲は、この点で制限されない。
【0013】
本明細書で使用される用語「含む」及びその変形は、非限定的な包含を意味するものであり、即ち「含むが限られない」ことである。用語「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」ことである。用語「1つの実施例」は、「少なくとも1つの実施例」を表すものであり、用語「他の1つの実施例」は、「少なくとも1つの他の実施例」を表すものであり、用語「いくつかの実施例」は、「少なくともいくつかの実施例」を表すものである。他の用語の関連定義は、下記明細書の説明の中で与えられる。
【0014】
本開示で言及される「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール又はユニットにより実行される機能の順番又は相互依存関係を限定するためのものではないことを注意されたい。
【0015】
本開示で言及される「1つ」、「複数」の修飾は、模式的なものであり、制限的なものではないことを注意されたく、当業者であれば、文脈で別途明確に指示されない限り、「少なくとも1つ」として理解されるべきであることを理解すべきである。
【0016】
本開示の実施形態における複数の装置の間でインタラクトされるメッセージ又は情報の名称は、説明の目的のためのものであり、これらのメッセージ又は情報の範囲を制限するためのものではない。
【0017】
実施例1
図1(a)は、本開示の実施例に係る動画共有方法のフロー図であり、本実施例は、即時通信過程における短編動画の簡単な撮影及び共有に適用することができ、該方法は、本開示の実施例に係る動画共有装置により実行されることが可能であり、該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの方式を採用して実現することができ、且つ一般的にコンピュータ機器に集積可能である。本開示の実施例の方法は、以下を含む。
【0018】
好ましくは、図1(a)に示すように、本開示の実施例における方法は、以下のステップを含むことができる。
【0019】
ステップ101において、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガする。
【0020】
好ましくは、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることは、ユーザのチャットリストインターフェイスでの指定ユーザの撮影マークに対するタップ操作が検出されたことに応答し、動画撮影命令をトリガし、そのうち、チャットリストインターフェイスには少なくとも1人のユーザが含まれ、各ユーザがそれぞれ1つの撮影マークに対応するか、又は、ユーザの指定ユーザの会話インターフェイスでの撮影マークに対するタップ操作が検出された場合に応答し、動画撮影命令をトリガするか、又は、ユーザの指定ユーザの会話インターフェイスでの上スワイプ操作が検出されたことに応答し、動画撮影命令をトリガし、そのうち、上スワイプ操作のスワイプ距離が距離閾値を超えている、ことを含むことができる。
【0021】
そのうち、本実施形態における指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることは、以下のような複数の方式を含む。
【0022】
1つ目の方式において、図1(b)に示すのは、チャットリストインターフェイスの模式図であり、チャットリストインターフェイスには少なくとも1人のユーザが含まれるため、ユーザのチャットリストインターフェイスにおける並び順の前後順番は、履歴チャット時間に応じて決められてもよく、チャット時間が現在時間に近いユーザほど、並び順が前に来る。また、各ユーザにはそれぞれ1つの撮影マークが対応し、ユーザアバター画像マークの右側にあり、例えば1つのカメラアイコンであってもよいし、無論、他のアイコンであってもよく、本実施形態では撮影マークのタイプについて限定しない。ユーザによるチャットリストインターフェイスでの指定ユーザに対応する撮影マークのタップ操作が検出されたことが確認された場合、動画撮影命令をトリガすることができる。
【0023】
2つ目の方式において、図1(c)に示すのは、指定ユーザの会話インターフェイスの模式図であり、ユーザは、会話インターフェイスにより指定ユーザの張三とチャットする過程において、1つの短編動画を撮影して相手に送信したい場合、インターフェイス左下隅の撮影マーク、例えば、左下隅のカメラアイコンをタップすることでできる。ユーザによる、指定ユーザの会話インターフェイスでの撮影マークのタップ操作が検出されたことが確認された場合も、動画撮影命令をトリガすることができる。
【0024】
3つ目の方式において、図1(d)に示すのは、会話インターフェイスを上スワイプして動画撮影命令がトリガされる指示図であり、指定ユーザの会話インターフェイスにおいて、ユーザは、手のジェスチャの上スワイプ操作を採用してカメラをウェイクアップしてもよく、ユーザの会話インターフェイスにおける手のジェスチャの上スワイプ操作が検出され、且つ上スワイプ操作のスワイプ距離が距離閾値を超えていることが確認されると、振動効果が生じ、動画撮影命令がトリガされる。無論、本実施形態において上記3つの方式は例として列挙説明されているものに過ぎず、実際の応用では指定ユーザが動画撮影命令をトリガする操作方式について限定しない。
【0025】
ステップ102において、動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示する。
【0026】
なお、本実施形態は主に即時通信分野に応用され、関わる動画は、主に動画時間長がプリセット時間長よりも短い短編動画を指しており、プリセット時間長は、一般的に短く、例えば、本実施形態におけるプリセット時間長は、30秒に設定されている。即時通信に基づいてソーシャル交流する過程において、通常、ユーザが他のユーザに短編動画を共有したり、短編動画を視聴したりするニーズがあるが、短編動画は、ネットワーク資源を無駄にしすぎずに、ユーザの動画共有及び動画視聴のニーズを満たすことができる。
【0027】
例示的に、動画撮影命令が受信されたことが確認された後、撮影インターフェイスを呈示し、図1(e)及び1(f)に示すのは、本実施形態における撮影インターフェイスの模式図である。撮影インターフェイスは、フレーミング領域、撮影制御領域及び撮影メニュー領域を備え、そのうち、フレーミング領域は、被撮影場面を指定適合比率に従って呈示し、撮影メニュー領域は、発話撮りスタート制御ボタン、字幕制御ボタン及び反転制御ボタンを備え、撮影制御領域は、撮影制御ボタン、1回だけ相手に見せる制御ボタン及び試用道具を備える。そのうち、図1(e)は、発話撮りスタート制御ボタンがオンになっている撮影インターフェイスの模式図であり、図1(f)は、発話撮りスタート制御ボタンがオフになっている撮影インターフェイスの模式図である。
【0028】
そのうち、フレーミング領域については、本実施形態におけるフレーミング領域は、被撮影場面を指定比率に従って呈示し、例えば、比率は、3:4であってもよく、無論、他の比率であってもよく、ユーザは、実際のニーズに応じて限定することができ、且つ図から分かるように、本実施形態におけるフレーミング領域は、スクリーン全体ではなく、スクリーンの一部を占有しているため、ユーザが自撮りする場合でも、顔をより小さく見せることができ、これにより、動画撮影の美感が高められて、ユーザ満足度が向上する。
【0029】
撮影メニュー領域については、発話撮りスタート制御ボタンは、デフォルトでオン状態であり、且つ前回の状態を覚えず、ユーザは、撮影ニーズに応じて発話撮りスタート制御ボタンをオフにすることができる。また、発話撮りスタート制御ボタンがオンになっている場合、ユーザは、発話、即ち音声情報により撮影を起動するか、又は撮影制御領域の撮影制御ボタンを長押しすることにより撮影を起動することができるが、発話撮りスタート制御ボタンがオフになっている場合、ユーザは、発話、即ち音声情報のみにより撮影を起動することができる。且つ発話撮りスタート制御ボタンがオンになっている場合、フレーミング領域には、撮る前のテキスト例えば、「発話して撮影を開始…」が表示されるが、発話撮りスタート制御ボタンがオフになっている場合、フレーミング領域には、撮る前のテキストが表示されない。また、字幕制御ボタンは、デフォルトでオン状態であり、且つ前回の状態を覚えず、ユーザは、撮影ニーズに応じて字幕制御ボタンをオフにすることができる。字幕制御ボタンがオフであるか否かに関係なく、撮影過程で音声情報が認識されれば、いずれも音声情報に対して認識を行うことになり、且つ字幕制御ボタンがオンになっている場合、認識した文字を字幕の形式でフレーミング領域に呈示するが、字幕制御ボタンがオフになっている場合、認識した文字を保存し、フレーミング領域には呈示しない。
【0030】
撮影制御領域については、ユーザは、実際に必要に応じて1回だけ相手に見せる制御ボタンのオンオフ状態を選択することができ、1回だけ相手に見せる制御ボタンがオンになっている場合、撮影動画が指定ユーザに送信された後、ユーザが1回しか視聴できず、1回見たら撤回されることになるが、1回だけ相手に見せる制御ボタンがオフになっている場合、撮影動画が指定ユーザに送信された後、指定ユーザが何回も繰り返し視聴可能であり、指定ユーザの視聴回数について限定しない。また、撮影制御領域には、横スワイプ試用道具が増設されてもよく、左右スワイプすることにより異なる道具を選択し、ユーザによる道具の選択に応じて、撮影した動画において対応する特殊効果を追加する。
【0031】
ステップ103において、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得する。
【0032】
そのうち、起動命令は、長押し操作又は音声情報を含む。
【0033】
好ましくは、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することは、発話撮りスタート制御ボタンがオンになっており且つ音声情報が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させ、そのうち、撮影プログレスバーが、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられることと、音声情報に対して文字認識を行い、字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、音声情報に対応する文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示することと、プリセット時間範囲内で音声情報が受信されないか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し撮影動画を取得することと、を含むことができる。
【0034】
好ましくは、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することは、ユーザによる撮影制御ボタンの長押し操作が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させ、そのうち、撮影プログレスバーが、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられることと、長押し操作過程において、音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報に対して文字認識を行い、字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、音声情報に対応する文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示することと、ユーザによる撮影制御ボタンの長押し操作が終了したか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し撮影動画を取得することと、を含むことができる。
【0035】
例示的に、本実施形態において、音声情報により撮影を起動してもよいし、撮影制御ボタンに対する長押し操作により撮影を起動してもよく、そのうち、長押し操作とは、撮影制御ボタンを押圧する時間が指定時間長を超えていることを指し、例えば、指定時間長を1秒に設定し、即ち撮影制御ボタンを押圧する時間が1秒を超えると、長押し操作により撮影を起動することを示す。
【0036】
なお、音声情報による起動方式であるか、長押し操作による起動方式であるかに関係なく、音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報に対して認識を行い、且つ字幕制御ボタンがオンになっている場合、認識した文字を字幕の形式でフレーミング領域に呈示するが、字幕制御ボタンがオフになっている場合、認識した文字を保存し、フレーミング領域には呈示しない。
【0037】
ステップ104において、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有する。
【0038】
好ましくは、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することは、撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていないが、送信命令が受信されたことが確認されると、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに送信して共有することと、撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていることが確認されると、自動的に撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに送信して共有することと、を含むことができる。
【0039】
好ましくは、送信命令は、ユーザが送信ボタンをタップすることにより生成されるか、又は、送信命令は、ユーザが撮影制御ボタンを離すことにより生成される。
【0040】
例示的に、本実施形態において、音声情報による撮影起動であるか、長押し操作による撮影起動であるかに関係なく、いずれも自動又は能動的な方式を採用して送信を行うことを含み、例えば、プリセット時間長が30秒であると決定し、撮影時間長が30秒を超えるときに、いずれも自動的に撮影動画を指定ユーザに送信して共有し、撮影時間長がプリセット時間長を超えていないときに、例えば、15秒撮影したときに、受信した送信命令に応じて、撮影動画を指定ユーザに送信して共有することができる。
【0041】
そのうち、図1(g)に示すのは、再生動画を共有した後のチャットインターフェイスの模式図であり、撮影インターフェイスにおいてユーザが1回だけ相手に見せる制御ボタンをオンしているため、指定ユーザ張三に送信された動画には、「相手が閲覧すると、自動撤回される」というマークが付けられる。動画送信者や動画受信者に関係なく、いずれもチャットインターフェイスで動画をタップする方式により、動画を再生することができる。図1(h)に示すのは、動画再生詳細インターフェイスの模式図であり、ユーザが字幕制御ボタンをオンにしているため、撮影過程で収集された音声情報は、字幕の形式で動画の下に表示され、例えば、字幕は、「今日はとてもいい天気ですね」であり、且つ中央揃えの方式で呈示される。
【0042】
本開示の実施例では、長押し操作又は音声情報のトリガにより、直接動画撮影を起動し、且つ撮影過程で収集された音声情報を自動的に字幕の形式で動画に追加し、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することができ、これにより、短編動画の撮影及び共有過程の操作が簡単になり、撮影の動画効果がよく、ユーザは速やかに効果的に撮影動画の共有過程を完成することが容易になり、ユーザの体験効果が大いに高められる。
【0043】
実施例2
図2(a)は、本開示の実施例に係る動画共有方法のフロー図であり、本開示の実施例は、上記実施例における各好ましい態様と結び付けることが可能であり、本開示の実施例において、起動命令が音声情報である場合の実施例1の撮影過程について説明する。
【0044】
図2(a)に示すように、本開示の実施例の方法は、以下を含む。
【0045】
ステップ201において、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガする。
【0046】
ステップ202において、動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示する。
【0047】
ステップ203において、発話撮りスタート制御ボタンがオンになっており且つ音声情報が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させる。
【0048】
そのうち、撮影プログレスバーは、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられる。
【0049】
例示的に、図2(b)に示すのは、発話撮りの撮影過程におけるインターフェイス図であり、且つ発話撮り、即ち音声情報を採用して撮影を起動するときに、撮影の起動開始の前に、ユーザによる発話撮りスタート制御ボタンのオン命令が受信されたことが確認される必要があり、即ち発話撮りスタート制御ボタンがオン状態にあることが要求されている。且つ音声情報が受信されたことが確認されると撮影を起動し、撮影インターフェイスに表示される撮影プログレスバーは、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンし、撮影プログレスバーは、現在の撮影時間長とプリセット時間長との間の百分率に応じて色を変え続けることができる。また、撮影時間長がプリセット時間長に近い、例えば、あと5秒でプリセット時間長に到達する場合、ユーザに注意を与える効果を達成するために、撮影残り時間も表示される。本実施形態において、撮影プログレスバーは、例えば撮影インターフェイスにおける撮影制御領域に表示されてもよく、無論、本実施形態では例を挙げての説明に過ぎず、撮影プログレスバーの、撮影インターフェイスにおける表示位置については限定しない。
【0050】
ステップ204において、音声情報に対して文字認識を行い、字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、音声情報に対応する文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示する。
【0051】
例示的に、音声情報により撮影を起動した後、字幕制御ボタンがオンになっていることが確認された場合、音声情報に対して認識を行い、認識した文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示し、字幕の呈示位置は、固定であり、動画画面の底部にあり、且つ字幕は、最長幅及び最多行数が設定され、例えば、最多行数が2行、最長幅が1行あたり10文字に設定可能であり、最長幅及び行数に到達すると、次の文から生成が開始される。
【0052】
なお、撮影前に字幕制御ボタンがオフになっている場合、音声情報が受信されたことが確認されると、依然として音声情報に対して認識を行うことができるが、字幕の形式で呈示されず、保存されることになり、撮影完了後に動画を編集するときに、ユーザによる字幕制御ボタンのオン命令が受信されると、認識結果、即ち認識した文字全体を呈示し、撮影時同様に1文字ずつ呈示する必要がない。また、本実施形態においては、撮影前及び撮影後にのみ字幕制御ボタンをオフ又はオンにすることができ、撮影過程では状態変更することができない。
【0053】
そのうち、音声認識の過程において、ネットワーク又は機器の故障により文字を認識できない場合、ユーザがタイムリにネットワーク又は機器を点検修理するように、撮影インターフェイスに警報提示、例えば、「字幕が認識されていません」が表示される。
【0054】
ステップ205において、プリセット時間範囲内に音声情報が受信されないか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し撮影動画を取得する。
【0055】
例示的に、音声情報により撮影を起動した後、撮影過程でプリセット時間内に音声情報が受信されない、例えば、2秒以内に音声情報が受信されないか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達した場合、例えば、プリセット時間長の30秒を超えている場合、撮影を停止し撮影動画を取得する。
【0056】
好ましくは、発話撮りスタート制御ボタンがオンになっており且つ音声情報が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させることの後には、撮影インターフェイスに撮影削除ボタン及び編集ボタンを表示させることと、ユーザによる撮影削除ボタンのタップ操作が検出されたことに応答し、現在の撮影動画を削除し、撮影インターフェイスに戻ることと、ユーザによる編集ボタンのタップ操作が検出されたことに応答し、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示することと、ユーザの2本の指のフレーミング領域での距離縮小拡大操作が検出されたことに応答し、現在撮影している動画に対してズーム処理を行うことと、をさらに含むことができる。
【0057】
なお、撮影制御領域に撮影プログレスバーが表示された後、撮影制御領域には、図2(b)の撮影制御ボタンの左のアイコンのように、撮影削除ボタンも表示され、図2(b)の撮影制御ボタンの右のアイコンのように、編集ボタンも表示される。また、撮影プログレスバーがフルになる前に、ユーザによる撮影削除ボタンのタップ操作が検出されると、現在の撮影動画を削除し、再撮影するように図1(e)に示す撮影インターフェイスに再度戻り、ユーザによる編集ボタンのタップ操作が検出されると、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示し、ユーザが現在の撮影動画を編集する必要があることを意味し、ユーザの2本の指のフレーミング領域での距離縮小拡大操作が検出されると、現在撮影している動画に対してズーム処理を行い、例えば、2本の指の間の距離が大きくなることが確認されると、撮影動画に対して拡大処理を行い、2本の指の間の距離が小さくなることが確認されると、撮影動画に対して縮小処理を行う。
【0058】
ステップ206において、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有する。
【0059】
なお、発話撮りの方式により撮影する過程において、複数の方式を採用して撮影動画の送信を実現することができる。撮影過程において、撮影インターフェイスにおける制御ボタンは、送信ボタンとすることができ、撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていないことが確認され、例えば、プリセット時間長が30秒で、現在15秒撮影しており、ユーザによる送信ボタンのタップ操作が検出されると、送信命令がトリガされ、撮影動画を指定ユーザに送信し、これにより送信が行われ、即ち人工手動的な操作で実現される送信であり、あるいは、撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていることが確認されると、撮影の時間長が30秒である撮影動画を自動的に指定ユーザに送信する。なお、本実施形態では送信の方式について限定しない。
【0060】
本開示の実施例において、音声情報のトリガによれば、直接動画撮影を起動し、且つ撮影過程で収集された音声情報を自動的に字幕の形式で動画に追加し、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することができ、これにより、短編動画の撮影及び共有過程の操作が簡単になり、撮影の動画効果がよく、ユーザは速やかに効果的に撮影動画の共有過程を完成することが容易になり、ユーザの体験効果が大いに高められる。
【0061】
実施例3
図3(a)は、本開示の実施例に係る動画共有方法のフロー図であり、本開示の実施例は、上記実施例における各好ましい態様と結び付けることが可能であり、本開示の実施例において、起動命令が長押し操作である場合の実施例1の撮影過程について説明する。
【0062】
図3(a)に示すように、本開示の実施例の方法は、以下を含む。
【0063】
ステップ301において、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガする。
【0064】
ステップ302において、動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示する。
【0065】
ステップ303において、ユーザによる撮影制御ボタンの長押し操作が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させる。
【0066】
そのうち、撮影プログレスバーは、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられる。
【0067】
例示的に、図3(b)に示すのは、押し撮りの撮影過程におけるインターフェイス図であり、且つ押し撮り、即ち長押し操作を採用して撮影を起動するときに、撮影の起動開始の前に、発話撮りスタート制御ボタンのオンオフ状態について限定せず、即ち発話撮りスタート制御ボタンがオフになっている状態で長押し操作のみで撮影を起動できるが、発話撮りスタート制御ボタンがオンになっている状態で、ユーザは、依然として長押し操作により撮影を起動できる。また、ユーザが撮影制御ボタンを放さずに押圧して撮影する過程において、撮影インターフェイスに表示される撮影プログレスバーは、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンし、撮影プログレスバーは、現在の撮影時間長とプリセット時間長との間の百分率に応じて色を変え続けることができる。ユーザが撮影制御ボタンを押圧して撮影する過程において、撮影プログレスバーのエッジには、「指を離して送信」というテキストが表示されるが、撮影時間長がプリセット時間長に近い、例えば、あと5秒でプリセット時間長に到達する場合、「指を離して送信」というテキストが「送信まで5秒」に変わり、且つ1秒毎に変化する。
【0068】
ステップ304において、長押し操作過程において、音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報に対して文字認識を行い、字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、音声情報に対応する文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示する。
【0069】
例示的に、長押し操作により撮影を起動する過程において、音声情報の受信が確認され、且つ字幕制御ボタンがオンになっている場合、音声情報に対して認識を行い、認識した文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示し、字幕の呈示位置は、固定であり、動画画面の底部にあり、且つ字幕は、最長幅及び最多行数が設定され、例えば、最多行数を2行、最長幅を1行あたり10文字に設定可能であり、最長幅及び行数に到達すると、次の文から生成が開始される。
【0070】
なお、撮影前に字幕制御ボタンがオフになっている場合、音声情報が受信されたことが確認されると、依然として音声情報に対して認識を行うことができるが、字幕の形式で呈示されず、保存されることになり、撮影完了後に動画を編集するときに、ユーザによる字幕制御ボタンのオン命令が受信されると、認識結果、即ち認識した文字全体を呈示し、撮影時同様に1文字ずつ呈示する必要がない。また、本実施形態においては、撮影前及び撮影後にのみ字幕制御ボタンをオフ又はオンにすることができ、撮影過程では状態変更することができない。
【0071】
ステップ305において、ユーザによる撮影制御ボタンの長押し操作が終了したか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し撮影動画を取得する。
【0072】
例示的に、長押し操作により撮影を起動した後、撮影過程でプリセット時間内にユーザが長押し操作を終了する、即ち指を離してこれ以上撮影制御ボタンを押圧しないか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達した場合、例えば、プリセット時間長の30秒を超えている場合、撮影を停止し撮影動画を取得する。
【0073】
好ましくは、ユーザによる撮影制御ボタンの長押し操作が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させることの後には、撮影インターフェイスに撮影削除ボタン及び編集ボタンを表示させることと、ユーザによる撮影制御ボタンから撮影削除ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ撮影削除ボタンの位置で押圧操作が停止されることに応答し、現在の撮影動画を削除し、撮影インターフェイスに戻ることと、ユーザによる撮影制御ボタンから編集ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ編集ボタンの位置で押圧操作が停止されることに応答し、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示することと、ユーザによる撮影制御ボタンからフレーミング領域への押圧スワイプ操作が検出されたことに応答し、現在撮影している動画に対してズーム処理を行うことと、をさらに含むことができる。
【0074】
なお、撮影制御領域に撮影プログレスバーが表示された後、撮影制御領域には、図3(b)の撮影制御ボタンの左のアイコンのように、撮影削除ボタンも表示され、図3(b)の撮影制御ボタンの右のアイコンのように、編集ボタンも表示される。また、撮影プログレスバーがフルになる前に、ユーザによる撮影制御ボタンから撮影削除ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ撮影削除ボタンの位置で押圧操作が停止されると、この時、撮影削除ボタンは、セレクテッド状態に変わり、例えば、アイコンが大きくなり色が赤色に変わり、現在の撮影動画を削除し、再撮影するように図1(e)に示す撮影インターフェイスに再度戻り、あるいは、ユーザによる撮影制御ボタンから編集ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ編集ボタンの位置で押圧操作が停止されると、この時、編集ボタンは、セレクテッド状態に変わり、例えば、アイコンが大きくなり色が白色に変わり、ユーザが現在の撮影動画を編集する必要があることを意味し、ユーザによる撮影制御ボタンからフレーミング領域への押圧スワイプ操作が検出されると、現在撮影している動画に対してズーム処理を行い、例えば、フレーミング領域内において、上に向かって押圧スワイプすると、撮影動画に対して拡大処理を行い、下に向かって押圧スワイプすると、撮影動画に対して縮小処理を行う。
【0075】
ステップ306において、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有する。
【0076】
なお、押し撮りの方式により撮影する過程において、複数の方式を採用して撮影動画の送信を実現することができる。撮影過程において、撮影インターフェイスにおける制御ボタンは、送信ボタンとすることができ、撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていないことが確認されると、例えば、プリセット時間長が30秒で、現在15秒撮影しており、ユーザによる撮影制御ボタンの押圧が終了したことが検出されると、送信命令がトリガされ、撮影動画を指定ユーザに送信し、これにより送信が行われ、あるいは、撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていることが確認されると、撮影の時間長が30秒である撮影動画を自動的に指定ユーザに送信し、本実施形態では送信の方式について限定しない。
【0077】
本開示の実施例においては、長押し操作により、直接動画撮影を起動し、且つ撮影過程で収集された音声情報を自動的に字幕の形式で動画に追加し、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することができ、これにより、短編動画の撮影及び共有過程の操作が簡単になり、撮影の動画効果がよく、ユーザが速やかに効果的に撮影動画の共有過程を完成することが容易になり、ユーザの体験効果が大いに高められる。
【0078】
実施例4
図4(a)は、本開示の実施例に係る動画共有方法のフロー図であり、本開示の実施例は、上記実施例における各好ましい態様と結び付けることが可能であり、本開示の実施例において、実施例1と比較して、撮影動画を指定ユーザに共有することの前に、編集命令に応じて撮影動画を編集することをさらに含む。
【0079】
図4(a)に示すように、本開示の実施例の方法は、以下を含む。
【0080】
ステップ401において、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガする。
【0081】
ステップ402において、動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示する。
【0082】
ステップ403において、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得する。
【0083】
ステップ404において、編集命令に応じて撮影動画を編集する。
【0084】
好ましくは、編集インターフェイスは、動画呈示領域、編集制御領域及び編集メニュー領域を備え、
そのうち、動画呈示領域は、撮影動画を指定適合比率に従って呈示し、編集メニュー領域は、字幕制御ボタン、文字制御ボタン及び絵筆制御ボタンを備え、編集制御領域は、編集削除ボタン、1回だけ相手に見せる制御ボタン及び送信ボタンを備える。
【0085】
好ましくは、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示することの後には、ユーザによる字幕制御ボタンのオフ操作に応答し、撮影動画に追加された字幕を削除することと、ユーザによる文字制御ボタンのオン操作に応答し、ユーザが文字追加インターフェイスで撮影動画に対して文字を追加するように、文字追加インターフェイスを呈示することと、ユーザによる絵筆制御ボタンのオン操作に応答し、ユーザが絵筆追加インターフェイスで撮影動画に対して絵を描くように、絵筆追加インターフェイスを呈示することと、ユーザによる1回だけ相手に見せる制御ボタンの状態修正操作に応答し、修正された状態に応じて指定ユーザによる撮影動画の視聴回数を決定することと、をさらに含むことができる。
【0086】
例示的に、図4(b)に示すのは、本開示の実施例に係る字幕制御ボタンがオフになっているときの編集インターフェイスの模式図である。そのうち、撮影の前に字幕制御ボタンがオンになっている場合、編集インターフェイスにおいて字幕制御ボタンをオフにすることにより動画に表示された字幕を削除することができるが、撮影の前に字幕制御ボタンがオフになっている場合、編集インターフェイスにおいて字幕制御ボタンを再度オンにすることにより、撮影過程で受信された音声に対応する文字を、全体的に撮影動画に呈示することができる。
【0087】
なお、ユーザは、さらに、撮影動画に手動的に文字を追加するか、又は手動的に絵を描くために、必要に応じて文字制御ボタン及び絵筆制御ボタンをオンにしてもよい。そのうち、図4(c)に示すのは、文字制御ボタンがオンになった後、撮影動画に対して文字編集を行う編集インターフェイスの模式図であり、ユーザは、インターフェイスでフォントや色を選択することで撮影動画に必要な文字を追加することができ、図4(d)に示すのは、絵筆制御ボタンがオンになった後、撮影動画に対して絵を描く編集インターフェイスの模式図であり、ユーザは、インターフェイスで絵筆の色を選択することで撮影動画に必要な絵を追加することができる。また、編集インターフェイスにおいて1回だけ相手に見せる制御ボタンが再度呈示され、ユーザは、必要に応じて該制御ボタンの状態を変えて、修正された状態に応じて指定ユーザによる撮影動画の視聴回数を決定することができる。
【0088】
ステップ405において、編集後の撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有する。
【0089】
本開示の実施例において、長押し操作又は音声情報のトリガにより、直接動画撮影を起動し、且つ撮影過程で収集された音声情報を自動的に字幕の形式で動画に追加し、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することができ、これにより、短編動画の撮影及び共有過程の操作が簡単になり、撮影の動画効果がよく、ユーザが速やかに効果的に撮影動画の共有過程を完成することが容易になり、ユーザの体験効果が大いに高められる。また、本実施形態において、撮影動画を送信する前に、さらに、必要に応じて撮影動画を編集して、ユーザの異なるニーズを満足し、ユーザの体験効果を向上させることができる。
【0090】
実施例5
図5は、本開示の実施例に係る動画共有装置の構造模式図である。該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアの方式を採用して実現することができ、且つ一般的に方法を実行する電子機器に集積可能である。図5に示すように、該装置は、
指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガするように構成される指定ユーザ動画撮影命令トリガモジュール510と、
動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示するように構成される撮影インターフェイス呈示モジュール520と、
長押し操作又は音声情報を含む起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得するように構成される撮影動画取得モジュール530と、
撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有するように構成される撮影動画送信モジュール540と、を備えることができる。
【0091】
好ましくは、指定ユーザ動画撮影命令トリガモジュールは、
ユーザのチャットリストインターフェイスでの指定ユーザの撮影マークに対するタップ操作が検出されたことに応答し、動画撮影命令をトリガし、そのうち、チャットリストには少なくとも1つのユーザが含まれ、各ユーザがそれぞれ1つの撮影マークに対応する、
又は、ユーザの指定ユーザの会話インターフェイスでの撮影マークに対するタップ操作が検出された場合に応答し、動画撮影命令をトリガする、
又は、ユーザの指定ユーザの会話インターフェイスでの上スワイプ操作が検出されたことに応答し、動画撮影命令をトリガし、そのうち、上スワイプ操作のスワイプ距離が距離閾値を超えている、という方式により、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることを実現する。
【0092】
好ましくは、撮影インターフェイスは、フレーミング領域を備え、フレーミング領域は、被撮影場面を指定適合比率に従って呈示する。
【0093】
好ましくは、撮影インターフェイスは、発話撮りスタート制御ボタン及び字幕制御ボタンをさらに備え、
撮影動画取得モジュールは、発話撮りスタート制御ボタンがオンになっており且つ音声情報が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させ、そのうち、撮影プログレスバーが、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられ、
音声情報に対して文字認識を行い、字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、音声情報に対応する文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示し、
プリセット時間範囲内で音声情報が受信されないか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し撮影動画を取得する、という方式により、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することを実現する。
【0094】
好ましくは、撮影インターフェイスは、撮影制御ボタン及び字幕制御ボタンをさらに備え、
撮影動画取得モジュールは、ユーザによる撮影制御ボタンの長押し操作が受信されたことが確認されると撮影を開始し、撮影インターフェイスに撮影プログレスバーを表示させ、そのうち、撮影プログレスバーが、プリセット時間長に基づいて撮影時間長をカウントダウンするために用いられ、
長押し操作過程において、音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報に対して文字認識を行い、字幕制御ボタンがオンになっていることが確認されると、音声情報に対応する文字を字幕の形式で撮影インターフェイスにリアルタイムに呈示し、
ユーザによる撮影制御ボタンの長押し操作が終了したか、又は撮影時間長がプリセット時間長に到達したことが確認されると、撮影を停止し撮影動画を取得する、という方式により、起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することを実現する。
【0095】
好ましくは、前記動画共有装置は、撮影削除ボタン及び編集ボタン表示モジュール並びに第1の処理モジュールをさらに備え、前記撮影削除ボタン及び編集ボタン表示モジュールは、撮影インターフェイスに撮影削除ボタン及び編集ボタンを表示させるように構成される。
【0096】
第1の処理モジュールは、ユーザによる撮影制御ボタンから撮影削除ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ撮影削除ボタンの位置で押圧操作が停止されることに応答し、現在の撮影動画を削除し、撮影インターフェイスに戻り、
ユーザによる撮影制御ボタンから編集ボタンへの押圧スワイプ操作が検出され、且つ編集ボタンの位置で押圧操作が停止されることに応答し、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示し、
ユーザによる撮影制御ボタンからフレーミング領域への押圧スワイプ操作が検出されたことに応答し、現在撮影している動画に対してズーム処理を行う、ように構成される。
【0097】
好ましくは、前記動画共有装置は、撮影削除ボタン及び編集ボタン表示モジュール並びに第2の処理モジュールをさらに備え、前記撮影削除ボタン及び編集ボタン表示モジュールは、撮影インターフェイスに撮影削除ボタン及び編集ボタンを表示させるように構成され、
第2の処理モジュールは、ユーザによる撮影削除ボタンのタップ操作が検出されたことに応答し、現在の撮影動画を削除し、撮影インターフェイスに戻り、
ユーザによる編集ボタンのタップ操作が検出されたことに応答し、現在の撮影動画を編集インターフェイスに呈示し、
ユーザの2本の指のフレーミング領域での距離縮小拡大操作が検出されたことに応答し、現在撮影している動画に対してズーム処理を行う、ように構成される。
【0098】
好ましくは、編集インターフェイスは、動画呈示領域を備え、動画呈示領域は、撮影動画を指定適合比率に従って呈示する。
【0099】
好ましくは、編集インターフェイスは、字幕制御ボタン、文字制御ボタン、絵筆制御ボタン及び1回だけ相手に見せる制御ボタンをさらに備え、
前記動画共有装置は、編集モジュールをさらに備え、前記編集モジュールは、
ユーザによる字幕制御ボタンのオフ操作に応答し、撮影動画に追加された字幕を削除し、
ユーザによる文字制御ボタンのオン操作に応答し、ユーザが文字追加インターフェイスで撮影動画に対して文字を追加するように、文字追加インターフェイスを呈示し、
ユーザによる絵筆制御ボタンのオン操作に応答し、ユーザが絵筆追加インターフェイスで撮影動画に対して絵を描くように、絵筆追加インターフェイスを呈示し、
ユーザによる1回だけ相手に見せる制御ボタンの状態修正操作に応答し、修正された状態に応じて指定ユーザによる撮影動画の視聴回数を決定する、ように構成される。
【0100】
好ましくは、撮影動画送信モジュールは、
撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていないが、送信命令が受信されたことが確認されると、撮影動画を指定ユーザに送信して共有し、
撮影動画の時間長がプリセット時間長を超えていることが確認されると、自動的に撮影動画を指定ユーザに送信して共有する、という方式により、前記撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することを実現する。
【0101】
好ましくは、送信命令は、ユーザが送信ボタンをタップすることにより生成される、
又は、送信命令は、ユーザが撮影制御ボタンを離すことにより生成される。
【0102】
本開示の実施例においては、長押し操作又は音声情報のトリガにより、直接動画撮影を起動し、且つ撮影過程で収集された音声情報を自動的に字幕の形式で動画に追加し、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することができ、これにより、短編動画の撮影及び共有過程の操作が簡単になり、撮影の動画効果がよく、ユーザが速やかに効果的に撮影動画の共有過程を完成することが容易になり、ユーザの体験効果が大いに高められる。
【0103】
実施例6
以下、図6を参照し、ここには、本開示の実施例の実現に適した電子機器600の構造模式図が示されている。本開示の実施例における電子機器は、アプリケーションプログラムのバックエンドサービスプラットフォームに対応する機器であってもよいし、アプリケーションプログラムクライアントがインストールされた移動端末機器であってもよい。例示的に、該電子機器は、例えば移動電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、PAD(タブレットコンピュータ)、ポータブルマルチメディアプレイヤー(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)などのような移動端末、及び例えばデジタルテレビジョン(Television、TV)、デスクトップ型コンピュータなどのような固定端末を含んでもよいが、これらに限られない。図6に示す電子機器は、1つの例示に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何らかの制限を与えるものではない。
【0104】
図6に示すように、電子機器600は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)602に記憶されたプログラム、又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)603にロードされたプログラムに応じて様々な適切な動作及び処理を実行可能な処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックプロセッサなど)601を含むことができる。RAM603には、電子機器600の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置601、ROM602及びRAM603は、バス604を介して互いに繋がっている。入力/出力(Input/Output、I/O)インターフェイス605もバス604に接続される。
【0105】
通常、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラヘッド、マイクロホン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置606と、例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカー、バイブレータなどを含む出力装置607と、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置608と、通信装置609とは、I/Oインターフェイス605に接続されることが可能である。通信装置609は、電子機器600と他の機器とが無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。図6には、様々な装置を有する電子機器600が示されているが、示されている全ての装置を実施又は具備するように要求されているわけではないことを理解すべきである。より多くの又はより少ない装置を代替的に実施又は具備してもよい。
【0106】
特に、本開示の実施例によれば、上記明細書でフロー図を参照して説明された過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、非一時的コンピュータ可読媒体に担持されたコンピュータプログラムが含まれるコンピュータプログラム製品を含み、該コンピュータプログラムは、フロー図に示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、該コンピュータプログラムは、通信装置609によりネットワークからダウンロード及びインストールされるか、又は記憶装置608からインストールされるか、又はROM602からインストールされることが可能である。該コンピュータプログラムが処理装置601に実行されると、本開示の任意の実施例の方法で限定される上記機能が実行される。
【0107】
なお、本開示の上記したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体、或いは上記2者の任意の組合せであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、或いは以上のものの任意の組合せであってもよいが、これらに限られない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例には、少なくとも1つのリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ((Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記ものの任意の適宜な組合せが含まれてもよいが、これらに限られない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含むか又は記憶するあらゆる有形媒体であってもよく、該プログラムは、命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、或いはそれらと結び付けて使用されることが可能である。また、本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドにおいて又は搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含むことができ、その中には、コンピュータ可読のプログラムコードが担持されている。このように伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用可能であり、電磁信号、光信号又は上記ものの任意の適宜な組合せを含むが、これらに限られない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外のあらゆるコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用されるか、或いはそれらと結び付けて使用されるためのプログラムを送信、伝搬又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、電線、光ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)など、又は上記ものの任意の適宜な組合せを含むが、これらに限られないあらゆる適切な媒体を用いて伝送可能である。
【0108】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のようなあらゆる現在知られている又は将来開発されるネットワークプロトコルを利用して通信可能であり、且つ任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続できる。通信ネットワークの例示には、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)、ワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)、インタネット(Internet)(例えば、インタネット(internet))及びピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、並びにあらゆる現在知られている又は将来開発されるネットワーク、が含まれる。
【0109】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、個別に存在して、該電子機器の中に装着されていないものであってもよい。
【0110】
上記コンピュータ可読媒体には、少なくとも1つのプログラムが担持され、上記少なくとも1つのプログラムが該電子機器に実行されると、該電子機器内部プロセスは、指定ユーザを決定し、指定ユーザに対して動画撮影命令をトリガすることと、動画撮影命令が受信されたことに応答し撮影インターフェイスを呈示することと、長押し操作又は音声情報を含む起動命令が受信されたことに応答し動画撮影を起動し、且つ音声情報が受信されたことが確認されると、音声情報を字幕の形式で撮影インターフェイスに追加し撮影動画を取得することと、撮影動画を会話メッセージにより指定ユーザに共有することと、を実行する。
【0111】
1つ又は複数のプログラム設計言語又はその組合せにより、本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを書くことができ、上記プログラム設計言語は、オブジェクト指向のプログラム設計言語、例えばJava(登録商標)、Smalltalk(登録商標)、C++を含むが、これらに限られず、さらに、一般的な手続き型プログラム設計言語、例えば「C」言語又は類似するプログラム設計言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザコンピュータで実行されてもよいし、1つの独立したソフトウェアパッケージとして実行されてもよいし、一部がユーザコンピュータで一部がリモートコンピュータで実行されてもよいし、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行されてもよい。リモートコンピュータに関わる場合には、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピュータに接続することができる、又は、外部コンピュータに接続することができる(例えばインタネット(INTERNET)サービスプロバイダを利用してインタネット(INTERNET)により接続される)。
【0112】
図面におけるフロー図及びブロック図には、本開示の複数の実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能な体系アーキテクチャ、機能及び操作が図示されている。この点では、フロー図又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定のロジック機能を実現するための少なくとも1つの実行可能な命令を含む。いくつかの置換である実現において、ブロックに表記された機能は、図面に表記された順番と異なるように発生してもよいことも注意すべきである。例えば、2つの連続的に表されたブロックは、実際のところ、ほぼ並行して実行されてもよいし、場合によっては逆の順番で実行されてもよく、これは、関わる機能によって決められる。ブロック図及び/又はフロー図における各ブロック、並びにブロック図及び/又はフロー図におけるブロックの組合せは、所定の機能又は操作を実行する専用の、ハードウェアに基づくシステムを用いて実現されてもよいし、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令の組合せを用いて実現されてもよいことも注意されたい。
【0113】
本開示の実施例で説明される関わるユニットは、ソフトウェアの方式により実現されてもよいし、ハードウェアの方式により実現されてもよい。ここで、ユニットの名称は、ある状況においては該ユニット自体を限定するものではない。
【0114】
本明細書で上記のとおり説明された機能は、少なくとも部分的に少なくとも1つのハードウェアロジック部材により実行可能である。例えば、非制限的に、使用できる手本タイプのハードウェアロジック部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、特定用途向け標準製品(Application Specific Standard Parts、ASSP)、システムオンチップ(System on Chip、SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable logic device、CPLD)など、を含む。
【0115】
本開示の文脈において、機械可読媒体は、命令実行システム、装置又は機器に使用させる、又は命令実行システム、装置又は機器と結び付けて使用されるプログラムを含む又は記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子的なものの、磁性的なものの、光学的なものの、電磁的なものの、赤外的なものの、又は半導体のシステム、装置又は機器、或いは上記内容のあらゆる適宜な組合せを含んでもよいが、これらに限られない。機械可読記憶媒体のより具体的な例示には、少なくとも1つの線に基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶機器、磁気記憶機器、又は上記内容のあらゆる適切な組合せ、が含まれる。
【0116】
上記説明は、本開示の好ましい実施例及び使用される技術原理に対する説明に過ぎない。当業者であれば、本開示に関わる開示範囲は、上記技術特徴の特定の組合せからなる技術案に限られず、同時に上記開示構想から逸脱しない場合、上記技術特徴又はその均等の特徴を任意に組み合わせて形成される他の技術案をもカバーすべきであることを理解すべきである。例えば上記特徴と本開示に開示される(これに限られない)類似機能を有する技術特徴とが互いに置換されて形成される技術案である。
【0117】
また、特定の順序を採用して各操作を説明するが、これは、これらの操作を示された特定の順序又は正方向順序の実行で実行するように要求していると理解されるべきではない。一定の環境において、マルチタスク及び並行処理が有利である場合がある。同様に、以上の検討には複数の具体的な実現詳細が含まれているが、これらは、本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。個別の実施例の文脈で説明されるいくつかの特徴は、組み合わせて単一の実施例で実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明される複数の特徴は、単独で又はあらゆる適切な下位組合せの方式により複数の実施例で実現されてもよい。
【0118】
構造的特徴及び/又は方法ロジック動作に特化した言語を採用して本主題を説明しているが、添付された特許請求の範囲で限定される主題は、必ずしも上記で説明される特定の特徴又は動作に限定されるとは限らないことを理解すべきである。逆に、上記で説明される特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形式に過ぎない。
図1a
図1b
図1c
図1d
図1e
図1f
図1g
図1h
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c
図4d
図5
図6
【国際調査報告】