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特表2023-551003スクリーンカバープレート、ディスプレイ装置および電子デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-06
(54)【発明の名称】スクリーンカバープレート、ディスプレイ装置および電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20231129BHJP
【FI】
G09F9/00 302
G09F9/00 313
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532415
(86)(22)【出願日】2020-11-27
(85)【翻訳文提出日】2023-06-28
(86)【国際出願番号】 CN2020132195
(87)【国際公開番号】W WO2022110002
(87)【国際公開日】2022-06-02
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】▲チャン▼ ▲啓▼舜
【テーマコード(参考)】
5G435
【Fターム(参考)】
5G435AA07
5G435GG43
5G435HH05
5G435LL07
5G435LL08
(57)【要約】
電子デバイス技術の分野に関連して、スクリーンカバープレート(01)の低い使用性能という技術的問題を解決するために、スクリーンカバープレート(01)、ディスプレイ装置(02)、および電子デバイスが提供される。スクリーンカバープレート(01)は、第1の力支持プレート(10)、第2の力支持プレート(20)、および光学接着層(30)を含む。第1の力支持プレート(10)および第2の力支持プレート(20)は積層方式で配置され、第1の力支持プレート(10)と第2の力支持プレート(20)の両方は可撓性透明プレートである。光学接着層(30)は、第1の力支持プレート(10)と第2の力支持プレート(20)の間に位置し、第1の力支持プレート(10)と第2の力支持プレート(20)とを接着するために使用される。光学接着層(30)の材料は、硬化性光学接着剤である。スクリーンカバープレート(01)は、良好な曲げ性および剛性のために可撓性ディスプレイパネル(021)によく適合させることができる。さらに、スクリーンカバープレート(01)は、良好な衝突防止能力を有する。これは、ディスプレイパネル(021)の安全性を向上させるのに役立つ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の力支持プレートおよび第2の力支持プレートであって、
前記第1の力支持プレートおよび前記第2の力支持プレートは積層方式で配置され、前記第1の力支持プレートと前記第2の力支持プレートとの両方は可撓性透明プレートである、第1の力支持プレートおよび第2の力支持プレートと、
前記第1の力支持プレートと前記第2の力支持プレートの間に位置し、前記第1の力支持プレートと前記第2の力支持プレートとを接着するために使用される光学接着層であって、前記光学接着層の材料は、硬化性光学接着剤である、光学接着層と
を備える、スクリーンカバープレート。
【請求項2】
前記スクリーンカバープレートは、以下の関係を満たし、
(E第1の力支持プレート×t第1の力支持プレート+E光学接着層×t光学接着層+E第2の力支持プレート×t第2の力支持プレート)/(t第1の力支持プレート+t光学接着層+t第2の力支持プレート)>E第1の力支持プレート
E第1の力支持プレートは前記第1の力支持プレートのヤング率であり、t第1の力支持プレートは前記第1の力支持プレートの厚さであり、E光学接着層は前記光学接着層のヤング率であり、t光学接着層は前記光学接着層の厚さであり、E第2の力支持プレートは前記第2の力支持プレートのヤング率であり、t第2の力支持プレートは前記第2の力支持プレートの厚さである、
請求項1に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項3】
前記光学接着層の前記材料は、光硬化性光学接着剤または熱硬化性光学接着剤である、請求項1または2に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項4】
前記第1の力支持プレートの材料は、ポリイミドである、請求項1から3のいずれか一項に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項5】
前記第2の力支持プレートの材料は、ポリイミドまたはポリアミドである、請求項1から4のいずれか一項に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項6】
前記スクリーンカバープレートは硬化コーティングをさらに備え、
前記硬化コーティングは、前記第1の力支持プレートの、前記光学接着層から離れたプレート表面上に位置し、
請求項1から5のいずれか一項に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項7】
前記硬化コーティングの材料は、アクリレートまたはシランである、請求項6に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項8】
前記第1の力支持プレートの可撓性は、前記第2の力支持プレートの可撓性以上である、請求項1から7のいずれか一項に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項9】
前記第1の力支持プレートの前記厚さは、前記第2の力支持プレートの前記厚さ以下である、請求項1から8のいずれか一項に記載のスクリーンカバープレート。
【請求項10】
ディスプレイパネル、および請求項1から9のいずれか一項に記載のスクリーンカバープレートを備えるディスプレイ装置であって、
前記スクリーンカバープレートは、前記ディスプレイパネルの表示面上に配置され、第1の力支持プレートは、第2の力支持プレートと比較して、前記ディスプレイパネルから離れて配置される、
ディスプレイ装置。
【請求項11】
ハウジングおよび請求項10に記載のディスプレイ装置を備える電子デバイスであって、
前記ディスプレイ装置は、前記ハウジングに締結して取り付けられる、電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電子デバイス技術の分野に関し、特に、スクリーンカバープレート、ディスプレイ装置、および電子デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
表示技術の発展に伴い、可撓性スクリーン(例えば、OLEDスクリーン)の製品品質および表示効果が効果的に改善される。可撓性スクリーンは、低電力消費および曲げ性などの特徴から、携帯電話、ノートパソコン、ディスプレイなどの電子デバイスに徐々に広く使用されつつある。しかしながら、可撓性スクリーンが外力(例えば、強い押圧または落下)を受けると、割れなどの好ましくない条件が発生し得る。したがって、実際の用途では、可撓性スクリーンを効果的に保護するために、スクリーンカバープレートが可撓性スクリーンの外側面(例えば、ユーザの視野側)に配置される必要がある。
【0003】
現在、スクリーンカバープレートの主な材料はガラスであり、それは高い剛性を有し、傷が付きにくいため、ディスプレイは効果的に保護されることができる。しかしながら、ガラスのスクリーンカバープレートは、乏しい曲げ性しか有さない。スクリーンカバープレートが可撓性スクリーンと共に曲げられると、スクリーンカバープレートが割れ、さらには破損する可能性がある。そのため、ガラスのスクリーンカバープレートは可撓性スクリーンに良好に使用されることができない。一部の製造業者は、ガラスのスクリーンカバープレートをプラスチック材料、例えばポリイミドのスクリーンカバープレートに交換し始めている。プラスチック材料のスクリーンカバープレートは良好な曲げ性を有するので、スクリーンカバープレートは可撓性スクリーンと共に良好に曲げることができる。しかしながら、プラスチック材料のスクリーンカバープレートは低い剛性を有し、傷が付きやすい。したがって、可撓性スクリーンの表示効果は低下される。加えて、外力(例えば、手による強い押圧)を受けると、プラスチック材料のスクリーンカバープレートは変形しやすく、その結果、衝撃力が明らかに可撓性スクリーンに伝達される。したがって、プラスチック材料のスクリーンカバープレートは、可撓性スクリーンを効果的に保護することができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本出願は、高い剛性、良好な曲げ性、および強力な耐衝撃性能を伴うスクリーンカバープレート、ディスプレイ装置、および電子デバイスを提供する。
【0005】
一態様によれば、本出願は、第1の力支持プレート、第2の力支持プレート、および光学接着層を含むスクリーンカバープレートを提供する。第1の力支持プレート、光学接着層、および第2の力支持プレートは、順次積層方式で配置される。具体的には、光学接着層は、第1の力支持プレートと第2の力支持プレートの間に位置し、第1の力支持プレートと第2の力支持プレートとを接着するために使用される。第1の力支持プレートと第2の力支持プレートの両方が可撓性透明プレートであるため、第1の力支持プレートおよび第2の力支持プレートは良好な曲げ性および光透過性を有する。加えて、光学接着層は硬化性光学接着剤であるため、光学接着層は良好な剛性を有し、第1の力支持プレートと第2の力支持プレートの間の力伝達を効果的に弱めることができる。例えば、第1の力支持プレートが押圧されると、圧力の一部が第1の力支持プレートによって遮断され、減衰され、吸収される。残りの圧力は、第1の力支持プレートの曲げ変形を通して光学接着層に伝達される。光学接着層は良好な剛性を有するため、光学接着層の構造強度を通して外力に耐え、第2の力支持プレートに伝達される作用力を弱めることができる。すなわち、スクリーンカバープレートは、第1の力支持プレート、光学接着層、および第2の力支持プレートの構造形態を使用する。これにより、スクリーンカバープレートの全体的な構造剛性を効果的に向上させることができ、スクリーンカバープレートの曲げ性能をさらに確保することができる。
【0006】
特定の実装形態では、スクリーンカバープレートは、以下の関係を満たし得る。
(E第1の力支持プレート×t第1の力支持プレート+E光学接着層×t光学接着層+E第2の力支持プレート×t第2の力支持プレート)/(t第1の力支持プレート+t光学接着層+t第2の力支持プレート)>E第1の力支持プレート
【0007】
E第1の力支持プレートは第1の力支持プレートのヤング率であり、t第1の力支持プレートは第1の力支持プレートの厚さであり、E光学接着層は光学接着層のヤング率であり、t光学接着層は光学接着層の厚さであり、E第2の力支持プレートは第2の力支持プレートのヤング率であり、t第2の力支持プレートは第2の力支持プレートの厚さである。
【0008】
特定の実装形態では、光学接着層の材料は、光硬化性光学接着剤、熱硬化性光学接着剤、または別のタイプの硬化性光学接着剤であってもよい。特定の実装形態では、硬化プロセスは、光学接着剤の硬化タイプに応じて適切に選択されることができる。例えば、光学接着剤が光硬化性光学接着剤であるとき、紫外線硬化プロセスを通して硬化させることができる。光学接着剤が熱硬化性光学接着剤であるとき、加熱プロセスを通して硬化させることができる。
【0009】
第1の力支持プレートの特定の材料は、高いヤング率を伴う可撓性材料、例えば透明ポリイミド(polyimide、PI)であってもよい。確かに、別の実装形態では、第1の力支持プレートはまた、別の材料で作られてもよい。これについては本出願では限定されない。
【0010】
第2の力支持プレートの特定の材料は、高いヤング率を伴う可撓性材料、例えば、透明ポリイミドまたはポリアミドであってもよい。確かに、別の実装形態では、第2の力支持プレートはまた、別の材料で作られてもよい。これについては本出願では限定されない。
【0011】
第1の力支持プレートおよび第2の力支持プレートの材料は、同じであっても異なっていてもよい。加えて、使用中に、第1の力支持プレートの外側(光学接着層から離れた側)は力支持面として使用されることができる。例えば、スクリーンカバープレートがディスプレイパネルの表示面上に配置された後、第1の力支持プレートは、第2の力支持プレートに比べてディスプレイパネルから離れて配置され、それにより、外力(例えば、手で押圧される)が最初に第1の力支持プレートに作用し、ディスプレイパネルが効果的に保護される。確かに、特定の用途では、第2の力支持プレートの外側(光学接着層から離れた側)も力支持面として使用されることができる。これについては本出願では限定されない。
【0012】
確かに、特定の用途では、第1の力支持プレートの厚さは、第2の力支持プレートの厚さと同じであっても異なっていてもよい。例えば、第1の力支持プレートの外側が力支持面として使用されるとき、第1の力支持プレートの厚さは、第2の力支持プレートの厚さよりも大きくてもよい。第1の力支持プレートが外力を受けると、外力を吸収および減衰する効果が効果的に改善されることができ、第1の力支持プレートの構造強度も効果的に改善されることができる。
【0013】
別の態様によれば、本出願は、ディスプレイパネルおよび前述のスクリーンカバープレートを含むディスプレイ装置をさらに提供し、スクリーンカバープレートは、ディスプレイパネルの表示面上に配置される。
【0014】
特定の用途では、スクリーンカバープレートにおける第2の力支持プレートは、ディスプレイパネルとスクリーンカバープレートの間の接着を実施するために、接着層を使用してディスプレイパネルの表示面に取り付けられてもよい。具体的には、第1の力支持プレートの上部プレート面は、力支持面として、または手が触れる面として使用されることができる。
【0015】
特定の実装形態では、接着層は、前述の光学接着層と同じ材料で作られてもよく、または良好な接着効果および光透過性を伴う別の材料で作られてもよい。これについては本出願では限定されない。
【0016】
別の実装形態では、第1の力支持プレートはディスプレイパネルの表示面に接着され得ることも理解され得る。この場合、第2の力支持プレートの下部プレート面を使用時の力支持面として使用されることができる。
【0017】
確かに、特定の用途では、ディスプレイパネルおよび第2の力支持プレートは、接着層を使用して接着することができるか、または離間していてもよい。
【0018】
加えて、ディスプレイパネルは、剛性ディスプレイパネルまたは可撓性ディスプレイパネルであってもよい。例えば、ディスプレイパネルが剛性ディスプレイパネルであるとき、ディスプレイパネルは、具体的には液晶ディスプレイパネルなどであってもよい。ディスプレイパネルが可撓性ディスプレイパネルであるとき、ディスプレイパネルは、具体的にはOLEDディスプレイパネルなどであってもよい。本出願では、ディスプレイパネルの具体的なタイプは限定されない。
【0019】
さらに別の態様によれば、本出願は、ハウジングと前述のディスプレイ装置とを含む電子デバイスをさらに提供する。ディスプレイ装置は、ハウジングに締結して取り付けられる。ディスプレイ装置とハウジングの間には、プロセッサ、バッテリ、回路基板などの電子構成要素を収容する収容キャビティが形成される。
【0020】
特定の実装形態では、電子デバイスは、タブレットコンピュータ、バータイプ携帯電話、折り畳み式携帯電話などであってもよい。電子デバイスのタイプは、本出願では限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本出願の一実施形態によるスクリーンカバープレートの適用シナリオの概略図である。
図2】本出願の一実施形態によるスクリーンカバープレートの断面構造の概略図である。
図3】本出願の一実施形態による別のスクリーンカバープレートの断面構造の概略図である。
図4】本出願の一実施形態によるディスプレイ装置の断面構造の概略図である。
図5】本出願の一実施形態による別のディスプレイ装置の断面構造の概略図である。
図6】本出願の一実施形態によるディスプレイ装置の断面構造の概略図である。
図7】本出願の一実施形態による別のディスプレイ装置の断面構造の概略図である。
図8】本出願の一実施形態による電子デバイスの分解構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本出願の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下は、添付図面を参照して本出願を詳細にさらに説明する。
【0023】
本出願の実施形態で提供されるスクリーンカバープレートの理解を容易にするために、以下では最初に、スクリーンカバープレートの適用シナリオについて説明する。
【0024】
図1に示されるように、本出願のこの実施形態で提供されるスクリーンカバープレート01は、液晶スクリーンおよび可撓性スクリーン(例えば、OLEDスクリーン)などの複数のタイプのディスプレイパネル021に使用されてもよい。特定の用途では、スクリーンカバープレート01は、ディスプレイパネル021の表示効果に影響を与えることなくディスプレイパネル021を効果的に保護するために、ディスプレイパネル021の表示側(例えば、図中の上側)に配置されてもよい。加えて、スクリーンカバープレート01は、良好な折り曲げ性を有するため、スクリーンカバープレート01は可撓性スクリーンにも適切に使用されることができる。
【0025】
本出願の目的、技術的解決策、および利点を明確にするために、添付の図面および特定の実施形態を参照しながら、本出願を以下でさらに詳細に説明する。
【0026】
以下の実施形態で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するためのものであり、本出願を限定するものではない。本明細書および本出願の添付の特許請求の範囲で使用される単数形の「1つの(one)」、「1つの(a)」、「前述の(the foregoing)」、「その(the)」、および「1つの(the one)」という用語は、文脈において明確に特に指定されない限り、「1つまたは複数の」などの複数形も含むことも意図されている。本出願の以下の実施形態において、「at least one(少なくとも1つ)」と「one or more(1つまたは複数)」とは、1つ、2つ、またはそれ以上を意味することをさらに理解されたい。「および/または」という用語は、関連付けられた対象間の関連付け関係を記述するために使用され、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、「Aおよび/またはB」は、Aのみが存在する場合と、AとBの両方が存在する場合と、Bのみが存在する場合とを表すことができ、AおよびBは単数であっても複数であってもよい。文字「/」は、一般に、関連付けられた対象間の「または」の関係を示す。
【0027】
本明細書で説明される「一実施形態」、「いくつかの実施形態」などへの言及は、本出願の1つまたは複数の実施形態が、実施形態を参照して説明される特定の特徴、構造、または特性を含むことを示す。したがって、本明細書の様々な箇所に現れる「一実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「いくつかの他の実施形態において」、および「他の実施形態において」などの記述は、同じ実施形態を指すことを必ずしも意味しない。代わりに、これらの記述は、別のやり方で特に強調されない限り、「すべてではないが1つまたは複数の実施形態」を意味する。「含む」、「備える」、「有する」という用語、およびそれらの変形は、特に強調されない限り、「含むが限定されない」を意味する。
【0028】
図2に示されるように、本出願で提供される一実施形態において、スクリーンカバープレート01は、第1の力支持プレート10、第2の力支持プレート20、および光学接着層30を含む。第1の力支持プレート10、光学接着層30、および第2の力支持プレート20は、順次積層方式で配置される。具体的には、光学接着層30は、第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20の間に位置し、第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20とを接着するために使用される。第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20の両方は可撓性透明プレートでもよいため、第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20は良好な曲げ性および光透過性を有する。スクリーンカバープレート01がディスプレイパネル(図示せず)の表示側に配置されると、ディスプレイパネルに表示される画像はスクリーンカバープレート01を効率的に貫通し、ユーザに良好な視覚体験を提供することができる。加えて、本出願で提供されるスクリーンカバープレート01では、光学接着層30は硬化性光学接着剤であってもよく、その結果、光学接着層30は良好な剛性を有し、第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20との間の力伝達を効果的に弱めることができる。例えば、第1の力支持プレート10が押圧されると、圧力の一部が第1の力支持プレート10によって遮断され、減衰され、吸収される。圧力の別の一部は、第1の力支持プレート10の曲げ変形を通して光学接着層30に伝達される。光学接着層30は良好な剛性を有するため、光学接着層30は光学接着層30の構造強度を通して外力に耐え、第2の力支持プレート20に伝達される作用力を弱めることができる。すなわち、スクリーンカバープレート01は、第1の力支持プレート10、光学接着層30、および第2の力支持プレート20の構造形態を使用する。これにより、スクリーンカバープレート01の全体的な構造剛性を効果的に向上させることができ、スクリーンカバープレート01の曲げ性能をさらに確保することができる。
【0029】
特定の実装形態では、光学接着層30の材料は、光硬化性光学接着剤であってもよく、または熱硬化性光学接着剤であってもよい。硬化不可能な光学接着剤と比較して、本出願で使用される硬化性光学接着剤は、光学接着層30が大きなヤング率を有することを可能にし、その結果、光学接着層30は高い剛性を有する。具体的には、非硬化性光学接着剤のヤング率は通常0.001 GPa未満であり、硬化性光学接着剤のヤング率は通常1 GPaを超える。したがって、非硬化性光学接着剤のヤング率と比較して、硬化した光学接着剤のヤング率が1000倍大きくなり、スクリーンカバープレート01の全体的な剛性を効果的に向上させることができる。
【0030】
光硬化性光学接着剤は、例えば、紫外線硬化プロセスにより硬化効果を生じさせることができる光学接着剤である。紫外線硬化プロセスは、光接着剤中の光開始剤が特定の強度および波長の紫外線照射下で速やかにフリーラジカルに分解し、それによって不飽和有機化合物の重合反応を開始させ、最終的に架橋構造高分子を生成させるプロセスである。組成物に関して、光硬化性光学接着剤は、光開始剤、活性希釈剤、およびプレポリマーを含み得る。光開始剤は、ベンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインジメチルエーテルなどであってもよい。活性希釈剤は、光硬化性光学接着剤において希釈効果と架橋効果の両方を有する。活性希釈剤は、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートなどであってもよい。プレポリマーは、アクリレート、ポリウレタンアクリレートなどであってもよい。
【0031】
特定の用途では、光硬化性光学接着剤の特定の構成要素および構成要素の比は、異なる要件により適応的に選択および調整されることができることが理解され得る。これについては本出願では限定されない。
【0032】
例えば、熱硬化性光学接着剤は、反応性基を含有する熱硬化性樹脂を接着材として使用する接着であってもよい。加熱条件下で、液体接着剤分子がさらに重合および架橋され、硬化構造を形成することができる。材料選択のために、熱硬化性光学接着剤は、ポリウレタン樹脂およびメラミンなどの材料を使用し得る。特定の用途では、熱硬化性光学接着剤の特定の構成要素および構成要素の比は、異なる要件により適応的に選択および調整され得る。これについては本出願では限定されない。
【0033】
別の実装形態では、光学接着層30は、代替的に、別のタイプの硬化性光学接着剤を使用してもよく、光学接着剤は、対応する硬化プロセスを通して硬化される。したがって、光学接着層30は、第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20との良好な接着効果を提供し、良好な剛性を有する。
【0034】
製造中に、第2の力支持プレート20の上部プレート面に、コーティングプロセス、スプレープロセスなどを通して、液状または溶融状態の光学接着剤が配置され、光学接着層30を形成してもよい。そして、光学接着層30の上側に第1の力支持プレート10が載置され、その結果、第1の力支持プレート10の下部プレート面が光学接着層30に完全に密着される。最後に、紫外線硬化プロセスまたは熱硬化プロセスを通して光学接着層30が硬化される。
【0035】
別の実施形態では、光学接着層30は、第1の力支持プレート10の下部プレート面に配置されてもよいことが理解され得る。代替的に、光学接着層30は、第1の力支持プレート10の下部プレート面および第2の力支持プレート20の上部プレート面に配置される。次いで、第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20とが接着される。
【0036】
加えて、具体的な製造中に、第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20は、最初に必要な形状(例えば、矩形)に切断され得る。次いで、光学接着剤を使用して第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20とが接着される。代替的に、第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20の大面積が、最初に光学接着剤を使用して接着され、調製材料を形成する。次いで、実際の要求により調製材料が切断され、必要な形状およびサイズのスクリーンカバープレート01を準備する。
【0037】
スクリーンカバープレート01の具体的な形状および輪郭、製造プロセス、ならびに製造順序は、本出願では限定されず、製造中の実際の状況に基づいて柔軟に選択および調整されることができることが理解され得る。
【0038】
第1の力支持プレート10の特定の材料は、高いヤング率を伴う可撓性材料、例えば透明ポリイミド(polyimide、PI)であってもよい。透明ポリイミドで作られる第1の力支持プレート10は、良好な光透過性および曲げ性を有し、外力を受けたときに割れにくい。これにより、スクリーンカバープレート01の全体的な剛性および信頼性を確保する。
【0039】
第2の力支持プレート20の特定の材料は、高いヤング率を伴う可撓性材料、例えば、透明ポリイミドまたはポリアミドであってもよい。透明ポリイミドで作られる第2の力支持プレート20は、良好な光透過性および曲げ性を有し、外力を受けたときに割れにくい。これにより、スクリーンカバープレート01の全体的な剛性および信頼性を確保する。ポリアミドで作られる第2の力支持プレート20は、良好な光透過性および曲げ性を有する。加えて、透明ポリイミドで作られる第2の力支持プレート20と比較して、ポリアミドで作られる第2の力支持プレート20は、より高いヤング率を有し、スクリーンカバープレート01の全体的なヤング率を効果的に向上させることができる。したがって、スクリーンカバープレート01はより良好な剛性を有する。加えて、第2の力支持プレート20がポリアミドで作られるとき、第2の力支持プレート20は、第1の力支持プレート10と比較して、より高いヤング率を有し、外力を受けたときに割れやすい。したがって、本出願で提供される一実施形態において、第1の力支持プレート10の外側面は力支持面として使用され、外力を予備的に吸収して減衰させることができる。これは、第2の力支持プレート20をある程度保護し、第2の力支持プレート20の割れなどのリスクを効果的に低減する。
【0040】
特定の実装形態では、第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20は同じ材料で作られ得る。例えば、第1の力支持プレート10と第2の力支持プレート20の両方が透明ポリイミドで作られてもよい。第1の力支持プレート10の外側(光学接着層30から離れた側)は、スクリーンカバープレート01の力支持面として使用され得る。力支持面が外力(例えば、押圧力または衝撃力)を受けると、第1の力支持プレート10は特定の剛性を有するため、外力を効果的に遮断することができる。加えて、第1の力支持プレート10が特定の可撓性をさらに有するため、第1の力支持プレート10は、第1の力支持プレート10の弾性変形を通して外力を減衰させて吸収することができ、その結果、光学接着層30に伝達される力は明らかに低減され得る。外力が第1の力支持プレート10を通して光学接着層30に伝達されるとき、光学接着層30が良好な剛性を有するため、外力は適切にさらに遮断され得る。外力が光学接着層30を通して第2の力支持プレート20に伝達されるとき、第2の力支持プレート20が特定の剛性を有するため、外力は効果的に遮断され得る。加えて、第2の力支持プレート20が特定の可撓性をさらに有するため、第2の力支持プレート20は弾性変形を通して外力を減衰させて吸収することができる。具体的には、第1の力支持プレート10、光学接着層30、および第2の力支持プレート20は、外力を段階的に遮断、減衰、および吸収することができる。これにより、外力によって第1の力支持プレート10、光学接着層30および第2の力支持プレート20の構造が損傷される場合を効果的に回避できる。
【0041】
第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20が同じ材料で作られているとき、第1の力支持プレート10の厚さおよび第2の力支持プレート20の厚さは同じであっても異なっていてもよいことが理解され得る。
【0042】
例えば、第1の力支持プレート10の厚さは、第2の力支持プレート20の厚さよりも大きくてもよい。外力が最初に第1の力支持プレート10に作用するため、第1の力支持プレート10の厚さを増加させることによって、外力を減衰および吸収するための第1の力支持プレート10の力支持性能および能力は改善され得る。
【0043】
確かに、別の実装形態では、第2の力支持プレート20の厚さは、第2の力支持プレート20の厚さ以上であってもよい。これについては本出願では限定されない。代替的に、実際の使用において、第2の力支持プレート20の外側(光学接着層30から離れた側)はまたスクリーンカバープレート01の力支持面として使用され得る。
【0044】
加えて、いくつかの実装形態では、第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20はまた、異なる材料で作られてもよい。例えば、第1の力支持プレート10は透明なポリイミドから作られもよく、第2の力支持プレート20はポリアミドから作られもよい。第1の力支持プレート10が第2の力支持プレート20と比較されると、第1の力支持プレート10はより良好な可撓性を有し、外力をより良好に減衰および吸収することができる。第2の力支持プレート20は、高いヤング率を有するため、高い剛性を有する。したがって、外力を受けたときに第2の力支持プレート20は変形しにくくなり、外力の伝達がより良好に遮断され得る。代替的に、外力を受けたとき、第1の力支持プレート10はより低い剛性を有し、したがって第1の力支持プレート10の弾性変形を通して外力を効果的に減衰させることができることが理解され得る。そのため、割れなどの場合が発生しにくい。したがって、実際の使用時には、第1の力支持プレート10の外側(光学接着層30から離れた側)は力支持面として使用され得る。第1の力支持プレート10の外側が外力(例えば、押圧力または衝撃力)を受けると、第1の力支持プレート10は特定の剛性を有するため、外力を効果的に遮断することができる。加えて、第1の力支持プレート10が特定の可撓性をさらに有するため、第1の力支持プレート10は、第1の力支持プレート10の弾性変形を通して外力を減衰させて吸収することができる。これにより、光学接着層30に伝達される力を明らかに低減し、第1の力支持プレート10の安全性を確保することができる。外力が第1の力支持プレート10を通して光学接着層30に伝達されるとき、光学接着層30が良好な剛性を有するため、外力は適切にさらに遮断され得る。外力が光学接着層30を通して第2の力支持プレート20に伝達されるとき、第2の力支持プレート20が良好な剛性を有するため、外力は効果的に遮断され得る。具体的には、第1の力支持プレート10、光学接着層30、および第2の力支持プレート20は、外力を段階的に遮断、減衰、および吸収することができる。これにより、外力によって第1の力支持プレート10、光学接着層30および第2の力支持プレート20の構造が損傷される場合を効果的に回避できる。
【0045】
第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20が異なる材料で作られているとき、第1の力支持プレート10の厚さおよび第2の力支持プレート20の厚さは同じであっても異なっていてもよいことが理解され得る。これについては本出願では限定されない。
【0046】
本出願で提供されるスクリーンカバープレート01では、第1の力支持プレート10、第2の力支持プレート20、および光学接着層30が組み合わされているので、スクリーンカバープレート01の全体的なヤング率は効果的に高められ得る。例えば、第1の力支持プレート10がポリイミドで作られ、第2の力支持プレート20がポリアミドで作られ、光学接着層30が硬化性光学接着剤で作られるとき、スクリーンカバープレート01は、以下の式の要件を満たすことができる。
(E第1の力支持プレート×t第1の力支持プレート+E光学接着層×t光学接着層+E第2の力支持プレート×t第2の力支持プレート)/(t第1の力支持プレート+t光学接着層+t第2の力支持プレート)>E第1の力支持プレート
【0047】
E第1の力支持プレートは第1の力支持プレート10のヤング率を表し、t第1の力支持プレートは第1の力支持プレート10の厚さを表し、E光学接着層は光学接着層30のヤング率を表し、t光学接着層は光学接着層30の厚さを表し、E第2の力支持プレートは第2の力支持プレート20のヤング率を表し、t第2の力支持プレートは第2の力支持プレート20の厚さを表す。
【0048】
第1の力支持プレート10、第2の力支持プレート20、および光学接着層30が組み合わされているので、スクリーンカバープレート01の全体的なヤング率は効果的に高められ得ることが分かり得る。
【0049】
加えて、実際の使用において、第2の力支持プレート20の外側(光学接着層30から離れた側)はまたスクリーンカバープレート01の力支持面として使用され得る。
【0050】
確かに、実際の用途では、スクリーンカバープレート01は、第1の力支持プレート10、光学接着層30、および第2の力支持プレート20のみを含むことに限定されない。例えば、スクリーンカバープレート01はまた、積層方式で配置された2つ以上の第1の力支持プレート10および第2の力支持プレート20を含んでもよい。互いに隣接して積層方式で配置された力支持プレートは、硬化性光学接着剤を使用して接着されてもよく、非硬化性光学接着剤を使用して接着されてもよい。
【0051】
代替的に、いくつかの実装形態では、第1の力支持プレート10または第2の力支持プレート20の外側面が硬化され、第1の力支持プレート10または第2の力支持プレート20の耐擦傷性能力を向上させてもよい。
【0052】
例えば、図3に示されるように、本出願で提供される一実施形態において、硬化コーティング11は、第1の力支持プレート10の上部プレート面にさらに配置されてもよい。硬化コーティング11の具体的な材料は、アクリレート、シランなどであり得る。
【0053】
製造中に、第1の力支持プレート10は、スプレー、浸漬、または別のプロセスによって硬化され、第1の力支持プレート10の上部プレート面に硬化コーティング11を形成することができる。
【0054】
確かに、別の実装形態では、第2の力支持プレート20の下部プレート面が力支持面として使用されるとき、硬化コーティング11は、第2の力支持プレート20の耐擦傷性能力を向上させるために、第2の力支持プレート20の下部プレート面に配置されてもよい。
【0055】
特定の実施中、硬化コーティング11の材料、厚さ、および調製プロセスは、柔軟に選択および調整され得ることが理解され得る。これについては本出願では限定されない。
【0056】
加えて、特定の用途では、スクリーンカバープレート01は、複数の異なるタイプのディスプレイパネルに使用されて、ディスプレイパネルを良好に保護し得る。
【0057】
特定の実装形態では、硬化コーティング11の厚さは1マイクロメートルから20マイクロメートルであってもよく、第1の力支持プレート10の厚さは20マイクロメートルから100マイクロメートルであってもよく、光学接着層30の厚さは0.1マイクロメートルから10マイクロメートルであってもよく、第1の力支持プレート10の厚さは20マイクロメートルから100マイクロメートルであってもよい。特定の実施中、スクリーンカバープレート01の全体の厚さおよびすべての構成要素の厚さは、柔軟に設定され得ることが理解され得る。これについては本出願では限定されない。
【0058】
例えば、図4に示されるように、本出願の一実施形態は、ディスプレイパネル021およびスクリーンカバープレート01を含むディスプレイ装置02をさらに提供する。スクリーンカバープレート01は、ディスプレイパネル021の表示面上に配置されている。
【0059】
具体的には、スクリーンカバープレート01は、ディスプレイパネル021の表示側(図において上側)に直接配置されてもよい。具体的には、第1の力支持プレート10の上部プレート面は、力支持面として使用され、または手が触れる面として使用され得る。
【0060】
加えて、図5に示されるように、特定の実施中に、第1の力支持プレート10の耐擦傷性を向上させるために、第1の力支持プレート10の上部プレート面に硬化コーティング11がさらに配置され得る。
【0061】
特定の実装形態では、スクリーンカバープレート01は、ディスプレイパネル021の表示面の外側に直接配置され得、またはディスプレイパネル021の表示面に接着して固定され得る。
【0062】
例えば、図6に示されるように、スクリーンカバープレート01における第2の力支持プレート20は、ディスプレイパネル021とスクリーンカバープレート01の間の接着を実施するために、接着層022を使用してディスプレイパネル021の表示面に取り付けられてもよい。具体的には、第1の力支持プレート10の上部プレート面は、力支持面として使用され、または手が触れる面として使用され得る。
【0063】
特定の実装形態では、接着層022は、前述の光学接着層30と同じ材料で作られてもよく、または良好な接着効果および光透過性を伴う別の材料で作られてもよい。これについては本出願では限定されない。
【0064】
加えて、図7に示されるように、特定の実装形態では、第1の力支持プレート10の耐擦傷性を向上させるために、第1の力支持プレート10の上面に硬化コーティング11がさらに配置され得る。
【0065】
別の実装形態では、第1の力支持プレート10はディスプレイパネル021の表示面に接着され得ることも理解され得る。この場合、第2の力支持プレート20の下部プレート面を力支持面として使用されることができる。
【0066】
確かに、特定の用途では、ディスプレイパネル021および第2の力支持プレート20は、接着層022を使用して接着されてもよく、または間隔を置いて配置されるか、もしくは直接接着されることもできる。
【0067】
加えて、ディスプレイパネル021は、剛性ディスプレイパネル021または可撓性ディスプレイパネル021であってもよい。例えば、ディスプレイパネル021が剛性ディスプレイパネル021であるとき、ディスプレイパネル021は、具体的には液晶ディスプレイパネル021などであってもよい。ディスプレイパネル021が可撓性ディスプレイパネル021であるとき、ディスプレイパネル021は、具体的にはOLEDディスプレイパネル021などであってもよい。本出願では、ディスプレイパネル021の具体的なタイプは限定されない。
【0068】
加えて、図8に示されるように、本出願の一実施形態では電子デバイスをさらに提供する。具体的には、図に示される電子デバイスは、折り畳み式携帯電話である。装置は、ハウジング03およびディスプレイ装置02を含む。ディスプレイ装置02は、ハウジング03に締結して取り付けられ、ディスプレイ装置02とハウジング03の間には、プロセッサ、バッテリ、回路基板などの電子構成要素を収容するための収容キャビティ(図示せず)が形成されている。
【0069】
特定の実装形態では、電子デバイスは、タブレットコンピュータ、バータイプ携帯電話、折り畳み式携帯電話、またはスマートスクリーンなどのタッチスクリーン機能を伴うデバイスであってもよい。電子デバイスのタイプは、本出願では限定されない。
【0070】
上記の説明は本出願の特定の実現例にすぎず、その一方で、本出願の保護範囲を限定することを意図していない。本出願で開示されている技術的範囲の当業者によって容易に想到される任意の変形または置換が本出願の保護範囲に含まれる。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0071】
01 スクリーンカバープレート
02 ディスプレイ装置
03 ハウジング
10 第1の力支持プレート
11 硬化コーティング
20 第2の力支持プレート
021 ディスプレイパネル
022 接着層
30 光学接着層
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】