(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-07
(54)【発明の名称】車両柵を伴う点検車両
(51)【国際特許分類】
B65G 1/00 20060101AFI20231130BHJP
B65G 1/04 20060101ALI20231130BHJP
【FI】
B65G1/00 501C
B65G1/04 555Z
B65G1/04 565
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023528652
(86)(22)【出願日】2021-11-15
(85)【翻訳文提出日】2023-05-15
(86)【国際出願番号】 EP2021081654
(87)【国際公開番号】W WO2022106346
(87)【国際公開日】2022-05-27
(32)【優先日】2020-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NO
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】315015988
【氏名又は名称】オートストアー テクノロジー アーエス
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ジュヴェ ヘゲベ, イェルゲン
(72)【発明者】
【氏名】ミュラー, ケンネット
【テーマコード(参考)】
3F022
【Fターム(参考)】
3F022CC03
3F022EE09
3F022FF01
3F022JJ01
3F022JJ13
3F022JJ20
3F022KK11
3F022LL12
3F022MM11
3F022MM55
(57)【要約】
保管および回収グリッドのレールシステム上で動作させるための点検車両(50)であって、点検車両は、点検のために遠隔動作車両を回収するように構成されている、点検車両(50)。点検車両は、第1の車両エリア(51)および第2の車両エリア(52)を備える。第1の車両エリアは、第2の車両エリアへの進入の前に遠隔動作車両を保持するための車両柵として構成され、第1の車両エリアは、車両柵を介した遠隔動作車両の通過のために第2の車両エリアに連結されている。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管および回収グリッド(1)のレールシステム(108)上で動作させるための点検車両(50)であって、前記点検車両は、点検のために遠隔動作車両(201、301)を回収するように構成され、前記点検車両(50)は、
- 前記遠隔動作車両(201、301)が依然として前記レールシステム(108)上にある間に前記遠隔動作車両(201、301)が前記点検車両(50)によって受け取られ得る第1の車両エリア(51)と、
- 前記遠隔動作車両(201、301)が点検のために前記点検車両によって支持され得る第2の車両エリア(52)と
を備え、
前記第1の車両エリア(51)は、前記第2の車両エリアへの進入の前に前記遠隔動作車両(201、301)を保持するための車両柵(53)として構成され、前記第1の車両エリア(51)は、前記車両柵(53)を介した前記遠隔動作車両(201、301)の通過のために前記第2の車両エリア(52)に連結されており、
前記車両柵(53)は、
- 前記点検車両(50)および前記車両柵(53)の中への前記遠隔動作車両(201、301)の進入を調整するための入口障害(55)と、
- 前記第1の車両エリア(51)を通した前記第2の車両エリア(52)内への前記遠隔動作車両(201、301)の前記通過を調整するための、前記車両柵から前記第2の車両エリア内への退出に対する出口障害(56)と
を備える、点検車両。
【請求項2】
前記入口および出口障害(55、56)は、前記遠隔動作車両(201、301)の通過を可能にする開放位置と、前記遠隔動作車両(201、301)の通過を制限する閉鎖位置との間で各々が可動である可動障害を備え、前記入口および出口障害(55、56)は、前記出口障害(56)が閉鎖されているときのみ前記入口障害(55)が開放され得るように、および逆もまた同様であるように調整される、請求項1に記載の点検車両。
【請求項3】
前記入口障害は、ゲート、ドア、または、摺動壁のうちの少なくともいずれか1つであり、前記出口障害は、可動バーである、請求項1または請求項2に記載の点検車両。
【請求項4】
前記点検車両(50)は、前記第1および第2の車両エリア(51、52)から人間オペレータエリアを隔てるためのパーティション(57)を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の点検車両。
【請求項5】
前記パーティション(57)は、人間オペレータが前記人間オペレータエリアと前記第2の車両エリアとの間を移動するための少なくとも1つのゲート、ドア(58)、または摺動壁を備える、請求項4に記載の点検車両。
【請求項6】
前記点検車両(50)は、前記レールシステム(108)の第1の側方方向(X)および第2の側方方向(Y)において前記車両を移動させるように配列されている電動式車輪を伴う車両基部を備える、前記請求項のいずれか1項に記載の点検車両。
【請求項7】
前記車両基部は、複数の車輪モジュール(60)を備え、各車輪モジュール(60)は、前記レールシステム(108)の前記第1の側方方向(X)に沿って前記点検車両を移動させるように構成されている車輪の第1のセットと、前記レールシステム(108)の前記第2の側方方向(Y)に沿って前記点検車両を移動させるように構成されている車輪の第2のセットとを有し、前記第2の方向(Y)は、前記第1の方向(X)に対して直角である、請求項6に記載の点検車両。
【請求項8】
前記車輪モジュール(60)は、1つのマスター車輪モジュールおよび1つまたはそれより多くのスレーブ車輪モジュールとして連携するように構成されている、請求項7に記載の点検車両。
【請求項9】
前記車輪モジュールの上側表面は、前記人間オペレータのための歩行面を提供する、請求項7または請求項8に記載の点検車両。
【請求項10】
前記第1の車両エリア(51)および前記第2の車両エリア(52)は、各々、少なくとも一対の車輪モジュール(60)の間に位置している、請求項7~9に記載の点検車両。
【請求項11】
前記第2の車両エリア(52)は、車輪が前記レールシステム(108)の上方に持ち上げられるように前記1つまたはそれより多くの遠隔動作車両(201、301)を支持するための車両支持部を備える、前記請求項のいずれか1項に記載の点検車両。
【請求項12】
前記車両支持部は、その上を前記1つまたはそれより多くの遠隔動作車両が移動し得るプラットフォーム(59)である、請求項11に記載の点検車両。
【請求項13】
前記車両柵(10)は、前記遠隔動作車両の長さおよび/または幅寸法に対応する長さおよび/または幅寸法を有する、前記遠隔動作車両(201、301)のための保持区域(19)を前記入口および出口障害(55、56)間に提供する、前記請求項のいずれか1項に記載の車両。
【請求項14】
前記入口および出口障害(55、56)は、自動制御システム(109)の使用によって遠隔で係止、係止解除、開放、または閉鎖されるように構成されている、請求項13に記載の車両。
【請求項15】
請求項1~14のいずれか1項に記載の点検車両を使用する、遠隔動作車両へのアクセスを得る方法であって、前記方法は、
- 前記レールシステムをわたって、点検を要求している前記遠隔動作車両に向かって前記点検車両を移動させるステップと、
- 1つまたはそれより多くのセンサによって前記出口障害が閉鎖されていることが確認された後に前記車両柵の前記入口障害を開放するステップと、
- 前記車両柵の前記入口障害を越えて前記遠隔動作車両を移動させるか、または、前記遠隔動作車両が前記車両柵の前記入口障害を通過して前記車両柵へと進入するように前記点検車両を移動させるステップと、
- 前記遠隔動作車両が前記車両柵内に位置している間に前記入口障害を閉鎖するステップと、
- 前記1つまたはそれより多くのセンサを用いて、前記入口障害が前記閉鎖または係止位置にあることを確認するステップと、
- 前記出口障害を係止解除または開放するステップと、
- 前記出口障害を越えて前記点検車両の前記第2の車両エリア内へと前記遠隔動作車両を移動させるステップと、
- 前記出口障害を閉鎖するステップと
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保管および回収グリッドのレールシステム上で動作させるための点検車両に関する。点検車両は、点検のために遠隔動作車両を回収するように構成され、点検車両は、点検車両の第1の車両エリアと第2の車両エリアとの間の遠隔動作車両の通過を調整するための入口および出口障害を伴う車両柵を備える。
【背景技術】
【0002】
(背景および従来技術)
図1は、骨格構造100を伴う典型的な従来技術の自動保管および回収システム1を開示しており、
図2および
図3は、そのようなシステム1上で動作させるために好適な2つの異なる従来技術のコンテナ取扱車両201、301を開示している。
【0003】
骨格構造100は、直立部材102と、水平部材103と、直立部材102および水平部材103の間に並べて配列されている保管カラム105を備える保管体積とを備える。これらの保管カラム105では、容器としても公知である保管コンテナ106が、相互の上にスタックされ、スタック107を形成する。部材102、103は、典型的には、金属、例えば、押出アルミニウムプロファイルから作製され得る。
【0004】
自動保管および回収システム1の骨格構造100は、骨格構造100の上部を横切って配列されているレールシステム108を備え、そのレールシステム108上で、複数のコンテナ取扱車両201、301が、保管コンテナ106を保管カラム105から持ち上げ、保管コンテナ106をその中へと降下させ、また、保管コンテナ106を保管カラム105の上方に輸送するように動作させられる。レールシステム108は、フレーム構造物100の上部を横切る第1の方向Xにおけるコンテナ取扱車両201、301の移動を誘導するように配列されている平行レールの第1のセット110と、第1の方向Xに対して直角である第2の方向Yにおけるコンテナ取扱車両201、301の移動を誘導するための、レールの第1のセット110に対して直角に配列されている平行レールの第2のセット111とを備える。カラム105内に保管されているコンテナ106は、コンテナ取扱車両によって、レールシステム108内のアクセス開口部112を通してアクセスされる。コンテナ取扱車両201、301は、保管カラム105の上方で側方に移動することができ、すなわち、水平なX-Y平面に対して平行である平面内を移動することができる。
【0005】
骨格構造100の直立部材102は、カラム105から外へのコンテナの持ち上げ中、およびその中へのコンテナの降下中に保管コンテナを誘導するために使用され得る。コンテナ106のスタック107は、典型的には、自立型である。
【0006】
各々の従来技術のコンテナ取扱車両201、301は、車体201a、301aと、X方向およびY方向におけるコンテナ取扱車両201、301の側方移動をそれぞれ可能にする、車輪の第1および第2のセット201b、301b、201c、301cとを備える。
図2および
図3では、各セット内の2つの車輪は、完全に見えている。車輪の第1のセット201b、301bは、レールの第1のセット110の2つの隣接するレールと係合するように配列されており、車輪の第2のセット201c、301cは、レールの第2のセット111の2つの隣接するレールと係合するように配列されている。車輪のセット201b、301b、201c、301cのうちの少なくとも1つは、車輪の第1のセット201b、301bおよび/または車輪の第2のセット201c、301cがどの時点においてもレールのそれぞれのセット110、111と係合され得るように、上昇させられ、降下させられることができる。
【0007】
各々の従来技術のコンテナ取扱車両201、301は、保管コンテナ106の垂直輸送(例えば、保管コンテナ106を保管カラム105から持ち上げ、保管コンテナ106を保管カラム105の中へと降下させる)ための昇降デバイス(図示せず)も備える。昇降デバイスは、保管コンテナ106に係合するように適合されている1つまたはそれより多くの把持/係合デバイスを備え、把持/係合デバイスは、車両201、301に対する把持/係合デバイスの位置が第1の方向Xおよび第2の方向Yに直交する第3の方向Zにおいて調節され得るように、車両201、301から降下させられ得る。コンテナ取扱車両301の把持デバイスの一部が、
図3に示されており、参照番号304で示されている。コンテナ取扱デバイス201の把持デバイスは、
図2の車体201a内に位置している。
【0008】
従前のように、また、本願の目的のために、Z=1は、保管コンテナの最上層、すなわち、レールシステム108の直下にある層を識別し、Z=2は、レールシステム108の下方の第2の層を識別し、Z=3は、第3の層を識別し、他も同様である。
図1に開示されている例示的な従来技術では、Z=8は、保管コンテナの最下底部層を識別している。同様に、X=1...nおよびY=1...nは、水平面における各保管カラム105の位置を識別している。その結果、実施例として、
図1に示されているデカルト座標系X、Y、Zを使用すると、
図1において106’として識別されている保管コンテナは、保管位置X=10、Y=2、Z=3を占有するといえ得る。コンテナ取扱車両201、301は、層Z=0内を走行するといえ得、各保管カラム105は、そのXおよびY座標によって識別されることができる。
【0009】
骨格構造100の保管体積は、多くの場合、グリッド104と称され、このグリッド内の可能性として考えられる保管位置は、保管セルと称される。各保管カラムはXおよびY方向における位置によって識別され得る一方、各保管セルは、X、Y、およびZ方向におけるコンテナ番号によって識別され得る。
【0010】
各々の従来技術のコンテナ取扱車両201、301は、レールシステム108を横切って保管コンテナ106を輸送するときに保管コンテナ106を受け取り、収容するための保管コンパートメントまたは空間を備える。
図2に示されているように、および、例えば、第WO2015/193278A1号(特許文献1)(その内容は、参照によって本明細書に援用される)に説明されているように、保管空間は、車体201a内の中心に配列されている空洞を備え得る。
【0011】
図3は、カンチレバー構造物を伴う、コンテナ取扱車両301の代替構成を示している。そのような車両は、例えば、第NO317366号(その内容も、参照によって本明細書に援用される)に詳細に説明されている。
【0012】
図2に示されている中心空洞コンテナ取扱車両201は、例えば、第WO2015/193278A1号(その内容は、参照によって本明細書に援用される)に説明されているように、概して、保管カラム105の側方範囲に等しいXおよびY方向における寸法を伴うエリアを被覆するフットプリントを有し得る。本明細書で使用される用語「側方」は、「水平」を意味し得る。
【0013】
代替として、中心空洞コンテナ取扱車両101は、例えば、第WO2014/090684A1号(特許文献2)に開示されているように、保管カラム105によって画定される側方エリアより大きいフットプリントを有し得る。
【0014】
レールシステム108は、典型的には、車両の車輪が走る溝を伴うレールを備える。代替として、レールは、上向きに突出している要素を備え得、車両の車輪は、脱線を防止するための、フランジを備える。これらの溝および上向きに突出している要素は、集合的にトラックとして公知である。各レールは、1つのトラックを備え得、または、各レールは、2つの平行なトラックを備え得る。
【0015】
第WO2018/146304号(特許文献3)(その内容は、参照によって本明細書に援用される)は、X方向およびY方向の両方におけるレールおよび平行トラックを備えるレールシステム108の典型的構成を図示している。
【0016】
骨格構造100では、カラム105の大部分は、保管カラム105であり、すなわち、保管コンテナ106がスタック107で保管されるカラム105である。しかしながら、いくつかのカラム105は、他の目的を有し得る。
図1では、カラム119および120は、保管コンテナ106がアクセスステーション(図示せず)に輸送され得るようにそれらを積み降ろすための、および/または積み込むためのコンテナ取扱車両201、301によって使用されるそのような専用カラムであり、アクセスステーションでは、保管コンテナ106は、骨格構造100の外側からアクセスされ得、または、骨格構造100の外もしくはその中へと移送され得る。当技術分野において、そのような場所は、通常、「ポート」と称され、ポートが位置しているカラムは、「ポートカラム」119、120と称され得る。アクセスステーションへの輸送は、水平、斜め、および/または垂直のいずれの方向であってもよい。例えば、保管コンテナ106は、骨格構造100内のランダムまたは専用カラム105内に設置され、次いで、任意のコンテナ取扱車両によって積み込まれ、アクセスステーションへのさらなる輸送のためにポートカラム119、120に輸送され得る。用語「斜め」は、水平と垂直との間のどこかに一般的な輸送の向きを有する保管コンテナ106の輸送を意味することに留意されたい。
【0017】
図1では、第1のポートカラム119は、例えば、コンテナ取扱車両201、301が、アクセスまたは移送ステーションに輸送されるべき保管コンテナ106を積み降ろし得る専用の積降ポートカラムであり得、第2のポートカラム120は、コンテナ取扱車両201、301が、アクセスまたは移送ステーションから輸送されてきた保管コンテナ106を積み込み得る専用の積込ポートカラムであり得る。
【0018】
アクセスステーションは、典型的には、製品アイテムが保管コンテナ106から除去されるか、またはその中に位置付けられるピッキングまたはストックステーションであり得る。ピッキングまたはストックステーションでは、保管コンテナ106は、通常、自動保管および回収システム1から除去されないが、アクセスされると再び骨格構造100の中へと戻される。別の保管設備(例えば、別の骨格構造、もしくは別の自動保管および回収システム)、輸送車両(例えば、電車もしくは大型貨物自動車)、または生産設備へと保管コンテナを移送するために、ポートも、使用されることができる。
【0019】
ポートカラム119、120とアクセスステーションとの間で保管コンテナを輸送するために、コンベヤを備えるコンベヤシステムが、通常、採用される。
【0020】
ポートカラム119、120およびアクセスステーションが異なる階層に位置している場合、コンベヤシステムは、保管コンテナ106をポートカラム119、120とアクセスステーションとの間で垂直に輸送するための垂直コンポーネントを伴う昇降デバイスを備え得る。
【0021】
コンベヤシステムは、例えば、第WO2014/075937A1号(特許文献4)(その内容は、参照によって本明細書に援用される)に説明されているように、異なる骨格構造間で保管コンテナ106を移送するように配列され得る。
【0022】
図1に開示されているカラム105のうちの1つの中に保管されている保管コンテナ106がアクセスされるべきであるとき、コンテナ取扱車両201、301のうちの1つは、標的保管コンテナ106をその位置から回収し、それを積降ポートカラム119に輸送するように命令される。この動作は、標的保管コンテナ106が位置付けられている保管カラム105の上方の場所にコンテナ取扱車両201、301を移動させることと、コンテナ取扱車両201、301の昇降デバイス(図示せず)を使用して保管コンテナ106を保管カラム105から回収することと、保管コンテナ106を積降ポートカラム119に輸送することとを伴う。標的保管コンテナ106がスタック107内の深くに位置している場合、すなわち、1つまたは複数の他の保管コンテナ106が標的保管コンテナ106の上方に位置付けられた状態である場合、動作は、標的保管コンテナ106を保管カラム105から上昇させることに先立って、上方に位置付けられている保管コンテナを一時的に移動させることも伴う。時として当技術分野において「掘出」と称されるこのステップは、続いて、標的保管コンテナを積降ポートカラム119に輸送するために使用される同一のコンテナ取扱車両を用いて実施され得、または、1つもしくは複数の他の連携するコンテナ取扱車両を用いて実施され得る。代替として、または加えて、自動保管および回収システム1は、保管コンテナ106を保管カラム105から一時的に除去するタスクに特に専用のコンテナ取扱車両201、301を有し得る。標的保管コンテナ106が保管カラム105から除去されると、一時的に除去された保管コンテナ106は、元の保管カラム105の中に再び位置付けられることができる。しかしながら、除去された保管コンテナ106は、代替として、他の保管カラム105に再配置され得る。
【0023】
保管コンテナ106がカラム105のうちの1つの中に保管されるべきであるとき、コンテナ取扱車両201、301のうちの1つは、保管コンテナ106を積込ポートカラム120から積み込み、それが保管されるべき保管カラム105の上方の場所にそれを輸送するように命令される。スタック107内の標的位置またはその上方に位置付けられている任意の保管コンテナ106が除去された後、コンテナ取扱車両201、301は、保管コンテナ106を所望の位置に位置付ける。除去された保管コンテナ106は、次いで、保管カラム105の中へと戻るように降下させられ得、または、他の保管カラム105に再配置され得る。
【0024】
自動保管および回収システム1を監視および制御する(例えば、コンテナ取扱車両201、301が相互に衝突することなく、所望の保管コンテナ106が所望の時間に所望の場所に送達され得るように、骨格構造100内のそれぞれの保管コンテナ106の場所、各保管コンテナ106の内容物、およびコンテナ取扱車両201、301の移動を監視および制御する)ために、自動保管および回収システム1は、制御システム500を備え、これは、典型的には、コンピュータ化され、典型的には、保管コンテナ106を追跡するためのデータベースを備える。
【0025】
遠隔動作車両がレールシステム上で動作不良であるとき、レールシステム上を移動し、点検のために動作不良車両を回収する点検車両が、必要とされ得る。点検車両は、人間オペレータによって動作させられ得、人間オペレータは、ある状況において、動作不良車両をシャットダウンすることによって点検車両のデッキ上を動き回るか、または、動作不良車両のために現場点検を提供する必要があり得る。遠隔動作車両が非意図的に移動した場合、危険な状況が、生じ得る。
【0026】
第WO2019233632A1号(特許文献5)は、レールシステム上での移動のための点検車両に関する。点検車両は、レールシステム上で動作するコンテナ取扱車両との機械的相互作用のためのコンテナ車両取扱部分と、点検の移動を可能にするために点検車両およびキャタピラトラックの動作を制御するための動作部分とを備える。第WO2019233632A1号の1つの欠点は、これが、遠隔動作車両の制御不能な変位を排除しないことである。
【0027】
したがって、本発明の目的は、作業者および機器のための安全配列を点検車両上に提供することである。
【0028】
本発明の別の目的は、遠隔動作車両が制御不能に移動することを防止することである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0029】
【特許文献1】国際公開第2015/193278号
【特許文献2】国際公開第2014/090684号
【特許文献3】国際公開第2018/146304号
【特許文献4】国際公開第2014/075937号
【特許文献5】国際公開第2019/233632号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0030】
(発明の概要)
本発明は、保管および回収グリッドのレールシステム上で動作させるための点検車両を対象とする。点検車両は、点検のために遠隔動作車両を回収するように構成されている。
【0031】
点検車両は、
- 遠隔動作車両が依然としてレールシステム上にある間に遠隔動作車両が点検車両によって受け取られ得る第1の車両エリアと、
- 遠隔動作車両が点検のために点検車両によって支持され得る第2の車両エリアと
を備える。
【0032】
第1の車両エリアは、第2の車両エリアへの進入の前に遠隔動作車両を保持するための車両柵として構成され、第1の車両エリアは、車両柵を介した遠隔動作車両の通過のために第2の車両エリアに連結されている。
【0033】
車両柵は、
- 点検車両および車両柵の中への遠隔動作車両の進入を調整するための入口障害と、
- 第1の車両エリアを通した第2の車両エリア内への遠隔動作車両の通過を調整するための、車両柵から第2の車両エリア内への退出に対する出口障害と
を備える。
【0034】
入口および出口障害は、遠隔動作車両の通過を可能にする開放位置と、遠隔動作車両の通過を制限する閉鎖位置との間で各々が可動である可動障害を備え得、入口および出口障害は、出口障害が閉鎖されているときのみ入口障害が開放され得るように、および逆もまた同様であるように調整または制御される。
【0035】
遠隔動作車両は、コンテナ取扱車両またはコンテナの輸送のための送達車両であり得る。遠隔動作車両は、自動保管および回収グリッドの異なる階層におけるレール上で動作し得る。
【0036】
保管および回収グリッドのレールシステムは、その上でコンテナ取扱車両が保管コンテナを保管および回収することによって動作するコンテナ取扱車両レールシステムであり得、または、レールシステムは、その上で送達車両が保管グリッドとアクセスステーションとの間で保管コンテナを輸送することによって動作する送達レールシステムであり得る。
【0037】
点検車両は、点検のために遠隔動作車両を回収することによって保管および回収グリッドのレールシステム上を移動するように適合されている車両であり得る。遠隔動作車両がそれら自体で点検エリアに向かって移動できない場合、点検車両は、動作不良車両を収集するように配列され得る。点検車両は、ベルトによって、または車輪によってレールシステム上で動作し得る。点検車両は、点検車両内に着座する人間オペレータによって動作させられ得る。
【0038】
点検車両は、入口障害および/または出口障害を備える車両柵を備える。障害は、可動であり得、ゲート、ドア、または摺動壁のうちの少なくともいずれか1つであり得、出口障害は、可動バーであり得る。
【0039】
1つまたはそれより多くの可動障害は、開放位置と閉鎖位置との間で点検車両に対して摺動、上昇、後退、降下、または枢動させられ得るように点検車両に接続され得る。
【0040】
全高ゲート、ドア、または、摺動壁の形態にある入口障害が、車両の進入を調整するだけではなく、オペレータが点検車両の点検エリア内で作業しているときにその人のための安全障害も提供する二重の機能を提供し得る。
【0041】
出口障害の場合、バーまたはゲートのようなあまり目障りではない構造が、遠隔動作車両を点検するためのより多くの場所を提供するように配列され得る。それは、車両が第2の車両エリア内に入ったときに容易に閉鎖することが可能である必要があり得る。例えば、上向きに枢動し、その後に下方に降下させられ得るバーが、理想的であり得る。
【0042】
障害の高さは、一般に、車両を容易に停止させ得る障害を提供するために、車両基部を上回り得る。入口障害に関して、それは、安全障害を提供する二重の機能を有し得、出口障害の場合、それは、車両基部の残りの部分の高さより上方に開放する高さである必要がある。
【0043】
遠隔動作車両は、入口障害が開放しているときに第1の車両エリア内の車両柵の中に受け取られ得、そのような場合、本発明によると、出口障害は、閉鎖され、遠隔動作車両が第2の車両エリア内へと制御不能に移動することを防止する。
【0044】
遠隔動作車両は、自己推進下で第1の車両エリア内へと移動し得、または、点検車両は、遠隔動作車両が第1の車両エリア内へと進入するように、該車両に対してそれ自体を移動させ得、または配置し得る。第1の車両エリアの車両柵の内側にある間、入口障害は、閉鎖し、出口障害は、開放し、車両が第2の車両エリア内へと進入することを可能にする。
【0045】
遠隔動作車両は、第2の車両エリア内に自己推進し得、または、遠隔動作車両は、シャットダウンし、人間オペレータからの補助によって、または点検車両上の取扱機器からの補助を通して第2の車両エリア内へと移動し得る。
【0046】
したがって、遠隔動作車両がシャットダウンおよび/または操作され得るために、それが車両柵内に位置している間、人間オペレータは、遠隔動作車両へのアクセスを有し得る。
【0047】
点検車両は、第1および第2の車両エリアから人間オペレータエリアを隔てるためのパーティションを備え得る。パーティションは、人間オペレータが人間オペレータエリアと第2の車両エリアとの間を移動するための少なくとも1つのゲート、ドア、または摺動壁を備え得る。
【0048】
パーティションは、点検車両の外周に配列されている壁であり得る。壁は、オペレータが容易に見通せるように透明であり得る。パーティションは、壁、フェンス、または構造のうちの少なくともいずれか1つを備え得る。
【0049】
点検車両は、レールシステムの第1の側方方向(X)および第2の側方方向(Y)において車両を移動させるように配列されている電動式車輪を伴う車両基部を備え得る。
【0050】
車両基部は、レールシステムの第1の側方方向(X)および第2の側方方向(Y)において車両を移動させるように配列されている電動式車輪を伴う1つの単一ユニットを備え得る。
【0051】
車両基部は、2つまたはそれより多くの車両基部がXおよびY方向の両方においてレールシステム上で1つのユニットとして接続され、移動し得るように、面積において保管グリッドセルのサイズに対応しているフットプリントを有し得る。
【0052】
車両基部は、複数の車輪モジュールを備え得、各車輪モジュールは、レールシステムの第1の側方方向(X)に沿って点検車両を移動させるように構成されている車輪の第1のセットと、第2の側方方向(Y)に沿って点検車両を移動させるように構成されている車輪の第2のセットとを有し、レールシステムの第2の方向(Y)は、第1の方向(X)に対して直角である。
【0053】
車輪モジュールは、1つのマスター車輪モジュールおよび1つまたはそれより多くのスレーブ車輪モジュールとして連携するように構成され得る。
【0054】
各車輪モジュールの高さは、それらが救助している遠隔動作車両の高さと比較して浅くあり得る。それらの高さは、遠隔動作車両の高さの大体30~50%であり得る。車輪モジュールの高さは、動作不良遠隔動作車両を点検するときに人間オペレータのために良好な作業高さを提供する。
【0055】
点検車両の長方形のフットプリントは、遠隔動作車両のための車両柵を提供するための車輪モジュールが欠落している場合がある。
【0056】
車輪モジュールのフットプリントは、遠隔動作車両が点検車両の外周内に上陸するための「ドック」また「ベイ」を作り出す凹部を提供し得る。3つの近隣車輪モジュールの側面は、車両基部の作業プラットフォーム上に立っているオペレータに向かって車両が制御不能に移動しないように停止させるための低い壁を提示する。車両柵の障害は、遠隔動作車両を捕捉するようにさらに機能する。
【0057】
第1の車両エリアは、レールの高さにおいて見える場合があり、そこには、空間が、一対の車輪モジュールの間に存在する。第2の車両エリアに関して、これは、車両基部の上部の作業プラットフォームの高さにあり得る。第2の車両エリアは、車輪モジュールの上部にもあり得る。
【0058】
点検車両の車両基部は、車輪モジュール間に配列されている1つまたはそれより多くの車両モジュールプラットフォームを備え得る。車両モジュールプラットフォームは、第1および第2の車両エリアのために必要な空間を点検車両の長方形の外周内に作り出すように配列されている。人間オペレータのための運転室が、2つの車輪モジュール間に配列されている1つまたはそれより多くの車両モジュールプラットフォームによって提供され得る。
【0059】
車両モジュールプラットフォームは、車両モジュールのサイズと、同様に、レールシステムのグリッドセルのサイズとに対応する、サイズを有し得、それによって、点検車両上に提供されると、点検車両は、点検車両がレールシステム上でXおよびY方向の両方に移動し得るような、いくつかのグリッドセルに対応するサイズを有する。
【0060】
車輪モジュールのいくつかの異なる配列が、可能性として考えられる。しかしながら、3×3車両の場合、第2の車両エリアの位置は、一般に、両サイドの人間オペレータに対して動作不良車両へのアクセスが可能にされている、点検車両の中央にあり得る。
【0061】
床パネルも、車両柵のエリア内に提供され得る。遠隔動作車両が第2の車両エリアへと到達し、点検されると、床パネルは、オペレータが下層の保管コンテナに踏み込むこと、または下層の保管コンテナの中に器具を落とすことを防止し得る。
【0062】
車両基部の上側表面または1つまたはそれより多くの車輪モジュールの上側表面は、人間オペレータのための歩行面を提供し得る。
【0063】
第1の車両エリアおよび第2の車両エリアは、少なくとも一対の車輪モジュールの間に位置し得る。人間オペレータは、歩行面上に立っているとき、第1または第2の車両エリア内の遠隔動作車両へのアクセスを有し得る。
【0064】
第1の車両エリアは、レールの高さにあり得、そこには、空間が、一対の車輪モジュールの間に存在する。第2の車両エリアは、レールの高さを上回る作業プラットフォームの高さにあり得る。第2の車両エリアは、車輪モジュールの上部にもあり、両サイドの2つの車輪モジュール間の平面内に配置され得る。
【0065】
第2の車両エリアは、車輪がレールシステムの上方に持ち上げられるように1つまたはそれより多くの遠隔動作車両を支持するための作業プラットフォームまたは車両支持部を備え得る。このように、人間オペレータが動作不良車両を点検することが、可能であり得、または、動作不良車両が、点検のために点検エリアに輸送され得る。
【0066】
車両支持部は、その上を1つまたはそれより多くの遠隔動作車両が移動し得るプラットフォームであり得る。プラットフォームは、車両がレールからプラットフォーム上へと容易に移動し得るような上昇および傾動手段を具備し得る。点検車両は、遠隔動作車両がプラットフォーム上に引き上げられ、固着され得るためのウィンチも具備し得る。
【0067】
人間オペレータは、第1の車両エリアから第2の車両エリア内へと車両を手動で上方に押し上げ得、または、遠隔動作車両を作業点検高まで上昇させる駆動部が、機械昇降表面(単数もしくは複数)上に存在し得る。
【0068】
車両柵は、一般に、遠隔動作車両の長さおよび/または幅寸法に対応する長さおよび/または幅寸法を有する、遠隔動作車両のための保持区域を入口および出口障害間に提供し得る。
【0069】
センサが、入口および出口障害の可動障害の位置を検知するために配列され得、可動障害の移動を調整するために自動制御システムと通信する。
【0070】
センサは、障害が開放しているときの係止または閉鎖、および、障害が閉鎖されているときの係止解除または開放を調整するために自動制御システムと通信し得る。
【0071】
センサは、入口および出口障害の可動障害に隣接する車輪モジュール上に位置し得る。センサは、照明の反射を検出する光学センサであり得る。可動ゲートを検出するための他のまたは追加のセンサ、例えば、音響センサまたは磁気コード化センサも、使用され得る。ナロービームを有するセンサが、より強力なピーク/トラフ信号を提供するために出力する必要がある信号に関して有利であり得る。
【0072】
入口および出口障害は、自動制御システムの使用によって遠隔で係止、係止解除、開放、または閉鎖されるように構成され得る。
【0073】
本発明は、点検車両を使用する、遠隔動作車両へのアクセスを得る方法も対象とする。方法は、
- レールシステムをわたって、点検を要求している遠隔動作車両に向かって点検車両を移動させるステップと、
- 随意に、入口障害がまだ開放していない場合に、1つまたはそれより多くのセンサによって出口障害が閉鎖されていることが確認された後に車両柵の入口障害を開放するステップと、
- 車両柵の入口障害を越えて遠隔動作車両を移動させるか、または、遠隔動作車両が車両柵の入口障害を通過して車両柵へと進入するように点検車両を移動させるステップと、
- 遠隔動作車両が車両柵内に位置している間に入口障害を閉鎖するステップと、
- 入口障害が閉鎖または係止位置にあることを確認するステップと、
- 出口障害を係止解除または開放するステップと、
- 出口障害を越えて点検車両の第2の車両エリア内へと遠隔動作車両を移動させるステップと、
- 随意に、出口障害を閉鎖するステップと
を含む。
【図面の簡単な説明】
【0074】
(図面の簡単な説明)
以下の図面は、本発明の理解を促進するために付属している。図面は、本発明の実施形態を示しており、ここでは、実施例としてのみ説明される。
【0075】
【
図1】
図1は、従来技術の自動保管および回収システムの骨格構造の斜視図である。
【0076】
【
図2】
図2は、その中に保管コンテナを保有するための中心に配列されている空洞を有する従来技術のコンテナ取扱車両の斜視図である。
【0077】
【
図3】
図3は、真下に保管コンテナを保有するためのカンチレバーを有する従来技術のコンテナ取扱車両の斜視図である。
【0078】
【
図4】
図4は、レールシステム(図示せず)上に位置している動作不良遠隔動作車両に向かって移動する点検車両を示している。
【0079】
【
図5】
図5は、遠隔動作車両が第1の車両エリア内に位置している点検車両を示している。
【0080】
【
図6】
図6は、遠隔動作車両が第1の車両エリア内に位置し、点検車両の入口障害が閉鎖位置にある点検車両を示している。
【0081】
【
図7】
図7は、第2の車両エリアの第2の場所内の遠隔動作車両を示している。
【0082】
【
図8】
図8は、レールシステム上の点検車両を示しており、遠隔動作車両は、第2の車両エリアの第2の場所にある。
【0083】
【
図9】
図9~10は、
図8の実施形態の異なるビューを示している。
【発明を実施するための形態】
【0084】
(発明の詳細な説明)
以下において、本発明の実施形態が、付属の図面を参照して、さらに詳細に議論される。しかしながら、図面が、図面に描写される主題に本発明を限定することを意図されていないことを理解されたい。
【0085】
自動保管および回収システム1の骨格構造100は、
図1~3に関連して上記に説明された従来技術の骨格構造100、すなわち、いくつかの直立部材102と、直立部材102によって支持されているいくつかの水平部材103とに従って構築され、骨格構造100は、X方向およびY方向における第1の上側レールシステム108をさらに備える。
【0086】
骨格構造100は、部材102、103の間に提供される保管カラム105の形態にある保管コンパートメントをさらに備え、保管コンテナ106は、保管カラム105内のスタック107内にスタック可能である。
【0087】
骨格構造100は、任意のサイズであることができる。具体的には、骨格構造が、
図1に開示されているものより大幅に広く、および/または長く、および/または深くあり得ることを理解されたい。例えば、骨格構造100は、700×700個超のカラムの水平範囲と、12個超のコンテナの保管深度とを有し得る。
【0088】
ここで、本発明による点検車両50の一実施形態が、
図4~8の参照を伴ってより詳細に検討される。
【0089】
図4は、本発明の好ましい実施形態による点検車両50を示している。点検車両は、保管および回収グリッド(図示せず)のレールシステム上で動作するように配列される。レールシステムは、その上で複数の遠隔動作車両201、301が動作するコンテナ取扱車両レールシステムまたは送達車両レールシステムであり得る。
【0090】
点検車両50は、点検のために遠隔動作車両201、301を回収および/または受け取るように構成されている。
図4に示されているように、遠隔動作車両201は、保管コンテナ106がスタック107内にスタック可能である保管カラム105の上方に位置しているレールシステム(図示せず)上を移動するように適合されているコンテナ取扱車両201である。
【0091】
遠隔動作車両201が動作不良であり、点検エリアに向かってそれ自体で自己推進することが可能ではない場合、人間オペレータを伴う点検車両50が、動作不良車両201を収集するために、または、それに点検を提供するためにレールシステム108上を移動し得る。
【0092】
点検車両50は、コンテナ取扱車両201が依然としてレールシステム108上にある間にコンテナ取扱車両201が点検車両50によって受け取られ得る第1の車両エリア51と、コンテナ取扱車両201が点検のために点検車両50によって支持され得る第2の車両エリア52とを備える。
【0093】
第1の車両エリア51は、第2の車両エリア52への進入(すなわち、制御された進入)の前にコンテナ取扱車両201を保持するための車両柵53として構成され、第1の車両エリア51は、車両柵53を介したコンテナ取扱車両201の通過のために第2の車両エリア52に連結されている。
【0094】
車両柵53は、点検車両50および車両柵53の中へのコンテナ取扱車両201の進入を可能にするための入口障害55と、第1の車両エリア51を通した第2の車両エリア52内へのコンテナ取扱車両201の通過を調整するための、車両柵から第2の車両エリア52内への退出に対する出口障害56とを備える。
【0095】
図5は、可動ドア55である入口障害55を通した進入を行った後の、第1の車両エリア51内へと進入したコンテナ取扱車両201を示している。可動ドアは、コンテナ取扱車両が第1の車両エリア51内に受け取られることを可能にするために摺動開放し得る。可動バー56である出口障害56は、コンテナ取扱車両201が第2の車両エリア52内へと移動すること、または第2の車両エリア52内にさらに受け取られることを防止する。
【0096】
入口および出口障害55、56は、コンテナ取扱車両201の通過を可能にする開放位置と、コンテナ取扱車両201の通過を制限する閉鎖位置との間で可動であるように適合され得、入口および出口障害55、56は、出口障害56が閉鎖されているときのみ入口障害55が開放され得るように、および逆もまた同様であるように調整される。これは、コンテナ取扱車両が非意図的に1つのエリアから別のエリアへと移動することを防止するためである。
【0097】
図4~10に示されているように、点検車両50は、第1および第2の車両エリア51、52から人間オペレータエリアを隔てるための壁等のパーティション57を備える。壁57は、点検車両50の外周に配列され得る。
【0098】
パーティション57は、人間オペレータが第1および第2の車両エリア51、52へと進入することを可能にするように配列されている摺動ドア58を備え得る。
【0099】
点検車両50は、レールシステム108の第1の側方方向(X)および第2の側方方向(Y)において車両を移動させるように配列されている電動式車輪を伴う車両基部を備える。
【0100】
図8~10に示されているように、車両基部は、複数の車輪モジュール60を備え、各車輪モジュール60は、レールシステム108の第1の側方方向(X)に沿って点検車両を移動させるように構成されている車輪の第1のセットと、レールシステム108の第2の方向(Y)であって、第1の方向(X)に対して直角である第2の側方方向(Y)に沿って点検車両を移動させるように構成されている車輪の第2のセットとを有する。
【0101】
車輪モジュール60の各々は、点検車両がXおよびY方向の両方においてレールシステム108上を移動し得るような、レールシステム108のグリッドセルのサイズおよびフットプリントに関して類似のサイズおよびフットプリントを有し得る。
【0102】
車輪モジュール60は、動作不良車両が点検車両50の第1の車両エリア51内に受け取られ得るように、幅を動作不良車両201の幅に対応させ得る。
【0103】
点検車両50の長方形のフットプリントは、点検車両50の第1および随意に第2の車両エリア51、52を提供するために、1つまたはそれより多くの車輪モジュール60が欠落しているように配列され得る。欠落している車輪モジュール60のエリアは、遠隔動作車両201、301を点検車両50の外周内に上陸させるための「ドック」また「ベイ」を作り出す凹部を提供する。
【0104】
車輪モジュールの側面は、車両基部の作業プラットフォーム上に立っているオペレータに向かって車両201、301が制御不能に移動しないように停止させるための低い壁を提示し得る。車両柵の障害55、56は、遠隔動作車両201、301を捕捉するようにさらに機能する。
【0105】
車輪モジュール60の異なる配列が、可能性として考えられる。しかしながら、
図8~10に示されている3×3車両のこの場合、一般に、両サイドの人間オペレータに対してロボットへのアクセスが可能にされている、点検車両の中央にある第2の車両エリアの位置が、有利であり得る。
【0106】
車輪モジュール60または車両基部の上側表面は、人間オペレータのための歩行面を提供し得る。
【0107】
図4~7に示されているように、点検車両50の車両基部は、車輪モジュール60間に配列される、第1および第2のエリアのための追加の空間を提供するための1つまたはそれより多くの車両モジュールプラットフォーム61を備え得る。人間オペレータのための運転室が、1つまたはそれより多くの車両モジュールプラットフォーム61によって提供され得る。
【0108】
車両モジュールプラットフォーム61は、車両モジュールプラットフォーム61が車輪モジュール60に置き換わり得るような、車両基部または車輪モジュール60のサイズのものに対応するサイズを有し得る。
【0109】
図8~10では、車輪モジュール60は、次々に配列されている3つの車輪モジュール60が存在するように2つの車輪モジュール60間に配列されている。
図4~7では、中心車輪モジュール60は、より少ない車輪を伴うより単純な構造物を可能にするが同一のフットプリントを有する車両モジュールプラットフォーム61によって置き換えられる。
【0110】
第2の車両エリア52は、車輪がレールシステム108の上方に持ち上げられるように1つまたはそれより多くの遠隔動作車両201、301を支持するための車両支持部を備え得る。これは、車両201、301が点検車両50によって運搬され、点検エリアへとさらに移動させられることを可能にする。
【0111】
支持部は、その上へと遠隔動作車両が押し上げられ得る、引きずられ得る、または昇降させられ得るプラットフォーム59であり得る。
【0112】
【手続補正書】
【提出日】2023-05-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
保管および回収グリッド(1)のレールシステム(108)上で動作させるための点検車両(50)であって、前記点検車両は、点検のために遠隔動作車両(201、301)を回収するように構成され、前記点検車両(50)は、
- 前記遠隔動作車両(201、301)が依然として前記レールシステム(108)上にある間に前記遠隔動作車両(201、301)が前記点検車両(50)によって受け取られ得る第1の車両エリア(51)と、
- 前記遠隔動作車両(201、301)が点検のために前記点検車両によって支持され得る第2の車両エリア(52)と
を備え、
前記第1の車両エリア(51)は、前記第2の車両エリアへの進入の前に前記遠隔動作車両(201、301)を保持するための車両柵(53)として構成され、前記第1の車両エリア(51)は、前記車両柵(53)を介した前記遠隔動作車両(201、301)の通過のために前記第2の車両エリア(52)に連結されており、
前記車両柵(53)は、
- 前記点検車両(50)および前記車両柵(53)の中への前記遠隔動作車両(201、301)の進入を調整するための入口障害(55)と、
- 前記第1の車両エリア(51)を通した前記第2の車両エリア(52)内への前記遠隔動作車両(201、301)の前記通過を調整するための、前記車両柵から前記第2の車両エリア内への退出に対する出口障害(56)
であって、前記入口および出口障害(55、56)は、前記遠隔動作車両(201、301)の通過を可能にする開放位置と、前記遠隔動作車両(201、301)の通過を制限する閉鎖位置との間で各々が可動である可動障害を備え、前記入口および出口障害(55、56)は、前記出口障害(56)が閉鎖されているときのみ前記入口障害(55)が開放され得るように、および逆もまた同様であるように調整される、出口障害(56)と
を備える、点検車両。
【請求項2】
前記入口障害は、ゲート、ドア、または、摺動壁のうちの少なくともいずれか1つであり、前記出口障害は、可動バーである、請求項
1に記載の点検車両。
【請求項3】
前記点検車両(50)は、前記第1および第2の車両エリア(51、52)から人間オペレータエリアを隔てるためのパーティション(57)を備える、請求項1~
2のいずれか1項に記載の点検車両。
【請求項4】
前記パーティション(57)は、人間オペレータが前記人間オペレータエリアと前記第2の車両エリアとの間を移動するための少なくとも1つのゲート、ドア(58)、または摺動壁を備える、請求項
3に記載の点検車両。
【請求項5】
前記点検車両(50)は、前記レールシステム(108)の第1の側方方向(X)および第2の側方方向(Y)において前記車両を移動させるように配列されている電動式車輪を伴う車両基部を備える、
請求項1~4のいずれか1項に記載の点検車両。
【請求項6】
前記車両基部は、複数の車輪モジュール(60)を備え、各車輪モジュール(60)は、前記レールシステム(108)の前記第1の側方方向(X)に沿って前記点検車両を移動させるように構成されている車輪の第1のセットと、前記レールシステム(108)の前記第2の側方方向(Y)に沿って前記点検車両を移動させるように構成されている車輪の第2のセットとを有し、前記第2の方向(Y)は、前記第1の方向(X)に対して直角である、請求項
5に記載の点検車両。
【請求項7】
前記車輪モジュール(60)は、1つのマスター車輪モジュールおよび1つまたはそれより多くのスレーブ車輪モジュールとして連携するように構成されている、請求項
6に記載の点検車両。
【請求項8】
前記車輪モジュールの上側表面は、前記人間オペレータのための歩行面を提供する、請求項
6または請求項
7に記載の点検車両。
【請求項9】
前記第1の車両エリア(51)および前記第2の車両エリア(52)は、各々、少なくとも一対の車輪モジュール(60)の間に位置している、請求項
6~
8に記載の点検車両。
【請求項10】
前記第2の車両エリア(52)は、車輪が前記レールシステム(108)の上方に持ち上げられるように前記1つまたはそれより多くの遠隔動作車両(201、301)を支持するための車両支持部を備える、
請求項1~9のいずれか1項に記載の点検車両。
【請求項11】
前記車両支持部は、その上を前記1つまたはそれより多くの遠隔動作車両が移動し得るプラットフォーム(59)である、請求項
10に記載の点検車両。
【請求項12】
前記車両柵(10)は、前記遠隔動作車両の長さおよび/または幅寸法に対応する長さおよび/または幅寸法を有する、前記遠隔動作車両(201、301)のための保持区域(19)を前記入口および出口障害(55、56)間に提供する、請求項1~
11のいずれか1項に記載の
点検車両。
【請求項13】
前記入口および出口障害(55、56)は、自動制御システム(109)の使用によって遠隔で係止、係止解除、開放、または閉鎖されるように構成されている、請求項
12に記載の
点検車両。
【請求項14】
請求項1~
13のいずれか1項に記載の点検車両を使用する、遠隔動作車両へのアクセスを得る方法であって、前記方法は、
- 前記レールシステムをわたって、点検を要求している前記遠隔動作車両に向かって前記点検車両を移動させるステップと、
- 1つまたはそれより多くのセンサによって前記出口障害が閉鎖されていることが確認された後に前記車両柵の前記入口障害を開放するステップと、
- 前記車両柵の前記入口障害を越えて前記遠隔動作車両を移動させるか、または、前記遠隔動作車両が前記車両柵の前記入口障害を通過して前記車両柵へと進入するように前記点検車両を移動させるステップと、
- 前記遠隔動作車両が前記車両柵内に位置している間に前記入口障害を閉鎖するステップと、
- 前記1つまたはそれより多くのセンサを用いて、前記入口障害が前記閉鎖または係止位置にあることを確認するステップと、
- 前記出口障害を係止解除または開放するステップと、
- 前記出口障害を越えて前記点検車両の前記第2の車両エリア内へと前記遠隔動作車両を移動させるステップと、
- 前記出口障害を閉鎖するステップと
を含む、方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0073】
本発明は、点検車両を使用する、遠隔動作車両へのアクセスを得る方法も対象とする。方法は、
- レールシステムをわたって、点検を要求している遠隔動作車両に向かって点検車両を移動させるステップと、
- 随意に、入口障害がまだ開放していない場合に、1つまたはそれより多くのセンサによって出口障害が閉鎖されていることが確認された後に車両柵の入口障害を開放するステップと、
- 車両柵の入口障害を越えて遠隔動作車両を移動させるか、または、遠隔動作車両が車両柵の入口障害を通過して車両柵へと進入するように点検車両を移動させるステップと、
- 遠隔動作車両が車両柵内に位置している間に入口障害を閉鎖するステップと、
- 入口障害が閉鎖または係止位置にあることを確認するステップと、
- 出口障害を係止解除または開放するステップと、
- 出口障害を越えて点検車両の第2の車両エリア内へと遠隔動作車両を移動させるステップと、
- 随意に、出口障害を閉鎖するステップと
を含む。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
保管および回収グリッド(1)のレールシステム(108)上で動作させるための点検車両(50)であって、前記点検車両は、点検のために遠隔動作車両(201、301)を回収するように構成され、前記点検車両(50)は、
- 前記遠隔動作車両(201、301)が依然として前記レールシステム(108)上にある間に前記遠隔動作車両(201、301)が前記点検車両(50)によって受け取られ得る第1の車両エリア(51)と、
- 前記遠隔動作車両(201、301)が点検のために前記点検車両によって支持され得る第2の車両エリア(52)と
を備え、
前記第1の車両エリア(51)は、前記第2の車両エリアへの進入の前に前記遠隔動作車両(201、301)を保持するための車両柵(53)として構成され、前記第1の車両エリア(51)は、前記車両柵(53)を介した前記遠隔動作車両(201、301)の通過のために前記第2の車両エリア(52)に連結されており、
前記車両柵(53)は、
- 前記点検車両(50)および前記車両柵(53)の中への前記遠隔動作車両(201、301)の進入を調整するための入口障害(55)と、
- 前記第1の車両エリア(51)を通した前記第2の車両エリア(52)内への前記遠隔動作車両(201、301)の前記通過を調整するための、前記車両柵から前記第2の車両エリア内への退出に対する出口障害(56)と
を備える、点検車両。
(項目2)
前記入口および出口障害(55、56)は、前記遠隔動作車両(201、301)の通過を可能にする開放位置と、前記遠隔動作車両(201、301)の通過を制限する閉鎖位置との間で各々が可動である可動障害を備え、前記入口および出口障害(55、56)は、前記出口障害(56)が閉鎖されているときのみ前記入口障害(55)が開放され得るように、および逆もまた同様であるように調整される、項目1に記載の点検車両。
(項目3)
前記入口障害は、ゲート、ドア、または、摺動壁のうちの少なくともいずれか1つであり、前記出口障害は、可動バーである、項目1または項目2に記載の点検車両。
(項目4)
前記点検車両(50)は、前記第1および第2の車両エリア(51、52)から人間オペレータエリアを隔てるためのパーティション(57)を備える、項目1~3のいずれか1項に記載の点検車両。
(項目5)
前記パーティション(57)は、人間オペレータが前記人間オペレータエリアと前記第2の車両エリアとの間を移動するための少なくとも1つのゲート、ドア(58)、または摺動壁を備える、項目4に記載の点検車両。
(項目6)
前記点検車両(50)は、前記レールシステム(108)の第1の側方方向(X)および第2の側方方向(Y)において前記車両を移動させるように配列されている電動式車輪を伴う車両基部を備える、前記項目のいずれか1項に記載の点検車両。
(項目7)
前記車両基部は、複数の車輪モジュール(60)を備え、各車輪モジュール(60)は、前記レールシステム(108)の前記第1の側方方向(X)に沿って前記点検車両を移動させるように構成されている車輪の第1のセットと、前記レールシステム(108)の前記第2の側方方向(Y)に沿って前記点検車両を移動させるように構成されている車輪の第2のセットとを有し、前記第2の方向(Y)は、前記第1の方向(X)に対して直角である、項目6に記載の点検車両。
(項目8)
前記車輪モジュール(60)は、1つのマスター車輪モジュールおよび1つまたはそれより多くのスレーブ車輪モジュールとして連携するように構成されている、項目7に記載の点検車両。
(項目9)
前記車輪モジュールの上側表面は、前記人間オペレータのための歩行面を提供する、項目7または項目8に記載の点検車両。
(項目10)
前記第1の車両エリア(51)および前記第2の車両エリア(52)は、各々、少なくとも一対の車輪モジュール(60)の間に位置している、項目7~9に記載の点検車両。
(項目11)
前記第2の車両エリア(52)は、車輪が前記レールシステム(108)の上方に持ち上げられるように前記1つまたはそれより多くの遠隔動作車両(201、301)を支持するための車両支持部を備える、前記項目のいずれか1項に記載の点検車両。
(項目12)
前記車両支持部は、その上を前記1つまたはそれより多くの遠隔動作車両が移動し得るプラットフォーム(59)である、項目11に記載の点検車両。
(項目13)
前記車両柵(10)は、前記遠隔動作車両の長さおよび/または幅寸法に対応する長さおよび/または幅寸法を有する、前記遠隔動作車両(201、301)のための保持区域(19)を前記入口および出口障害(55、56)間に提供する、前記項目のいずれか1項に記載の車両。
(項目14)
前記入口および出口障害(55、56)は、自動制御システム(109)の使用によって遠隔で係止、係止解除、開放、または閉鎖されるように構成されている、項目13に記載の車両。
(項目15)
項目1~14のいずれか1項に記載の点検車両を使用する、遠隔動作車両へのアクセスを得る方法であって、前記方法は、
- 前記レールシステムをわたって、点検を要求している前記遠隔動作車両に向かって前記点検車両を移動させるステップと、
- 1つまたはそれより多くのセンサによって前記出口障害が閉鎖されていることが確認された後に前記車両柵の前記入口障害を開放するステップと、
- 前記車両柵の前記入口障害を越えて前記遠隔動作車両を移動させるか、または、前記遠隔動作車両が前記車両柵の前記入口障害を通過して前記車両柵へと進入するように前記点検車両を移動させるステップと、
- 前記遠隔動作車両が前記車両柵内に位置している間に前記入口障害を閉鎖するステップと、
- 前記1つまたはそれより多くのセンサを用いて、前記入口障害が前記閉鎖または係止位置にあることを確認するステップと、
- 前記出口障害を係止解除または開放するステップと、
- 前記出口障害を越えて前記点検車両の前記第2の車両エリア内へと前記遠隔動作車両を移動させるステップと、
- 前記出口障害を閉鎖するステップと
を含む、方法。
【国際調査報告】