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特表2023-551293アトラクションシステムの動作を制御するためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-07
(54)【発明の名称】アトラクションシステムの動作を制御するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   A63G 31/00 20060101AFI20231130BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20231130BHJP
【FI】
A63G31/00
G06F3/01 560
G06F3/01 510
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532509
(86)(22)【出願日】2021-11-29
(85)【翻訳文提出日】2023-05-29
(86)【国際出願番号】 US2021060991
(87)【国際公開番号】W WO2022119771
(87)【国際公開日】2022-06-09
(31)【優先権主張番号】63/120,045
(32)【優先日】2020-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/462,851
(32)【優先日】2021-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511077292
【氏名又は名称】ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100170209
【弁理士】
【氏名又は名称】林 陽和
(72)【発明者】
【氏名】ルゴ ヴィクター アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】フリードマン ダニエル マシュー
(72)【発明者】
【氏名】アクバシュ アスリ ソイラー
(72)【発明者】
【氏名】アンダーソン ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】クライダー ジャレド
(72)【発明者】
【氏名】ジョーダン ロバート
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA07
5E555AA63
5E555AA76
5E555BA04
5E555BA24
5E555BB04
5E555BB24
5E555BC15
5E555CA42
5E555CA43
5E555CA44
5E555CB74
5E555CB79
5E555CB82
5E555DA23
5E555DA24
5E555DB41
5E555DB57
5E555DC13
5E555DD03
5E555DD06
5E555EA09
5E555EA20
5E555FA00
(57)【要約】
アトラクションシステム50が、複数のショー効果64、66、68と、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と、制御システム52とを有する。制御システム52は、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置のパラメータをモニタすることと、パラメータがアトラクションシステム50の望ましくない利用を示していると判定することと、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、複数のショー効果64、66、68のうちの少なくとも1つのショー効果、またはこれらの両方を制御することとを含む動作を実行するように構成される。制御システム52は、パラメータがアトラクションシステム50の望ましくない利用を示しているとの判定に応答して、パラメータを変更するガイダンスを与えるようにも構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アトラクションシステムであって、
複数のショー効果と、
ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と、
制御システムと、
を備え、
前記制御システムは、
前記ハンドヘルド装置またはウェアラブル装置のパラメータをモニタすることと、
前記パラメータが前記アトラクションシステムの望ましくない利用を示していると判定することと、
前記パラメータが前記アトラクションシステムの前記望ましくない利用を示しているとの前記判定に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記複数のショー効果のうちの少なくとも1つのショー効果、またはこれらの両方を、前記パラメータを変更するガイダンスを与えるように制御することと、
を含む動作を実行するように構成される、
アトラクションシステム。
【請求項2】
前記パラメータは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の現在位置を含み、前記制御システムは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の前記現在位置と予想位置との比較に基づいて、ユーザが望ましくない位置に存在することを前記パラメータが示していると判定するように構成される、
請求項1に記載のアトラクションシステム。
【請求項3】
前記制御システムは、前記ユーザが前記望ましくない位置に存在するとの前記判定に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記少なくとも1つのショー効果、またはこれらの両方を、前記ユーザを前記望ましくない位置から外へ案内する視覚的出力、オーディオ出力、触覚フィードバック、またはこれらのいずれかの組み合わせを提供するように制御するように構成される、
請求項2に記載のアトラクションシステム。
【請求項4】
前記予想位置は位置範囲である、
請求項2に記載のアトラクションシステム。
【請求項5】
第1のエリアと第2のエリアとを備え、前記予想位置は前記第2のエリア内に存在し、前記現在位置は前記第1のエリア内に存在し、前記制御システムは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記少なくとも1つのショー効果、またはこれらの両方を、前記ユーザを前記第1のエリアから前記第2のエリアへ案内するように制御するように構成される、
請求項2に記載のアトラクションシステム。
【請求項6】
複数のエリアを備え、前記複数のエリアの各エリアはそれぞれの一定の時間に関連し、前記制御システムは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置に関連する現在時刻とそれぞれの一定の時間との間の比較に基づいて前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の前記予想位置を決定するように構成される、
請求項2に記載のアトラクションシステム。
【請求項7】
前記制御システムは、
前記複数のショー効果の各ショー効果に関連するそれぞれの位置にアクセスすることと、
前記少なくとも1つのショー効果の前記それぞれの位置が前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の前記現在位置の閾値距離内に存在すると判定することと、
前記少なくとも1つのショー効果の前記それぞれの位置が前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の前記現在位置の前記閾値距離内に存在するとの前記判定に応答して、ガイダンスを与えるように、前記少なくとも1つのショー効果を制御することと、
を含む動作を実行するように構成される、
請求項2に記載のアトラクションシステム。
【請求項8】
前記制御システムは、前記パラメータが前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の望ましくない使用法を示していると判定するように構成される、
請求項1に記載のアトラクションシステム。
【請求項9】
前記パラメータは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の向き、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置のユーザインターフェイスの作動、またはこれらの両方を含む、
請求項8に記載のアトラクションシステム。
【請求項10】
前記制御システムは、前記パラメータが前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の前記望ましくない使用法を示しているとの前記判定に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記ショー効果、またはこれらの両方を、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の正しい使用法を指示する視覚的出力、オーディオ出力、触覚フィードバック、またはこれらのいずれかの組み合わせを提供するように制御するように構成される、
請求項8に記載のアトラクションシステム。
【請求項11】
アトラクションシステムのための制御システムであって、
処理回路と、
命令を含むメモリと、
を備え、
前記命令は、前記処理回路によって実行された時に、
前記アトラクションシステムのハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記アトラクションシステムの複数のショー効果のうちのあるショー効果との間の相互作用を識別することと、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記ショー効果との間の前記相互作用の識別に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記ショー効果、またはこれらの両方を制御することと、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置のパラメータをモニタすることと、
前記パラメータに基づいて、ユーザと前記アトラクションシステムとの間の望ましくない相互作用を識別することと、
前記ユーザと前記アトラクションシステムとの間の前記望ましくない相互作用の前記識別に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置および前記ショー効果を、前記望ましくない相互作用に関連する前記パラメータを変更するガイダンスを与えるように制御することと、
を含む動作を前記処理回路に実行させるように構成される、
制御システム。
【請求項12】
前記パラメータは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の位置、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の使用法、またはこれらの両方を示す、
請求項11に記載の制御システム。
【請求項13】
前記命令は、前記処理回路によって実行された時に、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記ショー効果との間の物理的接触の判定、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置のユーザインターフェイスの作動、前記ショー効果による信号の受信、またはこれらのいずれかの組み合わせに応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記ショー効果との間の前記相互作用を識別することを前記処理回路に行わせるように構成される、
請求項11に記載の制御システム。
【請求項14】
前記命令は、前記処理回路によって実行された時に、前記ガイダンスを与えるために、テキストの表示、発話の出力、またはこれらの両方を行うように前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置を制御することを前記処理回路に行わせるように構成される、
請求項11に記載の制御システム。
【請求項15】
前記ショー効果は、前記複数のショー効果のうちの他のショー効果によって提供される相互作用と統合されたガイダンスを与えるように構成される、
請求項11に記載の制御システム。
【請求項16】
アトラクションシステムであって、
複数のショー効果のうちのショー効果と、
ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と、
制御システムと、
を備え、
前記制御システムは、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記ショー効果との間の相互作用を識別することと、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記ショー効果との間の前記相互作用の識別に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記ショー効果、またはこれらの両方を制御することと、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置に関連する、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の望ましくない位置、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の望ましくない使用法、またはこれらの両方を示す望ましくないパラメータを検出することと、
前記望ましくないパラメータの前記検出に応答して、前記複数のショー効果のうちの他のショー効果によって提供されている効果と統合されたガイダンスを与えるように前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置および前記ショー効果を制御することと、
を含む動作を実行するように構成される、
アトラクションシステム。
【請求項17】
前記望ましくないパラメータは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の現在位置、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の向き、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置のユーザインターフェイスの作動、またはこれらのいずれかの組み合わせを含む、
請求項16に記載のアトラクションシステム。
【請求項18】
前記制御システムは、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の前記望ましくない位置の検出に応答して、前記望ましくない位置から出る方向を提供するように前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記ショー効果、またはこれらの両方を制御すること、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の前記望ましくない使用法の検出に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の正しい使用法に関する指示を与えるように前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記ショー効果、またはこれらの両方を制御すること、または、
これらの両方、
を含む動作を実行するように構成される、
請求項16に記載のアトラクションシステム。
【請求項19】
前記制御システムは、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記ショー効果との間の前記相互作用の識別に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置に関連する追加パラメータを決定することと、
前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と前記ショー効果との間の前記相互作用の識別に応答して、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、前記ショー効果、またはこれらの両方を前記追加パラメータに基づいて制御することと、
を含む動作を実行するように構成される、
請求項16に記載のアトラクションシステム。
【請求項20】
前記追加パラメータは、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置に関連する履歴データ、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置に関連する位置、前記ハンドヘルドまたはウェアラブル装置に関連するユーザの識別子、またはこれらのいずれかの組み合わせを含む、
請求項19に記載のアトラクションシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2020年12月1日に出願された「アトラクションシステムの動作を制御するためのシステムおよび方法(SYSTEMS AND METHODS FOR CONTROLLING AN OPERATION OF AN ATTRACTION SYSTEM)」という名称の米国仮特許出願第63/120,045号に基づく優先権およびその利益を主張するものであり、この文献は全体が全ての目的で引用により本明細書に組み入れられる。
【背景技術】
【0002】
本節は、本開示の様々な態様に関連し得る技術の様々な態様を読者に紹介するためのものである。本考察は、読者に背景事情を示して本開示の様々な態様のより良い理解を促す上で役立つと考えられる。したがって、これらの記載は、先行技術を認めるものとしてではなく上記の観点から読むべきものである。
【0003】
通常、遊園地は、ゲストに独自の体験を提供する様々なアトラクションを含む。たとえば、遊園地は、様々な乗り物およびショーパフォーマンスを含むことができる。技術が向上し続けてきたことにより、このようなアトラクションは精巧さおよび複雑さが高まってきた。これに伴い、アトラクションの娯楽性に関する期待も高まっている。さらに、アトラクションは、ユーザインタラクションおよびユーザ選択のための選択肢をますます多く提供している。この結果、一定の期間中にアトラクションを通じて期待される相互作用(intaractions)および/または期待される進捗(progress)とユーザとの間にずれが生じることがある。この結果、期待と体験を一致させる、よりクリエイティブなアトラクションおよび技術が必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
以下、本明細書に開示するいくつかの実施形態の概要を示す。なお、これらの態様は、読者にこれらのいくつかの実施形態の要約を示すものにすぎず、本開示の範囲を限定するものではない。実際には、本開示は、以下では示していないこともある様々な態様を含むことができる。
【0005】
ある実施形態では、アトラクションシステムが、複数のショー効果と、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と、制御システムとを含む。制御システムは、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置のパラメータをモニタすることと、パラメータがアトラクションシステムの望ましくない利用を示していると判定することと、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、複数のショー効果のうちの少なくとも1つのショー効果、またはこれらの両方を制御することと、を含む動作を実行するように構成される。この場合、制御システムは、パラメータがアトラクションシステムの望ましくない利用を示しているとの判定に応答して、パラメータを変更するガイダンスを与えるように構成される。
【0006】
ある実施形態では、アトラクションシステムのための制御システムが、処理回路と、命令を有するメモリとを含む。命令は、処理回路によって実行された時に、アトラクションシステムのハンドヘルドまたはウェアラブル装置とアトラクションシステムの複数のショー効果のうちのあるショー効果との間の相互作用を識別することと、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置とショー効果との間の相互作用の識別に応答して、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、ショー効果、またはこれらの両方を制御することと、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置のパラメータをモニタすることと、ラメータに基づいて、ユーザとアトラクションシステムとの間の望ましくない相互作用を識別することと、を含む動作を処理回路に実行させるように構成される。命令は、処理回路によって実行された時に、ユーザとアトラクションシステムとの間の望ましくない相互作用の識別に応答して、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置およびショー効果を、望ましくない相互作用に関連するパラメータを変更するガイダンスを与えるように制御することを含む動作を処理回路に実行させるようにも構成される。
【0007】
ある実施形態では、アトラクションシステムが、複数のショー効果のうちのショー効果と、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置と、制御システムとを含む。制御システムは、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置とショー効果との間の相互作用を識別することと、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置とショー効果との間の相互作用の識別に応答して、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置、ショー効果、またはこれらの両方を制御することと、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置に関連する、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の望ましくない位置、ハンドヘルドまたはウェアラブル装置の望ましくない使用法、またはこれらの両方を示す望ましくないパラメータを検出することと、を含む動作を実行するように構成される。制御システムは、望ましくないパラメータの検出に応答して、複数のショー効果のうちの他のショー効果によって提供されている効果と統合されたガイダンスを与えるようにハンドヘルドまたはウェアラブル装置およびショー効果を制御することを含む動作を実行するようにも構成される。
【0008】
全体を通じて同じ部分を同じ符号によって示す添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、本開示のこれらのおよびその他の特徴、態様および利点がより良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の態様による、ゲストを導くことができる複数のエリアを有するアトラクションシステムの実施形態の概略図である。
【0010】
図2】本開示の態様による、アトラクションシステムに組み込まれたエリアの概略的俯瞰図である。
【0011】
図3】本開示の態様による、アトラクションシステムの制御システム、アトラクション装置およびショー効果間の通信ネットワークの実施形態の概略図である。
【0012】
図4】本開示の態様による、アトラクション装置の位置および望ましくないパラメータに基づいてアトラクションシステムを制御する方法の実施形態のフローチャートである。
【0013】
図5】本開示の態様による、ショー効果とアトラクション装置との間の相互作用に基づいてアトラクションシステムを制御する方法の実施形態のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示の様々な実施形態の要素を紹介する場合、「a」、「an」、「the」および「said」といった冠詞は、これらの要素が1つまたは2つ以上存在することを意味するものとする。「備える(comprising)」、「含む(including)」および「有する(having)」という用語は、包括的なものとして意図されており、列記する要素以外のさらなる要素が存在し得ることを意味する。以下、本明細書で説明する本実施形態の1以上の具体的な実施形態について説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、本明細書では実施の特徴を全て説明しているわけではない。なお、いずれかの工学または設計プロジェクトに見られるいずれかのこのような実施の開発では、実装によって異なり得るシステム関連およびビジネス関連の制約の順守などの開発者の特定の目的を達成するために数多くの実装固有の決定を行わなければならない。さらに、このような開発努力は複雑で時間が掛かる場合もあるが、本開示の恩恵を受ける当業者にとっては設計、製作および製造という日常的な取り組みである。
【0015】
本開示は、遊園地のアトラクションシステムなどのアトラクションシステムに関する。アトラクションシステムは、照明、サウンド装置、アニメフィギュア、ビデオ相互作用、仮想現実装置、拡張現実装置、作動要素(たとえば、作動するように構成された装飾)、火炎発生器、ウォーターポンプ、煙霧機および気流発生器などの様々なショー効果を有する異なるエリアを含むことができる。遊園地のゲストは、異なるエリアを通じて導かれてショー効果を体験することができる。1つの実施形態では、ゲストがショー効果の一部と相互作用することができる。たとえば、各ゲストは、ショー効果のうちの1つを作動させるために使用できるアトラクション装置を有することができる。
【0016】
いくつかの状況では、ゲストを望ましい形でアトラクションシステムを体験できるように導くことが困難な場合がある。たとえば、ゲストは、アトラクションシステムの異なるエリアをタイムリーに移動しないことがあり、および/またはアトラクションシステムのショー効果と相互作用するためにアトラクション装置を正しく使用しないこともある。この結果、ゲストはアトラクションシステムを十分に体験できず、および/またはアトラクションシステムに関連する作業者がアトラクションシステムの動作中にゲストを支援または案内することが必要になる場合もある。いずれの場合にも、アトラクションシステムの環境内におけるゲストの没入感が抑えられることなどによってゲストの体験が影響を受けてしまう。
【0017】
したがって、現在では、ゲストとアトラクションシステムとの間の相互作用を促すシステムおよび方法がゲストの体験を改善することができると認識されている。本開示の実施形態は、アトラクション装置および/またはショー効果などのアトラクションシステムの要素を、アトラクションシステムを通じたゲストの誘導を支援するように制御することに関する。一例として、アトラクションシステムの制御システムは、ゲストに関連するパラメータをモニタして、ゲストがアトラクションシステムと望ましい形で相互作用しているかどうかを判定することができる。これらのパラメータは、ゲストが異なるエリアをどのように移動しているか、およびゲストがアトラクション装置をどのように使用しているかなどを示すことができる。制御システムは、モニタされたパラメータがゲストとアトラクションシステムとの間の望ましくない相互作用(たとえば、望ましくないゲストの位置、望ましくないアトラクション装置の使用法、および/または望ましくないアトラクションシステムの利用)を示しているとの判定に応答して、ゲストを支援するためにゲストのアトラクション装置および/またはゲストが位置するエリア内のショー効果を作動させることができる。たとえば、制御システムは、アトラクション装置および/またはショー効果に、アトラクションシステムの異なるエリアを通じたナビゲーションに関する指示、および/またはアトラクション装置の使用法に関する指示を与えさせることができる。このようにして、制御システムは、アトラクションシステムの作業者が介入する必要なくアトラクションシステムを動作させてゲストを支援することができる。したがって、アトラクションシステムは、より没入的なおよび/または個人化された体験をゲストに提供することにより、より徹底的かつ効率的なゲスト体験をもたらすことができる。実際には、本実施形態は、ショー効果の既存の態様およびアトラクション装置との協調を統合して、アトラクション体験への没入を実質的に妨害または中断することなく位置データおよびユーザデータに基づいて個々のユーザに的確なガイダンスをシームレスに与える。以下でさらに説明するように、この実施形態は、たとえば、特定のアトラクション(たとえば、アトラクション内のエリア)内の娯楽装置の動作および位置に関連する観察データに基づいて、ガイダンス(たとえば、インセンティブベースのガイダンス)提示のために特定のショー要素および特性を選択することによって達成される。
【0018】
上記を踏まえて、図1は、遊園地の一部であることができるアトラクションシステム50の実施形態の概略図である。たとえば、アトラクションシステム50は、インタラクティブゲーム、演劇ショー、別の好適なタイプのアトラクションシステム、またはこれらのいずれかの組み合わせを含むことができる。アトラクションシステム50は、アトラクションシステム50の特定の特徴の動作を制御するように構成された制御システム52(たとえば、電子コントローラ)を含み、またはこのような制御システム52に通信可能に結合することができる。この目的のために、制御システム52は、メモリ54と、マイクロプロセッサなどの処理回路56とを含むことができる。メモリ54は、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの揮発性メモリ、および/またはリードオンリメモリ(ROM)などの不揮発性メモリ、光学ドライブ、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、またはアトラクションシステム50を動作させる実行可能命令を含む他のいずれかの有形の非一時的なコンピュータ可読媒体のうちの1つまたは2つ以上を含むことができる。処理回路56は、メモリ54に記憶された命令を実行するように構成された1以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、1以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはこれらのいずれかの組み合わせを含むことができる。
【0019】
たとえば、アトラクションシステム50は、第1のエリア58、第2のエリア60および第3のエリア62などの異なるエリアを含むことができる。各エリア58、60、62は、アトラクションシステム50内で壁、仕切りおよびマーキングなどを介して互いに分離された空間ボリュームとすることができる。たとえば、各エリア58、60、62は、アトラクションシステム50の部屋、待ち行列区画、エレベータ、人々の輸送手段(people mover)、相互作用空間、劇場、乗り物環境、および乗り物車両などとすることができる。各エリア58、60、62は、アトラクションシステム50のゲストに娯楽を提供するそれぞれのショー効果を含むこともできる。すなわち、第1のエリア58は、第1のエリア58内に位置するゲストに娯楽を提供する第1のショー効果64を含み、第2のエリア60は、第2のエリア60内に位置するゲストに娯楽を提供する第2のショー効果66を含み、第3のエリア62は、第3のエリア62内に位置するゲストに娯楽を提供する第3のショー効果68を含むことができる。制御システム52は、ショー効果64、66、68の各々に通信可能に結合することができ、異なるエリア58、60、62内に存在するゲストに娯楽を提供するようにショー効果64、66、68を制御することができる。一例として、制御システム52は、ショー効果64、66、68を、視覚的出力(たとえば、照明)を提供したり、オーディオ出力(たとえば、音)を提供したり、小道具(たとえば、アニメフィギュア)の位置を変更したりすることなどによってゲストに娯楽を提供するように制御することができる。図示のアトラクションシステム50は、それぞれが別のショー効果64、66、68を含む3つのエリア58、60、62を含んでいるが、さらなるまたは別のアトラクションシステム50は、複数のエリア間で共有できるショー効果および/または制御システム52によって制御されるショー効果を含まないエリアなどの、異なる数のエリア(たとえば、1つのエリア、2つのエリア、3つよりも多くのエリア)および/または異なる構成のショー効果を含むこともできる。さらに、制御システム52は、単一エリア内またはエリア間でショー効果を協調させるように通信する複数のコントローラを表すことができる。
【0020】
ある実施形態では、アトラクションシステム50のゲストがショー効果64、66、68と相互作用することができる。一例として、ゲストまたはユーザ70は、ゲスト70が異なるエリア58、60、62に持ち運ぶことができるハンドヘルド装置および/またはウェアラブル装置とすることができるアトラクション装置72を所有し、および/またはこのようなアトラクション装置72に関連することができる。図示の実施形態では、ゲスト70が第1のエリア58内に位置し、アトラクション装置72を使用して第1のショー効果64と相互作用することができる。さらなるまたは別の実施形態では、ゲスト70が、第2のエリア60および/または第3のエリア62に移動することによって、および/または第1のエリア58に留まったままで、他のショー効果66、68のうちの1つと相互作用することもできる。たとえば、アトラクション装置72は、制御システム52(たとえば、制御システムのカメラ)と協働してアトラクション装置72の相対的位置または動きの検出およびこのような検出に基づくショー効果の開始を容易にする無線周波数識別タグ、バーコード、または信号エミッタなどを含むことができる。したがって、ゲスト70は、アトラクション装置72を使用して、制御システム52がアトラクション装置72の向き(たとえば、第1のショー効果64のうちの1つにおけるアトラクション装置72の方向または向き)などに基づいて第1のショー効果64のうちの1つを作動させるようにすることができる。制御システム52は、これに応答して、ゲスト70に関連する相互作用に基づいてゲスト70に相互作用的体験を提供するようにアトラクションシステム50を制御することができる。実際に、制御システム52は、ゲスト70とアトラクションシステム50との間の相互作用および/または(たとえば、ゲスト70およびアトラクション装置72の)識別子に基づくことができる出力を提供することなどによって異なるゲストに異なる体験を提供するようにショー効果64、66、68を制御(たとえば、有効化、修正、作動)することにより、ゲスト70に独自の体験をもたらすことができる。
【0021】
ある実施形態では、制御システム52が、ゲスト70とアトラクションシステム50との間の相互作用に基づいてアトラクションシステム50に関連する他の態様を制御することもできる。一例として、制御システム52は、データベース74に通信可能に結合することができる。データベース74は異なる情報を記憶することができ、制御システム52は、ゲスト70とアトラクションシステム50との間の相互作用に基づいてデータベース74に記憶されている情報を更新することができる。たとえば、データベース74は、ゲスト70(たとえば、ゲスト70のユーザプロファイル)に関連するポイント量を記憶することができ、制御システム52は、ゲスト70とアトラクションシステム50との間の相互作用に基づいてポイント量を増加または減少させることなどによってポイント量を更新するようにデータベース74に命令することができる。ポイントは、アトラクションシステム50のゲーミフィケーション体験(gamification experience)を提供するために使用することができる。これに加えてまたはこれに代えて、制御システム52は、データベース74に記憶されているポイントの量に基づいて、ショー効果64、66、68のうちの1つを特定の方法で作動させることなどによってアトラクションシステム50を動作させ、ゲスト70にさらに独自の体験を提供することができる。
【0022】
これに加えてまたはこれに代えて、ゲスト70は、アトラクション装置72を使用することなくアトラクションシステム50と相互作用することもできる。たとえば、制御システム52は、ゲスト70によって行われる特定の動きおよび/またはジェスチャ(たとえば、手を振ること)を検出するように構成することができ、このような動きが目標の動きに一致することなどに基づいてショー効果64、66、68を制御したり、データベース74と通信したりすることができる。実際に、異なる動きが検出されると、制御システム52は、ゲスト70に独自の体験を提供するようにショー効果64、66、68を異なる形で作動させ、および/またはデータベース74に異なる形で更新を行うように命令することができる。
【0023】
図2は、図1のアトラクションシステム50のいずれかのまたは複数のエリア58、60、62を表すことができるエリア100の実施形態の概略図である。エリア100は、アトラクションシステムの動作中にゲスト104が移動できる空間102を含む。たとえば、エリア100は、エンクロージャ106(たとえば、壁)と、ゲスト104がエンクロージャ106の内外に移行して空間102に出入りすることを可能にする少なくとも1つの開口部108とを含むことができる。さらなるまたは別の実施形態では、エリア100がエンクロージャ106を含まず、ゲスト104が空間102のいずれかの好適な部分からエリア100に出入りできるように空間102を開放することもできる。空間102内にはショー効果110(たとえば、照明、音響装置、ロボット、特殊効果小道具)を配置することもできる。ゲスト104は、それぞれのアトラクション装置72などを介してショー効果110と相互作用することができ、制御システム52は、このような相互作用に基づいて空間102内のゲスト104を楽しませるようにショー効果110を制御することができる。
【0024】
図示のエリア100内では、ゲスト104Aがゲスト104Bのグループから離れていることがある。たとえば、ゲスト104Bのグループは、ゲスト104がエリア100内に存在する期間が閾値を上回ったことなどに基づいて、異なるグループのゲストが空間102内に入場できるように空間102から退出することができる。しかしながら、ゲスト104Bとは異なり、ゲスト104Aは望む通りに空間102から退出しないことがある。このため、ゲスト104Aを空間102から退出するように導くことが望ましい場合がある。一例として、制御システム52は、(たとえば、ゲスト104が所持しているアトラクション装置72の位置に基づいて)空間102内の各ゲスト104の位置をモニタし、ゲスト104Aが所望の時点で空間102から退出するために開口部108に向かって移動していないと判定することができる。この結果、制御システム52は、ゲスト104Aを開口部108に向けて導くために、ゲスト104、ショー効果110および/またはエリア100の別の特徴に関連するアトラクション装置72を動作させることができる。実際に、制御システム52は、アトラクションシステム内(たとえば、空間102内)のアトラクション装置72の現在位置を決定し、アトラクション装置72に近接する様々な特徴を、ゲスト104Aを現在位置から空間102外に導くように制御することができる。たとえば、アニメフィギュアを作動させて指示(たとえば、動き信号または発話出力)を与えることができ、および/またはガイダンスを伝えまたは発話する仮想キャラクタを提示することができる。したがって、制御システム52は、作業者の介入を伴わずにゲスト104を空間102から外へ導くようにエリア100を動作させることができる。この結果、制御システム52は、ゲスト104に没入的体験を提供し続けながら、アトラクションシステムを通じてゲストを望ましい形で導くことができる。この誘導は、特定の場所に移動するゲーム内インセンティブ(たとえば、次の部屋に進んでポイントを獲得する指示)を与えることを含むことができる。これに加えてまたはこれに代えて、制御システム52は、望ましい流れでの移動を促すように、一定の場所に留まることに逆インセンティブ(disincentives)(たとえば、次の部屋に進む指示、または20ポイントを失う指示)を与えることもできる。実際には、これらの指示は、ゲスト104に提供される没入的体験を維持するためにシームレスかつ適切に提示されるように、アトラクションシステムによって(たとえば、アトラクション装置72、ショー効果110によって)提供される他の効果および/または相互作用と統合することができる。
【0025】
これに加えてまたはこれに代えて、本明細書で説明するように、制御システム52は、ゲスト104とエリア100との間の相互作用に関連する他のパラメータをモニタすることもできる。たとえば、制御システム52は、ゲスト104によるアトラクション装置72の使用法をモニタし、ショー効果110と相互作用するためにアトラクション装置72を誤って使用していること、使用が予想される時にアトラクション装置72を使用していないこと、および(たとえば、ゲスト104がアトラクション装置72を持ったままアトラクションシステムから退出していることを示す)アトラクション装置72の望ましくない動きなどのいずれかの望ましくない使用法の発生を検出することができる。この場合、制御システム52は、ゲストがアトラクション装置72を正しく使用すべき方法に関連する指示を与えることなどによって、アトラクション装置72を望ましく使用するようにゲストを導くようにアトラクションシステム(たとえば、アトラクション装置72自体)を制御することができる。
【0026】
図3は、制御システム52、アトラクション装置72およびショー効果134(たとえば、ショー効果64、66、68、110のうちのいずれか)が互いに通信可能に結合された通信ネットワーク130の実施形態の概略図である。図示のアトラクション装置72は、ゲストがアトラクション装置72の異なる特徴を作動させるために相互作用できるユーザインターフェイス136を含む。たとえば、ユーザインターフェイス136は、タッチ画面、ボタン、ノブ、スイッチ、ダイヤル、別の好適なコンポーネント、またはこれらのいずれかの組み合わせを含むことができる。アトラクション装置72は、光またはディスプレイなどの視覚的出力コンポーネント138、およびスピーカなどのオーディオ出力コンポーネント140を含むこともできる。ユーザインターフェイス136と相互作用すると、視覚的出力コンポーネント138が作動し(たとえば、特定の視覚的出力または画像を提示し)、および/またはオーディオ出力コンポーネント140が作動する(たとえば、音を出力する)ことができる。一例として、アトラクション装置72は、無線信号(たとえば、無線信号、発光、オーディオ信号、位置追跡)を介して環境との相互作用を容易にするテーマ別玩具(たとえば、おもちゃのレーザーシュータ、おもちゃのワンド、ブレスレット、おもちゃの剣)を含むことができる。
【0027】
ショー効果134も、視覚的出力コンポーネント142およびオーディオ出力コンポーネント144を含むことができる。視覚的出力コンポーネント142および/またはオーディオ出力コンポーネント144は、ゲストを楽しませるために作動することができる。一例として、視覚的出力コンポーネント142および/またはオーディオ出力コンポーネント144は、アトラクション装置72のユーザインターフェイス136の作動に基づいて制御されることにより、ゲストがアトラクション装置72の操作に基づいてショー効果134を作動させることができる相互作用的体験を提供することができる。実際に、制御システム152は、アトラクション装置72とショー効果134との間の相互作用の識別に応答してショー効果134の特徴を作動させることができる。ある例では、アトラクション装置72とショー効果134との間の相互作用が、アトラクション装置72とショー効果との間の物理的接触を含むことができる。これに加えてまたはこれに代えて、アトラクション装置72を、ユーザインターフェイス136との相互作用などに基づいて信号(たとえば、赤外線信号、レーザー)を出力するように構成し、ショー効果134が、信号を受信するように構成されたセンサ145を含むこともできる。したがって、アトラクション装置72とショー効果134との間の相互作用は、アトラクション装置72によって送信された(たとえば、センサ145によって検出された)信号の受信を含むことができる。
【0028】
さらに、アトラクション装置72とショー効果134との間の相互作用は、ユーザインターフェイス136が作動した時のアトラクション装置72のパラメータ(たとえば、位置)、ユーザインターフェイス136が作動した時のショー効果134のパラメータ(たとえば、位置、動作)、ショー効果134に対するアトラクション装置72の位置、別の好適なパラメータ、またはこれらのいずれかの組み合わせなどの他の指示に基づいて識別することもできる。実際には、アトラクション装置72は、アトラクション装置72のパラメータを示すセンサデータを送信できるセンサ146を含むこともでき、制御システム52は、ショー効果134のセンサ145、アトラクション装置72のセンサ146、またはこれらの両方から受け取られたセンサデータを使用してアトラクション装置72とショー効果134との間の相互作用を識別することができる。いずれの場合にも、制御システム52は、アトラクション装置72、ショー効果134またはこれらの両方から受け取られた様々なセンサデータに基づいてショー効果134に視覚的出力を提示させ、オーディオ出力を提示させ、位置を調整させ、またはこれらのいずれかの組み合わせを行わせることができる。この目的のために、制御システム52は、受け取られたセンサデータに関連する様々な基準に基づいてアトラクション装置72、ショー効果134、またはこれらの両方を制御するために実行できる(たとえば、制御システム52のメモリ内に記憶された)サブルーチン150を記憶することができる。
【0029】
ある実施形態では、センサ146が、アトラクションシステムのエリア内の位置などのアトラクション装置72の位置をモニタすることができる。たとえば、センサ146は、アトラクション装置72の位置を制御システム52に伝えるために超高周波送信を使用することができる。制御システム52は、センサ146から受け取られたセンサデータを介して、アトラクション装置72が望ましいエリア内に位置しているかどうかを判定することができる。一例として、制御システム52は、アトラクション体験に関連する時間をモニタし、関連する時間に基づいてアトラクション装置72の予想位置を決定し、センサ146によって示されるアトラクション装置72の現在位置が予想位置と一致するかどうか(たとえば、位置範囲内に存在するかどうか)を判定することもできる。検出されたアトラクション装置72の位置が予想位置閾値内に存在しない場合、ショー効果134および/またはアトラクション装置72の制御を介してアトラクション装置72を所望の位置に移動させるようにユーザを促す措置を講じることができる。
【0030】
さらなるまたは別の実施形態では、センサ146がアトラクション装置72の使用法を示すことができる。たとえば、センサ146(たとえば、ジャイロスコープ、加速度計)は、アトラクション装置72の向きおよび/または動きをモニタすることができ、制御システム52は、アトラクション装置72から受け取られたセンサデータに基づいて向きおよび/または動きが望ましくないかどうかを判定することができる。実際には、制御システム52は、センサデータに基づいて、ゲストがアトラクション装置72を正しく保持しているかどうか、および(たとえば、ユーザインターフェイス136の作動中に)アトラクション装置72がショー効果134の方を向いているかどうかなどを判定することができる。これに加えてまたはこれに代えて、センサ146は、ゲストによるユーザインターフェイス136の作動(たとえば、加圧、旋回、選択、タップ、操作、有効化)の発生などの、ユーザインターフェイス136とのユーザインタラクションを示すこともできる。一例として、制御システム52は、センサ146からセンサデータを受け取って、ユーザインターフェイス136の作動頻度、ユーザインターフェイス136の作動に関連する時間、並びにユーザインターフェイス136の作動中のアトラクション装置72および/またはショー効果134に関連する向きおよび/または位置などを判定することができる。したがって、制御システム52は、ゲストがアトラクション装置72を望ましい形で使用しているかどうかを判定するために、ゲストがユーザインターフェイス136と望ましい形で相互作用しているかどうかを判定することができる。
【0031】
制御システム52は、ゲストがアトラクションシステムと望ましい形で相互作用していないとの判定に基づいて、アトラクション装置72および/またはショー効果134を適宜に制御することができる。一例として、制御システム52は、アトラクション装置72の現在位置が望ましくない(たとえば、現在位置が予想位置と一致しない)との判定に基づいて、ゲストをアトラクションシステム内の異なるエリア(たとえば、予想位置)に誘導または案内するアトラクション装置72の特定の機能を作動させることができる。別の例として、制御システム52は、アトラクション装置72に、アトラクション装置72の望ましい向き(たとえば、保持の仕方)および/またはユーザインターフェイス136を作動させるべき望ましい方法または時間を示すことなどによってアトラクション装置72の使用法を是正するガイダンスまたは指示を与えさせることができる。実際には、制御システム52は、このようなガイダンスまたは指示を与えるために、視覚的出力コンポーネント138を視覚的出力(たとえば、テキスト指示)を提示するように制御し、オーディオ出力コンポーネント140をオーディオ出力(たとえば、発話)を提示するように制御し、別の好適な特徴を別のタイプの出力(たとえば、触覚フィードバックを提供するコンポーネント)を提示するように制御することができる。これらの各々は、単独で、または複数のショー効果を含むことができるショー効果134の制御と協調して行うことができる。たとえば、制御システム52は、(たとえば、センサ145から受け取ったセンサデータに基づいて)アトラクション装置72の位置を決定し、アトラクション装置72に関連する望ましくないパラメータの検出、およびショー効果134がアトラクション装置72に近接しているとの判定に基づいてショー効果134を作動させる(たとえば、アトラクション装置72の位置から見える位置にアニメーションを表示する)ことができる。その後、制御システム52は、ショー効果134の視覚的出力コンポーネント142および/またはオーディオ出力コンポーネント144を、ゲストを導くための指示、および/またはアトラクション装置72の使用法を是正するための指示を与えるように動作させることができる。たとえば、アニメーション内のテーマ別キャラクタまたはテーマ別アニメロボットが、アトラクション装置72を正しく利用する方法についての指示および/または実演を行うことができる。さらなる実施形態では、センサ145が、ショー効果に関連する小道具などのショー効果134の位置を示すセンサデータを送信することができ、制御システム52は、この位置に基づいてショー効果134を制御することができる。一例として、小道具が矢印を含み、センサ145によって送信されたセンサデータが矢印の向きを示し、制御システム52が、ゲストをナビゲートすべき位置の方を指し示すように(たとえば、ゲストをアトラクションシステム内の異なるエリアに導くように)矢印の位置を調整し、或いは同様の矢印のフォームファクタを有することができるアトラクション装置72をユーザがどのように使用すべきであるかを示すことができる。
【0032】
後述する図4および図5の各々には、アトラクションシステムの制御方法を示す。1つの実施形態では、処理回路56などの単一のそれぞれのコンポーネントが各方法を実行することができる。さらなるまたは別の実施形態では、これらの方法の一方の手順を複数のコンポーネントが実行することもできる。また、説明する方法に関して追加手順を実行することもできる。さらに、図示の方法のいくつかの手順を削除し、修正し、および/または異なる順序で実行することもできる。さらに、それぞれの方法のいずれかの方法の手順を互いに並行して、たとえば同時におよび/または互いに呼応して実行することもできる。
【0033】
図4は、望ましくない位置におけるアトラクション装置の検出、またはアトラクション装置の不適切な使用法の検出などを含むことができる、ゲストのアトラクション装置に関連する望ましくないパラメータの検出に基づいてアトラクションシステムを制御する方法170の実施形態のフローチャートである。ブロック172において、アトラクション装置をモニタする。たとえば、アトラクション装置はセンサを含むことができ、センサからのセンサデータをコントローラが受け取って処理することができる。別の実施形態では、ブロック172が、アトラクション装置のエミッタからのエミッションまたは関連するデータを(たとえば、コントローラにおいて)受け取ってアトラクション装置に関する情報を決定することを含むことができる。ブロック174において、センサデータまたはエミッタからのデータなどの分析に基づいて、アトラクション装置に関連する望ましくないパラメータを検出する。上述したように、望ましくないパラメータは、ゲストがアトラクション装置と望ましくない形で相互作用していること、またはアトラクション装置の別の好適な望ましくない利用を示すことができる。
【0034】
ブロック176において、望ましくないパラメータを検出したことに応答して、アトラクション装置のセンサ、アトラクション装置の別のセンサ、またはアトラクションシステムに別様に関連するセンサ(たとえば、アトラクションの室内に配置されたカメラ)から受け取られたさらなるセンサデータなどに基づいて、アトラクション装置の位置を決定または確認することができる。ブロック178において、検出された望ましくないパラメータ、および/またはアトラクション装置の位置に基づいて、望ましくないパラメータに対応するようにアトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方を制御することができる。一例として、アトラクション装置は、視覚的出力、オーディオ出力および触覚フィードバックなどを提供することによって指示またはガイダンスを与えるように制御することができる。さらに、所望の位置に到達するまでアトラクション装置の動作特徴(たとえば、レーザーエミッタなどの相互作用通信特徴)を無効にすることもできる。別の例として、アトラクション装置に近接していると判定されたショー効果を、視覚的出力、オーディオ出力および位置の調整などを提供することによって指示を与えるように制御することができる。実際には、ショー効果は、一連の異なるショー効果から選択されて、アトラクション装置の位置とショー効果の位置との間の比較に基づいて、アトラクション装置の位置がショー効果の位置の閾値距離内に存在するとの判定などに応答して指示を与えることができる。さらに、ゲストの没入感を維持するために、ショー効果は、他のショー効果によって提供される相互作用または効果と統合された形で指示を与えるように制御することができる。たとえば、ショー効果の制御は、ガイダンスをアトラクションシステムの他の動作制御と一体化させるために、ガイダンスが他のショー効果の動作と協調するように行うことができる。
【0035】
1つの実施形態では、望ましくないパラメータの検出に応答して、指示を与える前に、ショー効果をアトラクション装置のより近くに移動するように制御することができる。このような制御は、アトラクション装置とショー効果との間の距離を縮めることによって、ショー効果がアトラクション装置のより近くに移動した後により明確に指示を与えることができるように実行することができる。また、このような制御は、ショー効果の一部であることができる移動障壁を、(たとえば、通路を塞ぐことによって)望ましくない方向への移動を抑制するように配置することを含むこともできる。なお、ショー効果によって提供される相互作用は、ユーザが同じ方法で相互作用し続けるのではなく興味を失って移動するよう促すように意図的に反復させる(たとえば、オーディオ指示を繰り返す)ことができる。さらに、相互作用は、データベース内のアトラクション装置に関連するユーザデータに基づいてユーザに特異的に対応することができる。たとえば、ユーザ名またはその他の識別子を公表または表示して特定のユーザの意識を集中させ、望ましくない活動に基づいて特定のユーザのゲームスコアからポイントが差し引かれる旨を指摘することなどによって望ましくない活動をさらに抑制することができる。
【0036】
ある例では、望ましくないパラメータが、アトラクションシステム内のアトラクション装置の望ましくない位置に関連することができる。たとえば、アトラクションシステムは複数のエリアを含むことができ、各エリアは持続時間、時間間隔、閾値時間または一定の時間(block of time)に関連することができる。したがって、アトラクション装置がアトラクション体験に関与していることに関連する現在時刻をモニタし、現在時刻に基づいてアトラクション内の予想位置を決定し、予想位置と現在位置との間の不一致に基づいてアトラクション装置の現在位置が望ましくないとの判定を行うことができる。したがって、アトラクション装置および/またはショー効果は、ゲストを現在位置から移動するように案内したり、予想位置に移動するように案内したりするように制御することができる。
【0037】
別の例では、望ましくないパラメータが、アトラクション装置の望ましくない向きまたは動作に関連することができる。このような望ましくない向きまたは動作は、ゲストがアトラクション装置を正しく保持していない(たとえば、ゲストがアトラクション装置を逆さまに保持している)こと、ゲストがショー効果と相互作用するためにアトラクション装置を正しく使用していないこと(たとえば、ゲストがショー効果を正しく指し示すようにアトラクション装置を使用していないこと、ゲストがトリガーを押すことによってアトラクション装置を正しく作動させていないこと、およびゲストがアトラクション装置を使用して正しくジェスチャしていないことなど)を示すことができる。したがって、アトラクション装置および/またはショー効果を、アトラクション装置の向きを修正することに関連する指示を与えるように制御することができる。この制御は、キャラクタ(たとえば、アニメキャラクタまたは自動フィギュア)がアトラクション装置の正しい利用方法の例を提示することを含むことができる。このキャラクタは、(たとえば、複数の利用可能なショー効果のうちの)アトラクション装置の位置に基づいて、適切なユーザの近くに存在し、適切なユーザに見えると判定されるショー効果を含み、および/またはこのようなショー効果上に提示することができる。さらに、アトラクション装置に関連するユーザデータに基づいてキャラクタの態様を制御することもできる。たとえば、指示への関心を促して体験を別様に個人化するように、ユーザにとって好ましいキャラクタを使用してこのような指示を行うことができる。さらに、以前に与えた指示に関する履歴データを記憶して遵守を促すこともできる。たとえば、ユーザに与えられた以前の指示をキャラクタが参照して、ユーザが指示を理解するのを支援することができる。
【0038】
さらなる例では、望ましくないパラメータが、アトラクション装置のユーザインターフェイスの作動などに基づくゲストとアトラクション装置との間の相互作用に関連することができる。ある実施形態では、望ましくない相互作用が、(たとえば、一定の時間内の)ユーザインターフェイスの作動量が閾値量を上回ることまたは閾値を下回ることを含むことができる。さらなるまたは別の実施形態では、望ましくない相互作用が、ショー効果の特徴に応答して(たとえば、ショー効果の動きに応答して)ユーザインターフェイスが作動したかどうかを示す、ユーザインターフェイスの作動に関連する時間を含むことができる。このような実施形態では、ユーザインターフェイスの作動に関連する時間を予想時間と比較し、これらの時間の差分が閾値を上回ることに基づいて望ましくないパラメータを決定することができる。さらなる実施形態では、望ましくない相互作用が、ショー効果に対するアトラクション装置の向きおよび/または位置(たとえば、ユーザインターフェイスの作動時にアトラクション装置がショー効果を指し示しているかどうかまたはショー効果の方に向いているかどうか)などの、ユーザインターフェイスの作動中におけるアトラクション装置の向きおよび/または位置を含むことができる。したがって、ユーザインターフェイスの作動時に予想される向きおよび/または位置と一致しない向きおよび/または位置に基づいて、望ましくないパラメータを決定することができる。いずれの場合にも、アトラクション装置および/またはショー効果は、アトラクション装置の正しい使用法に関する段階的指示を与えることなどによって、ゲストにアトラクション装置と正しく相互作用しまたはアトラクション装置を正しく使用するように指示するよう制御することができる。
【0039】
図5は、アトラクションシステムを制御する方法200の実施形態のフローチャートである。ブロック202において、ゲストのアトラクション装置とショー効果との間の相互作用を識別することができる。たとえば、相互作用を示すセンサデータを受け取ることができる。ある実施形態では、センサデータが、アトラクション装置と小道具などのショー効果との間の物理的接触を示すことができる。さらなるまたは別の実施形態では、アトラクション装置が(たとえば、アトラクション装置のユーザインターフェイスの作動時に)信号を出力することができ、ショー効果が信号を受信して、アトラクション装置とショー効果との間の相互作用を示すセンサデータを送信することができる。
【0040】
ブロック204において、ショー効果とアトラクション装置との間の相互作用の識別に応答して、アトラクション装置に関連する追加パラメータを決定することができる。追加パラメータは、ユーザインターフェイスが作動した時の(たとえば、ショー効果に対する)アトラクション装置の位置および/または向きなどの位置付け、アトラクション装置に関連する履歴データ(たとえば、ショー効果または他のショー効果との以前の相互作用)、ゲストのユーザプロファイルに関連する側面、別の好適なパラメータ、或いはこれらのいずれかの組み合わせを含むことができる。実際には、追加パラメータは、アトラクション装置から(たとえば、図3のセンサ146から)受け取られたセンサデータ、データベース(たとえば、図1のデータベース74)内に記憶されている情報、別の好適なパラメータ、またはこれらのいずれかの組み合わせを介して決定することができる。このようなパラメータは、アトラクション装置および/またはゲストに一意的に関連することができる。
【0041】
ブロック206において、アトラクション装置とショー効果との間の相互作用の識別に応答して、ブロック204に関して決定された追加パラメータに基づいてアトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方を制御することができる。たとえば、アトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方は、ゲストに独自の体験を提供するように制御することができる。たとえば、アトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方は、ゲストに関連する識別子などのゲストの側面に基づいて制御することができる。一例として、識別子は、ゲストに関連する過去の活動(たとえば、アトラクションシステムによってゲストに提供された以前の体験)、ゲストによって示された選好、ゲストに関連する累積ポイント数、ゲストに関連する他の好適なパラメータ、またはこれらのいずれかの組み合わせを示すことができる。したがって、アトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方は、識別子によって示されるゲストに関連する特性に基づいて制御することができる。別の態様では、アトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方をアトラクション装置の側面に基づいて制御することができる。一例として、アトラクション装置が誤って使用された(たとえば、アトラクション装置の位置が望ましくない)との判定に基づいて、アトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方を、アトラクション装置が誤って使用されたことを示す指示を出力するように制御することができる。別の例として、以前はアトラクション装置が誤って使用されていたが、最近のアトラクション装置の使用法が正しいとの判定に基づいて、アトラクション装置、ショー効果、またはこれらの両方を、アトラクション装置が現在正しく使用されている旨の指示を出力するように制御することができる。いずれの場合にも、アトラクションシステムは、ゲストに独自の個人化された体験を提供する一方で、予想運転目標を達成するためにゲスト側にガイダンスを提供して行動を促すことができる。
【0042】
本明細書では、本開示の実施形態のいくつかの特徴のみを図示し説明したが、当業者には多くの修正および変更が思い浮かぶであろう。したがって、添付の特許請求の範囲は、本開示の正確な趣旨に該当する全てのこのような修正および変更を含むものであると理解されたい。
【0043】
本明細書に示して特許請求する技術は、本技術分野を確実に改善する、したがって抽象的なもの、無形のものまたは純粋に理論的なものではない実際的性質の有形物および具体例を参照し、これらに適用される。さらに、本明細書の最後に添付するいずれかの請求項が、「...[機能]を[実行]する手段」または「...[機能]を[実行]するステップ」として指定されている1以上の要素を含む場合、このような要素は米国特許法112条(f)にしたがって解釈すべきである。一方で、他のいずれかの形で指定された要素を含むあらゆる請求項については、このような要素を米国特許法112条(f)にしたがって解釈すべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】