(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-08
(54)【発明の名称】AMPK活性化剤としての置換レゾルシノール化合物、その組成物、方法及び使用
(51)【国際特許分類】
A61K 31/05 20060101AFI20231201BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20231201BHJP
A61P 3/10 20060101ALI20231201BHJP
A61P 3/04 20060101ALI20231201BHJP
【FI】
A61K31/05
A61P43/00 111
A61P3/10
A61P3/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023529071
(86)(22)【出願日】2021-11-18
(85)【翻訳文提出日】2023-05-16
(86)【国際出願番号】 EP2021082177
(87)【国際公開番号】W WO2022106557
(87)【国際公開日】2022-05-27
(32)【優先日】2020-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】590002013
【氏名又は名称】ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100140453
【氏名又は名称】戸津 洋介
(72)【発明者】
【氏名】バロン, デニス, マーセル
(72)【発明者】
【氏名】シクレット, オリヴィエ
(72)【発明者】
【氏名】ナランジョ, ピンタ, マーティン
(72)【発明者】
【氏名】ネオパネ, カティアヤニー
(72)【発明者】
【氏名】ラティノー, ヤン
(72)【発明者】
【氏名】サンダース, マシュー
【テーマコード(参考)】
4C206
【Fターム(参考)】
4C206AA01
4C206AA02
4C206CA19
4C206KA01
4C206KA18
4C206MA01
4C206MA04
4C206MA72
4C206NA14
4C206ZA70
4C206ZC19
4C206ZC33
4C206ZC35
(57)【要約】
本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式Iを有する化合物に関する。AMPKの活性化に使用するための、上記化合物を含む組成物及び方法も提供される。治療有効量の、活性成分として上記化合物、又はその薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物と、薬学的に許容可能な担体と、を含む、AMPKの活性化に使用するための医薬組成物も提供される。
【選択図】 なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化1】
[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルであり;かつ
R4は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルであり;任意選択的に、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る]を有する化合物。
【請求項2】
一般式(I)[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルであり;任意選択的に、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成でき;かつ
R4は、任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルであり、任意選択的に、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成できる]を有する、AMPKの活性化に使用するための、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
一般式(I)[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;かつ
R4は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり、任意選択的に、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る]を有する、AMPKの活性化に使用するための、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
一般式(I)[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;
R4は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;任意選択的に、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る]を有する、AMPKの活性化に使用するための、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
一般式(I)[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロヘキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチル-デカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);C1~C11線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換アルキル鎖:2-ヒドロキシエチル(6b)、1-オキソペンチル(8b)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)であり;
R4は、C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換シクロアルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)であり;任意選択的に、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る]を有する、AMPKの活性化に使用するための、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
前記一般式(I)の化合物が、化合物1、CAS番号13956-29-1のカンナビジオールである、AMPKの活性化に使用するための、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
対象において2型糖尿病及び/又は肥満に関連する状態、障害、又は疾患の治療又は予防に使用するための、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
前記AMPKの活性化が、直接活性化機序を介するものである、請求項1~7のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物。
【請求項9】
前記AMPKの活性化が、筋肉組織及び/又は腎臓組織におけるものである、請求項1~8のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物。
【請求項10】
前記AMPKの活性化が、α2サブユニット、β1サブユニット、及びγ1サブユニットを含むAMPKである、請求項1~9のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物。
【請求項11】
前記化合物が、植物又は植物抽出物から得られる、請求項1~10のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物。
【請求項12】
AMPK活性化に対して応答性の状態、障害、又は疾患を治療又は予防するための薬剤の調製に使用するための、請求項1~11のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物。
【請求項13】
前記AMPKの活性化に使用するための、請求項1~12のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物を含む組成物。
【請求項14】
前記組成物が、食品、飲料、又はダイエタリーサプリメントである、請求項13に記載の使用のための組成物。
【請求項15】
前記組成物が、薬学的に許容可能な担体を更に含む、請求項13に記載の使用のための組成物。
【請求項16】
前記一般式(I)の化合物が、化合物1、カンナビジオール、CAS番号13956-29-1である、請求項13~15のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項17】
治療有効量の、活性成分としての請求項1~12のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩若しくは溶媒和物と、薬学的に許容可能な担体と、を含む、AMPKの活性化に使用するための医薬組成物。
【請求項18】
請求項1~12のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物をAMPKと接触させること、及びAMPKの活性化を測定することを含む、AMPKを活性化するインビトロ法。
【請求項19】
AMPKの直接的な活性化が、AMPKのADaM部位に結合する能力によって測定される、請求項18に記載のAMPKを活性化するインビトロ方法。
【請求項20】
請求項13~17のいずれか一項に記載の組成物を投与する工程を含む、2型糖尿病及び/又は肥満に関連する状態、障害、又は疾患の治療又は予防の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
序論
AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)は、エネルギーの恒常性維持に関わる、進化的に保存されているマスター調節因子であり、栄養供給とエネルギー需要とのバランスをとることを目的として代謝経路を調整する。AMPKは、肥満、2型糖尿病、心血管疾患などの代謝異常の蔓延に対抗するための重要な創薬標的であると考えられる。
【0002】
AMPK活性は、筋肉、腎臓、肝臓、肺、及び脳を含む全ての組織において見られる(PMID:10698692)。構造に関しては、AMPKは、触媒サブユニット(α)と2つの調節サブユニット(β及びγ)とからなるヘテロ三量体複合体である。AMPK複合体は進化的に保存されており、酵母及び植物にも見ることができる。哺乳動物AMPKは、サブユニットの異なるアイソフォーム:α1、α2、β1、β2、γ1、γ2、及びγ3から構成され(PMID:11746230)、可能なヘテロ三量体の組み合わせは12通りとなる。α2アイソフォームは主に骨格筋及び心筋AMPKにおいて見られ、α1アイソフォーム及びα2アイソフォームは両方とも、肝臓AMPKにおいて見られる。一方で、例えば脂肪及びT細胞では、α1アイソフォームのAMPKが主である(PMID:16818670、PMID15878856)。
【0003】
医薬品業界で継続的に集中して取り組まれているにもかかわらず、代謝異常を治療するために利用可能な直接のAMPK活性化剤は存在しない。いくつかの合成AMPK活性化剤が同定/開発されている。しかしながら、上記活性化剤は、経口利用性がないか、低いかのいずれかであり(PMID:16753576、PMID:24900234)、又は慢性的かつ強力なAMPK活性化は心臓におけるグリコーゲン含量の増加及び肥大を引き起こし得ることから、オフターゲット、副作用が懸念される(PMID:11827995)。
【0004】
特に筋肉、肝臓、及び腎臓において、規定された作用機序でAMPKを中程度に活性化する天然の生物活性分子を見出すことは、運動模倣効果を提供し、代謝面での健康状態を維持/改善するのに役立つ可能性が高い。
【0005】
AMPKを間接的に刺激する(ミトコンドリア呼吸の阻害による刺激である可能性が最も高い)ことが示されており、代謝面である程度の健康効果をもたらすことが知られている、天然化合物/抽出物が数多く存在する。しかしながら、これらの代謝効果がAMPKにより介されるものなのかを解明することは非常に難しく、更には、細胞中毒又はミトコンドリア中毒などの副作用/有毒作用に関する懸念がある。
【0006】
AMPKを直接活性化する新たな天然化合物に対するニーズが満たされていないことは明らかである。
【0007】
[発明の概要]
多くの研究により、広範囲の異なる天然化合物がAMPKを活性化することが実証されている。しかしながら、典型的には、天然化合物は、酵素に直接結合することによってAMPKを活性化するのではなく、ミトコンドリア呼吸における摂動を引き起こすことによってAMPKを間接的に活性化する。これは、AMPKγサブユニットのヌクレオチド結合部位へのAMP/ADPの結合を介した細胞のATPレベルの減少及びAMPKの活性化をもたらす。
【0008】
対照的に、本発明において、本発明者らは、AMPKαサブユニットとAMPKβサブユニットとの間の界面に形成されるアロステリック薬物及び代謝産物(allosteric drug and metabolite、ADaM)部位を介してAMPKに直接結合する、天然化合物を同定した。これらの化合物は、置換レゾルシル酸のクラスに由来し、細胞内でAMPKを直接活性化する。
【0009】
本発明は、一般式(I)を有する化合物に関する。
【0010】
【0011】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルであり、
R4は、H;OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルである]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0012】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0013】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化2】
[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、H、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルであり、
R4は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルである]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0014】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0015】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化3】
[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルであり、
R4は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;O-アシル;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルキニル、又は任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルキニルである]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0016】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0017】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化4】
[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルである]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0018】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0019】
AMPKの活性化に使用するため、R4は、H;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルである、
又はこれらの誘導体若しくは類似体である。
【0020】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0021】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化5】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、H;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルである]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0022】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0023】
AMPKの活性化に使用するため、R4は、任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルである、
又はこれらの誘導体若しくは類似体である。
【0024】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0025】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化6】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルである]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0026】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0027】
AMPKの活性化に使用するため、R4は、任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC1~C25アルキル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC2~C20アルケニル;任意選択的に置換された及び/若しくは任意選択的に分枝状のC4~C20ポリアルケニルである、
又はこれらの誘導体若しくは類似体である。
【0028】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0029】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化7】
[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;
R4は、H、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチル-デカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0030】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0031】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化8】
[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、H、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチル-デカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;
R4は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0032】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0033】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化9】
[式中、R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;
R4は、OH;OCH3;O-グリコシド;C-グリコシド;アシル化O-グリコシド;アシル化C-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;硫酸化C-グリコシド;ハロゲン;第一級アルコール、第二級アルコール、若しくは第三級アルコール;ケトン;エステル;第一級アミン、第二級アミン、若しくは第三級アミン;第一級アミド若しくは第二級アミド;シアノ;ニトロ;スルホネート;スルフェート;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0034】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0035】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化10】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;
R4は、H;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0036】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0037】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化11】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、H;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;
R4は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0038】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0039】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化12】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)であり;
R4は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、4-ヒドロキシ-3-メチルブタ-1-エン-1-イル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチルデカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);以下の代表例の1つであるC20イソプレノイド鎖:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b);C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである(シクロ)アルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)、ヒドロキシメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0040】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0041】
好ましい実施形態において、置換基は、既知の天然構造に厳密に限定される。
【0042】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化13】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロヘキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチル-デカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);C1~C11線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換アルキル鎖:2-ヒドロキシエチル(6b)、1-オキソペンチル(8b)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)であり;
R4は、H;C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換シクロアルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0043】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0044】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化14】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、H;以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロヘキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチル-デカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);C1~C11線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換アルキル鎖:2-ヒドロキシエチル(6b)、1-オキソペンチル(8b)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)であり;
R4は、C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換シクロアルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0045】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0046】
複数の実施形態において、本発明は、AMPKの活性化に使用するための、一般式(I)
【化15】
[式中、
R1及びR3は、各々独立してOH;OCH3;O-アシル、O-グリコシド;アシル化O-グリコシド;硫酸化O-グリコシド;スルフェートであり;
R2は、以下の代表例の1つであるC5イソプレノイド鎖:3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o);以下の代表例の1つであるC10イソプレノイド鎖:[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロヘキシル(2t);以下の代表例の1つであるC15イソプレノイド鎖:(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチル-デカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h);C1~C11線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換アルキル鎖:2-ヒドロキシエチル(6b)、1-オキソペンチル(8b)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)であり;
R4は、C1~C25線状又は分枝状アルキル鎖;以下の代表例の1つである置換シクロアルキル鎖:1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a);以下の代表例の1つである(置換)アルケニル鎖:1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i);又は以下の代表例の1つである(置換)ポリアルケニル鎖:ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)である]を有する化合物、
又はこれらの誘導体若しくは類似体に関する。
【0047】
いくつかの実施形態では、OCH3基は、隣接するOH基と環化してメチレンジオキシ架橋を形成し得る。
【0048】
好ましい一実施形態では、上記式(I)の化合物は、化合物1、CAS番号13956-29-1カンナビジオールである。
【0049】
別名:
・1,3-ベンゼンジオール,2-[(1R,6R)-3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル]-5-ペンチル-
・1,3-ベンゼンジオール,2-[3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル]-5-ペンチル-,(1R-trans)-
・レゾルシノール,2-p-メンタ-1,8-ジエン-3-イル-5-ペンチル-、trans-(-)-
・2-[(1R,6R)-3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル]-5-ペンチル-1,3-ベンゼンジオール
・(-)-CBD
・(-)-カンナビジオール
・(-)-trans-カンナビジオール
・CBD
・エピディオレックス(Epidiolex)
・エピディオレックス(Epidyolex)
・Δ1(2)-trans-カンナビジオール
【0050】
【0051】
定義
全般的な化学用語
メチル、ペンチル、ドデシル等のような単純な鎖の説明は自明である。
【0052】
誤解を避けるために、より複雑な鎖が描かれており、数はクイックリファレンスとして帰属されている。
【0053】
全ての構造において、点は芳香環上の鎖の挿入点を表す。
【0054】
例えば、マーカッシュ構造Aにおいて、R2が3-メチル-2-ブテン-1-イル(1h)である場合、これは構造Bに対応する。
【0055】
【0056】
C5イソプレノイド単位という用語は、以下の置換基を指す:3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p)。
【0057】
【0058】
C10イソプレノイド単位という用語は、以下の置換基を指す:3,7-ジメチルオクチル(テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2p)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタ-2-エン-1-イル(2q)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)、3-アセチル-2-ヒドロキシ-5-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロペンチル(2s)、5-メチル-2-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロへキシル(2t)。
【0059】
【0060】
C15イソプレノイド単位という用語は、以下の置換基を指す:3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、
3-メチル-6-[5-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)フラン-3-イル]ヘキサ-2-エン-1-イル(3d)、(2-ヒドロキシ-2,5,5,8a-テトラメチル-デカヒドロナフタレン-1-イル)メチル(3e)、5-[2,2-ジメチル-3-(プロパ-1-エン-2-イル)シクロブチル]-3-メチルペンタ-2-エン-1-イル(3f)、6-(5-ヒドロキシ-6-メチルヘプタ-1,6-ジエン-2-イル)-3-メチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル(3g)、3,7,11-トリメチル-9-オキソドデカ-2,6,10-トリエン-1-イル(3h)。
【0061】
【0062】
C20イソプレノイド単位は、以下の置換基を指す:3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b)。
【0063】
【0064】
用語「アルキル」は、1~25個の炭素原子、1~20個の炭素原子、又は1~15個の炭素原子、又は1~10個の炭素原子、又は1~7個の炭素原子、又は1~5個の炭素原子、又は1~3個の炭素原子を有する分枝状又は非分枝状の飽和炭化水素鎖を指す。アルキル鎖は環状であってもよく、その場合、「シクロアルキル」基として知られている。
【0065】
分枝又は非分枝状アルキル鎖の非限定的な例としては、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、t-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、イソヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシル、9-メチルデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘプタデシル、エイコシルが挙げられる。
【0066】
用語「置換アルキル」は、以下を指す:
1)アルキル基;アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルコキシ基、シクロアルケニルオキシ基、アシル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アミノ基、置換アミノ基、アミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アジド基、シアノ基、ハロゲン基、ヒドロキシ基、ケト基、チオカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、ヘテロシクリルチオ基、チオール基、アルキルチオ基、アミノスルホニル基、アミノカルボニルアミノ基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクロオキシ基、ヒドロキシアミノ基、アルコキシアミノ基、ニトロ基、-S(O)-アルキル基、-S(O)-シクロアルキル基、-S(O)-ヘテロシクリル基、-S(O)2-アルキル基、-S(O)2-シクロアルキル基、及び-S(O)2-ヘテロシクリル基からなる群から選択される1個、2個、3個、4個又は5個の置換基(いくつかの実施形態では、1個、2個又は3個の置換基)を有する上記定義によるアルキニル鎖。定義によって特に制約されない限り、全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>基[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]から選択される1個、2個、又は3個の置換基によって更に置換され得る;
アルキル鎖の酸素置換基の1つは、単結合によって同じアルキル鎖の2つの隣接する炭素原子に結合して、エポキシ基、すなわち3員エポキシド環を形成することができる。
又は
2)酸素、硫黄、及びNR<a>[式中、R<a>は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、及びヘテロシクリル基から選択される]から独立して選択される1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が介在する、上記定義によるアルキル鎖。全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]によって更に置換され得る;
又は
3)1個、2個、3個、4個、又は5個の上記定義による置換基を有し、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が更に介在する、の両方である、上記定義によるアルキル鎖;
又は
4)メチレン基のうちの1つ以上がカルボニル基で置換されてオキソ基を与える、上記定義によるアルキル鎖。
又は
5)メチレン基のうちの1つがカルボニル基で置換されてオキソ基を与え、かつ1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、又は上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、又は1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、の両方である、上記定義によるアルキル鎖。
置換シクロアルキル鎖の非限定的な例としては、5-メチル-2-(1-メチルエチル)シクロヘキシル(2o)、1,2,2-トリメチルシクロペンチル(5a)が挙げられる。
【0067】
【0068】
メチル、ヒドロキシ、アルコキシ、及び/又はアシルオキシ基によって置換された、又はエポキシ基を含有するアルキル鎖の非限定的な例としては、3-メチルブチル(1a)、4-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1b)、3-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1c)、2-ヒドロキシ-3-メチルブチル(1d)、(3,3-ジメチル-2-オキシラニル)メチル(エポキシプレニル)(1e)、2,3-ジヒドロキシ-3-メチルブチル(1f)、3,7-ジメチルオクチル (テトラヒドロゲラニル)(2a)、8-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチル(2b)、3,7,11-トリメチルドデシル(ヘキサヒドロファルネシル)(3a)、3,7,11,15-テトラメチルヘキサデシル(フィタニル)(4a)、ヒドロキシルメチル(6a)、2-ヒドロキシエチル(6b)、6-ヒドロキシヘプチル(6c)、8-ヒドロキシノニル(6d)、12-ヒドロキシトリデシル(6e)、2-ヒドロキシトリデシル(6f)、2,12-ジヒドロキシトリデシル(6g)、2-ヒドロキシペンタデシル(6h)、14-ヒドロキシペンタデシル(6i)、16-ヒドロキシヘプタデシル(6j)、10-メトキシウンデシル(6k)、12-メトキシトリデシル(6l)、2-(アセチルオキシ)ペンタデシル(6m)、2-(アセチルオキシ)-13-ヒドロキシトリデシル(6n)、2-(アセチルオキシ)-12-ヒドロキシトリデシル(6o)、2,12-ビス(アセチルオキシ)トリデシル(6p)、2-(アセチルオキシ)トリデシル(6q)が挙げられる。
【0069】
【0070】
【0071】
ヘテロシクリル基で置換されたアルキル鎖の非限定的な例としては、テトラヒドロ-6-メチル-2H-ピラン-2-イル)メチル(7a)が挙げられる。
【0072】
【0073】
メチレン基のうちの1つ以上がカルボニル基で置換されているアルキル鎖の非限定的な例としては、3-メチル-2-オキソブチル(1g)、1,2-ジオキソプロピル(8a)、1-オキソペンチル(8b)、3-オキソペンチル(8c)、2-オキソペンチル(8d)、4-メチル-1-オキソペンチル(8e)、2-オキソヘプチル(8f)、6-メチル-5-オキソヘプタン-2-イル(8g)、2-オキソノニル(8h)、14-オキソペンタデシル(8i)、2-オキソトリデシル(8j)が挙げられる。
【0074】
【0075】
メチレン基のうちの1つがカルボニル基によって置換されてオキソ基を与え、かつヒドロキシ置換基を有するアルキル鎖の非限定的な例としては、1-ヒドロキシ-2-オキソプロピル(9a)、13-ヒドロキシ-2-オキソトリデシル(9b)が挙げられる。
【0076】
【0077】
用語「アルケニル」は、アルキル鎖の2つの原子が、芳香族基の一部ではない二重結合を形成するタイプの、上記定義によるアルキル鎖を指す。すなわち、アルケニル鎖は、パターンR-C(R)=C(R)-Rを含有する。一実施形態では、Rは、アルケニル鎖の残りの部分を指し、同じであっても異なっていてもよい。アルケニル部分は、分枝状、直鎖状、又は環状(この場合、当該部分は「シクロアルケニル」基とも呼ばれる)であってもよい。
【0078】
用語「置換アルケニル」は、以下を指す:
1)アルキル基;アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルコキシ基、シクロアルケニルオキシ基、アシル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アミノ基、置換アミノ基、アミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アジド基、シアノ基、ハロゲン基、ヒドロキシ基、ケト基、チオカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、ヘテロシクリルチオ基、チオール基、アルキルチオ基、アミノスルホニル基、アミノカルボニルアミノ基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクロオキシ基、ヒドロキシアミノ基、アルコキシアミノ基、ニトロ基、-S(O)-アルキル基、-S(O)-シクロアルキル基、-S(O)-ヘテロシクリル基、-S(O)2-アルキル基、-S(O)2-シクロアルキル基、及び-S(O)2-ヘテロシクリル基からなる群から選択される1個、2個、3個、4個又は5個の置換基(いくつかの実施形態では、1個、2個又は3個の置換基)を有する上記定義によるアルケニル鎖。定義によって特に制約されない限り、全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>基[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]から選択される1個、2個、又は3個の置換基によって更に置換され得る;
アルケニル鎖の酸素置換基の1つは、単結合によって同じアルケニル鎖の2つの隣接する炭素原子に結合して、エポキシ基、すなわち3員エポキシド環を形成することができる。
又は
2)酸素、硫黄、及びNR<a>[式中、R<a>は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリール基、及びヘテロシクリル基から選択される]から独立して選択される1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が介在する、上記定義によるアルケニル鎖。全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]によって更に置換され得る;
又は
3)1個、2個、3個、4個、又は5個の上記定義による置換基を有し、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が更に介在する、の両方である、上記定義によるアルケニル鎖;
又は
4)メチレン基のうちの1つ以上がカルボニル基で置換されてオキソ基を与える、上記定義によるアルケニル鎖。
又は
5)メチレン基のうちの1つがカルボニル基で置換されてオキソ基を与え、かつ1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、又は上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、又は1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、の両方である、上記定義によるアルケニル鎖。
【0079】
置換シクロアルケニル鎖の非限定的な例としては、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)メチル(2r)が挙げられる。
【0080】
アルケニル鎖の非限定的な例としては、3-メチル-2-ブテン-1-イル(3,3-ジメチルアリル)(1h)、1,1-ジメチル-2-プロペン-1-イル(1,1-ジメチルアリル)(1i)、3-メチル-1-ブテン-1-イル(1j)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イル(シトロネリル)(2c)、エテニル(10a)、1-プロペニル(10b)、1-メチルエテニル(10c)、1-メチル-1-プロペン-1-イル(10d)、トリデカ-8-エン-1-イル(10e)、8-ペンタデセン-1-イル(10f)、8-ヘプタデセン-1-イル(10g)、10-ヘプタデセン-1-イル(10h)、ノナデカ-14-エン-1-イル(10i)が挙げられる。
【0081】
【0082】
ヒドロキシ基、及び/若しくはアシルオキシ基によって置換された、又はエポキシ基を含有するアルケニル鎖の非限定的な例としては、4-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1k)、1-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブテン-1-イル(1l)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1m)、3-ヒドロキシ-3-メチル-1-ブテニル(1n)、2-ヒドロキシ-3-メチル-3-ブテン-1-イル(1o)、6,7-ジヒドロキシ-3,7-ジメチル-オクタ-2-エニル(2d)、[3-メチル-3-(4-メチル-3-ペンテン-1-イル)-2-オキシラニル]メチル(ゲラニル2,3-エポキシド)(2e)、5-ヒドロキシ-5-メチル-2-(1-メチルエテニル)ヘキシル(2f)、10-(アセチルオキシ)-8-ペンタデセニル(11a)が挙げられる。
【0083】
【0084】
メチレンの1つがオキソ基で置換されているアルケニル鎖の非限定的な例としては、1-ヒドロキシメチレン-2-オキソプロピル(12a)が挙げられる。
【0085】
【0086】
用語「アルキニル」は、アルキル鎖の2つの原子が三重結合を形成するタイプの上記定義によるアルキル鎖を指す。すなわち、アルキニル鎖は、パターンR-C≡C-Rを含有する。一実施形態では、Rは、アルキニル鎖の残りの部分を指し、同じであっても異なっていてもよい。アルキニル鎖の非限定的な例としては、-C≡CH、-C≡C-CH3、及び-C≡C-CH2-CH3が挙げられる。アルキニル部分の「R」部分は、分枝状、直鎖状、又は環状であってもよい。アルキニル鎖は、任意選択的に置換されてもよい。
【0087】
用語「置換アルキニル」は、以下を指す:
1)アルキル基;アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルコキシ基、シクロアルケニルオキシ基、アシル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アミノ基、置換アミノ基、アミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アジド基、シアノ基、ハロゲン基、ヒドロキシ基、ケト基、チオカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、ヘテロシクリルチオ基、チオール基、アルキルチオ基、アミノスルホニル基、アミノカルボニルアミノ基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクロオキシ基、ヒドロキシアミノ基、アルコキシアミノ基、ニトロ基、-S(O)-アルキル基、-S(O)-シクロアルキル基、-S(O)-ヘテロシクリル基、-S(O)2-アルキル基、-S(O)2-シクロアルキル基、及び-S(O)2-ヘテロシクリル基からなる群から選択される1個、2個、3個、4個又は5個の置換基(いくつかの実施形態では、1個、2個又は3個の置換基)を有する上記定義によるアルキニル鎖。定義によって特に制約されない限り、全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>基[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]から選択される1個、2個、又は3個の置換基によって更に置換され得る;
アルキニル鎖の酸素置換基の1つは、単結合によって同じアルキニル鎖の2つの隣接する炭素原子に結合して、エポキシ基、すなわち3員エポキシド環を形成することができる。
又は
2)酸素、硫黄、及びNR<a>[式中、R<a>は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリール基、及びヘテロシクリル基から選択される]から独立して選択される1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が介在する、上記定義によるアルキニル鎖。全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]によって更に置換され得る;
又は
3)1個、2個、3個、4個、又は5個の上記定義による置換基を有し、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が更に介在する、の両方である、上記定義によるアルキニル鎖;
又は
4)メチレン基のうちの1つ以上がカルボニル基で置換されてオキソ基を与える、上記定義によるアルキニル鎖。
又は
5)メチレン基のうちの1つがカルボニル基で置換されてオキソ基を与え、かつ1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、又は上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、又は1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、の両方である、上記定義によるアルキニル鎖。
ポリアルケニルという用語は、アルキル鎖の2対以上の原子が、芳香族基の一部ではない二重結合を形成する鎖を指す。すなわち、ポリアルケニル鎖は、2~8個のR-C(R)=C(R)-Rパターンを含有する。一実施形態において、Rは、アルケニル鎖の残りの部分を指し、同じであっても異なっていてもよい。ポリアルケニル部分は、分枝鎖でも直鎖でもよい。
【0088】
ポリアルケニル鎖の非限定的な例としては、3-メチル-1,3-ブタジエニル(1p)、3-メチル-6-(1-メチルエテニル)-2-シクロヘキセン-1-イル(2g)、(2E)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ゲラニル)(2h)、(2Z)-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエン-1-イル(ネリル)(2i)、5-メチル-2-(1-メチルエテニル)-4-ヘキセン-1-イル(ラバンデュリル)(2j)、(2E,6E)-3,7,11-トリメチル-2,6,10-ドデカトリエン-1-イル(ファルネシル)(3b)、(2E,6E,10E)-3,7,11,15-テトラメチルヘキサデカ-2,6,10,14-テトラエン-1-イル(ゲラニルゲラニル)(4b)、ペンタデカ-8,11-ジエン-1-イル(13a)、ペンタデカ-8,11,14-トリエン-1-イル(13b)、8,11-ヘプタデカジエン-1-イル(13c)が挙げられる。
【0089】
【0090】
2つの二重結合を含有するポリアルケニル部分は、環状(この場合、該部分は「シクロジアルケニル」基とも呼ばれる)であってもよい。シクロジアルケニル基の非限定的な例としては、シクロペンタジエン基及びシクロヘキサジエン基が挙げられる。ポリアルケニル鎖は、任意選択的に置換されてもよい。
【0091】
用語「置換ポリアルケニル」は、以下を指す:
1)アルキル基;アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルコキシ基、シクロアルケニルオキシ基、アシル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アミノ基、置換アミノ基、アミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アジド基、シアノ基、ハロゲン基、ヒドロキシ基、ケト基、チオカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、ヘテロシクリルチオ基、チオール基、アルキルチオ基、アミノスルホニル基、アミノカルボニルアミノ基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクロオキシ基、ヒドロキシアミノ基、アルコキシアミノ基、ニトロ基、-S(O)-アルキル基、-S(O)-シクロアルキル基、-S(O)-ヘテロシクリル基、-S(O)2-アルキル基、-S(O)2-シクロアルキル基、及び-S(O)2-ヘテロシクリル基からなる群から選択される1個、2個、3個、4個又は5個の置換基(いくつかの実施形態では、1個、2個又は3個の置換基)を有する上記定義によるポリアルケニル鎖。定義によって特に制約されない限り、全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>基[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]から選択される1個、2個、又は3個の置換基によって更に置換され得る;
ポリアルケニル鎖の酸素置換基の1つは、単結合によって同じポリアルケニル鎖の2つの隣接する炭素原子に結合して、エポキシ基、すなわち3員エポキシド環を形成することができる。ポリアルケニル鎖の酸素置換基の1つは、同じ鎖の4個の炭素原子と共に5員芳香族環を形成し、フラン環を生じることができる。
又は
2)酸素、硫黄、及びNR<a>[式中、R<a>は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリール基、及びヘテロシクリル基から選択される]から独立して選択される1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が介在する、上記定義によるポリアルケニル鎖。全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]によって更に置換され得る;
又は
3)1個、2個、3個、4個、又は5個の上記定義による置換基を有し、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が更に介在する、の両方である、上記定義によるポリアルケニル鎖;
又は
4)メチレン基のうちの1つ以上がカルボニル基で置換されてオキソ基を与える、上記定義によるポリアルケニル鎖。
又は
5)メチレン基のうちの1つがカルボニル基で置換されてオキソ基を与え、かつ1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、又は上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、又は1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、の両方である、上記定義によるポリアルケニル鎖。
【0092】
ヒドロキシ基で置換された、又はフラン環を含有する、ポリアルケニル鎖の非限定的な例としては、5-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル(2k)、6-ヒドロキシ-3,7-ジメチル-2,7-オクタジエン-1-イル(2l)、3,7-ジメチル-7-ヒドロキシ-2,5-オクタジエニル(2m)、7-ヒドロキシ-3,7,11-トリメチル-2,10-ドデカジエン-1-イル(3c)、3-メチル-6-[5-(2-メチル-1-プロペン-1-イル)-3-フラニル]-2-ヘキセン-1-イル(3d)が挙げられる。
【0093】
メチレン基のうちの1つがカルボニル基によって置換されてオキソ基を与える直鎖又は環状ポリアルケニル鎖の非限定的な例としては、3,7-ジメチル-5-オキソ-2,6-オクタジエニル(2n)、3-オキソヘキサ-1-エン-2-イル(14a)、1-オキソ-2,4-オクタジエン-1-イル(14b)、4,6-ジヒドロキシ-6-メチル-3-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-イル(14c)、(6-メチル-4-オキソ-4H-ピラン-2-イル)メチル(14d)が挙げられる。
【0094】
【0095】
ポリアルキニルという用語は、アルキル鎖の2対以上の原子が三重結合を形成する鎖を指す。すなわち、ポリアルキニル鎖は、2~8個のR-C≡C-Rパターンを含み、一実施形態では、Rは、アルキニル鎖の残りの部分を指し、同じであっても異なっていてもよい。ポリアルキニル鎖の非限定的な例としては、-CH2-CH2-C≡C-C≡CHが挙げられる。ポリアルキニル部分の「R」部分は、分枝状、直鎖状、又は環状であってもよい。
【0096】
用語「置換ポリアルキニル」は、以下を指す:
1)アルキル基;アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルコキシ基、シクロアルケニルオキシ基、アシル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アミノ基、置換アミノ基、アミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アジド基、シアノ基、ハロゲン基、ヒドロキシ基、ケト基、チオカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、ヘテロシクリルチオ基、チオール基、アルキルチオ基、アミノスルホニル基、アミノカルボニルアミノ基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクロオキシ基、ヒドロキシアミノ基、アルコキシアミノ基、ニトロ基、-S(O)-アルキル基、-S(O)-シクロアルキル基、-S(O)-ヘテロシクリル基、-S(O)2-アルキル基、-S(O)2-シクロアルキル基、及び-S(O)2-ヘテロシクリル基からなる群から選択される1個、2個、3個、4個又は5個の置換基(いくつかの実施形態では、1個、2個又は3個の置換基)を有する上記定義によるポリアルキニル鎖。定義によって特に制約されない限り、全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>基[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]から選択される1個、2個、又は3個の置換基によって更に置換され得る;
又は
2)酸素、硫黄、及びNR<a>[式中、R<a>は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリール基、及びヘテロシクリル基から選択される]から独立して選択される1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が介在する、上記定義によるポリアルキニル鎖。全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]によって更に置換され得る;
又は
3)1個、2個、3個、4個、又は5個の上記定義による置換基を有し、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が更に介在する、の両方である、上記定義によるポリアルキニル鎖;
又は
4)メチレン基のうちの1つ以上がカルボニル基で置換されてオキソ基を与える、上記定義によるポリアルキニル鎖。
又は
5)メチレン基のうちの1つがカルボニル基で置換されてオキソ基を与え、かつ1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、又は上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、又は1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、の両方である、上記定義によるポリアルキニル鎖。
【0097】
用語「多価不飽和」は、アルキル鎖の少なくとも1対の原子が二重結合を形成し、アルキル鎖の1対の原子が三重結合を形成する鎖を指す。すなわち、多価不飽和鎖は、R-C(R)=C(R)-R及びR-C≡C-Rパターンの両方を含み、一実施形態では、Rは、多価不飽和鎖の残りの部分を指し、同じであっても異なっていてもよく、不飽和結合の総数は2~8まで変化し得る。この種の多価不飽和鎖の非限定的な例としては、-CH2-CH=CH-C≡CHが挙げられる。多価不飽和部分の「R」部分は、分枝状、直鎖状、又は環状であってもよい。
【0098】
用語「置換多価不飽和」は、以下を指す:
1)アルキル基;アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルコキシ基、シクロアルケニルオキシ基、アシル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、アミノ基、置換アミノ基、アミノカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アジド基、シアノ基、ハロゲン基、ヒドロキシ基、ケト基、チオカルボニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、ヘテロシクリルチオ基、チオール基、アルキルチオ基、アミノスルホニル基、アミノカルボニルアミノ基、ヘテロシクリル基、ヘテロシクロオキシ基、ヒドロキシアミノ基、アルコキシアミノ基、ニトロ基、-S(O)-アルキル基、-S(O)-シクロアルキル基、-S(O)-ヘテロシクリル基、-S(O)2-アルキル基、-S(O)2-シクロアルキル基、及び-S(O)2-ヘテロシクリル基からなる群から選択される1個、2個、3個、4個又は5個の置換基(いくつかの実施形態では、1個、2個又は3個の置換基)を有する上記定義による多価不飽和鎖。定義によって特に制約されない限り、全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>基[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]から選択される1個、2個、又は3個の置換基によって更に置換され得る;
又は
2)酸素、硫黄、及びNR<a>[式中、R<a>は、水素、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリール基、及びヘテロシクリル基から選択される]から独立して選択される1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が介在する、上記定義による多価不飽和鎖。全ての置換基は、任意選択的に、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、アミノカルボニル基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、ハロゲン基、CF3基、アミノ基、置換アミノ基、シアノ基、シクロアルキル基、ヘテロシクリル基、及び-S(O)nR<a>[式中、R<a>はアルキル基であり、nは0、1、又は2である]によって更に置換され得る;
又は
3)1個、2個、3個、4個、又は5個の上記定義による置換基を有し、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個又は5個の原子)が更に介在する、の両方である、上記定義による多価不飽和鎖;
又は
4)メチレン基のうちの1つ以上がカルボニル基で置換されてオキソ基を与える、上記定義による多価不飽和鎖。
又は
5)メチレン基のうちの1つがカルボニル基で置換されてオキソ基を与え、かつ1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、又は上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、又は1個、2個、3個、4個、若しくは5個の上記定義による置換基を有する、かつ上記定義による1~5個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個若しくは5個の原子)が介在する、の両方である、上記定義による多価不飽和鎖。
【0099】
本明細書で使用するとき、用語「環」は、共有結合により閉鎖されている任意の構造を指す。環には、例えば、炭素環(例えば、アリール及びシクロアルキル)、複素環(例えば、ヘテロアリール及び非芳香族複素環)、芳香族(例えば、アリール及びヘテロアリール)、並びに非芳香族(例えば、シクロアルキル及び非芳香族複素環)が含まれる。環は、任意選択的に置換されていてもよい。環は、環系の一部を形成し得る。本明細書で使用するとき、用語「環系」は、2つ以上の環を指し、一実施形態では、2つ以上は縮合している。用語「縮合」は、2つ以上の環が1つ以上の結合を共有する構造を指す。
【0100】
用語「ハロゲン」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を指し得る。
【0101】
用語「グリコシド」は、少なくとも1つの糖がグリコシド結合を介して別の官能基に結合している化合物を指す。典型的には、グリコシド鎖は、1~4個の糖単位を含み得る。
【0102】
用語「グリコシド結合」は、糖のヘミアセタール基又はヘミケタール基と化合物の化学基との間に形成される結合を指す。化学基は、-OH(O-グリコシド)、又は-CR1R2R3(C-グリコシド)であり得る。
【0103】
用語「アシル化O-グリコシド」及び「アシル化C-グリコシド」は、グリコシド鎖の少なくとも1つのヒドロキシルが有機酸によってエステル化された化合物を指す。有機酸の典型的な例は、酢酸、置換安息香酸、ケイ皮酸(カフェー酸、フェルラ酸、p-クマル酸)、及び/又はフェニルプロパン酸(ジヒドロカフェー酸)を含み得る。
【0104】
用語「硫酸化O-グリコシド」及び「硫酸化C-グリコシド」は、グリコシド鎖の少なくとも1つのヒドロキシルが硫酸によってエステル化された化合物を指す。
【0105】
用語「メチレンジオキシ」は、構造式R-O-CH2-O-R’を有し、2つの化学結合によって分子の残りの部分に連結された官能基を指し得る。
【0106】
本明細書で使用するとき、用語「類似体」は、ある化合物と類似の構造を有しているものの、当該化合物とは特定の構成成分に関して異なっている化合物を指すものと理解される。「誘導体」は、1つ以上の原子を別の原子で又は複数の原子からなる基で置換することによって、親化合物から生じると想像できる、又は実際に合成され得る化合物である。
【0107】
化合物又はその組成物
特定の実施形態によると、本発明の化合物又はその組成物は、ニュートラシューティカル組成物、医薬組成物、機能性食品、機能性栄養製品、医療用食品、医療用栄養製品、又はダイエタリーサプリメントであってもよいことが理解される。
【0108】
用語「ニュートラシューティカル(nutraceutical)」は、単語「栄養」(nutrition)と「医薬」(pharmaceutical)を組み合わせたものである。これらは、状態、障害、又は疾患の予防及び治療を含む、健康及び医学上の利益を提供する食品又は食料製品である。栄養補助食品は、通常は食品と関連しない医薬品の形態で一般に販売されており、食品から分離された又は精製された製品である。栄養補助食品は、生理学的利益を有すること、又は状態、障害、若しくは疾患に対する保護を提供することが実証されている。このような製品は、分離された栄養素、ダイエタリーサプリメント、及び特別食から、遺伝子組み換え食品、ハーブ製品、並びにシリアル、スープ、及び飲料などの加工食品までの範囲にわたり得る。
【0109】
本明細書で使用するとき、用語「栄養補助食品」は、栄養分野及び医薬品分野の両方において有用であることを意味する。したがって、新規な栄養補助組成物は、食品及び飲料への栄養補給剤として、並びにカプセル若しくは錠剤などの固体製剤、又は溶液若しくは懸濁液などの液体製剤であり得る経腸若しくは非経口投与用の医薬製剤として、使用することができる。
【0110】
本発明による栄養補助組成物は、保護親水コロイド(ガム、タンパク質、改質デンプンなど)、結合剤、被膜形成剤、封入剤/封入材、壁/シェル材料、マトリックス化合物、コーティング、乳化剤、表面活性剤、可溶化剤(油、脂肪、ワックス、レシチンなど)、吸着剤、担体、充填剤、共化合物、分散剤、湿潤剤、加工助剤(溶媒)、流動剤、味マスキング剤、増量剤、ゼリー化剤、ゲル形成剤、酸化防止剤及び抗菌剤を更に含有してもよい。
【0111】
更に、マルチビタミン及びミネラルサプリメントを、本発明の栄養補助組成物に添加して、一部の食事において不足している適切な量の必須栄養素を得ることができる。マルチビタミン及びミネラルサプリメントはまた、疾患予防、並びに生活習慣のパターンによる栄養不足及び栄養失調の防止に有用であり得る。
【0112】
本発明の栄養組成物は、身体への投与に適した任意のガレヌス形態であってもよく、特に経口投与に従来用いられている任意の形態、例えば、食品又は飼料、食品又は飼料プレミックス、強化食品又は飼料、錠剤、丸剤、顆粒剤、糖衣錠、カプセル剤、及び発泡性製剤(粉末及び錠剤など)などの固体形態、又は溶液、エマルション、若しくは懸濁液(例えば、飲料、ペースト、及び油性懸濁液として)などの液体形態であってもよい。ペーストは、ハード又はソフトシェルカプセルに組み込まれてもよく、ここで、カプセルは、例えば、(魚、ブタ、家禽、ウシ)ゼラチン、植物タンパク質、又はリグニンスルホネートからなるマトリックスを特徴とするものである。他の適用形態の例は、経皮、非経口、又は注射可能な投与のための形態である。栄養組成物及び医薬組成物は、制御された(遅延された)放出製剤の形態であり得る。
【0113】
飲料は、非アルコール飲料及びアルコール飲料、並びに飲用水及び液体食品に添加される液体調製物を包含する。非アルコール飲料は、例えば、ソフトドリンク、スポーツドリンク、果汁、茶、及び乳ベースのドリンクである。液体食品は、例えば、スープ及び乳製品である。本発明の化合物を含む栄養補助組成物は、ソフトドリンク、エネルギーバー、又はキャンディに添加されてもよい。
【0114】
栄養補助組成物が医薬製剤であり、組成物が薬学的に許容可能な賦形剤、希釈剤又は補助剤を更に含有する場合、その処方には、例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,20th edition Williams&Wilkins,PA,USAに開示されているような、標準的技法を使用してもよい。経口投与の場合、好適な結合剤(例えばゼラチン又はポリビニルピロリドン)、好適な充填剤(例えばラクトース又はデンプン)、好適な潤滑剤(例えばステアリン酸マグネシウム)、及び任意選択的に追加の添加物を含有する、錠剤及びカプセルが好ましくは使用される。
【0115】
「機能性食品」、「機能性栄養製品」、「医療用食品」、及び「医療用栄養製品」は、栄養素を供給するという基本機能を超える健康増進又は疾患予防特性を有すると主張する任意の健康食品に関連する。機能性食品の一般的なカテゴリーには、「ビタミン強化」製品のような、健康を増進する添加物で強化された加工食品又は食品類が含まれる。
【0116】
用語「食品」、「食品製品」、及び「食品組成物」又は「ダイエット食品」は、ヒトなどの個体による摂取が意図され、かかる個体に対して少なくとも1種の栄養分を提供する、製品又は組成物を意味する。本明細書に記載されている多くの実施形態を含む本開示の組成物は、本明細書に開示されている要素、並びに本明細書に記載されている又は記載されていなくとも食生活において有用である任意の追加の又は任意選択の原材料、構成成分又は要素を含んでよい、それらからなっていてよい、又はそれらから本質的になっていてよい。
【0117】
ダイエタリーサプリメントは、フードサプリメント又は栄養補助食品としても知られ、食事を補い、かつ個人の食事で不足している場合がある、又は十分量を摂取しない場合があるビタミン類、ミネラル類、繊維、脂肪酸、又はアミノ酸等の栄養素を供給することを目的とした配合物である。ダイエタリーサプリメントを食品として定義している国もあれば、薬物又は天然健康製品として定義している国もある。ビタミン又は栄養素のミネラルを含有する栄養補助食品は、食品、食品生産、及び食品安全性に関する国際的に認識された規格、実施規準、ガイドライン、及びその他の勧告を集めたものであるコーデックス規格(Codex Alimentarius)に、食品の1カテゴリーとして含まれている。コーデックス規格は、国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が後援する組織であるコーデックス委員会(Codex Alimentarius Commission)によって作成されている。
【0118】
動物用組成物としては、動物に必要な食餌所要量を供給するための食品組成物、動物用トリート(例えば、ビスケット)、及び/又はダイエタリーサプリメントが挙げられる。組成物は、ドライ組成物(例えば、キブル)、セミモイスト組成物、ウェット組成物、又はそれらの任意の混合物であってよい。一実施形態では、組成物は、グレイビー、飲料水、飲料、ヨーグルト、粉末、顆粒、ペースト、懸濁液、噛むもの(chew)、一口で食べるもの(morsel)、トリート、スナック、ペレット、丸薬、カプセル、錠剤、又は他の適切な送達形態のものなどのダイエタリーサプリメントである。ダイエタリーサプリメントは、高濃度のUFA及びNORCと、ビタミンB類及び抗酸化物質とを含み得る。これにより、かかるダイエタリーサプリメントを動物に少量投与することが可能になり、あるいは動物に投与する前に希釈することができる。ダイエタリーサプリメントは、動物に投与する前に、水又は他の希釈剤と混合する必要がある場合があり、又は混合することができる。
【0119】
「ペットフード」又は「ペットフード組成物」は、約15%~約50%の粗タンパク質を含む。粗タンパク質材料は、大豆ミール、大豆タンパク質濃縮物、トウモロコシグルテンミール、小麦グルテン、綿実、及びピーナッツミールなどの植物性タンパク質、又はカゼイン、アルブミン、及び肉タンパク質などの動物性タンパク質を含み得る。本明細書で有用な肉タンパク質の例としては、豚肉、子羊、ウマ、家禽、魚、及びこれらの混合物が挙げられる。組成物は、約5%~約40%の脂質を更に含むことができる。組成物は、炭水化物源を更に含み得る。組成物は、約15%~約60%の炭水化物を含み得る。そのような炭水化物の例としては、米、トウモロコシ、ミロ、ソルガム、アルファルファ、大麦、大豆、キャノーラ、オート麦、小麦、及びこれらの混合物などの穀物又は穀草類が挙げられる。組成物はまた、乾燥乳清及び他の乳製品副産物などの他の材料を任意に含み得る。
【0120】
一部の実施形態では、ペットフード組成物の灰分は、1%未満~約15%であり、一態様では、約5%~約10%の範囲である。
【0121】
含水率は、ペットフード組成物の性質に応じて異なり得る。一実施形態では、組成物は、完全なものでありかつ栄養的にバランスのとれたペットフードであり得る。この実施形態では、ペットフードは、「ウェットフード」、「ドライフード」、又は中間含水率の食品であり得る。「ウェットフード(湿潤食品)」は、典型的には缶又はホイル袋で販売されるペットフードを表し、典型的には約70%~約90%の範囲の水分含有量を有する。「ドライフード」は、ウェットフードと同様の組成のものであるが、典型的には約5%~約15%又は20%の範囲の限定された含水率を含むペットフードを表し、そのため、例えば、小さいビスケット状のキブルとして提供される。一実施形態では、組成物の含水率は約5%~約20%である。ドライフード製品は、比較的常温保存可能であり、微生物又は真菌による劣化又は汚染に対して耐性を有するような様々な含水率の様々な食品を含む。コンパニオンアニマル向けのペットフード又はスナックフードなどの、押し出し成形された食品製品であるドライフード製品組成物も含まれる。
【0122】
化合物又はその組成物の投与方法
本発明の化合物又はその組成物は、好ましくは経口投与により投与される。いくつかの実施形態では、本発明の化合物又はその組成物は、静脈内投与、局所投与、非経口投与、腹腔内投与、筋肉内投与、髄腔内投与、病巣内投与、頭蓋内投与、鼻腔内投与、眼内投与、心臓内投与、硝子体内投与、骨内投与、脳内投与、動脈内投与、関節内投与、皮内投与、経皮投与、経粘膜投与、舌下投与、経腸投与、唇下投与、吹送投与、坐薬投与、吸入投与、及び皮下投与によって投与されてもよい。
【0123】
本発明の組成物は、1ヶ月未満で認められる急性の効果(acute effect)を有し得る。追加的に又は代替的に、組成物は、長期間の効果を有することができ、したがって、様々な実施形態は、少なくとも1ヶ月;好ましくは少なくとも2カ月、より好ましくは少なくとも3カ月、4カ月、5カ月又は6カ月、最も好ましくは少なくとも1年の期間にわたって個体に投与する。この期間中に、組成物は、少なくとも1週間に1日、好ましくは1週間に少なくとも2日、より好ましくは1週間に少なくとも3日、4日、5日又は6日、最も好ましくは、1週間に7日、個体に投与できる。組成物は、1日1回単回用量で投与することも、1日に複数の分割用量で投与することもできる。一実施形態では、単回用量は、約100mg以上である。一実施形態では、単回用量は、約1000mg以下である。一実施形態では、単回用量は、約100mg~約1000mgである。
【0124】
AMPK活性化用語
本明細書で使用するとき、「AMPK活性化剤」は、(リン酸化されている又はされていない)AMPKの下流の基質のリン酸化を増加させる化合物、及び/又はAMPKのリン酸化を増加させる化合物を指す。
【0125】
本明細書で使用するとき、「AMPK直接活性化剤」は、AMPKのサブユニットのうちの少なくとも1つとの直接相互作用を介してAMPKを活性化する化合物を指す。
【0126】
天然化合物は、典型的にはミトコンドリア呼吸を阻害することによって細胞のATP産生を妨害する能力を通して、典型的にはほぼ例外なく、AMPKを活性化する。結果として、これにより細胞内のアデニンヌクレオチドの濃度が乱れ、AMPKγサブユニットへのAMP及びADPの結合を介してAMPKが活性化される。AMPK活性化のこの機序は、天然化合物が活性化を達成する際にAMPKに直接結合しないという事実により、「間接」と呼ばれている。
【0127】
対照的に、AMPKは、AMPKのαサブユニットのキナーゼドメインとAMPKのβサブユニットとの間の界面で形成された、アロステリック薬物及び代謝産物(ADaM)結合部位への小分子の結合によって、「直接」活性化され得る(Bultot,et al.,(2016)Am J Physiol Endocrinol Metab 311(4):E706-e719;Ducommun et al.,(2014)Am J Physiol Endocrinol Metab 306(6):E688-696;Ford et al.,(2015)Biochem J 468(1):125-132;O’Brien et al.(2015)Biochem J 469(2):177-187)。
【0128】
好ましい一実施形態では、直接AMPK活性化剤は、AMPKα2β1γ1を活性化する。本明細書で使用するとき、「AMPK活性化に対して応答性」の状態、障害、又は疾患とは、AMPKの活性化によって症状が緩和される状態、障害、又は疾患、あるいはその経過が有益に改変される状態、障害、又は疾患を指し、限定するものではないが、代謝異常、糖尿病、脂質異常症、高血圧、体重過多、及び肥満などが挙げられる。例えば、糖尿病の代謝異常は、AMPK活性化に対して応答性であり得る糖尿病性腎症又は糖尿病性神経障害などの状態を伴う。
【0129】
医学用語
本明細書で使用するとき、用語「糖尿病」は、インスリン依存性真性糖尿病(すなわち、1型糖尿病としても知られるIDDM)、非インスリン依存性真性糖尿病(すなわち、2型糖尿病としても知られるNIDDM)、及び境界型糖尿病を含む。1型糖尿病は、グルコース利用を調節するホルモンであるインスリンの絶対的な欠乏の結果である。2型糖尿病は、多くの場合は正常なインスリンレベルで、又は高インスリンレベルでも発生し、組織のインスリンに対する適切な応答が喪失している結果であると考えられる。この状態は「インスリン抵抗性」と呼ばれる。ほとんどの2型糖尿病患者は、体重過多又は肥満でもある。糖尿病を診断するための基準の1つは、空腹時血漿グルコース濃度である。糖尿病の対象は、126mg/dl以上の空腹時血漿グルコース濃度を有する。境界型糖尿病の対象は、境界型糖尿病に罹患している者である。境界型糖尿病の対象は、空腹時血糖障害(空腹時血漿グルコース濃度が100mg/dl以上かつ126mg/dl未満);又は耐糖能障害(2時間血漿グルコース濃度が140mg/dl以上かつ200mg/dl未満);又はインスリン抵抗性を有し、その結果糖尿病を発症するリスクが増加している対象である。2型糖尿病の予防は、境界型糖尿病の治療を含む。
【0130】
本明細書で使用するとき、用語「脂質異常症」は、任意の脂質画分の異常値及び特定のリポタンパク質異常を包含する。例えば、脂質異常症は、血漿コレステロールの上昇及び/又はトリグリセリドの上昇及び/又は遊離脂肪酸の上昇及び/又は低い高密度リポタンパク質(HDL)値及び/又は高い低密度リポタンパク質(LDL)値及び/又は高い超低密度リポタンパク質(VLDL)値を指す。脂質異常症は、例えば、アテローム性動脈硬化症、及び最終的には冠動脈心疾患を含む症候性血管疾患の発症に寄与し得る。脂質異常症は、糖尿病と関連付けられている場合も関連付けられていない場合もある。
【0131】
本明細書で使用するとき、用語「代謝異常」は、環境因子及び遺伝因子(環境因子には、身体活動度、栄養を含む)が原因で、正常な代謝を妨害し、特定物質の過剰値又は欠乏を招き、及びエネルギー恒常性の機能不全をもたらす、任意の異常な化学反応及び酵素反応を包含する。代謝異常の非限定的な例としては、糖尿病、脂質異常症、高血圧症、過体重、肥満、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。
【0132】
本明細書で使用するとき、「AMPK関連疾患」は、AMPKの活性化が健康に良い効果をもたらす病理学的状態又はゲノム病理学的状態を含む。かかる疾患又は状態の例としては、肥満、糖尿病、メタボリックシンドローム、急性炎症性肺損傷、心臓疾患、再潅流虚血、がん、老化、網膜変性、心肥大、非アルコール性脂肪性肝疾患、高血圧、アルブミン尿症、散発性アルツハイマー病、筋ジストロフィー、及び変形性関節症が挙げられる。加えて、「AMPKに関連する状態」は、AMPKの活性化が、原発性の「AMPK関連疾患」と関連付けられている状態を改善する状態を含む。例えば、糖尿病性腎症(Salotto et al.(2017)J.Pharma and Expt Thera.361:303-311)又は糖尿病性神経障害は、糖尿病の「AMPK関連疾患」と関連付けられ得る「AMPKに関連する状態」である。
【0133】
「予防」又は「予防すること」は、状態、障害、又は疾患のリスク及び/又は重症度の低減を含む。
【0134】
用語「治療」、「治療すること」、「治療する」、「軽減する」及び「緩和する」は、抑止的又は予防的治療(標的とする病的状態又は障害を予防する及び/又は発症を遅らせる治療)と、治癒的、治療的、又は疾患改質的治療との両方が含まれ、例えば、診断された病的状態又は障害の治癒、遅延、症状の軽減、及び/又は進行の停止のための治療的手段、並びに、疾患に感染する危険性がある患者、又は疾患に感染した疑いのある患者、及び体調不良の患者、又は疾患若しくは医学的状態に罹患していると診断された患者の治療が含まれる。この用語は、必ずしも完治するまで対象が治療されることを意味するものではない。これらの用語はまた、疾患を患ってはいないが、不健康な状態を起こしやすい対象の健康維持及び/又は促進も意味する。これらの用語はまた、1つ以上の主たる予防的又は治療的手段の相乗作用あるいは増強を含むことを意図するものである。用語「治療」、「治療する」、「軽減する」及び「緩和する」は更に、疾患若しくは症状に対する食事療法、又は疾患若しくは症状の予防(prophylaxis)若しくは予防(prevention)のための食事療法を含むことを意図するものである。治療は患者に関連するものであってもよく、又は医師に関連するものであってもよい。
【0135】
除脂肪体重に対して体脂肪が過剰である肥満は、現代社会において非常に一般的な慢性疾患である。肥満は、社会的に不名誉なだけでなく、寿命の短縮、並びに有害な精神発達、冠状動脈疾患、高血圧、脳卒中、糖尿病、高脂血症、及び一部のがんを含む多数の医学的問題も伴う(例えば、Nishina,et al.,Metab.43:554-558,1994;Grundy and Barnett,Dis.Mon.36:641-731,1990;Rissanen,et al.,British Medical Journal,301:835-837,1990を参照されたい)。
【0136】
「肥満関連疾患」は、過剰体重又は高い「体格指数(BMI)」が疾患又は状態の進行又は抑制に関与している疾病又は状態を指す。肥満関連疾患の代表例としては、限定するものではないが、糖尿病、糖尿病合併症、インスリン感受性、多嚢胞性卵巣疾患、高血糖症、脂質異常症、インスリン抵抗性、メタボリックシンドローム、肥満、体重増加、炎症性疾患、消化器官の疾患、狭心症、心筋梗塞、狭心症又は心筋梗塞の後遺症、老年性認知症、及び脳血管性認知症が挙げられる。Harrison’s Principles of Internal Medicine,13th Ed.,McGraw Hill Companies Inc.,New York(1994)を参照されたい。限定するものではないが、炎症状態の例としては、消化器官の疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、膵炎、胃炎、消化器の良性腫瘍、消化性ポリープ、遺伝性ポリポーシス症候群、大腸がん、直腸がん、胃がん、及び消化器の潰瘍性疾患)、狭心症、心筋梗塞、狭心症又は心筋梗塞の後遺症、老年性認知症、脳血管性認知症、免疫疾患、及びがん全般が挙げられる。
【0137】
用語「対象」又は「個体」は、本明細書に開示される化合物、組成物、又は方法のうちの1つ以上から利益を得ることができる、ヒトを含む任意の動物を意味する。概して、対象は、ヒト、又は鳥類、ウシ、イヌ、ウマ、ネコ、ヤギ、オオカミ、ネズミ、ヒツジ、若しくはブタの動物である。「コンパニオンアニマル」は、任意の飼養されている動物であり、限定されないが、ネコ、イヌ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、アレチネズミ、ウマ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタなどが挙げられる。好ましくは、対象は、ヒトである、又はイヌ若しくはネコなどのコンパニオンアニマルである。用語「高齢」は、ヒトに関連して、少なくとも60歳、好ましくは63歳超、より好ましくは65歳超、最も好ましくは70歳超の年齢を意味する。用語「高齢者」は、ヒトに関する文脈においては、少なくとも45歳、好ましくは50歳超、より好ましくは55歳超の年齢を意味し、老齢の対象を含む。他の動物の場合、「高齢個体」とは、その個々の種及び/又は種内の系統において、平均寿命の50%を超えた動物をいう。動物は、平均期待寿命の66%を超えた場合、好ましくは平均期待寿命の75%を超えた場合、より好ましくは平均期待寿命の80%を超えた場合に、「老齢(elderly)」であるとみなされる。老齢のネコ又はイヌは、少なくとも約7歳齢である。
【0138】
本明細書で使用する場合、「有効量」とは、対象において、欠乏を防ぐ量、障害、状態、若しくは疾患を治療する量、又は更に一般的には、症状を軽減する、疾患の進行を管理する、又は栄養学的、生理学的、若しくは医学的利益を対象に提供する量である。本願明細書に開示される組成物の効果に関連する「改善された」、「増加した」、「増強された」などの相対的用語は、1つ以上の成分を含まない、及び/又は1つ以上の成分の量が異なるが、その他の成分については同一である組成物と比較した場合に用いられる。
【0139】
全般的な用語
本明細書で使用するとき、単数形「1つの」(「a」、「an」及び「the」)には、別段の指示がない限り、複数の参照物も含まれる。したがって、例えば、「1つの構成成分(a component)」又は「その構成成分(the component)」についての言及は、2つ以上の構成成分を含む。
【0140】
別段の定義がされていない限り、本明細書で使用される技術用語及び科学用語は、本発明が関係する技術分野の当業者によって通常理解されているものと同じ意味を持つ。本明細書では、当業者に既知の様々な方法論及び材料を参照する。組み換えDNA技術の全般原理を示す標準的な参照文献としては、Sambrook et al.,Molecular Cloning:A Laboratory Manual,2nd Ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,New York(1989);Kaufman et al.,Eds.,Handbook of Molecular and Cellular Methods in Biology in Medicine,CRC Press,Boca Raton(1995);McPherson,Ed.,Directed Mutagenesis:A Practical Approach,IRL Press,Oxford(1991)が挙げられる。薬理学の全般原理を示す標準的な参照文献としては、GoodmanとGilmanのThe Pharmacological Basis of Therapeutics,10th Ed.,McGraw Hill Companies Inc.,New York(2001)が挙げられる。本明細書で使用される標準的な医療用語は、Stedman’s Medical Dictionary,27th Edition,with veterinary medicine insertに定義された意味を有する。
【0141】
本明細書に記載する全てのパーセンテージは、別途記載のない限り、組成物の総重量によるものである。本明細書で使用するとき、「約」、「およそ」、及び「実質的に」は、数値のある範囲内、例えば、参照数字の-10%から+10%の範囲内、好ましくは参照数字の-5%から+5%の範囲内、より好ましくは、参照数字の-1%から+1%の範囲内、最も好ましくは参照数字の-0.1%から+0.1%の範囲内の数を指すものと理解される。本明細書における全ての数値範囲は、その範囲内の全ての整数又は分数を含むと理解されるべきである。更に、これらの数値範囲は、この範囲内の任意の数又は数の部分集合を対象とする請求項をサポートすると解釈されたい。例えば、1~10という開示は、1~8、3~7、1~9、3.6~4.6、3.5~9.9などの範囲をサポートするものと解釈されたい。
【0142】
本明細書で使用するとき、移行句又は請求項の本文において、用語「含む」(comprise(s)及びcomprising)」は、オープンエンドの意味を有するものとして解釈されるべきである。すなわち、上記の用語は、「少なくとも有する」又は「少なくとも含む」という語句と同義であると解釈されるべきである。方法の文脈において使用される場合、用語「含む(comprising)」は、当該方法が少なくとも列挙された工程を含むが、追加の工程を含み得ることを意味する。化合物又は組成物の文脈で使用される場合、用語「含む(comprising)」は、当該化合物又は組成物が、少なくとも列挙された特徴又は化合物を含むが、追加の特徴又は化合物も含み得ることを意味する。「X及び/又はY」の文脈で使用される用語「及び/又は」は、「X」、又は「Y」、又は「X及びY」と解釈されるべきである。本明細書において使用する場合、用語「例(example)」及び「などの(such as)」は、特に後に用語の掲載が続く場合は、単に例示的なものであり、かつ説明のためのものであり、排他的又は包括的なものであると判断すべきではない。
【0143】
以下に、本発明の特定の実施形態を詳細に参照する。本発明をこれらの特定の実施形態と併せて説明するが、本発明をそのような特定の実施形態に限定することを意図するものではないことは理解されるであろう。対照的に、特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨及び範囲に含まれ得る代替物、修正物、及び等価物を網羅することが意図される。本発明の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が以下の説明において記載される。本発明は、これらの具体的な詳細の一部又は全てを伴わずに実施されてもよい。その他の場合には、本発明を不必要に不明瞭にしないために、周知の方法及びプロトコルを詳細には記載していない。
【図面の簡単な説明】
【0144】
【
図1】化合物1は、AMPK基質であるACCのリン酸化を用量依存的な方法で増加させた。 化合物1は、U-2 OS Flp-In T-REx哺乳動物細胞においてAMPK基質であるアセチル-CoAカルボキシラーゼ(ACC)のリン酸化を増加させた。U-2 OS細胞を、37℃で30分間、様々な濃度の化合物1で処理した。ACCのリン酸化は、HTRF Cisbio(pACCキット)を使用して評価した。結果を、3つの独立した実験の665/620nm比(±SEM)として示す。
【
図2】化合物1は、ADaM結合部位AMPK変異体(β1 S108A)を安定的に発現する細胞においてAMPKを活性化しなかった。 β1 WT及びβ1 S108A変異体を、AMPKβ1β2ダブルノックアウト細胞で安定的に発現させ、様々な濃度の化合物1で、37℃で30分間処理した。ACCのリン酸化は、HTRF Cisbio(pACCキット)を使用して評価した。結果を、3つの独立した実験の活性化における平均増加倍率(±SEM)として示す。
【実施例】
【0145】
実施例1:化合物1は、U-2 OS Flp-In T-REx哺乳動物細胞においてAMPK基質であるアセチル-CoAカルボキシラーゼ(ACC)のリン酸化を増加させた。
【0146】
U-2 OS Flp-In T-REx細胞を、96ウェルプレートに50K個播種し、10%(体積/体積)FBSと、100U/mLのペニシリンG及び100μg/mLのストレプトマイシンとを添加したDMEM GlutaMAX(Thermo Fisher Scientific)中、37℃で終夜放置した。細胞を、FBS不含の培地中で、さまざまな濃度の化合物1で30分間処理し、次いで、細胞を、製造業者のプロトコル(Cisbio)に従ってブロッキング溶液を添加した50μLのCisbio溶解緩衝液#1に溶解した。細胞を室温で30分間溶解させた後、16μLの溶解物を、4μLのHTRF抗体(製造業者のプロトコルどおり、アクセプター及びドナー(p)ACC抗体の1:40希釈物)と共にインキュベートした。溶解物を抗体と共に終夜インキュベートした後、MolecularDevices i3プレートリーダー(及びHTRFカートリッジアドオン)を使用して665nm/620nm比を求めた。
【0147】
図1は、pACC HTRFアッセイキット(Cisbio)を使用して、化合物1が、U-2 OS Flp-In T-REx哺乳動物細胞において、用量依存的な方法でAMPK基質のACCのリン酸化を増加させたことを示す。ACCのリン酸化は、細胞のAMPK活性の読み出し情報として広く使用されている。
【0148】
実施例2:化合物1は、アロステリック薬物及び代謝産物(ADaM)部位に変異を含有するAMPK複合体(S108A)を発現する細胞において、AMPKを活性化しなかった。
【0149】
AMPKβ1/β2ダブルノックアウトU-2 OS Flp-In(商標)T-Rex(商標)細胞株は、Horizon Discovery(Cambridge,UK)によって作製された。細胞の遺伝子型を同定し、ウエスタンブロットにより解析して、AMPKβ1/β2が完全にノックアウトされていることを確認した。本発明者らは、これらのAMPKβ1/β2ダブルノックアウト細胞を用い、ヒトβ1野生型(WT)又はβ1セリン108のアラニン変異(S108A)の発現を再誘導した。この再誘導は、この細胞株に存在するFlp-In(商標)系(Invitrogen)、及びβ1 WT又はβ1 S108A変異体を発現している安定細胞を使用して、製造業者のプロトコルに従って達成した。β1サブユニットの再発現は、ウエスタンブロット解析によって確認された。
【0150】
β1 WTまたはβ1 S108A変異体を安定的に発現する細胞を、さまざまな濃度の化合物1で処理した。細胞溶解物をpACC HTRF(Cisbio)アッセイに供して、実施例1と同様に、細胞溶解物中のAMPK基質であるACCのリン酸化レベルを測定した。
図2に示すように、化合物1は、β1 WTサブユニットを安定的に発現する細胞において、pACCを用量依存的に増加させることができた。対照的に、化合物1は、β1 S108A変異体を発現する細胞においてAMPKを増加させることができなかった。これは、化合物1のAMPK活性化能が、化合物1がAMPKのADaM部位に結合する能力を介するものであることを示唆している。
【国際調査報告】