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特表2023-551494アクセスポイント、ステーション及び無線通信方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-08
(54)【発明の名称】アクセスポイント、ステーション及び無線通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20231201BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20231201BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20231201BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20231201BHJP
【FI】
H04L27/26 100
H04W84/12
H04W72/23
H04W72/0457
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532431
(86)(22)【出願日】2021-11-30
(85)【翻訳文提出日】2023-05-26
(86)【国際出願番号】 CN2021134531
(87)【国際公開番号】W WO2022111734
(87)【国際公開日】2022-06-02
(31)【優先権主張番号】10202103621T
(32)【優先日】2021-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SG
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/132724
(32)【優先日】2020-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100220630
【弁理士】
【氏名又は名称】河崎 亮
(72)【発明者】
【氏名】レイ、ホアン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ12
(57)【要約】
アクセスポイント(AP)、ステーション(STA)及び無線通信方法を開示する。前記無線通信方法は、APが複数のSTAにマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを伝送することを含み、ここで、MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのそれぞれにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。それは、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、MU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供してTXOPを効果的な方法で保護し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイント(AP)が複数のステーション(STA)にマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを伝送することを含み、
前記MU-RTSトリガフレームは、CTS(clear-to-send)フレーム応答が前記複数のSTAのそれぞれにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)、1つの996+484音MRU、1つの996+484+242音MRU、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU又は1つの3x996+484音MRUを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記1つの484+242音MRUは、P80から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484音MRUは、P160から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484+242音MRUは、P160から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの2x996+484音MRUは、320MHzチャネルの任意の連続する240MHzの部分から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの3x996音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要80MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、又は、前記1つの3x996+484音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成される
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記MU-RTSトリガフレームの各ユーザー情報フィールドは、サブフィールド及びRU割当サブフィールドを含み、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドと前記RU割当サブフィールドは、RU割当情報を示す
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドを含む
ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの484+242音MRU、前記1つの996+484音MRU又は前記1つの996+484+242音MRUを含む場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの最低周波数160MHzチャネルから前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの2番目の低い周波数160MHzチャネルから前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第2の値に設定される
ことを特徴とする請求項4~7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
80MHzチャネル又は前記P160の最低周波数80MHzチャネルであるP80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルであるP80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが90に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが91に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが92に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが93に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項4~8のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが94に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが95に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項4~9のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが96に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが97に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが98に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが99に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項4~10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが100に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが101に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが102に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが103に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの2x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項4~11のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが1に設定されること、
他のビットが104に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項4~12のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが105に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが106に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項4~13のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記MU-RTSトリガフレーム及び/又は前記CTSフレーム応答は、極めて高スループット(EHT)無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はポストEHT WLANで動作する
ことを特徴とする請求項1~14のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項16】
複数のステーション(STA)のうちのステーションがアクセスポイント(AP)からマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを受信することを備え、
前記MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのうちのSTAにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)、1つの996+484音MRU、1つの996+484+242音MRU、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU又は1つの3x996+484音MRUを含む
ことを特徴とする請求項16に記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記1つの484+242音MRUは、P80から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484音MRUは、P160から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484+242音MRUは、P160から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの2x996+484音MRUは、320MHzチャネルの任意の連続する240MHzの部分から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの3x996音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要80MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、又は、1つの3x996+484音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成される
ことを特徴とする請求項17に記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記MU-RTSトリガフレームの各ユーザー情報フィールドは、サブフィールド及びRU割当サブフィールドを含み、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドと前記RU割当サブフィールドは、RU割当情報を示す
ことを特徴とする請求項16~18のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドを含む
ことを特徴とする請求項19に記載の無線通信方法。
【請求項21】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの484+242音MRU、前記1つの996+484音MRU又は前記1つの996+484+242音MRUを含む場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項19又は20に記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの最低周波数160MHzチャネルから前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項19~21のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの2番目の低い周波数160MHzチャネルから前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第2の値に設定される
ことを特徴とする請求項19~22のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項24】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
80MHzチャネル又は前記P160の最低周波数80MHzチャネルであるP80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルであるP80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが90に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが91に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが92に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが93に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項19~23のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが94に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが95に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項19~24のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項26】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが96に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが97に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが98に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが99に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項19~25のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項27】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが100に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが101に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが102に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが103に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの2x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項19~26のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項28】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが1に設定されること、
他のビットが104に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項19~27のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項29】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが105に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが106に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項19~28のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項30】
前記MU-RTSトリガフレーム及び/又は前記CTSフレーム応答は、極めて高スループット(EHT)無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はポストEHT WLANで動作する
ことを特徴とする請求項16~29のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項31】
メモリと、送受信機と、前記メモリ及び前記送受信機に接続されたプロセッサとを備えるアクセスポイント(AP)であって、
前記プロセッサは、前記送受信機を制御して複数のステーション(STA)にマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを伝送するように構成され、
前記MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのそれぞれにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする
ことを特徴とするアクセスポイント。
【請求項32】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)、1つの996+484音MRU、1つの996+484+242音MRU、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU又は1つの3x996+484音MRUを含む
ことを特徴とする請求項31に記載のアクセスポイント。
【請求項33】
前記1つの484+242音MRUは、P80から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484音MRUは、P160から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484+242音MRUは、P160から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの2x996+484音MRUは、320MHzチャネルの任意の連続する240MHzの部分から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの3x996音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要80MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、又は1つの3x996+484音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成される
ことを特徴とする請求項32に記載のアクセスポイント。
【請求項34】
前記MU-RTSトリガフレームの各ユーザー情報フィールドは、サブフィールド及びRU割当サブフィールドを含み、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドと前記RU割当サブフィールドは、RU割当情報を示す
ことを特徴とする請求項31~33のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項35】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドを含む
ことを特徴とする請求項34に記載のアクセスポイント。
【請求項36】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの484+242音MRU、前記1つの996+484音MRU又は前記1つの996+484+242音MRUを含む場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項34又は35に記載のアクセスポイント。
【請求項37】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの最低周波数160MHzチャネルから前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項34~36のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項38】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの2番目の低い周波数160MHzチャネルから前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第2の値に設定される
ことを特徴とする請求項34~37のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項39】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
80MHzチャネル又は前記P160の最低周波数80MHzチャネルであるP80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルであるP80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが90に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが91に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが92に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが93に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項34~38のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項40】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが94に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが95に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項34~39のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項41】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが96に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが97に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが98に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが99に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項34~40のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項42】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが100に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが101に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが102に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが103に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの2x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項34~41のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項43】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが1に設定されること、
他のビットが104に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項34~42のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項44】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが105に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが106に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項34~43のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項45】
前記MU-RTSトリガフレーム及び/又は前記CTSフレーム応答は、極めて高スループット(EHT)無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はポストEHT WLANで動作する
ことを特徴とする請求項31~44のいずれか1項に記載のアクセスポイント。
【請求項46】
メモリと、送受信機と、前記メモリ及び前記送受信機に接続されたプロセッサとを備えるステーション(STA)であって、
前記プロセッサは、前記送受信機を制御してアクセスポイント(AP)からマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを受信するように構成され、
前記MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記送受信機により主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする
ことを特徴とするステーション。
【請求項47】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)、1つの996+484音MRU、1つの996+484+242音MRU、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU又は1つの3x996+484音MRUを含む
ことを特徴とする請求項46に記載のステーション。
【請求項48】
前記1つの484+242音MRUは、P80から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484音MRUは、P160から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484+242音MRUは、P160から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの2x996+484音MRUは、320MHzチャネルの任意の連続する240MHzの部分から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの3x996音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要80MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、又は1つの3x996+484音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成される
ことを特徴とする請求項47に記載のステーション。
【請求項49】
前記MU-RTSトリガフレームの各ユーザー情報フィールドは、サブフィールド及びRU割当サブフィールドを含み、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドと前記RU割当サブフィールドは、RU割当情報を示す
ことを特徴とする請求項46~48のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項50】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドを含む
ことを特徴とする請求項49に記載のステーション。
【請求項51】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの484+242音MRU、前記1つの996+484音MRU又は前記1つの996+484+242音MRUを含む場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項49又は50に記載のステーション。
【請求項52】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの最低周波数160MHzチャネルから少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される
ことを特徴とする請求項49~51のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項53】
前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの2番目の低い周波数160MHzチャネルから前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第2の値に設定される
ことを特徴とする請求項49~52のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項54】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
80MHzチャネル又は前記P160の最低周波数80MHzチャネルであるP80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルである前記P80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが90に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが91に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが92に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが93に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項49~53のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項55】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが94に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが95に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項49~54のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項56】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、
前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが96に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが97に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが98に設定されること、
パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが99に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの996+484+242音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項49~55のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項57】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが100に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが101に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが102に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが103に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの2x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項49~56のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項58】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが1に設定されること、
他のビットが104に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項49~57のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項59】
前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが105に設定されること、
パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが106に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、
前記1つの3x996+484音MRUを示すように構成される
ことを特徴とする請求項49~58のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項60】
前記MU-RTSトリガフレーム及び/又は前記CTSフレーム応答は、極めて高スループット(EHT)無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はポストEHT WLANで動作する
ことを特徴とする請求項46~59のいずれか1項に記載のステーション。
【請求項61】
コンピュータによって実行される場合、請求項1~30のいずれか1項に記載の方法を前記コンピュータに実行させる命令を記憶した
ことを特徴とする非一時的機械可読記憶媒体。
【請求項62】
メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、チップがインストールされたデバイスに請求項1~30のいずれか1項に記載の方法を実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とするチップ。
【請求項63】
コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項1~30のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項64】
コンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項1~30のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項65】
コンピュータに請求項1~30のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システムの分野に関し、より詳細には、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供することができるアクセスポイント(AP)、ステーション(STA)、及び無線通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムなどの通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージ、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く配置されている。これらの通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、電力)を共有することによって、複数のユーザーとの通信をサポートすることができる多元接続システムであってもよい。Wi-Fi(電気電子技術者協会(IEEE)802.11などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)ネットワークなどの無線ネットワークは、1つ以上のステーション(STA)又はモバイルデバイスと通信可能なアクセスポイント(AP)を含むことができる。WLANにより、ユーザーは、家庭、オフィス、又は特定のサービスエリアで、無線周波数技術に基づくインターネットに無線でアクセスするために、携帯端末(PDA)、ノートパソコン、携帯マルチメディアプレーヤ(PMP)、スマートフォンなど)を使用することができる。APは、インターネットなどのネットワークに接続することができ、モバイルデバイスがネットワークを介して通信すること(又はAPに接続された他のデバイスと通信すること)を可能にすることができる。無線デバイスはネットワークデバイスと双方向に通信することができる。例えば、WLANでは、STAは、ダウンリンク及びアップリンクを介して関連するAPと通信することができる。ダウンリンクはAPからSTAへの通信リンクを指すことができ、アップリンクはSTAからAPへの通信リンクを指すことができる。
【0003】
最近、スマートフォンなどのWLAN対応デバイスをサポートするために、より多くのAPが導入されている。IEEE 802.11ax高効率(HE)WLAN規格をサポートするWLANデバイスの使用は増加し、従来のIEEE 802.11 g/n/ac規格をサポートするWLANデバイスについて高性能を提供しているが、WLANユーザーは高品位ビデオなどの大容量コンテンツを使用することが増えているため、より高性能なWLANシステムをサポートする必要がある。従来のWLANシステムは、帯域幅の増加とピーク伝送速度の向上を目的としていたが、実際のユーザーはこのようなパフォーマンスの急激な増加を感じることはできなかった。
【0004】
IEEE 802.11 ax HEWLANは160MHzまでの帯域幅(BW)をサポートし、直交周波数分割多元接続(OFDMA)で伝送されるプリアンブルパンクチャリングをサポートする。IEEE 802.11 ax HEWLAN上で顕著なスループット向上を実現するために、IEEE 802.11beの極めて高いスループット(EHT)WLANは、最大BWサポートを160MHzから320MHzに拡張し、プリアンブルパンクチャリングのサポートをOFDMA伝送のみからOFDMA伝送と非OFDMA伝送の両方に拡張する。また、HE STAとEHT STAは同じEHT基本サービスセット(BSS)に存在することが予想される。
【0005】
IEEE 802.11 ax HEWLANでは、マルチユーザー準備送信(multi-user ready-to-send、MU-RTS)トリガ/CTS(clear-to-send)フレーム交換プロセスにおいて、APが伝送機会(TXOP)を開始し、TXOPフレーム交換を保護することを許可する。しかしながら、IEEE 802.11 be EHT WLANにおけるMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを用いてTXOP保護を行う効果的な方法は不明である。
【0006】
したがって、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、TXOPを効果的に保護するためのMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供することができるアクセスポイント(AP)、ステーション(STA)、及び無線通信方法が必要である。
【発明の概要】
【0007】
本開示の目的は、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、TXOPを効果的に保護するためのMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供することができるアクセスポイント(AP)、ステーション(STA)、及び無線通信方法を提供することである。
【0008】
本開示の第1の形態は、無線通信方法を提供し、アクセスポイント(AP)が複数のステーション(STA)にマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを伝送することを含み、ここで、前記MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのそれぞれにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。
【0009】
本開示の第2の形態は、無線通信方法を提供し、複数のステーション(STA)のうちのステーションがアクセスポイント(AP)からマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを受信することを備え、前記MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのうちのSTAにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。
【0010】
本開示の第3の形態は、メモリと、送受信機と、メモリ及び送受信機に接続されたプロセッサとを備えるアクセスポイント(AP)を提供する。前記プロセッサは、前記送受信機を制御して複数のステーション(STA)にマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを伝送するように構成され、ここで、MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのそれぞれにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。
【0011】
本開示の第4の形態は、メモリと、送受信機と、メモリ及び送受信機に接続されたプロセッサとを備えるステーション(STA)を提供する。前記プロセッサは、前記送受信機を制御してアクセスポイント(AP)からマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを受信するように構成され、ここで、MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記送受信機により主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。
【0012】
本開示の第5の態様は、非一時的な機械可読記憶媒体を提供し、その非一時的な機械可読記憶媒体には、コンピュータによって実行されるときに、コンピュータに上記方法を実行させる命令が記憶されている。
【0013】
本開示の第6の態様は、チップを提供し、そのチップがインストールされた装置が上述の方法を実行するように、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行するように構成されたプロセッサを含む。
【0014】
本開示の第7の態様は、コンピュータに上記方法を実行させるコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0015】
本開示の第8の態様は、コンピュータに上記方法を実行させるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0016】
本開示の第9の態様は、コンピュータに上記方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本開示の実施例又は関連技術をより明確に説明するために、以下に実施例について説明する図面を簡単に説明する。図面は本開示のいくつかの実施例にすぎず、当業者はこれらの図面に基づいて仮定なしに他の図面を得ることができることは明らかである。
図1】本開示の実施例における無線通信システムの例の模式図である。
図2】本開示の他の実施例における無線通信システムの例の模式図である。
図3】本開示の他の実施例における無線通信システムの例の模式図である。
図4】本開示の実施例の無線通信システムにおいて通信する1つ以上のステーション(STA)とアクセスポイント(AP)とのブロック図である。
図5】本開示の実施例におけるAPにより実行する無線通信方法のフローチャートである。
図6】本開示の実施例におけるSTAにより実行する無線通信方法のフローチャートである。
図7】本開示の実施例におけるマルチユーザー準備送信(MU-RTS)/CTS/ダウンリンク(DL)極めて高スループット(EHT)MU物理層(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)/確認応答の例の模式図である。
図8A】本開示の実施例におけるトリガフレームフォーマットの模式図である。
図8B】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームの共通情報フィールドフォーマットの模式図である。
図8C】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームのユーザー情報フィールドフォーマットの模式図である。
図9】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおけるリソースユニット(RU)割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図10】本開示の実施例におけるP80で(solicit)CTSフレーム応答を要求するMU-RTSトリガフレームの例の模式図である。
図11】本開示の実施例における非OFDMA 80MHz EHT PPDUにおいて4つの許可484+242音(tone)MRUの模式図である。
図12】本開示の実施例における非OFDMA 160MHz EHT PPDUにおいて4つの許可996+484音MRUの模式図である。
図13】本開示の実施例における非OFDMA 160MHz EHT PPDUにおいて8つの許可996+484+242音MRUの模式図である。
図14】本開示の実施例における非OFDMA 320MHz EHT PPDUにおいて12個の許可2x996+484音MRUの模式図である。
図15】本開示の実施例における非OFDMA 320MHz EHT PPDUにおいて4つの許可3x996音MRUの模式図である。
図16】本開示の実施例における非OFDMA 320MHz EHT PPDUにおいて8つの許可3x996+484音MRUの模式図である。
図17】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)を示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図18】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの996+484音MRUを示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図19-1】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの996+484+242音MRUを示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図19-2】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの996+484+242音MRUを示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図20-1】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの2x996+484音MRUを示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図20-2】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの2x996+484音MRUを示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図20-3】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの2x996+484音MRUを示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図21】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの3x996音MRUを示すためのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図22-1】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの3x996+484音MRUを示すRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図22-2】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの3x996+484音MRUを示すRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図22-3】本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームにおいて1つの3x996+484音MRUを示すRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成の模式図である。
図23】本開示の実施例におけるP80でCTSフレーム応答を要求するMU-RTSトリガフレームの他の例の模式図である。
図24】本開示の実施例における無線通信のためのシステムのブロック図である。
図25A】本開示の実施例におけるEHT操作要素のフレームの模式図である。
図25B】本開示の実施例におけるEHT操作要素のEHT操作情報フィールドのフォーマットの模式図である。
図26】本開示の実施例におけるP80でCTSフレーム応答を要求するMU-RTSトリガフレームの他の例の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を用いて本開示の実施例の技術内容、構造特徴、達成された目的及び効果について詳細に説明する。具体的には、本開示の実施例における用語は、特定の実施例を説明するためにのみ使用され、本開示を限定するためには使用されない。
【0019】
図1は、本開示の実施例における無線通信システムの一例を示す。無線通信システムは、本開示の様々な態様にしたがって構成される無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)100(Wi-Fiネットワークとも呼ばれる)(次世代、次世代の大事物(NBT)、超高スループット(UHT)、又はEHT Wi-Fiネットワーク)の例であってもよい。本明細書で説明するように、次世代、NBT、UHT、及びEHTという用語は、同義語とみなすことができ、いずれも、大量の時空ストリームをサポートするWi-Fiネットワークに対応することができる。WLAN 100は、AP10と、移動局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートパソコン、タブレット、ラップトップ、ディスプレイデバイス(テレビ、コンピュータモニタなど)、プリンタなどのデバイスを表すことができる複数の関連STA20とを含むことができる。AP10及び関連ステーション20は、基本サービスセット(BSS)又は拡張サービスセット(ESS)を表すことができる。ネットワーク内の様々なSTA20は、AP10を介して相互に通信することができる。AP10のカバレッジ領域110は示さないが、WLAN 100の基本サービス領域(BSA)を表すことができるように示されている。WLAN 100に関連する拡張ネットワーク局(図示せず)は、複数のAP10がESSに接続できる有線又は無線分散システムに接続することができる。
【0020】
いくつかの実施例では、STA20は、複数のカバー領域110の交差点に位置することができ、複数のAP10に関連付けることができる。単一のAP10と関連付けられたSTA20のセットはBSSと呼ばれることができる。ESSは接続されたBSSのセットである。分布システム(図示せず)は、ESS内のAP10に接続するために使用することができる。場合によっては、AP10のカバー領域110を複数のセクタ(同様に図示せず)に分割することができる。WLAN 100は、異なるタイプのAP10(例えば、都市ネットワーク、ホームネットワークなど)を含み、変化及び重複するカバー領域110を有する。2つのSTA20は、2つのSTA20が同じカバレッジエリア110内にあるかどうかにかかわらず、直接無線リンク125を介して直接通信することもできる。直接無線リンク120の例は、Wi-Fi直接接続、Wi-Fiトンネル直接リンク設定(TDLS)リンク、及び他のグループ接続を含むことができる。STA20及びAP10は、IEEE 802.11の物理層及びメディアアクセス制御(MAC)層のWLAN無線及びベースバンドプロトコルに従って通信することができ、そのリリースは、802.11b、802.11g、802.11a、802.11n、802.11ac、802.11ad、802.11ah、802.11 ax、802.11ayなどを含むが、これらに限定されない。いくつかの他の実施例では、ピアツーピアネットワーク又はアドホックネットワークは、WLAN 100内で実装することができる。
【0021】
図2は本開示の他の実施例における無線通信システムの例を示す図である。無線通信システム200は、次世代又はEHT Wi-Fiシステムの例であり、AP10-a及びSTA20-a及び20-b及びオーバーレイ領域110-aを含み、それらは図1に関して説明したコンポーネントの例である。AP10-aは、ダウンリンク205上でリソースユニット(RU)割当てテーブル指示215を含むトリガフレーム210をSTA20に伝送することができる。
【0022】
いくつかの実施例では、無線通信システム200は、次世代Wi-Fiシステム(例えば、EHTシステム)であってもよい。いくつかの実施例では、無線通信システム200は、複数の通信システムをサポートすることもできる。例えば、無線通信システム200は、EHT通信及びHE通信をサポートすることができる。いくつかの実施例では、STA20-a及びSTA20-bは異なるタイプのSTAであってもよい。例えば、STA20-aはEHT STAの例であってもよく、STA20-bはHE STAの例であってもよい。STA20-bは、従来のSTAと呼ぶことができる。
【0023】
場合によっては、EHT通信は従来の通信よりも大きな帯域幅をサポートすることができる。例えば、EHT通信は320MHzの利用可能な帯域幅で動作することができ、従来の通信は160MHzの利用可能な帯域幅で動作することができる。さらに、EHT通信は、従来の通信よりも高い変調をサポートすることができる。例えば、EHT通信は4K直交振幅変調(QAM)をサポートすることができ、従来の通信は1024 QAMをサポートすることができる。EHT通信は、従来のシステムよりも多くの空間ストリーム(例えば、空間-時間-ストリーム)をサポートすることができる。非限定的な例示的な例では、EHT通信は16個の空間ストリームをサポートすることができ、従来の通信は8個の空間ストリームをサポートすることができる。場合によっては、EHT通信は、アンライセンススペクトル中の2.4GHzチャネル、5GHzチャネル、又は6GHzチャネルで動作することができる。
【0024】
いくつかの実施例では、AP10-aは、トリガフレーム210を1つ又は複数のSTA20(例えば、STA20-a及びSTA20-b)に伝送することができる。いくつかの実施例では、トリガフレームは、STA20からのアップリンク伝送を要求することができる。しかし、トリガフレーム210は、EHT STA20-a及びHE STA20-bによって受信されてもよい。トリガフレーム210は、HE STA20-bからのアップリンク伝送のみを要求するように構成することができる。いくつかの実施例では、トリガフレーム210は、EHT STA20-aからのアップリンク伝送を要求するように構成することができる。いくつかの他の実施例では、トリガフレーム210は、1つ又は複数のEHT STA20-a及び1つ又は複数のHE STA20-bからのアップリンク伝送を要求するように構成することができる。
【0025】
図3は、本開示の別の実施例における無線通信システムの例を示す。無線通信システム300は、ポストEHT Wi-Fiシステムの例であり、AP10-bを含むことができる。AP10-bは、ポストEHT AP10の例であってもよい。無線通信システム300は、図5及び図6に関して説明したコンポーネントの例であり、HE STA20-c、EHT STA20-d、及びポストEHT STA20-e、ならびにカバー領域110-bを含むことができる。AP10-bは、RU割当テーブル表示315を含むトリガフレーム310をダウンリンク305上でSTA20に伝送することができる。いくつかの実施例では、STA20はクライアントと呼ばれることができる。
【0026】
いくつかの実施例では、EHT AP10はHE STA20とEHT STA20の両方にサービスすることができる。EHT AP10は、HE STA20のみから、EHT STA20のみから、又はHE STA20とEHT STA20の両方からの応答をトリガするトリガフレームを送信することができる。トリガフレームにスケジューリングされたSTA20は、トリガされたPPDUに基づいて応答することができる。いくつかの実施例では、EHT AP10は、HEトリガフレームフォーマットを送信することによって(EHT STA20ではなく)HE STA20をトリガすることができる。いくつかの実施例では、EHT AP10は、HEトリガフレームフォーマットを送信することによって、又はいくつかのフィールド又はビット割り当て調整を含むHEトリガフレームフォーマットによって、(EHT STA20ではなく)EHT STA20をトリガすることができる。いくつかの実施例では、EHT AP10は、いくつかのフィールド又はビット割り当て調整を含むHEトリガフレームフォーマットを送信することによって、EHT STA20及びHE STA20をトリガすることができる。
【0027】
トリガフレーム310は、1つ又は複数のEHT STA20から、又は1つ又は複数のHE STA20から、又は両方からの応答を要求することができる。いくつかの実施例では、STA20は、トリガフレーム310に応答せずに、要求されていない(unsolicited)アップリンク伝送を伝送することができる。いくつかの実施例では、トリガフレーム310は、アップリンク直交周波数分割多元接続(OFDMA)伝送、又はマルチユーザー多入力多出力(MU-MIMO)伝送を有するOFDMAを要求することができる。
【0028】
図4は、本開示の実施例における無線通信システム700における通信のための1つ又は複数のステーション(STA)20及びアクセスポイント(AP)10を示す。図4は、無線通信システム700がアクセスポイント(AP)10と1つ又は複数のステーション(STA)20とを含むことを示す。AP10は、メモリ12、送受信機13、及びメモリ12及び送受信機13に接続されたプロセッサ11を含むことができる。1つ又は複数のSTA20は、メモリ22、送受信機23、及びメモリ22及び送受信機23に接続されたプロセッサ21を含むことができる。プロセッサ11又は21は、本明細書に記載された提案された機能、プロセス、及び/又は方法を実装するように構成することができる。無線インターフェースプロトコル層は、プロセッサ11又は21に実装されてもよい。メモリ12又は22は、プロセッサ11又は21を操作するために、プロセッサ11又は21に動作可能に結合され、様々な情報を記憶することができる。送受信機13又は23は、プロセッサ11又は21に動作可能に結合され、送受信機13又は23は、無線信号を伝送及び/又は受信する。
【0029】
プロセッサ11又は21は、専用集積回路(ASIC)、他のチップセット、論理回路、及び/又はデータ処理装置を含むことができる。メモリ12又は22は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、メモリカード、記憶媒体、及び/又は他の記憶装置を含むことができる。送受信機13又は23は、無線周波数信号を処理するベースバンド回路を含むことができる。実施例がソフトウェアで実装される場合、本明細書で説明される技術は、本明細書で説明される機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)で実装されてもよい。モジュールはメモリ12又は22に記憶され、プロセッサ11又は21によって実行されてもよい。メモリ12又は22は、プロセッサ11又は21内で実装されてもよく、又はプロセッサ11又は21の外部で実装されてもよく、この場合、プロセッサ11又は21は、当技術分野で知られている様々な方法で通信接続されてもよい。
【0030】
いくつかの実施例では、プロセッサ11は、送受信機13を制御して複数のステーション(STA)20にマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを送信するように構成され、ここで、MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が複数のSTAのそれぞれにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)、又は320MHzチャネルで伝送されるかどうか、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。これは、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、効果的な方法でTXOP保護を行うためのMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供することができる。
【0031】
いくつかの実施例では、プロセッサ21は、送受信機23を制御してアクセスポイント(AP)10からマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを受信するように構成され、ここで、MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が送受信機23により主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。これは、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、効果的な方法でTXOP保護を行うためのMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供することができる。
【0032】
図5は、本開示の実施例においてAPにより実行する無線通信方法800を示す。いくつかの実施例では、前記方法800は、ブロック802を含み、アクセスポイント(AP)が複数のステーション(STA)にマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを伝送し、ここで、MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのそれぞれにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。これは、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、効果的な方法でTXOP保護を行うためのMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供することができる。
【0033】
図6は、本開示の実施例においてSTAにより実行する無線通信方法900を示す。 いくつかの実施例では、方法900は、ブロック902を含み、複数のステーション(STA)のうちのステーションがアクセスポイント(AP)からマルチユーザー準備送信(MU-RTS)トリガフレームを受信し、ここで、MU-RTSトリガフレームは、CTSフレーム応答が前記複数のSTAのうちのSTAにより主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示し、P80、P160又は320MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。これは、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、効果的な方法でTXOP保護を行うためのMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供することができる。
【0034】
いくつかの実施例では、ここで、前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)、1つの996+484音MRU、1つの996+484+242音MRU、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU又は1つの3x996+484音MRUを含む。いくつかの実施例では、前記1つの484+242音MRUは、P80から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484音MRUは、P160から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの996+484+242音MRUは、P160から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの2x996+484音MRUは、320MHzチャネルの任意の連続する240MHzの部分から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、前記1つの3x996音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要80MHzチャネルをパンクチャリングして生成され、又は1つの3x996+484音MRUは、320MHzチャネルから任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成される。いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームの各ユーザー情報フィールドは、サブフィールド及びRU割当サブフィールドを含み、さらに、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドと前記RU割当サブフィールドは、RU割当情報を示す。いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドを含む。
【0035】
いくつかの実施例では、前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの484+242音MRU、前記1つの996+484音MRU又は前記1つの996+484+242音MRUを含む場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第1の値に設定される。いくつかの実施例では、ここで、前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの最低周波数160MHzチャネルで少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、前記第1の値に設定される。いくつかの実施例では、ここで、前記少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルは、前記1つの2x996+484音MRU、前記1つの3x996音MRU又は前記1つの3x996+484音RUを含み、320MHzチャネルの2番目の低い周波数160MHzチャネルから少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記サブフィールドは、第2の値に設定される。
【0036】
いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、P80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングし、該P80が80MHzチャネル又はP160の最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが0に設定されること、 P80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングし、該P80がP160の2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが1に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが90に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが91に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが92に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P80の4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが93に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、前記1つの484+242音MRUを示すように構成される。
【0037】
いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが94に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが95に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、前記1つの996+484音MRUを示すように構成される。
【0038】
いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが0に設定されること、前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、第1のビットが1に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが96に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが97に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが98に設定されること、パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルが前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、他のビットが99に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、前記1つの996+484+242音MRUを示すように構成される。
【0039】
いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが100に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが101に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが102に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが103に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、前記1つの2x996+484音MRUを示すように構成される。
【0040】
いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが0に設定されること、パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットが1に設定されること、他のビットが104に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、前記1つの3x996音MRUを示すように構成される。
【0041】
いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレームにおける各ユーザー情報フィールドの前記RU割当サブフィールドは、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが0に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、第1のビットが1に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが105に設定されること、パンクチャリングされる非主要40MHチャネルが任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、他のビットが106に設定されることのうちの少なくとも1つに従って、前記1つの3x996+484音MRUを示すように構成される。
【0042】
いくつかの実施例では、前記MU-RTSトリガフレーム及び/又は前記CTSフレーム応答は、極めて高スループット(EHT)無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又はポストEHT WLANで動作する。
【0043】
本開示のいくつかの実施例の略語及び頭文字略語を表1に示す。
【表1】
図7は、本開示の実施例におけるマルチユーザー準備送信(MU-RTS)/CTS/ダウンリンク(DL)極めて高スループット(EHT)MU物理層(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)/確認応答の例を示す。図7は、いくつかの実施例では、IEEE 802.11 be EHT WLANにおいて、MU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスは、APがTXOPを開始し、TXOPフレーム交換を保護することを可能にすることを示す。図7は、IEEE 802.11 be EHT WLANにおいて、EHT MU PPDU及び確認応答を保護するためにMU-RTSトリガフレームを交換及びCTSフレーム応答を同期する例を示す。
【0044】
図8Aは、本開示の実施例におけるトリガフレームフォーマットを示す。図8Aは、いくつかの実施例において、MU-RTSトリガフレームが、複数のHE STA及び/又はEHT STAからの同期CTSフレーム伝送を要求するために使用されることを示す。MU-RTSトリガフレームは、様々なタイプのトリガフレームの1つである。トリガフレームフォーマットは、図8Aに示すように、共通情報フィールドと、1つ以上のユーザー情報フィールドを含むユーザー情報リストフィールドとを含む。共通情報フィールドとユーザー情報フィールドのフォーマットは、トリガフレームのタイプに依存する。
【0045】
図8Bは、本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームの共通情報フィールドのフォーマットを示す。図8Bは、いくつかの実施例では、IEEE 802.11 ax仕様に適合するトリガフレームを示すために、拡張トリガフレームフラグサブフィールドを第1の値(例えば0)に設定し、IEEE 802.11 be仕様に適合する拡張トリガフレームを示すために、拡張トリガフレームフラグサブフィールドを第2の値(例えば1)に設定することを示す。拡張トリガフレームフラグサブフィールドが第1の値(例えば0)に設定されている場合、ULBW拡張サブドメインは保留され、ULBWサブフィールドは、MU-RTSトリガフレームを搬送するPPDUの帯域幅を示し、その帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、又は160/80+80MHzである。拡張トリガフレームフラグサブフィールドが第2の値(例えば1)に設定されている場合、ULBWサブフィールドはULBW拡張サブフィールドとともに、MU-RTSトリガフレームを搬送するPPDUの帯域幅を示し、その帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz又は320MHzである。
【0046】
図8Cは、本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレームのユーザー情報フィールドのフォーマットを示す。図8Cは、いくつかの実施例において、HE/EHTフォーマットサブフィールドを第1の値(例えば0)に設定してHEフォーマットを示し、HE/EHTフォーマットサブフィールドを第2の値(例えば1)に設定してEHTフォーマットを示す。ユーザー情報フィールドのHE/EHTフォーマットサブフィールドの値は、ユーザー情報フィールドの他のサブフィールドがどのように解釈されるかを決定する。ユーザー情報フィールドのHE/EHTフォーマットサブフィールドが第1の値(例えば0)に設定されている場合、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドは保留され、RU割当サブフィールドは、CTSフレーム応答がAID 12サブフィールドによって示されるSTAにより、主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)又は160/80+80MHzチャネル上で送信されるかどうかを示す。ユーザー情報フィールドのHE/EHTフォーマットサブフィールドが第2の値(例えば1)に設定されている場合、RUは、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドとともに、CTSフレーム応答をAID 12サブフィールドに示されるSTAでどのように送信することを示す。
【0047】
本開示のいくつかの実施例によれば、MU-RTSトリガフレームに応答して送信されるCTSフレームは、非HT又は非HT重複PPDU内で搬送され、MU-RTSトリガフレームのユーザー情報フィールドのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドに示される20MHzチャネル上で送信される。本開示のいくつかの実施例によれば、MU-RTSトリガフレームを含むPPDUが占有する各20MHzチャネルにおいて、MU-RTSトリガフレームの送信側(transmitter)は、少なくとも1つのSTAを要求して20MHzチャネルを占用するCTSフレーム応答を送信すきである。MU-RTSトリガフレームの送信側は、非APSTAを要求してMU-RTSトリガフレームを含まないPPDUによって占有される20MHzチャネル上でCTSフレーム応答を送信することができない。本開示のいくつかの実施例によれば、APからMU-RTSトリガフレームを受信した場合、又はSTAからCTSフレームを受信した場合、第三者STAは、MU-RTSトリガフレーム又はCTSフレームの持続時間フィールドの値に基づいて自身のNAVを更新し、自身のNAVがチャネルがビジーであることを示している場合、チャネルのアクセスを回避することができる。
【0048】
実施例
図9は、本開示の実施例におけるMU-RTSトリガフレーム中のリソースユニット(RU)割当サブフィールドと、下位/上位160MHzセグメントサブフィールド(segment subfield)の構成を示す模式図である。図9は、いくつかの実施例では、ユーザー情報フィールドのHE/EHTフォーマットサブフィールドが第2の値(例えば1)に設定されている場合、RU割当サブフィールドが、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドとともに、AID 12サブフィールドで示すSTAが、主要20MHzチャネル(P20)、主要40MHzチャネル(P40)、主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)、又は320MHzチャネル上でCTSフレーム応答を送信するかどうかを示す。RU割当サブフィールドと下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成を図9に示す。下位/上位160MHzセグメントサブフィールドは、第1の値(例えば0)に設定されると、P20、P40、P80、又はP160を示す。一方、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドは、第2の値(例えば1)に設定されると、320MHzチャネルを示す。RU割当サブフィールドは、以下のようにP20を示し、P20が唯一の20MHzチャネル、唯一の40MHzチャネルの一部、又は唯一の80MHzチャネル又はP160の最低周波数80MHzチャネルのP80の一部である場合、第1のビットB0は、0に設定され、P20がP80の一部であり、該P80がP160の2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、B0は、1に設定される。P20が唯一の20MHzチャネル、又は唯一の40MHzチャネル、又はP80の最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットB7-B1(B7、B6、B5、B4、B3、B2、B1)は、61に設定される。P20が唯一の40MHzチャネル又はP80の2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、62に設定される。P20がP80の中で3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、63に設定される。P20がP80の4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、64に設定される。RU割当サブフィールドは8ビットである。第1のビットは、B0を指し、LSB(least significant bit)である。他の比は、B1~B7(B7~B1)を指す。
【0049】
RU割当サブフィールドは、以下のようにP40を示し、P40が唯一の40MHzチャネルである場合、又は唯一の80MHzチャネル又はP160の最低周波数80MHzチャネルのP80の一部である場合、B0は、0に設定され、P40がP80の一部であり、P80がP160の2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、B0は、1に設定される。P40が唯一の40MHzチャネル又はP80の最低周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、65に設定される。P40がP80の2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、66に設定される。
【0050】
RU割当サブフィールドは、以下のようにP80を示し、P80が唯一の80MHzチャネル又はP160内の最低周波数80MHzチャネルである場合、B0は、0に設定され、P80がP160の2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、B0は、1に設定される。B7-B1は、67に設定される。また、RU割当サブフィールドのB0は、1に設定され、RU割当サブフィールドのB7-B1は、P160を示すために68に設定される。RU割当サブフィールドのB0は、1に設定され、RU割当サブフィールドのB7-B1は、320MHzチャネルを示すために69に設定される。STAは、320MHzで指示するRU割当サブフィールドのB0及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドを無視する。
【0051】
上記の実施例によれば、P20、P40、P80、P160を示すRU割当サブフィールドの構成は、IEEE 802.11 ax仕様においてP20、P40、P80、160/80+80MHzチャネルを示すRU割当サブフィールドの構成と互換性があり、実施の複雑さを最小限に抑えることができる。
【0052】
図10は、本開示の実施例における、TXOPにおいてP80上でMU-RTSトリガフレームを交換及びCTSフレーム応答を同期する例を示す。この例では、MU-RTSトリガフレームは、P80上の非HT複製PPDU中で伝送される。さらに、アドレス指定されたSTA1のユーザー情報フィールドには、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドが0に設定され、RU割当サブフィールドの最初のビットB0と他のビットB7-B1はそれぞれ0と64に設定され、一方、アドレス指定されたSTA2のユーザー情報フィールドには、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドが0に設定され、RU割当サブフィールドのB0とB7-B1は、それぞれ0と67に設定される。すなわち、MU-RTSトリガフレームは、P20上の非HT PPDUにおいてCTSフレーム応答を送信することを要求し、このP20は、P80の4番目の低い周波数の20MHzチャネルであり、MU-RTSトリガフレームは、STA2がP80上の非HT重複PPDUにおいてCTSフレーム応答を送信することを要求する。この例では、TXOPにおけるMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換後の伝送がP80の部分BW(例えば、1つの484+242音MRU)を占有しているとしても、MU-RTSトリガフレームは、P80上の非HT重複PPDUにおけるCTSフレーム応答の伝送をSTA1及びSTA2のうちの少なくとも1つに要求しなければならず、それがTXOP過保護につながる可能性がある。
【0053】
実施例
他の実施例により、ユーザー情報フィールドのHE/EHTフォーマットサブフィールドが第2の値(例えば1)に設定される場合、RU割当サブフィールドは下位/上位160MHzセグメントサブフィールドとともに、さらに、CTSがAID12サブフィールドで示すSTAにより、少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160又は320MHzチャネルで伝送されるかどうかを指示する。ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングするP80、P160 又は 320MHzチャネルは、P80から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの484+242音MRU、P160から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの996+484音MRU、P160から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの996+484+242音MRU、320MHzチャネルの任意の連続する240MHzの部分から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの2x996+484音MRU、320MHzチャネルから任意の非主要80MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの3x996音MRU、又は、320MHzチャネルから任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの3x996+484音MRUである。
【0054】
いくつかの実施例において、非OFDMAフォーマットのダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)伝送のために定義される大サイズMRUは、以下の通りであり、484+242音MRU、996+484音MRU、996+484+242音MRU、2x996+484音MRU、3x996音MRU、及び3x996+484音MRUである。図11は、本開示の実施例における非OFDMA 80MHz EHT PPDU中の4つの許可484+242音MRUを示す。図11は、いくつかの実施例において、非OFDMA 80MHz EHT PPDUにおいて484+242音MRUを許可することを示す。484+242音MRUは、80MHz EHT PPDU中の4つの242音RUのうちのいずれかをパンクチャリングして得られる。図12は、本開示の実施例における非OFDMA 160MHz EHT PPDU中の4つの許可996+484音MRUを示す。図12は、いくつかの実施例では、非OFDMA 160MHz EHT PPDUにおいて996+484音MRUを許可することを示す。996+484音MRUは、160MHz EHT PPDU中の4つの484音RUのうちのいずれかをパンクチャリングして得られる。図13は、本開示の実施例における非OFDMA 160MHz EHT PPDUの8つの許可996+484+242音MRUを示す。図13は、いくつかの実施例では、非OFDMA 160MHz EHT PPDUにおいて996+484+242音MRUを許可することを示す。996+484+242音MRUは、160MHzのEHT PPDUのうち8つの242音RUのうちのいずれかをパンクチャリングして得られる。図14は、本開示の実施例における非OFDMA 320MHz EHT PPDU中の12個の許可2x996+484音MRUを示す。図14は、いくつかの実施例において、非OFDMA 320MHz EHT PPDUにおいて2x996+484音MRUを許可することを示す。2x996+484音MRUは、80MHzがパンクチャリングされた320MHz EHT PPDUと定義される240MHz伝送中の6つの484音RUのうちのいずれかをパンクチャリングして得られる。図15は、本開示の実施例における非OFDMA 320MHz EHT PPDU中の4つの許可3x996音MRUを示す。図15は、いくつかの実施例において、非OFDMA 320MHz EHT PPDUにおいて3x996音MRUを許可することを示す。3x996音MRUは、320MHz EHT PPDU中の4つの996音RUのいずれかをパンクチャリングして得られる。図16は、本開示の実施例における非OFDMA 320MHz EHT PPDUの8つの許可3x996+484音MRUを示す図である。図16は、いくつかの実施例において、非OFDMA 320MHz EHT PPDUにおいて3x996+484音MRUを許可することを示す。3x996+484音MRUは、320MHz EHT PPDU中の8つの484音RUのうちのいずれかをパンクチャリングして得られる。
【0055】
いくつかの実施例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP80は、1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)を含む。いくつかの実施例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP80は、P80から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの484+242音MRUである。いくつかの実施例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP160は、1つの996+484音MRU又は1つの996+484+242音MRUを含む。いくつかの実施例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP160は、P160から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの996+484音MRU、又は、P160から任意の非主要20MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの996+484+242音MRUである。いくつかの実施例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされる320MHzチャネルは、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU、又は1つの3x996+484音MRUを含む。いくつかの実施例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされる320MHzチャネルは、320MHzチャネルの任意の連続する240MHzの部分から任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの2x996+484音MRU、320MHzチャネルから任意の非主要80MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの3x996音MRU、又は、320MHzチャネルから任意の非主要40MHzチャネルをパンクチャリングして生成された1つの3x996+484音MRUである。
【0056】
実施例により、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの484+242音MRU、1つの996+484音MRU又は1つの996+484+242音MRUである場合、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドは、第1の値(例えば 0)に設定される。ある実施例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP80は、1つの484+242音MRUである場合、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドは、第1の値(例えば0)に設定される。ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP160は、1つの996+484音MRU、又は1つの996+484+242音MRUである場合、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドは、第1の値(例えば0)に設定される。実施例により、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU、又は1つの3x996+484音RUであり、320MHzチャネルの最低周波数160MHzチャネルから少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、下位/上位の160MHzセグメントサブフィールドは、0に設定され、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされるP80、P160又は320MHzチャネルは、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU、又は1つの3x996+484音RUであり、320MHzチャネルの2番目の低い周波数160MHzチャネルから少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、下位/上位の160MHzセグメントサブフィールドは、1に設定される。ある例では、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされる320MHzチャネルは、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU、又は1つの3x996+484音RUであり、320MHzチャネルの最低周波数160MHzチャネルから少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、下位/上位の160MHzセグメントサブフィールドは、0に設定され、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルがパンクチャリングされる320MHzチャネルは、1つの2x996+484音MRU、1つの3x996音MRU、又は1つの3x996+484音RUであり、320MHzチャネルの2番目の低い周波数160MHzチャネルから少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、下位/上位の160MHzセグメントサブフィールドは、1に設定される。いくつかの実施例では、第1の値と第2の値とは、異なる値を備える。いくつかの実施例では、第1の値は、0又は1の一方であり、第2の値は、0又は1の他方である。
【0057】
図17は、本開示実施例において1つの484+242音マルチリソースユニット(MRU)を示すためのMU-RTSトリガフレームにおけるRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成を示す。図17は、いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように484+242音MRUを示すことを示し、P80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングし、該P80が唯一の80MHzチャネル又は前記P160の最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットB0は、0に設定される。P80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングし、該P80が前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、B0は、1に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P80の最低周波数20MHzチャネルである場合、他のビットB7-B1は、90に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P80の2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、91に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P80の3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、92に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P80の4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、93に設定される。いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように484+242音MRUを示し、P80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングし、該P80が唯一の80MHzチャネル又は前記P160の最低周波数80MHzチャネルである場合、第1のビットB0は、1に設定される。P80から非主要20MHzチャネルをパンクチャリングし、該P80が前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、B0は、0に設定される。第1のビットB0及び他のビットB1~B7の値は、例であるが、本開示がこれに限定されない。いくつかの実施例では、第1のビットB0は、0又は1であってもよい。いくつかの実施例では、他のビットB1~B7(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7)は、上記の例示的な値とは異なる値を有し、B1~B7の値は90以上255以下である。RU割当サブフィールドは8ビットである。第1のビットは、B0を指し、最小有効ビット(LSB)である。他のビットは、B1~B7(B7~B1)を指す。
【0058】
図18は、本開示の実施例において1つの996+484音MRUを示すためのMU-RTSトリガフレームにおけるRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成を示す。図18は、いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように996+484音MRUを示すことを示し、前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、0に設定される。前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、1に設定される。パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルは、前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、94に設定される。パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルは、前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、95に設定される。いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように996+484音MRUを示し、前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、1に設定される。前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要40MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、0に設定される。第1のビットB0及び他のビットB1~B7の値は一例であり、本開示はこれに限定されない。いくつかの実施例では、第1のビットB0は、0又は1であってもよい。いくつかの実施例では、B1~B7(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7)は上記の例示的な値とは異なる値を有し、B1~B7の値は90以上255以下である。
【0059】
図19は、本開示の実施例において1つの996+484+242音MRUを示すためのMU-RTSトリガフレームにおけるRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成を示す。図19は、いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように996+484+242音MRUを示すことを示し、前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、0に設定される。前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、1に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの最低周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、96に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、97に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの3番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、98に設定される。パンクチャリングされる非主要20MHzチャネルは、前記P160の任意の80MHzチャネルのうちの4番目の低い周波数20MHzチャネルである場合、B7-B1は、99に設定される。いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように996+484+242音MRUを示し、前記P160の最低周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、1に設定される。前記P160の2番目の低い周波数80MHzチャネルから非主要20MHzチャネルをパンクチャリングする場合、B0は、0に設定される。第1のビットB0及び他のビットB1~B7の値は一例であり、本開示はこれに限定されない。いくつかの実施例では、第1のビットB0は0又は1であってもよい。いくつかの実施例では、B1~B7(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7)は上記の例示的な値とは異なる値を有し、B1~B7の値は90以上255以下である。
【0060】
図20は、本開示の実施例において1つの2x996+484音MRUを示すためのMU-RTSトリガフレームにおけるRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成を示す。図20は、いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように2x996+484音MRUを示すことを示し、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、0に設定される、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、1に設定される。パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、100に設定される。パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの低く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、101に設定される。パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの最低周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、102に設定される。パンクチャリングの非主要40MHzチャネルが320MHzチャネルの高く連続する240MHzの部分のうちの任意の80MHzチャネルの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、1に設定される03。ある例では、2x 996+484 音MRUは、80MHzがパンクチャリングされる320MHz EHT PPDUの240MHzで伝送される5つの非主要40MHzチャネルのうちの任意の1つをパンクチャリングして得られる。いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように2x996+484音MRUを示し、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、1に設定される、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、0に設定される。第1のビットB0及び他のビットB1~B7の値は一例であり、本開示はこれに限定されない。いくつかの実施例では、第1のビットB0は0又は1であってもよい。いくつかの実施例では、B1~B7(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7)は上記の例示的な値とは異なる値を有し、B1~B7の値は90以上255以下である。
【0061】
図21は、本開示の実施例において1つの3x996音MRUを示すためのMU-RTSトリガフレームにおけるRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成を示す。図21は、いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは以下のように3x996音MRUを示すことを示し、パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの最低周波数80MHzチャネルである場合、RU割当サブフィールドのB0は、0に設定され、パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、B0は、1に設定される。B7-B1は、104に設定される。いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように3x996音MRUを示し、パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの最低周波数80MHzチャネルである場合、RU割当サブフィールドのB0は、1に設定され、パンクチャリングされる非主要80MHzチャネルが任意の160MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数80MHzチャネルである場合、B0は、0に設定される。第1のビットB0及び他のビットB1~B7の値は一例であり、本開示はこれに限定されない。いくつかの実施例では、第1のビットB0は0又は1であってもよい。いくつかの実施例では、B1~B7(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7)は上記の例示的な値とは異なる値を有し、B1~B7の値は90以上255以下である。
【0062】
図22は、本開示の実施例において1つの3x996+484音MRUを示すためのMU-RTSトリガフレームにおけるRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成を示す。図22は、いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように3x996+484音MRUを示すことを示し、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、0に設定され、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、1に設定される。パンクチャリングされる非主要40MHチャネルは、320MHzチャネルのいずれかの80MHzチャネルのうちの最低周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、105に設定される。パンクチャリングされる非主要40MHチャネルは、320MHzチャネルのいずれかの80MHzチャネルのうちの2番目の低い周波数40MHzチャネルである場合、B7-B1は、106に設定される。いくつかの実施例では、RU割当サブフィールドは、以下のように3x996+484音MRUを示し、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの最低周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、1に設定され、パンクチャリングされる非主要40MHzチャネルが任意の160MHzチャネルの2番目の低い周波数80MHzチャネルの一部である場合、B0は、0に設定される。第1のビットB0及び他のビットB1~B7の値は一例であり、本開示はこれに限定されない。いくつかの実施例では、第1のビットB0は0又は1であってもよい。いくつかの実施例では、B1~B7(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7)は上記の例示的な値とは異なる値を有し、B1~B7の値は90以上255以下である。
【0063】
図23は、本開示の実施例におけるP80上でCTSフレーム応答を要求するMU-RTSトリガフレームの別の例を示す模式図である。図23は、いくつかの実施例において、MU-RTSトリガフレームが、P20及び第2の40MHzチャネル(S40)を含む484+242音MRUにおいて非HT重複PPDUにおいて伝送されることを示しており、P20はP80において4番目の低い周波数の20MHzチャネルである。さらに、アドレス指定されたSTA1のユーザー情報フィールドには、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドが0に設定され、RU割当サブフィールドのB0とB7-B1はそれぞれ0と64に設定されている。アドレス指定されたSTA2のユーザー情報フィールドには、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドが0に設定され、RU割当サブフィールドのB0とB7-B1は、それぞれ0と92に設定される。言い換えれば、MU-RTSトリガフレームは、STA1がP20上の非HT PPDUにおいてCTSフレーム応答を送信することを要求し、STA2がP20及びS40を含む484+242音MRU上の非HT重複においてCTSフレーム応答を送信することを要求する。したがって、MU-RTSトリガ/CTSフレーム交換後の伝送がP20及びS 40を含む484+242音MRUを占有する場合、TXOPの過保護を回避することができる。
【0064】
実施例
さらに別の実施例によれば、MU-RTSトリガフレームにおけるRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドの構成は、図9に示すものと同じである。言い換えれば、STAのユーザー情報フィールドのRU割当サブフィールド及び下位/上位160MHzセグメントサブフィールドは、STAがP20、P40、P80、P160又は320MHzチャネル上でCTSフレーム応答を送信するかどうかを示す。しかし、STAがそのCTSフレーム応答をどのように送信するかは、MU-RTSトリガフレーム中の対応するユーザー情報フィールドのRU割当サブフィールドに示されるRU割当て情報と、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドだけでなく、STAが最近受信した情報要素に示されるチャネルパンクチャリングモードにも依存する。チャネルパンクチャリングモードを示す情報要素は、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、関連応答フレーム、又は再関連応答フレームなどの管理フレームに含めることができるEHT操作要素であってもよい。
【0065】
図25Aは、本開示の実施例におけるEHT操作要素のフォーマットを示す。EHT操作要素は、EHT操作情報フィールドを含むことができる。図25Bは、本開示の実施例におけるEHT操作要素のEHT操作情報フィールドのフォーマットを示す図である。EHT操作情報フィールドは、チャネル幅サブフィールド、チャネル中心周波数フィールド0(CCFS0)サブフィールド、チャネル中心周波数フィールド1(CCFS1)サブフィールド、及びパンクチャリングチャネル指示サブフィールドを含むことができる。チャネル幅サブフィールドは、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz又は320MHzのEHT BSS(基本サービスセット)帯域幅を示す。20MHz、40MHz、又は80MHz BSS帯域幅の場合、CCFS0サブフィールドは、EHT BSSが動作する20MHz、40MHz、又は80MHzチャネルのチャネル中心周波数インデックスを示す。160MHz BSS帯域幅の場合、CCFS0サブフィールドは、主要チャネルを含む80MHzチャネルセグメントのチャネル中心周波数インデックスを示し、CCFS1サブフィールドは、EHT BSSを実行する160MHzチャネルのチャネル中心周波数インデックスを表す。320MHz BSS帯域幅の場合、CCFS0サブフィールドは、主要チャネルを含む160MHzチャネルセグメントのチャネル中心周波数インデックスを示し、CCFS1サブフィールドは、EHT BSSを実行する320MHzチャネルのチャネル中心周波数インデックスを表す。
【0066】
パンクチャリングチャネル指示サブフィールドは、チャネルパンクチャリングモードを示し、パンクチャリングチャネルは、サブフィールドのサイズがチャネル幅サブフィールドの構成に依存することを示す。チャネル幅サブフィールドが20MHz又は40MHzのEHT BSS帯域幅を示すように設定されている場合、パンクチャリングチャネル指示サブフィールドは、EHT操作情報フィールドに存在しない。チャネル幅サブフィールドが80MHz又は160MHzのEHT BSS帯域幅を示すように設定されている場合、パンクチャリングチャネル指示サブフィールドは8ビットのビットマップを含む。8ビットのビットマップは、80MHz又は160MHz BSS操作チャネルのうち、どの20MHzチャネルがパンクチャリングされているかを示し、ここで、B0は最低周波数20MHzチャネルに適しており、B7は最高周波数20MHzチャネルに適している。B0-B7の各ビットについて、値が0であることは、対応する20MHzチャネルがパンクチャリングされていることを意味し、そうでなければ値1が使用される。80MHz EHT BSS帯域幅の場合、B4-B7の各ビットは予約されるか、0に設定される。チャネル幅サブフィールドが320MHz EHT BSS帯域幅を示すように設定されている場合、パンクチャリングチャネル指示サブフィールドは、16ビットのビットマップを含む。16ビットのビットマップは、320MHz EHT BSS操作チャネルのうち、どの20MHzチャネルがパンクチャリングされることを指示し、B0が最も低い周波数の20MHzチャネルに適し、B15が最も高い周波数の20MHzチャネルに適す。B0-B15の各ビットについて、値が0であることは、対応する20MHzチャネルがパンクチャリングされていることを意味し、そうでなければ値1が使用される。
【0067】
図26は、本開示のさらに他の実施例においてTXOPにおけるP80でMU-RTSトリガフレームを交換及びCTSフレーム応答を同期する例を示す。この例では、MU-RTSトリガフレームは、P80の4番目の低い周波数の20MHzチャネルであるP20及びS 40を含む484+242音MRUの非HT重複PPDUで伝送される。さらに、アドレス指定されたSTA1のユーザー情報フィールドには、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドが0に設定され、RU割当サブフィールドの最初のビットB0と他のビットB7-B1はそれぞれ0と64に設定され、一方、アドレス指定されたSTA2のユーザー情報フィールドには、下位/上位160MHzセグメントサブフィールドが0に設定され、RU割当サブフィールドのB0とB7-B1は、それぞれ0と67に設定される。言い換えれば、MU-RTSトリガフレームは、STA1がP20(該P20がP80のうちの4番目の低い周波の20MHzチャネルであり)上の非HT PPDUでCTSフレーム応答を送信することを要求し、P80上の非HT重複PPDUでCTSフレーム応答を送信することを要求する。一方、STA2が最近受信したEHT操作要素は、P80のうち3番目に低周波数のMHzチャネルがパンクチャリングされていることを示している。MU-RTSトリガフレーム中のRU割り当て情報及びEHT操作要素中のチャネルパンクチャリングモードを考慮した後、STA2は、P20及びS 40を含む484+242音MRU上の非HT複製PPDUでCTSフレーム応答を伝送する。したがって、MU-RTSトリガ/CTSフレーム交換後の伝送がP20及びS 40を含む484+242音MRUを占有する場合、TXOPの過保護を回避することができる。
【0068】
さらに、ポストEHT WLANは、EHT WLANに続く次世代WLANであってもよい。本開示のいくつかの実施例によれば、HE STA、EHT STA、及びポストEHT STAはポストEHT BSSに共存することができる。MU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスは、IEEE 802.11 be EHT WLANと同様に、ポストEHT WLANにおけるTXOP保護のために使用することができる。
【0069】
以上のように、上記の実施例は、従来技術における問題を解決し、伝送機会(TXOP)保護を改善し、有効な方法でTXOPを保護するためのMU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供し、極めて高いスループットを実現し、良好な通信性能を提供し、及び/又は高い信頼性を提供するアクセスポイント(AP)、ステーション(STA)及び無線通信方法を提案した。MU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスは、IEEE 802.11 be EHT WLANにおけるTXOP保護に有効に使用することができる。上述した実施例では、APは、複数のSTAにMU-RTSトリガフレームを伝送し、CTSフレーム応答が複数のSTAのそれぞれにより主要80MHzチャネル(P80)、主要160MHzチャネル(P160)、又は320MHzチャネルで送信されるかどうかを示し、ここで、少なくとも1つの20MHzチャネルをパンクチャリングする。
【0070】
いくつかの実施例の商業利益は以下の通りである:1.先行技術の問題を解決する。2.伝送機会(TXOP)保護を改善する。3.有効な方法でTXOPを保護するために、MU-RTSトリガ/CTSフレーム交換プロセスを提供する。4.極めて高いスループット(EHT)を実現する。5.良好な通信性能を提供する。6.高い信頼性を提供する。7.本開示のいくつかの実施例は、チップセットベンダー、通信システム開発ベンダー、自動車、列車、トラック、バス、自転車、オートバイ、ヘルメットなどを含む自動車メーカー、ドローン(無人航空機)、スマートフォンメーカー、公共安全用途のための通信装置、例えばゲーム、会議/ワークショップ、教育用途のためのAR/VRデバイスメーカーによって使用される。本開示のいくつかの実施例は、IEEE仕様などの通信仕様及び/又は通信規格、及び/又は端末製品を作成するための規格に採用され得る「技術/プロセス」の組み合わせである。本開示のいくつかの実施例は、技術的メカニズムを提案する。
【0071】
図24は、本開示の実施例における無線通信のための例示的なシステム700のブロック図である。本明細書で説明する実施例は、任意の適切な構成のハードウェア及び/又はソフトウェアを使用してシステムに実装することができる。図24は、システム700が、少なくとも図に示すように相互に結合された無線周波数(RF)回路710、ベースバンド回路720、アプリケーション回路730、メモリ/ストレージ740、ディスプレイ750、カメラ760、センサ770、及び入出力(I/O)インターフェース780を含むことを示す。アプリケーション回路730は、1つ又は複数のシングルコア又はマルチコアプロセッサなどの回路を含むことができるが、これらに限定されない。プロセッサは、汎用プロセッサと、グラフィックプロセッサ、アプリケーションプロセッサなどの専用プロセッサとの任意の組み合わせを含むことができる。プロセッサは、様々なアプリケーション及び/又はオペレーティングシステムがシステム上で動作するように、メモリ/ストレージに格納された命令を実行するように、メモリ/ストレージに結合することができ、構成されることができる。
【0072】
ベースバンド回路720は、1つ又は複数のシングルコア又はマルチコアプロセッサなどの回路を含むことができるが、これらに限定されない。プロセッサはベースバンドプロセッサを含むことができる。ベースバンド回路は、RF回路を介して1つ以上の無線ネットワークと通信することができる様々な無線制御機能を処理することができる。無線制御機能には、信号変調、符号化、復号、無線周波数シフトなどが含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施例では、ベースバンド回路は、通信互換性のための1つ又は複数の無線技術を提供することができる。例えば、いくつかの実施例では、ベースバンド回路は、進化した汎用地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)及び/又は他の無線都市ネットワーク(WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)との通信をサポートすることができる。ベースバンド回路が1つ以上の無線プロトコルによる無線通信をサポートするように構成される実施例をマルチモードベースバンド回路と呼ぶことができる。
【0073】
様々な実施例では、ベースバンド回路720は、ベースバンド周波数に属すると厳密にはみなされない信号で動作する回路を含むことができる。例えば、いくつかの実施例では、ベースバンド回路は、ベースバンド周波数と無線周波数との間に介在する中間周波数を有する信号で動作する回路を含むことができる。RF回路710は、非固体媒体を介して、変調された電磁放射を用いて無線ネットワークとの通信を実現することができる。さまざまな実施例では、RF回路は、無線ネットワークとの通信を容易にするためのスイッチ、フィルタ、増幅器などを含むことができる。様々な実施例では、RF回路710は、無線周波数にあると厳密にはみなされない信号で動作する回路を含むことができる。例えば、いくつかの実施例では、RF回路は、ベースバンド周波数と無線周波数との間に介在する中間周波数を有する信号で動作する回路を含むことができる。
【0074】
さまざまな実施例では、AP又はSTAに関する上述の送信側回路、制御回路、又は受信側回路は、RF回路、ベースバンド回路、及び/又はアプリケーション回路のうちの1つ又は複数にすべて又は部分的に具現化することができる。本明細書で使用されるように、「回路」は、専用集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)、及び/又は1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するメモリ(共有、専用、又はグループ)、結合論理回路、及び/又はその機能を提供する他の適切なハードウェアコンポーネントを指し、専用集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)、及び/又は1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するメモリ(共有、専用、又はグループ)、結合論理回路、及び/又はその機能を提供する他の適切なハードウェアコンポーネントの一部、又は専用集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)、及び/又は1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するメモリ(共有、専用、又はグループ)、論理回路及び/又は機能を提供する他の適切なハードウェアコンポーネントを組み合わせる。いくつかの実施例では、電子デバイス回路は、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアモジュール内で実装することができ、又は回路に関連付けられた機能は、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアモジュールを介して実装することができる。いくつかの実施例では、ベースバンド回路、アプリケーション回路、及び/又はメモリ/ストレージのコンポーネントの一部又は全部をオンチップシステム(SOC)に共通に実装することができる。メモリ/ストレージ740は、システムなどのデータ及び/又は命令をロード及び記憶するために使用することができる。一実施例のためのメモリ/記憶装置は、任意の適切な揮発性メモリ(例えば、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM))及び/又はフラッシュメモリなどの不揮発性メモリの組み合わせを含むことができる。
【0075】
さまざまな実施例では、I/Oインターフェース780は、ユーザーがシステムと対話できるように設計された1つ又は複数のユーザーインターフェース、及び/又は、周辺コンポーネントをシステムと対話できるように設計された周辺コンポーネントインターフェースを含むことができる。ユーザーインターフェースは、物理キーボード又はキーパッド、タッチパッド、スピーカ、マイクなどを含むことができるが、これらに限定されない。周辺コンポーネントインターフェースは、不揮発性メモリポート、汎用シリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、及び電源インターフェースを含むことができるが、これらに限定されない。様々な実施例では、センサ770は、システムに関連する環境条件及び/又は位置情報を決定するための1つ又は複数の感知デバイスを含むことができる。いくつかの実施例では、センサは、ジャイロセンサ、加速度計、近接センサ、周囲光センサ、及び位置決めユニットを含むことができるが、これらに限定されない。測位ユニットは、測位ネットワーク(例えば、全地球測位システム(GPS)衛星)のコンポーネントと通信するためのベースバンド回路及び/又はRF回路の一部であってもよく、又はこれと相互作用してもよい。
【0076】
様々な実施例では、ディスプレイ750は、液晶ディスプレイやタッチスクリーンディスプレイなどのディスプレイを含むことができる。さまざまな実施例では、システム700は、限定されないが、ノートパソコン計算装置、タブレット計算装置、ネットブック、超極本、スマートフォン、AR/VRメガネなどのモバイル計算装置であってもよい。様々な実施例では、システムは、より多く又はより少ないコンポーネント、及び/又は異なるアーキテクチャを有することができる。適切な場合には、本明細書に記載の方法はコンピュータプログラムとして実装することができる。コンピュータプログラムは、非一時的記憶媒体などの記憶媒体に記憶することができる。
【0077】
当業者であれば、本開示の実施例において説明及び開示されている各部、アルゴリズム、及びステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせを使用して実現されることを理解することができる。機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、アプリケーション条件とテクノロジの設計要件に依存する。当業者は、特定のアプリケーションごとに機能を実装するために異なる方法を使用することができるが、そのような実装は本開示の範囲を超えてはならない。当業者であれば、上述の実施例におけるシステム、装置、ユニットの動作手順は基本的に同じであるため、上述の実施例におけるシステム、装置、ユニットの動作手順を参照することができることを理解するであろう。説明と簡略化のために、これらの作業手順は詳細には説明されない。
【0078】
本開示の実施例に開示されているシステム、装置、及び方法は、他の方法で実現できることを理解されたい。上記実施例は単なる例示である。各セルの分割は論理機能に基づいているだけで、実装には他の分割も存在する。複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられたり、別のシステムに統合されたりする可能性がある。一部の特徴が省略されたり、スキップされたりすることもある。一方、表示又は議論されている相互結合、直接結合、又は通信結合は、間接的にも電気的にも機械的にも他の種類の形式で通信するポート、デバイス、又はユニットを介して動作する。説明のための分離コンポーネントであるユニットは、物理的に分離されているか、又は分離されていない。表示に使用されるユニットは物理ユニットであるか、1つ又は複数のネットワークユニットに分散されています。実施例の目的に応じて、一部又はすべてのユニットが使用される。さらに、各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されていてもよいし、物理的に独立していてもよいし、2つ以上のユニットによって1つの処理ユニットに統合されていてもよい。
【0079】
ソフトウェア機能ユニットが実装され、製品として使用され、販売される場合、コンピュータ内の可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示によって提案された技術案は、ソフトウェア製品の形態で基本的に又は部分的に実現することができる。あるいは、先行技術に有益な技術案の一部をソフトウェア製品の形態として実現することができる。コンピュータ内のソフトウェア製品は、本実施例に開示されたすべて又は一部のステップを実行するための計算装置(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス)のための複数のコマンドを含む記憶媒体に記憶される。記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フロッピー(登録商標)ディスク、又はプログラムコードを記憶することができる他の媒体を含む。
【0080】
本開示は、最も実用的で好ましいと考えられる実施例に関連して説明されているが、本開示は開示された実施例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の最も広範な解釈の範囲から逸脱することなく行われる様々な構成をカバーすることを目的としていることを理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19-1】
図19-2】
図20-1】
図20-2】
図20-3】
図21
図22-1】
図22-2】
図22-3】
図23
図24
図25A
図25B
図26
【国際調査報告】