(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-12
(54)【発明の名称】移動体追跡が可能な多重センサハンドオーバーシステム及びそれにおいて駐車サービスを提供する方法
(51)【国際特許分類】
G06T 7/292 20170101AFI20231205BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20231205BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20231205BHJP
G08G 1/14 20060101ALI20231205BHJP
G08G 1/04 20060101ALI20231205BHJP
【FI】
G06T7/292
G06T7/00 650B
H04N7/18 K
H04N7/18 G
G08G1/14 A
G08G1/04 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023532842
(86)(22)【出願日】2021-11-25
(85)【翻訳文提出日】2023-05-30
(86)【国際出願番号】 KR2021017496
(87)【国際公開番号】W WO2022114807
(87)【国際公開日】2022-06-02
(31)【優先権主張番号】10-2020-0164898
(32)【優先日】2020-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0164899
(32)【優先日】2020-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0164900
(32)【優先日】2020-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521550998
【氏名又は名称】ライトビジョン コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ジン ハ
(72)【発明者】
【氏名】ラ,ムン ス
【テーマコード(参考)】
5C054
5H181
5L096
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054FC12
5C054HA19
5H181AA01
5H181BB13
5H181CC04
5H181FF32
5H181KK01
5H181KK08
5L096AA06
5L096BA02
5L096BA04
5L096CA05
5L096DA02
5L096DA03
5L096FA09
5L096FA69
5L096HA05
5L096JA11
(57)【要約】
【課題】ハンドオーバーシステムに使用されるコンピューティング装置を提供する。
【解決手段】本発明に使用されるコンピューティング装置は、第1のハンドオーバー領域を監視する第1のセンサと第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサとの通信接続通路である通信部と、第1のセンサから第1の画像を取得し、第2のセンサから第2の画像を取得し、取得した第1の画像を通じて第1のハンドオーバー領域からの移動体の退場を検出し、 取得した第2の画像を通じて 第2のハンドオーバー領域への移動体の入場を検出し、検出した移動体の退場と検出した移動体の入場を通じて、第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部とを含み、第2のハンドオーバー領域は、第1のハンドオーバー領域とマッチングされる領域である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のハンドオーバー領域を監視する第1のセンサと第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサとの通信接続通路である通信部と、
前記第1のセンサから第1の画像を取得し、前記第2のセンサから第2の画像を取得し、前記取得した第1の画像を通じて前記第1のハンドオーバー領域からの移動体の退場を検出し、前記取得した第2の画像を通じて前記第2のハンドオーバー領域への移動体の入場を検出し、前記検出した移動体の退場と前記検出した移動体の入場を通じて、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部とを含み、
前記第2のハンドオーバー領域は、前記第1のハンドオーバー領域とマッチングされる領域であることを特徴とするコンピューティング装置。
【請求項2】
前記ハンドオーバー領域は道路の長手方向に配置され、
前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一であると判断される場合、前記第1のハンドオーバー領域において前記移動体に付与されていた識別符号と同一の識別符号、又は前記移動体に付与されていた識別符号と同一のサブ識別符号を含む識別符号が、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体に付与されることを特徴とする請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項3】
前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体に関する情報が退場待機列に入力され、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体に関する情報が入場待機列に入力され、
前記ハンドオーバー部は、前記退場待機列と前記入場待機列とを時空間的に比較して、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項4】
前記ハンドオーバー領域のアラインメントがずれた場合、前記ハンドオーバー部は、道路分析を通じて前記ハンドオーバー領域のアラインメント又はマッチングを補正した後、前記第1のハンドオーバー領域での移動体の退場と、前記第2のハンドオーバー領域への移動体の入場を通じて、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項5】
前記第2のハンドオーバー領域へ、前記移動体だけでなく、他の移動体も入場した場合、前記ハンドオーバー部は、移動体の種類又は移動体番号を含む移動体情報を追加的に使用して、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体のうち、前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一の移動体を検出し、前記検出した移動体に、前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体に付与された識別符号と同一の識別符号を付与することを特徴とする請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項6】
前記第1のハンドオーバー領域又は前記第2のハンドオーバー領域を通じて進行する移動体の速度が、既設定の速度以上である場合、前記ハンドオーバー部は、前記第1のハンドオーバー領域又は前記第2のハンドオーバー領域を拡張し、前記拡張されたハンドオーバー領域を用いて、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が、前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項7】
前記移動体に識別符号を付加する識別符号部をさらに含み、
前記識別符号部は、第1-1ハンドオーバー領域及びこれにマッチングされる第2-1ハンドオーバー領域、第1-2ハンドオーバー領域及びこれにマッチングされる第2-2ハンドオーバー領域、第第1-3ハンドオーバー領域及びこれにマッチングされる第2-3ハンドオーバー領域が順次に配置された状態で、前記第1-2ハンドオーバー領域及び前記第2-2ハンドオーバー領域において、移動体が同一であるか否かが判断されない場合、又は前記移動体に識別符号が付与されることができない場合、前記ハンドオーバー部は、前記第2-1ハンドオーバー領域から退場した移動体と前記第1-3ハンドオーバー領域に入場した移動体とを比較して、前記第2-2ハンドオーバー領域から退場した移動体に識別符号が付与されていなくても、前記第1-3ハンドオーバー領域に入場した移動体に、前記第2-1ハンドオーバー領域から退場した移動体に付与されている識別符号を付与することを特徴とする請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項8】
第1のハンドオーバー領域を監視して第1の画像を取得するハンドオーバーシステムに使用される第1のセンサにおいて、
第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサとの通信接続通路である通信部と、
前記第2のセンサから第2の画像を取得し、前記取得した画像のうちの1つを通じて前記ハンドオーバー領域のうちの1つからの移動体の退場を検出し、前記取得した画像のうちの他の画像を通じて前記ハンドオーバー領域のうちの他のハンドオーバー領域への移動体の入場を検出し、前記検出した移動体の退場と前記検出した移動体の入場を通じて、前記他のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記ハンドオーバー領域のうちの1つから退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部とを含み、
前記ハンドオーバー領域は互いにマッチングされることを特徴とするハンドオーバーシステムに使用されるセンサ。
【請求項9】
前記ハンドオーバー領域は道路の長手方向に配置され、
前記他のハンドオーバー領域に入場した移動体が、前記ハンドオーバー領域のうちの1つから退場した移動体と同一であると判断される場合、前記ハンドオーバー領域のうちの1つで前記移動体に付与されていた識別符号と同一の識別符号又は前記移動体に付与されていた識別符号と同一のサブ識別符号を含む識別符号が、前記他のハンドオーバー領域に入場した移動体に付与されることを特徴とする請求項8に記載のハンドオーバーシステムに使用されるセンサ。
【請求項10】
第1のハンドオーバー領域を監視する第1のセンサ、第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサ、又は駐車位置を把握する駐車センサとの通信接続通路である通信部と、
駐車場の入車時に移動体の番号を取得し、ハンドオーバー領域を通過した後に前記移動体が駐車空間に駐車すると、前記駐車センサから前記移動体の駐車情報を受信する駐車部とを含み、
前記入車した移動体に付与された識別符号と同一の識別符号又は前記入車した移動体に付与された識別符号と同一のサブ識別符号を有する識別符号が、前記ハンドオーバー領域を通過する移動体、又は前記駐車した移動体に付与されることを特徴とするコンピューティング装置。
【請求項11】
前記駐車部は、前記駐車情報に基づいて駐車位置を含むメッセージを、前記移動体と関連された端末、世代端末、又は共用端末に提供することを特徴とする請求項10に記載のコンピューティング装置。
【請求項12】
前記提供されるメッセージには、前記駐車位置に関する情報だけでなく、広告、識別符号、未納管理費、告知事項、障害者駐車空間での駐車による移動命令、又は駐車料金のうち少なくとも1つをさらに含み、
前記メッセージに含まれた映像又は音を前記端末の使用者が視聴すると、該当世代管理費又は駐車費が割引されることを特徴とする請求項11に記載のコンピューティング装置。
【請求項13】
前記コンピューティング装置は駐車サービスに使用され、
前記駐車部は、前記駐車空間に駐車した移動体の駐車情報に基づいて駐車可能位置を把握し、前記把握した駐車可能位置に関する情報を含むメッセージを、入車する移動体、前記移動体と関連された端末、又は駐車サービスと関連された端末に提供し、
前記駐車部は、前記入車する移動体の使用者が居住する棟に近い駐車可能位置、又は前記使用者によって予め指定された希望の駐車位置に近い駐車可能位置を優先的に案内することを特徴とする請求項10に記載のコンピューティング装置。
【請求項14】
前記駐車部は、前記駐車空間に駐車した移動体が違法駐車である場合、他の地域への移動を命令するメッセージを前記移動体の使用者に提供し、未登録車両又は特定の指定車両である場合、前記ハンドオーバー領域で取得した画像及び駐車情報を外部サーバーに送信することを特徴とする請求項10に記載のコンピューティング装置。
【請求項15】
前記第1のセンサによって取得した画像及び前記第2のセンサによって取得した第2の画像のうちの1つを通じて、前記ハンドオーバー領域のうちの1つからの移動体の退場を検出し、 前記取得した画像のうちの他の画像を通じて、前記ハンドオーバー領域のうちの他のハンドオーバー領域への移動体の入場を検出し、前記検出した移動体の退場と前記検出した移動体の入場を通じて、前記他のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記ハンドオーバー領域のうちの1つから退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部と、
前記他のハンドオーバー領域に入場した移動体が、前記ハンドオーバー領域のうちの1つから退場した移動体と同一であると判断される場合、前記ハンドオーバー領域のうちの1つで前記移動体に付与されていた識別符号と同一の識別符号、又は前記移動体に付与されていた識別符号と同一のサブ識別符号を含む識別符号を前記他のハンドオーバー領域に入場した移動体に付与し、前記他のハンドオーバー領域で前記移動体に付与された識別符号と同一の識別符号、又は前記移動体に付与された識別符号と同一のサブ識別符号を有する識別符号を前記駐車空間に駐車した移動体に付与する識別符号部とをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のコンピューティング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体追跡が可能なハンドオーバーシステム及びそれを動作させる方法に関する。また、本発明は、多重センサハンドオーバーシステム及びそれを動作させる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシステムでは、一台のカメラ内の映像の中にある車両が追跡され、従って、車両が別のカメラの視野に移動すると他の車両と認識され、車両の制限的な動きだけを把握することができた。即ち、従来のシステムでは、複数のカメラが照らす場所を移動する車両を正しく追跡することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、移動体追跡が可能なハンドオーバーシステム及びそれを動作させる方法を提供することにある。また、本発明の目的は、多重センサハンドオーバーシステム及びそれにおいて駐車サービスを提供する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記の目的を達成するために、本発明の一実施例によるコンピューティング装置は、第1のハンドオーバー領域を監視する第1のセンサと第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサとの通信接続通路である通信部と、前記第1のセンサから第1の画像を取得し、前記第2のセンサから第2の画像を取得し、前記取得した第1の画像を通じて前記第1のハンドオーバー領域からの移動体の退場を検出し、前記取得した第2の画像を通じて前記第2のハンドオーバー領域への移動体の入場を検出し、前記検出した移動体の退場と前記検出した移動体の入場を通じて前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部とを含むことを特徴とする。ここで、前記第2のハンドオーバー領域は、前記第1のハンドオーバー領域とマッチングされる領域である。
【0005】
本発明の一実施例による第1のハンドオーバー領域を監視して第1の画像を取得するハンドオーバーシステムに使用される第1のセンサは、第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサとの通信接続通路である通信部と、前記第2のセンサから第2の画像を取得し、前記取得した画像のうちの1つを通じて前記ハンドオーバー領域のうちの1つからの移動体の退場を検出し、前記取得した画像のうちの他の画像を通じて前記ハンドオーバー領域のうちの他のハンドオーバー領域への移動体の入場を検出し、前記検出した移動体の退場と前記検出した移動体の入場を通じて前記他のハンドオーバー領域に入場した移動体が前記ハンドオーバー領域のうちの1つから退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部とを含むことを特徴とする。ここで、前記ハンドオーバー領域は互いにマッチングされる。
【0006】
本発明の他の実施例によるコンピューティング装置は、第1のハンドオーバー領域を監視する第1のセンサ、第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサ又は駐車位置を把握する駐車センサとの通信接続通路である通信部と、駐車場の入車時に移動体の番号を取得し、ハンドオーバー領域を通過した後に前記移動体が駐車空間に駐車すると、前記駐車センサから前記移動体の駐車情報を受信する駐車部とを含む。ここで、前記入車した移動体に付与された識別符号と同一の識別符号又は前記入車した移動体に付与された識別符号と同一のサブ識別符号を有する識別符号が、前記ハンドオーバー領域を通過する移動体又は前記駐車した移動体に付与されることを特徴とする。
【0007】
本発明によるハンドオーバーシステム及びそれにおいて駐車サービスを提供する方法は、第1のハンドオーバー領域からの移動体の退場と第2のハンドオーバー領域への移動体の入場を通じて前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が、前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一であるか否かを判断し、同一であれば前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体に、前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体に付与されている識別符号を付与することができる。
【0008】
即ち、前記ハンドオーバーシステムは、2つの移動体が時空間的に近いかどうかを判断するアルゴリズムを通じてハンドオーバーを実行することができる。その結果、ハンドオーバーが予め指定されたハンドオーバー領域のみで行われるため、少ない演算量でマルチカメラハンドオーバを行うことができる。
【0009】
また、前記多重センサハンドオーバーシステム及びそれにおいて駐車サービスを提供する方法は、ハンドオーバーの過程を通じて移動体の移動経路を把握し、駐車センサで前記移動体の駐車位置等の駐車情報を把握し、前記把握した移動経路又は駐車情報を利用して多様な駐車サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図2】本発明の一実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図3】本発明の一実施例による待機列を用いたハンドオーバー過程を図示した図面である。
【
図4】本発明の他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図5】本発明の一実施例による駐車場でのハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図6】本発明の他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図7】本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図8】本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図9】本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図10】本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
【
図11】本発明の一実施例によるハンドオーバーサーバーを概略的に図示したブロック図である。
【
図12】本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバーシステムを図示したブロック図である。
【
図13】本発明の一実施例によるハンドオーバーシステムを用いた駐車サービスの提供過程を図示したフローチャートである。
【
図14】本発明の他の実施例によるハンドオーバーシステムを用いた駐車サービスの提供過程を図示したフローチャートである。
【
図15】本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバーシステムを用いた駐車案内過程を図示したフローチャートである。
【
図16】本発明の一実施例によるコンピューティング装置の構成を図示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書において使用される単数の表現は、文脈上明白に異なる意味でない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「構成される」または「含む」などの用語は、明細書上に記載された様々な構成要素、または様々な段階を必ず全部含むものと解釈されてはならず、その一部の構成要素または一部の段階を含まないこともあり、あるいは追加の構成要素または段階をさらに含むこともあると解釈されるべきである。また、明細書に記載された「~部」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア又はソフトウェアで具現され、又はハードウェアとソフトウェアとの結合で具現されることができる。
【0012】
本発明は、ハンドオーバーシステム及びそれにおいて駐車サービスを提供する方法に関するものであって、センサ、例えばカメラによって監視されるハンドオーバー領域を設定し、前記設定されたハンドオーバー領域を通じて、移動体の移動時に少ない演算量で同一の移動体であることを確認し、同一の識別符号(例えば、固有番号又は文字列)を付与して前記移動体を追跡することができる。 ここで、前記移動体は、例えば車両である。
【0013】
基本的に、カメラはハンドオーバー領域ごとに異なる識別符号を付与する。従って、同一の移動体であっても異なる識別符号が付与されると、前記移動体の追跡が不可能である。従って、前記ハンドオーバーシステムは、同一の移動体がマッチングされるハンドオーバー領域を通過すると判断されると、前記ハンドオーバー領域で移動体に同一の識別符号を付与することができる。従って、前記移動体の追跡が可能である。
【0014】
一実施例によれば、前記ハンドオーバーシステムは、移動体の退場を記録する退場待機列と移動体の入場を記録する入場待機列の情報とを比較し、同一の移動体であるかを判断することができる。他の観点では、前記ハンドオーバーシステムは、移動体の種類、車両番号などの具体的な情報を取得する必要がなく、ハンドオーバー領域での移動体の退場と入場を通じて同一の移動体であるかを判断することができる。従って、前記ハンドオーバーシステムは、機械学習なしでハンドオーバーを正確に実行することができ、その結果、少ない演算量(データ処理量)で多重センサハンドオーバ及び移動体の追跡が可能である。
【0015】
また、従来のシステムでは、車両の種類、車両番号などを知らないと車両が追跡できない反面、本発明のハンドオーバーシステムは、移動体の種類または番号などに対する具体的な情報を把握し難い環境でも移動体を正確に追跡することができる。さらに、本発明の多重センサハンドオーバーシステム及びそれにおいて駐車サービスを提供する方法は、ハンドオーバー領域を通過した後に駐車した移動体の駐車位置等の駐車情報を把握し、前記把握した駐車情報を利用して使用者に多様な駐車サービスを提供することができる。以下、本発明の多様な実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。ただし、説明の便宜のために、移動体を車両と仮定する。
【0016】
図1及び
図2は本発明の一実施例によるハンドオーバー技術を図示した図であり、
図3は本発明の一実施例による待機列を用いたハンドオーバー過程を図示した図面である。
図4は本発明の他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図であり、
図5は本発明の一実施例による駐車場でのハンドオーバー技術を図示した図面である。
【0017】
図1を参照すると、本実施例のハンドオーバーシステムは、道路(100)上に複数のハンドオーバー領域(110及び112)を設定することができる。
ここで、第1のハンドオーバー領域(110)は、第1のセンサ(第1の画像取得装置)、例えば第1のカメラによって監視される領域であり、第2のハンドオーバー領域(112)は、第2のセンサ(第2の映像取得装置)、例えば第2のカメラによって監視される領域である。一方、ハンドオーバー領域(110及び112)は多様な形態の多角形を有することができる。例えば、三角形又は四角形の形状を有することができる。
【0018】
また、第1のハンドオーバー領域(110)は、
図2に示すように第1のカメラによって監視される領域の中、一部に該当することができ、第2のハンドオーバー領域(112)は第2のセンサによって監視される領域の中、一部に該当することができる。もちろん、第1のハンドオーバー領域(110)が第1のカメラによって監視される全体の領域に該当することもあり、第2のハンドオーバー領域(112)が第2のカメラによって監視される全体の領域に該当することもある。即ち、第1のハンドオーバー領域(110)は、前記第1のカメラによって監視される領域の一部又は全部に該当し、第2のハンドオーバー領域(112)は、前記第2のカメラによって監視される領域の一部又は全部に該当することができる。
【0019】
一実施例によれば、ハンドオーバー領域(110及び112)は互いにマッチングされることができる。例えば、第1のハンドオーバー領域(110)を通過した車両が進行する確率が高い第2のハンドオーバー領域(112)を、第1のハンドオーバー領域(110)とマッチングされるハンドオーバー領域と設定することができる。即ち、マッチングされるハンドオーバー領域(110及び112)は、時空間的に近い領域である。
【0020】
一般に、
図1に示すように、ハンドオーバー領域(110及び112)は、道路(100)の長手方向に並んで配置されることができる。もちろん、直線道路ではなく曲線道路では、ハンドオーバー領域(110及び112)が順次に配置され、曲線ラインに沿って配置されることもできる。他の観点では、ハンドオーバー領域(110及び112)が車両の走行方向に並んで近接して配置されることもできる。ただし、ハンドオーバー領域(110及び112)は、
図1に示すように当接することもあり、
図4に示すように互いに離間して存在することもあり、状況によっては重なり合って配置されることもある。
【0021】
以下、多重センサ環境においてハンドオーバー領域(110及び112)を用いてハンドオーバーする過程の一例を、
図3を参照して説明する。第1のセンサ(Cam1、310)が第1のハンドオーバー領域(110)を感知し、感知結果(画像)をハンドオーバーサーバー(300、コンピューティング装置)に送信し、第2のセンサ(Cam2、312)が第2のハンドオーバー領域(112)を感知し、感知結果(画像)をハンドオーバーサーバー(300)に送信することができる。
【0022】
一実施例によれば、ハンドオーバーサーバー(300)は、第1のセンサ(310)から送信された画像の分析を通じて第1のハンドオーバー領域(110)から退場した車両を検出し、前記検出した車両に関する情報をZone1退場待機列に入力(書き込み)することができる。例えば、ハンドオーバーサーバー(300)は、多様な方法で前記画像からオブジェクトを抽出し、前記抽出されたオブジェクトと既記憶された車両の形状とを比較して車両に該当するオブジェクトを検出することができる。別の例として、ハンドオーバーサーバー(300)は、前記抽出されたオブジェクトから特徴点を抽出し、特徴点と既記憶された特徴点とを比較して車両であるかを判断することもできる。また、ハンドオーバーサーバー(300)は、第2のセンサ(312)から送信された画像の解析を通じて第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両を検出し、前記検出した車両に関する情報をZone2入場待機列に入力することができる。ここで、Zone1退場待機列及びZone2入場待機列は、ハンドオーバーサーバー(300)によって設定された仮想の待機列であることもあり、特定のメモリ空間に該当することもある。
【0023】
続いて、ハンドオーバーサーバー(300)は、Zone1退場待機列とZone2入場待機列とを比較し、第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両が第1のハンドオーバー領域(110)から退場した車両であるか否かを判断することができる。一実施例によれば、ハンドオーバーサーバー(300)は、時空間的に近いZone1退場待機列の車両とZone2入場待機列の車両を同一の車両と決定することができる。もちろん、Zone1退場待機列及びZone2入場待機列を用いて同一の車両であるかを判断する限り、多様な変形が可能であり、そのような変更が本発明の権利範囲に属することは当業者には自明な事項である。
【0024】
第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両が第1のハンドオーバー領域(110)から退場した車両と同一の車両であると判断されると、ハンドオーバーサーバー(300)は、第1のハンドオーバー領域(110)を退場した車両に付与されている識別符号(例えば、3020293)を、第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両に付与することができる。その結果、第1のハンドオーバー領域(110)を退場した車両と第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両とに、同一の識別符号を付与することができる。従って、簡単な方法で車両の追跡が可能である。
【0025】
第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両に識別符号を付与する方法は、第2のハンドオーバー領域(112)に車両が入場すると、まず新規の識別符号を付与し、前の同一車両判別の有無に応じて、前記新規の識別符号が第1のハンドオーバー領域(110)を退場した車両に付与されている識別符号に変更されることもあり、新規の識別符号の付与過程なしに同一車両判別の有無の後に、第1のハンドオーバー領域(110)を退場した車両に付与されている識別符号が、第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両に付与されることもある。このような識別符号の付与過程は、使用者の介入なしに自動的に行うことができる。もちろん、さらに詳細な追跡のために、ハンドオーバー領域(110及び112)での同一車両に対する識別符号が異なっても、同一のサブ識別符号を含むことができる。一実施例によれば、前記識別符号は、同一のサブ識別符号に加えてハンドオーバー領域を図示するサブ識別符号をさらに含むことができる。
【0026】
例えば、第1のハンドオーバー領域(110)を退場した車両に付与されていた識別符号が(handover1、3020293)である場合、第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両に付与される識別符号は(handover2、3020293)である。即ち、ハンドオーバー領域(110及び112)での識別符号は同一のサブ識別符号(3020293)を含み、各ハンドオーバー領域を表示するサブ識別符号(handover1又はhandover2)も含むことができる。その結果、前記識別符号を通じて同一車両という情報と車両の位置情報とを把握することができる。もちろん、空間に該当するサブ識別符号に加えて時間を表示するサブ識別符号も追加的に使用されることができ、空間に該当するサブ識別符号は使用されず、時間を表示するサブ識別符号のみが追加的に使用されることができる。
【0027】
別の例として、第1のハンドオーバー領域(110)を退場した車両に付与されていた識別符号が(handover1、3020293)である場合、第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両に付与される識別符号は(handover1+handover2、3020293)である。即ち、車両が経由したハンドオーバー領域に関する情報が識別符号内に含まれ、従って同一の車両であることを把握すると同時に、車両が移動した経路を識別符号だけで把握することができる。その結果、より精密で高速な車両追跡が可能で
他の実施例によれば、ハンドオーバーサーバー(300)は、第2のセンサ(312)から送信された画像の分析を通じて、第2のハンドオーバー領域(112)を退場した車両を検出し、前記検出した車両に関する情報をZone2退場待機列に入力することができる。また、ハンドオーバーサーバー(300)は、第1のセンサ(310)から送信された画像の分析を通じて、第1のハンドオーバー領域(110)に入場した車両を検出し、前記検出した車両に関する情報をZone1入場待機列に入力することができる。
【0028】
続いて、ハンドオーバーサーバー(300)は、Zone2退場待機列とZone1入場待機列とを比較し、第1のハンドオーバー領域(110)に入場した車両が第2のハンドオーバー領域(112)から退場した車両であるか否かを判断することができる。第1のハンドオーバー領域(110)に入場した車両が第2のハンドオーバー領域(112)から退場した車両であると判断されると、ハンドオーバーサーバー(300)は、第2のハンドオーバー領域(112)を退場した車両に付与されていた識別符号(例えば、3020293)を第1のハンドオーバー領域(110)に入場した車両に付与することができる。その結果、第2のハンドオーバー領域(112)を退場した車両と第1のハンドオーバー領域(110)に入場した車両とに、同一の識別符号を付与することができる。従って、車両の追跡が可能である。
【0029】
まとめると、ハンドオーバーサーバー(300)は、マッチングされるハンドオーバー領域のうちの1つの領域から退場した車両が他の領域に入場すると、同一の識別符号を付与することができる。即ち、ハンドオーバーサーバー(300)は、車両種類などの具体的な情報を把握することなくハンドオーバー領域における車両の退場と入場を検出する動作だけで同一の車両であるか否かを判断することができる。その結果、同一の車両であるか否かを分析するために多くのデータ処理量を必要としないことができる。
【0030】
最近、アパートの屋上のような高い位置にカメラが設置されているが、この場合、カメラと車両との距離が遠いので車両情報を把握することが容易ではないことがある。このような環境では、本発明のハンドオーバー技術がより有用である。
【0031】
一方、前記ではハンドオーバー領域において車両の退場と入場だけで同一車両であるか否かを判断したが、後述するように状況によっては同一車両であるか否かを判断するために車両の種類などの具体的な車両情報、道路面に関する情報などを追加的に使用することもできる。また、前記では、第1のハンドオーバー領域(110)からの退場と第2のハンドオーバー領域(112)への車両の入場時間を考慮していないが、前記退場から既設定の時間内に前記入場をしなければ同一の車両として認められないし、前記既設定の時間を超えると、同一の車両として認められないことがある。例えば、第1のハンドオーバー領域(110)を退場した車両が停止し、第2のハンドオーバー領域(112)に入場しないと、他の車両が先に第2のハンドオーバー領域(112)に入場することができる。この場合、同一車両と判断するとエラーが発生することがある。従って、時間を考慮して同一の車両か否かを判断することが効率的である。即ち、前記ハンドオーバーシステムは、時間と空間の両方を考慮して同一の車両か否かを判断し、識別符号を車両に付与することができる。
【0032】
上述されていないが、このようなハンドオーバーシステムは、
図5に図示したように駐車場で有用に使用されることができる。駐車場では、車両の入場時に車両番号が認識されながら、車両に識別符号(例えば、車両番号を含む)が付与されることができる。このような車両がハンドオーバー領域(110及び112)を通過しても同一の識別符号が付与され、駐車空間(500)に駐車しても同一の識別符号(例えば、23グ4567)又は前記同一のサブ識別符号を含む新しい識別符号(例えば、1区域、23グ4567、駐車位置に対する識別符号をさらに含む)が付与される。その結果、前記駐車場において、入場した車両の番号、移動経路及び駐車位置を全部把握することができる。従って、入場時間及び退場時間を考慮して駐車の料金が行われながら、運転者は前記識別符号を用いて自分が駐車した駐車位置を検索して容易に自分の車両を探すことができる。このような識別符号の付加方法及びハンドオーバー技術がなければ、入車時間を知ることはできるが、正確な駐車位置を把握することができない。
【0033】
図6は、本発明の他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
図6を参照すると、
図1のようにハンドオーバー領域(110及び112)が並んで設定されなければならないが、外部衝撃によってセンサの検知方向が変更されるなどの多様な原因によりハンドオーバー領域(110及び112)が整列されないことがある。この場合、第1のハンドオーバー領域(110)からの車両の退場と第2のハンドオーバー領域(112)への車両の入場だけでなく、道路(100)に関する情報も考慮することができる。
【0034】
例えば、ハンドオーバーサーバーは、道路面に関する画像を記憶し、ハンドオーバー領域(110及び112)のアラインメントが合わない場合、ハンドオーバー領域(110及び112)におして見られる道路面に関する画像と前記記憶された画像とを比較してアラインメントを調整し、またはハンドオーバー領域(110又は112)をアラインメントがずれる前の領域として認定することもできる。即ち、前記ハンドオーバーサーバーは、道路面の情報を用いてずれたハンドオーバー領域(110及び112)のアラインメントを調整して合わせて、その後、第1のハンドオーバー領域(110)からの車両の退場と第2のハンドオーバー領域(112)への車両の入場を分析して同一車両であるか否かを判断し、同一の識別符号を付加することができる。
【0035】
即ち、前記ハンドオーバーサーバーは、道路分析を通じてハンドオーバー領域(110及び112)のアラインメント又はマッチングを補正し、その後、ハンドオーバー領域(110及び112)においての車両の退場と入場を考慮して同一車両であるか否かを判断することができる。一実施例によれば、道路分析は、演算量を減らすために道路面に特徴点を設定し、前記特徴点の比較を通じて行われることもできる。
【0036】
図7は、本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
図7を参照すると、他の車両が第2のハンドオーバー領域(112)に同時又は若干の時間差を置いて入場することができる。この場合、複数の車両のうち、どの車両が第1のハンドオーバー領域(110)から退場して第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両であるかを判断することが困難である。
【0037】
従って、前記ハンドオーバーサーバーは、ハンドオーバー領域(110及び112)に存在する車両に関する具体的な情報、例えば、車両の種類などを追加的に検出して第2のハンドオーバー領域(112)に入場した車両のうち、第1のハンドオーバー領域(110)から退場した車両と同一の車両に対して同一の識別符号を付加することができる。
【0038】
図8は、本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。過速度により車両の退場及び入場を正確に判断することが困難な場合には、
図8に示すように、第2のハンドオーバー領域(112)を拡張領域(802)ほど拡張し、又は第1のハンドオーバー領域(110)を領域(800)ほど拡張することができる。即ち、車両が既設定の速度以上で走行すると、ハンドオーバー領域(110及び112)のうち少なくとも1つの領域を拡張することができる。ハンドオーバー領域(110及び112)が拡張されるにつれて、車両の速度が高い場合でも車両の検出が可能であり、ハンドオーバーが可能である。
【0039】
まとめると、前記ハンドオーバーサーバーは、拡張されたハンドオーバー領域におして車両の退場及び入場を分析して同一車両であるか否かを判断し、同一の識別符号を付加することができる。
【0040】
他の実施例によれば、車両の速度によってハンドオーバー領域(110及び112)の拡張の程度が異なることがある。例えば、車両の速度に比例してハンドオーバー領域(110及び112)が拡張されることができる。
【0041】
図9は、本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
図9を参照すると、センサの故障などにより特定のハンドオーバー領域(110b及び112b)において同一の車両であるか否かが判断されないことがある。この場合、ハンドオーバーサーバーは、走行方向を考慮して特定のハンドオーバー領域(110b及び112b)の直前のハンドオーバー領域(110a及び110b)と直後のハンドオーバー領域(110c及び112c)との比較を通じて、同一の車両であるか否かを判断し、同一の識別符号を付加することができる。
【0042】
例えば、第2-1ハンドオーバー領域(112a)から退場した車両が第1-3ハンドオーバー領域(110c)に入場すると、入場列及び退場列に車両情報を入力する方式を通じて同一の車両であるかを判断することができる。ただし、この場合、同一の車両であるかの判断の正確度が低くなることがあるため、具体的な車両情報を追加的に取得して同一車両であるか否かを判断することもできる。その結果、第2-1ハンドオーバー領域(112a)で車両に付与された識別符号と同一の識別符号が、第1-2ハンドオーバー領域(110b)及び第2-2ハンドオーバー領域(112b)の車両に付与されなくても、第1-3ハンドオーバー領域(110c)及び第2-3ハンドオーバー領域(112c)の車両に付与されることができる。従って、途中で車両の追跡が中断されても前後のハンドオーバー領域においての車両の退場と入場を利用して車両の継続的な追跡が可能である。
【0043】
図10は、本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバー技術を図示した図面である。
図10に示すように、車両が上下に配置されたハンドオーバー領域(110及び1010、又は112及び1012)にまたがる場合、ハンドオーバー領域(110及び112)において車両の退場と入場だけで同一車両であるか否かを判断することなく、車両の種類など車両の具体的な情報を追加的に利用して同一車両であるか否かを判断することができる。
図11は、本発明の一実施例によるハンドオーバーサーバーを概略的に図示したブロック図である。
【0044】
図11を参照すると、本実施例のハンドオーバーサーバー(コンピューティング装置)は、制御部(1100)、通信部(1102)、ハンドオーバー部(1104)、識別符号部(1106)、センサ部(1108)及び記憶部(1110)を含むことができる。通信部(1102)は、ハンドオーバー領域を監視するセンサとの通信接続通路である。ハンドオーバー部(1104)は、第1のハンドオーバー領域での車両の退場と第2のハンドオーバー領域での車両の入場を通じて、ハンドオーバー領域の車両が同一の車両であるかを判断し、同一の車両であると判断された場合、前記第1のハンドオーバー領域での車両に付与された識別符号を、前記第2のハンドオーバー領域の車両に同一に付与することができる。また、ハンドオーバー部(1104)は、前記実施例に述べたように、ハンドオーバー領域での車両の退場と入場だけで同一の車両であるか否かを判断することが困難な場合、車両の種類などの具体的な車両情報を追加的に取得し、前記取得した具体的な車両情報を 追加的に考慮して同一車両であるか否かを判断することができる。
【0045】
さらに、ハンドオーバー部(1104)は、ハンドオーバー領域のマッチングがずれた場合、道路情報を用いて前記ハンドオーバー領域のマッチングを補正した後、前記ハンドオーバー領域での車両の退場及び入場を考慮して同一車両であるか否かを判断することができる。さらに、ハンドオーバー部(1104)は、車両が既設定の速度以上でハンドオーバー領域を通過する場合、ハンドオーバー領域を拡張し、拡張されたハンドオーバー領域での車両の退場と入場を考慮して同一車両であるか否かを判断することができる。識別符号部(1106)は、ハンドオーバー領域に位置する車両に対して識別符号を付加し、特に入場したハンドオーバー領域での車両が直前のハンドオーバー領域、又はマッチングされるハンドオーバー領域から退場した車両であると判断されると、前記退場した車両に付与された識別符号と同一の識別符号を前記入場した車両に付与することができる。
【0046】
もちろん、ハンドオーバー領域に新たに入場した車両であれば、新たな識別符号が付与される。センサ部(1108)は、ハンドオーバー領域を監視するセンサの動作を制御することができる。記憶部(1110)は、ハンドオーバー領域に関する情報、識別符号に関する情報、具体的な車両に関する情報などの多様なデータを記憶することができる。制御部(1100)は、前記ハンドオーバーサーバーの構成要素の動作を全体的に制御することができる。
【0047】
前記の実施例では、ハンドオーバーサーバーがハンドオーバー機能を実行したが、ハンドオーバー機能は複数のセンサのうちの1つ又は複数が実行することができる。即ち、ハンドオーバーサーバーなしでセンサが前記実施例のハンドオーバー機能を実行することができる。例えば、第1のハンドオーバー領域を監視して第1の画像を取得する第1のセンサが、第2のハンドオーバー領域を監視する第2のセンサとの通信接続通路である通信部と、前記第2のセンサから第2の画像を取得し、前記取得した第1の画像を通じて前記第1のハンドオーバー領域からの移動体の退場を検出し、前記取得した第2の画像を通じて前記第2のハンドオーバー領域への移動体の入場 を検出し、前記検出した移動体の退場と前記検出した移動体の入場を通じて、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が、前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部とを含むことができる。ここで、前記第2のハンドオーバー領域は、前記第1のハンドオーバー領域とマッチングされる領域である。
【0048】
他の例として、第2のハンドオーバー領域を監視して第2の画像を取得する第2のセンサが、第1のハンドオーバー領域を監視する第1のセンサとの通信接続通路である通信部と、前記第1のセンサから第1の画像を取得し、前記取得した第1の画像を通じて前記第1のハンドオーバー領域からの移動体の退場を検出し、前記取得した第2の画像を通じて前記第2のハンドオーバー領域への移動体の入場を検出し、前記検出した移動体の退場と前記検出した移動体の入場を通じて、前記第2のハンドオーバー領域に入場した移動体が、前記第1のハンドオーバー領域から退場した移動体と同一の移動体であるか否かを判断するハンドオーバー部とを含むことができる。ここで、前記第2のハンドオーバー領域は、前記第1のハンドオーバー領域とマッチングされる領域である。
【0049】
同一移動体の判断に加えて、識別符号を付加する多様な方法が同様に適用されることができる。
【0050】
図12は、本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバーシステムを図示したブロック図である。
図12を参照すると、本実施例のハンドオーバーシステムは、アパート団地、駐車場などに適用できるシステムであって、コンピューティング装置(1200)、使用者端末(1202)、第1のセンサ(1210)、第2のセンサ(1212)、及び駐車センサ(1214)を含むことができる。コンピューティング装置(1200)は、前記実施例に述べたように、第1のセンサ(1210)及び第2のセンサ(1212)によって監視されるハンドオーバー領域において車両の退場及び入場を通じて同一車両であるかを判断し、同一の識別符号を付与することができる。ハンドオーバーの過程は前記実施例に詳細に述べられているので、以下の説明を省略する。
【0051】
また、コンピューティング装置(1200)は、駐車センサ(1214)と接続されて前記ハンドオーバー領域を通過した後に駐車した車両の駐車位置などの駐車情報を確認することができる。例えば、駐車センサ(1214)はカメラであり得、駐車した車両の番号(車両番号)を感知し、感知結果をコンピューティング装置(1200)に提供することができる。その結果、コンピューティング装置(1200)は、入車時に車両番号を確認し、ハンドオーバー領域を通じて車両の移動経路を把握し、駐車位置を確認することができる。ハンドオーバー領域において車両の識別符号が車両番号を含み、駐車時にハンドオーバー領域で付与された識別符号と同一の識別符号、又は前記ハンドオーバー領域で付与された識別符号と同一のサブ識別符号を含む識別符号を車両に付与すると、コンピューティング装置(1200)は、入車した車両がどの経路を通過してどの位置に駐車したかを把握することができる。
【0052】
一実施例によれば、コンピューティング装置(1200)は、使用者端末(1202)又は世代端末と接続されることができ、駐車位置、駐車可能地域、告知事項、違法駐車案内、障害者駐車空間移動命令、又は駐車料金などに関する内容を含むメッセージを使用者端末(1202)、前記世代端末、又はメンバーの共有端末(例えば、アパート駐車場に設置されたディスプレイ)などで提供することができる。その結果、使用者は車両の駐車位置を把握して容易に探すことができる。
【0053】
例えば、コンピューティング装置(1200)がアパートの管理サーバーである場合、アパート住民(使用者)が駐車すると、駐車位置に関する情報を前記使用者の端末(使用者端末)に提供することができ、従って、使用者は自分の車両へ容易に移動することができる。特に、酔って代理で駐車した場合、使用者は自分の車両位置を知らないことがあり、この場合でも、コンピューティング装置(1200)が車両の位置に関する情報を有するメッセージを使用者端末(1202)に提供するため、使用者は翌日の出勤時に前記メッセージを確認して自分の車両位置を容易に把握することができる。
【0054】
別の例として、コンピューティング装置(1200)は、駐車した車両が未登録車両であり、又は捜査機関によって指定された特定の車両であることを知った場合、前記車両の移動経路、ハンドオーバー領域での画像、駐車時間などの多様な情報を外部サーバー、例えば、警察サーバーなどに提供することができる。その結果、警察は犯罪者をよりよく追跡することができる。
【0055】
図13は、本発明の一実施例によるハンドオーバーシステムを用いた駐車サービスの提供過程を図示したフローチャートである。
図13を参照すると、コンピューティング装置(1200)は、アパートなどの屋内外駐車場又は屋外駐車場に車両が入車すると、入車した車両に関する情報(車両番号など)を把握し、前記車両がハンドオーバー領域を通過するにつれて、前記車両を追跡することができる(S1300)。ここで、前記ハンドオーバー領域において、同一車両に対して同一識別符号又は同一サブ識別符号を含む識別符号が付与されることができる。
【0056】
続いて、前記車両が特定の位置に駐車すると、コンピューティング装置(1200)は、駐車センサ(1214)から提供された情報に従って車両の駐車位置を把握することができる(S1302)。その結果、コンピューティング装置(1200)は、車両番号などを含む車両の入車情報、移動経路、及び駐車位置を全部把握することができる。特に、車両には、車両番号を含む同一のサブ識別符号又は同一の識別符号が付与されることができる。
【0057】
続いて、コンピューティング装置(1200)は、使用者端末(1202)を通じて、使用者、例えばアパート住民に、把握した入車情報、移動経路又は駐車位置を知らせることができる(S1304)。このために、コンピューティング装置(1200)は、例えばアパート住民である使用者の電話番号などを予め把握して記憶することができる。もちろん、使用者端末(1202)ではなく世代端末又は共用端末に駐車位置などに関する情報が提供されることもできる。
【0058】
一実施例によれば、コンピューティング装置(1200)は、駐車位置に関する情報だけでなく、多様な追加情報をメッセージに含めて使用者に提供することができる。例えば、前記追加情報は、広告、映像/音、識別符号、未納管理費、公知事項、障害者駐車空間の駐車による移動命令又は駐車料金などに関する情報である。ここで、使用者が広告又は映像/音を視聴すると、使用者の世代管理費、駐車料金などが割引されることもできる。
【0059】
他の実施例によれば、車両が特定の集団のメンバー(例えば、アパート住民)の車両ではない場合、前記追加情報は、駐車料金、駐車可能時間、訪問世代、識別符号などに関する情報である。
【0060】
図14は、本発明の他の実施例によるハンドオーバーシステムを用いた駐車サービスの提供過程を図示したフローチャートである。
図14を参照すると、コンピューティング装置(1200)は、アパートなどの室内外駐車場又は屋外駐車場に車両が入車すると、入車した車両に関する情報(車両番号等)を把握し、前記車両がハンドオーバー領域を通過するにつれて、前記車両を追跡することができる(S1400)。ここで、前記ハンドオーバー領域において、同一車両に対して同一識別符号又は同一サブ識別符号を含む識別符号が付与されることができる。
【0061】
続いて、前記車両が特定の位置に駐車すると、コンピューティング装置(1200)は、駐車センサ(1214)から提供された情報に従って前記車両の駐車位置を把握することができる(S1402)。その結果、コンピューティング装置(1200)は、車両番号などを含む車両の入車情報、移動経路、及び駐車位置を全部把握することができる。特に、車両には、車両番号を含む同一のサブ識別符号又は同一識別符号が付与されることができる。続いて、コンピューティング装置(1200)は、使用者端末(1202)から提供されたメッセージに従って駐車状況を把握することができ、従って、駐車可能位置を把握することができる(S1404)。
【0062】
次いで、コンピューティング装置(1200)は、前記把握した駐車可能位置に関する情報を新たに入車する車両に提供して便利に駐車できるように補助することができる(S1406)。駐車空間が足りないアパートの場合、使用者が駐車するために多くの時間を費やさなければならないが、このようなハンドオーバーシステムを導入すれば空き駐車空間を入車時に知ることができ、便利に駐車することができる。駐車空間が十分なアパートであっても清掃などの場合には、特定の駐車空間に駐車できないことがある。この場合、使用者が特定の駐車空間に駐車に行き、別の駐車空間を見つけなければならない不便さがある。従って、本発明のハンドオーバーシステムを導入すると、このような不便さなく、空き駐車空間を容易に把握して駐車することができる。また、アパートの駐車時に使用者は通常、自分の棟から近くの位置に駐車する傾向がある。従って、コンピューティング装置(1200)は、累積データに基づいて使用者の嗜好駐車位置を予め把握し、前記把握した嗜好駐車位置で駐車可能な空間を最優先にして使用者に案内することができる。
【0063】
別の例として、使用者がコンピューティング装置(1200)に、駐車を望む希望の駐車位置を指定することができる。この場合、コンピューティング装置(1200)は、前記希望の駐車位置に近い駐車可能位置を前記使用者に優先的に案内することもできる。従って、使用者の利便性が最大化される。また、コンピューティング装置(1200)は、指定された駐車位置への経路を案内することもできる。さらに、アパートの訪問車両の場合にも、入車時に把握した棟に行きやすい駐車可能位置を訪問者に案内することもできる。
【0064】
図15は、本発明のさらに他の実施例によるハンドオーバーシステムを用いた駐車案内過程を図示したフローチャートである。
図15を参照すると、コンピューティング装置(1200)は、駐車場に車両が入車すると、入車した車両に関する情報(車両番号等)を把握し、前記車両がハンドオーバー領域を通過するにつれて、前記車両を追跡することができる(S1500)。続いて、前記車両が特定の位置に駐車すると、コンピューティング装置(1200)は、駐車センサ(1214)から提供された情報に従って前記車両の駐車位置を把握することができる(S1502)。続いて、コンピューティング装置(1200)は、前記駐車が違法駐車であるか否かを把握し(S1504)、違法駐車であると決定されると、使用者端末(1402)を通じて、違法駐車であるため別の位置に移動するよう警告メッセージを提供することができる(S1506)。
【0065】
例えば、使用者が障害者駐車空間に駐車し、又は電気自動車の充電位置に電気自動車でもないのに駐車した場合、コンピューティング装置(1200)は、使用者に別の場所に移動するように警告メッセージを送信することができる。従って、アパートの警備員が違法駐車を把握するために歩き回る必要がなく、車両に警告ステッカーを貼る必要がない。
【0066】
図16は、本発明の一実施例によるコンピューティング装置の構成を図示したブロック図である。
図16を参照すると、本実施例のコンピューティング装置は、制御部(1600)、通信部(1602)、ハンドオーバー部(1604)、識別符号部(1606)、センサ部(1608)、駐車部(1610)、及び記憶部(1612)を含むことができる。通信部(1602)は、ハンドオーバー領域を監視する第1のセンサと第2のセンサ、駐車空間を監視する第3のセンサとの通信接続通路である。ハンドオーバー部(1604)は、第1のハンドオーバー領域での車両の退場と第2のハンドオーバー領域での車両の入場を通じて、ハンドオーバー領域の車両が同一の車両であるかを判断し、同一の車両であると判断された場合、前記第1のハンドオーバー領域での車両に付与された識別符号を、前記第2のハンドオーバー領域の車両に同一に付与することができる。追加的なハンドオーバーの制御内容は前記の実施例に述べられている。
【0067】
識別符号部(1606)は、ハンドオーバー領域に位置する車両に対して識別符号を付加し、特に、入場したハンドオーバー領域での車両が,直前のハンドオーバー領域又はマッチングされるハンドオーバー領域から退場した車両であると判断された場合、前記退場した車両に付与された識別符号と同一の識別符号を前記入場した車両に付与することができる。センサ部(1608)は、ハンドオーバー領域を監視するセンサの動作を制御することができる。駐車部(1610)は、ハンドオーバー過程を通じて車両の移動経路を把握し、駐車センサを通じて駐車位置等に関する駐車情報を把握し、前記把握した駐車情報に基づいて使用者に駐車位置を案内することもでき、入車車両に駐車可能位置を案内することもでき、違法駐車に対して他の空間への移動命令を提供することもでき、ハンドオーバー動作を通じて把握した移動経路を警察署等に提供することもできる。
【0068】
記憶部(1612)は、ハンドオーバー領域に関する情報、識別符号に関する情報、具体的な車両に関する情報、駐車情報などの多様なデータを記憶することができる。制御部(1600)は、前記コンピューティング装置の構成要素の動作を全体的に制御することができる。
【0069】
一方、前述した実施例の構成要素は、プロセス的な観点から容易に把握されることができる。つまり、それぞれの構成要素は、それぞれのプロセスで把握されることができる。また、前述した実施例のプロセスは、デバイスの構成要素の観点から容易に把握されることができる。また、前述した技術的な内容は、多様なコンピュータ手段を通じて行われることができるプログラム命令形態に具現され、コンピュータで読み取り可能媒体に記録されることができる。前記コンピュータで読み取り可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独にまたは組み合わせて含むことができる。前記媒体に記録されるプログラム命令は実施例のために特別に設計され、構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものであることもできる。コンピュータで読み取り可能記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク、及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD-ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(megneto-optical media)、及びロム(ROM)、ラム(RAM)、フラッシュメモリなどのような、プログラム命令を格納して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラにより作成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータにより実行可能な高級言語コードを含む。ハードウェア装置は実施例の動作を行うために一つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同様である。
【0070】
前述した本発明の実施例は、例示の目的のために開示したものであり、本発明についての通常の知識を有する当業者であれば、本発明の思想と範囲内で様々な修正、変更、付加が可能であり、それらの修正、変更及び付加も以下の特許請求の範囲に属するものと理解すべきである。
【符号の説明】
【0071】
100 道路
110 第1のハンドオーバー領域
112 第2のハンドオーバー領域
300 ハンドオーバーサーバー
310 第1のセンサ
312 第2のセンサ
500 駐車空間
800 領域
802 拡張領域
1100 制御部
1102 通信部
1104 ハンドオーバー部
1106 識別符号部
1108 センサ部
1110 記憶部
1200 コンピューティング装置
1202 ユーザー端末
1210 第1のセンサ
1212 第2のセンサ
1214 駐車センサ
1600 制御部
1602 通信部
1604 ハンドオーバー部
1606 識別符号部
1608 センサ部
1610 駐車部
1612 記憶部
【国際調査報告】