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特表2023-551726ネットワーク公開機能を介して低頻度データ通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するための方法、システムおよびコンピュータ読取可能媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-12
(54)【発明の名称】ネットワーク公開機能を介して低頻度データ通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するための方法、システムおよびコンピュータ読取可能媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20231205BHJP
   H04W 4/70 20180101ALI20231205BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20231205BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W4/70
H04W88/14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023533730
(86)(22)【出願日】2021-11-17
(85)【翻訳文提出日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 US2021059683
(87)【国際公開番号】W WO2022119713
(87)【国際公開日】2022-06-09
(31)【優先権主張番号】17/110,255
(32)【優先日】2020-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502303739
【氏名又は名称】オラクル・インターナショナル・コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アラビンド,シュリビディヤ
(72)【発明者】
【氏名】マハランク,シャシキラン・バラチャンドラ
(72)【発明者】
【氏名】ラジプット,ジャイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067BB21
5K067DD11
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE16
(57)【要約】
ネットワーク公開機能(NEF)を介してユーザ機器(UE)とアプリケーション機能(AF)との間の通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するための方法、システムおよびコンピュータ読取可能媒体が開示される。方法は、NEFが、セッション管理機能(SMF)から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションイベント変更通知メッセージを受信することと、NEFが、PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、UEとアプリケーション機能(AF)との間のデータ配信経路を確立することと、NEFが、NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由してUEとAFとの間で通信されるメッセージを処理することとを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク公開機能(NEF)を介してユーザ機器(UE)とアプリケーション機能(AF)との間の通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するための方法であって、
NEFが、セッション管理機能(SMF)から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションイベント変更通知メッセージを受信することと、
前記NEFが、前記PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、前記NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、前記UEとアプリケーション機能(AF)との間のデータ配信経路を確立することと、
前記NEFが、前記NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、前記複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由して前記UEと前記AFとの間で通信されるメッセージを処理することとを備える、方法。
【請求項2】
前記複数のデータ配信プレーンは、前記NEFを介して前記UEと前記AFとの間の制御プレーンにおいて確立される非IPデータ配信(NIDD)ベースのデータ通信経路と、N6ポイントツーポイントトンネルを使用して通信可能に接続された前記NEFとUPFとを介して前記UEと前記AFとの間に確立されるNIDDベースのデータ通信経路と、N6インターフェイスを使用して前記NEFと前記UPFとを介して通信可能に接続された前記UEと前記AFとの間のインターネットプロトコル(IP)データ配信ベースのデータ通信経路とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEは、低電力のIoT(Internet of things)デバイスを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記単一の統一インターフェイスは、T8インターフェイスおよび/またはN33インターフェイスを含む、前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記NEFは、前記UEの接続を維持しながら前記複数のデータ配信プレーン間で切り替えるように構成されている、前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記NEFは、前記PDUセッションイベント変更通知メッセージの受信に応答して、UPFからのパケットトラフィックを監視するリスニングサーバを確立するように構成されている、前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記NEFは、前記複数のデータ配信プレーンの各々の使用中にPDUセッションアンカーとして機能する、前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
ネットワーク公開機能(NEF)を介してユーザ機器(UE)とアプリケーション機能(AF)との間の通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するためのシステムであって、前記システムは、
ネットワークノードを備え、前記ネットワークノードは、
少なくとも1つのプロセッサと、
メモリとを含み、前記メモリと前記少なくとも1つのプロセッサとは、NEFをホストするように構成された統一インターフェイスデバイスに属し、前記ネットワークノードはさらに、
統一インターフェイスマネージャを含み、前記統一インターフェイスマネージャは、前記NEFの前記メモリに格納され、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、セッション管理機能(SMF)から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションイベント変更通知メッセージを受信し、前記PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、前記NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、前記UEとアプリケーション機能(AF)との間のデータ配信経路を確立し、前記NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、前記複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由して前記UEと前記AFとの間で通信されるメッセージを処理するために構成されている、システム。
【請求項9】
前記複数のデータ配信プレーンは、前記NEFを介して前記UEと前記AFとの間の制御プレーンにおいて確立される非IPデータ配信(NIDD)ベースのデータ通信経路と、N6ポイントツーポイントトンネルを使用して通信可能に接続された前記NEFとUPFとを介して前記UEと前記AFとの間に確立されるNIDDベースのデータ通信経路と、N6インターフェイスを使用して前記NEFと前記UPFとを介して通信可能に接続された前記UEと前記AFとの間のインターネットプロトコル(IP)データ配信ベースのデータ通信経路とを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記UEは、低電力のIoT(Internet of things)デバイスを含む、請求項8または9に記載のシステム。
【請求項11】
前記単一の統一インターフェイスは、T8インターフェイスおよび/またはN33インターフェイスを含む、請求項8~10のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項12】
前記NEFは、前記UEの接続を維持しながら前記複数のデータ配信プレーン間で切り替えるように構成されている、請求項8~11のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項13】
前記NEFは、前記PDUセッションイベント変更通知メッセージの受信に応答して、UPFからのパケットトラフィックを監視するリスニングサーバを確立するように構成されている、請求項8~12のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項14】
前記NEFは、前記複数のデータ配信プレーンの各々の使用中にPDUセッションアンカーとして機能する、請求項8~13のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項15】
コンピュータのプロセッサによって実行されると、ステップを実行するように前記コンピュータを制御する実行可能な命令を格納した非一時的なコンピュータ読取可能媒体であって、前記ステップは、
NEFが、セッション管理機能(SMF)から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションイベント変更通知メッセージを受信することと、
前記NEFが、前記PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、前記NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、前記UEとアプリケーション機能(AF)との間のデータ配信経路を確立することと、
前記NEFが、前記NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、前記複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由して前記UEと前記AFとの間で通信されるメッセージを処理することとを含む、非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項16】
前記複数のデータ配信プレーンは、前記NEFを介して前記UEと前記AFとの間の制御プレーンにおいて確立される非IPデータ配信(NIDD)ベースのデータ通信経路と、N6ポイントツーポイントトンネルを使用して通信可能に接続された前記NEFとUPFとを介して前記UEと前記AFとの間に確立されるNIDDベースのデータ通信経路と、N6インターフェイスを使用して前記NEFと前記UPFとを介して通信可能に接続された前記UEと前記AFとの間のインターネットプロトコル(IP)データ配信ベースのデータ通信経路とを含む、請求項15に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項17】
前記UEは、低電力のIoT(Internet of things)デバイスを含む、請求項15または16に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項18】
前記単一の統一インターフェイスは、T8インターフェイスおよび/またはN33インターフェイスを含む、請求項15~17のいずれか1項に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項19】
前記NEFは、前記UEの接続を維持しながら前記複数のデータ配信プレーン間で切り替えるように構成されている、請求項15~18のいずれか1項に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【請求項20】
前記NEFは、前記複数のデータ配信プレーンの各々の使用中にPDUセッションアンカーとして機能する、請求項15~19のいずれか1項に記載の非一時的なコンピュータ読取可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権主張
本願は、2020年12月2日に出願された米国特許出願第17/110,255号の利益を主張するものであり、その開示全体を本明細書に引用により援用する。
【0002】
技術分野
本明細書に記載の主題は、第5世代(5G)電気通信ネットワークで行われるデータ通信の改善に関する。より詳細には、本明細書に記載の主題は、ネットワーク公開機能を介してユーザ機器とアプリケーション機能との間の小規模かつ低頻度のデータ通信をサポートするように構成される統一インターフェイスを提供するための方法、システムおよびコンピュータ読取可能媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
現在、5G電気通信ネットワークでは、低電力のユーザ機器(user equipment:UE)とアプリケーション機能(application function:AF)との間で、小規模データの通信を低頻度で行う必要があることが多い。特に、IoT(Internet of Things)デバイスとAFとの間のセルラーベースの通信には、このような小規模かつ低頻度の通信が使用される。この通信方法は、電力に制約のあるUEデバイスがデータ伝送のために5G制御プレーンと5Gデータプレーンとの両方を利用可能な低電力広域(low powered wide area:LWPA)ベースのIoT使用事例を可能にする。一般的に、3GPP(登録商標)は、ユーザプレーンを経由してN6インターフェイスを使用してインターネットプロトコル(internet protocol:IP)データ配信を使用したり、制御プレーンを経由して非IPデータ配信(non-Internet protocol data delivery:NIDD)を使用したりするなどの、小規模データの低頻度の通信を容易にする異なる方法および/またはインターフェイスを提供する。5G通信ネットワークにおいて、小規模データおよび低頻度データの通信に使用できる異なる経路はいくつかあるが、AFが異なるAF通信方式をサポートする必要がある場合、技術的な困難がいくつか生じる可能性がある。たとえば、ローミングネットワークがインターネットプロトコル(IP)データ配信のみをサポートするように構成され、非インターネットプロトコルデータ配信(NIDD)をサポートできない場合、問題が生じる可能性がある。また、訪問先ネットワークがユーザプレーン機能(user plane function:UPF)を介してNIDDをサポートし、UEのホームネットワークがネットワーク公開機能(network exposure function:NEF)を介してNIDDをサポートするようなローカルブレイクアウトローミングシナリオでも、問題が生じる可能性がある。さらに、UEが複数のネットワークスライスにまたがって使用され、各スライスが異なるデプロイメントモデル(NEFを使用してプロビジョニングされたスライス、NEFを使用せずにプロビジョニングされたスライス、またはNEFを使用せずにUPF経由のIPデータ配信のみをサポートするスライスなど)をサポートし得る場合にも、AFについて問題が生じる可能性がある。
【0004】
そのため、ネットワーク公開機能またはサービスを介して、低頻度の通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するための、改善された方法およびシステムのニーズが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
概要
ネットワーク公開機能(NEF)を介してユーザ機器(UE)とアプリケーション機能(AF)との間の通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するための方法、システムおよびコンピュータ読取可能媒体が開示される。ある方法は、NEFが、セッション管理機能(session management function:SMF)から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションイベント変更通知メッセージを受信することと、NEFが、PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、UEとアプリケーション機能(AF)との間のデータ配信経路を確立することと、NEFが、NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由してUEとAFとの間で通信されるメッセージを処理することとを備える。
【0006】
本明細書に記載の主題のある態様に係る方法では、複数のデータ配信プレーンは、NEFを介してUEとAFとの間の制御プレーンにおいて確立される非IPデータ配信(NIDD)ベースのデータ通信経路と、N6ポイントツーポイントトンネルを使用して通信可能に接続されたNEFとUPFとを介してUEとAFとの間に確立されるNIDDベースのデータ通信経路と、N6インターフェイスを使用してNEFとUPFとを介して通信可能に接続されたUEとAFとの間のインターネットプロトコル(IP)データ配信ベースのデータ通信経路とを含む。
【0007】
本明細書に記載の主題のある態様に係る方法では、UEは、低電力のIoT(Internet of things)デバイスを含む。
【0008】
本明細書に記載の主題のある態様に係る方法では、単一の統一インターフェイスは、T8インターフェイスおよび/またはN33インターフェイスを含む。
【0009】
本明細書に記載の主題のある態様に係る方法では、NEFは、UEの接続を維持しながら複数のデータ配信プレーン間で切り替えるように構成されている。
【0010】
本明細書に記載の主題のある態様に係る方法では、NEFは、PDUセッションイベント変更通知メッセージの受信に応答して、UPFからのパケットトラフィックを監視するリスニングサーバを確立するように構成されている。
【0011】
本明細書に記載の主題のある態様に係る方法では、NEFは、複数のデータ配信プレーンの各々の使用中にPDUセッションアンカーとして機能する。ネットワーク公開機能(NEF)を介してユーザ機器(UE)とアプリケーション機能(AF)との間の通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するためのシステムの一例は、ネットワークノードを備え、ネットワークノードは、少なくとも1つのプロセッサと、メモリとを含み、メモリと少なくとも1つのプロセッサとは、NEFをホストするように構成された統一インターフェイスデバイスに属する。ネットワークノードはさらに、統一インターフェイスマネージャを含み、統一インターフェイスマネージャは、NEFのメモリに格納され、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、セッション管理機能(SMF)から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションイベント変更通知メッセージを受信し、PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、UEとアプリケーション機能(AF)との間のデータ配信経路を確立し、NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由してUEとAFとの間で通信されるメッセージを処理するために構成されている。
【0012】
本明細書に記載の主題のある態様に係るシステムでは、複数のデータ配信プレーンは、NEFを介してUEとAFとの間の制御プレーンにおいて確立される非IPデータ配信(NIDD)ベースのデータ通信経路と、N6ポイントツーポイントトンネルを使用して通信可能に接続されたNEFとUPFとを介してUEとAFとの間に確立されるNIDDベースのデータ通信経路と、N6インターフェイスを使用してNEFとUPFとを介して通信可能に接続されたUEとAFとの間のインターネットプロトコル(IP)データ配信ベースのデータ通信経路とを含む。
【0013】
本明細書に記載の主題のある態様に係るシステムでは、UEは、低電力のIoT(Internet of things)デバイスを含む。
【0014】
本明細書に記載の主題のある態様に係るシステムでは、単一の統一インターフェイスは、T8インターフェイスおよび/またはN33インターフェイスを含む。
【0015】
本明細書に記載の主題のある態様に係るシステムでは、NEFは、UEの接続を維持しながら複数のデータ配信プレーン間で切り替えるように構成されている。
【0016】
本明細書に記載の主題のある態様に係るシステムでは、NEFは、PDUセッションイベント変更通知メッセージの受信に応答して、UPFからのパケットトラフィックを監視するリスニングサーバを確立するように構成されている。
【0017】
本明細書に記載の主題のある態様に係るシステムでは、NEFは、複数のデータ配信プレーンの各々の使用中にPDUセッションアンカーとして機能する。
【0018】
少なくとも1つのコンピュータの少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのコンピュータにステップを実行させる実行可能な命令が具体化された、非一時的なコンピュータ読取可能媒体の一例であって、ステップは、NEFが、セッション管理機能(SMF)から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニット(PDU)セッションイベント変更通知メッセージを受信することと、NEFが、PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、UEとアプリケーション機能(AF)との間のデータ配信経路を確立することと、NEFが、NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由してUEとAFとの間で通信されるメッセージを処理することとを含む。
【0019】
本明細書に記載の主題は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実現することができる。そのため、本明細書で使用される「機能」、「ノード」または「モジュール」という用語は、説明される機能を実現するための、ソフトウェアおよび/またはファームウェアコンポーネントを含み得るハードウェアを指す。ある実現例では、本明細書に記載の主題は、コンピュータのプロセッサによって実行されるとステップを実行するようにコンピュータを制御するコンピュータ実行可能命令を格納したコンピュータ読取可能媒体を使用して実現することができる。本明細書に記載の主題を実現するのに適したコンピュータ読取可能媒体の例として、ディスクメモリデバイス、チップメモリデバイス、プログラマブルロジックデバイス、および特定用途向け集積回路などの非一時的なコンピュータ読取可能媒体が挙げられる。さらに、本明細書に記載の主題を実現するコンピュータ読取可能媒体は、単一のデバイスまたはコンピューティングプラットフォーム上に配置されてもよく、複数のデバイスまたはコンピューティングプラットフォームにわたって分散されてもよい。
【0020】
次に、本明細書に記載の主題について、添付の図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】NEFを介してユーザ機器(UE)とアプリケーション機能との間に非IPデータ配信(NIDD)経路を提供するように構成された制御プレーンを示す論理ブロック図である。
図2】ユーザプレーン機能(UPF)とN6ポイントツーポイント(point to point:PTP)トンネルとを介して、UEとアプリケーション機能との間に非IPデータ配信(NIDD)経路を提供するように構成された制御プレーンを示す論理ブロック図である。
図3】UPFを介してUEとアプリケーション機能との間にIPデータ配信経路を提供するユーザプレーンを示す論理ブロック図である。
図4】NEFと関連付けられた統一インターフェイスとを介して、UEとAFとの間に複数のデータ配信経路を確立するように構成された集約データ配信システムを示す論理ブロック図である。
図5】NEFリスニングサーバおよびポートを宛先AFにマッピングするための例示的な構成表である。
図6】UEとAFとの間の通信セッションのコンテキスト情報を格納するためにNEFにおいて保持される例示的なデータベーステーブルである。
図7】NEFと統一インターフェイスマネージャとをホストするために構成されたネットワークノードの例を示すブロック図である。
図8】ネットワーク公開機能またはサービスを介した低頻度の通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するためのプロセスの例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
詳細な説明
次に、本明細書に記載の主題のさまざまな実施形態を詳細に参照し、それらの例を添付図面に例示する。可能な限り、同じ参照番号は図面全体を通して、同じまたは同様の部分を指すために使用される。
【0023】
5Gネットワークにおけるユーザ機器とアプリケーション機能との間の小規模かつ低頻度のデータの通信は、主に、低電力のIoTデバイス、または電力制約もしくは制限のあるその他のデバイスに使用されている。注目すべきは、5Gネットワークで動作する低電力または電力制約のあるIoTデバイスのために、ユーザ機器とアプリケーション機能との間の小規模かつ低頻度のデータ通信を容易にするために使用できる3つのモードまたはインターフェイスがあることである。たとえば、データ通信の第1のモードは、5Gシステム制御プレーン経由してN33インターフェイスおよび/またはT8インターフェイスを使用するNEFを介して、ユーザ機器とアプリケーション機能との間で非IPデータ配信(NIDD)ベースのデータ伝送として実施することができる。データ通信の第2のモードは、5Gシステム制御プレーン経由してN6ポイントツーポイントトンネルインターフェイスを使用するUPFを介して、ユーザ機器とアプリケーション機能との間のNIDDベースのデータ通信として実施することができる。さらに、データ通信の第3のモードは、5Gシステムユーザプレーン経由してN6インターフェイスを使用するUPFを介して、ユーザ機器とアプリケーション機能との間でIPデータ配信として実施することができる。これら3つの異なるデータ配信オプションをそれぞれ図1~3に示し、以下で詳細に説明する。
【0024】
図1は、NEFを介して5G制御プレーン経由でユーザ機器とアプリケーション機能との間に存在するNIDDデータ経路を示す。特に、図1は、ユーザ機器102、制御プレーン104、およびアプリケーション機能106を含む5Gシステム100を示す。さらに、図1は、制御プレーン104が、無線アクセスネットワーク(radio access network:RAN)108、アクセス・モビリティ管理機能(access and mobility management function:AMF)110、セッション管理機能(session management function:SMF)112、ネットワーク公開機能(network exposure function:NEF)114、統一データ管理機能(unified data management function:UDM)116を含むものとして示し、これらは、制御プレーンを経由してユーザ機器102とアプリケーション機能106との間のデータ通信経路の確立に集合的に責任を負う。特に、プロトコルデータユニット(protocol data unit:PDU)セッション確立手順は、ユーザ機器102とSMF112との間で行われる。セッション確立手順の間、(たとえば、NEF114に対応する)NEFアイデンティティが、UDM116から受信される加入データの一部として、SMF112によって取得される。NEFアイデンティティ情報がSMF112によって受信されると、SMF-NEF接続確立手順が実施される。特に、ユーザ機器102とアプリケーション機能106との間のNIDDモバイル発信(mobile originated:MO)メッセージ通信経路が確立される。同様に、アプリケーション機能106とユーザ機器102との間にNIDD移動終端(mobile terminated:MT)メッセージ通信経路が確立される。通信経路(複数可)を容易にするために、アプリケーション機能106とNEF114との間のN33インターフェイス/T8インターフェイスがNEFによって確立される。制御プレーン104を介した通信経路が確立されると、ユーザ機器102とアプリケーション機能106とは、5Gシステム100を経由して小規模かつ低頻度のデータを通信することができる。具体的には、NEFベースのNIDDデータ通信は、制御プレーン104を経由してユーザ機器102とアプリケーション機能106との間のMOメッセージ通信およびMTメッセージ通信の両方について、アプリケーション機能106に向けたAPIベースのインターフェイス(すなわち、T8インターフェイス/N33インターフェイス)を提供する。このように、NEF114は、このシナリオにおけるデータ配信経路のPDUセッションアンカーとして機能する。
【0025】
図2は、UPFを介して5G制御プレーン経由でユーザ機器とアプリケーション機能との間に存在するNIDDデータ経路を示す。特に、図2は、ユーザ機器202、制御プレーン204、およびアプリケーション機能206を含む5Gシステム200を示す。図2はさらに、制御プレーン204を、データ通信経路の確立に集合的に責任を負うRAN208、AMF210、SMF212、およびUPF220を含むものとして示す。特に、制御プレーン204を経由してUPFを介してNIDDを使用するデータ通信は、ユーザ機器202とSMF212との間で行われるPDUセッションイベント手順(たとえば、PDUセッション確立手順)によって開始される。この手順の間、SMF212はUPF(たとえば、UPF220)を選択し、N4セッション確立手順(すなわち、SMF212とUPF220との間)を実行する。その後、5Gシステム200における非構造化NIDDデータ通信をサポートするために、UPF220とアプリケーション機能206との間でUPFにより、N6ポイントツーポイントトンネル205が確立される。特に、UPFベースのNIDDは、制御プレーン204を経由して、ユーザ機器202とアプリケーション機能206との間のMOメッセージ通信およびMTメッセージ通信のための(UPF220とアプリケーション機能206との間の)N6ポイントツーポイントトンネルインターフェイスを提供する。このように、UPF220は、このシナリオにおけるデータ配信経路のPDUセッションアンカーとして機能する。
【0026】
図3は、UPFを介して5Gユーザプレーンを経由してユーザ機器とアプリケーション機能との間に存在するIPデータ配信経路を示す。特に、図3は、ユーザ機器302、ユーザプレーン304、およびアプリケーション機能306を含む5Gシステム300を示す。図3はさらに、ユーザプレーン304を、ユーザプレーン上のデータ通信経路の確立に集合的に責任を負うRAN308、SMF312、およびUPF320を含むものとして示す。特に、ユーザプレーン304を経由してUPFを介したIPデータ配信を使用するデータ通信は、ユーザ機器302とSMF312との間で行われるPDUセッションイベント手順(たとえば、PDUセッション確立手順)によって開始される。この手順の間、SMF312はUPF230を選択し、N4セッション確立手順(すなわち、SMF312とUPF320との間)を実行する。その後、ユーザプレーン304上のデータ通信が行われる。特に、UPFベースのIPデータ配信は、5Gデータプレーン(すなわち、ユーザプレーン304)を経由してユーザ機器302とアプリケーション機能306との間のMOメッセージ通信およびMTメッセージ通信のためのN6インターフェイス(すなわち、UPF320とアプリケーション機能306との間)を提供する。このように、UPF320は、このシナリオにおけるデータ配信経路のPDUセッションアンカーとして機能する。
【0027】
一般に、アプリケーション機能が前述のアプリケーション機能通信の3つの方法すべてをサポートしなければならない状況もある。シナリオの例としては、ユーザ機器が従来のIPデータ配信のみをサポートし、NIDDデータ配信をサポートするように構成されていないローミングネットワークに入るシナリオ、または、ユーザ機器がNEF経由のNIDDをサポートするホームネットワークを離れ、UPF経由でNIDDのみをサポートする訪問先ネットワークに入るローカルブレイクアウトローミングシナリオが挙げられる。別の例としては、ユーザ機器が複数のネットワークスライスにわたって使用される場合、各スライスが異なるデプロイメントモデル(たとえば、最初のスライスはNEFを備え、隣接するスライスはNEFを備えず、またはNEFを備えずUPF経由でIPデータ配信のみをサポートする)をサポートするシナリオが挙げられる。したがって、アプリケーション機能は、多数の異なるデータ配信経路のための複数のインターフェイスをサポートするように構成されることが有利である。このように、開示された主題は、i)制御プレーンデータ転送を使用するN33インターフェイス/T8インターフェイス(すなわち、NEFを介したNIDD)、ii)制御プレーンデータ転送を使用するN6ポイントツーポイントトンネルインターフェイス(すなわち、UPFを介したNIDD)、およびiii)ユーザプレーンデータ転送を利用するIoT使用事例に特化したN6インターフェイス(すなわち、IPデータ配信)ベースのインターフェイスを内部でサポートするように構成された統一インターフェイスがプロビジョニングされたNEF要素に関する。
【0028】
N6インターフェイスのみをサポートするように構成された(すなわち、NEFインターフェイス機能を含まない)AFは、著しく制限され、アプリケーション機能がNEFによって提供される多くの公開サービスを活用することを妨げることに留意すべきである。特に、このように制限されたAFは、i)MONTEサービスによるIoTデバイスの状態の監視、ii)エッジルーティングの使用事例のためのAFトラフィック影響サービス、iii)サードパーティサービスプロバイダへの課金(すなわち、スポンサーデータ接続性)、iv)ネットワークパラメータの設定(たとえば、スリープタイマーなど)、およびv)必要なサービス品質(quality of service:QoS)などのアプリケーション機能セッションの設定を含むが、これらに限定されない、NEFによって提供される貴重なサービスを利用することができない。
【0029】
対照的に、開示される主題は、前述の3つのデプロイメントモデルのすべてについて、NEFを介してアプリケーション機能で単一の統一インターフェイスを利用するように構成されている。特に、NEFは、ユーザ機器によって利用される現在のデータ配信経路(たとえば、PDUセッション経路)を追跡し、ユーザ機器とアプリケーション機能との間の小規模かつ低頻度のデータ通信を可能にするために、アプリケーション機能の宛先に向けられた単一のT8インターフェイス/N33インターフェイスを使用した任意の経路切り替えに対応するように構成されている。
【0030】
図4は、5G通信ネットワーク400を示す論理ブロック図である。特に、ネットワーク400は、ユーザ機器402とアプリケーション機能406との間の通信経路を容易にする、集約された統一インターフェイスシステム401を含む。特に、システム401は、3つの通信プレーン411~413と、ユーザ機器402(たとえば、低電力IoTデバイス)とアプリケーション機能406との間の小規模なデータ配信通信経路を提供するために使用できる統合インターフェイス408とを含む。図4には、異なる通信プレーン上に存在する同じネットワーク要素(たとえば、UPF420およびUPF430、RAN414,424,434など)の多数のインスタンスが示されているが、図4は論理図であり、そのようなものとして、これらの示されたネットワーク要素は、図示された通信プレーンの各々を経由して機能するように構成される単一のネットワーク要素として具現化されてもよい。
【0031】
いくつかの実施形態では、通信プレーン411は、NEF410(3GPP標準に準拠)を介してユーザ機器402とアプリケーション機能406との間にNIDDデータ経路を確立する制御プレーンから構成される。特に、NEF410は、ユーザ機器402とアプリケーション機能406との間でMOメッセージデータ通信およびMTメッセージデータ通信を行うように、統一インターフェイス408との通信接続を確立するために使用することができる。
【0032】
いくつかの実施形態では、統一インターフェイス408は、別個の要素として具体化され得るか、またはNEF410内に組み込まれ得る。たとえば、NEF410は、相互作用機能(interworking function:IWF)として動作または機能するように構成することができ、任意の複数のインターフェイス要件(たとえば、N6ポイントツーポイントインターフェイスおよびN6インターフェイス)をAFからオフロードすることができる。
【0033】
特に、NEF410は、後述する通信プレーン412~413と同様に、通信プレーン411を経由した小規模なデータ配信経路のPDUセッションアンカーとして機能する。
【0034】
いくつかの実施形態では、システム401はさらに、ユーザ機器402とアプリケーション機能406との間にNIDDデータ経路を提供する制御プレーンからなる第2の通信プレーン412を含む。特に、通信プレーン412は、N6ポイントツーポイントトンネルインターフェイス422を含むUPF420(3GPP標準に準拠)を介して、NIDDデータ経路を提供する。具体的には、N6ポイントツーポイントトンネルインターフェイス422は、UPF420と、通信プレーン411に位置するNEF410との間に確立される。したがって、ユーザ機器402とアプリケーション機能406との間で行われるMOメッセージング通信およびMTメッセージング通信は、ポイントツーポイントトンネルインターフェイス422、NEF410、および統一インターフェイス408を使用して、通信プレーン412を横断する。
【0035】
同様に、システム401は、ユーザ機器402とアプリケーション機能406との間にIPデータ配信経路を提供するユーザプレーン(またはデータプレーン)からなる第3の通信プレーン413を含む。特に、通信プレーン413は、通信プレーン411に位置するNEF410で終端するN6インターフェイスを経由したUPFベースのIPデータ経路(3GPP標準に準拠)を可能にする。特に、ユーザ機器402とアプリケーション機能406との間のMOメッセージング通信およびMTメッセージング通信は、図4に示すように、NEF410と統一インターフェイス408とを介して容易になる。
【0036】
上述したように、開示された主題は、第1の通信プレーン411内のNEF410とアプリケーション機能406との間の通信を可能にする統一インターフェイス408をサポートする。注目すべきことに、NEF410は、(図5に示されるような)AF構成テーブル500でプロビジョニングされ、このAF構成テーブル500は、AFと、対応するIPアドレス、データネットワーク名(data network name:DNN)情報、および/または単一ネットワークスライス選択支援情報(Network Slice Selection Assistance Information:NSSAI)識別データを、NEFのN6リスニングポートにマッピングする。特に、図5は、アプリケーション機能識別子カラム502、DNNカラム504、S-NSSAIカラム506、NEFリスニングサーバIPアドレス・ポートカラム508、およびサーバタイプカラム510を含む構成テーブル500を示す。構成テーブル500に格納された情報は、以下に説明するように、N6インターフェイスまたはN6ポイントツーポイントトンネルインターフェイスで受信された着信パケットを監視するリスニングサーバを起動するために、NEF410で使用することができる。具体的には、これらのリスニングサーバは、N6インターフェイス(たとえば、IPデータ配信)またはN6ポイントツーポイントトンネルインターフェイス(たとえば、UPF420およびトンネルインターフェイス422を介したNIDD)を経由するUPF430を介したユーザ機器402とアプリケーション機能406との間のデータ配信を可能にするように構成されている。
【0037】
事前設定後、NEF410は、テーブル500に含まれる設定詳細(図示せず)を使用して、UPF430からの着信N6(TCP/IP)およびUPF420からのN6ポイントツーポイントトンネル(たとえば、統一データプロトコル(UDP)/IP)データトラフィックをリッスンするリスニングサーバを起動する。NEF410は、3GPP仕様(複数可)に準拠して、所与のユーザ機器に対してNIDD設定手順を実行することができる。たとえば、NEF410は、アプリケーション機能識別子、T8 TLTRI(Long Term Transaction Reference Identifier)情報(たとえば、NIDDコンテキスト識別子)、サブスクリプション永久識別子(subscription permanent identifier:SUPI)、および汎用パブリックサブスクリプション識別子(generic public subscription identifier:GPSI)を使用して、所与のユーザ機器のNIDD構成コンテキストを作成することができる。特に、NEF410は、アプリケーション機能識別子およびオプションとしてユーザ機器識別子にマッピングされる、3GPP仕様に準拠したDNN・S-NSSAI情報を構成テーブル500に格納することによって、事前設定可能である。
【0038】
いくつかの実施形態では、NEF410は、Nsmf_EventExposure_Subscribeサービス動作要求をSMF418に送信するユーザ機器402について複数のPDUセッションイベント(たとえば、TS29.528に示される)のうちの1つ以上を監視するために、SMF418でサブスクライブする。特に、要求は、NIDD構成コールフローで受信されたユーザ機器GPSIおよび/またはSUPIデータを含み得る。前述の複数のPDUセッションイベントの例には、i)ユーザプレーン(user plane:UP)経路変更、ii)PDUセッション解放手順、iii)公衆陸上移動ネットワーク(public land mobile network:PLMN)変更、iv)UE IPアドレス変更、v)通信障害、およびvi)PDUセッション確立手順が含まれるが、これらに限定されない。
【0039】
NEF410がSMFでサブスクライブした後、ユーザ機器402は、3つのモードのうちのいずれかを使用して、NEF410、UPF420(またはUPF430)とのPDUセッションを確立する。ユーザ機器が制御プレーンを通るNEF410を介してNIDD経由でセッションを確立しようとする場合、通信プレーン411が利用される。セッションがNEFを介してNIDD経由で確立される実施形態では、NEF410は、SMF(たとえば、SMF418または428)からのNnef_SMContext_Create Requestメッセージを通じて、PDUセッション確立手順中に通知される。または、セッションがUPFを介して確立される実施形態(たとえば、UPFを介したNIDDまたはUPFを介したIPデータ配信)では、NEFは、PDUセッションイベントについて通知されるようにSMFをサブスクライブする。
【0040】
その後、NEF410は、UE402のPDUセッション識別子およびSMF識別子でユーザ機器コンテキスト情報を更新する。いくつかの実施形態では、NEF410は、図6に示されるように、UEコンテキストデータ構造テーブルを更新し得る。注目すべきことに、図6は、各々がユーザ機器識別子に対応する多数のエントリを含み得るUEコンテキストデータテーブル600の例を示す(カラム602参照)。UEコンテキストデータテーブル600はさらに、アプリケーション機能識別子カラム604、PDUセッションタイプカラム606、コンテキスト識別子カラム608、DNN・S-NSSAIカラム610、PDUセッションステータスカラム612、NIDD認可期間カラム614、N6トンネルポイントツーポイント情報カラム616、およびSMFイベントカラムから導出されるUE情報618を含む。図6は、UEコンテキストデータテーブル600の9つのカラムを示すが、開示される主題の範囲から逸脱することなく、追加のカラム(またはより少ないカラム)を利用することができる。
【0041】
いくつかの実施形態では、NEF410は、ユーザ機器402とアプリケーション機能406との間のMOメッセージおよびMTメッセージの通信を処理するために、データ配信経路を(たとえば、UEコンテキストデータテーブル600のカラム606において)NEFを介したNIDDとしてマークする。このように、NEF410は、3GPP NIDDサービスで定義されるように(たとえば、TS23.502セクション4.25に従って)、MOメッセージおよびMTメッセージを処理する。より具体的には、NEF410は、統一インターフェイス408によって容易にされるN33インターフェイス/T8インターフェイスを介して、アプリケーション機能406とデータを通信する。
【0042】
いくつかの実施形態では、NEF410は、UPF(たとえば、UPF420)を介したNIDD用のPDUセッション確立を示すPDUセッションイベント変更通知(たとえば、PDUセッション確立イベント/UP経路変更通知)を、SMF(たとえば、通信プレーン412のSMF428)から受信する。このシナリオでは、NEF410は、N6トンネルリスナサーバ(図示せず)がUPF420からMOメッセージを受け付けることを可能にする。さらに、NEF410におけるN6トンネルリスナサーバは、統一インターフェイス408およびUPF420を介してAF406から受信したMTメッセージを、ユーザ機器402に送信することが可能になる。その後、NEF410は、ローカルコンテキスト情報データベースでユーザ機器のコンテキスト情報を更新する(たとえば、UEコンテキストデータテーブル600におけるUE402のエントリを更新する)。たとえば、NEF410は、UE402に対応するPDUセッション情報およびユーザ機器情報(たとえば、アプリケーション機能406からのMTメッセージに後で使用されるユーザ機器のIPv6プレフィックス)を、UEコンテキストデータテーブル600に格納できる。
【0043】
この時点で、NEF410は、UE402およびAF406からデータ配信経路を介してそれぞれ受信されたMOメッセージおよびMTメッセージを処理するように構成され得る。具体的には、NEF410は、(UPF420によって確立される)N6ポイントツーポイントトンネルインターフェイス422を介して、UEが生成したMOメッセージをUPF420から受信し得る。NEF410はその後、トンネルインターフェイス422を介してUPF420から受信されるカプセル化されたUDP MOペイロードメッセージから、アプリケーションペイロード情報(たとえば、伝送制御プロトコル(transmission control protocol:TCP)/IPペイロードデータ)を抽出するように構成され得る。具体的には、NEF410は、カプセル化されたTCPパケットから、送信元IPアドレスとポート識別子とを含むユーザ機器コンテキスト情報を、抽出および/または取得することができる。NEF410はその後、NIDD設定手順中に作成された(たとえば、ユーザ機器402のコンテキストデータ情報から取得されたコンテキスト識別子を使用して)統一インターフェイス408、たとえば、T8インターフェイス/N33インターフェイス経由でアプリケーション機能406にNIDD MOサブミットメッセージとして送信することができるカプセル化されたTCP/IPペイロードを抽出し得る。
【0044】
いくつかの実施形態では、NEF410は、統一インターフェイス408経由でアプリケーション機能406からNIDD MTメッセージを受信するように構成されている。次に、NEF410は、アプリケーション機能406から受信したMTメッセージのTCP/IPペイロードを含むN6準拠メッセージ(たとえば、UDPパケット)を構築する。特に、新しいメッセージは、以前に取得され、その後UDPパケットにカプセル化されたユーザ機器IPアドレスを使用して、NEF410によってユーザ機器402に向けられる。特に、NEF410は、UDPパケットを、N6ポイントツーポイントトンネルインターフェイス422を介してUPF420に送る。UDPパケットを受信すると、UPF420は最終的に、制御プレーン(たとえば、通信プレーン412)経由で確立されたPDUセッションを使用して、ユーザ機器402に向かってカプセル化されたMTメッセージをユーザ機器402に送信する。
【0045】
通信セッションが完了すると、NEF410はSMF428からPDUセッション解放イベントを受信し、統一インターフェイス408を介してアプリケーション機能406から受信したMTメッセージの処理を停止する。いくつかの実施形態では、NEF410は、PDUセッションが再確立されるまで、MTメッセージをバッファリングするように構成され得る。
【0046】
上記で示したように、第3の通信プレーン413が、ユーザプレーンを介したデータ配信経路を確立するために利用され得る。たとえば、NEF410は、ユーザ機器402がIPタイプのPDUセッションを確立するときに、PDUセッションイベントメッセージ(たとえば、PDUセッション確立メッセージ)を受信するように構成され得る。これに応答して、NEF410は、ユーザ機器のIPアドレスをユーザ機器コンテキスト情報(たとえば、UEコンテキストデータテーブル600)に格納し、UE402とアプリケーション機能406との間で通信されるMOメッセージおよびMTメッセージを処理する。特に、NEF410は、N6インターフェイス経由でUPF430からMO IPデータメッセージを受信する。続いて、NEF410は、受信したTCP/IPパケットからアプリケーションペイロードを取得および/または抽出し、TLTRI(たとえば、NIDD構成コンテキスト識別子)を使用してアプリケーション機能406に送信されるT8/N33メッセージに、MOメッセージをカプセル化する。さらに、NEF410は、統一インターフェイス408(たとえば、T8インターフェイス/N33インターフェイス)経由でアプリケーション機能406からMTメッセージを受信することができ、その後、カプセル化されたメッセージからデータペイロードを抽出(たとえば、復号化)および/または取得するように構成することができる。注目すべきことに、NEF410は、アプリケーションペイロードを使用してTCP/IPペイロードメッセージを構築し、その後、ユーザ機器IPアドレスを使用してUPF430を介してUE402にメッセージを送信する。具体的には、UPF430は、RANベースのユーザ機器IPアドレスを介して、ユーザプレーン(たとえば、通信プレーン413)経由でユーザ機器402に向けてメッセージをルーティングする。さらに、NEF410は、SMF438からPDUセッション解放イベントメッセージを受信すると、コンテキスト情報データベース(たとえば、UEコンテキストデータテーブル600)からユーザ機器コンテキスト情報を削除し、その後、通信されたMOメッセージおよびMTメッセージの処理を停止するように構成され得る。
【0047】
図7は、NEFを介してユーザ機器とアプリケーション機能との間のデータ配信通信経路をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するために構成されたネットワークノード700の例を示すブロック図である。ネットワークノード700は、統一インターフェイスをサポートする態様を実行するための任意の適切な1つまたは複数のエンティティを表し得る。いくつかの実施形態では、ノード700は、1つまたは複数の5GCネットワーク機能、たとえば、ネットワーク公開サービス、ネットワーク公開機能などを表すか、または含み得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード700は、ネットワークゲートウェイ、ネットワークプロキシ、エッジセキュリティデバイス、またはNEFもしくは同様の機能をホストするように構成された任意の関連コンピューティングデバイスを表すか、またはそれらを含み得る。
【0048】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード700または関連モジュールは、ホストされたNEFがサポートするT8インターフェイスおよび/またはN33インターフェイスとして具体化され得る統一インターフェイスをサポートするように(たとえば、プログラミングロジックを介して)構成され得る。特に、ネットワークノード700で実装される統一インターフェイスは、UEおよび/またはIoTデバイスからアプリケーション機能に向けられる、小規模かつ低頻度のデータ通信の伝達およびサポートが可能である。注目すべきことに、このシナリオでは、終端アプリケーション機能は、ユーザ機器とネットワークノード700とによって利用されている5Gネットワーク内の基礎となるデータ通信経路に依存せず、これに気付かない。開示されたソリューションはさらに、非IPベースの通信およびIPベースの通信(たとえば、NIDDデータ配信および非IPデータ配信)の両方を可能にする。その結果、開示された主題は、それによって、サービスに影響を与えることなく、異なるデータ通信経路間を移動するユーザ機器またはIoTデバイスのためのシームレスなデータサービスを可能にする。さらに、他のネットワーク機能でカスタマイズされたインターフェイスが実装されていないこと、すなわち、開示された主題は既存の3GPP定義インターフェイスに基づいていることに留意されたい。
【0049】
図7を参照すると、ネットワークノード700は、通信環境、たとえばホーム5GCネットワークを介してメッセージを通信するための1つまたは複数の通信インターフェイス702を含み得る。いくつかの実施形態では、通信インターフェイス(複数可)702は、上述の方法で1つまたは複数のアプリケーション機能と通信するための統一インターフェイス(たとえば、T8インターフェイス/N33インターフェイス)を含み得る。通信インターフェイス702はさらに、UPFとのデータ配信経路を確立するためにNEFによって確立されたリスナサーバによって利用される必要なインターフェイス(たとえば、N6インターフェイス、N6ポイントツーポイントトンネルインターフェイスなど)を含み得る。
【0050】
ネットワークノード700は、統一インターフェイスマネージャ704を含み得る。統一インターフェイスマネージャ704は、統一インターフェイスを介して、開示されたデータ配信技術の1つまたは複数の態様を実行するための任意の適切なエンティティ(たとえば、ネットワークノードの少なくとも1つのプロセッサ経由で実行されるソフトウェア)であってよい。いくつかの実施形態では、統一インターフェイスマネージャ704は、ローカルデータストレージ706に格納された構成データベース(たとえば、図5の構成テーブル500)を事前設定するための機能、UEコンテキストデータベース(たとえば、図6のUEコンテキストデータテーブル600)を維持および更新するための機能、ならびに5Gネットワークにおける低電力UEとAFとの間の開示された小規模かつ低頻度のデータ通信のモードを実行およびサポートするために必要なアルゴリズムを実行するための機能を含み得る。たとえば、いくつかの実施形態において、統一インターフェイスマネージャ704は、i)セッション管理機能から、UEに関連付けられたプロトコルデータユニットセッションイベント変更通知メッセージを受信し、ii)PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、UEとアプリケーション機能との間のデータ配信経路を確立し、iii)NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、複数のデータ配信プレーンのうちのいずれかを経由してUEとAFとの間で通信されるメッセージを処理するように構成され得る。特に、統一インターフェイスマネージャ704が確立できる3つの配信プレーンには、NEFを介してUEとAFとの間の制御プレーンにおいて確立される非IPデータ配信(NIDD)ベースのデータ通信経路、N6ポイントツーポイントトンネルを使用して通信可能に接続されるNEFおよびUPFを介してUEとAFとの間に確立されるNIDDベースのデータ通信経路、およびN6インターフェイスを使用してNEFとUPFとを介して通信可能に接続されるUEとAFとの間のインターネットプロトコル(IP)データ配信ベースのデータ通信経路が含まれる。
【0051】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード700は、データストレージ706にアクセスし得る(たとえば、データストレージ706に対する情報の読み出しおよび書き込みを行い得る)。データストレージ706は、さまざまなデータを格納するための任意の適切なエンティティ(たとえば、コンピュータ読取可能媒体またはメモリ)であってよい。上記に示されるように、データストレージ706は、構成データベース(図5に示される構成テーブル500によって表される)またはUEとAFとの間のデータ通信を可能にするUEコンテキストデータ構造(図6に示されるUEコンテキストデータテーブル600によって表される)などの複数の異なるデータベースを格納するように構成され得る。
【0052】
図8は、ネットワーク公開機能を介してユーザ機器とアプリケーション機能との間の小規模かつ低頻度のデータ通信をサポートするように構成された統一インターフェイスを提供するためのプロセス800の例を示す図である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のプロセス800の例、またはその一部は、ネットワークノード700、統一インターフェイスマネージャ704、および/または別のモジュールもしくはノードにおいて実行されるか、ネットワークノード700、統一インターフェイスマネージャ704、および/または別のモジュールもしくはノードによって実行され得る。
【0053】
ステップ802において、NEFによって、セッション管理機能(SMF)から、UEに関連付けられたPDUセッションイベント変更通知メッセージが受信される。注目すべきことに、NEFは、(たとえば、Nsmf_EventExposure_Subscribeサービス動作を使用して)所与のUEのPDUセッションイベントに関してSMFに事前にサブスクライブしている。UEがPDUセッションイベント(UP経路の変更、PDUセッションの解放、PLMNの変更、 UE IPアドレスの変更、通信障害、PDUセッションの確立など)をトリガした場合、SMFは、NEFにセッションイベントを通知する。
【0054】
ステップ804において、NEFは、PDUセッションイベント変更通知メッセージに応答して、NEFを横断する複数のデータ配信プレーンのうちの1つを介して、UEとAFとの間のデータ配信経路を確立する。いくつかの実施形態では、NEFは、UEとAFとの間の通信セッションをサービスするデータ配信プレーンを決定する。いくつかの実施形態では、NEFは、PDUセッションイベント変更通知メッセージに含まれる通知に基づいて、適切なデータ配信経路を確立するように構成されている。たとえば、UEがUPFを介して制御プレーン経由でセッションを確立しようとしていることがNEFに通知された場合、NEFは、N6トンネルリスナサーバがUPFから制御プレーンを経由してMOメッセージを受け付けることを可能にする(たとえば、UPFを介した制御プレーン経由でのNIDDデータ経路)。UEがUPFを介してユーザプレーン経由でセッションを確立しようとしていることがNEFに通知された場合、NEFは、N6リスナサーバがUPFからユーザプレーン経由でMOメッセージを受信できるようにする(たとえば、UPFを介したユーザプレーン経由での非NIDDデータ経路)。さらに、NEFは、制御プレーン経由でUEからMOメッセージをそれ自体が直接受信するように構成され得る(たとえば、NEFを介した制御プレーン経由でのNIDDデータ経路)。
【0055】
ブロック806において、複数のデータ配信プレーンのいずれかを経由してUEとAFとの間で通信されるメッセージは、NEFがサポートする単一の統一インターフェイスを使用して、NEFによって処理される。いくつかの実施形態では、NEFは、UEとAFとの間で通信されるMOメッセージおよびMTメッセージを処理するように構成されている。特に、利用されるデータ配信経路(たとえば、NEFを介した制御プレーン経由のNIDDデータ経路、UPFを介した制御プレーン経由のNIDDデータ経路、またはUPFを介したユーザプレーン上の非IPデータ配信データ経路)に関係なく、NEFは、単一の統一インターフェイスを利用してMOメッセージをAFに提供し、AFからMTメッセージを受信するように構成されている。いくつかの実施形態では、統一インターフェイスは、T8インターフェイス/N33インターフェイスであってもよい。
【0056】
プロセス800は例示目的であり、異なる動作および/または追加の動作が使用されてもよいことが理解されよう。また、本明細書に記載のさまざまな動作は、異なる順序またはシーケンスで生じてもよいことも理解されよう。
【0057】
ネットワークノード700、統合インターフェイスマネージャ704、および/または(たとえば、図7に示されるような)本明細書で説明される機能は、特別な目的のコンピューティングデバイスを構成し得ることに留意されたい。さらに、ノード700、統一インターフェイスマネージャ704、および/または本明細書で説明される機能は、5Gネットワークにおけるデータ通信の技術分野を改善することができる。注目すべきことに、開示される主題は、UEおよびAFによって使用され得る任意の数のデータ配信経路を確立するためにNEFによって利用可能な統一インターフェイスを提供し得る。注目すべきことに、AFは、5GネットワークにおいてNEFおよびその統一インターフェイスによって使用される基礎的なデータ通信経路に依存しない。さらに、統一インターフェイスは、サービスに影響を与えることなく、データ配信経路間でUEの移動を許可するシームレスなデータサービスを可能にする。
【0058】
以下の各参考文献の開示は、本明細書と矛盾しない範囲において、また本明細書で採用する方法、技術、および/もしくはシステムを補足、説明、その背景を提供、または教示する範囲において、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0059】
現在開示されている主題のさまざまな詳細は、現在開示されている主題の範囲から逸脱することなく変更され得ることが理解されるであろう。さらに、前述の説明は、例示のみを目的とするものであり、限定を目的とするものではない。
【0060】
参考文献
1. 3GPP TS23.501-System architecture for the 5G System(5GS)
2. 3GPP TS23.502-Procedures for the 5G System(5GS)
3. 3GPP TS29.122-T8 reference point for Northbound APIs
4. 3GPP TS29.522-N33 reference point for Northbound APIs
5. 3GPP TS23.682-Architecture enhancements to facilitate communications with packet data networks and applications
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】