IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アンフイ ダフン エナジー テクノロジー カンパニー リミテッドの特許一覧

特表2023-552028一種のフルスクリーンPVモジュールフレームとその組み立て工程
<>
  • 特表-一種のフルスクリーンPVモジュールフレームとその組み立て工程 図1
  • 特表-一種のフルスクリーンPVモジュールフレームとその組み立て工程 図2
  • 特表-一種のフルスクリーンPVモジュールフレームとその組み立て工程 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-14
(54)【発明の名称】一種のフルスクリーンPVモジュールフレームとその組み立て工程
(51)【国際特許分類】
   H02S 30/10 20140101AFI20231207BHJP
【FI】
H02S30/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023501369
(86)(22)【出願日】2021-06-25
(85)【翻訳文提出日】2023-01-06
(86)【国際出願番号】 CN2021102354
(87)【国際公開番号】W WO2022116518
(87)【国際公開日】2022-06-09
(31)【優先権主張番号】202011394465.1
(32)【優先日】2020-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523007502
【氏名又は名称】アンフイ ダフン エナジー テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ANHUI DAHENG ENERGY TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Floor 1-3, No. A, Building 6, Gongtou Xinglu Science And Technology Industrial Park, Intersection of Shiyu Road And Lingxi Road, Luyang Industrial Zone, Luyang District Hefei, Anhui 230000 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】110003487
【氏名又は名称】弁理士法人東海特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シエ,シェンフン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,チェンイン
(72)【発明者】
【氏名】ジェン,シャオウ
【テーマコード(参考)】
5F251
【Fターム(参考)】
5F251JA09
(57)【要約】
本発明はフルスクリーンPVモジュールのフレームとその組み立て工程に関する。PVモジュールの周囲に配置されたメインフレームを含む一種のフルスクリーンPVモジュールのフレームであって、前記メインフレームは内側から外側に配置された底部平面フレーム、中部接続フレーム、上部サポートフレームを含み、前記上部サポートフレームは底面サポート部と側面包囲部を含み、側面包囲部の上端はPVモジュールの外表面と同一平面上にある。前記底面サポート部は中部接続フレームの内側サポートフレーム縁辺の付近に設置された接着剤塗布部を含み、前記接着剤塗布部は両側から突出した平面であり、前記接着剤塗布部と側面の包囲部の下部内側の間に接着剤保存キャビティを構成し、接着剤保存キャビティの上に接着剤オーバーフローキャビティを設置する。前記フルースクリーンPVモジュールのフレームには当該接着剤オーバーフローキャビティが1箇所しかない。フレーム構造がより簡単になり、加工難易度が低くなり、生産コストが下がる。そして組み立て工程が簡単で、組み立て効率が高く、組み立てコストが低くなり、接着剤オーバーフローを制御する効果がより良く、適用性がより高くなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
PVモジュールの周囲に配置されたメインフレーム(10)を含む一種のフルスクリーンPVモジュールのフレームであって、前記メインフレーム(10)は内側から外側に順次に配置された底部平面フレーム(11)、中部接続フレーム(12)、上部サポートフレーム(13)を含む。その上部サポートフレーム(13)は底面サポート部(132)と側面包囲部(131)を含む。側面包囲部(131)の上端はPVモジュールの外表面と同一平面上にある。その特徴は、当該底面サポート部(132)は中部接続フレーム(12)の内側サポートフレームの近隣に設置された接着剤塗布部(132a)を含むこと、当該接着剤塗布部(132a)は両側から突出した平面であり、当該接着剤塗布部(132a)と側面の包囲部(131)の下部内側の間に接着剤保存キャビティ(132b)を構成し、接着剤保存キャビティ(132b)の上に接着剤オーバーフローキャビティ(131b)を設置すること。当該フルースクリーンPVモジュールのフレームには当該接着剤オーバーフローキャビティが1箇所しかないことである。
【請求項2】
前記側面包囲部(131)の内側の中間部分に接着剤オーバーフロー棒(131a)を設置する。この接着剤オーバーフロー棒(131a)の自由端は、PVモジュールに傾斜し、PVモジュールとの間に間隙を保留する。前記接着剤保存キャビティ(132b)は、接着剤オーバーフロー棒(131a)の下部に位置し、前記接着剤オーバーフローキャビティ(131b)は接着剤オーバーフロー棒(131a)の上部に位置することを特徴とする請求項1に記載のフルスクリーンPVモジュールフレーム。
【請求項3】
前記接着剤保存部(132b)は、接着剤塗布部(132a)の内側にある開口部が接着剤オーバーフロー棒(131a)に向かっている第一V型溝(132al)と、第一V型溝(132al)の内側にある開口部が接着剤塗布部(132a)に向かっている第二V型溝(132a2)を含むことを特徴とする請求項2に記載のフルスクリーンPVモジュールフレーム。
【請求項4】
前記底部平面フレーム(11)、中部接続フレーム(12)、上部サポートフレーム(13)は一体型構造であることを特徴とする請求項1、又は2、又は3に記載のフルスクリーンPVモジュールフレーム。
【請求項5】
次の手順が含まれることを特徴とする請求項1-4のいずれかに記載の内容を採用するフルスクリーンPVモジュールフレームの組み立て工程。
1)、フレームの接着剤塗布:PVモジュールフレームの中部接続フレーム(12)の外側サポートフレームの縁辺を作業台に平らに置き、接着剤ヘッドを接着剤塗布部(132a)に合わせ、接着剤ヘッドを移動させ、シリコン接着剤を接着剤塗布部(132a)の長手方向に沿って均等に塗る。
2)、フレームの運搬:クランプでフレームの中部接続フレーム(12)の外側サポートフレームの縁辺又は底部の平面フレーム(11)の運搬フレームからフレームの着装位置を挟んで、固定させる。
3)、フレームの着装:フレームとPVモジュール積層体がそれぞれ固定された後、PVモジュール積層体をフレームの側面包囲部(131)の内側に平らに置き、フレームとPVモジュール積層体の相対的な高さを調整し、フレームの高さがPVモジュール積層体より高くさせ、フレームがPVモジュール積層体と接触するまで徐々にフレームを内側に押し込み、フレームの接着剤塗布部(132a)をPVモジュール積層体の内表面、フレームの側面包囲部(131)の上端とPVモジュール積層体の外表面にしっかりとくっつけさせる。
4)、ステップ3)に記載のPVモジュール積層体とフレームが組み立てられた後、PVモジュール積層体周辺のフレームに均等にPVモジュール積層体指向の圧力をかける。
5)、再固定。PVモジュール積層体とフレームを再固定するし、PVモジュールの完成品を形成し、固化ルームに固化させる。
【請求項6】
ステップ3)に記載のフレームの高さがPVモジュール積層体より高いということは、フレームの側面包囲部(131)の上端がPVモジュール積層体の外表面より高いことを指すことを特徴とする請求項5に記載のフルスクリーンPVモジュールフレームの組み立て工程。
【請求項7】
ステップ4)に記載の圧力は、PVモジュール積層体部品の表面に垂直する力とPVモジュール積層体部品の表面に平行する力を含むことを特徴とする請求項5に記載のフルスクリーンPVモジュールフレームの組み立て工程。
【請求項8】
ステップ5)に記載の再固定はフレーム間のネジによる固定を含むことを特徴とする請求項5に記載のフルスクリーンPVモジュールフレームの組み立て工程。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はPVモジュール、特にフルスクリーンPVモジュールフレームとその組み立て工程に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、大型地上発電所と分散型発電所の設備容量は年々増加し、その設備モジュールの種類と設置方法も多様である。大型地上発電所と多くの分散型発電所は、陽極酸化、熱亜鉛メッキ、UV防止などの技術を含む従来のフレーム方式により、モジュール設置後に対応する水蒸気と負荷試験が25年以上の寿命に達するという課題を解決した。大型地上(太陽光発電)発電所は一般的に設備容量が多く、設置作業負荷が大きく、運営と保守が複雑である。それに対して、分散型(太陽光発電)発電所は家庭顧客から好まれ、モジュールの外観や電気性能などに対する要求は通常のモジュールより厳しい。出願人は以前、中国特許『新型PVモジュールフレーム』(出願番号202021962623.4)を申請した。それは一種のPVモジュールフレーム(その背景技術で指摘された既存の技術参照図3、4に誤りがあり、図1、2を参照してください)であり、従来のPVモジュールがA面を持っているため、組み立てる時に接着剤オーバーフローを観察できない課題と、A面の内側に残された汚れがPVモジュール電池セルを遮るし、ホットスポットにもつながる課題を解決した。しかし、この種類のフレーム構造はやはり複雑である。加工技術は難易度が高く、生産コストが高いだけでなく、使用者が組み立てる時、フレームの底面接着剤オーバーフロー溝と側面接着剤オーバーフロー溝の両方に接着剤を塗る必要もある。複数の箇所に接着剤を塗るため、直接的に、組み立て工程が多く、効率が低く、加工コストも高い。また、複数の箇所に接着剤を塗るため、接着剤の使用量を制御することはさておき、それに対応して接着剤オーバーフロー溝・キャビティの複数設置にもつながる。このため、接着剤の溢れた量が多くて、接着剤オーバーフローの制御効果はまだ向上する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、フルスクリーンPVモジュールのフレームとその組み立て工程を提供し、背景技術に記載の課題を解決することである。そのフレーム構造がより簡単になり、加工難易度が低くなり、生産コストが下がる。そして組み立て工程が簡単で、組み立て効率が高く、組み立てコストが低くなり、接着剤オーバーフローを制御する効果がより良く、適用性がより高くなる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決する方法として、本実用発明においては、PVモジュールの周囲に配置されたメインフレームを含む一種のフルスクリーンPVモジュールのフレームが開示されている。前記メインフレームは内側から外側に配置された底部平面フレーム、中部接続フレーム、上部サポートフレームを含む。前記上部サポートフレームは底面サポート部と側面包囲部を含み、側面包囲部の上端はPVモジュールの外表面と同一平面上にある。前記底面サポート部は中部接続フレームの内側サポートフレーム縁辺の付近に設置された接着剤塗布部を含む。前記接着剤塗布部は両側から突出した平面であり、前記接着剤塗布部と側面包囲部の下部内側の間で接着剤保存キャビティを構成し、接着剤保存キャビティの上に接着剤オーバーフローキャビティを設置する。前記フルースクリーンPVモジュールのフレームには当該接着剤オーバーフローキャビティが1箇所しかない。
【0005】
さらに、前記側面包囲部の内側の中間部分に接着剤オーバーフロー棒を設置する。当該接着剤オーバーフロー棒の自由端は、PVモジュールに傾斜し、PVモジュールとの間に間隙を保留する。前記接着剤保存キャビティは、接着剤オーバーフロー棒の下部に位置し、前記接着剤オーバーフローキャビティは接着剤オーバーフロー棒の上部に位置する。
【0006】
さらに、前記接着剤保存部は、接着剤塗布部の内側にある開口部が接着剤オーバーフロー棒に向かっている第一V型溝と、第一V型溝の内側にある開口部が接着剤塗布部に向かっている第二V型溝を含む。
【0007】
さらに、前記底部平面フレーム、中部接続フレーム、上部サポートフレームが一体型構造である。
【0008】
フルスクリーンPVモジュールフレームの組み立て工程には、次の手順が含まれる。1)、フレームの接着剤塗布:PVモジュールフレームの中部接続フレームの外側サポートフレームの縁辺を作業台に平らに置き、接着剤ヘッドを接着部に合わせ、接着剤ヘッドを移動させて、シリコン接着剤を接着部の長手方向に沿って均等に塗る。
【0009】
2)、フレームの運搬:クランプでフレームの中部接続フレームの外側サポートフレームの縁辺又は底部の平面フレームの運搬フレームからフレームの着装位置を挟んで、固定させる。
【0010】
3)、フレームの着装:フレームとPVモジュール積層体がそれぞれ固定された後、PVモジュール積層体をフレームの側面包囲部131の内側に平らに置き、フレームとPVモジュール積層体の相対的な高さを調整し、フレームの高さがPVモジュール積層体より高くさせ、フレームがPVモジュール積層体と接触するまで徐々にフレームを内側に押し込み、フレームの接着剤塗布部をPVモジュール積層体の内表面、フレームの側面包囲部の上端とPVモジュール積層体の外表面にしっかりとくっつけさせる。
【0011】
4)、ステップ3)に記載のPVモジュール積層体とフレームが組み立てられた後、PVモジュール積層体周辺のフレームを通じて均等にPVモジュール積層体に圧力をかける。
【0012】
5)、再固定:PVモジュール積層体とフレームを再固定するし、PVモジュールの完成品を形成し、固化ルームに固化させる。
【0013】
さらに、ステップ3)に記載のフレームの高さがPVモジュール積層体より高いということは、フレームの側面包囲部の上端がPVモジュール積層体の外表面より高いことを指す。
【0014】
さらに、ステップ4)に記載の圧力は、PVモジュール積層体部品の表面に垂直する力とPVモジュール積層体部品の表面に平行する力を含む。
【0015】
さらに、ステップ5)に記載の再固定はフレーム間のネジによる固定を含む。
【発明の効果】
【0016】
(効果)
本発明のフレームは、中部接続フレームにPVモジュールと平行する接着剤塗布部を設置する構造を採用する。接着剤塗布部は長い平面で、接着剤ヘッドが接着剤塗布部に直接合わせてワンステップで接着剤を塗り、工程は既存の技術に比べて容易になり、既存のシリコン接着剤が溝(接着剤オーバーフロー溝)内に塗られる構造を直接捨て、工程の難易度が低下し、接着剤オーバーフローの量が少なくなり、接着剤オーバーフローの量が少なくなり、接着剤オーバーフローの量が上手く制御され、加工の難易度が直接低減し、PVモジュールを加工するコストも大幅に下がる。そして、本発明のフレームは複数の溝を開けたり、上部サポート構造を設置したりする必要がなく、このフレーム自体の加工難易度が下がり、加工コストが下がる。フレームとPVモジュールを組み立てる時、フレームとPVモジュールの各縁辺が互いに移動するため、フレームを押すことで形成された接着剤塗布部のシリコン接着剤の多くは、接着剤保存キャビティに押し込まれ、接着剤保存キャビティに一時的に保存される。接着剤オーバーフロー量があるシリコン接着剤が接着剤オーバーフローキャビティに溢れ、接着剤保存キャビティに押し込まれたシリコン接着剤でPVモジュールの側面に接着する。接着剤オーバーフローキャビティにある接着剤はPVモジュールのガラス接着固定を補助し、溢れた接着剤を吸収することができる。少量のシリコン接着剤は接着剤塗布部の中部接続フレーム内側サポートフレームの縁辺から近い低い位置に押し込まれ、内側の接着を形成し、PVモジュールの外観を影響することがない。本発明のフレーム構造はより簡単で、加工の難易度が低くなり、生産コストが下がる。そして組み立て工程が簡単で、組み立て効率が高く、組み立てコストが低くなり、接着剤オーバーフローを制御する効果が良く、適用性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明であるフレームの1つの視点の構造図である。
【0018】
図2】本発明であるフレームのもう一つの視点の構造図である。
【0019】
図3】本発明であるフレームの正面構造図である。
【発明を実施するための実施例】
【0020】
(発明を実施するための形態)
以下では、本発明の実施例の図面を参照しながら、本発明の実施例の技術的解決手段を明確かつ完全に説明する。明らかに、説明された実施例は全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例である。本発明の実施例に基づき、本分野の一般技術者が創造的な努力をすることなく得た他のすべての実施例は、本発明保護の対象となる。
【0021】
本発明はフルスクリーンのPVモジュールのフレームとその組み立て工程を提供し、A面のないフレームに適用される。
【0022】
本発明はPVモジュールの周囲に配置されたメインフレーム10を含む一種のフルスクリーンPVモジュールのフレームである。前記メインフレームは内側から外側に順次に配置された底部平面フレーム11、中部接続フレーム12、上部サポートフレーム13を含む。前記上部サポートフレーム13は底面サポート部132と側面包囲部131を含む。側面包囲部131の上端はPVモジュールの外表面と同一平面上にある。前記底面サポート部132は中部接続フレーム12の内側サポートフレーム縁辺の付近に設置された接着剤塗布部132aを含む。前記接着剤塗布部132aは両側から突出した平面であり、前記接着剤塗布部132aと側面の包囲部131の下部内側の間に接着剤保存キャビティ132bを構成し、接着剤保存キャビティ132bの上に接着剤オーバーフローキャビティ131bを設置する。前記フルースクリーンPVモジュールのフレームには当該接着剤オーバーフローキャビティが1箇所しかない。
【0023】
さらに、前記側面包囲部131の内側の中間部分に接着剤オーバーフロー棒131aを設置する。この接着剤オーバーフロー棒131aの自由端は、PVモジュールに傾斜し、PVモジュールとの間に間隙を保留する。前記接着剤保存キャビティ132bは、接着剤オーバーフロー棒131aの下部に位置し、前記接着剤オーバーフローキャビティ131bは接着剤オーバーフロー棒131aの上部に位置する。
【0024】
さらに、前記接着剤保存部132bは、接着剤塗布部132aの内側にある開口部が接着剤オーバーフロー棒131aに向かっている第一V型溝132alと、第一V型溝132alの内側にある開口部が接着剤塗布部132aに向かっている第二V型溝132a2を含む。
【0025】
さらに、前記底部平面フレーム11、中部接続フレーム12、上部サポートフレーム13は一体型構造である。
【0026】
フルスクリーンPVモジュールフレームの組み立て工程には、次の手順が含まれる。1)、フレームの接着剤塗布:PVモジュールフレームの中部接続フレーム12の外側サポートフレームの縁辺を作業台に平らに置き、接着剤ヘッドを接着剤塗布部132aに合わせ、接着剤ヘッドを移動させ、シリコン接着剤を接着剤塗布部132aの長手方向に沿って均等に塗る。
【0027】
2)、フレームの運搬:クランプでフレームの中部接続フレーム12の外側サポートフレームの縁辺(図の中のB面)又は底部の平面フレーム11(図の中のC面)の運搬フレームからフレームの着装位置を挟んで、固定させる。
【0028】
これで機構が接着剤に触れるのを避けることができる。
【0029】
3)、フレームの着装:フレームとPVモジュール積層体がそれぞれ固定された後、PVモジュール積層体をフレームの側面包囲部131の内側に平らに置き、フレームとPVモジュール積層体の相対的な高さを調整し、フレームの高さがPVモジュール積層体より高くさせ、フレームがPVモジュール積層体と接触するまで徐々にフレームを内側に押し込み、フレームの接着剤塗布部132aをPVモジュール積層体の内表面、フレームの側面包囲部131の上端とPVモジュール積層体の外表面にしっかりとくっつけさせる。
【0030】
4)、ステップ3)に記載のPVモジュール積層体とフレームが組み立てられた後、PVモジュール積層体周辺のフレームに均等にPVモジュール積層体指向の圧力をかける。このように、フレームとPVモジュールの間のシリコン接着剤の形態と分布を均等に分散させ、よりよく接着を実現する。
【0031】
5)、再固定:PVモジュール積層体とフレームを再固定するし、PVモジュールの完成品を形成し、固化ルームに固化させる。
【0032】
上記PVモジュール積層体は前記PVモジュールの押出成形前の製品である。
【0033】
さらに、ステップ3)に記載のフレームの高さがPVモジュール積層体より高いということは、フレームの側面包囲部131の上端がPVモジュール積層体の外表面より高いことを指す。
【0034】
さらに、ステップ4)に記載の圧力は、PVモジュール積層体部品の表面に垂直する力とPVモジュール積層体部品の表面に平行する力を含む。
【0035】
さらに、ステップ5)に記載の再固定はフレーム間のネジによる固定を含む。
【発明の実施例】
【0036】
(発明の実施形態)
本発明のフレームは、中部接続フレーム12にPVモジュールと平行する接着剤塗布部132aを設置する構造を採用する。図面を参考にして、接着剤塗布部132aは長い平面で、接着剤ヘッドは接着剤塗布部132a直接合わせてワンステップで接着剤を塗り、工程は既存の技術に比べて容易になり、既存のシリコン接着剤が溝(接着剤オーバーフロー溝)内に塗られる構造を直接捨て、工程の難易度が低下し、接着剤オーバーフローの量が少なくなり、接着剤オーバーフローの量が少なくなり、接着剤オーバーフローの量が上手く制御され、加工の難易度が直接低減し、PVモジュールを加工するコストも大幅に下げる。そして、本発明のフレームは複数の溝を開けたり、上部サポート構造を設置したりする必要がなく、このフレーム自体の加工難易度が下がり、加工コストが下がる。フレームとPVモジュールを組み立てる時、フレームとPVモジュールの各縁辺が互いに移動するため、フレームを押すことで形成された接着剤塗布部132aのシリコン接着剤の多くは、接着剤保存キャビティ132bに押し込まれ、接着剤保存キャビティ132bに一時的に保存される。接着剤オーバーフロー量があるシリコン接着剤が接着剤オーバーフローキャビティ131bに溢れ、接着剤保存キャビティ132bに押し込まれたシリコン接着剤でPVモジュールの側面に接着する。接着剤オーバーフローキャビティ131bにある接着剤はPVモジュールのガラス接着固定を補助し、溢れた接着剤を吸収することができる。少数のシリコン接着剤は接着剤塗布部132aの中部接続フレーム12内側サポートフレームの縁辺から近い低い位置に押し込まれ、内側の接着を形成し、PVモジュールの外観を影響することがない。本発明であるフレーム構造はより簡単で、加工の難易度が低くなり、生産コストが下がる。そして組み立て工程が簡単で、組み立て効率が高く、組み立てコストが低くなり、接着剤オーバーフローを制御する効果が良く、適用性が強い。

図1
図2
図3
【国際調査報告】