(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-14
(54)【発明の名称】機能液の濃淡を調節する出水機構
(51)【国際特許分類】
A47K 3/28 20060101AFI20231207BHJP
B01F 23/45 20220101ALI20231207BHJP
B01F 35/83 20220101ALI20231207BHJP
【FI】
A47K3/28
B01F23/45
B01F35/83
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023534051
(86)(22)【出願日】2021-12-28
(85)【翻訳文提出日】2023-06-02
(86)【国際出願番号】 CN2021142031
(87)【国際公開番号】W WO2022143650
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】202011590170.1
(32)【優先日】2020-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518436504
【氏名又は名称】厦門松霖科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】頼 宏輝
(72)【発明者】
【氏名】張 煉
(72)【発明者】
【氏名】劉 汀科
(72)【発明者】
【氏名】張 明富
【テーマコード(参考)】
2D132
4G035
4G037
【Fターム(参考)】
2D132FA02
2D132FB02
2D132FJ01
2D132FJ17
2D132FJ31
4G035AB37
4G035AC22
4G035AE13
4G037AA02
4G037BB01
4G037EA01
(57)【要約】
本発明は機能液の濃淡を調節する出水機構を提供し、水力によって駆動される水力ポンプ、機能液貯蔵室、出水流路、入水流路、および流速調節機構を含み、前記水力ポンプの給液口が前記機能液貯蔵室に連通し、流出口が前記出水流路又は入水流路に連通し、前記流速調節機構は、前記水力ポンプを駆動するための水流の前記入水流路における流量を調節することで、前記水力ポンプの吸引頻度を変化させる。前記した出水機構は、従来のシャワーヘッドに美容スキンケア機能を付加し、ユーザが入浴中に肌のスキンケアを行うことができるとともに、美容液の調節機構を追加し、ポンプの抽出速度を調節する機構により美容液と水との混合比を制御することで、従来の美容液と水との混合濃度の不正確、および美容液がチャンバーで早期に希釈されて使用効果が悪くなるという問題を解決した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能液の濃淡を調節する出水機構であって、
水圧によって駆動される水力ポンプ、機能液貯蔵室、出水流路、入水流路、および流速調節機構を含み、
前記水力ポンプの給液口が前記機能液貯蔵室に連通し、流出口が前記出水流路又は入水流路に連通し、前記流速調節機構は、前記水力ポンプを駆動するための水流の前記入水流路における流量を調節することで、前記水力ポンプの吸引頻度を変化させることを特徴とする機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項2】
前記流速調節機構は、第1の通水孔、第2の通水孔、及び前記第2の通水孔の通水面積を調節するための調節部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項3】
前記調節部材は、第2の通水孔の軸方向に沿って並進移動して、前記第2の通水孔と分離し、または前記第2の通水孔に嵌め込むことを特徴とする請求項2に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項4】
前記流速調節機構は、斜水体を含み、
前記斜水体の軸心に前記第2の通水孔が設けられ、第2の通水孔外に、斜水孔が前記第1の通水孔として回転対称に分布していることを特徴とする請求項3に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項5】
前記流速調節機構は、前記調節部材として、テーパー調節マンドレルをさらに備え、
前記テーパー調節マンドレルの前記第2の通水孔に面する側に、テーパー柱が設置され、前記テーパー柱は、前記第2の通水孔に近い側の端部から他方の端部に向かうにつれて、徐々に拡径する形状を有することを特徴とする請求項4に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項6】
前記流速調節機構は、前記テーパー調節マンドレルを駆動して第2の通水孔の軸方向に沿って並進移動させるための操作部材をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項7】
前記操作部材は給水スピンドルの外に設置され、給水スピンドルの内部は前記入水流路であり、
前記給水スピンドルの側壁に、テーパー状調節マンドレルの並進方向に沿って、逃げ溝が設けられ、操作部材は、前記逃げ溝を介してテーパー調節マンドレルに連動連結されることを特徴とする請求項6に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項8】
前記機能液は、エッセンス、コンディショナー、シャンプー、ボディソープ、クレンジング、またはハンドソープであることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項9】
前記出水機構は、入浴シャワーまたはキッチンシャワーであることを特徴とする請求項8に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【請求項10】
前記水力ポンプの給液口は、給液管を介して前記機能液貯蔵室に連通し、前記水力ポンプの水流の流速を調節する際、前記給液管の管径が一定であり、且つ常に通じていることを特徴とする請求項8に記載の機能液の濃淡を調節する出水機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、出水機構に関し、特に、機能液を出水可能な出水機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の美容シャワーヘッドは、基本的に美容液を水で置換する方式を採用しており、美容液収納室への水の流量を調節することにより、美容液と水の混合濃度を調節する。このような方式によれば、美容液が短時間で使い切るように設計されなければならず、そうしないと、水が長時間を渡って美容液貯留室に保存して、細菌が発生しやすくなり、且つチャンバーへの水量の増加に連れて、美容液がチャンバー内で早期に希釈され、体験が悪くなり、且つ美容液とシャワーヘッドの混合濃度を正確に制御することができなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする主たる技術的課題は、ユーザが自身のニーズに応じて機能液の濃淡を調節することができる出水機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明は機能液の濃淡を調節する出水機構を提供し、
水圧によって駆動される水力ポンプ、機能液貯蔵室、出水流路、入水流路、および流速調節機構を含み、
前記水力ポンプの給液口が前記機能液貯蔵室に連通し、流出口が前記出水流路又は入水流路に連通し、前記流速調節機構は、前記水力ポンプを駆動するための水流の前記入水流路における流量を調節することで、前記水力ポンプの吸引頻度を変化させることを特徴とする機能液の濃淡を調節する出水機構。
【0005】
好ましい実施形態では、前記流速調節機構は、第1の通水孔、第2の通水孔、及び前記第2の通水孔の通水面積を調節するための調節部材を備える。
【0006】
好ましい実施形態では、前記調節部材は、第2の通水孔の軸方向に沿って並進移動して、前記第2の通水孔と分離し、または前記第2の通水孔に嵌め込む。
【0007】
前記流速調節機構は、斜水体を含み、
前記斜水体の軸心に前記第2の通水孔が設けられ、第2の通水孔外に、斜水孔が前記第1の通水孔として回転対称に分布している。
【0008】
前記流速調節機構は、前記調節部材として、テーパー調節マンドレルをさらに備え、
前記テーパー調節マンドレルの前記第2の通水孔に面する側に、テーパー柱が設置され、前記テーパー柱は、前記第2の通水孔に近い側の端部から他方の端部に向かうにつれて、徐々に拡径する形状を有する。
【0009】
好ましい実施形態では、前記流速調節機構は、前記テーパー調節マンドレルを駆動して第2の通水孔の軸方向に沿って並進移動させるための操作部材をさらに有する。
【0010】
好ましい実施形態において、前記操作部材は給水スピンドルの外に設置され、給水スピンドルの内部は前記入水流路であり、
前記給水スピンドルの側壁に、テーパー状調節マンドレルの並進方向に沿って、逃げ溝が設けられ、操作部材は、前記逃げ溝を介してテーパー調節マンドレルに連動連結される。
【0011】
好ましい実施形態において、前記機能液は、エッセンス、コンディショナー、シャンプー、ボディソープ、クレンジング、またはハンドソープである。
【0012】
好ましい実施形態において、前記出水機構は、入浴シャワーまたはキッチンシャワーである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の技術的解決策は、先行技術と比較して以下の有益な効果を有する。
【0014】
本発明に関する機能液の濃淡を調節する出水機構は、従来のシャワーヘッドに美容スキンケア機能を付加し、ユーザが入浴中に肌のスキンケアを行うことができるとともに、美容液の調節機構を追加し、ポンプの抽出速度を調節する機構により美容液と水との混合比を制御することで、従来の美容液と水との混合濃度の不正確、および美容液がチャンバーで早期に希釈されて使用効果が悪くなるという問題を解決した。
【0015】
本発明は、ポンプの吸引速度を調節する機構により美容液と水の混合比を制御するので、美容液そのものの濃度に応じてポンプの吸引力を調節し、美容液と水の混合比を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の好ましい実施形態におけるシャワーヘッドの分解斜視図である。
【
図2】本発明の好ましい実施形態における最低抽出速度でのシャワーヘッドの水力ポンプの側面図である。
【
図3】本発明の好ましい実施形態における最低抽出速度でのシャワーヘッドの水力ポンプの断面図である。
【
図4】本発明の好ましい実施形態における中間抽出速度でのシャワーヘッドの水力ポンプの側面図である。
【
図5】本発明の好ましい実施形態における中間抽出速度でのシャワーヘッドの水力ポンプの断面図である。
【
図6】本発明の好ましい実施形態における最大抽出速度でのシャワーヘッドの水力ポンプの側面図である。
【
図7】本発明の好ましい実施形態における最大抽出速度でのシャワーヘッドの水力ポンプの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例の図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決策を明確且つ完全に説明する。上記実施形態は、本発明の一部の実施形態に過ぎず、全ての実施形態を説明するものではなく、本発明の実施形態に基づいて、当業者が創作的な労力を踏まずに実施し得る他の全ての実施形態が、本発明の保護範囲に含まれることは、無論である。
【0018】
本発明の説明において、「上」、「下」、「内」、「外」、「頂部/底部」等の用語によって示される位置又は位置関係は、図面に示される位置又は位置関係に基づいており、単に本発明の説明を容易にし、且つ説明を簡略化するためであり、言及される装置又は要素が特定の位置を有し、特定の位置で構成され、動作しなければならないことを明示又は暗示するものではなく、したがって、本発明の限定として解釈されるべきではないことが理解されるべきである。さらに、「第1の」、「第2の」という用語は、説明の目的のためだけであり、相対的な重要性を明示または暗示するものとして理解されるべきではない。
【0019】
本発明の説明において、特に明記、限定しない限り、「装着」、「備える」、「セット/接続」、「接続」等の用語は、広義に理解されるべきであり、例えば、「接続」は、固定的に接続されても、着脱可能に接続されても、一体的に接続されても、機械的に接続されても、電気的に接続されても、直接的に接続されても、介在物を介して間接的に接続されても、2つの要素の内部の連通であってもよく、当業者であれば、本発明における上記用語の具体的な意味を具体的に理解することができる。
【0020】
図1~
図7を参照すると、本発明は機能液の濃淡を調節する出水機構に関わり、本実施形態では、入浴シャワーを例に挙げており、実際には、この構造は、他の出水機構、例えば、スプレーガン、キッチンシャワーなどにも適用することができる。前記入浴シャワーは、水圧により駆動される水力ポンプ1、機能液貯蔵室2、出水流路3、入水流路4、および流速調節機構5を含む。
【0021】
前記水力ポンプ1の給液口11は、給液管21を介して前記機能液貯蔵室2に連通し、給液口12が前記出水流路3に連通し、前記流速調節機構は、水力ポンプ1の吸引頻度を変化させるように、水力ポンプ1を駆動する水流の入水流路4における流量を調節するためのものである。本実施形態の簡単な変形例として、流出口12は、入水流路4に連通していてもよく、再度の説明を省略する。
【0022】
前記した入浴シャワーは、従来のシャワーにスキンケア機能を付加し、入浴時に肌をスキンケアすることができるとともに、美容液調節機構を追加し、水力ポンプ1の吸引頻度を調節する機構により美容液と水との混合比を制御することで、美容液と水との混合濃度の不正確、及び美容液がチャンバー内で早期に希釈されて使用性が悪くなるという問題を解決した。
【0023】
構造的に、前記水力ポンプ1は水圧駆動部と吸液出液部とを備える。前記水圧駆動部は、ポンプに動力を提供するように水流の衝撃を受けて回転するインペラ14と、インペラ14に衝突した水流を出水流路3に排出する排出口13とを有する。前記吸液出液部は、給液口11及び流出口12を含み、従来技術であるメンブランポンプ又はピストンポンプ構造とされる。
【0024】
水力ポンプ1の吸引頻度の調節を実現するために、前記流速調節機構5は、第1の通水孔51、第2の通水孔52、及び前記第2の通水孔52の通水面積を調節するための調節部材を備える。そのうち、第1の通水孔51は、水力ポンプ1のインペラ14を回転駆動するための主給水孔として機能させるが、第2の通水孔52は、補助給水孔として機能させる。第2の通水孔52の通水面積を変えることで、より多く又はより少ない水を第2の通水孔52に通過させることができ、第1の通水孔51を通過する水が自ずと少なくなるか又は多くなるので、水力ポンプ1のインペラ14を回転駆動するための水も少なくなるか又は多くなり、水力ポンプ1の吸引頻度が低下又は増加する。
【0025】
具体的に、前記調節部材は、第2の通水孔52の通水面積を調節するものであり、具体的に、前記調節部材が前記第2の通水孔52の軸方向に沿って並進移動して、前記第2の通水孔52と分離し、または前記第2の通水孔52に嵌め込む。
【0026】
前記流速調節機構5は斜水体53を含み、前記斜水体53の軸心に前記第2の通水孔52が設けられ、第2の通水孔52の外に、斜水孔が前記第1の通水孔51として回転対称に分布している。そのうち、第1の通水孔51は斜孔であり、第2の通水孔52は直孔である。
【0027】
前記流速調節機構5は、前記調節部材として、テーパー調節マンドレル54をさらに備え、前記テーパー調節マンドレル54の第2の水通過孔52に面する側には、テーパー柱が設けられ、前記テーパー柱は第2の通水孔52に近い一端から他端にかけて徐々に径が大きくなるように構成される。
【0028】
前記流速調節機構5は、前記テーパー調節マンドレル54を駆動して第2の通水孔52の軸方向に沿って並進移動させる操作部材55をさらに含む。前記操作部材55は給水スピンドル6の外に設置され、給水スピンドル6の内部が前記入水流路4である。前記給水マンドレル6の側壁には、テーパー調節マンドレル54の並進移動方向に沿って逃げ溝61が設けられ、操作部材55が前記逃げ溝61を介して、テーパー調節マンドレル54と連動連結する。
【0029】
使用中、プッシュスライドによってテーパーシャフトであるテーパー調節マンドレル54を動かし、テーパーシャフトと斜水体53の第2の通水孔52との係合によって、テーパー調節マンドレル54がスライドする時、斜水体53の第2の通水孔52の通水面積を変化させ、斜水体53の第1の通水孔51の面積が変化しない場合、斜水体53の第1の通水孔51を分路し、斜水体53の第1の通水孔51の水がインペラに衝突する速度を変化させることで、水力ポンプ1の回転数を変化させ、これによって、水力ポンプ1が機能液を抽出する速度を変化させ、機能液と風呂水とが混合する濃度を変化させる。
【0030】
この機構は、機能液の濃度の無段階の調節を実現でき、具体的に以下のとおりである。
【0031】
(1)美容液を最小速度で抽出する必要がある場合、操作部材55を第2の通水孔52から離れた位置に押す必要があり、この時、テーパー調節マンドレル54のテーパーシャフトが、斜水体53の第2の通水孔52から完全に分離され、斜水体53の第2の通水孔52に対するテーパー調節マンドレル54の流量制限機能がなく、この時、第1の通水孔51に対する斜水体53の第2の通水孔52の分流が最大となり、第1の通水孔51の流速及びインペラ14に対する衝撃力が最小となり、水力ポンプ1は、美容液を最小速度で抽出する。
【0032】
(2)最小速度と最大速度との間の速度で美容液を抽出する必要がある場合、操作部材55を両端以外の中間の任意の位置に押してもよく、この時、テーパー調節マンドレル54のテーパーシャフトと斜水体53の第2の通水孔52とが互いに嵌合し、テーパー調節マンドレル54が斜水体53の第2の通水孔52に対して流量制限作用を発揮し、この時、斜水体53の第2の通水孔52が第1の通水孔51対して分流し、傾斜給水孔の水流速度及びインペラ14への衝撃力を低減することで、水力ポンプ1が美容液を抽出する速度を低減する。
【0033】
(3)最大速度で美容液を抽出する必要がある時、プッシュロッドを第2の通水孔52の一端に近接するまで押す必要があり、この時、テーパー調節マンドレル54のテーパーシャフトは斜水体53の第2の通水孔52にほぼ密着し、テーパー調節マンドレル54が斜水体53の第2の通水孔52に対して完全に流量を制限し、この時、斜水体53の第2の通水孔52が第1の通水孔51に対して分流することがなく、第1の通水孔51の流速及びインペラ14への衝撃力が最大となり、水力ポンプ1は最も速い速度で美容液を抽出する。
本実施形態において、前記機能液は、エッセンス、コンディショナー、シャンプー、ボディソープである。
【0034】
前記第1の通水孔51は、インペラを介して前記流出路3と連通し、前記第2の通水孔52も前記流出路3と連通し、水が前記流速調節機構5を通過した後に前記流出路3に集められる水量は、前記入水路4を通過する水量と同じである。従って、前記流速調節機構5により美容液の吐出量を調節することで、美容液の濃度調節が図られる。
【0035】
本発明において、出水機構がスプレーガンまたはキッチンシャワーである場合、前記機能液は、クレンジングまたはハンドソープであってもよい。
【0036】
本発明は、ポンプの吸引速度を調節する機構により美容液と水の混合比を制御するものであり、美容液自身の濃度に応じてポンプの吸引力を調節し、美容液と水の混合比を制御することができる。また、調節中、前記機能液貯蔵室2と給液口11との間を連通する給液管21の管径は一定であり、且つ常に通じている。したがって、本発明は、機能液の濃淡を調節する際の自由度、正確性がさらに高くなる。特に美容液自体のべたつきが高い場合に、適用性に優れる。
【0037】
以上の説明は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の設計思想はこれに限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の技術的範囲内で、このような思想を利用して本発明に非本質的な変更を加えることができ、いずれも本発明の保護範囲を侵す行為に属する。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明に関する機能液の濃淡を調節する出水機構は、従来のシャワーヘッドに美容スキンケア機能または清潔消毒機能を付加し、ポンプの抽出速度を調節する機構により美容液と水の混合比を制御するものであり、入浴シャワーやキッチンシャワー等の出水手段に適用し、産業上の利用可能性が高い。
【国際調査報告】