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特表2023-552229ダブルクリップ用ノンスリップ組立体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-14
(54)【発明の名称】ダブルクリップ用ノンスリップ組立体
(51)【国際特許分類】
   B42F 1/02 20060101AFI20231207BHJP
【FI】
B42F1/02 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023536424
(86)(22)【出願日】2021-11-01
(85)【翻訳文提出日】2023-06-13
(86)【国際出願番号】 KR2021015547
(87)【国際公開番号】W WO2022131530
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】10-2020-0177543
(32)【優先日】2020-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0060182
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0060183
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523219426
【氏名又は名称】キム,チョンギ
(74)【代理人】
【識別番号】110001999
【氏名又は名称】弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム,チョンギ
【テーマコード(参考)】
2C017
【Fターム(参考)】
2C017BA02
2C017DA01
2C017DA02
2C017FA01
2C017FA02
(57)【要約】
本発明の一実施例は、文書を安定的に固定することができ、使い勝手が良いダブルクリップ用ノンスリップ組立体を提供する。ここで、ダブルクリップ用ノンスリップ組立体は、内側に文書が挿入される挿入空間を有するように折り曲げ形成され、弾性復原力により閉められて文書を加圧する一対の加圧端を有するダブルクリップ本体と、ダブルクリップ本体に形成されるレバー挿入口に結合され、ダブルクリップ本体が開くように加圧する一対のレバーを有するダブルクリップに着脱可能なダブルクリップ用ノンスリップ組立体であって、ノンスリップ部及び固定部を含む。ノンスリップ部は、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、挿入空間に挿入される文書と接触されるように、加圧端の間に配置され、加圧端により加圧され、挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンドを有する。固定部は、ノンスリップ部の両端部に一対に備えられ、レバー挿入口に挿入されてノンスリップ部をダブルクリップ本体に結合させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側に文書が挿入される挿入空間を有するように折り曲げ形成され、
弾性復原力により閉められて文書を加圧する一対の加圧端を有するダブルクリップ本体と、前記ダブルクリップ本体に形成されるレバー挿入口に結合され、前記ダブルクリップ本体が開くように加圧する一対のレバーを有するダブルクリップに着脱可能なダブルクリップ用ノンスリップ組立体であって、
弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、前記挿入空間に挿入される文書と接触されるように前記加圧端の間に配置され、前記加圧端により加圧され、挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンドを有するノンスリップ部;並びに
前記ノンスリップ部の両端部に一対に備えられ、前記レバー挿入口に挿入されて前記ノンスリップ部を前記ダブルクリップ本体に結合させる固定部を含むことを特徴とするダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項2】
前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、
前記ノンスリップ部は、前記一対の加圧端のいずれか以上の加圧端に備えられることを特徴とする、請求項1に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項3】
前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、
前記ノンスリップ部は、前記ダブルクリップ本体の内面に沿って配置され、
前記ダブルクリップ片に対応されるように配置され、前記一対の加圧端に対応されて配置される一対の前記ノンスリップバンドと繋がる一対の本体バンドと、
前記連結片に対応されるように配置され、前記本体バンドを繋ぐ連結バンドを有することを特徴とする、請求項1に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項4】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの両端部が切開されて一対に形成され、前記ダブルクリップ本体の外面に密着されてラベルが固定されるようにするラベル固定部を有することを特徴とする、請求項3に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項5】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの一端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第1の固定溝を有する第1の筆記具固定部を有することを特徴とする、請求項3に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項6】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの両端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第2の固定溝を有する第2の筆記具固定部を有することを特徴とする、請求項3に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項7】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンドの一面に突設されて挿入される文書を支持し、前記連結バンドと共に筆記具を加圧して固定されるように一つ以上の固定突起を有することを特徴とする、請求項3に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項8】
内側に文書が挿入される挿入空間を有するように折り曲げ形成され、
弾性復原力により閉められて文書を加圧する一対の加圧端を有するダブルクリップ本体と、前記ダブルクリップ本体に形成されるレバー挿入口に結合されて前記ダブルクリップ本体が開くように加圧する一対のレバーを有するダブルクリップに着脱可能なダブルクリップ用ノンスリップ組立体であって、
弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、前記挿入空間に挿入される文書と接触されるように前記加圧端の間に配置され、前記加圧端により加圧され、挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンドを有するノンスリップ部;並びに
前記ノンスリップ部の両端部に一対に備えられ、前記レバー挿入口に挿入されて前記ノンスリップ部を前記ダブルクリップ本体に結合させる固定部を
含み、
前記ノンスリップ部は、
前記レバー挿入口が挿入されるように前記ノンスリップバンドに切開形成される嵌め込み溝を有し、
前記ノンスリップバンドは、前記レバー挿入口が前記嵌め込み溝に挿入されると、前記加圧端の間に位置されて前記加圧端と一体に連動されることを特徴とするダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項9】
前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、
前記ノンスリップ部は、前記一対の加圧端のいずれか以上の加圧端に備えられることを特徴とする、請求項8に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項10】
前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、
前記ノンスリップ部は、前記ダブルクリップ本体の外面に沿って配置され、
前記ダブルクリップ片に対応されるように配置され、前記一対の加圧端に対応されて配置される一対の前記ノンスリップバンドと繋がる一対の本体バンドと、
前記連結片に対応されるように配置されて前記本体バンドを繋ぐ連結バンドを有することを特徴とする、請求項8に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項11】
前記連結バンドの内周面及び前記連結片の外周面との間に筆記具を嵌め込むことができる嵌め込み空間が形成されるように、前記連結バンドは、前記連結片の幅よりさらに長く形成されることを特徴とする、請求項10に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項12】
前記ノンスリップ部は、
前記連結バンドの内周面に突設され、前記嵌め込み空間に嵌め込まれる筆記具を加圧して固定されるよう一つ以上の固定突起を有することを特徴とする、請求項11に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項13】
前記ノンスリップ部は、
前記連結バンドの一端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第1の固定溝を有する第1の筆記具固定部を有することを特徴とする、請求項10に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項14】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び連結バンドの少なくともいずれかに備えられる結合部を有し、
複数の前記ダブルクリップ用ノンスリップ組立体は、それぞれ前記結合部により互いに結合されることを特徴とする、請求項10に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項15】
前記連結バンドは、しわ状に形成されることを特徴とする、請求項3または10に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項16】
前記固定部は、
前記固定部の一端部に前記固定部よりさらに外側に突出されるように形成され、前記レバー挿入口に密着される挿入口キャップを有することを特徴とする、請求項1または8に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダブルクリップ用ノンスリップ組立体に関するものであって、より詳細に、文書を安定的に固定することができ、使い勝手が良いダブルクリップ用ノンスリップ組立体に関する。
【背景技術】
【0002】
紙クランプ又はバインダークリップとも呼ばれるダブルクリップは、通常的にダブルクリップ本体に一対のレバーが取り付けられる構造を有する。使用者はレバーを押してダブルクリップ本体を開けることができ、ダブルクリップは、複数枚の文書を挟んで合本する等の用途で用いられる。
【0003】
ダブルクリップは、種々の種類の大きさで形成される。通常的にダブルクリップ本体の内部先まで文書を入れ込むほど、ダブルクリップは文書を安定的に固定することができる。しかし、ダブルクリップの大きさに比べて固定しようとする文書の量が少ない場合、文書が堅固に固定されなかったり、うまくまとめられない傾向にある。
【0004】
そして、従来のダブルクリップが主に金属で製作されることにより、ダブルクリップ内部の摩擦力が足りない場合は、ダブルクリップが硬くて、滑らかな表面に置かれた際に滑りやすく、机の表面とぶつかりながら騷音が発生する問題がある。
【0005】
また、ダブルクリップに筆記具を付着する機能がないことにより、文書と別々に筆記具を携帯しなければならないという困難性がある。
【0006】
他にも、通常的に使用者は、文書の左側の上端部分又は中央の上端部分にダブルクリップを適用する場合が多いが、文書が積もるようになると、ダブルクリップ同士に滑る現象が発生するだけでなく、ダブルクリップ同士に結合させて有閑文書を合本したり、文書を区別するためにラベルを付着する機能もないため、文書を管理することに困難性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような問題点を解決するために、本発明が達成しようとする技術的課題は、文書を安定的に固定することができ、使い勝手が良いダブルクリップ用ノンスリップ組立体を提供することである。
【0008】
本発明が達成しようとする技術的課題は、上記の技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載によって本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の技術的課題を達成するために、本発明の一実施例は、内側に文書が挿入される挿入空間を有するように折り曲げ形成され、弾性復原力により閉められて文書を加圧する一対の加圧端を有するダブルクリップ本体と、前記ダブルクリップ本体に形成されるレバー挿入口に結合され、前記ダブルクリップ本体が開くように加圧する一対のレバーを有するダブルクリップに着脱可能なダブルクリップ用ノンスリップ組立体であって、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、前記挿入空間に挿入される文書と接触されるよう、前記加圧端の間に配置され、前記加圧端により加圧され、挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンドを有するノンスリップ部; 並びに、前記ノンスリップ部の両端部に一対に備えられ、前記レバー挿入口に挿入され、前記ノンスリップ部を前記ダブルクリップ本体に結合させる固定部を含むことを特徴とする、ダブルクリップ用ノンスリップ組立体を提供する。
【0010】
本発明の実施例において、前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、前記ノンスリップ部は、前記一対の加圧端のいずれか以上の加圧端に備えられる。
【0011】
本発明の実施例において、前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、前記ノンスリップ部は、前記ダブルクリップ本体の内面に沿って配置され、前記ダブルクリップ片に対応されるように配置され、前記一対の加圧端に対応されて配置される一対の前記ノンスリップバンドと繋がる一対の本体バンドと、前記連結片に対応されるように配置されて前記本体バンドを繋ぐ連結バンドを有することができる。
【0012】
本発明の実施例において、前記ノンスリップ部は、前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの両端部が切開されて一対に形成され、前記ダブルクリップ本体の外面に密着されてラベルが固定されるようにするラベル固定部を有することができる。
【0013】
本発明の実施例において、前記ノンスリップ部は、前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの一端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第1の固定溝を有する第1の筆記具固定部を有することができる。
【0014】
本発明の実施例において、前記ノンスリップ部は、前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの両端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第2の固定溝を有する第2の筆記具固定部を有することができる。
【0015】
本発明の実施例において、前記ノンスリップ部は、前記本体バンドの一面に突設されて挿入される文書を支持し、前記連結バンドと共に筆記具を加圧して固定されるようにする一つ以上の固定突起を有することができる。
【0016】
一方、上記の技術的課題を達成するために、本発明の他の実施例は、内側に文書が挿入される挿入空間を有するように折り曲げ形成され、弾性復原力により閉められて文書を加圧する一対の加圧端を有するダブルクリップ本体と、前記ダブルクリップ本体に形成されるレバー挿入口に結合され、前記ダブルクリップ本体が開くように加圧する一対のレバーを有するダブルクリップに着脱可能なダブルクリップ用ノンスリップ組立体であって、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、前記挿入空間に挿入される文書と接触されるように、前記加圧端の間に配置され、前記加圧端により加圧されて、挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンドを有するノンスリップ部; 並びに、前記ノンスリップ部の両端部に一対に備えられ、前記レバー挿入口に挿入されて前記ノンスリップ部を前記ダブルクリップ本体に結合させる固定部を含み、前記ノンスリップ部は、前記レバー挿入口が挿入されるように前記ノンスリップバンドに切開形成される嵌め込み溝を有し、前記ノンスリップバンドは、前記レバー挿入口が前記嵌め込み溝に挿入されると、前記加圧端の間に位置され、前記加圧端と一体に連動されることを特徴とする、ダブルクリップ用ノンスリップ組立体を提供する。
【0017】
本発明の実施例において、前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、前記ノンスリップ部は、前記一対の加圧端のいずれか以上の加圧端に備えられる。
【0018】
本発明の実施例において、前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、前記ノンスリップ部は、前記ダブルクリップ本体の外面に沿って配置され、前記ダブルクリップ片に対応されるように配置され、前記一対の加圧端に対応されて配置される一対の前記ノンスリップバンドと繋がる一対の本体バンドと、前記連結片に対応されるように配置され、前記本体バンドを繋ぐ連結バンドを有することができる。
【0019】
本発明の実施例において、前記連結バンドの内周面と前記連結片の外周面との間に筆記具を嵌め込むことができる嵌め込み空間が形成されるように、前記連結バンドは、前記連結片の幅よりさらに長く形成される。
【0020】
本発明の実施例において、前記ノンスリップ部は、前記連結バンドの内周面に突設され、前記嵌め込み空間に嵌め込まれる筆記具を加圧して固定されるようにする一つ以上の固定突起を有することができる。
【0021】
本発明の実施例において、前記ノンスリップ部は、前記連結バンドの一端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第1の固定溝を有する第1の筆記具固定部を有することができる。
【0022】
本発明の実施例において、前記ノンスリップ部は、前記本体バンド及び連結バンドの少なくともいずれかに備えられる結合部を有し、複数の前記ダブルクリップ用ノンスリップ組立体は、それぞれ前記結合部により互いに結合されることができる。
【0023】
本発明の実施例において、前記連結バンドは、しわ状に形成される。
【0024】
本発明の実施例において、前記固定部は、前記固定部の一端部に前記固定部より外側に突設され、前記レバー挿入口に密着される挿入口キャップを有することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の実施例によれば、ノンスリップ部は、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、挿入された文書を安定的に固定することができる。
【0026】
また、本発明の実施例によれば、ノンスリップ部の両端部に備えられる固定部が、ダブルクリップのレバー固定部に挿入されて、ノンスリップ部がダブルクリップ本体に堅固に結合される。
【0027】
また、本発明の実施例によれば、ノンスリップ部は、ラベルを固定することができるラベル固定部、筆記具を固定することができる筆記具固定部及び固定突起、複数のダブルクリップ用ノンスリップ組立体を互いに結合する結合部を有することで、使い勝手が良くなる。
【0028】
本発明の効果は、上記した効果に限定されるものではなく、本発明の詳細な説明又は請求の範囲に記載された発明の構成から推論可能なすべての効果を含むことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1図1は、本発明の第1の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
図2図2は、本発明の第2の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
図3図3は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合された状態を示す斜視図である。
図4図4は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップから分離された状態の分離斜視図である。
図5図5は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体が広げた状態を示す斜視図である。
図6図6は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合されて開いた状態を示す斜視図である。
図7図7は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体のラベル固定部を説明するための例示図である。
図8図8は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体のラベル固定部の他の例を説明するための例示図である。
図9図9は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第1の筆記具固定部を説明するための例示図である。
図10図10は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第2の筆記具固定部を説明するための例示図である。
図11図11は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の固定突起を説明するための例示図である。
図12図12は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体のノンスリップ部の他の例を説明するための例示図である。
図13図13は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部を説明するための例示図である。
図14図14は、本発明の第4の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
図15図15は、本発明の第5の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
図16図16は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合された状態を示す斜視図である。
図17図17は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体が広げた状態を示す斜視図である。
図18図18は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップから分離された状態の分離斜視図である。
図19図19は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合されて開いた状態を示す斜視図である。
図20図20は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合された状態を示す側面例示図である。
図21図21は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の連結バンド及び固定突起を説明するための例示図である。
図22図22は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の本体バンド及び連結バンドの他の例を説明するための例示図である。
図23図23は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第1の筆記具固定部を説明するための例示図である。
図24図24は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第2の筆記具固定部を説明するための例示図である。
図25図25は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部を説明するための例示図である。
図26図26は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部の他の例を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下では、添付した図面を参照して本発明を説明する。しかしながら、本発明は、種々の異なる形態で具現することができ、したがって、ここで説明する実施例に限定されるものではない。そして、図面で本発明を明確に説明するために説明と関係のない部分は省略し、明細書全体を通じて類似の部分に対しては類似の図面符号を付した。
【0031】
明細書全体で、ある部分が他の部分と「連結(接続、接触、結合)」されている、と記載されている場合、これは、「直接的に連結」されている場合だけでなく、その中間に他の部材を間にして「間接的に連結」されている場合も含む。また、ある部分が、ある構成要素を「含む」、と記載されている場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素がさらに備えられることを意味する。
【0032】
本明細書で使用した用語は、特定の実施例を説明するために使用したものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上、明らかに異なる意味を持たない限り、複数の表現を意味する。本明細書で、「含む」又は「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないことが理解されるべきである。
【0033】
以下添付された図面を参考して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0034】
図1は、本発明の第1の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
【0035】
図1で示すようにダブルクリップ用ノンスリップ組立体100は、ダブルクリップ10に着脱可能である。
【0036】
ダブルクリップ10は、通常的に紙クランプ、ターンクリップ又はバインダークリップとも呼ばれるものであり、本発明によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体100は、内側に文書が挿入される挿入空間23を有するように折り曲げ形成され、弾性復原力により閉められるダブルクリップ本体20と、ダブルクリップ本体20に形成されるレバー挿入口24に両端部31が結合され、ダブルクリップ本体20が開くように加圧する一対のレバー30を有するダブルクリップ10に結合されて用いられる。ダブルクリップ本体20は、一対に形成されるダブルクリップ片21、ダブルクリップ片21を互いに繋ぐ連結片22、及びダブルクリップ片21の一端部に形成されてダブルクリップ片21が閉められる際に文書を加圧する加圧端27を有することができる。
【0037】
ダブルクリップ用ノンスリップ組立体100は、ノンスリップ部110及び固定部120を有することができる。
【0038】
ノンスリップ部110は、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、このような素材としては、例えば、ゴム又はシリコーンが用いられる。
【0039】
ノンスリップ部110は、挿入空間23に挿入される文書と接触されるように加圧端27の間に配置され、加圧端27により加圧されて挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンド111を有することができる。本実施例でノンスリップ部110は、一対の加圧端27のいずれかの加圧端27に備えられる。
【0040】
固定部120は、ノンスリップ部110の両端部に一対に備えられ、ノンスリップ部110の両端部から中央方向に延びるように形成される。固定部120は、レバー挿入口24に挿入されてノンスリップ部110をダブルクリップ本体20に結合させることができる。
【0041】
ノンスリップ部110が一対の加圧端27の間に挿入される際、固定部120は、レバー挿入口24に挿入される。レバー挿入口24に挿入された固定部120が、よく抜けないように、固定部120は、レバー挿入口24の内側の断面積より大きい断面積を有するように形成される。固定部120が、レバー挿入口24に挿入結合されることにより、ノンスリップ部110は、ダブルクリップ本体20に安定的に固定されることができる。
【0042】
したがって、使用者がレバー30を用いてダブルクリップ片21を開けるようになると、ノンスリップバンド111は、ダブルクリップ片21と一体に開く。そして、ダブルクリップ片21が弾性復原力により閉められるようになると、ノンスリップバンド111は、ダブルクリップ片21の加圧端27により加圧されて閉められ、内部挿入空間114の文書を効果的に固定させることができる。この時、前述のとおり、ノンスリップ部110は、摩擦力を有する素材で形成されるため、加圧端27によって加圧されるノンスリップバンド111の間で文書の滑りが減少されて文書が安定的に固定されることができる。ここで、文書との接触面積が増加されるように、ノンスリップバンド111は、加圧端27の幅よりさらに大きい幅を有するように延設される。
【0043】
一方、加圧端27によりノンスリップバンド111が加圧されると、固定部120がレバー挿入口24で離脱することを防止することができる。すなわち、固定部120及びノンスリップ部110は、互いの離脱が防止されるように相互作用することができる。
【0044】
そして、固定部120は、挿入口キャップ121を有することができる。挿入口キャップ121は、固定部120の一端部に形成され、固定部120よりさらに外側に突設される。これにより、固定部120がレバー挿入口24に挿入された時、挿入口キャップ121は、レバー挿入口24の一端部に密着固定されることができる。挿入口キャップ121は、固定部120よりさらに外側に突設されるため、ダブルクリップ10が地面や底と接触されて騷音を発生することを防止することができ、滑らないようにすることができ、ダブルクリップの角部分に使用者がけがをすることを防止することもできる。
【0045】
また、挿入口キャップ121は、レバー挿入口24が底と接した時、騷音と衝撃を減少させるバンパー役割をするので、レバー挿入口24を完全に防ぐことができる幅に形成され、衝撃を減少することができるように十分な厚さに形成されることが好ましい。
【0046】
図2は、本発明の第2の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
【0047】
図2で示すように本実施例において、ダブルクリップ用ノンスリップ組立体100は、複数個形成されて一対の加圧端27に全て備えられ、他の構成は、前述の第1の実施例と同じである。
【0048】
ノンスリップ部110が一対の加圧端27に全て備えられると、挿入される文書の両側面が全てノンスリップバンド111に密着されて加圧されるため、文書とのノンスリップがさらに確実に具現されることができる。
【0049】
図3は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合された状態を示す斜視図であり、図4は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップから分離された状態の分離斜視図であり、図5は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体が広げた状態を示す斜視図であり、図6は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合されて開いた状態を示す斜視図である。
【0050】
図3ないし図6で示すようにダブルクリップ用ノンスリップ組立体100のノンスリップ部110は、ダブルクリップ本体20の内面に沿って配置され、本体バンド112及び連結バンド113を有することができる。
【0051】
本体バンド112及び連結バンド113は、シート状に形成され(図5参照)、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成される。したがって、本体バンド112及び連結バンド113がダブルクリップ10に結合される時には、ダブルクリップ10の挿入空間23に挿入されてダブルクリップ本体20に対応される形状になる。それぞれの本体バンド112には、一対の加圧端27に対応されるように配置される一対のノンスリップバンド111が繋がる。
【0052】
ノンスリップ部110がダブルクリップ10の挿入空間23に挿入され、固定部120がレバー挿入口24に挿入結合された時、本体バンド112は、ダブルクリップ片21に対応されるように配置され、連結バンド113は、連結片22に対応されるように配置される。連結バンド113は、一対の本体バンド112を繋ぐ部分であり、図5を基準とした時、本体バンド112は、ノンスリップ部110の上側部分及び下側部分に該当され、連結バンド113は、ノンスリップ部110の中央部分に該当される。
【0053】
固定部120がレバー挿入口24に挿入結合され、ノンスリップバンド111がダブルクリップ本体20の挿入空間23に挿入された状態で、ノンスリップ部110及びダブルクリップ本体20は、一体に連動することができる。すなわち、図6で示すように使用者がレバー30を用いてダブルクリップ片21を開けると、本体バンド112は、ダブルクリップ片21と一体に開き、ダブルクリップ片21が弾性復原力により閉められると、本体バンド112は、ダブルクリップ片21と一体に閉められる。
【0054】
図7は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体のラベル固定部を説明するための例示図である。
【0055】
ノンスリップ部110は、ラベル固定部130を有することができる。ラベル固定部130は、本体バンド112及び連結バンド113の少なくともいずれかの両端部が切開されて一対に形成される。そして、ラベル固定部130は、ダブルクリップ片21及び連結片22の少なくともいずれかの外面に密着される。
【0056】
図7は、ラベル固定部130が連結バンド113に形成される場合を示しており、ラベル固定部130は、連結バンド113に形成される切開線131により形成され、ダブルクリップ本体20の連結片22の外面に密着される。前述のとおり、ノンスリップ部110は、弾性を有する素材で形成されるため、ラベル固定部130は、連結片22の外面に密着される方向に弾性復原力を発生することができる。したがって、ラベル固定部130は、ラベル40の両端部を固定させてラベル40が連結片22の外面に固定されるようにすることができる。
【0057】
一方、図8は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体のラベル固定部の他の例を説明するための例示図である。
【0058】
図8は、ラベル固定部130aが一対の本体バンド112a、112bの一側の本体バンド112aに形成される場合を示している。本体バンド112aが切開されて形成されるラベル固定部130aは、一対のダブルクリップ片21a、21bの一側のダブルクリップ片21aの外面に密着され、これにより、ラベル固定部130aは、ラベル41の両端部を固定させてラベル41がダブルクリップ片21aの外面に固定されるようにすることができる。
【0059】
ラベル固定部は、他側の本体バンド112bに形成されて他側のダブルクリップ片21bにラベルが付着されるようにすることもでき、前述の形態のラベル固定部が複数個設けられるように形成されることは言うまでもない。
【0060】
図9は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第1の筆記具固定部を説明するための例示図である。
【0061】
図9で示すようにノンスリップ部110は、第1の筆記具固定部140を有することができる。
【0062】
第1の筆記具固定部140は、本体バンド112a、112b及び連結バンド113の少なくともいずれかの一端部に延設される。第1の筆記具固定部140は、ノンスリップ部110と同じ素材で形成される。第1の筆記具固定部140は、貫通形成される第1の固定溝141を有することができ、第1の固定溝141には筆記具50が挿入されて固定されることができる。
【0063】
すなわち、図9の(a)で示すように第1の筆記具固定部140は、連結バンド113の一端部に延設される。第1の筆記具固定部140は、ダブルクリップ本体20の外側に延設されるため、筆記具50は、第1の固定溝141に容易に挿入されて固定されることができ、このような方法で筆記具が共に携帯することが可能になって使い勝手が良くなる。第1の固定溝141は、ホール状に形成されることに限定されるものではなく、十字状の切開線141aの形態にも形成される。
【0064】
第1の筆記具固定部140は、図9の(b)で示すように一対の本体バンド112a、112bの一側の本体バンド112aに形成され、又は他側の本体バンド112bに形成される。第1の固定溝141は、第1の筆記具固定部140の一部が切開されて形成される固定区142をさらに有する形態にも形成される。
【0065】
図10は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第2の筆記具固定部を説明するための例示図である。
【0066】
ノンスリップ部110は、第2の筆記具固定部150を有することができる。
【0067】
第2の筆記具固定部150は、本体バンド112a、112b及び連結バンド113の少なくともいずれかの両端部に延設され、貫通形成される第2の固定溝151を有することができる。
【0068】
図10は、第2の筆記具固定部150が連結バンド113に形成される場合を示している。第2の筆記具固定部150は、第1の筆記具固定部140が左右一対に形成される形態である。第2の筆記具固定部150は、ノンスリップ部110と同じ素材で形成されるため、バンディングが自由である。したげって、図10の(b)で示すように、第2の筆記具固定部150が上側にバンディングされた状態で筆記具50が第2の固定溝151に結合されるようにすることで、筆記具50が安定的に固定されるようにすることができる。図示されていないが、第2の筆記具固定部150が一対の本体バンド112a、112bの少なくともいずれかの本体バンドに形成されることは言うまでもない。
【0069】
図11は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の固定突起を説明するための例示図である。
【0070】
図5及び図11で示すようにノンスリップ部110は、一つ以上の固定突起160を有することができる。固定突起160は、本体バンド112の一面に突設される。ノンスリップ部110がダブルクリップ10に結合された時、固定突起160は、内部挿入空間114に突出されることができる。
【0071】
固定突起160は、左右一対をなすように形成され、内部挿入空間114から向かい合うように配置され、互いに接しない長さに形成される。また、それぞれの固定突起160は、交互に配置される。固定突起160は、内部挿入空間114に挿入される文書を弱く支持しながら挿入制限位置を知らせることができる。文書60が深く挿入固定されすぎると、文書60の上部に印刷された文字が見えなくなることがあり、文書60が固定突起160により支持される深みまでに挿入されると、文書60の上部に印刷された文字が見えなくなる問題も防止することができる。
【0072】
また、固定突起160は、内部挿入空間114に筆記具50が挿入されると、連結バンド113と共に筆記具50を加圧して筆記具50が固定されるようにすることができる。
【0073】
固定突起160は、文書が挿入される方向、すなわち、図11を基準とした時、下部に向けて傾いて配置される。これにより、使用者が固定突起160の弱い抵抗を無視して文書60を深く挿入する場合には、左右側の固定突起160が屈折されて文書60の挿入時に抵抗感が最小化される。したがって、文書60を本体バンド112の内部先まで挿入するか、あるいは抜く時にも、使用する時、不便さなしに従来のダブルクリップと同じ用途で用いることができ、さらに、ペン立てに用いる時には、筆記具を固定させる機能が具現されることができる。すなわち、下部に向けて傾いて配置された固定突起160は、挿入された筆記具50の外周面を連結バンド113と共に効果的に接触加圧して筆記具50が外部に排出されないように支持力を印加することができる。一般的な筆記具50の直径を考慮した時、固定突起160が配置される位置は、連結バンド113から固定突起160までの距離が筆記具50の直径より小さく配置される。
【0074】
図12は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体のノンスリップ部の他の例を説明するための例示図である。
【0075】
図12で示すように本体バンド112及び連結バンド113は、しわ状に形成される。すなわち、本体バンド112は、第1のしわ170を有するように形成され、連結バンド113は、第2のしわ171を有するように形成される。本体バンド112の第1のしわ170は、挿入される文書を加圧する加圧力が増加されるようにしてノンスリップ効果が増加されるようにすることができる。
【0076】
そして、連結バンド113は、本体バンド112より厚く形成され、第2のしわ171が第1のしわ170よりさらに小さいしわの形態を有するように形成される。こうなると、連結バンド113が本体バンド112よりさらに剛性が上がるため、文書60の挿入が本体バンド112の領域に限定されるようにすることができ、連結バンド113の領域では筆記具50が挿入されて固定されるようにすることができる。
【0077】
図13は、本発明の第3の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部を説明するための例示図である。
【0078】
図13で示すようにノンスリップ部110は、結合部180を有することができる。結合部180は、本体バンド112及び連結バンド113の少なくともいずれかに形成されてダブルクリップ本体20の外側に延長される。結合部180は、ノンスリップ部110と一体に形成される。
【0079】
図13の(b)で示すようにそれぞれのダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部180は、互いに結合され、これにより、複数のダブルクリップ用ノンスリップ組立体は、互いに結合される。結合部180は、結合区181を有することができ、結合区181は、他の結合区181と結合及び解除することができる。これによれば、それぞれの文書が固定された多数のダブルクリップ10a、10bが互いに接するように積もった状態の場合にも、ダブルクリップ10a、10bが滑らないことができる。したがって、関連性のある書類同士にダブルクリップを結合させて合本した状態で携帯及び保管することができる。結合区181は、ボタン状、ファスナー(Fastener)状など種々の形態に具現されることができる。また、結合部180は、前述の第1の筆記具固定部140又は第2の筆記具固定部150に延長されるように形成される。
【0080】
図14は、本発明の第4の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
【0081】
図14で示すようにダブルクリップ用ノンスリップ組立体1100は、ダブルクリップ10に着脱可能である。
【0082】
本発明によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体1100も、内側に文書が挿入される挿入空間23を有するように折り曲げ形成され、弾性復原力により閉められるダブルクリップ本体20と、ダブルクリップ本体20に形成されるレバー挿入口24に両端部31が結合され、ダブルクリップ本体20が開くように加圧する一対のレバー30を有するダブルクリップ10に結合されて用いられる。ダブルクリップ本体20は、一対に形成されるダブルクリップ片21と、ダブルクリップ片21を互いに繋ぐ連結片22、そして、ダブルクリップ片21の一端部に形成されてダブルクリップ片21が閉められる時、文書を加圧する加圧端27を有することができる。加圧端27は、レバー挿入口24及び折り曲げ区25に近づいた部分であり、ダブルクリップ本体20が閉められる時、加圧端27から最も大きい加圧力が発生される。
【0083】
ダブルクリップ用ノンスリップ組立体1100は、ノンスリップ部1110及び固定部1120を有することができる。
【0084】
ノンスリップ部1110は、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、このような素材としては、例えば、ゴム又はシリコーンが用いられる。
【0085】
ノンスリップ部1110は、ノンスリップバンド1111及び嵌め込み溝1112を有することができる。
【0086】
嵌め込み溝1112は、ノンスリップバンド1111に切開形成される。嵌め込み溝1112としては、ダブルクリップ10のレバー挿入口24と、レバー挿入口24の間に形成される折り曲げ区25が挿入される。レバー挿入口24及び折り曲げ区25が嵌め込み溝1112に挿入されると、ノンスリップバンド1111は、加圧端27の間に位置されて加圧端27と一体に連動される。挿入空間23に挿入される文書は、ノンスリップバンド1111に接触され、加圧端27により加圧されるノンスリップバンド1111が文書を加圧すると、挿入された文書の滑りが防止されることができる。本実施例でノンスリップ部1110は、一対の加圧端27のいずれかの加圧端27に備えられる。
【0087】
固定部1120は、ノンスリップ部1110の両端部に一対に備えられ、ノンスリップ部1110の両端部から中央方向に延びるように形成される。固定部1120は、レバー挿入口24に挿入されてノンスリップ部1110をダブルクリップ本体20に結合させることができる。
【0088】
ノンスリップ部1110が一対の加圧端27の間に挿入された時、固定部1120は、レバー挿入口24に挿入される。レバー挿入口24に挿入された固定部1120がよく抜けないように、固定部1120は、レバー挿入口24の内側の断面積より大きい断面積を有するように形成される。固定部1120がレバー挿入口24に挿入結合されることにより、ノンスリップ部1110は、ダブルクリップ本体20に安定的に固定されることができる。
【0089】
したがって、使用者がレバー30を用いてダブルクリップ片21を開けると、ノンスリップバンド1111は、ダブルクリップ片21と一体に開く。そして、ダブルクリップ片21が弾性復原力により閉められると、ノンスリップバンド1111は、ダブルクリップ片21の加圧端27により加圧されて閉められながら、挿入された文書を効果的に固定させることができる。この時、前述のとおり、ノンスリップ部1110は、摩擦力を有する素材で形成されるため、加圧端27により加圧されるノンスリップバンド1111の間で文書の滑りが減少されて文書が安定的に固定されることができる。ここで、文書との接触面積が増加されるように、ノンスリップバンド1111は、加圧端27の幅よりさらに大きい幅を有するように延設される。
【0090】
一方、加圧端27によりノンスリップバンド1111が加圧されると、固定部1120がレバー挿入口24から離脱されることが防止されることができる。すなわち、固定部1120及びノンスリップ部1110は、互いの離脱が防止されるように相互作用することができる。
【0091】
そして、固定部1120は、挿入口キャップ1121を有することができる。挿入口キャップ1121は、固定部1120の一端部に形成され、固定部1120よりさらに外側に突設される。これにより、固定部1120がレバー挿入口24に挿入された時、挿入口キャップ1121は、レバー挿入口24の一端部に密着固定される。挿入口キャップ1121は、固定部1120よりさらに外側に突設されるため、ダブルクリップ10が地面や底と接触されて騷音を発生することを防止することができ、滑らないようにすることができ、ダブルクリップ角部分に使用者がけがをすることを防止することができる。
【0092】
また、挿入口キャップ1121は、レバー挿入口24が底と接した時、騷音と衝撃を減少させるバンパー役割をするので、レバー挿入口24を完全に防ぐことができる幅に形成され、衝撃を減少させるように十分な厚さに形成されることが好ましい。
【0093】
一方、ダブルクリップ片21の外側に位置するノンスリップ部1110が適当な厚さに形成される場合、底との騷音や滑りを防止する機能と共にノンスリップ部1110がレバー30とダブルクリップ片21との間に置かれて、てこ作用をすることにより、より力を減らしてダブルクリップ10を開閉することができる。
【0094】
図15は、本発明の第5の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合される状態を説明するための例示図である。
【0095】
図15で示すように本実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体1100は、複数個に設けられて一対の加圧端27に全て備えられ、他の構成は、前述の第4の実施例と同じである。
【0096】
ノンスリップ部1110が一対の加圧端27に全て備えられると、挿入される文書の両側面が全てノンスリップバンド1111に密着されて加圧されるため、文書とのノンスリップがさらに確実に具現されることができる。
【0097】
図16は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合された状態を示す斜視図であり、図17は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体が広げた状態を示す斜視図であり、図18は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップから分離された状態の分離斜視図であり、図19は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合されて開いた状態を示す斜視図であり、図20は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体がダブルクリップに結合された状態を示す側面例示図である。
【0098】
図16ないし図20で示すようにダブルクリップ用ノンスリップ組立体1100のノンスリップ部1110は、ダブルクリップ本体20の外面に沿って配置され、本体バンド1113及び連結バンド1114を有することができる。
【0099】
本体バンド1113及び連結バンド1114は、シート状に形成され (図17参照)、弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成される。したがって、本体バンド1113及び連結バンド1114がダブルクリップ10に結合される時には、ダブルクリップ10の外側に備えられてダブルクリップ本体20に対応される形象になる。それぞれの本体バンド1113には、一対の加圧端27に対応されるように配置される一対のノンスリップバンド1111が繋がる。
【0100】
本体バンド1113は、一対をなすことができ、ノンスリップ部1110がダブルクリップ本体20に結合された時、本体バンド1113は、ダブルクリップ片21に対応されるように配置される。
【0101】
連結バンド1114は、一対の本体バンド1113を繋ぐ部分であり、図17を基準とした時、本体バンド1113は、ノンスリップ部1110の上側部分及び下側部分に該当され、連結バンド1114は、ノンスリップ部1110の中央部分に該当される。ノンスリップ部1110がダブルクリップ本体20に結合された時、連結バンド1114は、連結片22に対応されるように配置される。
【0102】
図16及び図18を参照してダブルクリップ用ノンスリップ組立体1100をダブルクリップ10に結合する過程を説明すると、ダブルクリップ用ノンスリップ組立体1100がダブルクリップ10の外側に配置された状態で、各嵌め込み溝1112の外側方向にダブルクリップ10のレバー30が先に貫通されるようにし、続いて、レバー挿入口24及び折り曲げ区25が貫通されるようにする。そして、ノンスリップバンド1111を一対の加圧端27の間に位置されるようにすると、結合が完了される。結合が完了された状態でノンスリップバンド1111は、加圧端27と一体に連動されて閉められるとか、あるいは開く。
【0103】
ノンスリップバンド1111は、加圧端27の間に位置され、加圧端27と連動するため、ダブルクリップ10の挿入空間23に挿入される文書は、ノンスリップバンド1111の間に挿入されるようになり、ノンスリップバンド1111と接触される。そして、ダブルクリップ本体20が閉められると、ノンスリップバンド1111は、文書を両方で加圧することができる。前述のとおり、ノンスリップ部1110は、摩擦力を有する素材で形成されるため、加圧端27により加圧されるノンスリップバンド1111の間で文書の滑りは減少され、文書は、安定的に固定されることができる。
【0104】
固定部1120がレバー挿入口24に挿入結合された時、本体バンド1113は、ダブルクリップ片21に対応されるように配置され、連結バンド1114は、連結片22に対応されるように配置される。固定部1120がレバー挿入口24に挿入結合されると、ノンスリップ部1110及びダブルクリップ本体20は、さらに安定的に一体に動作することができる。すなわち、図19で示すように使用者がレバー30を用いてダブルクリップ片21を開けると、ノンスリップバンド1111は、加圧端27と一体に開くように連動される。そして、ダブルクリップ片21が弾性復原力により閉められるようになると、ノンスリップバンド1111は、ダブルクリップ片21の加圧端27により加圧されて閉められながら挿入された文書を効果的に加圧して固定させることができる。
【0105】
図21は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の連結バンド及び固定突起を説明するための例示図である。
【0106】
図21で示すように連結バンド1114aは、連結片22の幅よりさらに長く形成される。このようになると、連結バンド1114aの内周面と連結片22の外周面の間には、筆記具50を嵌め込むことができる嵌め込み空間1115が形成され、これにより、使い勝手が良くなる。
【0107】
加えて、ノンスリップ部1110は、固定突起1116を有することができる。固定突起1116は、連結バンド1114の内周面に突設されて筆記具が嵌め込まれる際に屈折される。固定突起1116は、一つ以上に形成される。ノンスリップ部1110がダブルクリップ10に結合された時、固定突起1116は、嵌め込み空間1115に突出される。固定突起1116は、左右一対をなすように形成され、嵌め込み空間1115から向かい合うように配置される。固定突起1116は、嵌め込み空間1115に嵌め込まれる筆記具50を加圧して筆記具50がさらに安定的に固定されるようにすることができる。
【0108】
図22は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の本体バンド及び連結バンドのさらに他の例を説明するための例示図である。
【0109】
図22で示すように連結バンド1114は、しわ状に形成される。すなわち、連結バンド1114は、第1のしわ1131を有するように形成される。連結バンド1114及び連結片22の間に筆記具50が嵌め込まれると、第1のしわ1131は、筆記具50を効果的に加圧して筆記具50を安定的に嵌め込むことができる。加えて、本体バンド1113も、第2のしわ1132を有するように形成される。これにより、筆記具固定部の位置や形態に制限を受けることなく、固定可能なしわの部分には、どこにでも筆記具を嵌め込むことができる。
【0110】
図23は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第1の筆記具固定部を説明するための例示図である。
【0111】
図23で示すようにノンスリップ部1110は、第1の筆記具固定部1140を有することができる。
【0112】
第1の筆記具固定部1140は、連結バンド1114の一端部に延設され、ノンスリップ部1110と同じ素材で形成される。第1の筆記具固定部1140は、貫通形成される第1の固定溝1141を有することができる。第1の筆記具固定部1140は、ダブルクリップ本体20の外側に延設されるため、第1の筆記具固定部1140が下側にベンディングされた状態で、筆記具50は、第1の固定溝1141を通じてダブルクリップ10の挿入空間23に挿入されて固定されることができる。勿論、第1の筆記具固定部1140が上側にベンディングされた状態で、筆記具50が第1の固定溝1141に挿入され、筆記具50が連結バンド1114の外面に密着されるようにして固定されることもできる。また、第1の固定溝1141は、ホール状に限定されるものではなく、十字状の切開線1141aの形態にも形成される。
【0113】
第1の筆記具固定部1140は、図23の(b)で示すように一対の本体バンド1113の少なくともいずれの一側の本体バンド1113に形成される。この場合、第1の固定溝1141は、第1の筆記具固定部1140の一部が切開されて形成される固定区1142をさらに有する形態にも形成される。
【0114】
図24は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の第2の筆記具固定部を説明するための例示図である。
【0115】
図24で示すようにノンスリップ部1110は、第2の筆記具固定部1150を有することができる。
【0116】
第2の筆記具固定部1150は、連結バンド1114の両端部に延設され、貫通形成される第2の固定溝1151を有することができる。すなわち、第2の筆記具固定部1150は、第1の筆記具固定部1140が左右一対に形成される形態である。
【0117】
第2の筆記具固定部1150は、ノンスリップ部1110と同じ素材で形成されるため、バンディングが自由である。したがって、図24の(b)で示すように第2の筆記具固定部1150が下側にバンディングされた状態で筆記具50が第2の固定溝1151に結合されるようにすることで、筆記具50が安定的に固定されるようにすることができる。無論ここでも、第2の筆記具固定部1150が上側にベンディングされた状態で筆記具50が第2の固定溝1151に挿入されるようにして固定されるようにすることもできる。
【0118】
第1の筆記具固定部1140及び第2の筆記具固定部1150の形成位置は、必ず連結バンド1114に限定されるものではなく、第1の筆記具固定部1140及び第2の筆記具固定部1150は、本体バンド1113に形成される。
【0119】
一方、ノンスリップ部1110は、結合部を有することができる。結合部は、本体バンド及び連結バンドの少なくともいずれかに備えられ、複数のダブルクリップ用ノンスリップ組立体は、それぞれ結合部により互いに結合される。
【0120】
具体的に、図25は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部を説明するための例示図である。
【0121】
図25で示すように結合部1160は、第1の結合部材1161及び第2の結合部材1162を有することができる。
【0122】
第1の結合部材1161は、連結バンド1114の一端部に備えられる。
【0123】
そして、第2の結合部材1162は、連結バンド1114の他端部に備えられ、第1の結合部材1161と結合又は分離することができる。
【0124】
それぞれのダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部1160は、第1の結合部材1161及び第2の結合部材1162により互いに結合され、これにより、複数のダブルクリップ用ノンスリップ組立体は、互いに結合される。これによれば、それぞれ文書が固定された多数のダブルクリップ10a、10bが互いに接するように積もった状態の場合にも、ダブルクリップ10a、10bが滑らないことができる。したがって、関連性のある書類同士にダブルクリップを結合させて合本した状態で携帯及び保管することができる。第1の結合部材1161及び第2の結合部材1162は、ボタン状、ファスナー(Fastener)状等種々の形態に具現されることができ、複数個に設けられる。また、第1の結合部材1161及び第2の結合部材1162が本体バンド1113に備えられることは言うまでもない。
【0125】
図26は、本発明の第6の実施例によるダブルクリップ用ノンスリップ組立体の結合部の他の例を説明するための例示図である。
【0126】
図26で示すように結合部は、延長部1163、第3の結合部材1164及び第4の結合部材1165を有することができる。
【0127】
延長部1163は、本体バンド1113に一端部が繋がり、連結片22の外側で延設される。
【0128】
第3の結合部材1164及び第4の結合部材1165は、延長部1163の他端部に備えられ、第3の結合部材1164及び第4の結合部材1165は、互いに隣り合うように配置される。第3の結合部材1164及び第4の結合部材1165は、一対をなすことができ、互いに結合又は分離することができる。第3の結合部材1164及び第4の結合部材1165は、ボタン状、ファスナー状等種々の形態に具現されることができ、複数個に設けられる。そして、延長部1163も、本体バンド1113の他端部にさらに備えられる。
【0129】
また、結合部は、図25で説明した形態の結合部と、図26で説明した形態の結合部が互いに混合した形態に形成される。すなわち、ノンスリップ部の一側には、図25で説明した形態の結合部が備えられ、ノンスリップ部の他側には、図26で説明した形態の結合部が備えられ、図25で説明した形態の結合部及び図26で説明した形態の結合部と互いに結合及び解除されるようにすることで、複数のダブルクリップ用ノンスリップ組立体が互いに結合されるようにすることもできる。
【0130】
前述の本発明の説明は、例示のためのものであり、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更しなくても、他の具体的な形態に容易に変形することができることを理解することができる。したがって、前記の実施例は、全体的に例示的であり、限定的ではないことが理解されるべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素は、分散して実施され、同様に、分散したものと説明されている構成要素も結合された形態で実施される。
【0131】
本発明の範囲は、後述する請求の範囲により示され、請求の範囲の意味及び範囲、並びに、その均等概念から導き出されるすべての変更又は変形された形態が、本発明の範囲に含まれるものと理解されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0132】
本発明は、文書を安定的に固定することができ、使い勝手が良いダブルクリップ用ノンスリップ組立体の技術分野に産業上利用可能である。
【符号の説明】
【0133】
10:ダブルクリップ
20:ダブルクリップ本体
21:ダブルクリップ片
22:連結片
24:レバー挿入口
27:加圧端
30:レバー
40、41:ラベル
50:筆記具
60:文書
100、1100:ダブルクリップ用ノンスリップ組立体
110、1110:ノンスリップ部
111、1111:ノンスリップバンド
112、112a、112b、1113:本体バンド
113、1114:連結バンド
120、1120:固定部
121、1121:挿入口キャップ
130、130a:ラベル固定部
131:切開線
140、1140:第1の筆記具固定部
150、1150:第2の筆記具固定部
160、1116:固定突起
170、1131:第1のしわ
171、1132:第2のしわ
180、1160:結合部
1112:嵌め込み溝
図1(a)】
図1(b)】
図2(a)】
図2(b)】
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9(a)】
図9(b)】
図10(a)】
図10(b)】
図11(a)】
図11(b)】
図12(a)】
図12(b)】
図13(a)】
図13(b)】
図14(a)】
図14(b)】
図15(a)】
図15(b)】
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22(a)】
図22(b)】
図23(a)】
図23(b)】
図24(a)】
図24(b)】
図25
図26
【手続補正書】
【提出日】2023-06-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側に文書が挿入される挿入空間を有するように折り曲げ形成され、
弾性復原力により閉められて文書を加圧する一対の加圧端を有するダブルクリップ本体と、前記ダブルクリップ本体に形成されるレバー挿入口に結合され、前記ダブルクリップ本体が開くように加圧する一対のレバーを有するダブルクリップに着脱可能なダブルクリップ用ノンスリップ組立体であって、
弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、前記挿入空間に挿入される文書と接触されるように前記加圧端の間に配置され、前記加圧端により加圧され、挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンドを有するノンスリップ部;並びに
前記ノンスリップ部の両端部に一対に備えられ、前記レバー挿入口に挿入されて前記ノンスリップ部を前記ダブルクリップ本体に結合させる固定部を含み、
前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、
前記ノンスリップ部は、前記ダブルクリップ本体の内面に沿って配置され、
前記ダブルクリップ片に対応されるように配置され、前記一対の加圧端に対応されて配置される一対の前記ノンスリップバンドと繋がる一対の本体バンドと、
前記連結片に対応されるように配置され、前記本体バンドを繋ぐ連結バンドを有する
ことを特徴とするダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項2】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの両端部が切開されて一対に形成され、前記ダブルクリップ本体の外面に密着されてラベルが固定されるようにするラベル固定部を有することを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項3】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの一端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第1の固定溝を有する第1の筆記具固定部を有することを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項4】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び前記連結バンドの少なくともいずれかの両端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第2の固定溝を有する第2の筆記具固定部を有することを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項5】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンドの一面に突設されて挿入される文書を支持し、前記連結バンドと共に筆記具を加圧して固定されるように一つ以上の固定突起を有することを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項6】
内側に文書が挿入される挿入空間を有するように折り曲げ形成され、
弾性復原力により閉められて文書を加圧する一対の加圧端を有するダブルクリップ本体と、前記ダブルクリップ本体に形成されるレバー挿入口に結合されて前記ダブルクリップ本体が開くように加圧する一対のレバーを有するダブルクリップに着脱可能なダブルクリップ用ノンスリップ組立体であって、
弾性及び摩擦力を有する柔軟素材で形成され、前記挿入空間に挿入される文書と接触されるように前記加圧端の間に配置され、前記加圧端により加圧され、挿入された文書との滑りが防止されるノンスリップバンドを有するノンスリップ部;並びに
前記ノンスリップ部の両端部に一対に備えられ、前記レバー挿入口に挿入されて前記ノンスリップ部を前記ダブルクリップ本体に結合させる固定部を
含み、
前記ノンスリップ部は、
前記レバー挿入口が挿入されるように前記ノンスリップバンドに切開形成される嵌め込み溝を有し、
前記ノンスリップバンドは、前記レバー挿入口が前記嵌め込み溝に挿入されると、前記加圧端の間に位置されて前記加圧端と一体に連動され
前記ダブルクリップ本体は、一対に形成され、前記加圧端が一端部に形成されるダブルクリップ片と、前記ダブルクリップ片を繋ぐ連結片を有し、
前記ノンスリップ部は、前記ダブルクリップ本体の外面に沿って配置され、
前記ダブルクリップ片に対応されるように配置され、前記一対の加圧端に対応されて配置される一対の前記ノンスリップバンドと繋がる一対の本体バンドと、
前記連結片に対応されるように配置されて前記本体バンドを繋ぐ連結バンドを有する
ことを特徴とするダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項7】
前記連結バンドの内周面及び前記連結片の外周面との間に筆記具を嵌め込むことができる嵌め込み空間が形成されるように、前記連結バンドは、前記連結片の幅よりさらに長く形成されることを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項8】
前記ノンスリップ部は、
前記連結バンドの内周面に突設され、前記嵌め込み空間に嵌め込まれる筆記具を加圧して固定されるよう一つ以上の固定突起を有することを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項9】
前記ノンスリップ部は、
前記連結バンドの一端部に延設され、筆記具が挿入されて固定されるように貫通形成される第1の固定溝を有する第1の筆記具固定部を有することを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項10】
前記ノンスリップ部は、
前記本体バンド及び連結バンドの少なくともいずれかに備えられる結合部を有し、
複数の前記ダブルクリップ用ノンスリップ組立体は、それぞれ前記結合部により互いに結合されることを特徴とする、請求項に記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項11】
前記連結バンドは、しわ状に形成されることを特徴とする、請求項またはに記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【請求項12】
前記固定部は、
前記固定部の一端部に前記固定部よりさらに外側に突出されるように形成され、前記レバー挿入口に密着される挿入口キャップを有することを特徴とする、請求項1またはに記載のダブルクリップ用ノンスリップ組立体。
【国際調査報告】