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特表2023-552249豆挽きコーヒーメーカー及び豆挽きコーヒーメーカーの制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-14
(54)【発明の名称】豆挽きコーヒーメーカー及び豆挽きコーヒーメーカーの制御方法
(51)【国際特許分類】
   A47J 43/046 20060101AFI20231207BHJP
【FI】
A47J43/046
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023565643
(86)(22)【出願日】2021-12-01
(85)【翻訳文提出日】2023-07-12
(86)【国際出願番号】 CN2021134774
(87)【国際公開番号】W WO2022121747
(87)【国際公開日】2022-06-16
(31)【優先権主張番号】202011428911.6
(32)【優先日】2020-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523265548
【氏名又は名称】珠海横琴▲シン▼潤智能製造有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZHUHAI HENGQIN XINRUN INTELLIGENT MANUFACTURING CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Office 2001,No.9 Xing’ao Road,Hengqin New District,Zhuhai,Guangdong 519031,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】陳 暁霖
(72)【発明者】
【氏名】禹 剣雄
(72)【発明者】
【氏名】周 林祥
【テーマコード(参考)】
4B053
【Fターム(参考)】
4B053AA01
4B053BA05
4B053BB02
4B053BC13
4B053BK60
4B053BL07
(57)【要約】
本発明は、豆挽きコーヒーメーカー及び豆挽きコーヒーメーカーの制御方法を開示する。豆挽きコーヒーメーカーは、本体、研磨装置、駆動装置を含み、前記駆動装置及び前記研磨装置は前記本体に位置し、前記研磨装置には伝動軸、及び錐状研磨ホイールアセンブリが設けられ、前記錐状研磨ホイールアセンブリは、外研磨ホイール及び内研磨ホイールを含み、前記外研磨ホイールは内研磨ホイールに外嵌され、前記研磨装置は駆動装置に着脱可能に接続され、前記駆動装置には駆動部が設けられ、前記伝動軸は前記駆動部に伝動可能に接続され、前記駆動装置は、前記伝動軸の周方向における一側に位置する。本発明は、機械の構造が簡単で、体積が小さく、研磨装置が全体的に取り外され得、洗浄に便利であることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
豆挽きコーヒーメーカーであって、
本体、研磨装置、駆動装置を含み、前記駆動装置及び前記研磨装置は前記本体に位置し、前記研磨装置には伝動軸、及び錐状研磨ホイールアセンブリが設けられ、前記錐状研磨ホイールアセンブリは、外研磨ホイール及び内研磨ホイールを含み、前記外研磨ホイールは内研磨ホイールに外嵌され、前記研磨装置は駆動装置に着脱可能に接続され、前記駆動装置には駆動部が設けられ、前記伝動軸は前記駆動部に伝動可能に接続され、前記駆動装置は、前記伝動軸の周方向における一側に位置する、
ことを特徴とする豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項2】
前記駆動部は、駆動軸、第1ギア、第2ギアを含み、前記第1ギアは前記駆動軸に固定され、前記第2ギアは前記研磨装置に取り付けられ、前記第2ギアの内側は前記第1ギアの外縁に係合される、
ことを特徴とする請求項1に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項3】
前記第2ギアの内側には複数の環状に配列された内凸歯があり、前記第1ギアの周方向の外縁には複数の環状に配列された外凸歯が設けられ、前記第2ギアと前記第1ギアとが係合され、且つ前記内凸歯と前記外凸歯とが交差的に噛み合う、
ことを特徴とする請求項2に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項4】
前記研磨装置はベベルギアをさらに含み、前記伝動軸は一端が前記内研磨ホイールに固定され、他端が前記ベベルギアに固定され、前記内研磨ホイールは前記伝動軸に同軸に固定され、前記第2ギアの外縁には錐状歯が設けられ、前記ベベルギアは前記錐状歯を介して前記第2ギアに噛み合い、前記駆動軸と前記伝動軸とは前記第1ギア、前記第2ギア、前記ベベルギアを介して伝動可能に接続される、
ことを特徴とする請求項3に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項5】
前記研磨装置は、ノブ、調整ギア、調整リングをさらに含み、前記ノブは前記調整ギアに同軸に固定され、前記調整ギア及び調整リングにはいずれも錐状歯が設けられ、前記調整リングは前記外研磨ホイールの外側に位置し、且つ前記調整リングと前記調整ギアとは互いに噛み合う、
ことを特徴とする請求項4に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項6】
前記外研磨ホイールの外側には固定バックルが設けられ、前記調整リングの内側にはねじ山が設けられ、前記ねじ山と前記固定バックルとは互いに噛み合う、
ことを特徴とする請求項5に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項7】
原料箱をさらに含み、前記原料箱には回転接続部及び排出口が設けられ、前記原料箱は前記回転接続部を介して前記本体に設けられ、前記排出口は前記研磨装置に位置合わせる、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項8】
前記駆動装置は、駆動モータ、減速ギアセット、減速ボックスハウジングを含み、前記駆動モータは前記減速ギアセットに伝動可能に接続され、前記駆動軸は前記減速ギアセットの出力側に位置し、前記減速ボックスハウジングは前記減速ギアセットを覆う、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項9】
前記本体の両側には可動バックルが設けられ、前記研磨装置は前記可動バックルを介して前記本体に接続される、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の豆挽きコーヒーメーカー。
【請求項10】
豆挽きコーヒーメーカーの制御方法であって、
本体において伝動軸の周方向の一側に位置する駆動装置を起動し、前記駆動装置が駆動部及び伝動軸を介して研磨装置へ動力を伝達するステップと、
前記伝動軸が動力を受け、内研磨ホイールが回動するように駆動し、外研磨ホイールが固定され、前記内研磨ホイールと前記外研磨ホイールとが相対的に回転するステップと、
前記内研磨ホイールと前記外研磨ホイールとの隙間に原料を入れ、前記研磨装置が前記原料を研磨物に研磨するステップと、
前記駆動装置をオフにし、前記研磨装置の作動を停止するステップとを含む、
ことを特徴とする豆挽きコーヒーメーカーの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー豆グラインダー分野に属し、具体的に豆挽きコーヒーメーカー及び豆挽きコーヒーメーカーの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
新鮮なコーヒーを飲むために、消費者はコーヒーメーカー内の豆挽き装置の洗浄及びメンテナンスに対してより高い要求を持つため、洗浄及びメンテナンスが簡単なコーヒーメーカーが特に必要とされる。現在、市販されている着脱可能に洗浄する豆挽きコーヒーメーカーのほとんどは、コーヒー豆を挽くために平らな研磨ホイールや刃を使用することが主流であるが、このような豆挽き装置は、粉の量の制御が難しく、粉の粗さが不均一で、消費者の食感に影響を与えるという問題がある。一方、錐状研磨ホイールの研磨システムを用いる豆挽き装置は、砥粉量の制御が難しく、砥粉の粗さが不均一であるという問題を効果的に解決できるが、錐状研磨ホイールの研磨システムを用いた豆挽き装置は、研磨部品が多く、体積が大きく、使用感が良くなく、ほとんどの部品を取り外して洗浄することができないため、消費者の製品に対する体験感に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、機械の構造が簡単で、体積が小さく、研磨装置が全体的に取り外され得、洗浄に便利であることを特徴とする豆挽きコーヒーメーカー及び豆挽きコーヒーメーカーの制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
その技術的手段は以下の通りである。
【0005】
豆挽きコーヒーメーカーであって、本体、研磨装置、駆動装置を含み、前記駆動装置及び前記研磨装置は前記本体に位置し、前記研磨装置には伝動軸、及び錐状研磨ホイールアセンブリが設けられ、前記錐状研磨ホイールアセンブリは、外研磨ホイール及び内研磨ホイールを含み、前記外研磨ホイールは内研磨ホイールに外嵌され、前記研磨装置は駆動装置に着脱可能に接続され、前記駆動装置には駆動部が設けられ、前記伝動軸は前記駆動部に伝動可能に接続され、前記駆動装置は、前記伝動軸の周方向における一側に位置する。
【0006】
さらには、前記駆動部は、駆動軸、第1ギア、第2ギアを含み、前記第1ギアは前記駆動軸に固定され、前記第2ギアは前記研磨装置に取り付けられ、前記第2ギアの内側は前記第1ギアの外縁に係合される。
【0007】
さらには、前記第2ギアの内側には複数の環状に配列された内凸歯があり、前記第1ギアの周方向の外縁には複数の環状に配列された外凸歯が設けられ、前記第2ギアと前記第1ギアとが係合され、且つ前記内凸歯と前記外凸歯とが交差的に噛み合う。
【0008】
さらには、前記研磨装置はベベルギアをさらに含み、前記伝動軸は一端が前記内研磨ホイールに固定され、他端が前記ベベルギアに固定され、前記内研磨ホイールは前記伝動軸に同軸に固定され、前記第2ギアの外縁には錐状歯が設けられ、前記ベベルギアは前記錐状歯を介して前記第2ギアに噛み合い、前記駆動軸と前記伝動軸とは前記第1ギア、前記第2ギア、前記ベベルギアを介して伝動可能に接続される。
【0009】
さらには、前記研磨装置は、ノブ、調整ギア、調整リングをさらに含み、前記ノブは前記調整ギアに同軸に固定され、前記調整ギア及び調整リングにはいずれも錐状歯が設けられ、前記調整リングは前記外研磨ホイールの外側に位置し、且つ前記調整リングと前記調整ギアとは互いに噛み合う。
【0010】
さらには、前記外研磨ホイールの外側には固定バックルが設けられ、前記調整リングの内側にはねじ山が設けられ、前記ねじ山と前記固定バックルとは互いに噛み合う。
【0011】
さらには、豆挽きコーヒーメーカーは、原料箱をさらに含み、前記原料箱には回転接続部及び排出口が設けられ、前記原料箱は前記回転接続部を介して前記本体に設けられ、前記排出口は前記研磨装置に位置合わせする。
【0012】
さらには、前記駆動装置は、駆動モータ、減速ギアセット、減速ボックスハウジングを含み、前記駆動モータは前記減速ギアセットに伝動可能に接続され、前記駆動軸は前記減速ギアセットの出力側に位置し、前記減速ボックスハウジングは前記減速ギアセットを覆う。
【0013】
さらには、前記本体の両側には可動バックルが設けられ、前記研磨装置は前記可動バックルを介して前記本体に接続される。
【0014】
豆挽きコーヒーメーカーの制御方法であって、本体において伝動軸の周方向の一側に位置する駆動装置を起動し、前記駆動装置が駆動部及び伝動軸を介して研磨装置へ動力を伝達するステップと、前記伝動軸が動力を受け、内研磨ホイールが回動するように駆動し、外研磨ホイールが固定され、前記内研磨ホイールと前記外研磨ホイールとが相対的に回転するステップと、前記内研磨ホイールと前記外研磨ホイールとの隙間に原料を入れ、前記研磨装置が前記原料を研磨物に研磨するステップと、前記駆動装置をオフにし、前記研磨装置の作動を停止するステップとを含む。
【0015】
本発明で提供される技術的手段は下記の利点及び効果を有する。
本体には研磨装置及び駆動装置が取り付けられ、駆動装置は、研磨装置が動かすように駆動し、研磨装置内にコーヒー豆を入れ、淹れるために研磨装置によってコーヒー豆を粉状に挽く。駆動装置は伝動軸の周方向の一側に位置するため、駆動装置は、伝動軸の側方において伝動軸へ動力を提供することになり、このような取付方式によっては、駆動装置と伝動軸とは同軸線に取り付けられるには、伝達するためにより長い空間体積が必要とされることを回避することができ、洗浄の必要がある場合に、研磨装置を全体として本体から取り外すことができる。本装置の取付によっては、機械の軸方向の体積を小さくすることができ、装置本体の小型化・軽量化が図れ、洗浄されやすくなる。
【0016】
ここでの図面は、本発明に記載の技術的手段の具体例を示し、具体的な実施形態とともに明細書の一部を構成し、本発明の技術的手段、原理及び効果を解釈するためのものである。
特に説明または定義しない限り、異なる図面において、同じ符号は同じまたは類似の技術的特徴を表し、同じまたは類似の技術的特徴については、異なる符号で表されることもある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の豆挽きコーヒーメーカーの分解概略図である。
図2】本発明の上面断面図である。
図3】本発明の側面断面図である。
図4】本発明の内研磨ホイール及び外研磨ホイールの概略図である。
図5】本発明の第1ギア及び第2ギアの概略図である。
図6】本発明のベベルギア伝動の概略図である。
図7】本発明の研磨装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明を容易に理解するために、以下、明細書及び図面を参照しながら、本発明の具体的な実施例をより詳細に説明する。
【0019】
特に説明又は定義しない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本発明の技術的手段の実際のシーンを組み合わせる場合、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語も、本発明の技術的手段を実現する目的に対応する意味を有してもよい。
【0020】
特に説明又は定義しない限り、本明細書で使用される「第1、第2…」は名称を区別するために使用されるものに過ぎなく、具体的な数や順序を表すものではない。
【0021】
なお、素子は、他方の素子に「固定される」と考えられる場合に、他方の素子に直接的に固定されてもよく、又は中間素子が存在してもよい。一方の素子は、他方の素子に「接続される」と考えられる場合に、他方の素子に直接的に接続されてもよく、又は中間素子が同時に存在してもよい。一方の素子は、他方の素子に「取り付けられる」と考えられる場合に、他方の素子に直接的に取り付けられてもよく、又は中間素子が同時に存在してもよい。一方の素子は、他方の素子に「設けられる」と考えられる場合に、他方の素子に直接的に設けられてもよく、又は中間素子が同時に存在してもよい。
【0022】
特に説明又は定義しない限り、本明細書で使用される「前記」および「当該」は、対応する位置の前に言及されまたは説明された技術的特徴または技術内容を指し、この技術的特徴または技術内容は、言及された技術的特徴または技術内容に同一であってもよいし、類似してもよい。
【0023】
言うまでもなく、本開示の目的に反し、または明らかに矛盾する技術内容または技術的特徴は除外されるべきである。
【0024】
図1から図7に示すように、豆挽きコーヒーメーカーは、本体10、研磨装置20、駆動装置30、第1ギア401、第2ギア402、原料箱50を含み、前記研磨装置20は、外研磨ホイール201、内研磨ホイール202、ベベルギア204、ノブ206、調整ギア207、調整リング208を含み、前記駆動装置30は、駆動モータ301、減速ギアセット302、減速ボックスハウジング303を含み、前記駆動装置30は、前記本体10に位置し、前記研磨装置は前記本体10に着脱可能に接続され、前記研磨装置20には伝動軸203が設けられ、前記駆動装置30には駆動軸304が設けられ、前記伝動軸203と前記駆動軸304とは伝動可能に接続され、駆動装置30は伝動軸203の周方向の一側に位置する。
【0025】
本体10には研磨装置20及び駆動装置30が取り付けられ、駆動装置30は、研磨装置20が動かすように駆動し、外研磨ホイール201と内研磨ホイール202との間にコーヒー豆を入れ、外研磨ホイール201が動かなく、内研磨ホイール202が回動して、淹れるためにコーヒー豆を粉状に挽く。外研磨ホイール201及び内研磨ホイール202を洗浄又はメンテナンスする必要がある場合に、外研磨ホイール201及び内研磨ホイール202を全体として本体10から取り外し、外研磨ホイール201及び内研磨ホイール202を単独的に洗浄し、洗浄及びメンテナンスを便利にする。駆動装置30は伝動軸203の周方向の一側に位置するため、駆動軸304は、伝動軸203の側方において伝動軸203へ動力を提供することになり、このような取付方式によっては、駆動軸304と伝動軸203とは同軸線に取り付けられるには、伝達するためにより長い空間体積が必要とされることを回避し、本装置の取付方式によっては、機械の軸方向の体積を小さくすることができ、装置本体10の小型化・軽量化が図れ、使われやすくなる。
【0026】
前記駆動装置30は前記本体10と一体に設けられ、前記研磨装置20は駆動装置30に着脱可能に接続される。前記第1ギア401は前記駆動軸304に固定され、前記第2ギア402は前記研磨装置に取り付けられ、前記第2ギア402の内側は前記第1ギア401の外縁に係合される。前記第2ギア402の内側には複数の環状に配列された内凸歯4021があり、前記第1ギア401の周方向の外縁には複数の環状に配列された外凸歯4011が設けられ、前記第2ギア402と前記第1ギア401とが係合され、且つ前記内凸歯4021と前記外凸歯4011とが交差的に噛み合う。
【0027】
図2から図6に示すように、研磨装置20及び駆動装置30は第1ギア401及び第2ギア402を介して固定され伝動し、研磨装置20が作動する必要がある場合に、研磨装置20における第2ギア402を第1ギア401に位置合わせて挿入し、内凸歯4021と外凸歯4011とがしっかりと噛み合い、駆動モータ301から出力された動力は、第2ギア402が回転するように駆動して、動力を研磨装置20に伝送し、研磨装置20を洗浄する必要がある場合に、第2ギア402の軸線方向に沿って第2ギア402を直接抜いて、第1ギア401及び第2ギア402が外れるようにし、伝動を失効にし、研磨装置20を取り出して、研磨装置20を本体10から外し、外研磨ホイール201及び内研磨ホイール202を一つずつ洗浄する。本装置でギアを用いて伝達する利点としては、受けトルクが大きく、一定の伝達比を持ち、伝達効率が高く、作動が確実であり、寿命が長く、構造がコンパクトであり、豆挽きコーヒーメーカーの長期間の作動や繰り返し起動・停止の状況に適用する。
【0028】
前記伝動軸203は一端が前記内研磨ホイール202に固定され、他端が前記ベベルギア204に固定され、前記外研磨ホイール201は内研磨ホイール202に外嵌され、前記内研磨ホイール202は前記伝動軸203に同軸に固定され、前記第2ギア402の外縁には錐状歯が設けられ、前記ベベルギア204は前記錐状歯を介して前記第2ギア402に噛み合い、前記駆動軸304及び前記伝動軸203は第1ギア401、第2ギア402、ベベルギア204を介して伝動可能に接続される。
【0029】
駆動モータ301の動力は、第1ギア401に出力され、第1ギア401は、第2ギア402における錐状歯を介して動力をベベルギア204に伝達し、ベベルギア204を回転させる一方、ベベルギア204、伝動軸203、及び内研磨ホイール202は同軸に固定され、内研磨ホイール202が回転してコーヒー豆を粉砕し、駆動軸304が伝動軸203の側方に位置し、且つ伝動軸203へ動力を伝達するように実現する。このようにして、駆動軸304と伝動軸203とが同一軸線に位置することにより、取り付けるために本体よりも長い軸方向の空間を必要とすることを回避し、取付体積を低減させる。
【0030】
前記ノブ206及び前記調整ギア207は同軸に固定され、前記調整ギア207及び調整リング208にはいずれも錐状歯が設けられ、前記調整リング208は前記外研磨ホイール201の外側に位置し、且つ前記調整リング208と前記調整ギア207とは互いに噛み合う。前記外研磨ホイール201の外側には固定バックルが設けられ、前記調整リング208の内側にはねじ山が設けられ、前記ねじ山と前記固定バックルとは互いに噛み合う。
【0031】
ノブ206を調整して調整ギアが回動するように駆動し、調整ギアと調整リング208とが噛み合うと、調整リングもそれとともに回転し、調整リング208が回転すると、調整リング208内のねじ山と固定バックルとが相対的に回転し、外研磨ホイール201もそれとともに回転し、外研磨ホイール201がねじ山に沿って回転する時に、外研磨ホイール201の垂直方向における位置は変化する。内研磨ホイール202の垂直方向における位置が変えない前提で、外研磨ホイール201の垂直方向における位置の変化によって、内研磨ホイールと外研磨ホイール201の隙間を変え、コーヒー豆が内研磨ホイールと外研磨ホイール201の間に入ると、さまざまなサイズの粒子に粉砕され、消費者のコーヒー粉に対する異なる粗さ及び均一度合の要求を満たすことができる。
【0032】
前記原料箱50には回転接続部及び排出口が設けられ、前記原料箱50は前記回転接続部を介して前記本体10に設けられ、前記排出口は前記研磨装置20に位置合わせる。原料箱50は、コーヒー豆を蓄積するために用いられ、機械の作動が停止する場合に、まず豆箱を取り外し、消費者は、本体10から研磨装置20を取り外して単独的に徹底的な洗浄を行うことができ、機械が作動する場合に、まず研磨装置20を取り付けて、次に研磨装置20の上方に原料箱50を取り付け、原料箱50が回転するように本体10に固定される。
【0033】
前記駆動モータ301と前記減速ギアセット302とは伝動可能に接続され、前記駆動軸304は前記減速ギアセット302の出力側に位置し、前記減速ボックスハウジング303は前記減速ギアセット302を覆う。駆動モータ301の出力パワー、回転速度、及びトルクが大きいため、研磨装置20に所要のパワー、回転速度、及びトルクに達するように、減速ギアセット302によってパワー、回転速度、及びトルクを低下させ、過負荷による部品の損傷を避けることができる。
【0034】
前記本体10の両側には可動バックル101が設けられ、前記研磨装置20は前記可動バックル101を介して前記本体10に接続される。研磨装置20は可動バックル101を開いて本体10に固定され、研磨装置20を取り外す必要がある場合に、可動バックル101を開いて研磨装置20を取り外す。
【0035】
豆挽きコーヒーメーカーの制御方法は、本体10において伝動軸203の周方向の一側に位置する駆動装置30を起動し、駆動装置30が駆動部及び伝動軸203を介して研磨装置20へ動力を伝達するステップと、伝動軸203が動力を受け、内研磨ホイール202が回動するように駆動し、外研磨ホイール201が固定され、内研磨ホイール202と外研磨ホイール201とが相対的に回転するステップと、内研磨ホイール202と外研磨ホイール201との隙間に原料を入れ、研磨装置20によって原料を研磨物に研磨するステップと、
駆動装置30をオフにし、研磨装置20の作動を停止するステップとを含む。
【0036】
上記の実施例は、本発明の技術的手段を例として再現して推定することにより、本発明の技術的手段、目的および効果を十分に説明し、本発明の開示内容を公衆により完全かつ包括的に理解させることを目的とし、これによって本発明の保護範囲を限定するものではない。
【0037】
上記の実施例は、本発明に基づく網羅的な列挙ではなく、それ以外に、列挙されていない他の実施方法が多く存在してもよい。本発明の思想に違反しないことに基づいて行われたあらゆる置換および改良は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0038】
10 本体
101 可動バックル
20 研磨装置
201 外研磨ホイール
202 内研磨ホイール
203 伝動軸
204 ベベルギア
206 ノブ
207 調整ギア
208 調整リング
30 駆動装置
301 駆動モータ
302 減速ギアセット
303 減速ボックスハウジング
304 駆動軸
401 第1ギア
4011 外凸歯
402 第2ギア
4021 内凸歯
50 原料箱
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】