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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-15
(54)【発明の名称】接続確立方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20231208BHJP
   H04W 76/19 20180101ALI20231208BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20231208BHJP
   H04W 24/04 20090101ALI20231208BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W76/19
H04W16/26
H04W24/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023534343
(86)(22)【出願日】2020-12-07
(85)【翻訳文提出日】2023-06-06
(86)【国際出願番号】 CN2020134352
(87)【国際公開番号】W WO2022120540
(87)【国際公開日】2022-06-16
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
(57)【要約】
本開示は接続確立方法及び装置に関し、前記接続確立方法は、遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップを含む、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。本開示によれば、基地局は、中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因に基づいて、遠端機器が通信動作を行う原因を正確に決定することができ、基地局が中継機器の接続確立又は接続回復を許可する决定、又は中継機器の接続確立又は接続回復を拒否する决定を正確にするのに有利である。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中継機器に適用される接続確立方法であって、
前記方法は、
遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立方法。
【請求項2】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記遠端機器の接続関連情報によって接続確立がトリガされ、前記接続関連情報が前記遠端機器の接続回復要求を指示し、前記接続回復要求における原因が無線アクセスネットワーク(RAN)領域更新であることに応答して、前記中継機器が基地局と接続確立を行う原因が、第1の原因であると決定するステップを含み、前記第1の原因は、前記RAN領域更新に関連する、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項3】
前記第1の原因は、ユーザによって開始されたシグナリングである、
ことを特徴とする請求項2に記載の接続確立方法。
【請求項4】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記接続関連情報が前記遠端機器の接続再確立要求を指示したことに応答して、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が第2の原因であると決定するステップを含み、前記第2の原因は、接続再確立に関連する、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項5】
前記第2の原因は、ユーザによって開始されたデータである、
ことを特徴とする請求項4に記載の接続確立方法。
【請求項6】
前記第2の原因は再確立である、
ことを特徴とする請求項4に記載の接続確立方法。
【請求項7】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項8】
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するステップは、
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因を、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因とするステップを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の接続確立方法。
【請求項9】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求に対応するサービスタイプを決定するステップと、
前記サービスタイプに基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項10】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が中継であると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項11】
前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が中継であると決定するステップは、
前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が前記遠端機器のために中継することであると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の接続確立方法。
【請求項12】
前記方法は、
基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信する場合、前記原因を前記基地局に送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~11のいずれかに記載の接続確立方法。
【請求項13】
遠端機器に適用される接続確立方法であって、
前記方法は、
中継機器を介して基地局と通信することに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するステップを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立方法。
【請求項14】
前記接続関連情報を前記中継機器に送信するステップは、
前記中継機器が非接続状態にあることに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の接続確立方法。
【請求項15】
前記接続要求は、
接続確立要求、接続再確立要求、及び接続回復要求のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の接続確立方法。
【請求項16】
中継機器に適用される接続確立装置であって、
前記装置は、
遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するように構成される原因決定モジュールを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立装置。
【請求項17】
遠端機器に適用される接続確立装置であって、
前記装置は、
中継機器を介して基地局と通信することに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するように構成される原因送信モジュールを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立装置。
【請求項18】
電子機器であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~12のいずれかに記載の接続確立方法、及び/又は請求項13~15のいずれかに記載の接続確立方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項19】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~12のいずれかに記載の接続確立方法、及び/又は請求項13~15のいずれかに記載の接続確立方法のステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、具体的には、接続確立方法、接続確立装置、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
端末は、基地局に要求を送信することによって接続確立、接続回復、接続再確立などの動作を行うことができ、要求には動作の原因を搬送することができる。基地局は、原因に応じて端末によって行われる動作を許可したり、又は端末によって行われる動作を拒否したりすることができる。
【0003】
いくつかのシナリオでは、端末は基地局と通信する時、基地局と直接通信接続を確立するのではなく、中継機器を介して基地局との通信を実現することができ、この場合、端末は遠端(remote)機器と呼ばれることができる。
【0004】
遠端機器と基地局は直接通信しないため、遠端機器は接続確立、接続回復、接続再確立などの動作を行う際に、基地局に要求を送信するのではなく、中継機器に要求を送信し、さらに、中継機器は、遠端機器と基地局との通信をサポートするために、基地局との接続確立、接続回復などの動作を行うために基地局に要求を送信することができる。
【0005】
この場合、現在の中継通信アーキテクチャに基づいて、中継機器について、遠端機器が行う通信動作の原因が見えなく、そうすると、中継機器が基地局に送信する要求の中で原因を搬送することはできるが、遠端機器が中継機器に送信する要求の中で搬送する原因とは必ずしも同じではなく、これによって、基地局は、遠端機器が接続確立、接続回復、接続の再確立などの動作を行う原因を正確に決定することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これを考慮して、本開示の実施例は、関連技術の技術的問題を解決するために、接続確立方法、接続確立装置、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施例の第1の態様によれば、中継機器に適用される接続確立方法を提供し、前記方法は、
遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0008】
本開示の実施例の第2の態様によれば、遠端機器に適用される接続確立方法を提供し、前記方法は、
中継機器を介して基地局と通信することに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するステップを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0009】
本開示の実施例の第3の態様によれば、中継機器に適用される接続確立装置を提供し、前記装置は、
遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するように構成される原因決定モジュールを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0010】
本開示の実施例の第4の態様によれば、遠端機器に適用される接続確立装置を提供し、前記装置は、
中継機器を介して基地局と通信することに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するように構成される原因送信モジュールを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0011】
本開示の実施例の第5の態様によれば、電子機器を提供し、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、上述の遠端機器に適用される接続確立方法、及び/又は中継機器に適用される接続確立方法を実行するように構成される。
【0012】
本開示の実施例の第6の態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、遠端機器に適用される接続確立方法、及び/又は中継機器に適用される接続確立方法のステップを実現する。
【0013】
本開示の実施例によれば、中継機器は遠端機器が通信動作を行う必要がある時に送信された接続関連情報を受信した後、接続確立又は接続回復をトリガすることができ、遠端機器の接続関連情報に基づいて中継機器自身が行う必要がある接続確立又は接続回復の原因を決定することができ、接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示することができ、接続要求は遠端機器が行う必要がある通信動作に対応するため、中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因は、遠端機器が通信動作を行う原因に対応し、例えば、接続確立要求又は接続回復要求において搬送された原因は、遠端機器が通信動作を行う接続関連情報の原因に対応して、さらに、基地局は、中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因に基づいて、遠端機器が通信動作を行う原因を正確に決定することができ、基地局が中継機器の接続確立又は接続回復を許可する决定、又は中継機器の接続確立又は接続回復を拒否する决定を正確にするのに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本開示の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施例の説明において使用する必要がある図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとっては、創造的な労働性をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】本開示の実施例により示される接続確立方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例により示される別の接続確立方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。
図4】本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。
図5】本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。
図6】本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。
図7】本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。
図8】本開示の実施例により示される接続確立方法のフローチャートである。
図9】本開示の実施例により示される別の接続確立方法のフローチャートである。
図10】本開示の実施例により示される接続確立装置の概略ブロック図である。
図11】本開示の実施例により示される別の接続確立装置の概略ブロック図である。
図12】本開示の実施例により示される接続確立装置の概略ブロック図である。
図13】本開示の実施例により示される原因決定及び/又は原因送信のための装置の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本開示の実施例における図面を組み合わせて本開示の実施例における技術的解決策を、明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施例は、本開示の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施例は、本開示の保護の範囲に属する。
【0016】
図1は本開示の実施例により示される接続確立方法のフローチャートである。本実施例に示す接続確立方法は、端末に適用されることができ、前記端末は、中継機能の中継機器を果たすことができ、前記端末は、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、IoT機器などの電子機器を含むが、これらに限定されない。前記端末は、ユーザ機器として基地局と通信することができ、中継機器として遠端機器と基地局に中継機能を提供することもでき、遠端機器からの情報を基地局に送信することができ、前記基地局は、4G基地局、5G基地局、6G基地局を含むが、これらに限定されない。一実施例では、遠端機器は、後続のいずれかの実施例に記載の接続確立方法に適用可能な遠端機器である。
【0017】
図1に示すように、前記接続確立方法は、以下のステップを含むことができ、
ステップS101では、遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定し、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0018】
一実施例では、中継機器が非接続状態にある場合、遠端機器は、中継機器に接続関連情報を送信することによって中継機器と基地局の接続確立又は接続回復をトリガすることができ、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示することができる。例えば、中継機器がアイドル(idle)状態にある場合、接続確立をトリガすることができ、非アクティブ(inactive)状態にある場合、接続回復をトリガすることができる。
【0019】
一実施例では、前記接続要求は、
接続確立要求、接続再確立要求、及び接続回復要求のうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
一実施例では、中継機器と遠端機器は、sidelink(セカンダリリンク、側リンク、辺リンクなどと訳すことができる)を介して通信することができる。
【0021】
一実施例では、遠端機器は、必要に行われる通信動作に基づいて中継機器に接続関連情報を送信し、行われる通信動作が異なることによって、接続関連情報が異なることができ、接続関連情報が指するの接続要求における原因は、複数であってもよい。
【0022】
例えば、遠端機器は、接続確立を行う必要があり、接続関連情報は、接続確立要求を指示することができ、接続確立要求は、接続確立の原因を搬送することができる。
【0023】
一実施例では、接続要求における原因は、
緊急(emergency)、高優先度アクセス(highPriorityAccess)、ユーザによって開始されたデータ(mo-Data)、ユーザによって開始された音声コール(mo-VoiceCall)、ユーザによって開始されたビデオコール(mo-VideoCall)、ユーザによって開始されたシグナリング(mo-Signalling)、着信呼(mt-Access)などを含むが、これらに限定されない。
【0024】
基地局が遠端機器の通信動作に対応する接続要求、例えば、上述の接続確立要求を直接受信することができる場合、遠端機器が通信動作を行う原因を正確に決定することができ、遠端機器が当該通信動作を行うことを許可するか、又は遠端機器が当該通信動作を行うことを拒否する决定を正確にすることができる。
【0025】
しかし、遠端機器は中継機器を介して基地局と通信するため、遠端機器は、通信動作を行う時に中継機器に通信動作に対応する要求を送信する必要があり、基地局は、遠端機器によって送信された通信動作に対応する要求を直接受信することができなく、関連技術では、遠端機器が通信動作を行う原因は中継機器には見えない。
【0026】
中継機器は、遠端機器によって送信された通信動作に対応する要求を受信した後、基地局と接続確立又は接続回復を行うことができ、さらに、基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信し、中継機器は遠端機器によって送信された通信動作の原因を決定することができないため、中継機器は、自身の実現に応じて接続確立原因又は接続回復原因を設置し、これによって、接続確立要求又は接続回復要求において搬送された原因が、遠端機器が通信動作を行う原因と異なり、さらに、基地局は遠端機器が通信動作を行う原因を正確に決定することができなく、中継機器の接続確立又は接続回復を許可する决定、又は中継機器の接続確立又は接続回復を拒否する决定を誤って行う。
【0027】
本開示の実施例によれば、中継機器は遠端機器が通信動作を行う必要がある時に送信された接続関連情報を受信した後、接続確立又は接続回復をトリガすることができ、遠端機器の接続関連情報に基づいて中継機器自身が行う必要がある接続確立又は接続回復の原因を決定することができ、接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示することができ、接続要求は遠端機器が行う必要がある通信動作に対応するため、中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因は、遠端機器が通信動作を行う原因に対応し、例えば、接続確立要求又は接続回復要求において搬送された原因は、遠端機器が通信動作を行う接続関連情報の原因に対応して、さらに、基地局は、中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因に基づいて、遠端機器が通信動作を行う原因を正確に決定することができ、基地局が中継機器の接続確立又は接続回復を許可する决定、又は中継機器の接続確立又は接続回復を拒否する决定を正確にするのに有利である。
【0028】
以下は具体的な例に基づいて本開示の実施例を説明し、
例えば、基地局は、様々な原因に対して優先度を設置し、いくつかのシナリオでは、優先度が高い原因に対応する通信動作に対してのみ許可の决定を行い、優先度が低い原因に対応する通信に対して拒否の决定を行う。
【0029】
緊急、ユーザによって開始されたデータ、ユーザによって開始されたシグナリング、着信呼、この4つの原因を例として、優先度の高いから低い順は、緊急、ユーザによって開始されたシグナリング、ユーザによって開始されたデータ、着信呼である。
【0030】
いくつかのシナリオでは、基地局は、原因が緊急、ユーザによって開始されたシグナリングのこの2つの原因に対応する通信動作に対して許可の决定を行い、ユーザによって開始されたデータ、着信呼この2つの原因に対応する通信動作に対して拒否の决定を行う。
【0031】
遠端機器は、中継機器を介して基地局と通信するために、接続回復を行い、中継機器に接続関連情報を送信する必要があり、接続関連情報は、接続回復要求を指示することができ、接続回復要求には、ユーザによって開始されたシグナリングであるという接続回復の原因が搬送される。
【0032】
関連技術では、遠端機器は、中継機器の接続回復要求によって搬送された接続回復原因を送信し、中継機器にとっては見えないものであり、中継機器は、接続確立又は接続回復動作を開始し、自身の状況に応じて接続確立又は接続回復動作の原因を決定し、例えば、接続確立動作を開始し、基地局に接続確立要求を送信し、接続確立要求には、着信呼である接続確立の原因が搬送される。
【0033】
関連技術では、基地局が中継機器によって送信された接続確立要求を受信した後、着信呼のこの原因を中継機器の接続確立の原因とし、拒否の决定を行い、すなわち中継機器が接続確立を行うことを拒否すると、遠端機器も中継機器を介して接続回復を行うことができず、遠端機器が基地局との通信が失敗することになる。
【0034】
本開示の実施例によれば、中継機器は、接続関連情報に基づいて遠端機器が接続回復を行い、接続回復の原因がユーザによって開始されたシグナリングであることを決定することができ、これにより、中継機器が接続確立を行う原因が、ユーザによって開始されたシグナリングであることを決定することができ、さらに、基地局に送信する接続確立要求において、搬送された接続確立の原因は、ユーザによって開始されたシグナリングである。
【0035】
本開示の実施例によれば、基地局が中継機器によって送信された接続確立要求を受信した後、ユーザによって開始されたシグナリングを中継機器の確立の原因とし、これにより、許可の决定を行い、すなわち中継機器が接続確立を行うことを許可すると、遠端機器は中継機器を介して接続回復を行うことができ、遠端機器が基地局と通信することを成功を確保する。
【0036】
図2は本開示の実施例により示される別の接続確立方法のフローチャートである。図2に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、ステップS201を含み、
ステップS201では、前記遠端機器の接続関連情報によって接続確立がトリガされ、前記接続関連情報が前記遠端機器の接続回復要求を指示し、前記接続回復要求における原因が無線アクセスネットワーク(RAN)(Radio Access Network)領域更新であることに応答して、前記中継機器が基地局と接続確立を行う原因は、第1の原因であると決定し、前記第1の原因は、前記RAN領域更新に関連する。
【0037】
一実施例では、遠端機器が非アクティブ状態にあり、中継機器がアイドル状態にある場合、遠端機器は、基地局と通信するために、行われる通信動作は、接続回復であってもよく、非アクティブ状態から接続状態に入り、遠端機器は、中継機器に接続関連情報を送信することができ、接続関連情報は、遠端機器の接続回復要求を指示するために用いられ、中継機器が接続確立を行うことをトリガし、基地局に接続確立要求を送信する。
【0038】
接続回復の原因は、接続確立の原因と、部分的に同じであり、例えば、上述の緊急、高優先度アクセス、ユーザによって開始されたデータ、ユーザによって開始された音声コール、ユーザによって開始されたビデオコール、ユーザによって開始されたシグナリング、着信呼などであってもよいが、異なる点は、接続回復の原因は、さらに、RAN領域更新であってもよく、これは、接続回復特有の原因であり、接続確立の原因はRAN領域更新ではない。
【0039】
中継機器の接続確立の原因は、RAN領域更新ではなく、遠端機器の接続回復の原因はRAN領域更新であるため、本実施例は、中継機器が接続確立を行う原因を第1の原因として設置して、第1の原因がRAN領域更新に関連することができる。これにより、中継機器が接続確立を行う時に直接に接続確立の原因をRAN領域更新に設置することができないが、RAN領域更新に関連する原因に設置して、基地局が遠端機器が行う必要がある通信動作が接続回復であり、接続回復の原因がRAN領域更新であることを相対的に正確に決定することができる。
【0040】
一実施例では、前記第1の原因は、ユーザによって開始されたシグナリングである。遠端機器はRAN領域更新の原因に基づいて接続回復を行い、接続回復した後、基地局と間の通信は、主に、ユーザによって開始されたシグナリングであることができるため、中継機器が接続確立の原因をRAN領域更新に設置することができなくても、接続確立の原因を、RAN領域更新の後続の通信に関連するユーザによって開始されたシグナリングに設置することができて、基地局がある程度で中継機器によって送信された接続確立要求に基づいて遠端機器が接続回復を行う原因に決定することができる。
【0041】
図3は本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。図3に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、ステップS301を含み、
ステップS301では、前記接続関連情報が前記遠端機器の接続再確立要求を指示したことに応答して、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が第2の原因であると決定し、前記第2の原因は、接続再確立に関連する。
【0042】
一実施例では、遠端機器が接続状態にあるが、基地局との通信が何らかの原因で中断し、中継機器が非接続状態にある場合、遠端機器が基地局と通信するために、行われる通信動作は、接続状態を維持して基地局と継続に通信するための、接続再確立であってもよく、遠端機器は中継機器に接続関連情報を送信することができ、接続関連情報は、前記遠端機器の接続再確立要求を指示し、中継機器が接続確立又は接続回復を行うことをトリガし、基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信する。
【0043】
接続再確立は、接続状態に行われる動作であり、接続確立又は接続回復は、非接続状態に行われる動作であるため、接続再確立の原因は、接続確立又は接続回復の原因と基本的には異なり、つまり、中継機器が接続確立又は接続回復を行う場合、接続確立要求又は接続回復要求において搬送された原因は、接続再確立に関連する原因ではない。
【0044】
中継機器の接続確立又は接続回復の原因は、接続再確立に関連する原因ではないため、本実施例では、中継機器が接続確立を行う原因を第2の原因に設置し、また第1の原因が接続再確立と関連するようにすることができる。これにより、中継機器が接続確立を行う時に直接に接続確立又は接続回復の原因を接続再確立に関連する原因に設置することができないが、接続再確立に関連する原因に設置することができ、基地局が遠端機器によって行われる通信動作が、接続再確立、及び接続再確立に関連する原因であることを相対的に正確に決定することができる。
【0045】
一実施例では、前記第2の原因は、ユーザによって開始されたデータである。遠端機器が接続再確立を行った後、基地局と間の通信は、主に、ユーザによって開始されたデータであることができるので、中継機器が接続確立又は接続回復の原因を接続再確立の原因に設置することができなくても、接続確立又は接続回復の原因を接続再確立の後続の通信に関連するユーザによって開始されたデータに設置することもできて、基地局がある程度で中継機器によって送信された接続確立要求又は接続回復要求に基づいて遠端機器が接続再確立を行う原因を決定することができる。
【0046】
一実施例では、前記第2の原因は再確立である。中継機器が遠端機器の通信動作によって接続確立又は接続回復をトリガする場合、接続確立又は接続回復の原因を接続再確立の原因に設置することができなくても、遠端機器が再確立を行う必要があることを決定することができ、したがって、第2の原因を再確立に設置して、基地局が、遠端機器が接続再確立を行う必要があるために中継機器が接続確立又は接続回復を行うことを決定することができる。
【0047】
再確立のこの原因は新しい設置された原因に属し、現在の既に存在する緊急、高優先度アクセス、ユーザによって開始されたデータ、ユーザによって開始された音声コール、ユーザによって開始されたビデオコール、ユーザによって開始されたシグナリング、着信呼などの原因とは異なり、再確立のこの原因について、基地局は、必要に応じて当該原因の接続関連情報に対して許可决定又は拒否决定を決定することができる。
【0048】
遠端機器が中継機器を介して基地局と通信する必要があると決定することができ、そうすると、トリガされた接続確立又は接続回復の原因が中継であることを決定することができ、中継のこの原因は、新しい設置された原因に属し、現在の既に存在する緊急、高優先度アクセス、ユーザによって開始されたデータ、ユーザによって開始された音声コール、ユーザによって開始されたビデオコール、ユーザによって開始されたシグナリング、着信呼などの原因とは異なり、中継のこの原因について、基地局は必要に応じて当該原因の接続関連情報に対して許可决定又は拒否决定を決定することができる。
【0049】
図4は本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。図4に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、ステップS401を含み
ステップS401では、前記遠端機器によって開始された前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定する。
【0050】
一実施例では、遠端機器によって開始されたの通信動作の原因を決定することができ、例えば、遠端機器は中継機器に接続関連情報を送信することができ、接続関連情報は遠端機器の接続要求を指示し、接続要求には、遠端機器によって開始されたの通信動作の原因を搬送することができ、さらに、遠端機器によって開始された前記通信動作の原因に基づいて中継機器の接続確立又は接続回復の原因を直接決定することができる。
【0051】
一実施例では、前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するステップは、
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因を、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因とするステップを含む。
【0052】
一実施例では、遠端機器によって開始された前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因、すなわち遠端機器によって行われる通信動作の原因を、中継機器の接続確立又は接続回復の原因とし、これにより、中継機器が基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信する場合、通信動作の原因を搬送することができて、基地局が遠端機器が通信動作を行う原因に基づいて、中継機器の接続確立又は接続回復を决定することができる。
【0053】
図5は本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。図5に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、ステップS501~ステップS502を含み、
ステップS501では、前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求に対応するサービスタイプを決定し、
ステップS502では、前記サービスタイプに基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定する。
【0054】
一実施例では、中継機器が遠端機器によって送信された接続関連情報を受信した後、遠端機器の接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求に対応するサービスタイプ、すなわち遠端機器によって行われる通信動作に対応するサービスタイプを決定することができ、前記サービスタイプは、緊急コール、データ、音声などを含むが、これらに限定されない。さらに、サービスタイプに基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定することができ、例えば、サービスタイプは緊急コールであり、決定された原因は緊急であってもよく、例えば、サービスタイプはデータであり、決定された原因はユーザによって開始されたデータであってもよく、例えば、サービスタイプは音声であり、決定された原因はユーザによって開始された音声コールであってもよい。
【0055】
これにより、遠端機器が中継機器に通信動作の接続要求を送信しなかったり、又は接続要求に通信動作の原因を搬送していなかったりしても、中継機器は、接続確立又は接続回復の原因を決定することもできる。
【0056】
なお、遠端機器が中継機器によって送信された通信動作の接続要求に通信動作の原因が搬送されても、中継機器は、前記サービスタイプに基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定することもでき、具体的には、遠端機器が通信動作を行う原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するか、前記サービスタイプに基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するか、中継機器の実現に基づいて决定することができる。
【0057】
図6は本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。図6に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、ステップS601を含み、
ステップS601では、前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が中継であると決定する。
【0058】
一実施例では、中継機器が遠端機器によって送信された接続関連情報を受信した後、接続確立又は接続回復をトリガすることができ、さらに、遠端機器が中継機器を介して基地局と通信する必要があると決定することができ、そうすると、トリガされた接続確立又は接続回復の原因が中継であることを決定することができて、基地局は、中継機器が遠端機器に中継を提供するために接続確立又は接続回復を行うことを決定できるようになる。
【0059】
中継のこの原因は、新しい設置された原因に属し、現在の既に存在する緊急、高優先度アクセス、ユーザによって開始されたデータ、ユーザによって開始された音声コール、ユーザによって開始されたビデオコール、ユーザによって開始されたシグナリング、着信呼などの原因とは異なり、中継のこの原因について、基地局は、必要に応じて当該原因の通信動作に対して許可决定又は拒否决定を行うことを決定することができる。
【0060】
一実施例では、前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が中継であると決定するステップは、
前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が前記遠端機器のために中継することであると決定するステップを含む。
【0061】
一実施例では、前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因を決定し、具体的には、前記遠端機器のために中継することができ、これにより、基地局は中継機器が前記遠端機器に中継を提供することを明確することができ、基地局が前記遠端機器に基づいて中継機器の接続確立又は接続回復を許可するか否かを決定することができ、例えば、中継機器が遠端機器に中継を提供する場合、中継機器の接続確立又は接続回復を許可し、中継機器が遠端機器に中継を提供しない場合、中継機器の接続確立又は接続回復を許可しない。
【0062】
図7は本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。図7に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続確立方法は、ステップS701をさらに含むことができ、
ステップS701では、基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信する場合、前記原因を前記基地局に送信する。
【0063】
一実施例では、中継機器は基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信する場合、前記原因を前記基地局に送信することができ、例えば、接続確立要求又は接続回復要求で搬送され、基地局に送信して、基地局が遠端機器が通信動作を行う原因に基づいて、中継機器の接続確立又は接続回復を决定するようにする。
【0064】
図8は本開示の実施例により示される接続確立方法のフローチャートである。本実施例に示す接続確立装置は、端末に適用されることができ、前記端末は、ユーザ機器として基地局と通信することができ、遠端機器として中継機器を介して基地局と通信することもでき、前記端末は、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、IoT機器などの電子機器を含むが、これらに限定されない。前記基地局は、4G基地局、5G基地局、6G基地局を含むが、これらに限定されない。一実施例では、前記中継機器は、上述の任意の実施例に記載の接続確立方法が適用される中継機器である。
【0065】
図8に示すように、前記原因決定送信は、ステップS801を含むことができ、
ステップS801では、中継機器を介して基地局と通信することに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信し、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0066】
一実施例では、中継機器と遠端機器は、sidelink(セカンダリリンク、側リンク、辺リンクなどと訳すことができる)を介して通信することができる。
【0067】
本開示の実施例によれば、遠端機器が中継機器を介して基地局と通信動作を行う必要がある場合、前記接続関連情報を前記中継機器に送信することができる。一方で、中継機器が接続確立又は接続回復を行う動作をトリガすることができ、一方で、接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示することができ、接続要求は遠端機器が行う必要がある通信動作に対応するため、中継機器が遠端機器が前記通信動作を行う原因を決定することができ、中継機器が遠端機器の通信動作に基づいて中継機器自身が行われる必要がある接続確立又は接続回復の原因を決定するようにし、中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因は、遠端機器が通信動作を行う原因に対応し、例えば、接続確立要求又は接続回復要求において搬送された原因は、遠端機器が通信動作を行う原因に対応し、さらに、基地局は、中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因に基づいて、遠端機器が通信動作を行う原因を正確に決定することができ、基地局が中継機器の接続確立又は接続回復を許可する决定、又は中継機器の接続確立又は接続回復を拒否する决定を正確にするのに有利である。
【0068】
一実施例では、前記接続要求は、以下の、
接続確立要求、接続再確立要求、及び接続回復要求のうちの少なくとも1つを含む。
【0069】
図9は本開示の実施例により示される別の接続確立方法のフローチャートである。図9に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するステップは、ステップ901を含み、
ステップ901では、前記中継機器が非接続状態にあることに応答して、前記接続関連情報の原因を前記中継機器に送信する。
【0070】
一実施例では、遠端機器は、まず、中継機器が非接続状態にあるか否かを決定することができ、例えば、中継機器は自身が非接続状態にあることをブロードキャストすることができ、sidelinkを介して遠端機器にメッセージを送信して、前記中継機器が非接続状態にあることを遠端機器に知らせる。
【0071】
中継機器が非接続状態にある場合のみ、接続確立又は接続回復を行う動作がトリガされ、したがって、この場合将接続関連情報を中継機器に送信することができ、中継機器が接続状態にある場合、中継機器が、接続確立又は接続回復を行う動作によってトリガされることはなく、接続確立要求又は接続回復要求によって前記接続関連情報を基地局に送信することもなく、したがって、この場合、通信リソースに対する占有を低減するために、接続関連情報の原因を中継機器に送信する必要がない。
【0072】
前述の接続確立方法の実施例に対応して、本開示は、接続確立装置の実施例をさらに提供する。
【0073】
図10は本開示の実施例により示される接続確立装置の概略ブロック図である。本実施例に示す接続確立装置は、端末に適用されることができ、前記端末は、中継機能の中継機器を果たすことができ、前記端末は、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、IoT機器などの電子機器を含むが、これらに限定されない。前記端末は、ユーザ機器として基地局と通信することができ、中継機器として遠端機器と基地局に中継機能を提供することもでき、遠端機器からの情報を基地局に送信することができ、前記基地局は、4G基地局、5G基地局、6G基地局を含むが、これらに限定されない。一実施例では、前記遠端機器は、後続の任意の実施例に記載の接続確立装置が適用される遠端機器である。
【0074】
図10に示すように、前記接続確立装置は、原因決定モジュール1001を含むことができ、
原因決定モジュール1001は、遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するように構成され、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0075】
一実施例では、前記接続要求は、
接続確立要求、接続再確立要求、及び接続回復要求のうちの少なくとも1つを含む。
【0076】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記遠端機器の接続関連情報によって接続確立がトリガされ、前記接続関連情報が前記遠端機器の接続回復要求を指示し、前記接続回復要求における原因が無線アクセスネットワーク(RAN)領域更新であることに応答して、前記中継機器が基地局と接続確立を行う原因は、第1の原因であると決定するように構成され、前記第1の原因は、前記RAN領域更新に関連する。
【0077】
一実施例では、前記第1の原因は、ユーザによって開始されたシグナリングである。
【0078】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記接続関連情報が前記遠端機器の接続再確立要求を指示したことに応答して、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が第2の原因であると決定するように構成され、前記第2の原因は、接続再確立に関連する。
【0079】
一実施例では、前記第2の原因は、ユーザによって開始されたデータである。
【0080】
一実施例では、前記第2の原因は再確立である。
【0081】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するように構成される。
【0082】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因を前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因とするように構成される。
【0083】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求に対応するサービスタイプを決定し、前記サービスタイプに基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するように構成される。
【0084】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が中継であると決定するように構成される。
【0085】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記中継機器の接続確立又は接続回復の原因が前記遠端機器のために中継することであると決定するように構成される。
【0086】
図11は本開示の実施例により示される別の接続確立装置の概略ブロック図である。図11に示すように、前記装置は、要求送信モジュール1101をさらに含み、
要求送信モジュール1101は、基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信する場合、前記原因を前記基地局に送信するように構成される。
【0087】
図12は本開示の実施例により示される接続確立装置の概略ブロック図である。本実施例に示す接続確立装置は、端末に適用されることができ、前記端末は、ユーザ機器として基地局と通信することができ、遠端機器として中継機器を介して基地局と通信することもでき、前記端末は、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、IoT機器などの電子機器を含むが、これらに限定されない。前記基地局は、4G基地局、5G基地局、6G基地局を含むが、これらに限定されない。一実施例では、前記中継機器は、上述の任意の実施例に記載の接続確立装置が適用される中継機器である。
【0088】
図12に示すように、前記接続確立装置は、原因送信モジュール1201を含むことができ、
原因送信モジュール1201は、中継機器を介して基地局と通信することに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するように構成され、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる。
【0089】
選択的には、前記原因送信モジュールは、前記中継機器が非接続状態にあることに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するように構成される。
【0090】
選択的には、前記接続関連要求は、
接続確立要求、接続再確立要求、及び接続回復要求のうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
上述の実施例の装置について、その中の各モジュール実行動作の具体的な方式は、既に関連方法の実施例において詳細に説明し、ここでは詳細に説明しない。
【0092】
装置の実施例にとっては、基本的に方法の実施例に対応するため、関連する点は、方法の実施例の一部を参照して説明すればよい。上記説明された装置の実施例は単なる概略的であり、分離部品として説明されるモジュールは、物理的に分離されてもよく、物理的に分離されなくてもよく、モジュールとして表示された部品は物理モジュールであってもよく、物理モジュールでなくてもよく、すなわち1つの場所に位置してもよく、または複数のネットワークモジュールに分布してもよい。実際の需要に応じて、そのうちの一部または全部のモジュールを選択して本実施例の方案の目的を実現することができる。当業者は、創造的な労働を支払わない場合、理解し実施することができる。
【0093】
本開示の実施例は、電子機器をさらに提供し、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、上述の任意の実施例に記載の遠端機器に適用される接続確立方法、及び/又は上述の任意の実施例に記載の中継機器に適用される接続確立方法を実行するように構成される。
【0094】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、上述の任意の実施例に記載の遠端機器に適用される接続確立方法、及び/又は上述の任意の実施例に記載の中継機器に適用される接続確立方法のステップを実現する。
【0095】
図13は、本開示の実施例によって示される原因決定及び/又は原因送信のための装置1300の概略ブロック図である例えば、装置1300は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0096】
図13を参照すると、装置1300は、処理コンポーネント1302、メモリ1304、電源コンポーネント1306、マルチメディアコンポーネント1308、オーディオコンポーネント1310、入力/出力(I/O)のインターフェース1312、センサコンポーネント1314、および通信コンポーネント1316のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0097】
処理コンポーネント1302は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置1300の全体の操作を制御する。処理コンポーネント1302は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ920を含むことができる。また、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、処理コンポーネント1302は、1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント1302は、マルチメディアコンポーネント1308と処理コンポーネント1302とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0098】
メモリ1304は、装置1300での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置1300で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ1304は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0099】
電源コンポーネント1306は、装置1300の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント1306は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、装置1300の電力の生成、管理、及び配分に関連する他のコンポーネントとを含むことができる。
【0100】
マルチメディアコンポーネント1308は、前記装置1300とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント1308は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置1300が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0101】
オーディオコンポーネント1310は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント1310は、装置1300が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1304に記憶されてもよく、または通信コンポーネント1316を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント1310は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0102】
I/Oインターフェース1312は、処理コンポーネント1302と周囲インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周囲インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0103】
センサコンポーネント1314は、装置1300に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント1314は、装置1300のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置1300のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント1314は、装置1300または装置1300のコンポーネントの位置変更、ユーザが装置1300との接触が存在または存在しないか、装置1300の方位または加速/減速および装置1300の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント1314は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント1314は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント1314は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0104】
通信コンポーネント1316は、装置1300と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置1300は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2 Gまたは3 G、4G LTE、5G NRまたはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント1316は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント1316は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0105】
例示的な実施例では、装置1300は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0106】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ1304をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するために、装置1300のプロセッサ920によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0107】
当業者は、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示のいかなる変形、用途または適宜な変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適宜な変化は、本開示の一般原理に従るとともに、本開示で開示されていない当分野の公知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0108】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【0109】
なお、本明細書では、第1および第2のような関係用語は、1つのエンティティまたは操作を他のエンティティまたは操作と区別するためにのみ使用され、これらのエンティティまたは操作の間にこのような実際的な関係または順序が存在することを必ずしも要求しない、または暗示しない。「含む」、「含まれる」という用語、または他の任意の変形は、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または装置がそれらの要素だけでなく、明示的に列挙されていない他の要素、またはこのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の要素をさらに含むように、非排他的な「含む」をカバーすることを意図している。これ以上の制限がない場合、文「1つを含む」によって限定される要素は、その要素を含むプロセス、方法、物品、またはデバイスに別の同じ要素が存在することを除外するものではない。
【0110】
以上、本開示の実施例によって提供される方法および装置に対して詳細に説明したが、本明細書では具体的な例を応用して本開示の原理および実施形態を説明し、以上の実施例の説明は、本開示の方法および核心思想を理解するためだけである。同時に、当業者に対しては、本開示の思想により、具体的な実施形態及び適用範囲において変更点があり、以上のように、本明細書の内容は本開示の制限と理解されたくない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中継機器に適用される接続確立方法であって、
前記方法は、
遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立方法。
【請求項2】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記遠端機器の接続関連情報によって接続確立がトリガされ、前記接続関連情報が前記遠端機器の接続回復要求を指示し、前記接続回復要求における原因が無線アクセスネットワーク(RAN)領域更新であることに応答して、前記中継機器が基地局と接続確立を行う原因が、第1の原因であると決定するステップを含み、前記第1の原因は、前記RAN領域更新に関連する、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項3】
前記第1の原因は、ユーザによって開始されたシグナリングである、
ことを特徴とする請求項2に記載の接続確立方法。
【請求項4】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記接続関連情報が前記遠端機器の接続再確立要求を指示したことに応答して、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が第2の原因であると決定するステップを含み、前記第2の原因は、接続再確立に関連する、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項5】
前記第2の原因は、ユーザによって開始されたデータである、
ことを特徴とする請求項4に記載の接続確立方法。
【請求項6】
前記第2の原因は再確立である、
ことを特徴とする請求項4に記載の接続確立方法。
【請求項7】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項8】
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因に基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するステップは、
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求における原因を、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因とするステップを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の接続確立方法。
【請求項9】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記接続関連情報で指示された前記遠端機器の接続要求に対応するサービスタイプを決定するステップと、
前記サービスタイプに基づいて接続確立又は接続回復の原因を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項10】
前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、
前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が中継であると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項11】
前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が中継であると決定するステップは、
前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が前記遠端機器のために中継することであると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の接続確立方法。
【請求項12】
前記方法は、
基地局に接続確立要求又は接続回復要求を送信する場合、前記原因を前記基地局に送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の接続確立方法。
【請求項13】
遠端機器に適用される接続確立方法であって、
前記方法は、
中継機器を介して基地局と通信することに応答して、接続関連情報を前記中継機器に送信するステップを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立方法。
【請求項14】
前記接続関連情報を前記中継機器に送信するステップは、
前記中継機器が非接続状態にあることに応答して、前記接続関連情報を前記中継機器に送信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の接続確立方法。
【請求項15】
前記接続要求は、
接続確立要求、接続再確立要求、及び接続回復要求のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の接続確立方法。
【請求項16】
中継機器に適用される接続確立装置であって、
前記装置は、
遠端機器の接続関連情報が受信されたことに応答して、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するように構成される原因決定モジュールを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立装置。
【請求項17】
遠端機器に適用される接続確立装置であって、
前記装置は、
中継機器を介して基地局と通信することに応答して、接続関連情報を前記中継機器に送信するように構成される原因送信モジュールを含み、前記接続関連情報は、前記遠端機器の接続要求を指示するために用いられる、
ことを特徴とする接続確立装置。
【請求項18】
電子機器であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~12のいずれかに記載の接続確立方法、及び/又は請求項13~15のいずれかに記載の接続確立方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項19】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~12のいずれかに記載の接続確立方法、及び/又は請求項13~15のいずれかに記載の接続確立方法のステップが実現される、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】
図6は本開示の実施例により示されるまた別の接続確立方法のフローチャートである。図6に示すように、本開示のいくつかの実施例では、前記接続関連情報に基づいて前記中継機器が基地局と接続確立又は接続回復を行う原因を決定するステップは、ステップS601を含み、
ステップS601では、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が中継であると決定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0060】
一実施例では、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が中継であると決定するステップは、
前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が前記遠端機器のために中継することであると決定するステップを含む。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が中継であると決定するように構成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0085】
一実施例では、前記原因決定モジュールは、前記中継機器が接続確立又は接続回復を行う原因が前記遠端機器のために中継することであると決定するように構成される。
【国際調査報告】