(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-15
(54)【発明の名称】端末装置、ネットワーク装置及び方法
(51)【国際特許分類】
H04W 72/232 20230101AFI20231208BHJP
H04W 24/10 20090101ALI20231208BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20231208BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W24/10
H04W16/28
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535496
(86)(22)【出願日】2020-12-10
(85)【翻訳文提出日】2023-08-08
(86)【国際出願番号】 CN2020135380
(87)【国際公開番号】W WO2022120750
(87)【国際公開日】2022-06-16
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ガオ ユーカイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン ガン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067DD34
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE08
5K067EE10
5K067EE24
5K067EE64
5K067JJ13
5K067LL05
(57)【要約】
本開示の実施形態は、通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。方法は、端末装置において、第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとに関する少なくとも1つの設定を受信することであって、少なくとも1つの設定は、第1のCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の第1のセットに関連付けられ、第2のCORESETがRSの第1のセット又はBFDのためのRSの第2のセットに関連付けられていることを示すことと、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいて少なくとも1つのPDCCH候補を監視することと、を含む。したがって、PDCCHのいくつかの無意味なブラインド検出を回避することができ、それによってPDCCH検出の効率を向上させることができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとに関する少なくとも1つの設定を端末装置において受信することであって、
前記少なくとも1つの設定は、前記第1のCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の第1のセットに関連付けられ、前記第2のCORESETが前記RSの第1のセット又はBFDのためのRSの第2のセットに関連付けられていることを示すことと、
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいて少なくとも1つのPDCCH候補を監視することと、
を含む通信方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのPDCCH候補は、
前記第1のCORESETに関連付けられる第1の探索空間内の第1のPDCCH候補と、
前記第2のCORESETに関連付けられる第2の探索空間内の第2のPDCCH候補と、
のうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のPDCCH候補と、
前記第2のPDCCH候補と、
前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせと、
のうちの少なくとも1つに関連付けられるダウンリンク制御情報(DCI)を復号化すること
をさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、
前記第1のPDCCH候補と、
前記第2のPDCCH候補と、
前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせと、
のうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIの復号化を無効化すること
をさらに含む請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のCORESETは、前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記少なくとも1つのPDCCH候補を監視することは、
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補とのうちの少なくとも1つを監視することと、
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補又は前記第2のPDCCH候補を監視することと、
を含む請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のCORESETは、前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記少なくとも1つのPDCCH候補を監視することは、
前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、前記第1のPDCCH候補を監視することと、
前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、前記第2のPDCCH候補を監視することと、
を含む請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のCORESETは、第1のRSと第2のRSとを含む前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記少なくとも1つのPDCCH候補を監視することは、
前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、前記第1のPDCCH候補を監視することと、
前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、前記第2のPDCCH候補を監視することと、
を含む請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のCORESETは、前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記DCIを復号化することは、
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と、前記第2のPDCCH候補と、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化することと、
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補とのうちの1つに関連付けられるDCIを復号化することと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のCORESETは、前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記DCIを復号化することは、
前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、
前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項10】
前記第2のCORESETは、第1のRSと第2のRSとを含む前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記DCIを復号化することは、
前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの設定は、
前記第1のCORESETに関連付けられる前記第1の探索空間内の前記第1のPDCCH候補が、前記第2のCORESETに関連付けられる前記第2の探索空間内の前記第2のPDCCH候補にリンクされていること
をさらに示す請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第2のCORESETは、前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記方法は、
無線リソース制御(RRC)シグナリングと、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)と、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つを受信すること
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のCORESETは、前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記方法は、
RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して前記RSの第1のセットに含まれる少なくとも1つのRSを受信すること
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のCORESETは、前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記方法は、
前記第1のCORESETのための第1の送信設定インジケータ(TCI)状態内で示されるRSの第3のセット、又は
前記第1のCORESETのための前記第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセット及び前記第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、
前記RSの第1のセットを決定することと、
前記第2のCORESETのための前記第2のTCI状態内で示される前記RSの第4のセットに基づいて、前記RSの第2のセットを決定することと、
のうちの少なくとも1つをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のCORESETは、第1のRS及び/又は第2のRSを含む前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記方法は、
前記第1のCORESETのための第1の送信設定インジケータ(TCI)状態内で示されるRSの第3のセット、又は
前記第1のCORESETのための前記第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセット及び前記第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、
前記第1のRSを決定することと、
前記第2のCORESETのための前記第2のTCI状態内で示される前記RSの第4のセットに基づいて、前記第2のRSを決定することと、
のうちの少なくとも1つをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの設定は、
前記第1のCORESETがアイデンティティ(ID)の第1の値に関連付けられることと、
前記第2のCORESETが前記IDの前記第1の値又は前記IDの第2の値に関連付けられることと、
のうちの少なくとも1つをさらに示す請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のCORESETは、前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記方法は、
前記RSの第1のセットについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第5のセットから第3のRSを識別することと、
前記RSの第2のセットについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第4のRSを識別することと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のCORESETは、第1のRSと第2のRSとを含む前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記方法は、
前記第1のRSについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第5のセットから第3のRSを識別することと、
前記第2のRSについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第4のRSを識別することと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記第3のRSが識別され、且つ前記第2のビーム障害が検出されなかったことに応じて、
アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視し、且つ、
前記第2のCORESETのための第2のTCI状態を利用して前記第2のPDCCH候補を監視することと、
前記第4のRSが識別され、且つ前記第1のビーム障害が検出されなかったことに応じて、
アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視し、且つ、
前記第1のCORESETのための第1のTCI状態を利用して前記第1のPDCCH候補を監視することと、
をさらに含む請求項17又は18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害が検出されたことに応じて、
前記第3のRSが識別され、且つ、前記第4のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視し、且つ、
前記第4のRSが識別され、且つ、前記第3のRSが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視すること、
をさらに含む請求項17又は18に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害のうちの少なくとも1つが検出され、且つ前記第3のRSと前記第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との監視を無効化すること
をさらに含む請求項17又は18に記載の方法。
【請求項22】
前記第2のCORESETは、前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記方法は、
前記RSの第1のセットのうちの少なくとも1つのRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第7のセットから第5のRS及び/又は第6のRSを識別することと、
前記第5のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視することと、
前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視することと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記第5のRSが識別され、且つ、前記第6のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視することと、
前記第5のRSが識別されず、且つ、前記第6のRSが識別されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視することと、
前記第5のRSと前記第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との監視を無効化することと、
をさらに含む請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第3のRSが識別され、且つ前記第2のビーム障害が検出されなかったことに応じて、
アンテナポートQCLパラメータの前記第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第2のCORESETのための前記第2のTCI状態を利用して前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、
のうちの少なくとも1つを実行することを、
さらに含む請求項17又は18に記載の方法。
【請求項25】
前記第4のRSが識別され、且つ前記第1のビーム障害が検出されなかったことに応じて、
前記第1のCORESETのための第1のTCI状態を利用して前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
アンテナポートQCLパラメータの前記第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、
のうちの少なくとも1つを実行することを、
さらに含む請求項17又は18に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害が検出されたことに応じて、
前記第3のRSが識別され、且つ前記第4のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、且つ、
前記第3のRSが識別されず、且つ前記第4のRSが識別されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第2のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化すること、
をさらに含む請求項17又は18に記載の方法。
【請求項27】
前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害のうちの少なくとも1つが検出され、且つ前記第3のRSと前記第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、
前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つの復号化を無効化すること
をさらに含む請求項17又は18に記載の方法。
【請求項28】
前記第5のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
をさらに含む請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記第5のRSが識別され、且つ前記第6のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第5のRSが識別されず、且つ前記第6のRSが識別されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第5のRSと前記第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つの復号化を無効化することと、
をさらに含む請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つのPDCCH候補は、ある時点から又は前記時点の後に監視され、前記DCIを復号化することは、
前記時点から又は前記時点の後に、前記第1のPDCCH候補と、前記第2のPDCCH候補と、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組合せとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化することを含み、
前記時点はスロット又はシンボルにより示される
請求項3に記載の方法。
【請求項31】
CORESETに関する少なくとも1つの設定を端末装置において受信することであって、前記少なくとも1つの設定は、
前記CORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の複数のセットに関連付けられることと、
前記CORESETが第1の送信設定インジケータ(TCI)状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、
前記CORESETに関連付けられる探索空間内のPDCCH候補が第1のTCI状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、
を示すことと、
前記RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいてPDCCH候補を監視することと、
を含む通信方法。
【請求項32】
前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化すること
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIの復号化を無効化すること
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態が2つのアクティブなTCI状態である
請求項31に記載の方法。
【請求項35】
前記PDCCH候補を監視することは、
前記RSの複数のセットのうちの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とを有するPDCCH候補を監視することと、
前記RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについて前記ビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とのうちの1つを有するPDCCH候補を監視することと、
を含む請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記RSの複数のセットは、RSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記PDCCH候補を監視することは、
前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視することと、
前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視することと、
を含む請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記PDCCH候補を監視することは、
前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視することと、
前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視することと、
を含む請求項35に記載の方法。
【請求項38】
前記RSの複数のセットは、RSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することは、
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とのうちの1つを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
を含む請求項32に記載の方法。
【請求項39】
前記RSの複数のセットは、RSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することは、
前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
を含む請求項32に記載の方法。
【請求項40】
前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することは、
前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
を含む請求項32に記載の方法。
【請求項41】
前記RSの複数のセットは、RSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記方法は、
RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つを受信すること
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項42】
前記RSの複数のセットは、RSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記方法は、
前記CORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、前記RSの第1のセットを決定することと、
前記CORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第5のセットに基づいて、前記RSの第2のセットを決定することと、
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項43】
前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記方法は、
前記CORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、前記第1のRSを決定することと、
前記CORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第5のセットに基づいて、前記第2のRSを決定することと、
前記RSの第4のセットと前記RSの第5のセットとの組み合わせに基づいて、前記RSの第3のセットを決定することと、
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項44】
前記少なくとも1つの設定は、前記CORESETがアイデンティティ(ID)の値に関連付けられることをさらに示す
請求項31に記載の方法。
【請求項45】
前記RSの複数のセットは、RSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記方法は、
前記RSの第1のセットについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第3のRSを識別することと、
前記RSの第2のセットについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、前記RSの第6のセット又はRSの第7のセットから第4のRSを識別することと、
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項46】
前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記方法は、
前記第1のRSについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第3のRSを識別することと、
前記第2のRSについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、前記RSの第6のセット又はRSの第7のセットから第4のRSを識別することと、
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項47】
前記第3のRSが識別され、且つ前記第2のビーム障害が検出されなかったことに応じて、
アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、且つ/又は、
前記CORESETのための前記第2のTCI状態を利用して、前記PDCCH候補を監視し、又はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第4のRSが識別され、且つ前記第1のビーム障害が検出されなかったことに応じて、
前記CORESETのための前記第1のTCI状態を利用して、前記PDCCH候補を監視し、又はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、且つ/又は、
アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
をさらに含む請求項45又は46に記載の方法。
【請求項48】
前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害が検出されたことに応じて、
前記第3のRSが識別され、且つ前記第4のRSが識別されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、且つ、
前記第4のRSが識別され、且つ前記第3のRSが識別されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第2のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化すること
をさらに含む請求項45又は46に記載の方法。
【請求項49】
前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害のうちの少なくとも1つが検出され、且つ前記第3のRSと前記第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、
前記PDCCH候補の監視を無効化し、且つ/又は
前記PDCCH候補に関連付けられるDCIの復号化を無効化すること
をさらに含む請求項45又は46に記載の方法。
【請求項50】
前記RSの複数のセットは、RSの第3のセットを含み、前記方法は、
前記RSの第3のセットのうちの少なくとも1つのRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第8のセットから第5のRS及び/又は第6のRSを識別することと、
前記第5のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項51】
前記第5のRSが識別され、且つ前記第6のRSが識別されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第5のRSが識別されず、且つ前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、
前記第5のRSと前記第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記PDCCH候補の監視を無効化し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIの復号化を無効化することと、
をさらに含む請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記少なくとも1つのPDCCH候補は、ある時点から又は前記時点の後に監視され、前記DCIを復号化することは、
前記時点から又は前記時点の後に、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することを含み、
前記時点はスロット又はシンボルにより示される
請求項32に記載の方法。
【請求項53】
少なくとも1つの制御リソースセット(CORESET)に関する少なくとも1つの設定を端末装置において受信することであって、
前記少なくとも1つの設定は、前記少なくとも1つのCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の少なくとも1つのセットに関連付けられていることを示すことと、
前記RSの少なくとも1つのセットに含まれる少なくとも1つのRSについて無線リンク品質を評価することによりビーム障害が検出されたことに応じて、前記少なくとも1つのCORESET内のどのPDCCH候補も監視しないことと、
を含む通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、全体として電気通信の分野に関し、特に、通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
最近では、マルチ送受信ポイント(マルチTRP)の導入に対するサポートの強化について議論がなされた。例えば、リリース16の信頼性特性をベースラインとするマルチTRP及び/又はマルチパネルを使用して、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSH)以外の物理チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)及び/又は物理アップリンク制御チャネル(PUCCH))の信頼性及び頑健性を改善する特性を識別及び特定することが提案されている。また、セル間マルチTRP動作を可能にする特徴の識別及び特定も提案されている。また、マルチパネル受信と同時であるマルチTRP送信の、ビーム管理関連の強化を評価し、特定することも提案されている。
【0003】
PDCCHの信頼性及び頑健性を向上させるために、(異なるビームに対応する)複数の送信設定指示(TCI)状態を利用してPDCCH送信を実現するために、多くのスキームが合意されている。ビーム障害は、PDCCHの信頼性と頑健性に影響を及ぼす可能性がある。したがって、上記のスキームを実施する際には、ビーム障害の影響を考慮する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
全体として、本開示の例示的な実施形態は、通信の方法、装置及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとに関する少なくとも1つの設定を端末装置において受信することであって、前記少なくとも1つの設定は、前記第1のCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の第1のセットに関連付けられ、前記第2のCORESETが前記RSの第1のセット又はBFDのためのRSの第2のセットに関連付けられていることを示すことと、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいて少なくとも1つのPDCCH候補を監視することと、を含む。
【0006】
第2の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、CORESETに関する少なくとも1つの設定を端末装置において受信することであって、前記少なくとも1つの設定は、前記CORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の複数のセットに関連付けられることと、前記CORESETが第1の送信設定インジケータ(TCI:transmission configuration indicator)状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、前記CORESETに関連付けられる探索空間内のPDCCH候補が第1のTCI状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、を示すことと、前記RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいてPDCCH候補を監視することと、を含む。
【0007】
第3の態様において、通信方法が提供される。前記方法は、少なくとも1つの制御リソースセット(CORESET)に関する少なくとも1つの設定を端末装置において受信することであって、前記少なくとも1つの設定は、前記少なくとも1つのCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の少なくとも1つのセットに関連付けられていることを示すことと、前記RSの少なくとも1つのセットに含まれる少なくとも1つのRSについて無線リンク品質を評価することによりビーム障害が検出されたことに応じて、前記少なくとも1つのCORESET内のどのPDCCH候補も監視しないことと、を含む。
【0008】
第4の態様において、端末装置が提供される。前記端末装置は、プロセッサと、前記プロセッサに結合されたメモリとを備える。メモリは、プロセッサにより実行された場合、端末装置に、本開示の上記第1、第2、又は第3の態様に記載の方法を実行させる命令を記憶している。
【0009】
第5の態様において、命令を記憶したコンピュータ可読媒体が提供される。命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、当該少なくとも一つのプロセッサに、本開示の上記第1、第2、又は第3の態様に記載の方法を実行させる。
【0010】
第6の態様において、コンピュータ可読媒体上に記憶され、マシン実行可能な命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。前記マシン実行可能な命令が実行された場合、本開示の上記第1、第2、又は第3の態様に記載の方法をマシンに実行させる。
【0011】
発明の概要部分は、本開示の実施形態の重要又は基本的な特徴を特定することも、本開示の範囲を限定することも意図していないことを理解すべきである。本開示のその他の特徴は、以下の説明により容易に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面において本開示のいくつかの実施形態をさらに詳細に説明することで、本開示の上述の及びその他の目的、特徴及び利点を、さらに明らかにする。
【0013】
【
図1】本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワークを示す図である。
【0014】
【
図2】本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法のフローチャートである。
【0015】
【
図3】本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法のフローチャートである。
【0016】
【
図4】本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法のフローチャートである。
【0017】
【
図5】本開示の実施形態を実現するのに適した装置の概略ブロック図である。
【0018】
図中、同一又は類似の参照番号は、同一又は類似の要素を表す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
ここで、いくつかの例示的実施形態を参照して、本開示の原理を説明する。これらの実施形態は、説明のためにのみ記載され、当業者が本開示を理解し、実施するのを助けるものであり、本開示の範囲に関するいかなる限定も示唆しないことを理解すべきである。本明細書で説明される開示内容は、以下で説明される方法とは異なる様々な方法で実施することができる。
【0020】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されていない限り、本文で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示の当業者が一般に理解するものと同一の意味を有する。
【0021】
本明細書で使用される単数形「1つ」、及び「前記」は、文脈に明示的に示されていない限り、複数形も含まれる。「含む」という用語及びその変型は、「含むが、これらに限定されるものではない」を意味するオープンタームとして理解されるべきである。「に基づく」という用語は、「に少なくとも部分的に基づく」と理解されるべきである。「いくつかの実施形態」及び「実施形態」という用語は、「少なくともいくつかの実施形態」と理解されるべきである。「もう一つの実施形態」という用語は、「少なくとも一つの他の実施形態」と理解されるべきである。「第1」、「第2」などの用語は、異なる又は同一の対象を指すことができる。以下では、その他の明示的及び暗黙的な定義を含む場合がある。
【0022】
いくつかの例において、値、プロシージャ、又は機器は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと称される。このような説明は、多くの使用される機能的代替案の中から選択することができることを示すことを意図されており、そして、このような選択は、他の選択より良く、より小さく、より高い必要がなく、又はそのほかの点でより好ましい必要はないことが、理解されるであろう。
【0023】
本明細書で使用される用語「回路」は、ハードウェア回路及び/又はハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせを意味することができる。例えば、回路は、アナログ及び/又はデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせであってもよい。さらに別の例として、回路は、端末装置又はネットワーク装置のような装置に様々な機能を実行させるために協働する、デジタル信号プロセッサ、ソフトウェア及び一つ又は複数のメモリを含むソフトウェアを有するハードウェアプロセッサの任意の部分であってもよい。さらに別の例において、回路は、オペレーションのためにソフトウェア/ファームウェアを必要とするハードウェア回路及び/又はマイクロプロセッサ又はその一部のようなプロセッサであってもよいが、オペレーションのために必要でない場合、ソフトウェアは存在しなくてもよい。本明細書で使用されるように、用語「回路」は、ハードウェア回路又は1つ又は複数のプロセッサのみ、又はハードウェア回路又は1つ又は複数のプロセッサの一部、及びその(又はそれらの)付随するソフトウェア及び/又はファームウェアの実装も含む。
【0024】
以上のように、PDCCHの信頼性及び頑健性を向上させるために、複数のスキームが合意されている。例えば、非単一周波数ネットワーク(non-SFN:non-single frequency network)スキームでは、(例えば、異なるビームに対応する)2つの送信設定指示(TCI)状態を利用してPDCCH送信を可能にするために、PDCCH反復のために、対応する制御リソースセット(CORESET)に関連付けられた2つの探索空間(SS:search space)セットを有効化することができる。2つのCORESET内のPDCCH候補は、同じPDCCHの反復を送信するために一つにリンクされてもよい。別の例について、SFNスキームでは、1つのCORESET又は1つのCORESET内の1つ又は複数のSSセットは、(例えば、異なるビームに対応する)2つのTCI状態を有するように設定されてもよい。すなわち、所与のSSセット内の1つのPDCCH候補は、CORESETの両方のTCI状態に関連付けられる。
【0025】
ビーム障害は、PDCCHの信頼性と頑健性に影響を及ぼす可能性がある。したがって、上記のスキームを実施する際には、ビーム障害の影響を考慮する必要がある。しかしながら、これらのスキームに関しては、部分ビーム障害の場合(例えば、一部のビームが障害しているが、他のビームは障害していない、又は、1つのTRPに関連する一部のビーム又は参照信号は障害しているが、別のTRPに関連する一部のビーム又は参照信号は障害していない)における端末装置の振る舞いはまだ規定されていない。
【0026】
本開示の実施形態は、上記の問題及び/又は1つ以上の他の潜在的な問題を解決するための解決策を提供する。この解決策によれば、PDCCH信頼性向上のための異なるスキームの下で、部分ビーム障害の場合の端末装置の振る舞いが規定される。さらに、PDCCHのいくつかの無意味なブラインド検出を回避することができ、それによってPDCCH検出の効率を向上させることができる。
【0027】
以下では、用語「PDCCH監視オケージョン」、「PDCCH監視オケージョン」、「PDCCH送信オケージョン」、「PDCCH送信」、「PDCCH候補」、「PDCCH受信オケージョン」、及び「PDCCH反復」は互換的に使用されることができる。「監視」、「検出」及び「復号化」の各文字は、互換的に使用されることが可能である。
【0028】
図1は本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワーク100を示す。
図1に示すように、ネットワーク100は、二つのTRP/パネル120-1及び120-2(まとめてTRP120と称されるか、又は個々でTRP120と称される)に結合されたネットワーク装置110を含む。ネットワーク100は、ネットワーク装置110によりサービングされる端末装置130をさらに含む。
図1に示されるネットワーク装置と、端末装置と、TRPとの数は、説明のためのものでだけであり、いかなる限定も暗示されていないことを理解されたい。ネットワーク200は、本開示の実施形態を実施するのに適した任意の適切な数の装置を備えてもよい。
【0029】
本文で使用されるように、用語「端末装置」は、無線又は有線の通信能力を有する任意の装置を意味する。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、セルラーホン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブル装置、モノのインターネット(IoT)装置、あらゆるモノのインターネット(IoE)装置、マシンタイプ通信(MTC)装置、V2X通信のための車載装置などを含むが、これらに限定されず、V2Xの「X」は歩行者、車両又はインフラストラクチャ/ネットワーク、あるいはデジタルカメラなどの画像取得装置、ゲーム装置、音楽保存及び再生装置、あるいは無線又は有線のインターネットアクセス及び閲覧を可能とするインターネット家電などを表す。以下、説明のために、端末装置130の例として、UEを参照していくつかの実施形態を説明する。
【0030】
本文で使用される「ネットワーク装置」又は「基地局」(BS:base station)という用語は、端末装置が通信可能なセル又はカバレッジを提供又はホストすることのできる装置を意味する。ネットワーク装置の例としては、ノードB(NodeB又はNB)、進化型ノードB(eNodeB又はeNB)、次世代NodeB(gNB)、リモートラジオユニット(RRU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノードなどを含むが、これらに限定されない。「TRP」という用語は、特定の地理的位置に位置するネットワーク装置により利用可能な(一つ又は複数のアンテナ要素を有する)アンテナアレイを意味する。例えば、ネットワーク装置は、より良いカバレッジを実現するために、異なる地理的位置における複数のTRPに結合されてもよい。
【0031】
一実施形態において、端末装置130は、第1ネットワーク装置及び第2ネットワーク装置(
図1では図示せず)に接続されてもよい。第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置の一方がマスターノード内にあり、他方がセカンダリーノードにあってもよい。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置は、異なる無線アクセス技術(RAT)を使用してもよい。一実施形態において、第1のネットワーク装置は第1のRAT装置であってもよく、第2のネットワーク装置は第2のRAT装置であってもよい。一実施形態において、第1RAT装置はeNBであってもよく、第2RAT装置はgNBである。異なるRATに関する情報は、第1ネットワーク装置と第2ネットワーク装置の少なくとも一方から端末装置130に送信することができる。一実施形態において、第1情報は、第1ネットワーク装置から端末装置130に送信されてもよく、そして第2情報は、第2ネットワーク装置から直接又は第1ネットワーク装置を介して端末装置130に送信されてもよい。一実施形態において、第2ネットワーク装置により設定された端末装置の設定に関する情報は、第2ネットワーク装置から第1ネットワーク装置を介して送信することができる。第2のネットワーク装置により設定された端末装置の再設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信されることができる。情報は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、又はダウンリンク制御情報(DCI)のうちのいずれかを介して送信されてもよい。
【0032】
図1に示すように、ネットワーク装置110は、TRP120-1及び120-2を介して端末装置130と通信してもよい。TRP120の各々は、端末装置130と通信するための複数のビームを提供することができる。例えば、TRP120-1は、四つのビーム121-1と、121-2と、121-3と、121-4と(まとめて「ビーム121」と称されるか、個々で「ビーム121」と称される)を含むことができる一方、TRP120-2も、四つのビーム122-1と、122-2と、122-3と、122-4と(まとめてビーム122と称されるか、個々でビーム122と称される)を含んでもよい。
図1に示すビームの数は、説明の目的でのみ与えられ、いかなる限定も暗示されていないことを理解されたい。TRP120は、本開示の実施形態を実施するのに適した任意の適切な数のビームを提供することができる。
【0033】
ネットワーク100における通信は、New Radioアクセス(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、符号分割多元接続(CDMA)及びモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)などを含むがこれらに限定されない、任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行することができる。通信プロトコルの例は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
【0034】
いくつかの実施形態において、ビームの不正確な調整又は何らかの他の理由により、ネットワーク装置110が少なくとも1つの制御チャネル(例えば、PDCCH)又は少なくとも1つのRSを介して端末装置130に到達できなくなった場合、ビーム障害が発生する可能性がある。例えば、端末装置130は、ネットワーク装置110が端末装置130に到達するために使用するビーム(例えば、TRP120-1又は120-2からのビーム)上で送信される仮定的なPDCCH受信の品質を推定することにより、この状況を検出することができる。BFDを実行するために、端末装置130は、ある参照信号(RS)のレイヤ1参照信号受信電力(L1-RSRP)又はレイヤ1信号対干渉雑音比(L1-SINR)に基づいて、仮定的なPDCCH受信の品質を推定してもよい。以下では、この参照信号は「BFD RS」又は「BFDのRS」と称されてもよい。BFD RSの例は、周期的なチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、同期信号ブロック(SSB)、又はこれらの組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0035】
NRでは、サービングセルの帯域幅部分ごとに、端末装置130は、
【数1】
と称されるBFD RSのセットと、
【数2】
と呼ばれるビーム識別RSのセットとを有するように設定されてもよい。2つのBFD RSのセット内のRSは、異なるビームに対応してもよい。
【数3】
内の全てのRSが障害した場合(すなわち、対応するL1-RSRP測定値が所定の閾値Q
out,LRを下回った場合)、端末装置130は、
【数4】
内のRSを監視して新たな候補ビームを見つける。例えば、
【数5】
内のRSが良好である(すなわち、そのL1-RSRP測定値が所定の閾値Q
in,LR以上である)と識別された場合、端末装置130は、新たに識別されたRSでビーム障害回復要求をネットワーク装置110に送信してもよい。端末装置130は、新たに識別されたRSでPDCCH候補を監視することで、ネットワーク装置110からのビーム障害回復応答を検出することができる。ビーム回復肯定応答を示すビーム障害回復応答をネットワーク装置110から受信することに応じて、ビーム障害が回復したとみなすことができる。
【0036】
上述したように、非SFNスキームでは、PDCCHの信頼性及び頑健性を改善するために、PDCCH反復を有効化することができる。
図2は本開示のいくつかの実施形態にかかる、非SFNスキームの例示的な方法200のフローチャートである。方法200は、
図1に示すような端末装置130において実現できる。
【0037】
図2に示すように、ブロック210において、端末装置130は、ネットワーク装置110から、第1のCORESETと第2のCORESETとに関する少なくとも1つの設定を受信する。
【0038】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、第1のCORESETに関連付けられる探索空間の第1のセットを設定することができる。いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、第2のCORESETに関連付けられる探索空間の第2のセットを設定することができる。いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、前記探索空間の第1のセットの第1の探索空間内のPDCCH候補の第1のセットを設定することができる。いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、前記探索空間の第2のセットの第2の探索空間内のPDCCH候補の第2のセットを設定することができる。いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、第1のCORESETに関連付けられる探索空間の第1のセットの第1の探索空間内の第1のPDCCH候補が、第2のCORESETに関連付けられる探索空間の第2のセットの第2の探索空間内の第2のPDCCH候補とリンクされるか、関連付けられるか、又は関係するように設定してもよい。例えば、端末装置は、第1及び第2のPDCCH候補内のPDCCH又はDCIを復号化する前に、そのリンク又は関連又は関係を知っている。いくつかの実施形態において、第1及び第2のPDCCH候補はPDCCH反復に使用されてもよい。例えば、第1のPDCCH候補及び/又は第2のPDCCH候補内のPDCCH又は前記PDCCH内のDCIの符号化及び/又はレートマッチングは、1回の反復(例えば、第1及び第2のPDCCH候補のうちの1つ内のPDCCH又は前記PDCCH内のDCI)に基づく。例えば、他の反復については、同じ符号化ビットが反復される。別の例について、各反復は、同じ数の制御チャネル要素(CCE)及び符号化ビットを有し、同じDCIペイロードに対応する。いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、第1のCORESETがBFDのRSの第1のセットに関連付けられ、第2のCORESETがBFDのRSの第1のセット又はRSの第2のセットに関連付けられることを示してもよい。いくつかの実施形態において、第1のCORESETは、設定なしでBFDのRSの第1のセットに関連付けられてもよく、第2のCORESETは、設定なしでBFDのRSの第1のセット又はRSの第2のセットに関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して送信/受信されてもよい。いくつかの実施形態において、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つは、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して設定されてもよい。いくつかの実施形態において、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちのいずれも、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して設定されなくてもよい。
【0039】
いくつかの実施形態において、第1のCORESETと第2のCORESETとは、BFDのRSの2つの異なるセットに関連付けられてもよい。例えば、第1のCORESET(「CORESET A」とも称される)は、BFDのRSの第1のセット(「BFD RSセットS1」とも称される)に関連付けられてもよく、第2のCORESET(「CORESET B」とも称される)は、BFDのRSの第2のセット(「BFD RSセットS2」とも称される)に関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、BFD RSセットS1に含まれるRSの数は、{1,2,3,4}のいずれであってもよい。BFD RSセットS2に含まれるRSの数は、{1,2,3,4}のいずれであってもよい。いくつかの実施形態において、CORESET Aはアイデンティティ(ID)の第1の値に関連付けられてもよく、CORESET BはIDの第2の値に関連付けられてもよい。例えば、CORESET AはID=Xを、CORESET BはID=Yを有するように設定されてもよく、ここで、X及びYは値セットWから選択されてもよく、W={N/A,0,1}である。例えば、XはYとは異なってもよい。たとえば、IDはCORESETPoolIndexと同じであってもよい。すなわち、2つの異なるBFS RSセットS1及びS2は、CORESETPoolIndexの異なる値を有するCORESETに関連付けられる。
【0040】
いくつかの実施形態において、第1のCORESET(すなわち、CORESET A)と第2のCORESET(すなわち、CORESET B)は、BFDのRSの1つのセットに関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、IDの同じ値(例えば、ID1)に関連付けられてもよい。この場合、例えば、CORESET AとCORESET Bとは、ID1=X又はYを有するように設定されてもよく、ここで、XとYとは、値セットWから選択されてもよく、W={N/A,0,1}である。例えば、CORESET AとCORESET Bとは、S1又はS2の何れか一方からのBFD RSセットに関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、IDの同じ値(例えば、ID2)に関連付けられてもよい。例えば、ID2は、値セットW内のいずれとも異なる値を有してもよい。例えば、ID2は、2又は3であってもよい。この場合、例えば、CORESET AとCORESET Bとは、S1及びS2のいずれとも異なるS3のような独立したBFD RSセットに関連付けられてもよい。例えば、BFD RSセットS3は、2つまでのRSを含んでもよく、各RSは、CORESET A又はCORESET BのTCI状態にQCLされていてもよく、又は関連付けられてもよい。例えば、リンクされた探索空間セット又はリンクされたPDCCH候補を有するCORESETの各セット/ペアについて、関連付けられる独立したBFD RSセットが存在してもよい。
【0041】
ブロック220において、端末装置130は、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいて少なくとも1つのPDCCH候補を監視する。
【0042】
いくつかの実施形態において、少なくとも1つのBFD RSセット(例えば、S1、S2又はS3)内の全ての対応するリソース設定の無線リンク品質、又は、無線リンク品質を評価するために端末装置130に使用されるBFD RSセット(例えば、S3)内の少なくとも1つの対応するリソース設定の無線リンク品質が閾値Qout,LRよりも悪い場合、BFD RSセットが障害している又は一つのTRP/リンクが障害であることを意味する。
【0043】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、それぞれ、2つの異なるBFD RSセットS1及びS2に関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、S1とS2との何れについてもビーム障害が検出されない場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの少なくとも1つを監視してもよい。いくつかの実施形態において、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補又は第2のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しなくてもよい。例えば、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視せずに、第1のPDCCH候補を監視してもよい。別の例では、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。代替として、又は追加として、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視せずに、第2のPDCCH候補を監視してもよい。代替として、又は追加として、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。代替として、又は追加として、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しなくてもよい。代替として、又は追加として、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0044】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RSセット(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第2のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視せずに、第1のPDCCH候補を監視してもよい。代替として、又は追加として、第2のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視せずに、第2のPDCCHを監視してもよい。代替として、又は追加として、第1のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。代替として、又は追加として、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しなくてもよい。代替として、又は追加として、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0045】
いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。
【0046】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、それぞれ、2つの異なるBFD RSセットS1及びS2に関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、S1とS2との何れについてもビーム障害が検出されない場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。いくつかの実施形態において、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの1つに関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。例えば、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。別の例について、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。いくつかの実施形態において、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。例えば、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。いくつかの実施形態において、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しなくてもよい。例えば、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。代替として、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出しなくてもよい。例えば、S1とS2とのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0047】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RS(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとの何れについてもビーム障害が検出されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの1つに関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化/検出してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第2のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第2のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第2のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。例えば、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。例えば、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0048】
いくつかの実施形態において、端末装置130は、無線リソース制御(RRC)シグナリングと、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)と、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第1のセット(すなわち、S1)とRSの第2のセット(すなわち、S2)との両方を受信してもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの何れも受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第1のセットのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介してRSの第1のセットを受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第2のセットのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介してRSの第2のセットを受信しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、第1のRSと第2のRSとの両方を受信してもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、第1のRSと第2のRSとのうちの何れも受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して第1のRSのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して第1のRSを受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、第2のRSのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して第2のRSを受信しなくてもよい。
【0049】
いくつかの実施形態において、RSの第1のセットが端末装置130により受信されなかった場合、端末装置130は、第1のCORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセットと、第1のCORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセット及び第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットとのうちの何れか1つに基づいて、RSの第1のセットを決定してもよい。いくつかの実施形態において、RSの第2のセットが端末装置130により受信されなかった場合、端末装置130は、第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、RSの第2のセットを決定してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSが端末装置130により受信されなかった場合、端末装置130は、第1のCORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセットと、第1のCORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセット及び第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットとのうちの何れか1つに基づいて、第1のRSを決定してもよい。いくつかの実施形態において、第2のRSが端末装置130により受信されなかった場合、端末装置130は、第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、第2のRSを決定してもよい。
【0050】
いくつかの実施形態において、PDCCH反復スキームについて、ビーム障害が発生した場合、端末装置130は、2つの新しいビーム又は2つのRSを識別してもよい。例えば、2つのCSI-RS設定インデックス、又は2つのSS/PBCHブロックインデックス、又は1つのCSI-RS設定インデックスと1つのSS/PBCHブロックインデックスである。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとが同じBFD RSセットに関連付けられる場合、端末装置130は、上位層に、新しいビーム候補セットq1からの少なくとも2つの周期的CSI-RS設定インデックス又は2つのSS/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックインデックス又は少なくとも1つの周期的CSI-RS設定インデックス及び1つのSS/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックインデックス並びにQin,LR閾値以上である対応するL1-RSRP測定値が存在するか否かを示し、もしあれば、セットq1からの2つの周期的CSI-RS設定インデックス及び/又は2つのSS/PBCHブロックインデックス及び/又は1つの周期的CSI-RS設定インデックス及び1つのSS/PBCHブロックインデックス並びにQin,LR閾値以上である対応するL1-RSRP測定値を提供してもよい。候補RS IDに関しては、第1及び第2のフィールドの両方が、候補ビームリスト内のSSBのうちSS-RSRPがrsrp-ThresholdBFRよりも高いSSBのインデックスにセットされるか、候補ビームリスト内のCSI-RSのうちCSI-RSRPがrsrp-ThresholdBFRよりも高いCSI-RSのインデックスにセットされる。SSB又はCSI-RSのインデックスは、当該SSB又はCSI-RSの候補ビームリストに対応するエントリのインデックスである。インデックス0は候補ビームリスト内の第1のエントリに対応し、インデックス1はリスト内の第2のエントリに対応し、以下同様である。このフィールドの長さは12ビットである。
【0051】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、それぞれ2つの異なるBFD RSセット、例えば、RSの第1のセット(すなわちS1)とRSの第2のセット(すなわちS2)に関連付けられてもよい。この場合、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第5のセットから第3のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RS(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。この場合、第1のRSについて第1のビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第5のセットから第3のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第2のCORESETのための第2のTCI状態を利用して第2のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1及び第2のPDCCH候補のうちのいずれも監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0052】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、それぞれ2つの異なるBFD RSセット、例えば、RSの第1のセット(すなわちS1)とRSの第2のセット(すなわちS2)に関連付けられてもよい。この場合、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから第4のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RS(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。この場合、第2のRSについて第1のビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから第4のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第4のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のCORESETのための第1のTCI状態を利用して第1のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1及び第2のPDCCH候補のうちのいずれも監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0053】
いくつかの実施形態において、第3のRSが識別され、第4のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別され、第4のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別され、第4のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されず、第4のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第4のRSに関連付けられるものとして使用して第2のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されず、第4のRSが識別された場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第4のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されず、第4のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSと第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSと第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0054】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RS(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて又はBFD RSセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第7のセットから第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つを識別してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第6のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第4のセットを第6のRSに関連付けられるものとして使用して第2のPDCCH候補を監視してもよい。あるいは、いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて又はBFD RSセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて又はBFD RSセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0055】
いくつかの実施形態において、第5のRSが識別され、第6のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別され、第6のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別され、第6のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されず、第6のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを第6のRSに関連付けられるものとして使用して第2のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されず、第6のRSが識別された場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを第6のRSに関連するものとして使用して、第2のPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されず、第6のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちのいずれも監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0056】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、それぞれ2つの異なるBFD RSセット、例えば、RSの第1のセット(すなわちS1)とRSの第2のセット(すなわちS2)に関連付けられてもよい。この場合、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第5のセットから第3のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RS(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。この場合、第1のRSについて第1のビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第5のセットから第3のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第2のCORESETのための第2のTCI状態を利用して第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか一つに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0057】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、それぞれ2つの異なるBFD RSセット、例えば、RSの第1のセット(すなわちS1)とRSの第2のセット(すなわちS2)に関連付けられてもよい。この場合、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから第4のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RS(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。この場合、第2のRSについて第1のビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから第4のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第4のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のCORESETのための第1のTCI状態を利用して第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか一つに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0058】
いくつかの実施形態において、第3のRSが識別され、第4のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、且つ、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別され、第4のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別され、第4のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されず、第4のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、且つ、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されず、第4のRSが識別された場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されず、第4のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つとに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つとに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSと第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSと第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0059】
いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとは、一つのBFD RS(例えば、S1又はS2又はS3)に関連付けられてもよい。BFD RSセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて又はBFD RSセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第7のセットから第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つを識別してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第6のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを第6のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補とのうちの何れか一つに関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0060】
いくつかの実施形態において、第5のRSが識別され、第6のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別され、第6のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別され、第6のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されず、第6のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを第6のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されず、第6のRSが識別された場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを第6のRSに関連付けられるものとして使用して、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されず、第6のRSが識別された場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つとに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つとに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを復号化/検出しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第2のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの何れか1つに関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0061】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つのPDCCH候補は、ある時点から又は前記時点の後に監視されてもよい。例えば、前記時点は、スロット又はシンボルであってもよい。端末装置130は、前記時点から又は前記時点の後に、第1のPDCCH候補に関連付けられたDCIを復号化してもよい。代替として、又は追加として、端末装置130は、前記時点から又は前記時点の後に、第2のPDCCH候補に関連付けられたDCIを復号化してもよい。代替として、又は追加として、端末装置130は、前記時点から又は前記時点の後に、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、前記時点は、端末装置によりセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)又は変調及び符号化スキームセル無線ネットワーク一時識別子(MCS-C-RNTI)によりスクランブルされた巡回冗長検査(CRC)を有するDCIが検出される、recoverySeaerchSpaceIdにより提供される探索セット内の最初のPDCCH受信の最後のシンボルから始まる28個のシンボルであってもよい。いくつかの実施形態において、前記時点は、第1のPUSCHの送信と同じハイブリッド自動反復要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)プロセス番号を有するPUSCH送信をスケジュールし、トグルされる新しいデータインジケータ(NDI:New Data Indicator)フィールド値を有するDCIを持つPDCCH受信の最後のシンボルから始まる28個のシンボルであってもよい。
【0062】
いくつかの実施形態において、PDCCH反復について、第1及び第2のPDCCH候補の組み合わせの検出/復号化は、第1又は第2のPDCCH候補に対応するスロット/スパンにカウントされてもよい。例えば、端末装置130は、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせのみを復号化し、個別の第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補を復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、PDCCH反復について、各個別のPDCCH候補のブラインド検出は、各個別のPDCCH候補に対応する各スロット/スパンにそれぞれカウントされてもよい。例えば、端末装置130は、個別のPDCCH候補のみを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、PDCCH反復について、第1のPDCCH候補のブラインド検出は、第1のPDCCH候補に対応するスロット/スパンにカウントされてもよく、第1及び第2のPDCCH候補の組み合わせのブラインド検出は、第1又は第2のPDCCH候補に対応するスロット/スパンにカウントされてもよい。例えば、端末装置130は、第1のPDCCH候補と、第1のPDCCH候補と第2のPDCCH候補との組み合わせとを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、PDCCH反復について、各個別のPDCCH候補のブラインド検出は、各個別のPDCCH候補に対応する各スロット/スパンにそれぞれカウントされてもよく、第1及び第2のPDCCH候補の組み合わせのブラインド検出は、第1又は第2のPDCCH候補に対応するスロット/スパンにカウントされてもよい。例えば、端末装置130は、各PDCCH候補を個別に復号化するとともに、第1及び第2のPDCCH候補の組み合わせを復号化してもよい。
【0063】
上述したように、SFNスキームでは、1つのCORESET又は1つのCORESET内の1つ又は複数のSSセットは、PDCCHの信頼性及び頑健性を改善するために、(異なるビームに対応する)2つのTCI状態を有するように設定されてもよい。
図3は本開示のいくつかの実施形態にかかる、SFNスキームの例示的な方法300のフローチャートである。方法300は、
図1に示すような端末装置130において実現できる。
【0064】
図3に示すように、ブロック310において、端末装置130は、ネットワーク装置110から、CORESET(「CORESET C」とも称される)に関する少なくとも1つの設定を受信する。該少なくとも1つの設定は、該CORESETがBFDのRSの複数のセットに関連付けられることと、該CORESETが第1のTCI状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、該CORESETに関連付けられる探索空間内のPDCCH候補が第1のTCI状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、のうちの少なくとも1つを示してもよい。
【0065】
いくつかの実施形態において、該少なくとも1つの設定は、CORESET CがBFDのRSの2つの異なるセットに関連付けられることを示してもよい。例えば、CORESET Cは、BFDのRSの第1のセット(「BFD RSセットS1」とも称される)と、BFDのRSの第2のセット(「BFD RSセットS2」とも称される)とに関連付けられてもよい。いくつかの実施形態において、BFD RSセットS1に含まれるRSの数は、{1,2,3,4}のいずれであってもよい。BFD RSセットS2に含まれるRSの数は、{1,2,3,4}のいずれであってもよい。いくつかの実施形態において、CORESET CはID(例えばID1)を有するように設定されてもよく、ここで、ID1は値セットWから選択されてもよく、W={N/A,0,1}である。いくつかの実施形態において、CORESET CはID(例えばID3)を有するように設定されてもよく、ここで、ID3は値セットW内のいずれとも異なる値であってもよい。例えば、ID3は、2又は3であってもよい。
【0066】
いくつかの実施形態において、CORESET Cが2つのアクティブなTCI状態を有するように設定されている場合、CORESET Cは、両方の又は全ての設定されたBFD RSセット(例えば、S1及びS2)に関連付けられてもよい。
【0067】
いくつかの実施形態において、該少なくとも1つの設定は、CORESET CがBFDのRSの1つのセットに関連付けられることを示してもよい。いくつかの実施形態において、CORESET CはS1又はS2に関連付けられてもよい。例えば、この場合、CORESET Cは、IDの値(例えばID1)を有するように設定されてもよく、ここで、ID1は値セットWから選択されてもよく、W={N/A,0,1}である。いくつかの実施形態において、CORESET Cは、S1、S2、及びS3のいずれとも異なる、S4のような独立したBFD RSセットに関連付けられてもよい。例えば、BFD RSセットS1に含まれるRSの数は、{1,2,3,4}のいずれであってもよい。例えば、BFD RSセットS3は、2つまでのRSを含んでもよく、各RSは、CORESET CのTCI状態にQCLedされてもよく、又は関連付けられてもよい。例えば、リンクされた探索空間セットを有するCORESETの各セット/ペアについて、関連付けられる独立したBFD RSセットが存在してもよい。例えば、この場合、CORESET Cは、IDの値(例えばID1)を有するように設定されてもよく、ここで、ID1は値セットWから選択されてもよく、W={N/A,0,1}である。別の例について、この場合、CORESET CはIDの値(例えばID3)を有するように設定されてもよく、ID3は値セットW内のいずれとも異なる値であってもよい。例えば、ID3は、2又は3であってもよい。
【0068】
ブロック320において、端末装置130は、RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいてPDCCH候補を監視する。
【0069】
いくつかの実施形態において、1つのBFD RSセット(例えば、S1、S2又はS4)内の全ての対応するリソース設定の無線リンク品質、又は、無線リンク品質を評価するために端末装置130に使用されるBFD RSセット(例えば、S4)内の少なくとも1つの対応するリソース設定の無線リンク品質が閾値Qout,LRよりも悪い場合、BFD RSセットが障害している又は一つのTRP/リンクが障害していることを意味する。
【0070】
いくつかの実施形態において、RSの複数のセットのうちの何れ上でもビーム障害が検出されなかった場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とを有するPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130はPDCCH候補を監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とのうちの1つのみを有するPDCCH候補を監視してもよい。
【0071】
いくつかの実施形態において、該RSの複数のセットは、RSの第1のセット(すなわち、S1)とRSの第2のセット(すなわち、S2)とを含む。いくつかの実施形態において、RSの第2のセット上でビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視してもよい。代替として、又は追加として、RSの第1のセット上でビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視してもよい。代替として、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130はPDCCH候補を監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0072】
いくつかの実施形態において、RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセット(すなわち、S1又はS2又はS4)を含んでもよい。いくつかの実施形態において、第2のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130はPDCCH候補を監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0073】
いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0074】
いくつかの実施形態において、該RSの複数のセットは、RSの第1のセット(すなわち、S1)とRSの第2のセット(すなわち、S2)とを含む。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの何れについてもビーム障害が検出されなかった場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とのうちの1つを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とのうちの何れか1つを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0075】
いくつかの実施形態において、RSの第2のセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とのうちの何れか1つを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とのうちの何れか1つを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。
【0076】
いくつかの実施形態において、RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセット(すなわち、S1又はS2又はS4)を含む。いくつかの実施形態において、第2のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第2のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、第1のTCI状態と第2のTCI状態とのうちの何れか1つを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0077】
いくつかの実施形態において、端末装置130は、無線リソース制御(RRC)シグナリングと、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)と、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第1のセット(すなわち、S1)とRSの第2のセット(すなわち、S2)との両方を受信してもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの何れも受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第1のセットのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介してRSの第1のセットを受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、RSの第2のセットのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介してRSの第2のセットを受信しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、第1のRSと第2のRSとの両方を受信してもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、第1のRSと第2のRSとのうちの何れも受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して第1のRSのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して第1のRSを受信しなくてもよい。代替として、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、第2のRSのみを受信してもよく、あるいは、端末装置130は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して第2のRSを受信しなくてもよい。
【0078】
いくつかの実施形態において、RSの第1のセット又は第1のRSが端末装置130により受信されなかった場合、端末装置130は、CORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、RSの第1のセット又は第1のRSを決定してもよい。いくつかの実施形態において、RSの第2のセット又は第2のRSが端末装置130により受信されなかった場合、端末装置130は、CORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第5のセットに基づいて、RSの第2のセット又は第2のRSを決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、CORESET Cのための第1のTCI状態内で示されるRSの第4のセットと、CORESET Cの第2のTCI状態内で示されるRSの第5のセットとの組み合わせに基づいて、RSの第3のセットを決定してもよい。
【0079】
いくつかの実施形態において、例えば、SFNスキームについて、ビーム障害が発生した場合、端末装置130は、2つの新しいビームを識別してもよい。いくつかの実施形態において、CORESET AとCORESET Bとが同じBFD RSセットに関連付けられる場合、端末装置130は、上位層に、新しいビーム候補セットq1からの少なくとも2つの周期的CSI-RS設定インデックス及び/又は少なくとも2つのSS/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックインデックス又は少なくとも1つの周期的CSI-RS設定インデックス及び1つのSS/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロックインデックス並びにQin,LR閾値以上である対応するL1-RSRP測定値が存在するか否かを示し、もしあれば、セットq1からの2つの周期的CSI-RS設定インデックス及び/又は2つのSS/PBCHブロックインデックス及び/又は1つの周期的CSI-RS設定インデックス及び1つのSS/PBCHブロックインデックス並びにQin,LR閾値以上である対応するL1-RSRP測定値を提供してもよい。候補RS IDに関しては、第1及び第2のフィールドの両方が、候補ビームリスト内のSSBのうちSS-RSRPがrsrp-ThresholdBFRよりも高いSSBのインデックスにセットされるか、候補ビームリスト内のCSI-RSのうちCSI-RSRPがrsrp-ThresholdBFRよりも高いCSI-RSのインデックスにセットされる。SSB又はCSI-RSのインデックスは、当該SSB又はCSI-RSの候補ビームリストに対応するエントリのインデックスである。インデックス0は候補ビームリスト内の第1のエントリに対応し、インデックス1はリスト内の第2のエントリに対応し、以下同様である。このフィールドの長さは12ビットである。
【0080】
いくつかの実施形態において、該RSの複数のセットは、RSの第1のセット(すなわち、S1)とRSの第2のセット(すなわち、S2)とを含む。この場合、S1についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから第3のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、RSの複数のセットは、RSの第3のセット(すなわち、S1又はS2又はS4)を含む。RSの第3のセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。この場合、第1のRSについて第1のビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから第3のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、CORESET Cの第2のTCI状態を利用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第1のセットを第3のRS及びCORESET Cの第2のTCI状態に関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補を監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0081】
いくつかの実施形態において、該RSの複数のセットは、RSの第1のセット(すなわち、S1)とRSの第2のセット(すなわち、S2)とを含む。この場合、S2についてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから、又はRSの第7のセットから第4のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、RSの複数のセットは、RSの第3のセット(すなわち、S1又はS2又はS4)を含む。RSの第3のセットは、第1のRSと第2のRSとを含んでもよい。この場合、第2のRSについて第1のビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第6のセットから、又はRSの第7のセットから第4のRSを識別してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、CORESETのための第1のTCI状態を利用して、PDCCH候補を監視し、又はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第4のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを第4のRS及びCORESET Cのための第1のTCI状態に関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補を監視しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0082】
いくつかの実施形態において、第3のRSが識別され、第4のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第1のセットを第3のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSが識別されず、第4のRSが識別された場合、端末装置130は、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第2のセットを第4のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSと第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しなくてもよく、又はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSと第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第3のRSと第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0083】
いくつかの実施形態において、RSの複数のセットは、RSの第3のセット(すなわち、S1又はS2又はS4)を含む。RSの第3のセットは、第1のRSと第2のRSとを含む。この場合、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて、又はRSの第3のセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、RSの第8のセットから第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つを識別してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第6のRSが識別されたことに応じて、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを第6のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。代替として、いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて、又はRSの第3のセットについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しなくてもよく、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて、又は第3のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第1のRSと第2のRSとのうちの少なくとも1つについて、又は第3のRSについてビーム障害が検出された場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0084】
いくつかの実施形態において、第5のRSが識別され、第6のRSが識別されなかった場合、端末装置130は、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第3のセットを第5のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSが識別されず、第6のRSが識別された場合、端末装置130は、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを第6のRSに関連付けられるものとして使用して、PDCCH候補を監視し、又は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しなくてもよく、又はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しなくてもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、PDCCH候補を監視しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補を廃棄又は破棄又は無視してもよい。いくつかの実施形態において、第5のRSと第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかった場合、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化しないと決定又は決断してもよく、又は、端末装置130は、PDCCH候補に関連付けられるDCIを廃棄又は破棄又は無視してもよい。
【0085】
いくつかの実施形態において、前記PDCCH候補は、ある時点から又は前記時点の後に監視されてもよい。例えば、前記時点は、スロット又はシンボルであってもよい。端末装置130は、前記時点から又は前記時点の後に、PDCCH候補に関連付けられたDCIを復号化してもよい。いくつかの実施形態において、前記時点は、端末装置によりセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)又は変調及び符号化スキームセル無線ネットワーク一時識別子(MCS-C-RNTI)によりスクランブルされた巡回冗長検査(CRC)を有するDCIが検出される、recoverySeaerchSpaceIdにより提供される探索セット内の最初のPDCCH受信の最後のシンボルから始まる28個のシンボルであってもよい。いくつかの実施形態において、前記時点は、第1のPUSCHの送信と同じハイブリッド自動反復要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)プロセス番号を有するPUSCH送信をスケジュールし、トグルされる新しいデータインジケータ(NDI:New Data Indicator)フィールド値を有するDCIを持つPDCCH受信の最後のシンボルから始まる28個のシンボルであってもよい。
【0086】
いくつかの実施形態において、1つのCORESETが2つのアクティブなTCI状態を有するように設定される場合、端末装置130からのPUCCH送信についての空間設定は、最も低いIDを有するCORESET内の、端末装置130によるPDCCH受信のための第1のTCI状態/QCLパラメータに対応する空間設定と同じであってもよい。いくつかの実施形態において、もし適用可能であれば、端末装置130は、空間的関係に基づいて、最も低いIDを有するCORESETのための第1のTCI状態/QCL想定に対応する「QCL-TypeD」を有するRSを参照して、PUSCHを送信してもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、サービングセルのアクティブBWP内の1つ又は複数のCORESETが端末装置130により監視される最後のスロット内の最も低いcontrolResourceSetIdを有する監視された探索空間に関連付けられたCORESETのPDCCH疑似コロケーション指示のために使用される第1のTCI状態/QCLパラメータに関して、サービングセルのPDSCHのDM-RSポートがRSと疑似コロケーションであると仮定してもよい。あるいは、端末装置130は、サービングセルのアクティブBWP内の1つ又は複数のCORESETが端末装置130により監視される最後のスロット内の最も低いcontrolResourceSetIdを有する監視された探索空間に関連付けられたCORESETのPDCCH疑似コロケーション指示のために使用される2つのTCI状態/QCLパラメータに関して、サービングセルのPDSCHのDM-RSポートがRSと疑似コロケーションであると仮定してもよい。
【0087】
図4は本開示のいくつかの実施形態にかかる、SFNスキームと非SFNスキーム両方の例示的な方法400のフローチャートである。方法400は、
図1に示すような端末装置130において実現できる。
【0088】
図4に示すように、ブロック410で、端末装置130は、少なくとも1つの制御リソースセット(CORESET)に関する少なくとも1つの設定を受信し、ここで、該少なくとも1つの設定は、該少なくとも1つのCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の少なくとも1つのセットに関連付けられていることを示す。ブロック420で、前記RSの少なくとも1つのセットに含まれる少なくとも1つのRS上の無線リンク品質を評価することによりビーム障害が検出されたことに応じて、端末装置130は、前記少なくとも1つのCORESET内のどのPDCCH候補も監視しない。
【0089】
いくつかの実施形態において、端末装置は、allContiguousRBsに等しい上位層パラメータprecoderGranularityを有するように設定されてもよく、端末装置は、2つのTCI状態を有するように設定又はアクティブ化されたCORESETを有するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、PDCCHのための復調参照信号(DMRS)は、CORESET内の連続リソースブロックのセット内のリソース要素グループ(REG:resource element group)のセットであって、PDCCH(又はPDCCHが監視されるPDCCH候補)と同じTCI状態に関連付けられるREGのセット内にある。いくつかの実施形態において、端末装置は、連続リソースブロックのセット内のREGのセットにわたって同じプリコーディングが使用されると仮定してもよく、ここで、REGのセットは、PDCCH(又は、PDCCHが監視されるPDCCH候補)の同じTCI状態に関連付けられる。
【0090】
いくつかの実施形態において、REGのセットは、連続リソースブロックのセット内で連続する。例えば、連続RBのセット内で、1つのPDCCH(又はPDCCH候補)がREGの第1のセット内で監視/検出される場合、DMRSはREGのサブセットの第2のセット内で仮定され、ここで、REGの第1のセットとREGの第2のセットのTCI状態が同じであり、第2のセット内のREGの各サブセットはREGの第1のセットのセット/サブセットを含む。
【0091】
いくつかの実施形態において、端末装置は、下式に従って、シーケンス
【数6】
がリソース要素
【数7】
にマッピングされると仮定すべきである。
【数8】
ここで、以下の条件が満たされる。
- これらは、上位層パラメータprecoderGranularityがsameAsREG-bundleに等しい場合、端末装置が復号化することを試みるPDCCHを構成するリソース要素グループ内にある。
- CORESET内の連続リソースブロックのセット内のPDCCHであって、上位層パラメータprecoderGranularityがallContiguousRBsに等しい場合、端末装置がPDCCHの復号化を試みるPDCCHと同じTCI状態に関連付けられる連続リソース要素のグループ。
【0092】
いくつかの実施形態において、インターリーブマッピング及び非インターリーブマッピングの両方について、端末装置は、以下のように仮定してもよい。
- 上位層パラメータprecoderGranularityがsameAsREG-bundleに等しい場合、REG bundle内では同じプリコーディングが使用される。
- 上位層パラメータprecoderGranularityがallContiguousRBsに等しい場合、CORESET内の連続リソースブロックのセット内のPDCCHと同じTCI状態に関連付けられた連続リソース要素グループにわたって同じプリコーディングが使用され、CORESET内に、上位層パラメータlte-CRS-ToMatchAround又はadditionalLTE-CRS-ToMatchAroundListにより示されるSSB又はLTEセル固有参照信号と重複するリソース要素はない。
【0093】
いくつかの実施形態において、REGのセットは、連続リソースブロックのセット内の同じTCI状態に関連付けられる全てのREGである。例えば、連続RBのセット内で、1つのPDCCH(候補)がREGの第1のセット内で監視/検出された場合、DMRSは、REGの第2のセット内の連続リソースブロックのセット内のPDCCHの同じTCI状態に関連付けられる全てのREG内で仮定される。
【0094】
いくつかの実施形態において、端末装置は、下式に従って、シーケンス
【数9】
がリソース要素
【数10】
にマッピングされると仮定すべきである。
【数11】
ここで、以下の条件が満たされる。
- これらは、上位層パラメータprecoderGranularityがsameAsREG-bundleに等しい場合、端末装置が復号化することを試みるPDCCHを構成するリソース要素グループ内にある。
- CORESET内の連続リソースブロックのセット内のPDCCHであって、上位層パラメータprecoderGranularityがallContiguousRBsに等しい場合、端末装置がPDCCHの復号化を試みるPDCCHと同じTCI状態に関連付けられる全てのリソース要素のグループ。
【0095】
いくつかの実施形態において、インターリーブマッピング及び非インターリーブマッピングの両方について、端末装置は、以下のように仮定してもよい。
- 上位層パラメータprecoderGranularityがsameAsREG-bundleに等しい場合、REG bundle内では同じプリコーディングが使用される。
- 上位層パラメータprecoderGranularityがallContiguousRBsに等しい場合、CORESET内の連続リソースブロックのセット内のPDCCHと同じTCI状態に関連付けられた全てのリソース要素グループにわたって同じプリコーディングが使用され、CORESET内に、上位層パラメータlte-CRS-ToMatchAround又はadditionalLTE-CRS-ToMatchAroundListにより示されるSSB又はLTEセル固有参照信号と重複するリソース要素はない。
【0096】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとに関する少なくとも1つの設定を受信し、ここで、前記少なくとも1つの設定は、前記第1のCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の第1のセットに関連付けられ、前記第2のCORESETが前記RSの第1のセット又はBFDのRSの第2のセットに関連付けられていることを示し、RSの第1のセットとRSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいて少なくとも1つのPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0097】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つのPDCCH候補は、前記第1のCORESETに関連付けられる第1の探索空間内の第1のPDCCH候補と、前記第2のCORESETに関連付けられる第2の探索空間内の第2のPDCCH候補とのうちの少なくとも1つを含む。
【0098】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のPDCCH候補と、前記第2のPDCCH候補と、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるダウンリンク制御情報(DCI)を復号化するように設定されている。
【0099】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補と、前記第2のPDCCH候補と、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIの復号化を無効化するように設定されている。
【0100】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETはRSの第2のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補とのうちの少なくとも1つを監視し、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補又は前記第2のPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0101】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETはRSの第2のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、前記第1のPDCCH候補を監視し、前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、前記第2のPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0102】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETは第1のRSと第2のRSとを含むRSの第1のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、前記第1のPDCCH候補を監視し、前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、前記第2のPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0103】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETはRSの第2のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と、前記第2のPDCCH候補と、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化し、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補とのうちの1つに関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0104】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETはRSの第2のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化し、前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0105】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETは第1のRSと第2のRSとを含むRSの第1のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化せずに、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化し、前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられる重みを0にセットすることにより、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0106】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、前記第1のCORESETに関連付けられる前記第1の探索空間内の前記第1のPDCCH候補が、前記第2のCORESETに関連付けられる前記第2の探索空間内の前記第2のPDCCH候補にリンクされていることをさらに示してもよい。
【0107】
いくつかの実施形態において、前記第2のCORESETは前記RSの第2のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、無線リソース制御(RRC)シグナリングと、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)と、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つを受信するように設定されている。
【0108】
いくつかの実施形態において、前記第2のCORESETは前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して前記RSの第1のセットに含まれる少なくとも1つのRSを受信するように設定されている。
【0109】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETはRSの第2のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のCORESETのための第1の送信設定インジケータ(TCI)状態内で示されるRSの第3のセット、又は前記第1のCORESETのための前記第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセット及び前記第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、前記RSの第1のセットを決定し、前記第2のCORESETのための前記第2のTCI状態内で示される前記RSの第4のセットに基づいて、前記RSの第2のセットを決定するように設定されている。
【0110】
いくつかの実施形態において、前記2のCORESETは第1のRS及び/又は第2のRSを含む前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のCORESETのための第1の送信設定インジケータ(TCI)状態内で示されるRSの第3のセット、又は前記第1のCORESETのための前記第1のTCI状態内で示されるRSの第3のセット及び前記第2のCORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、前記第1のRSを決定し、前記第2のCORESETのための前記第2のTCI状態内で示される前記RSの第4のセットに基づいて、前記第2のRSを決定するように設定されている。
【0111】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、前記第1のCORESETがアイデンティティ(ID)の第1の値に関連付けられることと、前記第2のCORESETが前記IDの第1の値又は前記IDの第2の値に関連付けられることとのうちの少なくとも1つをさらに示してもよい。
【0112】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETはRSの第2のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第1のセットについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第5のセットから第3のRSを識別し、前記RSの第2のセットについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第4のRSを識別するように設定されている。
【0113】
いくつかの実施形態において、第2のCORESETは第1のRSと第2のRSとを含むRSの第1のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のRSについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第5のセットから第3のRSを識別し、前記第2のRSについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第4のRSを識別するように設定されている。
【0114】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第3のRSが識別され、且つ、前記第2のビーム障害が検出されなかったことに応じて、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視し、前記第2のCORESETのための第2のTCI状態を利用して前記第2のPDCCH候補を監視し、前記第4のRSが識別され、且つ、前記第1のビーム障害が検出されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視し、前記第1のCORESETのための第1のTCI状態を利用して前記第1のPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0115】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害が検出されたことに応じて、前記第3のRSが識別され、且つ、前記第4のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視し、前記第4のRSが識別され、且つ、前記第3のRSが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0116】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害のうちの少なくとも1つが検出され、前記第3のRSと前記第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との監視を無効化するように設定されている。
【0117】
いくつかの実施形態において、前記第2のCORESETは前記RSの第1のセットに関連付けられ、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第1のセットのうちの少なくとも1つのRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第7のセットから第5のRS及び/又は第6のRSを識別し、前記第5のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視し、前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0118】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第5のRSが識別され、且つ、前記第6のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補を監視し、前記第5のRSが識別されず、且つ、前記第6のRSが識別されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補を監視せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補を監視し、前記第5のRSと前記第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との監視を無効化するように設定されている。
【0119】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第3のRSが識別され、前記第2のビーム障害が検出されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、前記第2のCORESETのための第2のTCI状態を利用して前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、のうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0120】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第4のRSが識別され、前記第1のビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のCORESETのための第1のTCI状態を利用して前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、アンテナポートQCLパラメータの前記第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化することと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIを復号化することと、のうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0121】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害が検出されたことに応じて、前記第3のRSが識別され、前記第4のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第3のRSが識別されず、前記第4のRSが識別されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第2のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0122】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害のうちの少なくとも1つが検出され、前記第3のRSと前記第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIのうちの少なくとも1つの復号化を無効化するように設定されている。
【0123】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第5のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0124】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第5のRSが識別され、前記第6のRSが識別されなかったことに応じて、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第5のRSが識別されず、前記第6のRSが識別されたことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つを復号化せずに、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第5のRSと前記第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第1のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第2のPDCCH候補に関連付けられるDCIと、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせに関連付けられるDCIとのうちの少なくとも1つの復号化を無効化するように設定されている。
【0125】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つのPDCCH候補は、ある時点から又は前記時点の後に監視され、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記時点から又は前記時点の後に、前記第1のPDCCH候補と、前記第2のPDCCH候補と、前記第1のPDCCH候補と前記第2のPDCCH候補との組み合わせとのうちの少なくとも1つに関連付けられるDCIを復号化するように設定されており、ここで、前記時点はスロット又はシンボルにより示される。
【0126】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、CORESETに関する少なくとも1つの設定を受信し、前記少なくとも1つの設定は、前記CORESETがビーム障害検出(BFD)の参照信号(RS)の複数のセットに関連付けられることと、前記CORESETが第1の送信設定インジケータ(TCI)状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、前記CORESETに関連付けられる探索空間内のPDCCH候補が第1のTCI状態と第2のTCI状態とに関連付けられることと、を示し、前記RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについて無線リンク品質を評価することによるビーム障害の検出に基づいてPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0127】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0128】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIの復号化を無効化するように設定されている。
【0129】
いくつかの実施形態において、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態は2つのアクティブな状態である。例えば、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とはMAC CEとDCIとのうちの少なくとも1つを介してCORESETのためにアクティブ化されてもよい。
【0130】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの複数のセットのうちの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とを有するPDCCH候補を監視し、前記RSの複数のセットのうちの少なくとも1つについて前記ビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とのうちの1つを有するPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0131】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットはRSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視し、前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0132】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視し、前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補を監視するように設定されている。
【0133】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットはRSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの何れについてもビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態と前記第2のTCI状態とのうちの1つを有するPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0134】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットはRSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第2のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記RSの第1のセットについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0135】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第2のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第1のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第1のRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、前記第2のTCI状態を利用してPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0136】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットはRSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、RRCシグナリングと、MAC CEと、DCIとのうちの少なくとも1つを介して、前記RSの第1のセットと前記RSの第2のセットとのうちの少なくとも1つを受信するように設定されている。
【0137】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットはRSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記CORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、前記RSの第1のセットを決定し、前記CORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第5のセットに基づいて、前記RSの第2のセットを決定するように設定されている。
【0138】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記CORESETのための第1のTCI状態内で示されるRSの第4のセットに基づいて、前記第1のRSを決定し、前記CORESETのための第2のTCI状態内で示されるRSの第5のセットに基づいて、前記第2のRSを決定し、前記RSの第4のセットと前記RSの第5のセットとの組み合わせに基づいて、前記RSの第3のセットを決定するように設定されている。
【0139】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つの設定は、前記CORESETがアイデンティティ(ID)の値に関連付けられることをさらに示してもよい。
【0140】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットはRSの第1のセットとRSの第2のセットとを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第1のセットについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第3のRSを識別し、前記RSの第2のセットについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、前記RSの第6のセット又はRSの第7のセットから第4のRSを識別するように設定されている。
【0141】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットは、第1のRSと第2のRSとを含むRSの第3のセットを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のRSについて第1のビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第6のセットから第3のRSを識別し、前記第2のRSについて第2のビーム障害が検出されたことに応じて、前記RSの第6のセット又はRSの第7のセットから第4のRSを識別するように設定されている。
【0142】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第3のRSが認識され、前記第2のビーム障害が検出されなかったことに応じて、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメータの第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、且つ/又は、前記CORESETのための前記第2のTCI状態を利用して、前記PDCCH候補を監視し、又はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第4のRSが識別され、前記第1のビーム障害が検出されなかったことに応じて、前記CORESETのための前記第1のTCI状態を利用して前記PDCCH候補を監視し、又はPDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、且つ/又は、アンテナポートQCLパラメータの第2のセットを前記第4のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0143】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害が検出されたことに応じて、前記第3のRSが識別され、前記第4のRSが識別されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第1のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第4のRSが識別され、前記第3のRSが識別されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第2のセットを前記第3のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0144】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第1のビーム障害及び前記第2のビーム障害のうちの少なくとも1つが検出され、前記第3のRSと前記第4のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記第PDCCH候補の監視を無効化し、且つ/又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIの復号化を無効化するように設定されている。
【0145】
いくつかの実施形態において、前記RSの複数のセットはRSの第3のセットを含み、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記RSの第3のセットのうちの少なくとも1つのRSについてビーム障害が検出されたことに応じて、RSの第8のセットから第5のRS及び/又は第6のRSを識別し、前記第5のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されている。
【0146】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、前記第5のRSが識別され、前記第6のRSが識別されなかったことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第3のセットを前記第5のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第5のRSが識別されず、前記第6のRSが識別されたことに応じて、アンテナポートQCLパラメータの前記第4のセットを前記第6のRSに関連付けることにより、前記PDCCH候補を監視し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化し、前記第5のRSと前記第6のRSとのうちの少なくとも1つが識別されなかったことに応じて、前記PDCCH候補の監視を無効化し、又は前記PDCCH候補に関連付けられるDCIの復号化を無効化するように設定されている。
【0147】
いくつかの実施形態において、前記少なくとも1つのPDCCH候補は、ある時点から又は前記時点の後に監視され、前記端末装置は回路を備え、前記回路は、前記時点から又は前記時点の後に、前記PDCCH候補に関連付けられるDCIを復号化するように設定されており、ここで、前記時点はスロット又はシンボルにより示される。
【0148】
いくつかの実施形態において、端末装置は回路を備え、前記回路は、少なくとも1つの制御リソースセット(CORESET)に関する少なくとも1つの設定を受信し、ここで、前記少なくとも1つの設定は、前記少なくとも1つのCORESETがビーム障害検出(BFD)のための参照信号(RS)の少なくとも1つのセットに関連付けられていることを示し、前記RSの少なくとも1つのセットに含まれる少なくとも1つのRS上の無線リンク品質を評価することによりビーム障害が検出されたことに応じて、前記少なくとも1つのCORESET内のどのPDCCH候補も監視しないように設定されている。
【0149】
図5は本開示の実施形態を実現するのに適した装置500の概略ブロック図である。装置500は、
図1に示すネットワーク装置110、端末装置130、及び/又はTRP120の別の例示的な実施態様として考えられる。したがって、装置500は、
図1に示すように、ネットワーク装置110、端末装置130、及び/又はTRP130において、又はそれらの少なくとも一部として実現することができる。
【0150】
図示されるように、装置500は、プロセッサ510と、プロセッサ510に結合されたメモリ520と、プロセッサ510に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)540と、TX/RX 540に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ510は、プログラム530の少なくとも一部を記憶する。TX/RX540は双方向通信に用いられる。TX/RX540は、通信を容易にするために少なくとも一つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができる。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信のためのX2インターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信のためのS1インターフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。
【0151】
プログラム530は、
図1から
図4を参照して本明細書で説明したように、関連付けられるプロセッサ510によって実行された場合、装置500が本開示の実施形態に従って動作することを可能にするプログラム命令を含むと仮定する。本文の実施形態は、装置500のプロセッサ510により実行可能なコンピュータソフトウェアにより、又はハードウェアにより、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現できる。プロセッサ510は、本開示の様々な実施形態を実施するように設定することができる。さらに、プロセッサ510とメモリ520との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実現するのに適したプロセッシング手段550を形成することができる。
【0152】
メモリ520は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体に基づくメモリ装置、磁気メモリ装置及びシステム、光学メモリ装置及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現することができる。装置500内には1つのメモリ520のみが示されているが、装置500内にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ510は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの一つ又は複数を含んでもよい。装置500は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサを同期化するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有することができる。
【0153】
全体として、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理、又はそれらの任意の組み合わせで実現することができる。いくつかの態様は、ハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティング装置により実行できるファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート又は他の何らかの絵画的表現を用いて図示及び説明されているが、本明細書に記載されたブロック、機器、システム、技術、又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用ハードウェア又はコントローラ又は他のコンピューティング装置、又はそれらの何らかの組み合わせで実装できることを理解されたい。
【0154】
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上に有形的に記憶された少なくとも一つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、
図2、3及び/又は
図4を参照して上述したプロセス又は方法を実行するために、対象の実プロセッサ又は仮想プロセッサ上の装置内で実行される、プログラムモジュールに含まれる命令などのコンピュータ実行可能な命令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じて、プログラムモジュール間で結合又は分割することができる。プログラムモジュールのマシンが実行可能な命令は、ローカル又は分散型装置内で実行することができる。分散型装置において、プログラムモジュールは、ローカル記憶媒体及びリモート記憶媒体内の両方に配置されていてもよい。
【0155】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、一つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータプロセッシング機器のプロセッサ又はコントローラに提供され、プロセッサ又はコントローラにより実行された場合、プログラムコードで、フローチャート及び/又はブロック図に指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシン上で、部分的にマシン上で、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上でかつ部分的にリモートマシン上で、又は完全にリモートマシン又はサーバ上で実行してもよい。
【0156】
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で実装することができ、マシン可読媒体は、命令実行システム、機器、又は装置により使用されるか、又はそれらに関連するプログラムを含むか又は記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体とすることができる。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、機器若しくは装置、又は前述の媒体の任意の適切な組み合せを含むことができるが、これらに限定されない。マシンが読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、一つ又は複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は上述の任意の適切な組み合わせを含んでもよい。
【0157】
なお、動作について特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした動作を、示された特定の順序で実行するか若しくは連続した順序で実行し、又は、説明された全ての動作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。場合によっては、マルチタスクや並列処理が有利になることもある。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有となり得る特徴の説明として解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わされて実現されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブ組み合わせで実装されてもよい。
【0158】
本開示は、構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された本開示は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されないことを理解すべきである。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとを含む設定を受信する手段と、
ビーム障害を検出するために、参照信号(RS)の第1のセットとRSの第2のセットとに基づいて、ダウンリンク無線リンク品質を評価する手段と、を備える端末装置であって、
前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットが提供されていない場合、前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットはそれぞれ、前記第1のCORESETと前記第2のCORESETとのための送信設定インジケータ(TCI)状態により示されるRSセットに基づいて決定され、前記TCI状態は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するために、前記端末装置が利用するものである
端末装置。
【請求項2】
前記第1のCORESET及び前記第2のCORESETはそれぞれ、CORESETプールインデックスの第1の値及び前記CORESETプールインデックスの第2の値に関連付けられている
請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記RSの第1のセットについてビーム故障が検出された場合、前記第1のCORESETについて、RSの第3のセットからの第3のRSに対応するアンテナポート疑似コロケーションパラメータの第1のセットを決定する手段をさらに備える
請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記RSの第2のセットについてビーム故障が検出された場合、前記第2のCORESETについて、RSの第4のセットからの第4のRSに対応するアンテナポート疑似コロケーションパラメータの第2のセットを決定する手段をさらに備える
請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
制御リソースセット(CORESET)のための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)受信のための2つの送信設定インジケータ(TCI)状態を含む設定を受信する手段と、
ビーム障害を検出するために、参照信号(RS)のセットに基づいて、ダウンリンク無線リンク品質を評価する手段と、を備える端末装置であって、
前記RSのセットは、前記2つのTCI状態に関連付けられているRSセットに基づいて決定される
端末装置。
【請求項6】
前記端末装置には、PDCCHのための単一周波数ネットワーク(SFN)スキームが設定されている
請求項5に記載の端末装置。
【請求項7】
第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとを含む第1の設定を送信する手段と、
ビーム障害を検出するためにダウンリンク無線品質を評価するための参照信号(RS)の第1のセットとRSの第2のセットとを決定する手段と、を備えるネットワーク装置であって、
前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットが端末装置に提供されていない場合、前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットはそれぞれ、前記第1のCORESETと前記第2のCORESETとのための送信設定インジケータ(TCI)状態により示されるRSセットに基づいて決定され、前記TCI状態は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するために、前記端末装置が利用するものである
ネットワーク装置。
【請求項8】
前記第1のCORESET及び前記第2のCORESETはそれぞれ、CORESETプールインデックスの第1の値及び前記CORESETプールインデックスの第2の値に関連付けられている
請求項7に記載のネットワーク装置。
【請求項9】
前記RSの第1のセットについてビーム故障が検出された場合、前記第1のCORESETについて、RSの第3のセットからの第3のRSに対応するアンテナポート疑似コロケーションパラメータの第1のセットを決定する手段をさらに備える
請求項7に記載のネットワーク装置。
【請求項10】
前記RSの第2のセットについてビーム故障が検出された場合、前記第2のCORESETについて、RSの第4のセットからの第4のRSに対応するアンテナポート疑似コロケーションパラメータの第2のセットを決定する手段をさらに備える
請求項7に記載のネットワーク装置。
【請求項11】
制御リソースセット(CORESET)のための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)受信のための2つの送信設定インジケータ(TCI)状態を含む設定を送信する手段と、
ビーム障害を検出するためにダウンリンク無線リンク品質を評価するための参照信号(RS)のセットを決定する手段と、を備えるネットワーク装置であって、
前記RSのセットは、前記2つのTCI状態に関連付けられているRSセットに基づいて決定される
ネットワーク装置。
【請求項12】
PDCCHのための単一周波数ネットワーク(SFN)スキームが設定されている
請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項13】
端末装置により実行される方法であって、
第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとを含む設定を受信することと、
ビーム障害を検出するために、参照信号(RS)の第1のセットとRSの第2のセットとに基づいて、ダウンリンク無線リンク品質を評価することと、を含み、
前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットが提供されていない場合、前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットはそれぞれ、前記第1のCORESETと前記第2のCORESETとのための送信設定インジケータ(TCI)状態により示されるRSセットに基づいて決定され、前記TCI状態は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するために、前記端末装置が利用するものである
方法。
【請求項14】
ネットワーク装置により実行される方法であって、
第1の制御リソースセット(CORESET)と第2のCORESETとを含む第1の設定を送信することと、
ビーム障害を検出するためにダウンリンク無線品質を評価するための参照信号(RS)の第1のセットとRSの第2のセットとを決定することと、を含み、
前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットが端末装置に提供されていない場合、前記RSの第1のセット及び前記RSの第2のセットはそれぞれ、前記第1のCORESETと前記第2のCORESETとのための送信設定インジケータ(TCI)状態により示されるRSセットに基づいて決定され、前記TCI状態は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視するために、前記端末装置が利用するものである
方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
ネットワーク100における通信は、New Radioアクセス(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)及びモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)などを含むがこれらに限定されない、任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行することができる。通信プロトコルの例は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0150】
図示されるように、装置500は、プロセッサ510と、プロセッサ510に結合されたメモリ520と、プロセッサ510に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)540と、TX/RX 540に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ520は、プログラム530の少なくとも一部を記憶する。TX/RX540は双方向通信に用いられる。TX/RX540は、通信を容易にするために少なくとも一つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができる。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信のためのX2インターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信のためのS1インターフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。
【国際調査報告】