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特表2023-552537眼内インプラントの送出のためのハプティック管理
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-18
(54)【発明の名称】眼内インプラントの送出のためのハプティック管理
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/16 20060101AFI20231211BHJP
【FI】
A61F2/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023533350
(86)(22)【出願日】2021-12-02
(85)【翻訳文提出日】2023-05-31
(86)【国際出願番号】 IB2021061246
(87)【国際公開番号】W WO2022118249
(87)【国際公開日】2022-06-09
(31)【優先権主張番号】63/120,955
(32)【優先日】2020-12-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】319008904
【氏名又は名称】アルコン インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100227835
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 剛孝
(72)【発明者】
【氏名】ジェストウィン エドウィン リー ザ フォース
(72)【発明者】
【氏名】キャスリン ジェンセン
(72)【発明者】
【氏名】トッド テイバー
(72)【発明者】
【氏名】インホイ ウー
(72)【発明者】
【氏名】サウミャ ディリップ ヤダブ
(72)【発明者】
【氏名】アヌブハブ チャウハン
【テーマコード(参考)】
4C097
【Fターム(参考)】
4C097AA25
4C097BB01
4C097BB04
4C097MM09
4C097SA06
(57)【要約】
眼科手術用の装置は、送出ルーメンを有するノズルと、ノズルに結合されるインプラント区画と、インプラント区画内に配設されるインプラント(210)とを備え得る。インプラントは、光学部品本体(1420)、先導ハプティック(1425)、及び後方ハプティック(1430)を備え得る。幾つかの実施例では、インプラントは眼内レンズであり得る。装置は、更に、ハウジング及びそのハウジング内に配設されるプランジャを備えるアクチュエータと、インプラント区画内で先導ハプティックを展開するよう動作可能な先導展開アームとを備え得る。プランジャは、先導展開アームが先導ハプティックを直線状にした後に、光学部品本体をインプラント区画から送出ルーメンに前進させるよう動作可能であることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼科手術用の装置であって、
送出ルーメンを有するノズルと、
前記ノズルに結合されるインプラント区画と、
前記インプラント区画内に配設されるインプラントであって、光学部品本体、先導ハプティック、及び後方ハプティックを備えるインプラントと、
ハウジングと、前記ハウジング内に配設されるプランジャとを備えるアクチュエータと、
前記インプラント区画内で前記先導ハプティックを展開するよう動作可能な先導展開アームと、を備え、
前記プランジャは、前記先導展開アームが前記先導ハプティックを直線状にした後に、前記光学部品本体を前記インプラント区画から前記送出ルーメンに前進させるよう動作可能である、装置。
【請求項2】
前記インプラント区画は、前記プランジャが前記インプラントを前進させるにつれて、前記インプラントの前記後方ハプティックを受動的に展開するよう動作可能な後方展開アームを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記先導展開アームは、前記先導ハプティックを展開した後、前記インプラント区画内に前記光学部品本体に隣接する壁を形成する、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記インプラント区画は、更に、後方展開アームを備え、
前記後方展開アームは、前記インプラントの後方ハプティックを展開するよう動作可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記先導展開アーム及び前記後方展開アームは、反対方向に移動するよう動作可能である、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記先導展開アームは、前記先導ハプティックの自由端を前記送出ルーメンに向かって移動させるよう動作可能であり、
前記後方展開アームは、前記後方ハプティックの自由端を前記送出ルーメンから離間するように移動させるよう動作可能である、請求項4に記載の装置。
【請求項7】
前記アクチュエータは、更に、流体チャンバと、バイパスチャネルと、前記プランジャ及び前記インプラント区画を通して前記送出ルーメンに流体的に結合されるボアとを備え、
前記ボアは、第1の位置において前記流体チャンバから流体的に隔離され、且つ第2の位置において前記バイパスチャネルを通して前記流体チャンバに流体的に結合される、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記アクチュエータは、前記第2の位置において、前記流体チャンバから前記バイパスチャネル及び前記ボアを通して前記送出ルーメンに流体を移動させるよう構成される、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記アクチュエータは、更に、前記第2の位置において、前記流体チャンバから前記バイパスチャネル及び前記ボアを通して流体を移動させるよう構成される駆動シールを備える、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記アクチュエータは、更に、前記第1の位置と前記第2の位置との間で前記ボアを前記流体チャンバに流体的に結合するよう構成されるプライミングチャネルを備える、請求項7~9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記バイパスチャネルは、第1の流量を有し、
前記プライミングチャネルは、第2の流量を有し、
前記第2の流量は、前記第1の流量未満である、
請求項10に記載の装置。
【請求項12】
眼科手術用の装置であって、
インプラントチャンバと、
前記インプラントチャンバ内に配設されるインプラントであって、光学部品本体と、先導ハプティックと、後方ハプティックとを備えるインプラントと、
前記先導ハプティックを展開するよう動作可能な先導展開アームと、
前記後方ハプティックを展開するよう動作可能な後方展開アームと、を備える、装置。
【請求項13】
前記先導展開アームは、前記先導ハプティックを展開した後、前記光学部品本体に隣接する壁を形成する、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記後方展開アームは、前記後方ハプティックを展開した後、前記光学部品本体に隣接する第2の壁を形成する、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記先導展開アームは、先導切欠き端部を備え、
前記後方展開アームは、後方切欠き端部を備える、
請求項12~14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
前記先導展開アームは、切欠き端部を備え、
前記後方展開アームは、湾曲端部を備える、
請求項12~14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
前記先導展開アーム及び前記後方展開アームは、反対方向に移動するよう動作可能である、請求項12~16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
更に、前記先導展開アーム及び前記後方展開アームを並進させるよう構成されるカムを備える、請求項12~17のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2020年12月3日出願の米国仮特許出願第63/120,955号明細書、発明の名称「HAPTIC MANAGEMENT FOR DELIVERY OF INTRAOCULAR IMPLANTS」、発明者Jestwin Edwin Lee,IV、Kate Jensen、Anubhav Chauhan、Todd Taber、Yinghui Wu、及びSaumya Dilip Yadavの優先権の利益を主張し、その内容全体を、本明細書中に十分に且つ完全に説明されているかのように、引用して本明細書中に組み込む。
【0002】
添付の特許請求の範囲に記載する本発明は、概して、眼科手術に関する。特に、限定はしないが、特許請求する主題は、眼にインプラントを挿入するためのシステム、装置、及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
人間の眼は、軽度の劣化から視力の完全な喪失までを引き起こす多くの疾患に罹患する可能性がある。コンタクトレンズ及び眼鏡は一部の疾患を補うことができるが、他の場合には眼科手術が必要になることがある。場合によっては、インプラントが有益である又は望ましい場合がある。例えば、眼内レンズは、視力を改善するために、眼内の濁った天然水晶体に取って代わることができる。
【0004】
眼内レンズ及び他のインプラントの利点は既知であるが、送出システム、構成要素及びプロセスの改善は、結果を改善し、患者に利益をもたらすために継続されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
眼科手術のための新規且つ有用なシステム、装置、及び方法を添付の特許請求の範囲に記載する。特許請求する主題を当業者が作製及び使用することを可能にするよう、例示的な実施形態も提供される。
【0006】
例えば、幾つかの実施形態は、送出前にレンズと関連付けられる少なくとも1つのハプティックを能動的に操作するよう構成される少なくとも1つの固定具を備える、眼内レンズを送出するための装置を備えるか、又は本質的にそれからなっていてもよい。より詳細な実施形態では、1つ以上の固定具は、先導ハプティック、後方ハプティック、又は両方を能動的に直線状にするよう構成することができる。
【0007】
幾つかの実施形態では、固定具は、先導ハプティックを能動的に直線状にするよう構成される先導展開(splay)アームを備えてもよい。例えば、先導展開アームを前方に前進させて、先導ハプティックと係合し、前方に押して、それを直線状の向きに配置することができる。幾つかの実施形態では、先導展開アームは、送出チャネルの下壁を形成してもよい。次いで、プランジャを用いて、レンズの光学部分に係合し、レンズを前方に前進させることができる。プランジャがレンズを前進させると、第2の固定具が後方ハプティックと相互作用して、後方ハプティックを受動的に直線状にすることができる。例えば、第2の固定具は、後方ハプティックに係合するよう構成される実質的に剛性のアームとして形成されてもよい側壁の一部を備えてもよい。幾つかの実施形態では、先導展開アーム及びプランジャは、単一のアクチュエータによって共に前方に前進させてもよい。他の実施形態では、先導展開アーム及びプランジャは、独立して作動させてもよい。
【0008】
幾つかの実施形態は、2つの可動展開アームを備えてもよく、そのそれぞれは、ハプティックのうちの1つと係合することができる。2つのアームは、反対方向に延在又は移動して、ハプティックを正しい方向に置くか、直線状にするか、又はそうでなければ操作してもよい。例えば、一方のアームは、先導ハプティックを前方に直線状にするよう前方に移動してもよく、他方のアームは、後方ハプティックを後方に直線状にするよう反対方向に移動してもよく、結果として、送出に適した直線-直線ハプティック構成が得られる。幾つかの実施例では、アームは、加えて、側壁を形成してもよく、これにより、ハプティック構成を保持すること、光学部品本体回転を防止すること、又は両方に役立つことができる。側壁はまた、レンズが前進する場合にその整列を維持するためのより小さいルーメンを画成してもよい。
【0009】
幾つかの実施例では、アームは、独立したレバー、ダイヤル、又は同様の特徴によって作動させてもよい。幾つかの実施形態は、加えて又は代替的に、アーム同士の作動を協調させるよう構成されるカムシステムを備えてもよい。
【0010】
幾つかの実施例では、2つの固定具が、前進前にハプティックを正しい方向に置くための送出デバイスの内壁の一部として形成されてもよい。第1の固定具は、先導ハプティックを押すか又は直線状にするためのY字形端部を有するアームの形態であってもよい。第2の固定具は、フック形状端部を有するカムを備えてもよく、これにより、第1の固定具と反対方向に摺動して、後方ハプティックを直線状にすることができる。
【0011】
より一般に、眼科手術用装置の幾つかの実施形態は、送出ルーメンを有するノズルと、ノズルに結合されるインプラント区画と、インプラント区画内に配設されるインプラントとを備えてもよい。インプラントは、光学部品本体、先導ハプティック、及び後方ハプティックを備えてもよい。幾つかの実施例では、インプラントは、眼内レンズであってもよい。装置は、更に、ハウジングと、ハウジング内に配設されるプランジャとを備えるアクチュエータと、インプラント区画内で先導ハプティックを展開するよう動作可能な先導展開アームとを備えてもよい。プランジャは、先導展開アームが先導ハプティックを直線状にした後に、光学部品本体をインプラント区画から送出ルーメンに前進させるよう動作可能であることができる。
【0012】
より詳細な実施形態では、インプラント区画は、レンズの後方ハプティックを展開するよう動作可能な後方展開アームを備えてもよい。幾つかの実施形態では、後方展開アームは、プランジャがレンズを前進させるにつれて、後方ハプティックを受動的に展開してもよい。他の実施形態では、後方展開アームは、後方ハプティックを能動的に展開するよう作動させてもよい。例えば、幾つかの実施形態では、後方展開アームは、プランジャがレンズを前進させる前に後方ハプティックを能動的に展開してもよい。幾つかの実施形態では、先導展開アーム及び後方展開アームは、反対方向に移動するよう動作可能であってもよい。
【0013】
加えて又は代替的に、幾つかの実施形態では、先導展開アーム、後方展開アーム、又は両方は、先導ハプティックを展開した後、インプラント区画内の光学部品本体に隣接する壁を形成してもよい。幾つかの実施形態では、先導展開アーム、後方展開アーム、又はその両方は、ハプティックとの係合を容易にするよう構成される端部を備えてもよい。例えば、先端展開アーム及び後端展開アームの様々な実施形態は、切欠き端部、テーパ状端部、丸みを帯びた端部、湾曲端部、又はそれらの幾つかの組み合わせを備えてもよい。
【0014】
幾つかの例示的な実施形態では、眼科手術用の装置は、インプラントチャンバと、インプラントチャンバ内に配設されるインプラントとを備えてもよい。インプラントは、光学部品本体、先導ハプティック、及び後方ハプティックを備えてもよい。先導展開アームは、先導ハプティックを展開するよう動作可能であってもよく、後方展開アームは、後方ハプティックを展開するよう動作可能であってもよい。
【0015】
より詳細な実施例では、インプラントチャンバは、送出ポートを備えてもよく、先導展開アームは、先導ハプティックの自由端を送出ポートに向かって移動させるよう動作可能であってもよく、後方展開アームは、後方ハプティックの自由端を送出ポートから離間するように移動させるよう動作可能であってもよい。幾つかの実施形態は、加えて、先導展開アーム及び後方展開アームを並進させるよう構成されるカムを備えてもよい。
【0016】
外科用送出システムからレンズを排出する方法は、インプラント区画内にレンズを提供することと、先導展開アームによりレンズの先導ハプティックを直線状にすることと、剛性プランジャによりインプラント区画から送出ルーメンにレンズを前進させることと、バイパスチャネルを通して剛性プランジャ内のボアに流体チャンバを流体的に結合することと、流体チャンバ内の流体を押圧して、バイパスチャネル及びボアを通して送出ルーメンに流体を移動させることと、流体により送出ルーメンを通してレンズを前進させることとを含んでもよい。
【0017】
幾つかの実施形態に関連して記載される特徴、要素及び態様はまた、省略すること、組み合わせること、又は代替的な特徴に置換することができる。他の特徴、目的、利点、並びに特許請求の対象を作製及び使用する好ましい態様は、例示的な実施形態の添付図面を参照して以下により詳細に説明する。
【0018】
添付図面は、幾つかの目的、利点並びに特許請求の対象の幾つかの実施形態を作製及び使用する好ましい態様を示す。例において、同様の参照番号は同様の部品を表す。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、インプラントを眼に挿入するための例示的なシステムの略図である。
図2図2は、図1のシステムの一実施例の略図である。
図3図3は、図2のシステムに関連し得るアクチュエータの詳細図である。
図4図4は、図1のシステムの別の実施例の組立図である。
図5図5は、図4に示すアクチュエータの等角図である。
図6図6は、組み立てられた状態の図4のシステムの等角図である。
図7図7は、図6のシステムの側面図である。
図8図8は、図6のシステムの正面図である。
図9図9は、図8のシステムの断面図である。
図10図10は、図1のシステムに関連し得るアクチュエータの別の実施例の等角図である。
図11図11は、図10のアクチュエータの背面図である。
図12図12は、図11のアクチュエータの断面図である。
図13図13は、図4に示すインプラント管理システムの組立図である。
図14図14は、図13のインプラント管理システムの平面図である。
図15図15は、インプラント管理システムの別の実施例の等角図である。
図16図16は、図15のインプラント管理システムの組立図である。
図17図17は、図16のインプラント管理システムの幾つかの実施形態に関連し得る基部の底面図である。
図18図18は、図15のインプラント管理システムの平面図である。
図19図19は、インプラント管理システムの別の実施例の等角図である。
図20図20は、インプラント管理システムの別の実施例の等角図である。
図21図21は、図20のインプラント管理システムの組立図である。
図22図22は、図21のインプラント管理システムの平面図である。
図23図23は、インプラント管理システムの別の実施例の等角図である。
図24図24は、図23のインプラント管理システムの組立図である。
図25図25は、図23のインプラント管理システムの平面図である。
図26A-26D】図26A図26Dは、図1のシステムからインプラントを排出する例示的な方法を示す略図である。
図27A-27B】図27A図27Bは、眼にインプラントを挿入する図1のシステムの例示的な適用を示す略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下の例示的な実施形態の記載は、添付の特許請求の範囲に記載される対象を当業者が作製及び使用することを可能にする情報を提供するが、当技術分野で既に公知の特定の詳細は省略する場合がある。従って、以下の詳細な説明は、例示的なものであり、限定的なものではないものと解釈される。
【0021】
例示的な実施形態は、添付図面に描かれた様々な要素間の空間的関係又は様々な要素の空間的方向を参照して本明細書に記載されることもある。一般に、かかる関係又は方向は、インプラントを受け入れる姿勢にある患者に一致する又はこれに対する座標系を想定する。しかしながら、当業者には理解されるように、この座標系は、厳密な規定ではなく、単に記述的な便宜上のものである。
【0022】
図1は、眼にインプラントを挿入することができるシステム100の略図である。幾つかの実施形態において、システム100は、2つ以上のモジュールを備えてもよく、これらのモジュールは、保管、組み立て、使用及び廃棄のために適切に結合及び切り離されるよう構成することができる。例えば、図1に示すように、システム100の幾つかの実施形態は、ノズル105と、ノズル105に結合されたインプラント区画110と、インプラント区画110に結合されたアクチュエータ115とを含み得る。幾つかの実施形態では、システム100は、アクチュエータ115に係合するよう構成される駆動モジュール120を更に備えてもよい。
【0023】
ノズル105は、一般に、切開を通した眼への挿入に適合された先端を備える。先端の大きさは、必要に応じて、外科的要件及び技術に適合させることができる。例えば、治癒時間を短縮又は最小化するために、小さい切開が一般に好ましい。幾つかの例においては3ミリメートル未満の切開が好ましいことがあり、幾つかの実施形態においてはノズル105の先端は3ミリメートル未満の幅を有することがある。
【0024】
インプラント区画110は、一般に、眼内への送出前にインプラントを格納するのに適した多様な装置を表す。幾つかの実施形態において、インプラント区画110は、追加的に又は代替的に、送出のためにインプラントを準備するよう構成されてもよい。例えば、インプラント区画110の幾つかの実施形態は、アクチュエータ115のその後の動作による送出のためにインプラントを準備するように、外科医又は他のオペレータによって作動されるよう構成されてもよい。幾つかの例では、インプラント区画110は、インプラントがノズル105内に前進される前に、インプラントの特徴を積極的に変形、伸長、拡張又は他の方法で操作するよう構成されてもよい。例えば、インプラント区画110は、眼内レンズの突起などの1つ又は複数の特徴を拡張又は展開するよう構成されてもよい。
【0025】
アクチュエータ115は、一般に、インプラントをインプラント区画110からノズル105に、その後、ノズル105から切開を通して眼内に前進させるように構成される。
【0026】
駆動モジュール120は、一般に、アクチュエータ115を作動させるように動作可能である。幾つかの例では、駆動モジュール120は、電気的、機械的、油圧的若しくは空気圧的な動力又はそれらの組み合わせにより、或いは他の何らかの方法で動作されてもよい。幾つかの例では、駆動モジュール120は、手動で動作されてもよい。他の実装形態によれば、駆動モジュール120は、自動化システムであり得る。
【0027】
一般に、システム100の構成要素は、直接的又は間接的に結合されてもよい。例えば、ノズル105は、インプラント区画110に直接結合されてもよく、インプラント区画110を通してアクチュエータ115に間接的に結合されてもよい。結合は、流体的、機械的、熱的、電気的若しくは化学的結合(化学的付着など)、又は幾つかの状況においては結合の幾つかの組み合わせを含み得る。例えば、アクチュエータ115は、駆動モジュール120に機械的に結合され得、インプラント区画110に機械的及び流体的に結合されてもよい。幾つかの実施形態において、構成要素は、物理的に近接していること、単一の構造体に一体化されていること又は同じ材料片から形成されていることによっても結合されてもよい。
【0028】
図2は、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す、システム100の一例の略図である。図2の例では、ノズル105は、送出ルーメン205を有し、インプラント210は、インプラント区画110内に配設される。
【0029】
図2のアクチュエータ115は、一般に、ハウジング215と、ハウジング215内に配設されたプランジャ220と、プランジャ220を通るボア225と、駆動モジュール120に結合するように構成された駆動インターフェース230とを備える。プランジャ220は、一般に、医療グレードのポリマー材料などの実質的に剛性の材料から構成される。プランジャシール235は、ハウジング215内に配設され、プランジャ220に結合されてもよい。駆動シール240もハウジング215内に配設されてもよい。幾つかの実施形態では、駆動モジュール120は、駆動インターフェース230を通して駆動シール240に係合するように構成されたプッシュロッド245を備えてもよい。例えば、駆動インターフェース230は、プッシュロッド245を受け入れるように構成されたアパーチャを備えてもよい。
【0030】
図2の例に示すように、駆動シール240は、プランジャシール235と駆動インターフェース230との間に配設され得、流体チャンバ250は、プランジャシール235と駆動シール240との間でハウジング215内に画成されてもよい。図2の例示的な構成では、プランジャシール235は、ハウジング215を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ250からボア225への流体の移動を実質的に防止するように構成される。駆動シール240は、ハウジング215を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ250から駆動インターフェース230への流体の移動を実質的に防止するようにも構成されてもよい。
【0031】
図3は、図2のアクチュエータ115の詳細図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を図示する。例えば、図3のハウジング215は、プランジャインターフェース305と、プランジャインターフェース305及び駆動インターフェース230間に配設されたバイパスチャネル310とを更に備える。バイパスチャネル310は、様々な形態を取り得る。例えば、バイパスチャネル310は、図3に示されるように、ハウジング215の突出部を備えてもよい。他の例では、バイパスチャネル310は、ハウジング215の内面における溝又は凹部を備えてもよい。幾つかの実施形態において、バイパスチャネル310は、複数のチャネルを備えてもよい。例えば、複数のチャネルは、幾つかの実施形態において、ハウジング215の周りに円周方向に配設されてもよい。
【0032】
プランジャ220は、一般に、第1の端部315及び第2の端部320を有し、第1の端部315は、一般に、プランジャインターフェース305に隣接して配設される。ボア225は、一般に、第1の端部315から第2の端部320までプランジャ220を長手方向に貫通する。
【0033】
幾つかの実施形態において、アクチュエータ115は、ノズルシール325及びバイパスシール330を更に備えてもよい。ノズルシール325及びバイパスシール330のそれぞれは、一般に、プランジャ220の一部とハウジング215との間にシールを形成して、シールを越える流体の移動を実質的に防止するように構成される。図3の例に示すように、ノズルシール325及びバイパスシール330の一方又は両方は、プランジャ220の一部の周りに円周方向に配設された、Oリングなどのリングシールであってもよい。他の例では、傘形シールが好適である場合がある。より特定の実施形態では、ノズルシール325は、プランジャ220の第1の端部315に近接して配設され得、バイパスシール330は、プランジャ220の第2の端部320に近接して配設されてもよい。
【0034】
図3の駆動インターフェース230は、キャップ335とアパーチャ340とを備える。キャップ335は、駆動シール240及び他の構成要素をハウジング215内に保持するために、ハウジング215の端部に結合されてもよい。
【0035】
図4は、システム100の別の例の組立図である。図4の例に示すように、インプラント区画110は、インプラント管理システム405、キャリア410及びカバー415を備えてもよい。様々な実施形態において、インプラント管理システム405は、送出のためにインプラントを準備するように構成された多様なシステム、デバイス、構成要素又はカートリッジのいずれかであってもよい。キャリア410及びカバー415は、インプラント管理システム405を実質的に囲むよう構成されてもよい。キャリア410及びカバー415は、ノズル105及びアクチュエータ115に機械的に結合されるようにも構成されてもよい。
【0036】
図4のハウジング215は、プランジャ220、プランジャシール235及び駆動シール240を受け入れることができる中空のシリンダを備える。図4は、幾つかの実施形態においてプランジャ220の第1の端部315に結合されてもよいインプラントインターフェース420の一例も示す。図4の例では、プランジャ220及びプランジャシール235は、ハウジング215に挿入され、その後、駆動シール240を挿入し、キャップ335をハウジング215に取り付ける前に適切な作動流体が追加されてもよい。
【0037】
幾つかの例では、インプラント(図示せず)は、インプラント管理システム405に予め装填されてもよい。インプラント管理システム405は、一般に、インプラントを格納し、操作するように構成される。例えば、インプラント管理システム405の幾つかの実施形態は、インプラントを方向付け又は折り畳むよう構成されてもよい。幾つかの例において、インプラント管理システム405は、眼内レンズの突起を折り畳むか、展開するか又は直線化するよう構成されてもよい。図4の実施例において、インプラント管理システム405は、先導展開アーム425を備え、このアームは、インプラント管理システム405のインプラントチャンバ430内でインプラントを操作するよう動作可能であってもよい。他の実施例は、追加的又は代替的に、回転ダイヤル、キャップ、又はホイール等、先導展開アーム425を操作するための他の適切な機構を備えてもよい。図4の実施例において、先導展開アーム425は、インプラント管理システム405の手動作動を受けるよう構成される。
【0038】
図5は、組み立てられた状態の図4のアクチュエータ115の等角図である。図5の実施例に示すように、プランジャインターフェース305の幾つかの実施形態は、ハウジング215の開口部及び1つ又は複数のロックタブ505を備えてもよい。インプラントインターフェース420及びプランジャ220の少なくとも一部は、プランジャインターフェース305を通して延在し得る。図5のノズルシール325は、第1の端部315に隣接してプランジャ220の周囲に配設されたOリングを備える。図5の例に見られるように、ボア225は、第1の端部315に開口部を画成してもよい。幾つかの実施形態では、開口部は、第1の端部315を通して中央に配設され得、インプラントインターフェース420は、第1の端部315の開口部に隣接してプランジャ220に結合されてもよい。インプラントインターフェース420は、インプラントに係合するよう構成されてもよいノッチ510を備えてもよい。
【0039】
図6は、組み立てられた状態の図4のシステム100の等角図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示している。図6の例で示されているように、システム100は、細長い長尺状の形状を有し得る。幾つかの例では、アクチュエータ115は、インプラント区画110に少なくとも部分的に挿入され、ロックタブ505などのアクチュエータ115のインターロック特徴部に係合するように適合されたロック機構605によって所定の位置に固定されてもよい。他の例では、アクチュエータ115は、他の適切な留め具、締まり嵌め又は熱的若しくは化学的付着によって固定されてもよい。
【0040】
図6の実施例に示すように、ノズル105の幾つかの実施形態は、挿入先端610及び深さガード615を備えてもよい。挿入先端610は、切開に対する剪断力を最小化するように適合されてもよい。幾つかの例では、挿入先端610は、面取りされるか又は角度を付けられてもよい。深さガード615は、挿入先端610の侵入深さを制限するために、切開の周りの眼に接触するように適合されたフレア部分を備えてもよい。
【0041】
システム100の幾つかの実施形態は、様々な人間工学的特徴を追加的に含み得る。図6において、例えば、インプラント区画110のカバー415は、レリーフ620を含む。図6のレリーフ620は、例えば、オペレータの1つ又は複数の指に適応するようにカバー415に形成される浅い凹部を備える。レリーフ620は、システム100の握り及び制御を向上し得る模様付きの表面を更に含んでもよい。
【0042】
図7は、図6のシステム100の側面図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。図7の例に示すように、キャリア410は、レリーフ620と同様又は類似したレリーフ705を備えてもよい。
【0043】
図8は、図6のシステム100の正面図である。図8に示すように、挿入先端610は、円形の輪郭を有してもよく、深さガード615は、楕円形の輪郭を有してもよい。挿入先端610及び深さガード615は、図8の実施例で示すように、幾つかの実施形態において同心円状であってもよい。
【0044】
図9は、線9-9に沿って取られた図8のシステム100の断面図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。図9の例では、ノズル105は、インプラント区画110に結合され、アクチュエータ115は、インプラント区画110に結合される。プランジャ220は、ハウジング215内に配設され、ボア225は、第1の端部315と第2の端部320との間でプランジャ220を貫通して延在する。プランジャシール235は、ハウジング215内に配設され、プランジャ220の第2の端部320に結合されてもよい。
【0045】
駆動シール240は、プランジャシール235と駆動インターフェース230との間に配設されてもよく、流体チャンバ250は、プランジャシール235と駆動シール240との間でハウジング215内に画成されてもよい。図9の例示的な構成では、プランジャシール235は、ハウジング215を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ250からボア225への流体の移動を実質的に防止するよう構成される。駆動シール240は、ハウジング215を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ250から駆動インターフェース230への流体の移動を実質的に防止するようにも構成されてもよい。
【0046】
バイパスチャネル310は、プランジャインターフェース305と駆動インターフェース230との間に配設されてもよい。図9のバイパスチャネル310は、ハウジング215の内面の凹部を備える。
【0047】
図9に示すように、インプラント管理システム405の幾つかの実施形態は、ボア225と送出ルーメン205との間に流体経路を提供することができるインプラントチャンバ905を含んでいてもよい。インプラントチャンバ905は、幾つかの実施形態において、インプラントインターフェース420を含むプランジャ220の一部を受け入れるようにも構成されてもよい。
【0048】
図9の例示的な構成は、一般に、送出前にインプラント(図示せず)を格納するのに適している。より詳細には、インプラントをインプラントチャンバ905内に格納してもよい。プランジャシール235及び駆動シール240は、第1の位置に配設することができ、プランジャシール235は、ボア225及びバイパスチャネル310を流体チャンバ250から流体的に隔離し、適切な作動流体が流体チャンバ250に貯蔵されることを可能にする。適切な作動流体は、限定されないが、生理食塩水などの液体又は非ニュートン特性を有する粘性潤滑剤を含んでもよい。
【0049】
図10は、アクチュエータ115の別の例の等角図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。図10のアクチュエータ115は、図5のアクチュエータ115と同様である。例えば、図10のプランジャインターフェース305は、ハウジング215の開口部を備えてもよく、インプラントインターフェース420及びプランジャ220の少なくとも一部は、プランジャインターフェース305を通して延在してもよい。図10のノズルシール325は、第1の端部315に隣接してプランジャ220の周囲に配設されたOリングを備える。図10の例に見られるように、ボア225は、第1の端部315に開口部を画成してもよい。幾つかの実施形態では、開口部は、第1の端部315を通して中央に配設され得、インプラントインターフェース420は、第1の端部315の開口部に隣接してプランジャ220に結合されてもよい。図10のアクチュエータ115は、流体継手1005を更に備える。
【0050】
図11は、流体継手1005の幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す、図10のアクチュエータ115の背面図である。図11の例では、流体継手1005の少なくとも一部は、ハウジング215と一体であってもよい。流体継手1005は、ルアーロック、ルアースリップ又はシリンジ若しくは他の装置を受け入れるように構成された同様の継手であってもよい。例えば、図11の流体継手1005は、適合性のある雄型ルアーロック継手のねじ山に係合するように構成された少なくとも1つのロックタブ1110を有する雌型ルアーロック1105を備える。ポート1115は、雌型ルアーロック1105の駆動シール240に配設されてもよい。
【0051】
図12は、線12-12に沿って取られた図11のアクチュエータ115の断面図である。図12の例では、プランジャ220は、ハウジング215内に配設され、ボア225は、第1の端部315と第2の端部320との間でプランジャ220を貫通して延在する。プランジャシール235は、ハウジング215内に配設され、プランジャ220の第2の端部320に結合されてもよい。インプラントインターフェース420は、プランジャ220の幾つかの実施形態において、第1の端部315に結合されてもよい。
【0052】
駆動シール240は、流体継手1005と一体であってもよいか又はそれに結合されてもよく、流体チャンバ250は、プランジャシール235と駆動シール240との間でハウジング215内に画成されてもよい。図12の例示的な構成では、プランジャシール235は、ハウジング215を横断する流体シールを提供し、ボア225と流体チャンバ250との間の流体の移動を実質的に防止するように構成される。駆動シール240は、ハウジング215を横断する流体シールも提供し、駆動インターフェース230と流体チャンバ250との間の流体の移動を実質的に防止するように構成されてもよい。
【0053】
バイパスチャネル310は、プランジャインターフェース305と駆動シール240との間に配設されてもよい。より特定の実施形態では、バイパスチャネル310は、プランジャインターフェース305とプランジャシール235との間に配設されてもよい。図12のバイパスチャネル310は、ハウジング215の内面の凹部を備える。幾つかの例では、バイパスチャネル310は、プランジャシール235からの距離とともに増加する幅を有してもよい。
【0054】
図12の例に示すように、アクチュエータ115の幾つかの実施形態は、任意に、少なくとも1つのプライミングチャネル1205を有してもよい。プライミングチャネル1205は、様々な形態を取ってもよい。例えば、プライミングチャネル1205は、図12の例に示すように、ハウジング215の内面の溝又は凹部を備えてもよい。他の例では、プライミングチャネル1205は、ハウジング215の突出部を備えてもよい。幾つかの実施形態では、プライミングチャネル1205は、複数のチャネルを備えてもよい。例えば、複数のチャネルは、幾つかの実施形態において、ハウジング215の周りに円周方向に配設されてもよい。
【0055】
図12の例では、ノズルシール325は、プランジャ220の第1の端部315に近接して配設され、バイパスシール330は、プランジャ220の第2の端部320に近接して配設される。
【0056】
図12に示すように、ポート1115は、充填シール1210を備えてもよい。充填シール1210は、除去時に密封しながら流体の浸透を可能にするように適合された自己密封材料を備えてもよい。例えば、図12のアクチュエータ115は、流体チャンバ250に流体を入れずに輸送及び保管されてもよい。その後、シリンジ又は他の適切な流体源(図示せず)は、ポート1115及び充填シール1210を通して流体継手1105に結合され、流体チャンバ250に適切な作動流体を加えてもよい。加えて又は代替的に、逆止弁又は傘形弁は、流体が流体チャンバ250に通過することを可能にし、逆流を防止するよう構成されてもよい。
【0057】
図13は、図4のインプラント管理システム405の組立図であり、幾つかの実施例に関連し得る追加の詳細を示す。図13の実施例に示すように、インプラント210及び先導展開アーム425は、蓋1305と基部1310との間に配設されてもよい。蓋1305は、加えて、貫通チャネル1315及びガイドチャネル1320を備えてもよい。蓋1305及び基部1310は、共に結合されてインプラント210及び先導展開アーム425を取り囲むよう構成されてもよい。例えば、蓋1305は、基部1310にスナップ嵌めするように構成された1つ以上の係止タブ1325を備えてもよい。幾つかの実施形態では、蓋1305及び基部1310のうちの1つ以上は、インプラント210を視認することを可能にするよう透明であってもよい。
【0058】
図14は、図13のインプラント管理システム405の平面図であり、インプラント210、先導展開アーム425、及び基部1310を更に示すよう、蓋1305が取り外されている。図14の実施例に示すように、インプラント管理システム405の幾つかの実施形態は、後方展開アーム1405、ガイドチャネル1410、及び貫通チャネル1415を備えてもよい。図14のインプラント210は、光学部品本体1420、先導ハプティック1425、及び後方ハプティック1430を備える。
【0059】
ガイドチャネル1410は、ガイドチャネル1320(図13参照)と整列して、先導展開アーム425を貫通チャネル1415に対して略平行な直線運動に拘束するよう構成されてもよい。貫通チャネル1415は、貫通チャネル1315(図13参照)と整列して、光学部品本体1420をプランジャポート1435と送出ポート1440との間の直線運動に拘束することができるインプラントチャンバ905(例えば、図9参照)を形成するよう構成されてもよい。
【0060】
図14の先導展開アーム425は、インプラント区画内で先導ハプティックを展開するよう移動可能である。例えば、図14の先導展開アーム425は、先導ハプティック1425の自由端1445に係合するよう構成することができ、先導展開アーム425を送出ポート1440に向かって前進させることにより、先導ハプティック1425を送出ポート1440に向かって能動的に展開することができる。図14の実施例では、先導展開アーム425は、先導ハプティック1425の自由端1445との係合を容易にするよう丸みを帯びた端部を備える。他の実施例では、先導展開アーム425は、テーパ状端部又は切欠き端部等、自由端1445に係合するための他の構成を備えてもよい。幾つかの実施形態では、先導ハプティック1425は、光学部品本体1420が前進する前に、直線構成に移動されてもよい。先導展開アーム425は、追加として、送出ポート1440に向かって前進するにつれて、貫通チャネル1415に沿って壁を形成してもよく、これは、光学部品本体1420の回転を防止し、インプラント210の整列を維持することに役立つことができる。
【0061】
図14の実施例では、後方展開アーム1405は、基部1310に固定される実質的に剛性の延長部として構成されている。後方展開アーム1405は、後方ハプティック1430の自由端1450に係合するよう構成されてもよく、光学部品本体1420が送出ポート1440に向かって前進するにつれて、後方ハプティック1430を受動的に展開することができる。幾つかの実施例では、後方ハプティック1430は、光学部品本体1420が送出ポート1440を通って前進する前に、直線構成に移動されてもよい。
【0062】
図15は、インプラント管理システム405の別の実施例の等角図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。例えば、図15に示すように、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405のそれぞれは、少なくとも1つのアクチュエータ1505を備えてもよい。アクチュエータ1505のそれぞれは、アクチュエータ1505の運動を略線形運動に拘束するよう構成されるガイドトラック1510を通してアクセス可能であるよう構成される。図15の実施例に示すように、ガイドトラック1510は、互いに平行であってもよい。
【0063】
図16は、図15のインプラント管理システム405の組立図である。図16の実施例に示すように、インプラント210、先導展開アーム425、及び後方展開アーム1405は、蓋1305と基部1310との間に配設されてもよい。ガイドトラック1510は、幾つかの実施形態において、蓋1305内に配設されてもよい。基部1310は、加えて、1つ以上のガイドチャネル1410を含んでもよく、ガイドチャネルは、ガイドトラック1510と整列して、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405を貫通チャネル1415に対して平行な略直線運動に拘束するよう構成されてもよい。
【0064】
図17は、図16の蓋1305の底面図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。例えば、図17に示すように、ガイドトラック1510は、互いに平行であり、貫通チャネル1315に対して平行であってもよい。先導展開アーム425及び後方展開アーム1405は、ガイドトラック1510内に摺動可能に受け入れられ、それぞれのガイドトラック1510内で直線的に移動するよう動作可能であってもよい。図17の先導展開アーム425は切欠き端部を備え、後方展開アーム1405はテーパ状端部を備える。他の実施例では、後方展開アーム1405及び後方展開アームの一方又は両方は、テーパ状端部、切欠き端部、湾曲端部、又はそれらの組み合わせ等の他の構成を備えてもよい。
【0065】
図18は、図15のインプラント管理システム405の平面図であり、インプラント210を更に示すよう、蓋1305が取り外されている。図18の実施例に示すように、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405は、それぞれ、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430を展開するよう反対方向に移動するよう動作可能であってもよい。より詳細には、図18の実施例において、先導展開アーム425は、先導ハプティック1425の自由端1445を送出ポート1440に向かって移動させるよう動作可能であり、後方展開アーム1405は、後方ハプティック1430の自由端1450を送出ポート1440から離間するように移動させるよう動作可能である。加えて、幾つかの実施形態では、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405は、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430を展開した後に、光学部品本体1420に隣接する壁を形成してもよく、これにより、光学部品本体1420の回転を防止し、インプラント210の整列を維持することに役立ち得る。
【0066】
図19は、インプラント管理システム405の別の実施例の等角図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。例えば、図19のインプラント管理システム405は、図15のインプラント管理システム405と略同様であり、更に、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405を並進させるよう構成されるカム1905を備える。例えば、カム1905は、ダイヤル1910と、アクチュエータ1505に結合することができる2つのコネクタアーム1915とを備えてもよい。幾つかの実施形態では、カム1905は、先導展開アーム425(図示せず)及び後方展開アーム1405を同時に並進させてもよい。
【0067】
図20は、インプラント管理システム405の別の実施例の等角図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。図20の実施例に示すように、先導展開アーム425は、プランジャポート1435に隣接して、蓋1305と基部1310との間に配設されてもよい。図20はまた、インプラント管理システム405の幾つかの実施形態に関連付けられてもよい流体ポート2005の一実施例を示している。
【0068】
図21は、図20のインプラント管理システム405の組立図である。図21の実施例に示すように、インプラント210、先導展開アーム425、及び後方展開アーム1405は、蓋1305と基部1310との間に配設されてもよい。基部1310は、加えて、1つ以上のガイドチャネル1410を含んでもよく、ガイドチャネルは、先導展開アーム425を貫通チャネル1415に対して平行な略直線運動に拘束するよう構成されてもよい。
【0069】
図22は、図21のインプラント管理システム405の平面図であり、インプラント210を更に示すよう、蓋1305が取り外されている。図22の実施例に示すように、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405は、それぞれ、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430を展開するよう反対方向に移動するよう動作可能であってもよい。図22のインプラント管理システム405はガイドトラック1510を備え、アクチュエータ1505は、ガイドトラック1510内を移動して、アクチュエータ1505を貫通チャネル1415に平行な直線運動に拘束するよう構成されてもよい。より詳細には、図22の実施例において、先導展開アーム425は、先導ハプティック1425の自由端1445を送出ポート1440に向かって移動させるよう動作可能であり、後方展開アーム1405は、後方ハプティック1430の自由端1450を送出ポート1440から離間するように移動させるよう動作可能である。図22の実施例では、先導展開アーム425は、自由端1450との係合を容易にすることができる切欠き端2205を備え、後方展開アーム1405は、自由端1445との係合を容易にすることができる湾曲端2210を備える。加えて、幾つかの実施形態では、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405のうちの少なくとも一方は、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430を展開した後に、光学部品本体1420に隣接する壁を形成してもよく、これにより、光学部品本体1420の回転を防止し、インプラント210の整列を維持することに役立ち得る。幾つかの実施例では、流体ポート2005は、貫通チャネル1415に流体結合されてもよい。
【0070】
図23は、インプラント管理システム405の別の実施例の等角図であり、幾つかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。図23のインプラント管理システム405は、多くの点で図20のインプラント管理システム405と同様であってもよい。図23の先導展開アーム425は、プランジャポート1435に隣接して、蓋1305と基部1310との間に配設されてもよい。図23に示すように、アクチュエータ1505の幾つかの実施形態は、基部1310内のガイドトラック1510によって拘束されてもよい。加えて又は代替的に、ガイドトラック1510は、幾つかの実施例において湾曲していてもよい。
【0071】
図24は、図23のインプラント管理システム405の組立図である。図24の実施例に示すように、インプラント210、先導展開アーム425、及び後方展開アーム1405は、蓋1305と基部1310との間に配設されてもよい。基部1310は、加えて、ガイドチャネル1410を含んでもよく、ガイドチャネルは、先導展開アーム425を貫通チャネル1415に対して平行な略直線運動に拘束するよう構成されてもよい。
【0072】
図25は、図23のインプラント管理システム405の平面図であり、追加の特徴を更に示すよう、蓋1305が取り外されている。図25の実施例に示すように、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405は、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430を反対方向に展開するよう動作可能であってもよい。より詳細には、図25の実施例において、先導展開アーム425は、先導ハプティック1425の自由端1445を送出ポート1440に向かって移動させるよう動作可能であり、後方展開アーム1405は、後方ハプティック1430の自由端1450を送出ポート1440から離間するように移動させるよう動作可能である。図25の実施例では、先導展開アーム425は、自由端1450との係合を容易にすることができる切欠き端2205を備え、後方展開アーム1405は、自由端1445との係合を容易にすることができる湾曲端2210を備える。加えて、幾つかの実施形態では、先導展開アーム425及び後方展開アーム1405のうちの少なくとも一方は、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430を展開した後に、光学部品本体1420に隣接する壁を形成してもよく、これにより、光学部品本体1420の回転を防止し、インプラント210の整列を維持することに役立ち得る。
【0073】
図26A~26Dは、システム100からインプラント210を排出する例示的な方法を示す略図である。初めに、システム100の様々な構成要素は、必要に応じて組み立てられ得る。例えば、ノズル105、インプラント区画110及びアクチュエータ115は、図26Aに示されているように、互いに結合されてもよい。駆動システム120は、駆動インターフェース230を通してアクチュエータ115にも結合されてもよい。例えば、プッシュロッド245は、図26Aに示すように、駆動インターフェース230を通して駆動シール240に係合してもよい。
【0074】
インプラント210は、図26Aの実施例に示すように、インプラント区画110のインプラント管理システム405に提供されてもよい。幾つかの実施形態では、インプラント210は、眼の天然水晶体の形状と同様の形状を有してもよい眼内レンズを備えてもよく、多数の材料から作られてもよい。好適な材料の例としては、シリコーン、アクリル、及びかかる好適な材料の組み合わせが挙げられ得る。幾つかの例では、インプラント210は、流体が充填された遠近調節型眼内レンズ等、流体が充填された眼内レンズを備えてもよい。
【0075】
幾つかの例では、作動流体2605は、流体チャンバ250に貯蔵されてもよい。図10の実施形態などの他の例では、作動流体2605は、使用前の任意の時点で流体チャンバ250に追加されてもよい。
【0076】
プランジャ220、プランジャシール235及び駆動シール240は、一般に、図26Aの実施例に示すような第1の位置と、図26B~26Dに示す他の位置との間でハウジング内において移動可能である。
【0077】
図26Aの第1の位置では、プランジャシール235は、ボア225を流体チャンバ250内の作動流体2605から流体的に隔離し、これは、作動流体2605が第1の位置で流体チャンバ250内に貯蔵されることを可能にし得る。幾つかの例では、ノズルシール325及びプランジャ220の第1の端部315は、図26Aに示すように、第1の位置においてインプラント区画110内に突出してもよく、これは、インプラント210の背後のインプラント区画110内にシールを形成することができる。プランジャ220の第1の端部315は、幾つかの実施例において、第1の位置においてインプラント210にも係合してもよい。他の実施例では、ノズルシール325及び第1の端部315は、第1の位置でハウジング215内に収容されてもよい。
【0078】
幾つかの実施形態では、インプラント管理システム405は、送出のためにインプラント210を構成するように作動されてもよい。例えば、インプラント管理システム405は、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430の1つ以上を直線化してもよい。幾つかの実施形態では、図14の実施例のように、先導ハプティック1425を能動的に展開してもよく、後方ハプティック1430を受動的に展開してもよい。他の実施例では、図18の実施例のように、両方を能動的に展開してもよい。
【0079】
幾つかの実施形態では、駆動システム120は、駆動シール240に対してプッシュロッド245を動かしてもよい。プランジャ220、プランジャシール235、駆動シール240及び作動流体2605は、駆動シール240に対するプッシュロッド245の力に応答して、図26Bに示すような固定関係を維持しながら、第2の位置まで剛体的に移動してもよい。図26Bの実施例では、インプラント210は、プランジャ220の第1の端部315によってノズル105の送出ルーメン205内にも部分的に前進される。例えば、第1の端部315は、幾つかの実施形態において、光学部品本体1420に係合してもよい。前進は、幾つかの実施形態において、後方ハプティック1430を受動的に直線化してもよい。図26Bの第2の位置において、プランジャシール235は、プライミングチャネル1205に隣接する位置まで前進される。プライミングチャネル1205は、プランジャシール235の周りで流体チャンバ250をボア225に流体的に結合させる。プッシュロッド245及び駆動シール240が流体チャンバ250内の作動流体2605に圧力をかけると、作動流体2605は、プライミングチャネル1205を通してボア225内に移動し得る。
【0080】
一般に、プライミングチャネル1205を通る流体流れの流量は、流体中の気泡形成を最小限に抑え、プッシュロッド245によって駆動シール240に加えられる圧力に応答して、図26Cに示すように、プランジャシール235及びプランジャ220の第3の位置への前進を継続するのに十分な作動流体2605の圧力を維持するために十分に低く、且つ短時間である。図26Cの位置では、インプラント210は、送出ルーメン205内に更に前進され、これによりインプラント210と送出ルーメン205との間に流体シールが形成されてもよい。幾つかの実施例では、インプラント210は、送出ルーメン205内に完全に位置決めされてもよい。第3の位置では、バイパスチャネル310は、プランジャシール235の周囲でボア225を流体チャンバ250に流体的に結合する。プッシュロッド245及び駆動シール240が流体チャンバ250内の作動流体2605に圧力をかけると、作動流体2605は、より高い流量で妨げられることなく、バイパスチャネル310を通してボア225内に移動し得る。
【0081】
プランジャ220は、駆動シール240に加えられる更なる力に対して、図26Cの第3の位置に保持されてもよい。例えば、幾つかの実施形態では、プランジャ220の第2の端部320は、フレア状であってもよく、プランジャインターフェース305は、前進を制限するために第2の端部320に係合するよう構成されてもよい。加えて又は代替的に、インプラント区画110又はノズル105は、プランジャ220の第2の端部320などのプランジャ220のある部分又は特徴に係合し、さらなる前進を防止するように構成されたプランジャストッパ2610を備えてもよい。更に他の例では、送出ルーメン205の幾つかの実施形態は、テーパ状であってもよく、これは、挿入先端615に向けたプランジャ220の更なる前進を阻止することができる。例えば、送出ルーメン205の直径は、挿入先端615に近づくにつれて減少してもよい。
【0082】
プランジャ220が保持された状態で、駆動シール240によって作動流体2605に加えられる追加の圧力は、図26Dの例に示されるように、バイパスチャネル310及びボア225を通して作動流体2605を移動させることができる。駆動シール240からの圧力下でのボア225から送出ルーメン205への作動流体2605の移動は、インプラント210の後方の送出ルーメン205内の作動流体2605の圧力及び流量を増加させ、これは、インプラント210が排出されるまで送出ルーメン205を通してインプラント210を更に前進させることができる。
【0083】
図27A~27Bは、眼2700にインプラント210を送出するシステム100の例示的な使用を更に示す略図である。示すように、例えば外科医によって眼2700内に切開2705が作成されてもよい。場合によっては、切開2705は、眼2700の強膜2710を通して作成されてもよい。他の例では、切開は、眼2700の角膜2715に形成されてもよい。切開2705は、インプラント210を嚢2720内に送出するために、ノズル105の一部の挿入を可能にするようなサイズにすることができる。例えば、幾つかの例では、切開2705のサイズは、約3000ミクロン(3ミリメートル)未満の長さを有してもよい。他の例において、切開2705は、約1000ミクロン~約1500ミクロン、約1500ミクロン~約2000ミクロン、約2000ミクロン~約2500ミクロン又は約2500ミクロン~約3000ミクロンの長さを有してもよい。
【0084】
切開2705の作成後、ノズル105は、切開2705を通して眼2700の内部部分2725に挿入されてもよい。次いで、システム100は、ノズル105を通して、眼2700の嚢2720内にインプラント210を排出することができる。図27Bの実施例では、インプラント210は、光学部品本体1420と、先導ハプティック1425と、後方ハプティック1430とを有する眼内レンズを例示する。例えば、インプラント210は、流体で満たされた光学部品本体1420、先導ハプティック1425、及び後方ハプティック1430の1つ以上を有する調節型眼内レンズの形態であってもよい。幾つかの用途では、インプラント210は、図27Bに示すように、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430の一方又は両方が展開された構成である、直線状構成で送出されてもよく、水晶体嚢2720内で、先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430が光学部品本体1420の周囲で少なくとも部分的に湾曲している、初期の静止状態に戻ることができる。水晶体嚢2720は、光学部品本体1420が網膜(図示せず)に向けられた光を屈折するような眼2700に対する関係性で眼2700内にインプラント210を保持することができる。先導ハプティック1425及び後方ハプティック1430は水晶体嚢2720に係合して、その中にインプラント210を固定することができる。インプラント210を水晶体嚢2720内に提供した後、ノズル105は切開2705を通して眼2700から除去することができ、眼2700は、一定期間かけて治癒されてもよい。
【0085】
本明細書に記載されるシステム、装置及び方法は、顕著な利点を提供し得る。例えば、幾つかの実施形態は、送出に独特の課題を呈することがある流体が充填された調節型レンズを含む眼内レンズの送出に特に有利であってもよい。幾つかの実施形態は、許容できる程度に小さい切開を通り抜けるように比較的大きいレンズを圧縮し、圧縮中及びノズルから出す間の流体の移動により引き起こされる変形を管理し、予測可能且つ制御された手法で送出を実行することができる。更に、幾つかの実施形態は、支持部位置の一貫性を維持しながら、システムの複雑さ及び送出工程数を低減することができる。幾つかの実施形態は、送出のための作動流体の量も低減することができる。
【0086】
幾つかの説明に役立つ実施形態に示されている一方、当業者であれば、本明細書に記載されたシステム、装置及び方法は、添付の請求項の範囲に入る様々な変更形態及び修正形態が可能であることを認識するであろう。更に、「又は」等の用語を用いた様々な代替形態の記載は、文脈によって明らかに要求されない限り、相互排他性を必要とせず、また不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、文脈によって明らかに要求されない限り、対象を単一の例に限定するものではない。販売、製造、組立又は使用を目的として、構成要素を様々な構成で組み合わせるか又は排除することもできる。例えば、幾つかの構成では、ノズル105、インプラント区画110、アクチュエータ115、駆動システム120は、それぞれ製造又は販売のために互いに分離されてもよいか、又は様々な方法で組み合わされてもよい。
【0087】
請求項は、具体的に詳細に記載されていない追加の主題も包含することができる。例えば、特定の特徴、要素又は態様は、新規且つ発明的な特徴を、当業者に既に知られているものと区別するために必要でない場合、請求項から省略されることがある。幾つかの実施形態に関連して記載される特徴、要素及び態様は、添付の請求項によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、省略、結合又は同一の、同等な若しくは同様の目的を果たす代替の特徴によっても置換されてもよい。
図1
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図3
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図26A
図26B
図26C
図26D
図27A
図27B
【国際調査報告】