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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-18
(54)【発明の名称】ラベル貼付装置
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/26 20060101AFI20231211BHJP
【FI】
B65C9/26
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535487
(86)(22)【出願日】2021-12-13
(85)【翻訳文提出日】2023-08-04
(86)【国際出願番号】 EP2021085386
(87)【国際公開番号】W WO2022128857
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】102020000030812
(32)【優先日】2020-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510147581
【氏名又は名称】ピ・エ・ラベレルス・ソシエタ・ペル・アチオニ
【氏名又は名称原語表記】P.E. LABELLERS S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】バルディーニ,リッカルド
【テーマコード(参考)】
3E095
【Fターム(参考)】
3E095AA06
3E095BA02
3E095CA01
3E095DA03
3E095DA24
3E095DA34
3E095DA42
3E095DA47
3E095DA58
3E095DA83
3E095EA06
3E095EA24
3E095EA27
3E095EA32
3E095EA36
3E095FA12
3E095FA13
(57)【要約】
進行経路(2a)に沿ってラベル付けされる容器(3)のコンベヤ(2)と、進行経路(2a)に沿って配置されたラベル貼付ステーション(6)を備えるラベル貼付装置。ラベル貼付ステーション(6)は、複数のラベル(8a)が連続的に印刷されたラベルリボン(8)を巻き出すアセンブリ(7)と、ラベルリボン(8)及び/又はラベルリボン(8)の切断で得られたラベル(8a)を側面(9a)上で受け取るドラム(9)とを備える。複数のスライダ(11)がドラム(9)の周囲領域に配置され、ドラム(9)の軸の周りに互いに角度を付けて離間され、ドラム(9)の側面(9a)の残りの部分に対して外側に隆起した少なくとも1つの部分を有する。スライダ(11)は、ラベルリボン(8)及び/又はラベル(8a)と接触で係合するように設計され、ラベルリボン(8)が作製される材料に対して異なる相互付着性を有する接触領域(12、13)を有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
進行経路(2a)に沿ってラベル付けされる前記容器(3)のコンベヤ(2)と、前記進行経路(2a)に沿って配置された少なくとも1つのラベル貼付ステーション(6)とを備えるラベル貼付装置であって、
前記ラベル貼付ステーション(6)は、その上に複数のラベル(8a)が連続的に印刷されたラベルリボン(8)を巻き出すためのアセンブリ(7)と、前記ラベルリボン(8)及び/又は前記ラベルリボン(8)を切断することによって得られたラベル(8a)をそれ自体の側面(9a)上で受け取るように設計された少なくとも1つのドラム(9)と、前記ドラム(9)の周囲領域に配置され、前記ドラム(9)の軸の周りに互いに角度を付けて離間され、前記ドラム(9)の側面(9a)の残りの部分に対して外側に向かって隆起した少なくとも1つの部分を有する複数のスライダ(11)とを備え、
少なくとも1つの前記スライダ(11)が、前記ラベルリボン(8)及び/又は前記ラベル(8a)と接触することによって係合するように構成され、前記ラベルリボン(8)が作製される材料に対して異なる相互付着性を有する接触領域(12、13)を有することを特徴とする、ラベル貼付装置。
【請求項2】
前記接触領域(12、13)が、前記ラベルリボン(8)が作製される材料に対して相互に異なる摩擦係数を有する材料で作製されることを特徴とする、請求項1に記載のラベル貼付装置。
【請求項3】
前記スライダ(11)の各々に前記接触領域(12、13)が設けられていることを特徴とする、請求項1~2のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項4】
前記接触領域(12、13)が、前記ラベルリボン(8)が作製される材料に対して第1の摩擦係数を有する第1の材料で作製された少なくとも1つの第1接触領域(12)と、前記ラベルリボン(8)が作製される材料に対して前記第1の材料とは異なる第2の摩擦係数を有する第2の材料で作製された少なくとも1つの第2接触領域(13)とを含み、前記第2の摩擦係数が前記第1の摩擦係数よりも高いことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項5】
前記第2の材料が、前記第1の材料に対して、圧縮下の弾性変形能がより大きい材料を含むことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの第1領域(12)が、前記ラベルリボン(8)と接触するように構成された対応する前記スライダ(11)の面の実質的に中央部分に配置されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つの第2接触領域(13)が、前記ラベルリボン(8)と接触するように構成された対応する前記スライダ(11)の面の周囲領域に配置されていることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第1接触領域(12)が、前記少なくとも1つの第2接触領域(13)と比べて、前記ドラム(9)の側面(9a)の残りの部分より隆起して配置されていることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第1接触領域(12)に対して横方向に、前記ドラム(9)の回転方向に沿って、対応する前記スライダ(11)の前縁及び後縁にそれぞれ実質的に配置された少なくとも2つの第2接触領域(13)を備えることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項10】
前記スライダ(11)の各々が、前記ドラム(9)に結合され、前記第1の材料で作製された基体(14)を備え、更に、前記少なくとも1つの第2接触領域(13)に、前記第2の材料で作製され、前記基体(14)に固定された少なくとも1つの係止層(15)を有することを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項11】
前記スライダ(11)が、少なくとも1つの真空源(17)に少なくとも部分的に接続することができる吸引開口部(16)を有することを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項又は複数項に記載のラベル貼付装置。
【請求項12】
前記ドラム(9)の回転中に、対応する前記スライダ(11)が前記ドラム(9)の軸に対して予め設定された角度位置にある状態で、前記吸引開口部を前記真空源(17)に接続できることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項又は複数項に記載の装置。
【請求項13】
前記ドラム(9)の回転中に、前記ドラム(9)の軸に対する前記スライダ(11)の角度位置に応じて、前記真空源(17)によって生成される真空度を変化させるように適合された前記真空源(17)を制御するための手段(18)を備えることを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項又は複数項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベル貼付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
知られているように、連続したラベルリボンを切断して得られるラベルを容器に貼付できるラベル貼付装置が広く市販されている。
【0003】
典型的には、ラベル貼付装置には容器のコンベヤが設けられ、通常、このコンベヤは、個々の容器を支持するための回転可能板が周方向に設けられた回転カルーセルを備え、それにより、容器をその軸を中心に回転させることができる。
【0004】
カルーセルの外周に沿って、少なくとも1つのラベル貼付ステーションが設けられ、カルーセル上に配置された個々の容器にそれぞれのラベルを貼付するように設計されている。
【0005】
各ラベル貼付ステーションは、一般に、ラベルリボンをリールから巻き出し、少なくとも1つのドラムに送るように設計された巻き出しアセンブリを有し、このドラムは、回転作動され、巻き出しアセンブリから供給されたラベルリボンをそれ自体の側面で受け取るように設計され、当該側面に形成された吸引口によってラベルリボンを保持する。
【0006】
いくつかの装置には、連続する2つのラベル間の分離領域でラベルリボンを切断することを可能にするブレードを備えた切断ドラムと呼ばれる第1のドラムと、切断後に分離されたラベルを受け取り、それらをカルーセル上に到達する各容器に接着するように移動させる、移送ドラムと呼ばれる第2のドラムとが互いに連続して存在する。
【0007】
他の装置には、切断移送ドラムと呼ばれる単一のドラムが存在し、その上に取り付けられたブレードによってラベルリボンを切断することと、切断されたラベルを対応する容器に移送することの両方を可能にする。
【0008】
この場合、ラベルリボンは、巻き出しアセンブリから切断移送ドラムに直接送られる。
【0009】
ラベルリボンは、容器と接触するように設計された面上に、接着剤を予め塗布した部分を有してもよく、あるいは、予め接着剤を塗布していなくてもよいことに留意されたい。
【0010】
背景技術では、予め接着剤を塗布していないラベルリボンを処理するように設計されたラベル貼付装置は、一般にラベル貼付ステーションのドラムに横方向に隣接して配置され、通常は必要に応じて移送ドラム又は切断移送ドラムから構成される接着剤塗布アセンブリを有する。
【0011】
具体的には、接着剤塗布アセンブリは、次に、例えば接着剤塗布ローラによって構成され、このローラは、横方向に隣接するドラム上に載置された各ラベルに、2つの帯状接着剤を、個々のラベルの前端に1つ、同じラベルの後端にもう1つ塗布する。
【0012】
具体的には、ラベルへの接着剤の塗布が行われるドラムは、通常その外周延在部に沿って複数の区域又は区分に分割され、その各々が切断ドラムから単一のラベルを受け取るように設計されている。
【0013】
このドラムの様々な区域の両端には、2つの接着剤塗布領域があり、これらは当該ドラムの側面の残りの部分に対して隆起して配置され、実際にはラベルの前端及び後端が載置される、通常スライダ又はパッドと呼ばれるそれぞれの台によって形成され、その結果、接着剤塗布ローラをラベルが通過する間、塗布ローラは、まさにラベルの前端及び後端でちょうど2つの帯状接着剤をラベルに塗布する。
【0014】
予め接着剤を付けたラベルリボンを処理するように構成されたラベル貼付装置であっても、移送ドラムには、ドラムの各区域又は区分の端部に配置され、前方スライダ及び後方スライダからそれぞれ構成されるスライダが設けられることに留意されたい。そのようなスライダによって切断中にラベルリボンを保持することができ、また、後方スライダは、区域の残りの部分と共に、容器への移送中に容器にラベルを巻き付ける間、ラベルを張力下に保つ。
【0015】
更に、いくつかの種類のラベル貼付装置は、その動作中に、ドラムに移送されるラベルリボンがドラムに対して摺動運動を受ける工程と、ラベルリボンが実際にはドラムの側面と同じ速度で移動し、ドラムに対して事実上静止している工程とを有する。
【0016】
これは、例えば、この同じ出願人の名義の欧州特許出願第17835622.6号に記載されているラベル貼付装置の場合である。
【0017】
この装置は、その周囲領域に沿って規則的に分配される巻き出しアセンブリからのラベルリボンを、それ自体の側面に付着させて受け取る移送ドラムと、連続する2つのラベル間でラベルリボンを切断するための、互いに独立して作動させることができる複数の切断装置と、移送ドラムの側面の残りの部分に対して隆起したスライダによって構成された複数の接着剤塗布領域であって、移送ドラムの回転方向に沿って各切断装置の直前の位置に各々配置され、ラベルリボン上に存在するラベル前縁及び後縁に静止接触することによって、ラベルリボンの切断の実行前に、ラベルの前縁及び後縁に塗布ローラと協働してそれぞれの帯状接着剤を塗布することを可能にするように設計されている領域と、を備える。
【0018】
この装置の動作中、例えば、塗布ローラが接着剤を塗布することができるように、ラベルリボンの連続する2つのラベルの前縁及び後縁の載置されているスライダが所与の時間に塗布ローラを通過する時に、又は、例えば、ラベルリボンの切断が行われる時に、巻き出しアセンブリが移送ドラムの周速と同期した速度でラベルリボンを移送ドラムに送る工程と、例えば、塗布ローラを通過した接着剤塗布領域の直後に位置する切断装置が、ラベルリボンを一方のラベルと他方のラベルとの間で切断するために接着剤を受け取った2つのラベル間の分離部分に配置される時に、移送ドラムがラベルリボン上を摺動することができるように、巻き出しアセンブリが切断ドラムの周速よりも低速でラベルリボンを移送ドラムに送る別の工程と、が存在する。
【0019】
したがって、装置の動作中の、ラベルリボンに接着剤を塗布する工程又はラベルを容器に貼付する工程の間などに、ラベルの接着剤塗布領域を構成するスライダがラベル又はラベルリボンを確実に安定して保持することによって、ドラムの動きと完全に一体化したラベルリボンの移動を保証しなければならない状況、及び、代わって、スライダによるラベルリボン又はラベル上の最適な摺動を保証する必要がある状況が存在することは明らかである。
【0020】
現在のラベル貼付装置のドラムに取り付けられたスライダは、上記の要件を十分に満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明の目的は、上述の態様の1つ又は複数において背景技術を改善することができるラベル貼付装置を提供することである。
【0022】
この目的の範囲内で、本発明の目的は、装置のドラムに取り付けられたスライダが、ドラムがラベルリボン上を摺動する工程の間、及びラベルリボンをドラムに一体的に保持することが必要とされる工程の間の両方で最適な方法で動作することができるラベル貼付装置を提供することである。
【0023】
本発明の別の目的は、信頼性及び安全性を最大限保証することができるラベル貼付装置を提供することである。
【0024】
本発明の更なる目的は、任意の既存の解決策に代わる方法で背景技術の欠点を克服することである。
【0025】
少なからず、本発明の目的は、比較的容易に提供でき、競争力のある費用で製造することができるラベル貼付装置を提供することである。
【0026】
本目的並びに以下でより明らかになるであろうこれらの目的及び他の目的は、従属請求項の特徴のうちの1つ又は複数を任意選択的に有する、請求項1に記載のラベル貼付装置によって達成される。
【0027】
本発明の更なる特徴及び利点は、添付の図面に非限定的な例として示されている、本発明によるラベル貼付装置の好ましいが排他的ではない実施形態の説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明によるラベル貼付装置の第1の実施形態の斜視図である。
図2】本発明による装置の第1の実施形態のドラムの斜視図である。
図3】本発明による装置の第1の実施形態のスライダの正面図である。
図4図3の平面IV-IVに沿った断面図である。
図5図3のスライダの斜視図である。
図6図3のスライダの分解斜視図である。
図7】本発明による装置の、第1の実施形態の一連の動作工程の概略上面図である。
図8】本発明による装置の、第1の実施形態の一連の動作工程の概略上面図である。
図9】本発明による装置の、第1の実施形態の一連の動作工程の概略上面図である。
図10】本発明による装置の第2の実施形態の斜視図である。
図11】本発明による装置の、第2の実施形態の2つの異なる動作工程の概略連続上面図である。
図12】本発明による装置の、第2の実施形態の2つの異なる動作工程の概略連続上面図である。
図13】本発明による装置の、第3の実施形態のいくつかの動作工程の概略連続平面図である。
図14】本発明による装置の、第3の実施形態のいくつかの動作工程の概略連続平面図である。
図15】本発明による装置の、第3の実施形態のいくつかの動作工程の概略連続平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図を参照すると、全般的に参照符号1で示される本発明によるラベル貼付装置は、ラベル付けされる容器3を進行経路2aに沿って運搬するためのコンベヤ2を備える。
【0030】
例えば、コンベヤ2は、回転板5が周囲に設けられたカルーセル4からなり、回転板5の各々は単一の容器3を支持する。
【0031】
コンベヤ2によって形成された容器3の進行経路2aに沿って、少なくとも1つのラベル貼付ステーション6があり、これは例えば互いに対向する一対の牽引ローラ7a、7bから構成され、ラベルリボン8を図示しないリールから引き出すことを可能にする巻き出しアセンブリ7を備え、ラベルリボン8は、好都合には、巻き出しアセンブリ7に到達する前に位置揃え及び張力調整装置70を通過し、また、連続的に印刷され、切断によってラベルリボン8から分離されるように設計された複数のラベル8aを擁する。
【0032】
ラベルリボン8は、図1図9及び図13図15の実施形態の場合のように、任意選択的に、予め接着剤を塗布していなくてもよく、又は、図10図12の実施形態の場合のように、そして以下でよりよく説明するように、予め接着剤を塗布した種類のものであってもよい。
【0033】
更に、ラベル貼付ステーション6は、ラベルリボン8及び/又はラベルリボン8を切断することによって得られたラベル8aをそれ自体の側面で受け取るように設計された少なくとも1つのドラム9を有する。
【0034】
この目的のために、好都合には、ドラム9には、ドラム9の側面にラベルリボン8を付着させて保持する作用を生成することを可能にする吸引口10が、それ自体の側面9aに設けられる。
【0035】
更に、ドラム9の周囲領域には、ドラム9の軸の周りに互いに角度を付けて離間された複数のスライダ11がある。
【0036】
特に、スライダ11は、それ自体知られているように、ドラム9の側面9aの残りの部分に対して外側に向けて隆起した少なくとも一部分を有する。
【0037】
少なくとも1つのスライダ11、より好ましくは各スライダ11は、ラベルリボン8及び/又はラベル8aと接触することによって係合するように設計された接触領域12、13をそれ自体の内部に有し、接触領域12、13は、ラベルリボン8、したがって当該ラベルが作製される材料に対して異なる相互付着性を有し、すなわち、ラベルリボン8及びラベル8aへの異なる付着性能を互いに有することができる。
【0038】
具体的には、当該接触領域12、13は、ラベルリボン8、したがってラベル8aが作製される材料に対して相互に異なる摩擦係数を有するそれぞれの材料で作製される。
【0039】
具体的には、スライダ11の接触領域12、13は、好都合には、第1の材料で作製された少なくとも1つの第1接触領域12と、第1の材料とは異なる第2の材料で作製された少なくとも1つの第2接触領域13とを含む。
【0040】
このような第1の材料は、ラベルリボン8が作製される材料に対して第1の摩擦係数を有する一方、第2の材料は、ラベルリボン8が作製される材料に対して第1の摩擦係数よりも大きな第2の摩擦係数を有する。
【0041】
有利には、第2の材料は、第1の材料に対して、圧縮下の弾性変形能がより大きい材料からなる。
【0042】
例えば、第1の材料は、例えばアルミニウムなどの金属材料、又は他の同様の材料で構成することができ、第2の材料は、ゴム、より好ましくは硬質ゴムなどの可塑性材料、又は他の同様の材料で構成することができる。
【0043】
有利には、第1接触領域12は、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように設計された対応するスライダの面の実質的に中央部分に配置され、第2接触領域13は、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように設計された対応するスライダ11の面の周囲領域に配置される。
【0044】
より詳細には、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように設計されたスライダ11の面の中央部分に1つ又は複数の第1接触領域12と、この1つ又は複数の第1接触領域12の横方向に配置され、より具体的には、ドラム9の回転方向に沿って、対応するスライダ11の前縁及び後縁にそれぞれ実質的に配置された少なくとも2つの第2接触領域13とを設けることが可能である。
【0045】
例えば、本発明のいくつかの実施形態では、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように適合された各スライダ11の面の中央部分には、互いに並んで配置され、ドラム9の軸に実質的に平行に延在する複数の第1接触領域12が存在することができ、また、第1接触領域12の間、及び、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように適合された各スライダ11の面の外周縁に沿って、第2接触領域13が存在することができる。
【0046】
好都合には、各第1接触領域12は、第2接触領域13と比べて、ドラム9の側面9aの残りの部分からより遠距離に配置され、したがって、ドラム9の側面9aの残りの部分から、第2接触領域13よりも隆起している。
【0047】
特に、当該ドラムの側面の残りの部分に対してドラム9の軸からより遠距離に配置されることに加え、スライダ11の第1接触領域12は、実質的に平坦であるか、又は任意選択的にドラム9の側面9aの残りの部分よりも小さく湾曲した、ドラム9の軸に実質的に平行に延在する表面上に配置することができる。
【0048】
あるいは、有利には、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように適合されたスライダの面の縁部に沿って配置された第2接触領域13は、好ましくは、少なくとも第1接触領域12に最も近い部分が、ドラム9の軸から外側に向かって互いに徐々に近づく傾斜面に配置されて、第1接触領域12とドラム9の側面9aの残りの部分とをつなげる傾斜を形成し、一方で、スライダ11の中央部に配置された2つの第1接触領域12の間に配置された第2接触領域13は、例えば横断面において実質的にV字形又はU字形であり得る溝又は凹部が存在する場合、その溝又は凹部に配置されてもよい。
【0049】
有利には、各スライダ11は、好ましくは着脱可能にドラム9に結合され、当該第1の材料で作製された基体14によって実際に構成される。
【0050】
また、各スライダ11は、第2接触領域13に、第2の材料から作製され、基体14に固定された少なくとも1つの係止層15を有する。係止層15の基体14への固定は、接着結合によって、又はより好ましくは基体14上に第2の材料をオーバーモールドすることによって行うことができる。
【0051】
好都合には、ドラム9のスライダ11は、ラベルリボン又はラベルをスライダ11に引き付ける作用を加えるために、少なくとも1つの真空源17に接続することができる吸引開口部16を有する。
【0052】
有利には、ドラム9の回転中、対応するスライダ11がドラム9の軸に対して予め設定された角度位置にあるときに、吸引開口部16を真空源に接続することができる。
【0053】
より具体的には、スライダ11の吸引開口部16又は少なくとも第2接触領域13に配置された吸引開口部16の真空源17への接続は、ドラム9の回転中、ドラム9の軸に対してスライダ11が漸進的に為す角度位置であって、スライダ11がラベルリボン8又はラベル8aをドラムと一体的に保持することを必要とされる角度位置においてのみ行うことができる。
【0054】
ドラム9の回転中の、ドラム9の軸に対して前記スライダが為す角度位置に応じた、スライダ11の吸引開口部16による真空源17への選択的接続は、例えば、ドラム9の支持基材上に配置され、真空源17に接続された、外周延在部を有する図示しない接続スロットによってもたらすことができる。そのような接続スロットは、ドラム9の回転中、真空源への接続が必要とされるスライダ11が設けられた位置に面するように配置され、それにより、スライダ11が接続スロットを通過するとき、それらの吸引開口部16が真空源17に接続され、一方、スライダ11がスロットに対応しない位置にあるとき、それらの吸引開口部16は真空源から切り離される。
【0055】
好都合には、例えば電子制御ユニットによって構成され、真空源17が生成する真空度を前記ドラムの回転中にドラム9の軸に対してスライダ11が為す角度位置に応じて変化させるのに適した、真空源17を制御するための手段18を設けてもよく、それにより、ラベルリボン8又はラベル8aをスライダ11へより強く付着させる必要があるスライダ11の角度位置において、ラベルリボン8又はラベル8aのより強い吸引力を生成する。
【0056】
ここで、本発明による装置の第1の実施形態を参照すると、ドラム9は切断移送ドラムによって構成され、この切断移送ドラムは、巻き出しアセンブリ7からラベルリボン8を受け取り、ラベルリボン8を切断し、切断後に分離されたラベル8aをコンベヤ2で運搬される各容器と接触させるように設計されている。
【0057】
この場合、ドラム9は、ドラム9の回転方向に対して各スライダ11の直後に、円周/方向に互いに離間して配置された複数の切断装置19を有する。
【0058】
例えば、各切断装置19は、ドラム9の側面9aに開口する吸引チャンバ20内に配置された各ブレード19aによって構成され、例えば同じ真空源17によって構成された空気吸引手段に接続することができ、対応するブレード19aに向かって吸引チャンバ20内にラベルリボン8を引き込み、ラベルリボン8を切断する。
【0059】
また、この場合、ドラム9の横方向に隣接して接着剤塗布ローラ21があり、これにより、スライダ11がその前を通過すると、スライダ11上に載置されたラベルリボン8の連続する2つのラベル8aの前縁及び後縁に、それぞれ2つの帯状接着剤を塗布することができる。
【0060】
ラベルリボン8に2つの帯状接着剤を塗布することを可能にするために、本実施形態では、各スライダ11に、その残りの部分よりも大きく隆起した少なくとも2つの部分が設けられ、より大きく隆起したこれらの部分は、第1接触領域12によって構成される。
【0061】
より詳細には、本実施形態では、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように設計された各スライダ11の面の中央部分に、互いに並んで配置され、ドラム9の軸に実質的に平行に延在する少なくとも2つの第1接触領域12があり、また、2つの第1接触領域12の間、及び、ラベルリボン8又はラベル8aと接触するように設計された各スライダ11の面の外周縁に沿って第2接触領域13があり、これらは特に図3から図6に示すように、第1接触領域12と比べて、ドラム9の側面9aの残りの部分からの突出が少ない。
【0062】
代わって、図10図11及び図12は、本発明による装置の第2の実施形態を示し、この装置は、予め接着剤を塗布したラベルリボン8、すなわち、リール上で既に、個々のラベル8aの前端及び後端に帯状接着剤を予め塗布したリボン、又は任意選択的に、個々のラベル8aの、容器3に結合されるように設計された面の全体に接着剤の層を設けられたリボンを処理するのに適している。
【0063】
第2の実施形態では、ドラム9は、切断移送ドラムによって構成され、この切断移送ドラムは、ドラム9の周囲領域に沿って円周方向に互いに離間し、ラベルリボン8aを切断するように設計された複数の切断要素25を備え、例えば空気圧ピストンを含むそれぞれの作動手段26によって制御される。
【0064】
この場合、切断要素25の各々は、ラベル8aの後端及びラベルリボン8に沿った直後のラベルの前端がそれぞれ載置されるように設計された各対のスライダ11の間に介在する。
【0065】
この場合も、各対のスライダ11は、好都合には、ラベルリボン8及びラベル8aと接触するように設計された面の中央部分にそれぞれ有利に配置された第1接触領域12と、ラベルリボン8及びラベル8aと接触するように構成された面の周囲部分に1つ又は複数の第2接触領域13とを有する。
【0066】
図13図14及び図15は、本発明による装置の第3の可能な実施形態を示し、ドラム9は、巻き出しアセンブリ7から送られ、切断ローラ30によって既に切断されたラベル8aをそれ自体の周囲領域で受け取る移送ドラムによって構成され、この切断ローラ30は、例えば、切断ローラ30の回転運動と一体であり、装置の支持構造と一体化した固定ブレード30bと相互作用してラベルリボン8を切断するように適合された可動ブレード30aを支持する。
【0067】
この場合、1つ又は複数の区域又は区分31a、31bがドラム9の側面9aに沿って設けられ、切断ローラ30からそれぞれ単一のラベル8aを受け取るように設計される。
【0068】
ドラム9のそのような区域31a、31bは、外周分離部分32によって好都合に相互に離間されており、各々は、ドラム9の回転方向に応じて、各外周端部にそれぞれ前方スライダ及び後方スライダの2つのスライダ11を有し、その上に、区域31a、31bからそれぞれ受け取った単一のラベル8aの前端及び後端が載置されるように設計されている。
【0069】
更に、接着剤塗布ローラ21がドラム9の横方向に隣接して配置され、区域31a、31bがスライダ11を通過する間、スライダ11上に載置されたラベル8aの前端及び後端に帯状接着剤を塗布することを可能にする。
【0070】
この場合、各区域31a、31bのスライダ11は、好都合には、ラベル8aに当接するように設計されたそれらの面の実質的に中央部分に第1接触領域12と、その第1接触領域12に対して横方向に配置された1つ又は複数の第2接触領域13とを有することができる。
【0071】
本発明によるラベル貼付装置の動作は以下の通りである。
【0072】
第1の実施形態、特に図7図8及び図9を参照すると、動作の第1工程において、巻き出しアセンブリ7は、ドラム9の周速よりもわずかに低速でラベルリボン8をドラム9に送る。
【0073】
図7に示す状況では、ドラム9のスライダ11は、ラベルリボン8の第1ラベル8aの後端及び第1ラベル8aの直後にラベルリボン8に沿って続く第2ラベル8aの前端と接触しており、当該スライダ11は、ドラム9の軸に対して塗布ローラ21の実質的に面前である角度位置にあり、その結果、その上に載置されたラベルリボン8aは、第1ラベル8aの後端及び第2ラベル8aの前端で接着剤を受けることができる。
【0074】
上述のスライダ11のこの角度位置では、その吸引開口部16が真空源17と連通して、スライダ11の第2接触領域13にラベルリボン8を十分に付着させ、第2接触領域13は、第1接触領域12と比べて摩擦係数が大きいことから、スライダ11にラベルリボン8を確実に保持することができるため、スライダ11上に載置されたラベルリボン8の第1ラベル8a及び第2ラベル8aは、塗布ローラ21が接着剤を塗布する間、ドラム9の回転と完全に一体化する。
【0075】
第1ラベル8a及び第2ラベル8aの後端及び前端に接着剤がそれぞれ塗布されると、図8に示す状況に達し、巻き出しアセンブリ7は、再びドラム9の周速よりも低速でラベルリボン8を送り、その結果、ドラム9がラベルリボン8上をその側面9aで摺動することができ、第1ラベル8a及び第2ラベル8a間の分離領域に、前の工程では塗布ローラ21に配置されていたスライダ11に対し、ドラム9の回転方向に沿って直後に配置された切断装置19が来るようにする。
【0076】
ドラム9が、したがってスライダ11も接着剤の塗布されたラベルリボン8上を摺動する工程の間、当該スライダ11の吸引開口部16への真空源17の接続は中断され、又はいずれの場合も、真空源17が生成する真空度は制御手段18によって低減され、その結果、ラベルリボン8は、ほぼ排他的にスライダの第1接触領域12上に載置させることができ、この第1接触領域が第2接触領域13と比べて摩擦係数が低いことにより、ラベルリボン8に対する摺動が容易になる。
【0077】
このようにして図9に示す状況に達し、第1ラベル8a及び第2ラベル8aに接着剤が塗布されたときに第1ラベル8a及び第2ラベル8aの後端及び前端が載置されていたスライダ11の直後に位置する切断装置19が、対応するブレード19と共に、ここで第1ラベル8aと第2ラベル8aとの間の分離領域に配置される。
【0078】
この時点で、ラベルリボン8は、ドラム9の側面9aと同じ速度で巻き出しアセンブリ7から送られ、第1ラベル8a及び第2ラベル8aの後端及び前端が載置されていたスライダ11の吸引開口部16は、再び真空源17に接続され、したがって、ラベルリボン8がドラム9に確実に保持され、それにより、ラベルリボン8は、当該スライダ11の第2接触領域13によって付加される付着作用の結果として当該ドラムの動きと完全に一体化する。
【0079】
同時に、第1ラベル8aと第2ラベル8aとの間の分離領域に位置する切断装置19の吸引チャンバ20も真空源に接続され、切断装置19によって第1ラベル8aと第2ラベル8aとの間のラベルリボン8が切断される。
【0080】
このようにしてラベルリボン8から切断された第1ラベル8aは、続いてドラム9によって、コンベヤ2で運搬されるそれぞれの容器3に送達される。
【0081】
代わって図11及び図12を参照すると、本発明による装置の第2の実施形態の動作には、図11に示す第1工程があり、ラベルリボン8は、ドラム9がラベルリボン8に対して摺動できるように、当該ドラムの周速よりも低速でドラム9に送られる。
【0082】
この最初の工程では、本工程においてラベルリボン8に面する切断要素25を間に有した一対のスライダ11の吸引開口部16が真空源17から切り離され、あるいは、真空源17が制御手段18によって真空度を低減するように操作され、その結果、ラベルリボン8が実質的にそれらの第1接触領域12上に載置され、スライダがラベルリボン8上を容易に摺動できるようになる。
【0083】
図12に示すように、ドラム9がラベルリボン8上を摺動した結果、ラベルリボン8に面する切断要素25がラベルリボン8に存在する連続した2つのラベル8a間の分離領域に到達すると、巻き出しアセンブリ7は、ドラム9の側面9aと再度同じ速度でラベルリボン8を送る。ラベルリボン8に面する切断要素25が間に配置されたスライダ11の吸引開口部16は、真空源17に接続されるか、あるいは、真空源17に既に接続されている場合、真空源17は制御手段18によって操作されて高度の真空を生成し、それによってラベルリボン8が当該スライダの第2接触領域13上にも確実に載置され、こうしてラベルリボン8がスライダ11、したがってドラム9と確実に一体化する。
【0084】
この時点で、切断要素25は、ラベルリボン8を切断するように作動され、ラベルリボン8から新しいラベル8aを分離し、続いて新しいラベル8aは、コンベヤ2で運搬される対応する容器3に、ドラム9によって送達される。
【0085】
ここで第3の実施形態並びに図13図14及び図15を参照すると、この実施形態では、図13に示す第1工程があり、切断ローラ30によってドラム9に供給されるラベル8aが、ドラム9の区域31aに配置され、その前端及び後端が区域31aの端部に配置されたスライダ11上に載置され、より具体的には、その前端が帯状接着剤を受け取るために塗布ローラ21に配置される一方で、ドラム9の別の区域31bに配置された別のラベル8aは、例えば、コンベヤ2で運搬される対応する容器3上に移送することができる状態であってもよいことに留意されたい。
【0086】
この第1工程では、ドラム9の区域31aの両端に位置するスライダ11の吸引開口部16が真空源17に接続されることにより、区域31aに位置するラベル8aの前端及び後端が、それらが載置されているスライダ11の第2接触領域13に付着することができ、スライダ11に堅固に保持され、摺動の可能性なしに、ドラム9の動きと完全に一体化する。
【0087】
図14に示す第3の実施形態の動作の第2工程では、前の工程でそのラベル8aを対応する容器3に移送した区域31bは、切断ローラ30から新しいラベル8aを受け取る準備ができており、一方、区域31a上のラベル8aは、ドラム9に同調した移動を継続し、その後端が塗布ローラ21に来るようにする。
【0088】
この状況では、切断ローラ30によってまだ切断されていないラベルリボン8は、巻き出しアセンブリ7によってドラム9の周速よりも低速で切断ローラ30へ、したがってドラム9へも送られ、その結果、ドラム9はラベルリボン8上を摺動して、区域31bが受け取る必要のある新しいラベル8aの前端に区域31bの前方スライダ11が来るようにすることができる。
【0089】
この工程では、区域31bのスライダ11の吸引開口部16、又は少なくとも区域31bの前方スライダの吸引開口部16が真空源17から切り離されているので、前方スライダは、主にその第1接触領域12でラベルリボン8に当接することができ、結果として、少なくとも区域31bの前方スライダが新しいラベル8aの前端に到達するまで、ラベルリボン8上を容易に摺動することができる実現性をもたらす。
【0090】
図15に示す状況では、区域31bの前方スライダは、新しいラベル8aの前端に到達している。
【0091】
この状況では、ラベルリボン8は、可動ブレード30a及び固定ブレード30bによって切断され、その切断を容易にするために区域31bの前方スライダの吸引開口部16が真空源に接続されており、その結果、ラベルリボン8は、区域31bの前方スライダの第2接触領域13に付着するようにされ、こうして、新しいラベル8aがブレード30a、30bによって確実に有効に切断され、ドラム9に同調され、ドラム9と完全に一体化し得る。
【0092】
続いて、区域31aに位置するラベル8aの対応する容器3への移送は、区域31aの後方スライダも塗布ローラ21を通過した後に行われる。
【0093】
このようにして考案された本発明は、多数の修正及び変形が可能であり、それらの全てが添付の特許請求の範囲内である。全ての詳細は、他の技術的に等価な要素と更に置き換えることができる。
【0094】
実際には、使用される材料は、特定の用途、並びに条件付きの形状及び寸法に適合する限り、要件及び最新技術に応じて任意であり得る。
【0095】
本出願が優先権を主張するイタリア特許出願第102020000030812号の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0096】
任意の請求項に記載された技術的特徴の後に参照符号が続く場合、それらの参照符号は、特許請求の範囲の理解度を高めることのみを目的として含まれており、したがって、そのような参照符号は、そのような参照符号によって例として特定される各要素の解釈にいかなる限定的な効果も有さない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
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【国際調査報告】