(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-20
(54)【発明の名称】接合表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 5/00 20060101AFI20231213BHJP
H04N 5/66 20060101ALI20231213BHJP
G09G 5/37 20060101ALI20231213BHJP
【FI】
G09G5/00 510V
H04N5/66 B
G09G5/00 555D
G09G5/37 320
G09G5/37 200
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021571666
(86)(22)【出願日】2021-11-26
(85)【翻訳文提出日】2022-01-05
(86)【国際出願番号】 CN2021133619
(87)【国際公開番号】W WO2023082353
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】202111325026.X
(32)【優先日】2021-11-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.9-2,Tangming Rd,Guangming New District,Shenzhen,Guangdong,China 518132
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】江 ▲テイ▼▲テイ▼
【テーマコード(参考)】
5C058
5C182
【Fターム(参考)】
5C058BA23
5C182AB11
5C182AB14
5C182BB04
5C182BB05
5C182BB12
5C182BC01
5C182BC11
5C182CB01
5C182CB13
5C182CB23
5C182CB44
5C182DA32
(57)【要約】
本願は、表示モジュール、処理モジュール、配信モジュール及び駆動モジュールを含む接合表示装置を開示する。表示モジュールは、複数の基本表示モジュールと2つの基本表示モジュールの接合箇所に設けられた少なくとも1つの補足表示モジュールとを含む。処理モジュールは、表示モジュールと電気信号で接続される。配信モジュールは、処理モジュールと電気信号で接続され、基本表示モジュール及び補足表示モジュールに画面信号を送信する。駆動モジュールは、補足表示モジュールに対応して設けられ、補足表示モジュールと電気信号で接続される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の基本表示モジュール及び2つの前記基本表示モジュールの接合箇所に設けられた少なくとも1つの補足表示モジュールを含む表示モジュールと、
前記表示モジュールと電気信号で接続され、受信したソース画像画面に対して第1処理を行って、前記基本表示モジュールに対応する初期サブ基本画面を取得する処理モジュールと、
前記処理モジュールと電気信号で接続され、前記処理モジュールから送信された前記初期サブ基本画面を受信し、前記初期サブ基本画面に対して第2処理を行って、前記補足表示モジュールに対応する目標サブ補足画面と前記基本表示モジュールに対応する目標サブ基本画面とを取得し、前記目標サブ補足画面をこれに対応する前記補足表示モジュールに送信し、前記目標サブ基本画面をこれに対応する前記基本表示モジュールに送信する配信モジュールと、
前記補足表示モジュールに対応して設けられ、前記配信モジュール及び前記補足表示モジュールと電気信号で接続され、前記配信モジュールからの前記目標サブ補足画面を受信し、前記目標サブ補足画面に対応する前記補足表示モジュールに送信して前記目標サブ補足画面を前記補足表示モジュールに表示させる駆動モジュールと、を含むことを特徴とする、
接合表示装置。
【請求項2】
前記処理モジュールは、
各前記基本表示モジュールの解像度を含む前記表示モジュールの画素情報と前記ソース画像画面とを受信する第1受信サブモジュールと、
各前記基本表示モジュールの解像度に基づいて、前記ソース画像画面を複数の前記初期サブ基本画面に分割する第1分割サブモジュールと、を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の接合表示装置。
【請求項3】
前記配信モジュールは、
各前記補足表示モジュールの解像度をさらに含む前記表示モジュールの画素情報と前記初期サブ基本画面とを受信する第2受信サブモジュールと、
各前記補足表示モジュールの解像度に基づいて、前記初期サブ基本画面に対してエッジ処理を行って、前記目標サブ補足画面及び前記目標サブ基本画面を形成する第2分割サブモジュールと、を含むことを特徴とする、
請求項2に記載の接合表示装置。
【請求項4】
前記第2分割サブモジュールは、
各前記補足表示モジュールの解像度に基づいて、前記初期サブ基本画面に対してカットすることにより、画素幅が前記補足表示モジュールの画素幅以下であるとともに前記接合箇所に近接するサブ補足表示画面と、前記接合箇所から離れるサブ基本表示画面とを形成する画面カットユニットと、
前記接合箇所と平行になるとともに画素幅が前記サブ補足表示画面の画素幅と等しいフレーム表示領域を、前記サブ基本表示画面の外側縁に追加することにより、前記目標サブ基本画面を形成する第1フレーム追加ユニットと、
前記目標サブ補足画面の外側縁と前記目標サブ基本画面の外側縁とが一致するように前記サブ補足表示画面の外側縁に前記フレーム表示領域を追加して前記目標サブ補足画面を形成し、又は、前記サブ補足表示画面を前記目標サブ補足画面に直接的に変換する第2フレーム追加ユニットと、を含むことを特徴とする、
請求項3に記載の接合表示装置。
【請求項5】
前記第2分割サブモジュールは、
各前記補足表示モジュールの解像度に基づいて、前記初期サブ基本画面の前記接合箇所に近接する側に沿って複製することにより、前記目標サブ補足画面を取得する画面複製ユニットと、
前記初期サブ基本画面を前記目標サブ基本画面とする画面形成ユニットと、を含むことを特徴とする、
請求項3に記載の接合表示装置。
【請求項6】
前記駆動モジュールは、
基板と、
前記基板に集積され、受信した前記目標サブ補足画面に対して第3処理を行う駆動ユニットと、
前記基板に集積され、前記駆動ユニット及び前記補足表示モジュールと電気信号で接続され、前記駆動ユニットにより処理された前記目標サブ補足画面を受信し、前記目標サブ補足画面に対応する前記補足表示モジュールに配信して前記目標サブ補足画面を前記補足表示モジュールに表示させる出力ユニットと、を含むことを特徴とする、
請求項1に記載の接合表示装置。
【請求項7】
前記駆動モジュールは、
前記駆動ユニット及び前記配信モジュールと電気信号で接続され、前記配信モジュールから送信された前記目標サブ補足画面を受信し、前記目標サブ補足画面を前記駆動ユニットに送信するポートユニットをさらに含むことを特徴とする、
請求項6に記載の接合表示装置。
【請求項8】
前記補足表示モジュールは、複数の補足表示ユニットを含み、
前記出力ユニットは、それぞれ複数の前記補足表示ユニットに対応して同じ側に設けられ、電気信号接続が実現されるように対応する前記補足表示ユニットと接続して固定される複数の表示インタフェースを含む、
請求項7に記載の接合表示装置。
【請求項9】
前記駆動モジュールは、前記基板並びに前記基板に設けられた前記ポートユニット、前記駆動ユニット及び前記出力ユニットが含まれる駆動パネルを含む、
請求項8に記載の接合表示装置。
【請求項10】
前記駆動モジュールは、前記駆動パネルを含み、
前記駆動パネルは、
前記基板、前記ポートユニット、前記駆動ユニット、前記出力ユニット及び拡張インタフェースを含む主駆動パネルと、
前記接合箇所に沿って前記主駆動パネルの片側に設けられ、前記基板、前記出力ユニット及び前記拡張インタフェースを含む副駆動パネルと、を含み、
電気信号接続が実現されるように前記主駆動パネルと前記副駆動パネルとの間が前記拡張インタフェースにより接続して固定されることを特徴とする、
請求項9に記載の接合表示装置。
【請求項11】
前記表示インタフェースは、前記接合箇所に沿って前記基板の片側縁に設けられ、
前記拡張インタフェースは、前記基板の前記表示インタフェースに隣接する片側縁に設けられることを特徴とする、
請求項10に記載の接合表示装置。
【請求項12】
前記補足表示ユニットは、前記接合箇所に沿ってストライプ状に設けられ、各補足表示ユニットは、フレーム幅が5mmよりも小さく、画素幅が8個の画素よりも大きい、
請求項8に記載の接合表示装置。
【請求項13】
隣接する2つの前記補足表示ユニットにおける隣接する画素点の間隔は、0.63mmよりも小さい、
請求項8に記載の接合表示装置。
【請求項14】
前記駆動モジュールは、主駆動サブモジュール及び副駆動サブモジュールが含まれる複数の駆動サブモジュールを含み、
前記副駆動サブモジュールは、前記接合箇所に沿って前記主駆動サブモジュールの片側に設けられ、
前記主駆動サブモジュールは、前記目標サブ補足画面を前記副駆動サブモジュールに送信することを特徴とする、
請求項7に記載の接合表示装置。
【請求項15】
前記主駆動サブモジュール及び前記副駆動サブモジュールには、いずれも、受信ポート及び送信ポートを含む前記ポートユニットが設けられ、
前記主駆動サブモジュールの受信ポートは、主受信ポートであり、
前記副駆動サブモジュールの受信ポートは、副受信ポートであり、
前記主駆動サブモジュールの送信ポートは、主送信ポートであり、
前記主受信ポートは、前記配信モジュールと電気信号で接続され、前記配信モジュールから送信された前記目標サブ補足画面を受信し、
前記主送信ポートは、前記主受信ポート及び前記副受信ポートと電気信号で接続され、前記主受信ポートが受信した前記目標サブ補足画面を前記副受信ポートに送信することを特徴とする、
請求項14に記載の接合表示装置。
【請求項16】
前記副駆動サブモジュールは、複数設けられ、
前記主駆動サブモジュールと各前記副駆動サブモジュールとの間は、カスケード接続方式で接続される、
請求項14に記載の接合表示装置。
【請求項17】
前記主駆動サブモジュールと各前記副駆動サブモジュールは、前記接合箇所に沿って順次配列して設けられる、
請求項16に記載の接合表示装置。
【請求項18】
前記駆動サブモジュールは、少なくとも1つの駆動パネルを含み、
前記駆動パネルは、
前記基板、前記ポートユニット、前記駆動ユニット、前記出力ユニット及び拡張インタフェースを含む主駆動パネルと、
前記接合箇所に沿って前記主駆動パネルの片側に設けられ、前記基板、前記出力ユニット及び前記拡張インタフェースを含む副駆動パネルと、を含み、
電気信号接続が実現されるように前記主駆動パネルと前記副駆動パネルとの間が前記拡張インタフェースにより接続して固定される、
請求項14に記載の接合表示装置。
【請求項19】
前記補足表示モジュールは、前記主駆動サブモジュール及び前記副駆動サブモジュールに対応する複数の補足表示サブモジュールを含み、
前記主駆動サブモジュール及び前記副駆動サブモジュールは、それぞれ対応する前記補足表示サブモジュールと電気信号で接続される、
請求項14に記載の接合表示装置。
【請求項20】
各前記補足表示サブモジュールは、これらに対応して複数の補足表示ユニットを含む、
請求項19に記載の接合表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、表示の分野に関し、具体的には、接合表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子業界の発展に伴い、様々な超大型表示装置の需要は日々高まっており、様々なシーンへの応用もますます広くなるため、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)接合機器などの接合機器もますます重視される。接合機器は、実際の表示需要に応じて、複数のLCDディスプレイスクリーンを接合して超大型ディスプレイスクリーンを形成して画面表示を行うことができ、画面表示が明瞭で、柔軟性が高いなどの利点がある。
【0003】
現在、接合表示装置は、異なるタイプの複数の表示モジュールを集積するため、その内部に様々な表示モジュールと適合する機能素子が設けられ、装置の内部空間が不十分であることをもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、従来の技術における接合表示装置内の集積素子が多すぎることで、装置の内部空間が不十分であるという技術的問題を解決することができる接合表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例によれば、複数の基本表示モジュール及び2つの前記基本表示モジュールの接合箇所に設けられた少なくとも1つの補足表示モジュールを含む表示モジュールと、前記表示モジュールと電気信号で接続され、受信したソース画像画面に対して第1処理を行って、前記基本表示モジュールに対応する初期サブ基本画面を取得する処理モジュールと、前記処理モジュールと電気信号で接続され、前記処理モジュールから送信された前記初期サブ基本画面を受信し、前記初期サブ基本画面に対して第2処理を行って、前記補足表示モジュールに対応する目標サブ補足画面と前記基本表示モジュールに対応する目標サブ基本画面とを取得し、前記目標サブ補足画面をこれに対応する前記補足表示モジュールに送信し、前記目標サブ基本画面をこれに対応する基本表示モジュールに送信する配信モジュールと、前記補足表示モジュールに対応して設けられ、前記配信モジュール及び前記補足表示モジュールと電気信号で接続され、前記配信モジュールからの前記目標サブ補足画面を受信し、前記目標サブ補足画面に対応する前記補足表示モジュールに送信して前記目標サブ補足画面を前記補足表示モジュールに表示させる駆動モジュールと、を含む接合表示装置が提供される。
【0006】
好ましくは、前記処理モジュールは、各前記基本表示モジュールの解像度を含む前記表示モジュールの画素情報と前記ソース画像画面とを受信する第1受信サブモジュールと、各前記基本表示モジュールの解像度に基づいて、前記ソース画像画面を複数の前記初期サブ基本画面に分割する第1分割サブモジュールと、を含む。
【0007】
好ましくは、前記配信モジュールは、各前記補足表示モジュールの解像度をさらに含む前記表示モジュールの画素情報と前記初期サブ基本画面とを受信する第2受信サブモジュールと、各前記補足表示モジュールの解像度に基づいて、前記初期サブ基本画面に対してエッジ処理を行って、前記目標サブ補足画面及び前記目標サブ基本画面を形成する第2分割サブモジュールと、を含む。
【0008】
好ましくは、前記第2分割サブモジュールは、各前記補足表示モジュールの解像度に基づいて、前記初期サブ基本画面に対してカットすることにより、画素幅が前記補足表示モジュールの画素幅以下であるとともに前記接合箇所に近接するサブ補足表示画面と、前記接合箇所から離れるサブ基本表示画面とを形成する画面カットユニットと、前記接合箇所と平行になるとともに画素幅が前記サブ補足表示画面の画素幅と等しいフレーム表示領域を、前記サブ基本表示画面の外側縁に追加することにより、前記目標サブ基本画面を形成する第1フレーム追加ユニットと、前記目標サブ補足画面の外側縁と前記目標サブ基本画面の外側縁とが一致するように前記サブ補足表示画面の外側縁にフレーム表示領域を追加して目標サブ補足画面を形成する第2フレーム追加ユニットと、を含む。
【0009】
好ましくは、前記第2分割サブモジュールは、各前記補足表示モジュールの解像度に基づいて、前記初期サブ基本画面の前記接合箇所に近接する側に沿って複製することにより、前記目標サブ補足画面を取得する画面複製ユニットと、前記初期サブ基本画面を前記目標サブ基本画面とする画面形成ユニットと、を含む。
【0010】
好ましくは、前記駆動モジュールは、基板と、前記基板に集積され、受信した前記目標サブ補足画面に対して第3処理を行う駆動ユニットと、前記基板に集積され、前記駆動ユニット及び前記補足表示モジュールと電気信号で接続され、前記駆動ユニットにより処理された前記目標サブ補足画面を受信し、前記目標サブ補足画面に対応する補足表示モジュールに配信して前記目標サブ補足画面を前記補足表示モジュールに表示させる出力ユニットと、を含む。
【0011】
好ましくは、前記駆動モジュールは、前記駆動ユニット及び前記配信モジュールと電気信号で接続され、前記配信モジュールから送信された前記目標サブ補足画面を受信し、前記目標サブ補足画面を前記駆動ユニットに送信するポートユニットをさらに含む。
【0012】
好ましくは、前記補足表示モジュールは、複数の補足表示ユニットを含み、前記出力ユニットは、それぞれ複数の前記補足表示ユニットに対応して同じ側に設けられ、電気信号接続が実現されるように対応する前記補足表示ユニットと接続して固定される複数の表示インタフェースを含む。
【0013】
好ましくは、前記駆動モジュールは、前記基板並びに前記基板に設けられた前記ポートユニット、前記駆動ユニット及び前記出力ユニットが含まれる駆動パネルを含む。
【0014】
好ましくは、前記駆動モジュールは、駆動パネルを含み、前記駆動パネルは、前記基板、前記ポートユニット、前記駆動ユニット、前記出力ユニット及び拡張インタフェースを含む主駆動パネルと、前記接合箇所に沿って前記主駆動パネルの片側に設けられ、前記基板、前記出力ユニット及び拡張インタフェースを含む副駆動パネルと、含み、電気信号接続が実現されるように前記主駆動パネルと前記副駆動パネルとの間が前記拡張インタフェースにより接続して固定される。
【0015】
好ましくは、前記表示インタフェースは、前記接合箇所に沿って前記基板の片側縁に設けられ、前記拡張インタフェースは、前記基板の前記表示インタフェースに隣接する片側縁に設けられる。
【0016】
好ましくは、前記補足表示ユニットは、前記接合箇所に沿ってストライプ状に設けられ、各補足表示ユニットは、フレーム幅が5mmよりも小さく、画素幅が8個の画素よりも大きい。
【0017】
好ましくは、隣接する2つの前記補足表示ユニットにおける隣接する画素点の間隔は、0.63mmよりも小さい。
【0018】
好ましくは、前記駆動モジュールは、主駆動サブモジュール及び副駆動サブモジュールが含まれる複数の駆動サブモジュールを含み、前記副駆動サブモジュールは、前記接合箇所に沿って前記主駆動サブモジュールの片側に設けられ、前記主駆動サブモジュールは、前記目標サブ補足画面を前記副駆動サブモジュールに送信する。
【0019】
好ましくは、前記主駆動サブモジュール及び前記副駆動サブモジュールには、いずれも、受信ポート及び送信ポートを含む前記ポートユニットが設けられ、前記主駆動サブモジュールの受信ポートは、主受信ポートであり、前記副駆動サブモジュールの受信ポートは、副受信ポートであり、前記主駆動サブモジュールの送信ポートは、主送信ポートであり、前記主受信ポートは、前記配信モジュールと電気信号で接続され、前記配信モジュールから送信された前記目標サブ補足画面を受信し、前記主送信ポートは、前記主受信ポート及び副受信ポートと電気信号で接続され、前記主受信ポートが受信した前記目標サブ補足画面を前記副受信ポートに送信する。
【0020】
好ましくは、前記副駆動サブモジュールは、複数設けられ、前記主駆動サブモジュールと各前記副駆動サブモジュールとの間は、カスケード接続方式で接続される。
【0021】
好ましくは、前記主駆動サブモジュールと各前記副駆動サブモジュールは、前記接合箇所に沿って順次配列して設けられる。
【0022】
好ましくは、前記駆動サブモジュールは、少なくとも1つの駆動パネルを含み、前記駆動パネルは、前記基板、前記ポートユニット、前記駆動ユニット、前記出力ユニット及び拡張インタフェースを含む主駆動パネルと、前記接合箇所に沿って前記主駆動パネルの片側に設けられ、前記基板、前記出力ユニット及び拡張インタフェースを含む副駆動パネルと、を含み、電気信号接続が実現されるように前記主駆動パネルと前記副駆動パネルとの間が前記拡張インタフェースにより接続して固定される。
【0023】
好ましくは、前記補足表示モジュールは、前記主駆動サブモジュール及び前記副駆動サブモジュールに対応する複数の補足表示サブモジュールを含み、前記主駆動サブモジュール及び前記副駆動サブモジュールは、それぞれ対応する前記補足表示サブモジュールと電気信号で接続される。
【0024】
好ましくは、各前記補足表示サブモジュールは、これらに対応して複数の補足表示ユニットを含む。
【発明の効果】
【0025】
本願の実施例によれば、配信モジュールが初期サブ基本画面を処理した後に目標サブ補足画面と目標サブ基本画面を配信することにより、従来の技術に存在する目標サブ補足画面を駆動モジュールに送信する送信モジュールを省略し、表示機器内の空間を効果的に節約し、接合表示装置内の集積素子が多すぎることで、装置の内部空間が不十分であるという技術的問題を解決することができる。また、本願の実施例によれば、さらに、従来の技術における処理モジュール内のソース画像画面を処理して目標サブ補足画面及び目標サブ基本画面を取得する実行ユニットを省略することにより、表示機器内の空間を節約するだけでなく、表示機器の製造コストを節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本願の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下に説明される図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0027】
【
図1】本願の実施例に係る接合表示装置のアーキテクチャ概略図である。
【
図2】
図1に対応する実施例に係る接合表示装置における一実施例の画像変化の概略図である。
【
図3】
図1に対応する実施例に係る接合表示装置における他の実施例の画像変化の概略図である。
【
図4】本願の実施例に係る処理モジュール及び配信モジュールのアーキテクチャ概略図である。
【
図5】本願の実施例に係る第2分割サブモジュールのアーキテクチャ概略図である。
【
図6】
図5に対応する実施例に係る接合表示装置における一実施例の画像変化の概略図である。
【
図7】
図5に対応する実施例に係る接合表示装置における他の実施例の画像変化の概略図である。
【
図8】本願の実施例に係る第2分割サブモジュールのアーキテクチャ概略図である。
【
図9】
図8に対応する実施例に係る接合表示装置における一実施例の画像変化の概略図である。
【
図10】
図8に対応する実施例に係る接合表示装置における他の実施例の画像変化の概略図である。
【
図11】本願の実施例に係る駆動モジュールのアーキテクチャ概略図である。
【
図12】本願の実施例に係る駆動モジュールの構造概略図である。
【
図13】本願の実施例に係る駆動サブモジュールの構造概略図である。
【
図14】本願の実施例に係る主駆動パネルの構造概略図である。
【
図15】本願の実施例に係る補足表示ユニットの局所構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術手段を明確かつ完全的に説明し、明らかに、説明される実施例は、本願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で得られる他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものである。また、ここで説明する具体的な実施形態は、本願を説明して解釈するためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことを理解されたい。本願において、逆に説明しない場合、使用される「上」、「下」などの方位詞は、一般的には、装置の実際使用又は動作状態での上と下を意味し、具体的には図面における図の方向であり、「内」及び「外」は、装置の輪郭に関するものである。
【0029】
本願の実施例によれば、接合表示装置が提供される。以下、詳細に説明する。説明すべきものとして、以下の実施例の説明順序は、実施例の優先順位を限定するものではない。
【0030】
本出願によれば、室内室外の様々な超大型接合機器及び他の様々な表示画面を必要とする機器に適用可能な接合表示装置が提供される。
【0031】
図1~
図3に示すように、接合表示装置は、表示モジュール100、処理モジュール200、配信モジュール300及び駆動モジュール400を含む。表示モジュール100は、複数の基本表示モジュール110及び2つの基本表示モジュール110の接合箇所130に設けられた少なくとも1つの補足表示モジュール120を含む。上記複数の基本表示モジュール110は、直線に沿って配列されて、スクリーン比率の大きいディスプレイスクリーンを形成することができる。補足表示モジュール120は、隣接する2つの基本表示モジュール110の接合箇所130に設けられる。当該配列方式は、映画館、遊技場、制御センターなどの広い視界を必要とするシーンと屋外広告などのディスプレイスクリーンの幅又は高さに一定の要件を有するシーンに適用される。上記基本表示モジュール110は、マトリクスアレイで配列され、スクリーン比率が正常であるディスプレイスクリーンを形成することができる。補足表示モジュール120は、隣接する2つの基本表示モジュール110の接合箇所130に設けられる、当該配列方式は、スケジューリングセンター、室内広告、屋外広告などのシーンに適用される。
【0032】
処理モジュール200は、表示モジュール100と電気信号で接続され、受信したソース画像画面800に対して第1処理を行って、基本表示モジュール110に対応する初期サブ基本画面801を取得する。
【0033】
配信モジュール300は、処理モジュール200と電気信号で接続され、処理モジュール200から送信された初期サブ基本画面801を受信し、初期サブ基本画面801に対して第2処理を行って、補足表示モジュール120に対応する目標サブ補足画面912と基本表示モジュール110に対応する目標サブ基本画面911とを取得し、目標サブ補足画面912をこれに対応する補足表示モジュール120に送信し、目標サブ基本画面911をこれに対応する基本表示モジュール110に送信する。
【0034】
駆動モジュール400は、補足表示モジュール120に対応して設けられ、配信モジュール300及び補足表示モジュール120と電気信号で接続され、配信モジュール300から送信された目標サブ補足画面912を受信し、目標サブ補足画面912に対して第3処理を行った後に、目標サブ補足画面912に対応する補足表示モジュール120に送信する。
【0035】
上記第1処理は、ソース画像画面800を基本表示モジュール110に対応する初期サブ基本画面801に分割し、対応する画質最適化を行うものである。第2処理は、初期サブ基本画面801に基づいて処理して、補足表示モジュール120に対応する目標サブ補足画面912と基本表示モジュール110に対応する目標サブ基本画面911とを取得し、さらに対応する画質最適化を行うものである。第3処理は、目標サブ補足画面912を、補足表示モジュール120が表示可能な信号に変換するものである。
【0036】
すなわち、本実施例において、処理モジュール200は、ソース画像画面800を受信した後に、ソース画像画面800に対して第1処理を行って、基本表示モジュール110に対応する初期サブ基本画面801を取得し、初期サブ基本画面801を配信モジュール300に送信する。配信モジュール300は、初期サブ基本画面801に対して第2処理を行って、補足表示モジュール120に対応する目標サブ補足画面912と基本表示モジュール110に対応する目標サブ基本画面911とを取得し、次に目標サブ基本画面911をこれに対応する駆動モジュールに送信することにより基本表示モジュール110に表示するように駆動し、目標サブ補足画面912をこれに対応する駆動モジュール400に送信することにより、対応する画面を補足表示モジュール120に表示するように駆動する。
【0037】
本願の実施例において、配信モジュール300は、初期サブ基本画面801を処理した後に目標サブ補足画面912と目標サブ基本画面911を配信し、従来の技術に存在する目標サブ補足画面912を駆動モジュール400に送信するための送信モジュールを配信モジュール300に集積することにより、表示機器内の空間を効果的に節約し、接合表示装置内の集積素子が多すぎることで、装置の内部空間が不十分であるという技術的問題を解決することができる。また、本願の実施例において、配信モジュール300は、さらに一部の画面処理の機能を担い、従来の技術における処理モジュール200におけるソース画像画面800を処理して目標サブ補足画面912と目標サブ基本画面911を取得するための実行ユニットの一部の機能を、配信モジュール300に集積することにより、表示機器内の空間を節約するだけでなく、表示機器の製造コストを節約することができる。
【0038】
図4に示すように、処理モジュール200は、第1受信サブモジュール210及び第1分割サブモジュール220を含む。第1分割サブモジュール220は、第1受信サブモジュール210により表示モジュール100の画素情報及びソース画像画面800を受信し、次に各基本表示モジュール110の解像度に基づいて、ソース画像画面800を複数の初期サブ基本画面801に分割する。
【0039】
上記画素情報は、各基本表示モジュール110の解像度、各補足表示モジュール120の解像度及び画素幅等の情報を含む。画素幅は、補足表示モジュール120の接合箇所130の幅方向における画素サイズであり、各補足表示モジュール120の解像度にも含まれる。
【0040】
すなわち、本実施例において、処理モジュール200は、ソース画像画面800を受信する以外に、さらに表示モジュール100の画素情報を受信し、第1処理の過程は、各基本表示モジュール110の解像度に基づいて、ソース画像画面800を複数の初期サブ基本画面801に分割するものである。
【0041】
配信モジュール300は、第2受信サブモジュール310、第2分割サブモジュール320及び配信サブモジュール330を含む。第2分割サブモジュール320は、第2受信サブモジュール310により上記表示モジュールの画素情報及び上記初期サブ基本画面801を受信し、次に各上記補足表示モジュール120の解像度に基づいて、上記初期サブ基本画面801に対してエッジ処理を行って、目標サブ補足画面912と目標サブ基本画面911を形成し、最後に配信サブモジュール330により補足表示モジュール120に表示するように駆動する駆動モジュール400と基本表示モジュール110に表示するように駆動する駆動カードとに配信する。駆動モジュール400は、補足表示モジュール120が対応する画面を表示するように駆動する。駆動カードは、基本表示モジュール110が対応する画面を表示するように駆動する。
【0042】
すなわち、本実施例において、第2処理の過程は、各前記補足表示モジュール120の解像度に基づいて、初期サブ基本画面801に対してエッジ処理を行って、目標サブ補足画面912と目標サブ基本画面911を形成することである。第2処理の具体的な実行方式が複数あり、例えば、初期サブ基本画面801のエッジの画素を複製して目標サブ補足画面912を取得し、初期サブ基本画面801を一定の比率係数で拡大した後に、カットにより目標サブ補足画面912と目標サブ基本画面911を形成し、初期サブ基本画面801を平行移動してカットした後にフレーム表示領域920を追加して目標サブ補足画面912と目標サブ基本画面911を形成する。
【0043】
初期サブ基本画面801を平行移動してカットした後にフレーム表示領域920を追加して目標サブ補足画面912と目標サブ基本画面911を形成する具体的な実行方式は、
図5~
図7に示す実施例を参照されたい。
【0044】
本願の1つの実施例において、
図5~
図7に示すように、上記第2分割サブモジュール320は、画面カットユニット321、第1フレーム追加ユニット322及び第2フレーム追加ユニット323を含む。
【0045】
画面カットユニット321は、各補足表示モジュール120の解像度に基づいて、上記初期サブ基本画面801に対してカットすることにより、接合箇所130に近接するサブ補足表示画面812と接合箇所130から離れたサブ基本表示画面811とを形成する。第1フレーム追加ユニット322は、上記サブ基本表示画面811の外側縁に沿って、フレーム表示領域920を追加して目標サブ基本画面911を形成する。第2フレーム追加ユニット323は、目標サブ補足画面912の外側縁と目標サブ基本画面911の外側縁とが一致するように上記サブ補足表示画面812の外側縁にフレーム表示領域920を追加して目標サブ補足画面912を形成する。
【0046】
上記初期サブ基本画面801からカットされたサブ補足表示画面812の画素幅は、補足表示モジュール120の画素幅以下である。1つの補足表示モジュール120が2つの基本表示モジュール110に隣接するため、1つの補足表示モジュール120の画面は、隣接する1つの基本表示モジュール110からカットされた画面であってもよく、隣接する2つの基本表示モジュール110からカットされた画面であってもよい。隣接する2つの基本表示モジュール110からカットされた画面である場合、カットされたサブ補足表示画面812を別の画面からカットされたサブ補足表示画面812と接合する必要があるため、サブ補足表示画面812の画素幅は、補足表示モジュール120の画素幅以下である。同時に、フレーム表示領域920は、接合箇所130に平行となり、その画素幅が上記サブ補足表示画面812の画素幅と等しい。
【0047】
本実施例において、第2処理の具体的な実行ステップは、以下のとおりである。初期サブ基本画面801の接合箇所130に近接する側に沿ってカットして、接合箇所130に近接するサブ補足表示画面812と接合箇所130から離れるサブ基本表示画面811とを取得する。そして、サブ基本表示画面811の外側縁(サブ補足表示画面812から離れる側縁)にフレーム表示領域920を追加して目標サブ基本画面911を形成する。当該フレーム表示領域920の画素幅は、前にカットされたサブ補足表示画面812の画素幅と一致する。表示効果の点では、サブ補足表示画面812とフレーム表示領域920は、サブ基本表示画面811に対して中心対称となる。目標サブ補足画面912の外側縁と目標サブ基本画面911の外側縁とが一致するように最後にサブ補足表示画面812の外側縁にフレーム表示領域920を追加して目標サブ補足画面912を形成する。
【0048】
本実施例の技術手段は、ソース画像画面800の外周に一回りのフレーム表示領域920を追加することで、補足表示モジュール120の増加に伴って増加した画素点の問題を解決することができる。これにより、表示装置が最終的に表示する画面の解像度は、ソース画像画面800の解像度と一致し、画面の最終的な表示効果を保証することができる。
【0049】
上記第2処理の実行ステップは、4つの基本表示モジュール110がアレイに配列された場合、及び、2つの基本表示モジュール110が接合された場合のみに適用される。
【0050】
2つの基本表示モジュール110が接合されたものに適用する場合、サブ補足表示画面812は、中間に位置し、外側縁にフレーム表示領域920を追加する必要がなく、目標サブ補足画面912の外側縁と目標サブ基本画面911の外側縁とが一致することを保証することができる。これにより、第2フレーム追加ユニット323は、サブ補足表示画面812を目標サブ補足画面912に直接的に変換することができるため、実際のフレーム追加処理を行う必要がない。
【0051】
本願の別の実施例において、
図8~
図10に示すように、上記第2分割サブモジュール320は、画面複製ユニット324及び画面形成ユニット325を含む。
【0052】
画面複製ユニット324は、各補足表示モジュール120の解像度に基づいて、上記初期サブ基本画面801の接合箇所130に近接する側に沿って複製することにより、目標サブ補足画面912を取得する。画面形成ユニット325は、上記初期サブ基本画面801を目標サブ基本画面911とする。
【0053】
本実施例において、第2処理の具体的な実行ステップは、上記初期サブ基本画面801の接合箇所130に近接する側に沿って複製することにより、目標サブ補足画面912を取得し、上記初期サブ基本画面801を目標サブ基本画面911とすることである。すなわち、補足表示モジュール120に隣接する初期サブ基本画面801のエッジの画素を複製することにより目標サブ補足画面912を形成し、上記初期サブ基本画面801を目標サブ基本画面911とする。
【0054】
図11に示すように、駆動モジュール400は、ポートユニット410、駆動ユニット420、出力ユニット430及び基板440を含む。ポートユニット410、駆動ユニット420、出力ユニット430は、いずれも基板440に集積される。ポートユニット410は、配信モジュール300及び駆動ユニット420と電気信号で接続される。出力ユニット430は、駆動ユニット420及び補足表示モジュール120と電気信号で接続される。ポートユニット410は、配信モジュール300から送信された目標サブ補足画面912を受信する。駆動ユニット420は、ポートユニット410が受信した目標サブ補足画面912に対して第3処理を行う。出力ユニット430は、駆動ユニット420により処理された目標サブ補足画面912を受信し、目標サブ補足画面912に対応する補足表示モジュール120に送信して上記補足表示モジュール120に表示させる。
【0055】
すなわち、本実施例において、ポートユニット410は、配信モジュール300から送信された目標サブ補足画面912を受信し、駆動ユニット420に伝送する。駆動ユニット420は、ポートユニット410からの目標サブ補足画面912に対して第3処理を行った後に、出力ユニット430を介して補足表示モジュール120にサブ補足画面を表示するように制御する。
【0056】
本願の他の実施例において、
図12に示すように、上記駆動モジュール400は、主駆動サブモジュール401及び副駆動サブモジュール402の2種類の駆動サブモジュールを含む。各駆動モジュール400は、いずれも1つの主駆動サブモジュール401及び少なくとも1つの副駆動サブモジュール402を含む。副駆動サブモジュール402は、接合箇所130に沿って主駆動サブモジュール401の片側に設けられる。補足表示モジュール120は、複数の補足表示サブモジュール121を含み、主駆動サブモジュール401と副駆動サブモジュール402に対応する。各補足表示サブモジュール121は、それに対応して複数の補足表示ユニット1211を含む。主駆動サブモジュール401及び副駆動サブモジュール402は、いずれも、それぞれ対応する補足表示サブモジュール121と電気信号で接続される。
【0057】
主駆動サブモジュール401及び副駆動サブモジュール402のいずれにも、上記ポートユニット410、駆動ユニット420及び出力ユニット430が設けられる。主駆動サブモジュール401のポートユニット410は、それぞれ主受信ポート411と主送信ポート412である受信ポート及び送信ポートを含む。副駆動サブモジュール402のポートユニット410は、副受信ポート413である受信ポートを含む。
【0058】
本実施例において、主駆動サブモジュール401の主受信ポート411は、配信モジュール300と電気信号で接続される。主駆動サブモジュール401の主送信ポート412は、主駆動サブモジュール401の主受信ポート411及び副駆動サブモジュール402の副受信ポート413と電気信号で接続される。配信モジュール300は、目標サブ補足画面912を主駆動サブモジュール401の主受信ポート411に送信する。そして、主駆動サブモジュール401の主送信ポート412は、当該目標サブ補足画面912を受信した後に、主駆動サブモジュール401の主送信ポート412により当該目標サブ補足画面912を副駆動サブモジュール402の副受信ポート413に送信する。同時に、当該主駆動サブモジュール401の主受信ポート411は、さらに、当該目標サブ補足画面912を主駆動サブモジュール401の駆動ユニット420に送信することにより、主駆動サブモジュール401に対応する補足表示サブモジュール121に表示させるように制御する。同様に、副駆動サブモジュール402の副受信ポート413は、当該目標サブ補足画面912を受信した後に、当該目標サブ補足画面912を副駆動サブモジュール402の駆動ユニット420に送信することにより、副駆動サブモジュール402に対応する補足表示サブモジュール121に表示させるように制御する。
【0059】
副駆動サブモジュール402が複数ある場合、主送信ポート412は、それぞれ各副駆動サブモジュール402の副受信ポート413と電気信号で接続され、目標サブ補足画面912を各副駆動サブモジュール402に配信することができる。
【0060】
本願の実施例において、各副駆動サブモジュール402にも、副送信ポート414である送信ポートが設けられる。主駆動サブモジュール401と各副駆動サブモジュール402との間は、カスケード接続方式で接続される。主駆動サブモジュール401と各副駆動サブモジュール402は、接合箇所130に沿って順次配列して設けられ、各副駆動サブモジュール402の副送信ポート414は、いずれもそれに隣接する1つの駆動サブモジュールの受信ポートと電気信号で接続される。各副駆動サブモジュール402の副受信ポート413は、いずれもそれに隣接する他の駆動サブモジュールの送信ポートと電気信号で接続される。主駆動サブモジュール401は、サブ補足表示画面812を主駆動サブモジュール401に隣接する副駆動サブモジュール402に送信し、当該副駆動サブモジュール402は、さらにサブ補足表示画面812を副駆動サブモジュール402に隣接する他の副駆動サブモジュール402に送信する。
【0061】
上記実施例において、主駆動サブモジュール401と副駆動サブモジュール402は、それぞれ異なる補足表示サブモジュール121に対応する。配信モジュール300からの信号ストリームは、まず主駆動サブモジュール401を通過し、次に副駆動サブモジュール402を通過する。すなわち、副駆動サブモジュール402は、主駆動サブモジュール401の拡張である。
【0062】
本願の他の実施例において、
図13及び
図14に示すように、上記駆動サブモジュールは、少なくとも1つの駆動パネルを含み、少なくとも1つの駆動パネルは、基板440並びに基板440に設けられたポートユニット410、駆動ユニット420及び出力ユニット430を含む。
【0063】
出力ユニット430は、それに対応して複数の表示インタフェース431を含む。補足表示モジュール120は、それに対応して複数の補足表示ユニット1211を含む。表示インタフェース431は、同じ側に設けられ、電気信号接続が実現されるように対応する補足表示ユニット1211と接続して固定される。これにより、各補足表示ユニット1211は、接合箇所130の方向に沿って順次接合して配列される。出力ユニット430は、各表示インタフェース431を介して、対応する表示情報を対応する補足表示ユニット1211に送信する。
【0064】
本実施例において、
図15に示すように、上記補足表示ユニット1211は、接合箇所130に沿ってストライプ状に設けられる。各補足表示ユニット1211のフレーム幅が5mmより小さく、各補足表示ユニット1211の画素幅が8個の画素よりも大きく、隣接する2つの補足表示ユニット1211の隣接する画素点の間隔が0.63mmより小さいことにより、補足表示モジュール120の画素密度が基本表示モジュール110により近づけることを保証することができ、さらにユーザにより良好な視覚体験を与えることができる。
【0065】
上記駆動サブモジュールが複数の駆動パネルを含む場合、当該駆動パネルは、主駆動パネル403及び当該主駆動パネル403に接続された副駆動パネル404を含む。一般的に、副駆動パネル404の数は、1つであるが、他の実施例において、当該数は、2つ又は複数であってもよい。副駆動パネル404は、接合箇所130に沿って上記主駆動パネル403の片側に設けられ、インタフェースを介して電気的接続及び構造接続が実現される。
【0066】
主駆動パネル403は、基板440並びに基板440に設けられたポートユニット410、駆動ユニット420、出力ユニット430及び拡張インタフェース450を含む。駆動ユニット420は、基板440の中部に設けられる。ポートユニット410と出力ユニット430は、それぞれ駆動ユニット420の両側に設けられる。拡張インタフェース450は、基板440の端部に設けられる。
【0067】
すなわち、出力ユニット430の表示インタフェース431は、接合箇所130に沿って基板440の長い片側縁に設けられ、拡張インタフェース450は、基板440の表示インタフェース431に隣接する短い片側縁に設けられる。
【0068】
副駆動パネル404は、基板440並びに基板440に設けられた出力ユニット430及び拡張インタフェース450を含む。主駆動パネル403と同様に、出力ユニット430の表示インタフェース431が接合箇所130に沿って基板440の長い片側縁に設けられ、拡張インタフェース450が基板440の表示インタフェース431に隣接する短い片側縁に設けられる。
【0069】
電気信号接続が実現されるように、主駆動パネル403と副駆動パネル404との間は、拡張インタフェース450により接続して固定され、主駆動パネル403は、拡張インタフェース450により対応する目標サブ補足画面912を副駆動パネル404に送信する。
【0070】
すなわち、本実施例において、処理モジュール200は、ソース画像画面800を受信した後に、ソース画像画面800に対して第1処理を行って、基本表示モジュール110に対応する初期サブ基本画面801を取得する。そして、配信モジュール300は、初期サブ基本画面801に対して第2処理を行って、補足表示モジュール120に対応する目標サブ補足画面912と基本表示モジュール110に対応する目標サブ基本画面911とを取得し、目標サブ基本画面911をこれに対応する駆動モジュールに送信することにより基本表示モジュール110に表示するように駆動し、目標サブ補足画面912をこれに対応する駆動モジュール400に送信する。
【0071】
駆動モジュール400の主駆動サブモジュール401の主駆動パネル403は、上記目標サブ補足画面912を受信し、主送信ポート412によりそれと電気信号で接続された副駆動サブモジュール402に送信する。同時に、当該主駆動サブモジュール401の主駆動パネル403は、その駆動ユニット420により第3処理を行った後に、目標サブ補足画面912を各補足表示ユニット1211が表示可能な画像信号に変更し、当該画像信号をその表示インタフェース431に対応して配信し、表示インタフェース431により補足表示ユニット1211に表示させる。また、当該主駆動パネル403は、さらに拡張インタフェース450を介して処理後の画像信号を副駆動パネル404に送信し、副駆動パネル404の各表示インタフェース431に配信することにより、副駆動パネル404に接続される補足表示ユニット1211も表示することができる。副駆動サブモジュール402も主駆動パネル403及び副駆動パネル404を含み、その処理過程が主駆動サブモジュール401と一致する。
【0072】
他の実施例において、駆動パネルは、1つだけであってもよく、この場合、当該駆動パネルは、主駆動パネル403である。副駆動パネル404は、主駆動パネル403の1つの拡張部品であり、主駆動パネル403の駆動ユニット420に可能な限り多くの補足表示ユニット1211を制御させることができる。これにより、製造コストを節約し、伝送効率を向上させることができる。
【0073】
以上、本願の実施例に係る表示装置及びその接合表示装置について詳細に説明し、本明細書において具体例で本願の原理及び実施形態を説明したが、以上の実施例の説明は、本願の方法及びその核心思想を容易に理解するためのものに過ぎず、なお、当業者であれば、本願の思想に照らし、具体的な実施形態及び適用範囲を変更することが可能であり、要するに、本明細書の内容は本願を限定するものと理解すべきではない。
【符号の説明】
【0074】
100 表示モジュール
110 基本表示モジュール
120 補足表示モジュール
121 補足表示サブモジュール
1211 補足表示ユニット
130 接合箇所
200 処理モジュール
210 第1受信サブモジュール
220 第1分割サブモジュール
300 配信モジュール
310 第1受信サブモジュール
320 第1分割サブモジュール
330 配信サブモジュール
321 画面カットユニット
322 第1フレーム追加ユニット
323 第2フレーム追加ユニット
324 画面複製ユニット
325 画面形成ユニット
400 駆動モジュール
410 ポートユニット
420 駆動ユニット
430 出力ユニット
440 基板
450 拡張インタフェース
401 主駆動サブモジュール
402 副駆動サブモジュール
403 主駆動パネル
404 副駆動パネル
411 主受信ポート
412 主送信ポート
413 副受信ポート
414 副送信ポート
431 表示インタフェース
800 ソース画像画面
920 フレーム表示領域
801 初期サブ基本画面
811 サブ基本表示画面
812 サブ補足表示画面
911 目標サブ基本画面
912 目標サブ補足画面
【国際調査報告】