(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-21
(54)【発明の名称】アップリンク反復の決定および計数
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0446 20230101AFI20231214BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20231214BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20231214BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W72/23
H04W72/1268
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023520353
(86)(22)【出願日】2021-10-21
(85)【翻訳文提出日】2023-04-03
(86)【国際出願番号】 US2021071959
(87)【国際公開番号】W WO2022087611
(87)【国際公開日】2022-04-28
(32)【優先日】2020-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-01-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ゴクル・スリダーラン
(72)【発明者】
【氏名】フン・ディン・リ
(72)【発明者】
【氏名】セイエドキアノウシュ・ホセイニ
(72)【発明者】
【氏名】ワンシ・チェン
(72)【発明者】
【氏名】マハムド・タヘルザデ・ボロウジェニ
(72)【発明者】
【氏名】タオ・ルオ
(72)【発明者】
【氏名】クリシュナ・キラン・ムッカヴィリ
(72)【発明者】
【氏名】ピーター・ガール
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の様々な態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。いくつかの態様では、移動局は、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信し得る。移動局は、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信することであって、送信機会がスロットである、送信することを行い得る。移動局は、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了し得る。数多くの他の態様が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
前記移動局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信するステップと、
前記移動局によって、送信機会が前記アップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会において前記実際の反復を送信するステップであって、前記送信機会がスロットである、ステップと、
前記移動局によって、実際の反復の数が公称反復の前記数に等しいとき、前記アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記送信機会が前記実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの前記決定が、前記送信機会が前記実際の反復のすべてのシンボルを含む完全送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記送信機会が前記実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの前記決定が、前記送信機会が前記実際の反復のすべてのシンボルより少ないシンボルを含む部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
実際の反復の部分送信が、少なくとも2つの異なる送信機会において異なる開始シンボルインデックスを有する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記送信機会が前記部分送信のために利用可能なリソースを有するとの前記決定が、
前記送信機会がしきい値数の復調基準信号(DMRS)シンボルを有するとの決定、
前記送信機会がしきい値数のデータシンボルを有するとの決定、
前記送信機会が前記部分送信のためのしきい値数の連続シンボルを有するとの決定、
前記送信機会が、前記実際の反復の初期シンボルを含む、しきい値数の連続シンボルを有するとの決定、または
それらの組合せ
のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記しきい値数のDMRSシンボル、前記しきい値数のデータシンボル、または前記しきい値数の連続シンボルのうちの少なくとも1つが、基地局によって前記移動局に示される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を受信するステップと、
前記1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を受信するステップであって、前記シンボルパターンが、前記部分送信において送信されることが要求される前記実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、ステップと、
前記シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
前記シンボルパターンが、前記構成の中に示され、前記スロット内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく静的な数のビットを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記シンボルパターンが、前記実際の反復をスケジュールするアップリンク許可の中に示され、前記シンボルパターンが、前記実際の反復内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく動的な数のビットを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に受信される、ステップと、
前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記実際の反復を送信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、
前記実際の反復を送信した後、前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の前記数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、
前記実際の反復を送信した後、前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の前記数に向けた前記実際の反復の計数を控えるステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、
前記実際の反復を送信した後、前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の前記数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
公称反復の前記数が、前記移動局用に構成されたスロットパターンまたは前記移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づく反復の最大数以下である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記実際の反復が、実際の反復送信が発生する場合に増分され、実際の反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される冗長バージョンを使用して送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
前記基地局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信するステップと、
前記基地局によって、送信機会が前記アップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会において前記実際の反復を監視するステップであって、前記送信機会がスロットである、ステップと、
前記基地局によって、実際の反復の数が公称反復の前記数に等しいとき、前記アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了するステップと
を含む、方法。
【請求項18】
前記送信機会が前記実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの前記決定が、前記送信機会が前記実際の反復のすべてのシンボルを含む完全送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記送信機会が前記実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの前記決定が、前記送信機会が前記実際の反復のすべてのシンボルより少ないシンボルを含む部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を送信するステップと、
前記1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップと
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を送信するステップであって、前記シンボルパターンが、前記部分送信において送信されることが要求される前記実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、ステップと、
前記シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップと
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記シンボルパターンが、前記構成の中に示され、前記スロット内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく静的な数のビットを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記シンボルパターンが、前記実際の反復をスケジュールするアップリンク許可の中に示され、前記シンボルパターンが、前記実際の反復内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく動的な数のビットを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に送信される、ステップと、
前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記実際の反復を監視するステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、
前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の前記数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項26】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、
前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の前記数に向けた前記実際の反復の計数を控えるステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項27】
前記送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、前記指示が、前記送信機会に先立って、前記移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、
前記1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に前記送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会が前記実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、
前記送信機会が前記条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の前記数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項28】
ワイヤレス通信のための移動局であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサと
を含み、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、
アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信することと、
送信機会が前記アップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会において前記実際の反復を送信することであって、前記送信機会がスロットである、送信することと、
実際の反復の数が公称反復の前記数に等しいとき、前記アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了することと
を行うように構成される、移動局。
【請求項29】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記送信機会が前記実際の反復のために利用可能なリソースを有すると決定するために、前記送信機会が前記実際の反復のすべてのシンボルを含む完全送信のために利用可能なリソースを有すると決定するように構成される、請求項28に記載の移動局。
【請求項30】
ワイヤレス通信のための基地局であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサと
を含み、前記1つまたは複数のプロセッサが、前記メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、
アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信することと、
送信機会が前記アップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記送信機会において前記実際の反復を監視することであって、前記送信機会がスロットである、監視することと、
実際の反復の数が公称反復の前記数に等しいとき、前記アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了することと
を行うように構成される、移動局。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡される、2020年10月21日に出願した「DETERMINATION AND COUNTING OF UPLINK REPETITIONS」と題する米国仮特許出願第63/094,563号の優先権を主張する。本特許出願はまた、本出願の譲受人に譲渡される、2021年1月26日に出願した「SIGNALING OF A MAXIMUM NUMBER OF TRANSMISSION REPETITIONS DEPENDING ON A SLOT PATTERN OR A SUB-CARRIER SPACING」と題する米国仮特許出願第63/141,854号の優先権を主張する。本特許出願はまた、参照により本明細書に明示的に組み込まれる、2021年1月26日に出願した、「REDUNDANCY VERSION CYCLING BASED ON ACTUAL PHYSICAL UPLINK SHARED CHANNEL REPETITION TRANSMISSIONS」と題する米国仮特許出願第63/199,807号、および2021年10月20日に出願した「DETERMINATION AND COUNTING OF UPLINK REPETITIONS」と題する米国非仮特許出願第17/451,556号の優先権を主張する。
【0002】
本開示の態様は、一般にワイヤレス通信に関し、アップリンク反復の決定および計数のための技法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を利用する場合がある。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、およびロングタームエボリューション(LTE)を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)モバイル規格の拡張のセットである。
【0004】
ワイヤレスネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局(BS)を含んでもよい。ユーザ機器(UE)は、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局(BS)と通信し得る。「ダウンリンク」(または、「順方向リンク」)はBSからUEへの通信リンクを指し、「アップリンク」(または、「逆方向リンク」)はUEからBSへの通信リンクを指す。本明細書でより詳細に説明するように、BSは、ノードB、gNB、アクセスポイント(AP)、ラジオヘッド、送受信ポイント(TRP)、ニューラジオ(NR)BS、5GノードBなどと呼ばれることがある。
【0005】
上記の多元接続技術は、都市レベル、国家レベル、地域レベル、さらには世界レベルで異なるユーザ機器が通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。ニューラジオ(NR)は、5Gと呼ばれることもあり、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたLTEモバイル規格への拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善すること、コストを減らすこと、サービスを改善すること、新たなスペクトルを利用すること、およびサイクリックプレフィックス(CP)付き直交周波数分割多重化(OFDM)(CP-OFDM)をダウンリンク(DL)上で使用し、CP-OFDMおよび/またはSC-FDM(たとえば、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)とも呼ばれる)をアップリンク(UL)上で使用して、他のオープン規格とよりよく統合すること、ならびにビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートすることによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをよりよくサポートするように設計されている。モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けており、LTE、NR、および他の無線アクセス技術におけるさらなる改善が有用なままである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
いくつかの態様では、移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、移動局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信するステップと、移動局によって、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信するステップであって、送信機会がスロットである、ステップと、移動局によって、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了するステップとを含む。
【0007】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、基地局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信するステップと、基地局によって、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視するステップであって、送信機会がスロットである、ステップと、基地局によって、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了するステップとを含む。
【0008】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための移動局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信することと、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信することであって、送信機会がスロットである、送信することと、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了することとを行うように構成される。
【0009】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、メモリ内に記憶された情報に基づいて、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信することと、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視することであって、送信機会がスロットである、監視することと、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了することとを行うように構成される。
【0010】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、移動局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、移動局に、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信することと、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信することであって、送信機会がスロットである、送信することと、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了することとを行わせる。
【0011】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、基地局に、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信することと、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視することであって、送信機会がスロットである、監視することと、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了することとを行わせる。
【0012】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信するための手段と、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信するための手段であって、送信機会がスロットである、手段と、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了するための手段とを含む。
【0013】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信するための手段と、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視するための手段であって、送信機会がスロットである、手段と、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了するための手段とを含む。
【0014】
いくつかの態様では、移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、移動局によって、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対する反復の最大数を決定するステップと、移動局によって、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信するステップであって、反復の数が反復の最大数以下である、ステップと、移動局によって、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信するステップとを含む。
【0015】
いくつかの態様では、移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、移動局によって、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信するステップと、移動局によって、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信するステップとを含む。
【0016】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、基地局によって、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定するステップと、基地局によって、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信するステップであって、反復の数が反復の最大数以下である、ステップと、基地局によって、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視するステップとを含む。
【0017】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、基地局によって、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信するステップと、基地局によって、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視するステップとを含む。
【0018】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信の移動局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための反復の最大数を決定することと、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信することであって、反復の数が反復の最大数以下である、受信することと、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信することとを行うように構成される。
【0019】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための移動局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信することと、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信することとを行うように構成される。
【0020】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信の基地局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定することと、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信することであって、反復の数が反復の最大数以下である、送信することと、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視することとを行うように構成される。
【0021】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信することと、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視することとを行うように構成される。
【0022】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、移動局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、移動局に、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための最大数の反復を決定することと、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信することであって、反復の数が反復の最大数以下である、受信することと、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信することとを行わせる。
【0023】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、移動局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、移動局に、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信することと、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信することとを行わせる。
【0024】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、基地局に、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定することと、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信することであって、反復の数が反復の最大数以下である、送信することと、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視することとを行わせる。
【0025】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、基地局に、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信することと、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視することとを行わせる。
【0026】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、装置用に構成されたスロットパターンまたは装置用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための反復の最大数を決定するための手段と、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信するための手段であって、反復の数が反復の最大数以下である、手段と、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信するための手段とを含む。
【0027】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、それを介して装置がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信するための手段と、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信するための手段とを含む。
【0028】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定するための手段と、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信するための手段であって、反復の数が反復の最大数以下である、手段と、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視するための手段とを含む。
【0029】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信するための手段と、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視するための手段とを含む。
【0030】
いくつかの態様では、移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、移動局によって、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信するステップと、移動局によって、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信するステップであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、ステップとを含む。
【0031】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、基地局によって、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信するステップと、基地局によって、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視するステップであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、ステップとを含む。
【0032】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための移動局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、メモリ内に記憶された情報に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信することと、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、送信することとを行うように構成される。
【0033】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサは、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信することと、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、監視することとを行うように構成される。
【0034】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、移動局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、移動局に、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信することと、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、送信することとを行うように構成される。
【0035】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つまたは複数の命令を含み、1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、基地局に、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信することと、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、監視することとを行うように構成される。
【0036】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信するための手段と、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信するための手段であって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、手段とを含む。
【0037】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信するための手段と、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視するための手段であって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、手段とを含む。
【0038】
態様は、一般に、図面および本明細書を参照しながら本明細書で十分に説明されるとともに、図面および本明細書によって示すような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、および/または処理システムを含む。
【0039】
上記は、以下の「発明を実施するための形態」がよりよく理解され得るように、本開示による例の特徴と技術的利点とをかなり広範に概説している。追加の特徴および利点について以下で説明する。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を遂行するための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に使用されてよい。そのような等価な構造は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方が、添付の図面に関連して検討されれば、以下の説明から、関連する利点とともによりよく理解されるであろう。図の各々は、特許請求の範囲の限定の定義としてではなく、例示および説明のために提供される。
【0040】
本開示の上記で列挙された特徴が詳細に理解され得るように、そのうちのいくつかが添付の図面に示す態様を参照することによって、上記で手短に要約された、より詳細な説明が得られる場合がある。しかしながら、本説明は他の等しく効果的な態様を許容する場合があるので、添付の図面が、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、その範囲の限定と見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じまたは同様の要素を識別する場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1】本開示による、ワイヤレスネットワークの一例を示す図である。
【
図2】本開示による、ワイヤレスネットワークの中でUEと通信している基地局の一例を示す図である。
【
図3】本開示による、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)反復タイプAおよびPUSCH反復タイプBの一例を示す図である。
【
図4】本開示による、PUSCH反復タイプAの一例を示す図である。
【
図5】本開示による、アップリンク反復の決定および計数に関連付けられる例を示す図である。
【
図6】本開示による、アップリンク反復の決定および計数に関連付けられる例を示す図である。
【
図7】本開示による、アップリンク反復の決定および計数に関連付けられる例示的プロセスを示す図である。
【
図8】本開示による、アップリンク反復の決定および計数に関連付けられる例示的プロセスを示す図である。
【
図9】本開示による、ワイヤレス通信のための例示的装置のブロック図である。
【
図10】本開示による、ワイヤレス通信のための例示的装置のブロック図である。
【
図11】本開示による、異なるスロットパターンの一例を示す図である。
【
図12】本開示による、スロットパターンまたはサブキャリア間隔に応じた最大数の送信反復のシグナリングに関連付けられる一例を示す図である。
【
図13】本開示による、反復の送信のための時間窓のシグナリングに関連付けられる一例を示す図である。
【
図14】本開示による、本明細書で説明する例示的プロセスを示す図である。
【
図15】本開示による、本明細書で説明する例示的プロセスを示す図である。
【
図16】本開示による、本明細書で説明する例示的プロセスを示す図である。
【
図17】本開示による、本明細書で説明する例示的プロセスを示す図である。
【
図18】本開示による、ワイヤレス通信のための例示的装置のブロック図である。
【
図19】本開示による、ワイヤレス通信のための例示的装置のブロック図である。
【
図20】本開示による、アップリンク送信機会に基づく冗長バージョン循環の例を示す図である。
【
図21】本開示による、アップリンク送信機会に基づく冗長バージョン循環の例を示す図である。
【
図22】本開示による、実際のPUSCH反復送信に基づく冗長バージョン循環に関連付けられる例を示す図である。
【
図23】本開示による、実際のPUSCH反復送信に基づく冗長バージョン循環に関連付けられる例示的プロセスを示す図である。
【
図24】本開示による、実際のPUSCH反復送信に基づく冗長バージョン循環に関連付けられる例示的プロセスを示す図である。
【
図25】本開示による、ワイヤレス通信のための例示的装置のブロック図である。
【
図26】本開示による、ワイヤレス通信のための例示的装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本開示の様々な態様について、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現されてよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように構成される。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含するものとすることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてよくまたは方法が実践されてよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載される開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外の、他の構造、機能性、または構造および機能性を使用して実践されるような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示する本開示のいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現され得ることを理解されたい。
【0043】
次に、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および技法を参照しながら提示される。これらの装置および技法は、以下の詳細な説明において説明され、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるかまたはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0044】
態様について、5GまたはNR無線アクセス技術(RAT)に一般的に関連付けられる用語を使用して本明細書で説明する場合があるが、本開示の態様は、3G RAT、4G RAT、および/または5Gの後(たとえば、6G)のRATなどの他のRATに適用され得ることに留意されたい。
【0045】
図1は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100の一例を示す図である。ワイヤレスネットワーク100は、5G(NR)ネットワーク、LTEネットワークなどの要素であってよく、またはそれらを含んでよい。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの基地局110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示される)、および他のネットワークエンティティを含んでよい。基地局(BS)は、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、NR BS、ノードB、gNB、5GノードB(NB)、アクセスポイント、送受信ポイント(TRP)などと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPP(登録商標)では、「セル」という用語は、用語が使用される文脈に応じて、BSのカバレージエリア、および/またはこのカバレージエリアにサービスするBSサブシステムを指すことがある。
【0046】
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルに通信カバレージを提供してもよい。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのためのBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。
図1に示す例では、BS110aはマクロセル102aのためのマクロBSであってもよく、BS110bはピコセル102bのためのピコBSであってもよく、BS110cはフェムトセル102cのためのフェムトBSであってもよい。BSは、1つまたは複数の(たとえば、3個の)セルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、「NR BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語が、本明細書では互換的に使用されてよい。
【0047】
いくつかの態様では、セルは、必ずしも静止しているとは限らない場合があり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動する場合がある。いくつかの態様では、BSは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、互いに、かつ/またはワイヤレスネットワーク100の中の1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
【0048】
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含んでもよい。中継局は、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信し、そのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)に送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継することができるUEであってもよい。
図1に示す例では、中継BS110dは、マクロBS110aとUE120dとの間の通信を促進するために、BS110aおよびUE120dと通信し得る。中継BSは、中継局、中継基地局、リレーなどと呼ばれる場合もある。
【0049】
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む異種ネットワークであってよい。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、および干渉に対する異なる影響を有する場合がある。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有する場合があるが、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有する場合がある。
【0050】
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合してもよく、これらのBSのための協調および制御を行ってよい。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBSと通信し得る。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して、直接または間接的に互いと通信し得る。
【0051】
UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてよく、各UEは、固定またはモバイルであってよい。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両構成要素もしくはセンサー、スマートメーター/センサー、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレスもしくは有線の媒体を介して通信するように構成される任意の他の好適なデバイスであってよい。
【0052】
いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC:machine-type communication)UE、または発展型もしくは拡張マシンタイプ通信(eMTC:evolved or enhanced machine-type communication)UEと見なされてよい。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、またはいくつかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤード通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための接続性またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされてよく、かつ/またはNB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装されてよい。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE)と見なされてよい。UE120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素などのUE120の構成要素を収容するハウジングの内側に含められてよい。いくつかの態様では、プロセッサ構成要素とメモリ構成要素は互いに結合されてよい。たとえば、プロセッサ構成要素(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ)とメモリ構成要素(たとえば、メモリ)は、動作可能に結合され、通信可能に結合され、電子的に結合され、電気的に結合されてよい。
【0053】
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリアにおいて展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてよく、1つまたは複数の周波数上で動作し得る。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれる場合もある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれる場合もある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアの中で単一のRATをサポートし得る。場合によっては、NR RATネットワークまたは5G RATネットワークが展開されることがある。
【0054】
いくつかの態様では、2つ以上の(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示す)UE120は、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いと通信するための媒介として基地局110を使用せずに)直接通信し得る。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(たとえば、車両間(V2V)プロトコル、車両とインフラストラクチャ間(V2I)プロトコルなどを含み得る)車両とあらゆるモノ間(V2X:vehicle-to-everything)プロトコル、メッシュネットワークなどを使用して通信し得る。この場合、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または基地局110によって実行されるものとして本明細書の中の他の場所で説明する他の動作を実行し得る。
【0055】
ワイヤレスネットワーク100のデバイスは、電磁スペクトルを使って通信する場合があり、このスペクトルは、周波数または波長に基づいて、様々なクラス、帯域、チャネルなどに分割され得る。たとえば、ワイヤレスネットワーク100のデバイスは、410MHzから7.125GHzにわたり得る、第1の周波数範囲(FR1)を有する動作帯域を使って通信する場合があり、かつ/または24.25GHzから52.6GHzにわたり得る、第2の周波数範囲(FR2)を有する動作帯域を使って通信する場合がある。FR1とFR2との間の周波数は、中間帯域周波数と呼ばれることがある。FR1の一部分は6GHzより高いが、FR1はしばしば、「サブ6GHz」帯域と呼ばれる。同様に、FR2は、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域として識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、しばしば、「ミリメートル波」帯域と呼ばれる。したがって、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用する場合、6GHz未満の周波数、FR1内の周波数、および/または中間帯域周波数(たとえば、7.125GHzよりも大きい)を広く表し得ることを理解されたい。同様に、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用する場合、EHF帯域内の周波数、FR2内の周波数、および/または中間帯域周波数(たとえば、24.25GHz未満)を広く表し得ることを理解されたい。FR1およびFR2内に含まれる周波数は修正されてよいことが企図され、本明細書で説明する技法は、それらの修正された周波数範囲に適用可能である。
【0056】
上記で示したように、
図1は一例として提供される。他の例は、
図1に関して説明する例とは異なってよい。
【0057】
図2は、本開示による、ワイヤレスネットワーク100の中でUE120と通信している基地局110の一例200を示す図である。基地局110は、T個のアンテナ234a~234tが装備されてよく、UE120は、R個のアンテナ252a~252rが装備されてよく、ここで、一般にT≧1およびR≧1である。
【0058】
基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、UEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)してよく、データシンボルをすべてのUEに提供し得る。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報、および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS)、復調基準信号(DMRS)など)および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供してよい。各変調器232は、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログにコンバート、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a~234tを介して送信され得る。
【0059】
UE120において、アンテナ252a~252rは、それぞれ、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してよく、受信信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供してよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得し得る。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDMなどのために)さらに処理して受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号データをデータシンク260に提供し、復号された制御情報とシステム情報とをコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。「コントローラ/プロセッサ」という用語は、1つまたは複数のコントローラ、1つまたは複数のプロセッサ、またはそれらの組合せを指すことがある。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを判断し得る。いくつかの態様では、UE120の1つまたは複数の構成要素は、ハウジング284に含まれてよい。
【0060】
ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、たとえば、コアネットワークの中の1つまたは複数のデバイスを含んでもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294を介して基地局110と通信してもよい。
【0061】
アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からデータを、またコントローラ/プロセッサ280から(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを含む報告のための)制御情報を受信し、処理してもよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、変調器254a~254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM用、CP-OFDM用などに)さらに処理され、基地局110へ送信され得る。いくつかの態様では、UE120はトランシーバを含む。トランシーバは、アンテナ252、変調器および/もしくは復調器254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、ならびに/またはTX MIMOプロセッサ266の任意の組合せを含んでもよい。トランシーバは、(たとえば、
図5~
図10、
図12~
図19、および/または
図22~
図26に関して説明するように)プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ280)およびメモリ282によって、本明細書で説明する方法のいずれかの態様を実行するために使用されてよい。
【0062】
基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号データおよび制御情報を取得し得る。受信プロセッサ238は、復号データをデータシンク239に、また復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。基地局110は、通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信し得る。基地局110は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク通信のためにUE120をスケジュールするためのスケジューラ246を含んでよい。いくつかの態様では、基地局110はトランシーバを含む。トランシーバは、アンテナ234、変調器および/もしくは復調器232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、送信プロセッサ220、ならびに/またはTX MIMOプロセッサ230の任意の組合せを含んでもよい。トランシーバは、(たとえば、
図5~
図10、
図12~
図19、および/または
図22~
図26に関して説明するように)プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ240)およびメモリ242によって、本明細書で説明する方法のいずれかの態様を実行するために使用されてよい。
【0063】
基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、本明細書の他の箇所においてより詳細に説明するように、アップリンク反復の決定および計数に関連付けられる1つまたは複数の技法を実行し得る。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、たとえば、
図7のプロセス700、
図8のプロセス800、
図14のプロセス1400、
図15のプロセス1500、
図16のプロセス1600、
図17のプロセス1700、
図23のプロセス2300、
図24のプロセス2400、および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示し得る。メモリ242および282は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。いくつかの態様では、メモリ242および/またはメモリ282は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令(たとえば、コード、プログラムコードなど)を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。たとえば、1つまたは複数の命令は、基地局110および/またはUE120の1つまたは複数のプロセッサによって(たとえば、直ちに、またはコンパイルし、コンバートし、解釈などした後)実行されると、1つまたは複数のプロセッサ、UE120、および/または基地局110に、たとえば、
図7のプロセス700、
図8のプロセス800、
図14のプロセス1400、
図15のプロセス1500、
図16のプロセス1600、
図17のプロセス1700、
図23のプロセス2300、
図24のプロセス2400および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示させてよい。いくつかの態様では、命令を実行することは、命令を稼働すること、命令をコンバートすること、命令をコンパイルすること、命令を解釈することなどを含み得る。
【0064】
いくつかの態様では、移動局(たとえば、UE120)は、移動局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信するための手段、移動局によって、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信するための手段であって、送信機会がスロットである、手段、および/または移動局によって、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了するための手段を含む。本明細書に説明する動作を移動局が実行するための手段は、たとえば、アンテナ252、復調器254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、変調器254、コントローラ/プロセッサ280、および/またはメモリ282を含み得る。
【0065】
いくつかの態様では、移動局は、部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を受信するための手段、および/または1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するための手段を含む。
【0066】
いくつかの態様では、移動局は、部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を受信するための手段であって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、受信するための手段、および/またはシンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するための手段を含む。
【0067】
いくつかの態様では、移動局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に受信される、手段、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を送信するための手段を含む。
【0068】
いくつかの態様では、移動局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、手段、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するための手段を含む。
【0069】
いくつかの態様では、移動局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、手段、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控えるための手段を含む。
【0070】
いくつかの態様では、移動局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、手段、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するための手段を含む。
【0071】
いくつかの態様では、基地局は、基地局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信するための手段、基地局によって、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視するための手段であって、送信機会がスロットである、手段、および/または基地局によって、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了するための手段を含む。本明細書で説明する動作を基地局が実行するための手段は、たとえば、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、変調器232、アンテナ234、復調器232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242、および/またはスケジューラ246を含んでよい。
【0072】
いくつかの態様では、基地局は、部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を送信するための手段、および/または1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するための手段を含む。
【0073】
いくつかの態様では、基地局は、部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を送信するための手段であって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、手段、および/またはシンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するための手段を含む。
【0074】
いくつかの態様では、基地局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に送信される、手段、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を監視するための手段を含む。
【0075】
いくつかの態様では、基地局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、手段、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するための手段を含む。
【0076】
いくつかの態様では、基地局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、手段、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分反復のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控えるための手段を含む。
【0077】
いくつかの態様では、基地局は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するための手段であって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、手段、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するための手段、および/または送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するための手段を含む。
【0078】
いくつかの態様では、移動局は、移動局によって、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対する反復の最大数を決定するための手段、移動局によって、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信するための手段であって、反復の数が反復の最大数以下である、手段、または移動局によって、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信するための手段を含む。いくつかの態様では、本明細書で説明する動作を移動局が実行するための手段は、たとえば、アンテナ252、復調器254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、変調器254、コントローラ/プロセッサ280、またはメモリ282のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0079】
いくつかの態様では、移動局は、移動局によって、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信するための手段、または移動局によって、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信するための手段を含む。いくつかの態様では、本明細書で説明する動作を移動局が実行するための手段は、たとえば、アンテナ252、復調器254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、変調器254、コントローラ/プロセッサ280、またはメモリ282のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0080】
いくつかの態様では、基地局は、基地局によって、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定するための手段、基地局によって、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信するための手段であって、反復の数が反復の最大数以下である、手段、または基地局によって、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視するための手段を含む。本明細書で説明する動作を基地局が実行するための手段は、たとえば、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、変調器232、アンテナ234、復調器232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242、またはスケジューラ246のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0081】
いくつかの態様では、基地局は、基地局によって、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信するための手段、または基地局によって、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視するための手段を含む。本明細書で説明する動作を基地局が実行するための手段は、たとえば、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、変調器232、アンテナ234、復調器232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242、またはスケジューラ246のうちの1つまたは複数を含んでよい。いくつかの態様では、基地局は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、時間窓を決定するための手段を含む。
【0082】
いくつかの態様では、移動局は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分するための手段、および/または増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定するための手段を含む。いくつかの態様では、移動局は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控えるための手段、および/または送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定するための手段を含む。
【0083】
いくつかの態様では、基地局は、基地局によって、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信するための手段、および/または基地局によって、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視するための手段であって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、手段を含む。本明細書で説明する動作を基地局が実行するための手段は、たとえば、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、変調器232、アンテナ234、復調器232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242、またはスケジューラ246のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0084】
いくつかの態様では、基地局は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分するための手段、および/または増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定するための手段を含む。いくつかの態様では、基地局は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控えるための手段、および/または送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定するための手段を含む。
【0085】
図2のブロックは個別の構成要素として示されるが、ブロックに関して上記で説明した機能は、単一のハードウェア、ソフトウェア、もしくは組合せ構成要素において、または構成要素の様々な組合せにおいて実装されてよい。たとえば、送信プロセッサ264、受信プロセッサ258、および/またはTX MIMOプロセッサ266に関して説明された機能は、コントローラ/プロセッサ280によってまたはコントローラ/プロセッサ280の制御下で実行されてもよい。
【0086】
上記で示したように、
図2は一例として提供される。他の例は、
図2に関して説明する例とは異なってよい。
【0087】
図3は、本開示による、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)反復タイプAおよびPUSCH反復タイプBの一例300を示す図である。技法は本明細書でPUSCH反復に関して説明されるが、これらの技法は、アップリンクデータ反復、アップリンク制御反復(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)反復)など、様々なタイプのアップリンク反復に適用され得る。
【0088】
アップリンク反復またはダウンリンク反復などの反復は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)に対してまたは不十分なチャネル状態を備えた地理的エリア(たとえば、セルエッジ)内に位置するUE120に対してなど、信頼性を改善するために使用され得る。反復が使用されるとき、送信機は、通信の送信を複数回繰り返す。たとえば、UE120は、初期アップリンク通信を送信することができ、そのアップリンク通信の送信を1回以上繰り返すことができる(たとえば、再送信し得る)。UE120が反復で構成されるとき、UE120は、初期送信が成功裏に受信されたかどうかを示すフィードバック(たとえば、肯定応答(ACK)または否定応答(NACK))を最初に受信せずに、初期送信を再送信し得る。いくつかの態様では、ACKまたはNACKフィードバックは反復のために使用不能にされ、それにより、さもなければACKまたはNACKフィードバックのために使用されることになるシグナリングオーバーヘッドを低減し得る。
【0089】
いくつかの態様では、繰り返される送信(再送信と呼ばれることがある)は、初期送信および/または(たとえば、反復にわたって同じ冗長バージョンが使用される場合)別の繰り返された送信とまったく同じ符号化ビット(たとえば、情報ビットおよびパリティビット)を含み得る。代替として、繰り返される送信は、初期送信および/または(たとえば、反復にわたって異なる冗長バージョンが使用される場合)別の繰り返される送信とは異なる符号化ビット(たとえば、情報ビットおよび/またはパリティビットの異なる組合せ)を含み得る。
【0090】
本明細書で使用する「反復」という用語は、初期通信を指すために使用され、初期通信の繰り返される送信を指すためにも使用される。たとえば、UE120が4個の反復を送信するように構成される場合、UE120は、初期送信を送信することができ、その初期送信の3つの繰り返される送信を送信し得る。したがって、各送信は(その送信が初期送信であるかまたは再送信であるかにかかわらず)反復として計数される。反復は、送信インスタンスと呼ばれることがある、送信機会において送信され得る。
【0091】
参照番号310によって示すように、PUSCH反復タイプAと呼ばれる第1のアップリンク反復タイプの場合、アップリンク送信機会は、スロット境界を横断することが許可されず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみが許可される。したがって、UE120がPUSCH反復タイプAで構成される場合、UE120は、2個以上のスロット内で発生するシンボルのセット内で反復を送信することができず、反復のすべてのシンボルが同じスロット内で発生する場合のみ反復を送信し得る。さらに、UE120がPUSCH反復タイプAで構成される場合、UE120はスロットごとに2個以上の反復を送信することはできない。したがって、PUSCH反復タイプAの場合、送信機会はスロットに対応する。さらに、PUSCH反復タイプAの場合、スロット内の反復のための時間領域割振りは、反復がスケジュールされるすべてのスロットにわたって同じであってよい。言い換えれば、同じ初期送信に関連付けられる各反復は、反復がスケジュールされる各スロット内の(たとえば、同じ開始シンボルインデックスを有する)同じ開始シンボル内で開始してよく、同じ数のシンボルを占有し得る。
【0092】
参照番号320によって示すように、PUSCH反復タイプBと呼ばれる第2のアップリンク反復タイプの場合、アップリンク送信機会は(参照番号330によって示され、単一の公称反復がスロット境界を横断し、2個の実際の反復に分割される)スロット境界にわたって許可され、スロットごとに(参照番号340によって示すように)2個以上のアップリンク送信機会が許可される。したがって、UE120がPUSCH反復タイプBで構成される場合、UE120は、2個以上のスロット内で発生するシンボルのセット内で反復(たとえば、公称反復)を送信することができ、UE120は、反復のすべてのシンボルが同じスロット内で発生しない場合ですら反復を送信し得る。さらに、UE120がPUSCH反復タイプBで構成される場合、UE120はスロットごとに2個以上の反復を送信し得る。したがって、PUSCH反復タイプBの場合、送信機会は、ミニスロットなど、スロットの一部分に対応する。さらに、PUSCH反復タイプBの場合、スロット内の反復のための時間領域割振りは、異なる反復に対して異なってよい。言い換えれば、同じ初期送信に関連付けられる異なる反復は、(たとえば、異なる開始シンボルインデックスを有する)異なる開始シンボルで開始してよい。
【0093】
PUSCH反復タイプBでは、「公称反復」という用語は、基地局110によって示される潜在的なPUSCH反復を指す。基地局110がシグナリングまたはスケジュールする公称反復は、2個以上の「実際の反復」にトランケートまたは分割され得る。公称反復は、それを介してUE120がPUSCH反復を送信することが予測される連続シンボルのセットからなる。しかしながら、連続シンボルのこのセットがスロット境界を横断し、他の例の中でも、半静的ダウンリンクシンボルを含むか、または無効シンボルパターンに遭遇する(たとえば、その中で発生するようにスケジュールされる)とき、UE120は公称反復を2つ以上の部分にスプリットすることが要求される。その場合、これらの部分は各々、「実際の反復」と呼ばれる。
【0094】
たとえば、参照番号350によって示すように、PUSCH送信は、4個のシンボルを含んでよく、基地局110は、PUSCH送信の2個の公称反復を(たとえば、無線リソース制御(RRC)メッセージ内で)送信するようにUE120を構成し得る。これらの2個の公称反復は、計8個のシンボルにわたってよく、各々、4個のシンボルを含んでよい。2個の公称反復は、スロット(スロット1として示す)の最初の8個のシンボル内でスケジュールされる。たとえば、第1の公称反復は、スロットの最初の4個のシンボル(第1、第2、第3、および第4のシンボル)内でスケジュールされてよく、第2の公称反復は、スロットの次の4個のシンボル(第5、第6、第7、および第8のシンボル)内でスケジュールされてよい。第1の公称反復は実際に最初の4個のシンボル内で送信され、したがって、(「Rep#1」と示す)単一の実際の反復として扱われる。第2の公称反復の場合、UE120は、最初の2個のシンボルを実際に送信するが、最後の2個のシンボルはダウンリンクシンボルであるため、最後の2個のシンボルを送信することができない。したがって、UE120は、最後の2個のシンボルをドロップし、結果として発生する(「Rep#2」と示す)実際の反復は最初の2個のシンボルのみを含む。
【0095】
別の例として、参照番号360によって示すように、PUSCH送信は、4個のシンボルを含んでよく、基地局110は、PUSCH送信の2個の公称反復を送信するようにUE120を構成し得る。これらの2個の公称反復は各々、第1の公称反復に対して、第1のスロット(スロット1)の第9、第10、第11、および第12のシンボルとして示される4個のシンボル、および第2の公称反復に対して、第1のスロットの第13および第14のシンボル、プラス、第2のスロット(スロット2)の第1および第2のシンボルとして示される4個のシンボルを含み得る。第1の公称反復は4個の連続シンボル内で送信され、したがって、(「Rep#1」と示す)単一の実際の反復として扱われる。第2の公称反復は、(たとえば、2個以上のスロット内で発生する)スロット境界を横断する連続シンボル内で送信され、したがって、2個の実際の反復に分割され、(「Rep#2」と示す)第1の実際の反復は、第1のスロット内の連続シンボルの第1のセット(スロット1の第13および第14のシンボル)内で送信され、(「Rep#3」と示す)第2の実際の反復は、第2のスロット内の連続シンボルの第2のセット(スロット2の第1および第2のシンボル)内で送信される。
【0096】
上記で示したように、
図3は一例として提供される。他の例は、
図3に関して説明されるものとは異なる場合がある。
【0097】
図4は、本開示による、PUSCH反復タイプAの一例400を示す図である。
図4は、PUSCH反復タイプAに対する反復の計数の一例を示す。
【0098】
例400において、UE120と基地局110との間の通信のための時分割複信(TDD)スロットパターンは、3個のダウンリンク(D)スロット、続く1個のアップリンク(U)スロット、続く3個のダウンリンクスロット、続く1個のアップリンクスロット、続く3個のダウンリンクスロット、続く1個のアップリンクスロット、続く2個のダウンリンクスロットとして示される。アップリンクスロットは、(ダウンリンク通信ではなく)アップリンク通信のために使用され得、ダウンリンクスロットは、(アップリンク通信ではなく)ダウンリンク通信のために使用され得る。これは例示的なTDDスロットパターンであり、他の例はこのTDDスロットパターンと異なってよい。
【0099】
例400において、UE120は、PUSCH反復タイプAに対して8個の反復で構成される。たとえば、基地局110は、構成メッセージ(たとえば、RRCメッセージ)および/または(たとえば、UE120用に構成されてもよいPUSCH反復タイプAに対する)8個の反復を送信するようにUE120に命令するダウンリンク制御情報(DCI)(たとえば、アップリンク許可)をUE120に送信し得る。構成メッセージおよび/またはDCIは、反復の数を示す反復パラメータ(たとえば、RepK)を含み得る。構成メッセージ(たとえば、構成された許可通信に関する)および/またはDCI(たとえば、動的許可通信に関する)は、アップリンクスロットである、スロット0と示されるスロット内の初期アップリンク送信をスケジュールし得る。
【0100】
PUSCH反復タイプAの場合、いくつかの反復を計数するとき、UE120および基地局110は、UE120がそれらのスロットの各々の中で反復を実際に送信することが可能であるかどうかにかかわらず、初期アップリンク送信でスケジュールされたスロットから開始して、連続スロットを計数し得る。たとえば、参照番号410によって示すように、UE120は、第1の反復(たとえば、初期アップリンク通信)をスロット0(アップリンクスロット)内で送信することがあり、反復をスロット1、2、および3(ダウンリンクスロット)内で送信することができないことがあり、第2の反復(たとえば、再送信または繰り返される送信)をスロット4(アップリンクスロット)内で送信することがあり、反復をスロット5、6、および7(ダウンリンクスロット)内で送信することができないことがある。しかしながら、UE120および基地局110は、UE120がこれらのスロット内で送信することができないにもかかわらず、いくつかの反復(たとえば、8個の示された反復)に向けてダウンリンクスロット1、2、3、5、6、および7を計数し得る。結果として、UE120は、2個の反復のみを送信し、示された8個の反復を送信しないにもかかわらず、スロット7の後に反復を終了する。
【0101】
UE120は示された反復の数よりも少ない反復を送信するため、UE120は、基地局110によって示される、意図された信頼性レベルを達成することができない。たとえば、基地局110は、所望の信頼性レベルを達成するために、UE120と基地局110との間のチャネル条件に基づいていくつかの反復(たとえば、より良好なチャネル条件に対してより少ない反復およびより不十分なチャネル条件に対してより多くの反復)を構成またはスケジュールし得る。UE120がその数の反復を実際に送信しない場合、所望のレベルの信頼性を満たすことはできない。
【0102】
この問題に対処するために、基地局110は、その中でUE120が送信することができないスロット(たとえば、ダウンリンクスロット、特殊スロット、またはスイッチングスロット)を明らかにするために(たとえば、TDDパターンに基づいて)より多くの反復を構成またはスケジュールし得る。しかしながら、これは、より多くのビットが、その数の反復をシグナリングするために使用され、反復の数を計数するためにUE120および基地局110のメモリ内で使用されることを要求することになる。たとえば、基地局110は、1個の反復(たとえば、初期送信のみで再送信なし)、2個の反復(たとえば、初期反復および1つの再送信)、4個の反復、および(たとえば、ビット値00、01、10、および11を備えた)反復パラメータに対する2ビットを使用する、8個の反復から選択し得る。より多くの数の反復をシグナリングするために、反復パラメータに対して、特に、アップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率が低いTDDパターンに対して、3ビット、4ビット、またはより多くのビットが使用されることが必要になる。これは、シグナリングオーバーヘッドを増大させ、反復パラメータに対してより少ない数のビット(たとえば、2ビット)を使用するのと比較して過剰なネットワークリソースを消費することになる。さらに、基地局110は、その数の反復をシグナリングするとき、TDDパターンを明らかにすることが必要になり、これは基地局110における処理を増大させる。
【0103】
本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、反復パラメータに対してより少ない数のビット(たとえば、2ビット)を使用し、UE120および基地局110が、反復がそれらのスロットの各々の中で実際に送信されるかどうかにかかわらず、連続スロットを計数するのではなく、送信される反復の実際の数を計数することを可能にすることによって、シグナリングオーバーヘッドを節約し、PUSCH反復タイプAを使用して送信される反復に対する信頼性を改善する。たとえば、UE120は、いくつかの反復で構成されてよく、UE120(および基地局110)は、UE120が反復を実際に送信する場合のみ、送信される反復の数を示すカウンタを増分し得る。この例では、UE120が反復を送信する機会を(たとえば、PUSCH送信機において)有するが、(たとえば、スロットがアップリンクからダウンリンクスロットに変更されるため、送信が取り消されるかまたはプリエンプトされるためなどにより)その機会において反復を実際に送信しないとき、UE120(および基地局110)は、カウンタの増分を控え得る。
【0104】
上記で示したように、
図4は一例として提供される。他の例は、
図4に関して説明されるものとは異なる場合がある。
【0105】
図5は、本開示による、アップリンク反復の決定および計数に関連付けられる例500を示す図である。
図5に示すように、例500は、基地局110とUE120との間の通信を含む。いくつかの態様では、基地局110およびUE120は、ワイヤレスネットワーク100など、ワイヤレスネットワーク内に含まれ得る。基地局110およびUE120は、アップリンクとダウンリンクとを含み得るワイヤレスアクセスリンクを介して通信し得る。いくつかの動作は本明細書でUEによって実行されるとして説明されるが、これらの動作は、移動局または別のタイプのワイヤレス通信デバイスによって実行されてもよい。
【0106】
参照番号510によって示すように、PUSCH反復タイプA(たとえば、
図3に関して上記で説明したように、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプ)に関連付けられる公称反復の数を示す構成を基地局110は送信し得、UE120は受信し得る。いくつかの態様では、基地局110は、RRC構成メッセージなど、構成メッセージ内で公称反復の数の指示を送信する。追加または代替として、基地局110は、DCIおよび/または媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(総称してMAC-CE)など、別のタイプのメッセージ内で公称反復の数の指示を送信し得る。基地局110は、RepKなど、反復パラメータを使用して、公称反復の数を示すことができる。例500では、基地局110は、2個の反復(たとえば、RepK=2)を構成する。
【0107】
いくつかの態様では、同じ初期送信に関連付けられる各反復は、反復がスケジュールされる各送信機会(たとえば、スロット)において(たとえば、同じ開始シンボルインデックスを有する)同じ開始シンボル内で開始し得る。代替として、同じ初期送信に関連付けられる異なる反復は、異なる送信機会(たとえば、スロット)において(たとえば、異なる開始シンボルインデックスを有する)異なる開始シンボル内で開始し得る。
【0108】
PUSCH反復タイプAに関して本明細書で使用する「公称反復の数」は、基地局110によってUE120に(たとえば、RRCメッセージ、DCI、またはMAC-CE内で)示される反復の数を指す。いくつかの例では、基地局110によってUE120に示される反復の数は、「構成された反復の数」、「スケジュールされた反復の数」、「示された反復の数」などと呼ばれることがある。
【0109】
いくつかの態様では、構成は、部分送信を送信することに関連付けられるならびに/または送信機会において送信を送信および/もしくは計数するかどうかを決定することに関連付けられるシンボルパターンを含んでよい。たとえば、シンボルパターンは、UE120がその送信機会において送信を送信および/または計数するための送信機会において利用可能であることが要求される1つまたは複数のシンボルを示し得る。シンボルパターンに関する追加の詳細については、以下で説明する。
【0110】
参照番号520によって示すように、UE120は、送信機会がUE120による反復の送信のために利用可能なリソースを有するかどうかを決定し得る。いくつかの態様では、リソースはシンボルであってよい。たとえば、シンボルが(たとえば、UE120のためにスケジュールされた送信機会における)アップリンクシンボルである場合、シンボルはUE120による送信のために利用可能であり得る。たとえば、シンボルがダウンリンクシンボルである場合、(たとえば、ダウンリンクとアップリンクとの間で切り替えるために使用される)特殊シンボルである場合、および/または(たとえば、アップリンク取消し指示または別のタイプの指示によって)取り消される場合、シンボルはUE120による送信のために利用不可能であり得る。本明細書の他の場所で説明するように、PUSCH反復タイプAの場合、送信機会はスロットである。いくつかの態様では、基地局110はまた、UE120に対して本明細書で説明するのと同じ方法または同様の方法で、送信機会がUE120による反復の送信のために利用可能なリソースを有するかどうかを決定し得る。いくつかの態様では、構成は、以下でより詳細に説明するように、(部分反復ではなく)反復の完全送信のみを送信するかどうか、および/またはUE120が反復の部分送信を送信することが許可されるかどうかを示し得る。
【0111】
いくつかの態様では、UE120は、送信機会が反復の完全送信のために利用可能なリソース(たとえば、シンボル)を有するかどうかを決定し得る。完全送信は、反復のすべてのシンボル(たとえば、すべての情報ビットおよびすべてのパリティビット)を含む。したがって、いくつかの態様では、UE120は、送信機会が、反復を送信するために要求されるシンボルの数以上の数のアップリンクシンボルを含むかどうかを決定し得る。この例では、送信機会が利用可能な十分な(たとえば、完全送信のために要求されるリソースの数以上の)リソースを有する場合、UE120は、参照番号530によって示すように、反復を送信機会において送信し得る、および/またはUE120によって送信される実際の反復の数を計数する反復カウンタを増分することによってなど、送信される反復を実際の反復として計数し得る。またこの例では、送信機会が利用可能な十分なリソースを有さない(たとえば、完全送信のために要求されるリソースの数に満たないリソースを有する)場合、UE120は、送信機会における反復の送信を控え得る、および/または反復カウンタの増分を控え得る。
【0112】
代替として、UE120は、送信機会が反復の部分送信のために利用可能なリソース(たとえば、シンボル)を有するかどうかを決定し得る。部分送信は、反復のすべてのシンボルよりも少ないシンボルからなる。いくつかの態様では、送信機会における部分反復に関連付けられる1つまたは複数の条件が満たされる場合のみ、UE120は送信機会において部分反復を送信し得る。UE120は、1つもしくは複数の条件を識別する情報をメモリ内に記憶し得る、および/または1つもしくは複数の条件の指示を基地局110から(たとえば、構成メッセージ内で)受信し得る。
【0113】
送信機会における反復の部分送信に関連付けられる条件は、たとえば、送信機会がしきい値数のシンボル、しきい値数の復調基準信号(DMRS)シンボル、しきい値数のデータシンボル(たとえば、PUSCHシンボル)、部分送信のために利用可能なしきい値数の連続シンボル(たとえば、連続アップリンクシンボル)、および/またはしきい値数の反復の初期シンボルを含む連続シンボル(たとえば、反復が固定されたまたは静的なシンボルインデックスにおいて開始する場合、反復の開始時のしきい値数の連続シンボル)を含むという要件を含み得る。いくつかの態様では、条件は、送信機会が(たとえば、反復がスロットごとに同じ開始シンボル内で開始することが要求されるとき)反復の送信のために利用可能な、反復に関連付けられる開始シンボルを有することを含み得る。代替として、UE120は、異なるスロットにおいて(たとえば、異なる開始シンボルインデックスを有する)異なる開始シンボル内で反復(たとえば、部分反復)の送信を許可するように構成され得る。
【0114】
いくつかの態様では、基地局110は、シンボルパターンを使用して1つまたは複数の条件を示し得る。シンボルパターンは、(たとえば、送信機会が条件を満たすために)送信されることが要求される反復の1つまたは複数のシンボルを示し得る。いくつかの態様では、シンボルパターンは、複数のビットを含むビットマップを含む。ビットの第1の値(たとえば、1)は、反復の対応するシンボルが送信されることが要求されることを示し得る。ビットの第2の値(たとえば、0)は、反復の対応するシンボルが送信されることが要求されないことを示し得る。
【0115】
たとえば、基地局110が[11110000]の8ビットのビットマップを送信する場合、これは、(すべて1である、ビットマップの最初の4つのビットに対応する)反復の最初の4個のシンボルが送信されることが要求されること、および(すべて0である、ビットマップの残りのビットに対応する)反復の残りのシンボルが送信されることが要求されないことを示し得る。したがって、送信機会がこの条件を満たすために、送信機会は反復の最初の4個のシンボルを送信するために利用可能なシンボルを有さなければならない。
【0116】
別の例では、基地局110が[01111000]の8ビットのビットマップを送信する場合、これは、反復の最低4個のシンボルが送信されることが要求され、反復の追加シンボルはいずれも送信されることが要求されないことを示し得る。したがって、送信機会がこの条件を満たすために、送信機会は反復の送信のために利用可能な少なくとも4個のシンボルを有さなければならない。
【0117】
基地局110は、シンボルパターンを、他の例の中でも、構成メッセージ、DCI、および/またはMAC-CEの中で送信し得る。いくつかの態様では、基地局110がシンボルパターンを構成メッセージ(たとえば、RRCメッセージ)内で送信する場合、シンボルパターンは、(たとえば、新しい構成または再構成まで変更されない)静的な数のビットを含み得る。静的な数のビットは、スロット内に含まれたシンボルの数(たとえば、14ビット)に少なくとも部分的に基づいてよいか、またはそれに等しくてよい。これは、シンボルパターンをDCI内で送信するのと比較して、シグナリングオーバーヘッドを節約するが、あまりフレキシブルではない。
【0118】
いくつかの態様では、基地局110がシンボルパターンをDCI内で送信する場合(たとえば、反復の送信をスケジュールするアップリンク許可)、シンボルパターンは、(たとえば、異なるDCIメッセージにわたって変更され得る)動的な数のビットを含み得る。DCIメッセージ内に含まれる動的な数のビットは、DCIメッセージによってスケジュールされる反復内に含まれたシンボルの数(たとえば、PUSCHシンボルの数)に少なくとも部分的に基づき得る。これは、シンボルパターンをRRCメッセージ内で送信するよりもフレキシブルであるが、より多くのシグナリングオーバーヘッドを消費する。
【0119】
したがって、いくつかの態様では、UE120は、送信機会が送信機会において反復の部分送信に関連付けられる1つまたは複数の条件を満たすかどうかを決定し得る。この例では、送信機会が1つまたは複数の条件を満たす(たとえば、シンボル、DMRSシンボル、データシンボル、連続シンボル、および/または反復の開始時の連続シンボルのしきい値を満たす)場合、UE120は、参照番号530によって示すように、送信機会において(部分)反復を送信し得る、および/またはUE120によって送信される実際の反復の数を計数する反復カウンタを増分することによってなど、送信される反復を実際の反復として計数し得る。またこの例では、送信機会が1つまたは複数の条件を満たさない(たとえば、シンボル、DMRSシンボル、データシンボル、連続シンボル、および/または反復の開始時の連続シンボルのしきい値を満たさない)場合、UE120は、送信機会における反復の送信を控え得る、および/または反復カウンタの増分を控え得る。
【0120】
参照番号540によって示すように、基地局110は、UE120による反復の送信(たとえば、上記で説明したような、完全送信または部分送信)のために利用可能なリソースを備えた送信機会における反復のみを監視し得る。たとえば、基地局110は、UE120に対して上記で説明したのと同じ方法または同様の方法で、送信機会がUE120による反復の送信のために利用可能なリソースを有するかどうかを決定し得る。基地局110は、送信機会における反復を監視し得る、および/または送信機会が送信のために利用可能なリソースを有する場合、反復を計数し得る。反対に、基地局110は、送信機会における反復の監視を控え得る、および/または送信機会が送信のために利用可能なリソースを有さない場合、反復の計数を控え得る。
【0121】
UE120および基地局110は、UE120によって送信される実際の反復の数が基地局110によって示される公称反復の数に等しくなるまで、(たとえば、連続送信機会のセット内の)各送信機会に対して上記で説明した決定を行い得る。実際の反復の数が(たとえば、UE120のメモリ内に記憶された反復カウンタを使用してUE120によって決定された)公称反復の数に等しいとき、UE120は、反復の送信を終了し得る。同様に、実際の反復の数が(たとえば、基地局110のメモリ内に記憶された反復カウンタを使用して基地局110によって決定された)公称反復の数に等しいとき、基地局110は、反復の監視を終了し得る。
【0122】
UE120および基地局110が、反復がそれらのスロットの各々の中で実際に送信されるかどうかにかかわらず、連続スロットを計数するのではなく、送信された反復(たとえば、完全反復または部分反復)の実際の数を計数することを可能にすることによって、本明細書で説明する技法および装置は、(たとえば、いくつかの公称反復をシグナリングするためにより多くの数のビットを使用するのと比較して)シグナリングオーバーヘッドを節約し、PUSCH反復タイプAを使用して送信される反復の信頼性を改善する。
【0123】
上記で示したように、
図5は一例として提供される。他の例は、
図5に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0124】
図6は、本開示による、アップリンク反復の決定および計数に関連付けられる例600を示す図である。
図6に示すように、例600は、基地局110とUE120との間の通信を含む。いくつかの態様では、基地局110およびUE120は、ワイヤレスネットワーク100など、ワイヤレスネットワーク内に含まれ得る。基地局110およびUE120は、アップリンクとダウンリンクとを含み得るワイヤレスアクセスリンクを介して通信し得る。
【0125】
参照番号610によって示すように、
図5に関して上記で説明したように、PUSCH反復タイプAに関連付けられる公称反復の数を示す構成を基地局110は送信し得、UE120は受信し得る。
【0126】
参照番号620によって示すように、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を、基地局110は送信し得、UE120は受信し得る。たとえば、基地局110は、(たとえば、動的グラントアップリンク通信用のDCIまたは構成されたグラントアップリンク通信用のRRCメッセージを使用して)送信機会のセットに対して反復のセットをスケジュールし得、送信機会のセット内に含まれる、ある送信機会(または、複数の送信機会)の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を後で送信し得る。前にスケジュールされた送信のすべてまたは一部分を取り消す(たとえば、1つまたは複数の前にスケジュールされたシンボル内の送信を取り消す)ための指示は、アップリンク取消し指示(ULCI:uplink cancellation indication)と呼ばれることがある。いくつかの態様では、基地局110は、DCIまたはMAC-CE内でULCIを送信し得る。
【0127】
参照番号630によって示すように、UE120は、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会がUE120による反復の送信のために利用可能なリソースを有するかどうかを決定し得る。たとえば、UE120は、送信機会がUE120による反復の送信のために利用可能なリソースを有するかどうかを決定するために、
図5に関して上記で説明した1つまたは複数の動作を実行し得る。この例では、ULCIによって取り消されたリソース(たとえば、1つまたは複数のシンボル)は、UE120による反復の送信のために利用可能でない。したがって、UE120は、
図5に関して上記で説明したように、(たとえば、取り消されたシンボルを明らかにした後)残りの利用可能なシンボルが完全送信のために、または部分送信に関連付けられる1つもしくは複数の条件を満たすために十分であるかどうかを決定し得る。
【0128】
いくつかの態様では、UE120は、送信機会に先立って、UE120に関連付けられる処理時間しきい値(たとえば、T
proc,2など、UE120がアップリンク通信の送信を準備するために要求される処理時間)を満たす時間にULCIを受信し得る。たとえば、UE120は、送信機会に先立って、少なくともしきい値数のスロットのULCIを受信し得る。この例では、UE120は、
図5に関して上記で説明したように、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する1つまたは複数の条件を満たすかどうかを決定し得る。たとえば、送信機会が1つまたは複数の条件を満たす(たとえば、しきい値数の残りのシンボル、残りのDMRSシンボル、残りのデータシンボル、連続シンボル、および/または反復の開始時の連続シンボルを含む)場合、UE120は、参照番号640によって示すように、送信機会において(部分)反復を送信し得る、および/またはUE120によって送信される実際の反復の数を計数する反復カウンタを増分することによってなど、送信される反復を実際の反復として計数し得る。またこの例では、送信機会が1つまたは複数の条件を満たさない場合、UE120は、送信機会における反復の送信を控え得る、および/または反復カウンタの増分を控え得る。
【0129】
いくつかの態様では、UE120は、送信機会に先立って、UE120に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間にULCIを受信し得る。たとえば、UE120は、送信機会に先立って、しきい値数未満のスロットのULCIを受信し得る。この例では、UE120は送信機会において残りのリソースが部分送信に関する1つまたは複数の条件を満たすかどうかを決定するために十分な時間を有さないため、UE120は送信機会において反復を送信し得る。いくつかの態様では、UE120は、送信機会がその条件を満たすかどうかを(たとえば、送信機会の後および/または反復の送信の後)遡及的に決定し得る。いくつかの態様では、送信機会が(たとえば、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後)部分送信のために利用可能な残りのリソースに関する1つまたは複数の条件を満たす場合、UE120は、UE120によって送信される実際の反復の数を計数する反復カウンタを増分することによってなど、送信された反復を実際の反復として計数し得る。いくつかの態様では、UE120が送信機会は1つまたは複数の条件を満たさないと遡及的に決定する場合、(たとえば、基地局110は送信された反復を受信しないことになるため)UE120は、反復を実際に送信しているにもかかわらず、反復カウンタの増分を控え得る。代替として、UE120が送信機会は1つまたは複数の条件を満たさないと遡及的に決定する場合、UE120は(たとえば、UE120は、この決定を行うために、また後続の反復を送信するために、十分な処理時間を有さない可能性があるため)送信機会が1つまたは複数の条件を満たさないにもかかわらず、反復カウンタを増分し得る。
【0130】
参照番号650によって示すように、基地局110は、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後にUE120による反復の送信(たとえば、上記で説明したような、完全送信または部分送信)のために利用可能なリソースを備えた送信機会における反復のみを監視し得る。たとえば、基地局110は、UE120に対して上記で説明したのと同じ方法または同様の方法で、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会がUE120による反復の送信のために利用可能なリソースを有するかどうかを決定し得る。基地局110は、送信機会が、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信のために利用可能なリソースを有する場合、送信機会における反復を監視し得る。逆に、基地局110は、送信機会が、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信のために利用可能なリソースを有さない場合、送信機会における反復の監視を控え得る。基地局110は、UE120に関して上記で説明したのと同様の方法で、反復カウンタを増分し得る、および/または反復カウンタの増分を控え得る。
【0131】
UE120および基地局110は、UE120によって計数される反復の数が基地局110によって示される公称反復の数に等しくなるまで、(たとえば、連続送信機会のセット内の)各送信機会に対して上記で説明した決定を行い得る。UE120によって計数される反復の数が(たとえば、UE120のメモリ内に記憶された反復カウンタを使用してUE120によって決定された)公称反復の数に等しいとき、UE120は反復の送信を終了し得る。同様に、基地局110によって計数される反復の数が(たとえば、基地局110のメモリ内に記憶された反復カウンタを使用して基地局110によって決定された)公称反復の数に等しいとき、基地局110は、反復の監視を終了し得る。
【0132】
UE120および基地局110が、反復がそれらのスロットの各々の中で実際に送信されるかどうかにかかわらず、連続スロットを計数するのではなく、基地局110が、(たとえば、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に)監視するおよび/または受信することが可能な、送信された反復(たとえば、完全反復または部分反復)の実際の数を計数することを可能にすることによって、本明細書で説明する技法および装置は、(たとえば、いくつかの公称反復をシグナリングするためにより多くの数のビットを使用するのと比較して)シグナリングオーバーヘッドを節約し、PUSCH反復タイプAを使用して送信される反復の信頼性を改善する。
【0133】
上記で示したように、
図6は一例として提供される。他の例は、
図6に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0134】
図7は、本開示による、たとえば、移動局によって実行される例示的なプロセス700を示す図である。例示的なプロセス700は、移動局(たとえば、UE120)がアップリンク反復の決定および計数に関連付けられる動作を実行する一例である。
【0135】
図7に示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信するステップ(ブロック710)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図9に示す受信構成要素902を使用して)上記で説明したように、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信し得る。
【0136】
図7にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信するステップであって、送信機会がスロットである、ステップ(ブロック720)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図9に示す送信構成要素904を使用して)上記で説明したように、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信し得る。いくつかの態様では、送信機会はスロットである。
【0137】
図7にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、アップリンク反復タイプの実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、実際の反復の送信を終了するステップ(ブロック730)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図9に示す終了構成要素908および/または送信構成要素904を使用して)上記で説明したように、アップリンク反復タイプの実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、実際の反復の送信を終了し得る。
【0138】
プロセス700は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0139】
第1の態様では、送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定は、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルを含む完全送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む。
【0140】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定は、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルよりも少ないシンボルを含む部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む。
【0141】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、実際の反復の部分送信は、少なくとも2個の異なる送信機会における異なる開始シンボルインデックスを有する。
【0142】
第4の態様では、単独でまたは第1から第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定は、送信機会がしきい値数のDMRSシンボルを含むとの決定、送信機会がしきい値数のデータシンボルを含むとの決定、送信機会が部分送信のためのしきい値数の連続シンボルを含むとの決定、送信機会が実際の反復の初期シンボルを含む、しきい値数の連続シンボルを含むとの決定、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む。
【0143】
第5の態様では、単独でまたは第1から第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、しきい値数のDMRSシンボル、しきい値数のデータシンボル、またはしきい値数の連続シンボルのうちの少なくとも1つは、基地局によって移動局に示される。
【0144】
第6の態様では、単独でまたは第1から第5の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス700は、(たとえば、
図9に示す反復構成要素902を使用して)部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を受信するステップと、(たとえば、
図9に示す決定構成要素910を使用して)1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとを含む。
【0145】
第7の態様では、単独でまたは第1から第6の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス700は、(たとえば、
図9に示す受信構成要素902を使用して)部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を受信するステップであって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、ステップと、(たとえば、
図9に示す決定構成要素910を使用して)シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとを含む。
【0146】
第8の態様では、単独でまたは第1から第7の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、シンボルパターンは、構成の中に示され、スロット内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく静的な数のビットを含む。
【0147】
第9の態様では、単独でまたは第1から第8の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、シンボルパターンは、実際の反復をスケジュールするアップリンク許可の中に示され、シンボルパターンは、実際の反復内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づくダイナミックな数のビットを含む。
【0148】
第10の態様では、単独でまたは第1から第9の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス700は、(たとえば、
図9に示す受信構成要素902を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に受信される、ステップと、(たとえば、
図9に示す決定構成要素910を使用して)1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、(たとえば、
図9に示す送信構成要素904を使用して)送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を送信するステップとを含む。
【0149】
第11の態様では、単独でまたは第1から第10の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス700は、(たとえば、
図9に示す受信構成要素902を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、(たとえば、
図9に示す決定構成要素910を使用して)実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、(たとえば、
図9に示す計数構成要素912を使用して)送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとを含む。
【0150】
第12の態様では、単独でまたは第1から第11の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス700は、(たとえば、
図9に示す受信構成要素902を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、(たとえば、
図9に示す決定構成要素910を使用して)実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、(たとえば、
図9に示す計数構成要素912を使用して)送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控えるステップとを含む。
【0151】
第13の態様では、単独でまたは第1から第12の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス700は、(たとえば、
図9に示す受信構成要素902を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、(たとえば、
図9に示す決定構成要素910を使用して)実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、(たとえば、
図9に示す計数構成要素912を使用して)送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとを含む。
【0152】
第14の態様では、単独でまたは第1から第13の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、公称反復の数は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づく反復の最大数以下である。
【0153】
第15の態様では、単独でまたは第1から第14の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、実際の反復は、実際の反復送信が発生する場合に増分され、実際の反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される冗長バージョンを使用して送信される。
【0154】
図7は、プロセス700の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス700は、
図7に示されるブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス700のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0155】
図8は、本開示による、たとえば、基地局によって実行される例示的なプロセス800を示す図である。例示的なプロセス800は、基地局(たとえば、基地局110)がアップリンク反復の決定および計数に関連付けられる動作を実行する一例である。
【0156】
図8に示すように、いくつかの態様では、プロセス800は、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信するステップ(ブロック810)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図10に示す送信構成要素1004を使用して)上記で説明したように、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信し得る。
【0157】
図8にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス800は、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視するステップであって、送信機会がスロットである、ステップ(ブロック820)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図10に示す受信構成要素1002を使用して)上記で説明したように、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会においての実際の反復を監視し得る。いくつかの態様では、送信機会はスロットである。
【0158】
図8にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス800は、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了するステップ(ブロック830)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図10に示す終了構成要素1008および/または受信構成要素1002を使用して)上記で説明したように、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了し得る。
【0159】
プロセス800は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0160】
第1の態様では、送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定は、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルを含む完全送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む。
【0161】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定は、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルよりも少ないシンボルを含む部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む。
【0162】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、実際の反復の部分送信は、少なくとも2個の異なる送信機会における異なる開始シンボルインデックスを有する。
【0163】
第4の態様では、単独でまたは第1から第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定は、送信機会がしきい値数のDMRSシンボルを含むとの決定、送信機会がしきい値数のデータシンボルを含むとの決定、送信機会が部分送信のためのしきい値数の連続シンボルを含むとの決定、送信機会が実際の反復の初期シンボルを含む、しきい値数の連続シンボルを含むとの決定、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む。
【0164】
第5の態様では、単独でまたは第1から第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、しきい値数のDMRSシンボル、しきい値数のデータシンボル、またはしきい値数の連続シンボルのうちの少なくとも1つは、基地局によって移動局に示される。
【0165】
第6の態様では、単独でまたは第1から第5の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス800は、(たとえば、
図10に示す送信構成要素1004を使用して)部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を送信するステップと、(たとえば、
図10に示す決定構成要素1010を使用して)1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとを含む。
【0166】
第7の態様では、単独でまたは第1から第6の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス800は、(たとえば、
図10に示す送信構成要素1004を使用して)部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を送信するステップであって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、ステップと、(たとえば、
図10に示す決定構成要素1010を使用して)シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとを含む。
【0167】
第8の態様では、単独でまたは第1から第7の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、シンボルパターンは、構成の中に示され、スロット内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく静的な数のビットを含む。
【0168】
第9の態様では、単独でまたは第1から第8の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、シンボルパターンは、実際の反復をスケジュールするアップリンク許可の中に示され、シンボルパターンは、実際の反復内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づくダイナミックな数のビットを含む。
【0169】
第10の態様では、単独でまたは第1から第9の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス800は、(たとえば、
図10に示す送信構成要素1004を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に送信される、ステップと、(たとえば、
図10に示す決定構成要素1010を使用して)1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、(たとえば、
図10に示す受信構成要素1002を使用して)送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を監視するステップとを含む。
【0170】
第11の態様では、単独でまたは第1から第10の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス800は、(たとえば、
図10に示す送信構成要素1004を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、(たとえば、
図10に示す決定構成要素1010を使用して)1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、(たとえば、
図10に示す計数構成要素1012を使用して)送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとを含む。
【0171】
第12の態様では、単独でまたは第1から第11の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス800は、(たとえば、
図10に示す送信構成要素1004を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、(たとえば、
図10に示す決定構成要素1010を使用して)1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、(たとえば、
図10に示す計数構成要素1012を使用して)送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控えるステップとを含む。
【0172】
第13の態様では、単独でまたは第1から第12の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス800は、(たとえば、
図10に示す送信構成要素1004を使用して)送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、(たとえば、
図10に示す決定構成要素1010を使用して)1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、(たとえば、
図10に示す計数構成要素1012を使用して)送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとを含む。
【0173】
第14の態様では、単独でまたは第1から第13の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、公称反復の数は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づく反復の最大数以下である。
【0174】
第15の態様では、単独でまたは第1から第14の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、実際の反復は、実際の反復送信が発生する場合に増分され、実際の反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される冗長バージョンを使用して受信される。
【0175】
図8は、プロセス800の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス800は、
図8に示されるブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス800のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0176】
図9は、ワイヤレス通信のための例示的装置900のブロック図である。装置900はUEであってよく、またはUEが装置900を含んでもよい。いくつかの態様では、装置900は、(たとえば、1つもしくは複数のバス、および/または1つもしくは複数の他の構成要素を介して)互いに通信中であり得る、受信構成要素902と送信構成要素904とを含む。示すように、装置900は、受信構成要素902および送信構成要素904を使用して、別の装置906(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに示すように、装置900は、他の例の中でも、終了構成要素908、決定構成要素910、または計数構成要素912のうちの1つまたは複数を含んでよい。いくつかの態様では、終了構成要素908、決定構成要素910、および/または計数構成要素912は、
図2に関して上記で説明したUEの、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。
【0177】
いくつかの態様では、装置900は、
図5~
図6に関して本明細書で説明した1つまたは複数の動作を実行するように構成され得る。追加または代替として、装置900は、
図7のプロセス700など、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するように構成され得る。いくつかの態様では、装置900および/または
図9に示す1つもしくは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明したUEの1つまたは複数の構成要素を含んでもよい。追加または代替として、
図9に示す1つまたは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した1つまたは複数の構成要素内で実装されてよい。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてよい。たとえば、構成要素(または、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、構成要素の機能または動作を実行するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装されてよい。
【0178】
受信構成要素902は、装置906から基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素902は、受信された通信を装置900の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素902は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実行してもよく、処理された信号を装置906の1つまたは複数の他の構成要素に提供してよい。いくつかの態様では、受信構成要素902は、
図2に関して上記で説明したUEの、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。
【0179】
送信構成要素904は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置906に送信し得る。いくつかの態様では、装置906の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成してもよく、生成された通信を装置906への送信のために送信構成要素904に提供してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素904は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実行してもよく、処理された信号を装置906に送信してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素904は、
図2に関して上記で説明したUEの、1つもしくは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。いくつかの態様では、送信構成要素904は、トランシーバにおいて受信構成要素902とコロケートされ得る。
【0180】
受信構成要素902は、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信し得る。送信構成要素904は、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信することであって、送信機会がスロットである、送信することを行い得る。終了構成要素908は、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了し得る。
【0181】
受信構成要素902は、部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を受信し得る。決定構成要素910は、1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定し得る。
【0182】
受信構成要素902は、部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を受信することであって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、受信することを行い得る。決定構成要素910は、シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定し得る。
【0183】
受信構成要素902は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に受信される、受信することを行い得る。決定構成要素910は、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定し得る。送信構成要素904は、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を送信し得る。
【0184】
受信構成要素902は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、受信することを行い得る。決定構成要素910は、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定し得る。計数構成要素912は、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分し得る。
【0185】
受信構成要素902は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、受信することを行い得る。決定構成要素910は、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定し得る。計数構成要素912は、送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控え得る。
【0186】
受信構成要素902は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、受信することを行い得る。決定構成要素910は、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定し得る。計数構成要素912は、送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分し得る。
【0187】
図9に示す構成要素の数および配置は例として与えられる。実際には、
図9に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なるように配置された構成要素があってよい。さらに、
図9に示す2つ以上の構成要素が、単一の構成要素内に実装されてよく、または
図9に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてよい。追加または代替として、
図9に示す(1つまたは複数の)構成要素のセットは、
図9に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行し得る。
【0188】
図10は、ワイヤレス通信のための例示的装置1000のブロック図である。装置1000は基地局であってよく、または基地局が装置1000を含んでもよい。いくつかの態様では、装置1000は、(たとえば、1つもしくは複数のバス、および/または1つもしくは複数の他の構成要素を介して)互いに通信中であり得る、受信構成要素1002と送信構成要素1004とを含む。示すように、装置1000は、受信構成要素1002および送信構成要素1004を使用して、別の装置1006(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに示すように、装置1000は、他の例の中でも、終了構成要素1008、決定構成要素1010、または計数構成要素1012のうちの1つまたは複数を含んでよい。いくつかの態様では、終了構成要素1008、決定構成要素1010、および/または計数構成要素1012は、
図2に関して上記で説明した基地局の、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。
【0189】
いくつかの態様では、装置1000は、
図5~
図6に関して本明細書で説明した1つまたは複数の動作を実行するように構成され得る。追加または代替として、装置1000は、
図8のプロセス800など、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するように構成され得る。いくつかの態様では、装置1000、および/または
図10に示す1つもしくは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した基地局の1つまたは複数の構成要素を含んでよい。追加または代替として、
図10に示された1つまたは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した1つまたは複数の構成要素内で実装され得る。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、メモリ内に記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてよい。たとえば、構成要素(または、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、構成要素の機能または動作を実行するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装されてよい。
【0190】
受信構成要素1002は、装置1006から基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素1002は、受信された通信を装置1000の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素1002は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実行してもよく、処理された信号を装置1006の1つまたは複数の他の構成要素に提供してもよい。いくつかの態様では、受信構成要素1002は、
図2に関して上記で説明した基地局の、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。
【0191】
送信構成要素1004は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置1006に送信し得る。いくつかの態様では、装置1006の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成してもよく、生成された通信を装置1006への送信のために送信構成要素1004に提供してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1004は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実行してもよく、処理された信号を装置1006に送信してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1004は、
図2に関して上記で説明した基地局の、1つもしくは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。いくつかの態様では、送信構成要素1004は、トランシーバにおいて受信構成要素1002とコロケートされ得る。
【0192】
送信構成要素1004は、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信し得る。受信構成要素1002は、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視することであって、送信機会がスロットである、監視することを行い得る。終了構成要素1008は、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了し得る。
【0193】
送信構成要素1004は、部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を送信し得る。決定構成要素1010は、1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定し得る。
【0194】
送信構成要素1004は、部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を送信することであって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、送信することを行い得る。決定構成要素1010は、シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定し得る。
【0195】
送信構成要素1004は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に送信される、送信することを行い得る。決定構成要素1010は、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定し得る。受信構成要素1002は、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を監視し得る。
【0196】
送信構成要素1004は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、送信することを行い得る。決定構成要素1010は、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定し得る。計数構成要素1012は、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分し得る。
【0197】
送信構成要素1004は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、送信することを行い得る。決定構成要素1010は、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定し得る。計数構成要素1012は、送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控え得る。
【0198】
送信構成要素1004は、送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信することであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、送信することを行い得る。決定構成要素1010は、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定し得る。計数構成要素1012は、送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分し得る。
【0199】
図10に示す構成要素の数および配置は例として与えられる。実際には、
図10に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なるように配置された構成要素があってよい。さらに、
図10に示す2つ以上の構成要素が単一の構成要素内で実装されてもよく、または
図10に示す単一の構成要素が複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加または代替として、
図10に示す(1つまたは複数の)構成要素のセットは、
図10に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行してもよい。
【0200】
図11は、本開示による、異なるスロットパターンの一例1100を示す図である。スロットパターンは、時々、TDDスロットパターン、TDDパターン、UL/DLスロットパターン、UL/DLパターン、TDD UL/DLスロットパターン、TDD UL/DLパターンなどを呼ばれることがある。スロットパターンは、スロットのシーケンスにわたって、スロットのシーケンス内の各スロットがアップリンクスロットとして構成されるかもしくはダウンリンクスロットとして構成されるか(および/または、いくつかの例では、特殊スロットとして構成されるか)を示し得る。アップリンクスロットは、(ダウンリンク通信ではなく)アップリンク通信のために使用され得、ダウンリンクスロットは、(アップリンク通信ではなく)ダウンリンク通信のために使用され得る。追加または代替として、スロットパターンは、UEがTDDに対して構成されるかまたは周波数分割複信(FDD)に対して構成されるかを示し得る。
【0201】
たとえば、
図11は、1個のアップリンク(U)スロット、続く3個のダウンリンク(D)スロット、続く1個のアップリンクスロット、続く3個のダウンリンクスロット、続く1個のアップリンクスロット、続く3個のダウンリンクスロット、続く1個のアップリンクスロット、続く3個のダウンリンクスロットを有する第1のスロットパターン1110を示す。
図11はまた、13個の連続アップリンクスロットの第2のスロットパターン1120を示す。第2のスロットパターン1120は、たとえば、アップリンク通信のための第1の周波数およびダウンリンク通信のための第2の(異なる)周波数を使用するFDDシステム内で構成され得る。
図11はまた、2個のアップリンクスロット、続く3個のダウンリンクスロット、続く2個のアップリンクスロット、続く3個のダウンリンクスロット、続く2個のアップリンクスロット、続く3個のダウンリンクスロットの第3のスロットパターン1130を示す。これらのスロットパターンは、例として示され、他の例はこれらのスロットパターンと異なってよい。
【0202】
示すように、時間スパン1140において、これらの異なるスロットパターンで構成される異なるUEは、PUSCH通信を送信するために異なる数の機会(たとえば、同じ時間スパン1140内に異なる数の送信機会)を有する。たとえば、第1のスロットパターン1110で構成される第1のUEは、時間スパン1140内に(0から3と標示される)4個のアップリンク送信機会を有し、第2のスロットパターン1120で構成される第2のUEは、時間スパン1140内に(0から12と標示される)13個のアップリンク送信機会を有し、第3のスロットパターン1130で構成される第3のUEは、時間スパン1140内に(0から5と標示される)6個のアップリンク送信機会を有する。
【0203】
いくつかのスロットパターン構成では、スロットパターン内の(たとえば、すべてのアップリンクスロットを有し得るFDDスロットパターン内の、またはアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率が高いTDDスロットパターン内の)高密度のアップリンクスロットにより、UEは多数のPUSCH反復の送信が可能であり得る。他のスロットパターン構成では、UEは、スロットパターン内の(たとえば、アップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率が低いTDDスロットパターン内の)低密度のアップリンクスロットにより、少数のPUSCH反復の送信が可能であり得る。異なる数のアップリンク送信機会を有する異なるスロットパターンで構成される異なるUEにもかかわらず、すべてのUEは、(たとえば、ワイヤレス通信規格に従って)同じ最大数のPUSCH反復を送信するように制限され得る。たとえば、UEは、UE用に構成されたスロットパターンにかかわらず、最大16個のPUSCH反復を送信するように制限され得る。本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、UEがUE用に構成されたスロットパターンに依存する最大数までのPUSCH反復を送信することを可能にすることによって(たとえば、信頼性を改善することによって)、性能を改善する。さらに、本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、UE固有の最大数のPUSCH反復を可能にすることによって、スケジューリングフレキシビリティを増大させる。
【0204】
異なる考えられるスロットパターンを有することに加えて、異なるUEは、異なるサブキャリア間隔(SCS)で構成され得る。「SCS」は、周波数領域内のサブキャリアの幅を指す。たとえば、第1のUEは、15キロヘルツ(kHz)のSCSを使用して通信するように構成されてよく、第2のUEは、30kHzのSCSを使用して通信するように構成されてよく、第3のUEは、60kHzのSCSを使用して通信するように構成されてよく、第4のUEは、120kHzのSCSを使用して通信するように構成されてよい、などである。SCSは(シンボル持続時間またはシンボル長とも呼ばれる)シンボル時間の逆数に等しい。したがって、より大きいSCS(たとえば、120kHz)はより短いシンボル持続時間(たとえば、およそ8.93ミリ秒のシンボル持続時間に対して、0.125ミリ秒のスロット持続時間を有するスロットを占有する14個のシンボル)に対応し、より小さいSCS(たとえば、15kHz)は、より長いシンボル持続時間(たとえば、およそ71.43ミリ秒のシンボル持続時間に対して、1.0ミリ秒のスロット持続時間を有するスロットを占有する14個のシンボル)に対応する。
【0205】
反復は、ペイロード(たとえば、データ)を送信するために使用されるエネルギー量を増大させるために使用され得る。ペイロードを送信するために使用されるエネルギー量は、ペイロードを送信するために使用される送信電力とペイロードに対する送信持続時間の積として計算され得る(たとえば、エネルギー=送信電力×送信持続時間)。しかしながら、反復(たとえば、PUSCHタイプA反復)は、スロットごとに計数されるため、異なるSCSを使用して送信される同じ数の反復は、反復を送信するために異なるエネルギー量を使用させる。たとえば、15kHzのSCSを使用して送信される反復は、1ミリ秒の持続時間を有するスロット内で送信されることになり、30kHzのSCSを使用して送信される反復は、0.5ミリ秒の持続時間を有するスロット内で送信されることになる。したがって、15kHzのSCSを使用して送信される反復の数と同じ送信持続時間を有するためには、30kHzのSCSを使用して2倍の数の反復が送信される必要がある。同様に、15kHzのSCSを使用して送信される反復の数と同じ送信持続時間を有するためには、120kHzのSCSを使用して8倍の数の反復が送信される必要がある。しかしながら、すべてのUEが、UE用に構成されたSCSにかかわらず、(たとえば、ワイヤレス通信規格に従って)同じ最大数のPUSCH反復を送信するように制限されるとき、多数の反復(たとえば、16個を超える反復)は可能でないことがある。
【0206】
本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、UEがUE用に構成されたSCSに依存する最大数までのPUSCH反復を送信することを可能にすることによって(たとえば、信頼性を改善することによって)、性能を改善する。さらに、本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、UE固有の最大数のPUSCH反復を可能にすることによって、スケジューリングフレキシビリティを増大させる。
【0207】
上記で示したように、
図11は一例として提供される。他の例は、
図11に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0208】
図12は、本開示による、スロットパターンまたはSCSに応じた最大数の送信反復のシグナリングに関連付けられる一例1200を示す図である。
図12に示すように、基地局110およびUE120は互いと通信し得る。
【0209】
参照番号1205によって示すように、基地局110は、UE120によって使用されることになるSCSおよび/またはスロットパターンをUE120に示し得る。たとえば、基地局110は、マスタ情報ブロック(MIB)内または1つもしくは複数のシステム情報ブロック(SIB)内、および/またはRRCメッセージ内など、システム情報内でSCSおよび/またはスロットパターンを示し得る。たとえば、基地局110は、MIBおよび/またはSIB内でSCSを示し得る。UE120は、基地局110と通信するために使用されることになるSCSを決定するために(たとえば、初期セル収集手順中に)MIBおよび/またはSIBを受信および復号し得、UE120は、示されたSCSを使用して基地局110と通信し得る。したがって、基地局110は(たとえば、基地局110によって構成されるセルを介して通信するために使用されることになる)SCSでUE120を構成し得る。
【0210】
いくつかの態様では、基地局110は、MIBおよび/またはSIB内にスロットパターンを示し得る。いくつかの態様では、基地局110は、SIBおよび/またはRRCメッセージ(たとえば、RRC構成メッセージ、RRC再構成メッセージなど)内に含まれ得るservingCellConfigCommon情報要素内でスロットパターンを示し得る。追加または代替として、基地局110は、RRCメッセージ内に含まれ得るtdd-ul-dl-configCommon情報要素内でスロットパターンを示し得る。上記で説明したように、スロットパターンは、UE120がTDDに対して構成されるかまたはFDDに対して構成されるかを示し得る。追加または代替として、スロットパターンは、スロットのシーケンスにわたって、スロットのシーケンス内の各スロットがアップリンクスロットとして構成されるかもしくはダウンリンクスロットとして構成されるか(および/または、いくつかの態様では、特殊スロットとして構成されるか)を示し得る。スロットパターンは、時々、TDDスロットパターン、TDDパターン、UL/DLスロットパターン、UL/DLパターン、TDD UL/DLスロットパターン、TDD UL/DLパターンなどを呼ばれることがある。
【0211】
参照番号1210によって示すように、UE120(たとえば、移動局)は、UE120用に構成されたスロットパターンおよび/またはUE120用に構成されたSCSに少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための(たとえば、PUSCH通信のための)反復の最大数を決定し得る。たとえば、PUSCH反復の最大数は、(たとえば、基地局110によって示される)UE120用に構成されたスロットパターン、(たとえば、基地局110によって示される)UE120用に構成されたSCSのうちの少なくとも1つ、またはUE120用に構成されたスロットパターンとUE120用に構成されたSCSの両方に基づき得る。
【0212】
いくつかの態様では、PUSCH反復の最大数は、UE120用に構成されたSCSの関数であってよい。たとえば、PUSCH反復の最大数は、固定値とUE120用に構成されたSCSに応じた値の積であってよい。たとえば、PUSCH反復の最大数は、Nとkの積(たとえば、N×k)と定義されてよく、ここで、Nは固定値(たとえば、8、16、32などの定数)であり、kの値はUE120用に構成されたSCSによって異なる。一例として、UE120が15kHzのSCSで構成される場合、kの値は1であってよく、UE120が30kHzのSCSで構成される場合、kの値は2であってよく、UE120が60kHzのSCSで構成される場合、kの値は4であってよく、UE120が120kHzのSCSで構成される場合、kの値は8であってよい。したがって、いくつかの態様では、kの値は、UE120用に構成されたSCSに比例し得る。いくつかの態様では、UE120は、SCSのセットおよび(たとえば、各SCSに対して1つのk値を有する)k値の対応するセットを示す表をUE120のメモリ内に記憶し得る。
【0213】
したがって、いくつかの態様では、PUSCH反復の最大数は、より小さいSCSに対するより小さい最大数と比較してより大きいSCSに対するより大きい最大数であり得る。たとえば、PUSCH反復の最大数は、15kHz SCSに対して16であってよく、30kHz SCSに対して32であってよく、60kHz SCSに対して64であってよく、120kHz SCSに対して128であってよい。別の例として、PUSCH反復の最大数は、15kHz SCSに対して8であってよく、30kHz SCSに対して16であってよく、60kHz SCSに対して32であってよく、120kHz SCSに対して64であってよい。結果として、異なるSCSで構成されるUE120は、固定された最大数のPUSCH反復によって制限されずに、ペイロードを送信するために同じエネルギー量を使用することが可能であり得る。具体的には、より大きいSCSで構成されたUE120は、UE120がより小さい最大数のPUSCH反復に限定された場合よりも大きい最大数のPUSCH反復を使用することによって、より多くのエネルギーを使用してペイロードを送信することが可能であり得る。結果として、PUSCH送信の信頼性が改善され得る。
【0214】
追加または代替として、PUSCH反復の最大数は、UE120がTDDを使用して通信するように構成されるか、またはFDDを使用して通信するように構成されるかに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、UE120は、UE120がTDDを使用して通信するように構成されるか、またはFDDを使用して通信するように構成されるかを示すスロットパターンで構成され得る。UE120は、その場合、UE120がTDDを使用して通信するように構成されるか、またはFDDを使用して通信するように構成されるかに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の最大数を決定し得る。たとえば、アップリンク機会はTDDと比較してFDD内でより密である(あまりスパースでない)可能性があり、これは、FDDを使用してPUSCH反復を送信するために、より多くの機会をUE120に与えるため、PUSCH反復の最大数は、TDDに対するより小さい最大数と比較してFDDに対するより大きい最大数であってよい。たとえば、30kHzのSCSおよび20ミリ秒ごとに生成されるデータ(たとえば、ボイスパケット)の場合、FDDで構成されたUE120は(たとえば、アップリンクスロットが連続する場合)、特定の時間窓内で40個までのPUSCH反復を送信することが可能であり得る。比較して、TDDで構成されたUE120は、UE120用に構成されたTDDスロットパターンのアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に応じて、同じ時間窓内で20個までのPUSCH反復、13個までのPUSCH反復、またはより少ないPUSCH反復を送信することのみが可能であり得る。
【0215】
いくつかの態様では、PUSCH反復の最大数は、(たとえば、スロットパターン内で)UE120用に構成された、アップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、UE120がTDDで構成される場合、PUSCH反復の最大数は、UE120用に構成されたTDDスロットパターン内のアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、UE120は、UE120がTDDを使用して通信するように構成されることを示す、またTDDに対する、アップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率をさらに示す、スロットパターンで構成され得る。この例では、PUSCH反復の最大数は、この比率に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの態様では、PUSCH反復の最大数は、アップリンクスロットとダウンリンクスロットのより小さい比率に対するより小さい最大数と比較して、アップリンクスロットとダウンリンクスロットのより大きい比率に対する大きい最大数である。たとえば、最大数16個のPUSCH反復は、3個のダウンリンクスロットごとに1個のアップリンクスロットの比率(3:1ダウンリンクスロット対アップリンクスロット比と表現されてもよい、1:3アップリンクスロット対ダウンリンクスロット比)に対して指定されてよく、最大数32個のPUSCH反復は、3個のダウンリンクスロットごとに2個のアップリンクスロットの比率(3:2ダウンリンクスロット対アップリンクスロット比と表現されてもよい、2:3アップリンクスロット対ダウンリンクスロット比)に対して指定されてよい。いくつかの態様では、PUSCH反復の最大数は、アップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に比例し得る。
【0216】
参照番号1215によって示すように、基地局110は、UE120用に構成されたスロットパターンおよび/またはUE120用に構成されたSCSに少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための(たとえば、UE120とのPUSCH通信のための)反復の最大数を決定し得る。基地局110は、PUSCH反復の最大数を決定するために、参照番号1210に関して上記で説明した技法のうちのいずれかを使用し得る。たとえば、基地局110およびUE120は、UE120に対するPUSCH反復の最大数に関してUE120と基地局110との間に何のあいまいさも存在しないように、同じ方法でPUSCH反復の最大数を決定し得る。基地局110は、異なるスロットパターンおよび/またはSCSで異なるUE120を構成し得るため、基地局110は、異なるUE120に対してPUSCH反復の異なる最大数を決定し得る。たとえば、PUSCH反復の最大数は、UE120用に構成されるスロットパターンおよび/またはSCSに応じて、UE固有であってよい。
【0217】
参照番号1220によって示すように、基地局110は、PUSCHのために(たとえば、PUSCH通信のために)UE120によって使用されることになる反復の数のUE120に対する指示を送信し得る。この指示は、実数のPUSCH反復が各PUSCH送信(たとえば、各PUSCHペイロード)に対してUE120によって送信されるようにUE120に命令し得る。PUSCH反復のこの実数は、上記で説明したように決定されるPUSCH反復の最大数以下である。いくつかの態様では、基地局110は、RepK値(または、RepK情報要素)を使用してなど、PUSCH反復の数をPPCメッセージ内に示し得る。追加または代替として、基地局110は、PUSCH反復の数をDCI内、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)(MAC-CE)内などに示し得る。
【0218】
基地局110は、ビット値を使用してUE120によって送信されることになる反復の数を示し得る。いくつかの態様では、同じビット数は、UE120に対して決定されるPUSCH反復の最大数にかかわらず、同じ数のPUSCH反復を示し得る。たとえば、PUSCH反復の最大数にかかわらず、000の3ビット値は1個のPUSCH反復を示し得、001の3ビット値は2個のPUSCH反復を示し得、010の3ビット値は4個のPUSCH反復を示し得、011の3ビット値は8個のPUSCH反復を示し得る。PUSCH反復の最大数に応じて、いくつかのビット値は未使用であり得るため、これは、シグナリングの複雑さを低減し得るが、シグナリングオーバーヘッドを増大し得る。たとえば、PUSCH反復の最大数が16である場合、32を表すビット値またはより多くのPUSCH反復が未使用であり得る。
【0219】
いくつかの態様では、同じビット値は、UE120に対して決定されるPUSCH反復の最大数に応じて、異なる数のPUSCH反復を示し得る。追加または代替として、いくつかのビット値は、PUSCH反復の異なる最大数に対して同じ数のPUSCH反復を示し得、他のビット値は、PUSCH反復の異なる最大数に対して異なる数のPUSCH反復を示し得る。たとえば、000の3ビット値は、最大16個のPUSCH反復が存在するときには1個のPUSCH反復を示し得、また最大32個のPUSCH反復が存在するときには1個のPUSCH反復をやはり示し得、001の3ビット値は、最大16個のPUSCH反復が存在するときには2個のPUSCH反復を示し得、また最大32個のPUSCH反復が存在するときには4個のPUSCH反復を示し得、010の3ビット値は、最大16個のPUSCH反復が存在するときには4個のPUSCH反復を示し得、最大32個のPUSCH反復が存在するときには16個のPUSCH反復を示し得る。いくつかの態様では、ビット値によって示されるPUSCH反復の数は、PUSCH反復の最大数に比例し得る(または、それに比例してスケーリングし得る)。
【0220】
参照番号1225によって示すように、UE120は、(たとえば、参照番号1220に関して)基地局110によって示されたPUSCH反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを基地局110に送信し得る。たとえば、UE120は、UE120が16個のPUSCH反復を送信することを基地局110が示す場合、16個のPUSCH反復を送信し得、UE120が32個のPUSCH反復を送信することを基地局110が示す場合、32個のPUSCH反復を送信し得る。基地局110は、基地局110によってUE120に示されるPUSCH反復の数に従って、UE120によって送信されるPUSCH反復の数を監視し得る。
【0221】
UE120が、UE120用に構成されたSCSおよび/またはUE120用に構成されたスロットパターンに応じて、最大数までのPUSCH反復を送信することを可能にすることによって、本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、UE120がより多くの数のPUSCH反復を送信することを可能にすることによってなど、信頼性を改善する。さらに、本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、UE固有の最大数のPUSCH反復を可能にすることによって、スケジューリングフレキシビリティを増大させる。
【0222】
上記で示したように、
図12は一例として提供される。他の例は、
図12に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0223】
図13は、本開示による、反復の送信のための時間窓のシグナリングに関連付けられる一例1300を示す図である。
図13に示すように、基地局110およびUE120は互いと通信し得る。
【0224】
参照番号1305によって示すように、基地局110は、UE120によって使用されることになるSCSおよび/またはスロットパターンをUE120に示し得る。たとえば、基地局110は、
図12の参照番号1205に関して上記で説明したようにSCSおよび/またはスロットパターンを示し得る。
【0225】
参照番号1310によって示すように、基地局110は、PUSCH反復のための時間窓を決定し得る。いくつかの態様では、時間窓は、
図12に関して上記で説明したように、SCSおよび/またはスロットパターンに少なくとも部分的に基づいてPUSCH反復の最大数を決定するのと同様の方法で、SCSおよび/またはスロットパターンに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。いくつかの態様では、
図12に関して上記で説明した、PUSCH反復のより大きい最大数は、より長い時間窓に対応し得、
図12に関して上記で説明した、PUSCH反復のより小さい最大数は、より短い時間窓に対応し得る。代替として、
図12に関して上記で説明した、PUSCH反復のより大きい最大数は、より短い時間窓に対応し得、
図12に関して上記で説明したPUSCH反復のより小さい最大数は、より長い時間窓に対応し得る。代替として、時間窓は、SCSおよび/またはスロットパターンとは無関係に固定されてよい。
【0226】
参照番号1315によって示すように、基地局110は時間窓の指示をUE120に送信し得る。たとえば、基地局110は、時間窓の持続時間、時間窓の開始時間、時間窓の終了時間、時間窓に関連付けられるオフセットなどを示し得る。これらの値は、絶対時間(たとえば、10ミリ秒)、シンボルの数、スロットの数、アップリンク送信の数、1つまたは複数の時間オフセットなどの観点から示され得る。いくつかの態様では、基地局110は、時間窓の指示をRRCメッセージ内で送信し得る。追加または代替として、基地局110は、時間窓の指示をDCI内、MAC-CE内などで送信し得る。
【0227】
参照番号1320によって示すように、UE120は、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信し得る。いくつかの態様では、UE120は、時間窓内に含まれる各アップリンク送信機会においてPUSCH反復を送信し得る。基地局110は、時間窓内で(たとえば、時間窓内に含まれる各アップリンク送信機会において)PUSCH反復のセットを監視し得る。このようにして、信頼性が改善され得る。
【0228】
上記で示したように、
図13は一例として提供される。他の例は、
図13に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0229】
図14は、本開示による、たとえば、移動局によって実行される例示的なプロセス1400を示す図である。例示的なプロセス1400は、移動局(たとえば、UE120)が、スロットパターンまたはサブキャリア間隔に応じた最大数の送信反復のシグナリングに関連付けられる動作を実行する一例である。
【0230】
図14に示すように、いくつかの態様では、プロセス1400は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための反復の最大数を決定するステップ(ブロック1410)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図18に示す決定構成要素1808を使用して)上記で説明したように、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための反復の最大数を決定し得る。
【0231】
図14にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1400は、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信するステップであって、反復の数が反復の最大数未満である、ステップ(ブロック1420)を含み得る。たとえば、移動局(たとえば、
図18に示す受信構成要素1802を使用して)上記で説明したように、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信することであって、反復の数が、反復の最大数以下である、受信することを行い得る。
【0232】
図14にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1400は、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信するステップ(ブロック1430)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図18に示す送信構成要素1804を使用して)上記で説明したように、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信し得る。
【0233】
プロセス1400は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0234】
第1の態様では、PUSCHのための反復の最大数は、移動局用に構成されたサブキャリア間隔の関数である。
【0235】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、固定値と移動局用に構成されたサブキャリア間隔に応じた値の積である。
【0236】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、より小さいサブキャリア間隔に対するより小さい最大数と比較してより大きいサブキャリア間隔に対するより大きい最大数である。
【0237】
第4の態様では、単独でまたは第1から第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、スロットパターンは、移動局がTDDを使用して通信するかまたはFDDを使用して通信するかを示し、PUSCHのための反復の最大数は、移動局がTDDを使用して通信するかまたはFDDを使用して通信するかに少なくとも部分的に基づく。
【0238】
第5の態様では、単独でまたは第1および第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、TDDに対するより小さい最大数と比較してFDDに対するより大きい最大数である。
【0239】
第6の態様では、単独でまたは第1から第5の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、スロットパターンは、移動局がTDDを使用して通信することを示し、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率をさらに示し、PUSCHのための反復の最大数は、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に少なくとも部分的に基づく。
【0240】
第7の態様では、単独でまたは第1および第6の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、ダウンリンクスロットに対するアップリンクスロットのより小さい比率に対するより小さい最大数と比較してダウンリンクスロットに対するアップリンクスロットのより大きい比率に対するより大きい最大数である。
【0241】
図14は、プロセス1400の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1400は、
図14に示すブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス1400のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0242】
図15は、本開示による、たとえば、移動局によって実行される例示的なプロセス1500を示す図である。例示的なプロセス1500は、移動局(たとえば、UE120)が反復の送信のための時間窓のシグナリングに関連付けられる動作を実行する一例である。
【0243】
図15に示すように、いくつかの態様では、プロセス1500は、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信するステップ(ブロック1510)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図18に示す受信構成要素1802を使用して)上記で説明したように、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信し得る。
【0244】
図15にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1500は、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信するステップ(ブロック1520)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図18に示す送信構成要素1804を使用して)上記で説明したように、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信し得る。
【0245】
プロセス1500は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0246】
第1の態様では、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信するステップは、PUSCH反復を時間窓内の各アップリンク送信機会において送信するステップを含む。
【0247】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、時間窓の持続時間は、移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づく。
【0248】
第3の態様では、単独で、または第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、時間窓の持続期間は、移動局用に構成されたスロットパターンに少なくとも部分的に基づく。
【0249】
図15は、プロセス1500の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1500は、
図15に示されるブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス1500のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0250】
図16は、本開示による、たとえば、基地局によって実行される例示的なプロセス1600を示す図である。例示的なプロセス1600は、基地局(たとえば、基地局110)が、スロットパターンまたはサブキャリア間隔に応じて、最大数の送信反復のシグナリングに関連付けられる動作を実行する一例である。
【0251】
図16に示すように、いくつかの態様では、プロセス1600は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定するステップ(1610)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図19に示す決定構成要素1908を使用して)上記で説明したように、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定し得る。
【0252】
図16にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1600は、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信するステップであって、反復の数が反復の最大数以下である、ステップ(ブロック1620)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図19に示す送信構成要素1904を使用して)上記で説明したように、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信することであって、反復の数が反復の最大以下である、送信することを行い得る。
【0253】
図16にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1600は、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視するステップ(ブロック1630)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図19に示す監視構成要素1910および/または受信構成要素1902を使用して)上記で説明したように、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視し得る。
【0254】
プロセス1600は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0255】
第1の態様では、PUSCHのための反復の最大数は、移動局用に構成されたサブキャリア間隔の関数である。
【0256】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、固定値と移動局用に構成されたサブキャリア間隔に応じた値の積である。
【0257】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、より小さいサブキャリア間隔に対するより小さい最大数と比較してより大きいサブキャリア間隔に対するより大きい最大数である。
【0258】
第4の態様では、単独でまたは第1から第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、スロットパターンは、移動局がTDDを使用して通信するかまたはFDDを使用して通信するかを示し、PUSCHのための反復の最大数は、移動局がTDDを使用して通信するかまたはFDDを使用して通信するかに少なくとも部分的に基づく。
【0259】
第5の態様では、単独でまたは第1および第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、TDDに対するより小さい最大数と比較してFDDに対するより大きい最大数である。
【0260】
第6の態様では、単独でまたは第1から第5の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、スロットパターンは、移動局がTDDを使用して通信することを示し、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率をさらに示し、PUSCHのための反復の最大数は、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に少なくとも部分的に基づく。
【0261】
第7の態様では、単独でまたは第1および第6の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、PUSCHのための反復の最大数は、ダウンリンクスロットに対するアップリンクスロットのより小さい比率に対するより小さい最大数と比較してダウンリンクスロットに対するアップリンクスロットのより大きい比率に対するより大きい最大数である。
【0262】
図16は、プロセス1600の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1600は、
図16に示されるブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス1600のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0263】
図17は、本開示による、たとえば、基地局によって実行される例示的なプロセス1700を示す図である。例示的なプロセス1700は、基地局(たとえば、基地局110)が反復の送信のための時間窓のシグナリングに関連付けられる動作を実行する一例である。
【0264】
図17に示すように、いくつかの態様では、プロセス1700は、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信するステップ(ブロック1710)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図19に示す送信構成要素1904を使用して)上記で説明したように、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信し得る。
【0265】
図17にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス1700は、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視するステップ(ブロック1720)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図19に示す監視構成要素1910および/または受信構成要素1902を使用して)上記で説明したように、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視し得る。
【0266】
プロセス1700は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0267】
第1の態様では、プロセス1700は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、時間窓を決定するステップを含む。
【0268】
図17は、プロセス1700の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1700は、
図17に示されるブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス1700のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0269】
図18は、ワイヤレス通信のための例示的装置1800のブロック図である。装置1800はUE(たとえば、移動局)であってよく、またはUEが装置1800を含んでもよい。いくつかの態様では、装置1800は、(たとえば、1つもしくは複数のバスおよび/または1つもしくは複数の他の構成要素を介して)互いと通信していてもよい、受信構成要素1802と送信構成要素1804とを含む。示すように、装置1800は、受信構成要素1802および送信構成要素1804を使用して、別の装置1806(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに示すように、装置1800は、他の例の中でも、決定構成要素1808を含んでよい。
【0270】
いくつかの態様では、装置1800は、
図12~
図13に関して本明細書で説明した1つまたは複数の動作を実行するように構成され得る。追加または代替として、装置1800は、
図14のプロセス1400、
図15のプロセス1500、またはそれらの組合せなど、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するように構成され得る。いくつかの態様では、装置1800、および/または
図18に示した1つもしくは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明したUEの1つまたは複数の構成要素を含んでよい。追加または代替として、
図18に示す1つまたは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した1つまたは複数の構成要素内で実装されてよい。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、メモリに記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてよい。たとえば、構成要素(または、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、構成要素の機能または動作を実行するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装されてよい。
【0271】
受信構成要素1802は、装置1806から基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素1802は、受信された通信を装置1800の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素1802は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実行してもよく、処理された信号を装置1806の1つまたは複数の他の構成要素に提供してもよい。いくつかの態様では、受信構成要素1802は、
図2に関して上記で説明したUEの、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。
【0272】
送信構成要素1804は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置1806に送信し得る。いくつかの態様では、装置1806の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成してもよく、生成された通信を装置1806への送信のために送信構成要素1804に提供してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1804は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実行してもよく、処理された信号を装置1806に送信してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1804は、
図2に関して上記で説明したUEの、1つもしくは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。いくつかの態様では、送信構成要素1804は、トランシーバにおいて受信構成要素1802とコロケートされ得る。
【0273】
決定構成要素1808は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、PUSCHのための反復の最大数を決定し得る。受信構成要素1802は、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信することであって、反復の数が反復の最大数以下である、受信することを行い得る。送信構成要素1804は、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信し得る。
【0274】
受信構成要素1802は、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を受信し得る。送信構成要素1804は、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信し得る。
【0275】
図18に示す構成要素の数および配置は例として与えられる。実際には、
図18に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なるように配置された構成要素があってよい。さらに、
図18に示す2つ以上の構成要素が、単一の構成要素内に実装されてよく、または
図18に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加または代替として、
図18に示される(1つまたは複数の)構成要素のセットは、
図18に示される構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行し得る。
【0276】
図19は、ワイヤレス通信のための例示的装置1900のブロック図である。装置1900は基地局であってよく、または基地局が装置1900を含んでもよい。いくつかの態様では、装置1900は、(たとえば、1つもしくは複数のバス、および/または1つもしくは複数の他の構成要素を介して)互いに通信中であり得る、受信構成要素1902と送信構成要素1904とを含む。示すように、装置1900は、受信構成要素1902および送信構成要素1904を使用して、別の装置1906(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに示すように、装置1900は、他の例の中でも、決定構成要素1908または監視構成要素1910のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0277】
いくつかの態様では、装置1900は、
図12~
図13に関して本明細書で説明した1つまたは複数の動作を実行するように構成され得る。追加または代替として、装置1900は、
図16のプロセス1600、
図17のプロセス1700、またはそれらの組合せなど、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するように構成され得る。いくつかの態様では、装置1900、および/または
図19に示す1つもしくは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した基地局の1つまたは複数の構成要素を含み得る。追加または代替として、
図19に示す1つまたは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した1つまたは複数の構成要素内で実装されてよい。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、メモリに記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてよい。たとえば、構成要素(または、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、構成要素の機能または動作を実行するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装されてよい。
【0278】
受信構成要素1902は、装置1906から基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素1902は、受信された通信を装置1900の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素1902は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実行してもよく、処理された信号を装置1906の1つまたは複数の他の構成要素に提供してもよい。いくつかの態様では、受信構成要素1902は、
図2に関して上記で説明した基地局の、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含み得る。
【0279】
送信構成要素1904は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置1906に送信し得る。いくつかの態様では、装置1906の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成してもよく、生成された通信を装置1906への送信のために送信構成要素1904に提供してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1904は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実行してもよく、処理された信号を装置1906に送信してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素1904は、
図2に関して上記で説明した基地局の、1つもしくは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。いくつかの態様では、送信構成要素1904は、トランシーバにおいて受信構成要素1902とコロケートされ得る。
【0280】
決定構成要素1908は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局とのPUSCH通信のための反復の最大数を決定し得る。送信構成要素1904は、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信することであって、反復の数が反復の最大数以下である、送信することを行い得る。監視構成要素1910および/または受信構成要素1902は、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視し得る。
【0281】
送信構成要素1904は、それを介して移動局がPUSCH通信の反復を送信する時間窓の指示を送信し得る。監視構成要素1910および/または受信構成要素1902は、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視し得る。
【0282】
決定構成要素1908は、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、時間窓を決定し得る。
【0283】
図19に示す構成要素の数および配置は例として与えられる。実際には、
図19に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なるように配置された構成要素があってよい。さらに、
図19に示す2つ以上の構成要素が、単一の構成要素内に実装されてよく、または
図19に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加または代替として、
図19に示される(1つまたは複数の)構成要素のセットは、
図19に示される構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行し得る。
【0284】
図20は、本開示による、アップリンク送信機会に基づく冗長バージョン循環の例2000を示す図である。UE120は、異なる送信機会においてPUSCH反復の異なる冗長バージョンを送信するための冗長バージョン循環をPUSCH反復に適用し得る。
【0285】
PUSCH反復の「冗長バージョン(RV)」は、そのPUSCH反復に送信される符号化ビットのセットを指す。RV循環を使用して、UE120は、符号化ビットの異なるセットを異なるPUSCH反復内で送信し得る。たとえば、UE120は、アップリンク送信用のビットを(たとえば、UE120のメモリ内に記憶された)サーキュラーバッファ2005内に記憶し得る。サーキュラーバッファ2005は、情報ビット2010およびパリティビット2015(パリティチェックビットと呼ばれることがある)を記憶する。情報ビット2010は、送信されることになるデータを含んでよく、パリティビット2015は、(たとえば、情報ビット2010の)データの線形結合を含んでよい。UE120は、情報ビット2010、パリティビット2015、または情報ビット2010とパリティビット2015の結合を符号化ビットのセット内に符号化し得、符号化ビットのセットを送信し得る。PUSCH反復に対する符号化ビットのセット内に含まれるように選択される特定のビットは、そのPUSCH反復のRVに依存する(または、それによって定義される)。
【0286】
たとえば、RV0を有するPUSCH反復に対して、UE120は、サーキュラーバッファ2005内の第1のロケーション2020において開始する符号化ビット(たとえば、特定の数の符号化ビット)のシーケンス(たとえば、ビット0、または第1の情報ビット)を送信する。同様に、UE120は、RV1を有するPUSCH反復に対して、サーキュラーバッファ2005内の第2のロケーション2025において開始する符号化ビットのシーケンスを送信し、UE120は、RV2を有するPUSCH反復に対して、サーキュラーバッファ2005内の第3のロケーション2030において開始する符号化ビットのシーケンスを送信し、UE120は、RV3を有するPUSCH反復に対して、サーキュラーバッファ2005内の第4のロケーション2035において開始する符号化ビットのシーケンスを送信する。
【0287】
一例として、開始ビットロケーションは、低密度パリティチェック(LDPC)コードを使用するNRハイブリッド自動再送信要求(HARQ)に関してなど、表2040によって定義され得る。表2040は、第1のベースグラフ(BG1)および第2のベースグラフ(BG2)に対するサーキュラーバッファ2005内の開始ビットロケーションを定義する。ベースグラフは、トランスポートブロック(TB)サイズおよびコードレートに少なくとも部分的に基づいて送信のためのパリティビット2015を決定するためのパラメータである(BG1は、より大きいTBサイズを有するTBを対象とし、BG2は、より小さいTBサイズを有するTBを対象とする)。表を参照すると、Ncbは、サーキュラーバッファ2005の長さ(たとえば、サーキュラーバッファ2005内に含まれるビットの数)を表し、Zcは、情報ビット2010の数および情報ビット2010に対応するBG列の数に少なくとも部分的に基づく、リフティングサイズ(lifting size)を表す。
【0288】
いくつかの例では、基地局110は、rvidとして示されている、RVインデックスなどの情報をUE120に送信し得る。たとえば、基地局110は、PUSCH通信(たとえば、PUSCH送信)をスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)内でPUSCH通信用のRVインデックスを送信し得る。RVインデックスは、PUSCH送信機会(たとえば、PUSCH機会)の対応するシーケンスに適用されることになるRVのシーケンスを示し得る。UE120は、DCIに続く(またはそれによって示される)各アップリンク送信機会に対して(インデックスnと呼ばれることがある)カウンタnを増分し得る。UE120は、基地局110によって送信される情報(たとえば、RVインデックス)および特定の送信機会に対するカウンタnの値を使用して、その送信機会に適用されることになるRVを決定し得る。
【0289】
たとえば、表2045に示すように、PUSCH反復タイプAの場合、基地局110が0のrv
idを示す場合、UE120は、n mod4を計算することによってRVが(たとえば、PUSCH反復タイプAに対する)第nの送信機会に適用されると決定し得、ここで、modはモジュロ演算を表す。(たとえば、PUSCH反復タイプAの場合、
図3の参照番号310に関して示したスロット1など、送信機会0に関して)n mod4=0である場合、UE120はRV0をその送信機会に適用する。(たとえば、
図3の参照番号310に関して示したスロット2など、送信機会1に関して)n mod4=1である場合、UE120はRV2をその送信機会に適用する。(たとえば、
図3の参照番号310に関して示したスロット3など、送信機会2に関して)n mod4=2である場合、UE120はRV3をその送信機会に適用する。(たとえば、
図3の参照番号310に関して示したスロット4など、送信機会3に関して)n mod4=3である場合、UE120はRV1をその送信機会に適用する。示すように、RVインデックスは0、1、2、または3の値を有し得、その各々は、RVの異なるシーケンス(たとえば、RV0、RV1、RV2、およびRV3に対して異なる次数)に対応する。
【0290】
同様に、PUSCH反復タイプBの場合、基地局110が0のrv
idを示す場合、UE120は、n mod4を計算することによってRVが(たとえば、PUSCH反復タイプBに対する)第nの実際の反復に適用されると決定し得、ここで、modはモジュロ演算を表す。(たとえば、PUSCH反復タイプBに関して、
図3の参照番号350に関して示したRep#1など、実際の反復0に関して)n mod4=0である場合、UE120はRV0をその実際の反復に適用する。(たとえば、
図3の参照番号350に関して示したRep#2など、実際の反復1に関して)n mod4=1である場合、UE120はRV2をその実際の反復に適用する。(たとえば、
図3の参照番号350に関して示したRep#3など、実際の反復2に関して)n mod4=2である場合、UE120はRV3をその実際の反復に適用する。(たとえば、
図3に示さない実際の反復3に関して)n mod4=3である場合、UE120はRV1をその実際の反復に適用する。
【0291】
用語にかかわらず、実際の反復は(公称反復のように)アップリンク送信機会においてUE120によって実際に送信されてもされなくてもよい。たとえば、UE120がアップリンク送信機会において送信を準備するための十分な時間を有さない場合、アップリンク送信機会(たとえば、アップリンクスロット)がダウンリンク機会(たとえば、ダウンリンクスロット)として再構成される場合、またはアップリンク送信が取り消される場合、UE120は、アップリンク送信機会における公称反復または実際の反復の送信を控え得る。PUSCH反復タイプBに対する「実際の反復」という用語と区別するために、本開示(および対応する説明)の
図20~
図26は、UE120によって実際に送信される(公称反復であるか実際の反復であるかにかかわらず)反復を指すために「実際のPUSCH反復送信」という用語を使用する。さらに、「実際に送信する」、「実際に送信される」などの言語は、
図20~
図26において、UE120による反復の実際の送信を指すために、またPUSCH反復タイプBに関する「実際の反復」の意味と区別するために使用される。
【0292】
表2045に示すRV循環技法を使用して、UE120は、カウンタnを増分することになり、UE120がPUSCH反復を実際に送信するかどうかにかかわらず、RVシーケンス(たとえば、示される0のrv
idに対する{0,2,3,1}のRVシーケンス)内の次のRVに前進することになる。たとえば、PUSCH反復タイプAの場合、UE120がその送信機会においてPUSCH反復を実際に送信するかどうかにかかわらず、UE120は、送信機会の発生時にカウンタnを増分し得る。同様に、PUSCH反復タイプBの場合、UE120が実際の反復を実際に送信するかどうかにかかわらず、UE120は、(たとえば、実際の反復がスケジュールされるかまたは送信されることになるシンボルに対する)実際の反復の発生時にカウンタnを増分し得る。これは、
図21に関して以下でより詳細に説明するように、いくつかのRVをスキップさせることがあり、これは、復号性能に悪影響を有することがあり、通信誤り率、再送信などの可能性を高めることがある。
【0293】
上記で示したように、
図20は一例として提供される。他の例は、
図20に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0294】
図21は、本開示による、アップリンク送信機会に基づく冗長バージョン循環の例2100を示す図である。
図21は、(たとえば、
図20に関して上記で説明したように)PUSCH反復を実際に送信するかどうかにかかわらず、UE120がカウンタnを増分し、RVシーケンス内の次のRVに前進するRV循環技法を採用するとき、RVがスキップされるいくつかの例を示す。
【0295】
第1のシナリオ2105では、
図20の表2045に関して上記で説明したRV循環技法を使用して、UE120は、(たとえば、RV0を示す)0のRVインデックスを0の反復計数(たとえば、カウンタ)値を有する第1の送信機会2110に適用し得、(たとえば、RV2を示す)2のRVインデックスを1の反復計数値を有する第2の送信機会2115に適用し得、(たとえば、RV3を示す)3のRVインデックスを2の反復計数値を有する第3の送信機会2120に適用し得、(たとえば、RV1を示す)1のRVインデックスを3の反復計数値を有する第4の送信機会2125に適用し得る。
【0296】
第1のシナリオ2105では、UE120は、第2の送信機会2115においてPUSCH反復を実際に送信せず、第3の送信機会2120においてPUSCH反復を実際に送信しない(たとえば、送信取消しにより)。結果として、RV2およびRV3はスキップされる(たとえば、実際に送信されるいずれのPUSCH反復にも適用されない)。代わりに、UE120はRV0およびRV1を送信する。しかしながら、RV0とRV2の組合せは、RV設計により、RV0とRV1の組合せよりも良いビット区別を実現するため、RV0およびRV1の送信は、RV0およびRV2の送信と比較してより低い復号性能もたらす。たとえば、基地局110がRV0およびRV1を受信するときと比較して、基地局がRV0およびRV2を受信するとき、基地局110は正確なビットおよび不正確なビットをより正確に推論することが可能であり得る。したがって、実際の送信ではなく送信機会を計数することによって、性能は低下する。
【0297】
第2のシナリオ2130では、
図20の表2045に関して上記で説明したRV循環技法を使用して、UE120は、(たとえば、RV0を示す)0のRVインデックスを0の反復計数(たとえば、カウンタ)値を有する第1の送信機会2135に適用し得、(たとえば、RV2を示す)2のRVインデックスを1の反復計数値を有する第2の送信機会2140に適用し得、(たとえば、RV3を示す)3のRVインデックスを2の反復計数値を有する第3の送信機会2145に適用し得、(たとえば、RV1を示す)1のRVインデックスを3の反復計数値を有する第4の送信機会2150に適用し得、(たとえば、RV0を示す)0のRVインデックスを4の反復計数値を有する第5の送信機会2155に適用し得、(たとえば、RV2を示す)2のRVインデックスを5の反復計数値を有する第6の送信機会2160に適用し得る。
【0298】
第2のシナリオ2130では、UE120は、第3の送信機会2145においてPUSCH反復を実際に送信せず、第4の送信機会2150においてPUSCH反復を実際に送信しない(たとえば、送信取消しにより)。結果として、RV3およびRV1はスキップされ(たとえば、実際に送信されるいずれのPUSCH反復にも適用されず)、UE120は、RV0を2回送信し、RV2を2回送信する。しかしながら、RV0、RV1、RV2、およびRV3の組合せは、RV設計により、RV0およびRV2のみの組合せよりも良いビット区別を実現するため、RV0およびRV2を各々2回送信することは、RV0、RV1、RV2、およびRV3を送信することと比較してより低い復号性能をもたらす。たとえば、基地局110がRV0およびRV2のみを受信するときと比較して、基地局がRV0、RV1、RV2、およびRV3を受信するとき、基地局110は正確なビットおよび不正確なビットをより正確に推論することが可能であり得る。したがって、実際の送信ではなく送信機会を計数することによって、性能は低下する。
【0299】
本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、UE120がPUSCH反復を実際に送信する場合のみ、UE120がカウンタnを増分し、RVシーケンス内の次のRVに前進することを可能にすることによって、性能を改善する。たとえば、UE120は、UE120が送信機会においてPUSCH反復を実際に送信する場合のみ、カウンタnを増分し、RVシーケンス内の次のRVに前進することができ、UE120が送信機会においてPUSCH反復を実際に送信しない場合、カウンタnの増分およびRVシーケンス内の次のRVへの前進を控えることができる。
【0300】
上記で示したように、
図21は一例として提供される。他の例は、
図21に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0301】
図22は、本開示による、実際のPUSCH反復送信に基づく冗長バージョン循環に関連付けられる例2200を示す図である。
図22に示すように、基地局110およびUE120は互いと通信し得る。
【0302】
参照番号2205によって示すように、UE120(たとえば、移動局)は、(rv
idとして示す)RVインデックスを基地局110から受信し得る。たとえば、UE120は、1つまたは複数のPUSCH反復をスケジュールするDCI内でRVインデックスを受信し得る。いくつかの態様では、RVインデックスは、
図20に関して上記で説明したように、0、1、2、または3の値を有し得る。
【0303】
参照番号2210によって示すように、RVインデックスは、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになるRVのシーケンスを示し得る。たとえば、UE120は、RVのシーケンスを(たとえば、PUSCH反復タイプAに対する)送信機会または(たとえば、PUSCH反復タイプBに対する)実際の反復に適用するのではなく、RVのシーケンスを(たとえば、PUSCH反復タイプAとPUSCH反復タイプBの両方に対する)実際のPUSCH反復送信のシーケンスに適用し得る。
【0304】
参照番号2215によって示すように、UE120は、実際のPUSCH反復送信に少なくとも部分的に基づいてRVを循環させるRV循環技法を使用して、PUSCH反復に適用されることになるRV(たとえば、示されたRVインデックスおよびUE120のメモリ内に記憶された表に少なくとも部分的に基づいて決定されるRVインデックス)を決定し得る。たとえば、UE120は、実際のPUSCH反復送信が発生する場合のみ(たとえば、PUSCH反復が実際に送信される場合のみ)、送信インデックスnを増分し得る(また、RVシーケンス内の次のRVに前進し得る)。言い換えれば、UE120は、実際のPUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスnを増分し得(また、RVシーケンス内の次のRVに前進し得)、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合(たとえば、PUSCH反復が実際に送信されない場合)、送信インデックスnの増分を控え得る(また、RVシーケンス内の次のRVへの前進を控え得る)。
【0305】
参照番号2220によって示すように、UE120は、決定されたRVを有するPUSCH反復を送信し得る。たとえば、UE120は、実際のPUSCH反復送信に少なくとも部分的に基づくRV循環技法を使用してPUSCH反復に適用されることになるRVを決定し得、PUSCH反復の決定されたRVを送信し得る。UE120は、各PUSCH反復の実際の送信が発生するかどうかに応じて、PUSCH反復のシーケンス内の各PUSCH反復に対して、送信インデックスを増分し続けるか、またはその増分を控えることができ(また、RVのシーケンス内の次のRVに前進し続けるか、またはその前進を控えることができる)。基地局110は、どのRVがUE120によって送信されたかに関して基地局110とUE120との間にあいまいさが存在しないように、UE120と同じ方法で、送信インデックスを増分するか、またはその増分を控えることができる(また、RVのシーケンス内の次のRVに前進するか、またはその前進を控えることができる)。基地局110は次いで、UE120によって送信される適切なRVを監視し得る。
【0306】
例2225では、実際のPUSCH反復送信に少なくとも部分的に基づくRV循環技法を使用して、UE120は、送信インデックスnを0に初期化し得、(表内のRV0に対応して、0 mod4=0であるため)(たとえば、RV0を示す)0のRVインデックスを第1の実際のPUSCH反復送信2230に適用し得る。第1の実際のPUSCH反復送信2230はUE120によって実際に送信されるため、UE120は、送信インデックスnを1に増分し得る。1の送信インデックス値を使用して、UE120は、(たとえば、表内のRV2に対応して、1 mod4=1であるため)(たとえば、RV2を示す)2のRVインデックスを第2の実際のPUSCH反復送信2235に適用し得る。第2の実際のPUSCH反復送信2235はUE120によって実際に送信されるため、UE120は、送信インデックスnを2に増分し得る。
【0307】
送信機会2240において、UE120はPUSCH反復を実際に送信しない。したがって、UE120は、送信インデックスnの増分を控え、送信インデックスnは、その場合、依然として2の値を有することになる。同様に、送信機会2245において、UE120はPUSCH反復を実際に送信しない。したがって、UE120は、送信インデックスnの増分を控え、送信インデックスnは、その場合、依然として2の値を有することになる。2の送信インデックス値を使用して、UE120は、(たとえば、表内のRV3に対応して、2 mod4=2であるため)(たとえば、RV3を示す)3のRVインデックスを第3の実際のPUSCH反復送信2250に適用し得る。第3の実際のPUSCH反復送信2250はUE120によって実際に送信されるため、UE120は、送信インデックスnを3に増分し得る。3の送信インデックス値を使用して、UE120は、(たとえば、表内のRV1に対応して、3 mod4=3であるため)(たとえば、RV1を示す)1のRVインデックスを第4の実際のPUSCH反復送信2255に適用し得る。第4の実際のPUSCH反復送信2255はUE120によって実際に送信されるため、UE120は、送信インデックスnを4に増分し得、(たとえば、表内のRV0に対応して、4 mod4=0であるため)次の実際のPUSCH反復(図示せず)のために送信インデックスnはRV0に循環され戻される。
【0308】
いくつかのシナリオでは、UE120は、完全PUSCH反復送信を送信することが不可能なことがある。これらのシナリオでは、UE120は、いくつかの態様では、部分PUSCH反復送信を送信し得る。本明細書で使用する「完全PUSCH反復送信」または「完全PUSCH反復」は、PUSCH反復のすべてのシンボルがUE120によって送信されること(たとえば、PUSCH反復のいずれのシンボルもUE120によってドロップされない)ことを意味する。本明細書で使用する「部分PUSCH反復送信」または「部分PUSCH反復」は、PUSCH反復のすべてのシンボルよりも少ないシンボルがUE120によって送信されること(たとえば、PUSCH反復の少なくとも1個のシンボルがUE120によってドロップされる)ことを意味する。
【0309】
いくつかの態様では、UE120は、完全PUSCH反復送信が発生する場合のみ(たとえば、完全PUSCH反復が実際に送信される場合のみ)、送信インデックスを増分し得る(また、RVのシーケンス内の次のRVに前進し得る)。したがって、UE120は、完全PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスを増分し得(また、RVのシーケンス内の次のRVに前進し得)、完全PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスの増分を控え得る(また、RVのシーケンス内の次のRVへの前進を控え得る)。そのような態様では、UE120は、部分PUSCH反復が発生する場合(たとえば、部分PUSCH反復が実際に送信される場合)、送信インデックスの増分を控え得る(また、RVのシーケンス内の次のRVへの前進を控え得る)。
【0310】
代替として、UE120は、部分PUSCH反復送信が発生する場合(たとえば、部分PUSCH反復が実際に送信される場合)、送信インデックスを増分し得る(また、RVのシーケンス内の次のRVに前進し得る)。したがって、UE120は、部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスを増分し得(また、RVのシーケンス内の次のRVに前進し得)、部分(および完全)PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスの増分を控え得る(また、RVのシーケンス内の次のRVへの前進を控え得る)。
【0311】
いくつかの態様では、UE120は、部分PUSCH反復送信内で送信されるシンボルの数を決定し得、シンボルの数がしきい値を満たす(たとえば、しきい値を超える、またはしきい値以上である)場合、送信インデックスを増分し得(また、RVのシーケンス内の次のRVに前進し得る)。部分PUSCH反復内で送信されるシンボルの数がしきい値を満たさない(たとえば、しきい値に満たない、またはしきい値以下である)場合、UE120は、送信インデックスの増分を控え得る(また、RVのシーケンス内の次のRVへの前進を控え得る)。
【0312】
このRV循環技法を使用して、UE120は、いずれのRVもスキップせず、これは、上記で説明したように、より良い性能を導く。たとえば、このRV循環技法は、基地局110が、
図20および
図21に関して上記で説明したような、送信機会または実際の反復に基づくRV循環技法と比較して正確なビットおよび不正確なビットをより正確に推論することを可能にし得る。
【0313】
上記で示したように、
図22は一例として提供される。他の例は、
図22に関して説明したものとは異なる場合がある。
【0314】
図23は、本開示による、たとえば、移動局によって実行される例示的なプロセス2300を示す図である。例示的なプロセス2300は、移動局(たとえば、UE120)が実際のPUSCH反復送信に基づいて、RV循環に関連付けられる動作を実行する一例である。
【0315】
図23に示すように、いくつかの態様では、プロセス2300は、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信するステップ(ブロック2310)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図25の受信構成要素2502を使用して)上記で説明したように、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信し得る。
【0316】
図23にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス2300は、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信するステップであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、ステップ(ブロック2320)を含み得る。たとえば、移動局は(たとえば、
図25に示す送信構成要素2504を使用して)上記で説明したように、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、送信することを行い得る。
【0317】
プロセス2300は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0318】
第1の態様では、プロセス2300は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分するステップと、増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとを含む。
【0319】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、プロセス2300は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控えるステップと、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとを含む。
【0320】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、完全PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分され、完全PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスは増分されない。
【0321】
第4の態様では、単独でまたは第1から第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分され、部分PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスは増分されない。
【0322】
第5の態様では、単独でまたは第1から第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、しきい値を満たす第1の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分され、しきい値を満たさない第2の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分されない。
【0323】
図23は、プロセス2300の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス2300は、
図23に示されるブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス2300のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0324】
図24は、本開示による、たとえば、基地局によって実行される例示的なプロセス2400を示す図である。例示的なプロセス2400は、基地局(たとえば、基地局110)が実際のPUSCH反復送信に基づくRV循環に関連付けられる動作を実行する一例である。
【0325】
図24に示すように、いくつかの態様では、プロセス2400は、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信するステップ(ブロック2410)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図26に示す送信構成要素2604を使用して)上記で説明したように、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信し得る。
【0326】
図24にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス2400は、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視するステップであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、ステップ(ブロック2420)を含み得る。たとえば、基地局は(たとえば、
図26に示す監視構成要素2608または受信構成要素2602を使用して)上記で説明したように、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、監視することを行い得る。
【0327】
プロセス2400は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0328】
第1の態様では、プロセス2400は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分するステップと、増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいてPUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとを含む。
【0329】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、プロセス2400は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控えるステップと、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいてPUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとを含む。
【0330】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、完全PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分され、完全PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスは増分されない。
【0331】
第4の態様では、単独でまたは第1から第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分され、部分PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスは増分されない。
【0332】
第5の態様では、単独でまたは第1から第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、しきい値を満たす第1の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分され、しきい値を満たさない第2の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスは増分されない。
【0333】
図24は、プロセス2400の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス2400は、
図24に示されるブロックと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含み得る。追加または代替として、プロセス2400のブロックのうちの2つ以上が並列に実行されてよい。
【0334】
図25は、ワイヤレス通信のための例示的装置2500のブロック図である。装置2500はUE(たとえば、移動局)であってよく、またはUEが装置2500を含んでもよい。いくつかの態様では、装置2500は、(たとえば、1つもしくは複数のバスおよび/または1つもしくは複数の他の構成要素を介して)互いに通信中であり得る、受信構成要素2502と送信構成要素2504とを含む。示すように、装置2500は、受信構成要素2502および送信構成要素2504を使用して、別の装置2506(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに示すように、装置2500は、他の例の中でも、増分構成要素2508または決定構成要素2510のうちの1つまたは複数を含んでよい。
【0335】
いくつかの態様では、装置2500は、
図22に関して本明細書で説明した1つまたは複数の動作を実行するように構成され得る。追加または代替として、装置2500は、
図23のプロセス2300など、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するように構成され得る。いくつかの態様では、装置2500および/または
図25に示す1つもしくは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明したUEの1つまたは複数の構成要素を含んでもよい。追加または代替として、
図25に示す1つまたは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した1つまたは複数の構成要素内で実装されてもよい。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、メモリに記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてよい。たとえば、構成要素(または、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、構成要素の機能または動作を実行するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装されてよい。
【0336】
受信構成要素2502は、装置2506から基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素2502は、受信された通信を装置2500の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素2502は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実行してもよく、処理された信号を装置2506の1つまたは複数の他の構成要素に提供してもよい。いくつかの態様では、受信構成要素2502は、
図2に関して上記で説明したUEの、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。
【0337】
送信構成要素2504は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置2506に送信し得る。いくつかの態様では、装置2506の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成してもよく、生成された通信を装置2506への送信のために送信構成要素2504に提供してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2504は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実行してもよく、処理された信号を装置2506に送信してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2504は、
図2に関連して上記で説明したUEの、1つもしくは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。いくつかの態様では、送信構成要素2504は、トランシーバにおいて受信構成要素2502とコロケートされ得る。
【0338】
受信構成要素2502は、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信し得る。送信構成要素2504は、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、送信することを行い得る。
【0339】
増分構成要素2508は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分し得る。決定構成要素2510は、増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定し得る。
【0340】
増分構成要素2508は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控え得る。決定構成要素2510は、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定し得る。
【0341】
図25に示す構成要素の数および配置は例として与えられる。実際には、
図25に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なるように配置された構成要素があってよい。さらに、
図25に示す2つ以上の構成要素が、単一の構成要素内に実装されてよく、または
図25に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加または代替として、
図25に示す(1つまたは複数の)構成要素のセットは、
図25に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行し得る。
【0342】
図26は、ワイヤレス通信のための例示的装置2600のブロック図である。装置2600は基地局であってよく、または基地局が装置2600を含んでもよい。いくつかの態様では、装置2600は、(たとえば、1つもしくは複数のバス、および/または1つもしくは複数の他の構成要素を介して)互いに通信中であり得る、受信構成要素2602と送信構成要素2604とを含む。示すように、装置2600は、受信構成要素2602および送信構成要素2604を使用して、別の装置2606(UE、基地局、または別のワイヤレス通信デバイスなど)と通信し得る。さらに示すように、装置2600は、他の例の中でも、監視構成要素2608、増分構成要素2610、または決定構成要素2612のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0343】
いくつかの態様では、装置2600は、
図22に関して本明細書で説明した1つまたは複数の動作を実行するように構成され得る。追加または代替として、装置2600は、
図24のプロセス2400など、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するように構成され得る。いくつかの態様では、装置2600、および/または
図26に示す1つもしくは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した基地局の1つまたは複数の構成要素を含んでよい。追加または代替として、
図26に示す1つまたは複数の構成要素は、
図2に関して上記で説明した1つまたは複数の構成要素内で実装されてよい。追加または代替として、構成要素のセットのうちの1つまたは複数の構成要素は、メモリに記憶されたソフトウェアとして少なくとも部分的に実装されてよい。たとえば、構成要素(または、構成要素の一部分)は、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され、構成要素の機能または動作を実行するようにコントローラまたはプロセッサによって実行可能な命令またはコードとして実装されてよい。
【0344】
受信構成要素2602は、装置2606から基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を受信し得る。受信構成要素2602は、受信された通信を装置2600の1つまたは複数の他の構成要素に提供し得る。いくつかの態様では、受信構成要素2602は、受信された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、復調、アナログデジタル変換、逆多重化、デインターリービング、デマッピング、等化、干渉消去、または復号など)を実行してもよく、処理された信号を装置2606の1つまたは複数の他の構成要素に提供してもよい。いくつかの態様では、受信構成要素2602は、
図2に関して上記で説明した基地局の、1つもしくは複数のアンテナ、復調器、MIMO検出器、受信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。
【0345】
送信構成要素2604は、基準信号、制御情報、データ通信、またはそれらの組合せなどの通信を装置2606に送信し得る。いくつかの態様では、装置2606の1つまたは複数の他の構成要素は、通信を生成してもよく、生成された通信を装置2606への送信のために送信構成要素2604に提供してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2604は、生成された通信に対して信号処理(他の例の中でも、フィルタリング、増幅、変調、デジタルアナログ変換、多重化、インターリービング、マッピング、または符号化など)を実行してもよく、処理された信号を装置2606に送信してもよい。いくつかの態様では、送信構成要素2604は、
図2に関して上記で説明した基地局の、1つもしくは複数のアンテナ、変調器、送信MIMOプロセッサ、送信プロセッサ、コントローラ/プロセッサ、メモリ、またはそれらの組合せを含んでよい。いくつかの態様では、送信構成要素2604は、トランシーバにおいて受信構成要素2602とコロケートされ得る。
【0346】
送信構成要素2604は、PUSCH反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信し得る。監視構成要素2608および/または受信構成要素2602は、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視することであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、監視することを行い得る。
【0347】
増分構成要素2610は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分し得る。決定構成要素2612は、増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定し得る。
【0348】
増分構成要素2610は、そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控え得る。決定構成要素2612は、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定し得る。
【0349】
図26に示す構成要素の数および配置は例として与えられる。実際には、
図26に示す構成要素と比べて、追加の構成要素、より少ない構成要素、異なる構成要素、または異なるように配置された構成要素があってよい。さらに、
図26に示す2つ以上の構成要素が、単一の構成要素内に実装されてよく、または
図26に示す単一の構成要素が、複数の分散された構成要素として実装されてもよい。追加または代替として、
図26に示す(1つまたは複数の)構成要素のセットは、
図26に示す構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行し得る。
【0350】
以下は、本開示のいくつかの態様の概要を提供する。
【0351】
態様1: 移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、移動局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を受信するステップと、移動局によって、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を送信するステップであって、送信機会がスロットである、ステップと、移動局によって、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信を終了するステップとを含む、方法。
【0352】
態様2: 送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定が、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルを含む完全送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、態様1に記載の方法。
【0353】
態様3: 送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定が、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルより少ないシンボルを含む部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、態様1に記載の方法。
【0354】
態様4: 実際の反復の部分送信が、少なくとも2個の異なる送信機会において異なる開始シンボルインデックスを有する、態様3に記載の方法。
【0355】
態様5: 送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定が、送信機会がしきい値数の復調基準信号(DMRS)シンボルを含むとの決定、送信機会がしきい値数のデータシンボルを含むとの決定、送信機会が部分送信のためのしきい値数の連続シンボルを含むとの決定、送信機会が実際の反復の初期シンボルを含む、しきい値数の連続シンボルを含むとの決定、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、態様3から4のいずれか一項に記載の方法。
【0356】
態様6: しきい値数のDMRSシンボル、しきい値数のデータシンボル、またはしきい値数の連続シンボルのうちの少なくとも1つが、基地局によって移動局に示される、態様5に記載の方法。
【0357】
態様7: 部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を受信するステップと、1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとをさらに含む、態様3から6のいずれか一項に記載の方法。
【0358】
態様8: 部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を受信するステップであって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、ステップと、シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとをさらに含む、態様3から7のいずれか一項に記載の方法。
【0359】
態様9: シンボルパターンが、構成の中に示され、スロット内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく静的な数のビットを含む、態様8に記載の方法。
【0360】
態様10: シンボルパターンが、実際の反復をスケジュールするアップリンク許可の中に示され、シンボルパターンが、実際の反復内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく動的な数のビットを含む、態様8に記載の方法。
【0361】
態様11: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に受信される、ステップと、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を送信するステップとをさらに含む、態様1から10のいずれか一項に記載の方法。
【0362】
態様12: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとをさらに含む、態様1から10のいずれか一項に記載の方法。
【0363】
態様13: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控えるステップとをさらに含む、態様1から10のいずれか一項に記載の方法。
【0364】
態様14: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を受信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に受信される、ステップと、実際の反復を送信した後、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとをさらに含む、態様1から10のいずれか一項に記載の方法。
【0365】
態様15: 公称反復の数が、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づく反復の最大数以下である、態様1から14のいずれか一項に記載の方法。
【0366】
態様16: 実際の反復が、実際の反復送信が発生する場合に増分され、実際の反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される冗長バージョンを使用して送信される、態様1から15のいずれか一項に記載の方法。
【0367】
態様17: 基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、基地局によって、アップリンク送信機会がスロット境界を横断することを許可せず、スロットごとに1個のアップリンク送信機会のみを許可する、アップリンク反復タイプに関連付けられる公称反復の数を示す構成を移動局に送信するステップと、基地局によって、送信機会がアップリンク反復タイプの実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会において実際の反復を監視するステップであって、送信機会がスロットである、ステップと、基地局によって、実際の反復の数が公称反復の数に等しいとき、アップリンク反復タイプの実際の反復の送信の監視を終了するステップとを含む、方法。
【0368】
態様18: 送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定が、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルを含む完全送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、態様17に記載の方法。
【0369】
態様19: 送信機会が実際の反復のために利用可能なリソースを有するとの決定が、送信機会が実際の反復のすべてのシンボルより少ないシンボルを含む部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定を含む、態様17に記載の方法。
【0370】
態様20: 実際の反復の部分送信が、少なくとも2個の異なる送信機会において異なる開始シンボルインデックスを有する、態様19に記載の方法。
【0371】
態様21: 送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有するとの決定が、送信機会がしきい値数の復調基準信号(DMRS)シンボルを含むとの決定、送信機会がしきい値数のデータシンボルを含むとの決定、送信機会が部分送信のためのしきい値数の連続シンボルを含むとの決定、送信機会が実際の反復の初期シンボルを含む、しきい値数の連続シンボルを含むとの決定、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、態様19から20のいずれか一項に記載の方法。
【0372】
態様22: しきい値数のDMRSシンボル、しきい値数のデータシンボル、またはしきい値数の連続シンボルのうちの少なくとも1つが、基地局によって移動局に示される、態様21に記載の方法。
【0373】
態様23: 部分送信を送信することに関連付けられる1つまたは複数の条件の指示を送信するステップと、1つまたは複数の条件が満たされるとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとをさらに含む、態様19から22のいずれか一項に記載の方法。
【0374】
態様24: 部分送信を送信することに関連付けられるシンボルパターンの指示を送信するステップであって、シンボルパターンが、部分送信において送信されることが要求される実際の反復の1つまたは複数のシンボルを示す、ステップと、シンボルパターンに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が部分送信のために利用可能なリソースを有すると決定するステップとをさらに含む、態様19から23のいずれか一項に記載の方法。
【0375】
態様25: シンボルパターンが、構成の中に示され、スロット内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく静的な数のビットを含む、態様24に記載の方法。
【0376】
態様26: シンボルパターンが、実際の反復をスケジュールするアップリンク許可の中に示され、シンボルパターンが、実際の反復内に含まれたシンボルの数に少なくとも部分的に基づく動的な数のビットを含む、態様24に記載の方法。
【0377】
態様27: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たす時間に送信される、ステップと、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復を監視するステップとをさらに含む、態様17から26のいずれか一項に記載の方法。
【0378】
態様28: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たすと決定するステップと、送信機会が条件を満たすとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとをさらに含む、態様17から26のいずれか一項に記載の方法。
【0379】
態様29: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、送信機会が条件を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、実際の反復の数に向けた実際の反復の計数を控えるステップとをさらに含む、態様17から26のいずれか一項に記載の方法。
【0380】
態様30: 送信機会の1つまたは複数のシンボル内の送信を取り消すための指示を送信するステップであって、指示が、送信機会に先立って、移動局に関連付けられる処理時間しきい値を満たさない時間に送信される、ステップと、1つまたは複数のシンボル内の送信の取消し後に送信機会において利用可能な1つまたは複数のリソースに少なくとも部分的に基づいて、送信機会が実際の反復の部分送信のために利用可能なリソースに関する条件を満たさないと決定するステップと、送信機会が条件を満たさないとの決定にもかかわらず、実際の反復の数に向けて計数する反復カウンタを増分するステップとをさらに含む、態様17から26のいずれか一項に記載の方法。
【0381】
態様31: 移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、移動局によって、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対する反復の最大数を決定するステップと、移動局によって、PUSCHのために使用されることになる反復の数の指示を受信するステップであって、反復の数が反復の最大数以下である、ステップと、移動局によって、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復のセットを送信するステップとを含む、方法。
【0382】
態様32: PUSCHのための反復の最大数が、移動局用に構成されたサブキャリア間隔の関数である、態様31に記載の方法。
【0383】
態様33: PUSCHのための反復の最大数が、固定値と移動局用に構成されたサブキャリア間隔に応じた値の積である、態様32に記載の方法。
【0384】
態様34: PUSCHのための反復の最大数が、より小さいサブキャリア間隔に対するより小さい最大数と比較してより大きいサブキャリア間隔に対するより大きい最大数である、態様32から33のいずれか一項に記載の方法。
【0385】
態様35: スロットパターンが、移動局が時分割複信(TDD)を使用して通信するかまたは周波数分割複信(FDD)を使用して通信するかを示し、PUSCHのための反復の最大数が、移動局がTDDを使用して通信するかまたはFDDを使用して通信するかに少なくとも部分的に基づく、態様31から34のいずれか一項に記載の方法。
【0386】
態様36: PUSCHのための反復の最大数が、TDDに対する小さい最大数と比較してFDDに対するより大きい最大数である、態様35に記載の方法。
【0387】
態様37: スロットパターンが、移動局がTDDを使用して通信することを示し、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率をさらに示し、PUSCHのための反復の最大数が、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に少なくとも部分的に基づく、態様35から36のいずれか一項に記載の方法。
【0388】
態様38: PUSCHのための反復の最大数が、ダウンリンクスロットに対するアップリンクスロットのより小さい比率に対するより小さい最大数と比較してダウンリンクスロットに対するアップリンクのより大きい比率に対するより大きい最大数である、態様37に記載の方法。
【0389】
態様39: 移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、移動局によって、それを介して移動局が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信の反復を送信する時間窓の指示を受信するステップと、移動局によって、時間窓内でPUSCH反復のセットを送信するステップとを含む、方法。
【0390】
態様40: 時間窓内でPUSCH反復のセットを送信するステップが、PUSCH反復を時間窓内の各アップリンク送信機会において送信するステップを含む、態様39に記載の方法。
【0391】
態様41: 時間窓の持続時間が、移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づく、態様39から40のいずれか一項に記載の方法。
【0392】
態様42: 時間窓の持続時間が、移動局用に構成されたスロットパターンに少なくとも部分的に基づく、態様39から41のいずれか一項に記載の方法。
【0393】
態様43: 基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、基地局によって、移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、移動局との物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信のための反復の最大数を決定するステップと、基地局によって、PUSCH通信のために移動局によって使用されることになる反復の数の指示を送信するステップであって、反復の数が反復の最大数以下である、ステップと、基地局によって、反復の数に少なくとも部分的に基づいて、移動局からのPUSCH反復のセットを監視するステップとを含む、方法。
【0394】
態様44: PUSCHのための反復の最大数が、移動局用に構成されたサブキャリア間隔の関数である、態様43に記載の方法。
【0395】
態様45: PUSCHのための反復の最大数が、固定値と移動局用に構成されたサブキャリア間隔に応じた値の積である、態様44に記載の方法。
【0396】
態様46: PUSCHのための反復の最大数が、より小さいサブキャリア間隔に対するより小さい最大数と比較してより大きいサブキャリア間隔に対するより大きい最大数である、態様44から45のいずれか一項に記載の方法。
【0397】
態様47: スロットパターンが、移動局が時分割複信(TDD)を使用して通信するかまたは周波数分割複信(FDD)を使用して通信するかを示し、PUSCHのための反復の最大数が、移動局がTDDを使用して通信するかまたはFDDを使用して通信するかに少なくとも部分的に基づく、態様43から46のいずれか一項に記載の方法。
【0398】
態様48: PUSCHのための反復の最大数が、TDDに対するより小さい最大数と比較してFDDに対するより大きい最大数である、態様47に記載の方法。
【0399】
態様49: スロットパターンが、移動局がTDDを使用して通信することを示し、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率をさらに示し、PUSCHのための反復の最大数が、TDDに対するアップリンクスロットとダウンリンクスロットの比率に少なくとも部分的に基づく、態様47から48のいずれか一項に記載の方法。
【0400】
態様50: PUSCHのための反復の最大数が、ダウンリンクスロットに対するアップリンクスロットのより小さい比率に対するより小さい最大数と比較してダウンリンクスロットに対するアップリンクスロットのより大きい比率に対するより大きい最大数である、態様49に記載の方法。
【0401】
態様51: 基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、基地局によって、それを介して移動局が物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信の反復を送信する時間窓の指示を送信するステップと、基地局によって、時間窓内でPUSCH反復のセットを監視するステップとを含む、方法。
【0402】
態様52: 移動局用に構成されたスロットパターンまたは移動局用に構成されたサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、時間窓を決定するステップをさらに含む、態様51に記載の方法。
【0403】
態様53: 移動局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、移動局によって、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを示す冗長バージョンインデックスを受信するステップと、移動局によって、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを送信するステップであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、ステップとを含む、方法。
【0404】
態様54: そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分するステップと、増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいてPUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとをさらに含む、態様53に記載の方法。
【0405】
態様55: そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控えるステップと、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいてPUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとをさらに含む、態様53から54のいずれか一項に記載の方法。
【0406】
態様56: 完全PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分され、完全PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスが増分されない、態様53から55のいずれか一項に記載の方法。
【0407】
態様57: 部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分され、部分PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスが増分されない、態様53から55のいずれか一項に記載の方法。
【0408】
態様58: しきい値を満たす第1の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分され、しきい値を満たさない第2の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分されない、態様53から55のいずれか一項に記載の方法。
【0409】
態様59: 基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、基地局によって、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)反復の対応するシーケンスに適用されることになる冗長バージョンのシーケンスを移動局に示す冗長バージョンインデックスを送信するステップと、基地局によって、PUSCH反復のシーケンスのPUSCH反復の冗長バージョンを監視するステップであって、冗長バージョンが、実際のPUSCH反復送信が発生する場合に増分され、実際のPUSCH反復送信が発生しない場合に増分されない、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて決定される、ステップとを含む、方法。
【0410】
態様60: そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生するとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスを増分するステップと、増分された送信インデックスに少なくとも部分的に基づいてPUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとをさらに含む、態様59に記載の方法。
【0411】
態様61: そのPUSCH反復に先立つ、PUSCH反復のシーケンスの前のPUSCH反復に対して、実際のPUSCH反復送信が発生しないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、送信インデックスの増分を控えるステップと、送信インデックスに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH反復の冗長バージョンを決定するステップとをさらに含む、態様59から60のいずれか一項に記載の方法。
【0412】
態様62: 完全PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分され、完全PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスが増分されない、態様59から61のいずれか一項に記載の方法。
【0413】
態様63: 部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分され、部分PUSCH反復送信が発生しない場合、送信インデックスが増分されない、態様59から61のいずれか一項に記載の方法。
【0414】
態様64: しきい値を満たす第1の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分され、しきい値を満たさない第2の数のシンボルを含む部分PUSCH反復送信が発生する場合、送信インデックスが増分されない、態様59から61のいずれか一項に記載の方法。
【0415】
態様65: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様1から16のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0416】
態様66: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様1から16のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0417】
態様67: ワイヤレス通信のための装置であって、態様1から16のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0418】
態様68: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から16のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0419】
態様69: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様1から16のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0420】
態様70: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様17から30のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0421】
態様71: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された17つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様17から30のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0422】
態様72: ワイヤレス通信のための装置であって、態様17から30のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0423】
態様73: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様17から30のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0424】
態様74: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様17から30のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0425】
態様75: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様31から38のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0426】
態様76: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様31から38のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0427】
態様77: ワイヤレス通信のための装置であって、態様31から38のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0428】
態様78: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様31から38のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0429】
態様79: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様31から38のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0430】
態様80: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様39から42のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0431】
態様81: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様39から42のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0432】
態様82: ワイヤレス通信のための装置であって、態様39から42のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0433】
態様83: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様39から42のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0434】
態様84: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様39から42のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0435】
態様85: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様43から50のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0436】
態様86: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様43から50のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0437】
態様87: ワイヤレス通信のための装置であって、態様43から50のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0438】
態様88: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様43から50のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0439】
態様89: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様43から50のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0440】
態様90: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様51から52のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0441】
態様91: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様51から52のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0442】
態様92: ワイヤレス通信のための装置であって、態様51から52のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0443】
態様93: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様51から52のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0444】
態様94: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様51から52のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0445】
態様95: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様53から58のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0446】
態様96: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様53から58のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0447】
態様97: ワイヤレス通信のための装置であって、態様53から58のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0448】
態様98: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様53から58のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0449】
態様99: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様53から58のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0450】
態様100: デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様59から64のうちの1つまたは複数の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0451】
態様101: ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様59から64のうちの1つまたは複数の方法を実行するように構成される、デバイス。
【0452】
態様102: ワイヤレス通信のための装置であって、態様59から64のうちの1つまたは複数の方法を実行するための少なくとも1つの手段を含む、装置。
【0453】
態様103: ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様59から64のうちの1つまたは複数の方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0454】
態様104: ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、態様59から64のうちの1つまたは複数の方法をデバイスに実行させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0455】
上記の開示は例示および説明を提供するが、網羅的であることまたは開示する精密な形態に態様を限定することを意図しない。変更および変形が、上記の開示に照らして行われてよく、または態様の実践から獲得されてもよい。
【0456】
本明細書で使用するとき、「構成要素」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。本明細書で使用するとき、プロセッサは、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。本明細書で説明するシステムおよび/または方法が、異なる形態のハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装され得ることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用の制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動が、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明された。ソフトウェアおよびハードウェアが、本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計され得ることを理解されたい。
【0457】
本明細書で使用するとき、しきい値を満たすことは、文脈に応じて、値がしきい値よりも大きいこと、しきい値以上であること、しきい値未満であること、しきい値以下であること、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指すことがある。
【0458】
特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において列挙され、かつ/または本明細書の中で開示されても、これらの組合せは、様々な態様の開示を限定するものではない。実際には、これらの特徴の多くが、具体的に特許請求の範囲において列挙されない、および/または本明細書で開示されない方法で組み合わせられてもよい。以下に列挙する各従属クレームは、1つのクレームのみに直接従属する場合があるが、様々な態様の開示は、クレームセットの中のあらゆる他のクレームと組み合わせた各従属クレームを含む。項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに同じ要素の複数を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または、a、b、およびcの任意の他の順序)を包含するものとする。
【0459】
本明細書で使用する要素、行為、または命令はいずれも、そのように明示的に説明されない限り、重要または必須として解釈されるべきではない。また、本明細書で使用する冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用する冠詞「the」は、冠詞「the」とともに言及される1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用するとき、「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、関連する項目と関連しない項目との組合せなど)を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてよい。1つの項目だけが意図される場合、「ただ1つの」という句または類似の言葉が使用される。また、本明細書で使用するとき、「有する(has)」、「有する(have)」、「有すること(having)」などの用語は、オープンエンドな用語であるものとする。さらに、「に基づいて」という句は、明示的に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味するものとする。また、本明細書で使用する「または(or)」という用語は、連続して使用されるときには包含的であるものとし、別段に明記されていない限り(たとえば、「いずれか(either)」または「のうちの1つのみ(only one of)」と組み合わせて使用される場合)、「および/または(and/or)」と互換的に使用されてもよい。
【符号の説明】
【0460】
100 ワイヤレスネットワーク
102a マクロセル
102b ピコセル
102c フェムトセル
110 基地局
110a BS、マクロBS
110a BS
110b BS
110c BS
110d BS、中継BS
120 UE
120a UE
120b UE
120c UE
120d UE
130 ネットワークコントローラ
200 例
212 データソース
220 送信プロセッサ
230 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ、TX MIMOプロセッサ
232 変調器、復調器
232a~232t 変調器(MOD)
234 アンテナ
234a~234t アンテナ
236 MIMO検出器
238 受信プロセッサ
239 データシンク
240 コントローラ/プロセッサ
242 メモリ
244 通信ユニット
246 スケジューラ
252 アンテナ
252a~252r アンテナ
254 復調器
254a~254r 復調器(DEMOD)、変調器
256 MIMO検出器
258 受信プロセッサ
260 データシンク
262 データソース
264 送信プロセッサ
266 TX MIMOプロセッサ
280 コントローラ/プロセッサ
282 メモリ
284 ハウジング
290 コントローラ/プロセッサ
292 メモリ
294 通信ユニット
300 例
400 例
500 例
600 例
700 プロセス
800 プロセス
900 装置
902 受信構成要素
904 送信構成要素
906 装置
908 終了構成要素
910 決定構成要素
912 計数構成要素
1000 装置
1002 受信構成要素
1004 送信構成要素
1006 装置
1008 終了構成要素
1010 決定構成要素
1012 計数構成要素
1100 例
1110 第1のスロットパターン
1120 第2のスロットパターン
1130 第3のスロットパターン
1140 時間スパン
1200 例
1300 例
1400 プロセス
1500 プロセス
1600 プロセス
1700 プロセス
1800 装置
1802 受信構成要素
1804 送信構成要素
1806 装置
1808 決定構成要素
1900 装置
1902 受信構成要素
1904 送信構成要素
1906 装置
1908 決定構成要素
1910 監視構成要素
2000 例
2005 サーキュラーバッファ
2010 情報ビット
2015 パリティビット
2020 第1のロケーション
2025 第2のロケーション
2030 第3のロケーション
2035 第4のロケーション
2040 表
2045 表
2100 例
2105 第1のシナリオ
2110 第1の送信機会
2115 第2の送信機会
2120 第3の送信機会
2125 第4の送信機会
2130 第2のシナリオ
2135 第1の送信機会
2140 第2の送信機会
2145 第3の送信機会
2150 第4の送信機会
2155 第5の送信機会
2160 第6の送信機会
2200 例
2225 例
2230 第1の実際のPUSCH反復送信
2235 第2の実際のPUSCH反復送信
2240 送信機会
2245 送信機会
2250 第3の実際のPUSCH反復送信
2255 第4の実際のPUSCH反復送信
2300 プロセス
2400 プロセス
2500 装置
2502 受信構成要素
2504 送信構成要素
2506 装置
2508 増分構成要素
2510 決定構成要素
2600 装置
2602 受信構成要素
2604 送信構成要素
2606 装置
2608 監視構成要素
2610 増分構成要素
2612 決定構成要素
【国際調査報告】