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特表2023-553286有機化合物におけるまたはこれに関する改善
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-21
(54)【発明の名称】有機化合物におけるまたはこれに関する改善
(51)【国際特許分類】
   C11B 9/00 20060101AFI20231214BHJP
   C11D 3/50 20060101ALI20231214BHJP
   C11D 17/06 20060101ALI20231214BHJP
   C11D 17/08 20060101ALI20231214BHJP
   C11D 3/04 20060101ALI20231214BHJP
   C11D 3/10 20060101ALI20231214BHJP
   C11D 3/20 20060101ALI20231214BHJP
   B01J 13/06 20060101ALI20231214BHJP
   B01J 13/04 20060101ALI20231214BHJP
【FI】
C11B9/00 Z
C11D3/50
C11D17/06
C11D17/08
C11D3/04
C11D3/10
C11D3/20
B01J13/06
B01J13/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023530934
(86)(22)【出願日】2021-11-23
(85)【翻訳文提出日】2023-07-20
(86)【国際出願番号】 EP2021082584
(87)【国際公開番号】W WO2022112202
(87)【国際公開日】2022-06-02
(31)【優先権主張番号】2018435.4
(32)【優先日】2020-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】501105842
【氏名又は名称】ジボダン エス エー
(74)【代理人】
【識別番号】110003971
【氏名又は名称】弁理士法人葛和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ベイ,オリヴィア
(72)【発明者】
【氏名】デ ブーデマンジェ,ガイ エマヌエル
(72)【発明者】
【氏名】シャルボニェー,アントワーヌ
(72)【発明者】
【氏名】コムトン,ジェレミ
(72)【発明者】
【氏名】ダヴィド、エレオノレ
【テーマコード(参考)】
4G005
4H003
4H059
【Fターム(参考)】
4G005AA01
4G005AB14
4G005BA06
4G005BB24
4G005DA05W
4G005DA06W
4G005DA12W
4G005DA13W
4G005DA14W
4G005DB06Y
4G005DB12Y
4G005DB13Y
4G005DB16Y
4G005DB17Y
4G005DC27W
4G005DC52W
4G005DD12W
4G005DD24W
4G005DD57Y
4G005DD67W
4G005EA03
4G005EA05
4G005EA07
4H003AB03
4H003DA01
4H003EA12
4H003EA16
4H003EA19
4H003EB04
4H003EB07
4H003EB36
4H003EB41
4H003FA26
4H059BA12
4H059BA19
4H059BA22
4H059BA30
4H059CA54
4H059DA09
4H059EA35
(57)【要約】
水溶性マトリックスに閉じ込められた香料組成物を含むカプセル化された組成物が開示される。香料組成物は、少なくとも1の生分解性材料を含む。少なくとも1の生分解性材料は、香料組成物の総重量に対して、少なくとも75wt.-%の合計濃度で存在する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水溶性マトリックスに閉じ込められた香料組成物を含むカプセル化された組成物であって、ここで、香料組成物は、少なくとも1の、好ましくは少なくとも2の、より好ましくは少なくとも4の、さらにより好ましくは少なくとも8の、さらによりさらに好ましくは少なくとも16の生分解性成分(単数または複数)を含み、好ましくはこれからなり、ここで、生分解性成分(単数または複数)は、香料組成物の総重量に対して、少なくとも75wt.-%、好ましくは少なくとも80wt.-%、より好ましくは少なくとも85wt.-%、さらにより好ましくは少なくとも90wt.-%、よりさらにより好ましくは少なくとも95wt.-%の合計濃度で存在する、前記カプセル化された組成物。
【請求項2】
生分解性成分(単数または複数)が、1-フェニルエタノン;2,6,10-トリメチルウンデカ-9-エナール;2-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート;ヘキサン-1-オール;デカナール;2-メチルデカナール;ウンデカ-10-エナール;ウンデカナール;ドデカナール;2-メチルウンデカナール;ヘキサン-1-アール;オクタナール;3,5,5-トリメチルヘキサナール;ノナナール;(E)-ウンデカ-9-エナール;プロパ-2-エニル2-(3-メチルブトキシ)アセタート;プロパ-2-エニルヘキサノアート;プロパ-2-エニル3-シクロヘキシルプロパノアート;プロパ-2-エニルヘプタノアート;3,8,8,11a-テトラメチルドデカヒドロ-1H-3,5a-エポキシナフト[2,1-c]オキセピン;(Z)-オキサシクロヘプタデカ-10-エン-2-オン;(3aR,5aS,9aS,9bR)-3a,6,6,9a-テトラメチル-2,4,5,5a,7,8,9,9b-オクタヒドロ-1H-ベンゾ[e][1]ベンゾフラン;ペンチルブタノアート;(Z)-2-ベンジリデンヘプタナール;ペンチル2-ヒドロキシベンゾアート;(E)-1-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)ベンゼン;4-メトキシベンジルアセタート;1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート;4-メトキシベンズアルデヒド;(E)-メチル2-((7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチリデン)アミノ)ベンゾアート;ベンズアルデヒド;ベンジルアセタート;4-フェニルブタン-2-オン;フェニルメタノール;ベンジルベンゾアート;ベンジル3-フェニルプロパ-2-エノアート;ベンジル2-ヒドロキシベンゾアート;オクタヒドロ-2H-クロメン-2-オン;(1S,2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール;(2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルアセタート;3-(4-(tert-ブチル)フェニル)プロパナール;ブチルアセタート;4-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート;(1S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン;(5R)-2-メチル-5-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-オン;(1R,6S,8aS)-6-メトキシ-1,4,4,6-テトラメチルオクタヒドロ-1H-5,8a-メタノアズレン;(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ヘプタ-1,6-ジエン-3-オン;(E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-オール;(2E)-3-フェニルプロパ-2-エナール;(E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-イルアセタート;(Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール;(Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン;(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール;3,7-ジメチルオクタ-6-エナール;3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール;3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルアセタート;3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルホルマート;3,7-ジメチルオクタ-6-エンニトリル;ドデカンニトリル;4-シクロヘキシル-2-メチルブタン-2-オール;2-ヒドロキシ-3-メチルシクロペンタ-2-エノン;(Z)-3-メチルシクロテトラデカ-5-エノン;2H-クロメン-2-オン;1-メトキシ-4-メチルベンゼン;4-イソプロピルベンゾニトリル;3-(4-イソプロピルフェニル)-2-メチルプロパナール;(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン;(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン;5-ヘキシルオキソラン-2-オン;(E)-デカ-4-エナール;1-メトキシ-4-プロピルベンゼン;2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール;2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルアセタート;2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルブタノアート;2,6-ジメチルヘプタン-2-オール;オキシジベンゼン;(E)-ドデカ-2-エナール;(E)-3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-2-オール;エチルシクロヘキシルカルボキシラート;エチルアセタート;エチル3-オキソブタノアート;エチル3-フェニルプロパ-2-エノアート;エチルヘキサノアート;(E)-3,7-ジメチルノナ-1,6-ジエン-3-オール;2-エチル-3-ヒドロキシ-4H-ピラン-4-オン;エチル2-メチルブタノアート;エチルヘプタノアート;3-エトキシ-4-ヒドロキシベンズアルデヒド;1,4-ジオキサシクロヘプタデカン-5,17-ジオン;(1s,4s)-1,3,3-トリメチル-2-オキサビシクロ[2.2.2]オクタン;4-アリル-2-メトキシフェノール;メチル2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾアート;(1S,2R,4R)-1,3,3-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール;3-(4-メトキシフェニル)-2-メチルプロパナール;3-(3-イソプロピルフェニル)ブタナール;テトラヒドロ-4-メチル-2-(2-メチルプロピル)-2H-ピラン-4-オール;2-(sec-ブチル)シクロヘキサノン;2-メチルデカンニトリル;1-(5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-1-オン;(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール;(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート;(E)-6,10-ジメチルウンデカ-5,9-ジエン-2-オン;(E)-オキサシクロヘキサデカ-12-エン-2-オン;メチル3-オキソ-2-ペンチルシクロペンタンアセタート;ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-カルバルデヒド;(E)-ヘキサ-2-エナール;(Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール;(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルアセタート;(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-メチルプロパノアート;(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-ヒドロキシベンゾアート;ヘキシルアセタート;(E)-2-ベンジリデンオクタナール;ヘキシル2-メチルプロパノアート;ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート;7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタナール;1H-インドール;(E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン;(E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン;3-メチルブチルアセタート;(E)-2-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)フェノール;2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン;イソプロピル2-メチルブタノアート;(E)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン;(Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン;3-ブチル-5-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート;3-ペンチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート;(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート;3-(4-(tert-ブチル)フェニル)-2-メチルプロパナール;1-メチル-4-プロパ-1-エン-2-イル-シクロヘキセン;2-(5-メチル-5-ビニルテトラヒドロフラン-2-イル)プロパン-2-オール;3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-オール;3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イルアセタート;(4E)-9-ヒドロキシ-5,9-ジメチル-4-デカナール;3-ヒドロキシ-2-メチル-4H-ピラン-4-オン;エチル2-メチルペンタノアート;(4-イソプロピルシクロヘキシル)メタノール;3-メチル-5-フェニルペンタン-1-オール;2,6-ジメチルヘプタ-5-エナール;2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノール;2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン;メチル2-アミノベンゾアート;メチルベンゾアート;メチル3-フェニルプロパ-2-エノアート;2-エトキシ-4-(メトキシメチル)フェノール;メチル2-ヘキシル-3-オキソシクロペンタン-1-カルボキシラート;6-メチルヘプタ-5-エン-2-オン;8-メチル-1-オキサスピロ[4.5]デカン-2-オン;メチルノナ-2-イノアート;メチル2-ヒドロキシベンゾアート;(Z)-3-メチルシクロペンタデカ-5-エノン;4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド;7-メチル-3-メチレンオクタ-1,6-ジエン;2-メチルウンデカン酸;2-(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロピル)シクロペンタノン;(E)-メチルノナ-2-エノアート;(2Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール;(E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,6,10-トリエン-3-オール;2-エトキシナフタレン;(Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート;(E)-13-メチルオキサシクロペンタデカ-10-エン-2-オン;(2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエナール;(2Z,6E)-2,6-ノナジエン-1-オール;5-ペンチルオキソラン-2-オン;(Z)-ノナ-6-エナール;(Z)-ノナ-6-エン-1-オール;2-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)エチルアセタート;3-(4-(2-メチルプロピル)-2-メチルフェニル)プロパナール;オクタン-2-オン;1-(2-ナフタレニル)-エタノン;(2-メトキシエチル)ベンゼン;5-ヘプチルジヒドロフラン-2(3H)-オン;3,7-ジメチルオクタン-1-オール;2-シクロヘキシルヘプタ-1,6-ジエン-3-オン;2-(フェノキシ)エチル2-メチルプロパノアート;2-フェニル-エタナール;2-フェニルエチルアセタート;2-フェニルエタノール;2-フェニルエチル2-メチルプロパノアート;2-フェニルエチル2-フェニルアセタート;3-フェニルプロパン-1-オール;6,6-ジメチル-2-メチレンビシクロ[3.1.1]ヘプタン;3-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)プロパナール;(2E,5E)-5,6,7-トリメチルオクタ-2,5-ジエン-4-オン;1-メチル-4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド;3-メチルブタ-2-エン-1-イルアセタート;4-(4-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン;4-メチル-2-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)テトラヒドロ-2H-ピラン;4-メチル-2-フェニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピラン;3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール;エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート;4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オン;シクロペンタデカノン、ヘキサデカノリド;1-フェニルエチルアセタート;(E)-6-エチル-3-メチルオクタ-6-エン-1-オール;(E)-2-((3,5-ジメチルヘキサ-3-エン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート;1-メチル-4-プロパン-2-イルシクロヘキサ-1,4-ジエン;2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-オール;2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロパン-2-オール;1-メチル-4-(プロパン-2-イリデン)シクロヘキサ-1-エン;2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-イルアセタート;3,7-ジメチルオクタン-3-オール;オキサシクロヘキサデカン-2-オン;2-イソプロピル-5-メチルフェノール;1-(シクロプロピルメチル)-4-メトキシ
ベンゼン;(E)-トリデカ-2-エンニトリル;3-フェニルブタナール;3-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-2-メチルプロパナール;ウンデカン-2-オン;(3E,5Z)-ウンデカ-1,3,5-トリエン;(E)-4-メチルデカ-3-エン-5-オール;4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド;(Z)-シクロヘキサデカ-5-エノン;および(2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエンニトリル;2-メトキシナフタレン
からなる群から選択される、請求項1に記載のカプセル化された組成物。
【請求項3】
生分解性成分(単数または複数)の各々が、以下の最大濃度に等しいか、またはそれ未満の濃度で存在する、請求項2に記載のカプセル化された組成物:
1-フェニルエタノン: 0.5wt.-%
2,6,10-トリメチルウンデカ-9-エナール: 1wt.-%
2-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート: 50wt.-%
ヘキサン-1-オール: 10wt.-%
デカナール: 10wt.-%
2-メチルデカナール: 0.5wt.-%
ウンデカ-10-エナール: 2wt.-%
ウンデカナール: 5wt.-%
ドデカナール: 10wt.-%
2-メチルウンデカナール: 50wt.-%
ヘキサナール: 5wt.-%
オクタナール: 5wt.-%
3,5,5-トリメチルヘキサナール: 0.5wt.-%
ノナナール: 5wt.-%
(E)-ウンデカ-9-エナール: 5wt.-%
プロパ-2-エニル2-(3-メチルブトキシ)アセタート: 5wt.-%
プロパ-2-エニルヘキサノアート: 5wt.-%
プロパ-2-エニル3-シクロヘキシルプロパノアート: 10wt.-%
プロパ-2-エニルヘプタノアート: 10wt.-%
3,8,8,11a-テトラメチルドデカヒドロ-1H-3,5a-エポキシナフト[2,1-c]オキセピン: 2wt.-%
(Z)-オキサシクロヘプタデカ-10-エン-2-オン: 2wt.-%
(3aR,5aS,9aS,9bR)-3a,6,6,9a-テトラメチル-2,4,5,5a,7,8,9,9b-オクタヒドロ-1H-ベンゾ[e][1]ベンゾフラン: 2wt.-%
ペンチルブタノアート: 2wt.-%
(Z)-2-ベンジリデンヘプタナール: 5wt.-%
ペンチル2-ヒドロキシベンゾアート: 50wt.-%
(E)-1-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)ベンゼン: 2wt.-%
4-メトキシベンジルアセタート: 15wt.-%
1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート: 0.5wt.-%
4-メトキシベンズアルデヒド: 5wt.-%
(E)-メチル2-((7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチリデン)アミノ)ベンゾアート: 0.2wt.-%
ベンズアルデヒド: 1wt.-%
ベンジルアセタート: 10wt.-%
4-フェニルブタン-2-オン: 10wt.-%
フェニルメタノール: 10wt.-%
ベンジルベンゾアート: 85wt.-%
ベンジル3-フェニルプロパ-2-エノアート: 2wt.-%
ベンジル2-ヒドロキシベンゾアート: 75wt.-%
オクタヒドロ-2H-クロメン-2-オン: 2wt.-%
(1S,2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール: 10wt.-%
(2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルアセタート: 35wt.-%
3-(4-(tert-ブチル)フェニル)プロパナール: 2wt.-%
ブチルアセタート: 2wt.-%
4-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート: 50wt.-%
(1S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン: 25wt.-%
(5R)-2-メチル-5-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-オン: 25wt.-%
(1R,6S,8aS)-6-メトキシ-1,4,4,6-テトラメチルオクタヒドロ-1H-5,8a-メタノアズレン: 5wt.-%
(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ヘプタ-1,6-ジエン-3-オン: 0.5wt.-%
(E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-オール: 10wt.-%
(2E)-3-フェニルプロパ-2-エナール: 35wt.-%
(E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-イルアセタート: 0.5wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール: 25wt.-%
(Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン: 2wt.-%
(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール: 5wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エナール: 1wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルアセタート: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルホルマート: 1wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エンニトリル: 10wt.-%
ドデカンニトリル: 10wt.-%
4-シクロヘキシル-2-メチルブタン-2-オール: 5wt.-%
2-ヒドロキシ-3-メチルシクロペンタ-2-エノン: 5wt.-%
(Z)-3-メチルシクロテトラデカ-5-エノン: 5wt.-%
2H-クロメン-2-オン: 5wt.-%
1-メトキシ-4-メチルベンゼン: 1wt.-%
4-イソプロピルベンゾニトリル: 0.5wt.-%
3-(4-イソプロピルフェニル)-2-メチルプロパナール: 5wt.-%
(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン: 2.5wt.-%
(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン: 5wt.-%
5-ヘキシルオキソラン-2-オン: 15wt.-%
(E)-デカ-4-エナール: 1wt.-%
1-メトキシ-4-プロピルベンゼン: 2wt.-%
2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール: 50wt.-%
2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルアセタート: 75wt.-%
2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルブタノアート: 50wt.-%
2,6-ジメチルヘプタン-2-オール: 5wt.-%
オキシジベンゼン: 15wt.-%
(E)-ドデカ-2-エナール: 0.1wt.-%
(E)-3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-2-オール: 5wt.-%
エチルシクロヘキシルカルボキシラート: 0.5wt.-%
エチルアセタート: 10wt.-%
エチル3-オキソブタノアート: 2wt.-%
エチル3-フェニルプロパ-2-エノアート: 2wt.-%
エチルヘキサノアート: 10wt.-%
(E)-3,7-ジメチルノナ-1,6-ジエン-3-オール: 35wt.-%
2-エチル-3-ヒドロキシ-4H-ピラン-4-オン: 10wt.-%
エチル2-メチルブタノアート: 15wt.-%
エチルヘプタノアート: 5wt.-%
3-エトキシ-4-ヒドロキシベンズアルデヒド: 10wt.-%
1,4-ジオキサシクロヘプタデカン-5,17-ジオン: 25wt.-%
(1s,4s)-1,3,3-トリメチル-2-オキサビシクロ[2.2.2]オクタン: 25wt.-%
4-アリル-2-メトキシフェノール: 5wt.-%
メチル2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾアート: 2wt.-%
(1S,2R,4R)-1,3,3-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール: 2wt.-%
3-(4-メトキシフェニル)-2-メチルプロパナール: 2wt.-%
3-(3-イソプロピルフェニル)ブタナール: 5wt.-%
テトラヒドロ-4-メチル-2-(2-メチルプロピル)-2H-ピラン-4-オール: 10wt.-%
2-(sec-ブチル)シクロヘキサノン: 10wt.-%
2-メチルデカンニトリル: 1wt.-%
1-(5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-1-オン: 5wt.-%
(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール: 25wt.-%
(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート: 10wt.-%
(E)-6,10-ジメチルウンデカ-5,9-ジエン-2-オン: 1wt.-%
(E)-オキサシクロヘキサデカ-12-エン-2-オン: 15wt.-%
メチル3-オキソ-2-ペンチルシクロペンタンアセタート: 75wt.-%
ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-カルバルデヒド: 10wt.-%
(E)-ヘキサ-2-エナール: 1wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール: 15wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルアセタート: 15wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-メチルプロパノアート: 1wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-ヒドロキシベンゾアート: 15wt.-%
ヘキシルアセタート: 15wt.-%
(E)-2-ベンジリデンオクタナール: 25wt.-%
ヘキシル2-メチルプロパノアート: 5wt.-%
ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート: 85wt.-%
7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタナール: 1wt.-%
1H-インドール: 0.5wt.-%
(E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン: 25wt.-%
(E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン: 25wt.-%
3-メチルブチルアセタート: 5wt.-%
(E)-2-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)フェノール: 1wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン: 1wt.-%
イソプロピル2-メチルブタノアート: 5wt.-%
(E)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン: 50wt.-%
(Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン: 0.5wt.-%
3-ブチル-5-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート: 15wt.-%
3-ペンチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート: 50wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート: 5wt.-%
3-(4-(tert-ブチル)フェニル)-2-メチルプロパナール: 25wt.-%
1-メチル-4-プロパ-1-エン-2-イル-シクロヘキセン: 85wt.-%
2-(5-メチル-5-ビニルテトラヒドロフラン-2-イル)プロパン-2-オール: 1wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-オール: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イルアセタート: 25wt.-%
(4E)-9-ヒドロキシ-5,9-ジメチル-4-デカナール: 10wt.-%
3-ヒドロキシ-2-メチル-4H-ピラン-4-オン: 1wt.-%
エチル2-メチルペンタノアート: 10wt.-%
(4-イソプロピルシクロヘキシル)メタノール: 5wt.-%
3-メチル-5-フェニルペンタン-1-オール: 10wt.-%
2,6-ジメチルヘプタ-5-エナール: 2wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノール: 85wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン: 2wt.-%
メチル2-アミノベンゾアート: 15wt.-%
メチルベンゾアート: 1wt.-%
メチル3-フェニルプロパ-2-エノアート: 10wt.-%
2-エトキシ-4-(メトキシメチル)フェノール: 1wt.-%
メチル2-ヘキシル-3-オキソシクロペンタン-1-カルボキシラート: 5wt.-%
6-メチルヘプタ-5-エン-2-オン: 5wt.-%
8-メチル-1-オキサスピロ[4.5]デカン-2-オン: 2wt.-%
メチルノナ-2-イノアート: 1wt.-%
メチル2-ヒドロキシベンゾアート: 1wt.-%
(Z)-3-メチルシクロペンタデカ-5-エノン: 0.5wt.-%
4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド: 2wt.-%
7-メチル-3-メチレンオクタ-1,6-ジエン: 0.5wt.-%
2-メチルウンデカン酸: 0.5wt.-%
2-(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロピル)シクロペンタノン: 50wt.-%
(E)-メチルノナ-2-エノアート: 2wt.-%
(2Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール: 10wt.-%
(E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,6,10-トリエン-3-オール: 5wt.-%
2-エトキシナフタレン: 10wt.-%
(Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート: 0.5wt.-%
(E)-13-メチルオキサシクロペンタデカ-10-エン-2-オン: 2wt.-%
(2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエナール: 0.5wt.-%
(2Z,6E)-2,6-ノナジエン-1-オール: 0.1wt.-%
5-ペンチルオキソラン-2-オン: 15wt.-%
(Z)-ノナ-6-エナール: 0.5wt.-%
(Z)-ノナ-6-エン-1-オール: 0.5wt.-%
2-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)エチルアセタート: 5wt.-%
3-(4-(2-メチルプロピル)-2-メチルフェニル)プロパナール: 25wt.-%
オクタン-2-オン: 5wt.-%
1-(2-ナフタレニル)-エタノン: 10wt.-%
(2-メトキシエチル)ベンゼン: 2wt.-%
5-ヘプチルジヒドロフラン-2(3H)-オン: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタン-1-オール: 10wt.-%
2-シクロヘキシルヘプタ-1,6-ジエン-3-オン: 2wt.-%
2-(フェノキシ)エチル2-メチルプロパノアート: 10wt.-%
2-フェニル-エタナール: 0.5wt.-%
2-フェニルエチルアセタート: 15wt.-%
2-フェニルエタノール: 25wt.-%
2-フェニルエチル2-メチルプロパノアート: 2wt.-%
2-フェニルエチル2-フェニルアセタート: 5wt.-%
3-フェニルプロパン-1-オール: 1wt.-%
6,6-ジメチル-2-メチレンビシクロ[3.1.1]ヘプタン: 0.5wt.-%
3-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)プロパナール: 0.1wt.-%
(2E,5E)-5,6,7-トリメチルオクタ-2,5-ジエン-4-オン: 2wt.-%
1-メチル-4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド: 2wt.-%
3-メチルブタ-2-エン-1-イルアセタート: 10wt.-%
4-(4-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン: 5wt.-%
4-メチル-2-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)テトラヒドロ-2H-ピラン: 2wt.-%
4-メチル-2-フェニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピラン: 2wt.-%
3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール: 10wt.-%
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート: 0.5wt.-%
4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オン: 0.5wt.-%
シクロペンタデカノン、ヘキサデカノリド: 20wt.-%
1-フェニルエチルアセタート: 5wt.-%
(E)-6-エチル-3-メチルオクタ-6-エン-1-オール: 2wt.-%
(E)-2-((3,5-ジメチルヘキサ-3-エン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート: 5wt.-%
1-メチル-4-プロパン-2-イルシクロヘキサ-1,4-ジエン: 5wt.-%
2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-オール: 1wt.-%
2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロパン-2-オール: 25wt.-%
1-メチル-4-(プロパン-2-イリデン)シクロヘキサ-1-エン: 15wt.-%
2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-イルアセタート: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタン-3-オール: 50wt.-%
オキサシクロヘキサデカン-2-オン: 10wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルフェノール: 10wt.-%
1-(シクロプロピルメチル)-4-メトキシベンゼン: 10wt.-%
(E)-トリデカ-2-エンニトリル: 15wt.-%
3-フェニルブタナール: 5wt.-%
3-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-2-メチルプロパナール: 5wt.-%
ウンデカン-2-オン: 0.1wt.-%
(3E,5Z)-ウンデカ-1,3,5-トリエン: 0.1wt.-%
(E)-4-メチルデカ-3-エン-5-オール: 25wt.-%
4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド: 5wt.-%
(Z)-シクロヘキサデカ-5-エノン: 0.1wt.-%
2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエンニトリル: 0.1wt.-%
2-メトキシナフタレン: 15wt.-%。
【請求項4】
生分解性成分(単数または複数)の各々が、0.01wt.-%、好ましくは0.02wt.-%、より好ましくは0.05wt.-%、さらにより好ましくは0.1wt.-%、よりさらにより好ましくは0.5wt.-%の最小濃度と等しいか、またはそれより高い濃度で存在する、請求項2または3に記載のカプセル化された組成物。
【請求項5】
水溶性マトリックスが、デンプン、とりわけ水溶性加工デンプン、マルトデキストリン、マンニトール、キトサン、アラビアゴム、アルギン酸塩、セルロース、ペクチン、ゼラチン、ポリビニルアルコールおよびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1の材料を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物。
【請求項6】
水溶性マトリックスが、漂白デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン、リン酸ヒドロキシプロピル二デンプン、ヒドロキシプロピル二デンプングリセロール、アセチル化リン酸二デンプン、無水酢酸でエステル化された酢酸デンプン、酢酸ビニルでエステル化された酢酸デンプン、アセチル化アジピン酸二デンプン、アセチル化二デンプングリセロール、オクテニルコハク酸デンプンナトリウムおよびそれらの混合物からなる群から選択される水溶性加工デンプンを含む、請求項5に記載のカプセル化された組成物。
【請求項7】
水溶性マトリックスが、マルトデキストリン、マンニトールおよびそれらの混合物からなる群から選択される材料を追加的に含む、請求項6に記載のカプセル化された組成物。
【請求項8】
水溶性マトリックスが、ヘミセルロースを追加的に含む、請求項5~7のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物。
【請求項9】
ヘミセルロースが、キシログルカン、とりわけタマリンド種子から得ることができるキシログルカンである、請求項8に記載のカプセル化された組成物。
【請求項10】
香料組成物が、少なくとも部分的に、コアおよびコアを囲むシェルを含むコア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化されている、請求項1~9のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物。
【請求項11】
香料組成物が、コア-シェルマイクロカプセル中に完全にカプセル化されている、請求項10に記載のカプセル化された組成物。
【請求項12】
香料組成物の割合が、カプセル化された組成物の総重量に対して、10~50wt.-%、好ましくは20~47.5wt.-%、さらにより好ましくは30~45wt.-%である、請求項1~11のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物。
【請求項13】
水溶性マトリックスの割合が、カプセル化された組成物の総重量に対して、30~90wt.-%、好ましくは35~80wt.-%、さらにより好ましくは40~70wt.-%である、請求項1~12のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物。
【請求項14】
コア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化されている香料組成物の割合が、カプセル化された組成物の総重量に対して、5~30wt.-%、好ましくは7~25wt.-%、さらにより好ましくは10~20wt.-%である、請求項10に記載のカプセル化された組成物。
【請求項15】
組成物が粒子状形態である、請求項1~14のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物。
【請求項16】
請求項15に記載のカプセル化された組成物を含む、粉末製剤。
【請求項17】
固形担体を追加的に含む、請求項16に記載の粉末製剤。
【請求項18】
固形担体が、尿素、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、ゼオライト、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、粘土、タルク、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、石膏、硫酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、糖類、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、クエン酸またはあらゆる水溶性固体酸、脂肪族アルコール、脂肪酸およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項17に記載の粉末製剤。
【請求項19】
カプセル化された組成物の割合が、カプセル化された組成物の総重量に対して、0.1~50wt.-%、好ましくは1~30wt.-%、さらにより好ましくは3~15wt.-%であり;および、固形担体の割合が、カプセル化された組成物の総重量に対して、10~99.9wt.-%、好ましくは30~97wt.-%、さらにより好ましくは50~95wt.-%, である、請求項16~18のいずれか一項に記載の粉末製剤。
【請求項20】
カプセル化された組成物を、とりわけ請求項1~15のいずれか一項に記載の組成物を調製するためのプロセスであって、以下のステップ:
a) 水中のマトリックス材料の溶液中における香料組成物のエマルションまたは懸濁物を調製すること;
b) 香料組成物が水溶性マトリックスに閉じ込められている、カプセル化された組成物を得るために、エマルションまたは懸濁物を、乾燥に(とりわけ、噴霧乾燥かまたは吸収体上への吸着に)供すること;
を含む、ここで、香料組成物は、少なくとも1の、好ましくは少なくとも2の、より好ましくは少なくとも4の、さらにより好ましくは少なくとも8の、さらによりさらに好ましくは少なくとも16の生分解性成分(単数または複数)を含み、好ましくはこれからなり、ここで、生分解性成分(単数または複数)は、香料組成物の総重量に対して、少なくとも75wt.-%、好ましくは少なくとも80wt.-%、より好ましくは少なくとも85wt.-%、さらにより好ましくは少なくとも90wt.-%、よりさらにより好ましくは少なくとも95wt.-%の合計濃度で存在する、
前記プロセス。
【請求項21】
請求項20に記載のプロセスによって得ることができる、カプセル化された組成物。
【請求項22】
請求項1~15もしくは21のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物または請求項16~19のいずれか一項に記載の粉末製剤を含む消費者向製品、好ましくはファブリックケア製品、ホームケア製品またはパーソナルケア製品。
【請求項23】
請求項1~15または21のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物または請求項16~19のいずれか一項に記載の粉末製剤、および固形ビヒクルを含む、固形香りブースター組成物。
【請求項24】
複数のパスティル剤という形態である、請求項23に記載の固形香りブースター組成物。
【請求項25】
カプセル化されていない香料組成物を追加的に含む、請求項23または24に記載の固形香りブースター組成物。
【請求項26】
請求項1~15または21のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物または請求項16~19のいずれか一項に記載の粉末製剤の一部を形成するものではない、コアおよびコアを囲むシェルを含むコア-シェルマイクロカプセルを、追加的に含む、請求項23~25のいずれか一項に記載の香りブースター組成物。
【請求項27】
固形ビヒクルが、40℃~160℃、好ましくは60℃~140℃、より好ましくは80℃~120℃の融解温度を有し、ここで、固形ビヒクルは、好ましくはその融解温度未満で結晶化する、請求項23~26のいずれか一項に記載の香りブースター組成物。
【請求項28】
固形ビヒクルが、ポリオールまたはポリエーテル、好ましくは糖アルコールまたはポリエチレグリコール、とりわけ、エリスリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、マンニトール、ガラクチトール、フシトール、イジトールおよびイノシトールからなる群から選択される糖アルコール、さらにより好ましくはキシリトール、を含み、好ましくは、これからなる、請求項23~27のいずれか一項に記載の香りブースター組成物。
【請求項29】
請求項1~15もしくは21のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物または請求項16~19のいずれか一項に記載の粉末製剤の割合が、固形香りブースター組成物の総重量に対して、1wt.-%~40wt.-%、好ましくは5wt.-%~30wt.-%、さらにより好ましくは10wt.-%~20wt.-%である、請求項23~28のいずれか一項に記載の固形香りブースター組成物。
【請求項30】
消費者向製品を得るための、請求項1~15もしくは21のいずれか一項に記載のカプセル化された組成物または請求項16~19のいずれか一項に記載の粉末製剤の使用。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水溶性マトリックスに閉じ込められた香料組成物を含むカプセル化された組成物、かかる組成物を作るためのプロセス、およびかかる組成物の消費者向製品を得るための使用に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭ケア、パーソナルケアおよびファブリックケア製品などの消費者向製品に、機能的材料を組み込むことは知られている。機能的材料は、例えば香料、化粧品活性剤、ならびに殺生物剤および薬物などの生物学的に活性な成分を包含する。
【0003】
噴霧乾燥は、香料のカプセル化のための周知の技術である。かかる噴霧乾燥された香料組成物は、カプセル化される香料のエマルションから一般的には調製され、これは乾燥室内へと噴霧される。このプロセスにおいて、界面活性特性を持つバイオポリマーは一般に乳化剤として使用され、これは、噴霧乾燥すると、香料が閉じ込められる水溶性マトリックスを形成する。
一例を挙げると、WO 1999/055819 A1は、加工デンプンでカプセル化された高インパクト香料アコードに関する。
【0004】
かかる噴霧乾燥された組成物は、製造が単純であり良好な匂いの利益を示す粉末香料形式を提供する。さらにまた、昨今では消費者の環境および資源保護への意識が高まっているので、それらがしばしばバイオ資源材料に基づいていることからすると、それらのカプセル化物はさらにより魅力的となってきている。噴霧乾燥された組成物は、よって、エコロジカルフットプリントが低く、および、高効率で香料のカプセル化を可能とする。それらはまた、有益な放出特性も呈する。
【発明の概要】
【0005】
しかしながら、それらの利点にもかかわらず、改善された全体的な持続可能性を示す上述の類いの香料組成物を提供することへの必要性が依然として存在する。
この課題は、独立請求項の事項によって解決される。
【0006】
本発明は、水溶性マトリックスに閉じ込められた香料組成物を含むカプセル化された組成物に関する。香料組成物は、少なくとも1の、好ましくは少なくとも2の、より好ましくは少なくとも4の、さらにより好ましくは少なくとも8の、さらによりさらに好ましくは少なくとも16の生分解性成分(単数または複数)を含み、好ましくはこれからなる。生分解性成分(単数または複数)は、香料組成物の総重量に対して、少なくとも75wt.-%、好ましくは少なくとも80wt.-%、より好ましくは少なくとも85wt.-%、さらにより好ましくは少なくとも90wt.-%、よりさらにより好ましくは少なくとも95wt.-%の合計濃度で存在する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の文脈において、「生分解性成分」は、少なくとも1つのOECD生分解性試験において、「本質的生分解性(inherently biodegradable)」および/または「易生分解性(readily biodegradable)」の合格基準を満たす成分である。曖昧さを避けるため、これは、ある成分がある試験に合格するが他の1つ以上の試験に不合格である場合、合格結果が他の試験結果に優先することを意味する。
「究極の生分解性(Ultimate biodegradability)」は、化学物質が、水、二酸化炭素および新しいバイオマスへの完全な分解を指す。
【0008】
「易生分解性」の合格基準の査定のために、生分解研究は、OECD Method 301C、OECD Method 301D、OECD Method 301FおよびOECD Method 310からなる群から選択することができる。これらの方法は、揮発性の材料のために好適である。
【0009】
OECD Method 301C、OECD Method 301DおよびOECD Method 301Fは、OECD Guidelines for the Testing of Chemicals, Section 3, Test No. 301: Ready Biodegradability(採択:1992年7月17日;https://doi.org/10.1787/9789264070349-en)に記載されている。
【0010】
OECD Method 310は、OECD Guidelines for the Testing of Chemicals, Section 3, Test No. 310: Ready Biodegradability - CO2 in sealed vessels (Headspace Test)(採択:2006年3月23日;修正:2014年9月26日;https://doi.org/10.1787/9789264016316-en)に記載されている。
【0011】
本発明の具体的な側面において、「易生分解性」のための合格基準は、マノメトリックレスピロメトリに言及するOECD Method 301Fにしたがって評価される。この方法において、「易生分解性」のための合格レベルは、理論酸素要求量および/または化学的酸素要求量の60%に達することである。この合格値は、試験期間28日間のうち、10日間で達成されなければならない。10日間の枠は、生分解の程度が理論酸素要求量および/または化学的酸素要求量の10%に達したときに始まり,試験28日目までに終了しなければならない。OECD Method 301Fを実施するための好ましい手法は、本明細書で下記に提供される。
【0012】
易生分解性の試験において肯定的な結果が得られた場合、当該化学物質が、当該環境において迅速なおよび究極の生分解を受けると仮定される(Introduction to the OECD Guidelines for the Testing of Chemicals, Section 3, Part 1: Principles and Strategies Related to the Testing of Degradation of Organic Chemicals;採択:2003年7月)。
【0013】
「本質的生分解性」のための合格基準の査定のために、生分解研究をOECD Method 302Cとすることができるが、異なる合格基準であるもののOECD Method 301Fを使用することもできる。これらの方法は、揮発性の材料のためにも好適である。
【0014】
OECD Method 302Cは、OECD Guidelines for the Testing of Chemicals, Section 3, Test No. 302C: Inherent Biodegradability: Modified MITI Test (II) (採択:1981年5月12日;修正2009年9月8日;https://doi.org/10.1787/9789264070400-en)に記載されている。
【0015】
具体的な本発明の具体的な側面において、「本質的生分解性」のための合格基準は、OECD Method 302Cによって評価される。この方法において、「本質的生分解性」のための合格レベルは、次いで、理論酸素要求量の70%に到達することである。このレベルに到達するための時間的な制限はない。
【0016】
70%よりも上の生分解率は、本質的で、究極の生分解性の証拠としてみなしてよい(OECD Guidelines for the Testing of Chemicals, Section 3, Part 1: Principles and Strategies Related to the Testing of Degradation of Organic Chemicals;採択:2003年7月)。
【0017】
OECD Method 301Fが、「本質的生分解性」のための合格基準の査定に使用される場合、合格レベルは、理論酸素要求量および/または化学的酸素要求量の60%である。この合格値は、28日間の試験期間(大抵60日間まで延長される)の後に到達することができ、10日間の枠は適用されない。
【0018】
本文脈において、成分が精油である場合、レベル≧1wt.-%のレベルで存在するその構成物質のすべてが、本明細書に定義されるとおり「本質的生分解性」および/または「容易に生分解性」の定義に当たる場合、それは「生分解性成分」であるとみなされる。しかしながら、精油を上述の生分解試験の対象とすることもできる。
【0019】
今回の類いのカプセル化された組成物は、典型的には組成物の総重量に対して最大50wt.-%までの香料組成物の割合を有し、カプセル化された組成物の質量のかなりの部分が香料組成物をなすことを意味する。この結果として、全体的なカプセルのエコロジカルフットプリントを、 -マトリックス材料とは無関係に- 生分解性成分(単数または複数)を香料組成物に使用することによって、有意に改善することができる。生分解は、環境における香料成分の除去のための重要なプロセスである。
【0020】
本発明の具体的な態様において、生分解性成分(単数または複数)は、以下からなる群から選択される:ACETOPHENONE EXTRA(1-フェニルエタノン);ADOXAL(2,6,10-トリメチルウンデカ-9-エナール);AGRUMEX(2-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート);ALCOHOL C 6 HEXYLIC(ヘキサン-1-オール);ALDEHYDE C 10 DECYLIC(デカナール);ALDEHYDE C 11 MOA(2-メチルデカナール);ALDEHYDE C 11 UNDECYLENIC(ウンデカ-10-エナール);ALDEHYDE C 110 UNDECYLIC(ウンデカナール);ALDEHYDE C 12 LAURIC(ドデカナール);ALDEHYDE C 12 MNA PURE(2-メチルウンデカナール);ALDEHYDE C 6 HEXYLIC FOOD GRADE(ヘキサン-1-アール);ALDEHYDE C 8 OCTYLIC FOOD GRADE(オクタナール);ALDEHYDE C 9 ISONONYLIC(3,5,5-トリメチルヘキサナール);ALDEHYDE C 9 NONYLIC FOOD GRADE(ノナナール);ALDEHYDE ISO C 11((E)-ウンデカ-9-エナール);ALLYL AMYL GLYCOLATE(プロパ-2-エニル2-(3-メチルブトキシ)アセタート);ALLYL CAPROATE(プロパ-2-エニルヘキサノアート);ALLYL CYCLOHEXYL PROPIONATE(プロパ-2-エニル3-シクロヘキシルプロパノアート);ALLYL OENANTHATE(プロパ-2-エニルヘプタノアート);AMBERKETAL(3,8,8,11a-テトラメチルドデカヒドロ-1H-3,5a-エポキシナフト[2,1-c]オキセピン);AMBRETTOLIDE((Z)-オキサシクロヘプタデカ-10-エン-2-オン);AMBROFIX((3aR,5aS,9aS,9bR)-3a,6,6,9a-テトラメチル-2,4,5,5a,7,8,9,9b-オクタヒドロ-1H-ベンゾ[e][1]ベンゾフラン);AMYL BUTYRATE(ペンチルブタノアート);AMYL CINNAMIC ALDEHYDE((Z)-2-ベンジリデンヘプタナール);AMYL SALICYLATE(ペンチル2-ヒドロキシベンゾアート);ANETHOLE((E)-1-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)ベンゼン);ANISYL ACETATE(4-メトキシベンジルアセタート);APHERMATE(1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート);AUBEPINE PARA CRESOL(4-メトキシベンズアルデヒド);AURANTIOL((E)-メチル2-((7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチリデン)アミノ)ベンゾアート);BENZALDEHYDE(ベンズアルデヒド);BENZYL ACETATE(ベンジルアセタート);BENZYL ACETONE(4-フェニルブタン-2-オン);BENZYL ALCOHOL(フェニルメタノール);BENZYL BENZOATE(ベンジルベンゾアート);BENZYL CINNAMATE(ベンジル3-フェニルプロパ-2-エノアート);BENZYL SALICYLATE(ベンジル2-ヒドロキシベンゾアート);BICYCLO NONALACTONE(オクタヒドロ-2H-クロメン-2-オン);BORNEOL CRYSTALS((1S,2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール);BORNYL ACETATE((2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルアセタート);BOURGEONAL(3-(4-(tert-ブチル)フェニル)プロパナール);BUTYL ACETATE(ブチルアセタート);BUTYL CYCLOHEXYL ACETATE PARA(4-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート);CAMPHOR((1S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン);CARVONE LAEVO((5R)-2-メチル-5-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-オン);CEDRYL METHYL ETHER((1R,6S,8aS)-6-メトキシ-1,4,4,6-テトラメチルオクタヒドロ-1H-5,8a-メタノアズレン);CETONE V((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ヘプタ-1,6-ジエン-3-オン);CINNAMIC ALCOHOL SYNTHETIC((E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-オール);CINNAMIC ALDEHYDE((2E)-3-フェニルプロパ-2-エナール);CINNAMYL ACETATE((E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-イルアセタート);CIS-3-HEXENOL((Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール);CIS JASMONE((Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン);CITRAL((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール);CITRONELLAL(3,7-ジメチルオクタ-6-エナール);CITRONELLOL(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール);CITRONELLYL ACETATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルアセタート);CITRONELLYL FORMATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルホルマート);CITRONELLYL NITRILE(3,7-ジメチルオクタ-6-エンニトリル);CLONAL(ドデカンニトリル);CORANOL(4-シクロヘキシル-2-メチルブタン-2-オール);CORYLONE DRIED(2-ヒドロキシ-3-メチルシクロペンタ-2-エノン);COSMONE((Z)-3-メチルシクロテトラデカ-5-エノン);COUMARIN PURE CRYSTALS(2H-クロメン-2-オン);CRESYL METHYL ETHER PARA(1-メトキシ-4-メチルベンゼン);CUMIN NITRILE(4-イソプロピルベンゾニトリル);CYCLAMEN ALDEHYDE EXTRA(3-(4-イソプロピルフェニル)-2-メチルプロパナール);DAMASCENONE((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DAMASCONE ALPHA((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DECALACTONE GAMMA(5-ヘキシルオキソラン-2-オン);DECENAL-4-TRANS((E)-デカ-4-エナール);DIHYDRO ANETHOLE(1-メトキシ-4-プロピルベンゼン);DIHYDRO MYRCENOL(2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール);DIMETHYL BENZYL CARBINYL ACETATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルアセタート);DIMETHYL BENZYL CARBINYL BUTYRATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルブタノアート);DIMETOL(2,6-ジメチルヘプタン-2-オール);DIPHENYL OXIDE(オキシジベンゼン);DODECENAL((E)-ドデカ-2-エナール);EBANOL((E)-3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-2-オール);ESTERLY(エチルシクロヘキシルカルボキシラート);ETHYL ACETATE(エチルアセタート);ETHYL ACETOACETATE(エチル3-オキソブタノアート);ETHYL CINNAMATE(エチル3-フェニルプロパ-2-エノアート);ETHYL HEXANOATE(エチルヘキサノアート);ETHYL LINALOOL((E)-3,7-ジメチルノナ-1,6-ジエン-3-オール);ETHYL MALTOL(2-エチル-3-ヒドロキシ-4H-ピラン-4-オン);ETHYL METHYL-2-BUTYRATE(エチル2-メチルブタノアート);ETHYL OENANTHATE(エチルヘプタノアート);ETHYL VANILLIN(3-エトキシ-4-ヒドロキシベンズアルデヒド);ETHYLENE BRASSYLATE(1,4-ジオキサシクロヘプタデカン-5,17-ジオン);EUCALYPTOL NATURAL((1s,4s)-1,3,3-トリメチル-2-オキサビシクロ[2.2.2]オクタン);EUGENOL(4-アリル-2-メトキシフェノール);EVERNYL(メチル2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾアート);FENCHYL ALCOHOL((1S,2R,4R)-1,3,3-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール);FENNALDEHYDE(3-(4-メトキシフェニル)-2-メチルプロパナール);FLORHYDRAL(3-(3-イソプロピルフェニル)ブタナール);FLOROSA HC(テトラヒドロ-4-メチル-2-(2-メチルプロピル)-2H-ピラン-4-オール);FRESKOMENTHE(2-(sec-ブチル)シクロヘキサノン);FRUTONILE(2-メチルデカンニトリル);GALBANONE PURE(1-(5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-1-オン);GERANIOL((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール);GERANYL ACETATE((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);GERANYL ACETONE((E)-6,10-ジメチルウンデカ-5,9-ジエン-2-オン);HABANOLIDE((E)-オキサシクロヘキサデカ-12-エン-2-オン);HEDIONE(メチル3-オキソ-2-ペンチルシクロペンタンアセタート);HELIOTROPINE CRYSTALS(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-カルバルデヒド);HEXENAL-2-TRANS((E)-ヘキサ-2-エナール);HEXENOL-3-CIS((Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール);HEXENYL-3-CIS ACETATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルアセタート);HEXENYL-3-CIS ISOBUTYRATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-メチルプロパノアート);HEXENYL-3-CIS SALICYLATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-ヒドロキシベンゾアート);HEXYL ACETATE(ヘキシルアセタート);HEXYL CINNAMIC ALDEHYDE((E)-2-ベンジリデンオクタナール);HEXYL ISOBUTYRATE(ヘキシル2-メチルプロパノアート);HEXYL SALICYLATE(ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート);HYDROXYCITRONELLAL(7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタナール);INDOLE PURE(1H-インドール);IONONE BETA((E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);IRISONE ALPHA((E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);ISOAMYL ACETATE EXTRA(3-メチルブチルアセタート);ISOEUGENOL((E)-2-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)フェノール);ISOMENTHONE DL(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン);ISOPROPYL METHYL-2-BUTYRATE(イソプロピル2-メチルブタノアート);ISORALDEINE((E)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);JASMONE CIS((Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン);JASMONYL(3-ブチル-5-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート);JASMOPYRANE FORTE(3-ペンチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート);LIFFAROME((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート);LILIAL(3-(4-(tert-ブチル)フェニル)-2-メチルプロパナール);LIMONENE、LIMONENE、またはLAEVO、LIMONENE DEXTRO(1-メチル-4-プロパ-1-エン-2-イル-シクロヘキセン);LINALOOL OXIDE(2-(5-メチル-5-ビニルテトラヒドロフラン-2-イル)プロパン-2-オール);LINALOOL(3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-オール);LINALYL ACETATE(3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イルアセタート);MAHONIAL((4E)-9-ヒドロキシ-5,9-ジメチル-4-デカナール);MALTOL(3-ヒドロキシ-2-メチル-4H-ピラン-4-オン);MANZANATE(エチル2-メチルペンタノアート);MAYOL((4-イソプロピルシクロヘキシル)メタノール);MEFROSOL(3-メチル-5-フェニルペンタン-1-オール);MELONAL(2,6-ジメチルヘプタ-5-エナール);MENTHOL、MENTHOL LAEVO、またはMENTHOL RACEMIC(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノール);MENTHONE、ISOMENTHONE、MENTHONE LAEVO、またはMENTHONE RACEMIC(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン);METHYL ANTHRANILATE EXTRA(メチル2-アミノベンゾアート);METHYL BENZOATE(メチルベンゾアート);METHYL CINNAMATE(メチル3-フェニルプロパ-2-エノアート);METHYL DIANTILIS(2-エトキシ-4-(メトキシメチル)フェノール);METHYL DIHYDRO ISOJASMONATE(メチル2-ヘキシル-3-オキソシクロペンタン-1-カルボキシラート);METHYL HEPTENONE(6-メチルヘプタ-5-エン-2-オン);METHYL LAITONE(8-メチル-1-オキサスピロ[4.5]デカン-2-オン);METHYL OCTYNE CARBONATE(メチルノナ-2-イ
ノアート);METHYL SALICYLATE(メチル2-ヒドロキシベンゾアート);MUSCENONE((Z)-3-メチルシクロペンタデカ-5-エノン);MYRALDENE(4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド);MYRCENE(7-メチル-3-メチレンオクタ-1,6-ジエン);MYSTIKAL(2-メチルウンデカン酸);NECTARYL(2-(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロピル)シクロペンタノン);NEOFOLIONE((E)-メチルノナ-2-エノアート);NEROLEX((2Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール);NEROLIDOL((E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,6,10-トリエン-3-オール);NEROLINE CRYSTALS(2-エトキシナフタレン);NERYL ACETATE HC((Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);NIRVANOLIDE((E)-13-メチルオキサシクロペンタデカ-10-エン-2-オン);NONADIENAL((2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエナール);NONADIENOL-2,6((2Z,6E)-2,6-ノナジエン-1-オール);NONALACTONE GAMMA(5-ペンチルオキソラン-2-オン);NONENAL-6-CIS((Z)-ノナ-6-エナール);NONENOL-6-CIS((Z)-ノナ-6-エン-1-オール);NOPYL ACETATE(2-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)エチルアセタート);NYMPHEAL(3-(4-(2-メチルプロピル)-2-メチルフェニル)プロパナール);OCTANONE-2(オクタン-2-オン);ORANGER CRYSTALS(1-(2-ナフタレニル)-エタノン);PANDANOL((2-メトキシエチル)ベンゼン);PEACH PURE(5-ヘプチルジヒドロフラン-2(3H)-オン);PELARGOL(3,7-ジメチルオクタン-1-オール);PHARAONE(2-シクロヘキシルヘプタ-1,6-ジエン-3-オン);PHENOXY ETHYL ISOBUTYRATE(2-(フェノキシ)エチル2-メチルプロパノアート);PHENYL ACETALDEHYDE(2-フェニル-エタナール);PHENYL ETHYL ACETATE(2-フェニルエチルアセタート);PHENYL ETHYL ALCOHOL(2-フェニルエタノール);PHENYL ETHYL ISOBUTYRATE(2-フェニルエチル2-メチルプロパノアート);PHENYL ETHYL PHENYL ACETATE(2-フェニルエチル2-フェニルアセタート);PHENYL PROPYL ALCOHOL(3-フェニルプロパン-1-オール);PINENE BETA(6,6-ジメチル-2-メチレンビシクロ[3.1.1]ヘプタン);PINOACETALDEHYDE(3-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)プロパナール);POMAROSE((2E,5E)-5,6,7-トリメチルオクタ-2,5-ジエン-4-オン);PRECYCLEMONE B(1-メチル-4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド);PRENYL ACETATE(3-メチルブタ-2-エン-1-イルアセタート);RASPBERRY KETONE(4-(4-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン);ROSE OXIDE(4-メチル-2-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)テトラヒドロ-2H-ピラン);ROSYRANE SUPER(4-メチル-2-フェニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピラン);SANDALORE EXTRA(3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール);SCENTAURUS CLEAN(エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート);SCENTAURUS JUICY(4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オン);SILVANONE SUPRA(シクロペンタデカノン、ヘキサデカノリド);STYRALLYL ACETATE(1-フェニルエチルアセタート);SUPER MUGUET((E)-6-エチル-3-メチルオクタ-6-エン-1-オール);SYLKOLIDE((E)-2-((3,5-ジメチルヘキサ-3-エン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート);TERPINENE GAMMA(1-メチル-4-プロパン-2-イルシクロヘキサ-1,4-ジエン);TERPINEOL ALPHA(2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-オール);TERPINEOL PURE(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロパン-2-オール);TERPINOLENE(1-メチル-4-(プロパン-2-イリデン)シクロヘキサ-1-エン);TERPINYL ACETATE(2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-イルアセタート);TETRAHYDRO LINALOOL(3,7-ジメチルオクタン-3-オール);THIBETOLIDE(オキサシクロヘキサデカン-2-オン);THYMOL(2-イソプロピル-5-メチルフェノール);TOSCANOL(1-(シクロプロピルメチル)-4-メトキシベンゼン);TRIDECENE-2-NITRILE((E)-トリデカ-2-エンニトリル);TRIFERNAL(3-フェニルブタナール);TROPIONAL(3-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-2-メチルプロパナール);METHYL NONYL KETONE(ウンデカン-2-オン);UNDECATRIENE((3E,5Z)-ウンデカ-1,3,5-トリエン);UNDECAVERTOL((E)-4-メチルデカ-3-エン-5-オール);VANILLIN(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド);VELVIONE((Z)-シクロヘキサデカ-5-エノン);VIOLET NITRILE((2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエンニトリル);およびYARA YARA(2-メトキシナフタレン)。
【0021】
上述の成分はすべて、先述の生分解性基準の少なくとも1を満たすだけでなく、親油性、分子サイズおよびシェル材料に対する反応性などの、それらの物理的および化学的特性に関して、カプセル化のために好適であることが特定された。したがって、それらは、より持続可能なフレグランスカプセル化を、容易におよび確実に提供するための、香料成分の有用な選択を提供する。
【0022】
本発明に従うカプセル化された組成物において、生分解性成分(単数または複数)の各々は、好ましくは以下の最大濃度に等しいか、またはそれ未満の濃度で存在する:
【0023】
1-フェニルエタノン: 0.5wt.-%
2,6,10-トリメチルウンデカ-9-エナール: 1wt.-%
2-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート: 50wt.-%
ヘキサン-1-オール: 10wt.-%
デカナール: 10wt.-%
2-メチルデカナール: 0.5wt.-%
ウンデカ-10-エナール: 2wt.-%
ウンデカナール: 5wt.-%
ドデカナール: 10wt.-%
2-メチルウンデカナール: 50wt.-%
ヘキサナール: 5wt.-%
オクタナール: 5wt.-%
3,5,5-トリメチルヘキサナール: 0.5wt.-%
ノナナール: 5wt.-%
(E)-ウンデカ-9-エナール: 5wt.-%
プロパ-2-エニル2-(3-メチルブトキシ)アセタート: 5wt.-%
プロパ-2-エニルヘキサノアート: 5wt.-%
プロパ-2-エニル3-シクロヘキシルプロパノアート: 10wt.-%
プロパ-2-エニルヘプタノアート: 10wt.-%
3,8,8,11a-テトラメチルドデカヒドロ-1H-3,5a-エポキシナフト[2,1-c]オキセピン: 2wt.-%
(Z)-オキサシクロヘプタデカ-10-エン-2-オン: 2wt.-%
(3aR,5aS,9aS,9bR)-3a,6,6,9a-テトラメチル-2,4,5,5a,7,8,9,9b-オクタヒドロ-1H-ベンゾ[e][1]ベンゾフラン: 2wt.-%
ペンチルブタノアート: 2wt.-%
(Z)-2-ベンジリデンヘプタナール: 5wt.-%
ペンチル2-ヒドロキシベンゾアート: 50wt.-%
(E)-1-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)ベンゼン: 2wt.-%
4-メトキシベンジルアセタート: 15wt.-%
1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート: 0.5wt.-%
4-メトキシベンズアルデヒド: 5wt.-%
(E)-メチル2-((7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチリデン)アミノ)ベンゾアート: 0.2wt.-%
ベンズアルデヒド: 1wt.-%
ベンジルアセタート: 10wt.-%
4-フェニルブタン-2-オン: 10wt.-%
フェニルメタノール: 10wt.-%
ベンジルベンゾアート: 85wt.-%
ベンジル3-フェニルプロパ-2-エノアート: 2wt.-%
ベンジル2-ヒドロキシベンゾアート: 75wt.-%
オクタヒドロ-2H-クロメン-2-オン: 2wt.-%
(1S,2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール: 10wt.-%
(2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルアセタート: 35wt.-%
3-(4-(tert-ブチル)フェニル)プロパナール: 2wt.-%
ブチルアセタート: 2wt.-%
4-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート: 50wt.-%
(1S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン: 25wt.-%
(5R)-2-メチル-5-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-オン: 25wt.-%
(1R,6S,8aS)-6-メトキシ-1,4,4,6-テトラメチルオクタヒドロ-1H-5,8a-メタノアズレン: 5wt.-%
(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ヘプタ-1,6-ジエン-3-オン: 0.5wt.-%
(E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-オール: 10wt.-%
(2E)-3-フェニルプロパ-2-エナール: 35wt.-%
(E)-3-フェニルプロパ-2-エン-1-イルアセタート: 0.5wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール: 25wt.-%
(Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン: 2wt.-%
(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール: 5wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エナール: 1wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルアセタート: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルホルマート: 1wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-6-エンニトリル: 10wt.-%
ドデカンニトリル: 10wt.-%
4-シクロヘキシル-2-メチルブタン-2-オール: 5wt.-%
2-ヒドロキシ-3-メチルシクロペンタ-2-エノン: 5wt.-%
(Z)-3-メチルシクロテトラデカ-5-エノン: 5wt.-%
2H-クロメン-2-オン: 5wt.-%
1-メトキシ-4-メチルベンゼン: 1wt.-%
4-イソプロピルベンゾニトリル: 0.5wt.-%
3-(4-イソプロピルフェニル)-2-メチルプロパナール: 5wt.-%
(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン: 2.5wt.-%
(E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン: 5wt.-%
5-ヘキシルオキソラン-2-オン: 15wt.-%
(E)-デカ-4-エナール: 1wt.-%
1-メトキシ-4-プロピルベンゼン: 2wt.-%
2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール: 50wt.-%
2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルアセタート: 75wt.-%
2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルブタノアート: 50wt.-%
2,6-ジメチルヘプタン-2-オール: 5wt.-%
オキシジベンゼン: 15wt.-%
(E)-ドデカ-2-エナール: 0.1wt.-%
(E)-3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-2-オール: 5wt.-%
エチルシクロヘキシルカルボキシラート: 0.5wt.-%
エチルアセタート: 10wt.-%
エチル3-オキソブタノアート: 2wt.-%
エチル3-フェニルプロパ-2-エノアート: 2wt.-%
エチルヘキサノアート: 10wt.-%
(E)-3,7-ジメチルノナ-1,6-ジエン-3-オール: 35wt.-%
2-エチル-3-ヒドロキシ-4H-ピラン-4-オン: 10wt.-%
エチル2-メチルブタノアート: 15wt.-%
エチルヘプタノアート: 5wt.-%
3-エトキシ-4-ヒドロキシベンズアルデヒド: 10wt.-%
1,4-ジオキサシクロヘプタデカン-5,17-ジオン: 25wt.-%
(1s,4s)-1,3,3-トリメチル-2-オキサビシクロ[2.2.2]オクタン: 25wt.-%
4-アリル-2-メトキシフェノール: 5wt.-%
メチル2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾアート: 2wt.-%
(1S,2R,4R)-1,3,3-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール: 2wt.-%
3-(4-メトキシフェニル)-2-メチルプロパナール: 2wt.-%
3-(3-イソプロピルフェニル)ブタナール: 5wt.-%
テトラヒドロ-4-メチル-2-(2-メチルプロピル)-2H-ピラン-4-オール: 10wt.-%
2-(sec-ブチル)シクロヘキサノン: 10wt.-%
2-メチルデカンニトリル: 1wt.-%
1-(5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-1-オン: 5wt.-%
(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール: 25wt.-%
(E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート: 10wt.-%
(E)-6,10-ジメチルウンデカ-5,9-ジエン-2-オン: 1wt.-%
(E)-オキサシクロヘキサデカ-12-エン-2-オン: 15wt.-%
メチル3-オキソ-2-ペンチルシクロペンタンアセタート: 75wt.-%
ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-カルバルデヒド: 10wt.-%
(E)-ヘキサ-2-エナール: 1wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール: 15wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルアセタート: 15wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-メチルプロパノアート: 1wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-ヒドロキシベンゾアート: 15wt.-%
ヘキシルアセタート: 15wt.-%
(E)-2-ベンジリデンオクタナール: 25wt.-%
ヘキシル2-メチルプロパノアート: 5wt.-%
ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート: 85wt.-%
7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタナール: 1wt.-%
1H-インドール: 0.5wt.-%
(E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン: 25wt.-%
(E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン: 25wt.-%
3-メチルブチルアセタート: 5wt.-%
(E)-2-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)フェノール: 1wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン: 1wt.-%
イソプロピル2-メチルブタノアート: 5wt.-%
(E)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン: 50wt.-%
(Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン: 0.5wt.-%
3-ブチル-5-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート: 15wt.-%
3-ペンチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート: 50wt.-%
(Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート: 5wt.-%
3-(4-(tert-ブチル)フェニル)-2-メチルプロパナール: 25wt.-%
1-メチル-4-プロパ-1-エン-2-イル-シクロヘキセン: 85wt.-%
2-(5-メチル-5-ビニルテトラヒドロフラン-2-イル)プロパン-2-オール: 1wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-オール: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イルアセタート: 25wt.-%
(4E)-9-ヒドロキシ-5,9-ジメチル-4-デカナール: 10wt.-%
3-ヒドロキシ-2-メチル-4H-ピラン-4-オン: 1wt.-%
エチル2-メチルペンタノアート: 10wt.-%
(4-イソプロピルシクロヘキシル)メタノール: 5wt.-%
3-メチル-5-フェニルペンタン-1-オール: 10wt.-%
2,6-ジメチルヘプタ-5-エナール: 2wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノール: 85wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン: 2wt.-%
メチル2-アミノベンゾアート: 15wt.-%
メチルベンゾアート: 1wt.-%
メチル3-フェニルプロパ-2-エノアート: 10wt.-%
2-エトキシ-4-(メトキシメチル)フェノール: 1wt.-%
メチル2-ヘキシル-3-オキソシクロペンタン-1-カルボキシラート: 5wt.-%
6-メチルヘプタ-5-エン-2-オン: 5wt.-%
8-メチル-1-オキサスピロ[4.5]デカン-2-オン: 2wt.-%
メチルノナ-2-イノアート: 1wt.-%
メチル2-ヒドロキシベンゾアート: 1wt.-%
(Z)-3-メチルシクロペンタデカ-5-エノン: 0.5wt.-%
4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド: 2wt.-%
7-メチル-3-メチレンオクタ-1,6-ジエン: 0.5wt.-%
2-メチルウンデカン酸: 0.5wt.-%
2-(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロピル)シクロペンタノン: 50wt.-%
(E)-メチルノナ-2-エノアート: 2wt.-%
(2Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール: 10wt.-%
(E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,6,10-トリエン-3-オール: 5wt.-%
2-エトキシナフタレン: 10wt.-%
(Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート: 0.5wt.-%
(E)-13-メチルオキサシクロペンタデカ-10-エン-2-オン: 2wt.-%
(2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエナール: 0.5wt.-%
(2Z,6E)-2,6-ノナジエン-1-オール: 0.1wt.-%
5-ペンチルオキソラン-2-オン: 15wt.-%
(Z)-ノナ-6-エナール: 0.5wt.-%
(Z)-ノナ-6-エン-1-オール: 0.5wt.-%
2-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)エチルアセタート: 5wt.-%
3-(4-(2-メチルプロピル)-2-メチルフェニル)プロパナール: 25wt.-%
オクタン-2-オン: 5wt.-%
1-(2-ナフタレニル)-エタノン: 10wt.-%
(2-メトキシエチル)ベンゼン: 2wt.-%
5-ヘプチルジヒドロフラン-2(3H)-オン: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタン-1-オール: 10wt.-%
2-シクロヘキシルヘプタ-1,6-ジエン-3-オン: 2wt.-%
2-(フェノキシ)エチル2-メチルプロパノアート: 10wt.-%
2-フェニル-エタナール: 0.5wt.-%
2-フェニルエチルアセタート: 15wt.-%
2-フェニルエタノール: 25wt.-%
2-フェニルエチル2-メチルプロパノアート: 2wt.-%
2-フェニルエチル2-フェニルアセタート: 5wt.-%
3-フェニルプロパン-1-オール: 1wt.-%
6,6-ジメチル-2-メチレンビシクロ[3.1.1]ヘプタン: 0.5wt.-%
3-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)プロパナール: 0.1wt.-%
(2E,5E)-5,6,7-トリメチルオクタ-2,5-ジエン-4-オン: 2wt.-%
1-メチル-4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド: 2wt.-%
3-メチルブタ-2-エン-1-イルアセタート: 10wt.-%
4-(4-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン: 5wt.-%
4-メチル-2-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)テトラヒドロ-2H-ピラン: 2wt.-%
4-メチル-2-フェニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピラン: 2wt.-%
3-メチル-5-(2,2,3-トリメチルシクロペンタ-3-エン-1-イル)ペンタン-2-オール: 10wt.-%
エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート: 0.5wt.-%
4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オン: 0.5wt.-%
シクロペンタデカノン、ヘキサデカノリド: 20wt.-%
1-フェニルエチルアセタート: 5wt.-%
(E)-6-エチル-3-メチルオクタ-6-エン-1-オール: 2wt.-%
(E)-2-((3,5-ジメチルヘキサ-3-エン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート: 5wt.-%
1-メチル-4-プロパン-2-イルシクロヘキサ-1,4-ジエン: 5wt.-%
2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-オール: 1wt.-%
2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロパン-2-オール: 25wt.-%
1-メチル-4-(プロパン-2-イリデン)シクロヘキサ-1-エン: 15wt.-%
2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-イルアセタート: 25wt.-%
3,7-ジメチルオクタン-3-オール: 50wt.-%
オキサシクロヘキサデカン-2-オン: 10wt.-%
2-イソプロピル-5-メチルフェノール: 10wt.-%
1-(シクロプロピルメチル)-4-メトキシベンゼン: 10wt.-%
(E)-トリデカ-2-エンニトリル: 15wt.-%
3-フェニルブタナール: 5wt.-%
3-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-2-メチルプロパナール: 5wt.-%
ウンデカン-2-オン: 0.1wt.-%
(3E,5Z)-ウンデカ-1,3,5-トリエン: 0.1wt.-%
(E)-4-メチルデカ-3-エン-5-オール: 25wt.-%
4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド: 5wt.-%
(Z)-シクロヘキサデカ-5-エノン: 0.1wt.-%
2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエンニトリル: 0.1wt.-%
2-メトキシナフタレン: 15wt.-%
【0024】
提供された最大値より下に濃度を保つことで、香料組成物の嗅覚の知覚およびカプセル化のためのその適性に関して、改善された結果をもたらすことが見出された。
【0025】
本発明の好ましい態様において、香料組成物は、ADOXAL(2,6,10-トリメチルウンデカ-9-エナール);AGRUMEX(2-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート);ALDEHYDE C 12 MNA(2-メチルウンデカナール);ALLYL AMYL GLYCOLATE(プロパ-2-エニル2-(3-メチルブトキシ)アセタート);ALLYL CAPROATE(プロパ-2-エニルヘキサノアート);ALLYL CYCLOHEXYL PROPIONATE(プロパ-2-エニル3-シクロヘキシルプロパノアート);ALLYL OENANTHATE(プロパ-2-エニルヘプタノアート);AMYL BUTYRATE(ペンチルブタノアート);AMYL CINNAMIC ALDEHYDE((Z)-2-ベンジリデンヘプタナール);APHERMATE(1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート);BENZYL ACETATE(ベンジルアセタート);BENZYL ACETONE(4-フェニルブタン-2-オン);BICYCLO NONALACTONE(オクタヒドロ-2H-クロメン-2-オン);BUTYL ACETATE(ブチルアセタート);BUTYL CYCLOHEXYL ACETATE PARA(4-(tert-ブチル)シクロヘキシルアセタート);CETONE V((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ヘプタ-1,6-ジエン-3-オン);DAMASCENONE((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DAMASCONE ALPHA((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DECALACTONE GAMMA(5-ヘキシルオキソラン-2-オン);DIMETHYL BENZYL CARBINYL ACETATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルアセタート);DIMETHYL BENZYL CARBINYL BUTYRATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルブタノアート);ESTERLY(エチルシクロヘキシルカルボキシラート);ETHYL ACETATE(エチルアセタート);ETHYL ACETOACETATE(エチル3-オキソブタノアート);ETHYL HEXANOATE(エチルヘキサノアート);ETHYL METHYL-2-BUTYRATE(エチル2-メチルブタノアート);ETHYL OENANTHATE(エチルヘプタノアート);FRUTONILE(2-メチルデカンニトリル);GERANYL ACETATE((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);HEXENYL-3-CIS ACETATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルアセタート);HEXENYL-3-CIS ISOBUTYRATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-メチルプロパノアート);HEXYL ACETATE(ヘキシルアセタート);HEXYL ISOBUTYRATE(ヘキシル2-メチルプロパノアート);ISOAMYL ACETATE EXTRA(3-メチルブチルアセタート);ISOPROPYL METHYL-2-BUTYRATE(イソプロピル2-メチルブタノアート);JASMONYL(3-ブチル-5-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート);LIFFAROME((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート);MANZANATE(エチル2-メチルペンタノアート);METHYL HEPTENONE(6-メチルヘプタ-5-エン-2-オン);METHYL LAITONE(8-メチル-1-オキサスピロ[4.5]デカン-2-オン);NECTARYL(2-(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロピル)シクロペンタノン);NEOFOLIONE((E)-メチルノナ-2-エノアート);NEROLIDOL((E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,6,10-トリエン-3-オール);NERYL ACETATE HC((Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);NONALACTONE GAMMA(5-ペンチルオキソラン-2-オン);ORANGER CRYSTALS(1-(2-ナフタレニル)-エタノン);PEACH PURE(5-ヘプチルジヒドロフラン-2(3H)-オン);PHENOXY ETHYL ISOBUTYRATE(2-(フェノキシ)エチル2-メチルプロパノアート);PHENYL ETHYL ACETATE(2-フェニルエチルアセタート);POMAROSE((2E,5E)-5,6,7-トリメチルオクタ-2,5-ジエン-4-オン);PRENYL ACETATE(3-メチルブタ-2-エン-1-イルアセタート);RASPBERRY KETONE(4-(4-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン);SCENTAURUS CLEAN(エチル(Z)-2-アセチル-4-メチルトリデカ-2-エノアート);SCENTAURUS JUICY(4-(ドデシルチオ)-4-メチルペンタン-2-オン);SYLKOLIDE((E)-2-((3,5-ジメチルヘキサ-3-エン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパン-カルボキシラート);およびMETHYL NONYL KETONE(ウンデカン-2-オン)を含み、好ましくはこれからなる。これらの成分は、フルーティな特徴の香料を提供することに特に好適である。
【0026】
本発明の好ましい態様において、香料組成物は、ACETOPHENONE EXTRA(1-フェニルエタノン);ALDEHYDE C 11 MOA(2-メチルデカナール);ALDEHYDE C 11 UNDECYLENIC(ウンデカ-10-エナール);ALDEHYDE ISO C 11((E)-ウンデカ-9-エナール);AMYL CINNAMIC ALDEHYDE((Z)-2-ベンジリデンヘプタナール);AMYL SALICYLATE(ペンチル2-ヒドロキシベンゾアート);AUBEPINE PARA-CRESOL(4-メトキシベンズアルデヒド);AURANTIOL PURE((E)-メチル2-((7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクチリデン)アミノ)ベンゾアート);BENZALDEHYDE(ベンズアルデヒド);BENZYL ACETATE EXTRA(ベンジルアセタート);BENZYL ACETONE(4-フェニルブタン-2-オン);BENZYL ALCOHOL EXTRA(フェニルメタノール);BENZYL BENZOATE(ベンジルベンゾアート);BENZYL CINNAMATE(ベンジル3-フェニルプロパ-2-エノアート);BENZYL SALICYLATE(ベンジル2-ヒドロキシベンゾアート);BOURGEONAL(3-(4-(tert-ブチル)フェニル)プロパナール);CETONE V((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ヘプタ-1,6-ジエン-3-オン);CIS-3-HEXENOL((Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール);CIS JASMONE((Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン);CITRONELLOL EXTRA(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール);CITRONELLYL ACETATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルアセタート);CITRONELLYL FORMATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルホルマート);CORANOL(4-シクロヘキシル-2-メチルブタン-2-オール);CRESYL METHYL ETHER PARA(1-メトキシ-4-メチルベンゼン);CYCLAMEN ALDEHYDE EXTRA(3-(4-イソプロピルフェニル)-2-メチルプロパナール);DAMASCENONE GIV((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1,3-ジエン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DAMASCONE ALPHA((E)-1-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-2-エン-1-オン);DECALACTONE GAMMA(5-ヘキシルオキソラン-2-オン);DECENAL-4-TRANS((E)-デカ-4-エナール);DIHYDRO MYRCENOL(2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール);DIMETHYL BENZYL CARBINYL ACETATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルアセタート);DIMETHYL BENZYL CARBINYL BUTYRATE(2-メチル-1-フェニルプロパン-2-イルブタノアート);DIMETOL(2,6-ジメチルヘプタン-2-オール);DIPHENYL OXIDE(オキシジベンゼン);ETHYL LINALOOL((E)-3,7-ジメチルノナ-1,6-ジエン-3-オール);FENNALDEHYDE(3-(4-メトキシフェニル)-2-メチルプロパナール);FLORHYDRAL(3-(3-イソプロピルフェニル)ブタナール);FLOROSA HC(テトラヒドロ-4-メチル-2-(2-メチルプロピル)-2H-ピラン-4-オール);GERANIOL((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール);GERANYL ACETATE SYNTHETIC((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);GERANYL ACETONE((E)-6,10-ジメチルウンデカ-5,9-ジエン-2-オン);HEDIONE(メチル3-オキソ-2-ペンチルシクロペンタンアセタート);HELIOTROPINE CRYSTALS(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-カルバルデヒド);HEXENYL-3-CIS SALICYLATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-ヒドロキシベンゾアート);HEXYL CINNAMIC ALDEHYDE((E)-2-ベンジリデンオクタナール);HEXYL ISOBUTYRATE(ヘキシル2-メチルプロパノアート);HEXYL SALICYLATE(ヘキシル2-ヒドロキシベンゾアート);HYDROXYCITRONELLAL SYNTHETIC(7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタナール);INDOLE PURE(1H-インドール);IONONE BETA((E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);IRISONE ALPHA((E)-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);ISORALDEINE 70((E)-3-メチル-4-(2,6,6-トリメチルシクロヘキサ-2-エン-1-イル)ブタ-3-エン-2-オン);JASMONE CIS((Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン);JASMONYL(3-ブチル-5-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート);JASMOPYRANE FORTE(3-ペンチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアセタート);LILIAL(3-(4-(tert-ブチル)フェニル)-2-メチルプロパナール);LINALOOL OXIDE(2-(5-メチル-5-ビニルテトラヒドロフラン-2-イル)プロパン-2-オール);LINALOOL SYNTHETIC(3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-オール);LINALYL ACETATE SYNTHETIC(3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イルアセタート);MAHONIAL((4E)-9-ヒドロキシ-5,9-ジメチル-4-デカナール);MAYOL((4-イソプロピルシクロヘキシル)メタノール);MEFROSOL(3-メチル-5-フェニルペンタン-1-オール);METHYL ANTHRANILATE EXTRA(メチル2-アミノベンゾアート);METHYL BENZOATE(メチルベンゾアート);METHYL DIHYDRO ISOJASMONATE(メチル2-ヘキシル-3-オキソシクロペンタン-1-カルボキシラート);METHYL SALICYLATE(メチル2-ヒドロキシベンゾアート);MYRALDENE(4-(4-メチルペンタ-3-エン-1-イル)シクロヘキサ-3-エンカルバルデヒド);NEROLEX((2Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール);NEROLIDOL SYNTHETIC((E)-3,7,11-トリメチルドデカ-1,6,10-トリエン-3-オール);NEROLINE CRYSTALS(2-エトキシナフタレン);NERYL ACETATE HC((Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-イルアセタート);NONADIENAL((2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエナール);NONADIENOL-2,6((2Z,6E)-2,6-ノナジエン-1-オール);NONENAL-6-CIS((Z)-ノナ-6-エナール);NONENOL-6-CIS((Z)-ノナ-6-エン-1-オール);NOPYL ACETATE(2-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)エチルアセタート);NYMPHEAL(3-(4-(2-メチルプロピル)-2-メチルフェニル)プロパナール);ORANGER CRYSTALS(1-(2-ナフタレニル)-エタノン);PANDANOL((2-メトキシエチル)ベンゼン);PELARGOL(3,7-ジメチルオクタン-1-オール);PHARAONE(2-シクロヘキシルヘプタ-1,6-ジエン-3-オン);PHENOXY ETHYL ISOBUTYRATE(2-(フェノキシ)エチル2-メチルプロパノアート);PHENYL ACETALDEHYDE(2-フェニル-エタナール);PHENYL ETHYL ACETATE(2-フェニルエチルアセタート);PHENYL ETHYL ALCOHOL(2-フェニルエタノール);PHENYL ETHYL ISOBUTYRATE(2-フェニルエチル2-メチルプロパノアート);PHENYL ETHYL PHENYL ACETATE(2-フェニルエチル2-フェニルアセタート);PHENYL PROPYL ALCOHOL(3-フェニルプロパン-1-オール);POMAROSE((2E,5E)-5,6,7-トリメチルオクタ-2,5-ジエン-4-オン);RASPBERRY KETONE(4-(4-ヒドロキシフェニル)ブタン-2-オン);ROSE OXIDE CO(4-メチル-2-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)テトラヒドロ-2H-ピラン);ROSYRANE SUPER(4-メチル-2-フェニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピラン);STYRALLYL ACETATE(1-フェニルエチルアセタート);SUPER MUGUET((E)-6-エチル-3-メチルオクタ-6-エン-1-オール);SYLKOLIDE((E)-2-((3,5-ジメチルヘキサ-3-エン-2-イル)オキシ)-2-メチルプロピルシクロプロパンカルボキシラート);TERPINEOL PURE(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロパン-2-オール);TERPINYL ACETATE(2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-イルアセタート);TETRAHYDRO LINALOOL(3,7-ジメチルオクタン-3-オール);TRIFERNAL(3-フェニルブタナール);TROPIONAL(3-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-5-イル)-2-メチルプロパナール);VIOLET NITRILE(2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエンニトリル);YARA YARA(2-メトキシナフタレン)を含み、好ましくはこれからなる。これらの成分は、フローラルの特徴の香料を提供することに特に好適である。
【0027】
本発明の好ましい態様において、香料組成物は、ADOXAL(2,6,10-トリメチルウンデカ-9-エナール);ALCOHOL C 6 HEXYLIC(ヘキサン-1-オール);ALDEHYDE C 10 DECYLIC(デカナール);ALDEHYDE C 11 MOA(2-メチルデカナール);ALDEHYDE C 11 UNDECYLENIC(ウンデカ-10-エナール);ALDEHYDE C 110 UNDECYLIC(ウンデカナール);ALDEHYDE C 12 LAURIC(ドデカナール);ALDEHYDE C 12 MNA PURE(2-メチルウンデカナール);ALDEHYDE C 6 HEXYLIC FOOD GRADE(ヘキサン-1-アール);ALDEHYDE C 8 OCTYLIC FOOD GRADE(オクタナール);ALDEHYDE C 9 ISONONYLIC(3,5,5-トリメチルヘキサナール);ALDEHYDE C 9 NONYLIC FOOD GRADE(ノナナール);ALDEHYDE C 10 DECYLIC(デカナール);ALDEHYDE C 11 UNDECYLENIC(ウンデカ-10-エナール);ALDEHYDE C 12 MNA PURE(2-メチルウンデカナール);ALDEHYDE ISO C 11((E)-ウンデカ-9-エナール);CITRAL TECH((E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール);CITRONELLAL SYNTHETIC(3,7-ジメチルオクタ-6-エナール);CITRONELLOL EXTRA(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール);CITRONELLYL ACETATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルアセタート);CITRONELLYL FORMATE(3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-イルホルマート);CITRONELLYL NITRILE(3,7-ジメチルオクタ-6-エンニトリル);CLONAL(ドデカンニトリル);DECENAL-4-TRANS((E)-デカ-4-エナール);DIHYDRO MYRCENOL(2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール);DODECENAL 10%/TEC((E)-ドデカ-2-エナール);FLORHYDRAL(3-(3-イソプロピルフェニル)ブタナール);HEXENAL-2-TRANS((E)-ヘキサ-2-エナール);HYDROXYCITRONELLAL SYNTHETIC(7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタナール);LIMONENE, LIMONENE LAEVO, LIMONENE DEXTRO(1-メチル-4-プロパ-1-エン-2-イル-シクロヘキセン);MELONAL(2,6-ジメチルヘプタ-5-エナール);NEROLEX((2Z)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール);およびTERPINOLENE(1-メチル-4-(プロパン-2-イリデン)シクロヘキサ-1-エン)を含み、好ましくはこれからなる。これらの成分は、シトラス-アルデヒド特徴の香料を提供することに特に好適である。
【0028】
本発明の好ましい態様において、香料組成物は、ALLYL AMYL GLYCOLATE(プロパ-2-エニル2-(3-メチルブトキシ)アセタート);AMYL BUTYRATE(ペンチルブタノアート);ANETHOLE SYNTHETIC((E)-1-メトキシ-4-(プロパ-1-エン-1-イル)ベンゼン);ANISYL ACETATE(4-メトキシベンジルアセタート);APHERMATE(1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート);BORNEOL CRYSTALS((1S,2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール);BORNYL ACETATE LIQUID((2S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イルアセタート);CAMPHOR SYNTHETIC((1S,4S)-1,7,7-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オン);CARVONE LAEVO((5R)-2-メチル-5-プロパ-1-エン-2-イルシクロヘキサ-2-エン-1-オン);CIS-3-HEXENOL((Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール);DIHYDRO MYRCENOL(2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール);DIMETOL(2,6-ジメチルヘプタン-2-オール);DIPHENYL OXIDE(オキシジベンゼン);EUCALYPTOL NATURAL((1s,4s)-1,3,3-トリメチル-2-オキサビシクロ[2.2.2]オクタン);EUGENOL(4-アリル-2-メトキシフェノール);FENCHYL ALCOHOL((1S,2R,4R)-1,3,3-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-オール);FENNALDEHYDE(3-(4-メトキシフェニル)-2-メチルプロパナール);FRESKOMENTHE(2-(sec-ブチル)シクロヘキサノン);GALBANONE PURE(1-(5,5-ジメチルシクロヘキサ-1-エン-1-イル)ペンタ-4-エン-1-オン);HEXENOL-3-CIS((Z)-ヘキサ-3-エン-1-オール);HEXENYL-3-CIS ACETATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルアセタート);HEXENYL-3-CIS ISOBUTYRATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-メチルプロパノアート);HEXENYL-3-CIS SALICYLATE((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イル2-ヒドロキシベンゾアート);HEXYL ISOBUTYRATE(ヘキシル2-メチルプロパノアート);ISOMENTHONE DL(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン);ISOPROPYL METHYL-2-BUTYRATE(イソプロピル2-メチルブタノアート);JASMONE CIS((Z)-3-メチル-2-(ペンタ-2-エン-1-イル)シクロペンタ-2-エノン);LIFFAROME GIV((Z)-ヘキサ-3-エン-1-イルメチルカルボナート);LINALYL ACETATE SYNTHETIC(3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イルアセタート);MANZANATE(エチル2-メチルペンタノアート);MENTHOL, MENTHOL LAEVO, MENTHOL RACEMIC(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノール);MENTHONE, ISOMENTHONE, MENTHONE LAEVO, MENTHONE RACEMIC(2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノン);METHYL OCTYNE CARBONATE(メチルノナ-2-イノアート);MYRCENE 90(7-メチル-3-メチレンオクタ-1,6-ジエン);NEOFOLIONE((E)-メチルノナ-2-エノアート);NONADIENAL((2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエナール);NONADIENOL-2,6((2Z,6E)-2,6-ノナジエン-1-オール);NONALACTONE GAMMA(5-ペンチルオキソラン-2-オン);NONENAL-6-CIS((Z)-ノナ-6-エナール);NONENOL-6-CIS((Z)-ノナ-6-エン-1-オール);NOPYL ACETATE(2-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)エチルアセタート);PANDANOL((2-メトキシエチル)ベンゼン);PINENE BETA(6,6-ジメチル-2-メチレンビシクロ[3.1.1]ヘプタン);PINOACETALDEHYDE(3-(6,6-ジメチルビシクロ[3.1.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)プロパナール);TERPINEOL ALPHA(2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-オール);TERPINEOL PURE(2-(4-メチルシクロヘキサ-3-エン-1-イル)プロパン-2-オール);TERPINOLENE(1-メチル-4-(プロパン-2-イリデン)シクロヘキサ-1-エン);TERPINYL ACETATE(2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-イルアセタート);THYMOL(2-イソプロピル-5-メチルフェノール);TOSCANOL(1-(シクロプロピルメチル)-4-メトキシベンゼン);TRIDECENE-2-NITRILE((E)-トリデカ-2-エンニトリル);UNDECATRIENE((3E,5Z)-ウンデカ-1,3,5-トリエン);UNDECAVERTOL((E)-4-メチルデカ-3-エン-5-オール);VANILLIN(4-ヒドロキシ-3-メトキシベンズアルデヒド);およびVIOLET NITRILE(2E,6Z)-ノナ-2,6-ジエンニトリル)を含み、好ましくはこれからなる。これらの成分は、グリーンアロマティック特徴の香料を提供することに特に好適である。
【0029】
さらにまた、本明細書で上述した生分解性成分(単数または複数)の各々は、0.01wt.-%、好ましくは0.02wt.-%、より好ましくは0.05wt.-%、さらにより好ましくは0.1wt.-%、よりさらにより好ましくは0.5wt.-%の最小濃度と等しいか、またはそれより高い濃度で存在することができる。
【0030】
水溶性マトリックスは、デンプン、とりわけ水溶性加工デンプン、マルトデキストリン、マンニトール、キトサン、アラビアゴム、アルギン酸塩、セルロース、ペクチン、ゼラチン、ポリビニルアルコールおよびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1の材料を含むことができる。その結果得られる香料カプセル化物は、製造において簡易かつコスト効率が高い。さらにまた、それらは、無毒かつ生分解性である自然ベースの材料から調製される。かかるカプセル化物は、したがって、増大した消費者訴求力を有する。
【0031】
デンプンが水溶性加工デンプンであるとき、かかるデンプンは、生デンプンまたはアルファ化デンプンから作ることができる。それは、塊茎、マメ科植物、穀物および穀類、例えばトウモロコシデンプン、小麦デンプン、米デンプン、ワキシーコーンデンプン、オーツ麦デンプン、キャッサバデンプン、ワキシー大麦デンプン、モチ米デンプン、甘米デンプン、アミオカデンプン、バレイショデンプン、タピオカデンプンおよびそれらの混合物に由来することができる。
【0032】
水溶性加工デンプンは、漂白デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン、リン酸ヒドロキシプロピル二デンプン、ヒドロキシプロピル二デンプングリセロール、アセチル化リン酸二デンプン、無水酢酸でエステル化された酢酸デンプン、酢酸ビニルでエステル化された酢酸デンプン、アセチル化アジピン酸二デンプン、アセチル化二デンプングリセロール、オクテニルコハク酸デンプンナトリウムおよびそれらの混合物からなる群から選択することができる。
【0033】
水溶性加工デンプンは、乳化および乳化安定化能を有する。それらは、デンプン加工剤の疎水性特徴に起因して、水中油型エマルションの形態で香料液滴を閉じ込める能力を有する。本明細書で上記のとおりの加工デンプンは、高い乳化およびカプセル化性能、高固形物含有量でもなお低い粘度、ならびに、良好なフレグランスおよび/または化粧品の保存および高感受性成分の安定化を保証する優れた耐酸化性を包含する、数多くの利点をもたらす。
【0034】
水溶性マトリックスが水溶性加工デンプンを含むとき、それはマルトデキストリン、マンニトールおよびそれらの混合物からなる群から選択される材料を追加的に含むことができる。マルトデキストリンおよびマンニトールは、両方とも、マトリックスのガラス転移温度を増大させる。さらにまた、マルトデキストリンは、皮膜形成剤である。
【0035】
マルトデキストリンは、それらのデキストリン当量(DE)によって特徴づけられる。DEが高いほど、マルトデキストリンの分子量が低くなる。本発明の文脈において、異なるDEを有するマルトデキストリンが、最適化されたカプセル化特性を提供するために組み合わせられてもよい。いかなる理論にも縛られることなく、低DEと高DEとのマルトデキストリンの混合物は、水溶性マトリックスの充填を改善すると推測される。
【0036】
本明細書で上記された材料にさらに加えて、水溶性マトリックスは、ヘミセルロースを追加的に含むことができる。本発明の文脈において、「ヘミセルロース」という表現は、グルカン、とりわけキシログルカン、マンナン、とりわけグルコマンナン、ならびにキシラン、とりわけアラビノキシランおよびグルクロノキシラン、からなる群から選択される多糖類として理解されるべきである。
【0037】
水溶性マトリックス、とりわけデンプンマトリックスへの、ヘミセルロースの添加は、湿気および機械的(例として摩擦)活性化の下でのその香料放出特性を改善してマトリックスの改質をもたらすことが見出された。
【0038】
ヘミセルロースは、好ましくは、キシログルカン、とりわけタマリンド種子から得られるキシログルカンである。キシログルカンは、非イネ科植物の一次壁中に最も豊富に含まれているヘミセルロースであり、しばしば、壁部の乾燥質量のうちの20wt.-%を含む。キシログルカンは、1,4-連結されたβ-D-グルコース残基から構成される骨格を有する。骨格残基の最大75%までは、C6が単糖、二糖、または三糖側鎖で置換されている。好ましくは、ヘミセルロースは、タマリンド種子から得ることができるキシログルカンであり、とりわけタマリンド種子から得られた、「タマリンドカーネルパウダー」または「タマリンドガム」としてもまた知られるものである。タマリンドガムにおいて、側鎖は1または2のα-D-キシロピラノシル単位からなり、任意には、β-D-ガラクトピラノシル、α-L-アラビノフラノシルまたはβ-D-キシロピラノシルでキャップされている。
【0039】
本発明の文脈において、香料組成物は、少なくとも部分的に、コアおよびコアを囲むシェルを含むコア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化されたものとすることができる。
【0040】
かかる組成物は、実例として消臭剤または制汗剤の用途において、機械的作用によるまたは湿気による活性化を通じたフレグランス放出を可能とする。しかし、かかる組成物は、最適な香水の利点をもたらすために、それらが適用される基質上へ付着するためのコア-シェルマイクロカプセルを必要とする、消費者向製品(実例として、洗濯用洗剤)において、香料送達手段として採用されたときにもまた、とりわけ有用である。
【0041】
本発明の具体的な態様において、香料組成物は、コア-シェルマイクロカプセル中に完全にカプセル化されたものとすることができる。かかる粉末カプセル化物は、安静時または湿気にさらされたときには事実上臭気を放出せず、および機械的応力を受けたときに臭気のブーストを放出することが期待される。
【0042】
香料組成物が部分的にのみコア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化されているとき、コア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化された香料成分の組成とコア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化されていない香料成分の組成とは、同じであるかまたは異なるようにすることができる。これは、カプセル化物が湿気または機械的応力にさらされたか否かに依存した、同じかまたは異なる匂い印象の調節された放出を結果としてもたらす。とりわけ、香料成分の逐次的な放出が構想され得る。
【0043】
本発明の文脈において、コア-シェルマイクロカプセルのシェルは、生分解性材料または非生分解性材料で作ることができる。とりわけ、コア-シェルマイクロカプセルのシェルは、メラミン-ホルムアルデヒドポリマー、尿素-ホルムアルデヒドポリマー、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアクリラート、ポリカルボナートおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されるポリマーを含むことができる。
【0044】
メラミン-ホルムアルデヒドポリマーのシェルを持つコア-シェルマイクロカプセルは、フレグランスのカプセル化に特に好適であることが証明されている。それらは先行技術、実例としてWO 2008/098387 A1、WO 2016/207180 A1およびWO 2017/001672 A1において記載されている。
【0045】
ポリ尿素またはポリウレタンポリマーのシェルを持つコア-シェルマイクロカプセルもまた、香料カプセル化のために首尾よく使用されている。それらは、組成物における残余ホルムアルデヒドに関して消費者の懸念に対処する利点を有する。かかるカプセルは先行技術、実例としてWO 2019/174978 A1においてもまた記載されている。
【0046】
ポリアクリラート、すなわち重合形態である1以上のモノエチレン性不飽和のおよび/またはポリエチレン性不飽和のモノマー(単数または複数)のシェルを持つコア-シェルマイクロカプセルも、香料カプセル化のためにまた首尾よく使用されている。かかるカプセルは先行技術、実例としてWO 2013/111912 A1またはWO 2014/032920 A1において記載されている。
【0047】
さらなる代替手段として、コア-シェルマイクロカプセルのシェルは、ポリマー界面活性剤と少なくとも1のアミノシランとの組み合わせによって形成されたポリマー安定剤を含むことができる。
【0048】
シェルは、多糖類、好ましくはベータ(1→4)結合単糖類ユニットを含む多糖類、さらにより好ましくはセルロース誘導体、とりわけヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、セルロースアセタートおよびカルボキシメチルセルロースからなる群から選択されるもの、好ましくはヒドロキシエチルセルロースを次いで追加的に含むことができる。
【0049】
用語「ポリマー界面活性剤」は、油相および水相の一方または両方に溶解したときに、油相および水相の間の界面張力を低下させる特性を有するポリマーを、または少なくとも1のポリマーを含む混合物を指す。界面張力を低下させるこの能力は、「界面活性」と呼ばれる。
【0050】
用語「組み合わせによって形成された」は、本文脈において、ポリマー界面活性剤および少なくとも1のアミノシランが、互いに接触してポリマー安定剤を生成することを意味する。いかなる理論にも拘束されることなく、この形成は、ポリマー界面活性剤および少なくとも1のアミノシランの間の分散力、静電気力または水素結合などの相互作用の結果である可能性がある。しかし、厳格な意味において、共有結合を形成するための化学反応もまた、この用語に包含される。
【0051】
換言すれば、ポリマー安定剤は、ポリマー界面活性剤に由来する部分および少なくとも1のアミノシランに由来する部分を含む、集合としてみなすことができる。
【0052】
ポリマー界面活性剤は、水相または水に夫々可溶性または分散性である。これは、個々のポリマー界面活性剤高分子が、これらの液体において互いに実質的に分離していることを意味する。その結果得られるシステムは、ヒトの目で検査すると、透き通ってまたは霞んで見える。
【0053】
ポリマー安定剤は、保管中の香料漏れおよび使用条件下での香料放出の両方に関するコア-シェルマイクロカプセル安定性の間のバランスに関係のある因子となり得る。とりわけ、油-水界面の追加の安定化を提供することの重要性が認識された。ポリマー安定剤は、よって、安定したプラットホームを提供し、これは、追加のシェル材料および/またはシェル前駆体の添加のために、カプセル化された香料組成物を形成することを可能とする。より具体的に言うと、多糖類、好ましくは多糖類を含むベータ(1→4)結合単糖類ユニットを含む多糖類、さらにより好ましくはセルロース誘導体の添加は、優れた放出プロファイルを有する、高度に持続可能なマイクロカプセルをもたらす。
【0054】
多糖類は、ポリマー安定剤によって形成されたコア-シェルマイクロカプセルシェルの外表面に堆積させてもよい。これは、少なくとも1のポリマー安定剤の層および多糖類の1層を有する多層シェルをもたらす。カプセル材料の量を増やすことにより、カプセル化シェルの不浸透性を向上し得る。
【0055】
曖昧さを避けるために、本発明のこの側面は、1つの実行可能な態様であるが、明瞭な不連続の層を有するコア-シェルマイクロカプセルシェルに限定されることを意味しない。より具体的に言うと、層は、緩やかで、不連続であることもできる。他方、および他の極端な例として、シェルは、本質的に均一であることさえ可能である。
【0056】
多糖類は、ポリマー安定剤の未反応の基と反応し、および架橋コア-シェルマイクロカプセルシェルの密度を増加し得る。しかし、多糖類は、物理的な力、物理的な相互作用、たとえば水素結合、イオン性相互作用、疎水性相互作用または電子移動相互作用によって、ポリマー安定剤と相互作用もし得る。
【0057】
多糖類を追加的に含むコア-シェルマイクロカプセルシェルは、安定化剤でさらに安定化することもできる。好ましくは、安定化剤は、少なくとも2のカルボン酸基を含む。さらにより好ましくは、安定化剤は、クエン酸、ベンゼン-1,3,5-トリカルボン酸、2,5-フランジカルボン酸、イタコン酸、ポリ(イタコン酸)およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0058】
本発明の具体的な態様において、ポリマー界面活性剤は、カルボン酸基を含む多糖類を含み、とりわけこれからなる。このようなポリマー界面活性剤を少なくとも1のアミノシランと組み合わせることにより、先行技術において知られている安定剤よりも、特に環境および資源保護の観点から、より持続可能であるポリマー安定剤の形成をもたらすことが見出された。いかなる理論にも縛られることなく、カルボン酸基は、本明細書で述べたやり方において、少なくとも1のアミノシランと反応すると推察される。
【0059】
カルボン酸基を含む多糖類は、ウロン酸ユニット、とりわけヘキスロン酸ユニットを含み得る。ウロン酸ユニット、とりわけヘキスロン酸ユニットを有する多糖類は、自然界で広く入手可能である。
【0060】
ヘキスロン酸ユニットは、ガラクツロン酸ユニット、グルクロン酸ユニット、とりわけ4-O-メチル-グルクロン酸ユニット、グルクロン酸ユニットおよびマンヌロン酸ユニットからなる群から選択される。
【0061】
カルボン酸基を含む多糖類は、分岐であってもよい。カルボン酸基を含む分岐状の多糖類は、直鎖状の多糖類よりもコンパクトなネットワークを形成する利点を有し、カプセル化シェルの不浸透性が有利になり、結果として漏れが減少しおよびカプセル化効率がより高くなる。
【0062】
ポリマー界面活性剤は、ペクチン、アラビアゴムおよびアルギン酸から選択することができる。例に示されるように、これらの多糖類は、可溶性、粘度および界面の活性の最も好適な組み合わせを提供し、本発明に従うマイクロカプセルを、取り扱い、保存安定性および嗅覚性能の観点で特に性能の良いものにすることができる。ポリマー界面活性剤は、ヒアルロン酸であってもよい。
【0063】
ポリマー安定剤の形成に用いられるアミノシランは、式(I)で表される化合物から選択することができる。
【化1】
【0064】
上記式(I)において、R、RおよびRは、各々独立してC~C直鎖状または分枝状のアルキルまたはアルケニル残基、とりわけメチルまたはエチルであり、およびRは、アミン官能基、とりわけ一級、二級または三級のアミンを含む、C~C12、好ましくはC~C、直鎖状または分枝状のアルキルまたはアルケニル残基である。
【0065】
官能基が一級アミンであるとき、末端一級アミンであるものとすることができる。Rは、次いで好ましくはC~C、さらにより好ましくはC~C、直鎖状末端一級アミノアルキル残基である。このカテゴリーの特定のアミノシランは、アミノメチルトリエトキシシラン、2-アミノエチルトリエトキシシラン、3-アミノプロピルトリエトキシシラン、4-アミノブチルトリ-エトキシシラン、5-アミノペンチルトリエトキシシラン、6-アミノヘキシルトリエトキシシラン、7-アミノへプチルトリエトキシシランおよび8-アミノオクチルトリエトキシシランからなる群から選択される。
【0066】
いかなる理論にも縛られることなく、シラン基は相互に重縮合し、液-液界面でシリカネットワークを形成し、この界面をさらに安定化させると推察される。
【0067】
アミノシランは、双脚型アミノシランであるものとすることができる。「双脚型アミノシラン」は、少なくとも1のアミノ基および2の残基を含む分子であって、これらの残基の各々が少なくとも1のアルコキシシラン部分を有する分子を意味する。
【0068】
本発明の具体的な態様において、少なくとも1の双脚型アミノシランは、式(II)を有する。
(O-R(3-f)(RSi-R-X-R-Si(O-R(3-f)(R
式(II)
【0069】
上記式(II)において、Xは、-NR-、-NR-CH-NR-、-NR-CH-CH-NR-、-NR-CO-NR-、または
【化2】
を表す。
上記式(II)において、Rは、各々独立して、H、CHまたはCを表す。Rは、各々独立して、1~6個の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のアルキレン基を表す。Rは、各々独立して、1~4個の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のアルキル基を表す。Rは、各々独立して、Hを表すか、または1~4個の炭素原子を有する直鎖状または分枝状のアルキル基を表す。fは0、1または2を表す。
【0070】
双脚型アミノシランは、従来のシランと比較して、安定した油-水界面を形成するために特に有利である。
双脚型アミノシランの例は、これらに限定されないが、ビス(3-(トリエトキシシリル)プロピル)アミン、N,N’-ビス(3-(トリメトキシシリル)プロピル)尿素、ビス(3-(メチルジエトキシシリル)プロピル)アミン、N,N’-ビス(3-(トリメトキシシリル)プロピル)エタン-1,2-ジアミン、ビス(3-(メチルジメトキシシリル)プロピル)-N-メチルアミンおよびN,N’-ビス(3-(トリエトキシシリル)プロピル)ピペラジンを包含する。
【0071】
双脚型アミノシランは、二級アミノシランであるものとすることができる。一級アミノシランの代わりに、二級双脚型アミノシランを使用することは、求電子性種、とりわけアルデヒドに関するポリマー安定剤の反応性を下げる。ゆえに、高いレベルのアルデヒドを含有する利益剤は、コア-形成およびシェル-形成材料の間の有害な相互作用の傾向を低くして、カプセル化され得る。
【0072】
二級双脚型アミノシランは、ビス(3-(トリエトキシシリル)プロピル)アミンであるものとすることができる。この具体的な二級アミノシランは、エトキシシラン基の重縮合の間、より毒性があり、より所望されないメタノールの代わりにエタノールを放出する利点を有する。
【0073】
他のアミノシランは、先述の双脚型アミノシラン、とりわけ本明細書に上述のアミノシランと組み合わせて使用してもよい。
アミノシランのポリマー界面活性剤に対する重量比率は、0.1~1.1、とりわけ0.2~0.9、さらにより具体的に0.3~0.7、例えば0.5であるものとすることができる。
【0074】
ポリマー安定剤は、ポリマー界面活性剤の、少なくとも1のアミノシランおよびさらなる多官能性イソシアナートとの組み合わせに追って形成することができる。多官能性イソシアナートは、油/水界面におけるポリマー界面活性剤の配置を緻密化することができる。いかなる理論にも縛られることなく、多官能性イソシアナートは、ポリ尿素およびポリウレタン結合を形成することによってアミノシランおよび多糖類の両方を架橋すると推測される。
【0075】
多官能性イソシアナートは、アルキル、脂環式、芳香族およびアルキル芳香族、ならびにアニオン変性多官能性イソシアナートであって、2以上の(例として3、4、5、等々)イソシアナート基を分子内に有するものから選択してよい。
【0076】
好ましくは、少なくとも1の多官能性イソシアナートは、芳香族またはアルキル芳香族多官能性イソシアナートであり、アルキル芳香族多官能性イソシアナートは、好ましくは芳香環に結合したメチルイソシアナート基を有する。芳香族およびメチルイソシアナートの両方で置換されたアルキル芳香族多官能性イソシアナートは、アルキルおよび脂環式多官能性イソシアナートと比較して秀でた反応性を有する。これらの中で、2-エチルプロパン-1,2,3-トリイルトリス((3-(イソシアナートメチル)フェニル)カルバマート)は、その三脚型性質が分子間架橋の形成に有利であり、およびその中間体反応性のおかげでネットワーク均一性に有利であるため、特に好ましい。このアルキル芳香族多官能性イソシアナートは、Mitsuiによって、商標Takenate D-100 Nで市販され、またはCovestroによって商標Desmodur(登録商標) Quix175で市販されている。
【0077】
本発明の特に好ましい態様において、ポリマー安定剤は、ペクチンのビス(3-(トリエトキシシリル)プロピル)アミンとの組み合わせによって形成される。好ましくは、ポリマー安定剤は、ペクチンのビス(3-(トリエトキシシリル)プロピル)アミンおよび2-エチルプロパン-1,2,3-トリイルトリス((3-(イソシアナートメチル)フェニル)カルバマート)との組み合わせによって形成される。天然のポリマー界面活性剤および双脚型二級アミノシランのこれらの組み合わせは、特に有利な界面安定性および放出特性を提供する。安定化された界面は、コアに含まれる少なくとも1の利益剤を有利にカプセル化するために充分に不浸透性である。ポリマー安定剤は、コアに含まれる少なくとも1の香料成分をカプセル化するシェルを効果的に形成する。
【0078】
さらなる代替手段として、コア-シェルマイクロカプセルシェルは、少なくとも1のタンパク質および少なくとも1の多糖類で形成された複合体を含むことができる。かかるコア-シェルマイクロカプセルは、フレグランスカプセル化のため好適であることが証明されており、先行技術、実例としてWO 1996/020612 A1、WO 2001/03825 A1またはWO 2015/150370 A1に記載されている。
【0079】
本発明の好ましい態様において、コア-シェルマイクロカプセルシェルは、単純コアセルベートを形成するために、少なくとも1のタンパク質を第1の架橋剤で架橋すること、これに続いて、複合コアセルベートを形成するために少なくとも1の多糖類を添加することによって形成する。
「コアセルベート」は、高分子電解質が豊かな液滴が、水性の、高分子電解質に乏しい連続相と共存していることを意味する。液滴は、界面で凝集し、界面層を形成する。
【0080】
本文脈において、コアセルベート液滴は、コア組成物および水相の間の界面で凝集する。結果として、水中で安定したコア組成物エマルションが形成され、複数のコア組成物液滴を含み、各液滴はコアセルベート液滴によって囲まれる。これらは、液滴が合体することを防ぐという意味で、エマルションを安定化させる。
これらの安定化された液滴は、マイクロカプセル化が起こる、テンプレートとして機能する。
【0081】
「単純コアセルベーション」は、本文脈において、単一の高分子電解質を含む界面層の形成を意味する。
「複合コアセルベーション」は、高分子電解質の混合物を含む界面層の形成を意味する。
単純または複合コアセルベーションの現象は、光学顕微鏡で観察することができ、ここで、コア組成物の液滴の周りにリングが出現することによって示される。このリングは、先述の高分子電解質豊かな相からなり、周りの水相とは異なる屈折率を有する有する。
【0082】
単一の高分子電解質のコアセルベーションは、一般に高分子電解質をその等電点(高分子電解質の純電荷がゼロまたはゼロに近い点を意味する)に近づけることによって誘導される。これは、塩濃度を変えるか、または、タンパク質などの高分子電解質の場合は、媒体のpHを変えることで達成してもよい。
単純コアセルベーションは、コア組成物/水界面でのタンパク質の架橋によって誘導してもよいことが見出された。
【0083】
より具体的に言うと、まず単純な架橋タンパク質コアセルベートをコア組成物/水相界面に形成し、これに続きこの架橋タンパク質の複合コアセルベーションを第2の高分子電解質、つまり少なくとも1の多糖類で形成し、増強された不浸透性を有するシェルの形成をもたらすことが見出された。とりわけ、シェルは、低分子量材料、すなわち、フレグランス成分などの250g/molより低い分子量を有する材料に単する増強された不浸透性を示す。
【0084】
さらにまた、従来のコアセルベートコア-シェルマイクロカプセルと比較して、かかるプロセスによって得られたカプセルは、粉末製剤における増大した安定性を示す。
【0085】
その上、本出願人は、先述のプロセスを実施することによって、従来の複合コアセルベーションと比較して、マイクロカプセルのサイズをより良好に制御することが実行可能であることを見出した。とりわけ、75μm未満のサイズで、マイクロカプセルを得ることが実行可能となった。これは、先行技術において報告されているマイクロカプセルサイズよりもはるかに小さい。これは、75μm未満のサイズを有するマイクロカプセルは、より大きなマイクロカプセルよりも、リンスオフ用途の間に基質によりよく堆積することが知られており、はるかに有利である。
【0086】
本発明のこの側面のために特に好適なタンパク質は、ゼラチン、ホエイタンパク質、ピータンパク質、大豆タンパク質、カゼインおよびアルブミン、実例としてウシ血清アルブミンを包含する。
【0087】
好ましい態様において、少なくとも1のタンパク質は、ゼラチン、好ましくはタイプBゼラチンである。タイプBゼラチンは、コラーゲンのアルカリ処置から得ることができ、および弱酸性条件下で負に帯電した多糖類などのアニオン性高分子電解質と複合体を形成する能力に関して周知である。
【0088】
ゼラチンは大抵、所謂「ブルーム強度」によって特徴づけられる。本文脈において、ブルーム強度は、Official Procedures of the Gelatin Manufacturers Institute of America, Inc.、2019年改訂版、Chapter 2.1に従って、ゼラチンフィルムの剛性を指す。この手順に従って、ブルームで表されるブルーム強度は、制御された条件下で、すなわち、標準化されたジャー内で、60℃の脱イオン水中に6.67重量%のゼラチンを溶解し、10℃で17時間ゲルを形成させることによって調製したゼラチンゲルに、直径12.5mmの標準化プランジャーを4mmの深さに垂直に動かすために要する、gで表される重量に等しい。重量が大きいほど、試験ゲルの作製に使用したゼラチンのブルーム強度が高いことを意味する。
【0089】
好ましい態様において、タイプBゼラチンは、200~250ブルームのブルーム強度を有する。ブルーム強度が低すぎる場合、ゲルは機械的に弱い、これから得られたコアセルベートはコア組成物の周りにゼラチンに富む相の自立層を形成しないかもしれない。ブルーム強度が高すぎる場合、次いで、これから得られたコアセルベートおよびゼラチンは、脆すぎるかもしれない。
【0090】
タイプBゼラチンは、魚類ゼラチンは、健康の問題、社会的背景または宗教上の理由などに主に起因してなどから牛肉または豚肉ゼラチンよりも、消費者に受け入れられやすいため、魚類から得ることができる。
代替的に、タンパク質は野菜タンパク質、とりわけピータンパク質および/または大豆タンパク質であってもよく、これは、ビーガンである利点を有する。
【0091】
好ましい態様において、第1の架橋剤は、三官能性アルキル芳香族イソシアナートである。先に述べたように、およびいかなる理論にも縛られることなく、本出願人は、アルキル芳香族イソシアナート基は、反応性の高い芳香族イソシアナートおよび反応性の低い脂肪族イソシアナートと比較して、中間の反応性を有するという利点を有すると考えている。
【0092】
より好ましくは、三官能性アルキル芳香族イソシアナートは、2-エチルプロパン-1,2,3-トリオールまたは2-エチル-2-(ヒドロキシメチル)プロパン-1,3-ジオールと、1-イソシアナート-2-(イソシアナートメチル)ベンゼン、1-イソシアナート-3-(イソシアナートメチル)ベンゼンおよび/または1-イソシアナート-4-(イソシアナートメチル)-ベンゼンとの付加体である。
【0093】
具体的に好ましい態様において、三官能性芳香脂肪族イソシアナートは、2-エチルプロパン-1,2,3-トリオールと、1-イソシアナート-3-(イソシアナートメチル)ベンゼンとの付加体である。2-エチルプロパン-1,2,3-トリオールと1-イソシアナート-3-(イソシアナートメチル)ベンゼンとの付加体は、商標Takenate D110-N(ex Mitsui Chemicals)またはQuix 175(ex Covestro)で商業的に入手可能である。
【0094】
本発明のこの側面に関連して、少なくとも1の多糖類好ましくは、カルボン酸基を含む。カルボン酸基を含む多糖類は、タンパク質との、とりわけタイプBゼラチンとの複合コアセルベーションのために特に好適である。これは、pHを調整することによりこれらの多糖類の正味の電荷を調整し、両性タンパク質との錯体形成が促進されることに起因する。タンパク質が全体として正の電荷を持ち、一方で多糖類が全体として負の電荷であるpHにおいて錯体形成が生じ、複合体の全体的な電荷が中性となる。これらの多糖類は、自然界からのネイティブ多糖類および改変多糖類を包含する。これらの多糖類の一価のアルカリ金属塩も使用することができる。
【0095】
とりわけ、少なくとも1の糖類は、カルボキシメチルセルロース、アラビアゴム、アルギン酸、ペクチン、ヒアルロン酸、キサンタンゴム、ジェランガム、およびそれらの一価のアルカリ金属との塩からなる群から選択される。カルボキシメチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースおよびアラビアゴムが、特に好ましい。
【0096】
好ましい態様において、コア-シェルマイクロカプセルシェルの不浸透性および安定性を、第2の架橋剤での複合コアセルベートの架橋によって、さらに改善してもよい。とりわけ好ましい態様において、第2の架橋剤は、スクシンアルデヒド、グルタルアルデヒド、グリオキサール、ベンゼン-1,2-ジアルデヒド、ベンゼン-1,3-ジアルデヒド、ベンゼン-1,4-ジアルデヒド、ピペラジン-N,N-ジアルデヒド、および2,2’-ビピリジル-5,5’-ジアルデヒドからなる群から選択される二官能性アルデヒドである。二官能性アルデヒドは、タンパク質のための有効な架橋剤として知られている。
【0097】
本発明のこの側面に関して、第1の架橋剤、とりわけ三官能性芳香脂肪族イソシアナートの、少なくとも1のタンパク質、とりわけゼラチンに対する重量比は、0.08~1.2、好ましくは0.12~0.8、より好ましくは0.16~0.6、さらにより好ましくは0.2~0.4であるものとすることができる。第1の架橋剤のタンパク質に対するかかる重量比率で、とりわけ漏れに関して、マイクロカプセルの良好な安定性を達成することができ、同時に生分解性を確保することができる。
【0098】
多糖類のタンパク質に対する重量比は、典型的には多糖類の性質に依存する。いかなる理論にも縛られることなく、この重量比率は、該当する場合、とりわけカルボキシルまたはカルボキシラート基での、多糖類の置換度に依存すると考えられる。好ましくは、少なくとも1の多糖類および少なくとも1のタンパク質の間の重量比率は、0.05~0.5、好ましくは0.08~0.2である。
【0099】
本発明の好ましい態様において、複数のコア-シェルマイクロカプセルの体積中央値直径Dv(50)は、1~100μm、好ましくは5~75μm、より好ましくは8~60μm、さらにより好ましくは10~30μm。10~30μmの範囲の体積中央値直径を有するマイクロカプセルは、ファブリックおよび毛髪などの様々な基質上に、最適な堆積を示す。
【0100】
所望される場合、コア-シェルマイクロカプセルを機能的コーティングでコーティングしてもよい。機能的コーティングは、全面的にまたは部分的のみに、マイクロカプセルシェルをコーティングしてもよい。機能的コーティングは、帯電していても、または帯電していなくても、その主な目的は、マイクロカプセルの表面特性を変え、ファブリック、ヒト皮膚または毛髪などの処置表面上へのマイクロカプセルの堆積を促進するなどの、所望の効果を達成することである。機能的コーティングは、すでに形成されたコア-シェルマイクロカプセルに後からコーティングしてもよいし、またはシェル形成の間に、マイクロカプセルシェルに物理的に組み込んでもよい。それらは、シェルに、物理的な力、物理的な相互作用、たとえば水素結合、イオン相互作用、疎水性相互作用、電子移動相相互作用によって取り付けられてもよいし、またはそれらは、シェルに共有結合的に結合してもよい。
【0101】
本発明に従うカプセル化された組成物において、香料組成物の割合は、カプセル化された組成物の総重量に対して、10~50wt.-%、好ましくは20~47.5wt.-%、さらにより好ましくは30~45wt.-%であるものとすることができる。同時に、水溶性マトリックスの割合は、カプセル化された組成物の総重量に対して、30~90wt.-%、好ましくは35~80wt.-%、さらにより好ましくは40~70wt.-%であるものとすることができる。かかる条件下では、カプセル化効率、保存安定性および嗅覚性能の間の最適バランスである。
【0102】
水溶性マトリックスがヘミセルロースを含む場合、ヘミセルロースの割合は、カプセル化された組成物の総重量に対して、0.02~20wt.-%、好ましくは0.1~10wt.-%、さらにより好ましくは0.5~5wt.-%であるものとすることができる。
【0103】
香料組成物が少なくとも部分的にコア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化されている場合、コア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化されている香料組成物の割合は、カプセル化された組成物の総重量に対して、5~30wt.-%、好ましくは7~25wt.-%、さらにより好ましくは10~20wt.-%であるものとすることができる。
【0104】
本発明の好ましい態様において、カプセル化された組成物は、粒子状形態である。本発明のさらなる側面は、よって、かかる粒子状形態であるカプセル化された組成物を含む粉末製剤に言及する。
【0105】
かかる粉末製剤は、固形担体を、追加的に含むことができる。固形担体は、尿素、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、ゼオライト、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、粘土、タルク、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、石膏、硫酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、糖類、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、クエン酸またはあらゆる水溶性固体酸、脂肪族アルコール、脂肪酸およびそれらの混合物からなる群から選択することができる。
【0106】
担体材料中にかかる粉末を希釈することは、粉末中の香料成分の濃度が高まるにつれて爆発の危険性が高まることが知られていることからすると、粉塵爆発規制に準拠した製剤を提供することを可能とする。
【0107】
固形担体が使用されるとき、カプセル化された組成物の割合は、粉末製剤の総重量に対して、0.1~50wt.-%、好ましくは1~30wt.-%、さらにより好ましくは3~15wt.-%であるものとすることができる。固形担体の割合は、粉末製剤の総重量に対して、10~99.9wt.-%、好ましくは30~97wt.-%、さらにより好ましくは50~95wt.-%であるものとすることができる。かかる条件下では、粉末は、爆発等級および最小点火エネルギー値の観点で臨界爆発値未満に維持され得る。
【0108】
固形担体の代替手段としてまたはこれに加えて、本発明に従う粉末製剤は、流動剤もまた含むことができる。流動剤は、二酸化ケイ素、ナトリウム塩、カルシウム塩およびゼオライトからなる群から選択される。流動剤は、粉末の凝集および詰まりの危険性を制限し、および、1の器から別の器へのカプセル化された組成物の移動を簡単にする。
【0109】
本発明のさらなる側面は、カプセル化された組成物を、とりわけ本明細書で上記のとおりの組成物を調製するためのプロセスに関する。プロセスは、以下のステップを含む:
a) 水中のマトリックス材料の溶液中における香料組成物のエマルションまたは懸濁物を調製すること;
b) 香料組成物が水溶性マトリックスに閉じ込められている、カプセル化された組成物を得るために、エマルションまたは懸濁物を、乾燥に(とりわけ、噴霧乾燥かまたは吸収体上への吸着に)供すること。
【0110】
香料組成物は、少なくとも1の、好ましくは少なくとも2の、より好ましくは少なくとも4の、さらにより好ましくは少なくとも8の、よりさらにより好ましくは少なくとも16の生分解性成分(単数または複数)を含み、好ましくはこれからなり、ここで、生分解性成分(単数または複数)は、香料組成物の総重量に対して、少なくとも75wt.-%、好ましくは少なくとも80wt.-%、より好ましくは少なくとも85wt.-%、さらにより好ましくは少なくとも90wt.-%、よりさらにより好ましくは少なくとも95wt.-%の合計濃度で存在する。
【0111】
本発明のさらなる側面は、本明細書で上記のとおりのプロセスによって得ることができるカプセル化された組成物に関する。
本発明はまた、本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物または粉末製剤を含む消費者向製品、好ましくはファブリックケア製品、ホームケア製品またはパーソナルケア製品にも関する。
【0112】
生分解は、先述のカテゴリーの消費者向製品のために、特に重要であり、これは、それらの意図した使用の間および後に、これらの製品の構成要素が、家庭排水を介して環境に入るからである。生分解は、廃水処理施設、環境水および土壌における除去の主なプロセスである。
【0113】
本発明のカプセル化された組成物は、無水であるかまたは水分活性が0.25より低い、好ましくは0.1より低い、消費者向製品に香りづけをすることに使用され得る。これらの製品は、洗濯ケア粉末洗剤、およびタブレットなどの固形一回分洗剤、洗濯ケアコンディショナーシート、ファブリックリフレッシャー、香りブースター、石鹸などのパーソナルケアクレンジング組成物、無水消臭剤組成物や制汗剤組成物などのパーソナルケアコンディショニング組成物、粉末状硬質表面クリーナーなどのホームケア組成物、および、食器洗い用タブレットなどのヘビーデューティー洗剤を包含する。
【0114】
消費者向製品は、本明細書で上記のとおりの組成物を、好ましくは消費者向製品の、0.005~5wt.-%、より好ましくは0.01~1wt.-%、およびさらにより好ましくは0.02~0.5wt.-%のレベルで、含有することができる。
【0115】
本発明の具体的な側面は、本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物または粉末製剤、および固形ビヒクルを含む、固形香りブースター組成物に関する。
【0116】
固形香りブースターは、洗濯物に増大した香りを提供するために、洗濯用途において使用される。それらは、通常、洗濯サイクル中に、一般的な液体もしくは固形洗剤または柔軟剤に加えて適用される。本発明に従う固形香りブースター組成物は、それらの環境への影響の低減に起因して、とくに消費者訴求力に関してとりわけ魅力的である。本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物または粉末製剤は、それが、乾燥した形態でありおよび極めて低い水分含有量である、任意には、これが要求される場合、さらにはコア-シェルマイクロカプセル中にカプセル化された、香料組成物の提供を可能とするため、固形香りブースターの製造に極めて好適であることが証明されている。
【0117】
固形香りブースター組成物は、複数のパスティル剤という形態であるものとすることができる。パスティル剤の各々は、0.01g~15.0g、好ましくは0.01g~5.0g、より好ましくは0.015g~2.0gの質量を有することができる。さらにまた、パスティル剤の各々は、50mmより小さい、好ましくは20mmより小さい、より好ましくは8mmより小さい最大寸法を有することができる。さらにまた、パスティル剤の各々は、球形、半球形、圧縮半球形、レンズ豆形状および長方形からなる群から選択される形状を有することができる。
【0118】
固形香りブースター組成物は、カプセル化されていない香料組成物を追加的に含むことができる。カプセル化されていない香料組成物は、少なくとも1の、好ましくは少なくとも2の、より好ましくは少なくとも4の、さらにより好ましくは少なくとも8の、さらによりさらに好ましくは少なくとも16の生分解性成分(単数または複数)を含むことができ、好ましくはこれからなる。生分解性成分(単数または複数)は、香料組成物の総重量に対して、少なくとも75wt.-%、好ましくは少なくとも80wt.-%、より好ましくは少なくとも85wt.-%、さらにより好ましくは少なくとも90wt.-%、よりさらにより好ましくは少なくとも95wt.-%の合計濃度で存在することができる。生分解性成分(単数または複数)は、本明細書で上で特定された群から選択することができる。カプセル化されていない香料組成物は、本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物または粉末製剤において使用される香料組成物と、同一であることも、異なることもできる。
【0119】
追加的にまたは代替的に、固形香りブースター組成物は、本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物または粉末製剤の一部を形成するものではない、コアおよびコアを囲むシェルを含むコア-シェルマイクロカプセルを含むことができる。とはいえ、コア-シェルマイクロカプセルは、好ましくは本明細書で上記の類いのものである。
【0120】
固形香りブースター組成物は、結晶化添加剤、好ましくはポリオール、デンプン誘導体および有機酸からなる群から選択されるものを、追加的に含むことができる。とりわけ、結晶化添加剤は、クエン酸、酒石酸、ソルビトール、スクラロース、ショ糖、マルチトールおよびフルクトースからなる群から選択される。好ましい結晶化添加剤は、クエン酸である。クエン酸は、固形ビヒクルの結晶化の速度論に、およびひいては香りブースター組成物の固化に影響を与えることができる、コスト効率が高いバイオベースのかつ生物分解性の化合物である。
【0121】
さらにまた、固形香りブースター組成物は、染料を、とくにCarotenoids (E160)、Xanthins (E161)、Saffron (E164)、Chlorophylls (E140)、Chlorophyllsおよび/またはChlorophyllinsの銅錯体(E141)、Anthocyanins (E163)、Carmine (E120)、Curcumin (E100)およびそれらの誘導体から選択されるものを、または、視覚的修飾剤を、とくにマイカパウダーもしくは二酸化チタンのような無機および有機顔料を、追加的に含むことができる。
【0122】
別の好ましい態様において、固形香りブースター組成物は、フィラーを、とりわけ、シリカ、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、可溶性デンプン、α化デンプン、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、ベントナイト、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリドン、グアーガム、デンプングリコール酸ナトリウム、アルギン酸、アルギン酸塩、イオン交換樹脂、加工トウモロコシデンプン、ドデシル硫酸ナトリウム、およびそれらの組み合わせからなる群から選択されるフィラーを、追加的に含む。
【0123】
好ましくは、本明細書で上記のとおりの固形香りブースター組成物において、固形ビヒクルは、40℃~160℃、より好ましくは60℃~140℃、さらにより好ましくは80℃~120℃の融解温度を有し、ここで、固形ビヒクルは、好ましくはその融解温度未満で結晶化する。その融解温度に関係なく、固形ビヒクルは、ポリオールまたはポリエーテル、好ましくは糖アルコールまたはポリエチレングリコール、とりわけ、エリスリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、マンニトール、ガラクチトール、フシトール、イジトールおよびイノシトールからなる群から選択される糖アルコール、さらにより好ましくはキシリトール、を含むことができ、好ましくは、これからなる。ポリエチレングリコールは、2’000~12’000g/mol、好ましくは5’000~10’000g/molの分子量を有することができる。
【0124】
固形ビヒクルの割合は、固形香りブースター組成物の総重量に対して、50wt.-%~95wt.-%、好ましくは60wt.-%~90wt.-%、さらにより好ましくは70wt.-%~85wt.-%であるものとすることができる。
結晶化添加剤が使用される場合、その割合は、固形香りブースター組成物の総重量に対して、0.1wt.-%~5.0wt.-%、好ましくは0.2wt.-%~4.0wt.-%、さらにより好ましくは0.5wt.-%~3.0wt.-%であるものとすることができる。
【0125】
本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物または粉末製剤の割合は、固形香りブースター組成物の総重量に対して、1wt.-%~40wt.-%、好ましくは5wt.-%~30wt.-%、さらにより好ましくは10wt.-%~20wt.-%であるものとすることができる。
カプセル化されていない香料組成物が使用される場合、その割合は、固形香りブースター組成物の総重量に対して、1wt.-%~40wt.-%、好ましくは5wt.-%~30wt.-%、さらにより好ましくは10wt.-%~20wt.-%であるものとすることができる。
【0126】
本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物または粉末製剤の一部を形成するものではない、マイクロカプセルが使用される場合、その割合は、固形香りブースター組成物の総重量に対して、1.0wt.-%~30wt.-%、好ましくは2.0wt.-%~20wt.-%、さらにより好ましくは5.0wt.-%~15wt.-%であるものとすることができる。
【0127】
染料または視覚的修飾剤が使用される場合、その割合は、固形香りブースター組成物の総重量に対して、0.1wt.-%~5.0wt.-%、好ましくは0.2wt.-%~4.0wt.-%、さらにより好ましくは0.5wt.-%~2.0wt.-%であるものとすることができる。
フィラーが使用される場合、その割合は、固形香りブースター組成物の総重量に対して、1wt.-%~40wt.-%、好ましくは5wt.-%~30wt.-%、さらにより好ましくは10wt.-%~20wt.-%であるものとすることができる。
【0128】
本発明のさらなる側面は、消費者向製品を得るための本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物の使用に関する。
本開示は、消費者向製品における香料組成物の性能を高めるための本明細書で上記のとおりのカプセル化された組成物の使用、または本発明に従うカプセル化された組成物を添加することによる消費者向製品における香料組成物の性能を高めるための方法にも夫々関する。
【0129】
以下は、OECD Method 301Fを実施するための好ましい手法である。
原理:
有機炭素の名目上の唯一の供給源として、既知濃度の試験物質を含む計量された植菌済み無機媒体を、一定温度で密閉フラスコ内で撹拌する。蒸発した二酸化炭素は水酸化ナトリウムペレットに吸収される。酸素の消費量は、レスピロメーターフラスコ内の圧力損失を測定することによって決定する。生物学的酸素要求量(BOD)、すなわち試験化学物質の生分解中に微生物集団が取り込んだ酸素の量(並行して実行したブランク接種による取り込みを補正)は、ThOD(理論酸素要求量、炭素は二酸化炭素に、水素は水に、窒素はアンモニウムに、亜硝酸または硝酸に酸化されると仮定して元素組成から計算)に対する割合として表される。
【0130】
装置:
使用したレスピロメーターは、Oxitop Control System、Wissenschaftlich-Technische Werkstaetten (WTW)、Weilheim、Germany製である。
水:
使用した水は、Millipore Direct-Q 3 UV精製システムを使用して製造した全有機炭素量5ppb未満の超純水である。
【0131】
ミネラル構成要素のストック溶液:
溶液A:
KHPO 8.5g
HPO 21.75g
NaHPO・2HO 33.4g
NHCl 0.5g
水に溶かし、1リットルにした。
溶液B:
CaCl 27.5g
水に溶かし、1リットルにした。
溶液C:
MgSO・7HO 22.5g
水に溶かし、1リットルにした。
溶液D:
FeCl・6HO 0.25g
HCl Conc. 1滴
水に溶かし、1リットルにした。
【0132】
無機媒体:
無機媒体を、50mlの溶液Aおよび2リットル脱イオン水を混合すること、5mlの溶液B、CおよびDの各々を添加すること、および脱イオン水で5リットルにすることによって、調製する。pHを測定し、および必要ならばリン酸または水酸化カリウムで7.4±0.2に調整する。
【0133】
接種:
主に生活排水を処理する生物学的廃水処理施設(Bois-de-Bay、Satigny、Switzerland)からの新鮮な活性汚泥を使用する。
汚泥を朝回収し、(1000gで10分間遠心分離し、上清を捨てて無機媒体に再懸濁することによって)無機媒体において3回洗浄し、同日に使用するまで好気状態で保存する。
【0134】
懸濁した固体の乾燥重量の決定:
懸濁した固体の乾燥重量は、ホモジナイズした汚泥の2つの50ml試料を取り、スチームバスで水分を蒸発させ、105~110℃のオーブンで2時間乾燥し、残渣の重量を測定することにより決定する。
参照物質:
安息香酸ナトリウム(Fluka、Buchs、Switzerland、Art. No. 71300)、純度:最小99.0%。
【0135】
フラスコの調製:
試験物質試料(255mlの試験媒体中30.0mg/lに相当))を、小さなアルミニウムボートに秤量し、Oxitopの試験フラスコへ直接添加する。参照物質試料12.75mg(255mlの試験媒体中50.0mg/lに相当)を、小さなアルミボートに秤量し、Oxitopの試験フラスコへ直接添加する。
【0136】
フラスコを250mlの無機媒体で満たす。試験または参照物質の試料を添加する。次いで1.53g/l乾燥物の濃度に希釈した5.00mlの懸濁した汚泥を添加する。試験物質が酸性またはアルカリ性特徴を有する場合を除き、ガラス電極を試験媒体に浸すことにより、試験液中から浮遊する未溶解の被験物質を除去することがないように、各フラスコのpHは測定せず、無機媒体と同じであると想定する。中性の試験物質、ナトリウムベンゾアートでさえ、媒体のpHに0.1pHユニットより大きな影響を与えないことが示された。瓶の上のキセルに2つの水酸化ナトリウムのペレットに置き、およびフラスコを測定ヘッドでしっかりと閉める。フラスコを、試験温度に平衡化させる。測定はOxitop試験フラスコの測定ユニットをプログラミングすることによって開始し、および試験フラスコを、Oxitopシステムの温度を制御した戸棚に置く。温度平衡後、器械のコントローラーがデータ取得を開始する(実験のゼロ時間目)。
【0137】
試験温度:
試験温度は、21.5±0.5℃である。
試験の実施:
毎日、各フラスコの酸素消費を記録し、および正しい温度および撹拌を確認する。試験期間終了時(通常28日)、各フラスコのpHを再度測定する。
【0138】
各データポイントの生分解を、以下のとおり算出する:
D=(C-B)/ThOD・100%
D: 試料の生分解
C: 試料および汚泥のO取り込み
B: 汚泥のO取り込み(接種ブランク)
ThOD: 理論酸素要求量
【0139】
「易生分解性」のための合格レベルは、理論酸素要求量(ThOD)の60%に達することである。この合格値は、28日間の試験期間中、10日間の枠で到達しなければならない10日間の枠は、理論酸素要求量(ThOD)の10%に達した時点から始まり、試験の28日目までに終了しなければならない。
「本質的生分解性」のための合格レベルもまた、理論酸素要求量(ThOD)の60%に達することである。しかしながら、この合格値は、28日間の試験期間の後に到達することができ、通常は60日間まで延長される。10日間の枠は適用されない。
【実施例
【0140】
本発明のさらなる特色および具体的な利点は、以下の例から明らかとなる。
例1:生分解性成分からなる香料組成物
生分解性成分からなる香料組成物を、表1に与えられる処方に従って、かかる成分を混合することによって調製することができる。
【0141】
表1
【表1】
【0142】
例2:香料組成物の分解テスト
表1に従う香料組成物は、本明細書で上記のとおりの生分解テストに供することができる。これらの香料組成物において使用されたすべての成分は、生分解性成分であることから、香料組成物は生分解の観点から特に有益であることが理解されるであろう。
【0143】
例3:カプセル化された組成物の調製
本発明に従うカプセル化された組成物は、以下のとおり調製することができる:
水道水(50.0g)を、ステンレス鋼ビーカーに量り入れる。オクテニルコハク酸デンプンナトリウムE1450(20.0g)、デンプン加工物Hi-Cap 100(3.0g)およびマルトデキストリンGlucidex IT-19(6.0g)を、その後同じビーカーに量り入れる。その結果得られる混合物を、まずステンレス鋼の棒を用いて手動で攪拌し、および次いでIKA T25 Ultra-Turrax Homogenizerを用いて13,500rpmで均質化させることで均質な溶液を得る。その結果得られるこの混合物へ、香油(表1;20.0g)を添加する。次いで、同じホモジナイザーを使用して、22,000~24,000rpmにて20~30分間高せん断混合を実施することで、エマルションを生産する。液滴サイズは、0.5μmと2μmとの間になるように動的光散乱によってコントロールされる。
【0144】
エマルションを、LabPlant SD-06 Spray Dryerを使用した噴霧乾燥に供する。噴霧乾燥プロセスパラメータは、以下のとおりである:
- 入口温度:190℃
- 出口温度:90℃
- 蠕動ポンプスピード:485mL/h
- 空気流量:3.7m/s
その結果得られる噴霧乾燥された粉末を、密閉混合容器内で二酸化ケイ素Aerosil 200(1.0g)と混合する。
【0145】
例4:カプセル化された組成物の調製
本発明に従うカプセル化された組成物の別例は、以下のとおり調製することができる:
水道水(55.0g)を、ステンレス鋼ビーカーに量り入れる。オクテニルコハク酸デンプンナトリウムE1450(18.7g)、デンプン加工物Hi-Cap 100(2.2g)、マルトデキストリンGlucidex IT-19(5.3g)およびタマリンドカーネルパウダー(0.5g)を、その後同じビーカーに量り入れる。その結果得られる混合物を、まずステンレス鋼の棒を用いて手動で攪拌し、および次いでIKA T25 Ultra-Turrax Homogenizerを用いて13,500rpmで均質化させることで均質な溶液を得る。その結果得られるこの混合物へ、香油(表1;17.8g)を添加する。次いで、同じホモジナイザーを使用して、22,000~24,000rpmにて20~30分間高せん断混合を実施することで、エマルションを生産する。液滴サイズは、0.5μmと2μmとの間になるように動的光散乱によってコントロールされる。
【0146】
エマルションを、LabPlant SD-06 Spray Dryerを使用した噴霧乾燥に供する。噴霧乾燥プロセスパラメータは、以下のとおりである:
- 入口温度:190℃
- 出口温度:90℃
- 蠕動ポンプスピード:485mL/h
- 空気流量:3.7m/s
その結果得られる噴霧乾燥された粉末を、密閉混合容器内で二酸化ケイ素Aerosil 200(0.5g)と混合する。
【0147】
例5:カプセル化された組成物の調製
本発明に従うカプセル化された組成物のさらに別の例は、以下のとおり調製することができる:
水道水(45.0g)を、ステンレス鋼ビーカーに量り入れる。オクテニルコハク酸デンプンナトリウムE1450(21.9g)、マンニトール60(5.5g)およびタマリンドカーネルパウダー(0.5g)を、その後同じビーカーに量り入れる。その結果得られる混合物を、まずステンレス鋼の棒を用いて手動で攪拌し、および次いでIKA T25 Ultra-Turrax Homogenizerを用いて13,500rpmで均質化させることで均質な溶液を得る。その結果得られる混合物へ、香油(表1;27.3g)を添加する。次いで、同じホモジナイザーを使用して、22,000~24,000rpmにて20~30分間高せん断混合を実施することで、エマルションを生産する。液滴サイズは、0.5μmと2μmとの間になるように動的光散乱によってコントロールされる。
【0148】
エマルションを、LabPlant SD-06 Spray Dryerを使用した噴霧乾燥に供する。噴霧乾燥プロセスパラメータは、以下のとおりである:
- 入口温度:190℃
- 出口温度:90℃
- 蠕動ポンプスピード:485mL/h
- 空気流量:3.7m/s
その結果得られる噴霧乾燥された粉末を、密閉混合容器内で二酸化ケイ素Aerosil 200(0.5g)と混合する。
【0149】
例6:カプセル化された組成物の調製
本発明に従うカプセル化された組成物のさらなる例は、以下のとおり調製することができる:
水道水(55.0g)を、ステンレス鋼ビーカーに量り入れる。オクテニルコハク酸デンプンナトリウムE1450(12.3g)、およびマンニトール60(3.1g)を、その後同じビーカーに量り入れる。その結果得られる混合物を、まずステンレス鋼の棒を用いて手動で攪拌し、および次いでIKA T25 Ultra-Turrax Homogenizerを用いて13,500rpmで均質化させることで均質な溶液を得る。その結果得られるこの混合物へ、香油(表1;15.3g)を添加する。次いで、同じホモジナイザーを使用して、22,000~24,000rpmにて20~30分間高せん断混合を実施することで、エマルションを生産する。液滴サイズは、0.5μmと2μmとの間になるように動的光散乱によってコントロールされる。
【0150】
エマルションへ、コア-シェルマイクロカプセル(例7~12;14.0g;5.1gのカプセル化されたフレグランスを含有する)のスラリーを添加し、および300rpmにて10分間振盪する。
その結果得られる混合物を、LabPlant SD-06 Spray Dryerを使用した噴霧乾燥に供する。噴霧乾燥プロセスパラメータは、以下のとおりである:
- 入口温度:180℃
- 出口温度:80℃
- 蠕動ポンプスピード:485mL/h
- 空気流量:3.7m/s
その結果得られる噴霧乾燥された粉末を、密閉混合容器内で二酸化ケイ素Aerosil 200(0.3g)および硫酸ナトリウム(90g)と混合する。
【0151】
例7:メラミン-ホルムアルデヒドマイクロカプセルの調製
本発明における使用のためのメラミン-ホルムアルデヒドコア-シェルマイクロカプセルは、本明細書で上記のとおりの香料組成物(表1)で以下の手順を実施することによって調製することができる:
- WO 2008/098387 A1の例1.3
- WO 2016/207180 A1の例1
- WO 2017/001672 A1の例1
【0152】
例8:ポリ尿素マイクロカプセルの調製
本発明における使用のためのポリ尿素コア-シェルマイクロカプセルは、本明細書で上記のとおりの香料組成物(表1)で以下の手順を実施することによって調製することができる:
- WO 2019/174978 A1の例1
【0153】
例9:セルロースマイクロカプセルの調製
本発明における使用のためのコア-シェルマイクロカプセルは、以下のステップを実施することによって調製することができる:
a) 0.66gの双脚型アミノシラン(ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)アミン)、0.48gのTakenate D-110N(ex Mitsui)および38.5gの本明細書で上記のとおりの香料(表1)を混合することによって調製すること;
b) ステップa)において得られたコア組成物を、300ml反応器および800rpmの撹拌スピードで、25+/-2℃の温度において10分間、ピッチドビームを有するクロスビーム撹拌機を使用して、1.35g高メトキシル化グレードペクチン(type APA 104, ex Roeper)の66.2gの水中の混合物に乳化させること;
c) エマルションの連続相のpHを、水中の10%水酸化ナトリウム溶液で6.5+/-0.5に調整し、およびステップb)における撹拌を維持しながら、システムを25+/-2℃の温度に、1時間維持すること;
d) 2.5時間かけて、温度を85℃まで徐々に上げ、およびステップb)およびc)における撹拌を維持しながら温度を85℃に1時間維持し、コア-シェルカプセルの形成を完了すること;
e) 1.8gの2-ヒドロキシエチルセルロースを添加し、30分間85℃で撹拌を継続すること;
f) 水中に30%に希釈したクエン酸の溶液0.8g添加し、1時間85℃で撹拌を継続すること;
g) ステップf)において得られたコア-シェルカプセルのスラリーを室温に冷却すること。
【0154】
例10:ゼラチンコアセルベートマイクロカプセルの調製
本発明における使用のためのゼラチンコアセルベートコア-シェルマイクロカプセルは、本明細書で上記のとおりの香料組成物(表1)で以下の手順を実施することによって調製され得る:
- WO 1996/020612 A1の例1
- WO 2001/03825 A1の例2
- WO 2015/150370 A1の例1~3の1つ
【0155】
例11:ゼラチンコアセルベートマイクロカプセルの調製
本発明における使用のためのコア-シェルマイクロカプセルは、以下のステップを実施することによって調製することができる:
a) 70gの三官能性芳香脂肪族イソシアナート(Takenate N100-D, ex Mitsui Inc.、75wt.-%活性含量)を、165gの本明細書で上記のとおりの香料(表1)に溶解することによりコア組成物を提供すること;
b) 17gのタイプBゼラチンおよび150gの脱イオン水を混合することにより水相を提供すること;
c) 水相を撹拌下で35℃まで加熱し、ゼラチンを溶解させること;
d) ステップc)において得られた水相にコア組成物を1000rpmの撹拌速度で乳化し、水に分散した50μmの体積平均直径Dv(50)を有するコア組成物液滴のエマルションを得ること;
e) ステップd)において得られたエマルションを90℃の温度まで加熱し、およびエマルションをこの温度にて10分間維持すること;
f) ステップe)において得られたスラリーを31℃の温度まで冷却させ、コア-水-界面において架橋ゼラチンの単純コアセルベーションを起こし、それによってコア-シェルマイクロカプセルのスラリーを形成すること;
g) 80gの2wt.-%カルボキシメチルセルロース水性溶液を脱イオン水に添加し、および次いで1000rpmの撹拌速度を維持しながら534gの脱イオン水をステップf)において形成されたスラリーに添加すること;
h) 水中のクエン酸10wt.-%溶液でスラリーのpHを5.3の値に調整すること;攪拌スピードを600rpmに下げながら、ステップf)において得られたマイクロカプセルの表面において架橋ゼラチン/多糖類コアセルベートを形成すること;
i) ステップh)において得られたスラリーを、10~15℃の温度まで1時間かけて冷却すること;
j) スラリーを撹拌下で15℃に1分間維持しながら26gのグルタルアルデヒドを添加すること。スラリーを1時間の間に室温まで温めさせ、マイクロカプセルのスラリーを得ること;
k) 脱イオン水で1000gに完成させる。
【0156】
例12:ポリアクリラートをベースとしたマイクロカプセルの調製
ポリアクリラートをベースとした本発明における使用のためのコア-シェルマイクロカプセルは、本明細書で上記のとおりの香料組成物(表1)で以下の手順を実施することによって調製することができる:
- WO 2013/111912 A1の例1
- WO 2014/032920 A1の例1
【0157】
例13:固形香りブースター組成物の調製
以下のステップを実施することによって固形香りブースター組成物を調製することができる:
a) 150mlビーカー内で、キシリトール粉末(77g)を水中のクエン酸溶液(水中55%;3g)と組み合わせる;
b) その結果得られる混合物の温度を120℃まで上げ、および、混合物が完全に溶融するまで維持する;
c) 高温溶融物を5分の間50RPMで攪拌する。温度を次いで95℃まで下げる;
d) コア-シェルマイクロカプセル(例7~12;9g;3.6gのカプセル化されたフレグランスを含有する)のスラリーを添加し、および、カプセルが均一に分散するまで攪拌を維持する;
e) 混合を500RPMまで上げ、および、例3~5のいずれか1つに従うカプセル化された香料組成物(11g)を高温溶融物中に分散させる;
f) 混合物をポンプで送り、および、シリコーン基質上へ半球状の液滴として分配する;
g) 半球状の液滴を室温で結晶化させる;
h) カプセル化されたフレグランスおよび遊離油の両方を含有する固形香りブースターパスティル剤を得る。
【0158】
例14:固形香りブースター組成物の調製
以下のステップを実施することによって固形香りブースター組成物を調製することができる:
a) 150mlビーカー内で、キシリトール粉末(81g)を水中のクエン酸溶液(水中55%;3g)と組み合わせる;
b) その結果得られる混合物の温度を120℃まで上げ、および、混合物が完全に溶融するまで維持する;
c) 高温溶融物を5分の間50RPMで攪拌する。温度を次いで95℃まで下げる;
d) 混合を500RPMまで上げ、および、例6に従うカプセル化された香料組成物(16g)を高温溶融物中に分散させる;
e) 混合物をポンプで送り、および、シリコーン基質上へ半球状の液滴として分配する;
f) 半球状の液滴を室温で結晶化させる;
g) カプセル化されたフレグランスおよび遊離油の両方を含有する固形香りブースターパスティル剤を得る。
【0159】
例15:固形香りブースター組成物の調製
以下のステップを実施することによって固形香りブースター組成物を調製することができる:
a) 150mlビーカー内で、キシリトール粉末(79g)を水中のクエン酸溶液(水中55%;3g)と組み合わせる;
b) その結果得られる混合物の温度を120℃まで上げ、および、混合物が完全に溶融するまで維持する;
c) 高温溶融物を5分の間50RPMで攪拌する。温度を次いで95℃まで下げる;
d) 噴霧乾燥されたコア-シェルマイクロカプセル(例7~12;7g;3.5gのカプセル化されたフレグランスを含有する)のスラリーを添加し、および、カプセルが均一に分散するまで攪拌を維持する;
e) 混合を500RPMまで上げ、および、例3~5のいずれか1つに従うカプセル化された香料組成物(11g)を高温溶融物中に分散させる;
f) 混合物をポンプで送り、および、シリコーン基質上へ半球状の液滴として分配する;
g) 半球状の液滴を室温で結晶化させる;
h) カプセル化されたフレグランスおよび遊離油の両方を含有する固形香りブースターパスティル剤を得る。
【国際調査報告】