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特表2023-553439外科用インプラントのためのハイブリッド電力供給
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-21
(54)【発明の名称】外科用インプラントのためのハイブリッド電力供給
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/16 20060101AFI20231214BHJP
【FI】
A61F2/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535492
(86)(22)【出願日】2021-12-21
(85)【翻訳文提出日】2023-06-09
(86)【国際出願番号】 IB2021062121
(87)【国際公開番号】W WO2022137129
(87)【国際公開日】2022-06-30
(31)【優先権主張番号】63/129,026
(32)【優先日】2020-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】319008904
【氏名又は名称】アルコン インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100227835
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 剛孝
(72)【発明者】
【氏名】オースティン グザビエ ロデヒーバー
(72)【発明者】
【氏名】トッド テイバー
(72)【発明者】
【氏名】ロデリック バン デン バーグ
(72)【発明者】
【氏名】マーシャル キース プルークス
(72)【発明者】
【氏名】グラント コートホーン
(72)【発明者】
【氏名】クリス ヘミングウェイ
(72)【発明者】
【氏名】マーティン オレル
(72)【発明者】
【氏名】キャサリン ウィマン
(72)【発明者】
【氏名】トレバー ペンハラリック
【テーマコード(参考)】
4C097
【Fターム(参考)】
4C097AA25
4C097BB01
4C097BB04
4C097MM09
4C097SA10
(57)【要約】
作動液流又は圧力を使用して眼にインプラントを送達するためのハイブリッド電力システム。インプラントは、中空前進プランジャを通して、無菌容器内に貯蔵された作動液を使用して格納され、前進され、且つ眼に送達され得る。プランジャは、第1の段階でインプラントを密封位置まで剛体的に前進させ得、及びその後、インプラントは、第2の段階で流体圧又は流体流によって眼内まで前進され得る。電力システムは、第1の電力密度を有する第1のセルと、第2の電力密度を有する第2のセルとを提供し得、第2の電力密度は、第1の電力密度よりも大きい。コントローラは、第1の送達段階中に第1のセルを、且つ第2の送達段階中に第2のセルを使用し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インプラント送達デバイスを動作させるための装置であって、
前記インプラント送達デバイスに結合されるように構成されたモータと、
第1のエネルギー密度と第1の電力密度とを有する一次セルと、
第2のエネルギー密度と第2の電力密度とを有する二次セルと、
前記モータと、前記一次セルと、前記二次セルとに結合されたコントローラであって、
第1の送達範囲では前記一次セルを前記モータに結合することと、
第2の送達範囲では前記二次セルを前記モータに結合することと
を選択的に行うように構成されたコントローラと
を含む装置。
【請求項2】
前記第2の電力密度は、前記第1の電力密度よりも大きい、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1のエネルギー密度は、前記第2のエネルギー密度よりも大きい、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1の送達範囲は、前記第2の送達範囲よりも大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記一次セル及び前記二次セルの少なくとも一方は、電池である、請求項1~4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記二次セルは、キャパシタである、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記二次セルは、スーパーキャパシタである、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記コントローラは、充電期間にわたって前記一次セルを前記二次セルに選択的に結合するように更に構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
前記一次セル及び前記二次セルの少なくとも一方を充電するように構成された熱電発電器を更に含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記モータを前記インプラント送達デバイスに結合するための、前記モータに結合された駆動シャフトを更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
眼にレンズを埋め込むための装置であって、
送達ルーメンを有するノズルと、
前記ノズルに結合されたインプラント区画と、
アクチュエータと、
前記アクチュエータに結合されるように構成されたモータと、
一次セルと、
二次セルと、
前記モータと、前記一次セルと、前記二次セルとに結合されたコントローラであって、
前記レンズを第1の位置から第2の位置に駆動するように前記アクチュエータを動作させるために、前記一次セルを前記モータに結合することと、
前記レンズを第3の位置に駆動するように前記アクチュエータを動作させるために、前記二次セルを前記モータに結合することと
を選択的に行うように構成されたコントローラと
を含む装置。
【請求項12】
前記一次セルは、第1のエネルギー密度と第1の電力密度とを有し、
前記二次セルは、第2のエネルギー密度と第2の電力密度とを有し、
前記第1のエネルギー密度は、前記第2のエネルギー密度よりも大きく、及び
前記第2の電力密度は、前記第1の電力密度よりも大きい、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記一次セルは、電池である、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記二次セルは、キャパシタである、請求項12又は13に記載の装置。
【請求項15】
前記コントローラは、充電期間にわたって前記一次セルを前記二次セルに選択的に結合するように更に構成される、請求項12~14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
前記アクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されたプッシュロッドとを含み、
前記プッシュロッドは、前記レンズに係合するように構成され、及び
前記モータは、前記プッシュロッドに結合されるように構成される、請求項11~15のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
送達システムからインプラントを排出する方法であって、
前記インプラントをインプラント区画に提供すること、
剛性プランジャを用いて前記インプラントを前記インプラント区画から送達ルーメンまで前進させるために、第1の送達力を加えること、
前記送達ルーメンを通して前記インプラントを前進させるために、第2の送達力を加えること
を含み、前記第2の送達力は、前記第1の送達力よりも大きい、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、その発明者らがAustin Xavier Rodeheaver、Todd Taber、Roderick Van Der Bergh、Marshall Keith Proulx、Grant Corthorn、Chris Hemmingway及びMartin Orrellである、2020年12月22日に出願された「HYBRID POWER DELIVERY FOR SURGICAL IMPLANTS」という名称の米国仮特許出願第63/129,026号明細書の優先権の利益を主張するものであり、あたかも本明細書に十分に且つ完全に記載されているかのようにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
添付の特許請求の範囲に記載される本発明は、概して、眼科手術に関する。より詳細には、限定されないが、特許請求される主題は、眼にインプラントを挿入するためのシステム、装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
人間の眼は、軽度の劣化から視力の完全な喪失までを引き起こす多くの疾患に罹患する可能性がある。コンタクトレンズ及び眼鏡は、一部の疾患を補うことができるが、他の場合には眼科手術が必要になり得る。いくつかの例では、インプラントが有益であるか又は望ましい場合がある。例えば、眼内レンズは、視力を改善するために、眼内の濁った天然水晶体に取って代わることができる。
【0004】
眼内レンズ及び他のインプラントの利点は、既知であるが、送達システム、構成要素及びプロセスの改善は、結果を改善し、患者に利益をもたらすために継続されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
眼科手術のための新規且つ有用なシステム、装置及び方法が添付の特許請求の範囲に記載される。特許請求される主題を当業者が作製及び使用することを可能にするために、例示的な実施形態も提供される。
【0006】
例えば、いくつかの実施形態は、眼内レンズなどのインプラントを送達するための装置を含み得るか又はそれから本質的になり得る。より詳細な例では、装置は、インプラントを前進させるための剛性プランジャを含み得る。いくつかの実施形態は、作動流体が流体圧によってインプラントを眼内まで前進させることを可能にし得る、剛性プランジャを貫通するボアを追加的に含み得る。例えば、最初に、送達ルーメン内で眼内レンズの周りにシールが作成される地点まで眼内レンズを前進させるために、中空剛性プランジャを使用することができる。その後、レンズは、プランジャの中空ボアに作動流体を通すことにより、送達のために流体圧によって前進され得る。
【0007】
いくつかの実施形態は、一次セルと二次セルとを有するハイブリッド電力モジュールを含み得るか又はそれから本質的になり得る。いくつかの実施形態では、例えば、一次セル及び二次セルは、一次電池及び二次電池であり得、一次電池及び二次電池は、異なる電力密度を有する。他の例では、一次セルは、電池であり得、及び二次セルは、キャパシタであり得る。各セルは、送達処置中の異なる時点で個別の電力供給能力を提供することができる。例えば、一次セルは、第1の段階での相対的に長い範囲にわたるインプラントの初期移動のために相対的に低い電力を提供し得、及び二次セルは、第2の段階での送達ルーメンを通したインプラントの送達のために相対的に高いピーク電力を提供し得る。
【0008】
より一般的に、いくつかの実施形態は、インプラント送達デバイスを動作させるための装置を含み得るか又はそれから本質的になり得る。このような実施形態は、モータと、一次セルと、二次セルと、コントローラとを含み得る。モータは、インプラント送達デバイスに結合されるように構成され得る。一次セルは、第1のエネルギー密度と第1の電力密度とを有し得、及び二次セルは、第2のエネルギー密度と第2の電力密度とを有し得る。コントローラは、モータと、一次セルと、二次セルとに結合され得る。コントローラは、第1の送達範囲では一次セルをモータに結合することと、第2の送達範囲では二次セルをモータに結合することと、充電期間にわたって一次セルを二次セルに結合することとを選択的に行うように構成され得る。より詳細な実施形態では、第2の電力密度は、第1の電力密度よりも大きくてよい。
【0009】
インプラントを眼に送達するための装置のいくつかの実施形態は、送達ルーメンを有するノズルと、ノズルに結合されたインプラント区画と、アクチュエータと、アクチュエータに結合されるように構成されたモータと、一次セルと、二次セルとを含み得る。コントローラは、モータと、一次セルと、二次セルとに結合され得る。コントローラは、一次セル及び二次セルをモータに選択的に結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、コントローラは、インプラントを第1の位置から第2の位置に駆動するようにアクチュエータを動作させるために、一次セルをモータに結合し得、且つインプラントを第3の位置に駆動するようにアクチュエータを動作させるために、二次セルをモータに結合し得る。より詳細な実施形態では、アクチュエータは、インプラントに係合するように構成されたプッシュロッドを含み得る。例えば、プッシュロッドは、いくつかの実施形態では、剛性プランジャであり得る。追加的に、アクチュエータのいくつかの実施形態は、プッシュロッドを貫通するボアを含み得、このボアは、ノズル内の送達ルーメンに流体的に結合され得る。例えば、プッシュロッドは、いくつかの実施形態では、中空剛性プランジャであり得る。インプラントは、いくつかの実施形態では、レンズであり得る。
【0010】
インプラントを送達システムから送達又は排出するための方法は、インプラントをインプラント区画に提供することと、剛性プッシュロッドを用いてインプラントをインプラント区画から送達ルーメンまで前進させるために、第1の送達力を加えることと、送達ルーメンを通してインプラントを前進させるために、第2の送達力を加えることとを含み得る。第2の送達力は、第1の送達力よりも大きくてよい。いくつかの実施形態では、プッシュロッドは、剛性プランジャを含み得るか又はそれから本質的になり得る。更により詳細な実施形態では、方法は、剛性プランジャ内のボアを通して作動流体を第2の送達力で移動させることを追加的に含み得る。
【0011】
いくつかの実施形態に関連して記載される特徴、要素及び態様は、省略されるか、組み合わされるか又は代替的な特徴に置換されることもある。他の特徴、目的、利点並びに特許請求される主題を作製及び使用する好ましい態様は、例示的な実施形態の添付図面を参照して以下でより詳細に説明する。
【0012】
添付図面は、いくつかの目的、利点並びに特許請求される主題のいくつかの実施形態を作製及び使用する好ましい態様を示す。例において、同様の参照番号は、同様の部品を表す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、インプラントを眼に挿入するための例示的なシステムの概略図である。
図2図2は、図1のシステムのいくつかの実施形態に関連し得る送達モジュールの一例の概略図である。
図3図3は、図2の例に関連し得るアクチュエータの詳細図である。
図4図4は、図1のシステムのいくつかの実施形態に関連し得る駆動モジュールの一例の概略図である。
図5図5は、図4の駆動モジュールに関連し得る例示的な電力モジュールの概略図である。
図6図6は、図5の例示的な電力モジュールに関連し得る例示的な電力プロファイルの概略図である。
図7A図7Aは、図1のシステムからインプラントを排出する例示的な方法を示す概略図である。
図7B図7Bは、図1のシステムからインプラントを排出する例示的な方法を示す概略図である。
図7C図7Cは、図1のシステムからインプラントを排出する例示的な方法を示す概略図である。
図8A図8Aは、眼にインプラントを挿入する図1のシステムの例示的な適用を示す概略図である。
図8B図8Bは、眼にインプラントを挿入する図1のシステムの例示的な適用を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の例示的な実施形態の記載は、添付の特許請求の範囲に記載される主題を当業者が作製及び使用することを可能にする情報を提供するが、当技術分野で既に公知の特定の詳細は、省略され得る。したがって、以下の詳細な説明は、例示的なものであり、限定的なものではないものと解釈される。
【0015】
例示的な実施形態は、添付図面に描かれた様々な要素間の空間的関係又は様々な要素の空間的方向を参照して本明細書に記載されることもある。概して、そのような関係又は方向は、インプラントを受け入れる姿勢にある患者に一致するか又はそれに対する座標系を想定する。しかしながら、当業者に理解されるように、この座標系は、厳密な規定ではなく、単に記述的な便宜上のものである。
【0016】
図1は、眼にインプラントを挿入できるシステム100の概略図である。いくつかの実施形態では、システム100は、2つ以上のモジュールを含み得、これらのモジュールは、保管、組み立て、使用及び廃棄のために適切に結合及び切り離されるように構成することができる。例えば、図1に示されるように、システム100のいくつかの実施形態は、ノズル105と、ノズル105に結合されたインプラント区画110と、インプラント区画110に結合されたアクチュエータ115とを含み得る。いくつかの実施形態では、システム100は、アクチュエータ115に係合するように構成された駆動モジュール120を追加的に含み得る。
【0017】
ノズル105は、概して、切開を通した眼への挿入に適合された先端を含む。先端の大きさは、必要に応じて、外科的要件及び技術に適合され得る。例えば、治癒時間を短縮又は最小化するために、小さい切開が概して好ましい。いくつかの例では、3ミリメートル未満の切開が好ましいことがあり、いくつかの実施形態では、ノズル105の先端は、3ミリメートル未満の幅を有し得る。
【0018】
インプラント区画110は、概して、眼内への送達前にインプラントを格納するのに適した多様な装置を表す。いくつかの実施形態では、インプラント区画110は、追加的又は代替的に、送達のためにインプラントを準備するように構成され得る。例えば、インプラント区画110のいくつかの実施形態は、アクチュエータ115のその後の動作による送達のためにインプラントを準備するように、外科医又は他のオペレータによって作動されるように構成され得る。いくつかの例では、インプラント区画110は、インプラントをノズル105内まで前進させる前に、インプラントの特徴を積極的に変形、伸長、拡張又は他の方法で操作するように構成され得る。例えば、インプラント区画110は、眼内レンズの支持部などの1つ又は複数の特徴を拡張又は広げるように構成され得る。
【0019】
アクチュエータ115は、概して、インプラントをインプラント区画110からノズル105に、その後、ノズル105から切開を通して眼内まで前進させるように構成される。
【0020】
駆動モジュール120は、概して、アクチュエータ115を作動させるように動作可能である。いくつかの例では、駆動モジュール120は、電気的、機械的、流体圧的若しくは空気圧的な動力又はそれらの組み合わせにより、或いは他の何らかの方法で動作され得る。いくつかの例では、駆動モジュール120は、手動で動作され得る。他の実装形態によれば、駆動モジュール120は、自動化システムであり得る。
【0021】
概して、システム100の構成要素は、直接的又は間接的に結合され得る。例えば、ノズル105は、インプラント区画110に直接結合され得、インプラント区画110を通してアクチュエータ115に間接的に結合され得る。結合は、流体的、機械的、熱的、電気的若しくは化学的結合(化学的付着など)又はいくつかの状況では結合のいくつかの組み合わせを含み得る。例えば、アクチュエータ115は、駆動モジュール120に機械的に結合され得、ノズル105に機械的及び流体的に結合され得る。いくつかの実施形態では、構成要素は、物理的近接、単一構造体に対する一体化又は同一材料片からの形成によっても結合され得る。
【0022】
図2は、システム100のいくつかの実施形態に関連し得る送達モジュール200の一例の概略図である。図2の例では、送達モジュール200は、ノズル105と、インプラント区画110と、アクチュエータ115とを含む。図2のノズル105は、送達ルーメン205を有し、インプラント210は、インプラント区画110内に配置される。
【0023】
図2のアクチュエータ115は、概して、ハウジング215と、ハウジング215内に配置されたプランジャ220などのプッシュロッドとを含む。いくつかの実施形態では、プランジャ220又は他のプッシュロッドは、医療グレードのポリマー材料など、実質的に剛性の材料で構成され得る。図2の例では、アクチュエータ115は、プランジャ220を貫通するボア225と、駆動インターフェース230とを更に含む。プランジャシール235は、ハウジング215内に配置され、プランジャ220に結合され得る。駆動シール240もハウジング215内に配置され得る。
【0024】
図2の例に示されるように、駆動シール240は、プランジャシール235と駆動インターフェース230との間に配置され得、流体チャンバ250は、プランジャシール235と駆動シール240との間でハウジング215内に画定され得る。図2の例示的な構成では、プランジャシール235は、ハウジング215を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ250からボア225への流体の移動を実質的に防止するように構成される。駆動シール240は、ハウジング215を横断する流体シールを提供し、流体チャンバ250から駆動インターフェース230への流体の移動を実質的に防止するようにも構成され得る。
【0025】
図3は、図2のアクチュエータ115の詳細図であり、いくつかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す。例えば、図3のハウジング215は、プランジャインターフェース305と、プランジャインターフェース305と駆動インターフェース230との間に配置されたバイパスチャネル310とを更に含む。バイパスチャネル310は、様々な形態をとり得る。例えば、バイパスチャネル310は、図3に示されるように、ハウジング215の突出部を含み得る。他の例では、バイパスチャネル310は、ハウジング215の内面における溝又は凹部を含み得る。いくつかの実施形態において、バイパスチャネル310は、複数のチャネルを含み得る。例えば、複数のチャネルは、いくつかの実施形態において、ハウジング215の周りに円周方向に配置され得る。
【0026】
プランジャ220は、概して、第1の端部315と第2の端部320とを有し、第1の端部315は、概して、プランジャインターフェース305に隣接して配置される。ボア225は、概して、第1の端部315から第2の端部320までプランジャ220を長手方向に貫通する。
【0027】
いくつかの実施形態において、アクチュエータ115は、ノズルシール325とバイパスシール330とを追加的に含み得る。ノズルシール325及びバイパスシール330のそれぞれは、概して、プランジャ220の一部とハウジング215との間にシールを形成して、シールを越える流体の移動を実質的に防止するように構成される。図3の例に示されるように、ノズルシール325及びバイパスシール330の一方又は両方は、プランジャ220の一部の周りに円周方向に配置された、Oリングなどのリングシールであり得る。他の例では、傘形シールが好適であり得る。より詳細な実施形態では、ノズルシール325は、プランジャ220の第1の端部315に近接して配置され得、バイパスシール330は、プランジャ220の第2の端部320に近接して配置され得る。
【0028】
図3の駆動インターフェース230は、キャップ335とアパーチャ340とを含む。キャップ335は、駆動シール240及び他の構成要素をハウジング215内に保持するために、ハウジング215の端部に結合され得る。
【0029】
図4は、いくつかの実施形態に関連し得る追加の詳細を示す、図1の駆動モジュール120の一例の概略図である。例えば、図4の駆動モジュール120は、概して、電力モジュール400と、電力モジュール400に結合されたモータ405とを含む。駆動シャフト410は、モータ405に結合され得る。いくつかの実施形態では、駆動シャフト410は、送りねじを含み得るか又はそれから本質的になり得る。いくつかの実施形態では、駆動シャフト410は、アクチュエータインターフェース415に結合され得る。駆動モジュール120はまた、モータ405の速度を可変制御するためのスイッチ420と、駆動シャフト410の移動を測定するためのエンコーダホイール425とを含み得る。
【0030】
図5は、駆動モジュール120のいくつかの例に関連し得る電力モジュール400の一例を示す概略図である。図5の例では、電力モジュール400は、概して、一次セル505と、二次セル510と、一次セル505と二次セル510とに結合されたコントローラ515とを含む。図5の一次セル505は、第1のエネルギー密度と第1の電力密度とを有し得、及び二次セル510は、第2のエネルギー密度と第2の電力密度とを有し得る。いくつかの実施形態では、第1のエネルギー密度は、第2のエネルギー密度よりも大きくてよく、及び第2の電力密度は、第1の電力密度よりも大きくてよい。例えば、一次セル505は、相対的に高いエネルギー密度と低い電力密度とを提供し得る電池であり得、及び二次セル510は、相対的に高い電力密度と低いエネルギー密度とを提供し得るキャパシタであり得る。いくつかの例では、一次セル505は、リチウム系電池であり得、及び二次セル510は、スーパーキャパシタであり得る。図5に示されるように、いくつかの実施形態は、ユーザインターフェース520と、1つ又は複数の電力調整ユニット525と、ソリッドステートリレー530などの1つ又は複数の電子スイッチング素子とを追加的に含み得る。
【0031】
コントローラ515は、第1の送達範囲では一次セル505をモータ405に結合することと、第2の送達範囲では二次セル510をモータ405に結合することとを選択的に行うように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、コントローラ515は、ソリッドステートリレー530を制御して、モータ405を一次セル505及び二次セル510に対して結合及び切り離し得る。いくつかの実施形態では、一次セル505のより高いエネルギー密度及びより低い電力密度は、より長い持続時間にわたって相対的に低い電力をモータ405に提供することができ、二次セル510のより低いエネルギー密度及びより高い電力密度は、より短い持続時間にわたって相対的に高い電力をモータ405に提供することができる。コントローラ515は、一次セル505が二次セル510を充電できるように、充電期間にわたって一次セル505を二次セル510に選択的に結合するようにも構成され得る。いくつかの実施形態では、電力モジュール400は、保管及びオートクレーブサイクル中のリーク電流を低減することができる、切り替え可能な負荷抵抗器も含み得る。追加的又は代替的に、コントローラ515は、二次セル510を放電するために、二次セル510を抵抗器に選択的に結合し得る。例えば、二次セル510は、オートクレーブサイクル前に放電され得る。熱電発電器も、オートクレーブサイクル中、一次セル505、二次セル510又はその両方を充電するためにも使用され得る。
【0032】
図6は、図5の電力モジュール400のいくつかの実施形態に関連し得る例示的な電力プロファイルを示す簡略化されたチャートである。より詳細には、図6のチャートは、モータ405が異なる送達範囲にわたって一次セル505及び二次セル510に選択的に結合された場合にモータ405が提供できる力を示す。
【0033】
いくつかの実施形態では、送達範囲は、駆動シャフト410の移動に基づき得る。例えば、エンコーダホイール425は、公称開始点D0からの駆動シャフト410の距離など、駆動シャフト410の位置を示す信号をコントローラ515に提供し得る。追加的又は代替的に、送達範囲は、モータ405から測定された電流などのエネルギー測定値に基づき得る。例えば、電流センサ(図示せず)は、モータ405からの電力要求を示す信号をコントローラ515に提供し得、コントローラ515は、この信号に基づいて、異なる送達範囲にわたって一次セル505と二次セル510とを切り替え得る。図6の例では、コントローラ515は、D0~D1の第1の送達範囲では一次セル505をモータ405に結合し、モータ405は、F0~F1の第1の力範囲で駆動シャフト410に送達力を提供することができる。D1~D2の第2の送達範囲では、コントローラ515は、モータ405を二次セル510に切り替えることができ、モータ405は、F1~F2の第2の力範囲で駆動シャフト410に送達力を提供することができる。D2~D3の第3の送達範囲では、コントローラ515は、モータ405を再び一次セル505に切り替えることができ、モータ405は、F0~F1の第1の力範囲で送達力を提供することができる。図6の例では、第2の送達範囲D1~D2は、第1の送達範囲D0~D1よりも短く、第1の力範囲F0~F1は、第2の力範囲F1~F2よりも小さい。
【0034】
図7A図7Cは、システム100からインプラント210を排出する例示的な方法を示す概略図である。最初に、システム100の様々な構成要素が要に応じて組み立てられ得る。例えば、ノズル105、インプラント区画110及びアクチュエータ115は、図7Aに示されるように互いに結合され得る。駆動モジュール120は、駆動インターフェース230を通してアクチュエータ115にも結合され得る。例えば、駆動シャフト410は、図7Aに示されるように、駆動インターフェース230を通して駆動シール240に直接係合するように構成され得る。他の例では、アクチュエータインターフェース415は、駆動インターフェース230を通して駆動シール240に係合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、駆動インターフェース230は、駆動シャフト410、アクチュエータインターフェース415又はその両方を受け入れるように構成された開口を含み得る。
【0035】
インプラント210は、図7Aの例に示されるように、インプラント区画110内に提供され得る。いくつかの実施形態では、インプラント210は、眼の天然水晶体の形状と同様の形状を有し得る眼内レンズを含み得、多くの材料から作られ得る。図7Aの例では、インプラント210は、光学体705と、前支持部710と、後支持部715とを有する眼内レンズを例示する。好適な材料の例としては、シリコーン、アクリル及びそのような好適な材料の組み合わせが挙げられ得る。いくつかの例では、インプラント210は、流体が充填された遠近調節型眼内レンズなど、流体が充填された眼内レンズを含み得る。
【0036】
プランジャ220、プランジャシール235及び駆動シール240は、概して、図7Aの例に示されるような第1の位置と、図7B図7Cに示される他の位置との間でハウジング内において移動可能である。
【0037】
いくつかの例では、作動流体720は、流体チャンバ250に貯蔵され得る。図7Aの第1の位置では、プランジャシール235は、ボア225を流体チャンバ250内の作動流体720から流体的に隔離し、これは、作動流体720が第1の位置で流体チャンバ250内に貯蔵されることを可能にし得る。いくつかの例では、ノズルシール325及びプランジャ220の第1の端部315は、図7Aに示されるように、第1の位置においてインプラント区画110内に突出し得、これによりインプラント210の後方のインプラント区画110内にシールを形成することができる。プランジャ220の第1の端部315は、いくつかの例において、第1の位置でインプラント210にも係合し得る。他の例では、ノズルシール325及び第1の端部315は、第1の位置でハウジング215内に収容され得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、駆動モジュール120は、駆動シャフト410を駆動シール240に抗して移動させることができ、これによりプランジャ220、プランジャシール235、駆動シール240及び作動流体720を剛体的に移動させて、図7Bに示されるような固定関係を維持することができる。例えば、コントローラ515は、モータ405を一次セル505に係合させて、F0~F1の第1の範囲の送達力を駆動シャフト410に提供し得、駆動シャフト410の送達力は、プランジャ220、プランジャシール235、駆動シール240及び作動流体720を図7Aの第1の位置から図7Bの第2の位置に移動させることができる。いくつかの実施形態では、第1の位置から第2の位置への移動は、図6におけるD0~D1の第1の送達範囲にわたる駆動シャフト410の移動と相関し得る。
【0039】
図7Bの位置では、インプラント210を送達ルーメン205内まで前進させ、これによりインプラント210と送達ルーメン205との間に流体シールが形成され得る。いくつかの例では、インプラント210は、送達ルーメン205内に完全に位置決めされ得る。第2の位置では、バイパスチャネル310は、プランジャシール235の周囲でボア225を流体チャンバ250に流体的に結合する。駆動シャフト410及び駆動シール240が流体チャンバ250内の作動流体720に圧力をかけると、作動流体720は、より高い流量で妨げられることなく、バイパスチャネル310を通してボア225内に移動し得る。
【0040】
プランジャ220は、駆動シール240に加わる更なる力に抗して、図7Bの第2の位置に保持され得る。例えば、いくつかの実施形態では、プランジャ220の第2の端部320は、フレア状であり得、プランジャインターフェース305は、前進を制限するために第2の端部320に係合するように構成され得る。追加的又は代替的に、インプラント区画110又はノズル105は、プランジャ220の第2の端部320など、プランジャ220のある部分又は特徴に係合し、更なる前進を防止するように構成されたプランジャストッパ725を含み得る。更に他の例では、送達ルーメン205のいくつかの実施形態は、テーパ状であり得、これにより送達ルーメン205内へのプランジャ220の更なる前進を阻止することができる。例えば、送達ルーメン205の直径は、インプラント区画110から遠ざかるにつれて減少し得る。
【0041】
プランジャ220が保持された状態で、駆動シール240によって作動流体720に加わる追加の圧力は、図7Cの例に示されるように、バイパスチャネル310及びボア225を通して作動流体720を移動させることができる。駆動シール240からの圧力下でのボア225から送達ルーメン205内への作動流体720の移動により、インプラント210の後方の送達ルーメン205内の作動流体720の圧力及び流量を増加させることができ、これによりインプラント210が排出されるまで送達ルーメン205を通してインプラント210を更に前進させることができる。いくつかの実施形態では、駆動シャフト410からの追加の力は、ボア225とインプラント210の後方の送達ルーメン205とを通して作動流体720を移動させ、送達ルーメン205を通してインプラント210を移動させるのに有利であり得る。追加の力を提供するために、コントローラ515は、モータ405を二次セル510に切り替えて、モータ405が利用可能な電力密度を増加させ得る。例えば、二次セル510は、図6におけるD1~D2の第2の送達範囲と相関し得るF1~F2の第2の範囲の送達力を提供して、図7Bの第2の位置から図7Cの第3の位置に駆動シャフト410を駆動するために使用できる、一次セル505よりも高い電力密度を提供し得る。
【0042】
図8A図8Bは、眼800にインプラント210を送達するためのシステム100の例示的な使用を更に示す概略図である。示されるように、例えば、外科医によって眼800内に切開805が作成され得る。いくつかの例では、切開805は、眼800の強膜810を通して作成され得る。他の例では、切開は、眼800の角膜815に形成され得る。切開805は、インプラント210を水晶体嚢820内に送達するために、ノズル105の一部の挿入を可能にするようなサイズにされ得る。例えば、いくつかの例では、切開805のサイズは、約3000ミクロン(3ミリメートル)未満の長さを有し得る。他の例では、切開805は、約1000ミクロン~約1500ミクロン、約1500ミクロン~約2000ミクロン、約2000ミクロン~約2500ミクロン又は約2500ミクロン~約3000ミクロンの長さを有し得る。
【0043】
切開805の作成後、ノズル105は、切開805を通して眼800の内部部分825に挿入することができる。その後、システム100は、図7A図7Cを参照して実質的に上記したように、ノズル105を通して眼800の水晶体嚢820内にインプラント210を排出することができる。いくつかの用途では、インプラント210は、折り畳まれた構成で前支持部710及び後支持部715の1つ又は複数と共に送達され得、図8Bに示されるように、水晶体嚢820内で初期の展開された状態に戻ることができる。水晶体嚢820は、光学体705が、網膜(図示せず)に向けられた光を屈折させるような眼800に対する関係性で眼800内にインプラント210を保持することができる。前支持部710及び後支持部715は、水晶体嚢820に係合して、水晶体嚢820の中にインプラント210を固定することができる。インプラント210を水晶体嚢820内に提供した後、ノズル105は、切開805を通して眼800から除去され得、眼800は、一定期間かけて治癒することができる。
【0044】
本明細書に記載されるシステム、装置及び方法は、顕著な利点を提供し得る。例えば、いくつかの実施形態は、送達に独特の課題を提示する可能性がある、流体が充填された遠近調節型レンズを含む眼内レンズの送達に特に有利であり得る。いくつかの実施形態は、許容できる程度に小さい切開を通り抜けるように比較的大きいレンズを圧縮し、圧縮中及びノズルから出る間の流体の移動により引き起こされる変形を管理し、予測可能な且つ制御された手法で送達を実行することができる。追加的に、いくつかの実施形態は、支持部位置の一貫性を維持しながら、システムの複雑さ及び送達工程数を低減することができる。いくつかの実施形態は、送達のための作動流体の量も低減し得る。
【0045】
追加的又は代替的に、いくつかの実施形態は、いくつかのインプラントを送達するのに有利であり得るハイブリッド電力供給を提供し得る。例えば、電力モジュール400のいくつかの実施形態は、より長い距離にわたる相対的に低い電力と、より短い距離にわたる相対的により高いピーク電力との両方を提供し得る。システム100のいくつかの実施形態では、インプラント210は、送達ルーメン205よりも大きくてよく、インプラント210を送達ルーメン205内に移動させるためのより低い電力と、送達ルーメン205を通してインプラント210を移動させるための更に高い電力とを提供できる電力モジュール400のいくつかの実施形態によって提供されるハイブリッド電力プロファイルから利益を得ることができる。ハイブリッド電力は、いくつかの実施形態に有利であり得る長期的な低レベルエネルギー要求にも対応し得る。より詳細な利点は、電池及び他の電力セルのコスト及び複雑さを低減することを含み得る。
【0046】
いくつかの実施形態では、オペレータが受ける作動力も低減され得る。例えば、外科医は、スイッチの作動力のみを感じることができ、その作動力は、いくつかのタイプの機械駆動システムと比較して大幅に小さい可能性がある。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態は、片手での操作及び反転を容易にすることを含み得、これにより外科的処置を施すのに必要なスタッフの数も減らすことができる。
【0047】
いくつかの例示的な実施形態に示されているが、当業者であれば、本明細書に記載されたシステム、装置及び方法は、添付の特許請求の範囲の範囲に含まれる様々な変更形態及び修正形態が可能であることを認識するであろう。更に、「又は」などの用語を用いた様々な代替形態の記載は、文脈によって明らかに要求されない限り、相互排他性を必要とせず、また不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、文脈によって明らかに要求されない限り、対象を単一の例に限定するものではない。構成要素は、販売、製造、組み立て又は使用を目的として、様々な構成でも組み合わされ得るか又は排除され得る。例えば、いくつかの構成では、ノズル105、インプラント区画110、アクチュエータ115、駆動モジュール120は、それぞれ製造又は販売のために互いに分離され得るか、又は様々な方法で組み合わされ得る。
【0048】
特許請求の範囲は、特に詳細に記載されていない追加の主題も包含し得る。例えば、特定の特徴、要素又は態様は、新規且つ発明的な特徴を、当業者に既に周知のものと区別するために必要でない場合、特許請求の範囲から省略され得る。いくつかの実施形態に関連して記載される特徴、要素及び態様は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく、省略されるか、組み合わされるか、又は同一の、均等な若しくは同様の目的を果たす代替的な特徴によって置換されることもある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図8A
図8B
【国際調査報告】