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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-25
(54)【発明の名称】浄水器
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/00 20230101AFI20231218BHJP
   C02F 1/28 20230101ALI20231218BHJP
【FI】
C02F1/00 B
C02F1/28 R
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535919
(86)(22)【出願日】2021-12-30
(85)【翻訳文提出日】2023-06-13
(86)【国際出願番号】 KR2021020288
(87)【国際公開番号】W WO2022146079
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】10-2020-0189029
(32)【優先日】2020-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514170813
【氏名又は名称】コーウェイ株式会社
【氏名又は名称原語表記】COWAY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ミン,キホン
(72)【発明者】
【氏名】パク,マンウク
(72)【発明者】
【氏名】ノ,ヨンヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,デファン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ドゥウォン
【テーマコード(参考)】
4D624
【Fターム(参考)】
4D624AA02
4D624CA04
4D624CA13
4D624CB36
4D624CC48
4D624CC50
(57)【要約】
浄水器は、原水を濾過して浄水を提供するフィルターモジュール、前記フィルターモジュールに着脱自在に締結され、前記フィルターモジュールに供給される原水の流れのための流路、及び前記フィルターモジュールから排出される前記浄水の流れのための流路のうち少なくとも1つを提供するフィッティングバルブモジュール;及び前記フィッティングバルブモジュールを移動可能に支持するバルブ支持体を含むフレームを含み、前記フィッティングバルブモジュールは、前記フィルターモジュールから離隔する方向に移動して前記フィルターモジュールから分離された分離状態、または前記フィルターモジュールに向かって移動され、前記フィルターモジュールに結合された結合状態に選択的に置かれる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原水を濾過して浄水を提供するフィルターモジュール;
前記フィルターモジュールに着脱自在に締結され、前記フィルターモジュールに供給される原水の流れのための流路、及び前記フィルターモジュールから排出される前記浄水の流れのための流路のうち少なくとも1つを提供するフィッティングバルブモジュール;及び
前記フィッティングバルブモジュールを移動可能に支持するバルブ支持体を含むフレームを含み、
前記フィッティングバルブモジュールは、
前記フィルターモジュールから離隔する方向に移動して前記フィルターモジュールから分離された分離状態、または前記フィルターモジュールに向かって移動され、前記フィルターモジュールに結合された結合状態に選択的に置かれる、
浄水器。
【請求項2】
前記フレームは、
上側が開いて前記フィルターモジュールを収容するフィルターハウジング;及び、
前記フィルターハウジングの上側を覆うように前記フィルターハウジングに締結されるフィルターキャップをさらに含み、
前記バルブ支持体は、前記フィルターハウジングに支持されることを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項3】
前記バルブ支持体は、
前記フィッティングバルブモジュールの移動を案内するために所定方向に延びるガイド部材を含み、
前記フィッティングバルブモジュールは、
前記ガイド部材に沿って移動可能に前記ガイド部材に噛み合う形状を有するガイド追従部;及び
前記フィッティングバルブモジュールが移動するときに前記フィッティングバルブモジュールの姿勢が所定の角度を超えて傾斜するのを防止する係止部を含むことを特徴とする請求項2に記載の浄水器。
【請求項4】
前記フィッティングバルブモジュールと前記バルブ支持体とは、隙間を有するように互いに噛み合うことを特徴とする請求項3に記載の浄水器。
【請求項5】
前記フィッティングバルブモジュールは、
前記フィルターモジュールと選択的に締結されるフィッティングバルブ;及び
前記フィッティングバルブから上側に突出した形状を有するハンドルをさらに含み、
前記フィルターキャップは、前記フィッティングバルブモジュールが前記結合状態であるとき、前記ハンドルを収容するハンドル収容部を備え、
前記フィルターキャップは、前記フィッティングバルブモジュールが前記分離状態のときに前記フィルターハウジングに締結されないように前記ハンドルと干渉するように構成されることを特徴とする請求項3に記載の浄水器。
【請求項6】
前記フィルターモジュールは、前記原水が流入するための第1フィルターマウス及び前記浄水を排出するための第2フィルターマウスとを含み、
前記フィッティングバルブモジュールは、
前記第1フィルターマウスと分離可能に締結される第1フィッティングバルブ;
前記第2フィルターマウスと分離可能に締結される第2フィッティングバルブ;及び、
前記第1フィッティングバルブ及び前記第2フィッティングバルブを接続するバルブ接続部を含むことを特徴とする請求項2に記載の浄水器。
【請求項7】
前記フィッティングバルブモジュールは、
前記フィルターモジュールと選択的に締結されるフィッティングバルブ、及び
前記フィッティングバルブモジュールが前記分離状態で所定の位置にあるときに前記バルブ支持体にかかるバルブフックを含むことを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項8】
原水を提供するために前記フィッティングバルブモジュールに連通する原水流路を選択的に開閉するノースバルブ;及び、
前記フィッティングバルブモジュールが前記結合状態から離脱するとき、前記フィッティングバルブモジュールで前記原水流路を閉じるように前記ノースバルブを制御する回路基板をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項9】
前記フィッティングバルブモジュールが前記結合状態から離脱するときに曲がるように前記フィッティングバルブモジュールに結合されるチューブをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
【請求項10】
前記フィッティングバルブモジュールが移動する方向における前記フィルターハウジングと前記フィルターモジュールとの間隔は、前記フィッティングバルブモジュールの前記ハンドルと前記ガイド部材との間の前記フィッティングバルブモジュールが移動する方向における最大離隔距離よりも小さく形成されることを特徴とする請求項5に記載の浄水器。
【請求項11】
前記フィッティングバルブモジュールが移動する方向における前記フィルターハウジングと前記フィルターモジュールとの間の前記間隔は、前記フィルターモジュールが前記フィルターハウジングに収容された状態で、前記フィルターハウジングと前記フィルターモジュールとの間で前記フィッティングバルブモジュール側への隙間であることを特徴とする請求項10に記載の浄水器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浄水器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、浄水器は、上水道などの水供給源から水を供給され、内部に設けられているフィルターで浄水に濾過した後、浄水を使用者に提供する装置である。また、浄水は浄水器によって所定温度以下に冷却された冷水、または所定温度以上に加熱された温水で使用者に提供されてもよい。
【0003】
一方、浄水器の内部に設けられたフィルターは、長時間水を濾過して寿命を迎えたら交換する必要がある。以前は、浄水器のフィルター交換時、締結不完全性による誤動作、フィルター交換時の漏水による浄水器の故障などの危険性により、浄水器に熟練した技術者がフィルターを交換しなければならなかった。したがって、熟練した技術者によってフィルターが交換されるまで、使用者は寿命が尽きたフィルターを使用するしかない不便があった。このような不便を解消するために、従来の浄水器は、熟練した技術者ではなく一般の使用者もフィルターを容易に交換することができる装置を設けている。すなわち、従来の浄水器はフィルターを浄水器から脱着することができる別途の脱着装置を備えている。
【0004】
しかしながら、従来の浄水器は、脱着装置を備えるために内部に脱着装置を収容するための別途の空間が設けられなければならないため、浄水器の体積が大きくなる可能性があるという問題点がある。しかも最近、浄水器の小型化傾向に伴って内部空間が小さくなっており、別途の脱着装置を浄水器の内部空間に収容しにくいという問題点がある。
【0005】
これに関連して、本出願人の韓国公開特許第10-2020-0105121号公報「フィルター結合構造及びこれを含む浄水器」(以下、特許文献1)には、本体に支持されるレバー部材が回動することによって流路からフィルター部材が分離されうる浄水器が開示されている。
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された浄水器によれば、浄水器本体からフィルターを取り外すために、使用者は、レバー部材を上下方向に回転させなければならないため、フィルターの交換に不便があるという問題点がある。また、特許文献1の浄水器ではフィルターを取り外すとき、使用者はフィルターに噛み合ったフィッティングバルブを移動させるのではなく、フィルター自体を把持して引っ張る必要がある。すなわち、特許文献1の浄水器ではフィルターを取り外すときに水平方向にフィルターを引っ張る必要があるが、一般の使用者は単純にフィルターの本体(濾材が収容されている部分)を把持して引っ張るため、フィルターを容易に取り外すことができない。さらに、フィルター取り外しに慣れていない使用者がフィルター取り外し方向とは異なる方向に過度に大きな力を加えてフィルターを引っ張ると、浄水器本体のフィッティングバルブとフィルターの開口が破損する可能性があるという問題がある。
【0007】
また、株式会社ピコグラムの韓国公開特許第10-2020-0083758号公報「浄水器用浄水フィルターレバータイプ脱着装置」(以下、特許文献2)には、本体にロッキング用レバーが回動することにより流路から浄水フィルターが分離されることができる浄水器用脱着装置が開示されている。
【0008】
しかしながら、特許文献2に開示された浄水器によれば、浄水器本体からのフィルター取り外しのために、使用者はロッキング用レバーを上下方向に回動させなければならないため、フィルターの交換に不便があるという問題点がある。また、特許文献2の浄水器においても、前述した特許文献1の浄水器と同様に、使用者はフィルターを取り外す際に、フィルターに噛み合ったフィッティングバルブを移動させるのではなく、フィルター自体を把持して引っ張らなければならない。言い換えれば、特許文献2の浄水器においても、使用者はフィルターを取り外すために水平方向にフィルターを引っ張らなければならないが、一般の使用者は単にフィルターの本体を把持して引っ張るため、フィルターを容易に取り外すことができず、使用者の操作未熟により浄水器本体のフィッティングバルブとフィルターの開口部が破損する可能性があるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の一実施形態は、上記のような背景に着目して発明されたものであり、使用者がフィッティングバルブモジュールを移動させることにより、小さな力でもフィルターモジュールが容易に交換できる浄水器を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明の一実施形態は、フィッティングバルブモジュールがフィルターモジュールに結合及び分離されるとき、フィッティングバルブモジュールの移動を支持することができる浄水器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一態様によれば、原水を濾過して浄水を提供するフィルターモジュール、前記フィルターモジュールに着脱自在に締結され、前記フィルターモジュールに供給される原水の流れのための流路、及び前記フィルターモジュールから排出される前記浄水の流れのための流路のうち少なくとも1つを提供するフィッティングバルブモジュール;及び前記フィッティングバルブモジュールを移動可能に支持するバルブ支持体を含むフレームを含み、前記フィッティングバルブモジュールは、前記フィルターモジュールから離隔する方向に移動して前記フィルターモジュールから分離された分離状態、または前記フィルターモジュールに向かって移動され、前記フィルターモジュールに結合された結合状態に選択的に置かれる浄水器を提供してもよい。
【0012】
また、前記フレームは、上側が開いて前記フィルターモジュールを収容するフィルターハウジング;及び、前記フィルターハウジングの上側を覆うように前記フィルターハウジングに締結されるフィルターキャップをさらに含み、前記バルブ支持体は、前記フィルターハウジングに支持されてもよい。
【0013】
また、前記バルブ支持体は、前記フィッティングバルブモジュールの移動を案内するために所定方向に延びるガイド部材を含み、前記フィッティングバルブモジュールは、前記ガイド部材に沿って移動可能に前記ガイド部材に噛み合うガイド追従部;及び前記フィッティングバルブモジュールが移動するときに前記フィッティングバルブモジュールの姿勢が所定の角度を超えて傾斜するのを防止する係止部を含んでもよい。
【0014】
さらに、前記フィッティングバルブモジュールと前記バルブ支持体とは、隙間を有するように互いに噛み合ってもよい。
【0015】
前記フィッティングバルブモジュールは、前記フィッティングバルブから上側に突出した形状を有するハンドルをさらに含み、前記フィルターキャップは、前記フィッティングバルブモジュールが前記結合状態であるとき、前記ハンドルを収容するハンドル収容部を備え、前記フィルターキャップは、前記フィッティングバルブモジュールが前記分離状態のときに前記フィルターハウジングに締結されないように前記ハンドルと干渉するように構成されてもよい。
【0016】
また、前記フィルターモジュールは、前記原水が流入するための第1フィルターマウス及び前記浄水を排出するための第2フィルターマウスとを含み、前記フィッティングバルブモジュールは、前記第1フィルターマウスと分離可能に締結される第1フィッティングバルブ;前記第2フィルターマウスと分離可能に締結される第2フィッティングバルブ;及び、前記第1フィッティングバルブ及び前記第2フィッティングバルブを接続するバルブ接続部を含んでもよい。
【0017】
また、前記フィッティングバルブモジュールは、前記フィルターモジュールと選択的に締結されるフィッティングバルブ、及び前記フィッティングバルブモジュールが前記分離状態で所定の位置にあるときに前記バルブ支持体にかかるバルブフックを含んでもよい。
【0018】
また、原水を提供するために前記フィッティングバルブモジュールに連通する原水流路を選択的に開閉するノースバルブ;及び、前記フィッティングバルブモジュールが前記結合状態から離脱するとき、前記フィッティングバルブモジュールで前記原水流路を閉じるように前記ノースバルブを制御する回路基板をさらに含んでもよい。
【0019】
また、前記フィッティングバルブモジュールが前記結合状態から離脱するときに曲がるように前記フィッティングバルブモジュールに結合されるチューブをさらに含んでもよい。
【0020】
また、前記フィッティングバルブモジュールが移動する方向における前記フィルターハウジングと前記フィルターモジュールとの間隔は、前記フィッティングバルブモジュールの前記ハンドルと前記ガイド部材との間の前記フィッティングバルブモジュールが移動する方向における最大離隔距離よりも小さく形成されてもよい。
【0021】
前記フィッティングバルブモジュールが移動する方向における前記フィルターハウジングと前記フィルターモジュールとの間の前記間隔は、前記フィルターモジュールが前記フィルターハウジングに収容された状態で、前記フィルターハウジングと前記フィルターモジュールとの間で前記フィッティングバルブモジュール側への隙間であってもよい。
【発明の効果】
【0022】
本発明の一実施形態に係る浄水器は、フィッティングバルブモジュールが移動することによってフィルターモジュールに結合または分離することができるので、使用者がフィルターモジュールを容易に交換できるという効果を有する。
【0023】
また、本発明の一実施形態に係る浄水器は、バルブ支持体によってフィッティングバルブモジュールの移動方向を案内することができるので、フィッティングバルブモジュールがフィルターモジュールに誤って結合されるのを防止することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1図1は、本発明の第1実施形態に係る浄水器の斜視図である。
図2図2は、図1の浄水器の上部カバーが分離された様子を示す斜視図である。
図3図3は、図2のカバーフレームが開放固定位置に置かれた様子を示す斜視図である。
図4図4は、本発明の第1実施形態に係る浄水器内で水が流動する流れを概略的に示す概念図である。
図5図5は、本発明の第1実施形態に係る浄水器のフィルターモジュールを収容するフィルターハウジング、フィルターキャップ、バルブ支持体及び複数のフィッティングバルブモジュールが結合された様子を示す斜視図である。
図6図6は、図5のフィルターハウジング、フィルターモジュール、フィルターキャップ及びフィッティングバルブモジュールが分解された様子を示す分解斜視図である。
図7図7は、図5のフィルターキャップの底面が上側方向に位置した様子を示す斜視図である。
図8図8は、図5のVIII-VIIIに沿って切断した断面図である。
図9図9は、図7の第1フィッティングバルブモジュールが分離状態に置かれ、第2フィッティングバルブモジュールが結合状態に置かれた様子を示す斜視図である。
図10図10は、図9の平面図である。
図11図11は、図3の流路モジュールが分解された様子を示す斜視図である。
図12図12は、図3の流路モジュールに含まれる複数のウォーターパイプとチュービング組立体とが接続された様子を示す斜視図である。
図13図13は、本発明の第2実施形態に係るフィルターモジュールを収容するフィルターハウジング、フィルターキャップ、バルブ支持体、およびフィッティングバルブモジュールが結合された様子を示す斜視図である。
図14図14は、図13に示すフィルターハウジング、フィルターモジュール、フィルターキャップ、およびフィッティングバルブモジュールが分解された分解斜視図である。
図15図15は、図13に示すフィルターハウジング、フィルターモジュール、フィルターキャップ、およびフィッティングバルブモジュールの断面図である。
図16図16は、図13のフィッティングバルブモジュールの結合状態を示す斜視図である。
図17図17は、図13のフィッティングバルブモジュールの分離状態を示す斜視図である。
図18図18は、図13の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の技術的思想を実現するための具体的な実施形態について添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0026】
なお、本発明の説明において、関連する公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の要旨をぼかす可能性があると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0027】
また、ある構成要素が他の構成要素に「接続」、「支持」、「供給」、「流動」されると言及されている場合は、その他の構成要素に直接接続、支持、供給、流動されてもよいが、間にまた他の構成要素が存在してもよいことを理解すべきである。
【0028】
本明細書で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定することを意図するものではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味を持たない限り、複数の表現を含む。
【0029】
なお、本明細書において前方とは、後述するフィッティングバルブモジュール690がフィルターモジュール500から分離されるために離隔する方向であり、後方は、フィッティングバルブモジュール690がフィルターモジュール500に結合されるように接近する方向である。また、上側、下側、側面などの表現は、特に言及がなければ図1に示す方向を基準に説明したものであることを明らかにしておく。また、添付の図面において、いくつかの構成要素は誇張、省略、または概略的に示されており、各構成要素のサイズは実際のサイズを完全に反映するものではない。
【0030】
さらに、第1、第2などの序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するために使用されてもよいが、該当構成要素はそのような用語によって限定されない。これらの用語は、ある構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ使用される。
本明細書で使用される「含む」の意味は、特定の特性、領域、定数、ステップ、動作、要素および/または成分を具体化し、他の特定の特性、領域、定数、ステップ、動作、要素、成分および/またはグループの存在や付加を除外するものではない。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る浄水器1を説明する。
【0031】
図1図4を参照すると、本発明の一実施形態に係る浄水器1は、外部から供給された水を濾過することによって清浄な水を使用者に提供することができる。例えば、浄水器1は、上水道などの水供給源(図示せず)から水を供給することができ、供給された水をきれいな水に濾過することができる。このような浄水器1は、フレーム100、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルターモジュール500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000、回路基板1100、及びチューブ(図示せず)をさらに含んでもよい。
【0032】
外部から浄水器1の内部に流入した水は、原水、浄水、冷水及び温水に区分することができる。以下においては、外部から浄水器1の内部に流入した水のうち、フィルターモジュール500を経ていない水は原水と定義し、フィルターモジュール500を経て濾過された水は浄水と定義する。また、フィルターモジュール500で濾過された水のうち、冷却器700で所定温度以下に冷却された水は冷水と定義し、フィルターモジュール500で濾過された水のうちヒータ800で所定温度以上に加熱された水は温水と定義する。
【0033】
フレーム100は、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルターモジュール500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000および回路基板1100が収容される空間を提供することができる。例えば、フレーム100は上下方向に延び、上側の一部が前方側に突出した形状を有してもよい。このようなフレーム100は、メインフレーム110、カバーフレーム120、フィルターハウジング130、フィルターキャップ140及びバルブ支持体150を含んでもよい。
【0034】
図2を再度参照すると、メインフレーム110は、流路モジュール200、ブラケット300、離脱防止部材400、フィルターモジュール500、チュービング組立体600、冷却器700、ヒータ800、冷水流動部900、ノースバルブ1000および回路基板1100の少なくとも一部を囲むように提供されてもよい。例えば、メインフレーム110は、複数のカバー部材をボルト等で互いに結合することにより形成されてもよい。さらに、メインフレーム110の上部カバーは選択的に分離されてもよい。ただし、これは例示に過ぎず、ボルトに加えて複数のカバー部材を互いに結合させる周知の手段を使用してもよく、側面カバーまたは底面カバーが選択的に分離されてもよい。
【0035】
また、メインフレーム110には、浄水を外部に排出するための排出口112が設けられてもよい。このような排出口112は、チュービング組立体600と連通してもよく、チュービング組立体600内を流れる浄水、冷水および温水を外部に排出するように構成されてもよい。例えば、排出口112は、使用者の選択に応じて浄水、冷水、および温水のうち1つを外部に排出するように構成されてもよい。また、排出口112は、メインフレーム110の前方側に設けられてもよく、下方に向かって開放されてもよい。
【0036】
図2および図3を再び参照すると、カバーフレーム120はブラケット300に支持され、ブラケット300に着座した流路モジュール200をカバーしてもよい。さらに、カバーフレーム120は、流路モジュール200が外部に露出するようにブラケット300から分離されてもよい。この場合、カバーフレーム120はメインフレーム110に固定支持されてもよい。ただし、これは例示に過ぎず、カバーフレーム120はブラケット300またはメインフレーム110に回転可能に支持されてもよい。また、カバーフレーム120は、回路基板1100および回路基板1100に接続される電線を支持してもよく、回路基板1100と一緒にブラケット300から分離されてもよい。
【0037】
このようなカバーフレーム120は、カバー位置および開放固定位置のいずれかの位置に選択的に置かれてもよい。例えば、カバーフレーム120は、図2に示すように、カバー位置に置かれてもよい。この場合、カバーフレーム120はブラケット300および流路モジュール200の上側に位置してもよく、流路モジュール200を外部と遮断してもよい。別の例では、カバーフレーム120は、図3に示すように、流路モジュール200が外部に露出するように、カバー位置から離脱可能に構成されてもよい。言い換えれば、カバーフレーム120はブラケット300から分離されてもよく、分離されたカバーフレーム120は開放固定位置に置かれてもよい。この場合、ブラケット300および流路モジュール200の上部は、外部に対して開放されてもよく、流路モジュール200はブラケット300から分離されて交換されてもよい。また、開放固定位置に置かれたカバーフレーム120は、カバー位置でのカバーフレーム120に対して傾斜した状態でメインフレーム110に噛み合って固定されてもよい。
【0038】
図5および図6をさらに参照すると、フィルターハウジング130は、上側が開いてフィルターモジュール500を収容してもよい。フィルターハウジング130は、浄水器1の後部に位置するようにメインフレーム110の内部に配置されてもよい。また、フィルターハウジング130は、メインフレーム110と一体的に形成されてもよいが、これに限定されない。フィルターハウジング130は、冷却器700、冷水流動部900、および冷却器700の放熱のためのファンユニットよりも上側に設けられ、カバーフレーム120より後方に配置されてもよい。さらに、フィルターハウジング130は、メインフレーム110の上部カバーが取り外されると露出するように構成されてもよい。このようなフィルターハウジング130には、フィルターモジュール収容空間131、締結溝132及び残水排出口133が形成されてもよい。
【0039】
フィルターモジュール収容空間131は、フィルターモジュール500を収容してもよい。また、フィルターモジュール収容空間131は、フィルターモジュール500が交換されるときにフィルターモジュール500から排出された残水を収容できるように形成されてもよい。このようなフィルターモジュール収容空間131により、残水が冷却器700やファンユニットなどの電子部品に落ちたり、冷水流動部900に落ちるのを防止することができる。
【0040】
締結溝132は、フィルターキャップ140の締結具142と取り外し可能に締結してもよい。このような締結溝132と締結具142との締結により、フィルターキャップ140がフィルターハウジング130から任意に離脱するのを防止することができる。
【0041】
残水排出口133は、フィルターモジュール収容空間131に入っている残水をフィルターハウジング130の外部に排出するための開口である。このような残水排出口133は、フィルターハウジング130の下部に設けられてもよい。
【0042】
図7および図8をさらに参照すると、フィルターキャップ140は、フィルターハウジング130の上側を覆うようにフィルターハウジング130に着脱自在に締結されてもよい。フィルターキャップ140が分離されることにより、フィルターハウジング130の上側が開き、フィルターモジュール500もフィルターハウジング130の上側の開口部を通って上方に移動して交換することができる。さらに、フィルターキャップ140は、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のときに、フィルターハウジング130に締結されないように、フィッティングバルブモジュール690のハンドル694と干渉するように構成されてもよい。したがって、使用者は、フィルターキャップ140とフィルターハウジング130とが締結されていない場合、フィッティングバルブモジュール690がフィルターモジュール500に正しく結合されていないと認識することができる。また、フィルターキャップ140には、着座リブ141、締結具142、ハンドル収容部143、移動防止リブ144が形成されてもよい。
【0043】
着座リブ141は、フィルターキャップ140の内部で、各々のフィルター510、520のフィルターマウス511、521支持部の周面を囲むように下方に突出してもよい。フィルターキャップ140がフィルターハウジング130に誤って締結されると、フィルターモジュール500が着座リブ141に干渉するため、使用者はフィルターキャップ140が誤って締結されたことを容易に認識することができる。
【0044】
締結具142は、フィルターハウジング130の締結溝132に挿入されてもよい。さらに、締結具142は締結溝132から取り外され、フィルターキャップ140をフィルターハウジング130から分離してもよい。
【0045】
ハンドル収容部143は、フィルターキャップ140の内部に形成され、後述するフィッティングバルブモジュール690がフィルターモジュール500に結合された結合状態のとき、フィッティングバルブモジュール690のハンドル694を収容することができる。
【0046】
移動防止リブ144は、ハンドル収容部143から突出してもよい。また、移動防止リブ144は、フィッティングバルブモジュール690が結合状態のとき、ハンドル694よりもフィルターモジュール500から離隔して配置されてもよい。このような移動防止リブ144は、フィッティングバルブモジュール690が結合状態のとき、ハンドル694がフィルターモジュール500から離隔する方向に任意に移動するのを防止することができる。
【0047】
図9および図10をさらに参照すると、バルブ支持体150は、1つまたは複数のフィッティングバルブモジュール690を支持して移動を案内してもよい。このようなバルブ支持体150によってフィッティングバルブモジュール690は、フィルターモジュール500に近接する方向に移動することができ、またはフィルターモジュール500から離隔する方向に移動することができる。また、バルブ支持体150とフィッティングバルブモジュール690とは、隙間(組立公差)を有するように互いに噛み合ってもよい。フィッティングバルブモジュール690が操作されて外力が加わることによってバルブ支持体150に噛み合った状態で移動される場合、移動時のフィッティングバルブモジュール690の姿勢は、外力が加わらないときの姿勢に比べて傾いてもよい。このようなバルブ支持体150は、ガイド部材151およびガイドカバー152を含んでもよい。
【0048】
ガイド部材151は、フィッティングバルブモジュール690の移動を案内するために所定の方向に延びてもよい。例えば、ガイド部材151は、フィルターモジュール500から離隔する方向に延びてもよい。このようなガイド部材151とフィッティングバルブモジュール690とは、一側に所定の隙間を有するように互いに噛み合ってもよい。また、ガイド部材151は複数個形成されて、フィッティングバルブモジュール690の両側に配置されてもよい。このようなガイド部材151は、ガイド接続部151a及びガイド部151bを含んでもよい。
【0049】
ガイド接続部151aは、フィルターハウジング130の外面に接続され、フィルターハウジング130から前方に突出してもよい。また、ガイド接続部151aはガイド部151bを支持してもよい。
【0050】
ガイド部151bは、ガイド接続部151aからフィッティングバルブモジュール690に近接する方向(後方)に延びてもよい。また、ガイド部151bとガイド接続部151aとはガイド溝151b-1を形成してもよい。
【0051】
ガイド溝151b-1は、下方に凹んだ形状を有し、フィッティングバルブモジュール690の移動方向(前後方向)に沿って延びてもよい。また、ガイド溝151b-1と後述するガイド追従部692とは所定の隙間を形成して互いに噛み合ってもよい。
【0052】
ガイドカバー152は、複数のガイド部材151の上側に配置され、フィッティングバルブモジュール690がバルブ支持体150から離脱するのを防止することができる。言い換えれば、ガイドカバー152は、フィッティングバルブモジュール690がフィルターモジュール500から離隔して分離された分離状態であるとき、フィッティングバルブモジュール690と噛み合うことができる。このようなガイドカバー152は、ガイドカバー本体152a、第1突出部152b、および第2突出部152cを含んでもよい。
【0053】
ガイドカバー本体152aは、フィッティングバルブモジュール690の上側に位置し、ガイド溝151b-1の上側を覆ってもよい。
【0054】
第1突出部152bは、ガイドカバー本体152aから下側方向に突出してバルブ支持体150の上側に配置されてもよい。また、第1突出部152bは、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のとき、ガイドカバー本体152aから後述するガイド追従部692の上側に位置してもよい。このような第1突出部152bは、フィッティングバルブモジュール690の上部の両側を案内することができる。
【0055】
第2突出部152cは、ガイドカバー本体152aからフィルターモジュール500に近づく方向(後方)に突出してもよい。また、第2突出部152cは、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のとき、フィッティングバルブモジュール690のハンドル694に形成された挿入孔694aに噛み合ってもよい。このような第2突出部162は挿入孔694aに挿入されることにより、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のとき、フィッティングバルブモジュール690が左右方向に傾くのを防止することができる。言い換えれば、第2突出部152cは、フィッティングバルブモジュール690が傾いてフィルターモジュール500を交換する使用者を妨げるのを防止することができる。
【0056】
図11および図12をさらに参照すると、流路モジュール200は、浄水および冷水が流れるための通路を提供することができる。このような流路モジュール200は、チュービング組立体600と連通することができ、チュービング組立体600と分離可能に接続される。例えば、流路モジュール200がチュービング組立体600に接続されているとき、浄水および冷水は流路モジュール200とチュービング組立体600との間を流れてもよい。また、流路モジュール200は、チュービング組立体600に接続されたときに、チュービング組立体600を介してフィルターモジュール500から浄水を供給してもよい。流路モジュール200は、フィルターモジュール500と直接接続されず、チュービング組立体600を介して間接的に接続されてもよい。言い換えれば、流路モジュール200は、ブラケット300の後述する着座部310に着座することができ、流路モジュール200が定位置に着座したときにチュービング組立体600と接続されてもよい。流路モジュール200の定位置とは、流路モジュール200が予め設定された方向に置かれ、着座部310に整合するように着座した位置を意味する。流路モジュール200が定位置に取り付けられていないとき、すなわち、流路モジュール200が予め設定された方向とは異なる方向に置かれるたり、または着座部310に整合されていないと、流路モジュール200はブラケット300と干渉し、チュービング組立体600と接続されなくなる。
【0057】
このような流路モジュール200が定位置に着座したときに、流路モジュール200がチュービング組立体600と連通可能に構成されることにより、使用者が容易に流路モジュール200とチュービング組立体600とを接続させることができる効果がある。言い換えれば、使用者がブラケット300に対して流路モジュール200を定位置に取り付けると、他の構成を別途接続しなくても、流路モジュール200とチュービング組立体600とが接続される効果がある。上側から見たとき、流路モジュール200の少なくとも一部はチュービング組立体600と重なってもよい。また、上側から見たとき、流路モジュール200はフィルターモジュール500と排出口112との間に配置されるが、フィルターモジュール500と重ならないように配置されてもよい。また、流路モジュール200が定位置に着座したとき、流路モジュール200は温度調節部よりも上側に置かれてもよい。本明細書における温度調節部は、冷却器700、ヒータ800、および冷水流動部900を含むものと理解され得る。さらに、流路モジュール200は、複数のウォーターパイプ222、221、223を含んでもよい。
【0058】
複数のウォーターパイプ222、221、223はチュービング組立体600に接続され、浄水または冷水が流れるための流動空間を提供してもよい。このような複数のウォーターパイプ222、221、223は、着座部310に着座した流路モジュール200がブラケット300から分離されたとき、チュービング組立体600と分離されてもよい。言い換えれば、使用者は、ブラケット300から流路モジュール200を分離することによって、複数のウォーターパイプ222、221、223とチュービング組立体600とを分離することができるため、複数のウォーターパイプ222、221、223を一度に交換することができる効果がある。
【0059】
ブラケット300は、流路モジュール200を支持してもよく、流路モジュール200が着座する部分を提供してもよい。このようなブラケット300は、メインフレーム110に支持されてもよく、チュービング組立体600の上側に配置されてもよい。
【0060】
離脱防止部材400は、着座部310に対して定位置に着座した流路モジュール200がブラケット300から離脱するのを防止してもよい。例えば、定位置に着座した流路モジュール200は、チュービング組立体600と接続され、流路モジュール200とチュービング組立体600との間には水が流れてもよい。水が流路モジュール200とチュービング組立体600との間を流れる途中で流路モジュール200が着座部310から離脱すると、水が流路モジュール200とチュービング組立体600との間から漏れる可能性がある。離脱防止部材400は、流路モジュール200とチュービング組立体600との接続が解除されずに維持されるように、流路モジュール200が着座部310から離脱するのを防止することができる。
【0061】
また、離脱防止部材400は、一端がブラケット300に支持され、他端が定位置に着座した流路モジュール200の上側と選択的に干渉するように構成されてもよい。例えば、離脱防止部材400は、一端がブラケット300に回転可能に支持されてもよく、他端が定位置に着座した流路モジュール200の上側に回転することにより、本体部210が着座部310から離脱するのを防止することができる。このような離脱防止部材400は、流路モジュール200の上側に位置することにより、流路モジュール200が離脱するのを防止する際に、カバーフレーム120がカバー位置に置かれることを許容することができる。例えば、離脱防止部材400が流路モジュール200の上側に配置されたとき、カバーフレーム120を回転してカバー位置に置かれてもよい。
【0062】
また、離脱防止部材400は、他端が流路モジュール200の上側に置かれていないため、流路モジュール200が着座部310から離脱することを許容するとき、カバーフレーム120がカバー位置に置かれないようにカバーフレーム120と干渉してもよい。例えば、離脱防止部材400が回転して流路モジュール200が着座部310から離脱可能である場合、カバーフレーム120はカバー位置に置かれず、離脱防止部材400にかかることになる。
【0063】
離脱防止部材400は、流路モジュール200がブラケット300から分離可能な状態であるとき、カバーフレーム120がカバー位置に置かれるのを防止することにより、使用者に流路モジュール200が離脱可能な状態であることを認知させることができる。これにより、使用者は離脱防止部材400が流路モジュール200に噛み合っていないかをもう一度確認することができる効果がある。また、離脱防止部材400が定位置に着座した流路モジュール200の離脱を防止することにより、流路モジュール200とチュービング組立体600との接続を維持することができる。これにより、相互に接続された流路モジュール200とチュービング組立体600との間から水が漏れるのを防ぐことができる効果がある。
【0064】
図6を再度参照すると、フィルターモジュール500は、浄水器1内に流入した原水を浄水に濾過することができる。また、フィルターモジュール500にはフィッティングバルブモジュール690が結合されて、フィッティングバルブモジュール690を介して原水を供給するか、または浄水をフィッティングバルブモジュール690に提供してもよい。フィルターモジュール500は、フレーム100に交換可能に設けられてもよい。例えば、フィルターモジュール500は、浄水器1の後方側に配置されてもよい。このようなフィルターモジュール500は、第1フィルター510、第2フィルター520、およびフィルター接続部530を含んでもよい。
【0065】
第1フィルター510は、フィッティングバルブモジュール690から原水を供給してもよい。このような第1フィルター510には、原水を提供する後述する第1フィッティングバルブモジュール690-1と選択的に結合することができる第1フィルターマウス511が設けられてもよい。言い換えれば、第1フィルターマウス511には原水が流入してもよい。
【0066】
第2フィルター520は、フィッティングバルブモジュール690に浄水を提供してもよい。このような第2フィルター520には、浄水を提供するの、後術する第2フィッティングバルブモジュール690-2と選択的に結合されることができる第2フィルターマウス521が設けられてもよい。言い換えれば、第2フィルターマウス512から浄水が排出されてもよい。
【0067】
フィルター接続部530は、第1フィルター510および第2フィルター520に接続されてもよい。また、フィルター接続部530の内部には、第1フィルター510と第2フィルター520との間の原水及び浄水のうち1つ以上が連通するように流路が設けられてもよい。使用者は、フィルター接続部530を把持して上方に持ち上げることによって、第1フィルター510と第2フィルター520を一度にフィルターハウジング130から引き出すことができる。
【0068】
図5を参照すると、チュービング組立体600は、排出口112、フィルターモジュール500、冷却器700及び冷水流動部900のうち1つ以上と流路モジュール200とを接続してもよい。フィルターモジュール500で濾過された浄水は、チュービング組立体600を通って流路モジュール200に流入してもよい。別の例として、冷水流動部900で冷却された冷水は、チュービング組立体600を通って流路モジュール200に流入してもよい。さらに、チュービング組立体600は、流路モジュール200の複数のウォーターパイプ222、221、223のうちいくつかを接続してもよい。チュービング組立体600は、水が流れるための通路を提供してもよい。例えば、チュービング組立体600には、原水、浄水、冷水、および温水のうち1つ以上が流動してもよい。
【0069】
このようなチュービング組立体600は、ブラケット300の下側に配置されてもよく、ブラケット300に着座した流路モジュール200と選択的に接続してもよい。また、チュービング組立体600は、流路モジュール200と接続されるとき、複数のウォーターパイプ222、221、223と連通してもよい。この場合、チュービング組立体600は流路モジュール200と共に水流路を形成してもよい。例えば、浄水および冷水は、チュービング組立体600と流路モジュール200との間の水流路に沿って流れ、チュービング組立体600と流路モジュール200との間を交互に流れてもよい。このようなチュービング組立体600は、フィッティングバルブモジュール690を含んでもよい。
【0070】
図5図6図8及び図9を再度参照すると、フィッティングバルブモジュール690は、フィルターモジュール500に取り外し可能に締結され、フィルターモジュール500に供給される原水を流すための流路、及びフィルターモジュール500から排出される浄水を流すための流路のうち1つ以上の流路を提供してもよい。さらに、フィッティングバルブモジュール690は、バルブ支持体150に支持されたまま移動されてもよく、バルブ支持体150に対して結合状態または分離状態に選択的に置かれてもよい。言い換えれば、フィッティングバルブモジュール690は、フィルターモジュール500に近接する方向(後方)に移動して結合状態に置かれるか、またはフィルターモジュール500から離隔する方向(前方)に移動して分離状態に置かれてもよい。使用者は、フィッティングバルブモジュール690を分離状態または結合状態に移動させてフィルターモジュール500を容易に交換することができる。このようなフィッティングバルブモジュール690の移動方向におけるフィルターハウジング130とフィルターモジュール500との間の間隔は、フィッティングバルブモジュール690の移動距離よりも小さく形成されてもよい。敷衍して言えば、フィッティングバルブモジュール690が移動する方向におけるフィルターハウジング130とフィルターモジュール500との間の間隔は、フィッティングバルブモジュール690のハンドル694とガイド部材151との間のフィッティングバルブモジュール690が移動する方向における最大離隔距離より小さく形成されてもよく、フィッティングバルブモジュール690が移動する方向におけるフィルターハウジング130とフィルターモジュール500との間の間隔は、フィルターモジュール500がフィルターハウジング130に収容された状態で、フィルターハウジング130とフィルターモジュール500との間からフィッティングバルブモジュール690側への隙間であってもよい。
【0071】
また、フィッティングバルブモジュール690とバルブ支持体150とは、所定の隙間を有するように噛み合ってもよい。このような所定の隙間によって、フィッティングバルブモジュール690は所定の角度で傾斜した姿勢で移動することができる。所定の角度は、フィッティングバルブモジュール690が外力を受けて前方または後方に傾いた姿勢と、フィッティングバルブモジュール690が外力を受けず、傾いていない姿勢とがなす角度であってもよい。また、フィッティングバルブモジュール690は複数個設けられてもよい。複数のフィッティングバルブモジュール690は、第1フィッティングバルブモジュール690-1および第2フィッティングバルブモジュール690-2を含んでもよい。
【0072】
第1フィッティングバルブモジュール690-1は、第1フィルター510の第1フィルターマウス511に結合されてもよい。また、第1フィッティングバルブモジュール690-1は、ノースバルブ1000から流れる原水を提供してもらい、第1フィルター510に提供してもよい。また、第1フィッティングバルブモジュール690-1と第2フィッティングバルブモジュール690-2とは互いに異なる位置に置かれてもよい。例えば、図9に示すように、第1フィッティングバルブモジュール690-1は分離状態に置かれてもよく、第2フィッティングバルブモジュール690-2は結合状態に置かれてもよい。
【0073】
第2フィッティングバルブモジュール690-2は、第2フィルター520の第2フィルターマウス521に結合されて浄水を提供してもよい。このような浄水は、第2フィッティングバルブモジュール690-2を通って流路モジュール200に流れてもよい。このような第1フィッティングバルブモジュール690-1及び第2フィッティングバルブモジュール690-2を分離状態に移動させることにより、使用者は第1フィルター510及び第2フィルター520を交換することができる。
【0074】
図10をさらに参照すると、複数のフィッティングバルブモジュール690のそれぞれは、フィッティングバルブ691、ガイド追従部692、および掛止部693、ハンドル694、およびバルブフック695を含んでもよい。
【0075】
フィッティングバルブ691は、浄水または原水が流れる流路を提供してもよい。また、フィッティングバルブ691はフィルターモジュール500と選択的に締結されてもよい。このようなフィッティングバルブ691には、フィルターモジュール500に締結されることができる第1接続口691aと、チューブに接続される第2接続口691bとが形成されてもよい。第1接続口691aは、第2接続口691bより上側に位置してもよい。このような第1接続口691a及び第2接続口691bにより、原水はフィッティングバルブ691の内部から上側方向に流れ、浄水はフィッティングバルブ691の内部から下側方向に流れてもよい。
【0076】
ガイド追従部692は、フィッティングバルブ691からガイド部151bに近接する方向に延びてもよい。このようなガイド追従部692は、ガイド溝151b-1に所定の隙間を形成して噛み合ってもよい。言い換えれば、ガイド追従部692の端部はガイド溝151b-1に包まれてもよい。また、ガイド追従部692とガイド溝151b-1とは、フィッティングバルブモジュール690が移動して傾くと接触してもよい。
【0077】
掛止部693は、フィッティングバルブモジュール690が移動するとき、フィッティングバルブモジュール690の姿勢が所定の角度を超えて傾くのを防止することができる。掛止部693は、フィッティングバルブ691からガイド接続部151aに近接する方向に突出してもよい。また、掛止部693はガイド部151bより下側に位置してもよい。このような掛止部693は、フィッティングバルブモジュール690が移動するとき、ガイド部151bに当接し、フィッティングバルブモジュール690の姿勢が所定の角度を超えるのを防止することができる。
【0078】
図9を再度参照すると、ハンドル694は、フィッティングバルブ691から上側方向に突出してもよい。このようなハンドル694を利用して、使用者はフィッティングバルブモジュール690を分離状態または結合状態にしてもよい。また、ハンドル694には、第2突出部152cが挿入される挿入孔694aが形成されてもよい。このような挿入孔694aによってハンドル694は、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のときに第2突出部152cに支持されてもよい。また、ハンドル694は、フィッティングバルブモジュール690が結合状態でハンドル収容部143に収容され、移動防止リブ144によってフィルターモジュール500から離隔する方向に移動するのを防止することができる。
【0079】
バルブフック695は、フィッティングバルブモジュール690が分離状態で所定の位置に置かれるとき、バルブ支持体150に掛かってもよい。また、バルブフック695は、フィッティングバルブ691からガイド部材151に近接する方向に突出形成されてもよい。言い換えれば、バルブフック695は、所定の位置でガイド部材151の端部に掛かってもよい。このような所定の位置は、フィッティングバルブモジュール690がフィルターモジュール500からできるだけ離隔した位置(最大離隔位置)で、ガイドカバー152に接触した位置を意味してもよい。このようなバルブフック695によって、フィッティングバルブモジュール690が所定の位置からフィルターモジュール500に近接する方向(後方)に任意に移動するのを阻止することができる。さらに、バルブフック695は弾性変形してもよい。バルブフック695は、例えば、フィッティングバルブモジュール690が結合状態と所定位置以前との間に置かれると弾性圧縮され、所定位置に置かれるとフィッティングバルブ691から離隔する方向(前方)に弾性復元されてガイド部材151の端部に接触してもよい。
【0080】
図4を再度参照すると、冷却器700は、浄水を所定の温度以下に冷却することによって冷水を提供してもよい。このような冷却器700は、冷水流動部900の上側に配置されてもよく、冷却器700から吐出された冷水は冷水流動部900に流動してもよい。
【0081】
ヒータ800は、浄水を所定の温度以上に加熱することにより温水を提供してもよい。このようなヒータ800から吐出された温水は、チュービング組立体600に流れてもよい。
【0082】
冷水流動部900は、冷却器700から提供された冷水が流動するための空間を提供してもよい。また、冷水流動部900は、冷却器700によって冷却された冷水が貯蔵されるための空間を提供してもよい。このような冷水流動部900は、一例として、水タンクの形態で構成され、冷水が流れる空間と冷水が貯蔵される空間とを提供してもよい。また、冷水流動部900は、別の例として、薄いパイプ状に構成されるか、内部に隔壁が設けられた水タンク状に構成されて、浄水が冷却されるとすぐに流れる空間を提供してもよい。
【0083】
ノースバルブ1000は、外部から流入する原水の流量を制御するように作動されてもよい。例えば、ノースバルブ1000は、原水をフィルターモジュール510に案内する原水流路を選択的に開閉できるバルブであってもよく、原水が流れる通路を開閉することにより原水の流量を制御してもよい。言い換えれば、ノースバルブ1000は、フィルターモジュール510より上流に配置されてもよい。このようなノースバルブ1000の駆動は、回路基板1100によって制御されてもよい。また、ノースバルブ1000は原水をフィッティングバルブ690に案内してもよい。このようなノースバルブ1000は、チュービング組立体600に隣接する位置に配置されてもよい。
【0084】
図3を再度参照すると、回路基板1100はチュービング組立体600の動作を制御してもよい。例えば、回路基板1100は、原水が流れる通路を開くようにノースバルブ1000を制御してもよい。また、回路基板1000は、フィッティングバルブモジュール690が結合状態から離脱する際に、フィッティングバルブモジュール690に原水が供給されるのを遮断するために原水流路を閉じるようにノースバルブ1000を制御してもよい。このような回路基板1100は、複数の基板と複数の電線とを含んでもよく、カバーフレーム120に固定支持されてもよい。したがって、回路基板1100は、カバーフレーム120がブラケット300から分離されるように回転すると、カバーフレーム120と共に回転してもよい。回路基板1100は、カバーフレーム120と一緒に分離されることによって容易に外部に露出することができる効果がある。また、回路基板1100は、カバーフレーム120と共に分離されたままメインフレーム110に固定支持されることにより、回路基板1100を容易にメンテナンスできる効果がある。回路基板1100は、マイクロプロセッサを含む演算装置、センサーなどの測定装置およびメモリによって実現されてもよく、その実現方式は当業者にとって自明な事項であるので、さらなる詳細な説明は省略する。
【0085】
チューブ(図示せず)は、フィッティングバルブモジュール690が結合状態から外れるときに曲がるようにフィッティングバルブモジュール690に結合されてもよい。例えば、チューブはゴムのように柔らかいチューブ状に形成されて曲げられてもよいが、これに限定されず、セラミックのようなハードチューブ状に形成されて曲げられてもよい。このようなチューブは、ノースバルブ1000から提供される原水をフィッティングバルブモジュール690に提供することができ、またはフィッティングバルブモジュール690から排出される浄水を提供してもらうことができる。言い換えれば、チューブは第2接続口691bに接続されてもよい。
【0086】
以下、本発明の第1実施形態に係る浄水器1の作用及び効果について説明する。
【0087】
使用者は、外部から供給された水を濾過するために本発明の一実施形態に係る浄水器1を使用することができる。このような浄水器1は、原水を濾過して浄水を使用者に提供することができる。また、浄水器1は、使用者の選択に応じて浄水を冷却または加熱することにより、冷水または温水を使用者に提供することができる。
【0088】
また、フィッティングバルブモジュール690は、バルブ支持体150に対して分離状態または結合状態に置かれるように移動可能であるため、使用者はフィルターモジュール500を容易に交換することができる。また、フレーム100の上部カバーとフィルターキャップ140とが上側方向に分離され、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のとき、フィルターモジュール500が上側方向に移動して交換されることができるため、メインフレーム100とフィルターモジュール500との間隔が狭い場合でも、フィルターモジュール500を容易に交換することができる。
【0089】
さらに、フィッティングバルブモジュール690が分離状態で所定の位置にあるとき、フィッティングバルブモジュール690は、ガイドカバー152およびバルブフック695のうち少なくともいずれかによって移動を制限されることができるため、使用者はフィッティングバルブモジュール690に干渉されずにフィルターモジュール500を交換することができる。また、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のとき、フィルターキャップ140がハンドル694と干渉するように構成されているので、使用者はフィッティングバルブモジュール690がフィルターモジュール500に正しく固定されていないことを認識することができる。
【0090】
以下、図13図18を参照して、本発明の第2実施形態に係る浄水器1について説明する。本発明の第2実施形態を説明するにあたり、上述した第1実施形態のガイド部材151およびガイドカバー152は、それぞれ第1ガイド部材および第1ガイドカバーと称する。また、本発明の第2実施形態を説明するにあたり、上述した第1実施形態と比較したとき、バルブ支持体150とフィッティングバルブモジュール690の構成において相違点があることから、以下、これらの相違点を主に説明し、同じ説明および図面符号は上述の実施形態を援引する。
【0091】
図13図15を参照すると、バルブ支持体150は、第2ガイド部材153および第2ガイドカバー154を含んでもよい。
【0092】
第2ガイド部材153は、フィルターハウジング130から離隔する方向に延びてフィッティングバルブモジュール690の移動を案内してもよい。また、第2ガイド部材153内にフィッティングバルブモジュール690のレール部697が挿入されて噛み合ってもよい。このような第2ガイド部材153には、レール部697の外形の少なくとも一部と対応する形状を有するレール溝153aが形成されてもよい。また、第2ガイド部材153は、複数のフィッティングバルブ691の間に配置してもよく、レール部697の個数に対応して複数個形成されてもよい。
【0093】
第2ガイドカバー154は、レール溝153aの上側の前方を覆うように第2ガイド部材153に接続されてもよい。このような第2ガイドカバー154は、フィッティングバルブモジュール690が分離状態で所定位置にあるときにレール部697と接触してレール部697がフィルターモジュール500から離隔する方向に移動されるのを阻止することができる。
【0094】
フィッティングバルブモジュール690は、複数のフィッティングバルブ691、ハンドル694、バルブ接続部696、およびレール部697を含んでもよい。
【0095】
複数のフィッティングバルブ691は、第1バルブ691-1及び第2バルブ691-2を含んでもよい。
【0096】
第1フィッティングバルブ691-1は、第1フィルターマウス511と分離可能に締結されてもよい。言い換えれば、フィッティングバルブモジュール690が結合状態のとき、第1フィッティングバルブ691-1は第1フィルター510に原水を提供してもよい。また、第1フィッティングバルブ691-1は、チューブを介してノースバルブ1000から原水を提供してもらってもよい。
【0097】
第2フィッティングバルブ691-2は、第2フィルターマウス511と分離可能に締結されてもよい。言い換えれば、フィッティングバルブモジュール690が分離状態のとき、第2フィッティングバルブ691-2は第2フィルター520から浄水を提供してもらってもよい。また、第2フィッティングバルブ691-2は、チューブに浄水を排出してもよい。
【0098】
また、第1フィッティングバルブ691-1と第2フィッティングバルブ691-2は同時に移動されてもよい。例えば、図16に示すように、フィッティングバルブモジュール690が結合状態に置かれるとき、第1フィッティングバルブ691-1と第2フィッティングバルブ691-2は同時にフィルターモジュール500に結合されてもよい。また、図17に示すように、フィッティングバルブモジュール690が分離状態に置かれるとき、第1フィッティングバルブ691-1と第2フィッティングバルブ691-2は同時にフィルターモジュール500から分離されてもよい。
【0099】
ハンドル694は、バルブ接続部696から上側方向に突出してもよい。このようなハンドル694によって、使用者はフィッティングバルブモジュール690を結合状態または分離状態に移動させてもよい。
【0100】
バルブ接続部696は、水平方向に延びて第1フィッティングバルブ691-1と第2フィッティングバルブ691-2に接続されてもよい。このようなバルブ接続部696により、第1フィッティングバルブ691-1と第2フィッティングバルブ691-2は同時に移動されてもよい。
【0101】
図18をさらに参照すると、フィッティングバルブモジュール690のレール部697は、バルブ支持体150の第2ガイド部材153によって支持されて移動されてもよい。このようなレール部697は、バルブ接続部696から第2ガイド部材153に近接する方向に延びて第2ガイド部材153に噛み合ってもよい。言い換えれば、レール部697の一側はバルブ接続部696に接続され、一側の反対側である他側はレール溝153aに噛み合ってもよい。レール部697の他側はレール溝153aによって包まれてもよい。このようなレール部697の他側は、レール溝153aによって上側方向に移動するのが防止されてもよい。また、レール部697は、複数のフィッティングバルブ691の間に配置されてもよく、複数形成されてもよい。
【0102】
以下、本発明の第2実施形態に係る浄水器1の作用及び効果について説明する。
【0103】
第2実施形態に係る浄水器1によれば、使用者は複数のフィッティングバルブ691-1、691-2を同時に移動させることができるため、フィッティングバルブモジュール690を結合状態又は分離状態に容易に移動させることにより、フィルター510、520をより容易に交換することができる。
【0104】
以上、本発明の実施形態を具体的な実施形態として説明したが、これは例示に過ぎず、本発明はこれに限定されず、本明細書に開示された技術的思想に従う最も広い範囲を有するものと解釈されるべきである。当業者は、開示された実施例を組合せ/置換して摘示されていない形状のパターンを実施することができるが、これも本発明の範囲から逸脱しないであろう。さらに、当業者は、本明細書に基づいて開示された実施形態を容易に変更または変形することができ、そのような変更または変形も本発明の権利範囲に属することは明らかである。
図1
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図5
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【国際調査報告】