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特表2023-553752支援リソースセット決定方法、装置及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-25
(54)【発明の名称】支援リソースセット決定方法、装置及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/40 20230101AFI20231218BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20231218BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023537308
(86)(22)【出願日】2020-12-21
(85)【翻訳文提出日】2023-06-19
(86)【国際出願番号】 CN2020138068
(87)【国際公開番号】W WO2022133665
(87)【国際公開日】2022-06-30
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ,ウェンスー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE25
5K067EE71
(57)【要約】
本開示は、支援リソースセット決定方法、装置及び記憶媒体に関する。支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスに適用され、支援リソースサブセットを決定するステップであって、前記支援リソースサブセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む。本開示によれば、第2デバイスに報告されるリソース数を減少させ、さらにシグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支援リソースセット決定方法であって、第1のデバイスに適用され、前記方法は、
支援リソースサブセットを決定するステップであって、前記支援リソースサブセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定方法。
【請求項2】
前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである、
ことを特徴とする請求項1に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項3】
前記支援リソースサブセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項2に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項4】
前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項2に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項5】
前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項4に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項6】
前記第1のリスト長は予め設定された固定のリスト長である、
ことを特徴とする請求項2~5のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項7】
前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である、
ことを特徴とする請求項2~5のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項8】
前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項7に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項9】
前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい、
ことを特徴とする請求項1に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項10】
前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項9に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項11】
前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間または終了時間である、
ことを特徴とする請求項10に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項12】
前記支援リソースセット決定方法は、
前記支援リソースサブセットを送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~11のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項13】
支援リソースセット決定方法であって、第2のデバイスに適用され、前記支援リソースセット決定方法は、
支援リソースサブセットを受信するステップであって、前記支援リソースサブセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定方法。
【請求項14】
前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである、
ことを特徴とする請求項13に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項15】
前記支援リソースサブセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項14に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項16】
前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項15に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項17】
前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項16に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項18】
前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である、
ことを特徴とする請求項14~17のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項19】
前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である、
ことを特徴とする請求項14~17のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項20】
前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項19に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項21】
前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい、
ことを特徴とする請求項13に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項22】
前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである、
ことを特徴とする請求項21に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項23】
前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である、
ことを特徴とする請求項22に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項24】
支援リソースセット決定装置であって、第1のデバイスに適用され、前記装置は、
支援リソースサブセットを決定するように構成される処理ユニットであって、前記支援リソースサブセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む処理ユニットを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定装置。
【請求項25】
前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである、
ことを特徴とする請求項24に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項26】
前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である、
ことを特徴とする請求項25に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項27】
前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である、
ことを特徴とする請求項25に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項28】
前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい、
ことを特徴とする請求項24に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項29】
前記支援リソースセット決定装置は送信ユニットをさらに含み、
前記送信ユニットは、前記支援リソースサブセットを送信するように構成される、
ことを特徴とする請求項24~28のいずれかに記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項30】
支援リソースセット決定装置であって、第2のデバイスに適用され、前記支援リソースセット決定装置は、
支援リソースサブセットを受信するように構成される受信ユニットであって、前記支援リソースサブセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む受信ユニットを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定装置。
【請求項31】
前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである、
ことを特徴とする請求項30に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項32】
前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である、
ことを特徴とする請求項31に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項33】
前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である、
ことを特徴とする請求項31に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項34】
前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい、
ことを特徴とする請求項30に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項35】
支援リソースセット決定装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~12のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行するか、または請求項13~23のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする支援リソースセット決定装置。
【請求項36】
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が請求項1~12のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行できるか、または請求項13~23のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行できるようにする、
ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、特に支援リソースセット決定方法、装置及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)以来、第3世代パートナーシップ(Third Generation Partnership、3GPP)は、端末から端末への直接通信の規格として、サイドリンク(Sidelink、SL、ダイレクトリンクとも呼ばれる)の規格を開発している。2020年7月には、新しい無線(New Radio、NR)Sidelinkの最初の規格が、バージョン(Release)16(以下、Rel-16と略称する)で完成し、その中でNR Sidelinkのソリューションは主にビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything、V2X)とパブリックセーフティに使用される。V2Xとパブリックセーフティに対して、時間的制約のため、Release16はサービス要求と運用案を完全にサポートしておらず、サービスとシステム(Service and System Aspects、SA)はRelease17 NR Sidelinkでいくつかの拡張を行い、例えば、3GPP向けの高度なV2Xサービスをサポートするアーキテクチャの拡張とシステムの拡張である。また、SAワークグループでは、NR Sidelinkに関連する他のビジネスユースケース、例えばネットワーク制御のインタラクティブサービス、強化エネルギー効率リレー、広範なカバレッジ、オーディオビジュアルサービスの作成を検討している。そこで、3GPP第86回総会では、Release17の立件において、NR Sidelinkの拡張を作業項目とし、Sidelink伝送の信頼性の拡張と遅延の低減を目的としている。
【0003】
NR Sidelinkの拡張では、サイド通信のユーザ機器Aに対して、リソース選択方式がmode 2であるユーザ機器Bに1つの支援リソースセットを送信することができ、ユーザ機器Bは自身のデータ伝送のためのリソース選択を行うときに考慮する。しかしながら、関連技術では、ユーザ機器Aが支援リソースセットを送信するとき、センシングされる支援リソースセットのリソース数が多いため、ユーザ機器Aが支援リソースセットを送信するためのシグナリングオーバーヘッドが大きくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を克服するために、本開示は支援リソースセット決定方法、装置及び記憶媒体を提供し、リソース利用率を高め、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、支援リソースセット決定方法を提供し、第1のデバイスに適用され、前記方法は、支援リソースサブセットを決定するステップであって、前記支援リソースサブセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む。
【0006】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0007】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0008】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0009】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0010】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0011】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0012】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0013】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0014】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0015】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0016】
一実施例では、前記支援リソースセット決定方法は、前記支援リソースサブセットを送信するステップをさらに含む。
【0017】
本開示の実施例の第2の態様によれば、支援リソースセット決定方法を提供し、第2のデバイスに適用され、前記支援リソースセット決定方法は、支援リソースサブセットを受信するステップであって、前記支援リソースサブセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む。
【0018】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0019】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0020】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0021】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0022】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0023】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0024】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0025】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0026】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0027】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0028】
本開示の実施例の第3の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、第1のデバイスに適用され、前記装置は、支援リソースサブセットを決定するように構成される処理ユニットであって、前記支援リソースサブセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む処理ユニットを含む。
【0029】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0030】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0031】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0032】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0033】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0034】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0035】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0036】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0037】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0038】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0039】
一実施例では、前記支援リソースセット決定装置は、前記支援リソースサブセットを送信するように構成される送信ユニットをさらに含む。
【0040】
本開示の実施例の第4の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、第2のデバイスに適用され、前記支援リソースセット決定装置は、支援リソースサブセットを受信するように構成される受信ユニットであって、前記支援リソースサブセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む受信ユニットを含む。
【0041】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0042】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0043】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0044】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0045】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0046】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0047】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0048】
一実施例では、前記支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0049】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0050】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0051】
本開示の実施例の第5の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態に記載の支援リソースセット決定方法を実行するように構成される。
【0052】
本開示の実施例の第6の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載の支援リソースセット決定方法を実行するように構成される。
【0053】
本開示の実施例の第7の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態の前記支援リソースセット決定方法を実行できるようにする。
【0054】
本開示の実施例の第8の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載の支援リソースセット決定方法を実行できるようにする。
【発明の効果】
【0055】
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを支援リソースサブセットとして決定することにより、第2デバイスに報告されるリソース数を減少させ、さらにシグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【0056】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
図1】例示的な一実施例によって示される通信システムの概略図である。
図2】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。
図4】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。
図5】本開示の例示的な一実施例における第1デバイスが、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとしてランダムに選択する概略図である。
図6】本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスがRSRPに基づいてセンシングされた候補支援リソースセットから第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースサブセットとして選択する概略図である。
図7】従来技術で決定された候補支援リソースセットの概略図である。
図8】本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定して、支援リソースセット決定を行う概略図である。
図9】本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて支援リソースサブセットを決定できる概略図である。
図10】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図である。
図11】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図である。
図12】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定のための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0058】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の請求項の範囲に詳細に記載された、本開示のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0059】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は図1に示すサイド通信システムに適用可能である。図1に示すように、サイド通信デバイス間でサイド通信を行うシナリオでは、ネットワークデバイスは、サイド通信デバイス1にデータ伝送のための様々な伝送パラメータを設定する。サイド通信デバイス1、サイド通信デバイス2及びサイド通信デバイス3は、サイド通信を行う。サイド通信デバイス2とサイド通信デバイス3との間に障害物が存在してもよい。ネットワークデバイスとサイド通信デバイスとの間で通信するリンクはアップリンクダウンリンクであり、サイド通信デバイスとサイド通信デバイスとの間のリンクはサイドリンク(sidelink)である。
【0060】
本開示では、サイド通信デバイス間で直接通信する通信シナリオは、車両用無線通信技術(Vehicle to Everything、V2X)サービスシナリオであってもよい。ここで、Vは車載機器を表し、Xは車載機器とインタラクションをする任意のオブジェクトを表す。現在、Xは主に車載機器、ハンドヘルド機器、交通路側インフラ、及びネットワークを含む。V2Xインタラクションの情報パターンは、車載機器と車載機器の間(Vehicle to Vehicle,V2V)、車載機器と路側機器の間(Vehicle to Infrastructure,V2I)、車載機器とハンドヘルド機器の間(Vehicle to Pedestrian,V2P)、車載機器とネットワークとの間(Vehicle to Network,V2N)のインタラクションを含む。
【0061】
次世代5Gモバイル通信技術の発展に伴い、3GPP Rel-16では5G NR技術を利用することにより、車列管理(Vehicles Platooning)、知覚拡張(Extended Sensors)、先進運転(Advanced Driving)、及び遠隔運転(Remote Driving)など、新たなV2X通信サービスとシナリオへのサポートを実現した。全体的に言えば、5G V2X sidelinkはより高い通信速度、より短い通信遅延、より信頼性の高い通信品質を提供することができる。
【0062】
サイド通信デバイス間の直接通信の通信シナリオは、端末間(Device to Device,D2D)の通信シナリオであってもよい。本開示の実施例の直接通信を行うサイド通信デバイスは様々な無線通信機能を備えるハンドヘルドデバイス、車載機器、装着可能デバイス、コンピューティングデバイスまたは無線モデムに接続される他の処理デバイス、およびさまざま形式のユーザ機器(User Equipment,UE)、モバイルステーション(Mobile Station,MS)、端末(Terminal)、端末機器(Terminal Equipment)などを含むことができる。説明を容易にするために、本開示の実施例は、以下のサイド通信デバイスをユーザ機器とする例として説明する。
【0063】
ここで、NR Sidelinkの拡張により、伝送信頼性を向上させ、時間遅延を低減することができる。NR Sidelinkの拡張では、mode 2リソース割り当てを拡張する点で、3GPPワーキンググループは、ユーザ機器間でリソース選択を支援する方式を検討する必要があると結論した。この方式では、2つのユーザ機器が規定され、例えば、ユーザ機器Aは、ユーザ機器Bの支援ユーザ機器であり、ユーザ機器Bは、自身で送信されるデータのためにリソース選択を行う必要があるユーザ機器を指す。ここで、ユーザ機器Aは1つのリソースセットを決定して、mode 2の方式でユーザ機器Bに送信し、ユーザ機器Bはリソース選択を行うとき、ユーザ機器Aから送信された支援リソースセットを考慮し、すなわち、ユーザ機器Bが支援リソースセット協力機構を使用してリソース選択を行うと理解することができる。ここで、ユーザ機器Bは、ユーザ機器Aおよび/または他のユーザ機器にデータを送信することができる。
【0064】
しかしながら、ユーザ機器Aが支援リソースセットを送信するとき、ユーザ機器Aがセンシングしたすべての候補支援リソースセットを制御シグナリングを介してユーザ機器Bに送信すると、センシングした候補支援リソースセット内のリソース数が大きい場合、大きな制御シグナリングのオーバーヘッドをもたらす。
【0065】
制御シグナリングのオーバーヘッドを低減するために、本開示の実施例は、支援リソースセット決定方法を提供し、ユーザ機器Aが、センシングされた候補支援リソースセットから一部の時間周波数リソースを支援リソースサブセットとして選択し、この支援リソースサブセットをユーザ機器Bに報告し、ユーザ機器Aがユーザ機器Bに報告するリソースの数を減少させ、ユーザ機器Bがリソース選択を行うことを支援する。
【0066】
本開示の実施例では、説明を容易にするために、支援リソースを提供するデバイスを第1のデバイスと呼び、支援リソースセット協力機構を使用してリソース選択を行うデバイスを第2のデバイスと呼ぶ。
【0067】
図2は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。図2に示すように、支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスに適用され、以下のステップS11を含む。
【0068】
ステップS11において、支援リソースサブセットを決定する。
【0069】
ここで、支援リソースサブセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0070】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを支援リソースサブセットとして決定することにより、第2デバイスに報告されるリソース数を減少させ、さらにシグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【0071】
図3は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。図3に示すように、支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスに適用され、以下のステップを含む。
【0072】
ステップS21において、支援リソースサブセットを決定する。
【0073】
ここで、支援リソースサブセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0074】
ステップS22において、支援リソースサブセットを送信する。
【0075】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを支援リソースサブセットとして決定し、この支援リソースサブセットを第2のユーザ機器に送信することにより、第2デバイスに報告されるリソース数を減少させ、さらにシグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【0076】
本開示の実施例では、第2のデバイスは、第1のデバイスから送信された支援リソースサブセットを受信し、リソース選択を行うとき、第1のデバイスから送信された支援リソースサブセットを考慮して、支援リソースセット協力機構を使用してリソース選択を行うことができる。
【0077】
図4は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。図4に示すように、支援リソースセット決定方法は第2のデバイスに適用され、以下のステップS31を含む。
【0078】
ステップS31において、支援リソースサブセットを受信する。
【0079】
ここで、支援リソースサブセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0080】
本開示の実施例では、第2のデバイスは支援リソースサブセットを受信し、この支援リソースサブセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含み、第2のデバイスが支援リソースセットを受信するためのシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0081】
本開示の実施例は、以下、上記第1のデバイスから送信された支援リソースサブセット及び/又は第2のデバイスによって受信された支援リソースサブセットを説明する。
【0082】
一実施例では、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、支援リソースサブセットはリソースリスト(ist)であってもよい。
【0083】
ここで、本開示の実施例では、支援リソースサブセットとするリソースリストは、リスト長を有し、以下、第1のリスト長と呼ぶ。
【0084】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、第1のデバイスはリソースリストの方式によって支援リソースサブセットを報告し、第1のリスト長のリソースリストを報告することができる。第1のリスト長がLであると仮定する。第1のデバイスはリソースリストの方式によって支援リソースサブセットを報告し、リスト長がLである支援リソースサブセットを報告する。
【0085】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、第2のデバイスはリスト長がLであるリソースリストを受信し、このリソースリストに基づいて支援リソースサブセットを決定することができる。
【0086】
ここで、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、リソースリスト形式の支援リソースサブセットの第1のリスト長は固定のリスト長であってもよい。例えば、第1のリスト長は予め設定された固定のリスト長である。
【0087】
本開示の実施例では、第1のデバイスは、支援リソースサブセットを決定するとき、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて決定することができる。ここで、第2のデバイスは、制御シグナリングを介して、第1のデバイスへ送信される支援要求に第2デバイスのリソース選択ウィンドウを搬送する。第1のデバイスは、センシングされた候補支援リソースセット、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウにあるリソースを番号付けしてリソースリストを形成する。ここで、リソースリスト番号付けの方式は、第1のデバイスと第2のデバイスが事前に約束したものである。言い換えれば、第1デバイスと第2デバイスの両方は、リソースリスト及びリソースリストの番号を決定することができる。ここで、リソースリスト番号は、周波数領域において周波数領域ユニット、時間領域において時間領域ユニットを粒度として番号付けされる。周波数領域ユニットは、チャネル(channel)、サブチャネル(subchannel、sub-channel)、サブバンド(subband)、帯域幅(band)などであってもよい。時間領域ユニットは、スロット(slot)、無線フレーム(radio frame)、サブフレーム(subframe)、ミニスロット(mini‐slot、mini slot)、シンボル(symbol)、伝送時間間隔(transmission time interval、TTI)などであってもよい。本開示の実施例では、リソースリスト番号は周波数領域においてサブチャネル、時間領域においてスロットを粒度として番号付けされるが、本開示ではこれに限定されない。
【0088】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、支援リソースサブセットは、候補支援リソースセットからランダムに選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースであってもよい。すなわち、本開示の実施例では、第1のデバイスは、候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースサブセットとしてランダムに選択することができる。
【0089】
図5は、本開示の例示的な一実施例における第1デバイスが、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとしてランダムに選択する概略図である。図5に示すように、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットは、周波数領域でsubchannel、時間領域でslotを粒度として、リソースリスト番号付けを行う。図5に示すように、リソースリスト内の時間周波数リソースは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットである。第1のリスト長L=8が予め設定されると仮定すると、第1のデバイスは、候補支援リソースセットにおいてリスト長が8であるリソースリストをランダムに報告する。例えば、番号が{2、4、5、7、8、10、12、20}である時間周波数リソースをランダムに選択して支援リソースサブセットとして、第2のデバイスに送信することができる。
【0090】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、支援リソースサブセットは候補支援リソースセットから、基準信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)に基づいて選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースであってもよい。すなわち、第1のデバイスはRSRPに基づいて、センシングされた候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースサブセットとして選択する。
【0091】
一実施例では、第1のデバイスは、基準信号受信電力値が小さい順に、候補支援リソースセットから第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを選択する。
【0092】
図6は、本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスがRSRPに基づいてセンシングされた候補支援リソースセットから第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースサブセットとして選択する概略図である。図6に示すように、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットの時間帯Tproc,0の時間内に、監視されたリソースで、測定された物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)の復調基準信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)のRSRP値を小さい順にソートし、RSRP値が低いリソースを優先的に選択する。予め設定して報告されたリソースリストのリスト長Lに従って、第1のデバイスはリスト長が8で、RSRP値が低いリソース、例えば{5、7、8、10、12、20、22、25}を選択し、これらの時間周波数リソースは、第2のデバイスによってデータ送信を行う干渉が最小である。番号が{5、7、8、10、12、20、22、25}である時間周波数リソースを、支援リソースサブセットとして第2のデバイスに送信する。
【0093】
本開示の実施例に係る支援リソースセット決定方法は、報告されたリソースリストの第1のリスト長Lを予め設定し、第1のデバイスは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットに属し、長がLである支援リソースセットを、支援リソースサブセットとして報告する。
【0094】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、リソースリストの第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長であってもよい。一方で、柔軟で動的に変化するリスト長であってもよい。
【0095】
一実施例では、本開示の実施例では、第1のリスト長は、候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合に基づいて決定される。
【0096】
ここで、本開示の実施例では、説明を容易にするために、候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合を第1の割合と呼ぶ。ここで、通信プロトコルR16に基づいて、リソース選択のランダム性を保証するために、リソースセンシングのstep 1で決定された候補支援リソースセット内のリソースとリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が≧X%(第1の割合)の要求を満たす必要がある。ここで、X%はプロトコルによって規定され、このようにリソースがより多く、リソース選択のランダム性を満たすことを保証する。
【0097】
一実施例では、本開示の実施例によって提供される候補支援リソースセット決定方法では、第1の割合に対する割合オフセット値(Y%)を設定することができる。第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定する。
【0098】
一実施例では、本開示の実施例では、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースの数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1リスト長を決定することができる。例えば、第1のデバイスは、L=S*(X%+Y%)で第1のリスト長を決定する。ここで、Sは、UEBリソース選択ウィンドウにあるリソース数であり、X%は第1の割合であり、Y%は第1の割合に対する割合オフセット値であり、Lは第1のリスト長である。
【0099】
ここで、本開示の実施例では、第1の割合に対する割合オフセット値Y%は無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)によって予め設定される。UEBリソース選択ウィンドウ内のリソース数Sはリソース選択ウィンドウ内の位置に基づいてリソース数を計算する。ここで、第1のデバイスは、第2のデバイスの支援要求によってリソース選択ウィンドウの位置を取得する。
【0100】
本開示の実施例では、第1のデバイスは、リソースリストの第1のリスト長を計算することにより、制御シグナリングを介して、決定されたリソースリストを第2のデバイスに通知する。第1のデバイスは、センシングされた候補支援リソースセットから、1つのリソースリストのリスト長がLである支援リソースサブセットをランダムに選択して第2のデバイスに報告する。第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定することにより、報告される第1のリスト長が第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内のリソースの数に応じて変化し、方案がより柔軟になる。
【0101】
可能な一実施例では、第1の割合X%が40%であると仮定すると、第1のデバイスが候補支援リソースセットセンシングを行うとき、最終的に決定されたリソース割合がX%より大きいことに満たす必要がある。例えば、本開示の実施例では候補支援リソースセットの割合が75%であるように設定する。図7は、従来技術で決定された候補支援リソースセットの概略図である。図7に示すように、第1のデバイスは、28個の時間周波数リソースから、21個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信する必要がある。
【0102】
図8は、本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定し、支援リソースセット決定を行う概略図である。図8に示すように、本開示の実施例では、第1のデバイスが支援リソースサブセットを決定するとき、選択されたリソースが、第1の割合X%より大きく、(X%+Y%)より小さいことを満たす必要がある。第1の割合X%が40%であり、(X%+Y%)が50%であると仮定すると、第1のデバイスは、28個の時間周波数リソースから12個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信することができる。
【0103】
ここで、第1のデバイスは、28個の時間周波数リソースから12個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信することができ、28個の時間周波数リソースから21個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信することに比べて、報告される支援リソース数を減少させ、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0104】
本開示の実施例によって提供される支援リソース決定方法では、第1のデバイスは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて支援リソースサブセットを決定することができる。
【0105】
一実施例では、支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースである。ここで、第1のスロット長は第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0106】
一実施例では、支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。ここで、第1の時間は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0107】
図9は、本開示の例示的な一実施例の第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて支援リソースサブセットを決定できる概略図である。図9に示すように、ユーザ機器Aは、選択ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウの終了位置のスロットn+T2より前にあり、スロット長が固定値L(L≦ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウのslotの数、Lの値はRRCによって予め設定される)個のslotの時間周波数リソースを選択して支援リソースサブセットとして、ユーザ機器Bに報告する。
【0108】
ここで、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウの終了位置のスロットn+T2の位置は、ユーザ機器Bが制御シグナリングを介して支援要求でユーザ機器Aに通知したものである。ここで、スロット長Lの値は、RRCシグナリングを介して予め設定される。
【0109】
なお、本開示の実施例では、ユーザ機器Aは、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウ[n+T1、n+T2]を知っている。ここで、ユーザ機器Aは、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウ内にある時間周波数リソースをセンシングするが、報告スロット長がLである時間周波数リソースを選択して支援リソースサブセットとして、ユーザ機器Bに報告する。すなわち、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウ内にある時間周波数リソースの1つの時間周波数リソースサブセットを報告する。
【0110】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスが、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にあり、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さいリソースを選択して支援リソースサブセットとして、第2のデバイスに送信することにより、送信される支援リソースの数を減少させ、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0111】
なお、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスと第2のデバイスとが支援リソースセットの送受信を行うためのインタラクション過程に適用することができる。第1のデバイスと第2のデバイスとがインタラクションして支援リソースセットの送受信を実現する過程について、第1のデバイスと第2のデバイスとは上記の実施例に係る支援リソースセット決定方法を実現する対応する機能を備え、本開示の実施例は、ここで詳細に説明しない。
【0112】
同じ構想に基づいて、本開示の実施例は、支援リソースセット決定装置をさらに提供する。
【0113】
なお、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定装置は、上記機能を実現するために、各機能を実行するためのハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む。本開示で開示された各実施例のユニット及びアルゴリズムステップと併せて、本開示の実施例は、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせで実現することができる。特定の機能はいかにハードウェアやコンピュータソフトウェアがハードウェアを駆動する方式で実行するかは、技術案の特定の応用と設計制約条件次第である。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の実施例の技術案の範囲を超えていると考えてはならない。
【0114】
図10は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図。図10を参照すると、この支援リソースセット決定装置100は、第1のデバイスに適用され、処理ユニット101を含む。
処理ユニット101は、支援リソースサブセットを決定するように構成され、支援リソースサブセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0115】
一実施例では、支援リソースサブセットは、第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0116】
一実施例では、支援リソースサブセットは、候補支援リソースセットからランダムに選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0117】
一実施例では、支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0118】
一実施例では、支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0119】
一実施例では、第1のリスト長は予め設定された固定のリスト長である。
【0120】
一実施例では、第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、第1の割合は、候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0121】
一実施例では、第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0122】
一実施例では、支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、第1のスロット長は第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0123】
一実施例では、支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0124】
一実施例では、第1の時間は、リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0125】
一実施例では、支援リソースセット決定装置100は送信ユニット102をさらに含む。送信ユニット102は、支援リソースサブセットを送信するように構成される。
【0126】
図11は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図である。図11を参照すると、この支援リソースセット決定装置200は、第2のデバイスに適用され、受信ユニット201を含む。
受信ユニット201は、支援リソースサブセットを受信するように構成され、支援リソースサブセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0127】
一実施例では、支援リソースサブセットは、第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0128】
一実施例では、支援リソースサブセットは、候補支援リソースセットからランダムに選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0129】
一実施例では、支援リソースサブセットは、基準信号受信電力に基づいて候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0130】
一実施例では、支援リソースサブセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0131】
一実施例では、第1のリスト長は予め設定された固定のリスト長である。
【0132】
一実施例では、第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、第1の割合は候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0133】
一実施例では、第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0134】
一実施例では、支援リソースサブセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、第1のスロット長は第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0135】
一実施例では、支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0136】
一実施例では、第1の時間は、リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0137】
上記実施例の装置について、その各モジュールの操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例においてすでに詳細に説明されているが、ここでは詳細に説明しない。
【0138】
図12は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定のための装置300のブロック図である。例えば、装置300は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0139】
図12を参照すると、装置300は、処理コンポーネント302、メモリ304、電力コンポーネント306、マルチメディアコンポーネント308、オーディオコンポーネント310、入力/出力(I/O)インターフェース312、センサコンポーネント314、および通信コンポーネント316のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0140】
処理コンポーネント302は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置300の全体の操作を制御する。処理コンポーネント302は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ320を含むことができる。また、処理コンポーネント302は、他のコンポーネントとのインタラクションの処理を容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント302は、マルチメディアコンポーネント308と処理コンポーネント302とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0141】
メモリ304は、装置300での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置300で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ304は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0142】
電力コンポーネント306は、装置300の様々なコンポーネントのために電力を提供する。電力コンポーネント306は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他の装置300の電力の生成、管理、及び配分に関連するコンポーネントを含むことができる。
【0143】
マルチメディアコンポーネント308は、前記装置300とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント308は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置300が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0144】
オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント310は、装置300が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ304に記憶されてもよく、または通信コンポーネント316を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカをさらに含む。
【0145】
I/Oインターフェース312は、処理コンポーネント302と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0146】
センサコンポーネント314は、装置300に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント314は、装置300のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置300のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント314は、装置300または装置300のコンポーネントの位置変更、ユーザが装置300との接触が存在または存在しないか、装置300の方位または加速/減速および装置300の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント314は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント314は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント314は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0147】
通信コンポーネント316は、装置300と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置300は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2 Gまたは3 G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント316は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント316は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0148】
例示的な実施例では、装置300は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0149】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ304をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するために、装置300のプロセッサ320によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0150】
さらに、本開示の「複数」は2つ以上を意味し、他の助数詞はこれと類似していることを理解することができる。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であることを表す。例えば、A及び/又はBという記載は、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。「/」という文字は、通常、前後の関連対象が「又は」という関係であることを表す。単数形の「一」、「前記」及び「当該」も、文脈では他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図している。
【0151】
さらに、「第1」、「第2」などの用語は様々な情報を説明するが、これらの情報は、これらの用語に限定されてはいけないことを理解することができる。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用され、特定の順序や重要さを表すものではない。実際には、「第1」、「第2」などの表現は完全に交換して使うことができる。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。
【0152】
さらに、本開示の実施例では、図面において特定の順序で・BR>ョ作を説明しているが、これらの動作が、示された特定の順序またはシリアル順序で実行され、または、所望の結果を得るためにすべての動作が実行されることを求めていると理解されたくない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利である可能性がある。
【0153】
当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0154】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-06-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に関し、特に支援リソースセット決定方法、装置及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)以来、第3世代パートナーシップ(Third Generation Partnership、3GPP)は、端末から端末への直接通信の規格として、サイドリンク(Sidelink、SL、ダイレクトリンクとも呼ばれる)の規格を開発している。2020年7月には、新しい無線(New Radio、NR)Sidelinkの最初の規格が、バージョン(Release)16(以下、Rel-16と略称する)で完成し、その中でNR Sidelinkのソリューションは主にビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything、V2X)とパブリックセーフティに使用される。V2Xとパブリックセーフティに対して、時間的制約のため、Release16はサービス要求と運用案を完全にサポートしておらず、サービスとシステム(Service and System Aspects、SA)はRelease17 NR Sidelinkでいくつかの拡張を行い、例えば、3GPP向けの高度なV2Xサービスをサポートするアーキテクチャの拡張とシステムの拡張である。また、SAワークグループでは、NR Sidelinkに関連する他のビジネスユースケース、例えばネットワーク制御のインタラクティブサービス、強化エネルギー効率リレー、広範なカバレッジ、オーディオビジュアルサービスの作成を検討している。そこで、3GPP第86回総会では、Release17の立件において、NR Sidelinkの拡張を作業項目とし、Sidelink伝送の信頼性の拡張と遅延の低減を目的としている。
【0003】
NR Sidelinkの拡張では、サイド通信のユーザ機器Aに対して、リソース選択方式がmode 2であるユーザ機器Bに1つの支援リソースセットを送信することができ、ユーザ機器Bは自身のデータ伝送のためのリソース選択を行うときに考慮する。しかしながら、関連技術では、ユーザ機器Aが支援リソースセットを送信するとき、センシングされる支援リソースセットのリソース数が多いため、ユーザ機器Aが支援リソースセットを送信するためのシグナリングオーバーヘッドが大きくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術に存在する問題を克服するために、本開示は支援リソースセット決定方法、装置及び記憶媒体を提供し、リソース利用率を高め、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、支援リソースセット決定方法を提供し、第1のデバイスに適用され、前記方法は、支援リソースセットを決定するステップであって、前記支援リソースセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む。
【0006】
一実施例では、前記支援リソースセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0007】
一実施例では、前記支援リソースセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0008】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0009】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0010】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0011】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0012】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0013】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0014】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0015】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0016】
一実施例では、前記支援リソースセット決定方法は、前記支援リソースセットを送信するステップをさらに含む。
【0017】
本開示の実施例の第2の態様によれば、支援リソースセット決定方法を提供し、第2のデバイスに適用され、前記支援リソースセット決定方法は、支援リソースセットを受信するステップであって、前記支援リソースセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む。
【0018】
一実施例では、前記支援リソースセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0019】
一実施例では、前記支援リソースセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0020】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0021】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0022】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0023】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0024】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0025】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0026】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0027】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0028】
本開示の実施例の第3の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、第1のデバイスに適用され、前記装置は、支援リソースセットを決定するように構成される処理ユニットであって、前記支援リソースセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む処理ユニットを含む。
【0029】
一実施例では、前記支援リソースセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0030】
一実施例では、前記支援リソースセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0031】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0032】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0033】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0034】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0035】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0036】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0037】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0038】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0039】
一実施例では、前記支援リソースセット決定装置は、前記支援リソースセットを送信するように構成される送信ユニットをさらに含む。
【0040】
本開示の実施例の第4の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、第2のデバイスに適用され、前記支援リソースセット決定装置は、支援リソースセットを受信するように構成される受信ユニットであって、前記支援リソースセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む受信ユニットを含む。
【0041】
一実施例では、前記支援リソースセットは第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0042】
一実施例では、前記支援リソースセットは、前記候補支援リソースセットからランダムに選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0043】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力に基づいて前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0044】
一実施例では、前記支援リソースセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、前記候補支援リソースセットから選択された、前記第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0045】
一実施例では、前記第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長である。
【0046】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、前記第1の割合は、前記候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0047】
一実施例では、前記第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0048】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0049】
一実施例では、前記支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0050】
一実施例では、前記第1の時間は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0051】
本開示の実施例の第5の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態に記載の支援リソースセット決定方法を実行するように構成される。
【0052】
本開示の実施例の第6の態様によれば、支援リソースセット決定装置を提供し、
プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載の支援リソースセット決定方法を実行するように構成される。
【0053】
本開示の実施例の第7の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が第1の態様または第1の態様のいずれかの実施形態の前記支援リソースセット決定方法を実行できるようにする。
【0054】
本開示の実施例の第8の態様によれば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体における命令がモバイル端末のプロセッサによって実行される場合、モバイル端末が第2の態様または第2の態様のいずれかの実施形態に記載の支援リソースセット決定方法を実行できるようにする。
【発明の効果】
【0055】
本開示の実施例によって提供される技術案は、以下の有益な効果を含むことができる。第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを支援リソースセットとして決定することにより、第2デバイスに報告されるリソース数を減少させ、さらにシグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【0056】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
図1】例示的な一実施例によって示される通信システムの概略図である。
図2】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。
図4】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。
図5】本開示の例示的な一実施例における第1デバイスが、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとしてランダムに選択する概略図である。
図6】本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスがRSRPに基づいてセンシングされた候補支援リソースセットから第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとして選択する概略図である。
図7】従来技術で決定された候補支援リソースセットの概略図である。
図8】本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定して、支援リソースセット決定を行う概略図である。
図9】本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて支援リソースセットを決定できる概略図である。
図10】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図である。
図11】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図である。
図12】例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定のための装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0058】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の請求項の範囲に詳細に記載された、本開示のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0059】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は図1に示すサイド通信システムに適用可能である。図1に示すように、サイド通信デバイス間でサイド通信を行うシナリオでは、ネットワークデバイスは、サイド通信デバイス1にデータ伝送のための様々な伝送パラメータを設定する。サイド通信デバイス1、サイド通信デバイス2及びサイド通信デバイス3は、サイド通信を行う。サイド通信デバイス2とサイド通信デバイス3との間に障害物が存在してもよい。ネットワークデバイスとサイド通信デバイスとの間で通信するリンクはアップリンクダウンリンクであり、サイド通信デバイスとサイド通信デバイスとの間のリンクはサイドリンク(sidelink)である。
【0060】
本開示では、サイド通信デバイス間で直接通信する通信シナリオは、車両用無線通信技術(Vehicle to Everything、V2X)サービスシナリオであってもよい。ここで、Vは車載機器を表し、Xは車載機器とインタラクションをする任意のオブジェクトを表す。現在、Xは主に車載機器、ハンドヘルド機器、交通路側インフラ、及びネットワークを含む。V2Xインタラクションの情報パターンは、車載機器と車載機器の間(Vehicle to Vehicle,V2V)、車載機器と路側機器の間(Vehicle to Infrastructure,V2I)、車載機器とハンドヘルド機器の間(Vehicle to Pedestrian,V2P)、車載機器とネットワークとの間(Vehicle to Network,V2N)のインタラクションを含む。
【0061】
次世代5Gモバイル通信技術の発展に伴い、3GPP Rel-16では5G NR技術を利用することにより、車列管理(Vehicles Platooning)、知覚拡張(Extended Sensors)、先進運転(Advanced Driving)、及び遠隔運転(Remote Driving)など、新たなV2X通信サービスとシナリオへのサポートを実現した。全体的に言えば、5G V2X sidelinkはより高い通信速度、より短い通信遅延、より信頼性の高い通信品質を提供することができる。
【0062】
サイド通信デバイス間の直接通信の通信シナリオは、端末間(Device to Device,D2D)の通信シナリオであってもよい。本開示の実施例の直接通信を行うサイド通信デバイスは様々な無線通信機能を備えるハンドヘルドデバイス、車載機器、装着可能デバイス、コンピューティングデバイスまたは無線モデムに接続される他の処理デバイス、およびさまざま形式のユーザ機器(User Equipment,UE)、モバイルステーション(Mobile Station,MS)、端末(Terminal)、端末機器(Terminal Equipment)などを含むことができる。説明を容易にするために、本開示の実施例は、以下のサイド通信デバイスをユーザ機器とする例として説明する。
【0063】
ここで、NR Sidelinkの拡張により、伝送信頼性を向上させ、時間遅延を低減することができる。NR Sidelinkの拡張では、mode 2リソース割り当てを拡張する点で、3GPPワーキンググループは、ユーザ機器間でリソース選択を支援する方式を検討する必要があると結論した。この方式では、2つのユーザ機器が規定され、例えば、ユーザ機器Aは、ユーザ機器Bの支援ユーザ機器であり、ユーザ機器Bは、自身で送信されるデータのためにリソース選択を行う必要があるユーザ機器を指す。ここで、ユーザ機器Aは1つのリソースセットを決定して、mode 2の方式でユーザ機器Bに送信し、ユーザ機器Bはリソース選択を行うとき、ユーザ機器Aから送信された支援リソースセットを考慮し、すなわち、ユーザ機器Bが支援リソースセット協力機構を使用してリソース選択を行うと理解することができる。ここで、ユーザ機器Bは、ユーザ機器Aおよび/または他のユーザ機器にデータを送信することができる。
【0064】
しかしながら、ユーザ機器Aが支援リソースセットを送信するとき、ユーザ機器Aがセンシングしたすべての候補支援リソースセットを制御シグナリングを介してユーザ機器Bに送信すると、センシングした候補支援リソースセット内のリソース数が大きい場合、大きな制御シグナリングのオーバーヘッドをもたらす。
【0065】
制御シグナリングのオーバーヘッドを低減するために、本開示の実施例は、支援リソースセット決定方法を提供し、ユーザ機器Aが、センシングされた候補支援リソースセットから一部の時間周波数リソースを支援リソースセットとして選択し、この支援リソースセットをユーザ機器Bに報告し、ユーザ機器Aがユーザ機器Bに報告するリソースの数を減少させ、ユーザ機器Bがリソース選択を行うことを支援する。
【0066】
本開示の実施例では、説明を容易にするために、支援リソースを提供するデバイスを第1のデバイスと呼び、支援リソースセット協力機構を使用してリソース選択を行うデバイスを第2のデバイスと呼ぶ。
【0067】
図2は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。図2に示すように、支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスに適用され、以下のステップS11を含む。
【0068】
ステップS11において、支援リソースセットを決定する。
【0069】
ここで、支援リソースセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0070】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを支援リソースセットとして決定することにより、第2デバイスに報告されるリソース数を減少させ、さらにシグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【0071】
図3は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。図3に示すように、支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスに適用され、以下のステップを含む。
【0072】
ステップS21において、支援リソースセットを決定する。
【0073】
ここで、支援リソースセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0074】
ステップS22において、支援リソースセットを送信する。
【0075】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを支援リソースセットとして決定し、この支援リソースセットを第2のユーザ機器に送信することにより、第2デバイスに報告されるリソース数を減少させ、さらにシグナリングオーバーヘッドを減少させることができる。
【0076】
本開示の実施例では、第2のデバイスは、第1のデバイスから送信された支援リソースセットを受信し、リソース選択を行うとき、第1のデバイスから送信された支援リソースセットを考慮して、支援リソースセット協力機構を使用してリソース選択を行うことができる。
【0077】
図4は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定方法のフローチャートである。図4に示すように、支援リソースセット決定方法は第2のデバイスに適用され、以下のステップS31を含む。
【0078】
ステップS31において、支援リソースセットを受信する。
【0079】
ここで、支援リソースセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0080】
本開示の実施例では、第2のデバイスは支援リソースセットを受信し、この支援リソースセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含み、第2のデバイスが支援リソースセットを受信するためのシグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0081】
本開示の実施例は、以下、上記第1のデバイスから送信された支援リソースセット及び/又は第2のデバイスによって受信された支援リソースセットを説明する。
【0082】
一実施例では、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、支援リソースセットはリソースリスト(ist)であってもよい。
【0083】
ここで、本開示の実施例では、支援リソースセットとするリソースリストは、リスト長を有し、以下、第1のリスト長と呼ぶ。
【0084】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、第1のデバイスはリソースリストの方式によって支援リソースセットを報告し、第1のリスト長のリソースリストを報告することができる。第1のリスト長がLであると仮定する。第1のデバイスはリソースリストの方式によって支援リソースセットを報告し、リスト長がLである支援リソースセットを報告する。
【0085】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、第2のデバイスはリスト長がLであるリソースリストを受信し、このリソースリストに基づいて支援リソースセットを決定することができる。
【0086】
ここで、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、リソースリスト形式の支援リソースセットの第1のリスト長は固定のリスト長であってもよい。例えば、第1のリスト長は予め設定された固定のリスト長である。
【0087】
本開示の実施例では、第1のデバイスは、支援リソースセットを決定するとき、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて決定することができる。ここで、第2のデバイスは、制御シグナリングを介して、第1のデバイスへ送信される支援要求に第2デバイスのリソース選択ウィンドウを搬送する。第1のデバイスは、センシングされた候補支援リソースセット、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウにあるリソースを番号付けしてリソースリストを形成する。ここで、リソースリスト番号付けの方式は、第1のデバイスと第2のデバイスが事前に約束したものである。言い換えれば、第1デバイスと第2デバイスの両方は、リソースリスト及びリソースリストの番号を決定することができる。ここで、リソースリスト番号は、周波数領域において周波数領域ユニット、時間領域において時間領域ユニットを粒度として番号付けされる。周波数領域ユニットは、チャネル(channel)、サブチャネル(subchannel、sub-channel)、サブバンド(subband)、帯域幅(band)などであってもよい。時間領域ユニットは、スロット(slot)、無線フレーム(radio frame)、サブフレーム(subframe)、ミニスロット(mini‐slot、mini slot)、シンボル(symbol)、伝送時間間隔(transmission time interval、TTI)などであってもよい。本開示の実施例では、リソースリスト番号は周波数領域においてサブチャネル、時間領域においてスロットを粒度として番号付けされるが、本開示ではこれに限定されない。
【0088】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、支援リソースセットは、候補支援リソースセットからランダムに選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースであってもよい。すなわち、本開示の実施例では、第1のデバイスは、候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとしてランダムに選択することができる。
【0089】
図5は、本開示の例示的な一実施例における第1デバイスが、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとしてランダムに選択する概略図である。図5に示すように、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットは、周波数領域でsubchannel、時間領域でslotを粒度として、リソースリスト番号付けを行う。図5に示すように、リソースリスト内の時間周波数リソースは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットである。第1のリスト長L=8が予め設定されると仮定すると、第1のデバイスは、候補支援リソースセットにおいてリスト長が8であるリソースリストをランダムに報告する。例えば、番号が{2、4、5、7、8、10、12、20}である時間周波数リソースをランダムに選択して支援リソースセットとして、第2のデバイスに送信することができる。
【0090】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、支援リソースセットは候補支援リソースセットから、基準信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)に基づいて選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースであってもよい。すなわち、第1のデバイスはRSRPに基づいて、センシングされた候補支援リソースセットから、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとして選択する。
【0091】
一実施例では、第1のデバイスは、基準信号受信電力値が小さい順に、候補支援リソースセットから第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを選択する。
【0092】
図6は、本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスがRSRPに基づいてセンシングされた候補支援リソースセットから第1のリスト長に適合する時間周波数リソースを支援リソースセットとして選択する概略図である。図6に示すように、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットの時間帯Tproc,0の時間内に、監視されたリソースで、測定された物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)の復調基準信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)のRSRP値を小さい順にソートし、RSRP値が低いリソースを優先的に選択する。予め設定して報告されたリソースリストのリスト長Lに従って、第1のデバイスはリスト長が8で、RSRP値が低いリソース、例えば{5、7、8、10、12、20、22、25}を選択し、これらの時間周波数リソースは、第2のデバイスによってデータ送信を行う干渉が最小である。番号が{5、7、8、10、12、20、22、25}である時間周波数リソースを、支援リソースセットとして第2のデバイスに送信する。
【0093】
本開示の実施例に係る支援リソースセット決定方法は、報告されたリソースリストの第1のリスト長Lを予め設定し、第1のデバイスは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセットに属し、長がLである支援リソースセットを、支援リソースセットとして報告する。
【0094】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法では、リソースリストの第1のリスト長は、予め設定された固定のリスト長であってもよい。一方で、柔軟で動的に変化するリスト長であってもよい。
【0095】
一実施例では、本開示の実施例では、第1のリスト長は、候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合に基づいて決定される。
【0096】
ここで、本開示の実施例では、説明を容易にするために、候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合を第1の割合と呼ぶ。ここで、通信プロトコルR16に基づいて、リソース選択のランダム性を保証するために、リソースセンシングのstep 1で決定された候補支援リソースセット内のリソースとリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が≧X%(第1の割合)の要求を満たす必要がある。ここで、X%はプロトコルによって規定され、このようにリソースがより多く、リソース選択のランダム性を満たすことを保証する。
【0097】
一実施例では、本開示の実施例によって提供される候補支援リソースセット決定方法では、第1の割合に対する割合オフセット値(Y%)を設定することができる。第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定する。
【0098】
一実施例では、本開示の実施例では、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースの数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1リスト長を決定することができる。例えば、第1のデバイスは、L=S*(X%+Y%)で第1のリスト長を決定する。ここで、Sは、UEBリソース選択ウィンドウにあるリソース数であり、X%は第1の割合であり、Y%は第1の割合に対する割合オフセット値であり、Lは第1のリスト長である。
【0099】
ここで、本開示の実施例では、第1の割合に対する割合オフセット値Y%は無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)によって予め設定される。UEBリソース選択ウィンドウ内のリソース数Sはリソース選択ウィンドウ内の位置に基づいてリソース数を計算する。ここで、第1のデバイスは、第2のデバイスの支援要求によってリソース選択ウィンドウの位置を取得する。
【0100】
本開示の実施例では、第1のデバイスは、リソースリストの第1のリスト長を計算することにより、制御シグナリングを介して、決定されたリソースリストを第2のデバイスに通知する。第1のデバイスは、センシングされた候補支援リソースセットから、1つのリソースリストのリスト長がLである支援リソースセットをランダムに選択して第2のデバイスに報告する。第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定することにより、報告される第1のリスト長が第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内のリソースの数に応じて変化し、方案がより柔軟になる。
【0101】
可能な一実施例では、第1の割合X%が40%であると仮定すると、第1のデバイスが候補支援リソースセットセンシングを行うとき、最終的に決定されたリソース割合がX%より大きいことに満たす必要がある。例えば、本開示の実施例では候補支援リソースセットの割合が75%であるように設定する。図7は、従来技術で決定された候補支援リソースセットの概略図である。図7に示すように、第1のデバイスは、28個の時間周波数リソースから、21個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信する必要がある。
【0102】
図8は、本開示の例示的な一実施例における第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて第1のリスト長を決定し、支援リソースセット決定を行う概略図である。図8に示すように、本開示の実施例では、第1のデバイスが支援リソースセットを決定するとき、選択されたリソースが、第1の割合X%より大きく、(X%+Y%)より小さいことを満たす必要がある。第1の割合X%が40%であり、(X%+Y%)が50%であると仮定すると、第1のデバイスは、28個の時間周波数リソースから12個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信することができる。
【0103】
ここで、第1のデバイスは、28個の時間周波数リソースから12個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信することができ、28個の時間周波数リソースから21個の時間周波数リソースを選択して支援リソースとして第2のデバイスに送信することに比べて、報告される支援リソース数を減少させ、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0104】
本開示の実施例によって提供される支援リソース決定方法では、第1のデバイスは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて支援リソースセットを決定することができる。
【0105】
一実施例では、支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースである。ここで、第1のスロット長は第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0106】
一実施例では、支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。ここで、第1の時間は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0107】
図9は、本開示の例示的な一実施例の第1のデバイスが第2のデバイスのリソース選択ウィンドウに基づいて支援リソースセットを決定できる概略図である。図9に示すように、ユーザ機器Aは、選択ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウの終了位置のスロットn+T2より前にあり、スロット長が固定値L(L≦ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウのslotの数、Lの値はRRCによって予め設定される)個のslotの時間周波数リソースを選択して支援リソースセットとして、ユーザ機器Bに報告する。
【0108】
ここで、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウの終了位置のスロットn+T2の位置は、ユーザ機器Bが制御シグナリングを介して支援要求でユーザ機器Aに通知したものである。ここで、スロット長Lの値は、RRCシグナリングを介して予め設定される。
【0109】
なお、本開示の実施例では、ユーザ機器Aは、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウ[n+T1、n+T2]を知っている。ここで、ユーザ機器Aは、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウ内にある時間周波数リソースをセンシングするが、報告スロット長がLである時間周波数リソースを選択して支援リソースセットとして、ユーザ機器Bに報告する。すなわち、ユーザ機器Bのリソース選択ウィンドウ内にある時間周波数リソースの1つの時間周波数リソースサブセットを報告する。
【0110】
本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスが、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にあり、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さいリソースを選択して支援リソースセットとして、第2のデバイスに送信することにより、送信される支援リソースの数を減少させ、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
【0111】
なお、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定方法は、第1のデバイスと第2のデバイスとが支援リソースセットの送受信を行うためのインタラクション過程に適用することができる。第1のデバイスと第2のデバイスとがインタラクションして支援リソースセットの送受信を実現する過程について、第1のデバイスと第2のデバイスとは上記の実施例に係る支援リソースセット決定方法を実現する対応する機能を備え、本開示の実施例は、ここで詳細に説明しない。
【0112】
同じ構想に基づいて、本開示の実施例は、支援リソースセット決定装置をさらに提供する。
【0113】
なお、本開示の実施例によって提供される支援リソースセット決定装置は、上記機能を実現するために、各機能を実行するためのハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む。本開示で開示された各実施例のユニット及びアルゴリズムステップと併せて、本開示の実施例は、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせで実現することができる。特定の機能はいかにハードウェアやコンピュータソフトウェアがハードウェアを駆動する方式で実行するかは、技術案の特定の応用と設計制約条件次第である。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の実施例の技術案の範囲を超えていると考えてはならない。
【0114】
図10は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図。図10を参照すると、この支援リソースセット決定装置100は、第1のデバイスに適用され、処理ユニット101を含む。
処理ユニット101は、支援リソースセットを決定するように構成され、支援リソースセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0115】
一実施例では、支援リソースセットは、第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0116】
一実施例では、支援リソースセットは、候補支援リソースセットからランダムに選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0117】
一実施例では、支援リソースセットは、基準信号受信電力に基づいて候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0118】
一実施例では、支援リソースセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0119】
一実施例では、第1のリスト長は予め設定された固定のリスト長である。
【0120】
一実施例では、第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、第1の割合は、候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0121】
一実施例では、第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0122】
一実施例では、支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、第1のスロット長は第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0123】
一実施例では、支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0124】
一実施例では、第1の時間は、リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0125】
一実施例では、支援リソースセット決定装置100は送信ユニット102をさらに含む。送信ユニット102は、支援リソースセットを送信するように構成される。
【0126】
図11は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定装置のブロック図である。図11を参照すると、この支援リソースセット決定装置200は、第2のデバイスに適用され、受信ユニット201を含む。
受信ユニット201は、支援リソースセットを受信するように構成され、支援リソースセットは第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む。
【0127】
一実施例では、支援リソースセットは、第1のリスト長を有するリソースリストである。
【0128】
一実施例では、支援リソースセットは、候補支援リソースセットからランダムに選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0129】
一実施例では、支援リソースセットは、基準信号受信電力に基づいて候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0130】
一実施例では、支援リソースセットは、基準信号受信電力値が小さい順に、候補支援リソースセットから選択された、第1のリスト長に適合する時間周波数リソースである。
【0131】
一実施例では、第1のリスト長は予め設定された固定のリスト長である。
【0132】
一実施例では、第1のリスト長は、第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定され、第1の割合は候補支援リソースセット内のリソースと第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソースとの割合が満たす最小の割合である。
【0133】
一実施例では、第1のリスト長は、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のリソース数、第1の割合及び第1の割合に対する割合オフセット値に基づいて決定される。
【0134】
一実施例では、支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、第1のスロット長は第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長より小さい。
【0135】
一実施例では、支援リソースセットは、第1の時間に基づいて決定され、第1のスロット長を有する連続時間周波数リソースである。
【0136】
一実施例では、第1の時間は、リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である。
【0137】
上記実施例の装置について、その各モジュールの操作を実行する具体的な方式は、当該方法に関する実施例においてすでに詳細に説明されているが、ここでは詳細に説明しない。
【0138】
図12は、例示的な一実施例によって示される支援リソースセット決定のための装置300のブロック図である。例えば、装置300は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0139】
図12を参照すると、装置300は、処理コンポーネント302、メモリ304、電力コンポーネント306、マルチメディアコンポーネント308、オーディオコンポーネント310、入力/出力(I/O)インターフェース312、センサコンポーネント314、および通信コンポーネント316のうちの1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0140】
処理コンポーネント302は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置300の全体の操作を制御する。処理コンポーネント302は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ320を含むことができる。また、処理コンポーネント302は、他のコンポーネントとのインタラクションの処理を容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント302は、マルチメディアコンポーネント308と処理コンポーネント302とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0141】
メモリ304は、装置300での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置300で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ304は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置またはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0142】
電力コンポーネント306は、装置300の様々なコンポーネントのために電力を提供する。電力コンポーネント306は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および他の装置300の電力の生成、管理、及び配分に関連するコンポーネントを含むことができる。
【0143】
マルチメディアコンポーネント308は、前記装置300とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンに含まれる。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント308は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。装置300が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0144】
オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント310は、装置300が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ304に記憶されてもよく、または通信コンポーネント316を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント310は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカをさらに含む。
【0145】
I/Oインターフェース312は、処理コンポーネント302と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0146】
センサコンポーネント314は、装置300に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント314は、装置300のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置300のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント314は、装置300または装置300のコンポーネントの位置変更、ユーザが装置300との接触が存在または存在しないか、装置300の方位または加速/減速および装置300の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント314は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント314は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント314は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0147】
通信コンポーネント316は、装置300と他の装置との間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置300は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2 Gまたは3 G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント316は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント316は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0148】
例示的な実施例では、装置300は、上記方法を実行するために、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0149】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ304をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するために、装置300のプロセッサ320によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0150】
さらに、本開示の「複数」は2つ以上を意味し、他の助数詞はこれと類似していることを理解することができる。「及び/又は」は、関連対象の関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であることを表す。例えば、A及び/又はBという記載は、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つの状況を表すことができる。「/」という文字は、通常、前後の関連対象が「又は」という関係であることを表す。単数形の「一」、「前記」及び「当該」も、文脈では他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図している。
【0151】
さらに、「第1」、「第2」などの用語は様々な情報を説明するが、これらの情報は、これらの用語に限定されてはいけないことを理解することができる。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用され、特定の順序や重要さを表すものではない。実際には、「第1」、「第2」などの表現は完全に交換して使うことができる。例えば、本開示の範囲から逸脱しない限り、・BR>謔Pの情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。
【0152】
さらに、本開示の実施例では、図面において特定の順序で動作を説明しているが、これらの動作が、示された特定の順序またはシリアル順序で実行され、または、所望の結果を得るためにすべての動作が実行されることを求めていると理解されたくない。特定の環境では、マルチタスクと並列処理が有利である可能性がある。
【0153】
当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本開示の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本開示の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0154】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支援リソースセット決定方法であって、第1のデバイスによって実行され、前記方法は、
支援リソースセットを決定するステップであって、前記支援リソースセットは、前記第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定方法。
【請求項2】
前記支援リソースセットはリソースリストである、
ことを特徴とする請求項1に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項3】
前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長に等しい
ことを特徴とする請求項1に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項4】
前記第1のスロット長は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間または終了時間である、
ことを特徴とする請求項に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項5】
前記支援リソースセット決定方法は、
前記支援リソースセットを送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項6】
支援リソースセット決定方法であって、第2のデバイスによって実行され、前記支援リソースセット決定方法は、
支援リソースセットを受信するステップであって、前記支援リソースセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含むステップを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定方法。
【請求項7】
前記支援リソースセットはリソースリストである、
ことを特徴とする請求項に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項8】
前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長に等しい
ことを特徴とする請求項に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項9】
前記第1のスロット長は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である、
ことを特徴とする請求項に記載の支援リソースセット決定方法。
【請求項10】
支援リソースセット決定装置であって、前記装置は、
支援リソースセットを決定するように構成される処理ユニットであって、前記支援リソースセットは、前記装置によってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む処理ユニットを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定装置。
【請求項11】
前記支援リソースセットはリソースリストである、
ことを特徴とする請求項10に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項12】
前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長に等しい
ことを特徴とする請求項10に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項13】
前記第1のスロット長は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である、
ことを特徴とする請求項12に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項14】
前記支援リソースセット決定装置は送信ユニットをさらに含み、
前記送信ユニットは、前記支援リソースセットを送信するように構成される、
ことを特徴とする請求項10~13のいずれかに記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項15】
支援リソースセット決定装置であって、前記支援リソースセット決定装置は、
支援リソースセットを受信するように構成される受信ユニットであって、前記支援リソースセットは、第1のデバイスによってセンシングされた候補支援リソースセット内の一部の時間周波数リソースを含む受信ユニットを含む、
ことを特徴とする支援リソースセット決定装置。
【請求項16】
前記支援リソースセットはリソースリストである、
ことを特徴とする請求項15に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項17】
前記支援リソースセットは、第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内にある、第1のスロット長を有する時間周波数リソースであり、前記第1のスロット長が第2のデバイスのリソース選択ウィンドウ内のスロット長に等しい
ことを特徴とする請求項15に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項18】
前記第1のスロット長は、前記リソース選択ウィンドウの開始時間、または終了時間である、
ことを特徴とする請求項17に記載の支援リソースセット決定装置。
【請求項19】
通信装置であって、
プロセッサと、
プロセッサによって実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、請求項1~5のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行するか、または請求項6~9のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項20】
コンピュータプログラムであって、
請求項1~5のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行するか、または請求項6~9のいずれかに記載の支援リソースセット決定方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正の内容】
図3
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4
【国際調査報告】