(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-26
(54)【発明の名称】パッケージ識別用タグ及びその方法
(51)【国際特許分類】
G06K 7/14 20060101AFI20231219BHJP
G06K 19/06 20060101ALI20231219BHJP
G06K 7/10 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
G06K7/14 034
G06K19/06 037
G06K7/10 428
G06K7/14 017
G06K19/06 056
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535991
(86)(22)【出願日】2021-11-23
(85)【翻訳文提出日】2023-07-19
(86)【国際出願番号】 EP2021082678
(87)【国際公開番号】W WO2022128364
(87)【国際公開日】2022-06-23
(32)【優先日】2020-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391053799
【氏名又は名称】テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【住所又は居所原語表記】70 Avenue General Guisan,CH-1009 Pully,Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100151105
【氏名又は名称】井戸川 義信
(72)【発明者】
【氏名】スタイルス、スティード
(72)【発明者】
【氏名】タルクザール、フェレンツ
(57)【要約】
2次元、2Dコード(104)を備える食品パッケージ(102)を固有に識別する方法(500)である。方法(500)は、カメラ付き装置(106)を使用して、2Dコード(104)を描写する画像データをキャプチャし(S402)、カメラ付き装置(106)に設けられたデータ処理デバイス(202)上で実行されるソフトウェアアプリケーション(204)を使用して、画像データに基づいてプライマリコード(206)を識別(S404)し、プライマリコード(206)はウェブアドレス(208)にリンクされており、リモートサーバ(214)からインタースティシャル・コンテンツ(212)をダウンロードし(S406)、プライマリコード(206)にリンクされた間質性コンテンツ(212)を起動し(S408)、インタースティシャル・コンテンツ(212)を使用してセカンダリコード(216)を識別し(S410)、セカンダリコード(216)は食品パッケージ(102)の2次元コード(104)の個々の偏差と関連する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2次元コード(104)を備える食品パッケージ(102)を固有に識別するための方法(500)であって、当該方法(500)は、
カメラ付き装置(106)を用いて、2次元コード(104)を描写した画像データを取り込み(S502)、
前記カメラ付き装置(106)に設けられたデータ処理装置(202)上で実行されるソフトウェアアプリケーション(204)を使用して、前記画像データに基づいてプライマリコード(206)を特定し(S504)、前記プライマリコード(206)がウェブアドレス(208)にリンクされ、
リモートサーバ(214)からインタースティシャル・コンテンツ(212)をダウンロードし(S506)、
前記プライマリコード(206)にリンクされた前記インタースティシャル・コンテンツ(212)を起動し(S508)、
前記インタースティシャルコンテンツ(212)を使用してセカンダリコード(216)を特定し(S510)、前記セカンダリコード(216)は、前記食品パッケージ(102)上の前記2次元コード(104)の個々の偏差に関連する、
ことを備える方法(500)。
【請求項2】
前記インタースティシャル・コンテンツ(212)は、ダウンロードされた後に中間リポジトリに保存される、
請求項1に記載の方法(500)。
【請求項3】
予め決められた時間経過後に前記中間リポジトリを空にする、
請求項2に記載の方法(500)。
【請求項4】
さらに、ユーザーと対話するように構成されたインタースティシャル対話式コンテンツを起動する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法(500)。
【請求項5】
前記カメラ付き装置(106)が携帯電話である、
請求項1記載の方法(500)。
【請求項6】
前記個々の偏差は、印刷の不正確さに関連する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法(500)。
【請求項7】
2次元コード(104)を備える食品パッケージ(102)を固有に識別するためのカメラ付き装置(106)であって、当該カメラ付き装置(106)は、
2次元コード(104)を描写する画像データをキャプチャするように構成されたカメラ(108)と、
前記画像データに基づいてプライマリコード(206)を識別するように構成されたソフトウェアアプリケーション(204)と、前記プライマリコード(206)がウェブアドレス(208)にリンクされている、ソフトウェアアプリケーション(204)とを備え、
リモートサーバ(214)からインタースティシャル・コンテンツ(212)をダウンロードするように構成されたデータ通信デバイス(210)と、
ソフトウェアアプリケーション(204)を実行し、プライマリコード(206)にリンクされたインタースティシャル・コンテンツ(212)を起動するように構成されたデータ処理装置(202)と、前記インタースティシャル・コンテンツ(212)はセカンダリコード(216)を識別するように構成されており、セカンダリコード(216)は食品パッケージ(102)の2次元コード(104)の個々の偏差と関連する、
を備えるカメラ付き装置(106)。
【請求項8】
データ通信装置(210)がインタースティシャル・コンテンツ(212)をダウンロードすると、前記インタースティシャル・コンテンツ(212)は中間リポジトリに格納される、
請求項7に記載のカメラ付き装置(106)。
【請求項9】
前記中間リポジトリは、予め決められた時間経過後に空にされる、
請求項8に記載のカメラ付き装置(106)。
【請求項10】
前記データ処理装置(202)は、ユーザーと対話するように構成されたインタースティシャル対話型コンテンツを起動するようにさらに構成されている、
請求項7~9のいずれ一項に記載のカメラ付き装置(106)。
【請求項11】
前記カメラ付き装置(106)は、携帯電話である、
請求項7~10のいずれか一項に記載のカメラ付き装置(106)。
【請求項12】
前記個々の偏差は、印刷の不正確さに関連している、
請求項7~11のいずれか一項に記載のカメラ付き装置(106)。
【請求項13】
処理能力を有する装置で実行されたときに、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法(500)を実施するためのプログラムコード部分をその上に格納した非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、包装技術に関するものである。より詳細には、2次元(2D)コードが設けられた食品パッケージを固有に識別するための方法及びカメラ付き装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の食品製造では、消費者が食品によって被害を受けることがないように、厳格な食品安全規制が設けられています。食品安全規制とは、食品に触れてもよい材料の種類、サンプルの採取頻度、サンプルの検査内容、どのような温度でどの程度の時間加熱処理すれば安全な食品とみなされるか、等の規制である。規制が整備され、食品製造現場から頻繁にサンプルが採取され、さまざまな品質管理が行われているにもかかわらず、食品製造現場から出荷された製品をリコールしなければならない場合がある。
【0003】
現在、食品のリコールが発生すると、食品パッケージが出荷された物流センターに連絡が入る。物流センターから店舗に食品パッケージが運ばれた場合は、物流センターから店舗に連絡が入る。食品のリコールが決定される前に、食品が店頭に並び、消費者に販売された場合、新聞等のメディアを利用して、その食品が有害である可能性があるため、消費すべきではないことを消費者に知らせることができる。
【0004】
食品をリコールする決定がなされた場合、効率的に食品を特定できれば有利である。さらに、有害な食品を含むパッケージがどこにあるのかを特定できれば、より有利である。そのため、食品メーカーには、パッケージを追跡できる信頼性の高いトレーサビリティ・ソリューションが求められている。
【0005】
現在知られているトレーサビリティ・ソリューションは、各食品パッケージに読み取り可能なタグを付けること、又は各食品パッケージに可変2Dコードを印刷して、食品パッケージに関する情報を識別し保存できるようにすることである。オペレータ又はユーザーは、読み取り可能なタグや2Dコードを読み取ることで、パッケージを識別し、トレースすることができる。
【0006】
読み取り可能なタグを使用することの欠点は、これがプロセッサとメモリを備えることである。読み取り可能なタグを製造し、各食品パッケージに読み取り可能なタグを設けることは、費用と時間がかかる。より費用対効果の高い解決策は、可変2次元コード、すなわち、パッケージ固有の印刷を使用することである。しかし、このソリューションの欠点は、デジタル印刷技術を使用する必要性があることである。可変2次元コードのデジタル印刷は、例えば、食品パッケージを処理ラインの次のステップに送る前に、インクを乾燥させる必要があるため、時間がかかる場合がある。また、デジタル印刷は、食品パッケージを製造する加工ラインと同程度の速度で実行できない場合がある。したがって、デジタル印刷は、加工ライン及び/又は包装ラインのボトルネックとなる可能性がある。
【0007】
以上のことから、特に、食品産業において、コストを大幅に増加させることなく、信頼性の高い方法で食品を追跡できるような、パッケージの識別技術を改善する必要性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、従来技術の上記特定された制限の1つ以上を少なくとも部分的に克服することである。
【0009】
第1の態様によれば、2次元、2Dコードを備える食品パッケージを固有に識別するための方法が提供され、当該方法は、
カメラ付き装置を用いて、2Dコードを表す画像データを取得すること、
カメラ付き装置に備えられたデータ処理デバイスで実行されるソフトウェアアプリケーションを用いて、画像データに基づいてプライマリコードを特定し、プライマリコードがウェブアドレスにリンクされていること、
リモートサーバーからインタースティシャル・コンテンツ(interstitial content)をダンロードすること、
プライマリコードにリンクされたインタースティシャル・コンテンツを起動すること、
インタースティシャル・コンテンツを用いてセカンダリコードを特定し、前記セカンダリコードは、前記食品パッケージ上の2次元コードの個々の偏差に関連すること、
を含む。
【0010】
2Dコードは、静的な2Dコードであってもよい。「静的2Dコード」という用語は、印刷の観点から、各コードが、他の食品パッケージに印刷された他のコードと同等であり、印刷されたコードの特定がそれらの静的特徴であると解釈されるべきである。したがって、すべてのコードは、1つの特定の印刷実行において同じように応答することができる。2Dコードは、あらゆる種類の印刷技術を使用して印刷することができる。2Dコードは、任意の印刷可能な2Dコード、例えば、バーコード、クイックレスポンス(QR)コード又はデータマトリックス(DataMatrix)コードであってもよい。2Dコードは、カメラ付き装置を使用して読み取ることが可能な、印刷可能な任意の2Dコードであってもよい。
【0011】
プライマリコードは、プライマリコードを識別する際に、カメラ付き装置がこのウェブアドレスを参照するように、ウェブアドレスにリンクされてもよい。プライマリコードは、同じバッチ内の他の食品パッケージに印刷された他のプライマリコードと等しくてもよく、その結果、食品パッケージのすべての2次元コードは、同じウェブアドレスを参照してもよい。
【0012】
セカンダリコードは、印刷工程における微細な差異に関連してもよい。このように、技術的にはどのような印刷技術でも、1回の印刷で同一の繰り返しを許可する印刷技術はないが、全てのページには、製品の機能的な観点からは無視できるものの、高精細スキャン技術で検出可能な、いくつかの微細なものが含まれる。これにより、セカンダリコードは印刷の異常に関するものであってもよい。各セカンダリコードは、個々の偏差を含んでもよいため、各セカンダリコードは、固有であってもよい。セカンダリコードの個々の偏差は、各2次元コードが、可変2次元コードを使用する背景基盤のために繰り返されない独自の固有の識別子を有することができる。セカンダリコードは、食品パッケージの固有の識別が達成されることを提供してもよい。別の言い方をすれば、印刷には僅かなずれがあるため、これらの僅かなずれは、食品パッケージを固有に識別する目的のために使用されてもよい。トレーサビリティの目的でパッケージを特定の製造サイトにリンクさせるために、2Dコードは、配布される前に充填機で読み取られ、参照データベースに格納されてもよい。
【0013】
ソフトウェアアプリケーションは、カメラ付き装置上で実行され、プライマリコードを識別することができる任意のアプリケーションであってもよい。
【0014】
インタースティシャル・コンテンツは、セカンダリコードを識別するために使用され得るプログラムの一部であってもよい。インタースティシャル・コンテンツは、カメラ付き装置に一時的にダウンロードされ、例えば、カメラ付き装置のキャッシュ・メモリに記憶され、予め決められた期間後又は装置の電源がオフになったとき、若しくは待機モードになったときに、このメモリから削除されてもよい。インタースティシャル・コンテンツは、ポップアップやバナー等と比較して、カメラ付き装置のユーザーインターフェース全体をカバーしてもよい。インタースティシャル・コンテンツの利点は、セカンダリコードを識別するためにカメラ付き装置に追加のアプリケーションをインストールする必要がないことである。したがって、提案されたアプローチを使用すると、特定のソフトウェアアプリケーションをダウンロードする必要がなく、パッケージを識別するために、通常のQRコード(登録商標)リーダー(もちろん、プライマリコードがQRコード(登録商標)である場合の条件)を使用してもよい。これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、2Dコードが読み取られる可能性が高まり、トレーサビリティが向上し、その結果、必要なときにいつでも食品をリコールできる可能性が向上する。
【0015】
プライマリコードとセカンダリコードの使用の組み合わせは、静的な2Dコードから可変コードを読み取ることができる点で有利である。これは、デジタル印刷技術又はパッケージ固有のコードを提供することができる他の技術を使用して印刷する必要がある可変2Dコードを使用する場合と比較して、任意の印刷技術を使用することができ、効率的な印刷を提供できる。任意の印刷技術を使用することによって、2Dコードの印刷は、食品加工システム内の任意の場所、例えば、オンサイト又はオフサイトで2Dコードの印刷を行ってもよい。さらに、2Dコードの印刷を行うために、追加又は新しいプリンタを設置する必要がない。したがって、食品パッケージ上に2Dコードを提供するために、大幅なコスト増が必要ない。また、現場で印刷される可変2Dコードを静的2Dコードに置き換えることができるという利点もある。さらに、印刷によって形成される偏差によって固有性が提供されるため、固有の識別技術を提供するために複数の可変2Dコードを購入する必要はない。
【0016】
セカンダリコードに含まれる個々の偏差によって、可変2Dコードの代わりに静的2Dコードを使用しても、食品パッケージを固有に識別できる可能性がある。微細な変化、言い換えれば、読み取り可能であるが、プライマリコードの読み取りに影響を与えない変化を含む静的2Dコードによる利点は、プライマリコードが固有でない場合であっても、セカンダリコードが固有である可能性である。このように、本開示は、毎回発生する印刷のズレを効率的に利用するものである。
【0017】
食品パッケージを固有に特定することによる利点は、食品パッケージのトレーサビリティが改善され、あるいは可能になることである。トレーサビリティの向上による利点は、1つのパッケージサンプルが食品安全上の問題を有することが確認された場合、同じバッチ内の他のパッケージサンプル又はリスクを有する可能性のある他のパッケージを追跡して、悪影響を回避できることを確認できることである。
【0018】
さらなる利点は、応答を読み出すための追加のアプリケーションのインストールが不要であることである。通常、プライマリコード及びセカンダリコードを読み取ることができる場合、プライマリコードを識別するために第1のアプリケーションをインストールし、セカンダリコードを識別するために第2のアプリケーションをインストールする必要があるが、本開示を使用することによって、その必要がなくなる。これは、プライマリコードにリンクされ得るインタースティシャル・コンテンツが、セカンダリコードを識別するように構成されているために可能である。インタースティシャル・コンテンツは、プライマリコードを識別するために使用されるソフトウェアアプリケーションに加えて、追加のアプリケーションをインストールすることなく、ユーザーとの対話を可能にし得る。追加アプリケーションをインストールする代わりにインタースティシャル・コンテンツを使用することにより、カメラ付き装置のストレージ、及び追加アプリケーションをダウンロードして実行するのに費やす時間を節約できる。追加アプリケーションの代わりにインタースティシャル・コンテンツを使用することにより、ユーザービリティの向上が達成される。なお、消費者による2Dコードとのインタラクションは、従来のインタラクションに比べ、変わらなくてもよい。
【0019】
さらに、印刷された2Dコードに偽造防止機能をリンクさせることができるという利点もある。セカンダリコードは固有のコードであるため、あらゆる偽造コードを識別することが可能である。消費者と2Dコードとのインタラクションの信頼性を向上できる。
【0020】
インタースティシャル・コンテンツがダウンロードされると、インタースティシャル・コンテンツは中間リポジトリ(repository)に保存されてもよい。
【0021】
中間リポジトリは、作業データ、すなわちカメラ付き装置における一時的なストーリー化情報を格納するために使用されるコンピュータメモリであってもよい。中間リポジトリは、キャッシュ・メモリ、又はカメラ付き装置の作業データを格納するのに適した他の種類のメモリであってもよい。
【0022】
本方法は、予め決められた時間経過後に中間リポジトリを空にすることをさらに含んでもよい。
【0023】
本方法は、ユーザーと対話するように構成されたインタースティシャル対話型コンテンツを起動することをさらに含んでもよい。
【0024】
「インタースティシャル対話式コンテンツ」という用語は、例えば、ユーザーに情報又はバウチャーを提供することによって、インタースティシャ・コンテンツがユーザーと対話することを意味する。情報又はバウチャーは、例えば、「おめでとうございます、次回この食品を購入するときに20%割引になります。」等であってもよい。情報又はバウチャーは、例えば、「おめでとうございます、次回この食品を購入するときに20%割引になります。割引を有効にするためにボタンを押してください。」等であってもよい。インタースティシャル対話式コンテンツは、ユーザーとの一方向の対話であっても、ユーザーとの双方向の対話であってもよい。さらに、情報を起動することは、ユーザーが2Dコードを読み取ることを誘発するために使用されてもよい。つまり、割引をきっかけにユーザーが2Dコードを読むようになり、その結果、2Dコードがデバイスにリンクされ、後日、パッケージ内の製品が有害であることが判明した場合にユーザーに連絡することが可能となる。
【0025】
このことは、効率的かつ柔軟な方法でユーザーと対話することが可能になるという点で有利である。したがって、食品は有害である可能性があるため摂取しないように消費者に知らせるために、新聞や他の媒体が使用される場合、消費者は、2Dコードを読み取り、そこから食品パッケージ内の食品が有害であるか否かを識別してもよい。インタースティシャル対話式コンテンツは、ユーザーにとって関連性のあるあらゆる情報を含んでもよい。
【0026】
カメラ付き装置は、携帯電話であってもよい。
【0027】
ほとんどの人が常に携帯している携帯電話を、カメラ付き装置として使用することで、利便性が向上する。そのため、追加で装置を持ち運ぶ必要がない。しかし、タブレットやコンピュータなど、他のカメラ付き装置を使用してもよい。
【0028】
個々の偏差は、印刷の不正確さに関連してもよい。
【0029】
ここでいう「印刷の不正確さ」という用語は、印刷精度の反対を意味する。言い換えれば、印刷精度が1インチあたりのドット数である場合、印刷の不正確さは、印刷精度が満たされないとき、つまり1インチあたりのドット数が印刷精度を超えている場合であり得る。印刷の不正確さに関連する個々の偏差を有することによって、固有の識別子を達成するために、各食品パッケージに対して追加の又は異なる印刷が必要でない。したがって、印刷の不正確さは、それらが使用され得るか否かに関わらず存在してもよい。本開示は、印刷技術における既に存在する偏差の提供を容易にする。
【0030】
第2の態様によれば、2次元、2Dコードを備える食品パッケージを固有に識別するためのカメラ付き装置が提供され、当該カメラ付き装置は、
2次元コードを示す画像データを撮影するように構成されたカメラと、
画像データに基づいてプライマリコードを特定するように構成されたソフトウェアアプリケーションであって、プライマリコードがウェブアドレスにリンクされている、ソフトウェアアプリケーションと、
リモートサーバからインタースティシャル・コンテンツをダウンロードするように構成されたデータ通信装置と、
ソフトウェアアプリケーションを実行し、プライマリコードにリンクされたインタースティシャル・コンテンツを起動するように構成されたデータ処理装置と、インタースティシャル・コンテンツはセカンダリコードを識別するように構成され、セカンダリコードは食品パッケージ上の2次元コードの個々の偏差に関連する、
を備える。
【0031】
データ通信装置がインタースティシャル・コンテンツをダウンロードした後、インタースティシャル・コンテンツは中間リポジトリに格納されてもよい。
【0032】
中間リポジトリは、予め決められた時間経過後に空にしてもよい。
【0033】
データ処理装置は、ユーザーと対話するように構成されたインタースティシャル対話式コンテンツを起動するようにさらに構成されてもよい。
【0034】
カメラ付き装置は、携帯電話であってもよい。
【0035】
個々の偏差は、印刷の不正確さに関連してもよい。
【0036】
第3の態様によれば、処理能力を有する装置で実行されたときに第1の態様による方法を実施するためのプログラムコード部分が格納される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0037】
本発明のさらに他の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明から、また図面から明らかである。
【0038】
第2及び第3の態様の効果及び特徴は、第1の態様に関連して上述したものとほぼ類似している。第1の態様に関連して言及された実施形態は、第2及び第3の態様とほぼ互換性がある。本発明の概念は、明示的に別段の記載がない限り、特徴のすべての可能な組み合わせに関するものである。本発明の更なる適用範囲は、以下に与えられる詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、本発明の好ましい実施形態を示しているが、本発明の範囲内での様々な変更及び修正は、この詳細な説明から当業者にとって明らかであるため、詳細な説明及び具体例は、例示の目的として提供されている。
【0039】
本発明は、そのような装置及び方法が変化し得るので、記載された装置の特定の構成部分又は記載された方法のステップに限定されない。また、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することを意図したものではない。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、冠詞「a」、「an」、「the」、及び「said」は、文脈が明確に指示しない限り、要素の1つ又は複数が存在することを意味する。したがって、例えば、「a unit」又は「the unit」への言及は、複数の装置等を含んでもよい。さらに、「comprising」、「including」、「containing」及び類似の語句は、他の要素又はステップを排除しない。
【課題を解決するための手段】
【0040】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら例示的に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1】2次元コードが設けられた食品パッケージを示す図である。
【
図2A】本開示のプライマリコードとセカンダリコードがどのように識別されるかを示す図である。
【
図2B】本開示のプライマリコードとセカンダリコードがどのように識別されるかを示す図である。
【
図2C】本開示のプライマリコードとセカンダリコードがどのように識別されるかを示す図である。
【
図2D】本開示のプライマリコードとセカンダリコードがどのように識別されるかを示す図である。
【
図3】プライマリコードとセカンダリコードを示す図である。
【
図4】従来のセカンダリコードの読み取り経路と、本開示のセカンダリコードの読み取り経路を示す図である。
【
図5】2次元2Dコードを備えた食品パッケージを固有に識別する方法を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0042】
図1は、例示的に食品パッケージ102を示す図である。図示された例では、食品パッケージ102は、直方体形状である。しかしながら、食品パッケージ102は、任意の三次元形状であってもよいことに留意されたい。食品パッケージ102は、2次元(2D)コード104を備えてもよい。QRコード(登録商標)として図示されているが、2Dコード104は、当技術分野で知られている任意の2Dコードであってもよい。2Dコード104は、食品パッケージ102の任意の場所に設けられてもよい。2Dコード104は、食品パッケージ102を固有的に識別することができる。食品パッケージ102は、カメラ付き装置106を使用して2Dコード104を表す画像データをキャプチャすることによって固有に識別され得る。カメラ付き装置106は、2Dコード104を備える食品パッケージ102を固有的に識別するように構成されてもよい。カメラ付き装置106は、カメラ付き装置106に構成されたカメラ108を使用して画像データをキャプチャするように構成されてもよい。カメラ108は、2Dコード104の画像をキャプチャするように構成され、画像は、2Dコード104を描写する画像データを構成してもよい。カメラ108は、装置内に装備され、画像データをキャプチャするように構成された任意のカメラであってよく、例えば、携帯電話カメラ又はコンピュータカメラである。カメラ付き装置106は、
図2A~Dにおいてさらに詳細に説明する。
【0043】
図2A~Dは、一例として、2Dコード104を備える食品パッケージ102を固有に識別するためのカメラ付き装置106を示す。カメラ108に加えて、カメラ付き装置106は、ソフトウェアアプリケーション204を備えてもよい。ソフトウェアアプリケーション204は、画像データに基づいてプライマリコード206を識別するように構成されてもよい。カメラ108によってキャプチャされた画像データは、ソフトウェアアプリケーション204がプライマリコード206を識別するように構成されるように、ソフトウェアアプリケーション204に送信されてもよい。プライマリコード206は、ウェブアドレス208にリンクされてもよい。ウェブアドレス208は、httpアドレス、ftpアドレス、又はIPアドレスであってもよい。しかしながら、ウェブアドレスは、プライマリコード206にリンクされるように構成された任意のURL(Uniform Resource Locator)であってもよい。カメラ付き装置106は、データ処理デバイス202をさらに含んでもよい。データ処理デバイス202は、ソフトウェアアプリケーション204を実行するように構成されてもよい。
【0044】
カメラ付き装置106は、リモートサーバ214からインタースティシャル・コンテンツ212をダウンロードするように構成されたデータ通信デバイス210をさらに含んでもよい。インタースティシャル・コンテンツ212は、上述のとおり、ウェブアドレス208にリンクされているプライマリコード206にリンクされてもよい。インタースティシャル・コンテンツ212は、ウェブアドレス208によってダウンロードされるようにトリガされてもよい。リモートサーバ214は、カメラ付き装置106に対してリモートであることを可能にする任意のサーバであってもよい。
【0045】
図2Aを参照すると、ソフトウェアアプリケーション204によって識別されるプライマリコード206とウェブアドレス208との間のリンク、及びウェブアドレス208とインタースティシャル・コンテンツ212との間のリンクが一例として例示されている。プライマリコード206とウェブアドレス208とが互いにリンクされてもよいが、プライマリコード206とウェブアドレス208との間でデータがダウンロードされない、又はアップロードされないことを示すために、プライマリコード206とウェブアドレス208との間のリンクは点線によって示されている。したがって、ソフトウェアアプリケーション204がプライマリコード206を識別し得るとき、プライマリコード206は、リンクされたウェブアドレス208を実行するようにトリガすることができる。インタースティシャル・コンテンツ212がウェブアドレスによって実行するようにトリガされ得るが、ウェブアドレス208とインタースティシャル・コンテンツ212との間でデータがダウンロードされない、又はアップロードされないことを示すために、ウェブアドレス208とインタースティシャル・コンテンツ212との間のリンクは点線によって図示される。したがって、点線は、プライマリコード206とウェブアドレス208との間、及びウェブアドレス208とインタースティシャル・コンテンツ212との間の通信が確立されてもよいことを示しているが、その通信は、その間にデータをダウンロード又はアップロードすることを含まない場合がある。
【0046】
図2Bを参照すると、インタースティシャル・コンテンツ212とデータ通信デバイス210との間のリンクが例示されている。インタースティシャル・コンテンツ212とデータ通信デバイス210との間のリンクは、データ通信デバイス210がインタースティシャル・コンテンツ212をカメラ付き装置106にダウンロードするように構成され得ることを示すために実線によって図示されている。しかしながら、「インタースティシャル・コンテンツ」という用語から理解されることであるが、インタースティシャル・コンテンツは一時的にダウンロードされる、又は予め決められた時間だけダウンロードされるだけである可能性があることに留意されたい。インタースティシャル・コンテンツがダウンロードされると、インタースティシャル・コンテンツは、中間リポジトリに格納されてもよい。中間リポジトリは、例えば、キャッシュ・メモリ又はデータを一時的に記憶するように構成された任意のメモリであってもよい。インタースティシャル・コンテンツ212は、予め決められた期間、中間リポジトリに格納されてもよい。
【0047】
インタースティシャル・コンテンツ212がデータ通信装置210によってカメラ付き装置106にダウンロードされたとき、インタースティシャル・コンテンツはデータ処理装置202によって起動されてもよい。カメラ108によって撮影された画像データは、インタースティシャル・コンテンツ212に送信されてもよく、インタースティシャル・コンテンツ212がデータ処理デバイス202によって起動されると、インタースティシャル・コンテンツ212は画像データに基づいてセカンダリコード216を特定することができる。セカンダリコード216は、2Dコード104の個々の偏差に関連してもよい。セカンダリコード216が関連し得る個々の偏差のために、2次元コード104を備える食品パッケージ102は固有的に識別されてもよい。しかしながら、プライマリコード206及び/又はセカンダリコード216は、カメラ付き装置106の外部ではなく、カメラ付き装置106に構成される構成要素間で伝送されてもよいことに留意されたい。
【0048】
データ処理装置202は、インタースティシャル対話式コンテンツを起動するようにさらに構成されてもよい。インタースティシャル対話式コンテンツは、先に説明したインタースティシャル・コンテンツ212と同様の方法で起動されてもよい。インタースティシャル対話式コンテンツは、ユーザー、例えばカメラ付き装置106のユーザーと対話するように構成されてもよい。インタースティシャル対話式コンテンツは、例えば、質問をすることによってユーザーと対話し、何かを獲得するために、又はユーザーが次回同様の食品パッケージを購入する際に割引を受けるために、チェックすべき異なるボックスを提供してもよい。また、生産情報、例えば、栄養価及び/又は食品の原産地が提示されてもよい。また、インタースティシャル対話式コンテンツは、食品パッケージ102内の食品が有害である可能性がある場合、又はその他の理由でユーザーがその食品の飲食を避けるべき場合、セカンダリコード216に基づいてユーザーに通知してもよい。このように、インタースティシャル対話式コンテンツは、食品パッケージ102又は食品の生産者とユーザー又は消費者との間のリンクとなってもよい。
【0049】
図2Cを参照すると、一例として、インタースティシャル・コンテンツ212がデータ処理デバイス202によってどのように起動され得るかが例示されている。さらに、インタースティシャル・コンテンツ212によって識別された可能性のあるセカンダリコード216が例示されている。このように、インタースティシャル・コンテンツ212がデータ通信デバイス210によってダウンロードされる場合、インタースティシャル・コンテンツ212はデータ通信デバイス210からデータ処理デバイス202に送信され、そこでインタースティシャル・コンテンツ212は起動されてもよい。
【0050】
2Dコード104を描写する画像データは一度しかキャプチャされておらず、プライマリコード206及びセカンダリコード216は同じ画像データから識別されてもよいことに留意されたい。さらに、セカンダリコード216を識別するために、インタースティシャル・コンテンツ212がカメラ付き装置にインストールされる必要はないが、セカンダリコード216が識別され、セカンダリコード216に関する結果が存在し得るように、予め定められた時間期間のみダウンロードされる可能性があることに留意されたい。
【0051】
図2Dを参照すると、インタースティシャル・コンテンツ212とデータ通信装置210の間の実線が削除されている。これは、インタースティシャル・コンテンツ212がデータ通信装置210にダウンロードされない可能性があることを示している。データ処理装置202によって起動されたインタースティシャル・コンテンツ212は点線で図示されており、このドットは、プライマリコード206とウェブアドレスの間、及びウェブアドレスとインタースティシャル・コンテンツ212の間の点線におけるドットより小さい。より小さいドットは、インタースティシャル・コンテンツ216が削除されたこと、又はデータ処理デバイス202によってもはや起動されないことを示し得る。したがって、
図2Dでは、プライマリコード206とウェブアドレス208との間のリンク、及びウェブアドレスとインタースティシャル・コンテンツ216との間のリンクを特定することができる。さらに、データ通信デバイス210へのインタースティシャル・コンテンツ212のダウンロードが停止され、小さな点線が示すようにデータ処理デバイス202からインタースティシャル・コンテンツ212が除去された可能性がある。このように、図示されるように、セカンダリコード216が決定されると、インタースティシャル・コンテンツ212が削除されてもよい。
【0052】
図3は、一例として、プライマリコード206及びセカンダリコード216をさらに詳細に示している。プライマリコード206及びセカンダリコード216は、画像データに基づいてもよく、画像データは、2Dコード104を描写したものであってもよい。
図3では、2Dコード104は、QRコード(登録商標)として図示されている。しかしながら、先に論じたように、2Dコード104は、当該技術分野で既知の任意の2Dコードであってよく、カメラ付き装置106を使用してキャプチャされるように構成されている。
【0053】
プライマリコード206は、高精細走査技術を必要とせず、肉眼で見ることができる2Dコード104であってもよい。しかし、ソフトウェアアプリケーション204等は、2Dコード104を見るためではなく、2Dコード104を読み取るために必要である。
【0054】
セカンダリコード216は、2次元コード104の個々の偏差に基づくことができる。個々の偏差は肉眼では見えないかもしれないが、カメラ付き装置106が備える高精細走査技術を使用する場合には識別可能である。
【0055】
プライマリコード206は、第1の領域216aを備えてもよい。第1の領域216aの拡大版216bは、第1の領域216aに含まれるプライマリコード206の部分をより詳細に図示してもよい。第1のエリア216aのズームインバージョン216bは、第2のエリア216cを備えてもよい。第2の領域216cのズームインバージョン216dは、第1の領域216aに含まれるプライマリコード206の部分をより詳細に図示してもよい。第2の領域216cの拡大版216dでは、セカンダリコード216が基づくことができる個々の偏差が見られる。個々の偏差は、印刷技術内で多かれ少なかれ常に発生する印刷の不正確さに基づいてもよく、又はそれに関連するものであってもよい。個々の偏差は、各セカンダリコード216が食品パッケージ102を固有に識別するための固有のコードとなり得るように、印刷された各2次元コード104に対して固有のものとなり得る。
【0056】
図4は、セカンダリコードを読み取るための従来のルート402と、セカンダリコードを読み取るための開示されたルート404を示す図である。従来のルート402は、ウェブサイトへのストレートリンクを有するトラックを含む。開示されたルート404は、二次レベルコードへのアプリ内アクセスを有するカスタマイズされたショートカットトラックを含んでもよい。
【0057】
従来のルート402及び開示されたルート404の両方の第1のステップ406は、アプリケーションを起動し、コードをスキャンすることを含んでもよい。アプリケーションは、ストック、ネイティブ、又はサードパーティの2Dコードであってもよい。
【0058】
従来のルート402の第2のステップ408において、ユーザーは、セカンダリコードを読みとるために追加のアプリをダウンロードする必要があり、アプリストアにアクセスするウェブサイトに誘導される場合がある。言い換えれば、従来のルート402は、セカンダリコードを読み取ることができるようにするために、追加のアプリをダウンロードする必要がある。従来のルート402の第3のステップ410において、セカンダリコードを読み取るためのアプリは、ユーザー装置、例えば、カメラ付き装置106にダウンロード及びインストールされてもよい。従来の経路402の第4のステップ412において、消費者は、セカンダリコードから情報を取得するために、セカンダリコードを再びスキャンしてもよい。第2、第3及び第4のステップ408、410、412は、手動操作による対話を提供してもよい。従来のルート402の最終ステップ414において、セカンダリコード検出結果が表示されてもよい。このように、従来のルート402を使用する場合、コードを2回読み取る必要があり、追加のアプリケーションをデバイスにインストールする必要がある。
【0059】
一方、開示された経路404は、アプリケーションが起動され、コードがスキャンされた第1のステップ406の後に、セカンダリコード検出機能を有するアプリ内ダウンロード層が実行される第2のステップ416を提供してもよい。アプリ内ダウンロード層は、
図2A~Dに関連して上述した一時的なダウンロードであってもよい。その後、開示されたルート404の最終ステップ418において、セカンダリコード検出結果が提示されてもよい。このように、開示された経路404を使用することにより、コードは一度読み取られるだけでよく、追加のアプリケーションをインストールする必要がなく、代わりにアプリ内ダウンロード層を使用してもよい。
【0060】
図5において、2Dコードが設けられた食品パッケージを固有に識別するための方法500を示すフローチャートが示されている。
【0061】
第1のステップS502において、カメラ付き装置106を用いて、2次元コード104を描写した画像データを取り込んでもよい。カメラ付き装置106は、携帯電話であってもよい。
【0062】
第2のステップS504において、ソフトウェアアプリケーション204を用いて、画像データに基づくプライマリコード206を特定してもよい。ソフトウェアアプリケーション204は、カメラ付き装置106に設けられたデータ処理装置202で実行されてもよい。プライマリコード206は、ウェブアドレス208にリンクされてもよい。
【0063】
第3のステップS506において、インタースティシャル・コンテンツ212は、リモートサーバ214からダウンロードされてもよい。インタースティシャル・コンテンツ212は、ダウンロードされると、中間リポジトリに格納されてもよい。中間リポジトリは、予め決められた時間の経過後に空にされてもよい。
【0064】
第4のステップS508において、インタースティシャル・コンテンツ212は起動されてもよい。インタースティシャル・コンテンツは、データ処理デバイス202によって起動されてもよい。インタースティシャル・コンテンツ212は、プライマリコード206にリンクされてもよい。
【0065】
第5のステップS510において、セカンダリコード216は、インタースティシャル・コンテンツ212を使用して特定されてもよい。セカンダリコード216は、食品パッケージ上の2次元コードの個々の逸脱に関連してもよい。個々の偏差は、印刷の不正確さに関連してもよい。
【0066】
オプションとして、方法500は、ユーザーと対話するように構成されたインタースティシャル対話式コンテンツを起動することを含んでもよい。インタースティシャル対話式コンテンツは、データ処理デバイス202によって起動されてもよい。
【0067】
以上の説明から、本発明の様々な実施形態を説明し、図示してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下の請求項に定義される主題の範囲内で他の方法で具体化することも可能である。
【国際調査報告】