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特表2023-554031ビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-26
(54)【発明の名称】ビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20231219BHJP
【FI】
H04N7/15
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023536067
(86)(22)【出願日】2021-11-22
(85)【翻訳文提出日】2023-06-14
(86)【国際出願番号】 CN2021132064
(87)【国際公開番号】W WO2022127524
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】202011511897.6
(32)【優先日】2020-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】蒋 若蕾
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA10
5C164GA05
5C164UB83S
5C164VA07P
5C164VA36S
(57)【要約】
本開示は、ビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体を提供する。ビデオ会議の過程中においてコンテンツを共有する場合、選ばれた単独で拡大して表示された会議参加者マルチメディア表示領域コンテンツと共有コンテンツ表示領域とを、互いに表示コンテンツを交換することで、ビデオ会議におけるユーザと端末デバイスとの対話方式に富み、対話経路を短くし、ユーザの直感により合うようにし、会議参加者マルチメディアデータへの影響を小さくし、ユーザへの邪魔を減少させ、インタフェース全体に対するユーザの視感覚を向上させている。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスに適用されるビデオ会議表示方法であって、
ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出したことに応答して、下記の表示領域入れ替え操作:
現在前記ビデオ会議インタフェースにおける所定の共有コンテンツ表示領域に表示しているコンテンツを、前記目標会議参加者表示領域に表示すること、および
現在前記目標会議参加者表示領域に表示しているコンテンツを、前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること
を実行することを含む、方法。
【請求項2】
前記表示領域入れ替え操作は、
現在前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している共有コンテンツを前記目標会議参加者表示領域に表示し、現在前記目標会議参加者表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること、又は
現在前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを前記目標会議参加者表示領域に表示し、現在前記目標会議参加者表示領域に表示している共有コンテンツを前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること、又は
現在前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している第1会議参加者マルチメディアデータを前記目標会議参加者表示領域に表示し、現在前記目標会議参加者表示領域に表示している第2会議参加者マルチメディアデータを前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記所定の釘選操作は、
前記目標会議参加者表示領域に対するクリック操作と、
前記目標会議参加者表示領域から前記所定の共有コンテンツ表示領域までのスライド操作と、
前記所定の共有コンテンツ表示領域から前記目標会議参加者表示領域までのスライド操作と
の少なくとも一つを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記所定数の会議参加者表示領域は、隣接して設けられる領域アレイが形成される、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、前記所定数の会議参加者表示領域の面積の総和よりも大きい、
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、前記会議参加者表示領域のそれぞれの面積よりも大きい、
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
各前記会議参加者表示領域は、形状と大きさがいずれも同じである、
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
端末デバイスに適用されるビデオ会議表示装置であって、
ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出したことに応答して、下記の表示領域入れ替え操作:
現在前記ビデオ会議インタフェースにおける所定の共有コンテンツ表示領域に表示しているコンテンツを前記目標会議参加者表示領域に表示すること、および
現在前記目標会議参加者表示領域に表示しているコンテンツを前記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること
を実行するように配置される釘選ユニットを備える、装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムが記憶される記憶装置と、
を備え、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、前記1つ又は複数のプロセッサが請求項1~7のいずれかに記載の方法を実現するようにする、
端末デバイス。
【請求項10】
1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、請求項1~7のいずれかに記載の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶される、
コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の引用]
本出願は、出願番号が202011511897.6、出願日が2020年12月18日、名称が「ビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体」である中国特許出願に基づき優先権を要求し、該出願の全ての内容を本願に参考として盛り込む。
【0002】
本開示に係る実施例は、ビデオ会議の技術分野に関し、具体的にはビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオ会議とは、ユーザが、端末デバイスとネットワークによって、リアルタイムなビデオ及び/又は音声対話を行う対話方式をいう。従来のビデオ会議の多くは、共有コンテンツ機能を提供しており、共有コンテンツ機能を開始した後、共有コンテンツの多くは、端末デバイスにおける所定領域(例えば、スクリーンの左下の領域)に表示される一方、各会議参加者の会議参加者ビデオは、共有コンテンツに対応する所定領域にとって面積がより小さい他の領域に表示される。
【発明の概要】
【0004】
本開示に係る実施例は、ビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体を提供する。
【0005】
第1態様では、本開示に係る実施例は、端末デバイスに適用されるビデオ会議表示方法を提供する。当該方法は、ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出したことに応答して、下記の表示領域入れ替え操作を実行する:現在上記ビデオ会議インタフェースにおける所定の共有コンテンツ表示領域に表示しているコンテンツを、上記目標会議参加者表示領域に表示すること、および、現在上記目標会議参加者表示領域に表示しているコンテンツを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること。
【0006】
いくつかの任意の実施形態では、上記表示領域入れ替え操作は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している共有コンテンツを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;又は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している共有コンテンツを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;又は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している第1会議参加者マルチメディアデータを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している第2会議参加者マルチメディアデータを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;を含む。
【0007】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の釘選操作は、上記目標会議参加者表示領域に対するクリック操作と、上記目標会議参加者表示領域から上記所定の共有コンテンツ表示領域までのスライド操作と、上記所定の共有コンテンツ表示領域から上記目標会議参加者表示領域までのスライド操作との少なくとも一つを含む。
【0008】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定数の会議参加者表示領域は、隣接して設けられる領域アレイが形成される。
【0009】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、上記所定数の会議参加者表示領域の面積の総和よりも大きい。
【0010】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、上記会議参加者表示領域のそれぞれの面積よりも大きい。
【0011】
いくつかの任意の実施形態では、各上記会議参加者表示領域は、形状と大きさがいずれも同じである。
【0012】
第2態様では、本開示に係る実施例は、ビデオ会議表示装置を提供する。当該装置は、ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出したことに応答して、下記の表示領域入れ替え操作を実行するように配置される釘選ユニットを備える:現在上記ビデオ会議インタフェースにおける所定の共有コンテンツ表示領域に表示しているコンテンツを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、および、現在上記目標会議参加者表示領域に表示しているコンテンツを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること。
【0013】
いくつかの任意の実施形態では、上記表示領域入れ替え操作は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している共有コンテンツを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;又は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している共有コンテンツを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;又は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している第1会議参加者マルチメディアデータを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している第2会議参加者マルチメディアデータを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;を含む。
【0014】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の釘選操作は、上記目標会議参加者表示領域に対するクリック操作と、上記目標会議参加者表示領域から上記所定の共有コンテンツ表示領域までのスライド操作と、上記所定の共有コンテンツ表示領域から上記目標会議参加者表示領域までのスライド操作との少なくとも一つを含む。
【0015】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定数の会議参加者表示領域は、隣接して設けられる領域アレイが形成される。
【0016】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、上記所定数の会議参加者表示領域の面積の総和よりも大きい。
【0017】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、上記会議参加者表示領域のそれぞれの面積よりも大きい。
【0018】
いくつかの任意の実施形態では、各上記会議参加者表示領域は、形状と大きさがいずれも同じである。
【0019】
第3態様では、本開示に係る実施例は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが記憶される記憶装置とを備え、上記1つ又は複数のプログラムが上記1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、上記1つ又は複数のプロセッサは、第1態様のいずれか1つの実現方式に記載の方法を実現するようにする端末デバイスを提供する。
【0020】
第4態様では、本開示に係る実施例は、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、当該コンピュータプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行される場合、第1態様のいずれか1つの実現方式に記載の方法を実現するコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。
【0021】
本開示に係る実施例が提供しているビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体によれば、ビデオ会議の過程中でコンテンツを共有する場合、選ばれた会議参加者表示領域が表示しているコンテンツと共有コンテンツ表示領域が表示しているコンテンツを互いに表示領域を交換することで、ビデオ会議でのユーザと端末デバイスとの対話方式に富む。
【図面の簡単な説明】
【0022】
以下の図面を参照して得られた非限定的な実施例に関する詳細な記載を閲読することで、本開示に係る他の特徴、目的及び利点は、より明らかになる。図面は、本発明を制限することはなく、具体的な実施形態の目的を示すためのものだけである。
図1A図1A図1Bは、従来技術におけるビデオ会議表示方法の1つの適用シーンの模式図である。
図1B図1A図1Bは、従来技術におけるビデオ会議表示方法の1つの適用シーンの模式図である。
図2図2は、本開示に係る一実施例が適応されうる例示的なシステムアーキテクチャ図である。
図3図3は、本開示に係るビデオ会議表示方法による一実施例のフローチャートである。
図4A図4A図4Dは、本開示に係るビデオ会議表示方法による1つの適用シーンの模式図である。
図4B図4A図4Dは、本開示に係るビデオ会議表示方法による1つの適用シーンの模式図である。
図4C図4A図4Dは、本開示に係るビデオ会議表示方法による1つの適用シーンの模式図である。
図4D図4A図4Dは、本開示に係るビデオ会議表示方法による1つの適用シーンの模式図である。
図5図5は、本開示に係るビデオ会議表示装置による一実施例の構造模式図である。
図6図6は、本開示の実施例に係る端末デバイスのコンピュータシステムを実現することに好適な構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下では、図面と実施例を参照して、本開示についてさらに詳細に説明する。ここでいう具体的な実施例は、関連発明を解釈するためのものであるに過ぎず、当該発明を限定するものではない。また、説明の便宜上、図面には関連発明に関する部分のみが示される。
【0024】
なお、矛盾しない場合、本開示に係る実施例及び実施例での構成は、互いに組み合わせることができる。以下、図面を参照して実施例を挙げて本開示を詳細に説明する。
【0025】
ビデオ会議中、ユーザがコンテンツを共有すると、スクリーンは、通常、面積が相対的に大きな共有コンテンツ表示領域と面積が相対的に小さな会議参加者表示領域とに分割され、共有コンテンツビデオストリームは、共有コンテンツ表示領域で表示されるが、各会議参加者のマルチメディアデータ(例えば、会議参加者ビデオストリーム又は会議参加者アバター)は、会議参加者表示領域で表示される。現在、ビデオ会議は、また、ユーザがある会議参加者を単独で選択したマルチメディアデータを提供し、さらに選ばれた会議参加者のマルチメディアデータは、元の共有コンテンツが表示されていた共有コンテンツ表示領域に表示されることになり、会議参加者表示領域内において単独で1つの独立領域を指定して共有コンテンツを表示するようにし、元々表示された各会議参加者のマルチメディアデータを順に絞ることで、選ばれた会議参加者のマルチメディアデータを表示する領域は、選ばれた前と選ばれた後とは異なるようになる。図1Aに示すように、共有コンテンツは、領域101に表示されており、4つの会議参加者A、B、C、Dの会議参加者マルチメディアデータは、それぞれ領域102における会議参加者表示領域1021、1022、1023、1024に表示されている。ユーザが会議参加者Bのマルチメディアデータの表示する領域1022を選択すると、図1Bに示すように、会議参加者Bのマルチメディアデータは、領域101で表示される一方で、共有コンテンツは、会議参加者表示領域102における所定領域1011に表示され、元の各会議参加者A、B、C、Dの会議参加者マルチメディアデータは、順に下に向かって絞られ、つまり、会議参加者A、B、Cの会議参加者マルチメディアデータは、それぞれ会議参加者表示領域1022、1023、1024で表示される一方で、会議参加者Dの会議参加者マルチメディアデータは、現在インタフェースに表示されえないまで絞られる。多くの場合には、例えばユーザがマウスを用いて領域1022を選択した場合、マウスの位置は、継続的に領域1022内に保持される。ユーザは、当該選ばれた会議参加者Bのマルチメディアデータを単独で拡大して閲覧することを解除しようとする場合、即ち、ユーザが当該選ばれた会議参加者Bのマルチメディアデータを単独で閲覧したくなくなり、共有コンテンツ表示領域101において共有コンテンツを表示しようとする場合、マウスを、現在共有コンテンツを表示している会議参加者表示領域102における所定の独立領域1011まで動かして選定操作を行う必要がある(例えば、ダブルクリック)。ユーザがマウスを動かさないと、マウス位置が依然として領域1022にあり、領域1022において現在表示されているのが会議参加者Aのマルチメディアデータであるため、ユーザが選定操作を実行すると、会議参加者Aのマルチメディアデータは、共有コンテンツ表示領域1011に表示されてしまう。これは、明らかに、ユーザに好ましくない。
【0026】
以上によって、現在のビデオ会議インタフェース対話方式には、操作が不便で、対話の一致性を満たさず、会議参加者マルチメディアデータが絞られ、モジュールが乱れており、外観が悪いという問題が存在している。
【0027】
従来技術におけるビデオ会議インタフェース対話方式に現れる上記の課題を解決するために、本開示に係る実施例が提供するビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体は、ビデオ会議の過程中でコンテンツを共有する場合、選ばれた会議参加者表示領域が表示しているコンテンツと共有コンテンツ表示領域が表示しているコンテンツを互いに表示領域を交換することで、ビデオ会議でのユーザと端末デバイスとの対話方式に富む。
【0028】
図2は、本開示に係るビデオ会議表示方法、装置、端末デバイス及び記憶媒体を適用可能な実施例の例示的なシステムアーキテクチャ200を示す。
【0029】
図2に示すように、システムアーキテクチャ200は、端末デバイス201、202、203と、ネットワーク204と、サーバ205とを備える。ネットワーク204は、端末デバイス201、202、203とサーバ205との間において通信リンクを提供するために用いられる媒体である。ネットワーク204は、各種の接続類型、例えば有線、無線通信リンク或いは光ファイバケーブル等を含む。
【0030】
ユーザは、情報等を受送信するために端末デバイス201、202、203を使用してネットワーク204によってサーバ205と対話することができる。端末デバイス201、202、203には、各種の通信クライアント端末アプリ、例えばビデオ会議系アプリ、ショートビデオソーシャル系アプリ、ウェブページブラウザアプリ、買物系アプリ、検索系アプリ、インスタントメッセージツール、メールボックスクライアント端末、ソーシャルプラットフォームソフトウェア等が実装され得る。
【0031】
端末デバイス201、202、203は、ハードウェアであってよく、ソフトウェアであってもよい。端末デバイス201、202、203がハードウェアであるとき、音声収集デバイス(例えば、マイクロフォン)、ビデオ収集デバイス(例えば、カメラ)、及びディスプレイを有する各種の端末デバイスであってよく、スマートフォン、タブレット、電子ブックリーダー、MP3プレーヤ(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、動画専門家圧縮標準オーディオ層面3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、動画専門家圧縮標準オーディオ層面4)プレーヤ、ラップトップ携帯コンピュータ、及びデスクトップコンピュータ等を含むが、それらに限らない。端末デバイス201、202、203がソフトウェアである場合、上記の挙げられた端末デバイスに実装されうる。それは、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、ビデオ会議表示サービス提供用)として実現されてよく、単独のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここで、具体的に限定されない。
【0032】
また、本開示が提供するビデオ会議表示方法は、一般に端末デバイス201、202、203によって実行され、これに対して、ビデオ会議表示装置は、端末デバイス201、202、203に設けられてよいことが理解されるべきである。
【0033】
なお、サーバ205は、ハードウェアであってよく、ソフトウェアであってもよい。サーバ205がハードウェアである場合、複数のサーバからなる分散サーバクラスタとして実現されてよく、単独のサーバとして実現されてもよい。サーバ205がソフトウェアである場合、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散サービス提供用)として実現されてよく、単独のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここで、具体的に限定されない。
【0034】
図2における端末デバイス、ネットワーク及びサーバの数は、単に例示的であることが理解されるべきである。実現の要求に応じて、任意の数の端末デバイス、ネットワーク及びサーバを有してよい。
【0035】
続いて図3を参照して、本開示に係るビデオ会議表示方法による一実施例のフロー300が示される。当該ビデオ会議表示方法は、ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出したことに応答して、表示領域入れ替え操作を実行するステップ301を含む。
【0036】
本実施例では、ビデオ会議表示方法の実行主体(例えば、図2に示す端末デバイス201、202、203)は、ビデオ会議の開始後、コンテンツを共有する人が会議参加者にいる場合、ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出したことに応答して、表示領域入れ替え操作を実行する。ここで、表示領域入れ替え操作は、現在ビデオ会議インタフェースにおける所定の共有コンテンツ表示領域に表示しているコンテンツを目標会議参加者表示領域に表示することと、現在目標会議参加者表示領域に表示しているコンテンツを所定の共有コンテンツ表示領域に表示することとを含む。つまり、所定の共有コンテンツ表示領域と目標会議参加者表示領域の表示コンテンツとを入れ替える。
【0037】
実践中では、通常、会議参加者の中にコンテンツを共有する人がいる場合、ビデオ会議インタフェースにおける所定の共有コンテンツ表示領域で共有コンテンツを表示し、所定数の会議参加者表示領域で会議参加者マルチメディアデータを表示する。ここで、会議参加者がカメラを起動すると、会議参加者マルチメディアデータは、カメラが収集した会議参加者ビデオストリームであってよく、会議参加者がカメラを起動しなかった場合、会議参加者マルチメディアデータは、会議参加者アバターであってよい。
【0038】
ここで、ビデオ会議インタフェースは、所定の共有コンテンツ表示領域と所定数の会議参加者表示領域とを備えてよい。また、共有コンテンツ表示領域での拡大閲覧の便宜上、所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、会議参加者表示領域のそれぞれの面積よりも大きくてよい。
【0039】
いくつかの任意の実施形態では、所定数の会議参加者表示領域は、隣接して設けられる領域アレイが形成されてよい。例えば、所定数の会議参加者表示領域は、I行J列の領域アレイが形成されてよく、ここで、各々の行の領域の垂直方向の先端が揃えられ、各々の列の水平方向の左側が揃えられている。但し、IとJは、正の整数である。
【0040】
所定の共有コンテンツ表示領域及び各々の会議参加者表示領域の形状は、各種の形状であってよく、本開示はこれを具体的に限定せず、例えば、矩形又は角丸矩形等であってよい。
【0041】
いくつかの任意の実施形態では、所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、所定数の会議参加者表示領域の面積の総和よりも大きくてよい。
【0042】
いくつかの任意の実施形態では、各会議参加者表示領域は、形状と大きさがいずれも同じであってよい。
【0043】
ここで、共有コンテンツは、現在ビデオ会議で共有しているコンテンツに対応するビデオストリームを表すためのものである。現在ビデオ会議で共有しているコンテンツは、上記の実行主体に対応する会議参加者が端末デバイスを利用して共有しているものであってもよく、他の会議参加者が他の端末デバイスを利用して共有しているものであってもよいことが理解されるべきである。
【0044】
ここで、所定数は、予め設定された所定の数であってもよく、所定数を設定するインタフェースが提供され、提供された設定インタフェースでユーザによって必要に応じてカスタム入力した数であってもよい。
【0045】
現在ビデオ会議には、N個の会議参加者がいる可能性があり、ビデオ会議インタフェースには、会議参加者マルチメディアデータを表示するための、所定数であるM個の会議参加者表示領域がある可能性があり、但し、NとMが正の整数であることが理解されるべきである。N>Mであると、ビデオ会議インタフェースには、M個の会議参加者マルチメディアデータが表示される一方で、他の(N-M)個の会議参加者マルチメディアデータは、ビデオ会議インタフェースに表示されることができない。当然、ビデオ会議インタフェースにおいて、ビデオ会議インタフェースで表示している会議参加者を変更、又は選択するための操作対象、例えば下向き又は上向きの矢印アイコン等を提供してもよい。N≦Mであると、現在ビデオ会議インタフェースには、N個の会議参加者マルチメディアデータが表示される。つまり、会議参加者マルチメディアデータは、全てビデオ会議インタフェースに表示されることができる。
【0046】
ここで、目標会議参加者表示領域は、所定数の会議参加者表示領域のいずれか1つの会議参加者表示領域であってよい。
【0047】
また、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作(Pin操作ともいう)は、各種の所定の表示領域入れ替え操作をトリガするための操作であってよい。例えば、所定の釘選操作は、マウスの目標会議参加者表示領域内におけるスライド又は移動軌跡を所定軌跡(例えば、円形)にすること等であってよい。
【0048】
いくつかの任意の実施形態では、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作は、下記の操作の少なくとも一つを含む:目標会議参加者表示領域に対するクリック(例えば、シングルクリック又はダブルクリック)操作、例えば目標会議参加者表示領域内においてマウスの左ボタンによってシングルクリックすること、マウスの右ボタンによってシングルクリック又はタッチパネルでシングルクリックすること、目標会議参加者表示領域内においてマウスの左ボタンによってダブルクリックすること、マウスの右ボタンによってダブルクリック又はタッチパネルでダブルクリックすること等と、目標会議参加者表示領域から所定の共有コンテンツ表示領域までのスライド操作と、所定の共有コンテンツ表示領域から目標会議参加者表示領域までのスライド操作。
【0049】
いくつかの任意の実施形態では、具体的には、上記の表示領域入れ替え操作は、下記の3つの入れ替え操作のいずれかの入れ替え操作であってよい。
【0050】
第1入れ替え操作は、現在所定の共有コンテンツ表示領域に表示している共有コンテンツを目標会議参加者表示領域に表示し、現在目標会議参加者表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを所定の共有コンテンツ表示領域に表示する。
【0051】
即ち、所定の釘選操作が検出される前に、所定の共有コンテンツ表示領域に表示しているのは共有コンテンツである。つまり、共有コンテンツを拡大して表示する。これに対して、目標会議参加者表示領域に表示しているのは、会議参加者マルチメディアデータである。目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出した後、元々目標会議参加者表示領域に表示されていた会議参加者マルチメディアデータに対して拡大表示が実現されるが、現在共有しているコンテンツは、目標会議参加者表示領域に表示される。
【0052】
第2入れ替え操作は、現在所定の共有コンテンツ表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを目標会議参加者表示領域に表示し、現在目標会議参加者表示領域に表示している共有コンテンツを所定の共有コンテンツ表示領域に表示する。
【0053】
つまり、所定の釘選操作が検出される前に、所定の共有コンテンツ表示領域においてある会議参加者マルチメディアデータを拡大して表示し、共有コンテンツを目標会議参加者表示領域で表示する。目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出した後、所定の共有コンテンツ表示領域において共有コンテンツの拡大表示が実現されるが、元々所定の共有コンテンツ表示領域で表示されていた会議参加者マルチメディアデータは、拡大して表示されなくなり、目標会議参加者表示領域に入れて表示されるようになる。
【0054】
第2入れ替え操作は、現在所定の共有コンテンツ表示領域に表示している第1会議参加者マルチメディアデータを目標会議参加者表示領域に表示し、現在目標会議参加者表示領域に表示している第2会議参加者マルチメディアデータを所定の共有コンテンツ表示領域に表示する。
【0055】
即ち、所定の釘選操作が検出される前に、所定の共有コンテンツ表示領域において第1会議参加者マルチメディアデータを拡大して表示し、第2会議参加者マルチメディアデータを目標会議参加者表示領域で表示する。目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出した後、所定の共有コンテンツ表示領域において第2会議参加者マルチメディアデータの拡大表示が実現されるが、元々所定の共有コンテンツ表示領域で表示されていた第1会議参加者マルチメディアデータは、拡大して表示されなくなり、目標会議参加者表示領域に入れて表示されるようになる。
【0056】
続いて図4を参照して、図4A図4Cは、本実施例に係るビデオ会議表示方法による適用シーンの一模式図である。図4Aの適用シーンでは、共有コンテンツが共有コンテンツ表示領域401に表示され、4つの会議参加者A、B、C、Dの会議参加者マルチメディアデータは、それぞれ領域402における会議参加者表示領域4021、4022、4023、4024に表示される。
【0057】
ユーザが会議参加者Bのマルチメディアデータを単独で拡大して表示しようとする場合、会議参加者Bのマルチメディアデータが表示されている領域4022を所定の釘選操作(例えば、ダブルクリック)を実行してよい。すると、図4Bに示すように、会議参加者Bのマルチメディアデータと共有コンテンツとは、位置交換されて表示を行う。即ち、会議参加者Bのマルチメディアデータは、この前に共有コンテンツが表示されていた共有コンテンツ表示領域401に表示されることになり、一方で、共有コンテンツは、元の会議参加者Bのマルチメディアデータが表示されていた会議参加者表示領域4022に表示されることになる。つまり、上記の第1入れ替え操作が実現される。
【0058】
図4Bに示すシーンでは、ユーザが会議参加者Bのマルチメディアデータを単独で拡大して表示することを解除しようとする場合、即ち、ユーザが共有コンテンツの拡大表示に復帰しようとする場合、位置移動をする必要がなく、元々所在していた会議参加者表示領域4022において所定の釘選操作(例えば、ダブルクリック)を実行すればよい。すると、図4Cに示すように、会議参加者Bのマルチメディアデータと共有コンテンツとは、位置交換されて表示される。即ち、会議参加者Bのマルチメディアデータは、その元々表示されていた会議参加者表示領域4022に表示されることになり、一方で、共有コンテンツは、引き続きその元々表示されていた共有コンテンツ表示領域401に表示されることになり。つまり、第2入れ替え操作が実現される。
【0059】
図4Bに示すシーンでは、ユーザが会議参加者Bのマルチメディアデータを単独で拡大して表示したくなくなり、会議参加者Cのマルチメディアデータを単独で表示しようとする場合、ユーザは、位置を会議参加者Cのマルチメディアデータが所在している会議参加者表示領域4023に動かして所定の釘選操作(例えば、ダブルクリック)を実行してよい。すると、図4Dに示すように、会議参加者Bのマルチメディアデータと会議参加者Cのマルチメディアデータとは、位置交換されて表示される。即ち、会議参加者Bのマルチメディアデータは、会議参加者Cのマルチメディアデータが表示されている会議参加者表示領域4023に表示されることになり、一方で、会議参加者Cのマルチメディアデータは、共有コンテンツ表示領域401に表示される。つまり、第3入れ替え操作が実現される。
【0060】
本開示に係る上記の実施例が提供するビデオ会議表示方法は、ビデオ会議過程でコンテンツを共有する時に、選ばれた単独で拡大して表示された会議参加者ビデオストリームと共有コンテンツビデオストリームとを互いに表示領域を交換することで、以下の技術効果が実現される(それらを含むが、それらに限られない)。
【0061】
第一、ビデオ会議におけるユーザと端末デバイスとの対話方式に富む。
【0062】
第二、ユーザは、単独で拡大して表示された会議参加者表示領域を選択した後、マウスを動かす必要がなく、元の領域において再び所定の釘選操作を実行すれば、会議参加者に対する単独拡大表示を解除することができ、共有コンテンツ表示領域で共有コンテンツを表示するシーンに切り替え戻すことができる。これにより、対話経路は、より短くなり、ユーザの直感にさらに合うようになる。
【0063】
また、選ばれた単独で拡大して表示された会議参加者マルチメディアデータと共有コンテンツとは、表示領域を入れ替える。共有コンテンツを1つの会議参加者表示領域を指定して単独で表示するものではなく、現在表示されている他の選ばれていない単独で拡大して表示されている会議参加者マルチメディアデータ表示領域を変更することもない。よって、会議参加者マルチメディアデータへの影響がより小さくなり、ユーザへの邪魔が減少され、インタフェース全体に対するユーザの視感覚が高められる。
【0064】
さらに、図5を参照して、上記の各図に示す方法を実現するために、本開示は、ビデオ会議表示装置の一実施例を提供する。当該装置の実施例は、図3に示す方法に係る実施例に対応する。当該装置は、具体的には各種の端末デバイスに適用されうる。
【0065】
図5に示すように、本実施例に係るビデオ会議表示装置500は、釘選ユニット501を備える。また、釘選ユニット501は、ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検出したことに応答して、下記の表示領域入れ替え操作を実行するように配置される:現在上記ビデオ会議インタフェースにおける所定の共有コンテンツ表示領域に表示しているコンテンツを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、および、現在上記目標会議参加者表示領域に表示しているコンテンツを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること。
【0066】
本実施例では、ビデオ会議表示装置500の釘選ユニット501による具体的な処理及びそれによってもたらす技術効果は、それぞれ図3に対応する実施例におけるステップ301に関する説明を参照すればよい。ここで省略する。
【0067】
いくつかの任意の実施形態では、上記表示領域入れ替え操作は、下記のことを含む:現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している共有コンテンツを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;又は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している会議参加者マルチメディアデータを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している共有コンテンツを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること;又は、現在上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示している第1会議参加者マルチメディアデータを上記目標会議参加者表示領域に表示すること、及び現在上記目標会議参加者表示領域に表示している第2会議参加者マルチメディアデータを上記所定の共有コンテンツ表示領域に表示すること。
【0068】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の釘選操作と上記所定の釘選解消操作は、ダブルクリック、シングルクリック、スライド又は移動軌跡を所定軌跡にすることのいずれか1つであってよい。
【0069】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定数の会議参加者表示領域は、隣接して設けられる領域アレイが形成されてよい。
【0070】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、上記所定数の会議参加者表示領域の面積の総和よりも大きくてよい。
【0071】
いくつかの任意の実施形態では、上記所定の共有コンテンツ表示領域の面積は、上記会議参加者表示領域のそれぞれの面積よりも大きくてよい。
【0072】
いくつかの任意の実施形態では、各上記会議参加者表示領域は、形状と大きさがいずれも同じであってよい。
【0073】
なお、本開示に係る実施例が提供するビデオ会議表示装置における各ユニットの実現詳細と技術効果は、本開示に係る他の実施例に関する説明を参照すればよい。ここで省略する。
【0074】
続いて、図6を参照して、それは、本開示に係る端末デバイスのコンピュータシステム600を実現するために好適な構造模式図を示す。図6に示すコンピュータシステム600は、本開示に係る実施例の機能や使用範囲を限定すべきではなく、一例である。
【0075】
図6に示すように、コンピュータシステム600は、読み出し専用メモリ(ROM)602に記憶されたプログラム又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムによって各種の適当な動作や処理を実行する処理装置(例えば、セントラルプロセッサ、グラフィックプロセッサ等)601を備える。RAM603には、コンピュータシステム600の操作に必要な各種のプログラムやデータがさらに記憶されている。処理装置601、ROM602、及びRAM603は、バス604によって互いに接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース605もバス604に接続されている。
【0076】
通常、下記の装置は、I/Oインタフェース605に接続されることができる。例えばタッチパネル、タッチボード、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン等の入力装置606と、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、振動子等の出力装置607と、例えば、テープ、ハードディスク等の記憶装置608と、コンピュータシステム600と通信装置609とを備える。通信装置609は、他のデバイスと無線又は有線通信を行ってデータを交換することを許容できる。図6は、各種の装置の端末デバイスを有するコンピュータシステム600を示すが、全ての示された装置を実施する、又は備える必要がなく、より多い又はより少ない装置を代わりに実施する、又は備えることができることが理解されるべきである。
【0077】
特に、本開示に係る実施例によって、上記のフローチャートを参照して説明された過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されうる。例えば、本開示に係る実施例は、コンピュータ可読媒体に担持されるコンピュータプログラムを備える、コンピュータプログラム製品を備え、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、当該コンピュータプログラムは、通信装置609によってネットワークからダウンロードされ、インストールされ、又は記憶装置608からインストールされ、又はROM602からインストールされてよい。当該コンピュータプログラムは、処理装置601によって実行される場合、本開示に係る実施例の方法に係る上記の機能を実行する。
【0078】
なお、本開示に係る上記のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、又はコンピュータ読み取り可能記憶媒体、又は上記両者のいずれの組み合わせであってよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、例えば電気的な、磁気的な、光の、電磁の、赤外線の、又は半導体のシステム、装置又は部品、又は上記のいずれの組み合わせであってもよいが、それらに限られない。コンピュータ読み取り可能記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、携帯コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専門メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専門メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯コンパクトディスク読み出し専門メモリ(CD-ROM)、光記憶部品、磁気記憶部品、又は上記の任意の適当な組み合わせを含んでよいが、それらに限らない。本開示では、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、いかなるプログラムを含む、又は記憶する有形の媒体であってよい。当該プログラムは、指令実行システム、装置又は部品によって使用され、又はそれと組み合わせて使用されうる。また、本開示では、コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読プログラムコードが担持される、ベースバンドで、又はキャリアの一部として伝搬されるデータ信号を備えてよい。このように伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用でき、電磁信号、光信号又は上記の任意の適当な組み合わせを含むが、それらに限らない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体以外のいかなるコンピュータ可読媒体であってもよい。当該コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置又は部品によって使用され、又はそれと組み合わせて使用されるためのプログラムを発信、伝搬又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、いかなる適当な媒体によって伝送することができ、電線、光ケーブル、RF(高周波)等、又は上記の任意の適当な組み合わせを含むが、それらに限らない。
【0079】
上記コンピュータ可読媒体は、上記端末デバイスに含まれるものであってもよく、単独で存在し、当該端末デバイスに組み立てられていないものであってもよい。
【0080】
上記コンピュータ可読媒体には、1つ又は複数のプログラムが担持されている。上記1つ又は複数のプログラムが当該端末デバイスによって実行される時に、当該端末デバイスが図3に示す実施例及びその選択可能な実施形態に示されたビデオ会議表示方法を実現するようにする。
【0081】
1種又は複数種のプログラミング言語又はその組み合わせによって本開示に係る操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成することができる。上記プログラミング言語は、対象向けのプログラミング言語――例えばJava(登録商標)、Smalltalk(登録商標)、C++を含む、通常の手続き型プログラミング言語――例えば「C」言語又は類似したプログラミング言語をさらに含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行され、部分的にユーザコンピュータで実行され、一つの独立のソフトウェアパッケージとして実行され、部分的にユーザコンピュータで部分的に遠隔コンピュータで実行され、又は完全に遠隔コンピュータ又はサーバで実行されることができる。遠隔コンピュータに関する場合、遠隔コンピュータは、任意の種類のネットワーク(ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)を含む)によってユーザコンピュータに接続され、又は、外部コンピュータに接続されることができる(例えば、インターネットサービスサプライヤを利用してインターネットによって接続する)。
【0082】
図面におけるフローチャートとブロック図は、本開示の各種の実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品によって実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を図示している。この点では、フローチャート又はブロック図におけるブロック毎は、1つのモジュール、ブロック、又はコードの一部を代表することができる。当該モジュール、ブロック、又はコードの一部は、1つ又は複数の所定のロジック機能を実現するための実行可能な指令を含む。ある代替としての実現では、ブロックに付された機能は、図面に付された順序と異なる順序によって発生することもできることが注意されるべきである。例えば、接続して示された2ブロックは、実際には基本的に並行に実行されることができる。それらは、反対の順序によって実行できることがある。これは、係われる機能によるものである。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロックとブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行する専門のハードウェアに基づくシステムによって実現する、又は専門ハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせによって実現することができる。
【0083】
本開示の実施例中に係るユニットは、ソフトウェアの方式によって実現されてよく、ハードウェアの方式によって実現されてもよい。また、ユニットの名称は、ある場合に当該ユニット自身を限定していない。例えば、釘選ユニットは、「ビデオ会議インタフェースにおける所定数の会議参加者表示領域のうち、目標会議参加者表示領域に対する所定の釘選操作を検測したことに応答して、以下の表示領域入れ替え操作を実行するユニット」として説明されることもできる。
【0084】
上記の記載は、あくまでも本開示の優れた実施例及び運用された技術原理に関する説明に過ぎない。本開示に係る開示範囲は、上記技術特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限らず、それと同時に上記の開示思考を逸脱しない場合、上記技術特徴又はそれと同等の特徴によって任意に組み合わせた他の技術案、例えば上記特徴と本開示に開示された(が、それに限らない)類似した機能を有する技術特徴とを互いに代替することで形成された技術案も含むべきであることは、当業者にとって理解されるべきである。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図5
図6
【国際調査報告】