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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-26
(54)【発明の名称】呈示方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20231219BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20231219BHJP
【FI】
H04N7/15
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023536898
(86)(22)【出願日】2021-11-19
(85)【翻訳文提出日】2023-06-16
(86)【国際出願番号】 CN2021131630
(87)【国際公開番号】W WO2022127511
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】202011513894.6
(32)【優先日】2020-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.SMALLTALK
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲盧▼ ▲しゅ▼含
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 葛▲偉▼
(72)【発明者】
【氏名】阮 明哲
(72)【発明者】
【氏名】▲どん▼ ▲強▼
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164FA10
5C164UB83S
5C164UB88S
5C164VA07P
5C164VA11S
5E555AA22
5E555AA61
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA13
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB13
5E555BC08
5E555BD01
5E555CB56
5E555CB74
5E555DB03
5E555DB53
5E555DB57
5E555DC05
5E555DC13
5E555DC26
5E555EA11
5E555FA00
(57)【要約】
本開示の実施例は、呈示方法、装置及び電子機器を開示する。当該方法の一具体的実施形態は、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるステップを含み、表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含む。これによって、マルチメディア会議に関する新規呈示方式を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるステップを含み、
表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、
前記展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、前記折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含むことを特徴とする呈示方法。
【請求項2】
会議共有が起動したことに応答して、前記展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を呈示することをトリガするステップを更に含み、前記会議共有はマルチメディア会議中で少なくとも一部の会議参加対象の間において内容共有を行うことを指示するためのものであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記展開状態と前記折り畳み状態は前記マルチメディア会議画面中の第1表示モードの表示状態であり、
会議共有が起動したことに応答して、前記展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を呈示することをトリガする前記ステップは、
会議共有が起動したことに応答して、前記第1表示モードと異なる他の表示モードから、前記第1表示モードの前記展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
会議参加対象の数が所定の数より大きいことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に所定数のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するステップを更に含み、
前記所定の数は前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が呈示可能なリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットの数を指示することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に対する閲覧操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記閲覧操作はスワイプ操作を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間の相対的位置関係は、上下位置関係又は左右位置関係であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
マルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態にあることに応答して、現在発言者を指示する発言者指示情報を呈示するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が展開状態から折り畳み状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を拡大するステップと、
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態から展開状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を縮小するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
予め定義した切替操作が検出されたことに応答して、前記表示状態を切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1-10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
切替操作は折り畳み操作を含み、折り畳み操作は、
予め設定した折り畳みコントロールをトリガすること、
予め定義した折り畳みジェスチャを実施することの少なくとも一項を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
切替操作は展開操作を含み、展開操作は、
予め設定した展開コントロールをトリガすること、
予め定義した展開ジェスチャを実施することの少なくとも一項を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあり、
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
前記展開状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあり、
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
折り畳み状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
展開状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
折り畳み状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項18】
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記自動切替条件は時間長条件を含み、
自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える前記ステップは、
展開状態でユーザが操作しなかった時間長が所定の時間長より大きいと確定したことに応答して、展開状態から折り畳み状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える前記ステップは、
折り畳み状態で会議参加対象が変わったと確定したことに応答して、折り畳み状態から展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるために用いられる切替ユニットを備え、
表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、
前記展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、前記折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含むことを特徴とする呈示装置。
【請求項22】
一つ又は複数のプロセッサと、
一つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置とを備え、
前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記一つ又は複数のプロセッサが請求項1-20のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とする電子機器。
【請求項23】
コンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、当該プログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1-20のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2020年12月18日に提出された、出願番号が202011513894.6、発明の名称が「呈示方法、装置及び電子機器」の中国特許出願の優先権を主張し、この出願の全記載内容が引用をもって本願に組み込まれている。
【0002】
[技術分野]
本開示は、インターネットの技術分野に関し、特に、呈示方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットの進化に伴い、ユーザが端末機器の機能を用いて、仕事や生活をより便利にすることが多くなっている。例えば、ユーザは端末機器を通じてオンラインで他のユーザとのマルチメディア会議を開始することができる。ユーザ同士はオンラインマルチメディア会議を通じて、遠距離インタラクションを実現できることに加えて、一箇所に集まらなくても会議を開始できることを実現可能である。マルチメディア会議は伝統的な対面会議における地点や場所に関する制限を相当に回避していた。
【発明の概要】
【0004】
当該開示内容は、後の具体的な実施形態で詳細に説明される構想を簡潔な形で伝えるために提供される。当該開示内容は、保護を主張する技術的解決手段の重要な特徴又は必要な特徴を特定することを目指すものではなく、保護を主張する技術的解決手段の範囲を制限することを目指すものでもない。
【0005】
第1態様において、本開示の実施例は、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるステップを含み、前記表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、前記展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、上記折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含む呈示方法を提供する。
【0006】
第2態様において、本開示の実施例は、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるために用いられる切替ユニットを備え、表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、上記展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、上記折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含む呈示装置を提供する。
【0007】
第3態様において、本開示の実施例は、一つ又は複数のプロセッサと、一つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置とを備え、前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記一つ又は複数のプロセッサが第1態様に記載の呈示方法を実現する電子機器を提供する。
【0008】
第4態様において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、当該プログラムがプロセッサにより実行されると、第1態様に記載の呈示方法のステップを実現するコンピュータ可読媒体を提供する。
【0009】
本開示の実施例で提供する呈示方法、装置及び電子機器によれば、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えることができる。展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は、共有内容領域と並列可能であり、ユーザに多いリアルタイムマルチメディアストリーム関連情報を提供すると共に、共有内容を遮断しないことを実現する。折り畳み状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の占有面積をできる限り縮小できる。展開状態と折り畳み状態を切り替えることで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の柔軟的な変換を実現でき、更に、より多い内容を提供すること及びより小さい面積を占有することのバランスを取って、柔軟的に実際のマルチメディア会議状況に応じて異なる表示状態を採用することができる。これによって、マルチメディア会議効率を向上可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面と合わせて以下の具体的な実施形態を参照すると、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点及び態様はより明確になる。図面全体を通じて、同一又は類似の符号は同一又は類似の要素を表す。図面は例示的なものであり、現物及び要素は必ずしも比例して描かれていないことを理解すべきである。
【0011】
図1】本開示の呈示方法による一実施例のフローチャートである。
図2】本開示の呈示方法による一つのユースケースの模式図である。
図3】本開示の呈示方法による別のユースケースの模式図である。
図4】本開示の呈示方法による更に別のユースケースの模式図である。
図5】本開示の呈示方法の更に別のユースケースの模式図である。
図6】本開示の呈示装置による一実施例の構成模式図である。
図7】本開示の一実施例の呈示方法を適用できる例示的システムアーキテクチャである。
図8】本開示の実施例で提供する電子機器の基本的構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下において、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳細に説明する。本開示のいくつかの実施例を図面に示しているが、本開示は種々の形態で実現でき、且つ本明細書に説明される実施例に限定されるものとして解釈されるべきではなく、逆に、これらの実施例は本開示をより明確且つ完全に理解するために提供されることを理解すべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことを理解すべきである。
【0013】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行されてもよく、及び/又は並行して実行されてもよいことを理解すべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよく、及び/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲はこの点で限定されない。
【0014】
本明細書で使用される「含む」という技術用語及びその変形は、開放的な包含であり、即ち「含むがそれに限定されない」との意味である。「基づく」という技術用語は、「少なくとも部分的に基づく」との意味である。「一実施例」という技術用語は、「少なくとも1つの実施例」を表し、「別の実施例」という技術用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表し、「いくつかの実施例」という技術用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。その他の用語の関連する定義は、後文で説明される。
【0015】
本開示で言及される「第1」、「第2」等の概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではないことに注意する必要がある。
【0016】
本開示で言及される「1つの」、「複数の」という修飾は、限定的なものではなく、例示的なものであり、当業者であれば、文脈において別段の明示的な指摘がない限り、「1つ又は複数の」と理解されるべきであることを理解すべきであることに注意必要である。
【0017】
本開示の実施形態における複数の装置の間でやり取りするメッセージ又は情報の名称は、説明するためのものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0018】
本開示の呈示方法による一実施例のフローを示す図1を参照されたい。図1に示す当該呈示方法は、
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるステップ101を含む。
【0019】
本実施例では、呈示方法の実行主体(例えば、端末機器)は、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えることができる。
【0020】
本実施例では、マルチメディア会議は、マルチメディア方式によるオンライン会議であってもよい。マルチメディアは、音声と映像の少なくとも一項を含んでもよいが、これらに限定されない。マルチメディア会議画面は、マルチメディア会議の関連画面であってもよい。
【0021】
本実施例では、マルチメディア会議を開始するアプリケーションは、任意種類のアプリケーションであってもよく、ここで限定されない。例えば、上記アプリケーションは、リアルタイムビデオ会議類アプリケーション、通信類アプリケーション、ビデオ再生類アプリケーション、メール類アプリケーション及び/又はリアルタイムマルチメディア通信機能を有するインスタントメッセンジャーアプリケーション等であってもよい。
【0022】
本実施例では、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態は、展開状態と折り畳み状態を含んでもよい。
【0023】
本実施例では、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は、リアルタイムマルチメディアストリームを呈示することに利用できる。
【0024】
本実施例では、リアルタイムマルチメディアストリームは、会議参加対象側から取得したリアルタイム映像、会議参加対象側から取得したリアルタイム音声のマッピング画像等の少なくとも一項を含んでもよいが、これらに限定されない。例えば、会議参加対象側から取得したリアルタイム音声に対しては、マッピング画像としてリアルタイム音声の音響スペクトログラム又はオシログラムを表示してもよい。
【0025】
ここで、会議参加対象とサーバとの間では絶え間ないマルチメディアデータがやり取りされ、会議参加対象とサーバとの間でリアルタイムでやり取りされるこれらのマルチメディアデータは、具体的にリアルタイムマルチメディアストリームと称してもよい。ここで、会議参加対象とサーバとの間のやり取りは、会議参加対象がサーバへマルチメディアデータを送信することを含んでもよいし、サーバが会議参加対象へマルチメディアデータを送信することを含んでもよい。
【0026】
ユーザがリアルタイムマルチメディアストリームを呈示しないことを選択した場合に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域にリアルタイムマルチメディアストリームを呈示せず、他の内容を呈示してもよいことが理解可能である。例として、ここの他の内容は、ユーザの名前、ユーザのプロフィール写真等を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0027】
本実施例では、展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含む。
【0028】
展開状態の模式図を示す図2を参照されたい。図2において、展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域201は内容共有領域202と並列可能である。展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域201には甲、乙、丙、丁といった4人の会議参加対象のリアルタイムマルチメディアストリーム又はユーザ識別子を呈示できる。
【0029】
本実施例では、折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含む。
【0030】
折り畳み状態の模式図を示す図3を参照されたい。図3において、折り畳み状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域301は内容共有領域302と並列可能である。
【0031】
本実施例に示す呈示方法によれば、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えることができるのを説明必要である。展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は、共有内容領域と並列可能であり、ユーザに多いリアルタイムマルチメディアストリーム関連情報を提供すると共に、共有内容を遮断しないことを実現する。折り畳み状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の占有面積をできる限り縮小できる。展開状態と折り畳み状態を切り替えることで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の柔軟的な変換を実現でき、更に、より多い内容を提供すること及びより小さい面積を占有することのバランスを取って、柔軟的に実際のマルチメディア会議状況に応じて異なる表示状態を採用することができる。これによって、マルチメディア会議効率を向上可能である。
【0032】
いくつかの実施例では、上記方法は、会議共有が起動したことに応答して、展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を呈示することをトリガするステップを更に含む。
【0033】
ここで、上記会議共有はマルチメディア会議中で少なくとも一部の会議参加対象の間において内容共有を行うことを指示するためのものである。
【0034】
選択可能に、マルチメディア会議で行われる会議共有は、全会議参加対象の間で行われてもよいし、一部の会議参加対象の間で行われてもよい。一部の会議参加対象の間で内容共有を行う場合に、内容共有に参加するこの一部の会議参加対象のリアルタイムマルチメディアストリームを展開状態のマルチメディアストリーム呈示領域に呈示できる。
【0035】
選択可能に、会議共有は、画面共有、ファイル共有の少なくとも一項を含んでもよいが、これらに限定されない。画面共有は会議参加対象が画面内容を他の会議参加ユーザに共有することを指示可能である。ファイル共有は会議参加対象がファイルを他の会議参加ユーザに共有することを指示可能である。
【0036】
会議共有が起動した時に、展開状態をトリガし、展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を共有内容領域と並列させることによって、マルチメディアストリーム呈示領域が多いマルチメディアストリームを呈示すると同時に、共有内容領域を遮断しないことを適時に実現できることが説明必要である。即ち、展開状態呈示の適時性を向上させる。
【0037】
いくつかの実施例では、前記展開状態と折り畳み状態は前記マルチメディア会議画面中の第1表示モードの表示状態である。
【0038】
いくつかの実施例では、会議共有が起動したことに応答して、展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を呈示することをトリガする上記ステップは、会議共有が起動したことに応答して、第1表示モードと異なる他の表示モードから、第1表示モードの前記展開状態に切り替えるステップを含んでもよい。
【0039】
ここで、上記第1表示モードの表示状態は、展開状態と折り畳み状態を含んでもよい。
【0040】
ここで、上記の他の表示モードは第1表示モードと異なる表示モードであってもよい。
【0041】
例として、他の表示モードで表示されるリアルタイムマルチメディアストリームの模式図である図4を参照されたい。図4に示すユースケースでは、マルチメディア会議で会議共有が起動されなく、又は共有内容が非表示されている。図4では、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示図401において、甲、乙、丙、丁といった4人のリアルタイムマルチメディアストリーム又はユーザ識別子が呈示されている。
【0042】
他の表示モードから第1表示モードの展開状態に切り替えることで、第1表示モードに遷移する時に、他の表示モードから第1表示モードへの過渡を実現できることが説明必要である。言い換えると、第1モードに切り替える時に折り畳み状態を表示すれば、ユーザはリアルタイムマルチメディアストリームがどこに行ったかという疑いを生じて誤操作を行って、マルチメディア会議の効率を低くするおそれがある。
【0043】
いくつかの実施例では、上記方法は、展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するステップを更に含んでもよい。
【0044】
ここで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットは、リアルタイムマルチメディアストリームを呈示することに利用できる。マルチメディア会議では、一般に少なくとも2人の会議参加対象がいる。各会議参加対象はそれぞれサーバとリアルタイムマルチメディアストリームをやり取りできる。
【0045】
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットの模式図を示す図2を参照されたい。図2において、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域201には、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニット2011、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニット2012、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニット2013、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニット2014を呈示できる。
【0046】
ユーザに一対一で対応するリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを用いて呈示することで、各ユーザのリアルタイムマルチメディアストリームを区別でき、ユーザの情報取得効率を向上させることが説明必要である。
【0047】
いくつかの実施例では、上記方法は、会議参加対象の数が所定の数より大きいことに応答して、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に、所定の数のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するステップを更に含んでもよい。
【0048】
ここで、上記所定の数は、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が呈示可能なリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットの数を指示可能である。
【0049】
ここで、上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が収納可能なマルチメディアストリーム呈示ユニットの数は、予め設定した有限数量であってもよい。マルチメディア会議の会議参加対象の数が予め設定した有限数量より大きい場合があり、このような場合に、マルチメディアストリーム呈示領域に一部の会議参加対象のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示し、他の一部の会議参加対象のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを非表示してもよい。
【0050】
図2を参照すると、図2におけるリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に収納可能なリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットの数が4である。図2において、会議参加対象の戊と会議参加対象の己のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットが非表示されていることが可能である。
【0051】
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に所定の数のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示することで、多いマルチメディアストリームの呈示とリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の面積の減少との間のバランスを取るのを実現できることが説明必要である。
【0052】
選択可能に、各種の方式でこれらの非表示リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示できる。
【0053】
選択可能に、展開コントロールを設置してもよい。上記方法は、より多いリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するために、展開コントロールに対するトリガ操作が検出されたことに応答して、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を大きくするステップを更に含んでもよい。
【0054】
いくつかの実施例では、上記方法は、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に対する閲覧操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更するステップを更に含んでもよい。
【0055】
ここで、上記閲覧操作の具体的操作方式は、実際のユースケースに応じて設定でき、ここで限定されない。
【0056】
選択可能に、上記閲覧操作のリアルタイム位置は、上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に位置しても、上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に位置しなくてもよい。
【0057】
選択可能に、上記閲覧操作は予め設定した閲覧コントロール及び/又は予め設定した領域に対するトリガ操作(例えば、タップ操作、スワイプ操作等)を含んでもよい。
【0058】
閲覧操作に応答してリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更する過程で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の面積が変更されないことが説明必要である。このような方式は、ユーザが現在呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットから所望の会議参加対象を見出すことができず、現れていない会議参加対象に対応するリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニット中で見つける必要がある場合に対応できる。既に現れたリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットが継続的に位置を占める確率を低減し、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の使用効率を向上させる。
【0059】
いくつかの実施例では、上記閲覧操作はスワイプ操作を含んでもよい。マルチメディアストリーム呈示領域に施すスワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更できる。
【0060】
ここで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更するステップは、会議参加対象に対応するリアルタイムマルチメディアストリームを変換するステップを含んでもよい。
【0061】
例として、閲覧操作の模式図を示す図5を参照されたい。リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は4つのリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示できる。まず、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は甲、乙、丙、丁といった4人のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示でき、このような状況は図に示されていない。次に、ユーザは左にスワイプする操作を実施でき、即ち、図5における矢印末端から矢印先端へのスワイプ操作を実施できる。リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は丙、丁、戊、己に対応するリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示できる。ユーザが実施するスワイプ操作の幅が大きくなるに伴い、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域は戊、己、庚、辛に対応するリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示できる。
【0062】
スワイプ操作によってリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更することで、操作を便利にできることが説明必要である。
【0063】
いくつかの実施例では、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間の相対的位置関係は、上下位置関係であってもよいし、左右位置関係あってもよい。
【0064】
選択可能に、上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間に関しては、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあってもよく、共有内容領域がリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の上方にあってもよい。
【0065】
選択可能に、ここで、上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間に関しては、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の左側にあってもよく、共有内容領域がリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の左側にあってもよい。
【0066】
上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間の位置関係に関しては、ユーザ観察角度から言えば、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域とが並べられており、互いに遮断しないことが説明必要である。ユーザは端末のディスプレイに正面を向いている視角で、ディスプレイにおけるリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間の上下位置関係又は左右位置関係を区別でき、ここで詳細な説明を省略する。
【0067】
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域を並列呈示する方式では、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が内容共有領域を遮断することを回避でき、リアルタイムマルチメディアストリームと共有内容の呈示で両者の情報量のバランスを取ることが説明必要である。
【0068】
リアルタイムマルチメディアストリームを画面のエッジに近い領域に呈示することで、共有領域を完全に且つできる限りユーザの注視焦点領域に位置させることが説明必要である。これによって、リアルタイムマルチメディアストリームと共有内容を同時に呈示する時に、できる限りより多い共有内容を呈示し、共有内容の情報呈示量を高め、ユーザの情報取得効率を向上させることを実現できる。
【0069】
いくつかの実施例では、上記方法は、マルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態にあることに応答して、現在発言者を指示する発言者指示情報を呈示するステップを更に含んでもよい。
【0070】
ここで、マルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態にある時に、発言者指示情報を呈示できる。発言者指示情報は現在発言者が誰かを指示できる。発言者指示情報の呈示位置と指示方式は、実際のユースケースに応じて設定でき、ここで限定されない。
【0071】
例として、図3を参照すると、図3における発言者指示情報303は、現在発言者が会議参加対象の甲であるのを示すことができる。
【0072】
折り畳み状態で現在発言者指示情報を表示することで、折り畳み状態にある時に、ユーザに現在発言者を指示するのを実現できることが説明必要である。これによって、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域をできる限り小さくすると同時に、ユーザにキー情報を提供し、ユーザの情報取得効率を向上させる。
【0073】
いくつかの実施例では、上記方法は、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が展開状態から折り畳み状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を拡大するステップと、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態から展開状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を縮小するステップと、を更に含んでもよい。
【0074】
例として、図2図3を比較しながら参照してもよい。図2におけるリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域201は展開状態にあり、図3におけるリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域301は折り畳み状態にあり、図2におけるリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域201と並列している共有内容領域202は、図3における共有内容領域302と比べると、面積が小さい。以上から分かるように、展開状態から折り畳み状態に、即ち図2から図3に切り替えれば、共有内容領域を拡大できる。折り畳み状態から展開状態に、即ち図3から図2に切り替えれば、共有内容領域を縮小できる。
【0075】
従って、実際のマルチメディア会議状況に応じて、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の大きさを切り替えることによって、共有内容領域の大きさの変更を実現できる。これによって、共有内容領域の呈示面積が実際のユースケースの需要を満たすことができ、ユーザがより多い共有内容を呈示したく、又はリアルタイムマルチメディアストリームを閲覧したいという選択需要を満たすことができ、できる限り限られるディスプレイ面積でユーザに所望の情報を適時に提供し、マルチメディア会議効率を向上させる。
【0076】
いくつかの実施例では、上記ステップ101は、予め定義した切替操作が検出されたことに応答して、前記表示状態を切り替えるステップを含んでもよい。
【0077】
ここで、上記切替操作の具体的実現方式は、実際のユースケースに応じて設定でき、ここで限定されない。
【0078】
ここで、前記表示状態を切り替えるステップは、展開状態と前記折り畳み状態の間で切り替えるステップを含んでもよい。
【0079】
ユーザが切替操作を実施して表示状態を切り替えることによって、ユーザがマルチメディア会議画面に対する自分の需要に応じて、マルチメディアストリーム呈示領域の表示状態の切替を適時に行うことを実現でき、切替の適時性と正確性を向上させることが説明必要である。
【0080】
いくつかの実施例では、上記切替操作は折り畳み操作を含んでもよい。折り畳み操作は、予め設定した折り畳みコントロールをトリガすること、予め定義した折り畳みジェスチャを実施することの少なくとも一項を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0081】
例として、図2を参照すると、図2における折り畳みコントロール2015はユーザのトリガに応答でき、ユーザが折り畳みコントロールをトリガするトリガ操作は折り畳み操作と理解してもよい。
【0082】
例として、図2の状況を参照し、マルチメディア会議画面で下から上へのスワイプ操作を実施できる。この下から上へのスワイプ操作は折り畳み操作と理解してもよい。
【0083】
折り畳みコントロールを設置することによって、折り畳み状態に切り替える方式をユーザに明確に指示することを実現でき、ユーザが情報を検索したり、試したりするステップを省くことが説明必要である。
【0084】
折り畳みジェスチャに応答することによって、設置される折り畳みコントロールの占める画面面積を減少できる可能性があり、ユーザが切り替えるにはディスプレイ中の固定領域をトリガしなければならないことを回避でき、即ち、折り畳みジェスチャによって折り畳み操作の実施の利便性を向上可能であることが説明必要である。
【0085】
いくつかの実施例では、上記切替操作は展開操作を含んでもよい。展開操作は、予め設定した展開コントロールをトリガすること、予め定義した展開ジェスチャを実施することの少なくとも一項を含んでもよい。
【0086】
例として、図3を参照すると、図3における展開コントロール3011はユーザのトリガに応答でき、ユーザが展開コントロールをトリガするトリガ操作は折り畳み操作と理解してもよい。
【0087】
例として、図3の状況を参照し、マルチメディア会議画面で上から下へのスワイプ操作を実施できる。この上から下へのスワイプ操作は展開操作と理解してもよい。
【0088】
展開コントロールを設置することによって、展開状態に切り替える方式をユーザに明確に指示することを実現でき、ユーザが情報を検索したり、試したりするステップを省くことが説明必要である。
【0089】
展開ジェスチャに応答することによって、ユーザが切り替えるにはディスプレイ中の固定領域をトリガしなければならないことを回避でき、即ち、展開ジェスチャによって展開操作の実施の利便性を向上可能であることが説明必要である。
【0090】
いくつかの実施例では、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にある。上記ステップ101は、前記展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップを含んでもよい。
【0091】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあり、上スワイプ操作を採用して折り畳むことで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の折り畳み方向とジェスチャ方向の一致性を実現でき、ユーザの物事に対する一般認知に合致し、ユーザの操作方式に対する受け入れ速度と実施の利便さを向上させることが説明必要である。
【0092】
いくつかの実施例では、上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にある。上記ステップ101は、折り畳み状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替えるステップを含んでもよい。
【0093】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあり、下スワイプ操作を採用して展開することで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の展開方向とジェスチャ方向の一致性を実現でき、ユーザの物事に対する一般認知に合致し、ユーザの操作方式に対する受け入れ速度と実施の利便さを向上させることが説明必要である。
【0094】
いくつかの実施例では、上記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にある。上記ステップ101は、展開状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップを含んでもよい。
【0095】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、下スワイプ操作を採用して折り畳むことで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の折り畳み方向とジェスチャ方向の一致性を実現でき、ユーザの物事に対する一般認知に合致し、ユーザの操作方式に対する受け入れ速度と実施の利便さを向上させることが説明必要である。
【0096】
いくつかの実施例では、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、折り畳み状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替える。
【0097】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、上スワイプ操作を採用して展開することで、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の展開方向とジェスチャ方向の一致性を実現でき、ユーザの物事に対する一般認知に合致し、ユーザの操作方式に対する受け入れ速度と実施の利便さを向上させることが説明必要である。
【0098】
いくつかの実施例では、上記ステップ101は、自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替えるステップを含んでもよい。
【0099】
ここで、前記表示状態を自動で切り替えるステップは、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態と折り畳み状態の間で切り替えるステップを含んでもよい。
【0100】
ここで、自動切替とは、人間ユーザが関与する切替ではなく、コンピュータによる自動切替であってもよい。
【0101】
ここで、自動切替条件中の具体的な項目は、実際のユースケースに応じて設定でき、ここで限定されない。
【0102】
選択可能に、自動切替条件は、複数の条件項目を含んでもよく、いずれかの条件項目を満たした場合でも、表示状態自動切替をトリガできる。
【0103】
自動切替条件を設定し、コンピュータによってリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を自動で切り替えることを実現することで、マルチメディア会議中の利便性を高め、ユーザ操作を減少するのができることが説明必要である。
【0104】
いくつかの実施例では、上記自動切替条件は、時間長条件を含んでもよい。自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える上記ステップは、展開状態でユーザが操作しなかった時間長が所定の時間長より大きいと確定したことに応答して、展開状態から折り畳み状態に切り替えるステップを含んでもよい。
【0105】
ここで、時間長条件は、ユーザが操作しなかった時間長が所定の時間長より大きいことを含んでもよい。言い換えると、マルチメディア会議中に、ユーザが何の操作もしなかった時間長が長く、例えば所定の時間長より大きい場合に、自動切替条件を満たしたと確定できる。自動切替条件を満たした場合に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態から折り畳み状態に切り替えることができる。
【0106】
ユーザが長時間にわたって操作しなかった場合に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を自動で展開状態から折り畳み状態に切り替えることで、ユーザの会議参加対象情報についての取得にできる限り影響を与えずに、共有内容領域の呈示面積をできる限り増大できることが説明必要である。これによって、マルチメディア会議画面の全体的な情報呈示率を向上させる。
【0107】
いくつかの実施例では、自動切替条件は、折り畳み状態で会議参加対象が変わったことを含んでもよい。自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える上記ステップは、折り畳み状態で会議参加対象が変わったと確定したことに応答して、折り畳み状態から展開状態に切り替えるステップを含んでもよい。
【0108】
ここで、会議参加対象が変わったというのは、会議参加対象が増加したこと、会議参加対象が減少したこと、会議参加対象が変更した(例えば、加入者と退出者の数が同じである)ことの少なくとも一項を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0109】
会議参加対象が変わった場合に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を自動で展開状態に切り替えることで、会議参加者の関連状況を適時にユーザに呈示することを実現し、情報呈示の適時性を確保するのができることが説明必要である。これによって、情報を取得するために行うユーザ操作をできる限り減少し、マルチメディア会議の利便性を向上させる。
【0110】
更に図6を参照し、上記の各図面に示す方法の実現として、本開示は呈示装置の一実施例を提供し、当該装置実施例は図1に示す方法実施例に対応し、当該装置は具体的に各種の電子機器に適用できる。
【0111】
図6に示すように、本実施例の呈示装置は切替ユニット601を備える。ここで、切替ユニットは、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるために用いられ、表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含む。
【0112】
本実施例では、呈示装置の切替ユニット601の具体的処理及びそれらによる技術的効果については、それぞれ図1における対応実施例のステップ101の関連説明を参照でき、ここで詳細な説明は省略する。
【0113】
いくつかの実施例では、前記装置は、更に、会議共有が起動したことに応答して、前記展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を呈示することをトリガするために用いられ、前記会議共有はマルチメディア会議中で少なくとも一部の会議参加対象の間において内容共有を行うことを指示するためのものである。
【0114】
いくつかの実施例では、前記展開状態と前記折り畳み状態は前記マルチメディア会議画面中の第1表示モードの表示状態であり、会議共有が起動したことに応答して、前記展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を呈示することをトリガする前記ステップは、会議共有が起動したことに応答して、前記第1表示モードと異なる他の表示モードから、前記第1表示モードの前記展開状態に切り替えるステップを含む。
【0115】
いくつかの実施例では、前記装置は、更に、展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するために用いられる。
【0116】
いくつかの実施例では、前記装置は、更に、会議参加対象の数が所定の数より大きいことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に所定数のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するために用いられ、前記所定の数は前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が呈示可能なリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットの数を指示する。
【0117】
いくつかの実施例では、前記装置は、更に、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に対する閲覧操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更するために用いられる。
【0118】
いくつかの実施例では、前記閲覧操作はスワイプ操作を含む。
【0119】
いくつかの実施例では、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間の相対的位置関係は、上下位置関係又は左右位置関係である。
【0120】
いくつかの実施例では、前記装置は、更に、マルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態にあることに応答して、現在発言者を指示する発言者指示情報を呈示するために用いられる。
【0121】
いくつかの実施例では、前記装置は、更に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が展開状態から折り畳み状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を拡大するステップと、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態から展開状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を縮小するステップと、を実行するために用いられる。
【0122】
いくつかの実施例では、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、予め定義した切替操作が検出されたことに応答して、前記表示状態を切り替えるステップを含む。
【0123】
いくつかの実施例では、切替操作は折り畳み操作を含み、折り畳み操作は、予め設定した折り畳みコントロールをトリガすること、予め定義した折り畳みジェスチャを実施することの少なくとも一項を含む。
【0124】
いくつかの実施例では、切替操作は展開操作を含み、展開操作は、予め設定した展開コントロールをトリガすること、予め定義した展開ジェスチャを実施することの少なくとも一項を含む。
【0125】
いくつかの実施例では、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあり、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、前記展開状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップを含む。
【0126】
いくつかの実施例では、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあり、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、折り畳み状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替えるステップを含む。
【0127】
いくつかの実施例では、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、展開状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップを含む。
【0128】
いくつかの実施例では、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、折り畳み状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替えるステップを含む。
【0129】
いくつかの実施例では、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替えるステップを含む。
【0130】
いくつかの実施例では、前記自動切替条件は時間長条件を含み、自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える前記ステップは、展開状態でユーザが操作しなかった時間長が所定の時間長より大きいと確定したことに応答して、展開状態から折り畳み状態に切り替えるステップを含む。
【0131】
いくつかの実施例では、自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える前記ステップは、折り畳み状態で会議参加対象が変わったと確定したことに応答して、折り畳み状態から展開状態に切り替えるステップを含む。
【0132】
本開示の一実施例の呈示方法を適用できる例示的システムアーキテクチャを示す図7を参照されたい。
【0133】
図7に示すように、システムアーキテクチャは、端末機器701、702、703、ネットワーク704、サーバ905を備えてもよい。ネットワーク704は端末機器701、702、703とサーバ705の間で通信リンクを提供するための媒体である。ネットワーク704は、例えば、有線、無線通信リンク又は光ファイバーケーブル等、様々な接続タイプを含んでもよい。
【0134】
端末機器701、702、703はネットワーク704を介してサーバ705とインタラクションして、メッセージの受信や送信等を行うことができる。端末機器701、702、703には、例えば、ウェブブラウザアプリケーション、検索類アプリケーション、ニュース情報類アプリケーションのような各種クライアントアプリケーションが実装されていてもよい。端末機器701、702、703におけるクライアントアプリケーションは、ユーザの命令を受信し、且つユーザの命令に応じて対応する機能を完成することができ、例えばユーザの命令に応じて情報に対応情報を追加することができる。
【0135】
端末機器701、702、703は、ハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。端末機器701、702、703は、ハードウェアである時に、ディスプレイを備え且つウェブページ閲覧をサポートする様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダー、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III;ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループオーディオレイヤー3)プレーヤー、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV;ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループオーディオレイヤー4)プレーヤー、ラップトップコンピュータ及びデスクトップコンピュータ等を含んでもよいが、これらに限定されない。端末機器701、702、703は、ソフトウェアである時に、以上で挙げられた電子機器にインストールし得る。それは複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散型サービスを提供するためのソフトウェア又はソフトウェアモジュール)で実現してもよいし、単独のソフトウェア又はソフトウェアモジュールで実現してもよい。ここで具体的に限定されない。
【0136】
サーバ705は、各種のサービスを提供するサーバであってもよく、例えば、端末機器701、702、703から送信した情報取得リクエストを受信し、情報取得リクエストに応じて各種の方式で情報取得リクエストに対応する表示情報を取得する。また、表示情報の関連データを端末機器701、702、703に送信する。
【0137】
説明必要であるように、本開示の実施例により提供された呈示方法が端末機器によって実行可能であり、これに対して、呈示装置が端末機器701、702、703に設置可能である。なお、本開示の実施例により提供された呈示方法が更にサーバ705によって実行可能であり、これに対して、呈示装置がサーバ705に設置可能である。
【0138】
図7における端末機器、ネットワーク及びサーバの数はただ例示的なものであることを理解すべきである。実現要求に応じて、任意数の端末機器、ネットワーク及びサーバを有してもよい。
【0139】
以下、本開示の実施例を実現することに適用される電子機器(例えば、図7における端末機器又はサーバ)の構成模式図を示す図8を参照する。本開示の実施例における端末機器は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(携帯型マルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等のような携帯端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータ等のような固定端末を含んでもよいが、これらに限定されない。図8に示す電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲を何ら制限するものではない。
【0140】
図8に示すように、電子機器は処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックスプロセッサ等)801を含んでよく、それは、読み取り専用メモリ(ROM)802に記憶されたプログラム又は記憶装置808からランダムアクセスメモリ(RAM)803にロードされたプログラムによって各種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM803には、電子機器800の動作に必要な各種のプログラム及びデータが記憶されている。処理装置801、ROM802及びRAM803は、バス804を介して相互に接続される。入力/出力(I/O)インタフェース805もバス804に接続される。
【0141】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロ等を含む入力装置806と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、発振器等を含む出力装置807と、例えば磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置808と、通信装置809とがI/Oインタフェース805に接続されていてよい。通信装置809は電子機器が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。図8に各種装置を備えた電子機器が示されているが、示された装置の全てを実施又は備えることが要求されていないことを理解すべきである。代替的に、より多く又はより少ない装置を実施又は備えることが可能である。
【0142】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照しながら上記したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現できる。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それは、コンピュータ可読媒体上に搭載された非一時的コンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは、通信装置809を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよく、又は記憶装置808からインストールされてもよく、又はROM802からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムは処理装置801によって実行される時に、本開示の実施例の方法で限定された上記機能を実現する。
【0143】
説明すべきことは、本開示の上記のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体であってもよく、或いは上記2つの任意の組み合わせであってもよい点である。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス或いはそれらの任意の組み合わせであってもよいが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体は、より具体的な例として、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。本開示の実施例では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、該プログラムは命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示の実施例では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンド内で又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含んでよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが搭載される。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はさらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、このコンピュータ可読媒体は命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、RF(ラジオ周波数)等又はそれらの任意の適切な組み合わせ含むが、それらに限定されない。
【0144】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバはHTTP(ハイパー・テキスト転送プロトコル:HyperText Transfer Protocol)のような現在既知又は将来研究開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、インターネット(例えば、相互接続ネットワーク)、ピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、及び現在既知又は将来研究開発される任意のネットワークを含む。
【0145】
上記コンピュータ可読媒体は上記電子機器に含まれるものであってもよいし、当該電子機器に実装されず、単独して存在するものであってもよい。
【0146】
上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムが当該電子機器により実行されると、当該電子機器は、マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替え、表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含む。
【0147】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで書くことが可能であり、上記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、さらに一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含むが、これらに限定されない。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えばインタネットサービスプロバイダを用いてインターネット経由で接続する)。
【0148】
図面のうちフローチャート及びブロック図は本開示の様々な実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは一つのモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分を代表することができ、このモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分は指定された論理機能を実現するための一つ又は複数の実行可能命令を含む。いくつかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよいことにも注意すべきである。例えば、二つの連続的なブロックは実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は動作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことにも注意すべきである。
【0149】
本開示の実施例で説明されたユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ユニットの名称は、このユニット自体を限定するものではない場合があり、例えば、切替ユニットは「マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるユニット」として記述されてもよい。
【0150】
本明細書で上述した機能は、少なくとも部分的に、1つ又は複数のハードウェア論理コンポーネントによって実行されてもよい。例えば、非限定的には、使用され得る例示的なタイプのハードウェア論理コンポーネントは、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、結合プログラム可能論理デバイス(CPLD)等を含む。
【0151】
本開示の文脈では、機械可読媒体は、命令実行システム、装置又は機器に使用されるか、又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含有又は記憶可能な有形媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体は、より具体的な例として、1つ又は複数の導線に基づく電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。
【0152】
以上は本開示の好ましい実施例及び適用する技術原理の説明に過ぎない。本開示に係る開示範囲は、上記技術特徴の特定の組み合わせによる技術的解決手段に限定されないとともに、上記開示構想を逸脱することなく上記技術的特徴又はそれと同等な特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術手段をも含むべきであることは当業者であれば理解すべきである。例えば、上記特徴と本開示に開示される(それに限定されない)類似的な機能を有する技術的特徴を互いに取り替えて形成した技術手段をも含む。
【0153】
また、特定の順番で各操作を説明したが、これらの操作を、示される特定の順番又は順次実行することが求められるものとして理解されるべきではない。ある環境において、マルチタスク及び並行処理が有利になる可能性がある。同様に、上記説明に様々な具体的な実現の詳細が含まれているが、これらは本開示の範囲を限定するものとして解釈してはならない。単一な実施例の文脈に説明されている幾つかの特徴は、単一な実施例において組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一な実施例の文脈で説明されている様々な特徴も、別個に、または適切な任意の部分的組合せで複数の実施例に実現されてもよい。
【0154】
構成特徴及び/又は方法論理動作に特定された言語を採用して本主題を説明したが、添付される特許請求の範囲に限定された主題は上記に説明された特定特徴又は動作に限られないことを、理解すべきである。むしろ、上記に記載された特定特徴と動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形式に過ぎない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-06-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替えるステップを含み、
表示状態は展開状態と折り畳み状態を含み、
前記展開状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域が並列呈示されている状態を含み、前記折り畳み状態はリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳まれている状態を含むことを特徴とする呈示方法。
【請求項2】
会議共有が起動したことに応答して、前記展開状態でリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を呈示することをトリガするステップを更に含み、前記会議共有はマルチメディア会議中で少なくとも一部の会議参加対象の間において内容共有を行うことを指示するためのものであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記展開状態と前記折り畳み状態は前記マルチメディア会議画面中の第1表示モードの表示状態であり、
前記呈示方法は、
会議共有が起動したことに応答して、前記第1表示モードと異なる他の表示モードから、前記第1表示モードの前記展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項4】
展開状態のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
会議参加対象の数が所定の数より大きいことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に所定数のリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを呈示するステップを更に含み、
前記所定の数は前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が呈示可能なリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットの数を指示することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に対する閲覧操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に呈示されているリアルタイムマルチメディアストリーム呈示ユニットを変更するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記閲覧操作はスワイプ操作を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域と共有内容領域との間の相対的位置関係は、上下位置関係又は左右位置関係であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
マルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態にあることに応答して、現在発言者を指示する発言者指示情報を呈示するステップを更に含み、または、
リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が展開状態から折り畳み状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を拡大するステップと、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が折り畳み状態から展開状態に切り替えられたことに応答して、共有内容領域を縮小するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
予め定義した切替操作が検出されたことに応答して、前記表示状態を切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
切替操作は折り畳み操作を含み、折り畳み操作は、
予め設定した折り畳みコントロールをトリガすること、
予め定義した折り畳みジェスチャを実施することの少なくとも一項を含み、または、
切替操作は展開操作を含み、展開操作は、
予め設定した展開コントロールをトリガすること、
予め定義した展開ジェスチャを実施することの少なくとも一項を含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の上方にあり、
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
前記展開状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップ、または、
折り畳み状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域が共有内容領域の下方にあり、
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
展開状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す下スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を折り畳み状態に切り替えるステップ、または、
折り畳み状態で前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域に施す上スワイプ操作が検出されたことに応答して、前記リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域を展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
マルチメディア会議画面で、リアルタイムマルチメディアストリーム呈示領域の表示状態を切り替える前記ステップは、
自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記自動切替条件は時間長条件を含み、
自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える前記ステップは、
展開状態でユーザが操作しなかった時間長が所定の時間長より大きいと確定したことに応答して、展開状態から折り畳み状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
自動切替条件を満たしたことに応答して、前記表示状態を自動で切り替える前記ステップは、
折り畳み状態で会議参加対象が変わったと確定したことに応答して、折り畳み状態から展開状態に切り替えるステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
一つ又は複数のプロセッサと、
一つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置とを備え、
前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記一つ又は複数のプロセッサが請求項1-16のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とする電子機器。
【請求項18】
コンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、当該プログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1-16のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】