IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ユリウス ブルム ゲー エム ベー ハーの特許一覧

特表2023-554109少なくとも1つの戸を支持する支持装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-26
(54)【発明の名称】少なくとも1つの戸を支持する支持装置
(51)【国際特許分類】
   E05D 15/58 20060101AFI20231219BHJP
【FI】
E05D15/58 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023537211
(86)(22)【出願日】2021-12-14
(85)【翻訳文提出日】2023-08-02
(86)【国際出願番号】 AT2021060475
(87)【国際公開番号】W WO2022126166
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】A51105/2020
(32)【優先日】2020-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】597140501
【氏名又は名称】ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー
【氏名又は名称原語表記】Julius Blum GmbH
【住所又は居所原語表記】Industriestrasse 1, 6973 Hoechst, Austria
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ルーカス ブルーム
(72)【発明者】
【氏名】ライナー ホレンシュタイン
(57)【要約】
少なくとも1つの戸(2)を支持する支持装置(1)であって、少なくとも1つの支持体(3)と、該支持体(3)とは別個の少なくとも1つの保持装置(4)とを含み、少なくとも1つの組付け装置(5)が設けられており、該組付け装置(5)により、少なくとも1つの保持装置(4)が、少なくとも1つの支持体(3)に解除可能に取付け可能であり、少なくとも1つの保持装置(4)が、少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向で互いに離間した少なくとも2つの、好適には2つよりも多くの家具ヒンジ(6)および/または家具ヒンジ(6)を取り付けるための取付けインタフェースを有しており、少なくとも1つの戸(2)が、家具ヒンジ(6)により、少なくとも1つの保持装置(4)において枢着式に支持可能であり、少なくとも1つの保持装置(4)は、少なくとも2つの家具ヒンジ(6)および/または取付けインタフェースが配置されている少なくとも1つの第1の支持部分(4a)と、少なくとも1つの第1の支持部分(4a)と少なくとも1つの支持体(3)との間に配置可能であるか、または配置されている少なくとも1つの第2の支持部分(4b)とを含み、両方の支持部分(4a,4b)が、互いに対して相対的に調節可能であり、かつ少なくとも1つの第2の支持部分(4b)が、少なくとも1つの支持体(3)に対して相対的に調節可能である、支持装置(1)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの戸(2)を支持する支持装置(1)であって、少なくとも1つの支持体(3)と、該支持体(3)とは別個の少なくとも1つの保持装置(4)とを含み、少なくとも1つの組付け装置(5)が設けられており、該組付け装置(5)により、前記少なくとも1つの保持装置(4)が、前記少なくとも1つの支持体(3)に解除可能に取付け可能であり、前記少なくとも1つの保持装置(4)が、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向で互いに離間した少なくとも2つの、好適には2つよりも多くの家具ヒンジ(6)および/または家具ヒンジ(6)を取り付けるための取付けインタフェースを有しており、前記少なくとも1つの戸(2)が、前記家具ヒンジ(6)により、前記少なくとも1つの保持装置(4)において枢着式に支持可能である、支持装置(1)において、
前記少なくとも1つの保持装置(4)は、前記少なくとも2つの家具ヒンジ(6)および/または取付けインタフェースが配置されている少なくとも1つの第1の支持部分(4a)と、前記少なくとも1つの第1の支持部分(4a)と前記少なくとも1つの支持体(3)との間に配置可能であるか、または配置されている少なくとも1つの第2の支持部分(4b)とを含み、前記両方の支持部分(4a,4b)が、互いに対して相対的に調節可能であり、かつ前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)が、前記少なくとも1つの支持体(3)に対して相対的に調節可能であることを特徴とする、支持装置(1)。
【請求項2】
少なくとも1つの、好適にはまさに1つの高さ調節装置(7)が設けられており、該高さ調節装置(7)により、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)が、前記少なくとも1つの支持体(3)に対して相対的に、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に平行である方向に調節可能である、請求項1記載の支持装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの高さ調節装置(7)が、ベースエレメント(7a)および作動エレメント(7b)を含んでおり、該作動エレメント(7b)が、前記ベースエレメント(7a)に対して相対的に調節可能である、請求項2記載の支持装置。
【請求項4】
前記ベースエレメント(7a)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうち一方の支持部分に結合されているか、または結合可能であり、前記作動エレメント(7b)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうち他方の支持部分に結合されているか、または結合可能である、請求項3記載の支持装置。
【請求項5】
前記高さ調節装置(7)が、前記作動エレメント(7b)をガイドするための少なくとも1つのガイドエレメント(7d)を含んでいる、請求項3または4記載の支持装置。
【請求項6】
少なくとも1つの、好適にはまさに2つの側方調節装置(8)が設けられており、該側方調節装置(8)により、前記少なくとも1つの第1の支持部分(4a)が、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)に対して相対的に、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の方向に調節可能である、請求項1から4までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つの側方調節装置(8)が、ベースエレメント(8a)および作動エレメント(8b)を含んでおり、該作動エレメント(8b)が、前記ベースエレメント(8a)に対して相対的に調節可能である、請求項6記載の支持装置。
【請求項8】
前記ベースエレメント(8a)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうち一方の支持部分に結合されているか、または結合可能であり、前記作動エレメント(8b)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうち他方の支持部分に結合されているか、または結合可能である、請求項7記載の支持装置。
【請求項9】
前記側方調節装置(8)が、前記作動エレメント(8b)をガイドするための少なくとも1つのガイドエレメント(8d)を含んでいる、請求項7または8記載の支持装置。
【請求項10】
前記高さ調節装置(7)および/または前記側方調節装置(8)が、少なくとも1つの調節エレメント(7c,8c)をそれぞれ有しており、全ての調節エレメント(7c,8c)が、好適には前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の同一の方向から操作可能である、請求項2から9までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つの調節エレメント(7c,8c)が、ねじ状に形成されている、かつ/または1つのねじ頭駆動装置を有している、請求項10記載の支持装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)が、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に平行である方向に、好適には制限されて移動可能に、前記少なくとも1つの支持体(3)において支持されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つの組付け装置(5)が、少なくとも2つのねじ結合部を含んでいる、請求項1から12までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つの第1の支持部分(4a)が、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の方向に、好適には制限されて移動可能に、好適には少なくとも1つの長孔(10)内に支持されている少なくとも1つのピン(9)を介して、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)において支持されている、請求項1から13までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つの支持部分(4a)、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)および/または前記少なくとも1つの支持体(3)が、バー形かつ/または条片形に形成されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項16】
家具キャビネット(101)に対して相対的に少なくとも1つの戸(2)をガイドするガイドシステム(100)であって、請求項1から15までのいずれか1項記載の少なくとも1つの支持装置(1)と、少なくとも1つの、好適には少なくとも2つの支持体ガイドレール(102)と、少なくとも1つのガイド装置(103)とを含んでおり、該ガイド装置(103)により、前記少なくとも1つの支持体(3)が、好適には前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の方向に、前記少なくとも1つの支持体ガイドレール(102)において移動可能に支持可能であるか、または支持されている、ガイドシステム(100)。
【請求項17】
前記支持体ガイドレール(102)に対して実質的に横方向に配置可能であるか、または配置されている少なくとも1つの別のガイドレール(104)が設けられており、少なくとも1つの走行キャリッジ(104a)が設けられており、該走行キャリッジ(104)により、前記少なくとも1つの支持体(3)に配置可能である前記少なくとも1つの戸(2)に枢着式に結合されているか、または結合可能である第2の戸(2a)が、前記少なくとも1つの別のガイドレール(104)において支持可能であるか、または支持されている、請求項16記載のガイドシステム。
【請求項18】
家具キャビネット(101)および少なくとも1つの戸(2)を備えた家具(200)であって、前記家具キャビネット(101)が、少なくとも1つの内室(201)を有しており、該内室(201)が、前記少なくとも1つの戸(2)により少なくとも部分的にカバー可能である、家具(200)において、
前記家具(200)が、請求項16または17記載の少なくとも1つのガイドシステム(100)を有しており、好適には、前記少なくとも1つの戸(2)が格納可能であるスロット状の少なくとも1つの中空室(202)が設けられていることを特徴とする、家具(200)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載の特徴を有する、少なくとも1つの戸を支持する支持装置に関する。さらに本発明は、本発明に係る少なくとも1つの支持装置を備えた、家具キャビネットに対して相対的に少なくとも1つの戸をガイドするガイドシステム、ならびに家具キャビネットと、本発明による少なくとも1つのガイドシステムを備えた少なくとも1つの戸とを備えた家具に関する。
【0002】
請求項1の前提部に記載の、少なくとも1つの戸を支持する支持装置は既に公知である。従来技術により公知の支持装置では、保持装置を位置調節することが不可能であることが多い。したがって、ヒンジを介して保持装置に配置された戸も、家具キャビネットに対して調節可能ではない。
【0003】
したがって、本出願人固有のA51143/2018は、2つの調節装置を提案している。これらの調節装置を介して、保持装置は支持体に対して相対的に調節可能である。両方の調節装置のうち第1の調節装置を介して、保持装置は、支持体の長手方向に沿った方向に、かつ支持体の長手方向に対して横方向の方向に調節され、かつ両方の調節装置のうち第2の調節装置を介して、支持体の長手方向に対して単に横方向にのみ調節され得る。
【0004】
従来技術によるこのような解決手段における欠点は、保持装置が、支持体の長手方向に沿った方向に、かつ支持体の長手方向に対して直交する横方向の方向に独立して調節可能ではないことにある。さらに、両方の調節装置は一方の側から操作可能ではなく、このことは調節過程を困難にする。
【0005】
本発明の課題は、従来技術による上記欠点を少なくとも部分的に回避し、少なくとも1つの戸を支持する、従来技術に対して改善された支持装置、このような支持装置を備えたガイドシステム、ならびにこのようなガイドシステムを備えた家具を提供することである。
【0006】
この課題は、独立請求項1、16および18に記載の特徴により解決される。
【0007】
したがって、本発明によれば、少なくとも1つの保持装置は、少なくとも2つの家具ヒンジおよび/または取付けインタフェースが配置されている少なくとも1つの第1の支持部分と、少なくとも1つの第1の支持部分と少なくとも1つの支持体との間に配置可能であるか、または配置されている少なくとも1つの第2の支持部分とを有しており、両方の支持部分が、互いに相対的に調節可能であり、かつ少なくとも1つの第2の支持部分が、少なくとも1つの支持体に対して相対的に調節可能であることが規定されている。
【0008】
これにより、保持装置は、簡単な形式で支持体の長手方向に沿った方向に、かつこれとは関係なく、支持体の長手方向に対して横方向の方向に調節可能である。
【0009】
本発明に係るガイドシステムは、本発明に係る少なくとも1つの支持装置と、少なくとも1つの、好適には少なくとも2つの支持体ガイドレールと、少なくとも1つのガイド装置とを含んでおり、ガイド装置により、少なくとも1つの支持体が、好適には少なくとも1つの保持装置の長手方向に対して実質的に横方向の方向に、少なくとも1つの支持体ガイドレールにおいて移動可能に支持可能であるか、または支持されている。
【0010】
本発明に係る家具に関して、家具が、本発明に係る少なくとも1つのガイドシステムを有しており、好適には、少なくとも1つの戸が格納可能であるスロット状の少なくとも1つの中空室が設けられていることが規定されている。
【0011】
本発明の別の有利な実施形態は、従属請求項において定義される。
【0012】
好ましくは、少なくとも1つの、好適にはまさに1つの高さ調節装置が設けられていてよく、この高さ調節装置により、少なくとも1つの第2の支持部分が、少なくとも1つの支持体に対して相対的に、少なくとも1つの保持装置の長手方向に対して実質的に平行である方向に調節可能である。
【0013】
したがって、高さ調節装置を介して、保持装置、ひいては戸をも、少なくとも1つの支持体に対して相対的に、少なくとも1つの保持装置の長手方向に対して実質的に平行である方向に、つまり実質的に水平方向に位置調節することが可能である。
【0014】
したがって戸は、簡単な形式で、水平方向で家具キャビネット等に適合させることができる。
【0015】
好ましくは、少なくとも1つの、好適にはまさに2つの側方調節装置が設けられており、この側方調節装置により、少なくとも1つの第1の支持部分が、少なくとも1つの第2の支持部分に対して相対的に、少なくとも1つの保持装置の長手方向に対して実質的に横方向の方向に調節可能であることも規定されていてよい。
【0016】
したがって、側方調節装置を介して、保持装置の少なくとも1つの第1の支持部分、ひいては戸をも、少なくとも1つの第2の支持部分に対して相対的に、ひいては支持体に対して相対的に、少なくとも1つの保持装置の長手方向に対して実質的に横方向に、つまり実質的に鉛直方向に位置調節することが可能である。
【0017】
したがって戸を、簡単な形式で、鉛直方向で家具キャビネット等に適合させることができる。
【0018】
特に、まさに2つの側方調節装置が設けられている場合、簡単な構造と、位置調節過程における最大限の安定性との間での理想的な妥協が達成される。
【0019】
高さ調節装置および/または側方調節装置が、それぞれ少なくとも1つの調節エレメントを有していて、全ての調節エレメントが、好適には少なくとも1つの保持装置の長手方向に対して実質的に横方向の同一の方向から操作可能であると有利である。
【0020】
このことは、本発明に係る装置が組み込まれた状態において、高さ調節装置および/または側方調節装置の操作を簡単にする。高さ調節装置および側方調節装置の操作は、少なくとも1つの調節エレメントが、ねじ状に形成されている、かつ/またはねじ頭駆動装置を有していると、付加的に容易にされる。
【0021】
本発明の或る実施例では、少なくとも1つの組付け装置が、少なくとも2つのねじ結合部を含んでいることが規定されていてよい。このことは、保持装置を少なくとも1つの支持体に解除可能に取り付けるための、複雑ではない廉価な可能性を成している。
【0022】
有利には、少なくとも1つの第1の支持部分が、少なくとも1つの保持装置の長手方向に対して実質的に横方向の方向に、好適には制限されて移動可能に、好適には少なくとも1つの長孔内に支持されている少なくとも1つのピンを介して、少なくとも1つの第2の支持部分において支持されていることが規定されていてよい。
【0023】
少なくとも1つの第1の支持部分、少なくとも1つの第2の支持部分および/または少なくとも1つの支持体が、バー形かつ/または条片形に形成されていることが規定されていてもよい。
【0024】
本発明に係るガイドシステムに関して、支持体ガイドレールに対して実質的に横方向に配置可能であるか、または配置されている少なくとも1つの別のガイドレールが設けられていてよく、少なくとも1つの走行キャリッジが設けられており、該走行キャリッジにより、少なくとも1つの支持体に配置可能である少なくとも1つの戸に枢着式(gelenkig)に結合されているか、または結合可能である第2の戸が、少なくとも1つの別のガイドレールにおいて支持可能であるか、または支持されている。
【0025】
本発明の別の詳細および利点を、以下に図面につき、図面を説明しながら詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1a】第1の戸位置における本発明に係る家具を示す斜視図である。
図1b】第2の戸位置における本発明に係る家具を示す斜視図である。
図2a】本発明に係る保持装置を示す斜視図である。
図2b】本発明に係る保持装置の部分分解図を示す斜視図である。
図3a】本発明による側方調節装置を示す分解図である。
図3b】本発明による高さ調節装置を示す分解図である。
図3c】本発明による側方調節装置の位置調節機構を示す分解図である。
図3d】本発明による高さ調節装置の位置調節機構を示す分解図である。
図4a】本発明による高さ調節装置の位置調節機構を第1の位置で示す図である。
図4b】本発明に係る高さ調節装置の位置調節機構の第1の位置において本発明に係る支持装置の一部を示す図である。
図4c】第2の位置における本発明による高さ調節装置の位置調節機構を示す図である。
図4d】本発明による高さ調節装置の位置調節機構の第2の位置において本発明に係る支持装置の一部を示す図である。
図5a】本発明による側方調節装置の位置調節機構を第1の位置で示す図である。
図5b】本発明に係る側方調節装置の位置調節機構の第1の位置において本発明に係る支持装置の一部を示す図である。
図5c】第2の位置における本発明による側方調節装置の位置調節機構を示す図である。
図5d】本発明による側方調節装置の位置調節機構の第2の位置において本発明に係る支持装置の一部を示す図である。
【0027】
図1aは、家具キャビネット101と、この家具キャビネット101に対して相対的に可動の戸2とを備えた、第1の戸位置における本発明に係る家具200の斜視図を示している。戸2には、戸ヒンジ2bを介して別の戸2aが配置されている。
【0028】
戸2,2aは、ガイドシステム100によって、戸2,2aが互いに対して実質的に共平面を成すように位置調整されている第1の位置と、戸2,2aが互いに対して実質的に平行に位置調整されている第2の位置との間でそれぞれ可動に支持されている。戸2,2aは、第2の(平行な)位置で、家具キャビネット101の側方の中空室202内に挿入可能である。ガイドシステム100はガイドレール104を含んでいて、第2の戸2aに結合可能なガイドキャリッジ104aが、ガイドレール104に沿って走行可能に支持されている。
【0029】
右側の戸2,2aが互いに角度付けされた位置にあることが確認可能である。戸2は、3つ以上の家具ヒンジ6を介して支持体3に支持されていて、支持体3は、見えていない支持体ガイドレール102に沿って中空室内に奥行き方向(Z)で押込み可能である。
【0030】
支持体3は、示された図面において、支持体3がガイドレール104に接続されている移送位置にあり、これによりガイドキャリッジ104aは、ガイドレール104と支持体3との間で往復移送可能である。図示の移送位置では、支持体3がガイドレール104に解除可能にロックされている。ガイドレール104と支持体3との間のロックは、支持体3内または支持体3上へのガイドキャリッジ104aの進入によって解除可能である。支持体3は、細長いピラーの形態で形成されている。ピラーの長さは、少なくとも戸2,2aの半分の高さに対応している。
【0031】
図1bは、今や中空室202内に完全に押し込まれた状態にある戸2,2aを備えた家具200を示している。つまり、戸2,2aは、ガイドシステム100によって、共平面の位置と、図1bに示した、戸2,2aが互いに対して実質的に平行に位置調整されていて、中空室202内に収容可能である第2の位置とを起点として、移行可能である。
【0032】
これにより、例えばキッチンの形態の家具キャビネット101の内室201を完全に覆うことができるので、内室201が居住空間の残りの領域から視覚的に分離可能である。中空室202は、図示の実施例では、2つの側壁202aから形成されており、戸2,2aは、互いに対して平行な位置で、側壁202a間に押込み可能である。
【0033】
図2aは、本発明に係る保持装置4の斜視図を示していて、図2bは、本発明に係る保持装置4の部分的な分解図を斜視図で示している。
【0034】
第1の支持部分4aと第2の支持部分4bとが確認可能である。第1の支持部分4aには、複数の家具ヒンジ6が配置されており、家具ヒンジ6にはさらに、戸2が配置されていてよい。第1の支持部分4aが、家具ヒンジ6の代わりに、家具ヒンジ6を取り付けるための取付けインタフェースを有していることが規定されていてもよい。支持部分4aは、長孔10とピン9とを介して移動可能に支持部分4bに支持されており、長孔10とピン9とは、同時に第2の支持部分4bに対する第1の支持部分4aの相対運動も制限している。
【0035】
支持部分4aには、側方調節装置8が配置されている。側方調節装置8は、それぞれハウジング8eを有しており、ハウジング8eは、側方調節装置8を外部の影響から保護する。調節エレメント7c,8cは、ハウジング7e,8eの外側からアクセス可能であり、同一の方向から操作可能である。
【0036】
貫通開口8fを介して、側方調節装置8の確認可能ではない作動エレメント8bがスリット8gのうち1つのスリット内に係合することができる。これにより、側方調節装置8が、第2の支持部分4bに結合されている。
【0037】
第2の支持部分4bには、高さ調節装置7が配置されており、この高さ調節装置7もやはり、ハウジング7eを含んでいる。第2の支持部分4bは、貫通開口7fを有しており、貫通開口7fを介して、高さ調節装置7の確認可能ではない作動エレメント7bが支持体3に設けられたスリット7g内に係合することができる。これにより、高さ調節装置7が支持体3に結合されている。
【0038】
第2の支持部分4bは、さらに組付け装置5の一部を有しており、組付け装置5は、ねじ結合部の形態で実現されている。組付け装置5は、基本的には、あらゆる適切な形態の結合部により、例えば係止結合部により実現することができる。
【0039】
図3aは、本発明による側方調節装置8の分解図を示しており、図3cは、このような側方調節装置8の位置調節機構の分解図を示している。
【0040】
側方調節装置8の位置調節機構は、主にベースエレメント8a、作動エレメント8b、ガイドエレメント8d、および調節エレメント8cを含んでいる。ガイドエレメント8dは、作動エレメント8bを、ベースエレメント8aに対して相対的な運動時にガイドするので、作動エレメント8bが引っ掛かったりすることはない。
【0041】
調節エレメント8cは、本実施例ではねじ状に形成されていて、ねじ頭駆動装置を有している。調節エレメント8cに設けられたねじ山(図示せず)が、作動エレメント8bに設けられたねじ山(図示せず)に係合している。調節エレメント8cは、回転可能にベースエレメント8aに支持されている。
【0042】
調節エレメント8cと作動エレメント8bとのねじ山連結により、調節エレメント8cの回転が、調節エレメント8cの長手方向延在方向に対して平行である方向への、ベースエレメント8aに対して相対的な作動エレメント8bの移動をもたらす。
【0043】
つまり、調節エレメント8cの操作により、作動エレメント8bはベースエレメント8aに対して相対的に調節され得る。ベースエレメント8aは、ねじ8hを介して第1の支持部分4aに配置されている。別の結合形式、例えばリベットも可能である。
【0044】
作動エレメント8bの突出部8iは、第2の支持部分4bに設けられたスリット8gに係合している。したがって、調節エレメント8cの操作は、第2の支持部分4bに対して相対的な第1の支持部分4aの移動ももたらす。したがって、第1の支持部分4aは、側方調節装置8によって第2の支持部分4bに対して相対的に調節可能である。
【0045】
側方調節装置8の位置調節機構は、少なくとも部分的にハウジング8e内に配置されている。調節エレメント8cは、ハウジングの外側からアクセス可能である。
【0046】
図3bは、本発明による高さ調節装置7の分解図を示しており、図3dは、このような側方調節装置7の位置調節機構の分解図を示している。
【0047】
高さ調節装置7の位置調節機構は、主にベースエレメント7a、作動エレメント7b、ガイドエレメント7dおよび調節エレメント7cを含んでいる。さらに、高さ調節装置7は、変向装置11を有している。ガイドエレメント8dは、作動エレメント8bを、ベースエレメント8aに対して相対的な運動時にガイドするので、作動エレメント8bが引っ掛かったりすることはない。
【0048】
本実施例の調節エレメント7cは、ねじ頭駆動装置および歯列を有している。歯列は、変向駆動装置11bの歯列に係合している。両方の歯列は、直交伝動装置11aを形成する。直交伝動装置11aを介して、調節エレメント7cの回転運動が、90°だけ変向駆動装置11bに合わせて変向される。変向駆動装置11bは、直接に変向駆動装置11bに設けられたねじ頭駆動装置11dを介しても操作可能である。
【0049】
変向駆動装置11bに設けられたねじ山(図示せず)は、この場合、作動エレメント7bに設けられたねじ山(図示せず)に係合する。調節エレメント7cは、回転可能に、変向装置11を少なくとも部分的に取り囲む変向ハウジング11cに、かつベースエレメント7aに支持されている。
【0050】
変向駆動装置11bと作動エレメント7bとのねじ山連結および直交伝動装置11aにより、調節エレメント7cの回転が、調節エレメント7cの長手方向延在方向に対して横方向の方向への、ベースエレメント7aに対して相対的な作動エレメント7bの移動をもたらす。
【0051】
つまり、調節エレメント7cの操作により、作動エレメント7bはベースエレメント7aに対して相対的に調節され得る。ベースエレメント7aは、ねじ7hを介して第2の支持部分4aに配置されている。別の結合形式、例えばリベットも可能である。
【0052】
作動エレメント7bの突出部7iは、支持体3に設けられたスリット7gに係合している。したがって、調節エレメント7cの操作は、支持体3に対して相対的な第2の支持部分4bの移動ももたらす。したがって、第2の支持部分4bは、高さ調節装置7によって支持体3に対して相対的に調節可能である。
【0053】
側方調節装置7の位置調節機構は、少なくとも部分的にハウジング7e内に配置されている。調節エレメント7cは、ハウジングの外側からアクセス可能である。
【0054】
図4aは、本発明による高さ調節装置7の位置調節機構を第1の位置で示していて、図4bは、本発明に係る支持装置1の第1の位置に対応する区分を示している。ハウジング7eは図示されていない。
【0055】
調節エレメント7bは、第2の支持部分4b、ひいては第1の支持部分4aも、支持体3に対して上方に向かってできるだけ大きな移動量を有する、ベースエレメント7aに対して相対的な位置に位置していることが確認可能である。できるだけ大きな移動量の実際の大きさは、本発明の実施形態に応じて変化してよく、ここで図示された大きさを上回るかまたは下回ってよい。
【0056】
図4cは、本発明による高さ調節装置7の位置調節機構を第2の位置で示していて、図4dは、本発明に係る支持装置1の第2の位置に対応する区分を示している。ハウジング7eは図示されていない。
【0057】
調節エレメント7cが操作され、作動エレメント7bがベースエレメント7aに対して相対的なその位置を変化させていることが確認可能である。したがって、支持体3に対する第2の支持部分4b、ひいては第1の支持部分4aの位置も変化している。第2の支持部分4bは、今や図4bにおけるよりも支持体3に対して鉛直方向に沿ってより小さな移動量を有している。
【0058】
図5aは、本発明による側方調節装置8の位置調節機構を第1の位置で示していて、図5bには、本発明に係る支持装置1の、第1の位置に対応する区分が示されている。ハウジング8eは、図示されていない。
【0059】
調節エレメント8bは、第1の支持部分4aが、第2の支持部分4bに対して僅かな移動量しか有していない、ベースエレメント8aに対して相対的な位置に位置していることが確認可能である。移動量の実際の大きさは、本発明の実施形態に応じて変化してよく、ここで図示された大きさを上回るかまたは下回ってよい。
【0060】
図5cは、本発明による側方調節装置8の位置調節機構を第2の位置で示していて、図5dは、本発明に係る支持装置の、第2の位置に対応する区分が示されている。ハウジング8eは、図示されていない。
【0061】
調節エレメント8cが操作され、作動エレメント8bがそのベースエレメント8aに対して相対的なその位置を変化させていることが確認可能である。したがって、第2の支持部分4bに対して相対的な第1の支持部分4bの位置も変化している。第1の支持部分4aは、今や図5bにおけるよりも第2の支持部分5bに対して大きな移動量を有している。
【符号の説明】
【0062】
1 支持装置
2 戸
2a 第2の戸
2b 戸ヒンジ
3 支持体
4 保持装置
4a 第1の支持装置
4b 第2の支持装置
5 組付け装置
6 家具ヒンジ
7 高さ調節装置
7a ベースエレメント
7b 作動エレメント
7c 調節エレメント
7d ガイドエレメント
7e ハウジング
7f 貫通開口
7g スリット
7h ねじ
7i 突出部
8 側方調節装置
8a ベースエレメント
8b 作動エレメント
8c 調節エレメント
8d ガイドエレメント
8e ハウジング
8f 貫通開口
8g スリット
8h ねじ
8i 突出部
9 ピン
10 長孔
11 変向装置
11a 傘歯車伝動装置
11b 変向駆動装置
11c 変向ハウジング
11d ねじ頭駆動装置
100 ガイドシステム
101 家具キャビネット
102 支持体ガイドレール
103 ガイド装置
104 ガイドレール
104a ガイドキャリッジ
200 家具
201 内室
202 中空室
図1a
図1b
図2a
図2b
図3a
図3b
図3c
図3d
図4a
図4b
図4c
図4d
図5a
図5b
図5c
図5d
【手続補正書】
【提出日】2023-08-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの戸(2)を支持する支持装置(1)であって、少なくとも1つの支持体(3)と、該支持体(3)とは別個の少なくとも1つの保持装置(4)とを含み、少なくとも1つの組付け装置(5)が設けられており、該組付け装置(5)により、前記少なくとも1つの保持装置(4)が、前記少なくとも1つの支持体(3)に解除可能に取付け可能であり、前記少なくとも1つの保持装置(4)が、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向で互いに離間した少なくとも2つの、好適には2つよりも多くの家具ヒンジ(6)有しており、前記少なくとも1つの戸(2)が、前記家具ヒンジ(6)により、前記少なくとも1つの保持装置(4)において枢着式に支持可能である、支持装置(1)において、
前記少なくとも1つの保持装置(4)は、前記少なくとも2つの家具ヒンジ(6)配置されている少なくとも1つの第1の支持部分(4a)と、前記少なくとも1つの第1の支持部分(4a)と前記少なくとも1つの支持体(3)との間に配置可能であるか、または配置されている少なくとも1つの第2の支持部分(4b)とを含み、前記両方の支持部分(4a,4b)が、互いに対して相対的に調節可能であり、かつ前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)が、前記少なくとも1つの支持体(3)に対して相対的に調節可能であることを特徴とする、支持装置(1)。
【請求項2】
少なくとも1つの、好適にはまさに1つの高さ調節装置(7)が設けられており、該高さ調節装置(7)により、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)が、前記少なくとも1つの支持体(3)に対して相対的に、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に平行である方向に調節可能である、請求項1記載の支持装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの高さ調節装置(7)が、ベースエレメント(7a)および作動エレメント(7b)を含んでおり、該作動エレメント(7b)が、前記ベースエレメント(7a)に対して相対的に調節可能である、請求項2記載の支持装置。
【請求項4】
前記ベースエレメント(7a)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうちの一方の支持部分に結合されているか、または結合可能であり、前記作動エレメント(7b)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうちの他方の支持部分に結合されているか、または結合可能である、請求項3記載の支持装置。
【請求項5】
前記高さ調節装置(7)が、前記作動エレメント(7b)をガイドするための少なくとも1つのガイドエレメント(7d)を含んでいる、請求項3または4記載の支持装置。
【請求項6】
少なくとも1つの、好適にはまさに2つの側方調節装置(8)が設けられており、該側方調節装置(8)により、前記少なくとも1つの第1の支持部分(4a)が、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)に対して相対的に、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の方向に調節可能である、請求項1から4までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つの側方調節装置(8)が、ベースエレメント(8a)および作動エレメント(8b)を含んでおり、該作動エレメント(8b)が、前記ベースエレメント(8a)に対して相対的に調節可能である、請求項6記載の支持装置。
【請求項8】
前記ベースエレメント(8a)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうちの一方の支持部分に結合されているか、または結合可能であり、前記作動エレメント(8b)が、前記両方の支持部分(4a,4b)のうちの他方の支持部分に結合されているか、または結合可能である、請求項7記載の支持装置。
【請求項9】
前記側方調節装置(8)が、前記作動エレメント(8b)をガイドするための少なくとも1つのガイドエレメント(8d)を含んでいる、請求項7または8記載の支持装置。
【請求項10】
前記高さ調節装置(7)および/または前記側方調節装置(8)が、少なくとも1つの調節エレメント(7c,8c)をそれぞれ有しており、全ての調節エレメント(7c,8c)が、好適には前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の同一の方向から操作可能である、請求項2から9までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つの調節エレメント(7c,8c)が、ねじ状に形成されている、かつ/または1つのねじ頭駆動装置を有している、請求項10記載の支持装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)が、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に平行である方向に、好適には制限されて移動可能に、前記少なくとも1つの支持体(3)において支持されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つの組付け装置(5)が、少なくとも2つのねじ結合部を含んでいる、請求項1から12までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つの第1の支持部分(4a)が、前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の方向に、好適には制限されて移動可能に、好適には少なくとも1つの長孔(10)内に支持されている少なくとも1つのピン(9)を介して、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)において支持されている、請求項1から13までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つの支持部分(4a)、前記少なくとも1つの第2の支持部分(4b)および/または前記少なくとも1つの支持体(3)が、バー形かつ/または条片形に形成されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の支持装置。
【請求項16】
家具キャビネット(101)に対して相対的に少なくとも1つの戸(2)をガイドするガイドシステム(100)であって、請求項1から15までのいずれか1項記載の少なくとも1つの支持装置(1)と、少なくとも1つの、好適には少なくとも2つの支持体ガイドレール(102)と、少なくとも1つのガイド装置(103)とを含んでおり、該ガイド装置(103)により、前記少なくとも1つの支持体(3)が、好適には前記少なくとも1つの保持装置(4)の長手方向に対して実質的に横方向の方向に、前記少なくとも1つの支持体ガイドレール(102)において移動可能に支持可能であるか、または支持されている、ガイドシステム(100)。
【請求項17】
前記支持体ガイドレール(102)に対して実質的に横方向に配置可能であるか、または配置されている少なくとも1つの別のガイドレール(104)が設けられており、少なくとも1つの走行キャリッジ(104a)が設けられており、該走行キャリッジ(104)により、前記少なくとも1つの支持体(3)に配置可能である前記少なくとも1つの戸(2)に枢着式に結合されているか、または結合可能である第2の戸(2a)が、前記少なくとも1つの別のガイドレール(104)において支持可能であるか、または支持されている、請求項16記載のガイドシステム。
【請求項18】
家具キャビネット(101)および少なくとも1つの戸(2)を備えた家具(200)であって、前記家具キャビネット(101)が、少なくとも1つの内室(201)を有しており、該内室(201)が、前記少なくとも1つの戸(2)により少なくとも部分的にカバー可能である、家具(200)において、
前記家具(200)が、請求項16または17記載の少なくとも1つのガイドシステム(100)を有しており、好適には、前記少なくとも1つの戸(2)が格納可能であるスロット状の少なくとも1つの中空室(202)が設けられていることを特徴とする、家具(200)。
【国際調査報告】