(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-26
(54)【発明の名称】スマートウェアラブルパーソナルセーフティデバイスならびに関連するシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G08B 25/04 20060101AFI20231219BHJP
G08B 25/10 20060101ALI20231219BHJP
G08B 25/08 20060101ALI20231219BHJP
G08B 21/02 20060101ALI20231219BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20231219BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20231219BHJP
G08G 1/13 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
G08B25/04 K
G08B25/10 A
G08B25/08 A
G08B21/02
H04M11/00 301
G01C21/26 C
G08G1/13
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558303
(86)(22)【出願日】2021-12-03
(85)【翻訳文提出日】2023-07-31
(86)【国際出願番号】 US2021061865
(87)【国際公開番号】W WO2022120208
(87)【国際公開日】2022-06-09
(32)【優先日】2021-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-12-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】523209690
【氏名又は名称】ウェアラブル テクノロジーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】アロラ,ディーパック
(72)【発明者】
【氏名】ビラリ,マユール
【テーマコード(参考)】
2F129
5C086
5C087
5H181
5K201
【Fターム(参考)】
2F129AA02
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2F129GG17
5C086AA22
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5C087AA02
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5K201ED09
(57)【要約】
ウェアラブルデバイスならびに関連するシステムおよび方法が提供される。デバイスならびに関連するシステムおよび方法は、データから異常状態を識別し、データを使用してウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を決定し、変化について現在の状態を監視し、現在の状態の決定および現在の状態に対する任意の変化に基づいて、登録デバイス、関連するデバイス、または緊急対応プロバイダに様々なレベルの通知のうちの1つ以上を送信することができる。
【選択図】
図23
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブルデバイスがデータの少なくとも一部から異常状態を検出したとき、前記ウェアラブルデバイスからクラウドサーバにおいてデータを受信することと、
前記ウェアラブルデバイスが前記異常状態を検出したことに応答して、前記異常状態を文書化したレベル1通知を登録された通知デバイスに送信することと、
前記クラウドサーバが、前記データを使用して、前記ウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を決定することと、
前記ユーザが前記異常状態を経験していないことを前記現在の状態が示すとき、前記現在の状態を文書化したオールクリア通知を前記登録デバイスに送信することと、
前記クラウドサーバが変化について前記現在の状態を監視することと、
前記ユーザが前記異常状態を経験していないことを前記現在の状態の前記変化が示すとき、前記クラウドサーバが、前記現在の状態を文書化した前記オールクリア通知を前記登録デバイスに送信することと、
前記異常状態が悪化したことを前記現在の状態の前記変化が示すとき、前記クラウドサーバが、前記登録デバイスにレベル2通知、前記登録デバイスおよび関連デバイスにレベル3通知、または前記登録デバイス、前記関連デバイス、および緊急対応プロバイダにレベル4通知のうちの1つ以上を送信することと
を含む方法。
【請求項2】
前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定するために、前記データを人工知能モデルで処理することをさらに含み、
前記人工知能モデルが、前記ウェアラブルデバイスからの履歴データ、別のデバイスからの履歴データ、および/または経験されている前記異常状態に対応する第1の既知の値および経験されていない前記異常状態に対応する第2の既知の値を含む製造データを使用してトレーニングされる、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記データを受信したことに応答して、前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスにフィードバックを要請することと、
前記クラウドサーバが、前記データおよび前記フィードバックを使用して、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定することと
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記クラウドサーバが、前記フィードバックがポジティブであり、前記クラウドサーバがあらかじめ定義された締め切り時間内に前記フィードバックを受信したとき、前記ユーザが前記異常状態を経験していないことを前記現在の状態が示すことを決定することと、
前記クラウドサーバが、前記フィードバックがネガティブであり、前記クラウドサーバが前記あらかじめ定義された締め切り時間内に前記フィードバックを受信したとき、前記ユーザが前記異常状態を経験していることを前記現在の状態が示すことを決定することと、
前記クラウドサーバが前記あらかじめ定義された締め切り時間前に前記フィードバックを受信できなかったとき、前記クラウドサーバが、前記フィードバックを受信できなかったことを前記データに含め、前記データから前記現在の状態を決定することと
をさらに含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記フィードバックが、前記ウェアラブルデバイス上で受信されたユーザ入力、前記ウェアラブルデバイスによって受信されたオーディオ信号、前記ウェアラブルデバイスに近接して位置するユーザデバイスによって受信されたオーディオ信号、および/または前記ウェアラブルデバイスのあらかじめ構成された動きのうちの1つ以上を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザと対話して前記フィードバックを要請するために、人工知能オーディオボットを起動することをさらに含む請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記ウェアラブルデバイスが、前記ウェアラブルデバイスに電気的に接続された複数のセンサから前記データを取得し、監視することと、
前記ウェアラブルデバイスが、前記複数のセンサのうちの1つセンサの値があらかじめ構成された閾値外にあるとき、前記データの前記一部から前記異常状態を検出することと
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記クラウドサーバが、前記異常状態に基づいて、複数の人工知能モデルのうちの1つを選択することと、
前記データを前記複数の人工知能モデルのうちの1つで処理して、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定することとをさらに含み、
前記複数の人工知能モデルのうちの前記1つが、前記ウェアラブルデバイスからの履歴データ、別のデバイスからの履歴データ、および/または経験されている前記異常状態に対応する第1の既知の値および経験されていない前記異常状態に対応する第2の既知の値を含む製造データを使用してトレーニングされる、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記異常状態が、水ベースの危険、周囲温度の危険、転倒の危険、および/またはジオフェンス侵害のうちの1つ以上を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記異常状態が前記水ベースの危険を含むとき、前記複数のセンサのうちの前記1つが、水接触センサ、湿度センサ、および/または大気圧センサを含み、
前記異常状態が前記周囲温度の危険を含むとき、前記複数のセンサのうちの前記1つが周囲温度センサを含み、
前記異常状態が前記転倒の危険を含むとき、前記複数のセンサのうちの前記1つが、衝撃センサおよび/または加速度計を含み、
前記異常状態が前記ジオフェンス侵害を含むとき、前記複数のセンサのうちの前記1つが位置監視センサを含む、
請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスから前記異常状態の指示を受信したことに応答して、前記データを要請することをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記異常状態がジオフェンス侵害を含むとき、前記クラウドサーバが、ジオフェンス危険予測プロセスを開始することと、
前記異常状態が周囲温度の危険を含むとき、前記クラウドサーバが、温度危険調停プロセスを開始することと
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記温度危険調停プロセスが、
前記クラウドサーバが、温度制御統合モジュールが有効であるかどうかを決定することと、
前記温度制御統合モジュールが有効にされないとき、前記クラウドサーバが前記温度危険調停プロセスを終了することと、
前記温度制御統合モジュールが有効にされるとき、前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスの位置を、前記温度制御統合モジュールを介して制御される暖房および/または冷房システムの位置と比較することと、
前記ウェアラブルデバイスの前記位置が、前記温度制御統合モジュールを介して制御される前記暖房および/または冷房システムの前記位置のあらかじめ定められた範囲内にあるとき、前記クラウドサーバが、前記温度制御統合モジュールを介して前記暖房および/または冷房システムを起動して、前記ウェアラブルデバイスの前記位置における周囲温度を上昇または下降させることと
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ジオフェンス危険予測プロセスが、
前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスの位置に最も近い安全位置を識別することと、
前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスの前記位置または前記安全位置に近接する任意の以前にマークされた危険位置をメモリデバイスから取得することと、
前記クラウドサーバが、前記ウェアラブルデバイスが前記安全位置から遠ざかっており、前記以前にマークされた危険位置のいずれかに向かっていると決定したことに応答して、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定することと
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記安全位置が、前記登録デバイスの位置を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記安全位置が、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの自宅の位置を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
プログラマブルプロセッサと、
前記プログラマブルプロセッサに電子的に結合された通信インターフェースとを備え、
ウェアラブルデバイスが前記データの少なくとも一部から異常状態を検出したとき、前記通信インターフェースが、前記ウェアラブルデバイスからデータを受信し、
前記プログラマブルプロセッサが、前記通信インターフェースを介して、前記異常状態を文書化したレベル1通知を登録された通知デバイスに送信し、前記データを使用して、前記ウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を決定し、前記通信インターフェースを介して、前記ユーザが前記異常状態を経験していないことを前記現在の状態が示すとき、前記現在の状態を文書化したオールクリア通知を前記登録デバイスに送信し、変化について前記現在の状態を監視し、
前記ユーザが前記異常状態を経験していないことを前記現在の状態の前記変化が示すと前記プログラマブルプロセッサが決定したとき、前記プログラマブルプロセッサが、前記通信インターフェースを介して、前記現在の状態を文書化した前記オールクリア通知を前記登録デバイスに送信し、
前記異常状態が悪化したことを前記現在の状態の変化が示すと前記プログラマブルプロセッサが決定したとき、前記プログラマブルプロセッサが、前記登録デバイスにレベル2通知、前記登録デバイスおよび関連デバイスにレベル3通知、または前記登録デバイス、前記関連デバイス、および緊急対応プロバイダにレベル4通知のうちの1つ以上を送信する、
クラウドサーバ。
【請求項18】
前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定するために、前記プログラマブルプロセッサによって実行可能な人工知能モデルを記憶するメモリをさらに備え、
前記人工知能モデルが、前記ウェアラブルデバイスからの履歴データ、別のデバイスからの履歴データ、および/または経験されている前記異常状態に対応する第1の既知の値および経験されていない前記異常状態に対応する第2の既知の値を含む製造データを使用してトレーニングされる、
請求項17に記載のクラウドサーバ。
【請求項19】
前記プログラマブルプロセッサが、前記データを受信したことに応答して、前記ウェアラブルデバイスにフィードバックを要請し、前記データおよび前記フィードバックを使用して、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定する、請求項18に記載のクラウドサーバ。
【請求項20】
前記プログラマブルプロセッサが、
前記フィードバックがポジティブであり、前記プログラマブルプロセッサがあらかじめ定義された締め切り時間内に前記フィードバックを受信したとき、前記ユーザが前記異常状態を経験していないこと、および
前記フィードバックがネガティブであり、前記プログラマブルプロセッサが前記あらかじめ定義された締め切り時間内に前記フィードバックを受信したとき、前記ユーザが前記異常状態を経験していること
を前記現在の状態が示すことを決定し、
前記プログラマブルプロセッサが前記あらかじめ定義された締め切り時間前に前記フィードバックを受信できなかったとき、前記プログラマブルプロセッサが、前記フィードバックを受信できなかったことを前記データに含め、前記データから前記現在の状態を決定する、
請求項19に記載のクラウドサーバ。
【請求項21】
前記フィードバックが、前記ウェアラブルデバイス上で受信されたユーザ入力、前記ウェアラブルデバイスによって受信されたオーディオ信号、前記ウェアラブルデバイスに近接して位置するユーザデバイスによって受信されたオーディオ信号、および/または前記ウェアラブルデバイスのあらかじめ構成された動きのうちの1つ以上を含む、請求項19に記載のクラウドサーバ。
【請求項22】
前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザと対話して前記フィードバックを要請するために、前記プログラマブルプロセッサによって実行可能な人工知能オーディオボットを記憶するメモリ
をさらに備える請求項19に記載のクラウドサーバ。
【請求項23】
前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定するために、前記プログラマブルプロセッサによって実行可能な複数の人工知能モデルを記憶するメモリをさらに備え+、
前記プログラマブルプロセッサが、前記異常状態に基づいて、複数の人工知能モデルのうちの1つを選択し、前記データを前記複数の人工知能モデルのうちの1つで処理して、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定し、
前記複数の人工知能モデルのうちの前記1つが、前記ウェアラブルデバイスからの履歴データ、別のデバイスからの履歴データ、および/または経験されている前記異常状態に対応する第1の既知の値および経験されていない前記異常状態に対応する第2の既知の値を含む製造データを使用してトレーニングされる、
請求項17に記載のクラウドサーバ。
【請求項24】
前記異常状態が、水ベースの危険、周囲温度の危険、転倒の危険、および/またはジオフェンス侵害のうちの1つ以上を含む、請求項17に記載のクラウドサーバ。
【請求項25】
前記プログラマブルプロセッサが、前記ウェアラブルデバイスから前記異常状態の指示を受信したことに応答して、前記通信インターフェースを介して、前記データを要請する、請求項17に記載のクラウドサーバ。
【請求項26】
前記異常状態がジオフェンス侵害を含むとき、前記プログラマブルプロセッサが、ジオフェンス危険予測プロセスを開始し、前記異常状態が周囲温度の危険を含むとき、前記プログラマブルプロセッサが、温度危険調停プロセスを開始する、請求項17に記載のクラウドサーバ。
【請求項27】
前記温度危険調停プロセスが、
前記プログラマブルプロセッサが、温度制御統合モジュールが有効であるかどうかを決定することと、
前記温度制御統合モジュールが有効にされないとき、前記プログラマブルプロセッサが前記温度危険調停プロセスを終了することと、
前記温度制御統合モジュールが有効にされるとき、前記プログラマブルプロセッサが、前記ウェアラブルデバイスの位置を、前記温度制御統合モジュールを介して制御される暖房および/または冷房システムの位置と比較することと、
前記ウェアラブルデバイスの前記位置が、前記温度制御統合モジュールを介して制御される前記暖房および/または冷房システムの前記位置のあらかじめ定められた範囲内にあるとき、前記プログラマブルプロセッサが、前記温度制御統合モジュールを介して前記暖房および/または冷房システムを起動して、前記ウェアラブルデバイスの前記位置における周囲温度を上昇または下降させることと
を含む、請求項26に記載のクラウドサーバ。
【請求項28】
前記ジオフェンス危険予測プロセスが、
前記プログラマブルプロセッサが、前記ウェアラブルデバイスの位置に最も近い安全位置を識別することと、
前記プログラマブルプロセッサが、前記ウェアラブルデバイスの前記位置または前記安全位置に近接する任意の以前にマークされた危険位置をメモリデバイスから取得することと、
前記プログラマブルプロセッサが、前記ウェアラブルデバイスが前記安全位置から遠ざかっており、前記以前にマークされた危険位置のいずれかに向かっていると決定したことに応答して、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザの前記現在の状態を決定することと
を含む、請求項26に記載のクラウドサーバ。
【請求項29】
前記安全位置が、前記登録デバイスの位置を含む、請求項28に記載のクラウドサーバ。
【請求項30】
前記安全位置が、前記登録デバイスの位置を含む、請求項28に記載のクラウドサーバ。
【請求項31】
プログラマブルプロセッサと、
前記プログラマブルプロセッサに電気的に接続された複数のセンサと、
前記プログラマブルプロセッサに電子的に結合された通信インターフェースとを備え、
前記プログラマブルプロセッサが、前記複数のセンサからのデータを監視して、前記データの少なくとも一部から異常状態を検出し、
前記プログラマブルプロセッサが前記異常状態を検出すると、前記プログラマブルプロセッサが、前記異常状態および前記データの指示を、前記通信インターフェースを介してクラウドサーバに送信する、
ウェアラブルデバイス。
【請求項32】
前記プログラマブルプロセッサが、前記複数のセンサのうちの1つセンサの値があらかじめ構成された閾値外にあるとき、前記データの前記一部から前記異常状態を検出する、請求項31に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項33】
前記プログラマブルプロセッサが、前記クラウドサーバから前記データの要請を受信したことに応答して、前記データを前記クラウドサーバに送信する、請求項31に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項34】
前記プログラマブルプロセッサが、前記クラウドサーバからフィードバックの要求を受信したことに応答して、前記ユーザデバイスの装着者のステータスに関するフィードバックを送信する、請求項31に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項35】
前記フィードバックが、前記ウェアラブルデバイスのユーザインターフェース上で受信されたユーザ入力、前記ウェアラブルデバイスのマイクロフォンによって受信されたオーディオ信号、前記ウェアラブルデバイスに近接して位置するユーザデバイスによって受信されたオーディオ信号、および/または前記ウェアラブルデバイスのあらかじめ構成された動きのうちの1つ以上を含む、請求項31に記載のウェアラブルデバイス。
【請求項36】
前記プログラマブルプロセッサが、前記ウェアラブルデバイスの前記ユーザと対話して前記フィードバックを要請するために、人工知能オーディオボットを起動する、請求項34に記載のウェアラブルデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年12月4日に出願された「SMART WEARABLE PERSONAL SAFETY SYSTEM AND METHOD」という名称の米国出願第63/199,062号、2020年12月22日に出願された「CLOUD-BASED ARTIFICIAL INTELLIGENCE-DRIVEN SAFETY AND ALERT MECHANISM SYSTEM FOR DETECTING AND/OR PREDICTING POTENTIAL WATER HAZARDS」という名称の米国出願第63/199,378号、2021年4月8日に出願された「INTERACTIVE VOICE BASED SAFETY AND ALERT MECHANISM SYSTEM FOR DETECTING AND PREDICTING POTENTIAL HAZARDS DUE TO SIGNIFICANT CHANGES IN AMBIENT TEMPERATURE」という名称の米国出願第63/201,003号、2021年4月8日に出願された「INTERACTIVE VOICE BASED SAFETY AND ALERT MECHANISM SYSTEM FOR DETECTING AND PREDICTING POTENTIAL GEO-FENCE BREACH HAZARDS」という名称の米国出願第63/201,013号、および2021年4月9日に出願された「INTERACTIVE VOICE BASED SAFETY AND ALERT MECHANISM SYSTEM FOR FALL DETECTION AND REDUCING FALSE-POSITIVE ALERTS」という名称の米国出願第63/201,046号の優先権を主張する。米国出願第63/199,062号、第63/199,378号、第63/201,003号、第63/201,013号、および第63/201,046号は、本明細書に完全に記載されているかのように、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【0002】
本発明は、一般に、スマートウェアラブルパーソナルセーフティデバイス、ならびに関連するシステムおよび方法に関する。より具体的には、そのようなデバイス、システム、および方法は、ウェアラブル人工知能ベースのシステム、スマート衣服システム、および/または不慮の怪我/死亡を監視し、潜在的に防止し、位置を追跡し、現在の生理学的状態、装着者のバイタルをリアルタイムで記録し、タイムリーなアラートを送るためのウェアラブルおよび方法を含むことができる。さらに、そのようなデバイス、システム、および方法は、周囲温度の著しい変化に起因する潜在的な危険を検出し予測するため、転倒検出のため、潜在的なジオフェンス侵害の危険を検出し予測するため、および/または潜在的な水の危険を検出し予測するための、クラウド対応型人工知能駆動対話型安全およびアラート機構システムを含むことができる。
【背景技術】
【0003】
ペット、乳児、幼児、子供、および成人の不慮の原因の怪我および/または死亡は、世界中で増加している。不慮の溺死、不慮の転倒、窒息(例えば、車に閉じ込められた子供)、乳児の窒息、高体温、低体温、誘拐/行方不明者のケース(琥珀、銀および青色のアラート)、高齢者が長期間にわたって1人で放置されていること、子供またはペットが付添人なくさまようこと、認知症のような特別な医学的状態のために高齢者が道に迷うなど、これらの怪我および死亡の原因は多岐にわたる。現在、世界中に存在するこれらおよび他の潜在的な危険を十分に軽減するデバイス、システム、または方法は存在しない。
【0004】
例えば、既知の特定ジオフェンスデバイスおよびシステムの場合、これらの既知のデバイスおよびシステムは、装着者がジオフェンスエリアに戻ったとき、または装着者が道路/高速道路、水域、溝などの既知の危険な場所に向かって移動しているかどうかを追跡しない。これらの既知のジオフェンスデバイスおよびシステムは、典型的には、追跡された対象者がジオフェンスを侵害したことを通知するために、ユーザがスマートフォンおよび/またはスマートウェアラブルデバイス上でアラートを受信することのみに依存する。次いで、ユーザは、対象者の居場所を追跡するために、常にアプリを開いたままにしなければならず、ユーザがアラート通知を見逃した場合の不測の事態は存在せず、これは、ユーザが仕事中、運転中、睡眠中、アラートを受信するスマートフォンが充電されていない、および/またはユーザがアラート時にスマートフォンを持っていない場合に大いに可能性がある。
【0005】
さらに、転倒を追跡し報告する既知の特定ウェアラブルデバイスまたはシステムの場合、そのような既知のデバイスおよびシステムは、典型的には、ユーザが物理的に触れて、指定された時間間隔内にデバイス上の転倒アラートに応答することができない場合、多数の偽陽性アラートが当局に送信されることになる。
【0006】
最後に、ペット、乳児、幼児、子供、および成人の偶発的に引き起こされた怪我および死亡の増加につながった他の可能な危険に関しては、現在、危険を軽減するための対応するシステムおよび方法が存在しないか、および/または、ジオフェンス侵害および転倒の危険を検出するための既知のデバイスおよびシステムに存在するものと同じまたは類似の欠陥に苦しむ既知のシステムが存在し得る。
【0007】
上記を考慮すると、改善された危険検出および軽減デバイス、システム、および方法が明らかに必要とされている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】開示された実施形態による、パーソナルセーフティアラートシステムの概略図である。
【
図1B】開示された実施形態による、パーソナルセーフティアラートシステムを動作させるための方法のフロー図である。
【
図2】開示された実施形態による、スマートウェアラブルデバイスの透視図である。
【
図3】開示された実施形態による、スマートウェアラブルデバイスの上面図である。
【
図4】開示された実施形態による、スマートウェアラブルデバイスの底面図である。
【
図5】開示された実施形態による、スマートウェアラブルデバイスの側面図である。
【
図6】開示された実施形態による、スマートウェアラブルデバイスの側面図である。
【
図7】開示された実施形態による、スマートウェアラブルデバイスの側面図である。
【
図8】開示された実施形態による、衣服システムに統合されたスマートウェアラブルデバイスである。
【
図9】開示された実施形態による、パーソナルセーフティアラートシステムのブロック図である。
【
図10】開示された実施形態による、水ベース危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図11】開示された実施形態による、水ベース危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図12】開示された実施形態による、転倒危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図13】開示された実施形態による、転倒危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図14】開示された実施形態による、周囲温度危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図15】開示された実施形態による、周囲温度危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図16】開示された実施形態による、ジオフェンス侵害危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図17】開示された実施形態による、ジオフェンス侵害危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図18】開示された実施形態による、ジオフェンス侵害危険検出およびアラート方法のフロー図である。
【
図19】開示された実施形態による、ジオフェンス危険予測サブプロセスのフロー図である。
【
図20】開示された実施形態による、人工知能ボットサブプロセスのフロー図である。
【
図21】装着者状態評価サブプロセスのフロー図である
【
図22】開示された実施形態による、パーソナルセーフティアラートシステムと併せて使用されるユーザインターフェースのレンダリングである。
【
図23】開示された実施形態による、パーソナルセーフティアラートシステムと併せて使用されるユーザインターフェースのレンダリングである。
【
図24】開示された実施形態による、パーソナルセーフティアラートシステムと併せて使用されるユーザインターフェースのレンダリングである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、多くの異なる形態の実施形態で実施可能であるが、本開示が本発明の原理の例示と見なされるべきであることを理解した上で、図面に示され、本明細書においてその具体的な実施形態が詳細に説明される。本発明を特定の例示された実施形態に限定することは意図されていない。
【0010】
図1Aは、開示された実施形態による、危険検出および軽減システム100の概略図を示す。
図1Aに見られるように、システム100は、ウェアラブルデバイス120のユーザが経験している可能性のある危険または異常を検出することができるウェアラブルデバイス120を含むことができる。
図1Aに見られるように、ウェアラブルデバイス120は、とりわけ、転倒の危険、心拍数の危険、ジオフェンス侵害、周囲温度の危険、大気圧の危険、および水域の危険を含むがこれらに限定されない様々な危険または異常を監視することができる。
【0011】
さらに、いくつかの実施形態では、システム100は、ウェアラブルデバイス120から離れており、危険を確認または拒否し、ポジティブまたは有害な変化について危険を監視し、危険を確認または拒否するためにウェアラブルデバイス120のユーザにフィードバックを要請し、危険の現在の重大度に基づいて様々な軽減措置を開始することができるクラウドサーバ122を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122は、様々な通知デバイス124に異なるアラートレベルを送ることができ、アラートレベルがクリティカルであるとき、緊急プロバイダに通知を送ることができる。
【0012】
いくつかの実施形態では、様々な通知デバイス124は、アラート通知のための初期配信デバイスとして機能する登録デバイスまたは一次デバイスと、アラートの重大度および/または登録デバイスのユーザがあらかじめ定められた制限時間内にアラート通知を承認したかどうかに基づいてアラート通知を受信する様々な他の二次デバイスとを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、登録デバイスは、親または保護者、配偶者、友人、兄弟姉妹、成人した子供など、ウェアラブルデバイス120のユーザの主な連絡先のスマートフォンまたは同様のデバイスを含むことができる。さらに、通知デバイス124内の様々な他の二次デバイスは、他のスマートフォンまたは同様のデバイス、様々なスマートスピーカ、スマートアシスタントなどを含むことができる。いくつかの実施形態では、通知デバイス124内の様々な他の二次デバイスのうちの1つ以上は、ウェアラブルデバイス120および/またはクラウドサーバ122のメモリにあらかじめ構成され得る。追加または代替として、いくつかの実施形態では、通知デバイス124内の様々な他の二次デバイスのうちの1つ以上が、登録デバイスに知られているデバイスから選択され得る。例えば、いくつかの実施形態では、通知デバイス124内の様々な他の二次デバイスのうちの1つ以上は、既知のワイヤードおよびワイヤレスの方法を介して登録デバイスとペアにされた、または接続された登録デバイスまたはスマートデバイスのメモリ内に連絡先として保存されたスマートフォンまたは同様のデバイスを含むことができる。
【0013】
図1Bは、開示された実施形態によるシステム100を動作させるための方法102のフロー図である。
図1Bに見られるように、方法102は、104のように、ウェアラブルデバイス120が1つ以上の異常状態について監視することを含むことができる。いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120は、ウェアラブルデバイス120に電気的に接続された複数のセンサ126(
図4および
図9参照)からのデータに基づいて、1つ以上の異常状態の存在を検出するために、1つ以上のオンデバイストレーニングされた人工知能(Al)プロセスを使用することができる。追加または代替として、いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120は、複数のセンサ120のうちの1つの値があらかじめ構成された閾値外にあるとき、複数のセンサ120からのデータの一部から特定の異常状態を検出することができる。
【0014】
いくつかの実施形態では、方法102は、106のように、ウェアラブルデバイス120が異常状態を検出することと、ウェアラブルデバイス120が複数のセンサ126の各々からのデータをクラウドサーバ122に転送することと、ウェアラブルデバイス120またはクラウドサーバ122が、異常状態を文書化したレベル1の通知(例えば、情報アラート)を通知デバイス124の登録デバイスに送信することとを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法102は、クラウドサーバが、ウェアラブルデバイスから異常状態の指示を受信したことに応答して、データを要請することを含み得る。
【0015】
ウェアラブルデバイス120によって監視される異常状態についての様々な実施形態が企図される。例えば、いくつかの実施形態では、異常状態は、水ベースの危険、周囲温度の危険、転倒の危険、および/またはジオフェンス侵害のうちの1つ以上を含み得る。さらに、いくつかの実施形態では、異常状態を検出する複数のセンサ126のうちの1つは、特定の異常状態に応じて異なり得る。例えば、異常状態が水ベースの危険を含むとき、複数のセンサ126のうちの1つは、水接触センサ、湿度センサ、および/または大気圧センサを含むことができ、異常状態が周囲温度の危険を含むとき、複数のセンサ126のうちの1つは、周囲温度センサを含むことができ、異常状態が転倒の危険を含むとき、複数のセンサ126のうちの1つは、衝撃センサおよび/または加速度計を含むことができ、異常状態がジオフェンス侵害を含むとき、複数のセンサ126のうちの1つは、位置監視モジュールを含むことができる。
【0016】
ウェアラブルデバイス120が異常状態を検出した後、方法102は、108のように、クラウドサーバ122の予測サブシステムを起動することを含むことができる。いくつかの実施形態では、予測サブシステムは、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータを使用してウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を決定し、次いで、変化について現在の状態を監視することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法102は、ウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を決定するために、および/または変化について現在の状態を監視するために、クラウドサーバ122がAlモデルを用いてデータを処理することを含むことができる。これらの実施形態では、AIモデルは、ウェアラブルデバイス120からの履歴データ、別のデバイスからの履歴データ、および/または経験されている異常状態に対応する第1の既知の値および経験されていない異常状態に対応する第2の既知の値を含む製造データを使用してトレーニングされ得る。いくつかの実施形態では、方法102は、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120によって検出された異常状態に基づいて、複数のAlモデルのうちの1つからAlモデルを選択することを含み得る。これらの実施形態では、複数の人工知能モデルの各々が、ウェアラブルデバイス120からの履歴データ、別のデバイスからの履歴データ、および/または経験されている異なるそれぞれの異常状態に対応する第1の既知の値および経験されていない異なるそれぞれの異常状態に対応する第2の既知の値を含む製造データを使用してトレーニングされる。
【0017】
108のように、クラウドサーバ122の予測サブシステムの起動と並行して、またはそれとは独立して、方法102は、110のように、ウェアラブルデバイス120が異常状態を検出したとき、クラウドサーバ122が保護サブシステムまたは機構を起動することを含むことができる。いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122の予測サブシステムを起動することは、クラウドサーバ122がウェアラブルデバイス120にフィードバックを要請し、次いで、クラウドサーバ122が、データおよびフィードバックを使用してウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を決定することを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、方法102は、クラウドサーバ122が、フィードバックがポジティブであり、クラウドサーバ122があらかじめ定義された締め切り時間内にフィードバックを受信したとき、ユーザが異常状態を経験していないことを現在の状態が示すことを決定することと、クラウドサーバが、フィードバックがネガティブであり、クラウドサーバがあらかじめ定義された締め切り時間内にフィードバックを受信したとき、ユーザが異常状態を経験していることを現在の状態が示すことを決定することとを含むことができる。さらに、いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122が、あらかじめ定義された締め切り時間前にフィードバックを受信できなかったとき、方法102は、クラウドサーバ122が、現在の状態を決定し、変化について現在の状態を監視するために予測サブシステムによって使用されるデータに、フィードバックを受信できなかったことを含めることを含むことができる。
【0018】
クラウドサーバ122によって要請されるフィードバックについての様々な実施形態が企図される。例えば、いくつかの実施形態では、フィードバックは、ウェアラブルデバイス120上で受信されたユーザ入力、ウェアラブルデバイス120によって受信されたオーディオ信号、ウェアラブルデバイス120に近接して位置するユーザデバイスによって受信されたオーディオ信号、および/またはウェアラブルデバイス120のあらかじめ構成された動きのうちの1つ以上を含むことができる。さらに、
図1Bに見られるように、いくつかの実施形態では、方法102は、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザと対話してフィードバックを要請するために、本明細書で説明されるようにAlオーディオボットを起動することを含むことができる。いくつかの実施形態では、Alオーディオボットは、クラウドサーバ120上で実行される。しかしながら、Alオーディオボットがウェアラブルデバイス120上で排他的にまたは部分的に実行される実施形態も企図される。
【0019】
図1Bに見られるように、方法102は、108、110、および112のように、クラウドサーバ122が、予測サブシステムおよび/または保護サブシステムの決定に基づいて、登録デバイスにレベル2通知(例えば、アラートレベル重大)を、登録デバイスおよび/または二次デバイスにレベル3通知(例えば、アラートレベルクリティカル)を、および/または登録デバイス、関連デバイス、および緊急対応プロバイダにレベル4通知(例えば、高レベルまたは大惨事レベルのアラート)または、のうちの1つ以上を送信することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法102は、クラウドサーバ122が、例えば登録デバイスからの以前のアラートに対する応答が受信されないとき、通知デバイスのうちの異なる1つにより高レベルのアラートを送信することを含むことができる。いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122は、ウェアラブルデバイス120の現在の位置および/またはウェアラブルデバイス120のユーザが経験している特定の異常状態に基づいて、レベル4の通知を送信するために、正しい緊急対応プロバイダを識別することができる。さらに、いくつかの実施形態では、予測サブシステムおよび/または保護サブシステムの決定が、現在の状態および/または現在の状態の変化が、ユーザが異常な状態を経験していないことを示す状況を含むとき、方法102は、クラウドサーバ122が、現在の状態を文書化したオールクリア通知を登録デバイスに送信することを含むことができる。クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述された方法102のステップのうちの1つ以上がウェアラブルデバイス120によって代わりに実行され、ウェアラブルデバイス120によって実行されるものとして上述された方法102のステップのうちの1つ以上がクラウドサーバ122によって代わりに実行される追加の実施形態が企図されることに留意されたい。
【0020】
追加または代替として、いくつかの実施形態では、レベル1、2、3、または4の通知のいずれかは、ウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態に加えて、追加の情報を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、追加情報は、ウェアラブルデバイス120の位置、体温、心拍数などウェアラブルデバイス120のユーザの主要な健康メトリック、および当業者に知られている他の有用な情報を含むことができる。
【0021】
図2~
図8は、開示された実施形態による、ウェアラブルデバイス120の様々な図を示す。特に、
図2は、ウェアラブルデバイス120の斜視図を示し、
図3は、ウェアラブルデバイス120の上面図を示す。
図2および
図3に見られるように、いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120は、ウェアラブルデバイス120の上面に埋め込まれた複数のインジケータまたはステータスライト125を含み得る。いくつかの実施形態では、インジケータまたはステータスライトは、発光ダイオード(LED)および/または当技術分野で知られているような他の光源を含むことができる。
図4は、ウェアラブルデバイス120の底面図を示す。いくつかの実施形態では、複数のセンサ126(
図9参照)のうちのいくつかは、ウェアラブルデバイス120の底部に配置され得、ウェアラブルデバイス120のユーザの1つ以上のユーザメトリックを測定する身体接触センサを含み得る。いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザメトリックは、ユーザの心拍数、血中酸素レベル、および/または体温を含むことができる。
【0022】
図5~
図7は、開示された実施形態によるウェアラブルデバイス120の側面図を示す。
図5~
図7に見られるように、ウェアラブルデバイス120は、ウェアラブルデバイス120を衣服または別の関連アクセサリから解放するためのレバー128と、ウェアラブルデバイス120を制御するための複数のユーザインターフェース要素またはボタン、例えばボタン130、134、136、および138とを含むことができる。さらに、
図6に見られるように、いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120は、マイクロフォン132を含み得る。いくつかの実施形態では、マイクロフォン132は、本明細書で説明されるように、ウェアラブルデバイス120のユーザにフィードバックを要請するために、Alオーディオボットと併せて使用され得る。
【0023】
図8は、開示された実施形態による、衣服システム140に統合されたウェアラブルデバイス120を示す。いくつかの実施形態では、複数のセンサ126のうちの1つ以上は、衣服システム140に統合され、ウェアラブルデバイス120に電気的に接続され得る。追加または代替として、いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120は、腕、手首、指輪などに装着され得る。
【0024】
図9は、開示された実施形態による、危険検出および軽減システム100およびその構成要素のブロック図である。
図9に見られるように、いくつかの実施形態では、複数のセンサ126は、少なくとも心拍数モニタ126A、周囲温度センサ126B、加速度計126C、気圧/水圧センサ126D、水培養または湿度センサ126E、および全地球測位システム(GPS)モジュールなどの位置センサ126Fを含むことができる。
図9に見られるように、いくつかの実施形態では、複数のセンサ126の各々は、ウェアラブルデバイス120のプログラマブルプロセッサまたはマイクロコントローラユニット142に電気的に結合され得る。いくつかの実施形態では、マイクロフォン132を含む音声サービスサブシステム144と、ユーザインターフェース要素130、134、136、および138と、インジケータライト125と、オーディオ出力サブシステム146と、通信インターフェース148とは、プログラマブルプロセッサ142に電気的に結合され得る。複数のセンサ126のうち、酸素センサやカメラなど、当業者に知られている様々な他のセンサを含むことができる。動作中、プログラマブルプロセッサ142は、複数のセンサ126からのデータを監視して、データの少なくとも一部から異常状態を検出することができ、プログラマブルプロセッサ142が異常状態を検出すると、プログラマブルプロセッサ142は、異常状態の指示およびデータを、通信インターフェース148を介してクラウドサーバ122に送信することができる。
【0025】
図9に見られるように、いくつかの実施形態では、通信インターフェース148は、クラウドサーバ122、通知デバイス124、および/または当技術分野で理解される他のデバイスと通信するための、LTEセルラーデータおよびWiFiモジュールまたはチップセット150、ならびにBluetoothモジュールまたはチップセット152を含むことができる。当技術分野で理解されるような様々な他のワイヤードおよびワイヤレス通信チャネルも企図される。例えば、いくつかの実施形態では、通信インターフェース148は、LoRaWANモジュールまたはチップセットを含むことができる。
【0026】
図9に見られるように、いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122は、ウェアラブルデバイス120の通信インターフェース148および通知デバイス124とインターフェースするための第2の通信インターフェース156を含むことができる。いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122は、第2の通信インターフェース156に結合され、本明細書で説明する方法のうちの1つ以上を実行するように構成された第2のプログラマブルプロセッサ154を含むことができる。さらに、いくつかの実施形態では、クラウドサーバ158は、Alオーディオボット、複数のAlモジュール、および/または本明細書で説明する方法のうちの1つ以上を実行するためにクラウドサーバ122によって使用される他のデータおよび実行可能コードを記憶するためのメモリデバイス158を含むことができる。
【0027】
ウェアラブルデバイス120の構築のための様々な実施形態が企図される。例えば、ウェアラブルデバイス120の構成要素を相互接続するための1つ以上の層を有する様々なプリント回路基板(PCB)構成が企図される。いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120の構成要素のうちのいくつかは、フレックスコネクタを介して複数のセンサ126のうちの1つ以上を収容する第2のセンサボードに結合される多層剛性PCB上で相互接続され得る。いくつかの実施形態では、第2のセンサボードは可撓性であり得る。例えば、いくつかの実施形態では、通信インターフェース148、位置センサ126F、加速度計126C、気圧/水圧センサ126D、水培養または湿度センサ126E、および周囲温度センサ126Bは、多層剛性PCB上で相互接続され得、心拍数モニタ126Aおよび酸素センサは、可撓ケーブルによって多層剛性PCBに結合されたセンサボード上に配置され得る。いくつかの実施形態では、プログラマブルプロセッサまたはマイクロコントローラユニット142は、多層剛性PCBに統合することもできる。当業者に知られている追加および代替の相互接続オプションも企図される。いくつかの実施形態では、センサボードおよび多層PCBをハウジングで囲むことができる。電子回路は、機械学習アルゴリズムおよび人工知能アルゴリズムでプログラムされ、文脈に即した、インテリジェントでタイムリーなアラートを提供する。
【0028】
いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120は、通信インターフェース148、位置センサ126F、および/またはウェアラブルデバイス120の他の構成要素に電気的に結合された1つ以上のカスタム設計アンテナを含むことができる。限定はしないが、アンテナがハウジングまたは筐体シェルまたはリストバンドに埋め込まれることを含む、アンテナについての様々な構成が企図される。
【0029】
図10~
図21は、ウェアラブルデバイス120および/またはクラウドサーバ122によって実行され、ウェアラブルデバイス120のユーザによって潜在的に経験可能な1つ以上の危険を検出し、軽減する様々な方法およびサブプロセスのフロー図を示す。
【0030】
図10~
図11は、開示された実施形態による、水ベース危険検出方法200のフロー図を示す。特に、
図10は、ウェアラブルデバイス120によって実行される方法200の一部を示し、202および204のように、水/圧力ベースの異常などの異常状態についてウェアラブルデバイス120に複数のセンサ126を監視させることによって方法200を開始することを含む。次いで、方法200は、206のように、ウェアラブルデバイス120が、例えば、水培養または湿度センサ126Eを使用して、水接触または湿度の増加を検出することを含むことができる。次に、ウェアラブルデバイス120は、208および210のように、気圧水圧センサ126Dの値をチェックし、その値があらかじめ構成された範囲外であるかどうかを決定することができる。値があらかじめ構成された範囲外でないとき、方法200は、クラウドサーバ122がステップ204~210を実行し続けることを含むことができる。しかしながら、値があらかじめ構成された範囲外であるとき、方法200は、ウェアラブルデバイス120が、少なくとも水培養または湿度センサ126Eおよび気圧水圧センサ126Dからの値をオンボードAlプロセスで処理して、水/圧力ベースの異常がウェアラブルデバイス120のユーザに発生する可能性があるかどうかを決定することを含むことができる。水/圧力ベースの異常が発生している可能性が低いとき、方法200は、クラウドサーバ122がステップ204~210を実行し続けることを含むことができる。しかしながら、水/圧力ベースの異常が発生している可能性が高いとき、方法200は、クラウドサーバ122が水/圧力ベースの異常の指示をクラウドサーバ122に送信することを含むことができる。
【0031】
次に
図11を参照すると、クラウドサーバ122によって実行される方法200の部分が示されている。
図11に見られるように、ウェアラブルデバイス120から水/圧力ベースの異常の指示を受信した後、方法200は、214のように、クラウドサーバ122が、水/圧力ベースの異常を通知デバイス124に通知するために、通知デバイス124内の登録デバイスにレベル1または情報アラートを送信することを含むことができる。ステップ214と並行して、方法200は、218および220のように、クラウドサーバ122が、Alボットプロセスを呼び出し、その出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが水/圧力ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることをAlボットプロセスの出力が示すとき、方法200は、222および223のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法200を終了することを含むことができる。
【0032】
さらに、ステップ214および218と並行して、方法200は、224のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120から、複数のセンサ126からのすべてのデータを受信することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法200は、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータのすべてを要請または要求することを含むことができる。複数のセンサ126からすべてのデータを受信した後、方法200は、226のように、クラウドサーバ122が、装着者状態評価サブプロセスを呼び出して、複数のセンサ126からのデータを解析することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法200は、クラウドサーバ122が装着者状態評価サブプロセスによって解析されたデータにAlボットプロセスからのネガティブな出力を含めることを含むことができる。次に、方法200は、装着者状態評価サブプロセスの出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが水/圧力ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることを装着者状態評価サブプロセスの出力が示すとき、方法200は、222および223のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法200を終了することを含むことができる。
【0033】
しかしながら、装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示す(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが水/圧力ベースの危険を経験している可能性が高い)とき、方法200は、230および232のように、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータの変化に基づいて、任意の変化についてウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を監視するために(例えば、水/圧力ベースの危険がより深刻になるかあまり深刻ではなくなるかを決定するために)、装着者状態評価サブプロセスを実行することを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態が低下しているまたは悪化していることを装着者状態評価サブプロセスが示すとき、方法200は、234および223のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザによって経験されている水/圧力ベースの危険の悪化の両方を通知するレベル4のアラートまたは通知を、通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、次いで方法200を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法200は、クラウドサーバ122が、関連する緊急サービスプロバイダに連絡するためにAlボットプロセスを呼び出すことを含むことができる。
【0034】
加えて、ステップ228からの装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示すとき、方法200は、238および240のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザが経験している水/圧力ベースの危険の現在の状態を文書化したレベル3またはクリティカルアラートを通知デバイス124に送り、通知デバイス124のうちの1つ以上から肯定応答が受信されたかどうかを決定することを含むことができる。通知デバイス124から肯定応答が受信されないとき、方法200は、234および223のように、クラウドサーバ122が、レベル4のアラートまたは通知を通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、方法200を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、通知デバイス124から肯定応答が受信されると、方法200は、223のように、クラウドサーバ122が方法200を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法200は、クラウドサーバ122が通知デバイス124のうちの1つから肯定応答を受信した後であっても、ステップ230~234のように、クラウドサーバ122が、水/圧力ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を監視し続けることを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、方法200は、ステップ230~234のように、クラウドサーバ122が、装着者状態評価サブプロセスによって解析された複数のセンサ126の現在値が、ウェアラブルデバイス120のユーザがもはや水/圧力ベースの危険を経験していないことを示すまで、水/圧力ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を監視することを含むことができる。
【0035】
クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述された方法200のステップのうちの1つ以上がウェアラブルデバイス120によって代わりに実行され、ウェアラブルデバイス120によって実行されるものとして上述された方法200のステップのうちの1つ以上がクラウドサーバ122によって代わりに実行される追加の実施形態が企図されることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、
図10に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、ウェアラブルデバイス120ではなくクラウドサーバ122によって実行され得、
図11に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、クラウドサーバ122ではなくウェアラブルデバイス120上で実行され得る。
【0036】
図12~
図13は、開示された実施形態による、転倒ベース危険検出方法300のフロー図を示す。特に、
図12は、ウェアラブルデバイス120によって実行される方法300の一部を示し、302および304のように、転倒ベースの異常などの異常状態についてウェアラブルデバイス120に複数のセンサ126を監視させることによって方法300を開始することを含む。次いで、方法300は、306のように、例えば、加速度計センサ126Cの値の急激な変化を検出することによって、ウェアラブルデバイス120が転倒を検出することを含むことができる。次に、方法300は、ウェアラブルデバイス120が、少なくとも加速度計センサ126Cからの値をオンボードAlプロセスで処理して、転倒ベースの異常がウェアラブルデバイス120のユーザに発生する可能性があるかどうかを決定することを含むことができる。転倒ベースの異常が発生している可能性が低いとき、方法300は、クラウドサーバ122がステップ304~308を実行し続けることを含むことができる。しかしながら、転倒ベースの異常が発生している可能性が高いとき、方法300は、クラウドサーバ122が転倒ベースの異常の指示をクラウドサーバ122に送信することを含むことができる。
【0037】
次に
図13を参照すると、クラウドサーバ122によって実行される方法300の部分が示されている。
図13に見られるように、ウェアラブルデバイス120から転倒ベースの異常の指示を受信した後、方法300は、310のように、クラウドサーバ122が、転倒ベースの異常を通知デバイス124に通知するために、通知デバイス124内の登録デバイスにレベル1または情報アラートを送信することを含むことができる。ステップ310と並行して、方法300は、312および314のように、クラウドサーバ122が、Alボットプロセスを呼び出し、その出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが転倒ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることをAlボットプロセスの出力が示すとき、方法300は、316および318のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法300を終了することを含むことができる。
【0038】
さらに、ステップ310および312と並行して、方法300は、320のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120から、複数のセンサ126からのすべてのデータを受信することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法300は、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータのすべてを要請または要求することを含むことができる。複数のセンサ126からすべてのデータを受信した後、方法300は、322のように、クラウドサーバ122が、装着者状態評価サブプロセスを呼び出して、複数のセンサ126からのデータを解析することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法300は、クラウドサーバ122が装着者状態評価サブプロセスによって解析されたデータにAlボットプロセスからのネガティブな出力を含めることを含むことができる。次に、方法300は、装着者状態評価サブプロセスの出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが転倒ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることを装着者状態評価サブプロセスの出力が示すとき、方法300は、316および318のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法300を終了することを含むことができる。
【0039】
しかしながら、装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示す(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが転倒ベースの危険を経験している可能性が高い)とき、方法300は、326および328のように、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータの変化に基づいて、任意の変化についてウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を監視するために(例えば、転倒ベースの危険がより深刻になるかあまり深刻ではなくなるかを決定するために)、装着者状態評価サブプロセスを実行することを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態が低下しているまたは悪化していることを装着者状態評価サブプロセスが示すとき、方法300は、330および318のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザによって経験されている転倒ベースの危険の悪化の両方を通知するレベル4のアラートまたは通知を、通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、次いで方法300を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法300は、クラウドサーバ122が、関連する緊急サービスプロバイダに連絡するためにAlボットプロセスを呼び出すことを含むことができる。
【0040】
加えて、ステップ324からの装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示すとき、方法300は、332および334のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザが経験している転倒ベースの危険の現在の状態を文書化したレベル3のアラートを通知デバイス124に送り、通知デバイス124のうちの1つ以上から肯定応答が受信されたかどうかを決定することを含むことができる。通知デバイス124から肯定応答が受信されないとき、方法300は、330および318のように、クラウドサーバ122が、レベル4のアラートまたは通知を通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、方法300を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、通知デバイス124から肯定応答が受信されると、方法300は、318のように、クラウドサーバ122が方法300を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法300は、クラウドサーバ122が通知デバイス124のうちの1つから肯定応答を受信した後であっても、ステップ326~330のように、クラウドサーバ122が、転倒ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を監視し続けることを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、方法300は、ステップ326~330のように、クラウドサーバ122が、装着者状態評価サブプロセスによって解析された複数のセンサ126の現在値が、ウェアラブルデバイス120のユーザがもはや転倒ベースの危険を経験していないことを示すまで、転倒ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を監視することを含むことができる。
【0041】
クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述された方法300のステップのうちの1つ以上がウェアラブルデバイス120によって代わりに実行され、ウェアラブルデバイス120によって実行されるものとして上述された方法300のステップのうちの1つ以上がクラウドサーバ122によって代わりに実行される追加の実施形態が企図されることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、
図12に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、ウェアラブルデバイス120ではなくクラウドサーバ122によって実行され得、
図13に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、クラウドサーバ122ではなくウェアラブルデバイス120上で実行され得る。
【0042】
図14~
図15は、開示された実施形態による、周囲温度危険検出方法400のフロー図を示す。特に、
図14は、ウェアラブルデバイス120によって実行される方法400の一部を示し、402および404のように、周囲温度ベースの異常などの異常状態についてウェアラブルデバイス120に複数のセンサ126を監視させることによって方法400を開始することを含む。次いで、方法400は、406のように、例えば、加速度計センサ126Bの値の急激な変化を検出することによって、ウェアラブルデバイス120が周囲温度問題を検出することを含むことができる。次に、方法400は、408のように、ウェアラブルデバイス120が、少なくとも周囲温度センサ126Bからの値をオンボードAlプロセスで処理して、周囲温度ベースの異常がウェアラブルデバイス120のユーザに発生する可能性があるかどうかを決定することを含むことができる。周囲温度ベースの異常が発生している可能性が低いとき、方法400は、クラウドサーバ122がステップ404~408を実行し続けることを含むことができる。しかしながら、周囲温度ベースの異常が発生している可能性が高いとき、方法400は、クラウドサーバ122が周囲温度ベースの異常の指示をクラウドサーバ122に送信することを含むことができる。
【0043】
次に
図15を参照すると、クラウドサーバ122によって実行される方法400の部分が示されている。
図15に見られるように、ウェアラブルデバイス120から周囲温度ベースの異常の指示を受信した後、方法400は、410のように、クラウドサーバ122が、周囲温度ベースの異常を通知デバイス124に通知するために、通知デバイス124内の登録デバイスにレベル1または情報アラートを送信することを含むことができる。ステップ410と並行して、方法400は、412および414のように、クラウドサーバ122が、Alボットプロセスを呼び出し、その出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが周囲温度ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることをAlボットプロセスの出力が示すとき、方法400は、416および418のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法400を終了することを含むことができる。
【0044】
さらに、ステップ410および412と並行して、方法400は、420のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120から、複数のセンサ126からのすべてのデータを受信することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法400は、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータのすべてを要請または要求することを含むことができる。複数のセンサ126からすべてのデータを受信した後、方法400は、422のように、クラウドサーバ122が、装着者状態評価サブプロセスを呼び出して、複数のセンサ126からのデータを解析することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法400は、クラウドサーバ122が装着者状態評価サブプロセスによって解析されたデータにAlボットプロセスからのネガティブな出力を含めることを含むことができる。次に、方法400は、424のように、装着者状態評価サブプロセスの出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが周囲温度ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることを装着者状態評価サブプロセスの出力が示すとき、方法400は、416および418のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法400を終了することを含むことができる。
【0045】
しかしながら、装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示す(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザが周囲温度ベースの危険を経験している可能性が高い)とき、方法400は、426および428のように、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータの変化に基づいて、任意の変化についてウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を監視するために(例えば、周囲温度ベースの危険がより深刻になるかあまり深刻ではなくなるかを決定するために)、装着者状態評価サブプロセスを実行することを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態が低下しているまたは悪化していることを装着者状態評価サブプロセスが示すとき、方法400は、430および418のように、ウェアラブルデバイス120のユーザによって経験されている周囲温度ベースの危険の悪化の両方を通知するレベル4のアラートまたは通知を、通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、次いで方法400を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法400は、関連する緊急サービスプロバイダに連絡するためにAlボットプロセスを呼び出すことを含むことができる。
【0046】
加えて、ステップ424からの装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示すとき、方法400は、432および434のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザが経験している周囲温度ベースの危険の現在の状態を文書化したレベル3のアラートを通知デバイス124に送り、通知デバイス124のうちの1つ以上から肯定応答が受信されたかどうかを決定することを含むことができる。通知デバイス124から肯定応答が受信されないとき、方法400は、430および418のように、クラウドサーバ122が、レベル4のアラートまたは通知を通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、方法400を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、通知デバイス124から肯定応答が受信されると、方法400は、418のように、クラウドサーバ122が方法400を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法400は、クラウドサーバ122が通知デバイス124のうちの1つから肯定応答を受信した後であっても、ステップ426~430のように、クラウドサーバ122が、周囲温度ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を監視し続けることを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、方法400は、ステップ426~430のように、クラウドサーバ122が、装着者状態評価サブプロセスによって解析された複数のセンサ126の現在値が、ウェアラブルデバイス120のユーザがもはや周囲温度ベースの危険を経験していないことを示すまで、周囲温度ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を監視することを含むことができる。
【0047】
いくつかの実施形態では、ステップ424からの装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫ではないことを示すとき、方法400は、436のように、クラウドサーバ122が温度危険調停プロセスを開始することを含むことができる。いくつかの実施形態では、温度危険調停プロセスは、438のように、温度制御統合モジュールが有効にされているかどうかをクラウドサーバ122が決定することを含むことができる。温度制御統合モジュールが有効にされないとき、温度危険調停プロセスは、418のように、クラウドサーバ122が温度危険調停プロセスおよび方法400を終了することを含むことができる。温度制御統合モジュールが有効にされるとき、温度危険調停プロセスは、442のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120の位置を、温度制御統合モジュールを介して制御される暖房および/または冷房システムの位置と比較することを含むことができる。さらに、ウェアラブルデバイスの位置が、温度制御統合モジュールを介して制御される暖房および/または冷房システムの位置のあらかじめ定められた範囲内にあるとき、温度危険調停プロセスは、444のように、クラウドサーバ122が、温度制御統合モジュールを介して暖房および/または冷房システムを起動して、ウェアラブルデバイス120の位置における周囲温度を上昇または下降させることを含むことができる。
図15に見られるように、いくつかの実施形態では、温度制御統合モジュールは、スマートカー統合モジュールを含むことができ、暖房および/または冷房システムは、スマートカーの1換気システムを含むことができる。例えば、スマートホーム暖房および/または冷房システムなど、温度制御統合モジュール、暖房および/または冷房システムについての様々な他の実施形態も企図される。
【0048】
クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述された方法400のステップのうちの1つ以上がウェアラブルデバイス120によって代わりに実行され、ウェアラブルデバイス120によって実行されるものとして上述された方法400のステップのうちの1つ以上がクラウドサーバ122によって代わりに実行される追加の実施形態が企図されることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、
図14に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、ウェアラブルデバイス120ではなくクラウドサーバ122によって実行され得、
図15に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、クラウドサーバ122ではなくウェアラブルデバイス120上で実行され得る。
【0049】
図16~
図18は、開示された実施形態による、ジオフェンス侵害ベース危険検出方法500のフロー図を示す。特に、
図16は、ウェアラブルデバイス120によって実行される方法500の部分を示し、504および506のように、ウェアラブルデバイス120に位置センサ126Fからの位置情報を監視させ、位置センサ126Fからの位置情報をオンボードAlプロセスで処理して、ジオフェンス侵害ベースの異常がウェアラブルデバイス120のユーザに発生している可能性が高いかどうかを決定することによって方法500を開始することを含む。いくつかの実施形態では、方法500は、ウェアラブルデバイス120が、オンボードAlプロセスの使用を控え、位置情報が、ウェアラブルデバイス120があらかじめ構成されたジオフェンス位置の内側にあることを示すか外側にあることを示すかを決定することによって、ジオフェンス侵害ベースの異常がウェアラブルデバイス120のユーザに発生している可能性が高いかどうかを決定することを含むことができる。いくつかの実施形態では、ジオフェンス侵害ベースの異常が発生している可能性が低い場合、方法500は、クラウドサーバ122がステップ504および506を実行し続けることを含むことができる。しかしながら、ジオフェンス侵害ベースの異常が発生している可能性が高いとき、方法500は、クラウドサーバ122がジオフェンス侵害ベースの異常の指示をクラウドサーバ122に送信することを含むことができる。
【0050】
次に
図17~
図18を参照すると、クラウドサーバ122によって実行される方法500の部分が示されている。
図17に見られるように、ウェアラブルデバイス120からジオフェンス侵害に基づく異常の指示を受信した後、方法500は、508および510のように、クラウドサーバ122が、位置センサ126Fからウェアラブルデバイス120の位置情報、複数のセンサ126からの他のデータ、および通知デバイス24の登録デバイスの位置データを受信することを含むことができる。いくつかの実施形態では、登録デバイスは、ウェアラブルデバイス120のユーザの保護者に属し得る。さらに、いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122は、位置センサ126Fからのウェアラブルデバイス120の位置情報、および複数のセンサ126からの他のデータをウェアラブルデバイス120に要請し、または要求することができる。同様に、いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122は、登録デバイスの位置データを登録デバイスに要請または要求することができる。
【0051】
ウェアラブルデバイス120および登録デバイスからデータを受信した後、方法500は、512のように、クラウドサーバ122が、登録デバイスがジオフェンス位置の外側にもあるかどうかを決定することを含むことができる。登録デバイスがジオフェンス位置の外側にないとき、方法500は、514のように、クラウドサーバ122が、ジオフェンス侵害ベースの異常を通知デバイス124に通知するために、通知デバイス124内の登録デバイスにレベル1または情報アラートを送信することを含むことができる。ステップ512および514と並行して、方法500は、516および518のように、クラウドサーバ122が、ジオフェンス危険予測サブプロセスを呼び出し、その出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが危険な状態にあるかどうかを予測および/または決定することを含むことができる。
図18に見られるように、ジオフェンス危険予測サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが危険な状態にないことを示すとき、方法500は、520および521のように、クラウドサーバ122が、登録デバイスを含む通知デバイス124にオールクリア警告または通知を送信し、次いで、方法500を終了することを含むことができる。
【0052】
図18に見られるように、ジオフェンス危険予測サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが危険な状態にあることを示すとき、方法500は、522のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にウェアラブルデバイス120のユーザの現在の位置に基づく危険を通知するために、通知デバイス124内の一次および二次デバイスにレベル2または警告アラートを送信することを含むことができる。ステップ522と並行して、方法500は、524および526のように、クラウドサーバ122が、Alボットプロセスを呼び出し、その出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザがジオフェンス侵害ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることをAlボットプロセスの出力が示すとき、方法500は、520および521のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法500を終了することを含むことができる。
【0053】
さらに、ステップ522および524と並行して、方法500は、530のように、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータを解析するために装着者状態評価サブプロセスを呼び出すことを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法500は、クラウドサーバ122が装着者状態評価サブプロセスによって解析されたデータにAlボットプロセスからのネガティブな出力を含めることを含むことができる。しかしながら、
図18に示されるようないくつかの実施形態では、方法500は、Alボットプロセスがネガティブな出力を生成するとき、装着者状態評価サブプロセスによって解析されたデータにAlボットプロセスからのネガティブな出力を含めず、単に本明細書に記載されるステップ534および540に進むことを含むことができる。次に、方法500は、532のように、装着者状態評価サブプロセスの出力を使用して、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定する(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザがジオフェンス侵害ベースの危険を経験しているかどうかを決定する)ことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であることを装着者状態評価サブプロセスの出力が示すとき、方法500は、520および521のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124にオールクリアアラートまたは通知を送信し、次いで、方法500を終了することを含むことができる。
【0054】
しかしながら、装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示す(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザがジオフェンス侵害ベースの危険を経験している可能性が高い)とき、方法500は、534および536のように、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からのデータの変化に基づいて、任意の変化についてウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を監視するために(例えば、ジオフェンス侵害ベースの危険がより深刻になるかあまり深刻ではなくなるかを決定するために)、装着者状態評価サブプロセスを実行することを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態が低下しているまたは悪化していることを装着者状態評価サブプロセスが示すとき、方法500は、538および521のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザによって経験されているジオフェンス侵害ベースの危険の悪化の両方を通知するレベル4のアラートまたは通知を、通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、次いで方法500を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法500は、クラウドサーバ122が、関連する緊急サービスプロバイダに連絡するためにAlボットプロセスを呼び出すことを含むことができる。
【0055】
加えて、ステップ530からの装着者状態評価サブプロセスの出力が、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないことを示すとき、方法500は、540および542のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザが経験しているジオフェンス侵害ベースの危険の現在の状態を文書化したレベル3のアラートを通知デバイス124に送り、通知デバイス124のうちの1つ以上から肯定応答が受信されたかどうかを決定することを含むことができる。通知デバイス124から肯定応答が受信されないとき、方法500は、538および521のように、クラウドサーバ122が、レベル4のアラートまたは通知を通知デバイス124および/または関連する緊急サービスプロバイダに送信し、方法500を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、通知デバイス124から肯定応答が受信されると、方法500は、521のように、クラウドサーバ122が方法500を終了することを含むことができる。いくつかの実施形態では、方法500は、クラウドサーバ122が通知デバイス124のうちの1つから肯定応答を受信した後であっても、ステップ426~430のように、クラウドサーバ122が、ジオフェンス侵害ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を監視し続けることを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、方法500は、ステップ426~430のように、クラウドサーバ122が、装着者状態評価サブプロセスによって解析された複数のセンサ126の現在値が、ウェアラブルデバイス120のユーザがもはやジオフェンス侵害ベースの危険を経験していないことを示すまで、ジオフェンス侵害ベースの危険の重大度の変化についてウェアラブルデバイスのユーザの現在の状態を監視することを含むことができる。
【0056】
クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述された方法500のステップのうちの1つ以上がウェアラブルデバイス120によって代わりに実行され、ウェアラブルデバイス120によって実行されるものとして上述された方法500のステップのうちの1つ以上がクラウドサーバ122によって代わりに実行される追加の実施形態が企図されることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、
図16に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、ウェアラブルデバイス120ではなくクラウドサーバ122によって実行され得、
図17~
図18に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、クラウドサーバ122ではなくウェアラブルデバイス120上で実行され得る。
【0057】
図19は、開示された実施形態による、ジオフェンス侵害ベース危険検出方法500のジオフェンス危険検出サブプロセス600を示す。
図19に見られるように、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、602および604のように、クラウドサーバ122が、プロセスを開始し、ウェアラブルデバイス120の現在位置を取得することを含むことができる。いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス120の現在位置を取得することは、クラウドサーバが、位置センサ126Fから全地球測位システム座標を取得することを含むことができる。次に、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、606のように、クラウドサーバ122が、通知デバイス124の登録デバイス(例えば、ウェアラブルデバイス120のユーザの保護者に関連付けられたデバイス)の位置データを取得することを含むことができる。
【0058】
関連する位置情報を取得した後、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、607のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120の現在位置に最も近い安全位置を識別することを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、最も近い安全位置は、ウェアラブルデバイス120のユーザに関連付けられた自宅、またはウェアラブルデバイス120のユーザの保護者の位置(例えば、通知デバイス124の登録デバイスの位置)のうちの1つを含むことができる。次に、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、608および610のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120の現在位置と最も近い安全位置との間の距離を識別することと、612および614のように、ウェアラブルデバイスの位置または最も近い安全位置に近接する任意の以前にマークされた危険位置をメモリデバイスから取得することとを含むことができる。いくつかの実施形態では、以前にマークされた危険位置は、道路/高速道路、水域、溝、または当技術分野で知られているような他の安全でない場所を含むことができる。
【0059】
次に、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、クラウドサーバ122が、616、618、620、および622のように、ウェアラブルデバイス120のユーザが移動しているかどうか、およびウェアラブルデバイス120のユーザが最も近い安全位置から遠ざかっているかどうかを決定することを含むことができる。ウェアラブルデバイス120のユーザが移動していない、および/または最も近い安全位置から遠ざかっていないとき、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、クラウドサーバ122がステップ604~622を実行し続けることを含むことができる。しかしながら、ウェアラブルデバイス120のユーザが移動していない、および/または最も近い安全位置から遠ざかっていないとき、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、624のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザが以前にマークされた危険位置のいずれかに向かって移動しているかどうかを決定することを含むことができる。いくつかの実施形態では、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザが以前にマークされた危険位置のうちの1つ以上に到達するのにかかるおおよその時間長を予測し、通知デバイス124に送られる通知のいずれかにおおよその時間長を含めることを含むことができる。最後に、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、626のように、クラウドサーバ122が、サブプロセス600を終了し、その出力を使用して、
図16~
図18に示す方法500のステップ516および518のように、ウェアラブルデバイス120のユーザが危険な状態にあるかどうかを予測および/または決定することを含むことができる。
【0060】
いくつかの実施形態では、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120またはそれに関連付けられたドローン上のカメラからのリアルタイムのビデオフィードを使用して、以前にマークされた危険位置および/または最も近い安全位置に対するウェアラブルデバイス120のユーザの動きを予測することができることを含むことができる。さらに、いくつかの実施形態では、ジオフェンス危険検出サブプロセス600は、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイスのユーザのルーチンの活動および位置を学習し、ジオフェンス侵害の危険が発生しているかどうかを評価するとき、それらの学習された活動および位置を考慮することを含むことができる。
【0061】
クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述したジオフェンス危険検出サブプロセス600のステップのうちの1つ以上が、代わりにウェアラブルデバイス120によって実行される、追加の実施形態が企図されることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、
図19に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、クラウドサーバ122ではなくウェアラブルデバイス120によって実行され得る。
【0062】
図20は、クラウドサーバ122がウェアラブルデバイス120から異常状態のうちの1つの指示を受信した後、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定するために、方法200~500において使用されるAlボットプロセス700の実施形態を示す。
図20に見られるように、いくつかの実施形態では、Alボットプロセス700は、704のように、クラウドサーバ122が、Alボットプロセス700を開始し、ウェアラブルデバイス120上のマイクロフォン132を含む音声サービスサブシステム144およびオーディオ出力サブシステム146にアクセスして、ウェアラブルデバイス120のユーザとのオーディオダイアログセッションを開始することを含むことができる。いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122とウェアラブルデバイス120との間の音声接続は、直接通信チャネルを含むことができる。次いで、Alボットプロセス700は、706のように、クラウドサーバ122が、ウェアラブルデバイス120のユーザについての応答が受信されたかどうかを決定することを含むことができる。応答が受信されていないとき、Alボットプロセス700は、708および710のように、クラウドサーバ122が締め切り時間に達したかどうかを決定することを含むことができる。いくつかの実施形態では、Alボットプロセス700は、クラウドサーバ122が、締め切り時間の満了前にウェアラブルデバイス120のユーザから受信された任意の応答を記録することを含むことができる。締め切り時間に達していないとき、Alボットプロセス700は、クラウドサーバ120がステップ706~710を実行し続けることを含むことができる。
【0063】
しかしながら、締め切り時間に達したとき、および/または締め切り時間内にユーザによって応答が受信されたとき、Alボットプロセス700は、712のように、クラウドサーバ122がAlボットプロセス700を終了し、その出力を使用して、方法200~500に関連して説明されたように、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうかを決定することを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、クラウドサーバ122は、(1)締め切り時間内に肯定応答が受信されたとき、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であると結論付けることができ、(2)締め切り時間内に否定応答が受信されたとき、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫でないと結論付けることができ、(3)締め切り時間内に応答が受信されなかったという事実を装着者状態評価サブプロセスによって解析されたデータに組み込むことができる。いくつかの実施形態では、Alボットプロセス700は、クラウドサーバ122が、締め切り時間の満了前にウェアラブルデバイス120のユーザから受信された任意の応答を記録することを含むことができる。また、いくつかの実施形態では、方法200~500は、クラウドサーバ122が、本明細書で説明する装着者状態評価サブプロセスを使用するなど、1つ以上の他のプロセスを通して同様のことを決定したとき、ウェアラブルデバイス120のユーザが安定状態にあることを確認するために、Alボットプロセス700を呼び出すことを含むことができることにも留意されたい。
【0064】
クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述したAIボットプロセス700のステップのうちの1つ以上が、代わりにウェアラブルデバイス120によって実行される、追加の実施形態が企図されることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、
図20に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、クラウドサーバ122ではなくウェアラブルデバイス120によって実行され得る。
【0065】
図21は、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうか、および/またはウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態が悪化しているかどうかを決定するために、方法200~500に関連して使用される、装着者状態評価サブプロセス800の一実施形態を示す。
図21に見られるように、装着者状態評価サブプロセス800は、804および806のように、クラウドサーバ122が、複数のセンサ126からデータを取得し、適切なAlモデルを用いてデータを解析して、ウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態を評価することを含むことができる。次いで、装着者状態評価サブプロセス800は、808のように、クラウドサーバ122が、現在の状態を再度チェックするかどうかを決定することを含むことができる。クラウドサーバが、現在の状態を再度チェックしないことを決定するとき、装着者状態評価サブプロセス800は、810および812のように、クラウドサーバ122が、現在の状態が良好であるか、不良であるか、最後のチェック以降改善されたか、または最後のチェックから悪化しているかを決定し、次いで、装着者状態評価サブプロセス800を終了することを含むことができる。方法200~500に関連して本明細書で説明されるように、クラウドサーバ122は、ウェアラブルデバイス120のユーザが大丈夫であるかどうか、および/またはウェアラブルデバイス120のユーザの現在の状態が悪化しているかどうかを判断するために、現在の状態が良好であるか、不良であるか、最後のチェック以降に改善されたか、または最後のチェックから悪化しているかの決定を使用することができる。
【0066】
クラウドサーバ122によって実行されるものとして上述した装着者状態評価サブプロセス800のステップのうちの1つ以上が、代わりにウェアラブルデバイス120によって実行される、追加の実施形態が企図されることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態では、
図21に示され、それに関して説明されるステップのうちの1つ以上は、クラウドサーバ122ではなくウェアラブルデバイス120によって実行され得る。
【0067】
いくつかの実施形態では、本明細書で説明する様々なあらかじめ構成された設定およびプロセスは、クラウドサーバ122および/またはウェアラブルデバイス120に結合されたユーザインターフェースを介して修正することができる。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、登録デバイスなどの通知デバイス124のうちの1つに表示されるモバイルアプリケーションであり得る。さらに、いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、
図22~
図24に示すようなウェアラブルデバイス120に関する情報を文書化するための1つ以上のページを含むことができる。例えば、
図22は、クラウドサーバ122によって送られたアラート通知の履歴を文書化したユーザインターフェース画面を示す。さらに、
図22~
図23は、本明細書に記載のジオフェンス侵害ベースの危険の検出に関連して使用されるユーザインターフェース画面を示す。特に、
図22は、ダッシュボードユーザインターフェース画面を示し、
図23は、クリティカルまたはレベル4のアラート通知の画面を示す。ウェアラブルデバイス120およびクラウドサーバ122によって監視される他の異常状態または危険に関連して使用するために、同様のユーザインターフェース画面が企図されることを理解されたい。
【0068】
いくつかの実装形態を上記で詳細に説明したが、他の修正も可能である。例えば、他の構成要素が記載されたシステムに追加されるか、またはシステムから削除されてもよく、他の実施形態は本発明の範囲内であり得る。
【0069】
以上から、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、多数の変形および修正が影響を受け得ることが観察されよう。本明細書に記載される特定のシステムまたは方法に関する限定は、意図されたものでも推論されるべきものでもないことを理解されたい。もちろん、本発明の趣旨および範囲に含まれるすべて修正を包含することが意図される。
【国際調査報告】