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特表2023-554177心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-26
(54)【発明の名称】心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/256 20210101AFI20231219BHJP
   A61B 5/273 20210101ALI20231219BHJP
   A61B 5/332 20210101ALI20231219BHJP
   A61B 5/282 20210101ALI20231219BHJP
   A61B 5/308 20210101ALI20231219BHJP
【FI】
A61B5/256 220
A61B5/273
A61B5/332
A61B5/282
A61B5/308
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558922
(86)(22)【出願日】2021-06-29
(85)【翻訳文提出日】2023-06-12
(86)【国際出願番号】 CN2021103170
(87)【国際公開番号】W WO2022246947
(87)【国際公開日】2022-12-01
(31)【優先権主張番号】202110586314.4
(32)【優先日】2021-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523222714
【氏名又は名称】中国人民解放▲軍▼▲総▼医院第二医学中心
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】曹 ▲豊▼
(72)【発明者】
【氏名】王 慧泉
(72)【発明者】
【氏名】曹 瑞▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲亜▼斌
(72)【発明者】
【氏名】苗 佳良
【テーマコード(参考)】
4C127
【Fターム(参考)】
4C127AA02
4C127BB03
4C127FF01
4C127FF02
4C127JJ03
4C127LL08
4C127LL13
(57)【要約】
心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法を提供する。
心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法であり、システムは、人体のアナログ心電信号を収集するために用いられ、フレキシブルデバイス及びフレキシブルデバイスに印刷された10個の導電性電極(2)からなる収集ユニットと、導電性電極(2)に接続され、アナログ心電信号を処理して出力するために用いられる制御ユニットと、制御ユニットに接続され、制御ユニットから出力した信号を受信して表示するために用いられる表示ユニットとを含む。フレキシブルデバイス上に導電性電極(2)が印刷された収集ユニットを心電信号の収集キャリアとして使用し、導電性電極(2)を一度にすべて所定の位置に配置することにより、心電信号収集の利便性を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
心電収集システムであって、
人体のアナログ心電信号を収集するために用いられ、フレキシブルデバイス及び前記フレキシブルデバイスに印刷された10個の導電性電極を含む収集ユニットと、
前記導電性電極に接続され、前記アナログ心電信号を処理して出力するために用いられる制御ユニットと、
前記制御ユニットに接続され、前記制御ユニットから出力した信号を受信し、心電データを表示するために用いられる表示ユニットとを含むことを特徴とする心電収集システム。
【請求項2】
前記収集ユニットは誘導回路をさらに含み、前記誘導回路は前記フレキシブルデバイスに印刷され、前記導電性電極は前記誘導回路を介して前記制御ユニットに接続されることを特徴とする請求項1に記載の心電収集システム。
【請求項3】
前記制御ユニットは、信号処理モジュール、アナログ・デジタル変換モジュール、制御モジュール、無線伝送モジュール及び電源モジュールを含み、
前記信号処理モジュールは、予備メスコネクタが設置されており、前記誘導回路に接続され、前記アナログ心電信号に混在しているノイズをフィルタリングによって除去するために用いられ、
前記アナログ・デジタル変換モジュールは、前記信号処理モジュールに接続され、ノイズがフィルタリングによって除去されたアナログ心電信号をデジタル心電信号に変換するために用いられ、
前記制御モジュールは、前記アナログ・デジタル変換モジュールに接続され、前記デジタル心電信号を受信して記憶及び伝送し、前記無線伝送モジュール及び前記表示ユニットがロジックに従って動作することを保証するために用いられ、
前記無線伝送モジュールは、前記制御モジュールに接続され、前記制御モジュールの指令を受信した後に前記デジタル心電信号をパッケージしてクラウドに伝送するために用いられ、前記表示ユニットはネットワークプロトコルを介して前記クラウドにアクセスし、前記クラウドにおけるデジタル心電信号をリアルタイムで表示し、
前記電源モジュールは、それぞれ前記信号処理モジュール、前記アナログ・デジタル変換モジュール、前記制御モジュール及び前記無線伝送モジュールに接続され、前記信号処理モジュール、前記アナログ・デジタル変換モジュール、前記制御モジュール及び前記無線伝送モジュールに動作電圧及び電流を供給するために用いられることを特徴とする請求項2に記載の心電収集システム。
【請求項4】
前記表示ユニットはモバイル端末であることを特徴とする請求項3に記載の心電収集システム。
【請求項5】
前記フレキシブルデバイスは使い捨ての医療用ゴム手袋であり、前記使い捨ての医療用ゴム手袋の底部に予備オスコネクタが設置されており、各前記導電性電極は前記誘導回路を介して前記オスコネクタに引き出され、前記オスコネクタは前記メスコネクタに接続されることを特徴とする請求項3に記載の心電収集システム。
【請求項6】
半円状弧形の腕輪をさらに含み、前記制御ユニットは前記半円状弧形の腕輪に設置されることを特徴とする請求項5に記載の心電収集システム。
【請求項7】
フレキシブル回路基板をさらに含み、前記制御ユニットは前記フレキシブル回路基板上に集積され、前記フレキシブル回路基板は前記半円状弧形の腕輪の内部に配置されることを特徴とする請求項6に記載の心電収集システム。
【請求項8】
前記半円状弧形の腕輪は長軸に沿ってリングに曲げられた薄い鋼板で製造され、前記薄い鋼板はシリカゲルで包まれ、前記半円状弧形の腕輪の一端に包帯が設けられ、前記包帯にループ面マジックテープ(登録商標)が設けられ、前記半円状弧形の腕輪の他端にフック面マジックテープ(登録商標)が設けられ、前記ループ面マジックテープ(登録商標)は前記フック面マジックテープ(登録商標)に粘着され、前記信号処理モジュール上のメスコネクタは前記半円状弧形の腕輪の外表面まで延びており、着用時、前記半円状弧形の腕輪上のフレキシブル回路基板は手のひら側にあり、前記半円状弧形の腕輪の開口部は手の甲側にあることを特徴とする請求項7に記載の心電収集システム。
【請求項9】
心電収集システムの製造方法であって、請求項5に記載の収集ユニットを製造するために用いられ、前記製造方法は、
手袋輪郭、電極輪郭、回路輪郭及びオスコネクタ輪郭を含むテンプレート図を描くことと、
前記テンプレート図に基づいて、印刷面に前記手袋輪郭を含む手袋領域、前記電極輪郭を含む電極領域、前記回路輪郭を含む回路領域及び前記オスコネクタ輪郭を含むオスコネクタ領域を含むスクリーン金型を製造することと、
前記電極領域、前記回路領域及び前記オスコネクタ領域を除く前記スクリーン金型の印刷面に感光性接着剤を塗布することと、
前記印刷面の下面に使い捨ての医療用ゴム手袋を前記手袋領域に固定し、前記スクリーン金型の非印刷面に導電性材料を注ぎ、手動スクレーパーで導電性材料を前記電極領域、前記回路領域及び前記オスコネクタ領域にわたってこすることで、前記導電性材料がメッシュを通して前記使い捨ての医療用ゴム手袋に浸透して、導電性電極、誘導回路及びオスコネクタを得ることと、
前記誘導回路に絶縁材料を塗布することとを含むことを特徴とする心電収集システムの製造方法。
【請求項10】
心電収集方法であって、請求項8に記載の心電収集システムに用いられ、前記収集方法は、
導電性電極、誘導回路及びオスコネクタが印刷された使い捨ての医療用ゴム手袋を使用者の右手の手のひらに着用することと、
制御ユニットが設置された半円状弧形の腕輪を前記使用者の手首に固定し、手袋上の予備オスコネクタを制御ユニットのメスコネクタに挿入することと、
制御ユニットの電源をオンにして、前記導電性電極を前記制御ユニットと導通させることと、
前記右手の手のひらを胸の前の指定された位置に置き、測定された心電信号を表示ユニットを介して表示することとを含むことを特徴とする心電収集方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全誘導心電信号収集の技術分野に関し、特に、心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
12誘導心電図は、心血管疾患の臨床診断の重要な根拠であり、その配置位置も国際通用の人体の解剖学的位置である。12誘導心電の測定には専門家が電極パッドを貼る必要があり、誘導線が非常に多くて複雑で、救急場合の操作には非常に不便である。
【0003】
現在、特許文献1には、手袋をキャリアとして手のひら心電を収集し、全誘導心電に必要な10個の電極を迅速かつ正確に位置決めすることができ、救急場合において重要な意味を持っている全誘導心電信号の迅速測定装置が提案されている。しかし、該測定装置の収集電極は織物電極であり、繰り返し使用できるが、使用回数が増えると電極の表面にはほこりや汗などの除去しにくい汚れが徐々に付着し、心電収集効果に深刻な影響を与え、かつ電極の交換が不便である。使い捨ての電極パッドに変更すると、電極パッドの引き伸ばし効果が損なわれ、電極パッドを1つずつ交換するのに時間がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】中国特許出願公開第111134657号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上を鑑みて、本発明は、フレキシブルデバイスに導電性電極が印刷された収集ユニットを心電信号の収集キャリアとして使用し、導電性電極を一度にすべて所定の位置に配置することにより、心電信号収集の利便性を向上させる、心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の解決手段を提供する。
【0007】
心電収集システムであって、
人体のアナログ心電信号を収集するために用いられ、フレキシブルデバイス及び前記フレキシブルデバイスに印刷された10個の導電性電極を含む収集ユニットと、
前記導電性電極に接続され、前記アナログ心電信号を処理して出力するために用いられる制御ユニットと、
前記制御ユニットに接続され、前記制御ユニットから出力した信号を受信し、心電データを表示するために用いられる表示ユニットとを含む。
【0008】
好ましくは、前記収集ユニットは誘導回路をさらに含み、前記誘導回路は前記フレキシブルデバイスに印刷され、前記導電性電極は前記誘導回路を介して前記制御ユニットに接続される。
【0009】
好ましくは、前記制御ユニットは、信号処理モジュール、アナログ・デジタル変換モジュール、制御モジュール、無線伝送モジュール及び電源モジュールを含み、
前記信号処理モジュールは、予備メスコネクタが設置されており、前記誘導回路に接続され、前記アナログ心電信号に混在しているノイズをフィルタリングによって除去するために用いられ、
前記アナログ・デジタル変換モジュールは、前記信号処理モジュールに接続され、ノイズがフィルタリングによって除去されたアナログ心電信号をデジタル心電信号に変換するために用いられ、
前記制御モジュールは、前記アナログ・デジタル変換モジュールに接続され、前記デジタル心電信号を受信して記憶及び伝送し、前記無線伝送モジュール及び前記表示ユニットがロジックに従って動作することを保証するために用いられ、
前記無線伝送モジュールは、前記制御モジュールに接続され、前記制御モジュールの指令を受信した後に前記デジタル心電信号をパッケージしてクラウドに伝送するために用いられ、前記表示ユニットはネットワークプロトコルを介して前記クラウドにアクセスし、前記クラウドにおけるデジタル心電信号をリアルタイムで表示し、
前記電源モジュールは、それぞれ前記信号処理モジュール、前記アナログ・デジタル変換モジュール、前記制御モジュール及び前記無線伝送モジュールに接続され、前記信号処理モジュール、前記アナログ・デジタル変換モジュール、前記制御モジュール及び前記無線伝送モジュールに動作電圧及び電流を供給するために用いられる。
【0010】
好ましくは、前記表示ユニットはモバイル端末である。
【0011】
好ましくは、前記フレキシブルデバイスは使い捨ての医療用ゴム手袋であり、前記使い捨ての医療用ゴム手袋の底部に予備オスコネクタが設置されており、各前記導電性電極は前記誘導回路を介して前記オスコネクタに引き出され、前記オスコネクタは前記メスコネクタに接続される。
【0012】
好ましくは、半円状弧形の腕輪をさらに含み、前記制御ユニットは前記半円状弧形の腕輪に設置される。
【0013】
好ましくは、フレキシブル回路基板をさらに含み、前記制御ユニットは前記フレキシブル回路基板上に集積され、前記フレキシブル回路基板は前記半円状弧形の腕輪に配置される。
【0014】
好ましくは、前記半円状弧形の腕輪は長軸に沿ってリングに曲げられた薄い鋼板で製造され、前記薄い鋼板はシリカゲルで包まれ、前記半円状弧形の腕輪の一端に包帯が設けられ、前記包帯にループ面マジックテープ(登録商標)が設けられ、前記半円状弧形の腕輪の他端にフック面マジックテープ(登録商標)が設けられ、前記ループ面マジックテープ(登録商標)は前記フック面マジックテープ(登録商標)に粘着され、前記信号処理モジュール上のメスコネクタは前記半円状弧形の腕輪の外表面まで延びており、着用時に、前記半円状弧形の腕輪上のフレキシブル回路基板は手のひら側にあり、前記半円状弧形の腕輪の開口部は手の甲側にある。
心電収集システムの製造方法であって、心電収集システムを製造するために用いられ、前記製造方法は、
手袋輪郭、電極輪郭、回路輪郭及びオスコネクタ輪郭を含むテンプレート図を描くことと、
前記テンプレート図に基づいて、印刷面に前記手袋輪郭を含む手袋領域、前記電極輪郭を含む電極領域、前記回路輪郭を含む回路領域及び前記オスコネクタ輪郭を含むオスコネクタ領域を含むスクリーン金型を製造することと、
前記電極領域、前記回路領域及び前記オスコネクタ領域を除く前記スクリーン金型の印刷面に感光性接着剤を塗布することと、
前記印刷面の下面に使い捨ての医療用ゴム手袋を前記手袋領域に固定し、前記スクリーン金型の非印刷面に導電性材料を注ぎ、手動スクレーパーで導電性材料を前記電極領域、前記回路領域及び前記オスコネクタ領域にわたってこすることで、前記導電性材料がメッシュを通して前記使い捨ての医療用ゴム手袋に浸透して、導電性電極、誘導回路及びオスコネクタを得ることと、
前記誘導回路に絶縁材料を塗布することとを含む。
【0015】
心電収集方法であって、心電収集システムに適用され、前記収集方法は、
導電性電極、誘導回路及びオスコネクタが印刷された使い捨ての医療用ゴム手袋を使用者の右手の手のひらに着用することと、
制御ユニットが設置された半円状弧形の腕輪を前記使用者の手首に固定し、手袋上の予備オスコネクタを制御ユニットのメスコネクタに挿入することと、
制御ユニットの電源をオンにして、前記導電性電極を前記制御ユニットと導通させることと、
前記右手の手のひらを胸の前の指定された位置に置き、測定された心電信号を表示ユニットを介して表示することとを含む。
【発明の効果】
【0016】
本発明が提供する具体的な実施例によれば、本発明は以下の技術的効果を開示する。
【0017】
本発明は心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法を開示し、システムは、人体のアナログ心電信号を収集するために用いられ、フレキシブルデバイス及び前記フレキシブルデバイスに印刷された10個の導電性電極を含む収集ユニットを含む。本発明は、フレキシブルデバイス上に導電性電極が印刷された収集ユニットを心電信号の収集キャリアとして使用し、毎回の測定前に収集キャリアを交換し、導電性電極を一度にすべて所定の位置に配置し、電極パッドを1つずつ交換する煩雑な操作を省き、心電信号収集の利便性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明の実施例又は従来技術の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下に実施例で使用する必要のある図面を簡単に説明し、明らかに、以下の説明における図面は本発明の一部の実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働をすることなく、これらの図面に基づいて他の図面に取得することができる。
図1】本発明の実施例1が提供する導電性電極及び誘導回路が印刷された使い捨ての医療用ゴム手袋の構造図である。
図2】本発明の実施例1が提供するハードウェア回路のフレキシブル基板の概略図である。
図3】本発明の実施例1が提供する半円状弧形の腕輪の概略図である。
図4】本発明の実施例1が提供する腕輪の背面図である。
図5】本発明の実施例1が提供する腕輪の前面図である。
図6】本発明の実施例2が提供する製造方法のフローチャートである。
図7】本発明の実施例2が提供するスクリーン版の概略図である。
図8】本発明の実施例3が提供する収集方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施例における図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決手段を明確かつ完全に説明し、明らかに、説明した実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をせずに取得したすべての他の実施例は、いずれも本発明の技術的範囲に属する。
【0020】
本発明は、フレキシブルデバイスに導電性電極が印刷された収集ユニットを心電信号の収集キャリアとして使用し、導電性電極を一度にすべて所定の位置に配置することにより、心電信号収集の利便性を向上させる、心電収集システム、収集方法及び心電収集システムの製造方法を提供することを目的とする。
【0021】
本発明の上記目的、特徴及び利点をより明らかで分かりやすくするために、以下、図面及び具体的な実施形態を参照して、本発明をさらに詳しく説明する。
【実施例1】
【0022】
本実施例は、心電収集システムを提供し、収集ユニット、制御ユニット及び表示ユニットを含む。
【0023】
収集ユニットは人体のアナログ心電信号を収集するために用いられるものである。前記収集ユニットは、10個の導電性電極2、前記導電性電極2に接続された誘導回路3及びフレキシブルデバイスからなり、前記導電性電極2及び前記誘導回路3は前記フレキシブルデバイスに印刷される。
【0024】
制御ユニットは前記誘導回路3を介して前記導電性電極2に接続され、前記アナログ心電信号を処理及び出力するために用いられるものである。
【0025】
表示ユニットは前記制御ユニットに接続され、前記制御ユニットから出力した信号を受信し、心電データを表示するために用いられるものである。
【0026】
好ましくは、前記制御ユニットは、信号処理モジュール6、アナログ・デジタル変換モジュール7、制御モジュール8、無線伝送モジュール9及び電源モジュール10を含む。
【0027】
信号処理モジュール6は、予備メスコネクタ5が設置されており、前記誘導回路3に接続され、前記アナログ心電信号に混在しているノイズをフィルタリングによって除去するために用いられるものである。
【0028】
アナログ・デジタル変換モジュール7は、前記信号処理モジュール6に接続され、ノイズがフィルタリングによって除去されたアナログ心電信号をデジタル心電信号に変換するために用いられるものである。
【0029】
制御モジュール8は、前記アナログ・デジタル変換モジュール7に接続され、前記デジタル心電信号を受信して記憶及び伝送し、前記無線伝送モジュール9及び前記表示ユニットがロジックに従って動作することを保証するために用いられるものである。
【0030】
無線伝送モジュール9は、前記制御モジュール8に接続され、前記制御モジュールの指令を受信した後に前記デジタル心電信号をパッケージしてクラウドに伝送するために用いられるものである。
【0031】
電源モジュール10は、それぞれ前記信号処理モジュール6、前記アナログ・デジタル変換モジュール7、前記制御モジュール8及び前記無線伝送モジュール9に接続され、各モジュールに動作電圧及び電流を供給するために用いられるものである。
【0032】
具体的には、電源モジュール10によって異なるモジュールに供給される電圧は、完全に同じではない。
【0033】
好ましくは、前記フレキシブルデバイスは使い捨ての医療用ゴム手袋1であり、前記使い捨ての医療用ゴム手袋1の底部に予備オスコネクタ4が設置されており、各前記導電性電極2は前記誘導回路3を介して前記オスコネクタ4に引き出され、前記オスコネクタ4は前記メスコネクタ5に接続される。
【0034】
図1は、本発明の実施例1が提供する導電性電極及び誘導回路が印刷された使い捨ての医療用ゴム手袋の構造図であり、本実施例で使用される電極の数は10であり、図1に示すように、前記使い捨ての医療用ゴム手袋1上に10個の電極が分布しており、各電極は電極の中心から引き出された対応する誘導回路3があり、手袋の底部に収束して予備オスコネクタ4が形成されている。
【0035】
使い捨ての医療用ゴム手袋1上の予備オスコネクタ4の部分は柔らかくて壊れやすいため、予備オスコネクタ4の抜挿を容易にするために、本実施例はオスコネクタ4の背面に厚さ0.6mmの補強材料を貼り付ける。
【0036】
図2は本発明の実施例1が提供するハードウェア回路のフレキシブル基板の概略図であり、図2に示すように、前記信号処理モジュール6の入り口に予備メスコネクタ5が設置されており、手袋の底部の予備オスコネクタ4は該メスコネクタ5に挿入され、フロントエンドアナログ信号とバックエンド回路の接続を実現できる。また、信号処理モジュール6はアナログハイパスフィルタ、アナログローパスフィルタ及びアナログバンドトラップフィルタをさらに含む。収集されたアナログ信号は、最初にハイパスフィルタによって低周波ノイズ(例えば呼吸波など)をフィルタリングによって除去し、心電信号のベースラインを矯正し、次に、ローパスフィルタによって高周波ノイズ(例えば筋電波など)をフィルタリングによって除去し、潜在的な周波数エイリアシングを除去し、最後に、50Hzノッチフィルタによって商用電源周波数干渉を除去し、ベースラインが太くなることを改善する。
【0037】
具体的には、前記アナログハイパスフィルタはバターワース型であり、通過帯域カットオフ周波数は100Hzであり、阻止帯域カットオフ周波数は0.05Hzであり、通過帯域最大減衰は1dBであり、阻止帯域最小減衰は15dBである。
【0038】
任意選択で、前記アナログローパスフィルタはバターワース型であり、通過帯域カットオフ周波数は80Hzであり、阻止帯域カットオフ周波数は100Hzであり、通過帯域最大減衰は1dBであり、阻止帯域最小減衰は15dBである。
【0039】
任意選択の実施形態として、前記アナログ・デジタル変換モジュール7は主にADS1298R集積チップを中心に周辺回路設計を展開する。該チップは8チャンネルの同期サンプリングをサポートし、各チャンネルの量子化ビット数は24ビットである。チップの高い集積度と優れる性能により、基板の寸法、電力及び全体的なコストを大幅に削減できる。
【0040】
本実施例では、制御モジュール8は、他のモジュールの秩序ある作業を調整するために用いられる。前記制御モジュール8は、コアマイクロプロセッサコントローラとして、型番STM32F413VGT6の意法半導体(ST)公司の新しいCortex-M4を選択する。前記アナログ・デジタル変換モジュール7は、SPIインタフェースを介して前記制御モジュール8と通信し、制御モジュール8は受信したデータを処理してSDカードに記憶し、無線伝送モジュール9はUARTを介して制御モジュール8と通信し、処理されたデータを送信する。
【0041】
具体的には、前記無線伝送モジュール9は、主にESP8266集積チップを中心に周辺回路設計を展開する。前記無線伝送モジュール9は、アンテナ91を介してローカルエリアネットワークにアクセスした後、TCPプロトコルを介して指定されたサーバに接続することができ、データをサーバクラウドに伝送して、クラウドデータベースに再度記憶してまとめることを容易にする。
【0042】
任意選択で、電源モジュール10はハードウェア回路全体に電圧及び電流を供給するために用いられ、前記電源モジュール10は、3.7Vリチウム電池101を用いてハードウェア回路に給電し、リチウム電池101は、電量が不足になる場合、USBによって充電される。これ以外に、電源モジュール10は異なる電圧安定化チップを介して異なるモジュールに電圧を供給する。
【0043】
具体的には、TPS61024DRCRチップは、制御モジュール8及び無線伝送モジュール9に3V電圧を供給し、LM27761チップはアナログ・デジタル変換モジュール7に-2.5V電圧を供給し、TLV70025DCKRチップはアナログ・デジタル変換モジュール7に2.5V電圧を供給する。
【0044】
好ましくは、前記表示ユニットはネットワークプロトコルを介して前記クラウドにアクセスして、前記クラウドのデジタル心電信号をリアルタイムで表示する。
【0045】
本実施例では、前記表示ユニットはモバイル端末を選択して、サーバからデータをリアルタイムで取得して表示するために用いられる。
【0046】
任意選択で、前記モバイル端末はタブレットであり、タブレットは任意のローカルエリアネットワークに接続されると、ネットワークプロトコルを介してクラウドデータベースにアクセスして、データをタブレットスクリーンに同期に表示することができる。
【0047】
好ましくは、半円状弧形の腕輪12をさらに含み、前記制御ユニットは前記半円状弧形の腕輪12に設置される。
【0048】
前記制御ユニットはフレキシブル回路基板11上に集積され、前記フレキシブル回路基板11は半円状弧形の腕輪12に埋め込まれる。
【0049】
好ましくは、フレキシブル回路基板11をさらに含み、前記制御ユニットは前記フレキシブル回路基板11上に集積され、前記フレキシブル回路基板11は半円状弧形の腕輪12の内部に配置される。
【0050】
好ましくは、前記半円状弧形の腕輪12は長軸に沿ってリングに曲げられた薄い鋼板で製造され、前記薄い鋼板はシリカゲルで包まれ、前記半円状弧形の腕輪12の一端に包帯121が設けられ、前記包帯121上にループ面マジックテープ(登録商標)122が設けられ、前記半円状弧形の腕輪12の他端にフック面マジックテープ(登録商標)123が設けられ、前記ループ面マジックテープ(登録商標)122は前記フック面マジックテープ(登録商標)123に粘着され、前記信号処理モジュール6上のメスコネクタ5は前記半円状弧形の腕輪12の外表面まで延びており、着用時に、前記半円状弧形の腕輪12上のフレキシブル回路基板11は手のひら側にあり、前記半円状弧形の腕輪12の開口部は手の甲側にある。
【0051】
具体的には、前記半円状弧形の腕輪12を着用する箇所は手首が動く関節にちょうど位置せず、その下の部位にあり、手首の正常な動きに影響を与えない。
【0052】
図3は本発明の実施例1が提供する半円状弧形の腕輪の概略図であり、図3に示すように、前記半円状弧形の腕輪12は長さ150mm、幅50mmの薄い鋼板を採用しており、これを鋼板の長軸に沿って半径40mmの円形に曲げてリングにする。鋼板で作られた腕輪はシリカゲルで包まれ、使用者を保護すると同時に腕輪の屈曲性に影響を与えない。図4は、本発明の実施例1が提供する腕輪の背面図であり、図4に示すように、半円状弧形の腕輪12の一側にはループ面包帯121が設けられ、他側にはフック面マジックテープ(登録商標)123が設けられ、ループ面包帯121はフック面マジックテープ(登録商標)123に粘着できるため、腕輪を異なる人の手首に自己適応的に固定する。図5は、本発明の実施例1が提供する腕輪の前面図であり、図5に示すように、心電収集システムのハードウェア回路は腕輪に固定され、前記ハードウェア回路は前記信号処理モジュール6、前記アナログ・デジタル変換モジュール7、前記制御モジュール8、前記無線伝送モジュール9及び前記電源モジュール10からなり、FPCフレキシブル回路基板11上に集積され、腕輪とともに曲げることができる。
【実施例2】
【0053】
図6は、本発明の実施例2が提供する製造方法のフローチャートであり、図6に示すように、本実施例は心電収集システムの製造方法を提供し、ステップ601~ステップ605を含む。
【0054】
ステップ601:導電性電極2、誘導回路3及び使い捨ての医療用ゴム手袋1に基づいて、テンプレート図を描く。前記テンプレート図は、手袋輪郭、電極輪郭、回路輪郭及びオスコネクタ4輪郭を含む。
【0055】
本実施例では、CADソフトウェアを用いて、テンプレート図を描き、前記テンプレート図は、使い捨ての医療用ゴム手袋1(中サイズ)の等比例の輪郭、10個の電極の等比例の輪郭、誘導回路3の等比例の線及び予備オスコネクタ4の等比例の輪郭を含む。
【0056】
具体的には、前記10個の電極の大きさは一致しており、形状はすべて円形で、直径は10mmである。前記予備オスコネクタ4は10個の長方形からなり、各長方形は幅1.3mm、長さ10mmであり、隣接する2つの長方形の中心間距離は2.54mmである。前記使い捨ての医療用ゴム手袋1輪郭の線幅は0.35mmであり、電極輪郭の線幅は0.35mmであり、誘導回路3の線の線幅は1mmであり、予備オスコネクタ4輪郭の線幅は0.35mmである。
【0057】
ステップ602:前記テンプレート図に基づいて、スクリーン金型13を製造する。前記スクリーン金型13の印刷面は、前記手袋輪郭を含む手袋領域、前記電極輪郭を含む電極領域、前記回路輪郭を含む回路領域及び前記オスコネクタ4輪郭を含むオスコネクタ4領域を含む。
【0058】
図7は、本発明の実施例2が提供するスクリーン版の概略図であり、図7に示すように、前記スクリーン金型13の底面はスクリーン版であり、そのうち、スクリーンは、開き目250メッシュのポリエステルスクリーン14を採用する。
【0059】
ステップ603:前記電極領域、前記回路領域及び前記オスコネクタ4領域を除く前記スクリーン金型13の領域に感光性接着剤15を塗布する。
【0060】
具体的には、電極輪郭、誘導回路3及び予備オスコネクタ4輪郭の内容領域を除いて、その他の領域に感光性接着剤15を塗布し、使い捨ての医療用ゴム手袋1輪郭を、感光性接着剤15の色と区別する線で感光性接着剤15にマークを付ける。感光性接着剤15が塗布されたスクリーン領域は、浸透効果がなくなり、半透明になる。
【0061】
ステップ604:前記印刷面の下面に前記使い捨ての医療用ゴム手袋1を前記手袋領域に固定し、前記スクリーン金型13の非印刷面に導電性材料を注ぎ、手動スクレーパーで導電性材料を前記電極領域、前記回路領域及び前記オスコネクタ4領域にわたってこすることで、前記導電性材料がメッシュを通して前記使い捨ての医療用ゴム手袋1に浸透する。
【0062】
具体的には、使い捨ての医療用ゴム手袋1を感光性接着剤15上の手袋輪郭に従って固定し、他面に導電性材料を注ぎ、手動スクレーパーで導電性材料を電極、誘導回路3及び予備オスコネクタ4の領域にわたってこすることで、導電性材料がメッシュを通してゴム手袋に浸透し、印刷プロセスが完了する。前記導電性材料は銀ペーストである。
【0063】
ステップ605:前記回路領域に絶縁材料を塗布して、製造された収集ユニットを得る。
【0064】
具体的には、誘導回路3に絶縁材料を塗布することで、誘導回路3に対して保護と湿潤の役割を果たし、誘導回路3の乾燥や脱落を回避し、使用時に人の汗による妨害を回避することができる。
【0065】
製造された収集ユニットが得られた後、制御ユニットをそれぞれ収集ユニット及び表示ユニットに接続して、心電収集システムを得る。
【実施例3】
【0066】
図8は、本発明の実施例3が提供する収集方法のフローチャートであり、図8に示すように、本実施例は心電収集方法を提供し、ステップ801~ステップ804を含む。
【0067】
ステップ801:導電性電極2、誘導回路3及びオスコネクタ4が印刷された使い捨ての医療用ゴム手袋1を使用者の右手の手のひらに着用する。
【0068】
具体的には、救急時以外であれば、使い捨ての医療用ゴム手袋1の電極位置に粘着液を塗布することで、信号収集に影響を与えることなく、より皮膚に密着させることができる。前記粘着液の溶質は高分子合成ポリマーである。
【0069】
ステップ802:制御ユニットが設置された半円状弧形の腕輪12を前記使用者の手首に固定し、手袋上の予備オスコネクタを制御ユニットのメスコネクタに挿入する。
【0070】
具体的には、前記半円状弧形の腕輪12の着用方式は、手のひら側を上向きにして、腕輪を開口部から上から下に向かって手首に着用して、着用が終わった後、腕輪の開口部は手の甲側にあるべきであり、フレキシブル回路基板11は手のひら側にあるべきである。
【0071】
ステップ803:制御ユニットの電源をオンにして、前記導電性電極2を前記制御ユニットと導通させる。
【0072】
具体的には、電源ボタンを押して収集システムを起動すると、無線伝送モジュール9はローカルエリアネットワークに自動的にアクセスする。初回使用時には、心電収集システムに指定された無線ネットワーク名を配置する必要があり、その後の使用時には、無線伝送モジュール9が指定されたローカルエリアネットワークに自動的にアクセスする。
【0073】
ステップ804:前記手のひらを胸の前の指定された位置に置き、測定された心電信号を表示ユニットを介して表示する。
【0074】
具体的には、使用者の右手の5本の指を広げて胸部の指定された位置に押すと、測定された全誘導心電信号をモバイル端末で観察できる。
【0075】
任意選択で、前記指定された位置は、特許CN111134657Aで言及されている10個の電極の位置である。
【0076】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。
1、使い捨ての医療用ゴム手袋は、収集装置の清潔さと衛生を最大限に保証し、使用された後に医療廃棄物として廃棄され、異なる患者による繰り返し使用による交差感染が回避される。
2、使い捨ての医療用ゴム手袋は手部と緊密に密着するため、手袋上の電極が人体の皮膚と接触した時により自然な曲線弧を有し、電極と皮膚の緊密な接触に役立つ。
3、本発明は、スクリーン版を使用して、導電性電極及び誘導回路付きの使い捨ての医療用ゴム手袋を印刷し、10個の導電性電極を一度にすべて所定の位置に配置し、電極パットを一つずつ交換する面倒な操作を省く。スクリーン版はバッチ印刷をサポートし、製造コストが低く、効率が高い。
4、本発明に記載のハードウェア回路は半円状弧形の腕輪に設置され、ハードウェア回路の予備オスコネクタは使い捨ての医療用ゴム手袋の予備メスコネクタに柔軟に接続することができ、手袋が簡単に交換でき、装置を携帯しやすくなる。
【0077】
本明細書の各実施例は漸進的に説明され、各実施例は他の実施例との相違点を重点的に説明し、各実施例の間の同じ又は類似する部分は互いに参照すればよい。
【0078】
本明細書では、具体的な例を用いて本発明の原理及び実施形態を説明したが、以上の実施例の説明は本発明の方法及びその核心思想を理解するのを助けるためのものに過ぎない。また、当業者にとっては、本発明の思想に基づいて、具体的な実施形態及び応用範囲のいずれも変化できる。要約すると、本明細書の内容は本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
【符号の説明】
【0079】
1 使い捨ての医療用ゴム手袋、2 導電性電極、3 誘導回路、4 オスコネクタ、5 メスコネクタ、6 信号処理モジュール、7 アナログ・デジタル変換モジュール、8 制御モジュール、9 無線伝送モジュール、91 アンテナ、10 電源モジュール、101 リチウム電池、11 フレキシブル回路基板、12 半円状弧形の腕輪、121 包帯、122 ループ面マジックテープ(登録商標)、123 フック面マジックテープ(登録商標)、13 スクリーン金型、14 ポリエステルスクリーン、15 感光性接着剤。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】