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特表2023-554229メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のためのシステム、方法、および媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-27
(54)【発明の名称】メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のためのシステム、方法、および媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04842 20220101AFI20231220BHJP
   G06F 21/31 20130101ALI20231220BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20231220BHJP
   G06F 3/0338 20130101ALI20231220BHJP
   G06F 3/0354 20130101ALI20231220BHJP
   G06F 3/023 20060101ALI20231220BHJP
【FI】
G06F3/04842
G06F21/31
G06F3/0481
G06F3/0338 413
G06F3/0354 453
G06F3/023 420
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023528464
(86)(22)【出願日】2021-11-11
(85)【翻訳文提出日】2023-07-11
(86)【国際出願番号】 US2021058937
(87)【国際公開番号】W WO2022103934
(87)【国際公開日】2022-05-19
(31)【優先権主張番号】17/097,203
(32)【優先日】2020-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コー,ジヨン
(72)【発明者】
【氏名】ウォーカー,オースティン・クエイド
(72)【発明者】
【氏名】アルタイヤー,サレー
(72)【発明者】
【氏名】バス,スーラブ
【テーマコード(参考)】
5B020
5B087
5E555
【Fターム(参考)】
5B020AA02
5B020AA12
5B020DD02
5B020GG14
5B087AA09
5B087AB02
5B087DE01
5B087DE03
5B087DE07
5E555AA13
5E555AA16
5E555AA52
5E555AA53
5E555BA16
5E555BA19
5E555BB16
5E555BB19
5E555BC16
5E555CA19
5E555CA21
5E555CB20
5E555CC01
5E555CC03
5E555DB06
5E555DB14
5E555DB25
5E555DB31
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC07
5E555DC09
5E555DC13
5E555DC18
5E555DC19
5E555DC31
5E555DC54
5E555DC72
5E555DD02
5E555DD06
5E555EA05
5E555FA00
(57)【要約】
メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のためのシステム、方法、および媒体を提供する。いくつかの実施態様では、メディアデバイスに対する個人識別番号入力のための方法は、メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用して個人識別番号(PIN:personal identification number)を入力する要求を受信することと、(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせることとを含み、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンの第2サブセットを、複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、方法は、さらに、リモコン装置からキー押下を受けることと、PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新すること、または1つ以上の機能オプションのうち、受信されたキー押下に一致する機能オプションを実行することとを含み、受信されたキー押下に対応する数字および受信されたキー押下は、PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアデバイスに対する個人識別番号入力のための方法であって、
メディアデバイスのハードウェアプロセッサを用いて、前記メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用して個人識別番号(PIN:personal identification number)を入力する要求を受信することと、
前記ハードウェアプロセッサを用いて、(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)前記リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせることとを含み、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、前記複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの第2サブセットを、前記複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、前記方法は、さらに、
前記ハードウェアプロセッサを用いて、前記リモコン装置からキー押下を受けることと、
前記ハードウェアプロセッサを用いて、前記PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新すること、または前記1つ以上の機能オプションのうち、受信された前記キー押下に一致する機能オプションを実行することとを含み、受信された前記キー押下に対応する前記数字および受信された前記キー押下は、前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる、方法。
【請求項2】
前記PINパッドは、前記PIN入力インタフェース画面にある前記仮想方向パッドインタフェースに隣接して提示され、前記PINパッドにある前記複数のサブセクションのうち前記有効なサブセクションはハイライトされている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のサブセクションの各サブセクションは、数字のシーケンスに対応し、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの前記第1サブセットは、前記リモコン装置の前記方向パッドの左ボタンおよび右ボタンを含み、前記左方向ボタン、前記中央の選択ボタン、および前記右方向ボタンは、各々、前記数字のシーケンスに含まれる数字に割り当てられる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの前記第2サブセットは、前記リモコン装置の前記方向パッドの上ボタンおよび下ボタンを含み、前記上ボタンおよび前記下ボタンは、各々、前記有効なサブセクションに隣接するサブセクションへの移動に割り当てられる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PINパッドにある前記複数のサブセクションの各サブセクションは、前記PINパッドにある数字の行に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記PIN入力インタフェース画面にある前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記方向パッドに一致するように成形される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記有効なサブセクションにある前記複数の数字のうち1つが、前記仮想方向パッドインタフェースにある代表的な方向ボタン上に提示される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記仮想方向パッドインタフェースは、前記PINパッドに組み込まれ、前記PINパッドの前記有効なサブセクションの代わりに、前記仮想方向パッドインタフェースが提示される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記PINパッドにある前記複数のサブセクションの各々は、複数の仮想方向パッドインタフェースのうち1つとして前記PIN入力インタフェース画面に提示され、前記複数の仮想方向パッドインタフェースのうち、第1の仮想方向パッドインタフェースが有効にされ、前記第1の仮想方向パッドインタフェースは、前記有効なサブセクションに一致する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記リモコン装置の戻るボタンは、前記PIN入力領域に最後に入力された前記数字を削除するように割り当てられる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記PIN入力領域に正しいPINが入力されたと判断することに応答して、前記メディアデバイス上でアクションを実行させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記リモコン装置からの前記キー押下は、前記リモコン装置に提供された長押しジェスチャである、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記リモコン装置の前記方向パッド上の方向ボタンに対する長押しジェスチャを受けることに応答して、前記PINパッドは、前記有効なサブセクションから、隣接するサブセクションに移動する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記1つ以上の機能オプションは、前記PINを入力するために第1ユーザアカウントから第2ユーザアカウントに切替えるオプションを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記1つ以上の機能オプションは、前記PINパッドを非表示にして前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにするオプションを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記1つ以上の機能オプションは、前記PIN入力インタフェース画面を、受信された前記キー押下に対応する前記数字が提示されている別のPIN入力インタフェース画面に差し替えるオプションを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ以上の機能オプションは、前記ユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットするオプションを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上の機能オプションは、複数オプションを含んだインタフェース画面にアクセスするオプションを含み、前記複数オプションは、ユーザアカウント間で切替える第1オプションと、前記PINパッドが前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないように非表示にする第2オプションと、前記ユーザアカウントに対応付けられた前記PINをリセットする第3オプションとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
メディアデバイスであって、
ハードウェアプロセッサを備え、前記ハードウェアプロセッサは、
前記メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用して個人識別番号(PIN:personal identification number)を入力する要求を受信し、
(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)前記リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせ、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、前記複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの第2サブセットを、前記複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、前記ハードウェアプロセッサは、さらに、
前記リモコン装置からキー押下を受け、
前記PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新する、または前記1つ以上の機能オプションのうち、受信された前記キー押下に一致する機能オプションを実行し、受信された前記キー押下に対応する前記数字および受信された前記キー押下は、前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる、メディアデバイス。
【請求項20】
コンピュータによって実行可能な命令を含んだ非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータによって実行可能な命令は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、メディアデバイスに対する個人識別番号入力のための方法を実行させ、前記方法は、
メディアデバイスを用いて、前記メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用して個人識別番号(PIN:personal identification number)を入力する要求を受信することと、
(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)前記リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせることとを含み、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、前記複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの第2サブセットを、前記複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、前記方法は、さらに、
前記リモコン装置からキー押下を受けることと、
前記PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新すること、または前記1つ以上の機能オプションのうち、受信された前記キー押下に一致する機能オプションを実行することとを含み、受信された前記キー押下に対応する前記数字および受信された前記キー押下は、前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2020年11月13日に出願された米国特許出願第17/097,203号の利益を主張し、すべての記載内容を引用により本明細書に援用する。
【0002】
技術分野
開示の主題は、メディアデバイスに対する難読化個人識別番号(PIN:personal identification number)入力のためのシステム、方法、および媒体に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
背景
多くのデバイスは、デバイス上に表示されている認証インタフェースにPINコードを入力することによってユーザアカウントを認証するという機能を提供する。しかしながら、テレビジョン装置のサイズが一般的に大きいこと、そしてテレビジョン装置の位置が部屋の中心にあることで、テレビジョン装置上でPINコードを入力することは、同じ部屋にいる他人に見られる可能性が高い。漏洩したPINコードは、場合によっては、不正なコンテンツ購入や、不正なアプリケーションダウンロードなどにつながる。
【0004】
リモコンを用いてテレビジョン装置に対するPIN入力のための現在の手法は、通常、PIN番号を入力するための専用キーをリモコン上に必要とする。このように、PIN入力のためのこれらの手法は、異なるメディアデバイスおよび/または異なるリモコン間で利用することができない。
【0005】
したがって、メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のための新規のシステム、方法、および媒体が望まれている。
【0006】
概要
開示の主題の様々な実施態様によると、メディアデバイスに対する個人識別番号入力のためのシステム、方法、および媒体が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の主題のいくつかの実施態様によると、メディアデバイスに対する個人識別番号入力のための方法であって、この方法は、メディアデバイスのハードウェアプロセッサを用いて、メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用してPIN(個人識別番号)を入力する要求を受信することと、ハードウェアプロセッサを用いて、(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせることとを含み、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンの第2サブセットを、複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、方法は、さらに、ハードウェアプロセッサを用いて、リモコン装置からキー押下を受けることと、ハードウェアプロセッサを用いて、PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新すること、または1つ以上の機能オプションのうち、受信されたキー押下に一致する機能オプションを実行することとを含み、受信されたキー押下に対応する数字および受信されたキー押下は、PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる。
【0008】
いくつかの実施態様では、PINパッドは、PIN入力インタフェース画面にある仮想方向パッドインタフェースに隣接して提示され、PINパッドにある複数のサブセクションのうち有効なサブセクションはハイライトされている。
【0009】
いくつかの実施態様では、複数のサブセクションの各サブセクションは、数字のシーケンスに対応し、リモコン装置上の複数の方向ボタンの第1サブセットは、リモコン装置の方向パッドの左ボタンおよび右ボタンを含み、左方向ボタン、中央の選択ボタン、および右方向ボタンは、各々、数字のシーケンスに含まれる数字に割り当てられる。
【0010】
いくつかの実施態様では、リモコン装置上の複数の方向ボタンの第2サブセットは、リモコン装置の方向パッドの上ボタンおよび下ボタンを含み、上ボタンおよび下ボタンは、各々、有効なサブセクションに隣接するサブセクションへの移動に割り当てられる。
【0011】
いくつかの実施態様では、PINパッドにある複数のサブセクションの各サブセクションは、PINパッドにある数字の行に対応する。
【0012】
いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェース画面にある仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の方向パッドに一致するように成形される。
【0013】
いくつかの実施態様では、有効なサブセクションにある複数の数字のうち1つが、仮想方向パッドインタフェースにある代表的な方向ボタン上に提示される。
【0014】
いくつかの実施態様では、仮想方向パッドインタフェースは、PINパッドに組み込まれ、PINパッドの有効なサブセクションの代わりに、仮想方向パッドインタフェースが提示される。
【0015】
いくつかの実施態様では、PINパッドにある複数のサブセクションの各々は、複数の仮想方向パッドインタフェースのうち1つとしてPIN入力インタフェース画面に提示され、複数の仮想方向パッドインタフェースのうち、第1の仮想方向パッドインタフェースが有効にされ、第1の仮想方向パッドインタフェースは、有効なサブセクションに一致する。
【0016】
いくつかの実施態様では、リモコン装置の戻るボタンは、PIN入力領域に最後に入力された数字を削除するように割り当てられる。
【0017】
いくつかの実施態様では、方法は、PIN入力領域に正しいPINが入力されたと判断することに応答して、メディアデバイス上でアクションを実行させることをさらに含む。
【0018】
いくつかの実施態様では、リモコン装置からのキー押下は、リモコン装置に提供された長押しジェスチャである。
【0019】
いくつかの実施態様では、リモコン装置の方向パッド上の方向ボタンに対する長押しジェスチャを受けることに応答して、PINパッドは、有効なサブセクションから、隣接するサブセクションに移動する。
【0020】
いくつかの実施態様では、1つ以上の機能オプションは、PINを入力するために第1ユーザアカウントから第2ユーザアカウントに切替えるオプションを含む。
【0021】
いくつかの実施態様では、1つ以上の機能オプションは、PINパッドを非表示にしてPIN入力インタフェース画面上に提示されないようにするオプションを含む。
【0022】
いくつかの実施態様では、1つ以上の機能オプションは、PIN入力インタフェース画面を、受信されたキー押下に対応する数字が提示されている別のPIN入力インタフェース画面に差し替えるオプションを含む。
【0023】
いくつかの実施態様では、1つ以上の機能オプションは、ユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットするオプションを含む。
【0024】
いくつかの実施態様では、1つ以上の機能オプションは、複数オプションを含んだインタフェース画面にアクセスするオプションを含み、複数オプションは、ユーザアカウント間で切替える第1オプションと、PINパッドがPIN入力インタフェース画面上に提示されないように非表示にする第2オプションと、ユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットする第3オプションとを含む。
【0025】
開示の主題のいくつかの実施態様によると、メディアデバイスが提供される。このメディアデバイスは、ハードウェアプロセッサを備え、ハードウェアプロセッサは、メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用してPIN(個人識別番号)を入力する要求を受信し、(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせ、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンの第2サブセットを、複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、ハードウェアプロセッサは、さらに、リモコン装置からキー押下を受け、PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新する、または1つ以上の機能オプションのうち、受信されたキー押下に一致する機能オプションを実行し、受信されたキー押下に対応する数字および受信されたキー押下は、PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる。
【0026】
開示の主題のいくつかの実施態様によると、コンピュータによって実行可能な命令を含んだ非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体が提供される。コンピュータによって実行可能な命令は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、メディアデバイスに対する個人識別番号入力のための方法を実行させ、方法は、メディアデバイスを用いて、メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用してPIN(個人識別番号)を入力する要求を受信することと、(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせることとを含み、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンの第2サブセットを、複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、方法は、さらに、リモコン装置からキー押下を受けることと、PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新すること、または1つ以上の機能オプションのうち、受信されたキー押下に一致する機能オプションを実行することとを含み、受信されたキー押下に対応する数字および受信されたキー押下は、PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる。
【0027】
開示の主題のいくつかの実施態様によると、メディアデバイスに対する個人識別番号入力のためのシステムが提供される。このシステムは、メディアデバイスを用いて、メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用してPIN(個人識別番号)を入力する要求を受信するための手段と、(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせるための手段とを含み、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、仮想方向パッドインタフェースは、リモコン装置上の複数の方向ボタンの第2サブセットを、複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、システムは、さらに、リモコン装置からキー押下を受けるための手段と、PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新する、または1つ以上の機能オプションのうち、受信されたキー押下に一致する機能オプションを実行するための手段とを含み、受信されたキー押下に対応する数字および受信されたキー押下は、PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる。
【0028】
図面の簡単な説明
開示の主題の様々な目的、特徴、および利点は、下記の図面を踏まえて考慮した以下の開示の主題の詳細な説明を参照して、全面的に理解することができる。図面では、同じ参照番号が同じ要素を識別している。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、本明細書において説明するメカニズムを組み込んだメディアデバイスに1つ以上の入力を行うためのリモコンの上面図の例示的な実施例を示す。
図2】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、メディアデバイスに対する難読化PIN入力のためのシステムの概略図の例示的な実施例を示す。
図3】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、メディアデバイスに対する難読化PIN入力のための工程の例示的な実施例を示す。
図4】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、メディアデバイスに対する難読化PIN入力のためのチュートリアルを提供するユーザーインタフェースの例示的な実施例を示す。
図5A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図5B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図5C】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図5D】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図5E】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図5F】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図5G】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図5H】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力領域と、仮想方向パッドインタフェースと、ユーザアカウントに対応付けられたタイマーにさらに時間を加えるためのPINを提供するためにリモコンが使われるPINパッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図6】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、別のPINパッドインタフェースを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図7】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、数字のシーケンスに各々が対応する複数の仮想方向パッドインタフェースを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図8A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースに仮想方向パッドインタフェースが組み込まれたPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。ここで、仮想方向パッドインタフェースは、PINパッドインタフェースの有効な行に一致する。
図8B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースに仮想方向パッドインタフェースが組み込まれたPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。ここで、仮想方向パッドインタフェースは、PINパッドインタフェースの有効な行に一致する。
図9A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、リモコンの中央の選択ボタンを使用してPINパッドインタフェースの行間を移動するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図9B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、リモコンの中央の選択ボタンを使用してPINパッドインタフェースの行間を移動するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図10A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースの行間を移動するための長押しジェスチャと、さらなる機能オプションにアクセスするための長押しジェスチャという複数の長押しジェスチャを提供するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図10B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースの行間を移動するための長押しジェスチャと、さらなる機能オプションにアクセスするための長押しジェスチャという複数の長押しジェスチャを提供するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図11A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースの行間を移動するための複数の長押しジェスチャを提供するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図11B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースの行間を移動するための複数の長押しジェスチャを提供するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図12】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースの行間を移動するためのオプションと、前に入力した数字を削除するためのオプションという複数のオプションを提供するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図13】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースの有効な行を示すためのスライダーインタフェースを提供するPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図14A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、ユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットするための機能オプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図14B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、ユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットするための機能オプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図15A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINを入力するためのユーザアカウントを切替えるための機能オプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図15B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINを入力するためのユーザアカウントを切替えるための機能オプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図16A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースを提示しないようにする機能オプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図16B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PINパッドインタフェースを提示しないようにする機能オプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図17】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、リモコン上のキー押下に応答してPIN入力領域上に入力された数字を提示できるPINパッドを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図18A】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、複数の機能オプションにアクセスするためのオプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
図18B】開示の主題のいくつかの実施態様に係る、複数の機能オプションにアクセスするためのオプションを含むPIN入力インタフェース画面の例示的な実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
詳細な説明
様々な実施態様によると、メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のためのメカニズムが提供される。
【0031】
メディアデバイス上でPINコードを入力するための従来の手法は、メディアデバイスの画面サイズおよび/またはメディアデバイスの位置(たとえば、部屋の中央の位置)を理由に、同じ部屋にいる他人に見られる可能性が高い。
【0032】
本明細書において説明するメカニズムは、メディアデバイス上での難読化PIN入力モードを提供することによって、セキュアなPIN入力を行えるようにする。
【0033】
メディアデバイスに接続されたリモコン装置を使用して個人識別番号を入力する要求を受信したことに応答して(たとえば、PIN番号でユーザアカウントを認証する要求に応答して、ユーザアカウントに対応付けられたペアレンタルコントロールにアクセスする要求に応答して、子供のアカウントに対応付けられたタイマーに時間を加える要求に応答して、メディアコンテンツアイテムを購入する要求に応答して、メディアデバイス上にアプリケーションをダウンロードするに応答して)、これらのメカニズムは、リモコンを使用して1つ以上の数字を入力するためのPIN入力インタフェース画面を生成して提示できる。
【0034】
いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェース画面は、仮想方向パッドインタフェース(本明細書において、「仮想D-pad」と称する場合がある)を含んでもよい。たとえば、仮想方向パッドインタフェースは、方向ボタンを有する方向パッド、および方向パッドの中央部分に配置され得る選択ボタンなど、メディアデバイスに接続されたリモコン装置からの特定のボタンを含んでもよい。より具体的な例では、仮想方向パッドインタフェースは、数字を入力するまたは機能オプションを実行するためにリモコンのボタンがどのようにリマッピングされているか、そうでない場合、割り当てられているかを示してもよい。引き続きこの例で説明すると、難読化PIN入力モードでリモコンの方向パッド上の左方向ボタンが押下されると、仮想方向パッドインタフェースは、PIN入力領域に数字の「1」が入力され得ることを示すことができる。これに代えて、仮想方向パッドインタフェースは、難読化PIN入力モードでリモコンの方向パッド上の上方向ボタンが押下されると、ユーザがユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットできるようにする機能オプションが起動され得ることを示してもよい。
【0035】
いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェース画面は、複数の数字および1つ以上の機能オプションが提示されるPINパッドまたは数字パッドを含んでもよい。なお、任意の適切な方法で、PINパッドがさらに分けられてもよい。たとえば、PINパッドの各行は、特定数の数字(たとえば、3文字、4文字など)を含んでもよい。引き続きこの例で説明すると、仮想方向パッドインタフェースに関するPINパッドは、PINパッドのどのサブセクションまたはどの領域が有効であって、リモコン装置を用いて選択可能であるかを示してもよい。より具体的な例では、PINパッドは、リモコンを用いて0~3の範囲の数字を入力できることと、リモコン上の下方向ボタンが押下されたことに応答して、PINパッドが隣接する4~7の範囲の数字を有効にしてリモコンを用いて選択できるようにすることとを示してもよい。
【0036】
なお、PIN入力インタフェース画面は、仮想方向パッドインタフェースとPINパッドとを任意の適切な方法で提示してもよい。たとえば、PINパッドに隣接して仮想方向パッドインタフェースを提示してもよい。別の例では、PINパッドの有効なサブセクションまたは領域が、シフトする仮想方向パッドインタフェースに差し替えられ得る仮想方向パッドインタフェースが、PINパッドに組み込まれてもよい。さらに別の例では、仮想方向パッドインタフェースとは異なる画面上にPINパッドが設けられてもよい(たとえば、ユーザがPINパッドから数字の集合を選択し、対応する仮想方向パッドインタフェースがユーザに提示されてもよい)。
【0037】
リモコンからキー押下を受信したことに応答して、メカニズムは、PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域と、PINパッドの有効なサブセクションとを、受信されたキー押下に一致する数字で更新してもよい。なお、受信されたキー押下および入力数字をPIN入力インタフェース画面上に提示させないようにしてもよい。
【0038】
リモコン入力によるPIN入力インタフェース画面を用いてPINを受信したことに応答して、メカニズムは、正しいPINが提供されたかどうかを判断し、対応するアクションをメディアデバイスに対して実行するかどうかを判断してもよい。たとえば、入力PINがユーザアカウントに対応付けられたPINに一致すると判断することに応答して、メカニズムは、ユーザアカウントを認証してもよく、対応する子供のアカウントに対応付けられたタイマーに時間を加える(たとえば、子供のアカウントに30分の視聴時間を加える)など、対応するアクションを実行してもよい。
【0039】
メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のためのこれらのおよびその他の特徴について、図1図18Bと関連付けて説明する。
【0040】
図1を参照すると、開示の主題のいくつかの実施態様に係る、リモコン100の上面図の例示的な実施例が示されている。いくつかの実施態様では、リモコン100は、ボタン110、120、および130など、様々なボタンを含んでもよい。なお、いくつかの実施態様では、ボタン110、120、および130のいずれも省略でき、いくつかのこのような実施態様では、ボタン110、120、および130に関連する本明細書に記載の機能は、リモコン100の表示エリア(図示せず)上に動的に生成されるソフトボタンを用いて実装されてもよい。
【0041】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、方向の入力を示すために押下され得る方向パッド110を含んでもよい。たとえば、特定の箇所で方向パッド110を押下すると、(たとえば、図2に示して図2と関連付けて後述するように)1つ以上の回路が完成(または制止)されてもよく、1つ以上の回路の完成は、リモコン100のプロセッサによって検出されてもよい。その後、プロセッサは、どの方向が示されたかを、どの回路(複数可)が完成されたかに基づいて判断してもよい。たとえば、方向パッド110の右側が押下された場合、これにより、方向パッドの右側が押下されたことをプロセッサに示す回路が完成され得る。引き続きこの例で説明すると、後述するが、ディスプレイ上にPIN入力インタフェース画面が提示されているときに方向パッド110の右側が押下されると、方向パッド110の右方向の入力に対応する数字または機能オプションがメディアデバイスに入力されてもよい(たとえば、PIN入力領域に数字の「3」が入力される)。別の例では、ディスプレイ上にPIN入力インタフェース画面が提示されている場合、方向パッド110の左ボタンまたは右ボタンが特定の期間(たとえば、3秒)長押しされたことに応答して、隣接する数字の行またはサブセクションに誘導されてもよい。
【0042】
なお、方向パッド110は、いくつかの実施態様に従って様々な方向について、任意の適切な数の入力を受け付けるように構成されてもよい。たとえば、リモコン100のプロセッサは、方向パッド110の4つの方向(たとえば、上、下、左、および右)の入力を検出するように構成されてもよい。別の例では、リモコン100のプロセッサは、方向パッド110の8つの方向の入力(たとえば、上方向、下方向、左方向、右方向、ならびに右斜め上、左斜め上、右斜め下、および左斜め下などの中間方向)を検出するように構成されてもよい。さらに別の例では、リモコン100のプロセッサは、方向パッド110の任意の方向の入力を検出するように構成されてもよい。このような例では、方向パッド110は、方向パッド110に対する入力の任意の位置を検出するために用いられ得るタッチセンサを含んでもよい。
【0043】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、「OK」または「選択」ボタン120を含んでもよい。たとえば、選択ボタン120が押下された場合、これにより、選択ボタンが押下されたことをプロセッサに示す回路が完成されてもよい。別の例では、選択ボタン120が押下された場合、これにより、リモコン100を用いて移動されているディスプレイ上で現在ハイライトされている要素を選択するようプロセッサに示す回路が完成されてもよい。さらに別の例では、後述するが、ディスプレイ上にPIN入力インタフェース画面が提示されているときに選択ボタン120が押下された場合、選択ボタン120に対応する数字または機能オプションがメディアデバイスに入力されてもよい(たとえば、PIN入力領域に数字の「5」が入力される)。その他の例では、ディスプレイ上にPIN入力インタフェース画面が提示されている場合、選択ボタン120が特定の期間(たとえば、3秒)長押しされたことに応答して、別の数字の行またはサブセクションに誘導されてもよい。
【0044】
なお、図1では選択ボタン120が方向パッド110の中央部分に配置されると示されているが、これは例示に過ぎず、ボタン120は、リモート100上の任意の適切な位置に配置されてもよい。
【0045】
方向ボタンと選択ボタンとに加えて、リモコン100は、複数の機能のうち1つを各々が実行する任意の適切な数のボタンを含んでもよい。
【0046】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、戻るボタン130を含んでもよい。いくつかの実施態様では、戻るボタン130の選択は、リモコン100が制御するメディアデバイスのディスプレイ上に、以前提示されたユーザーインタフェースを提示させてもよい。たとえば、リモコンのユーザ100がリモコン100を用いて第1ユーザーインタフェースから第2ユーザーインタフェースに移動する場合、戻るボタン130が選択されることによって、ディスプレイに第1ユーザーインタフェースが提示されてもよい。別の例では、後述するが、ディスプレイ上にPIN入力インタフェース画面が提示されており、1つ以上の数字がPIN入力領域に入力された場合、戻るボタン130が選択されることによって、PIN入力領域に最後に入力された数字が削除されてもよい。さらに別の例では、ディスプレイ上にPIN入力インタフェース画面が提示されており、PIN入力領域に1つ以上の数字が入力された場合、戻るボタン130が特定の期間(たとえば、3秒)長押されたことに応答して、PIN入力領域に入力されたすべての数字が削除されてもよい。
【0047】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、テレビジョン装置、ストリーミングメディアデバイス、サウンドバー、および/またはその他の適したメディアデバイスなど、メディアデバイスの電力状態を制御するための電源ボタンを含んでもよい。たとえば、電源ボタンが押下されると、リモコン100は、信号をメディアデバイスに送信させて電源を(たとえば、オフまたはスリープ状態から)オンにさせてもよい。これに加えて、いくつかの実施態様では、複数のデバイスから1つのデバイスを選択して電源ボタンを押下することにより電源をオンにするために用いられ得るセレクタ(図示せず)が含まれてもよい。このようなセレクタは、たとえば、様々なメディアデバイスに各々が対応するスライドスイッチ、ボタンなどであってもよい。いくつかの実施態様では、リモコン100は、どのメディアデバイスが現在選択されているかをユーザに示すインジケーターを含んでもよい。
【0048】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、メディアデバイス上で実行されているアプリケーションに対応するアプリケーションボタンまたはその他の適したボタンを含んでもよい。いくつかの実施態様では、アプリケーションボタンは、特定のアプリケーション(たとえば、特定のメディアストリーミングサービスに関連するアプリケーション、および/またはその他の適したアプリケーション)に対応してもよい。いくつかのこのような実施態様では、アプリケーションボタンが選択されることによって、リモコン100が制御するメディアデバイスによって対応するアプリケーションが起動されてもよい。いくつかの実施態様では、リモコン100が制御するメディアデバイスの電源がオフにされた時点でアプリケーションボタンが選択されることによって、アプリケーションが起動される前にメディアデバイスの電源がオンにされてもよい。なお、リモコン100は、異なるアプリケーションに各々が対応する任意の適切な数(たとえば、2つ、3つ、4つ、および/またはその他の適した数)のアプリケーションボタンを含んでもよい。
【0049】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、リモコン100が制御するメディアデバイス上でマイクロフォン機能を開始するためのマイクロフォンボタンを含んでもよい。マイクロフォンボタンを押下した後、ユーザは、メディアデバイスになんらかの機能を実行させるための音声コマンドを発するよう促されてもよい。任意の適切な技術を利用して、音声などの音声コマンド、画像などをユーザに促してもよい。これに代えて、ユーザは音声コマンドを発するよう促されるが、マイクロフォンボタンの押下によって、(たとえば、メディアデバイス上でマイクロフォンを有効にすることによって)メディアデバイスに音声コマンドを受信する準備をさせる指示を生じてもよい。いくつかの実施態様では、メディアデバイスおよび/またはリモコン100は、任意の適切な音声コマンドを認識するように構成されてもよい。たとえば、リモコン100上のボタンを押下することによって生じるアクションを再現するコマンドが認識されてもよい。別の例として、ユーザは、音声コマンドを用いて検索を開始してもよい。さらに別の例として、ユーザは、番号および/または名前(たとえば、チャネル451、チャネル2、「CBA」、「料理チャネル」など)によって特定のチャネルに合わせてもよい。その他の例として、ユーザは、音声コマンド(たとえば、「<アプリケーション>を使って<動画>を再生して」)を用いてメディアデバイス上でアプリケーションを起動してもよい。
【0050】
いくつかの実施態様では、音声コマンドを受信するためのマイクロフォンがリモコン100に備えられてもよい。マイクロフォンがリモコン100に備えられている場合、音声コマンドは、リモコン100のプロセッサによって解釈されてもよく、ならびに/または、解釈するためにリモコン100が制御するメディアデバイスに送られてもよく、(たとえば、図2に示して図2と関連付けて後述するように)解釈するためにシステムに対応付けられた中間デバイスもしくはストリーミングデバイスに送られてもよく、および/もしくは(たとえば、図2に示して図2と関連付けて後述するように)解釈するためにサーバに送られてもよい。これに加えて、いくつかの実施態様では、トリガー音(たとえば、手をたたく音、発話される言葉、および/またはその他の適したトリガー音)を検出するためのマイクロフォンが用いられてもよい。いくつかの実施態様では、トリガー音を検出したことに応答して、リモコン100は、たとえば、特定の音、ビープ音、またはその他の耳に聞こえる音を発することによって、リモコン100の場所の指示を提示するようにプログラムされてもよい。
【0051】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、リモコン100が制御するメディアデバイスホーム画面の戻るため、および/または現在の画面を出てメイン入力に戻るためのホームボタンを備えてもよい。たとえば、リモコン100を用いて制御されているメディアデバイスが、ホーム画面を有するオペレーティングシステムを実行するデジタルメディアレシーバーである場合、ホームボタンが押下されたことに応答して送信された命令は、デジタルメディアレシーバーをホーム画面に移動させてもよい。別の例として、リモコン100を用いて制御されているメディアデバイスがケーブルプロバイダからのセットトップボックスである場合、ホームボタンが押下されたことに応答して送信された命令は、セットトップボックスを現在表示されている画面から移動させて、セットトップボックスによって合わせられた最後のチャネルに戻す。いくつかの実施態様では、メディアデバイスがアプリケーションを現在実行中である場合、ホームボタンの押下によって、メディアデバイスにアプリケーションのホーム画面が表示されてもよい。これに加えて、このような実施態様では、ホームボタンの長押しによって、メディアデバイスがメディアデバイスのホーム画面に移動されてもよい。
【0052】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、リモコン100が制御するメディアデバイスから出力された音をミュートするためのミュートボタンを備えてもよい。
【0053】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、音量ボタンを備えてもよい。音量ボタンは、リモコン100が制御するメディアデバイスおよび/またはメディアデバイスに対応付けられた1つ以上のスピーカーの音量を制御するために用いられてもよい。たとえば、リモコン100上にボリュームロッカーボタンが設けられてもよい。ここでは、ボリュームロッカーボタンの上部を押下することにより、メディアデバイスの音量が上げられてもよく、ボリュームロッカーボタンの下部を押下することにより、メディアデバイスの音量を下げられてもよい。いくつかの実施態様では、音量ボタンは、リモコン100上の任意の適切な位置(たとえば、リモコン100の側部)に配置されてもよい。
【0054】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、リモコン100の回転する動きおよび/もしくは直線的な動き、ならびに/またはリモコン100の向きを検知するためのモーションセンサ(図示せず)も備えてもよい。たとえば、ユーザがモーションセンサ(たとえば、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計など)を含んだリモコン100を動かした場合、モーションセンサは、リモコン100に関連する動きおよび/または向き情報を送信してもよい。本明細書に記載するように、モーションセンサを用いて、リモコン100の動きを示す信号を検出してもよく、リモコンの向きを示す信号(たとえば、リモコン100のどの部分が上を向いているか)を検出してもよく、特定のジェスチャ(たとえば、振る、揺らすなど)を示す信号などを検出してもよい。
【0055】
いくつかの実施態様では、リモコン100は、図1に示されていないその他の適した選択可能ボタンを備えてもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、リモコン100は、メディアデバイスの選択された入力部を制御するための入力ボタンを備えてもよい。たとえば、メディアデバイスがテレビである場合、1つ以上のHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)入力部、1つ以上の同軸入力部、1つ以上のコンポーネント映像入力部、1つ以上のDisplayPort入力部、1つ以上の光ファイバー入力部など、複数の入力部を有してもよい。入力ボタンが押下されることによって、リモコン100は、選択された入力部を変更する命令をメディアデバイスに送信する。入力部の選択は、任意の適切な技術を用いて実行されてもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、入力ボタンを押下した後、メディアデバイスに接続されたディスプレイ上に選択可能な入力部のリストが表示されてもよく、ユーザは、入力ボタンを長押しするおよび/もしくは繰り返し押下することによって、または、方向パッド110と選択ボタン120とを使用して特定の入力部に移動して当該特定の入力部を選択することによって、所望の入力部を選択してもよい。
【0056】
別の例として、いくつかの実施態様では、リモコン100は、PiP(Picture-in-Picture)ボタンを備えてもよい。たとえば、ユーザがPiPボタンを押下した場合、リモコン100は、現在表示されている第1ソース(たとえば、第1チャネル)からのコンテンツ上に第2ソース(たとえば、第2チャネル)からのコンテンツを表示させる命令をメディアデバイスに送信してもよい。このような例では、たとえば、メディアデバイスに接続されたディスプレイの隅に、第2ソースからのコンテンツが表示される。
【0057】
さらに別の例として、いくつかの実施態様では、リモコン100は、利用可能なメディアコンテンツの番組案内を開始できる案内ボタンを備えてもよい。たとえば、このような案内は、利用可能なプログラミングをユーザに表示する電子番組案内であってもよく、時間、チャネル、カテゴリーなどに基づいて編成されてもよい。別の例として、このような案内は、テレビ番組および/または映画など、リモコン100が制御するメディアデバイスによって検索および表示可能なOTT(over-the-top)コンテンツの一覧を含んでもよい。
【0058】
さらに別の例として、いくつかの実施態様では、リモコン100は、リモコン100が制御するメディアデバイス上にメニューを呼び出すためのメニューボタンを備えてもよい。たとえば、メニューボタンが押下されることによって、メディアデバイスがメニューを開いてもよい。別の例として、メディアデバイスがアプリケーションを実行中である場合、メニューボタンが押下されることによって、アプリケーションに関連する追加オプションおよび/またはメニューがユーザに提示されてもよい。
【0059】
さらに別の例として、いくつかの実施態様では、リモコン100は、リモコン100が制御するメディアデバイスによるメディアの再生を制御するためのメディアボタンを備えてもよい。たとえば、メディアボタンは、再生ボタン、一旦停止ボタン、早送りボタン、巻き戻しボタン、前にスキップボタン、その他の適したメディアボタン、および/またはそれらの任意の適切な組合せを含んでもよい。いくつかの実施態様では、ユーザがより一般的に利用し得るボタン(たとえば、再生ボタンおよび一旦停止ボタン)は、中央に配置されて、あまり一般的に利用されていないボタン(たとえば、巻き戻しおよび早送り)よりも上に上げてもよい。これに加えてまたはこれに代えて、異なるメディアボタンは異なる形状を有しており、互いのボタンが見分けられるようになっている。これらの特徴により、ユーザの視線がリモコン100に向けられておらず、代わりに、たとえば、メディアデバイスに接続されたディスプレイに向けられた状態で、ユーザが正しいボタンを押下することが容易になり得る。
【0060】
図2を参照すると、開示の主題のいくつかの実施態様に係る、メディアデバイスと、メディアデバイスを制御するリモコンと、サーバとを備えるシステム200の一般化した概略図の例示的な実施例が示されている。
【0061】
図示されているように、システム200は、メディアデバイス220など1つ以上のメディアデバイスを制御するために使用できるリモコン202を備え得る。より具体的な例では、図2に示すように、リモコン202は、バッテリー206、方向パッド208、プロセッサ210、1つ以上の入力装置212、メモリ214、およびトランスミッター/レシーバー216を備え得、これらは互いに接続されている。
【0062】
いくつかの実施態様では、バッテリー206は、リモコン202に電力を供給するための任意の適切な種類のバッテリーであり得る。たとえば、いくつかの実施態様では、バッテリー206は、二次電池であり得る。いくつかのこのような実施態様では、バッテリー206は、任意の適切な方法(たとえば、リモコン202上のmicro USBポート、および/またはその他の適した方法)でリモコン202に接続できる外部ソースからの電力を用いて充電され得る。これに加えてまたはこれに代えて、バッテリー206は、ワイヤレス充電されてもよい。ここで、充電装置のワイヤレス電力トランシーバは、電源から電力を受電でき、そして、充電装置のワイヤレス電力トランシーバは、適した変換回路を介して、接続されたリモコン202のバッテリー206に電力を送電できる。
【0063】
いくつかの実施態様では、リモコン202は、方向パッド208を備え得る。図1に示して図1と関連付けて説明したように、方向パッド208は、有効にされると方向の入力を示す複数のスイッチを備え得る。たとえば、方向パッド208は、方向を示すためにユーザが押下できるボタンを備え得る。このボタンは、スイッチのうち1つ以上を有効にでき、1つ以上のスイッチからの信号は、プロセッサ210によって、当該ボタンの押下によって示される方向と相関付けされ得る。別の例では、図1に示すように、中央の選択ボタンの周囲に方向パッド208が構成されてもよい。
【0064】
方向パッド208およびプロセッサ210は、いくつかの実施態様に従って様々な方向についての任意の適切な数の入力を受け付けるように構成され得る。たとえば、プロセッサ210は、方向パッド208からの4つの方向(たとえば、上、下、左、および右)の入力を検出するように構成され得る。別の例では、プロセッサ210は、方向パッド208からの8つの方向の入力(たとえば、上方向、下方向、左方向、右方向、ならびに右斜め上、左斜め上、右斜め下、および左斜め下などの中間方向)を検出するように構成され得る。さらに別の例では、プロセッサ210は、方向パッド208からの任意の方向の入力を検出するように構成され得る。このような例では、方向パッド208は、方向パッド208への入力の任意の位置を検出するために用いられ得るタッチセンサを含んでもよい。
【0065】
いくつかの実施態様では、プロセッサ210は、コンピュータプログラムを利用して、リモコン202から信号を送信させてもよい。いくつかの実施態様では、これらの信号は、トランスミッター/レシーバー216を用いて送信されてもよい。トランスミッター/レシーバー216は、1つ以上のトランスミッター、1つ以上のレシーバー、1つ以上のアンテナ、1つ以上のトランスミッター/レシーバーなどを含み得る。トランスミッター/レシーバー216は、任意の適切な技術および/または周波数を用いて信号を送信および/または受信してもよい。たとえば、トランスミッター/レシーバー216は、Bluetooth(登録商標)信号(たとえば、BLE(Bluetooth Low Energy)信号)、Wi-Fi信号、無線信号、赤外線信号、近赤外線信号、超音波信号などを送信および/または受信してもよい。より具体的な例では、リモコン202のトランスミッター/レシーバー216は、BLE信号の形式で方向の入力、選択ボタンキーの押下、または戻るボタンキーの押下を、表示装置上のHDMIポートを介して表示装置に接続されたメディアストリーミングデバイスに送信できる。ここで、メディアストリーミングデバイスは、方向の入力、選択ボタンキーの押下、または戻るボタンキーの押下を、メディアストリーミングデバイスと表示装置との間のHDMI-CECチャネルで送信する。別の例では、リモコン202のトランスミッター/レシーバー216は、メディアデバイス220のトランスミッター/レシーバー228との通信ネットワーク206で、Wi-Fi信号を送信および/または受信できる。さらに別の具体例として、リモコン202のトランスミッター/レシーバー216は、メディアデバイス220のトランスミッター/レシーバー228および/またはその他の適した中間デバイスもしくはストリーミングメディアデバイスとの間でBLE信号を送信および/または受信し得る。
【0066】
いくつかの実施態様では、メモリ214は、プロセッサ110を制御するためのコンピュータプログラムを格納してもよい。たとえば、このコンピュータプログラムは、ROM(Read-Only Memory)、EPROM(Electrically Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリなどに記憶されてもよい。
【0067】
なお、いくつかの実施態様では、リモコン202は、その他の適した入力装置212を備えてもよい。入力装置212は、英数字キーパッド、電源ボタン、入力ボタン、チャネルボタン、音量ボタン、音量ミュートボタン、方向ボタン、メディア再生ボタン(たとえば、巻き戻しボタン、一旦停止ボタン、再生ボタン、早送りボタン)、メディアデバイス、マイクロフォン、またはその他の適した音声入力、カメラなどが使用するためのダウンロード可能なアプリケーションにアクセスする専用ボタンなど、その他の適した入力機能を含んでもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、リモコン202は、任意の適切な目的に利用できるマイクロフォンを備えてもよい。より具体的な例として、いくつかの実施態様では、マイクロフォンを用いて(たとえば、特定のメディアコンテンツアイテムの再生を開始するための、検索クエリ、および/またはその他の適した音声クエリを実行するための)音声クエリを受信してもよい。音声クエリは、リモコン202によって処理されてもよく、処理するためにリモコン202から別のデバイスに(たとえば、メディアデバイス220、サーバ230、および/またはその他の適したデバイスに)送信されてもよい。別のより具体的な例として、いくつかの実施態様では、マイクロフォンを用いて任意の適切な耳に聞こえる音(たとえば、手をたたく音、発話される言葉またはフレーズなど)を検出してもよい。この音は、(たとえば、耳に聞こえる音またはビープ音をリモコンに生じさせることによって)リモコン202の位置を示すものを提示するためのトリガーとして利用されてもよい。いくつかの実施態様では、入力装置212は、ハードウェアボタンおよび/またはソフトウェアボタン(たとえば、プログラム可能なボタン)を含んでもよい。いくつかの実施態様では、入力装置212は、コンピュータキーボード、カーソルコントローラ、ダイヤル、スイッチバンク、レバー、タッチスクリーン、および/またはその他の適した入力装置など、その他の入力部を含んでもよい。
【0068】
システム200は、メディアコンテンツ一覧を見るおよび/または様々なソース(たとえば、放映コンテンツ、オンデマンドコンテンツ、ローカルに格納されているコンテンツ、インターネットコンテンツ、ストリーミングされたコンテンツ、ライブストリーミングコンテンツなど)からコンテンツアイテムを取得して提示するためのメディアデバイスなど、1つ以上のメディアデバイス220を備えてもよい。たとえば、メディアデバイス220は、テレビ、スマートテレビ、セットトップボックス、ストリーミングメディアデバイス、デジタルメディアレシーバー、コンピュータ、ゲーム機、光学メディアプレーヤーなどとして実装されてもよい。リモコン202およびメディアデバイス220は、互いにローカルにあってもよく、互いから遠隔にあってもよい。たとえば、高度なリモコン202およびメディアデバイス220が同じ部屋に位置していてもよい。
【0069】
より具体的には、いくつかの実施態様では、メディアデバイス220は、表示/入力装置222、プロセッサ224、メモリ226、および1つ以上のトランスミッター、1つ以上のレシーバー、ならびに/またはトランスミッター/レシーバー228を備えてもよく、これらは相互に接続されてもよい。
【0070】
いくつかの実施態様では、メディアデバイス220は、ハードドライブ、デジタルビデオレコーダー、固体記憶装置、リムーバブル記憶装置、または案内情報および/またはリモコン命令を格納するためのその他の適したデバイスなど、記憶装置を含んでもよい。より具体的な例では、この記憶装置は、プロセッサ224を制御するためのコンピュータプログラムを(たとえば、リモコン202から受信した命令に応じて)メディアデバイス220に記憶してもよい。
【0071】
プロセッサ224は、コンピュータプログラムを用いて、表示/入力装置222上にコンテンツを提示し得、ユーザがコンテンツとやり取りしたりトランスミッター/レシーバー228を使用してデータを送受信したりすることを可能にするインタフェースを制御し得る。いくつかの実施態様では、トランスミッター/レシーバー228は、Bluetooth信号(たとえば、BLE信号)、Wi-Fi信号、無線信号、赤外線信号、近赤外線信号、超音波信号などを送信および/または受信してもよい。たとえば、メディアデバイス220のトランスミッター/レシーバー228は、リモコン202のトランスミッター/レシーバー216との通信ネットワーク206でWi-Fi信号を送信および/または受信し得る。別の例では、メディアデバイス220のトランスミッター/レシーバー228は、リモコン202のトランスミッター/レシーバー216および/またはその他の適した中間デバイスもしくはストリーミングメディアデバイスとの間でBLE信号を送信および/または受信してもよい。
【0072】
表示/入力装置222は、コンピュータのキーボード、カーソルコントローラ、1つ以上のボタン、ダイヤル、スイッチバンク、レバー、タッチスクリーン、および/またはその他の適した入力装置など、入力装置を備えてもよい。
【0073】
いくつかの実施態様では、リモコン202が発行する命令は、制御されているメディアデバイス220のモデルおよび/またはブランドに基づいてフォーマットされ得る。たとえば、リモコン202は、様々な異なるコードでプログラムされてもよく、様々な異なる種類のメディアデバイスを制御するための汎用リモコンとして動作してもよい。いくつかの実施態様では、フォーマットは、リモコン202が送信した信号を特定のメディアデバイス220が使用する信号に変換するコンバータ(図示せず)によって行われ得る。
【0074】
より具体的な例では、リモコン202およびメディアデバイス220は、コンピュータなどの汎用デバイス、または、リモコン、スマートフォン、タブレットコンピュータ、セットトップボックス、スマートTV、ゲーム機、デジタルメディアレシーバー、サーバなどの特定用途デバイス、またはこれらのようなデバイスの任意の適切な組合せ、のうちいずれかであってもよい。これらの汎用または特定用途デバイスのいずれも、ハードウェアプロセッサ(マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラなどであってもよい)、メモリ、通信インタフェース、ディスプレイコントローラ、入力装置など、任意の適切な構成要素を備えてもよい。たとえば、メディアデバイス220は、セットトップボックス、デジタルメディアレシーバー、スマートTV、テレビ、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ゲーム機などとして実装されてもよい。
【0075】
いくつかの実施態様では、サーバ230は、メディアコンテンツ(たとえば、テレビ番組、映像コンテンツ、映画、ライブストリーミング映像コンテンツ、音声コンテンツ、ビデオゲームコンテンツ、および/もしくはその他の適したメディアコンテンツ)を提供する、ユーザの基本設定を受信および保持する、ならびに/またはその他の適した機能(複数可)を実行する任意の適切なサーバであってもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、サーバ230は、入力されたPINに基づいてユーザアカウントを認証するかどうかを判断してもよく、認証されたユーザアカウントに基づいて、(たとえば、タイマーに時間を加える、ペアレンタルコントロールを解除する、メディアコンテンツアイテムを購入するなど)特定のアクションを実行するかどうかを判断してもよい。
【0076】
いくつかの実施態様では、リモコン202、メディアデバイス220、およびサーバ230は、任意の適切な方法で通信できる。たとえば、いくつかの実施態様では、リモコン202は、任意の適切なダイレクト通信リンク225(たとえば、赤外線通信リンク、無線通信リンク、および/またはその他の適した種類の通信リンク)を用いて、メディアデバイス220にコマンド(たとえば、ユーザーインタフェース内で移動するためのコマンド、音量コマンド、電源コマンド、および/またはその他の適したコマンド)を送信してもよい。
【0077】
別の例として、いくつかの実施態様では、サーバ(複数可)230は、通信ネットワーク260を経由してリモコン202、メディアデバイス220、および/またはストリーミングメディアデバイス250(詳細は後述する)と情報を受送信してもよい。いくつかの実施態様では、通信ネットワーク260は、Wi-Fiネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)など、任意の適切な種類の通信ネットワーク、および/またはその他の適した種類のネットワークであってもよい。いくつかの実施態様では、図2に示すように、通信リンク215、235、245、および/または255を用いる通信ネットワーク260を経由してリモコン202、メディアデバイス220、サーバ(複数可)230、および/またはストリーミングメディアデバイス250の間で信号を送信してもよい。いくつかの実施態様では、通信リンク215、235、245、および/または255は、任意の適切な種類(複数可)の有線またはワイヤレス通信リンクであってもよい。
【0078】
いくつかの実施態様では、リモコン装置202とメディアデバイス220との間の通信は、通信リンク295を介してメディアデバイス220とペアリングされるストリーミングメディアデバイス250を介してもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、ストリーミングメディアデバイス250は、HDMI接続を介してメディアデバイス220に接続されてもよい。いくつかの実施態様では、ストリーミングメディアデバイス250は、たとえば、アプリケーションを起動して要求コンテンツに対応付けられた特定のディープリンクに移動することによって、メディアデバイス220上にコンテンツを提示するために用いられる任意の適切なアプリケーションを起動してもよい。
【0079】
いくつかの実施態様では、リモコン装置202は、ストリーミングメディアデバイス250と任意の適切な方法で通信してもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、リモコン装置202は、通信リンク275を介してストリーミングメディアデバイス250と通信してもよい。いくつかのこのような実施態様では、通信リンク275は、Wi-Fiリンク、Bluetoothリンク、および/またはその他の適した種類の通信リンクであってもよい。より具体的な例では、リモコン装置202は、Wi-Fi信号を介して、またはBluetooth信号を介してストリーミングメディアデバイス250に命令を送信してもよい。ここで、ストリーミングメディアデバイス250は、(たとえば、HDMI-CECチャネルを介して)ストリーミングメディアデバイス250に接続されたメディアデバイス220に、対応する命令を送信してもよい。なお、いくつかの実施態様では、リモコン装置202とストリーミングメディアデバイス250は、ローカルネットワークに対応付けられたディスカバリプロトコル(DIAL(Discovery and Launch)、および/またはその他の適したディスカバリプロトコルプロトコル)を介するなどして、任意の適切な方法でペアリングされてもよい。なお、これに加えて、通信リンク275がWi-Fiリンクである場合、リモコン202は、Wi-Fi対応リモコンであってもよい。
【0080】
別の例として、いくつかの実施態様では、リモコン装置202は、中間デバイス240を介してストリーミングメディアデバイス250と通信してもよい。いくつかの実施態様では、中間デバイス240は、Wi-Fiドングルであってもよく、これにより、中間デバイス240がWi-Fi通信リンク285を介してストリーミングメディアデバイス250と通信できるようになる。いくつかの実施態様では、リモコン装置202は、通信リンク265を介して中間デバイス240と通信してもよい。いくつかの実施態様では、通信リンク265は、BLUETOOTHリンク、および/またはその他の適した種類の通信リンクであってもよい。なお、いくつかの実施態様では、中間デバイス240は省略されてもよい。
【0081】
図3を参照すると、開示の主題のいくつかの実施態様に係る、メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のための工程の例示的な実施例300が示されている。いくつかの実施態様では、工程300のブロックは、メディアデバイス(たとえば、テレビ、テレビとペアリングされたストリーミングメディアデバイス、スピーカー、および/またはその他の適した種類のメディアデバイス)など、任意の適切なデバイスによって実行されてもよい。
【0082】
工程300は、310において、メディアデバイス上でPINを入力する要求を受信することによって開始する。なお、このような要求は、任意の適切な方法で受信してもよい。たとえば、メディアデバイス上で実行されているメディアアプリケーションは、ユーザアカウントを認証する、ペアレンタルコントロール(たとえば、1つ以上のペアレンタルコントロールを変更するために)を解除する、子供のアカウントに関連する設定を制御する、(たとえば、子供のアカウントの利用可能な総視聴時間を増やすために)タイマーに時間を加える、メディアコンテンツアイテムにアクセスおよび/または購入する、メディアデバイス上にインストールするためのアプリケーションをダウンロードする、メディアデバイス上でアプリケーションを実行する、メディアデバイス上で特定のランク付けがされたゲームをプレイするなどのために、ユーザアカウントに対応付けられたPINが必要であると判断してもよい。
【0083】
なお、いくつかの実施態様では、工程300は、PINコードまたはその他の適したパスワードを入力する要求を受信し、メディアデバイス上でPINを入力するのに難読化PIN入力モードが適するかどうかを判断してもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、工程300は、デバイスデータおよび/または位置データに基づいて、入力されたPINコードまたはパスワードが同じ場所にいるまたはその周辺にいる他人に見えてしまう家庭内にメディアデバイスが位置しているかどうかを判断し得る。より具体的な例では、工程300は、メディアデバイスがテレビジョン装置であることを示すデバイスデータから、そしてテレビジョン装置が家庭のリビングルームに位置することを示す位置データから、難読化PIN入力モードは要求に応じてPINを入力するのに適したモードであると判断し得る。
【0084】
いくつかの実施態様では、メディアデバイス上でPINを入力する要求に応答して、および/または難読化PIN入力モードがメディアデバイス上でPINを入力するのに適していると判断することに応答して、工程300は、ユーザアカウントのユーザが難読化PIN入力モードを利用してメディアデバイス上でPINを以前に入力したことがあるかどうかを判断することによって、320において難読化PIN入力モードを開始してもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、工程300は、今回が、署名入りユーザアカウントのユーザが難読化PIN入力モードを利用している初回であるかどうかを判断してもよい。別の例では、いくつかの実施態様では、工程300は、メディアデバイス上でPINを入力する前に難読化PIN入力モードの利用についてのチュートリアルを提示すべきである、とユーザアカウントに対応付けられたユーザ設定が示しているかどうかを判断してもよい(たとえば、チュートリアル画面を常に提示する、ユーザが難読化PIN入力モードを最初に利用する場合のみチュートリアル画面を提示するなど)。
【0085】
いくつかの実施態様では、ユーザアカウントのユーザがこれまで難読化PIN入力モードを利用してメディアデバイス上でPINを入力したことがないと判断したこと(320で「はい」)に応答して、工程300は、メディアデバイス上に難読化PIN入力のチュートリアル画面を提示させてもよい。開示の主題のいくつかの実施態様に係る、メディアデバイスに対する難読化PIN入力のためのチュートリアルを提供するユーザーインタフェースの例示的な実施例を、図4に示す。
【0086】
図4を参照すると、いくつかの実施態様では、難読化PIN入力のチュートリアルは、リモコン上のボタンが特定の数字および/または機能オプションに割り当てられているリモコンによってPINを入力するための取扱説明を提供するユーザーインタフェースをユーザに提示することを含んでもよい。より具体的な例では、図4に示すように、このようなユーザーインタフェースは、リモコン410の方向パッドおよび選択ボタンの形態でリモコン410の画像および仮想方向パッド420の隣接する画像を表示することによって、リモコン上のボタンがどのようにリマッピングされているか、そうでない場合、特定の数字および/または機能オプションに割り当てられているかを示す画像を含んでもよい。引き続きこの例で説明すると、図4に示すように、ユーザーインタフェースは、リモコン上の上方向ボタンおよび下方向ボタンを押下することによって数字の行間または機能オプション間(たとえば、1~3の範囲の数字の集合と、4~6の範囲の数字の集合と、7~9の範囲の数字の集合と、0との間、および「PINを忘れた」操作)を移動できることをユーザに教示してもよい。いくつかの実施態様では、PINパッドにある複数のサブセクションのうち、どの行またはサブセクションが有効でユーザ選択可能であるかを示すPINパッド430が提示されてもよい。たとえば、図4に示すように、ハイライト領域440で行をハイライトすることによって、PINパッドの有効なサブセクションを示してもよい。これに加えてまたはこれに代えて、図4にも示すように、有効な文字をハイライトすることによって、PINパッドの有効なサブセクションを示してもよい(たとえば、残りの数字および機能オプションが無効であるのとは対照的に、数字の「1」、「2」、および「3」をPINパッド430においてハイライトする)。
【0087】
いくつかの実施態様では、難読化PIN入力のチュートリアルは、PINの数字をどのように選択するか、および機能オプションをどのように選択するかについての取扱説明をユーザに提供してもよい。たとえば、図4に示すように、ユーザーインタフェースは、リモコンの左ボタン、中央の選択ボタン、または右ボタンを押下することによって特定のボタンに割り当てられている有効な行の対応する数字を入力させることができることをユーザに教示してもよい。より具体的な例では、図4に示すように、1~3の範囲の数字を含んだ有効な行では、リモコン上の左ボタンが数字の「1」に割り当てられ得、リモコンの中央の選択ボタンが数字の「2」に割り当てられ得、リモコン上の右ボタンが数字の「3」に割り当てられ得る。左ボタン、リモコンの中央の選択ボタン、または右ボタンを押下したことに応答して、対応する数字がPIN入力領域450に入力され得る(*または●などの記号で表されて、文字が入力されたことが示されてもよい)。
【0088】
いくつかの実施態様では、難読化PIN入力についてのチュートリアルは、PIN入力領域450に入力した数字をどのように削除するかについての取扱説明をユーザに提示してもよい。たとえば、図4に示すように、ユーザーインタフェースは、リモコン上の戻るボタンを押下してPIN入力領域450に最後に入力した数字を削除できることをユーザに教示してもよい。別の例では、ユーザーインタフェースは、リモコン上の戻るボタンを特定の期間長押することによってPIN入力領域450に入力した数字のすべてを削除できることをユーザに教示してもよい。
【0089】
図3を参照すると、(たとえば、チュートリアル画面の「了解」インタフェース要素上で中央の選択ボタンを押下することによって)ユーザが難読化PIN入力のチュートリアルの確認を示したと判断することに応答して、工程300は、ユーザアカウントのユーザに難読化PIN入力チュートリアルをこれ以上提示する必要はないと判断してもよい(図3のブロック320において)。いくつかの実施態様では、工程300は、難読化PIN入力チュートリアルがユーザに提示された回数を示す、ユーザアカウントに対応付けられたカウンタ値をインクリメントしてもよい。引き続きこの例で説明すると、カウンタ値が特定のしきい値よりも大きくなったことに応答して、工程300は、難読化PIN入力チュートリアルをユーザに提示しなくてよいと判断してもよい(たとえば、ブロック320において「いいえ」)。
【0090】
難読化PIN入力チュートリアルをユーザに提示しなくてよいとブロック320において判断することに応答して、または、ブロック330において難読化PIN入力チュートリアルをユーザに提示したことに応答して、工程300は、340において、PIN入力インタフェースを提示させる。図3の難読化PIN入力チュートリアルに関連して上述したように、リモコンの方向パッドボタン、中央の選択ボタン、および戻るボタンは、特定の数字および/または1つ以上の機能オプションに割り当てられ得る。開示の主題のいくつかの実施態様に係る、メディアデバイスに対する難読化PIN入力のためのPIN入力インタフェースの例示的な実施例を、図5A図18Bに示す。
【0091】
図5Aを参照すると、開示の主題のいくつかの実施態様に係る、PIN入力インタフェース500の例示的な実施例が示されている。図示されているように、いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェース500は、アクション記述子510、ユーザアカウント表示520、仮想方向パッドインタフェース530、PINパッド540、有効なハイライト領域550、およびPIN入力領域560を含み得る。
【0092】
アクション記述子510は、正しいPINを受信するとメディアデバイスに対して実行されるアクションを示す任意の適切な表示であってもよい。たとえば、図5Aに示すように、アクション記述子は、タイマーにボーナス時間を加えるために難読化PIN入力モードが起動されたことを示す。より具体的な例では、ユーザアカウント表示520に対応する親アカウントが、対応する子供のアカウントに対応付けられた視聴時間に特定の時間(たとえば、30分)を加えたいことを確認するために、難読化PIN入力モードが利用されてもよい。
【0093】
なお、図5Aのアクション記述子510は、ユーザが子供のアカウントに対応付けられた視聴時間に時間を加えたいことを示しているが、これは例示に過ぎず、難読化PIN入力モードは、任意の適切な用途に利用されてもよい。たとえば、メディアデバイス上で実行されているメディアアプリケーションは、ユーザアカウント表示520で表されるユーザアカウントを認証する、ペアレンタルコントロール(たとえば、1つ以上のペアレンタルコントロールを変更するために)を解除する、メディアコンテンツアイテムにアクセスおよび/または購入する、メディアデバイス上にインストールするためのアプリケーションをダウンロードする、メディアデバイス上でアプリケーションを実行する、メディアデバイス上で特定のランク付けがされたゲームをプレイするなどのために、ユーザアカウントに対応付けられたPINが必要であると判断してもよい。
【0094】
仮想方向パッドインタフェース530は、メディアデバイスを制御するために使用されているリモコンの方向パッドボタンおよび中央の選択ボタンの任意の適切な表示であってもよい。たとえば、図5Aに示すように、仮想方向パッドインタフェース530上の仮想ボタンの各々は、(たとえば、左方向の入力、右方向の入力、上方向の入力、下方向の入力、中央の選択の入力、戻るの入力など)メディアデバイスに入力を行うために使用されているリモコン上のボタンにマッピングされてもよい。より具体的な例では、図5Aに示すように、仮想方向パッドインタフェース530は、メディアデバイスを制御するために使用されているリモコンの方向パッドボタンおよび中央の選択ボタンに一致するように成形されてもよい。別のより具体的な例では、仮想方向パッドインタフェース530は、概して、PIN入力インタフェース500の数字および/または機能オプションにリモコンの方向パッドボタンおよび選択ボタンがどのように割り当てられているかを識別してもよい。
【0095】
PINパッド540は、PIN入力インタフェース500を使用して選択できる数字および/または機能オプションの任意の適切な表示であってもよい。たとえば、図5Aに示すように、PINパッド540は、仮想方向パッドインタフェース530に隣接して配置されてもよい。仮想方向パッドインタフェース530では、0~9の数字のセットと、「PINを忘れた」操作とが、PINパッド540の複数の行に分けられ得る。より具体的には、図5Aでは、PINパッド540は、(1)1~3の範囲の数字、(2)4~6の範囲の数字、(3)7~9の範囲の数字および数字の0、ならびに(4)「PINを忘れた」オプションを表す行またはサブセクションに分けられてもよい。また、図5Aにも示すように、PINパッド540は、PINパッド540のどの1行または複数行が有効であって、リモコンのボタンを使用して選択可能であるかを示す、有効なハイライト領域550を含んでもよい。たとえば、図5Aでは、1~3の範囲の数字に対応する行がハイライトされている。引き続きこの例で説明すると、図5Aにも示すように、PINパッド540は、残りの行が無効であって、リモコンのボタンを使用して選択不可であることを示してもよい。
【0096】
いくつかの実施態様では、PINパッド540の有効な行にある数字および/または機能オプションは、仮想方向パッドインタフェース530上に示されてもよい。たとえば、図5Aに示すように、数字の「1」は、仮想方向パッドインタフェース530の左方向ボタン上に配置されており、数字の「2」は、仮想方向パッドインタフェース530の中央の選択ボタン上に配置されており、数字の「3」は、仮想方向パッドインタフェース530の右方向ボタン上に配置されている。
【0097】
なお、本明細書に記載の実施態様は、概して、PINの数字を入力することに関するが、これは例示に過ぎず、仮想方向パッドインタフェースを、1つ以上の英数字(たとえば、A~Zの文字)、1つ以上の記号(たとえば、!、@、#など)、ダイアクリティカルマークが付いた1つ以上のスペイン語文字など、任意の適切な文字を入力するように構成してもよい。
【0098】
図5Bを参照すると、(図5Bの仮想方向パッド530上のマーカー570によって示されている)リモコンの左方向ボタンが選択されたことに応答して、PINパッド540の有効な行にある対応する数字の「1」が、PIN入力領域560に入力され得る。引き続きこの例で説明すると、(図5Cの仮想方向パッド530上のマーカー570によって示されている)リモコンの中央の選択ボタンが選択されたことに応答して、PINパッド540の有効な行にある対応する数字の「2」が、PIN入力領域560に入力され得る。
【0099】
なお、図5Bおよび図5Cならびにその他の図面に示すように、対応する数字の「1」がPINの1桁目として入力され得、対応する数字の「2」がPINの2桁目として入力され得るが、入力数字は、*または●などの記号で表されてもよく、リモコン上の対応するキーを押下することによって文字が入力されたことが示される。図5Bおよび図5Cならびにその他の図面に示すように、いくつかの実施態様では、PIN入力領域560は、PINにおけるこれから入力する数字の位置をハイライトしてもよい(たとえば、PIN入力領域560の入力PINにおいて数字の下の黒い空白行)ことも留意されたい。図5Bおよび図5Cならびにその他の図面におけるマーキング570は、図5Bにおいてリモコンの左方向ボタンが押下された数字の「1」がPIN入力領域560に入力されたことを示し、図5Cにおいてリモコンの中央の選択ボタンが押下されて数字の「2」がPIN入力領域に入力されたことを示すが、マーキング570および本明細書に記載のその他のマーキングは、概して、PINを入力するときにリモコン上のどのボタンが押下されているかをメディアデバイスと同じ部屋にいるその他のユーザが確認できないよう、PIN入力インタフェース500には表示されないことをさらに留意されたい。
【0100】
引き続き図5Cの例で説明すると、(図5Dの仮想方向パッド530上のマーカー570によって示されている)リモコンの下方向ボタンが選択されたことに応答して、PINパッド540の有効な行は、1~3の範囲の数字に対応する行から、4~6の範囲の数字に対応する隣接する行に変更され得る。そして、図5Eに示すように、数字の「4」は、仮想方向パッドインタフェース530の左方向ボタン上に配置され、数字の「5」は、仮想方向パッドインタフェース530の中央の選択ボタン上に配置され、数字の「6」は、仮想方向パッドインタフェース530の右方向ボタン上に配置され、ハイライト領域550は、PINパッド540の4~6の範囲の数字を含んだ新たに有効な行の上に配置される。(図5Eの仮想方向パッド530上のマーカー570によって示されている)リモコンの右方向ボタンが選択されたことに応答して、PINパッド540の有効な行の対応する数字の「6」がPIN入力領域560に入力され得る。
【0101】
引き続き図5Eの例で説明すると、(図5Fの仮想方向パッド530上のマーカー570によって示されている)リモコンの下方向ボタンが選択されたことに応答して、PINパッド540の有効な行は、4~6の範囲の数字に対応する行から、7~9の範囲の数字および数字の0に対応する隣接するサブセクションに変更され得る。そして、図5Gに示すように、数字の「7」は、仮想方向パッドインタフェース530の左方向ボタン上に配置され、数字の「8」は、仮想方向パッドインタフェース530の中央の選択ボタン上に配置され、数字の「9」は、仮想方向パッドインタフェース530の右方向ボタン上に配置され、数字の「0」は、仮想方向パッドインタフェース530の下方向ボタン上に配置される。これに加えて、図5Gに示すように、ハイライト領域550は、PINパッド540の7~9の範囲の数字と数字の0とを含んだ新たに有効なサブセクション上に配置される。(図5Gの仮想方向パッド530上のマーカー570によって示されている)リモコンの下方向ボタンが選択されたことに応答して、PINパッド540の有効な行の対応する数字の「0」がPIN入力領域560に入力され得る。
【0102】
なお、いくつかの実施態様では、PINパッド540の数字および/または機能オプションは、任意の適切な数のサブセクションに分けられてもよい。たとえば、(図5Fの仮想方向パッド530上のマーカー570によって示されている)リモコンの下方向ボタンが選択されたことに応答して、PINパッド540の有効な行は、4~6の範囲の数字に対応する行から、(図5Fに示す7~9の範囲の数字および数字の0に対応するサブセクションとは対照的に)7~9の範囲の数字に対応する隣接するサブセクションに変更されてもよい。そして、図6に示すように、数字の「7」は、仮想方向パッドインタフェース530の左方向ボタン上に配置され、数字の「8」は、仮想方向パッドインタフェース530の中央の選択ボタン上に配置され、数字の「9」は、仮想方向パッドインタフェース530の右方向ボタン上に配置される。引き続きリモコンの下方向ボタンの選択で説明すると、PINパッド540の有効な行は、7~9の範囲の数字に対応する行から、数字の0に対応する隣接する行に変更され得る。当該隣接する行では、仮想方向パッドインタフェース530の中央の選択ボタン上に数字の「0」が配置され得る。
【0103】
図3を再び参照すると、PIN入力インタフェース500のPIN入力領域560においてPINを受信したことに応答して、工程300は、正しいPINが提供されたかどうかを判断してもよく、そして、メディアデバイスに対してアクションを実行するかどうかを判断してもよい。たとえば、図5A図5Gに示すように、ユーザは、PIN入力インタフェース500に関してリモコンを使用して、「1260」というPINを入力した。引き続きこの例で説明すると、工程300は、「1260」というPINが、ユーザアカウント表示520が表すユーザアカウントに対応付けられた正しいPINと一致するかどうかを判断してもよく、正しいPINが入力されたと判断することに応答して、工程300は、ユーザアカウントを認証し、対応する子供のアカウントに対応付けられたタイマーにさらなる時間を加えさせてもよい(たとえば、子供のアカウントに30分の視聴時間を加える)。
【0104】
図5Hに示すように、350では、PIN入力インタフェース500に正しいPINが提供されたと判断することに応答して、PIN入力インタフェース500は、通知580と更新後の仮想方向パッドインタフェース590とを有するように更新されてもよい。通知580は、正しいPINが入力されたことと、メディアデバイスが実行する対応するアクション(たとえば、30分のボーナス時間を加える)とを示す任意の適切な通知であってもよい。更新後の仮想方向パッドインタフェース590は、たとえば、メディアデバイスを制御するために使用されているリモコンが難読化PIN入力モードを終了したことを示してもよい。図5Hに示すように、更新後の仮想方向パッドインタフェース590には方向を示す矢印が戻り、数字および/または機能オプションは、更新後の仮想方向パッドインタフェース590のボタン上には転置されていない。
【0105】
なお、図5A図5Hは、仮想方向パッドインタフェース530および隣接するPINパッド540を含むPIN入力インタフェースを示しているが、これは例示に過ぎず、選択用の仮想方向パッドインタフェースならびに数字および/または機能オプションが任意の適切な方法で提示されてもよい。
【0106】
いくつかの実施態様では、仮想方向パッドインタフェース530および隣接するPINパッド540を含むPIN入力インタフェースを設けることに代えて、複数の仮想方向パッドインタフェースがPIN入力インタフェースに設けられてもよい。これによって、たとえば、1つのインタフェースに各数字の集合(たとえば、3つの仮想方向パッドインタフェースに数字0~2、3~5、および6~9)を提示できるようになる。
【0107】
たとえば、図7は、第1の仮想方向パッドインタフェース710と、第2の仮想方向パッドインタフェース720と、第3の仮想方向パッドインタフェース730とを含む例示的なPIN入力インタフェース700を示す。引き続きこの例で説明すると、第1の仮想方向パッドインタフェース710は、0~2の範囲の数字を入力するために使われてもよい。ここで、リモコン上の上方向ボタンは、数字の「0」を入力するように割り当てられており、リモコン上の中央の選択ボタンは、数字の「1」を入力するように割り当てられており、リモコン上の下方向ボタンは、数字の「2」を入力するように割り当てられている。なお、この実施態様では、PINパッド540はPIN入力インタフェース700から省略されている。
【0108】
なお、図5A図5Hは、ハイライト領域550の使用によるPINパッド540の有効な数字の行またはサブセットの表示を示しているが、これは例示に過ぎず、PIN入力インタフェース内の有効エリアまたは有効サブセクションは、任意の適切な方法でハイライトされてもよい。たとえば、図7は、数字および/または機能オプションが有効であり選択可能であることを示すために仮想方向パッドインタフェースがハイライトされてもよいことを示す。図示されているように、第1の仮想方向パッドインタフェース710がハイライトされており、ユーザがリモコンを使用して、PINの1桁目に入力するための数字を0~2の範囲の中から選択できることを示す。
【0109】
なお、図5A図5Hは、リモコン上の上ボタンおよび下ボタンを押下することよるPINパッド540の行間の移動を示しているが、これは例示に過ぎず、PIN入力インタフェースは、ユーザに移動オプションを任意の適切な方法で提供してもよい。たとえば、図7に示すように、リモコン上の左ボタンおよび右ボタンを使用して仮想方向パッドインタフェース間を移動してもよい。引き続きこの例で説明すると、リモコンの右方向ボタンが選択されたことに応答して、有効な仮想方向パッドインタフェースは、第1の仮想方向パッドインタフェース710から第2の仮想方向パッドインタフェース720に変更され得る。これに代えて、リモコンの左方向ボタンが選択されたことに応答して、有効な仮想方向パッドインタフェースは、第1の仮想方向パッドインタフェース710から、ユーザがユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットできる「PINを忘れた」オプションまたはユーザが異なるユーザアカウント間を切替えることができるプロファイルオプションなど、1つ以上の機能オプションを含んだインタフェースに変更されてもよい。
【0110】
いくつかの実施態様では、図5A図5Gの仮想方向パッドインタフェース530と隣接するPINパッド540とを含むPIN入力インタフェースを提供する代わりに、仮想方向パッドインタフェースは、統合PINパッドであってもよい。これにより、たとえば、ユーザが特定の数字セット(たとえば、数字の1~3、4~6、7~9、および0)にフォーカスすると、統合仮想方向パッドインタフェースがシフトされてもよい。
【0111】
たとえば、図8Aおよび図8Bは、例示的な仮想方向パッドインタフェース820がPINパッドインタフェース810に組み込まれ得るPINパッドインタフェース810を含むPIN入力インタフェース800を示す。より具体的には、図8Aに示すように、PINパッドインタフェース810にある有効な1~3の範囲の数字の行が、仮想方向パッドインタフェース810に差し替えられ得る。図5A図5Gと同様に、数字の「1」は、仮想方向パッドインタフェース820の左方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の左方向ボタンを押下することによって数字の「1」がPINに入力されることを示し、数字の「2」は、仮想方向パッドインタフェース820の中央の選択ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の中央の選択ボタンを押下することによって数字の「2」がPINに入力されることを示し、数字の「3」は、仮想方向パッドインタフェース820の右方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の右方向ボタンを押下することによって数字の「3」がPINに入力されることを示す。引き続きこの例で説明すると、PINパッドインタフェース810は、PINパッドの残りの無効な行を仮想方向パッドインタフェース820の下に提示してもよい。
【0112】
引き続き図8Aの例で説明すると、(仮想方向パッド820上のマーカー830によって示されている)リモコンの下方向ボタンが選択されたことに応答して、PINパッドインタフェース810の有効な行が、1~3の範囲の数字に対応する行から、4~6の範囲の数字に対応する隣接するサブセクションにシフトし得る。そして、図8Bに示すように、PINパッドインタフェース810においてこれまで有効であった1~3の範囲の数字の行を表していた仮想方向パッド820は、1~3の数字の行に差し替えられ得、PINパッドインタフェース810にある4~6の範囲の数字の新たに有効な行は、仮想方向パッド820に差し替えられ得る。図8Bにも示すように、数字の「4」は、仮想方向パッドインタフェース820の左方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の左方向ボタンを押下することによって数字の「4」がPINに入力されることを示し、数字の「6」は、仮想方向パッドインタフェース820の中央の選択ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の中央の選択ボタンを押下することによって数字の「6」がPINに入力されることを示し、数字の「7」は、仮想方向パッドインタフェース820の右方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の右方向ボタンを押下することによって数字の「7」がPINに入力されることを示す。
【0113】
いくつかの実施態様では、図5A図5Hの仮想方向パッドインタフェース530と隣接するPINパッド540とを含むPIN入力インタフェースを設けることに代えて、仮想方向パッドインタフェースとPINパッドがそれぞれ異なるインタフェースに提示されてもよい。たとえば、図9Aに示すように、仮想方向パッドインタフェース910を含む例示的なPIN入力インタフェース900が提示されてもよい。より具体的には、数字の「7」は、仮想方向パッドインタフェース910の左方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の左方向ボタンを押下することによって数字の「7」がPINの末尾の桁として入力されることを示し、数字の「8」は、仮想方向パッドインタフェース910の上方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の上方向ボタンを押下することによって数字の「8」がPINの末尾の桁として入力されることを示し、数字の「9」は、仮想方向パッドインタフェース910の右方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の右方向ボタンを押下することによって数字の「9」がPINの末尾の桁として入力されることを示す。
【0114】
引き続き図9Aに示す例で説明すると、仮想方向パッドインタフェース910の中央の選択ボタンの上に「OK」インジケーターが配置され得る。(仮想方向パッド910上のマーカー920によって示されている)リモコンの中央の選択ボタンが選択されたことに応答して、仮想方向パッドインタフェース910は、難読化PIN入力モードで選択可能な数字および/または機能オプションを示すPINパッドインタフェース930に差し替えられ得る。図9Bにも示すように、数字および/または機能オプションのどの行またはサブセクションが現在有効であるかを示すために、ハイライト領域940が用いられ得る。リモコン上の上方向ボタンおよび下方向ボタンを押下することによって、ユーザは、仮想方向パッドインタフェース910で選択できる数字および/または機能オプションのサブセクション間を移動できる。たとえば、リモコンの方向パッド上の上方向ボタンを押下すると、PINパッドインタフェース930は、7~9の範囲の数字を含んだ行から、4~6の範囲の数字を含んだ隣接する行に移動する。
【0115】
これに代えて、いくつかの実施態様では、例示的なPIN入力インタフェース900は、PINパッドインタフェース930を提示することによって開始してもよい。PINパッドインタフェース930では、ユーザは、1つ以上の数字を入力するためのPINパッドインタフェース930のサブセクションを選択してもよい。PINパッドインタフェース930のサブセクションが選択されたことに応答して、PIN入力インタフェース900が更新され、ユーザがリモコンを使用してPIN入力領域に1つ以上の数字を入力できる対応する仮想方向パッドインタフェース910が提示されてもよい。
【0116】
いくつかの実施態様では、図5A図5Gの仮想方向パッドインタフェース530と隣接するPINパッド540とを含むPIN入力インタフェースを設けることに代えて、PIN入力インタフェースには、選択する数字の範囲間および/または機能オプション間を移動するための別の取扱説明が含まれてもよい。たとえば、図10AのPIN入力インタフェース1000に示すように、リモコンの各方向ボタンおよび中央の選択ボタンは、数字の範囲のうちの1つの数字を入力するように割り当てられてもよい。より具体的には、仮想方向パッドインタフェース1010に示すように、数字の「0」は、仮想方向パッドインタフェース1010の中央の選択ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の中央の選択ボタンを押下することによって数字の「0」がPINに入力されることを示し、数字の「1」は、仮想方向パッドインタフェース1010の上方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の上方向ボタンを押下することによって数字の「1」がPINに入力されることを示し、数字の「2」は、仮想方向パッドインタフェース1010の右方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の右方向ボタンを押下することによって数字の「2」がPINに入力されることを示し、数字の「3」は、仮想方向パッドインタフェース1010の下方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の下方向ボタンを押下することによって数字の「3」がPINに入力されることを示し、数字の「4」は、仮想方向パッドインタフェース1010の左方向ボタン上に配置されており、リモコンの方向パッド上の左方向ボタンを押下することによって数字の「4」がPINに入力されることを示す。
【0117】
いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェース1000は、現在の0~4の範囲の数字と5~9の範囲の数字との間を移動するためのリモコンジェスチャを設けてもよい。たとえば、図10Aに示すように、通知1020は、リモコンの方向パッド上の右向きの矢印に対する長押しジェスチャによって仮想方向パッドインタフェース1010が0~4の範囲の数字から5~9の範囲の数字に移動することを示す。これは、たとえば、図10Bに示されており、5~9の範囲の数字が、仮想方向パッドインタフェース1010の方向を示す矢印ボタン上および中央の選択ボタン上に配置されている。そして、通知1040は、リモコンの方向パッド上の左向きの矢印に対する長押しジェスチャによって仮想方向パッドインタフェース1010が0~4の範囲の数字に戻されることを示してもよい。
【0118】
いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェース1000は、現在の0~4の範囲の数字と1つ以上の機能オプションとの間を移動するためのリモコンジェスチャを設けてもよい。たとえば、図10Aおよび図10Bに示すように、通知1030は、リモコンの中央の選択ボタンに対する長押しジェスチャによって仮想方向パッドインタフェース1010が数字の入力から1つ以上の機能オプションの選択(たとえば、「PINを忘れた」操作の選択)に移動することを示してもよい。
【0119】
これに代えて、いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェースには、選択する数字の範囲間および/または機能オプション間を移動するための別の取扱説明が含まれてもよく、リモコン上のボタンが複数の機能を実行するように割り当てられてもよい。たとえば、図11AのPIN入力インタフェース1100に示すように、仮想方向パッドインタフェース1110は、リモコンの中央の選択ボタンを押下することによって、(たとえば、リモコンの方向ボタンに割り当てられていると示されている)0~3の数値入力範囲から、(たとえば、仮想方向パッドインタフェース1110の中央の選択ボタンに割り当てられていると示されている)4~7の数値入力範囲に移動することを示してもよい。引き続きこの例で説明すると、リモコンの中央の選択ボタンが押下されたことに応答して、仮想方向パッドインタフェース1110が更新され得、数字の「4」が仮想方向パッドインタフェース1110の上方向ボタン上に配置されて、リモコンの方向パッド上の上方向ボタンを押下することによって数字の「4」がPINに入力されることを示し、数字の「5」が仮想方向パッドインタフェース1110の右方向ボタン上に配置されて、リモコンの方向パッド上の右方向ボタンを押下することによって数字の「5」がPINに入力されることを示し、数字の「6」が仮想方向パッドインタフェース1110の下方向ボタン上に配置されて、リモコンの方向パッド上の下方向ボタンを押下することによって数字の「6」がPINに入力されることを示し、数字の「7」が仮想方向パッドインタフェース1110の左方向ボタン上に配置されて、リモコンの方向パッド上の左方向ボタンを押下することによって数字の「7」がPINに入力されることを示す。これに加えて、リモコンの中央の選択ボタンを使用して、難読化PIN入力モードで機能オプションにアクセスすることができるようになる。たとえば、図11Aの通知1130は、リモコンの中央の選択ボタン上での長押しジェスチャによって、仮想方向パッドインタフェース1110が数字の入力から1つ以上の機能オプションの選択(たとえば、「PINを忘れた」操作の選択)を選択に移動することを示してもよい。
【0120】
これに代えて、いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェースには、選択する数字の範囲間および/または機能オプション間を移動するための別の取扱説明が含まれてもよく、リモコン上の複数のボタンが様々な異なる数字の範囲にアクセスするように割り当てられてもよい。たとえば、図11BのPIN入力インタフェース1100に示すように、仮想方向パッドインタフェース1110は、リモコンの中央の選択ボタンを押下することによって、(たとえば、リモコンの上方向ボタンおよび右方向ボタンに割り当てられていると示されている)8~9の数値入力範囲から、(たとえば、仮想方向パッドインタフェース1110の中央の選択ボタン上に示されている)0~3の数値入力範囲に移動し得る、または(たとえば、仮想方向パッドインタフェース1110の下方向ボタン上に示されている)4~7の数値入力範囲に移動し得ることを示してもよい。
【0121】
いくつかの実施態様では、PIN入力インタフェースは、任意の適切な数の通知を含み得る。たとえば、図12に示すように、PIN入力インタフェース1200は、複数の通知、たとえば、リモコンの中央の選択ボタンに適用された長押しジェスチャが仮想方向パッドインタフェースを現在の数字の範囲から隣接する数字の範囲に移動させ得ることを示す通知1220、およびリモコンの戻るボタンを押下することが最後に入力されたPIN番号を削除させることを示す通知1230を提示してもよい。なお、難読化PIN入力モードから異なるPIN入力モードに切替えるための通知など、任意の適切な通知が提供されてもよい。
【0122】
いくつかの実施態様では、本明細書に記載の実施態様は、概して、ハイライト領域を用いてまたは文字をハイライトすることでPINパッドの有効な行を示したが、これは例示に過ぎず、リモコンで選択可能な有効な文字は任意の適切な方法で識別されてもよい。たとえば、図13に示すように、PINパッド1310に関連してスライダーインタフェース1320が設けられてもよい。図示されているように、スライダーインタフェース1320は、PINパッド1310にある複数の行のうちどの行が有効であるかを示すスライダー位置インジケーター1330を含んでもよい。特に、図13は、7~9の範囲の数字を含んだ行が現在有効であって、リモコン上のボタンを用いて選択可能であると示す。
【0123】
上述したように、仮想方向パッドインタフェースと隣接するPINパッドとを含むPIN入力インタフェースを用いて1つ以上の機能オプションにアクセスすることができる。たとえば、図5Aに戻ると、(図14Aの仮想方向パッドインタフェース1430上のマーカー1440によって示されている)リモコンの上方向ボタンが選択されたことに応答して、ハイライト領域1420でハイライトされたPINパッド1410の有効な行が、1~3の範囲の数字に対応する行から、ユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットする機能オプション(たとえば、図14BのPINパッド1410のハイライト領域1420によって示されるような「PINを忘れた」操作)に変更されてもよい。図14Bに示すような「PINを忘れた」操作に移動したことに応答して、仮想方向パッドインタフェース1430が更新されてもよく、リモコンの中央の選択ボタンは、「PINを忘れた」工程を開始するように割り当てられる。引き続きこの例で説明すると、リモコンの中央の選択ボタンが選択されたことに応答して、メディアデバイスは、ユーザがユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットできるようにする工程を開始してもよい。このような工程は、ユーザアカウントに対応付けられたユーザのIDを検証すること、ユーザアカウントを認証するための別の情報を提供することなどを含み得る。
【0124】
難読化PIN入力モードに関連してリモコンでその他の適した機能オプションが選択されてもよい。
【0125】
たとえば、図15Aおよび図15Bに示すように、リモコンのユーザが第1ユーザアカウントから第2ユーザアカウントに切替えることができる機能オプションが提供されてもよい。より具体的な例では、図15Aに示すように、仮想方向パッドインタフェース1510は、リモコンの上方向ボタンを「プロファイルの切替え」操作1520にマッピングしてもよい。リモコンの上方向ボタンをユーザが選択したことに応答して、PIN入力インタフェース1500が更新されてもよく、図15Bに示すそれぞれ異なるユーザアカウント1530をユーザが選択できるようになる。ハイライト領域1540を用いて、リモコンを使用してどのユーザアカウントを選択できるかが示されてもよい(たとえば、方向パッドを用いた移動、およびリモコンの中央の選択ボタンを使用した選択)。
【0126】
別の例では、PIN入力インタフェースにPINパッドを提示するかどうかをユーザ示すことができる機能オプションが設けられてもよい。たとえば、図5Aに戻ると、(図16Aの仮想方向パッドインタフェース1630上のマーカー1640によって示されている)リモコンの上方向ボタンが選択されたことに応答して、ハイライト領域1620でハイライトされているPINパッド1610の有効な行が、1~3の範囲の数字に対応する行から、PINパッド1610に示されている数字パッドを非表示にする機能オプション(たとえば、図16BのPINパッド1610のハイライト領域1620によって示されているような「数字パッドを非表示にする」操作)に変更されてもよい。図16Bに示すように「数字ピンを非表示にする」操作に移動したことに応答して、仮想方向パッドインタフェース1630が更新されてもよく、リモコンの中央の選択ボタンは、「数字パッドを非表示にする」工程を開始するように割り当てられる。引き続きこの例で説明すると、リモコンの中央の選択ボタンが選択されたことに応答して、メディアデバイスは、PINパッド1610がPIN入力インタフェース1600に提示されないようにする工程を開始してもよい。
【0127】
これに代えて、リモコンの中央の選択ボタンが選択されたことに応答して、メディアデバイスは、難読化PIN入力モードを、数字パッド1710を含む図17のPIN入力インタフェース1700など、別のPIN入力モードに切替える工程を開始する。数字パッド1710は、たとえば、数字パッド1710から選択された入力されたPIN番号の各々を示してもよい。引き続きこの例で説明すると、「数字パッドを非表示にする」操作1720が選択されたことに応答して、メディアデバイスは、PIN入力インタフェース1700が提示されるPIN入力モードを、上述した難読化PIN入力モードに変更させてもよい。
【0128】
仮想方向パッドインタフェースに機能オプションを提示することに加えてまたはこれに代えて、いくつかの実施態様では、仮想方向パッドインタフェースは、難読化PIN入力モードに関連して使用する複数の機能オプションにアクセスするオプションを含んでもよい。たとえば、図18Aに示すように、(図18Aの仮想方向パッドインタフェース1810上の「さらなるオプション」1820によって示されている)リモコンの上方向ボタンが選択されたことに応答して、仮想方向パッドインタフェース1810およびその他のインタフェース要素が図18Bに示すような複数の機能オプション1830に差し替えられる。これらの機能オプション1830は、たとえば、PINパッドを表示または非表示にする操作、難読化PIN入力モードと別のPIN入力モードとを切り替える操作、ユーザアカウントに対応付けられたユーザがPINをリセットできるようにする操作、リモコンのユーザがあるユーザアカウントから別のユーザアカウントに切替えることができるようにする操作などを含んでもよい。
【0129】
本明細書に記載のシステムがユーザについての個人情報を収集するまたは個人情報を利用する場合、プログラムまたは特徴がユーザ情報(たとえば、ユーザのソーシャルネットワーク、社会的行為または活動、職業、ユーザの嗜好、またはユーザの現在位置についての情報)を収集するかどうかを制御するための機会がユーザに与えられてもよい。これに加えて、特定のデータは、個人を特定可能な情報が取り除かれるように、格納または使用される前に1つ以上の方法で処理されてもよい。たとえば、ユーザについての個人情報が特定できないようにユーザの識別情報を処理したり、ユーザの特定の場所が特定できないように場所情報(市、郵便番号、または州レベルなど)が取得されるユーザの地理的位置を一般化したりしてもよい。したがって、ユーザは、ユーザについての情報がどのように収集されるのか、およびこの情報がコンテンツサーバによってどのように利用されるかについて、自分の好きなようにすることができる。
【0130】
したがって、メディアデバイスに対する難読化個人識別番号入力のためのシステム、方法、および媒体が提供される。
【0131】
いくつかの実施態様では、本明細書に記載の工程を実行するための命令を格納するために、任意の適当なコンピュータ読み取り可能な媒体が使用されてもよい。たとえば、いくつかの実施態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよい。たとえば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、非一時的な形態の磁気媒体(ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクなど)、非一時的な形態の光学媒体(コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ブルーレイディスクなど)、非一時的な形態の半導体媒体(フラッシュメモリ、EPROM(Electrically Programmable Read-Only Memory)、非一時的な形態のEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)など)、瞬間的で転送時の永続性がない任意の適当な媒体、および/または任意の適当な有形の媒体など、媒体を含み得る。別の例として、一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、ネットワーク上、電線、導線、光ファイバー、回路に含まれる信号、瞬間的で転送時の永続性がない任意の適当な媒体、および/または任意の適当な無形の媒体を含み得る。
【0132】
なお、図3と関連付けて説明した工程の上述したステップは、図示して説明した順番およびシーケンスに限られず、任意の順番またはシーケンスで実行および実施できる。また、待機時間および処理時間を低減するために、図3の工程の上記ステップのうちのいくつかは、適宜実質的に同時または平行して実行または実施できる。
【0133】
本明細書において使用するとき、メカニズムという用語は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の適切な組合せを含み得ることも留意されたい。
【0134】
上述の例示的な実装形態において本発明を説明および例示したが、本開示は、あくまでも一例であり、本明細書の趣旨および範囲から逸脱することなく、本発明の実装形態の詳細に対して様々な変更がなされてもよく、本明細書の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることを理解されたい。開示の実装形態の特徴は、様々に組み合わせおよび並び替えることができる。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図5G
図5H
図6
図7
図8A
図8B
図9A
図9B
図10A
図10B
図11A
図11B
図12
図13
図14A
図14B
図15A
図15B
図16A
図16B
図17
図18A
図18B
【手続補正書】
【提出日】2023-10-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアデバイスに対する個人識別番号入力のための方法であって、
メディアデバイスのハードウェアプロセッサを用いて、前記メディアデバイスに接続されるリモコン装置を使用して個人識別番号(PIN:personal identification number)を入力する要求を受信することと、
前記ハードウェアプロセッサを用いて、(1)複数の数字および1つ以上の機能オプションが複数のサブセクションに分けられたPINパッドと、(2)前記リモコン装置上の複数の方向ボタンと中央の選択ボタンとを有する方向パッドに対応する仮想方向パッドインタフェースとを含むPIN入力インタフェース画面を生じさせることとを含み、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンおよび中央の選択ボタンの第1サブセットを、前記複数のサブセクションのうち、有効なサブセクションに割り当て、前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの第2サブセットを、前記複数のサブセクションの各々の間を移動するように割り当て、前記方法は、さらに、
前記ハードウェアプロセッサを用いて、前記リモコン装置からキー押下を受けることと、
前記ハードウェアプロセッサを用いて、前記PIN入力インタフェース画面上のPIN入力領域を数字で更新すること、または前記1つ以上の機能オプションのうち、受信された前記キー押下に一致する機能オプションを実行することとを含み、受信された前記キー押下に対応する前記数字および受信された前記キー押下は、前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにされる、方法。
【請求項2】
前記PINパッドは、前記PIN入力インタフェース画面にある前記仮想方向パッドインタフェースに隣接して提示され、前記PINパッドにある前記複数のサブセクションのうち前記有効なサブセクションはハイライトされている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のサブセクションの各サブセクションは、数字のシーケンスに対応し、前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの前記第1サブセットは、前記リモコン装置の前記方向パッドの左ボタンおよび右ボタンを含み、前記左ボタン、前記中央の選択ボタン、および前記右ボタンは、各々、前記数字のシーケンスに含まれる数字に割り当てられる、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記リモコン装置上の前記複数の方向ボタンの前記第2サブセットは、前記リモコン装置の前記方向パッドの上ボタンおよび下ボタンを含み、前記上ボタンおよび前記下ボタンは、各々、前記有効なサブセクションに隣接するサブセクションへの移動に割り当てられる、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記PINパッドにある前記複数のサブセクションの各サブセクションは、前記PINパッドにある数字の行に対応する、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記PIN入力インタフェース画面にある前記仮想方向パッドインタフェースは、前記リモコン装置上の前記方向パッドに一致するように成形される、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記有効なサブセクションにある前記複数の数字のうち1つが、前記仮想方向パッドインタフェースにある代表的な方向ボタン上に提示される、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記仮想方向パッドインタフェースは、前記PINパッドに組み込まれ、前記PINパッドの前記有効なサブセクションの代わりに、前記仮想方向パッドインタフェースが提示される、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記PINパッドにある前記複数のサブセクションの各々は、複数の仮想方向パッドインタフェースのうち1つとして前記PIN入力インタフェース画面に提示され、前記複数の仮想方向パッドインタフェースのうち、第1の仮想方向パッドインタフェースが有効にされ、前記第1の仮想方向パッドインタフェースは、前記有効なサブセクションに一致する、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記リモコン装置の戻るボタンは、前記PIN入力領域に最後に入力された前記数字を削除するように割り当てられる、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記PIN入力領域に正しいPINが入力されたと判断することに応答して、前記メディアデバイス上でアクションを実行させることをさらに含む、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記リモコン装置からの前記キー押下は、前記リモコン装置に提供された長押しジェスチャである、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記リモコン装置の前記方向パッド上の方向ボタンに対する長押しジェスチャを受けることに応答して、前記PINパッドは、前記有効なサブセクションから、隣接するサブセクションに移動する、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記1つ以上の機能オプションは、前記PINを入力するために第1ユーザアカウントから第2ユーザアカウントに切替えるオプションを含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記1つ以上の機能オプションは、前記PINパッドを非表示にして前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないようにするオプションを含む、請求項1~14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記1つ以上の機能オプションは、前記PIN入力インタフェース画面を、受信された前記キー押下に対応する前記数字が提示されている別のPIN入力インタフェース画面に差し替えるオプションを含む、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記1つ以上の機能オプションは、ユーザアカウントに対応付けられたPINをリセットするオプションを含む、請求項1~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上の機能オプションは、複数オプションを含んだインタフェース画面にアクセスするオプションを含み、前記複数オプションは、ユーザアカウント間で切替える第1オプションと、前記PINパッドが前記PIN入力インタフェース画面上に提示されないように非表示にする第2オプションと、前記ユーザアカウントに対応付けられた前記PINをリセットする第3オプションとを含む、請求項1~17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
請求項1~18のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されたハードウェアプロセッサを備える、メディアデバイス。
【請求項20】
コンピュータによって実行可能な命令を含んだプログラムであって、前記コンピュータによって実行可能な命令は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、請求項1~18のいずれか1項に記載の方法を実行させるプログラム
【国際調査報告】