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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-27
(54)【発明の名称】測定方法、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20231220BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20231220BHJP
   H04W 8/24 20090101ALI20231220BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W64/00
H04W8/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023537093
(86)(22)【出願日】2021-12-14
(85)【翻訳文提出日】2023-06-16
(86)【国際出願番号】 CN2021137833
(87)【国際公開番号】W WO2022127773
(87)【国際公開日】2022-06-23
(31)【優先権主張番号】202011493395.5
(32)【優先日】2020-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 晶晶
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067DD20
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ51
(57)【要約】
本開示は、測定方法、機器及び記憶媒体を開示しており、当該方法は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報をネットワーク側が端末に送信することを含む。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末が受信することを含む、測定方法。
【請求項2】
第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
N個(Nは、自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末が取得することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末が取得し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項8】
端末がネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク側から送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
端末は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
測定間隔を無線リソース管理(RRM)測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、
測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報をネットワーク側が端末に送信することを含む、測定方法。
【請求項15】
第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示することを更に含む、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項18】
測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項19】
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含む、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項20】
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報をネットワーク側が端末に送信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項21】
ネットワーク側は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む、請求項14又は15に記載の方法。
【請求項23】
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項24】
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項25】
メモリ内のプログラムを読み取って、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するプロセスを実行するためのプロセッサと、
プロセッサの制御の下で、データを送受信するための送受信機とを含む、基地局。
【請求項26】
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するための基地局送信モジュールを含む、基地局。
【請求項27】
メモリ内のプログラムを読み取って、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するプロセスを実行するためのプロセッサと、
プロセッサの制御の下で、データを送受信するための送受信機とを含む、端末。
【請求項28】
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するための端末受信モジュールを含む、端末。
【請求項29】
コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体であって、請求項1~24の何れか一項に記載の方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項30】
送受信機と、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶されてプロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムとを含む通信機器であって、前記プロセッサによって前記コンピュータプログラムが実行されると、請求項1~24の何れか一項に記載の方法が実現される、通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2020年12月17日に中国で出願された中国特許出願第202011493395.5号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本開示に組み込まれる。
本開示は、無線通信の技術分野に関し、特に、測定方法、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
端末による測定の際、異周波数測定を行う場合は、通常、測定間隔を構成し、当該測定間隔内で現在のサービング周波数ポイントとの接続を切断して、目標同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック(又は同期信号ブロック)(Synchronization Signal and PBCH block、SSB)の位置へと周波数変調して測定を行う必要があり、当該SSBは、プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)、セカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)及び物理ブロードキャストチャネル(Physical Boardcast Channel、PBCH)を含み、SS/PBCH blockとして記述されてもよい。測定間隔は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)によって構成され、測定間隔周期、測定間隔長さ、オフセット量等を含み、図1は、測定間隔に係るパラメータ間の関係の模式図であり、測定間隔は、具体的に、図1に示す通りとなる。端末は、1セットの測定間隔に基づいて、全ての目標周波数ポイントについての測定を完了する。周波数範囲(Frequency Range、FR)1及びFR2を区別して、既存の測定間隔長さの最大値をそれぞれ5ms及び5.5msとしている(無線周波数の周波数変調時間を考慮しない)。
【0003】
端末が測位参照シンボル、測位参照信号(Positioning Reference Signal、PRS)に基づいて測位を行う際、測位のための目標周波数ポイントが端末のアクティブ帯域幅内にない場合、端末は、測定間隔に基づいて測位の関連測定を完了する必要がある。
【0004】
関連技術の欠点としては、PRS継続時間長さが長すぎることによって既存の測定間隔内で測定を完了できないことがあり得る。
【0005】
さらに、長いPRS測定を如何に行うかという問題については、長いPRS測定に適した測定間隔の導入に伴う問題の解決案が未だにない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、長いPRS測定に適した測定間隔の導入後に生じる測定間隔の使用又は割り当ての問題を解決するための測定方法、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示には、以下の技術案が提供されている。
【0008】
測定方法であって、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報をネットワーク側が端末に送信することを含む、測定方法を提供している。
【0009】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0010】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示することを更に含む。
【0011】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0012】
実施において、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0013】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含む。
【0014】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報をネットワーク側が端末に送信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0015】
実施において、ネットワーク側は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
【0016】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0017】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含む。
【0018】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成を無線リソース管理(Radio Resource Management、RRM)測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0019】
測定方法であって、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末が受信することを含む、測定方法を提供している。
【0020】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0021】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0022】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む。
【0023】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0024】
実施において、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0025】
実施において、
測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末が取得し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む。
【0026】
実施において、
端末がネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0027】
実施において、
ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0028】
実施において、端末は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0029】
実施において、
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0030】
実施において、
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む。
【0031】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、
測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告することを更に含む。
【0032】
基地局であって、
メモリ内のプログラムを読み取って、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するプロセスを実行するためのプロセッサと、
プロセッサの制御の下で、データを送受信するための送受信機とを含む、基地局を提供している。
【0033】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0034】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示することを更に含む。
【0035】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0036】
実施において、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0037】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含む。
【0038】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0039】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
【0040】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0041】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含む。
【0042】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0043】
基地局であって、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するための基地局送信モジュールを含む、基地局を提供している。
【0044】
実施において、基地局送信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を送信するために更に用いられる。
【0045】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示し、及び/又は、異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0046】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0047】
実施において、基地局送信モジュールは、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0048】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信するための基地局受信モジュールを更に含む。
【0049】
実施において、基地局送信モジュールは、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0050】
実施において、基地局送信モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示するために更に用いられる。
【0051】
実施において、基地局送信モジュールは、複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決め、及び/又は、端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するために更に用いられる。
【0052】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信するために更に用いられる。
【0053】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信し、及び/又は、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信するために更に用いられる。
【0054】
端末であって、
メモリ内のプログラムを読み取って、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するプロセスを実行するためのプロセッサと、
プロセッサの制御の下で、データを送受信するための送受信機とを含む、端末を提供している。
【0055】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0056】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0057】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む。
【0058】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0059】
実施において、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得することを更に含む。
【0060】
実施において、
測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む。
【0061】
実施において、
ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0062】
実施において、
ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0063】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0064】
実施において、
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0065】
実施において、
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む。
【0066】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、
測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告することを更に含む。
【0067】
端末であって、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するための端末受信モジュールを含む、端末を提供している。
【0068】
実施において、端末受信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を受信するために更に用いられる。
【0069】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを取得するために更に用いられる。
【0070】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するための端末測定モジュールを更に含む。
【0071】
実施において、端末測定モジュールは、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントが、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有するために更に用いられる。
【0072】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得するために更に用いられる。
【0073】
実施において、端末受信モジュールは、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0074】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信するために更に用いられる。
【0075】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0076】
実施において、端末測定モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用するために更に用いられる。
【0077】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信し、及び/又は、ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信するために更に用いられる。
【0078】
実施において、端末受信モジュールは、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0079】
実施において、端末受信モジュールは、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0080】
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記測定間隔構成方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されている。
【0081】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供しており、前記コンピュータプログラム製品が不揮発性の記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラム製品は、上記測定間隔構成方法が実現されるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【発明の効果】
【0082】
本開示の有益な効果は、以下の通りである。
本開示の実施例による技術案では、長いPRS測定を如何に行うかという問題について、長いPRS測定に適した測定間隔を導入すると、他の測定目的(例えば、RRM測定)に影響を与える恐れがある。例えば、PRS測定に適した測定間隔が、他の測定目的にも適していれば、複数個の測定目的による同一測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。また、別の生じ得る問題としては、測位測定に使用される測定間隔が他の測定目的(例えば、RRM測定)に使用できなければ、異なる測定目的を実現するために複数セットの測定間隔を構成する必要があるため、端末による複数セットの測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。これに鑑みて、基地局は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信することにより、複数の測定目的がある場合、各々の測定目的については、その自身の需要に応じて同一測定間隔の使用又は割り当てを行うことができ、専用の測定間隔が存在する場合であっても、構成された他の測定間隔によって実現可能となる。
【0083】
ここで説明される図面は、本開示のさらなる理解を提供するためのものであり、本開示の一部を構成し、本開示の例示的な実施例及びその説明は、本開示を解釈するためのものであり、本開示に対する不適切な制限を構成しない。
【図面の簡単な説明】
【0084】
図1】背景技術における測定間隔に係るパラメータ間の関係の模式図である。
図2】本開示の実施例における基地局側の測定間隔構成方法の実施フローの模式図である。
図3】本開示の実施例における端末側の測定間隔構成方法の実施フローの模式図である。
図4】本開示の実施例における測定間隔の時間領域位置関係の模式図である。
図5】本開示の実施例における測定間隔の使用割合又はパーセンテージの模式図である。
図6】本開示の実施例における基地局の構造の模式図である。
図7】本開示の実施例における端末の構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0085】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明白且つ完全に説明するが、明らかなことに、説明される実施例は本開示の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者によって創造的な労働を払わずに得られた他の実施例は、全て本開示の保護範囲に属するものとする。
【0086】
発明者は、発明中に次のことに気付いた。
PRSの継続時間長さは、シンボル数、リソース(Resources)数、繰返し(Repetition)、サブキャリア間隔(sub-carrier space、SCS)に関係するものである。複数の要因が共同でPRSの継続時間に影響を及ぼし、異なる値の組み合わせによって、PRS継続時間も異なる。具体的に、以下の通りである。
各々のスロット(slot)内の占有されるシンボル数:{2,4,6,12}個の直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplex、OFDM)シンボル(OFDM symbols)、
Resource数:FR1は、最大8個、FR2 FR1は、最大64個、
Repetitions:{1,2,4,8,16,32}、
SCS:{15,30,60,120}KHz。
【0087】
前述のように、PRSの継続時間長さは、シンボル数、resources数、Repetition、SCSに関係するものである。複数の要因が共同でPRSの継続時間に影響を及ぼし、異なる値の組み合わせによって、PRS継続時間も異なる。上記の影響要因の値は、非常に柔軟かつ多様であるため、或る構成の組み合わせでは、PRSの継続時間長さが測定間隔長さを超えてしまう。表1は、PRS継続時間長さの組み合わせのテーブルであり、表1には、問題のある構成がいくつか挙げられており、このようなシーンでは、全てのPRSを測定間隔内に受信することができず、測定性能に影響を与えてしまう。
【0088】
【表1】

【0089】
上記PRS継続時間長さが長すぎることによって既存の測定間隔内で測定を完了できないという問題を解決するために、可能な解決案の1つとしては、新しい測定間隔を導入することである。しかしながら、新たに導入された測定間隔によってRRM測定に影響を与えるため、新しい問題が生じてしまい、例えば、新たに導入された測定間隔がRRM測定に使用可能であるかどうか、新たに導入された測定間隔と既存の測定間隔とが同時に存在可能であるかどうか、端末がどのような挙動を取るか等の問題が生じる。
【0090】
長いPRS測定を如何に行うかという問題について、その中心的な問題は、長いPRS測定に適した測定間隔の導入に伴う他の測定目的(例えば、RRM測定)への影響、及びこれらの影響を解決することにある。具体的な問題としては、以下の通りである。PRS測定に適した測定間隔が、他の測定目的にも適していれば、複数個の測定目的による同一測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。また、別の問題として、測位測定に使用される測定間隔が、他の測定目的(例えば、RRM測定)に使用できなければ、異なる測定目的を実現するために複数セットの測定間隔を構成する必要があるため、端末による複数セットの測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。
【0091】
これに鑑みて、測定間隔を新たに導入することによる、RRM測定への問題に対し、本開示の実施例では、上記の生じ得る問題の1つ又はその組み合わせを解決するための測定態様を提供する。以下、図面を参照して本開示の具体的な実施形態を説明する。
【0092】
説明の際、ユーザ機器(User Equipment、UE)と基地局側の実施をそれぞれ説明し、その後、本開示の実施例で提案された態様の実施をよりよく理解するためには、両者が協働して実施する例も挙げる。このような説明方式は、両者が協働して実施しなければならないこと、又は個別に実施しなければならないことを意味するわけではなく、実際に、UEと基地局とが別々に実施した場合、UE側、基地局側の問題を個別に解決することもできる一方で、両者が併せて使用した場合、より良好な技術的効果が得られる。
【0093】
図2は、基地局側の測定間隔構成方法の実施フローの模式図であり、同図に示すように、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を基地局が端末に送信するステップ201を含んでもよい。
【0094】
図3は、端末側の第一情報方法の実施フローの模式図であり、同図に示すように、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末が受信するステップ301を含んでもよい。
【0095】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用され、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0096】
具体的に、測定間隔の構成には、測定間隔周期、測定間隔長さ、オフセット値(offset)等が含まれる。異なる測定間隔に含まれる上記パラメータは、少なくとも1つが異なる。
【0097】
具体的に、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合について、ここでの測定目的は、測位測定(例えばPRS測定)であってもよいし、RRM測定(当該測定は、モビリティの測定、例えばハンドオーバ又は再選択の測定に使用可能である)であってもよく、また、他の測定目的であってもよい。
【0098】
具体的に、複数の周波数ポイントは、同じ無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に属してもよいし、異なるRATに属してもよい。RATは、長期進化(Long Term Evolution、LTE)、新しいラジオ(New Radio、NR)を含む。一実施形態として、測定間隔iを周波数ポイントf1、f2の測定に使用し、測定間隔jを周波数ポイントf3、f4の測定に使用してもよい。
【0099】
測定間隔が1セットだけ構成されている場合、PRS測定及びRRM測定を例にすると、当該測定間隔は、PRS layer(測定周波数ポイント)の測定に使用されてもよいし、RRM layerの測定に使用されてもよい。
【0100】
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合について、測定間隔を2セット構成することを例にすると、第一の測定間隔は、第一測定目的(例えば、測位測定)に使用され、第二の測定間隔は、第二測定目的(例えば、RRM測定)に使用される。各測定目的には、複数の測定目標があってもよく、それらは、測定周波数ポイントと呼ばれてもよいし、layerと呼ばれてもよい。
【0101】
具体的に、一実施形態として、測定間隔iをSSB測定及び/又はチャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)測定に使用し、測定間隔jをPRS測定に使用してもよい。一実施形態として、測定間隔mをSSB測定に使用し、測定間隔nをCSI-RS測定に使用してもよい。
【0102】
測定間隔には、少なくとも2セットの測定間隔が含まれるのは、複数セットの測定間隔が同時に存在する場合を含むし、一定時間内に複数セットの測定間隔が存在するものの、異なる測定間隔が時間領域内で全く重複しない場合も含み、更に、一定時間内に複数セットの測定間隔が存在し、異なる測定間隔が時間領域内で一部重複する場合を含む。測位に使用される測定間隔及びRRM測定に使用される測定間隔を例にして、図4は、測定間隔の時間領域位置関係の模式図であり、2セットの測定間隔の時間領域位置関係については、同図に示すように、可能な時間領域位置関係が3つある。
【0103】
異なる種類の周波数ポイント又は周波数には、異なるRATの周波数ポイント、即ち異なる無線アクセス技術の周波数ポイント又は周波数が含まれる。例えば、長期進化(Long Term Evolution、LTE)(進化のユニバーサル移動通信システム地上無線アクセスネットワーク(Evolution-Universal Terrestrial Radio Access Network、E-UTRAN))周波数ポイント又は周波数、新しいラジオ(New Radio、NR)周波数ポイント又は周波数、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile Communications、GSM)周波数ポイント又は周波数であってもよい。ここでの周波数ポイント又は周波数は、測定目標(Measurement Object、MO)と呼ばれてもよい。異なる種類の周波数ポイント又は周波数は、同一の測定目的のためのものであってもよく、例えばLTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、NR周波数ポイント又は周波数については、両者ともRRM測定に使用されるか、又は両者とも測位測定又はPRS測定に使用されてもよい。異なる種類の周波数ポイント又は周波数は、異なる測定目的のためのものであってもよく、例えばLTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数がRRM測定に使用され、NR周波数ポイント又は周波数が測位測定又はPRS測定に使用されるか、又は、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数が測位測定又はPRS測定に使用され、NR周波数ポイント又は周波数がRRM測定に使用されてもよい。
【0104】
異なる種類の周波数ポイント又は周波数には、同周波数キャリア(intra-frequency carrier)、異周波数キャリア(inter-frequency carrier)、異なる無線アクセスシステムのキャリア(inter-RAT carrier)が含まれてもよい。
【0105】
実施において、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示し、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示するようにしてもよい。
【0106】
それに応じて、端末側については、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0107】
具体的に、ここでの取得には、ネットワーク側から配信されたファクタ関連情報を端末が受信することが含まれるし、ファクタ関連情報がプロトコルで事前定義されることも含まれる。
【0108】
当該第一ファクタは、測定間隔の共有を指示するためのものとして、当該測定間隔を異なる測定目的が如何に共有するかを指示するものであると理解されてもよい。
【0109】
当該第一ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、ネットワークによって構成されてもよいし、プロトコルで定められてもよい。2個の測定目的に使用されることを例にすると、当該第一ファクタは、第一測定目的及び第二測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するためのものとなり、異なる測定目的の測定目標の測定時間長さには、当該ファクタ又は当該ファクタの逆数を乗算する必要がある。
【0110】
一例として、当該第一ファクタの値がYであり、Yが整数であると、第一測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/Y*100を乗算する必要があり、第二測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/(100-Y)*100を乗算する必要がある。
【0111】
別の一例として、当該第一ファクタの値がXであると、第一測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/Xを乗算する必要があり、第二測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/(1-Y)を乗算する必要がある。
【0112】
更に別の一例として、当該ファクタについては、1/3の確率で測位に使用し、2/3の確率でRRM測定に使用することが明示されていれば、測位の測定時間長さは、3*T1となり、T1は、一定のサンプリング回数に対応する時間長さであり、ある周波数ポイントのRRM測定の測定時間長さは、1.5*T2となり、T2は、一定のサンプリング回数に対応する時間長さである。
【0113】
当該第二ファクタについても、測定間隔の共有を指示するためのものとして、当該測定間隔を異なる周波数ポイント又は周波数が如何に共有するかを指示するものであると理解されてもよい。当該第二ファクタは、
LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
GSM周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
同周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
異周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
異システムによって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
異周波数及び異システムによって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージとのうち、少なくとも1つを指示してもよい。
【0114】
さらに、例えばE-UTRAがマスターセルグループ(Master Cell group、MCG)となり、NRがセカンダリセルグループ(Secondary Cell group、SCG)となるデュアル接続(E-UTRA NR dual connectivity with MCG using E-UTRA and SCG using NR、EN-DC)、NR-E-UTRAデュアル接続(NR-E-UTRA Dual Connectivity、NE-DC)、独立ネットワーキング(NR SA)、NE-DC、NR LTE等の異なるシーンに応じて、異なる第二ファクタを構成する。
実施形態一:EN-DCシーンであり、第二ファクタは、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及びNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、EN-DCシーンにおけるMNノード(アンカーノード)のモビリティ性能を向上させることができる。
【0115】
実施形態二:NE-DCシーンであり、第二ファクタは、NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及びNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、NR周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、NE-DCシーンにおけるMNノード(アンカーノード)のモビリティ性能を向上させることができる。
【0116】
実施形態三:NR SAシーンであり、第二ファクタは、NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及び/又はNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、NR周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、NR SAシーンにおけるモビリティ性能を向上させることができる。
【0117】
実施形態四:NR-DCシーンであり、第二ファクタは、NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及び/又はNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、NR周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、NR-DCシーンにおけるモビリティ性能を向上させることができる。
【0118】
実施形態五:LTE SAシーンであり、第二ファクタは、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及び/又はNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、LTE SAシーンにおけるモビリティ性能を向上させることができる。
【0119】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含んでもよい。
【0120】
具体的に、N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することは、
N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するとともに、N個の測定目的のうち、各測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントについて、等確率で測定間隔を使用する方式、
N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するが、各測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントについて、等しくない確率で測定間隔を使用する方式、
N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するが、その中のあるK個(Kは、1よりも大きい整数)の測定目的に含まれる測定周波数ポイントと、他の測定目的の測定周波数ポイントとについて、等しくない確率で測定間隔を使用する方式を含んでもよい。
【0121】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0122】
具体的に、第M個の測定目的の複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有することとは、第M個の測定目的の複数の測定周波数ポイントを1つの周波数ポイントとして、測定間隔の使用を他の測定目的の周波数ポイントと競合させることである。
【0123】
例えば、PRS測定と、RRM測定との2個の測定目的を例にする。PRS測定には、M個のPRS layerが含まれ、RRM測定には、N個のRRM layerが含まれる。M個のPRS layerは1個のlayerと見なされて、測定間隔を他のN個のRRM layerと共有する。つまり、キャリア測定性能スケーリングファクタ(carrier-specific scaling factor、CSSF)を計算する場合、PRS測定では、1個のPRS layerのみを考慮する必要がある。M個のPRS layerの測定時間長さは、各PRS layerの測定時間長さの合計である。
【0124】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0125】
それに応じて、端末側については、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0126】
具体的に、第三ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、当該第三ファクタの値は、ネットワーク側によって構成されてもよいし、プロトコルで定められてもよい。さらに、第三ファクタによって指示される、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージは、
一定時間内における、複数セットの測定間隔のうち、ある1セットの測定間隔の使用割合又はパーセンテージ、
複数セットの測定間隔に重複がある場合(完全な重複、部分的な重複を含む)、重複部分での端末による異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージであってもよい。
【0127】
例えば、MG1が測位に使用され、MG2がRRMに使用されることを例にすると、MG1とMG2とに完全な重複がある場合、図5は、測定間隔の使用割合又はパーセンテージの模式図であり、同図に示すように、第三ファクタは、MG1及びMG2の使用割合又はパーセンテージを端末に通知するために用いられる。
【0128】
第三ファクタの値が1/3であれば、重複位置が、1/3の確率でMG1(測位)に使用され、2/3の確率でMG2(RRM)に使用されることを意味する。それに応じて、測位の複数の測定周波数ポイントの測定時間長さには、3を乗算する必要があり、RRMの複数の測定周波数ポイントの測定時間長さには、3/2を乗算する必要がある。
【0129】
実施において、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0130】
それに応じて、端末側については、
測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末が取得し、当該優先順位によって指示された測定間隔のみに基づいて端末が測定を行うことを更に含む。
【0131】
具体的に、第二情報によって指示される測定間隔の優先順位は、
一定時間内における、複数セットの測定間隔のうち、ある1セットの測定間隔の使用優先順位、
複数セットの測定間隔に重複がある場合(完全な重複、部分的な重複を含む)、重複部分で端末によって採用される測定間隔であってもよい。
【0132】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含んでもよい。
【0133】
それに応じて、端末側については、
端末がネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0134】
具体的に、他の測定目的とは、現在の測定目的以外の測定目的を指す。
【0135】
端末は、ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信する。ネットワーク側は、これらの情報に基づいて、測定間隔の構成、第一ファクタ、第三ファクタ、第二情報の1つ又はその組み合わせの構成を行ってもよい。
【0136】
具体的に、現在の測定目的が測位であれば、ネットワーク側機器は、測位サーバであってもよいし、基地局であってもよい。
【0137】
実施において、
ネットワークの測位が完了した旨の通知を端末から受信した後、測定間隔構成及び測定ファクタを端末に送信すること、又は、
端末からネットワーク側に送信されたRRM測定のための測定間隔の要求を受信した後、測定間隔構成及び測定ファクタを端末に送信することを更に含んでもよい。
【0138】
それに応じて、端末側については、ネットワークの測位が完了した後に基地局に通知し、基地局によって端末に測定間隔構成及び測定ファクタが送信されるようにするか、又は、
端末がネットワーク側にRRM測定のための測定間隔の要求を送信し、基地局によって端末に測定間隔構成及び測定ファクタが送信されるようにする。
【0139】
具体的に、一定時間内に第一の測定間隔のみが構成されていれば、当該測定間隔は、測位のみに使用される。この場合、測位期間内において、端末は、測位測定のみを行うことができ、RRM測定を行うことができない。したがって、端末は、測位の完了をネットワークに通知するか、又は端末からネットワークにRRM測定のための測定間隔を構成するように要求するためのシグナリングをネットワークに送信してもよい。
【0140】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報をネットワーク側が端末に送信することを更に含んでもよく、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0141】
具体的に、複数セットの測定間隔の切替メカニズムを採用し、測定間隔切替指示を導入し、ネットワークによって配信してもよい。
【0142】
具体的な実施において、基地局は、以下の方式のうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
1つ目は、第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式であり、
具体的に、T1時間長さ内の測定に使用されるMG1をN1時刻で配信し、T2時間長さ内の測定に使用されるMG2をN2時刻で配信する。ネットワークから配信されたMG切替指示を端末が受信すると、UEは、T1時間長さ内でMG1を使用して測定し、T2時間長さ内でMG2を使用して測定するといったように続けていく。
【0143】
2つ目は、M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式であり、
具体的に、各々のMGの使用時間長さを制御するためのタイマ(timer)を導入してもよい。例えば、MG1をN1時刻で配信し、timer1をオンにし、timer1が満了すると、MG2に切り替え、timer2をオンにし、timer2が満了すると、MG1に切り替えるといったようにしていく。別の可能な態様としては、上記ネットワークから配信された測定間隔切替指示に併せて、測定間隔切替をオンにするかどうかをネットワークによって指示してもよい。
【0144】
3つ目は、Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式である。
【0145】
具体的に、M回使用可能なMG1をN1時刻で配信し、N回使用可能なMG2をN2時刻で配信する。即ち、M回のMG1の後にMG2に切り替え、N回のMG2の後に再びMG1に切り替えるといったようにしていく。別の可能な態様としては、上記ネットワークから配信された測定間隔切替指示に併せて、測定間隔切替をオンにするかどうかをネットワークによって指示してもよい。
【0146】
上記態様に従えば、それに応じて、端末側について、
端末は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0147】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含んでもよい。
【0148】
それに応じて、端末側については、
基地局から端末に指示されたか又は基地局と予め取り決めた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
基地局から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0149】
具体的に、一定時間内には、第一の測定間隔MG1(本開示の実施例によって導入された測定間隔)と、第二の測定間隔MG2(既存の測定間隔を採用)との2セットの測定間隔が構成されており、MG1が測位のみに使用可能であり、MG1及びMG2の時間領域位置関係を考慮して、図4は、MG1及びMG2の時間領域位置関係の模式図であり、図4に示すように、MG1及びMG2の衝突問題を解決するためには、以下の方式が考えられる。
1つ目は、測位及びRRM測定の優先順位又は測定間隔の優先順位を導入する方式であり、優先順位がネットワークによって指示されるか又はプロトコルで定められ、端末がある1セットのMGのみを採用して、ある1つの測定を行う。
2つ目は、端末によって一定時間内又はある重複時刻においてMG1及びMG2が使用される割合又はパーセンテージを指示する第三ファクタ(又は第二重み等)を導入する方式である。
【0150】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含んでもよい。
【0151】
それに応じて、端末側については、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0152】
具体的に、測位に適用される測定間隔が当該端末によってサポートされているかどうかを指示するための端末能力を導入してもよい。
その中、RRM測定は、SSB測定(同期信号ブロックに基づく測定タイミング構成(SS block based RRM measurement timing configuration、SMTC)の測定と記述されてもよい)及び/又はCSI-RS測定を含んでもよい。
【0153】
測位のために複数の新しい測定間隔構成が導入される可能性があることを考慮すると、端末は、導入された測定間隔構成(measurement gap pattern)を全てサポートすることができない可能性がある。そこで、当該端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を指示するための端末能力を導入することが可能である。例えば、可能な一実施形態としては、
長さNのビットシーケンスを導入し、各ビットを測位のための測定間隔に対応させ、ビットを1に設定すると、当該測位のためのmeasurement gap patternが当該端末によってサポートされていることを表し、ビットを0に設定すると、当該測位のためのmeasurement gap patternが当該端末によってサポートされていないことを表すことであってもよい。
【0154】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかを指示することを更に含んでもよい。
【0155】
それに応じて、端末側については、
基地局から指示された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0156】
具体的に、当該導入された測定間隔構成をRRM測定に使用することが当該端末によってサポートされているかどうかを指示するための端末能力を導入してもよい。
【0157】
同じ発明構想に基づいて、本開示の実施例では、基地局、端末、及びコンピュータ可読記憶媒体が更に提供されているが、これらの機器は、課題を解決する原理が測定間隔構成方法と類似しているため、これらの機器の実施について、方法の実施を参照可能であり、重複した部分を繰り返して述べない。
【0158】
本開示の実施例による技術案の実施の際、以下のように実施してもよい。
【0159】
図6は、基地局の構造の模式図であり、同図に示すように、基地局は、
メモリ620内のプログラムを読み取って、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するプロセスを実行するためのプロセッサ600と、
プロセッサ600の制御の下で、データを送受信するための送受信機610とを含む。
【0160】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0161】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示することを更に含む。
【0162】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0163】
実施において、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0164】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含む。
【0165】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0166】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
【0167】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0168】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含む。
【0169】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0170】
図6において、バスアーキテクチャは、任意数量の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ600を代表とした1つ又は複数のプロセッサと、メモリ620を代表としたメモリとの各種回路が繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機610は、複数の素子、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するための手段を提供するものである。プロセッサ600は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ620は、プロセッサ600による操作実行時に使用されるデータを記憶可能である。
【0171】
本開示の実施例は、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するための基地局送信モジュールを含む、基地局を更に提供している。
【0172】
実施において、基地局送信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を送信するために更に用いられる。
【0173】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示し、及び/又は、異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0174】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0175】
実施において、基地局送信モジュールは、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0176】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信するための基地局受信モジュールを更に含む。
【0177】
実施において、基地局送信モジュールは、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0178】
実施において、基地局送信モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示するために更に用いられる。
【0179】
実施において、基地局送信モジュールは、複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決め、及び/又は、端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するために更に用いられる。
【0180】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信するために更に用いられる。
【0181】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信し、及び/又は、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信するために更に用いられる。
【0182】
説明の便宜上、上前記装置の各部分は、機能によって様々なモジュール又はユニットに分けてそれぞれ説明されたが、勿論、本開示の実施の際、各モジュール又はユニットの機能を同一又は複数のソフトウェア又はハードウェアで実現されてもよい。
【0183】
図7は、端末の構造の模式図であり、同図に示すように、端末は、
メモリ720内のプログラムを読み取って、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するプロセスを実行するためのプロセッサ700と、
プロセッサ700の制御の下で、データを送受信するための送受信機710とを含む。
【0184】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0185】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0186】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む。
【0187】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0188】
実施において、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得することを更に含む。
【0189】
実施において、
測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む。
【0190】
実施において、
ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0191】
実施において、
ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0192】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0193】
実施において、
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0194】
実施において、
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む。
【0195】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、
測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告することを更に含む。
【0196】
図7において、バスアーキテクチャは、任意数量の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ700を代表とした1つ又は複数のプロセッサと、メモリ720を代表としたメモリとの各種回路が繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機710は、複数の素子、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するための手段を提供するものである。様々なユーザ機器に対して、ユーザインターフェース730は、必要なデバイスを外部又は内部で接続可能なインターフェースであってもよく、接続されるデバイスは、小型キーボード、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティック等を含むが、これらに限定されない。
【0197】
プロセッサ700は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ720は、プロセッサ700による操作実行時に使用されるデータを記憶可能である。
【0198】
本開示の実施例は、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するための端末受信モジュールを含む、端末を更に提供している。
【0199】
実施において、端末受信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を受信するために更に用いられる。
【0200】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを取得するために更に用いられる。
【0201】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するための端末測定モジュールを更に含む。
【0202】
実施において、端末測定モジュールは、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントが、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有するために更に用いられる。
【0203】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得するために更に用いられる。
【0204】
実施において、端末受信モジュールは、測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0205】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信するために更に用いられる。
【0206】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0207】
実施において、端末測定モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用するために更に用いられる。
【0208】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信し、及び/又は、ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信するために更に用いられる。
【0209】
実施において、端末受信モジュールは、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0210】
実施において、端末受信モジュールは、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0211】
本開示の実施例は、上記測定間隔構成方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供している。
【0212】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供しており、前記コンピュータプログラム製品が不揮発性の記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラム製品は、上記測定間隔構成方法が実現されるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0213】
具体的な実施については、基地局側及び/又は端末側の測定間隔構成方法の実施を参照可能である。
【0214】
上記を纏めて、本開示の実施例による技術案では、第一ファクタが導入されており、当該ファクタは、ある測定間隔が第一目的(例えば測位)及び第二目的(例えばRRM測定)それぞれに使用される割合又はパーセンテージを指示するためのものである。当該共有ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、ネットワークによって構成されてもよい。
【0215】
さらに、測位及びRRM測定の優先順位又は複数の測定間隔の間の優先順位も導入されており、かかる優先順位は、ネットワークによって指示されるか又はプロトコルで定められ、端末は、ある1セットのMGを採用してある1つの測定を行うことが可能である。
【0216】
さらに、第三ファクタも導入されており、一定時間内複数の測定間隔又は或る時刻に複数の測定間隔の衝突がある場合、当該ファクタは、端末によって各測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するためのものである。当該ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、ネットワークによって構成されてもよい。
【0217】
さらに、第一の測定間隔(測位用)と第二の測定間隔(測定用)との切替も導入されており、導入された測定間隔切替の開始及び/又は終了指示は、ネットワークによって配信されてもよい。
【0218】
さらに、端末からネットワークに送信されるシグナリングも導入されており、当該情報は、測位の完了を端末がネットワークに通知するか又はRRM測定のための測定間隔を端末がネットワークに要求するためのものである。
【0219】
さらに、端末能力もいくつか導入されており、これらの端末能力には、測位に適用される測定間隔が端末によってサポートされているかどうかを指示する端末能力、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔構成識別子を指示する端末能力、当該新たに導入された測定間隔構成をRRM測定に使用することを端末によってサポートされているかどうかを指示する端末能力等が含まれる。
【0220】
当業者であれば、本明細書に開示の実施例と併せて説明した各例におけるユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装できることに気づき得る。これらの機能がハードウェアによって実装されるか、それともソフトウェアによって実装されるかは、技術案の特定適用及び設計制約要件に依存する。当業者は、特定の適用ごとに、説明した機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、このような実装は、本開示の範囲外と見なされるべきではない。
【0221】
説明の便宜及び簡潔のために、上記で説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作手順については、上記方法の実施例における対応する手順を参照でき、ここでは、繰り返して述べないことを当業者には明確に理解されよう。
【0222】
本開示による実施例において、開示された装置及び方法が他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明した装置の実施例は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理機能での分割に過ぎず、実際の実現のとき、他の分割方式もあり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされるか、或い統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されるか、或いは実装されなくてもよい。さらに、掲示又は説明した相互結合、直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実装されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、又は他の形態であってもよい。
【0223】
別個の部品として説明したユニットは、物理的に分離されていても、そうでなくてもよく、ユニットとして掲示した部品は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、同じ場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施例に係る技術案の目的を達成するために、実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択すればよい。
【0224】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットは、物理的に単独で存在してもよく、更に、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
【0225】
上記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の技術案の本質的部分、又は関連技術に対する貢献をもたらす部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法における全て又は一部のステップを、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器であり得る)に実行させるためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、ポータブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できるあらゆる媒体を含む。
【0226】
理解できるように、本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又は、その組み合わせによって実現可能である。ハードウェアによる実現について、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニットなどは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はその組み合わせの中に実現可能である。
【0227】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解できる。従って、本開示は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形態を取り得る。しかも、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0228】
本開示は、本開示の実施例による方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照にして記載されている。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実現され得ると理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込み処理機又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して1つの機器を形成することで、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成することが可能である。
【0229】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させるように導けるコンピュータ可読メモリに格納されてもよく、当該コンピュータ可読メモリに格納される命令により、命令装置を含む製品を形成する。当該命令装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0230】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで一連の操作ステップを実行することにより、コンピュータで実現される処理を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0231】
明らかなことに、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示に様々な変更及び変形を加えることが可能である。そのため、本開示のこれらの修正及び変形が本開示の特許請求の範囲及び同等な技術的範囲内にある場合、本開示は、これらの変更及び変形を含むことも意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-06-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末が受信することを含む、測定方法。
【請求項2】
第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
N個(Nは、自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末が取得することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末が取得し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項8】
端末がネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク側から送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
端末は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報をネットワーク側が端末に送信することを含む、測定方法。
【請求項14】
セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するための基地局送信モジュールを含む、基地局。
【請求項15】
ットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するための端末受信モジュールを含む、端末。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本開示は、2020年12月17日に中国で出願された中国特許出願第202011493395.5号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本開示に組み込まれる。
本開示は、無線通信の技術分野に関し、特に、測定方法、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
端末による測定の際、異周波数測定を行う場合は、通常、測定間隔を構成し、当該測定間隔内で現在のサービング周波数ポイントとの接続を切断して、目標同期信号/物理ブロードキャストチャネル信号ブロック(又は同期信号ブロック)(Synchronization Signal and PBCH block、SSB)の位置へと周波数変調して測定を行う必要があり、当該SSBは、プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)、セカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)及び物理ブロードキャストチャネル(Physical Boardcast Channel、PBCH)を含み、SS/PBCH blockとして記述されてもよい。測定間隔は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)によって構成され、測定間隔周期、測定間隔長さ、オフセット量等を含み、図1は、測定間隔に係るパラメータ間の関係の模式図であり、測定間隔は、具体的に、図1に示す通りとなる。端末は、1セットの測定間隔に基づいて、全ての目標周波数ポイントについての測定を完了する。周波数範囲(Frequency Range、FR)1及びFR2を区別して、既存の測定間隔長さの最大値をそれぞれ5ms及び5.5msとしている(無線周波数の周波数変調時間を考慮しない)。
【0003】
端末が測位参照シンボル、測位参照信号(Positioning Reference Signal、PRS)に基づいて測位を行う際、測位のための目標周波数ポイントが端末のアクティブ帯域幅内にない場合、端末は、測定間隔に基づいて測位の関連測定を完了する必要がある。
【0004】
関連技術の欠点としては、PRS継続時間長さが長すぎることによって既存の測定間隔内で測定を完了できないことがあり得る。
【0005】
さらに、長いPRS測定を如何に行うかという問題については、長いPRS測定に適した測定間隔の導入に伴う問題の解決案が未だにない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、長いPRS測定に適した測定間隔の導入後に生じる測定間隔の使用又は割り当ての問題を解決するための測定方法、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示には、以下の技術案が提供されている。
【0008】
測定方法であって、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報をネットワーク側が端末に送信することを含む、測定方法を提供している。
【0009】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0010】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示することを更に含む。
【0011】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0012】
実施において、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0013】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含む。
【0014】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報をネットワーク側が端末に送信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0015】
実施において、ネットワーク側は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
【0016】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0017】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含む。
【0018】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成を無線リソース管理(Radio Resource Management、RRM)測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0019】
測定方法であって、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末が受信することを含む、測定方法を提供している。
【0020】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0021】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0022】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む。
【0023】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0024】
実施において、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0025】
実施において、
複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末が取得し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む。
【0026】
実施において、
端末がネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0027】
実施において、
ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0028】
実施において、端末は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0029】
実施において、
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0030】
実施において、
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む。
【0031】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、
測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告することを更に含む。
【0032】
基地局であって、
メモリ内のプログラムを読み取って、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するプロセスを実行するためのプロセッサと、
プロセッサの制御の下で、データを送受信するための送受信機とを含む、基地局を提供している。
【0033】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0034】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示することを更に含む。
【0035】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0036】
実施において、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0037】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含む。
【0038】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0039】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
【0040】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0041】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含む。
【0042】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0043】
基地局であって、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するための基地局送信モジュールを含む、基地局を提供している。
【0044】
実施において、基地局送信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を送信するために更に用いられる。
【0045】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示し、及び/又は、異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0046】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0047】
実施において、基地局送信モジュールは、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0048】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信するための基地局受信モジュールを更に含む。
【0049】
実施において、基地局送信モジュールは、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0050】
実施において、基地局送信モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示するために更に用いられる。
【0051】
実施において、基地局送信モジュールは、複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決め、及び/又は、端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するために更に用いられる。
【0052】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信するために更に用いられる。
【0053】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信し、及び/又は、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信するために更に用いられる。
【0054】
端末であって、
メモリ内のプログラムを読み取って、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するプロセスを実行するためのプロセッサと、
プロセッサの制御の下で、データを送受信するための送受信機とを含む、端末を提供している。
【0055】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0056】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0057】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む。
【0058】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0059】
実施において、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得することを更に含む。
【0060】
実施において、
複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む。
【0061】
実施において、
ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0062】
実施において、
ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0063】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0064】
実施において、
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0065】
実施において、
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む。
【0066】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、
測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告することを更に含む。
【0067】
端末であって、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するための端末受信モジュールを含む、端末を提供している。
【0068】
実施において、端末受信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を受信するために更に用いられる。
【0069】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを取得するために更に用いられる。
【0070】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するための端末測定モジュールを更に含む。
【0071】
実施において、端末測定モジュールは、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントが、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有するために更に用いられる。
【0072】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得するために更に用いられる。
【0073】
実施において、端末受信モジュールは、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0074】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信するために更に用いられる。
【0075】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0076】
実施において、端末測定モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用するために更に用いられる。
【0077】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信し、及び/又は、ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信するために更に用いられる。
【0078】
実施において、端末受信モジュールは、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0079】
実施において、端末受信モジュールは、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0080】
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記測定間隔構成方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されている。
【0081】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供しており、前記コンピュータプログラム製品が不揮発性の記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラム製品は、上記測定間隔構成方法が実現されるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【発明の効果】
【0082】
本開示の有益な効果は、以下の通りである。
本開示の実施例による技術案では、長いPRS測定を如何に行うかという問題について、長いPRS測定に適した測定間隔を導入すると、他の測定目的(例えば、RRM測定)に影響を与える恐れがある。例えば、PRS測定に適した測定間隔が、他の測定目的にも適していれば、複数個の測定目的による同一測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。また、別の生じ得る問題としては、測位測定に使用される測定間隔が他の測定目的(例えば、RRM測定)に使用できなければ、異なる測定目的を実現するために複数セットの測定間隔を構成する必要があるため、端末による複数セットの測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。これに鑑みて、基地局は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信することにより、複数の測定目的がある場合、各々の測定目的については、その自身の需要に応じて同一測定間隔の使用又は割り当てを行うことができ、専用の測定間隔が存在する場合であっても、構成された他の測定間隔によって実現可能となる。
【0083】
ここで説明される図面は、本開示のさらなる理解を提供するためのものであり、本開示の一部を構成し、本開示の例示的な実施例及びその説明は、本開示を解釈するためのものであり、本開示に対する不適切な制限を構成しない。
【図面の簡単な説明】
【0084】
図1】背景技術における測定間隔に係るパラメータ間の関係の模式図である。
図2】本開示の実施例における基地局側の測定間隔構成方法の実施フローの模式図である。
図3】本開示の実施例における端末側の測定間隔構成方法の実施フローの模式図である。
図4】本開示の実施例における測定間隔の時間領域位置関係の模式図である。
図5】本開示の実施例における測定間隔の使用割合又はパーセンテージの模式図である。
図6】本開示の実施例における基地局の構造の模式図である。
図7】本開示の実施例における端末の構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0085】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明白且つ完全に説明するが、明らかなことに、説明される実施例は本開示の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者によって創造的な労働を払わずに得られた他の実施例は、全て本開示の保護範囲に属するものとする。
【0086】
発明者は、発明中に次のことに気付いた。
PRSの継続時間長さは、シンボル数、リソース(Resources)数、繰返し(Repetition)、サブキャリア間隔(sub-carrier space、SCS)に関係するものである。複数の要因が共同でPRSの継続時間に影響を及ぼし、異なる値の組み合わせによって、PRS継続時間も異なる。具体的に、以下の通りである。
各々のスロット(slot)内の占有されるシンボル数:{2,4,6,12}個の直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplex、OFDM)シンボル(OFDM symbols)、
Resource数:FR1は、最大8個、FR2 FR1は、最大64個、
Repetitions:{1,2,4,8,16,32}、
SCS:{15,30,60,120}KHz。
【0087】
前述のように、PRSの継続時間長さは、シンボル数、resources数、Repetition、SCSに関係するものである。複数の要因が共同でPRSの継続時間に影響を及ぼし、異なる値の組み合わせによって、PRS継続時間も異なる。上記の影響要因の値は、非常に柔軟かつ多様であるため、或る構成の組み合わせでは、PRSの継続時間長さが測定間隔長さを超えてしまう。表1は、PRS継続時間長さの組み合わせのテーブルであり、表1には、問題のある構成がいくつか挙げられており、このようなシーンでは、全てのPRSを測定間隔内に受信することができず、測定性能に影響を与えてしまう。
【0088】
【表1】

【0089】
上記PRS継続時間長さが長すぎることによって既存の測定間隔内で測定を完了できないという問題を解決するために、可能な解決案の1つとしては、新しい測定間隔を導入することである。しかしながら、新たに導入された測定間隔によってRRM測定に影響を与えるため、新しい問題が生じてしまい、例えば、新たに導入された測定間隔がRRM測定に使用可能であるかどうか、新たに導入された測定間隔と既存の測定間隔とが同時に存在可能であるかどうか、端末がどのような挙動を取るか等の問題が生じる。
【0090】
長いPRS測定を如何に行うかという問題について、その中心的な問題は、長いPRS測定に適した測定間隔の導入に伴う他の測定目的(例えば、RRM測定)への影響、及びこれらの影響を解決することにある。具体的な問題としては、以下の通りである。PRS測定に適した測定間隔が、他の測定目的にも適していれば、複数個の測定目的による同一測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。また、別の問題として、測位測定に使用される測定間隔が、他の測定目的(例えば、RRM測定)に使用できなければ、異なる測定目的を実現するために複数セットの測定間隔を構成する必要があるため、端末による複数セットの測定間隔の使用又は割り当ての問題が生じる。
【0091】
これに鑑みて、測定間隔を新たに導入することによる、RRM測定への問題に対し、本開示の実施例では、上記の生じ得る問題の1つ又はその組み合わせを解決するための測定態様を提供する。以下、図面を参照して本開示の具体的な実施形態を説明する。
【0092】
説明の際、ユーザ機器(User Equipment、UE)と基地局側の実施をそれぞれ説明し、その後、本開示の実施例で提案された態様の実施をよりよく理解するためには、両者が協働して実施する例も挙げる。このような説明方式は、両者が協働して実施しなければならないこと、又は個別に実施しなければならないことを意味するわけではなく、実際に、UEと基地局とが別々に実施した場合、UE側、基地局側の問題を個別に解決することもできる一方で、両者が併せて使用した場合、より良好な技術的効果が得られる。
【0093】
図2は、基地局側の測定間隔構成方法の実施フローの模式図であり、同図に示すように、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を基地局が端末に送信するステップ201を含んでもよい。
【0094】
図3は、端末側の第一情報方法の実施フローの模式図であり、同図に示すように、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末が受信するステップ301を含んでもよい。
【0095】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用され、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0096】
具体的に、測定間隔の構成には、測定間隔周期、測定間隔長さ、オフセット値(offset)等が含まれる。異なる測定間隔に含まれる上記パラメータは、少なくとも1つが異なる。
【0097】
具体的に、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合について、ここでの測定目的は、測位測定(例えばPRS測定)であってもよいし、RRM測定(当該測定は、モビリティの測定、例えばハンドオーバ又は再選択の測定に使用可能である)であってもよく、また、他の測定目的であってもよい。
【0098】
具体的に、複数の周波数ポイントは、同じ無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に属してもよいし、異なるRATに属してもよい。RATは、長期進化(Long Term Evolution、LTE)、新しいラジオ(New Radio、NR)を含む。一実施形態として、測定間隔iを周波数ポイントf1、f2の測定に使用し、測定間隔jを周波数ポイントf3、f4の測定に使用してもよい。
【0099】
測定間隔が1セットだけ構成されている場合、PRS測定及びRRM測定を例にすると、当該測定間隔は、PRS layer(測定周波数ポイント)の測定に使用されてもよいし、RRM layerの測定に使用されてもよい。
【0100】
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合について、測定間隔を2セット構成することを例にすると、第一の測定間隔は、第一測定目的(例えば、測位測定)に使用され、第二の測定間隔は、第二測定目的(例えば、RRM測定)に使用される。各測定目的には、複数の測定目標があってもよく、それらは、測定周波数ポイントと呼ばれてもよいし、layerと呼ばれてもよい。
【0101】
具体的に、一実施形態として、測定間隔iをSSB測定及び/又はチャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)測定に使用し、測定間隔jをPRS測定に使用してもよい。一実施形態として、測定間隔mをSSB測定に使用し、測定間隔nをCSI-RS測定に使用してもよい。
【0102】
測定間隔には、少なくとも2セットの測定間隔が含まれるのは、複数セットの測定間隔が同時に存在する場合を含むし、一定時間内に複数セットの測定間隔が存在するものの、異なる測定間隔が時間領域内で全く重複しない場合も含み、更に、一定時間内に複数セットの測定間隔が存在し、異なる測定間隔が時間領域内で一部重複する場合を含む。測位に使用される測定間隔及びRRM測定に使用される測定間隔を例にして、図4は、測定間隔の時間領域位置関係の模式図であり、2セットの測定間隔の時間領域位置関係については、同図に示すように、可能な時間領域位置関係が3つある。
【0103】
異なる種類の周波数ポイント又は周波数には、異なるRATの周波数ポイント、即ち異なる無線アクセス技術の周波数ポイント又は周波数が含まれる。例えば、長期進化(Long Term Evolution、LTE)(進化のユニバーサル移動通信システム地上無線アクセスネットワーク(Evolution-Universal Terrestrial Radio Access Network、E-UTRAN))周波数ポイント又は周波数、新しいラジオ(New Radio、NR)周波数ポイント又は周波数、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile Communications、GSM)周波数ポイント又は周波数であってもよい。ここでの周波数ポイント又は周波数は、測定目標(Measurement Object、MO)と呼ばれてもよい。異なる種類の周波数ポイント又は周波数は、同一の測定目的のためのものであってもよく、例えばLTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、NR周波数ポイント又は周波数については、両者ともRRM測定に使用されるか、又は両者とも測位測定又はPRS測定に使用されてもよい。異なる種類の周波数ポイント又は周波数は、異なる測定目的のためのものであってもよく、例えばLTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数がRRM測定に使用され、NR周波数ポイント又は周波数が測位測定又はPRS測定に使用されるか、又は、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数が測位測定又はPRS測定に使用され、NR周波数ポイント又は周波数がRRM測定に使用されてもよい。
【0104】
異なる種類の周波数ポイント又は周波数には、同周波数キャリア(intra-frequency carrier)、異周波数キャリア(inter-frequency carrier)、異なる無線アクセスシステムのキャリア(inter-RAT carrier)が含まれてもよい。
【0105】
実施において、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示し、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示するようにしてもよい。
【0106】
それに応じて、端末側については、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0107】
具体的に、ここでの取得には、ネットワーク側から配信されたファクタ関連情報を端末が受信することが含まれるし、ファクタ関連情報がプロトコルで事前定義されることも含まれる。
【0108】
当該第一ファクタは、測定間隔の共有を指示するためのものとして、当該測定間隔を異なる測定目的が如何に共有するかを指示するものであると理解されてもよい。
【0109】
当該第一ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、ネットワークによって構成されてもよいし、プロトコルで定められてもよい。2個の測定目的に使用されることを例にすると、当該第一ファクタは、第一測定目的及び第二測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するためのものとなり、異なる測定目的の測定目標の測定時間長さには、当該ファクタ又は当該ファクタの逆数を乗算する必要がある。
【0110】
一例として、当該第一ファクタの値がYであり、Yが整数であると、第一測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/Y*100を乗算する必要があり、第二測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/(100-Y)*100を乗算する必要がある。
【0111】
別の一例として、当該第一ファクタの値がXであると、第一測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/Xを乗算する必要があり、第二測定目的の測定目標の測定時間長さには、1/(1-Y)を乗算する必要がある。
【0112】
更に別の一例として、当該ファクタについては、1/3の確率で測位に使用し、2/3の確率でRRM測定に使用することが明示されていれば、測位の測定時間長さは、3*T1となり、T1は、一定のサンプリング回数に対応する時間長さであり、ある周波数ポイントのRRM測定の測定時間長さは、1.5*T2となり、T2は、一定のサンプリング回数に対応する時間長さである。
【0113】
当該第二ファクタについても、測定間隔の共有を指示するためのものとして、当該測定間隔を異なる周波数ポイント又は周波数が如何に共有するかを指示するものであると理解されてもよい。当該第二ファクタは、
LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
GSM周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
同周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
異周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
異システムによって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージと、
異周波数及び異システムによって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージとのうち、少なくとも1つを指示してもよい。
【0114】
さらに、例えばE-UTRAがマスターセルグループ(Master Cell group、MCG)となり、NRがセカンダリセルグループ(Secondary Cell group、SCG)となるデュアル接続(E-UTRA NR dual connectivity with MCG using E-UTRA and SCG using NR、EN-DC)、NR-E-UTRAデュアル接続(NR-E-UTRA Dual Connectivity、NE-DC)、独立ネットワーキング(NR SA)、NE-DC、NR LTE等の異なるシーンに応じて、異なる第二ファクタを構成する。
実施形態一:EN-DCシーンであり、第二ファクタは、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及びNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、EN-DCシーンにおけるMNノード(アンカーノード)のモビリティ性能を向上させることができる。
【0115】
実施形態二:NE-DCシーンであり、第二ファクタは、NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及びNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、NR周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、NE-DCシーンにおけるMNノード(アンカーノード)のモビリティ性能を向上させることができる。
【0116】
実施形態三:NR SAシーンであり、第二ファクタは、NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及び/又はNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、NR周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、NR SAシーンにおけるモビリティ性能を向上させることができる。
【0117】
実施形態四:NR-DCシーンであり、第二ファクタは、NR周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及び/又はNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、NR周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、NR-DCシーンにおけるモビリティ性能を向上させることができる。
【0118】
実施形態五:LTE SAシーンであり、第二ファクタは、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数によって当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する。LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数、及び/又はNR周波数ポイント、及び/又は他の周波数ポイントを含んでいる場合、LTE(E-UTRAN)周波数ポイント又は周波数による当該測定間隔の使用には、より高い割合又はパーセンテージを割り当てる。当該形態によれば、LTE SAシーンにおけるモビリティ性能を向上させることができる。
【0119】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含んでもよい。
【0120】
具体的に、N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することは、
N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するとともに、N個の測定目的のうち、各測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントについて、等確率で測定間隔を使用する方式、
N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するが、各測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントについて、等しくない確率で測定間隔を使用する方式、
N個の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するが、その中のあるK個(Kは、1よりも大きい整数)の測定目的に含まれる測定周波数ポイントと、他の測定目的の測定周波数ポイントとについて、等しくない確率で測定間隔を使用する方式を含んでもよい。
【0121】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0122】
具体的に、第M個の測定目的の複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有することとは、第M個の測定目的の複数の測定周波数ポイントを1つの周波数ポイントとして、測定間隔の使用を他の測定目的の周波数ポイントと競合させることである。
【0123】
例えば、PRS測定と、RRM測定との2個の測定目的を例にする。PRS測定には、M個のPRS layerが含まれ、RRM測定には、N個のRRM layerが含まれる。M個のPRS layerは1個のlayerと見なされて、測定間隔を他のN個のRRM layerと共有する。つまり、キャリア測定性能スケーリングファクタ(carrier-specific scaling factor、CSSF)を計算する場合、PRS測定では、1個のPRS layerのみを考慮する必要がある。M個のPRS layerの測定時間長さは、各PRS layerの測定時間長さの合計である。
【0124】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0125】
それに応じて、端末側については、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0126】
具体的に、第三ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、当該第三ファクタの値は、ネットワーク側によって構成されてもよいし、プロトコルで定められてもよい。さらに、第三ファクタによって指示される、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージは、
一定時間内における、複数セットの測定間隔のうち、ある1セットの測定間隔の使用割合又はパーセンテージ、
複数セットの測定間隔に重複がある場合(完全な重複、部分的な重複を含む)、重複部分での端末による異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージであってもよい。
【0127】
例えば、MG1が測位に使用され、MG2がRRMに使用されることを例にすると、MG1とMG2とに完全な重複がある場合、図5は、測定間隔の使用割合又はパーセンテージの模式図であり、同図に示すように、第三ファクタは、MG1及びMG2の使用割合又はパーセンテージを端末に通知するために用いられる。
【0128】
第三ファクタの値が1/3であれば、重複位置が、1/3の確率でMG1(測位)に使用され、2/3の確率でMG2(RRM)に使用されることを意味する。それに応じて、測位の複数の測定周波数ポイントの測定時間長さには、3を乗算する必要があり、RRMの複数の測定周波数ポイントの測定時間長さには、3/2を乗算する必要がある。
【0129】
実施において、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0130】
それに応じて、端末側については、
測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末が取得し、当該優先順位によって指示された測定間隔のみに基づいて端末が測定を行うことを更に含む。
【0131】
具体的に、第二情報によって指示される測定間隔の優先順位は、
一定時間内における、複数セットの測定間隔のうち、ある1セットの測定間隔の使用優先順位、
複数セットの測定間隔に重複がある場合(完全な重複、部分的な重複を含む)、重複部分で端末によって採用される測定間隔であってもよい。
【0132】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含んでもよい。
【0133】
それに応じて、端末側については、
端末がネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0134】
具体的に、他の測定目的とは、現在の測定目的以外の測定目的を指す。
【0135】
端末は、ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信する。ネットワーク側は、これらの情報に基づいて、測定間隔の構成、第一ファクタ、第三ファクタ、第二情報の1つ又はその組み合わせの構成を行ってもよい。
【0136】
具体的に、現在の測定目的が測位であれば、ネットワーク側機器は、測位サーバであってもよいし、基地局であってもよい。
【0137】
実施において、
ネットワークの測位が完了した旨の通知を端末から受信した後、測定間隔構成及び測定ファクタを端末に送信すること、又は、
端末からネットワーク側に送信されたRRM測定のための測定間隔の要求を受信した後、測定間隔構成及び測定ファクタを端末に送信することを更に含んでもよい。
【0138】
それに応じて、端末側については、ネットワークの測位が完了した後に基地局に通知し、基地局によって端末に測定間隔構成及び測定ファクタが送信されるようにするか、又は、
端末がネットワーク側にRRM測定のための測定間隔の要求を送信し、基地局によって端末に測定間隔構成及び測定ファクタが送信されるようにする。
【0139】
具体的に、一定時間内に第一の測定間隔のみが構成されていれば、当該測定間隔は、測位のみに使用される。この場合、測位期間内において、端末は、測位測定のみを行うことができ、RRM測定を行うことができない。したがって、端末は、測位の完了をネットワークに通知するか、又は端末からネットワークにRRM測定のための測定間隔を構成するように要求するためのシグナリングをネットワークに送信してもよい。
【0140】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報をネットワーク側が端末に送信することを更に含んでもよく、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0141】
具体的に、複数セットの測定間隔の切替メカニズムを採用し、測定間隔切替指示を導入し、ネットワークによって配信してもよい。
【0142】
具体的な実施において、基地局は、以下の方式のうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
1つ目は、第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式であり、
具体的に、T1時間長さ内の測定に使用されるMG1をN1時刻で配信し、T2時間長さ内の測定に使用されるMG2をN2時刻で配信する。ネットワークから配信されたMG切替指示を端末が受信すると、UEは、T1時間長さ内でMG1を使用して測定し、T2時間長さ内でMG2を使用して測定するといったように続けていく。
【0143】
2つ目は、M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式であり、
具体的に、各々のMGの使用時間長さを制御するためのタイマ(timer)を導入してもよい。例えば、MG1をN1時刻で配信し、timer1をオンにし、timer1が満了すると、MG2に切り替え、timer2をオンにし、timer2が満了すると、MG1に切り替えるといったようにしていく。別の可能な態様としては、上記ネットワークから配信された測定間隔切替指示に併せて、測定間隔切替をオンにするかどうかをネットワークによって指示してもよい。
【0144】
3つ目は、Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式である。
【0145】
具体的に、M回使用可能なMG1をN1時刻で配信し、N回使用可能なMG2をN2時刻で配信する。即ち、M回のMG1の後にMG2に切り替え、N回のMG2の後に再びMG1に切り替えるといったようにしていく。別の可能な態様としては、上記ネットワークから配信された測定間隔切替指示に併せて、測定間隔切替をオンにするかどうかをネットワークによって指示してもよい。
【0146】
上記態様に従えば、それに応じて、端末側について、
端末は、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0147】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含んでもよい。
【0148】
それに応じて、端末側については、
基地局から端末に指示されたか又は基地局と予め取り決めた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
基地局から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0149】
具体的に、一定時間内には、第一の測定間隔MG1(本開示の実施例によって導入された測定間隔)と、第二の測定間隔MG2(既存の測定間隔を採用)との2セットの測定間隔が構成されており、MG1が測位のみに使用可能であり、MG1及びMG2の時間領域位置関係を考慮して、図4は、MG1及びMG2の時間領域位置関係の模式図であり、図4に示すように、MG1及びMG2の衝突問題を解決するためには、以下の方式が考えられる。
1つ目は、測位及びRRM測定の優先順位又は測定間隔の優先順位を導入する方式であり、優先順位がネットワークによって指示されるか又はプロトコルで定められ、端末がある1セットのMGのみを採用して、ある1つの測定を行う。
2つ目は、端末によって一定時間内又はある重複時刻においてMG1及びMG2が使用される割合又はパーセンテージを指示する第三ファクタ(又は第二重み等)を導入する方式である。
【0150】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含んでもよい。
【0151】
それに応じて、端末側については、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0152】
具体的に、測位に適用される測定間隔が当該端末によってサポートされているかどうかを指示するための端末能力を導入してもよい。
その中、RRM測定は、SSB測定(同期信号ブロックに基づく測定タイミング構成(SS block based RRM measurement timing configuration、SMTC)の測定と記述されてもよい)及び/又はCSI-RS測定を含んでもよい。
【0153】
測位のために複数の新しい測定間隔構成が導入される可能性があることを考慮すると、端末は、導入された測定間隔構成(measurement gap pattern)を全てサポートすることができない可能性がある。そこで、当該端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を指示するための端末能力を導入することが可能である。例えば、可能な一実施形態としては、
長さNのビットシーケンスを導入し、各ビットを測位のための測定間隔に対応させ、ビットを1に設定すると、当該測位のためのmeasurement gap patternが当該端末によってサポートされていることを表し、ビットを0に設定すると、当該測位のためのmeasurement gap patternが当該端末によってサポートされていないことを表すことであってもよい。
【0154】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかを指示することを更に含んでもよい。
【0155】
それに応じて、端末側については、
基地局から指示された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0156】
具体的に、当該導入された測定間隔構成をRRM測定に使用することが当該端末によってサポートされているかどうかを指示するための端末能力を導入してもよい。
【0157】
同じ発明構想に基づいて、本開示の実施例では、基地局、端末、及びコンピュータ可読記憶媒体が更に提供されているが、これらの機器は、課題を解決する原理が測定間隔構成方法と類似しているため、これらの機器の実施について、方法の実施を参照可能であり、重複した部分を繰り返して述べない。
【0158】
本開示の実施例による技術案の実施の際、以下のように実施してもよい。
【0159】
図6は、基地局の構造の模式図であり、同図に示すように、基地局は、
メモリ620内のプログラムを読み取って、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するプロセスを実行するためのプロセッサ600と、
プロセッサ600の制御の下で、データを送受信するための送受信機610とを含む。
【0160】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0161】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示することを更に含む。
【0162】
実施において、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示する。
【0163】
実施において、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行う。
【0164】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信することを更に含む。
【0165】
実施において、
N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0166】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示する。
【0167】
実施において、
複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決める方式と、
端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0168】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信することを更に含む。
【0169】
実施において、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信すること、及び/又は、
端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信することを更に含む。
【0170】
図6において、バスアーキテクチャは、任意数量の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ600を代表とした1つ又は複数のプロセッサと、メモリ620を代表としたメモリとの各種回路が繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機610は、複数の素子、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するための手段を提供するものである。プロセッサ600は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ620は、プロセッサ600による操作実行時に使用されるデータを記憶可能である。
【0171】
本開示の実施例は、
1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を端末に送信するための基地局送信モジュールを含む、基地局を更に提供している。
【0172】
実施において、基地局送信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を送信するために更に用いられる。
【0173】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末に指示し、及び/又は、異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0174】
実施において、基地局送信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを端末に指示するために更に用いられる。
【0175】
実施において、基地局送信モジュールは、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を端末に指示し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0176】
実施において、
端末からネットワーク側に送信された、現在の測定目的が完了した旨の通知又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を受信するための基地局受信モジュールを更に含む。
【0177】
実施において、基地局送信モジュールは、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を端末に送信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0178】
実施において、基地局送信モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔の使用を端末に指示するために更に用いられる。
【0179】
実施において、基地局送信モジュールは、複数セットの測定間隔の使用優先順位を端末に指示するか又は端末と予め取り決め、及び/又は、端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するために更に用いられる。
【0180】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子を受信するために更に用いられる。
【0181】
実施において、基地局送信モジュールは、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信し、及び/又は、端末からネットワーク側に報告された、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかの情報を受信するために更に用いられる。
【0182】
説明の便宜上、上前記装置の各部分は、機能によって様々なモジュール又はユニットに分けてそれぞれ説明されたが、勿論、本開示の実施の際、各モジュール又はユニットの機能を同一又は複数のソフトウェア又はハードウェアで実現されてもよい。
【0183】
図7は、端末の構造の模式図であり、同図に示すように、端末は、
メモリ720内のプログラムを読み取って、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するプロセスを実行するためのプロセッサ700と、
プロセッサ700の制御の下で、データを送受信するための送受信機710とを含む。
【0184】
実施において、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔は、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔は、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報は、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔は、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能である。
【0185】
実施において、
異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを端末が取得すること、及び/又は、
異なる周波数ポイント又は周波数に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第二ファクタを端末が取得することを更に含む。
【0186】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用することを更に含む。
【0187】
実施において、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントは、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有する。
【0188】
実施において、
異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得することを更に含む。
【0189】
実施において、
複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うことを更に含む。
【0190】
実施において、
ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信することを更に含む。
【0191】
実施において、
ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信することを更に含み、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0192】
実施において、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用する。
【0193】
実施において、
ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信する方式と、
ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせを更に含む。
【0194】
実施において、
端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告することを更に含む。
【0195】
実施において、
測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、
測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告することを更に含む。
【0196】
図7において、バスアーキテクチャは、任意数量の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ700を代表とした1つ又は複数のプロセッサと、メモリ720を代表としたメモリとの各種回路が繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機710は、複数の素子、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するための手段を提供するものである。様々なユーザ機器に対して、ユーザインターフェース730は、必要なデバイスを外部又は内部で接続可能なインターフェースであってもよく、接続されるデバイスは、小型キーボード、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティック等を含むが、これらに限定されない。
【0197】
プロセッサ700は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ720は、プロセッサ700による操作実行時に使用されるデータを記憶可能である。
【0198】
本開示の実施例は、
ネットワークから送信された第一情報であって、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含む第一情報を受信するための端末受信モジュールを含む、端末を更に提供している。
【0199】
実施において、端末受信モジュールは、第一情報が1セットの測定間隔を含む場合、当該測定間隔が、少なくとも2個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が少なくとも2セットの測定間隔を含む場合、各セットの測定間隔が、1個の測定目的に使用されるか、又は、
第一情報が、1セットの測定間隔を含むか、又は少なくとも2セットの測定間隔を含み、測定間隔が、少なくとも2つの周波数ポイント又は周波数の測定に使用可能であるという旨の情報を受信するために更に用いられる。
【0200】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定目的に当該測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するための第一ファクタを取得するために更に用いられる。
【0201】
実施において、
N個(Nは、2よりも大きい自然数)の測定目的のために測定間隔を等確率で使用するための端末測定モジュールを更に含む。
【0202】
実施において、端末測定モジュールは、第M個(Mは、自然数)の測定目的に含まれる複数の測定周波数ポイントが、1つの周波数ポイントとして、測定間隔を他の測定目的の周波数ポイントと共有するために更に用いられる。
【0203】
実施において、端末受信モジュールは、異なる測定間隔の使用割合又はパーセンテージを指示するための第三ファクタを取得するために更に用いられる。
【0204】
実施において、端末受信モジュールは、複数セットの測定間隔に重複がある場合における測定間隔の優先順位を指示するための第二情報を取得し、端末が重複部分において、当該優先順位によって指示された測定間隔に基づいて測定を行うために更に用いられる。
【0205】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側に、現在の測定目的が完了した旨の通知、又は他の測定目的の測定間隔に対しての要求を送信するために更に用いられる。
【0206】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に送信された第三情報であって、N個(Nは、整数)の時間長さ情報と、M個のタイマと、Q個のカウンタとのうち、少なくとも1つを含む第三情報を受信するために更に用いられ、
当該時間長さ情報は、測定間隔の使用時間長さ及び/又は測定間隔の開始位置を含み、
当該タイマは、測定間隔の使用時間長さを指示するか、又は当該タイマの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はタイマ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示し、
当該カウンタは、測定間隔の使用回数を指示するか、又は当該カウンタの満了後に現在の測定間隔と異なるか又はカウンタ内で採用された測定間隔と異なる他の測定間隔を採用することを指示する。
【0207】
実施において、端末測定モジュールは、
第一時刻で第一の時間長さのための第一の測定間隔を受信すると、第一の時間長さ内で第一の測定間隔を使用して測定を行い、第二時刻で第二の時間長さのための第二の測定間隔を受信すると、第二の時間長さ内で第二の測定間隔を使用して測定を行うといったように、第N時刻で第Nの時間長さのための第の測定間隔を受信すると、第Nの時間長さ内で第Nの測定間隔を使用して測定を行う方式と、
M個のタイマを構成し、第一の測定間隔を使用すると、第一のタイマをオンにし、第一のタイマの満了後に第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔を使用すると、第二のタイマをオンにするといったように、第M-1のタイマの満了後に第Mの測定間隔を使用する方式と、
Q個のカウンタを構成し、第一の測定間隔が第一のカウンタに達すると、第二の測定間隔を使用し、第二の測定間隔が第二のカウンタに達すると、第三の測定間隔を使用するといったように、第M-1の測定間隔が第M-1のカウンタに達すると、第Mの測定間隔を使用する方式とのうち、1つの方式又はその組み合わせで、複数セットの測定間隔を使用するために更に用いられる。
【0208】
実施において、端末受信モジュールは、ネットワーク側から端末に指示されたか又はネットワーク側と予め取り決められた複数セットの測定間隔の使用優先順位を受信し、及び/又は、ネットワーク側から指示された端末によって所定時間内又は重複時刻において異なる測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを受信するために更に用いられる。
【0209】
実施において、端末受信モジュールは、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔識別子をネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0210】
実施において、端末受信モジュールは、測定間隔構成をRRM測定に使用することが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告すること、及び/又は、測定間隔内で少なくとも2個の測定目的の測定を行うことが端末によってサポートされているかどうかをネットワーク側に報告するために更に用いられる。
【0211】
本開示の実施例は、上記測定間隔構成方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供している。
【0212】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を更に提供しており、前記コンピュータプログラム製品が不揮発性の記憶媒体に記憶され、前記コンピュータプログラム製品は、上記測定間隔構成方法が実現されるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0213】
具体的な実施については、基地局側及び/又は端末側の測定間隔構成方法の実施を参照可能である。
【0214】
上記を纏めて、本開示の実施例による技術案では、第一ファクタが導入されており、当該ファクタは、ある測定間隔が第一目的(例えば測位)及び第二目的(例えばRRM測定)それぞれに使用される割合又はパーセンテージを指示するためのものである。当該共有ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、ネットワークによって構成されてもよい。
【0215】
さらに、測位及びRRM測定の優先順位又は複数の測定間隔の間の優先順位も導入されており、かかる優先順位は、ネットワークによって指示されるか又はプロトコルで定められ、端末は、ある1セットのMGを採用してある1つの測定を行うことが可能である。
【0216】
さらに、第三ファクタも導入されており、一定時間内複数の測定間隔又は或る時刻に複数の測定間隔の衝突がある場合、当該ファクタは、端末によって各測定間隔が使用される割合又はパーセンテージを指示するためのものである。当該ファクタは、複数の値を持つことが可能であり、ネットワークによって構成されてもよい。
【0217】
さらに、第一の測定間隔(測位用)と第二の測定間隔(測定用)との切替も導入されており、導入された測定間隔切替の開始及び/又は終了指示は、ネットワークによって配信されてもよい。
【0218】
さらに、端末からネットワークに送信されるシグナリングも導入されており、当該情報は、測位の完了を端末がネットワークに通知するか又はRRM測定のための測定間隔を端末がネットワークに要求するためのものである。
【0219】
さらに、端末能力もいくつか導入されており、これらの端末能力には、測位に適用される測定間隔が端末によってサポートされているかどうかを指示する端末能力、端末によってサポートされている測位のための測定間隔構成又は測定間隔構成識別子を指示する端末能力、当該新たに導入された測定間隔構成をRRM測定に使用することを端末によってサポートされているかどうかを指示する端末能力等が含まれる。
【0220】
当業者であれば、本明細書に開示の実施例と併せて説明した各例におけるユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装できることに気づき得る。これらの機能がハードウェアによって実装されるか、それともソフトウェアによって実装されるかは、技術案の特定適用及び設計制約要件に依存する。当業者は、特定の適用ごとに、説明した機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、このような実装は、本開示の範囲外と見なされるべきではない。
【0221】
説明の便宜及び簡潔のために、上記で説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作手順については、上記方法の実施例における対応する手順を参照でき、ここでは、繰り返して述べないことを当業者には明確に理解されよう。
【0222】
本開示による実施例において、開示された装置及び方法が他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明した装置の実施例は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理機能での分割に過ぎず、実際の実現のとき、他の分割方式もあり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされるか、或い統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されるか、或いは実装されなくてもよい。さらに、掲示又は説明した相互結合、直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実装されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、又は他の形態であってもよい。
【0223】
別個の部品として説明したユニットは、物理的に分離されていても、そうでなくてもよく、ユニットとして掲示した部品は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、同じ場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施例に係る技術案の目的を達成するために、実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択すればよい。
【0224】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットは、物理的に単独で存在してもよく、更に、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
【0225】
上記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の技術案の本質的部分、又は関連技術に対する貢献をもたらす部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法における全て又は一部のステップを、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器であり得る)に実行させるためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、ポータブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できるあらゆる媒体を含む。
【0226】
理解できるように、本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又は、その組み合わせによって実現可能である。ハードウェアによる実現について、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニットなどは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はその組み合わせの中に実現可能である。
【0227】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解できる。従って、本開示は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形態を取り得る。しかも、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0228】
本開示は、本開示の実施例による方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照にして記載されている。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実現され得ると理解されるべきである。これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込み処理機又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して1つの機器を形成することで、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成することが可能である。
【0229】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させるように導けるコンピュータ可読メモリに格納されてもよく、当該コンピュータ可読メモリに格納される命令により、命令装置を含む製品を形成する。当該命令装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0230】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで一連の操作ステップを実行することにより、コンピュータで実現される処理を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで実行される命令により、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0231】
明らかなことに、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示に様々な変更及び変形を加えることが可能である。そのため、本開示のこれらの修正及び変形が本開示の特許請求の範囲及び同等な技術的範囲内にある場合、本開示は、これらの変更及び変形を含むことも意図する。
【国際調査報告】